(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下において、実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。
【0034】
従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0035】
[実施形態の概要]
上述した背景技術下で、発明者等は、鋭意検討の結果、たばこ源を通ることによって香喫味成分を捕捉するエアロゾルに酸を追加することによって、香喫味を向上することができることを見いだした。一方で、上述した特許文献2のように、エアロゾル源に酸を安易に加えてしまうと、霧化ユニットを構成する部材(例えば、電熱線)が酸によって劣化してしまう。
【0036】
実施形態に係る非燃焼型香味吸引器は、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部を有する霧化ユニットと、前記霧化ユニットよりも吸口側に設けられる香喫味源と、酸を放出する酸発生源と、前記霧化ユニットから発生するエアロゾルを吸口側に導くエアロゾル流路と、前記酸発生源から放出される酸を前記霧化部を通らずに吸口側に導く酸流路とを備え、前記エアロゾル流路は、前記香喫味源を通って吸口側にエアロゾルを導く第1流路を少なくとも含む。
【0037】
[第1実施形態]
(非燃焼型香味吸引器)
以下において、第1実施形態に係る非燃焼型香味吸引器について説明する。
図1は、第1実施形態に係る非燃焼型香味吸引器10を示す図である。非燃焼型香味吸引器10は、燃焼を伴わずに香喫味成分を吸引するための器具であり、非吸口端から吸口端に向かう方向である所定方向Aに沿って延びる形状を有する。なお、以下においては、非燃焼型香味吸引器10を単に香味吸引器10と称することに留意すべきである。
【0038】
図1に示すように、香味吸引器10は、吸引器本体100と、カートリッジ200とを有する。
【0039】
吸引器本体100は、香味吸引器10の本体を構成しており、カートリッジ200を接続可能な形状を有する。吸引器本体100は、第1ユニット110と、第2ユニット120とを有する。具体的には、吸引器本体100は、筒体100Xを有しており、カートリッジ200は、筒体100Xの吸口端に接続される。
【0040】
第1ユニット110は、筒体100Xの一部を構成する第1筒体110Xを有する。第1ユニット110は、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化ユニット111と、酸を放出する酸発生源112とを有する。霧化ユニット111及び酸発生源112は、第1筒体110Xに収容される。
【0041】
第1実施形態では、霧化ユニット111は、リザーバ111Pと、ウィック111Qと、霧化部111Rとを有する。リザーバ111Pは、エアロゾル源を保持する。例えば、リザーバ111Pは、樹脂ウェブ等の材料によって構成される孔質体である。ウィック111Qは、リザーバ111Pに保持されるエアロゾル源を吸い上げる。例えば、ウィック111Qは、ガラス繊維によって構成される。霧化部111Rは、ウィック111Qによって吸い上げられたエアロゾル源を霧化する。霧化部111Rは、例えば、ウィック111Qに所定ピッチで巻き回される電熱線によって構成される。
【0042】
エアロゾル源は、多価アルコールなどの液体である。多価アルコールは、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、ソルビトール、或いは、これらの組合せである。エアロゾル源は、ニコチン成分を含まなくてもよい。エアロゾル源は、例えば、上述したように、樹脂ウェブ等の材料によって構成される孔質体によって保持される。孔質体は、非たばこ材料によって構成されていてもよく、たばこ材料によって構成されていてもよい。なお、エアロゾル源は、香喫味成分を含有する香喫味源を含んでいてもよい。或いは、エアロゾル源は、香喫味成分を含有する香喫味源を含まなくてもよい。香喫味源を含まないエアロゾル源は、略中性のpHを有することが好ましい。略中性とは、7±1のpHである。これによって、酸発生源112から放出される酸や香喫味源210が有するアルカリ成分による霧化部111Rへのダメージを抑制しながらも、後述する酸の混合に伴う香喫味の向上という効果が得られる。
【0043】
第1実施形態では、霧化ユニット111として、加熱によってエアロゾル源を霧化する加熱タイプのユニットを例示している。しかしながら、霧化ユニット111は、超音波によってエアロゾル源を霧化する超音波タイプのユニットであってもよい。
【0044】
酸発生源112は、酸を放出する。酸としては、無機酸(リン酸など)、飽和脂肪族系酸、不飽和脂肪族系酸、飽和脂環式酸、不飽和脂環式酸、芳香族酸(複素環芳香族を含む)、有機酸(ポリカルボン酸、ヒドロキシ酸、アルコキシ酸、ケト酸、及びオキソ酸、チオ酸、アミノ酸など)、或いは、これらの組合せを用いることができる。例えば、酸は、3−メチル−2−オキソ吉草酸、ピルビン酸、2−オキソ吉草酸、4−メチル−2−オキソ吉草酸、3−メチル−2−オキソブタン酸、2−オキソオクタン酸、4−オキソ吉草酸、2,3,4,5−テトラヒドロキシアジピン酸(ガラクタル酸)、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロキシ安息香酸(ゲンチジン酸)、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、4−アセトアミド安息香酸、或いは、これらの組合せである。
【0045】
第1実施形態において、酸発生源112から放出される酸は、吸引によって生じる空気流によって揮発し、吸口側までデリバリーされることが可能な蒸気圧を有する。酸発生源112は、例えば、揮発性の酸(例えば、20℃において0.1kPa以上の蒸気圧を有する酸など)を含むことが好ましいが、実施形態は、これに限定されるものではない。酸発生源112は、常温で不揮発性の酸又は難揮発性の酸(例えば、20℃において0.1kPa未満の蒸気圧を有する酸)及び加熱手段を含み、加熱によって酸を揮発させてもよい。なお、常温で不揮発性の酸又は難揮発性の酸を用いるケースにおいて、エアロゾルが酸発生源112を通る場合には、酸発生源112は加熱手段を含まなくてもよい(例えば、後述する
図13、
図15及び
図16に示す態様)。酸発生源112には、メンソールなどの香料が付与されていてもよい。
【0046】
第1実施形態において、酸発生源112は、所定方向Aに対する垂直方向において、霧化ユニット111と並んで配置されることに留意すべきである。
【0047】
第2ユニット120は、筒体100Xの一部を構成する第2筒体120Xを有する。第2ユニット120は、香味吸引器10を駆動する電源、香味吸引器10を制御する制御回路を有する電装ユニットである。電源や制御回路は、第2筒体120Xに収容される。電源は、例えば、リチウムイオン電池である。制御回路は、例えば、CPU及びメモリによって構成される。第1実施形態において、第2ユニット120は、通気孔120Aを有する。通気孔120Aから導入される空気は、
図2に示すように、霧化ユニット111(霧化部111R)及び酸発生源112に導かれる。
【0048】
カートリッジ200は、香味吸引器10を構成する吸引器本体100に接続可能に構成される香喫味源ユニットの一例である。カートリッジ200は、吸口から吸い込まれる気体(以下、空気)の流路上において霧化ユニット111よりも吸口側に設けられる。言い換えると、カートリッジ200は、必ずしも物理空間的に霧化ユニット111よりも吸口側に設けられている必要はなく、霧化ユニット111から発生するエアロゾルを吸口側に導くエアロゾル流路上において霧化ユニット111よりも吸口側に設けられていればよい。すなわち、第1実施形態において、「吸口側」は、エアロゾルの流れの「下流」と同義であると考えてもよく、「非吸口側」は、エアロゾルの流れの「上流」と同義であると考えてもよい。
