特許第6803010号(P6803010)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社サンツールの特許一覧

特許6803010ホットメルト接着剤塗布装置のヒーティングホース
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6803010
(24)【登録日】2020年12月2日
(45)【発行日】2020年12月23日
(54)【発明の名称】ホットメルト接着剤塗布装置のヒーティングホース
(51)【国際特許分類】
   B05C 21/00 20060101AFI20201214BHJP
   B05C 11/10 20060101ALI20201214BHJP
   F16L 11/08 20060101ALI20201214BHJP
【FI】
   B05C21/00
   B05C11/10
   F16L11/08 Z
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-135381(P2018-135381)
(22)【出願日】2018年6月29日
(65)【公開番号】特開2019-89056(P2019-89056A)
(43)【公開日】2019年6月13日
【審査請求日】2019年2月22日
(31)【優先権主張番号】特願2017-234670(P2017-234670)
(32)【優先日】2017年11月16日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】591232543
【氏名又は名称】株式会社サンツール
(74)【代理人】
【識別番号】100064861
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 文雄
(72)【発明者】
【氏名】日高 昇二
【審査官】 清水 晋治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2017−205716(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3018527(JP,U)
【文献】 実開平05−060570(JP,U)
【文献】 特開平07−263326(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0144929(US,A1)
【文献】 特開平02−093192(JP,A)
【文献】 ポケット・ガイド Swagelok(R) チューブ継手、[online]、2014年4月、Swagelok Company[2019年12月25日検索]、インターネット<URL:https://www.swagelok.co.jp/downloads/webcatalogs/jp/MS-13-151.pdf>,p.1-7,14,120
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B05C 5/00−21/00
B05D 1/00−7/26
F16L 9/00−11/26
27/00−27/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体チューブの外周に、網目状の耐熱ブレードで耐熱処理し、該網目状の耐熱ブレードの更に外側に沿って電気加熱ヒーターを一定のピッチで施工し、断熱材で被膜し、更に外側に外被部材を施工し、本体チューブの両端に固定部材を固定し、該固定部材を介して、前記外被部材が本体チューブに固定されることによりホース本体が構成され、
ホース本体の両端には、取付金具が装備され、接続母体側の取付金具と、接続金具を介して連結され、
ホットメルト接着剤の供給源より加熱溶融して液体塗布ユニットに供給されたホットメルト接着剤を前記加熱ヒーターで加熱して液体を維持しつつ、塗布ユニットに供給するための、ホットメルト接着剤塗布装置のヒーティングホースにおいて、
本体チューブ内にインナーチューブを挿入するとともに、
該インナーチューブについて、
本体チューブの入口側接続金具と固定自在とする入口側延長部と、ホース出口側接続金具の中心部空間に挿入できる長さであるところの出口側延長部とを形成して、
