【文献】
Samsung, SK Telecom,Infrequent Small Data Transmission: Using Resume and Suspend procedure[online],3GPP TSG SA WG2 #127 S2-183744,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_127_Sanya/Docs/S2-183744.zip>,2018年 4月10日
【文献】
Samsung, SK Telecom,AMF selection to solve the UE stickiness problem[online],3GPP TSG SA WG2 #118bis S2-170259,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_118BIS_Spokane/Docs/s2-170259.zip>,2017年 1月10日
【文献】
Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Proposals for coordination between CT3 and CT4 related to the study on service based interfaces[online],3GPP TSG CT WG4 #77 C4-172031,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG4_protocollars_ex-CN4/TSGCT4_77_Spokane/Docs/C4-172031.zip>,2017年 3月24日
【文献】
Nokia,Solution for stickiness removal[online],3GPP TSG SA WG2 #118bis S2-170191,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_118BIS_Spokane/Docs/S2-170191.zip>,2017年 1月10日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0007】
下記の詳細な説明は、例として、本発明を実施し得る本開示の具体的な詳細及び態様を示す添付の図面を指す。他の態様が利用可能であり、構造的、論理的、及び電気的変更は、本発明の範囲を逸脱することなく実行可能である。本開示のいくつかの態様を本開示の1つ又は複数の他の態様と組み合わせて新しい態様を形成することができるので、本開示の様々な態様は、必ずしも相互に排他的ではない。
【0008】
図1は、無線通信システム100を示す。
【0009】
無線通信システム100は、UE(ユーザ機器)、ナノ機器(NE)などの、無線通信端末デバイス102を含む。
【0010】
さらに、無線通信システム100は、複数の無線アクセスネットワークノード、すなわち、5G(第5世代)無線アクセス技術(5G New Radio/新無線)に従った無線アクセスを提供するように構成された基地局を含み得る、無線アクセスネットワーク103を含む。無線通信システム100は、LTE(ロングタームエボリューション)又は別の移動無線通信標準に従って構成することも可能であり、本明細書では5Gは例として使用されることに留意されたい。各無線アクセスネットワークノードは、エアインターフェース104を介して無線通信端末デバイス102に無線通信を提供し得る。無線アクセスネットワーク103は、任意数の無線アクセスネットワークノードを含み得ることに留意されたい。
【0011】
無線通信システム100は、RAN103に接続されるUPF(ユーザプレーン機能)105と、RAN103、Session Management Function(SMF)107、Unified Data Management(UDM)108、及びNetwork Repository Function(NRF)109に接続される、Access and Mobility Management Function(AMF)106とを含む、コアネットワーク110をさらに含み得る。
【0012】
AMF106及びSMF107などの様々なネットワーク機能(NF)について、コアネットワーク110内に複数のインスタンスが存在し得ることに留意されたい。
【0013】
Packet Data Unit(PDU)セッションのためのセットアップ手順において、AMF106は、Session Management(SM)Contextを作成するようにSMF107に要求する。Creat SM Contextは、SMF107によって公開されるサービスであり、AMF106によって呼び出される。
【0014】
図2は、203において、SM Create Context Requestメッセージを用いてコンテキスト要求を作成するようにSMFインスタンス202に要求する、AMFインスタンス201を示す。SMFインスタンス202は、204において応答する。
【0015】
203の要求メッセージにおいて、AMFインスタンス201は以下を示す。
・3GPP(Third Generation Partnership Project)に従って必須であるGUAMI(Globally Unique AMF Identifier)
・セッション状況サブスクリプション(3GPPに従って必須)に使用されるべきURI(Uniform Resource Indicator)としてのcallbackRef。AMFインスタンスのIPアドレスを含む。
・NF Service Advertisement URI=Instance ID(3GPPに従って任意選択)。
【0016】
204の応答メッセージにおいて、SMFインスタンスは、以下を示す。
・AMFからSMFへの後続のサービス要求のための、SMFにおけるSM Contextへのアドレス(Location URI)(3GPPに従って必須)。SMFインスタンスのIPアドレスを含む。
【0017】
201、202におけるこのアドレスの交換により、AMFインスタンス201とSMFインスタンス202とを関連付け、PDUを「定着的」(言い換えれば、固定的)にする。これは、SM Contextに関する後続のメッセージ(又はトランザクション)が、同じAMFインスタンス201と同じSMFインスタンス202との間で交換されることを意味する。
【0018】
しかしながら、クラウドネイティブ(cloud−native)であり信頼性の高い5GC(5Gコアネットワーク)を実装するための重要な問題は、5GCネットワーク機能間の定着性を除去する際に見ることができる。このようにして、たとえば、ネットワーク機能インスタンスのバックアップを可能にすることによって、信頼性を提供することが可能であり、定着性が存在しない場合、すなわち、ネットワーク機能インスタンスが必ずしも通信セッションを制御(又は制御を続行)しなくてもよい場合、通信セッションは、ネットワーク機能インスタンスが失敗するか、又は、たとえば保守のためにサービス停止である場合、バックアップネットワーク機能インスタンスによって制御可能である。
【0019】
様々な実施形態によれば、2つのネットワーク機能、たとえばAMF及びSMFと、通信セッションとの間の関連付けは、5GCにおいて任意選択で定着的になる。たとえば、PDUセッションのためのSession Managementコンテキストの作成時に、AMFインスタンス及びSMFインスタンスは下記を交換することができる。
・セッションを取り扱う特定のAMF及びSMFインスタンスの識別子、又は、
・AMF及びSMFが属するAMFグループ及びSMFグループの識別子。
【0020】
第2のケースにおいて、AMF/SMFと通信セッションとの関連付けは「非定着的」である。