【0049】
具体的には、カートリッジ200は、カートリッジ本体200Xと、香喫味源210と、網目220と、フィルタ230とを有する。
【0050】
カートリッジ本体200Xは、所定方向Aに沿って延びる筒状形状を有する。カートリッジ本体200Xは、香喫味源210を収容する。
【0051】
香喫味源210は、吸口から吸い込まれる空気の流路上において霧化ユニット111よりも吸口側に設けられる。香喫味源210は、エアロゾル源から発生するエアロゾルに香喫味成分を付与する。言い換えると、香喫味源210によってエアロゾルに付与される香味は、吸口に運ばれる。
【0052】
第1実施形態において、香喫味源210は、霧化ユニット111から発生するエアロゾルに香喫味成分を付与する原料片によって構成される。香喫味成分には、例えば、ニコチン成分なども含まれる。原料片のサイズは、0.2mm以上1.2mm以下であることが好ましい。さらには、原料片のサイズは、0.2mm以上0.7mm以下であることが好ましい。香喫味源210を構成する原料片のサイズが小さいほど、比表面積が増大するため、香喫味源210を構成する原料片から香喫味成分がリリースされやすい。従って、所望量の香喫味成分をエアロゾルに付与するにあたって、原料片の量を抑制できる。香喫味源210を構成する原料片としては、刻みたばこ、たばこ原料を粒状に成形した成形体を用いることができる。但し、香喫味源210は、たばこ原料をシート状に成形した成形体であってもよい。また、香喫味源210を構成する原料片は、香喫味成分を含んでいればよく、必ずしもたばこ原料によって構成されている必要はない。香喫味源210には、メンソールなどの香料が付与されていてもよい。
【0053】
ここで、香喫味源210を構成する原料片は、例えば、JIS Z 8801に準拠したステンレス篩を用いて、JIS Z 8815に準拠する篩分けによって得られる。例えば、0.71mmの目開きを有するステンレス篩を用いて、乾燥式かつ機械式振とう法によって20分間に亘って原料片を篩分けによって、0.71mmの目開きを有するステンレス篩を通過する原料片を得る。続いて、0.212mmの目開きを有するステンレス篩を用いて、乾燥式かつ機械式振とう法によって20分間に亘って原料片を篩分けによって、0.212mmの目開きを有するステンレス篩を通過する原料片を取り除く。すなわち、香喫味源210を構成する原料片は、上限を規定するステンレス篩(目開き=0.71mm)を通過し、下限を規定するステンレス篩(目開き=0.212mm)を通過しない原料片である。従って、実施形態では、香喫味源210を構成する原料片のサイズの下限は、下限を規定するステンレス篩の目開きによって定義される。なお、香喫味源210を構成する原料片のサイズの上限は、上限を規定するステンレス篩の目開きによって定義される。
【0054】
第1実施形態において、香喫味源210は、塩基性物質が添加されたたばこ源(例えば、ニコチン成分を含む香喫味源の一例)である。たばこ源に重量比10倍の水を加えた水溶液のpHは、7よりも大きいことが好ましく、8以上であることがより好ましい。これによって、たばこ源から発生する香喫味成分をエアロゾルによって効率的に取り出すことができる。これにより、所望量の香喫味成分をエアロゾルに付与するにあたって、たばこ源の量を抑制できる。一方、たばこ源に重量比10倍の水を加えた水溶液のpHは、14以下であることが好ましく、10以下であることがより好ましい。これによって、香味吸引器10(例えば、カートリッジ200又は吸引器本体100)に対するダメージ(腐食等)を抑制することができる。
【0055】
なお、香喫味源210から発生する香喫味成分はエアロゾルによって搬送されており、香喫味源210自体を加熱する必要はないことに留意すべきである。
【0056】
網目220は、香喫味源210に対して非吸口側においてカートリッジ本体200Xの開口を塞ぐように設けられており、フィルタ230は、香喫味源210に対して吸口側においてカートリッジ本体200Xの開口を塞ぐように設けられている。網目220は、香喫味源210を構成する原料片が通過しない程度の粗さを有する。網目220の粗さは、例えば、0.077mm以上0.198mm以下の目開きを有する。フィルタ230は、通気性を有する物質によって構成される。フィルタ230は、例えば、アセテートフィルタであることが好ましい。フィルタ230は、香喫味源210を構成する原料片が通過しない程度の粗さを有する。
【0057】
(エアロゾル流路及び酸流路)
以下において、第1実施形態に係るエアロゾル流路及び酸流路について説明する。
図2は、第1実施形態に係るエアロゾル流路及び酸流路を説明するための図である。具体的には、
図2は、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された状態における香味吸引器10の内部構造を示す断面模式図である。
【0058】
図2に示すように、香味吸引器10は、エアロゾル流路140と、酸流路150とを有する。
【0059】
エアロゾル流路140は、霧化ユニット111から発生するエアロゾルを吸口側に導く流路である。言い換えると、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された状態において、霧化ユニット111から発生するエアロゾルを吸口側に導くエアロゾル流路140が形成される。
【0060】
第1実施形態において、エアロゾル流路140は、香喫味源210を通って吸口側にエアロゾルを導く第1流路によって構成されている。
【0061】
酸流路150は、酸発生源112から放出される酸を霧化ユニット111(霧化部111R)を通らずに吸口側に導く流路である。言い換えると、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された状態において、酸発生源112から発生する酸を吸口側に導く酸流路150が形成される。
図2に示す例では、酸流路150は、香喫味源210を通って吸口側に酸を導く流路である。
【0062】
第1実施形態においては、霧化ユニット111から発生するエアロゾルによって捕捉される香喫味成分及び酸発生源112から放出される酸は、カートリッジ200で混合される。言い換えると、エアロゾル流路140及び酸流路150は、カートリッジ200内で共通する流路を有する。
【0063】
第1実施形態において、香喫味源210は、酸発生源112の下流において酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する経路において、酸発生源112と霧化ユニット111との間に設けられる。詳細には、香喫味源210は、酸発生源112の下流において酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する経路の全てにおいて、酸発生源112と霧化ユニット111との間に設けられることが好ましい。ここで、酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する経路は、上流から下流に導かれる気体が通るだけではなくて、下流から上流に導かれる気体も通る可能性がある経路であることに留意すべきである。
【0064】
