特許第6803132号(P6803132)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6803132
(24)【登録日】2020年12月2日
(45)【発行日】2020年12月23日
(54)【発明の名称】情報案内システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/30 20120101AFI20201214BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20201214BHJP
【FI】
   G06Q50/30
   G06Q30/02
【請求項の数】8
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2015-63357(P2015-63357)
(22)【出願日】2015年3月25日
(65)【公開番号】特開2016-184242(P2016-184242A)
(43)【公開日】2016年10月20日
【審査請求日】2018年1月24日
【審判番号】不服2019-11273(P2019-11273/J1)
【審判請求日】2019年8月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004651
【氏名又は名称】日本信号株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109221
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 充広
(72)【発明者】
【氏名】和賀井 佑介
【合議体】
【審判長】 高瀬 勤
【審判官】 速水 雄太
【審判官】 松田 直也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−91573(JP,A)
【文献】 特開2008−155765(JP,A)
【文献】 特開2013−171480(JP,A)
【文献】 特開2014−87001(JP,A)
【文献】 特開2002−278531(JP,A)
【文献】 特開2003−95105(JP,A)
【文献】 特開2015−176557(JP,A)
【文献】 再公表特許第2012/46446(JP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
運行の変更に関する情報を含む各種情報として受け取った受付情報に基づいて表示データと音声データとをデータ情報として生成するデータ生成部を有する情報処理部と、
前記データ生成部で生成された前記データ情報に基づいて表示による案内とともに音声による案内を行う情報案内端末と
を備え、
前記情報案内端末は、前記情報処理部において前記受付情報に含まれる文字情報から判定された緊急度に応じた案内をする情報案内システム。
【請求項2】
前記データ生成部は、前記受付情報として受け取った文字情報に基づいて、人の声を合成して前記音声データを生成する音声生成回路を含む、請求項1に記載の情報案内システム。
【請求項3】
前記データ生成部は、前記受付情報として受け取った文字情報に基づいて、前記表示データの内容と同一内容となるように前記音声データを生成する、請求項1及び2のいずれか一項に記載の情報案内システム。
【請求項4】
前記情報案内端末は、外部からの災害情報を受け付ける災害情報受付部と、前記災害情報の受付の有無に応じて、構内で行う案内を、前記情報処理部からの前記データ情報に基づく内容と前記災害情報受付部からの前記災害情報に基づく内容とで切り替える情報切替部とを有する、請求項1から3までのいずれか一項に記載の情報案内システム。
【請求項5】
前記災害情報受付部は、緊急災害時切替発信機から災害情報の切替指示を受け付け、前記情報案内端末は、画像表示可能なモニター部をさらに有し、テレビ放送により受けた前記災害情報を、前記モニター部で表示する、請求項4に記載の情報案内システム。
【請求項6】
前記情報処理部は、前記受付情報についての緊急度を判定する緊急度判定部と、前記緊急度判定部の判定結果に基づいて前記情報案内端末での案内方法を選択する案内方法選択部とを有する、請求項1から5までのいずれか一項に記載の情報案内システム。
【請求項7】
前記案内方法選択部は、前記緊急度判定部で判定された緊急度に応じて、前記表示データに基づく文字表示の送り速度と前記音声データに基づく音声の読上げ速度とを設定する案内速度設定部を含む、請求項6に記載の情報案内システム。
【請求項8】
前記情報処理部は、緊急性を示すキーワードを集めたキーワードデータを格納するキーワードデータ格納部をさらに有し、前記緊急度判定部は、前記キーワードデータ格納部に格納された前記キーワードデータと前記受付情報に含まれる文字情報との照合結果に基づいて緊急度を判定する、請求項6及び7のいずれか一項に記載の情報案内システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、交通機関の運行情報等の案内についての多様化への対応を可能とする情報案内システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、駅の構内等に設置される電子的な画像等の情報を表示可能とするテレビ受像機等について、画像表示の柔軟化すなわち多様化を可能にするために、当該テレビ受像機等の情報表示スペースとそこに表示されるコンテンツとを管理する技術(特許文献1参照)が知られている。また、災害等が発生した場合に、広告情報の代わりに災害情報を迅速に伝達するための情報伝達表示システム(特許文献2参照)が知られている。