【0021】
それらは、「定着性の(明示的な)指示」を交換することができる。
【0022】
図3は、任意選択で、AMF/SMFと通信セッションとの関連付けを定着的にすることが可能なコンテキスト要求を作成するようにSMFインスタンス302に要求する、AMFインスタンス301を示す。これは、AMFインスタンス301及び/又はSMFインスタンス302と通信セッションとの関連付けが、ネットワーク機能インスタンス301、302のうちの1つによって明示的に示されている場合にのみ、定着的であることを意味する。
【0023】
図2と同様に、AMFインスタンス301は、303においてSM Create Context Requestメッセージを用いてSMコンテキストの作成を要求し、SMFインスタンス302は304において応答する。
【0024】
303のSM Create Context Requestメッセージにおいて、AMFインスタンス301は、以下を示す。
・GUAMI(任意選択)。GUAMIは、各AMFが異なるAMFアドレスによって識別されるAMFインスタンスのセットか、又は複数のAMFアドレスを伴うAMFの、いずれかを固有に識別する。
・AMFインスタンスID(任意選択)
・定着性指示:AMFインスタンスが、通信セッションのコンテキストにおいて、次のサービス要求のために定着的なままでいることを望むかどうかを示す。
【0025】
304の応答メッセージにおいて、SMFインスタンス302は、以下を示す。
・AMFからSMFへの後続のサービス要求のため、すなわち、AMFインスタンス301とSMFインスタンス302との間の後続のトランザクションのための、SMFインスタンスID(任意選択、SMFインスタンスが次のサービス要求のために定着的なままでいることを望む場合のみ)。
・SMFグループID、このPDUセッションに対処できるSMFインスタンスIDのセットを識別する。
・定着性指示:SMFインスタンス302が、通信セッションのコンテキストにおいて、次のサービス要求のために定着的なままでいることを望むかどうかを示す。
【0026】
様々な実施形態によれば、NRF109は、GUAMI(AMFのみ)、NFサービスインスタンスID、及びNFサービスインスタンスIPアドレスの間の関連付けを維持する。下記において、インスタンスID及びNFアドレスに対するGUAMIを解決する手法を考察する。
【0027】
図4は、一実施形態に従ったAMF発見を示す。
【0028】
404において、AMFインスタンス401はそれ自体を、GUAMI及びAMFアドレスを示すNRF403に登録する。
【0029】
SMFインスタンス402がAMFに要求を送信する必要があるとき、SMFインスタンス402はNRF403を使用して、発見要求405を実行するときにAMFインスタンスを発見する。
・SMFインスタンス402が、AMFとの以前のトランザクションにおいて、AMFインスタンスからGUAMIのみを受信した場合、SMFインスタンス402はGUAMIを使用して、後続のトランザクションに使用されるべきAMFインスタンスID及びAMFインスタンスのIPアドレスを解決する。
・SMFインスタンス402が、AMFとの以前のトランザクションにおいて、AMFインスタンス401からGUAMI及びAMFインスタンスIDを受信した場合、SMFインスタンス402はAMFインスタンスIDを使用して、AMFインスタンス401のIPアドレスを解決する。
【0030】
図5は、一実施形態に従ったSMF発見を示す。
【0031】
504において、SMFインスタンス502はそれ自体を、サービスエリア及びSMFインスタンスID、SMFグループID、及びIPアドレスを示すNRF503に登録する。
【0032】
AMFインスタンス501がSMFインスタンスに要求を送信する必要があるとき、AMFインスタンス501はNRF503を使用して、発見要求503を実行するときにSMFインスタンスを発見する。
・AMFインスタンス501が、AMFとの以前のトランザクションにおいて、SMFインスタンスからSMFインスタンスIDを受信しなかった場合、AMFインスタンス501は、通信セッションが提供されるUEのロケーション及びSMFグループIDを使用して、後続のトランザクションにおいて使用されるべきSMFインスタンスID及びSMFのIPアドレスを解決する。
・AMFインスタンス501が、SMFインスタンス502からSMFインスタンスIDを受信した場合、AMFインスタンス501は、UEのロケーション、SMFグループID、及びSMFインスタンスIDを使用して、SMFインスタンス502のSMF IPアドレスを解決する。
【0033】
SMFグループIDは、特定のPDUセッションに対処できるSMFインスタンスのセットを識別する。SMFインスタンス502は、サービスエリア、IPアドレス、及びグループIDをNRF503に登録する。AMFインスタンス501が初期のPDUセッション要求でSMFインスタンス502を発見したとき、AMFインスタンス501はSMFグループIDを有していない。この場合、AMFインスタンス501は、UEロケーションに基づいてSMFインスタンス502及びIPアドレスを発見する。SMFインスタンス502は、SMFインスタンスID又はグループIDのいずれかで応答し得る。AMFインスタンス501はこの識別情報をPDUセッションIDと共に記憶し、これを次の要求に使用する。
【0034】
図6は、初期のPDUセッションセットアップ(セッション確立)のための手順を示すメッセージフロー
図600を示す。
【0035】
メッセージフローは、UE601、AMFインスタンス602、NRF603、SMFインスタンス604、及びUDM605の間で行われる。
【0036】
606において、UE601はPDUセッションセットアップ要求をAMFインスタンス602に送信する。
【0037】
607において、AMFインスタンス602は、SMFインスタンス604のアドレスを提供するNRF603を用いて、SMFインスタンス選択を実行する。
【0038】
608において、AMFインスタンス602は、SMコンテキスト作成要求をSMFインスタンス604に送信する。このメッセージにおいて、AMFインスタンス602は、PDUセッションとの関連付けを定着的にしたい場合、AMFインスタンスIDをSMF604に示すことができる。
【0039】
609において、SMFインスタンス604は、PDUセッションのためにUDM605に登録する。SMFインスタンス604は、PDUセッションとの関連付けを定着的にしたい場合、SMFインスタンスIDを提供し、PDUセッションとの関連付けを定着的にしたくない場合、SMFグループIDを提供することができる。
【0040】
610において、UDMは、(SMFインスタンス604が、PDUセッションとの関連付けを定着的にしたい場合)PDUセッションIDとSMFインスタンス604から受信したSMFインスタンスIDとの関連付けを記憶する。定着的にしたくない場合は、SMFグループIDを記憶する。
【0041】
611において、SMFインスタンス604は、SMコンテキスト作成応答メッセージをAMFインスタンス602に送信する。これは、SMFインスタンスID(定着性の場合)又はSMFグループID(非定着性の場合)のいずれかである、SMFアドレスを含む。
【0042】
612において、AMFインスタンス602は、PDUセッションIDとSMFインスタンス604から受信したSMFアドレスとの間の関連付けを記憶する。
【0043】
図7は、たとえば、EPC(Evolved Packet Core)からのモビリティ手順に続くか、又は非3GPPアクセスに続く、ハンドオーバの場合の、PDUセッションセットアップのための手順を示す、メッセージフロー
図700を示す。
【0044】