なお、「流路」とは、吸引動作において上流から下流に導かれる気体が通る空間を意味しており、「経路」は、2か所を結ぶ物理的な空間を意味すると考えてもよい。また、「流路」の定義として「通る」又は「通らない」という用語を用いるケースにおいては、「部品Aから発生又は放出される気体が部品Bを通る」という用語は、上流から下流に導かれる気体が部品Bを通ることを意味しており、部品Bは、部品Aの下流に設けられていることを意味することに留意すべきである。一方で、「部品Aから発生又は放出される気体が部品Bを通らない」という用語は、上流から下流に導かれる気体が部品Bを通らないことを意味しており、部品Bは、部品Aの下流に設けられていないことを意味することに留意すべきである。例えば、「酸発生源から放出される酸を霧化部を通らずに吸口側に導く酸流路」とは、酸発生源の下流側に霧化部が存在していないことを意味しており、霧化部は、酸発生源の上流側に配置される、若しくは、酸発生源と並列に配置されることを意味する。
【0065】
すなわち、
図2に示す例では、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された後において、下流から上流への空気流が生じたとしても、酸発生源112から放出される酸が直接的に霧化ユニット111に導かれにくいことに留意すべきである。また、酸発生源112から放出される酸が拡散したとしても、酸発生源112から放出される酸が直接的に霧化ユニット111に導かれにくいことに留意すべきである。
【0066】
第1実施形態では、吸引器本体100にカートリッジ本体200Xが接続された状態において、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化ユニット111から発生するエアロゾルを吸口側に導くエアロゾル流路140の少なくとも一部が形成され、かつ、酸発生源112から発生する酸を霧化部111Rを通らずに吸口側に導く酸流路150の少なくとも一部が形成される。言い換えると、エアロゾル流路140の少なくとも一部及び酸流路150の少なくとも一部は、カートリッジ本体200Xによって形成される。
【0067】
ここで、酸流路150を構成する部材(例えば、筒体100X、カートリッジ本体200X及び網目220など)は、耐酸性を有する部材によって構成されることに留意すべきである。
【0068】
(作用及び効果)
第1実施形態では、霧化部111Rを通らずに吸口側に導く酸流路150が設けられるため、霧化ユニット111を構成する部材の劣化を抑制しながらも、香喫味を向上することができる。
【0069】
第1実施形態では、酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する経路(全ての経路)において、酸発生源112と霧化ユニット111との間に香喫味源210が設けられる。従って、酸発生源112から発生する酸が直接的に霧化ユニット111に導かれにくく、霧化ユニット111を構成する部材の劣化が生じにくい。さらには、香喫味源210がたばこ源(たばこ源に重量比10倍の水を加えた水溶液がアルカリ性のpHを有するたばこ源)であるため、酸発生源112から放出される酸が香喫味源210で中和されるため、酸発生源112から発生する酸が直接的に霧化ユニット111に導かれにくく、霧化ユニット111を構成する部材の劣化が生じにくい。
【0070】
第1実施形態では、香喫味源210は、たばこ源(たばこ源に重量比10倍の水を加えた水溶液がアルカリ性のpHを有するたばこ源)である。従って、たばこ源から発生する香喫味成分をエアロゾルによって効率的に取り出すことができ、エアロゾル源の消費量のロスを低減することができる。香喫味成分を効率的に取り出すことができることから、所望量の香喫味成分を得るにあたって、たばこ源の量を抑制できる。
【0071】
第1実施形態では、酸発生源112の上流に霧化ユニット111(霧化部111R)が存在していない。言い換えると、エアロゾル流路140は、酸発生源112を通らずに霧化ユニット111(霧化部111R)によって発生するエアロゾルを吸口側に導く流路である。従って、エアロゾルが酸発生源112によって濾過されず、エアロゾルのロスを抑制しながら、香喫味を向上することができる。
【0072】
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について
図3を用いて説明する。
図3は、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された状態における香味吸引器10の内部構造を示す断面模式図である。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
【0073】
具体的には、第1実施形態では、酸流路150は、香喫味源210を通って吸口側に酸を導く流路である。これに対して、変更例1では、酸流路150は、
図3に示すように、香喫味源210を通らずに吸口側に酸を導く流路である。また、酸発生源112の上流に霧化ユニット111(霧化部111R)が存在していない。言い換えると、エアロゾル流路140は、酸発生源112を通らずに霧化ユニット111(霧化部111R)によって発生するエアロゾルを吸口側に導く流路である。
【0074】
ここで、酸流路150は、エアロゾル流路140と空間的に仕切られている。ここで、「空間的に仕切られている」とは、エアロゾルによって捕捉される香喫味成分及び酸を混合するために設けられる構成(
図3では、混合チャンバ110C)の上流側において、エアロゾル流路140及び酸流路150が空間的に分かれていることを意味することに留意すべきである。
【0075】
詳細には、エアロゾル流路140及び酸流路150は、吸引器本体100に設けられる仕切り部110Dによって仕切られている。上述したカートリッジ200は、エアロゾル流路140内に配置される。なお、仕切り部110Dは、混合チャンバ110Cの上流側においてエアロゾル流路140及び酸流路150を仕切っていることに留意すべきである。
【0076】
変更例1において、霧化ユニット111から発生するエアロゾルによって捕捉される香喫味成分及び酸発生源112から放出される酸は、カートリッジ200よりも下流に設けられる混合チャンバ110Cで混合される。すなわち、混合チャンバ110Cは、香喫味源210を構成する原料片の脱落防止のために設けられるフィルタ230よりも下流に設けられる。また、香喫味源210は、酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する経路において、酸発生源112と霧化ユニット111との間に設けられる。詳細には、香喫味源210は、酸発生源112の下流において酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する経路の全てにおいて、酸発生源112と霧化ユニット111との間に設けられることが好ましい。
【0077】
すなわち、
図3に示す例では、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された後において、下流から上流への空気流が生じたとしても、酸発生源112から発生する酸が直接的に霧化ユニット111に導かれにくいことに留意すべきである。
【0078】
ここで、酸流路150を構成する部材(例えば、筒体100X及び仕切り部110Dなど)は、耐酸性を有する部材によって構成されることに留意すべきである。
【0079】
(作用及び効果)
変更例1では、第1実施形態と同様に、霧化部111Rを通らずに吸口側に導く酸流路150が設けられるため、霧化ユニット111を構成する部材の劣化を抑制しながらも、香喫味を向上することができる。
【0080】
