(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
洗濯物を収容する洗濯槽を収容する本体と、洗濯行程を選択する第一の操作表示部と、前記本体上部に形成され、前記洗濯槽に洗剤を投入する洗剤投入部と、前記洗剤投入部からの洗剤の投入を選択する第二の操作表示部とを備え、前記第二の操作表示部を前記洗剤投入部の近傍に配設し、かつ、前記第二の操作表示部の両側に、前記洗剤投入部に連通する溝部を形成することを特徴とする洗濯機。
前記第二の操作表示部は、前記洗剤投入部からの洗剤投入を選択する洗剤投入操作部を有し、前記洗剤投入部を開閉自在に閉塞する蓋体を設け、前記蓋体は、前記洗剤投入操作部を覆うことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
【背景技術】
【0002】
従来、洗濯物を収容する洗濯槽に、液体洗剤を児童投入する潜在自動投入装置を備えた洗濯機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に示す洗濯機は、
図11に示すように、洗濯兼脱水槽101は、底面に撹拌翼102を回転自在に配設し、洗濯兼脱水槽101の外側に外槽103を設けている。外槽103の底面には洗濯兼脱水槽101と撹拌翼102を駆動するモータ104を取りつけ、駆動部の切り替えを行うクラッチ装置105を介して洗濯兼脱水槽101または撹拌翼102を駆動するように構成している。また、外槽103は、洗濯機本体106にサスペンション107を介して防振支持している。洗濯兼脱水槽101の上部には、液体を内封した流体バランサー108を固定し、外槽103の上面は、外槽カバー109によって覆われている。
【0004】
洗濯機本体106の上部は、制御装置110、給水弁111、給水経路112等を配設した上部枠体113によって覆われている。上部枠体113の略中央には、衣類の出し入れを行う衣類投入用開口部を有し、この衣類投入用開口部に蓋体114を開閉自在に配設している。
【0005】
上部枠体120は、洗濯機本体106の上部を覆い、上部枠体120に設けた衣類投入用開口部121を蓋体122により開閉自在に覆い、制御装置110、給水弁111、給水経路112等を設けている。上部枠体120内に、洗濯槽101内に液体洗剤115を投入する洗剤自動投入装置123を装着する構成としている。
【0006】
洗剤自動投入装置123は、液体洗剤115と洗剤タンク116と洗剤投入装置119とで構成し、洗剤タンク116の補給口117をキャップ118によって覆い、洗剤投入装置119は、自動ポンプにより洗剤タンク116内の液体洗剤115を洗濯槽101内に投入するもので、操作表示部110により動作を選択するように構成している。
【0007】
操作表示部110には、各種運転コースの選択や、洗い、すすぎ時間の設定などができる設定ボタンや表示ランプ、及び電源入り、切、スタートボタンが設けられており、使用者は、これらの設定をした後、運転をスタートする。運転をスタートすると、洗濯物の量に応じた液体洗剤115が洗濯槽101内に投入される。
【発明を実施するための形態】
【0015】
第1の発明は、洗濯物を収容する洗濯槽を収容する本体と、洗濯行程を選択する第一の操作表示部と、前記本体上部に形成され、前記洗濯槽に洗剤を投入する洗剤投入部と、前記洗剤投入部からの洗剤の投入を選択する第二の操作表示部とを備え、前記第二の操作表示部を前記洗剤投入部の近傍に配設
し、かつ、前記第二の操作表示部の両側に、前記洗剤投入部に連通する溝部を形成するものである。
【0016】
洗剤投入部からの洗剤の投入を選択する第二の操作表示部を洗剤投入部の近傍に配置することにより、見た目もわかり易くなるため、操作性が向上し、使い勝手が向上する。
また、この構成により、第二の操作表示部の表面に柔軟剤や水がこぼれても、溝部を通して洗剤投入部へ回収される為、機外への水漏れを防ぐことができる。
【0017】
第2の発明は、特に、第1の発明の前記第二の操作表示部は、前記洗剤投入部からの洗剤投入を選択する洗剤投入操作部を有し、前記洗剤投入部を開閉自在に閉塞する蓋体を設け、前記蓋体は、前記洗剤投入操作部を覆う構成としたものである。
【0018】
洗剤投入操作部は、蓋体により覆われるので、落下した異物などにより操作されることがなく、誤操作されることがない。
【0019】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の前記第二の操作表示部は、前記洗剤投入部に向かって傾斜して配設するものである。