【0003】
ここで、駅の構内やバスの発着所(ターミナル)、停留所等に設置された情報端末による運行情報等の案内については、伝達内容や方法等について、迅速性、的確性といった種々の観点からの多様化が求められている。これに対して、例えば電光掲示板やディスプレイ等による文字や画像の表示については、可変の情報を案内している。一方、例えば駅構内への放送(音声案内)については、固定的(定型的)な情報を流しているに過ぎなかった。より具体的な一例をあげると、予め録音された複数の音声案内のうちから1つを適宜選択する、という程度であった。このため、例えば鉄道運行情報や緊急情報といった利用者に案内すべき各種情報について、固定的(定型的)でないものに変更することが必要となっても、表示による案内と音声による案内とをリアルタイムに一致させることが困難である場合があった。
【0004】
また、案内に関する多様化の要求として挙げられる問題の一つとして、災害情報について、案内を行うまでに時間を要しており、情報の伝達を迅速かつ的確なものとすることも求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−24674号公報
【特許文献2】特開2010−55223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、交通機関の固定的(定型的)でない運行情報や緊急情報に対し、表示と音声とが一致した的確な案内をリアルタイムに行える情報案内システムを提供することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するため情報案内システムは、運行の変更に関する情報を含む各種情報を受け付ける情報受付部と、情報受付部で受け取った受付情報に基づいて表示データと音声データをデータ情報として生成するデータ生成部とを有する情報処理部と、構内に配置されて、データ生成部で生成されたデータ情報に基づいて表示による案内とともに音声による案内を行う情報案内端末とを備える。ここで、本願において、構内とは、鉄道の駅の構内のほか、バスの発着所(ターミナル)、停留所等を含むものとする。すなわち、構内とは、各種交通機関の利用者が運行情報その他の各種情報を取得するために一時的に滞在したり、通過したりする空間全般を示すものとする。

【0008】
上記情報案内システムによれば、情報受付部で受け取った受付情報に基づいて、データ生成部において表示データと音声データをデータ情報として生成し、生成されたデータ情報について構内に配置された情報案内端末を介して表示による案内だけでなく音声による案内を構内の利用者に対して行うことができる。この際、データ生成部において表示データだけでなく音声データを新たに生成していることで、交通機関の固定的(定型的)でない運行情報や緊急情報についての案内であっても、リアルタイムに変更した表示内容と一致した音声案内を行うことができる。
【0009】
本発明の具体的な側面では、データ生成部は、情報受付部において受付情報として受け取った文字情報に基づいて、人の声を合成して音声データを生成する音声生成回路を含む。この場合、データ生成部において文字情報に基づく音声データが生成されることで、確実に音声案内を表示内容に一致させることができる。
【0010】
本発明の別の側面では、データ生成部は、情報受付部において受付情報として受け取った文字情報に基づいて、表示データの内容と同一内容となるように音声データを生成する。この場合、表示データの内容と同一内容とすることで伝達すべき情報の内容を表示による視覚情報と音声による聴覚情報とが合致した的確なものに維持できる。
【0011】
本発明のさらに別の側面では、情報案内端末は、外部からの災害情報を受け付ける災害情報受付部と、災害情報の受付の有無に応じて、構内で行う案内を、情報処理部からのデータ情報に基づく内容と災害情報受付部からの災害情報に基づく内容とで切り替える情報切替部とを有する。この場合、情報案内端末において迅速に災害情報の案内をすることができる。
【0012】
本発明のさらに別の側面では、災害情報受付部は、緊急災害時切替発信機から災害情報の切替指示を受け付け、情報案内端末は、画像表示可能なモニター部をさらに有し、テレビ放送により受けた災害情報を、モニター部で表示する。この場合、テレビ放送により提供される災害情報についてモニター部で映像として表示することができる。
【0013】
本発明のさらに別の側面では、情報処理部は、情報受付部で受け取った受付情報についての緊急度を判定する緊急度判定部と、緊急度判定部の判定結果に基づいて情報案内端末での案内方法を選択する案内方法選択部とを有する。この場合、緊急度に応じて適した方法を選択して案内することができる。
【0014】
本発明のさらに別の側面では、案内方法選択部は、緊急度判定部で判定された緊急度に応じて、表示データに基づく文字表示の送り速度と音声データに基づく音声の読上げ速度とを設定する案内速度設定部を含む。この場合、緊急度に応じて案内のスピードを変化させることができる。