インナーチューブを本体チューブに対し脱着を容易としたことを特徴とする、ホットメルト接着剤塗布装置のヒーティングホース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホットメルト接着剤の塗布装置におけるヒーティングホースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
公知のホットメルト接着剤の供給用のヒーティングホースにおいては、本体チューブをテフロン(登録商標)チューブで構成し、該テフロン(登録商標)チューブの外周を加熱してチューブ内のホットメルト接着剤を溶融して液体(流動体)とした状態でチューブ内を通過させて、目的の供給箇所に供給することを可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】公開特許公報特開2001−246307号
【特許文献2】特願2016−100469号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
公知技術においては、本体チューブ(テフロン(登録商標)チューブ)の外周に、網目状の耐熱ブレードで耐熱処理がなされるとともに、外部温度を遮断あるいは保温の目的で断熱材の被膜などの施工がなされている。電気加熱ヒーターが、網目状の耐熱ブレードの更に外側に沿って一定のピッチで施工されている。
【0005】
テフロン(登録商標)チューブ内で加熱されたホットメルト接着剤は、液体(流動体)となって入口側から出口側に流れる過程で、ホースの壁面との接触部分の流速が遅くなり、熱による劣化が生じている。
ホースが長ければ長いほど熱履歴は加算されることとなり、ホットメルト接地剤は変質しグル化が進み炭化物(炭状)がホース内に発生する。更には、長時間加熱すると炭化物の発生はホースの壁面に密着増長する。
この劣化現象によりホットメルト接着剤は変質劣化し、やがては炭化物がホースの壁面から離脱して出口方向に流されて、塗布装置のノズルに達してノズル詰まりを起こす原因となっている。
【0006】
ノズル詰まりは突発的に発生するので、塗布装置の性能を妨げるものであり、生産効率の低下に直接関係する問題である。ホース内でのホットメルト接着剤の劣化、または炭化したホットメルト接着剤は容易に取除くことはできないので、塗布装置から取外して洗浄したのち再使用することとなる。もしくは新品のホース全体との交換となり代替えホースを必要とする。ことことで、多大な工数と高価なメンテナンスを必要とする問題点がある。
ホットメルト接着剤塗布装置のヒーティングホースにおいては、本体チューブ(テフロン(登録商標)チューブ)は空気のスローリークがあり、空気の透過でテフロロンチューブ内のホットメルトは加熱されて酸化劣化を促進する問題点がある。
【0007】
この対策として、特許文献1には、外被部材を金属製とすることで、本体チューブ(テフロン(登録商標)チューブ)を外気より遮断することが開示されている。
また、特許文献2−−−の、本願発明者による先願発明は、本体チューブ(テフロン(登録商標)チューブ)のホットメルト接着剤の劣化したホットメルト接着剤が、本体チューブ(テフロン(登録商標)チューブ)への付着のを防止すべく、本体チューブ内にインナーチューブを挿入することを、開示している。
本願発明は、前記の先願発明において、インナーチューブと本体チューブとを確実強固に固定するとともに、本体チューブのインナーチューブへの脱着自在・取換容易とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、本体チューブ1の外周に、網目状の耐熱ブレード2で耐熱処理し、該網目状の耐熱ブレード2の更に外側に沿って電気加熱ヒーター3を一定のピッチで施工し、断熱材4で被膜し、更に外側に外被部材5を施工し、本体チューブ1の両端に固定部材10を固定し、該固定部材10を介して、前記外被部材5が本体チューブ1に固定されることによりホース本体が構成され、ホース本体の両端には、取付金具が装備され、接続母体側の取付金具と、接続金具を介して連結され、ホットメルト接着剤の供給源より加熱溶融して液体塗布ユニットに供給されたホットメルト接着剤を前記加熱ヒーターで加熱して液体を維持しつつ、塗布ユニットに供給するための、ホットメルト接着剤塗布装置のヒーティングホースにおいて、