変更例1では、酸流路150は、香喫味源210を通らずに吸口側に酸を導く流路である。従って、酸発生源112から発生する酸が香喫味源210で濾過されることなく吸口側に導かれるため、酸のロスを抑制しながら、香喫味を向上することができる。特に、香喫味源210に重量比10倍の水を加えた水溶液がアルカリ性のpHを有する場合において、酸発生源112から発生する酸が香喫味源210で中和されることなく吸口側に導かれるため、酸のロスをさらに抑制しながら、香喫味を向上することができる。
【0081】
変更例1では、酸発生源112の上流に霧化ユニット111(霧化部111R)が存在していない。言い換えると、エアロゾル流路140は、酸発生源112を通らずに霧化ユニット111(霧化部111R)によって発生するエアロゾルを吸口側に導く流路である。従って、エアロゾルが酸発生源112によって濾過されず、エアロゾルのロスを抑制しながら、香喫味を向上することができる。
【0082】
[変更例2]
以下において、第1実施形態の変更例2について
図4乃至
図6を用いて説明する。
図4は、変更例2に係るカートリッジ200の斜視図であり、
図5は、変更例2に係るカートリッジ200を吸口側から見た図である。
図6は、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された状態における香味吸引器10の内部構造を示す断面模式図である。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
【0083】
具体的には、第1実施形態では、エアロゾル流路140は、香喫味源210を通って吸口側にエアロゾルを導く第1流路によって構成されている。これに対して、変更例22では、エアロゾル流路140は、香喫味源210を通って吸口側にエアロゾルを導く第1流路に加えて、第1流路とは異なる第2流路を含む。また、酸発生源112の上流に霧化ユニット111(霧化部111R)が存在していない。言い換えると、エアロゾル流路140は、酸発生源112を通らずに霧化ユニット111(霧化部111R)によって発生するエアロゾルを吸口側に導く流路である。
【0084】
なお、酸流路150は、エアロゾル流路140と空間的に仕切られている。ここで、「空間的に仕切られている」とは、エアロゾルによって捕捉される香喫味成分及び酸を混合するために設けられる構成(
図6では、混合チャンバ110C)の上流側において、エアロゾル流路140及び酸流路150が空間的に分かれていることを意味することに留意すべきである。変更例2においては、仕切り部110Dによってエアロゾル流路140及び酸流路150が仕切られており、仕切り部110Dは、混合チャンバ110Cの上流側においてエアロゾル流路140及び酸流路150を仕切っていることに留意すべきである。
【0085】
変更例2において、第2流路におけるエアロゾルの低減率は、第1流路におけるエアロゾルの低減率よりも小さいことが好ましい。ここで、「低減率」とは、「流路に流入するエアロゾル量(流入量)」に対する「流路で損失したエアロゾル量(流入量−流出量)」の比率(すなわち、(流入量−流出量)/流入量)である。
【0086】
詳細には、
図4及び
図5に示すように、カートリッジ200は、上述したカートリッジ本体200Xとして、内体201、外体202及びリブ203を有する。なお、
図4では、上述した香喫味源210が省略されていることに留意すべきである。
【0087】
内体201は、所定方向Aに沿って延びる筒状形状を有する。内体201は、香喫味源210を収容する。内体201の非吸口側には網目220が設けられており、内体201の吸口側にはフィルタ230が設けられる。
【0088】
外体202は、所定方向Aに沿って延びる筒状形状を有する。外体202は、内体201を収容する。外体202は、所定方向Aに沿って延びるリブ203によって内体201に固定される。互いに隣接するリブ203の間には、所定方向Aに沿って延びる空隙204が形成される。
【0089】
図6に示すように、変更例2に係るカートリッジ200を用いたケースにおいて、エアロゾル流路140は、香喫味源210を通って吸口側にエアロゾルを導く第1流路140Aと、第1流路140Aとは異なる第2流路140Bとを含む。第2流路140Bにおけるエアロゾルの低減率は、第1流路140Aにおけるエアロゾルの低減率よりも小さい。さらには、第2流路140Bを通って吸口側に導かれるエアロゾル量は、第1流路140Aを通って吸口側に導かれるエアロゾル量以上であることが好ましい。
【0090】
なお、第1流路140Aは、内体201の内側を通る流路であり、第2流路140Bは、空隙204を通る流路である。変更例2において、第2流路140Bは、香喫味源210を通らずに吸口側にエアロゾルを導く流路である。また、第2流路140Bは、実質的に中空である。
【0091】
変更例2においては、第1流路140A及び第2流路140Bの双方が主としてカートリッジ本体200X内に形成されており、第1流路140Aと第2流路140Bとの分岐部分145は、カートリッジ本体200X外に設けられる。
【0092】
変更例2において、霧化ユニット111から発生するエアロゾルによって捕捉される香喫味成分及び酸発生源112から放出される酸は、カートリッジ200よりも下流に設けられる混合チャンバ110Cで混合される。すなわち、混合チャンバ110Cは、香喫味源210を構成する原料片の脱落防止のために設けられるフィルタ230よりも下流に設けられる。また、香喫味源210は、酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する経路において、酸発生源112と霧化ユニット111との間に設けられる。詳細には、香喫味源210は、酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する経路において、酸発生源112と霧化ユニット111との間に設けられることが好ましい。
図6に示すように、香喫味源210は、酸発生源112の下流において酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する主要な経路(酸発生源112、混合チャンバ110C、内体201の内側、霧化ユニット111)において酸発生源112と霧化ユニット111との間に設けられていればよい。
【0093】
すなわち、
図6に示す例では、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された後において、下流から上流への空気流が生じたとしても、酸発生源112から発生する酸が直接的に霧化ユニット111に導かれにくいことに留意すべきである。
【0094】
(作用及び効果)
変更例2では、第1実施形態と同様に、霧化部111Rを通らずに吸口側に導く酸流路150が設けられるため、霧化ユニット111を構成する部材の劣化を抑制しながらも、香喫味を向上することができる。
【0095】
変更例2では、香喫味源210を通って吸口側にエアロゾルを導く第1流路140Aとは異なる第2流路140Bが設けられており、第2流路140Bにおけるエアロゾルの低減率は、第1流路140Aにおけるエアロゾルの低減率よりも小さい。これによって、第1流路140Aを通るエアロゾルによって香喫味源210から所望量の香喫味成分を取り出しながら、第2流路140Bを通るエアロゾルによってエアロゾルの不足を効率的に補うことができる。従って、エアロゾル源の消費量及び霧化に必要なエネルギー量のロスを低減することができる。
【0096】
変更例2では、第2流路140Bは、香喫味源210を通らずに吸口側にエアロゾルを導く流路である。従って、第2流路140Bにおいて香喫味源210によってエアロゾルが濾過されないため、第2流路140Bにおけるエアロゾルの低減が抑制されて、エアロゾルの不足を効率的に補うことができる。また、第2流路140Bを通るエアロゾルによって香喫味源210の劣化を助長する事象が抑制されるとともに、エアロゾル源の消費量のロスを低減することができる。