メッセージフローは、UE701、AMFインスタンス702、NRF703、SMFインスタンス704、及びUDM705の間で行われる。
【0045】
706において、AMFインスタンス702は、SMFインスタンスID又はSMFグループIDのいずれかであるSMFアドレスを、UDM705から取り出す。
【0046】
707において、UE701は、PDUセッションセットアップ要求をAMFインスタンス702に送信する。
【0047】
708において、AMFインスタンス702は、NRF703に照会することによってSMFアドレスを解決する。このため、AMFインスタンス702は、SMFインスタンス704のIPアドレスを提供するNRF703を用いて、(SMFインスタンスID又はSMFグループIDを示す)SMFインスタンス選択を実行する。
【0048】
709において、AMFインスタンス702は、SMコンテキスト作成要求をSMFインスタンス704に送信する。このメッセージにおいて、AMFインスタンス702は、PDUセッションとの関連付けを定着的にしたい場合、AMFインスタンスIDをSMF704に示すことができる。
【0049】
SMFインスタンス704は、710において、PDUセッションのためにUDM705を登録することができる。SMFインスタンス704は、PDUセッションとの関連付けを定着的にしたい場合、SMFインスタンスIDを提供するか、又は、PDUセッションとの関連付けを定着的にしたくない場合、SMFグループIDを提供することができる。
【0050】
SMFインスタンス704は定着性の状態を変更したい場合、UDM705における登録を更新し、SMFインスタンスIDをグループIDに変更するか、又はその逆を行う。
【0051】
711において、UDM705は、PDUセッションIDとSMFから受信したアドレスとの間の関連付けを記憶する。
【0052】
712において、SMFインスタンス704は、SMコンテキスト作成応答メッセージをAMFインスタンス702に送信する。これは、SMFインスタンスID(定着性の場合)又はSMFグループID(非定着性の場合)のいずれかである、SMFアドレスを含む。
【0053】
713において、AMFインスタンス702は、PDUセッションIDとSMFインスタンス704から受信したSMFアドレスとの間の関連付けを記憶する。
【0054】
図8は、モビリティ登録手順を示すメッセージフロー
図800を示す。
【0055】
メッセージフローは、UE801、新規AMFインスタンス802、NRF803、旧AMFインスタンス804、UDM805、旧SMFインスタンス806、及び新規SMFインスタンス807の間で行われる。
【0056】
808において、UE801はモビリティ登録を新規AMFインスタンス802に送信する。
【0057】
809において、新規AMFインスタンス802は、NRF803を用いて旧GUAMIからのAMFアドレスを解決する。
【0058】
810において、UE801は、UEコンテキスト要求を旧AMFインスタンス804に送信し、旧AMFインスタンス804はUEコンテキスト応答で応答する。
【0059】
811において、新規AMFインスタンス802はAMF登録をUDM805に送信する。
【0060】
812において、UDMはAMF登録通知を旧SMFインスタンス806に送信する。
【0061】
813において、旧SMFインスタンス806は、UEロケーションに基づいて新規SMF選択を実行する。NRF803は新規SMFアドレスを提供する。
【0062】
814において、旧SMFインスタンス806は、新規SMFインスタンス807を用いてSMFリロケーションを実行する。
【0063】
815において、新規SMFインスタンス807は、SMFアドレス(定着性を望むかどうかに依存して、インスタンスID又はグループIDのいずれか)を提供するPDUセッションのためにUDM805に登録する。
【0064】
816において、UDM805は、SMFアドレスとPDUセッションとの関連付けを記憶する。
【0065】
817において、UDM805は、PDUセッションID及びSMFアドレスを含む新規SMF登録データを送信する。
【0066】
図9Aおよび
図9Bは、定着性状態の変化を伴うサービス要求を示すメッセージフロー図を示す。
【0067】
メッセージフロー図は、定着状態の変化が補足された、3GPPに従ったサービス要求手順を示すシグナリング図である。この手順は、手順に関与するすべてのトランザクションを取り扱うために、NFがその定常状態を変更する例として行われる。
【0068】
メッセージフローは、UE901、RAN902、AMFインスタンス903、新規UPF904、SMFインスタンス905、旧UPF906、PSA(PDU Sesshon Anchor)UPF907、PCF(Policy Control Function)908、及びAUSF(Authentication Server Function)909の間で行われる。
【0069】
911において、UEはサービス要求をRAN902に送信し、これを912においてRAN902がAMFインスタンス903に転送する。
【0070】
913において、AMFインスタンス903は、AUSF909を用いて、UE901のための認証/セキュリティ手順を実行する。
【0071】
914において、AMFインスタンス903は、PDUセッション更新SMコンテキスト要求をSMFインスタンス905に送信する(SMFインスタンスがどのように発見及び選択されるかは、この例の目的には関係しない)。
【0072】
915において、SMFインスタンス905はUPF選択を実行する。
【0073】
916において、SMFインスタンス905はセッション確立要求を新規UPF904に送信し、新規UPF904はセッション確立応答を用いて応答する。
【0074】
917において、SMF905はセッション修正要求をPSA UPF907に送信し、PSA UPF907はセッション修正応答を用いて応答する。
【0075】
次いで、PSA UPF907は、新規UPF904にダウンリンクデータを提供する。
【0076】
918において、SMFインスタンス905は、セッション修正要求を旧UPF906に送信し、旧UPF906はセッション修正応答を用いて応答する。
【0077】
919において、UPFが(旧UPF906から新規UPF904に)リロケートされる場合、バッファ済みダウンリンクデータは旧UPF906から新規UPF904に転送される。
【0078】
920において、旧UPF906が除去される場合、バッファ済みダウンリンクデータは旧UPF906からPSA UPF907に転送される。
【0079】
921において、SMFインスタンス905は、そのインスタンスID及び定着性指示を含む応答メッセージをAMFインスタンス903に送信する。
【0080】
914及び921は、第1のトランザクションを形成する。
【0081】
922において、AMFインスタンス903はN2要求をRAN902に送信する。
【0082】
923において、RAN902は、UE901と共にRRC(Radio Resource Control)再構成を実行する。
【0083】
次いで、アップリンクデータは、UE901からRAN902を介してPSA UPF907に伝送される。
【0084】
924において、RAN902は、N2要求肯定応答をAMF903に送信する。
【0085】
925において、921で受信した定着性指示に起因して、AMFインスタンス903は、PDUセッション更新SMコンテキスト要求を、第1のトランザクションに関連するものと同じSMFインスタンス905に送信する。
【0086】
926において、SMF905とPCF908との間でセッション管理ポリシー修正が実行される。
【0087】