【0020】
第二の操作表示部は、洗剤投入部に向かって傾斜しているので、第二の操作表示部に液体が滴下した際には、液体は、洗剤投入部に向かって導くことができ、機外への水漏れを防止することができる。
【0023】
第
4の発明は、第1から第
3のいずれかの発明の前記本体には、前記第二の操作表示部が収納される範囲の左右辺に、前記洗剤投入部に連通する溝部を設けたものである。
【0024】
この構成により、第二の操作表示部の表面に柔軟剤や水がこぼれても、溝部を通して洗剤投入部へ回収される為、機外への水漏れを防ぐことができる。
【0025】
第
5の発明は、第
4の発明の前記第二の操作表示部の前辺には、前記本体の溝部に連通する溝部が設けられるとともに、前記第二の操作表示部は、一部が前記本体に上方から覆われるものである。
【0026】
この構成により、第二の操作表示部の表面に柔軟剤や水がこぼれても、前辺が本体で覆われているので、第二の操作表示部の内部への水の浸入を防げ、防水性を向上することができる。
【0027】
第
6の発明は、第1から第
5のいずれかの発明の前記第二の操作表示部には、底部の前記洗剤投入部寄りに水抜き孔を設けたものである。
【0028】
この構成により、内部に液体が浸入した場合でも、浸入した液体を水抜き孔から排出することができ、防水性を向上することができる。
【0029】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0030】
図3は、本発明の実施の形態のドラム式洗濯機の縦断面図である。なお、本実施の形態は、ドラム式洗濯機を実施の形態として説明するが、従来と同様に縦型洗濯機に採用してもよい。
【0031】
図3において、本体1内に、水槽2が宙吊り状態に配設され、前記水槽2内に有底円筒形に形成された洗濯槽3が軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて、回転自在に配設されている。前記水槽2の正面側には、洗濯槽3の開口端に通じる衣類出入口4が形成されている。本体1の前面を構成する前部枠体5の前部には、上向き傾斜面が形成されている。上向き傾斜面には、開口部6が設けられており、開口部6には、開口部6を開閉自在に閉塞する蓋体9が設けられ、蓋体9を開くことにより、衣類出入口4を通じて洗濯槽3内の洗濯物を出し入れすることができる。
【0032】
開口部6が上向き傾斜面に設けられているため、洗濯物を出し入れする作業が腰を屈めることなく実施でき、一般には横向きにある開口部から洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機の作業性の悪さが改善されている。
【0033】
洗濯槽3の周面には、水槽2内に通じる多数の透孔10が形成されている。洗濯槽3は、水槽2の背面側に取り付けられたモータ11により正転及び逆転方向に回転駆動される。前記水槽2には、注水管路12及び排水管路13が配管接続され、注水弁14および排水弁15の制御によって水槽2内への注水及び排水がなされる。
【0034】
蓋体9の上面には、第一の操作表示部16が配置され、本体1の上部には、洗剤投入部17が配置されている。使用者は運転に先立ち、本体1の天面に配置された洗剤投入部蓋18(
図1および
図2参照)を開け、洗剤を洗剤投入部17に入れ、必要に応じて第一の操作表示部16を操作する。第一の操作表示部16の操作により、希望する運転内容を設定し、運転スタートや一時停止を行い、また運転の進行状態を認識することができる。
【0035】
略四角形状をした蓋体9を開いて、洗濯槽3内に洗濯物を投入して運転を開始させると、注水弁14が開き、洗剤投入部17内に水が注水され、洗剤投入部17の中に投入されていた洗剤を流しながら、注水管路12を介して水槽2内に所定量の注水がなされ、モータ11により洗濯槽3が回転駆動されて、洗濯行程が開始される。洗濯行程中の洗濯物は、洗濯槽3の回転により回転方向に持ち上げられ、落下する撹拌動作が繰り返され、洗濯がなされる。
【0036】
所要の洗濯時間の後、排水弁15が開き、汚れた洗濯液は排水管路13から排出され、洗濯槽3を高速回転させる脱水動作により、洗濯物に含まれた洗濯液を脱水し、脱水の後、水槽2内に注水管路12から注水され、すすぎ行程が実施される。すすぎ行程においても、洗濯物は、洗濯槽3の回転により撹拌動作が繰り返され、すすぎ洗いが実施される。