本体チューブ内にインナーチューブを挿入するとともに、該インナーチューブについて、本体チューブの入口側接続金具と固定自在とする入口側延長部と、ホース出口側接続金具の中心部空間に挿入できる長さであるところの出口側延長部とを形成して、インナーチューブを本体チューブに対し脱着を容易としたことを特徴とする、ホットメルト接着剤塗布装置のヒーティングホースを提供する。



















【発明の効果】
【0009】
本願発明は、本体チューブに対し交換・脱着自在としたインナーチューブを装備したことにより、ホットメルト接着剤の変質劣化して炭化物が発生してホースの壁面に付着する前に、インナーチューブを交換することで、炭化物が塗布ノズルユニットへ移動することによるノズル詰まりの発生を防止することができ、ホットメルト塗布装置のメンテナンスコストを低減できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】先願発明における、インナーチューブの装着状態を示す、入口側の部分拡大断面図。
図2】同じく出口側の部分拡大断面図。
図3】インナーチューブの装着過程を示し、入口側よりの、インナーチューブの挿入開治時のヒーティングホースの入口側の部分拡大断面図。
図4】同じくインナーチューブの装着過程を示し、入口側の、インナーチューブの挿入終了時のヒーティングホースの入口側の部分拡大断面図。
図5】同じくインナーチューブの装着過程を示し、出口側の、インナーチューブの挿入開始時のヒーティングホースの出口側の部分拡大断面図。
図6】同様の他の例を示す、出口側の、インナーチューブの挿入終了時のヒーティングホースの出口側の部分拡大断面図。
図7】本願発明の第1実施例を示すヒーティングホースの入口側の縦断面図。
図8】入口側接続金具(入口側ニップル)同じく入口側の部分拡大断面図。
図9】入口側接続金具(入口側ニップル)の接続作業を説明図。
図10】本願発明の第2実施例を示すヒーティングホースの入口側接続構造の説明図。
図11】出口側接続金具の説明図。
図12A】入口側の装着作業の第1工程の説明図。
図12B】入口側の装着作業の第2工程の説明図。
図12C】入口側の装着作業の第3工程の説明図。
図13A】出口側の装着作業の第1工程の説明図。
図13B】出口側の装着作業の第2工程の説明図。
図13C】出口側の装着作業の第3工程の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1ないし図6を参照して、先願発明のヒーチィングホースを説明する。
ヒーティングホースAは、本体チューブ1をテフロン(登録商標)チューブで構成し、本体チューブ(テフロン(登録商標)チューブ)1の外周に、網目状の耐熱ブレード2を装備して耐熱処理している。
電気加熱ヒーター3が、網目状の耐熱ブレード2の更に外側に沿って一定のピッチで巻回施工されている。外部温度を遮断あるいは保温の目的で断熱材4および外装部材5が被膜施工されている。
【0012】
本体チューブ1の両端は、それぞれ左右の固定部材10に固定されている。
外装部材5の端部5a、5bのそれぞれの側面の中心孔5cに、本体チューブ1の固定部材10を貫通させ、することで、固定部材10の外周面10aと外装部材5の両端部5a、5bの側面は、本体チューブ1の固定部材11の外周面に、嵌合して固定されている。
電気加熱ヒーター3と断熱材4との間に、絶縁シート9を介してステンレスフレキシブルチューブ20を装備する。
【0013】
ホットメルト接着剤塗布装置のヒーティングホースの本体チューブ内に挿入するインナーチューブについて説明する。
図1ないし図6に示すインナーチューブ11は、その入力側端部は、ラッパ形状、またはL状に外側に広がった形状として、入口側に拡大係合部11aを形成し、インナーチューブは出口側延長部11bは、―縦断面視で直線形状であり、ホース出口側の接続金具30の中心部空間に挿入できる長さであるところの出口延長部を形成している。
【0014】
本体チューブ1の両端部には、固定部材10が固定されている。該固定部材10の外端部には、拡大部10aが形成されている。該拡大部10aの存在により、固定部材10を介して本体チューブ1は、締付け具6の締付け操作により、接続金具30に固定自在である。
【0015】
図1ないし図3を参照して。上記のヒーティングホースAにおける本体チューブ1内にインナーチューブ11を装備する。
前記インナーチューブ11について、インナーチューブの入力側端部には、ラッパ形状、またはL状に外側に広がった形状として、拡大形状部11aを形成する。