中間UPFの場合、927において、SMFインスタンスはセッション修正要求を新規UPF904に送信し、新規UPF904はセッション修正応答を用いて応答する。次いで、ダウンリンクデータは、新規UPF904からRAN902を介してUE901に伝送される。
【0088】
非中間UPFの場合、928において、SMFインスタンスはセッション修正要求をPSA UPF907に送信し、PSA UPF907はセッション修正応答を用いて応答する。次いで、ダウンリンクデータは、PSA UPF907からRAN902を介してUE901に伝送される。
【0089】
929において、SMFインスタンスは、非定着性指示を含むPDUセッション更新SMコンテキスト応答メッセージを送信する。
【0090】
この指示に起因して、AMFインスタンス903は、SMFとの任意のさらなるトランザクションについて(たとえば、
図5を参照しながら説明したように)SMF発見を実行する。
【0091】
925及び929は第2のトランザクションを形成する。
【0092】
930において、新規UPF904はセッション修正要求をSMFインスタンス905に送信し、SMFインスタンス905はセッション修正応答を用いて応答する。
【0093】
931において、SMF905はセッション修正要求をPSA UPF907に送信し、PSA UPF907はセッション修正応答を用いて応答する。
【0094】
932において、SMF905は、セッション修正要求又はセッション解除要求を旧UPF906に送信し、旧UPF906は、セッション修正応答又はセッション解除応答を用いて応答する。
【0095】
図10は、NFインスタンス、サービス論理、及びサービス状態の間の関係を示す
図1000を示す。
【0096】
各NFインスタンス1001、1002、1003は、1つ又は複数のサービス論理1004、1005、1006を実装する。
【0097】
NFグループ1007のNFインスタンス1001、1002、1003は、同じサービス論理1004、1005、1006を実装し得る。
【0098】
サービス論理1006は、サービス論理1006におけるサービス状態を作成、更新、及び削除するために、他のNFのNFインスタンスのサービス論理によって使用可能な、1つ又は複数のAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)1008を公開する。
【0099】
NFグループ1007におけるすべてのNFインスタンス1001、1002、1003は、それらのサービス論理のサービス状態をグループリポジトリ内に記憶することができる。NFグループ1007におけるすべてのNFインスタンス1001、1002、1003は、それらのサービス論理のサービス状態をグループリポジトリから取り出すことができる。
【0100】
たとえば、第1のNFインスタンス1001「NF1.インスタンス1」がそのサービス論理3 1006によって作成したサービス状態を記憶する場合、第2のNFインスタンス1002「NF1.インスタンス2」はそのサービス論理3からこれを取り出して更新するか、又は削除することができる。
【0101】
サービス論理は、たとえば3GPPによって定義されたように、特定のネットワーク動作を実行する。サービス論理1004、1005、1006は、たとえば通信セッションの制御を実行することができる。
【0102】
図11は、ネットワーク機能間のトランザクションを示す
図1100を示す。
【0103】
トランザクション1101は、5Gコアネットワーク内の2つのNF1102、1103、NFサービスプロバイダ1103及びNFサービス消費者1102の間で実行され、各NF1102、1103は1つ又は複数のNFインスタンス1104、1105からなる。
【0104】
トランザクション1101は、NFサービス消費者の第1のインスタンス1104のサービス論理(又はサービスエンティティ)1108から、NFサービスプロバイダの第1のインスタンス1105のサービス論理1109への、要求1106、及び、NFサービスプロバイダの第1のインスタンス1105のサービス論理1109から、NFサービス消費者1104の第1のインスタンスのサービス論理1108への、応答1107からなる。
【0105】
トランザクション要求1106は、NFサービス消費者インスタンスのグループ(又はセット)の識別子、及び任意選択で、第1のNFサービス消費者インスタンス1104の識別子、及び任意選択で、サービス論理1108の識別子を含む。
【0106】
トランザクション応答1107は、NFサービスプロバイダインスタンスのセットの識別子、及び任意選択で、第2のNFサービスプロバイダインスタンス1105の識別子、及び任意選択で、サービス論理1109の識別子を含む。
【0107】
図12は、1つのネットワーク機能インスタンスにおいて複数のサービス論理を伴うネットワーク機能間のトランザクションを示す
図1200を示す。
【0108】
図11と同様に、トランザクション1201は、2つのNF1202、1203、NFサービスプロバイダ1203及びNFサービス消費者1202の間で実行され、各NF1202、1203は1つ又は複数のNFインスタンス1204、1205からなる。
【0109】
トランザクション1201は、NFサービス消費者の第1のインスタンス1204の第1のサービス論理1208から、NFサービスプロバイダの第1のインスタンス1205の第1のサービス論理1209への、要求1206、及び、NFサービスプロバイダの第1のインスタンス1205の第1のサービス論理1209から、NFサービス消費者1204の第1のインスタンスの第1のサービス論理1208への、応答1207からなる。
【0110】
NFサービス消費者1202の第1のインスタンス1204は、第2のサービス論理1210をさらに含み、NFサービスプロバイダ1203の第1のインスタンス1205は、第2のサービス論理1211をさらに含む。
【0111】
トランザクション要求1206は、NFサービス消費者インスタンスのセットの識別子、及び任意選択で、第1のNFサービス消費者インスタンス1204の識別子、及び任意選択で、第1のサービス論理1208又は第2のサービス論理1210の識別子を含む。
【0112】
トランザクション応答1207は、NFサービスプロバイダインスタンスのセットの識別子、及び任意選択で、第2のNFサービスプロバイダインスタンス1205の識別子、及び任意選択で、第1のサービス論理1209及び第2のサービス論理1211の識別子を含む。
【0113】
要約すると、様々な実施形態によれば、
図13に示されたネットワーク機能インスタンスが提供される。
【0114】
図13は、通信システムコアネットワーク1303の(第1の)ネットワーク機能のインスタンス1301を示す。
【0115】
ネットワーク機能1301のインスタンスは、たとえば通信セッションを制御するための、通信システムコアネットワーク1303の他のネットワーク機能のインスタンスとの、1つ又は複数のトランザクション1304を実行するように構成される。
【0116】
1つ又は複数のトランザクション1304、1305のうちの1つは、(たとえば通信セッションを制御するための)1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するためにネットワーク機能1301のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するためにネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、他のネットワーク機能1302のインスタンスに対して示すことを含む。
【0117】