【0015】
本発明のさらに別の側面では、情報処理部は、緊急性を示すキーワードを集めたキーワードデータを格納するキーワードデータ格納部をさらに有し、緊急度判定部は、キーワードデータ格納部に格納されたキーワードデータと受付情報に含まれる文字情報との照合結果に基づいて緊急度を判定する。この場合、キーワードデータの情報に基づいて的確な緊急度の判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】一実施形態に係る情報案内システムの一構成例について説明するブロック図である。
図2】(A)は、構内での緊急災害時の案内の様子の一例を示す図であり、(B)は、運行情報の案内の様子の一例を示す図であり、(C)は、広告の案内の様子の一例を示す図である。
図3】情報処理部で生成される生成データに関する処理の一例を示すフローチャートである。
図4】情報案内端末における生成データの受付処理の一例を示すフローチャートである。
図5】情報案内端末における案内の切替処理の一例を示すフローチャートである。
図6】情報案内システムの設置例について概念的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図1等を参照して、本発明の一実施形態に係る情報案内システムについて説明する。本実施形態に係る情報案内システム100は、例えば駅の運行システムの一部として採用され、駅員等構内に対して行う案内を決定する立場にあるオペレーター(ユーザ)が入力した情報を発信する情報入力端末10と、情報入力端末10からの情報を受け付けてこれに基づき構内に伝達可能なデータを生成し送信するための各種処理を行う情報処理部50と、構内に設置されて情報処理部50で生成されたデータ情報に基づいて案内を行う情報案内端末80とを備える。以上により、情報案内システム100は、構内に対して各種情報の案内を行うシステムとして機能する。
【0018】
情報案内システム100のうち、情報入力端末10は、情報入力端末本体10aのほか、入力装置3と、出力装置4とを備え、情報処理部50において処理対象となる運行情報その他の各種情報を発信する情報発信源である。ここでは、特に、トラブル発生等に伴う運行の変更に関する情報やその他の緊急情報が情報入力端末10から発信されるものとする。
【0019】
情報入力端末10の本体部である情報入力端末本体10aは、ユーザ・インターフェース2aと、ウェブブラウザ2bとを備える。ユーザ・インターフェース2aは、情報入力端末10を操作するオペレーター(ユーザ)の入力装置3によるデータ入力方式や出力装置4を介したオペレーターに対する情報の表示様式を規定する。ウェブブラウザ2bは、ウェブページの閲覧を可能にするとともにユーザ・インターフェース2aを介して受け付けられる各種データ(例えばHTML5形式のファイルデータ等)について、インターネット回線を通じて情報処理部50と送受信する。
【0020】
入力装置3は、キーボードやマウス、タッチパネル等種々の態様から構成され、情報入力端末10を操作するオペレーターの意思を反映した指令信号を情報入力端末本体10aに出力する。
【0021】
出力装置4は、LCDパネル等種々の態様から構成される表示モニターであり、情報入力端末本体10aからの各種情報をユーザであるオペレーターに対して画像として表示する表示装置である。なお、出力装置4は、上記のような画像による表示のほか、スピーカー等を備えることで音声を出力するものであってもよい。
【0022】
情報案内システム100のうち、情報処理部50は、情報受付部51と、各種プログラム・データ格納部52と、情報表示・放送端末部57と、これらを統括する主制御部60とを備え、情報入力端末10から受けた運行情報その他の各種情報に基づき、情報案内端末80により案内すべき情報のデータを生成し、情報案内端末80に対して送信する。情報処理部50は、例えば駅の中央管理局に設置されて通常の運行に関する情報を含む各種情報についての保守・管理を行うサーバコンピュータ(あるいはサーバコンピュータ本体)として機能する。
【0023】
情報処理部50のうち、主制御部60は、例えばCPU等で構成され、情報処理部50を構成する各部に対して指令信号を送信し、情報処理部50においてなされるべきデータの収集、編集、加工等種々の処理を行うための制御動作の全体を司る。なお、ここでは、情報処理部50から送信されるデータ全般をデータ情報と呼び、特にデータ情報のうち情報処理部50において新たに生成されるデータを生成データと呼ぶものとする。本実施形態では、生成データとして、特に、音声合成により生成される音声データが含まれる。
【0024】
情報受付部51は、情報入力端末10から送られる運行情報の一態様である運行の変更に関する情報を含む各種情報を受付情報として受け付けるインターフェース部であり、情報入力端末部として機能する。
【0025】