【0016】
インナーチューブは出口側端部を、同一断面の出口側延長部11bとして形成され、縦断面視で直線形状であり、インナーチューブの出口側端部には、ホース出口側の取付け金具7の中心部空間内に挿入できる長さとする出口側延長部11bを形成する。
【0017】
前記インナーチューブの装着状態において、インナーチューブ11の入口側の拡大係合部11aは、図5を参照して、本体チューブ1の固定部材10の外端拡大部10aと、接続金具30の内端30aとの間で、挟持されている。
【0018】
インナーチューブ11の出口側延長部11bは、図5を参照して、接続金具30の中心部空間内に位置して、締付け金具6の内周面と接触している。本体チューブ1の固定部材10の外端拡大部10aと、締付け金具30の内端との間に、Oニング12が介装されている。
【0019】
次に、図7ないし図9を参照して、本願発明のインナーチューブの装着過程を説明する。
図7を参照して、ヒーターチューブAの入口側よりの、インナーチューブ11の出口側延長部11bより本体チューブ1内へインナーチューブの挿入する。
インナーチューブ11の入口側および入口側拡大部11aは、締付け金具6より露出している。
【0020】
インナーチューブ11を出口側へ押込み、装着位置に達した状態を、図7示している。
入口側では、図7を参照して、インナーチューブ11の入口側拡大部11aは、本体チューブ1と一体の固定部材10の拡大部10aと接当している。
接続金具30を取付け、締付け具6の締付操作により、インナーチューブ11の入口側拡大部11aは、本体チューブ1の拡大部と固定されて、図4に示す装着状態となる。
【0021】
出口側では、インナーチューブ11の出口側延長部11bは、本体チューブ1と一体の固定部材10の拡大部10aより露出している。 Oリング12を装着することで、図8の状態となる。
接続金具7を取付け、締付け具6の締付操作により、Oリング12は、本体チューブ1の拡大部と固定されて、図5に示す装着状態となる。
【0022】
図9の装着状態では、インナーチューブ11の出口側延長部11bは、本体チューブ1の固定部材10aとは固定されていない。
更に、出口側の接続金具7とも固定されていない。すなわち、インナーチューブ11の出口側は本体チューブおよび接続金具7に対しフリーの状態にある。
したがって、図6に示す入口側におけるところの、接続金具30と締付け具6による固定状態の解除、すなわち接続金具30と締付け具6との締付解除の操作のみで、インナーチューブ11を本体チューブ1より離脱することができる。
【0023】
つぎに、図7ないし図9に示す実施例にもとづいて、本願第1実施例を説明する。
図7を参照して、インナーチューブ11の入口側の固定構造について説明する。
インナーチューブ11の入力側端部を延長して、ヒーティングホースAの接続金具(ホース接続ニップル)30の中心部空間に挿入できる長さであるところの入口側延長部10aaを形成する。
また、インナーチューブ11の出口側についても、同様に、インナーチューブ11の出口側端部を延長して、ヒーティングホースAの接続金具(ホース接続ニップル)30の中心部空間に挿入できる長さであるところの出口側延長部10bbを形成する。
【0024】
図8を参照して、接続金具(ホース接続ニップル)30は、接続母体Bに螺着されるニップルオス31と、ニップルオス32とで構成し、インナーチューブ11の固定手段として、固定パイプ34と締付けリング33とを装備し、接続本体BとヒーティングホースAとを接続する。
該固定パイプ31の先端部に締付けリング33を螺着自在とし、固定パイプ34に挿入したインナーパイプ13の入力側延長部11aaを、締付けリング33の装着により、固定パイプ34に固定する構造とする。
【0025】
図9は、接続金具(ホース接続ニップル)30へのインナーチューブ11の装着作業を示す。
上段は、インナーチューブ11の先端をニップルオス31へ接近、およびインナーチューブ11の先端部に締付けリング33の挿入により−−−−−−−−−−−インナーチューブ11に締付けリング3の装備
中段は、インナーチューブ11の先端をニップルオス31の固定パイプ34を貫通させ、固定パイプ34の先端に締付けリング33の螺着により−−−−−−−−インナーチューブ11とニップルオス31とを固定。
下段は、ニップルオス31とニップルメス32との接近固定−−−−−−−−−−−−接続金具30とヒーティングホースAとの連結。