言い換えると、様々な実施形態によれば、ネットワーク機能インスタンスにおけるサービス論理、たとえば、AMFインスタンスの通信サービス論理又はSMFインスタンスにおけるセッションサービス論理(又は両方)は、(たとえば、サービス要求において、又はサービス要求への応答において)さらなるトランザクションについて依然として定着的であることを望むかどうかを示す。これは、さらなる(すなわち将来の)トランザクションを実行するために接触すべきであること、又は言い換えると、さらなるトランザクションに対処すること、たとえば他のネットワークインスタンスから、たとえばさらなるトランザクションを受信することを意味することができる。
【0118】
したがって、たとえば、AMFの通信サービス論理とSMFのセッションサービス論理との間で、AMF及びSMFのサービス論理が、それらの関連付けが定着的であるか否かを制御できるようにする対話が実行される。このことは特に、サービス論理間での非定着的な対話を可能にする。トランザクションの間、AMFインスタンスのサービス論理は、AMFインスタンスの他のサービス論理との定着的な関連をSMFのサービス論理に示すことができる。AMFの当該サービス論理とのトランザクションを開始するとき、SMFのサービス論理はAMFインスタンスの当該サービス論理を参照する。
【0119】
定着性指示を必要とし得る対話の別の例は、ポリシーを取り出すためのSMF及びPCFにおけるサービス論理間の対話である。
【0120】
特に、
図13の手法は、クラウドネイティブな5GCについての要件を実現するために、AMFインスタンスとSMFインスタンスとの間の非定着的な対話を可能にする。
【0121】
1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能1301のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、他のネットワーク機能のインスタンスに示すことを含む、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つは、たとえば、第1のネットワーク機能によって生じる第1のトランザクションであり得る。他のネットワーク機能インスタンスは、同じか又は別のトランザクションにおいて、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、他のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、他のネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、ネットワーク機能のインスタンスに示し得る。言い換えると、どちらのネットワーク機能インスタンスも、同じか又は異なるトランザクションにおいて定着的であることを望むかどうかを示し得る。
【0122】
各トランザクション(1つ又は複数の将来のトランザクションを含む)は、たとえば、要求、肯定応答、応答、照会などの、ネットワーク機能インスタンス1301、1302の間での1つ又は複数のメッセージ交換を含み得る。トランザクションを実行することは、他のネットワーク機能のインスタンスによって生じるトランザクションに対処することを含み得る。
【0123】
ネットワーク機能インスタンスは、たとえば、1つ又は複数のプロセッサによって実装され得る。「プロセッサ」は、特定用途向け回路要素、或いは、メモリ、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせに記憶されるソフトウェアを実行するプロセッサであり得る、任意の種類の論理実装エンティティとして理解され得る。したがって、「プロセッサ」は、ハードワイヤード論理プロセッサ、又は、プログラマブルプロセッサなどのプログラマブル論理プロセッサ、たとえばマイクロプロセッサであり得る。「プロセッサ」は、ソフトウェア、たとえば任意の種類のコンピュータプログラムを実行する、プロセッサでもあり得る。下記でより詳細に説明するそれぞれの機能の任意の他の種類の実装も、「プロセッサ」として理解され得る。
【0124】
図14は、通信トランザクションを実行するための方法を示すフロー
図1400を示す。
【0125】
1401において、通信システムのコアネットワークの第1のネットワーク機能のインスタンスと、コアネットワークの第2のネットワーク機能のインスタンスとの間で、1つ又は複数のトランザクションが実行される。
【0126】
1402において、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つにおいて、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかが、他のネットワーク機能のインスタンスに示される。
【0127】
様々な関連する通信システム構成要素(特に、ネットワーク機能インスタンス)は、たとえば、1つ又は複数の回路によって実装可能である。「回路」は、特定用途向け回路要素、或いは、メモリ、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせに記憶されるソフトウェアを実行するプロセッサであり得る、任意の種類の論理実装エンティティとして理解され得る。したがって、「回路」は、ハードワイヤード論理回路、又は、プログラマブルプロセッサなどのプログラマブル論理回路、たとえばマイクロプロセッサであり得る。「回路」は、ソフトウェア、たとえば任意の種類のコンピュータプログラムを実行する、プロセッサでもあり得る。下記でより詳細に説明するそれぞれの機能の任意の他の種類の実装も、「回路」として理解され得る。
【0129】
実施例1は、
図13に示されたネットワーク機能のインスタンスである。
【0130】
実施例2は、請求項1に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、他のネットワーク機能のインスタンスに示す、他のネットワーク機能インスタンスのインスタンスへの要求を含む、ネットワーク機能のインスタンス。
【0131】
実施例3は、請求項1又は2に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つ、或いは1つ又は複数のトランザクションのうちの別の1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、他のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、他のネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、ネットワーク機能のインスタンスに示すことを含む、ネットワーク機能のインスタンス。
【0132】
実施例4は、請求項3に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つ、或いは1つ又は複数のトランザクションのうちの他の1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、他のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、他のネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、ネットワーク機能のインスタンスに示す、ネットワーク機能のインスタンスの要求への応答を含む、ネットワーク機能のインスタンス。
【0133】
実施例5は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、セッション管理コンテキスト作成要求メッセージ、セッション管理コンテキスト作成応答メッセージ、セッション管理コンテキスト更新要求メッセージ、又は、セッション管理コンテキスト更新応答メッセージである、ネットワーク機能のインスタンス。
【0134】