各種プログラム・データ格納部52は、情報処理部50においてなされるべき処理に必要な各種プログラムや各種データ等を格納する記憶装置や、必要に応じて演算を行うための演算回路を含むものであり、主制御部60からの指示に従って、各種プログラムや各種データが引き出されたり、あるいは、各種プログラム等に基づいて演算処理がなされたりする。ここでは、各種プログラム・データ格納部52は、例えば演算回路によりデータ生成を行うデータ生成部53と、受け付けた情報について緊急度の判定を行うための緊急度判定プログラム54と、情報受付部51において受け付けた情報についての案内方法を選択するための案内方法選択プログラム55と、情報受付部51において文字情報として受け付けた情報に含まれる文字列(ワード)について照合する対象となるキーワードを格納するキーワードデータ格納部56とを有する。
【0026】
各種プログラム・データ格納部52のうち、データ生成部53は、表示データとともに音声データをデータ情報として生成する回路を含むものであり、音声データ(すなわち放送されるべき放送データ)を生成する音声データ(放送データ)生成部53aと、表示データを生成する表示データ生成部53bとで構成されている。ここでは、音声データ(放送データ)生成部53aは、人の声を合成して音声データをデータ情報として生成する音声生成回路として機能するための音声合成生成プログラムVCを含むものとする。音声合成生成プログラムVCは、例えばテキストデータ等の文字データから情報案内端末80において再生可能な形式の音声データをデータ情報として作成(生成)するプログラムである。ここでは、一例として運行情報の一部のデータであって表示データを生成するために受け付けられた文字情報としてのテキストデータから音声データを生成するものとする。一方、表示データ生成部53bは、当該文字情報としてのテキストデータに基づき、情報案内端末80において表示可能な形式の表示データをデータ情報として作成(生成)する。この場合、データ生成部53は、情報受付部51において受付情報として受け取った文字情報に基づいて、表示データ生成部53bで生成する表示データの内容と同一内容となるように音声データ生成部53aで音声データを生成するものとなる。表示データ生成部53bは、上記のような文字情報のほか、例えば運行情報の一部のデータであって画像として表示されるべき表示データの生成も可能となっている。なお、詳しくは後述するが、データ生成部53は、各プログラム54、55に基づく判定や選択の結果に応じて、上記表示データや音声データの生成に際して文字表示の送り速度や音声の読上げ速度を加味してデータ情報の生成を行うことが可能となっている。
【0027】
以上のように、本実施形態の情報案内システム100では、情報処理部50のデータ生成部53において表示データだけでなく音声データも生成しており、かつ、これらの内容を一致させるような態様となっている。これにより、例えば駅等の交通機関の運行が急に変更となりそれに応じた運行情報について案内する必要が生じた場合、すなわち固定的(定型的)でない情報を伝達する場合であっても、各駅にいる駅員の肉声等に頼ることなく、システムにおける自動処理で表示内容と音声内容とをリアルタイムに一致させて駅の構内に対する案内を行うことが可能となる。
【0028】
各種プログラム・データ格納部52に格納される各種プログラムのうち、緊急度判定プログラム54は、情報受付部51で受け取った受付情報のうち表示データを生成するために受け付けられた文字情報の内容についてワード(単語)ごとに文節して解析し、当該文字情報についての緊急度を判定するためのプログラムである。つまり、文節された各ワード(単語)のうち緊急性を示すものが多く含まれる(例えば緊急性を示す単語の個数が予め定められた閾値以上存在する)場合には、緊急度が高いものと判定されることになる。また、案内方法選択プログラム55は、緊急度判定プログラム54に基づいて判定された結果に基づいて案内方法を選択するためのプログラムである。ここでは一例として、案内方法選択プログラム55に文字表示の送り速度や音声の読上げ速度を設定するための案内速度設定プログラム55aが含まれているものとする。案内速度設定プログラム55aについて、最も単純な一例としては、緊急度判定において緊急度が高いと判断された場合には、文字表示の送り速度や音声の読上げ速度を通常のスピードよりも速くするように設定(以下、単に「速」と示すこともあるものとする。)し、緊急度が高いと判断されなかった場合には、文字表示の送り速度や音声の読上げ速度を通常のスピードとするように設定(以下、単に「通常」と示すこともあるものとする。)することが考えられる。
【0029】
各種プログラム・データ格納部52に格納される各種データのうち、キーワードデータ格納部56は、上述した緊急度判定プログラム54に基づく緊急度の判定のために文節されたワード(単語)を解析する際に参照される多数のキーワードを格納している。すなわち、キーワードデータ格納部56には、例えば「運休」や、「路線変更」、「遅れ」、「災害」、「緊急」等の文字データがキーワードとして格納されており、緊急度判定のために分節されたワード(単語)の中にこれらの文字データが含まれているか照合可能なものとなっている。言い換えると、キーワードデータ格納部56は、緊急度判定を行うための判定基準となるデータを格納したデータベースサーバとして機能する。
【0030】
情報処理部50のうち、情報表示・放送端末部57は、各種プログラム・データ格納部52等において処理された各種データを情報の表示や放送を行うためのデータ情報として情報案内端末80へ送信するための発信部である。
【0031】