【0097】
変更例2では、第2流路140Bは、実質的に中空である。従って、第2流路140Bにおけるエアロゾルの低減がさらに抑制されて、エアロゾルの不足を効率的に補うことができる。
【0098】
変更例2では、第2流路140Bを通って吸口側に導かれるエアロゾル量は、第1流路140Aを通って吸口側に導かれるエアロゾル量以上である。従って、香喫味源210の劣化を抑制しながら、十分なエアロゾルを吸口側に導くことができる。
【0099】
変更例2では、酸発生源112の上流に霧化ユニット111(霧化部111R)が存在していない。言い換えると、エアロゾル流路140は、酸発生源112を通らずに霧化ユニット111(霧化部111R)によって発生するエアロゾルを吸口側に導く流路である。従って、エアロゾルが酸発生源112によって濾過されず、エアロゾルのロスを抑制しながら、香喫味を向上することができる。
【0100】
変更例2では、香喫味源210は、霧化ユニット111から発生するエアロゾルに香喫味成分を付与する原料片によって構成される。これによって、たばこ原料をシート状や刻状に成形した成形体と比べて、比表面積が増大するため、香喫味源210を構成する原料片から香喫味成分がリリースされやすい。従って、香喫味源210によって所望量の香喫味成分をエアロゾルに付与するにあたって、香喫味源210を構成する原料片の体積を抑制することができ、香喫味源210を収容する部材(ここでは、カートリッジ本体200X)のサイズを抑制することができる。
【0101】
さらには、たばこ原料をシート状や刻状に成形した成形体と比べて比表面積が大きい原料片を用いると、香喫味源210が劣化しやすいが、上述したように、香喫味源210を通って吸口側にエアロゾルを導く第1流路140Aとは異なる第2流路140Bを設けることによって、香喫味源210の劣化が抑制される。すなわち、比表面積が大きい原料片及び第2流路140Bの採用によって、香喫味源210の劣化を抑制しながらも、香喫味源210を構成する原料片の体積を抑制し、香喫味源210を収容する部材(ここでは、カートリッジ本体200X)のサイズを抑制することができる。
【0102】
[変更例3]
以下において、第1実施形態の変更例3について
図7を用いて説明する。
図7は、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された状態における香味吸引器10の内部構造を示す断面模式図である。以下においては、変更例2に対する相違点について主として説明する。
【0103】
具体的には、変更例2では、酸流路150は、第2流路140Bとは別々に設けられる。これに対して、変更例3では、酸流路150は、第2流路140Bの少なくとも一部と共通する。但し、変更例3においても、第2流路におけるエアロゾルの低減率は、第1流路におけるエアロゾルの低減率よりも小さいことが好ましい。部分的に(すなわち酸発生源が設けられている空隙において)エアロゾル低減率が第1流路140Aよりも大きくなってもよいが、第2流路140Bの全体のエアロゾル低減率は、第1流路140Aにおける低減率よりも小さいことが好ましい。
【0104】
詳細には、変更例3において、酸発生源112は、
図7に示すように、所定方向Aに対する垂直方向において霧化ユニット111と並んで配置されておらず、霧化ユニット111の下流に設けられる。変更例3では、酸発生源112は、上述したカートリッジ200の空隙204内(すなわち、第2流路140B)に配置される。
【0105】
複数の空隙204がカートリッジ200に設けられている場合に、複数の空隙204の全てに酸発生源112が配置されていてもよく、複数の空隙204の一部に酸発生源112が配置されていてもよい。
【0106】
すなわち、酸発生源112から放出される酸を吸口側に導く酸流路150の全体は、空隙204によって構成される第2流路140Bの少なくとも一部と共通する。言い換えると、空隙204は、酸流路150として機能するとともに、第2流路140Bとしても機能する。
【0107】
変更例3では、吸引器本体100にカートリッジ本体200Xが接続された状態において、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化ユニット111から発生するエアロゾルを吸口側に導くエアロゾル流路140の少なくとも一部が形成され、かつ、酸発生源112から発生する酸を霧化部111Rを通らずに吸口側に導く酸流路150の少なくとも一部が形成される。変更例3では、エアロゾル流路140の少なくとも一部及び酸流路150の全体は、カートリッジ本体200Xによって形成される。
【0108】
変更例3において、霧化ユニット111から発生するエアロゾルによって捕捉される香喫味成分及び酸発生源112から放出される酸は、カートリッジ200よりも下流に設けられる混合チャンバ110Cで混合される。すなわち、混合チャンバ110Cは、香喫味源210を構成する原料片の脱落防止のために設けられるフィルタ230よりも下流に設けられる。
【0109】
(作用及び効果)
変更例3では、第1実施形態と同様に、霧化部111Rを通らずに吸口側に導く酸流路150が設けられるため、霧化ユニット111を構成する部材の劣化を抑制しながらも、香喫味を向上することができる。
【0110】
変更例3では、所定方向Aに対する垂直方向において酸発生源112を霧化ユニット111と並んで配置する必要がない。従って、香喫味源210を通らずに吸口側に酸を導く酸流路150を形成する構成(
図3を参照)を採用する場合に、所定方向Aに対する垂直方向においてカートリッジ200と隣接するデッドスペースが必要ない。すなわち、香味吸引器10の内部のデッドスペースを削減することによって、少なくとも、所定方向Aに対する垂直断面において香味吸引器10の小型化を図ることが可能である。
【0111】
変更例3においては、香喫味源210及び酸発生源112は、香味吸引器10を構成する吸引器本体100に接続可能に構成されるカートリッジ200に含まれる。従って、酸発生源112の着脱又は交換が容易である。酸発生源112及び酸流路150の全体がカートリッジ200内に収まっており、霧化ユニット111と比べてカートリッジ200の交換頻度は高いため、酸に接触する部材に要求される耐酸性の条件が緩和される。また、香喫味源210と酸との最適な(好みに合わせた)組合せをセットとして含む1つのカートリッジ200を供給することができる。
【0112】
ここで、変更例3のように、酸発生源112にエアロゾルを通気する態様においては、酸発生源112に含まれる酸は、エアロゾルに溶解可能であり、常温で不揮発性又は難揮発性の酸(例えば、20℃において0.1kPa未満の蒸気圧を有する酸)であることが好ましい。これによって、香喫味源210や霧化部111Rへの酸の移行を抑制しながらも、不揮発性又は難揮発性の酸のキャリアとしてエアロゾルを用いることによって十分な酸を供給することが可能である。
【0113】
[変更例4]
以下において、第1実施形態の変更例4について
図8を用いて説明する。
図8は、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された状態における香味吸引器10の内部構造を示す断面模式図である。以下においては、変更例3に対する相違点について主として説明する。
【0114】
具体的には、変更例3では、香味吸引器10は、霧化ユニット111から発生するエアロゾルが酸発生源112に導かれる。これに対して、変更例4では、香味吸引器10は、