実施例6は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであることを、ネットワーク機能のインスタンスの識別情報をネットワーク機能のアドレスとして指定することによって、他のネットワーク機能のインスタンスに示す、ネットワーク機能のインスタンス。
【0135】
実施例7は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであることを、他のネットワーク機能のインスタンスに示し、また、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するためにネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであることがどのぐらいの間有効であるかを示す有効期間を含む、ネットワーク機能のインスタンス。
【0136】
実施例8は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得ることを、ネットワーク機能のインスタンスのグループの識別情報をネットワーク機能のアドレスとして指定することによって、他のネットワーク機能のインスタンスに示す、ネットワーク機能のインスタンス。
【0137】
実施例9は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、明示的な定着性指示を用いて、他のネットワーク機能のインスタンスに示す、ネットワーク機能のインスタンス。
【0138】
実施例10は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであることを、他のネットワーク機能のインスタンスに示すことを含み、1つ又は複数の将来のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数のさらなる将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得ることを、他のネットワーク機能のインスタンスに示すことを含む、ネットワーク機能のインスタンス。
【0139】
実施例11は、請求項1〜10のいずれか一項に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、通信システムコアネットワークが5G通信システムのコアネットワークである、ネットワーク機能のインスタンス。
【0140】
実施例12は、請求項1〜11のいずれか一項に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、ネットワーク機能がAccess and Mobility Management Functionであり、他のネットワーク機能がSession Management Functionであるか、又は、ネットワーク機能がSession Management Functionであり、他のネットワーク機能がAccess and Mobility Management Functionである、ネットワーク機能のインスタンス。
【0141】
実施例13は、請求項1〜12のいずれか一項に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、他のネットワーク機能のインスタンスのサービス論理との1つ又は複数のトランザクションを実行するように構成されたサービス論理を備える、ネットワーク機能のインスタンス。
【0142】
実施例14は、請求項13に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能のインスタンスのサービス論理に接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能の別のインスタンス内の対応するサービス論理に接触し得るかどうかを、他のネットワーク機能のインスタンスのサービス論理に示すことを含む、ネットワーク機能のインスタンス。
【0143】
実施例15は、請求項13又は14に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクション及び1つ又は複数の将来のトランザクションが、1つ又は複数の通信セッションを制御することに関する、ネットワーク機能のインスタンス。
【0144】
実施例16は、請求項13〜15のいずれか一項に記載のネットワーク機能のインスタンスであって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、ネットワーク機能のインスタンスの1つ又は複数の他のサービス論理を使用すべきであることを、他のネットワーク機能のインスタンスのサービス論理に示す、ネットワーク機能のインスタンス。
【0145】
実施例17は、
図14に示された通信トランザクションを実行するための方法である。
【0146】
実施例18は、請求項17に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、第1のネットワーク機能のインスタンスに示す、第2のネットワーク機能のインスタンスへの要求を含む、方法。
【0147】
実施例19は、請求項17又は18に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つ或いは1つ又は複数のトランザクションのうちの別の1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第2のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第2のネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、第1のネットワーク機能のインスタンスに示すことを含む、方法。
【0148】
実施例20は、請求項19に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つ或いは1つ又は複数のトランザクションのうちの他の1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第2のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第2のネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、第1のネットワーク機能のインスタンスに示す、第1のネットワーク機能のインスタンスの要求への応答を含む、方法。
【0149】
実施例21は、請求項17〜20のいずれか一項に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、セッション管理コンテキスト作成要求メッセージ、セッション管理コンテキスト作成応答メッセージ、セッション管理コンテキスト更新要求メッセージ、又は、セッション管理コンテキスト更新応答メッセージである、方法。
【0150】
実施例22は、請求項17〜20のいずれか一項に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであることを、第1のネットワーク機能のインスタンスの識別情報を第1のネットワーク機能のアドレスとして指定することによって、第2のネットワーク機能のインスタンスに示す、方法。
【0151】
実施例23は、請求項17〜21のいずれか一項に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであることを、第2のネットワーク機能のインスタンスに示し、また、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために第1のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであることがどのぐらいの間有効であるかを示す有効期間を含む、方法。