情報案内システム100のうち、情報案内端末80は、駅等の構内に配置されて、情報処理部50のデータ生成部53で生成されたデータ情報に基づいて表示による案内とともに音声による案内を、構内の利用者に対して行う。このため、情報案内端末80は、各種情報処理を行う情報案内端末本体80aのほか、音声案内のためのスピーカーSPと、表示案内のためのモニター部MOとを備える。また、情報案内端末80は、緊急災害時に災害情報に関する信号(災害情報そのもののほか、例えば、通常の情報案内から災害情報案内へ切り替える切替指示の信号等の各種信号)の送信を行う緊急災害時切替発信機DSや、災害情報を含むテレビ放送を受信するテレビアンテナTAを介して外部からの各種情報(災害情報を含む)を取得可能となっている。
【0032】
情報案内端末80の本体部である情報案内端末本体80aは、運行情報等受付部81と、音声再生部82と、災害情報受付部83と、出力情報切替部84と、テレビアンテナTAに接続されるテレビチューナーTTと、これらを統括する主制御部90とを備え、情報処理部50から受けた運行情報その他の各種情報であるデータ情報に基づき、スピーカーSPやモニター部MOを用いて音声と表示とによる案内を行う。また、情報案内端末80は、運行情報についての案内のほか、外部から災害情報を受け取ることで、緊急災害時となった場合には運行情報等の通常案内に代えて緊急災害に関する情報を案内するように表示及び音声の切替えが可能となっている。また、ここでは、通常案内として、上記運行情報の案内のほか広告案内も可能であるものとする。
【0033】
情報案内端末本体80aのうち、主制御部90は、例えばCPU等で構成され、情報案内端末80を構成する各部に対して指令信号を送信し、情報案内端末80においてなされるべき各種処理を行うための制御動作の全体を司る。
【0034】
運行情報等受付部81は、情報処理部50の情報表示・放送端末部57から表示データ及び音声データを含むデータ情報として送られる運行情報等の各種情報を受け付けるインターフェース部であり、例えばウェブブラウザにより構成される。
【0035】
音声再生部82は、運行情報等受付部81で受け付けたデータ情報のうち音声データを音声データ格納部82aに格納する。音声再生部82は、スピーカーSPに接続されており、主制御部90の指示に基づいて音声データ格納部82aに格納された音声データに基づく音声案内のほか、各種音声案内を行う。例えば、音声再生部82は、出力情報切替部84を介してテレビチューナーTTとも接続されており、緊急時にはテレビ放送の音声をスピーカーSPから流すことも可能となっている。
【0036】
災害情報受付部83は、外部装置である緊急災害時切替発信機DSに接続されるとともに、テレビチューナーTTを介して外部装置であるテレビアンテナTAとも接続されることで、外部からの災害情報を受け付けるものとなっている。災害情報受付部83は、災害情報を受け付けると、主制御部90に災害情報を受信した旨の信号を送信する。なお、主制御部90は、災害情報受付部83からの災害情報に基づいて構内に案内すべき情報を判断して、必要に応じて表示及び音声による案内の内容を切り替える。以上の構成において、例えば災害情報受付部83は、緊急災害時切替発信機DSから災害情報の切替指示(通常の情報案内から災害情報案内へ切り替える旨の信号)を受け付け、情報案内端末80の制御を司る主制御部90は、テレビ放送により受けた災害情報を、モニター部MOで表示する、といった態様を取ることができる。
【0037】
出力情報切替部84は、主制御部90と表示動作を行うモニター部MOとの間に設けられるとともにテレビチューナーTTに接続されることで、モニター部MOに表示させるべき内容を、情報処理部50からのデータ情報に基づくものからテレビチューナーTTで取得されるテレビ放送に切り替えることができる。出力情報切替部84は、主制御部90からの指示に従って、災害情報受付部83における災害情報の受付の有無に応じて、構内で行う案内を適宜切り替える。また、出力情報切替部84は、音声再生部82にも接続されていることで、上記モニター部MOの表示切替と連動して音声切替を行うことができるものとなっている。
【0038】
モニター部MOは、LCDパネル等種々の態様から構成され、文字情報のみならず画像表示可能な表示モニターであり、ここでは、特にテレビ放送による映像を表示可能なものとする。本実施形態では、上述のように、情報処理部50からのデータ情報に基づく表示だけでなく、緊急災害時の表示や広告の表示が可能となっている。具体的には、図2に示すように、緊急災害時における災害情報の表示としては、図2(A)に例示するテレビ放送による映像をそのまま放映することが可能であり、情報処理部50からのデータ情報に基づく表示としては、図2(B)に例示する各駅での運行情報を画像で表示するとともに各種文字情報を表示することができる。このほか、図2(C)に例示する広告の表示も可能となっている。
【0039】
以下、図3のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報案内システム100のうち、情報処理部50で生成される生成データである表示データ及び音声データに関する処理の一例について説明する。
【0040】
