(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6802787
(24)【登録日】2020年12月1日
(45)【発行日】2020年12月23日
(54)【発明の名称】ネックを呈するリザーバーを含む化粧用の品物
(51)【国際特許分類】
A45D 34/04 20060101AFI20201214BHJP
【FI】
A45D34/04 515Z
A45D34/04 515C
【請求項の数】9
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-517063(P2017-517063)
(86)(22)【出願日】2015年10月13日
(65)【公表番号】特表2017-534349(P2017-534349A)
(43)【公表日】2017年11月24日
(86)【国際出願番号】FR2015052749
(87)【国際公開番号】WO2016062941
(87)【国際公開日】20160428
【審査請求日】2018年2月22日
(31)【優先権主張番号】1460091
(32)【優先日】2014年10月20日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】506273087
【氏名又は名称】シャネル パルファン ボーテ
【氏名又は名称原語表記】CHANEL PARFUMS BEAUTE
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(72)【発明者】
【氏名】フォゲッテイロ パウロ
【審査官】
新井 浩士
(56)【参考文献】
【文献】
特開2005−319058(JP,A)
【文献】
特開2012−232548(JP,A)
【文献】
特開平10−023921(JP,A)
【文献】
実開平01−082816(JP,U)
【文献】
特開昭60−134855(JP,A)
【文献】
特開2013−082492(JP,A)
【文献】
特表2002−534197(JP,A)
【文献】
実開平03−041608(JP,U)
【文献】
米国特許第05775827(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 34/04
B65D 41/00−53/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧用の品物(10)であって、それが、
‐開口を呈するネック(4)を含むメークアップの製品(30)のリザーバー(2)と、
‐ストッパー(1)であって、少なくとも1つのねじ山(32)を呈し、閉じるために前記リザーバー(2)に回して締めるのに適し、前記リザーバー(2)を閉じる間に前記リザーバー(2)の前記ネック(4)の頂部をクリーニングするのに適した少なくとも1つのスクレーパー(25,25’)をさらに呈する、ストッパーと、
を備え、
前記少なくとも1つのスクレーパーは、少なくとも2つの傾くスクレーパーを含み、その一方は時計回りに向けられ、他方は反時計回りに向けられることを特徴とする、品物。
【請求項2】
請求項1に記載の品物(10)であって、前記スクレーパー(25,25’)が、前記リザーバー(2)を開ける間にさらに前記ネック(4)をクリーニングするのに適するように配置された、品物。
【請求項3】
請求項1または2に記載の品物(10)であって、前記スクレーパーが、2つの部分を含み、部分の1つは、前記スクレーパーの自由端の縁を呈し、他の部分よりもしなやかな材料で作られている、品物。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の品物(10)であって、前記ストッパー(1)が、前記スクレーパーによって前記ネック(4)から取り去られる製品を集めるのに適した少なくとも1つのハウジング(33)をさらに含み、前記ハウジング(33)は、円周方向に前記スクレーパーの間に位置づけられる開口(20,21,22,23)によって空洞(11)とつながっている、品物。
【請求項5】
請求項4に記載の品物(10)であって、前記ハウジング(33)が、前記スクレーパー(25,25’)に隣り合う、品物。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の品物(10)であって、前記ストッパーが、偶数のねじ山と、奇数のスクレーパーと、を含む、品物。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の品物(10)であって、ワイパー(12)をさらに含み、前記ワイパー(12)は、前記リザーバー(2)の中に配置され、開口に最も近い端部(13)が、開口から後退している、品物。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の品物(10)であって、前記ストッパーが、メークアップ製品のアプリケーターのロッドを支え、前記ロッドは、前記ロッドの縦方向に垂直でない少なくとも1つの溝を呈する、品物。