【0152】
実施例24は、請求項17〜21のいずれか一項に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得ることを、第1のネットワーク機能のインスタンスのグループの識別情報を第1のネットワーク機能のアドレスとして指定することによって、第2のネットワーク機能のインスタンスに示す、方法。
【0153】
実施例25は、請求項17〜24のいずれか一項に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得るかどうかを、明示的な定着性指示を用いて、第2のネットワーク機能のインスタンスに示す、方法。
【0154】
実施例26は、請求項17〜26のいずれか一項に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能のインスタンスに接触すべきであることを、第2のネットワーク機能のインスタンスに示すことを含み、1つ又は複数の将来のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数のさらなる将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能の別のインスタンスに接触し得ることを、第2のネットワーク機能のインスタンスに示すことを含む、方法。
【0155】
実施例27は、請求項17〜26のいずれか一項に記載の方法であって、通信システムコアネットワークが5G通信システムのコアネットワークである、方法。
【0156】
実施例28は、請求項17〜27のいずれか一項に記載の方法であって、第1のネットワーク機能がAccess and Mobility Management Functionであり、第2のネットワーク機能がSession Management Functionであるか、又は、ネットワーク機能がSession Management Functionであり、第2のネットワーク機能がAccess and Mobility Management Functionである、方法。
【0157】
実施例29は、請求項17〜28のいずれか一項に記載の方法であって、第1のネットワーク機能のインスタンスが、第2のネットワーク機能のインスタンスのサービス論理との1つ又は複数のトランザクションを実行するように構成されたサービス論理を備える、方法。
【0158】
実施例30は、請求項29に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能のインスタンスのサービス論理に接触すべきであるかどうか、或いは、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能の別のインスタンス内の対応するサービス論理に接触し得るかどうかを、第2のネットワーク機能のインスタンスのサービス論理に示すことを含む、方法。
【0159】
実施例31は、請求項29又は30に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクション及び1つ又は複数の将来のトランザクションが、1つ又は複数の通信セッションを制御することに関する、方法。
【0160】
実施例32は、請求項29〜31のいずれか一項に記載の方法であって、1つ又は複数のトランザクションのうちの1つが、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、第1のネットワーク機能のインスタンスの1つ又は複数の他のサービス論理を使用すべきであることを、第2のネットワーク機能のインスタンスのサービス論理に示す、方法。
【0161】
特定の態様について説明してきたが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本開示の態様の趣旨及び範囲を逸脱することなく、形及び詳細における様々な変更が実行できることを理解されたい。したがって、添付の特許請求の範囲によって示されている範囲、及び、特許請求の範囲の等価の意味及び範囲内にあるすべての変更が包含されるべきであることが意図される。
態様1は、
通信端末に関する5G通信システムコアネットワークの他のネットワーク機能のインスタンス(201、1302)との1つ又は複数のトランザクションを実行するように構成された、前記通信システムコアネットワークのネットワーク機能のインスタンス(202、1301)であって、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの1つが、
前記通信端末に関する1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能のインスタンス(202、1301)に接触しなければならないことが選択されるかどうか、或いは、
前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能のインスタンスのグループを定義する複数のインスタンスに接触することを許されることが選択されるかどうかを、
前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に示す定着性指示、
を含む、ネットワーク機能のインスタンス(202、1301)である。
態様2は、態様1において、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの1つが、
1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)に接触しなければならないことが選択されるかどうか、或いは、
前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能のインスタンスのグループを定義する複数のインスタンスに接触することを許されることが選択されるかどうかを、
前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に示す、前記他のネットワーク機能インスタンスの前記インスタンスに対する要求、
を含む。
態様3は、態様1又は2において、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの1つ、或いは、前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの別の1つが、
前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に接触しなければならないことが選択されるかどうか、或いは、
前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記他のネットワーク機能のインスタンスのグループを定義する複数のインスタンスに接触することを許されることが選択されるかどうかを、
前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)に示す定着性指示、
を含む。
態様4は、態様3において、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの前記1つ、或いは、前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの前記別の1つが、
前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に接触しなければならないことが選択されるかどうか、或いは、
前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記他のネットワーク機能のインスタンスのグループを定義する複数のインスタンスに接触することを許されることが選択されるかどうかを、