まず、情報処理部50の主制御部60は、情報受付部51において、情報入力端末10から送られる運行情報の一態様である運行の変更に関する情報を含む各種情報を受付情報として受け付けたかを確認し(ステップS101)、受付情報があったことを感知すると(ステップS101:Yes)、入力データとして当該受付情報のデータを登録する処理を行う(ステップS102)。なお、ステップS102において、他の受付情報についてのデータが入力されて入力データの錯綜が生じないように一時的に情報受付部51における新規データの受付を中断する処理が併せてなされるものとする。次に、主制御部60は、各種プログラム・データ格納部52に格納された緊急度判定プログラム54を読み出して入力データのうち表示すべき文字情報に関するデータであるテキストデータをワード(単語)に分節して文言リストを作成するとともに、作成された文言リストの各ワード(単語)をキーワードデータ格納部56に格納されたキーワードと照合する(ステップS103)。次に、主制御部60は、緊急度判定プログラム54に基づいてキーワードの照合結果から緊急度が高いか否かを判定する(ステップS104)。すなわち、主制御部60は、緊急度判定プログラム54により情報受付部51での受付情報についての緊急度を判定する緊急度判定部として機能する。ステップS104での判定結果により緊急度が高い(緊急度「高」)と判断された場合(ステップS104:Yes)には、主制御部60は、案内方法選択プログラム55の案内速度設定プログラム55aを読み出して、データ生成部53の表示データ生成部53bにおいて生成されるべき表示データについて、文字表示の送り速度である表示スクロールスピードが通常のスピードよりも速くするように設定(「速」)し(ステップS105a)、さらに、音声データ生成部53aにおいて生成されるべき音声データについても、音声の読上げ速度である音声スピードを「速」とする(ステップS106a)。一方、ステップS104での判定結果により緊急度が高くないと判断された場合(ステップS104:No)には、主制御部60は、案内速度設定プログラム55aを読み出して、表示データ生成部53bにおいて生成されるべき表示データの表示スクロールスピードを「通常」とし(ステップS105b)、音声データ生成部53aにおいて生成されるべき音声データの音声スピードも「通常」とする(ステップS106b)ための処理を行う。すなわち、主制御部60は、案内速度設定プログラム55aにより緊急度判定部の判定結果に基づいて情報案内端末80での案内方法を選択する案内方法選択部であるとともに文字表示の送り速度と音声の読上げ速度とを設定する案内速度設定部として機能する。主制御部60は、ステップS105a〜ステップS106bにより情報処理部50で生成された生成データである表示データ及び音声データを、データ情報又はその一部として情報案内端末80に送信する。つまり、当該生成データがデータ情報に含まれて情報表示・放送端末部57から情報案内端末80の運行情報等受付部81に送信される(ステップS107)。ステップS107における生成データの送信が完了すると、主制御部60は、ステップS102における新規データの受付中断を解除し、一連の処理を終える(ステップS108)。すなわち、ステップS108において新規データの受付が可能となることで、情報処理部50は、情報受付部51における新規の受付情報の確認動作を再開する(ステップS101)。
【0041】
以下、図4のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報案内システム100のうち、情報処理部50での生成データである表示データ及び音声データの情報案内端末80における受付処理の一例について説明する。
【0042】
まず、情報案内端末80の主制御部90は、運行情報等受付部81において、情報処理部50から送られたデータ情報について生成データすなわち情報処理部50で生成された表示データ及び音声データを含むものを受け付けたかを確認し(ステップS201)、生成データがあったことを感知すると(ステップS201:Yes)、当該生成データを登録する処理を行う(ステップS202)。なお、ステップS202において、他の生成データについてのデータが入力されて生成データの錯綜が生じることがないように一時的に運行情報等受付部81における新規データの受付を中断する処理が併せてなされるものとする。次に、主制御部90は、生成データのうち表示データを所定の記憶装置(図示略)に格納する(ステップS203)とともに、音声データを音声再生部82の音声データ格納部82aに格納する(ステップS204)。ステップS203及びステップS204においてデータ格納の処理が完了すると、主制御部90は、ステップS202における新規データの受付中断を解除し、一連の処理を終える(ステップS205)。すなわち、ステップS205において新規データの受付が可能となることで、情報案内端末80は、運行情報等受付部81における新規の生成データの確認動作を再開する(ステップS201)。以上により、情報案内端末80による運行情報の案内を行うための情報源が確保される。
【0043】
以下、図5のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報案内システム100のうち、情報案内端末80における案内の切替処理の一例について説明する。ここでは、上記のように、案内のパターンとして3つの態様、すなわち緊急災害時の案内と、運行情報の案内と、広告の案内とがあるものとしており(例えば図2参照)、これらの案内の切替えについて説明する。