かくして、連結金具30は、ホース本体と合体することを示している。
【0026】
つぎに、図10ないし図13に示す実施例にもとづいて、本願第2実施例を説明する。
図10を参照して、インナーホース固定金具30Aは、第1実施例の接続金具(ホース接続ニップル)30と同様に、
接続母体Bに螺着されるベースニップル31A(第1実施例のニップルオス31)と、固定ニップル32A(第2実施例のニップルメス32)とを含み、インナーチューブ11の固定手段として、固定パイプ33と締付けリング34とを装備し、接続母体BとヒーティングホースAとを接続する。
【0027】
入力側のインナーチューブ11の固定構造について、
図10を参照して、
該固定パイプ34の先端部に締付けリング33を螺着自在とし、固定パイプ34をインナーチューブ11の入力側延長部11aaに挿入して、固定パイプ34の外周面をインナーチューブ11の入力側延長部11aaが覆う状態とする。
さらに、締付けリング33を追加して、インナーチューブ11の入力側延長部11aaを固定パイプ34に固定することで、インナーチューブ11をベースニップル31Aに固定している。
【0028】
出口側のインナーチューブ11の固定構造について、
図11を参照して、
インナーホース固定金具30Bは、固定パイプ33を有するベースニップル31Bと、固定ニップル32Bで構成することは、入口側のインナーホース固定金具30Aと同様であるが、固定ニップル32Bに補強パイプ35を追加する。
【0029】

インナーチューブ11の装着作業を説明する
入口側の固定作業について、図12を参照して説明する。
図12Aを参照して、
固定パイプ34をインナーチューブ11の入力側延長部11aaに挿入して、固定パイプ34の外周面をインナーチューブ11の入力側延長部11aaを外被した状態で、インナーチューブ11の入力側延長部11aaを、固定ニップル32Aおよび締付けリング33に挿入する。
締付けリング33の回動により、入力側延長部11aaと固定パイプ34とを固定して一体化するとともに、入力側延長部11aaにおける締付けリング34の位置について、”L”を設定する。
図12Bを参照して、
入力側延長部11aa、固定ニップル32A、締付けリング34を接続母体B側へ移動する。固定ニップル32Aの回動により、「インナーホース11とインナーホース固定金具30Aとを接続状態」とする。
図12Cを参照して、
ホース本体を接続母体B側へ移動し本体締付け具40の回動により、「接続母体B、インナーホース固定金具30A及びヒーティングホースAとを接続状態」とする。
【0030】
次に出口側の固定作業を図13を参照して説明する。
図13Aを参照して、
出口側延長部11bbの端部Lbを、固定ニップル32Bの補強パイプ35に挿入する。
固定ニップル32Bをベースニップル31B側へ移動する。
図13Bを参照して、
固定ニップル32Bの回動により[ホース本体と固定ニップル32Bの仮固定状態]とする。
図13Cを参照して、
ホース本体の・・・・の回動により[ホース本体の取付完了]となる。
【0031】
インナーチューブ11の離脱には、上記の装着行程の逆行程となる。
【0032】
上記の本願第2実施例においては、インナーチューブ11の装着作業にあたり、インナーチューブ11の端部延長部11aa、11bbとインナーホース固定金具30Aとの固定状態を確認できることで、インナーチューブ11の延長部11aa、11bbとインナーホース1とを、確実に一体化できることの効果を有する。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本願発明は、ホットメルト接着剤の塗布装置のヒーティングホースのメンテナンスを容易としヒーティングホースの保守費用を低減することにより、塗布ホットメルト接着剤の塗布装置の利用促進を図るものであり、塗布装置産業の発展に寄与するものである。
【符号の説明】
【0034】
A ヒーティングホース
B 接続母体
1 本体チューブ
11 インナーチューブ
30 インナーホース接続金具(ホース接続ニップル)
31 ベースニップル(ニップルオス)
32 固定ニップル(ニップルメス)
33 固定パイプ
34 締付けリング
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12A
図12B
図12C
図13A
図13B
図13C