前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)に示す、前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)の要求への応答、
を含む。
態様5は、態様1〜4のいずれか1つにおいて、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの前記1つが、
セッション管理コンテキスト作成要求メッセージ、セッション管理コンテキスト作成応答メッセージ、セッション管理コンテキスト更新要求メッセージ、又は、セッション管理コンテキスト更新応答メッセージ、である。
態様6は、態様1〜5のいずれか1つにおいて、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの前記1つが、
前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)の識別情報を前記ネットワーク機能のアドレスとして指定することによって、1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)に接触しなければならないことを、前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に示す。
態様7は、態様1〜5のいずれか1つにおいて、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの前記1つが、
1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)に接触しなければならないことを、前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に示し、
1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)に接触しなければならないことが、どのぐらいの間、有効であるかを示す有効期間、を含む。
態様8は、態様1〜5のいずれか1つにおいて、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの前記1つが、
前記ネットワーク機能のインスタンスのグループの識別情報を前記ネットワーク機能のアドレスとして指定することによって、前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能のインスタンスのグループを定義する複数のインスタンスに接触することを許されることを、前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に示す。
態様9は、態様1〜8のいずれか1つにおいて、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの前記1つが、
1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)に接触しなければならないことが選択されるかどうか、或いは、
前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能のインスタンスのグループを定義する複数のインスタンスに接触することを許されることが選択されるかどうかを、
明示的な定着性指示を用いて、前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に示す。
態様10は、態様1〜9のいずれか1つにおいて、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの1つが、
1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に接触しなければならないことを、前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に示す定着性指示、
を含み、
前記1つ又は複数の将来のトランザクションのうちの1つが、
1つ又は複数のさらなる将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能のインスタンスのグループを定義する複数のインスタンスに接触することを許されることを、前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)に示す定着性指示、
を含む。
態様11は、態様1〜10のいずれか1つにおいて、
前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)のサービス論理との前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)を実行するように構成されたサービス論理、
を備える。
態様12は、態様11において、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの前記1つが、
1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)の前記サービス論理に接触しなければならないことが選択されるかどうか、或いは、
前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能のインスタンスのグループを定義する複数のインスタンス内の対応するサービス論理に接触することを許されることが選択されるかどうかを、
前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)の前記サービス論理に示す定着性指示、
を含む。
態様13は、態様11又は12において、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)及び前記1つ又は複数将来のトランザクション(1304、1305)が、
1つ又は複数の通信セッションを制御することに関する。
態様14は、態様11〜13のいずれか1つにおいて、
前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの前記1つが、
前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)の1つ又は複数の他のサービス論理を使用しなければならないことを、前記他のネットワーク機能の前記インスタンス(201、1302)の前記サービス論理に示す。
態様15は、
移動無線通信システムにおいて実施される、通信トランザクションを実行するための方法であって、
5G通信システムのコアネットワークの第1のネットワーク機能のインスタンス(202、1301)と、通信端末に関する前記コアネットワークの第2のネットワーク機能のインスタンスとの間で、1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)を実行するステップと、
前記通信端末に関する1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能の前記インスタンス(202、1301)に接触しなければならないことが選択されるかどうか、或いは、前記1つ又は複数の将来のトランザクションを実行するために、前記ネットワーク機能のインスタンスのグループを定義する複数のインスタンスに接触することを許されることが選択されるかどうかを、前記1つ又は複数のトランザクション(1304、1305)のうちの1つにおける定着性指示によって、前記第2のネットワーク機能の前記インスタンスに示すステップと、
を含む、方法である。