【0044】
まず、情報案内端末80の主制御部90は、災害情報受付部83から災害情報(緊急災害時切替発信機DSからの災害情報への切替指示の情報を含む)を受信した旨の信号受信を確認する(ステップS301)。主制御部90は、災害情報受付部83からの災害情報を確認すると(ステップS301:Yes)、主制御部90は、3つの案内のパターンのうち緊急災害時の案内を優先するものと判断し、出力情報切替部84を介してモニター部MOに表示させるべき内容のデータと音声再生部82のデータとを切り替える処理を行い(ステップS302)、情報案内端末80のモニター部MOとスピーカーSPとにおいて緊急災害時の表示(例えば図2(A))及び音声案内がなされるようにする(ステップS303)。主制御部90は、例えば出力情報切替部84から災害情報が終了した旨の情報を取得する等の緊急災害案内を解除すべきと判断できるまでステップS303の緊急災害時の表示及び音声案内を継続する(ステップS304)。ステップS304において緊急災害案内を解除すべきと判断されると(ステップS304:Yes)、主制御部90は、案内切替に関する一連の処理を終え、災害情報受付部83から災害情報を受信した旨の信号受信の確認動作を再度再開する(ステップS301)。
【0045】
一方、ステップS301において、災害情報受付部83から災害情報を受信した旨の信号受信が確認されない場合(ステップS301:No)には、主制御部90は、3つの案内のパターンのうち緊急災害時の案内以外の案内である運行情報の案内と広告の案内とのうちいずれを優先するかを判断する(ステップS305)。ステップS305において、運行情報の案内を優先させると判断された場合(ステップS305:Yes)、図4に示す処理によって取得された最新の生成データを読み出して(ステップS306)、読み出された生成データに基づく運行情報の表示(例えば図2(B))及び音声案内を行う(ステップS307)。一方、ステップS305において、広告の案内を優先させると判断された場合(ステップS305:No)、例えば情報案内端末80の所定の記憶装置(図示略)に格納された広告に関するデータを読み出して(ステップS308)、当該広告に関するデータに基づく運行情報の表示(例えば図2(C))及び音声案内を行う(ステップS309)。ステップS307又はステップS309による表示及び音声案内がなされると、主制御部90は、案内切替に関する一連の処理を終え、災害情報受付部83から災害情報を受信した旨の信号受信の確認動作を再度再開する(ステップS301)。なお、以上において、ステップS305での優先順の判断については種々の態様が可能であり、例えば時間を計測して、定期的に運行情報の案内と広告の案内との優先順を入れ替えるものとしてもよい。また、運行情報について内容の変更があった場合、すなわち図3及び図4に示す処理において生成データが新規に登録され更新された場合には、運行情報の案内を優先させるものとしてもよい。
【0046】
以上のように、本実施形態の情報案内システム100では、情報処理部50の情報受付部51で受け取った受付情報に基づいて、データ生成部53において表示データと音声データをデータ情報に含まれるものとして生成し、生成されたデータ情報について構内に配置された情報案内端末80を介して表示による案内だけでなく音声による案内を構内の利用者に対して行うことができる。この際、データ生成部53において表示データだけでなく音声データも生成していることで、交通機関の固定的(定型的)でない運行情報や緊急情報についての案内であっても、表示内容と一致した音声案内をリアルタイムに行うことができる。
【0047】
図6は、本実施形態に係る情報案内システム100の一設置例について概念的に示す図である。情報案内システム100の設置については、種々の態様が可能であるが、例えば、図示のように、複数の駅STを統括管理する中央管理局CMに1つの情報処理部50が配置され、この情報処理部50が各駅STの構内に複数配置される情報案内端末80に対して運行情報を含む各種情報を送信する態様とすることができる。また、この際、複数の情報入力端末10がインターネット回線INにより1つの情報処理部50に対してアクセス可能とすることができる。このような態様であっても、例えば図3において説明したように複数のデータが一度に入力されることがないように排他的な処理を行うことで、情報の錯綜を回避しつつ確実にデータ生成を行うことが可能である。
【0048】
この発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
【0049】
まず、上記実施形態において、図6の情報案内システム100の一設置例として1つの情報処理部50に対して複数の複数の情報入力端末10がインターネット回線INにより可能としているが、1つの情報入力端末10のみにより情報の入力が可能であるものとしてもよい。また、インターネット回線を介することなく情報入力端末10と情報処理部50とが接続されているものとしてもよい。また、図6の例示では、中央管理局CMに1つの情報処理部50を設置しえて複数の駅について一括して管理するものとしているが、1つ1つの駅ごとに情報処理部50を設けるものとしてもよい。