図8に示すように、通気孔120Bを有しており、通気孔120Bから導入される空気が酸発生源112に導かれる。酸発生源112に空気を導く通気孔120Bは、霧化ユニット111に空気を導く通気孔120Aとは別に設けられる。通気孔120Bは、例えば、空気流路の上流/下流と関係ない空間的な配置の意味で、霧化ユニット111よりも吸口側に設けられる。
【0115】
変更例4において、酸発生源112の上流に霧化ユニット111(霧化部111R)が存在していない。言い換えると、エアロゾル流路140は、酸発生源112を通らずに霧化ユニット111(霧化部111R)によって発生するエアロゾルを吸口側に導く流路である。酸流路150は、エアロゾル流路140と空間的に仕切られている。ここで、「空間的に仕切られている」とは、エアロゾルによって捕捉される香喫味成分及び酸を混合するために設けられる構成(
図8では、混合チャンバ110C)の上流側において、エアロゾル流路140及び酸流路150が空間的に分かれていることを意味することに留意すべきである。
【0116】
ここで、通気孔120Bから導入される空気が霧化ユニット111から発生するエアロゾルと混合しないように、通気孔120Bから導入される空気の流路は、霧化ユニット111から発生するエアロゾルの流路と仕切り部110Eによって仕切られている。仕切り部110Eは、混合チャンバ110Cの上流側においてエアロゾル流路140及び酸流路150を仕切っていることに留意すべきである。通気孔120Bと連通していない空隙204は、上述した第2流路140Bを形成してもよいことに留意すべきである。或いは、通気孔120Bと連通していない空隙204にも酸発生源112が設けられていてもよい。
【0117】
変更例4において、霧化ユニット111から発生するエアロゾルによって捕捉される香喫味成分及び酸発生源112から放出される酸は、カートリッジ200よりも下流に設けられる混合チャンバ110Cで混合される。すなわち、混合チャンバ110Cは、香喫味源210を構成する原料片の脱落防止のために設けられるフィルタ230よりも下流に設けられる。また、香喫味源210は、酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する経路において、酸発生源112と霧化ユニット111との間に設けられる。詳細には、香喫味源210は、酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する経路において、酸発生源112と霧化ユニット111との間に設けられることが好ましい。
図8に示すように、香喫味源210は、酸発生源112の下流において酸発生源112と霧化ユニット111とに連通する主要な経路(酸発生源112、混合チャンバ110C、内体201の内側、霧化ユニット111)において酸発生源112と霧化ユニット111との間に設けられていればよい。
【0118】
すなわち、
図8に示す例では、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された後において、下流から上流への空気流が生じたとしても、酸発生源112から発生する酸が直接的に霧化ユニット111に導かれにくいことに留意すべきである。
【0119】
なお、変更例4においては、酸発生源112が設けられている空隙204(空気流路)に通気孔120Bから導入される空気が導かれるように、カートリッジ200を吸引器本体100に接続する際に、通気孔120Bが空隙204と連通する必要がある。従って、カートリッジ200及び吸引器本体100の少なくとも一方は、通気孔120Bが空隙204(空気流路)と連通するように、吸引器本体100とカートリッジ200との相対位置を特定するための位置決め機能を有することが好ましい。このような位置決め機能の一例は、以下に示す通りである。
【0120】
ここで、カートリッジが吸引器本体に吸引器本体の長軸方向(所定方向A)を回転軸として回転可能に取り付けられる場合においては、カートリッジ及び吸引器本体の一方は、回転軸を中心として環状に設けられる流路(環状に連続する流路又は環状に配置される複数の流路)を有しており、カートリッジ及び吸引器本体の他方は、一方に設けられる流路に対して径方向において対応した位置に流路を有することが好ましい。これによって、吸引器本体の長軸方向(所定方向A)を中心とする周方向において、吸引器本体とカートリッジとの相対位置を気にせずに、カートリッジを吸引器本体に接続しても、通気孔が流路と連通する。
【0121】
或いは、所定方向Aを中心とする周方向において、吸引器本体とカートリッジとの相対位置を一意に特定するために、吸引器本体を構成する筒体の内面にガイドリブが設けられており、カートリッジ本体の外面にガイド溝が設けられていてもよい。逆に、吸引器本体を構成する筒体の内面にガイド溝が設けられており、カートリッジ本体の外面にガイドリブが設けられていてもよい。ガイド溝及びガイドリブは、所定方向Aに沿って延びる形状を有することが好ましい。
【0122】
或いは、吸引器本体を構成する筒体が多角形状或いは楕円形状の空洞を有しており、カートリッジが多角柱形状或いは楕円柱形状を有するケースを考える。このようなケースにおいて、吸引器本体を構成する筒体及びカートリッジは、吸引器本体とカートリッジとの相対位置が一意に特定される形状を有することが好ましい。或いは、吸引器本体及びカートリッジは、吸引器本体とカートリッジとの相対位置を一意に特定するためのガイドリブやガイド溝を有していてもよい。
【0123】
或いは、吸引器本体及びカートリッジは、吸引器本体とカートリッジとの相対位置を一意に特定するための印を有していてもよい。
【0124】
(作用及び効果)
変更例4では、変更例2及び変更例3の効果に加えて、以下に示す効果が得られる。具体的には、酸流路150は、香喫味源210を通らずに吸口側に酸を導く流路である。従って、酸発生源112から発生する酸が香喫味源210で濾過されることなく吸口側に導かれるため、酸のロスを抑制しながら、香喫味を向上することができる。特に、香喫味源210に重量比10倍の水を加えた水溶液がアルカリ性のpHを有する場合において、酸発生源112から発生する酸が香喫味源210で中和されることなく吸口側に導かれるため、酸のロスをさらに抑制しながら、香喫味を向上することができる。
【0125】
[変更例5]
以下において、第1実施形態の変更例5について
図9を用いて説明する。
図9は、吸引器本体100にカートリッジ200が接続された状態における香味吸引器10の内部構造を示す断面模式図である。以下においては、変更例3に対する相違点について主として説明する。
【0126】
具体的には、変更例3では、香味吸引器10は、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化ユニット111として単数のユニットを有する。これに対して、変更例5では、香味吸引器10は、
図9に示すように、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化ユニット111として、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bを有する。ここで、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bから発生するエアロゾルは、カートリッジ200に導かれる前に混合されてもよい。
【0127】
なお、
図3においては、第1流路140A及び第2流路140Bの配置について一例を示しているに過ぎず、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bの配置についても一例を示しているに過ぎない。従って、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bの配置が