【請求項9】
化粧用の品物(10)のリザーバーをクリーニングする方法であって、リザーバー(2)にストッパー(1)を、前記ストッパー(1)の少なくとも1つのスクレーパー(25,25’)がリザーバー(2)のネック(4)の頂部をクリーニングするように、回して締めることによって、品物を閉じるステップを含み、
前記少なくとも1つのスクレーパーは、少なくとも2つの傾くスクレーパーを含み、その一方は時計回りに向けられ、他方は反時計回りに向けられ、
前記リザーバーの前記ネックの頂部は、前記品物を閉じる間に少なくとも時計回りに向けられたスクレーパーによってクリーニングされ、
前記リザーバーの前記ネックの頂部は、前記品物を開ける間に反時計回りに向けられたスクレーパーによってクリーニングされる、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧用の品物に関する。
【背景技術】
【0002】
とりわけメークアップの分野では、顔の部分に製品を塗ることを可能にする多くの品物が知られている。この品物は、一般に製品のリザーバーを含む。ストッパーは、製品のアプリケーターを支え、それは、ストッパーをリザーバーに回して締めることによって品物を閉じるときに、リザーバーに沈む。顔の部分に製品を塗るために、アプリケーターを解放するようにストッパーをリザーバーから取り外す。
【0003】
この品物の不都合は、開けるおよび閉じるときに、残った製品が、リザーバーのネックの頂部におよび内部にたまることである。これは、乾いたままであり、使用者からの手を使う掃除がない限り、決して取り去られない。それらは、塗られる製品に混ざるかもしれず、品物を閉じることおよび開けることを妨げ、使用者にとって不快な外観をそれに与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、その使用中に品物の清潔さを保つことである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そのために、以下を備える化粧用の品物が提供される。
‐開口を呈するネックを含むメークアップの製品のリザーバー;および
‐ストッパーであって、少なくとも1つのねじ山を呈し、閉じるためにリザーバーに回して締めるのに適し、リザーバーを閉じる間にリザーバーのネックをクリーニングするのに適した少なくとも1つのスクレーパーをさらに呈する、ストッパー。
【0006】
従って、品物は自己清浄式である。使用者は、ネックをクリーニングするために、製品のその普段の使用に比べて特別な作用をしない。このクリーニングは、製品を閉じる通常の作用の間に行われるからである。
【0007】
有利には、そのまたはそれぞれのスクレーパーは、さらにリザーバーを開ける間にネックをクリーニングするのに適する。
【0008】
従って、クリーニングは、品物を閉じる間にも開ける間にも行われる。
【0009】
好ましくは、そのまたはそれぞれのスクレーパーは、ネックの頂部をクリーニングするのに適する。
【0010】
従って、クリーニングされるのは、ネックの上部、すなわち使用者によって見られる部分である。
【0011】
有利には、そのまたはそれぞれのスクレーパーは、2つの部分を含み、部分の1つは、スクレーパーの自由端の縁を呈し、他の部分よりもしなやかな材料で作られている。
【0012】
従って、そのまたはそれぞれのスクレーパーは、それがリザーバーに寄りかかるならば変形し、よりよいクリーニングのためにスクレーパーとリザーバーとの間のよい接触を保証する。
【0013】
好ましくは、ストッパーは、スクレーパーによってネックから取り去られる製品を集めるのに適した少なくとも1つのハウジングをさらに含む。
【0014】
従って、製品は、邪魔にならないおよび使用者によって見られないストッパーに送られる。
【0015】
有利には、そのまたはそれぞれのハウジングは、スクレーパーに隣り合う。
【0016】
従って、製品は、スクレーパーによってハウジングに容易に送られる。
【0017】
好ましくは、スクレーパーは、少なくとも全部で2つである。
【0018】
有利には、ストッパーは、偶数のねじ山と、奇数のスクレーパーと、を含み、好ましくは3つ、さらに5つである。
【0019】
従って、使用者がリザーバー上でストッパーを閉じ始める位置に応じて、ストッパーが取るねじ山の初めが変わり、スクレーパーの位置が変更する。従って、かき取りの質は、よりよくなる。スクレーパーは、クリーニングを始めるために時間と共に異なる場所に位置づけられるからである。
【0020】
好ましくは、品物は、ワイパーをさらに含み、そのワイパーは、リザーバーの中に配置され、開口に最も近い端部が、開口から後退している。
【0021】