【0050】
また、上記では、案内のパターンとして3つの態様、すなわち緊急災害時の案内と、運行情報の案内と、広告の案内とがあるものとしているが、これに限らず、例えば広告の案内がなく2つの態様のみがあるものとしてもよい。また、上記3つの態様以上の態様があるものとしてもよい。また、緊急災害時の案内としては、テレビ放送以外のソースに基づくデータ情報を配信するものとしてもよい。
【0051】
また、上記では、表示データとして文字データのみならず画像データを表示するものとしているが、表示データとして文字データのみを取り扱う場合においても、本発明を適用することが可能である。
【0052】
また、案内方法選択プログラム55については、一例として文字表示の送り速度や音声の読上げ速度を設定するための案内速度設定プログラム55aを示しているが、案内方法の選択については、速度に関するものに限らず、種々の態様が可能である。例えば表示すなわち視覚に関するものであれば、表示の大きさや色、点滅の動作等を適宜変更させることを選択肢に含むものとしてもよい。また、音声すなわち聴覚に関するものであれば、繰り返しの回数や音量、声色(男性の声、女性の声)等を適宜変更させることを選択肢に含むものとしてもよい。また、案内速度設定における速度の設定についても、上記の例で示した「速」と「通常」との2段階での設定に限らず、もっと多くの段階で設定するものとしてもよい。
【0053】
また、情報入力端末10において、出力装置4にスピーカー等を備えることで音声を出力させるとともに情報処理部50のデータ生成部53で生成された音声データを情報入力端末10側にフィードバックさせて、音声の内容を情報入力端末10のオペレーターが直接的に確認できるものとしてもよい。
【0054】
また、図2の例では、3つの案内のパターンを切替とともに単独表示させているが、優先させる1つの案内のパターンをモニターの中央に大きく表示し、他のパターンをモニターの隅に小さく表示するといった態様としてもよい。
【0055】
また、上記では、情報案内端末80は、情報処理部50からの情報を利用しつつ3つの案内のパターンのうち一を選択するように切り替えているが、例えば停電等により情報処理部50からの情報が遮断された場合には、緊急時であるものと判断してUPS等による電力供給に切り替えるとともに、強制的に緊急災害時の案内を行うようにするものとしてもよい。
【0056】
また、キーワードデータ格納部56に格納されるキーワードについては、固定的な物としてもよいが、必要に応じて更新可能なものとしてもよい。また、例えば「運休」や、「路線変更」、「遅れ」といった運行に直接関係のある単語と、「災害」等の運行に限らず一般に緊急性を要する単語とで種別をし、緊急度判定における基準をそれぞれ別個に設けるものとしてもよい。また、緊急度判定の基準についても、単に単語の出現回数に限らず、頻度等種々の基準を設けるものとしてもよい。さらに、これらの情報を情報入力端末10側にフィードバックさせて、情報入力端末10のオペレーターが自己の発信した運行情報についての緊急度を確認できるものとしてもよい。
【0057】
また、図1に例示した情報処理部50等の内部構成については、一例であり、他の構成としてもよい。例えば、各種データ生成に必要となる各種演算処理についてはもっぱらCPU等で構成される主制御部60が担い、各種プログラム・データ格納部52には、上記データ生成部53のような演算回路を構成するものが存在せず、各種プログラムと各種データ(データベース)のみが存在し、主制御部60が必要に応じてプログラムやデータを各種プログラム・データ格納部52から読み出すことで上記と同様の機能を果たすものとしてもよい。
【0058】
また、以上では、情報案内システム100を列車の運行に適用することを想定した場合に、駅の構内に情報案内端末80を設置するものとして説明したが、対象となる交通機関は、列車に限らず、例えばバスや船、飛行機等であってもよい。すなわち、情報案内システム100の構成による表示及び音声案内を、これらの交通機関の構内、すなわちバスターミナルや停留所、船着き場やエアターミナル等に設置される情報案内端末において適用することができる。
【符号の説明】
【0059】
2a…ユーザ・インターフェース、 2b…ウェブブラウザ、 3…入力装置、 4…出力装置、 10…情報入力端末、 10a…情報入力端末本体、 50…情報処理部、 51…情報受付部、 52…各種プログラム・データ格納部、 53…データ生成部、 53a…音声データ生成部、 53b…表示データ生成部、 54…緊急度判定プログラム、 55…案内方法選択プログラム、 55a…案内速度設定プログラム、 56…キーワードデータ格納部、 57…情報表示・放送端末部、 60…主制御部、 80…情報案内端末、 80a…情報案内端末本体、 81…運行情報等受付部、 82…音声再生部、 82a…音声データ格納部、 83…災害情報受付部、 84…出力情報切替部、 90…主制御部、 100…情報案内システム、 CM…中央管理局、 DS…緊急災害時切替発信機、 IN…インターネット回線、 MO…モニター部、 SP…スピーカー、 TA…テレビアンテナ、 TT…テレビチューナー、 VC…音声合成生成プログラム
図1
図2
図3
図4
図5
図6