図9に示す一例に限定されないことは勿論である。また、第1霧化ユニット111Aの数及び第2霧化ユニット111Bの数も任意である。
【0128】
変更例5において、第1霧化ユニット111Aが霧化するエアロゾル源は、第2霧化ユニット111Bが霧化するエアロゾル源と異なっていてもよい。例えば、第1霧化ユニット111Aが霧化するエアロゾル源は、香喫味源210から香喫味成分を取り出しやすいエアロゾルを発生する物質によって構成されており、第2霧化ユニット111Bが霧化するエアロゾル源は、香料を含むエアロゾルを発生する物質によって構成されてもよい。但し、第1霧化ユニット111Aが霧化するエアロゾル源は、第2霧化ユニット111Bが霧化するエアロゾル源と同じであってもよい。
【0129】
ここで、酸発生源112は、変更例3と同様に、上述したカートリッジ200の空隙204内(すなわち、第2流路140B)に配置される。
【0130】
複数の空隙204がカートリッジ200に設けられている場合に、複数の空隙204の全てに酸発生源112が配置されていてもよく、複数の空隙204の一部に酸発生源112が配置されていてもよい。
【0131】
すなわち、酸発生源112から放出される酸を吸口側に導く酸流路150の全体は、空隙204によって構成される第2流路140Bと共通する。言い換えると、空隙204は、酸流路150として機能するとともに、第2流路140Bとしても機能する。
【0132】
ここで、変更例5のように、酸発生源112にエアロゾルを通気する態様においては、酸発生源112に含まれる酸は、エアロゾルに溶解可能であり、常温で不揮発性又は難揮発性の酸(例えば、20℃において0.1kPa未満の蒸気圧を有する酸)であることが好ましい。これによって、香喫味源210や霧化部111Rへの酸の移行を抑制しながらも、不揮発性又は難揮発性の酸のキャリアとしてエアロゾルを用いることによって十分な酸を供給することが可能である。
【0133】
[実施形態のまとめ]
以下において、実施形態のまとめについて説明する。
図10〜
図22は、非燃焼型香味吸引器に設けられる各部品(酸発生源、霧化部、香喫味源及び混合チャンバなど)と各部品を連結する流路との位置関係を説明するための概念図である。
図10〜
図22に示すように、非燃焼型香味吸引器は、酸発生源、霧化部及び香喫味源を少なくとも備えており、酸発生源から放出される酸を霧化部を通らずに吸口側に導く酸流路を有する。なお、
図10〜
図22では、香喫味源は、例えば、たばこ源(該たばこ源に重量比10倍の水を加えた水溶液がアルカリ性のpHを有するたばこ源)である。
【0134】
第1に、第1実施形態(
図2)の概念について、
図10を参照しながら説明する。
図10に示すように、酸発生源から放出される酸及び霧化部から発生するエアロゾルは、香喫味源に導かれる。酸及びエアロゾルによって捕捉される香喫味成分は、香喫味源で混合される。言い換えると、香喫味源は、酸及び香喫味成分を混合する混合チャンバを兼ねている。
【0135】
第2に、変更例1(
図3)の概念について、
図11を参照しながら説明する。酸発生源から放出される酸は、混合チャンバに導かれる。霧化部から発生するエアロゾルは、香喫味源を通って混合チャンバに導かれる。混合チャンバは、例えば、吸口部材に設けられる。酸及びエアロゾルによって捕捉される香喫味成分は、混合チャンバで混合される。
【0136】
第3に、変更例2(
図6)の概念について、
図12を参照しながら説明する。酸発生源から放出される酸は、混合チャンバに導かれる。霧化部から発生するエアロゾルは、香喫味源を通って混合チャンバに導かれるとともに、香喫味源を通らずに混合チャンバに導かれる。混合チャンバは、例えば、吸口部材に設けられる。香喫味源を有するカートリッジ(香喫味源ユニット)は、香喫味源を通って吸口側にエアロゾルを導く第1流路に加えて、香喫味源を通らずに吸口側にエアロゾルを導く第2流路を有する。酸及びエアロゾルによって捕捉される香喫味成分は、混合チャンバで混合される。
【0137】
第4に、変更例3(
図7)の概念について、
図13を参照しながら説明する。霧化部から発生するエアロゾルは、酸発生源を通って混合チャンバに導かれるとともに、香喫味源を通って混合チャンバに導かれる。酸発生源、香喫味源及び混合チャンバは、カートリッジ(香喫味源ユニット)を構成する。カートリッジは、香喫味源を通って吸口側にエアロゾルを導く第1流路に加えて、香喫味源を通らずに吸口側にエアロゾルを導く第2流路を有していてもよい。酸及びエアロゾルによって捕捉される香喫味成分は、混合チャンバで混合される。
【0138】
第5に、変更例4(
図8)の概念について、
図14を参照しながら説明する。霧化部から発生するエアロゾルは、香喫味源を通って混合チャンバに導かれる。酸発生源から放出される酸は、混合チャンバに導かれる。酸発生源、香喫味源及び混合チャンバは、カートリッジ(香喫味源ユニット)を構成する。ここでは、酸発生源に空気を導入するための通気孔は、霧化部に空気を導入するための通気孔と異なる。カートリッジは、香喫味源を通って吸口側にエアロゾルを導く第1流路に加えて、香喫味源を通らずに吸口側にエアロゾルを導く第2流路を有していてもよい。酸及びエアロゾルによって捕捉される香喫味成分は、混合チャンバで混合される。
【0139】
上述したように、各実施形態の概念について説明したが、非燃焼型香味吸引器に設けられる各部品と各部品を連結する流路との位置関係は、これらに限定されるものではない。例えば、実施形態は、以下に示す形態を含んでいてもよい。
【0140】
例えば、
図15及び
図16に示すように、霧化部、酸発生源及び香喫味源は、上流から下流に向けて直列で並んでいてもよい。例えば、これらの構成は、
図15に示すように、上流から下流に向けて霧化部、酸発生源、香喫味源の順で直列に並んでいてもよい。なお、
図15に示す例では、酸及びエアロゾルによって捕捉される香喫味成分は、香喫味源で混合される。言い換えると、香喫味源は、酸及び香喫味成分を混合する混合チャンバを兼ねている。或いは、
図16に示すように、上流から下流に向けて霧化部、香喫味源、酸発生源の順で直列に並んでいてもよい。なお、
図16に示す例では、酸及びエアロゾルによって捕捉される香喫味成分は、酸発生源で混合される。言い換えると、酸発生源は、酸及び香喫味成分を混合する混合チャンバを兼ねている。
【0141】
或いは、
図17に示すように、霧化部から発生するエアロゾル及び酸発生源から放出される酸は、混合チャンバで混合された上で、香喫味源に導かれてもよい。
【0142】
このように、酸発生源から放出される酸が霧化部を通らずに吸口側に導かれる構成であれば、様々な変更が可能であることに留意すべきである。
【0143】
さらに、変更例5(
図9)のように、非燃焼型香味吸引器が複数の霧化部(第1霧化部及び第2霧化部)を有するケースについて、
図18〜
図22を参照しながら説明する。
【0144】
例えば、
図18に示すように、複数の霧化部から発生するエアロゾルは、混合チャンバで混合された後において、酸発生源及び香喫味源のそれぞれに導かれる。酸発生源から放出される酸を含むエアロゾル及び香喫味源でトラップされる香喫味を含むエアロゾルは混合チャンバで混合される。このようなケースにおいて、酸発生源を通る流路は、香喫味源を通らない第2流路である。このようなケースにおいて、第2流路におけるエアロゾルの低減率は、香喫味源を通る第1流路におけるエアロゾルの低減率よりも小さいことが好ましい。
【0145】
或いは、