従って、ワイパーは、スクレーパーのクリーニング作用に干渉しない。さらに、使用者が品物を開ける際に、残った製品が再び上げられるときに、それは、ネックにとどまりながらまずワイパーの上に入る。それは、その時視界から隠される。次に開ける際に、アプリケーターはこの製品を持ち去り、それをネックの頂部に置く。最後に、次に締める際に、スクレーパーは、それを持ち去る。
【0022】
有利には、ストッパーは、メークアップの製品のアプリケーターロッドを支え、そのロッドは、ロッドの縦方向に垂直でない少なくとも1つの溝を呈する。
【0023】
従って、製品の除去を容易にする。それは、リザーバーの内部の方にまたはネックの頂部の方に溝を通って流れることができるからである。
【0024】
ストッパーの少なくとも1つのスクレーパーが、リザーバーのネックをクリーニングするように、リザーバーにストッパーを回して締めることによって、品物を閉じるステップを含む、化粧用の品物のリザーバーをクリーニングする方法も、本発明によって提供される。
【0025】
非限定的例としておよび添付図面の裏付けとして本発明の実施形態をこれから記述する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の実施形態に従ったメークアップの品物を示し、品物は閉じている。
【
図2】本発明の実施形態に従ったメークアップの品物を示し、品物は開いている。
【
図3】本発明の実施形態に従ったメークアップの品物を示し、品物は分解されている。
【
図7】軸に沿った断面の品物のストッパーの本体を示す。
【
図8】透視図で高い部分に焦点を置いた品物のストッパーの本体を示す。
【
図10】リザーバーのネックを呈する品物のフェルールの透視図を示す。
【
図11】軸に沿った断面の変形に従ったストッパーの本体の図を示す。
【
図12】上からの変形に従ったストッパーの本体の図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1に示されている化粧の品物10は、製品30のリザーバー2と、ストッパー1と、を含む。品物は、その長手方向に対応する、
図4に準拠する全体軸31を呈する。閉じると、品物10は、正方形断面の円筒形の全体形状を呈し、その正方形は、わずかに丸みをもったその4つの側を有する。その長さの中央で、リザーバーは、外部が目に見えるフェルールのベース3を呈する。これは、
図2および3に見られるネック4を構成するリザーバーの頂部に対応する。それは、
図10により詳細に見られる。ネックは、環状の全体形状を有し、円形の頂部14を呈する。リザーバーは、断面が他の形状を有してよく、とりわけ円形の形状、または幾何学的であろうとなかろうとあらゆる別の形状を含む。
【0028】
図2は、開位置にある品物を示している。実際、ストッパーは、リザーバーから取り外され、リザーバーは、この場合にはネック4の高さで2つのねじ山5を呈する。ストッパーは、円筒ロッド7を介して製品のアプリケーター6を支える。アプリケーター6は、ここでは、打ち込みおよび締めつけによってロッド7に固定されたブラシである。
【0029】
ブラシ6は、主に円筒形状であり、その半径は、ロッド7の半径よりも大きく、その自由端8は円錐形状である。
【0030】
ブラシは、任意の種類であってよい。それは、この場合には、2つの螺旋状の金属のワイヤの間で締めつけられた毛を含む洗浄用ブラシの種類のブラシである。しかし、それは、1つ以上の合成材料で注入され、ロッドと一体の歯および/または毛を支える、ブラシであってもよい。アプリケーターは、ブラシよりはむしろ櫛を構成することもできる。そのようなブラシは、品物が、マスカラを含み、この場合に当てはまるようにまつげまたは眉のメークアップに役立つときに、特によく適する。
【0031】
しかしながら、本発明は、マニキュア液または唇用グロスのようなメークアップの他の品物にも適用できる。アプリケーターは、その時、マニキュア液に利用される刷毛で、あるいはまたむき出しのまたはフロック加工による積もった毛を呈する先端部で、構成され得る。
【0032】
図3は、品物の分解図を示す。品物が閉じられ、本体9が、単一部品であり、キャップ28に堅く固定され、および低い部分がロッド7を構成するときの、ストッパー1の外部を構成するキャップ28が見分けられる。この本体9は、環状の空洞11を高い部分に呈し、環状の空洞11は、
図7に見られ、低い所で開き、2つのねじ山も備えた内側ねじ山32をその外面に呈し、ネック4のねじ山5にストッパーをねじ留めできるようになっている。従って、本体9は、キャップ28の中でロッド7の端部を置くおよび保つ働きもする。
【0033】
図3では、以下に記述されるようにリザーバーに置かれたワイパー12も見分けられる。
図4および5では、ネック4とロッド7との間で、ネック4に位置するワイパー12が見分けられる。ワイパー12の自由上端部13は、
図5に見られるように、軸方向に沿ってネック4の自由上端部14から後退して位置する。
【0034】
ワイパーは、アプリケーターの拭き取りをそれがリザーバーから出る際に、ワイパーの円錐台状下部セクションのおかげで、ネックに到達する前に行う。このセクションの下縁は、品物が閉じられるときに、ロッド7への環状の封止の働きをその上部15で行う・
【0035】
そのうえ、開ける際に、
図4に依拠し、ロッドまたはアプリケーターは、ワイパーの端部13と、ネック4の頂部14と、の間に、製品30を置く。続いて開ける時に、この残った製品は、新たにロッドまたはアプリケーターによって運び去られ、今回ネックの頂部14に置かれる。従って、2つの開ける作用で、製品は、ネックの頂部までリザーバーから運ばれる。この構成方法は、よい結果を与える。しかしながら、本発明は、伝統的な種類のワイパーにも適用され、それは、ネックに取り付けられ、ロッドの円錐台状部分を受け取る円錐台状部分による封止を実現する。それは、ネックの頂部に寄りかかる状態になることもある。リザーバーのネックは、どんなワイパーも呈さないこともあり得る。
【0036】
図8および9は、キャップ28に収容される、本体9の上部を示す。空洞11の上に、中央円錐台状セクション19と、本体9の外壁27と、の間に位置した、4つのかき取り要素15,16,17および18が見分けられる。このかき取り要素は、中央セクション19と壁27との間で幅が増加した中央壁24をそれぞれ呈する。この中央壁のそれぞれの横に、その要素は、空洞11の方に傾く2つのスクレーパー25および25’を含む。中央部24とスクレーパー25および25’との間に、面取り部26がある。面取り部は、しかしながら任意である。さてここでは8つのスクレーパーがある。4つのスクレーパー25は、時計回りに向けられ、25’で参照指示される他の4つは、反時計回りに向けられる。それぞれのスクレーパーは、その自由端を構成し、空洞11の方向に向けられた、リップを呈する。
【0037】
スクレーパーと、キャップの外壁と、の間で、
図4,5,7および8に依拠し、ストッパーは、ハウジング33を含み、ハウジング33は、これらの要素によって画定され、円周方向にスクレーパーの間に位置づけられる開口20,21,22および23によって空洞11とつながっている。
【0038】
品物を閉じる際に、ストッパーのねじ山32は、品物の軸31沿いに螺旋運動を本体9に与えるために、ネック4のねじ山と協働する。従って、スクレーパー25および25’は、ネック4の頂部14に向かって、そこに行きつくまで進行する。製品がネック4の頂部14にあるとき、スクレーパー25または25’は、製品を取り込み、その製品は、スクレーパーの傾斜のおかげで開口20,21,22および23を通して持ってこられ、ハウジング33に積もる。従って、時計回りに締めることによって、4つのスクレーパー25は、製品を取り込み、ハウジング33に入れる。品物の閉位置で、スクレーパーは、ネック4と接触してとどまる。
【0039】
そういうわけで、品物を開ける際に、反時計回りでキャップを取り外すことによって、同じ仕方でハウジング33に入る、およびネックにまだあり得る製品を、今回取り込むのは、4つのスクレーパー25’である。反対方向での作動も、もちろん考えられる。
【0040】
図11および12に示されている変形では、中央セクション190は、その高い部分に縦溝34を呈する。それらは、メークアップ製品の粘度に従ってクリープによってまたは流れによって、ネックの方かあるいはリザーバーの方に、製品を案内することができるようにする。それらは、従って、製品を集めるためにハウジング330とつながる。
【0041】
図示されていない変形では、スクレーパーは、ベースと自由端部とを含むことができ、自由端部は、例えば二重注入法を用いて、ベースの材料よりもしなやかな材料で作られる。従って、スクレーパーは、それがネック4の頂部14に寄りかかるときに、顕著に変形する。スクレーパーと、リザーバーのこの部分と、の間の接触は従ってより大きく、かき取りはよりよくなる。
【0042】
最後に、別の変形では、ストッパーは、偶数のねじ山、例えば2つ、と、奇数のスクレーパー、例えば3つ、と、を含む。このことは、リザーバーにストッパーを閉じ始める位置に応じた異なるクリーニングを引き起こす結果となる。実際、使用者が回して開け始める時のリザーバーに対するストッパーの角度位置に応じて、ねじ山の1つが、他の代わりに選ばれ、製品と接触する時のスクレーパーの位置は、このねじ山しだいである。別の時であるなら、使用者は、別の角度位置で回して締め始め、別のねじ山が選ばれ、スクレーパーの位置も、クリーニングを始める時に異なる。従って、クリーニングは最適化される。全てのスクレーパーは、時間と共にリザーバーのネック上の異なる位置をクリーニングするからである。
【0043】
本体9は、好ましくは、複数のまたは合成材料で作られる。
【0044】
当然、本発明の範囲から逸脱せずに多くの変更を本発明に与えることができる。
【0045】
製品は、メークアップの製品のあらゆる種類に対応する。それは、グロスまたはマニキュア液であってよい。
【0046】
本発明は、ケア製品に、および一般的に化粧用のあらゆる製品に、同じく適用できる。