図19に示すように、第1霧化部から発生するエアロゾルは、第2霧化部から発生するエアロゾルと混合されることなく、酸発生源に導かれる。第2霧化部から発生するエアロゾルは、第1霧化部から発生するエアロゾルと混合されることなく、香喫味源に導かれる。第1霧化部から発生するエアロゾルの流路は、香喫味源を通らない第2流路であり、第2霧化部から発生するエアロゾルの流路は、香喫味源を通る第1流路である。このようなケースにおいて、第2流路におけるエアロゾルの低減率は、第1流路におけるエアロゾルの低減率よりも小さいことが好ましい。
【0146】
或いは、
図20に示すように、第1霧化部から発生するエアロゾルは、第2霧化部から発生するエアロゾルと混合されることなく、酸発生源に導かれる。第2霧化部から発生するエアロゾルは、第1霧化部から発生するエアロゾルと混合されることなく、香喫味源に導かれる。第2霧化部から発生するエアロゾルの流路は、香喫味源を通る第1流路及び香喫味源を通らない第2流路Aを含む。なお、第1霧化部から発生するエアロゾルの流路も、香喫味源を通らない第2流路Bである。このようなケースにおいて、第2流路Aにおけるエアロゾルの低減率は、第1流路におけるエアロゾルの低減率よりも小さいことが好ましい。第2流路Bにおけるエアロゾルの低減率は、第1流路におけるエアロゾルの低減率よりも小さくてもよい。
【0147】
或いは、
図21に示すように、第1霧化部から発生するエアロゾルは、第2霧化部から発生するエアロゾルと混合されることなく、酸発生源に導かれる。第2霧化部から発生するエアロゾルは、第1霧化部から発生するエアロゾルと混合されることなく、香喫味源に導かれる。第1霧化部から発生するエアロゾルの流路は、酸発生源を通る流路(以下、流路A)及び酸発生源を通らない流路(以下、流路B)を含む。このようなケースにおいて、流路Bにおけるエアロゾルの低減率は、流路Aにおけるエアロゾルの低減率よりも小さいことが好ましい。
【0148】
或いは、
図22に示すように、実施形態は、
図20及び
図21の組合せであってもよい。具体的には、第1霧化部から発生するエアロゾルの流路は、酸発生源を通る流路及び酸発生源を通らない流路を含み、第2霧化部から発生するエアロゾルの流路は、香喫味源を通る流路及び香喫味源を通らない流路を含んでもよい。
【0149】
なお、
図18〜
図22において、酸発生源及び香喫味源は香喫味ユニットを構成してもよい。このようなケースにおいて、第1霧化部から発生するエアロゾルの流路は、第2流路の一例であり、第2霧化部から発生するエアロゾルの流路は第1流路の一例である。
【0150】
ここで、酸発生源にエアロゾルを通気する態様(
図13,
図15,
図16,
図18〜
図22)においては、酸発生源に含まれる酸は、エアロゾルに溶解可能であり、常温で不揮発性又は難揮発性の酸(例えば、20℃において0.1kPa未満の蒸気圧を有する酸)であることが好ましい。これによって、香喫味源や霧化部への酸の移行を抑制しながらも、不揮発性又は難揮発性の酸のキャリアとしてエアロゾルを用いることによって十分な酸を供給することが可能である。
【0151】
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0152】
実施形態では、カートリッジ200は霧化ユニット111を含まないが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、カートリッジ200は、霧化ユニット111とともに1つのユニットを構成してもよい。
【0153】
実施形態では、香喫味源210は、香味吸引器10を構成する吸引器本体100に接続可能に構成されるカートリッジ200に含まれる。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、カートリッジ200を用いずに、吸引器本体100が香喫味源210を収容してもよい。
【0154】
実施形態では、カートリッジ200の空隙204によって第2流路140Bの一部が形成されるケース(変更例2〜変更例5)について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。具体的には、第2流路140Bの一部は、カートリッジ200のカートリッジ本体200Xの外側面において所定方向Aに沿って延びる溝によって構成されていてもよい。また、第2流路140Bにおけるエアロゾルの低減率が第1流路140Aにおけるエアロゾルの低減率よりも小さいことが好ましい。エアロゾル流路の下流に向けて、第2流路140Bがカートリッジ200を出入りする回数は限定されるものではない。
【0155】
実施形態では、第1流路140Aと第2流路140Bとの分岐部分145は、カートリッジ本体200X外に設けられる。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。分岐部分145は、カートリッジ本体200X内に設けられていてもよい。
【0156】
実施形態では特に触れていないが、霧化ユニット111は、吸引器本体100に対して着脱可能又は交換可能に構成されていてもよい。同様に、酸発生源112は、吸引器本体100に対して着脱可能又は交換可能に構成されていてもよい。霧化ユニット111及び酸発生源112は、1つのユニットによって構成されており、吸引器本体100に対して着脱可能又は交換可能に構成されていてもよい。すなわち、霧化ユニット111、酸発生源112及び香喫味源210は、それぞれ、電装ユニット(第2ユニット120)に対して交換可能なユニットとして別々に設けられていてもよい。或いは、霧化ユニット111、酸発生源112及び香喫味源210のうち、少なくとも2以上の構成を含むユニットが、電装ユニット(第2ユニット120)に対して交換可能なユニットとして設けられていてもよい。
【0157】
実施形態では特に触れていないが、霧化部111R及び酸発生源112を有する第1ユニット110は、電装ユニット(第2ユニット120)に対して着脱可能又は交換可能に構成される霧化ユニットを構成してもよい。このようなケースにおいて、第1ユニット110は、霧化部111Rから発生するエアロゾルが香喫味源210(カートリッジ200)に導かれるように、霧化部111Rの下流に香喫味源210(カートリッジ200)を接続する接続部を有する。接続部は、例えば、霧化部111R及び酸発生源112を収容するとともに、カートリッジ200が接続される第1筒体110Xである。
【0158】
変更例5では、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bが非燃焼型香味吸引器10に設けられるケースについて例示した。しかしながら、変更例5は、これに限定されるものではない。具体的には、第2霧化ユニット111Bに代えて、メンソールなどの香味を発生する香喫味源が設けられてもよい。或いは、第2霧化ユニット111Bが変更例1と同様に設けられている状態において、メンソールなどの香味を発生する香喫味源が第2流路140Bに設けられてもよい。
【0159】
変更例3及び変更例5では、カートリッジ200に設けられる複数の空隙204のうち、酸発生源112が設けられていない空隙204には何も設けられていない。しかしながら、変更例3及び変更例5は、これに限定されるものではない。具体的には、酸発生源112が設けられていない空隙204には、メンソールなどの香味を発生する香喫味源が第2流路140Bに設けられてもよい。或いは、酸発生源112が設けられている空隙204に、メンソールなどの香味を発生する香喫味源が設けられていてもよい。
【0160】
上述したメンソールなどの香味を発生する香喫味源の種類は、カートリッジ200が有する香喫味源210の種類と異なることが好ましい。例えば、メンソールなどの香味を発生する香喫味源は、非たばこ材料によって構成されることが好ましい。