【0037】
(第一の操作表示部の説明)
図1に示すように、蓋体9の横幅W1は、本体1の横幅W2とほぼ等しくし、製品正面から見える部品の分割ラインを少なくすることにより、見た目をすっきりさせ、デザイン性を向上させている。
【0038】
蓋体9の上面に第一の操作表示部16が設けられている。第一の操作表示部16には、使用者が必要に応じて運転コースを選んだり、洗濯、脱水の時間を設定したりする各種の設定ボタンや、選択した内容を表示する各種の表示ランプや、電源入り、電源切りボタンや、スタートボタンといった多くのものが配置される。
【0039】
第一の操作表示部16のレイアウトの一例として
図9に示す。銘板シート26は、第一の操作表示部16の表面に貼り付けられ、多くの内容を表示しなければならない。表示をわかり易く配置するためには、ある程度のスペースが必要となる。しかしながら、スペースを広げるためには、横幅W1は、これ以上増やすことはできないため、厚みW3を増やす必要がある。しかしながら、厚みW3を増やすと、洗濯槽3の奥行きを減らさねばならず、洗濯できる布量が減ることになり、厚みW3も簡単には増やすことはできない。
【0040】
投入量を設定するなどの洗剤投入に関係した設定は、本体1の上面に設けられた洗剤投入部17の近くで行えた方が使い易い。本実施の形態では、洗剤投入に関する設定を行う第二の操作表示部21は、第一の操作表示部とは別に設けて、洗剤投入部17の近くに配置している。第二の操作表示部21に洗剤関係の設定、表示をさせることにより、第一の操作表示部16の表示内容を減らすことができる。これにより、厚みW3を増やさなくても、ゆったりとして見易い操作表示のレイアウトが可能となる。
【0041】
本実施の形態では、第一の操作表示部16には、洗剤投入に関係した表示としては、使用者が洗濯物の量に応じて投入すべき洗剤の量だけが表示される。この洗剤量は、洗濯槽3内に洗濯物が投入された後、注水弁14で給水される前に、洗濯槽3を回転させる時の
モータ11の電流値を計測し、洗濯物の量に換算する布量検知行程の結果に応じて表示される。
【0042】
(洗剤投入部の説明)
図4は、洗剤投入部蓋18を開けて、本体1の天面に設けた洗剤投入部17が見える状態を示す斜視図である。
【0043】
図4に示すように、洗剤投入部17の前部には、洗剤投入部(手動)22、柔軟剤投入部(手動)23があり、第一の操作表示部16に表示された洗剤投入量に応じて、使用者が洗剤量を調整して手動で投入する。柔軟剤については、投入量の表示はなく、取り扱い説明書に記載された、洗剤投入量と柔軟剤の銘柄とで決まる投入量を使用者が見て、その量を手動で投入する。
【0044】
手動の投入部である洗剤投入部(手動)22、柔軟剤投入部(手動)23の後方には、自動で投入される洗剤ケース(自動)24、柔軟剤ケース(自動)25が配設され、第二の操作表示部21の設定ボタンで設定した投入量が、運転中に自動で投入される。
【0045】
図10に第二の操作表示部21の表面に貼り付けられる銘板シート26を示す。銘板シート26には、自動で投入される洗剤の投入量を調整する「洗剤」ボタンと、設定された投入量が「少なめ」、「標準」、あるいは「多め」かを点灯して表示する表示部が設けられている。「洗剤」ボタンの横には、自動で投入される柔軟剤の投入量を調整する「柔軟剤」ボタンと、洗剤の表示と同様に、柔軟剤の投入量の設定内容を表示する表示部が設けられている。
【0046】
図2に示すように、第二の操作表示部21を本体1の天面の洗剤投入部17の近くに組んだ状態では、銘板シート26の前部aの範囲は、本体1に上方から覆われ、洗剤投入部蓋18を閉めた状態では、後部cの範囲は、洗剤投入部蓋18で覆われて、中央部bの範囲だけが見える状態となる。
【0047】
使用者が手動で洗剤を入れる場合には、洗濯物を洗濯槽3内に投入後に運転をスタートさせると、布量検知行程で決められる洗剤投入量が第一の操作表示部16に表示される。使用者はそれを見て、洗剤投入部蓋18を開けて、洗剤投入部(手動)22に手動で投入する。
【0048】
一方、自動で洗剤、柔軟剤が投入されるようにする場合には、第一の操作表示部16で運転コースなどを設定した後、スタートボタンを押す前に、洗剤投入部蓋18を開けて、第二の操作表示部21の後部cの範囲に設けられた「洗剤」ボタン、あるいは「柔軟剤」ボタンを押すことにより自動投入が設定される。自動投入が設定されると、第二の操作表示部21の中央部bの範囲に設けられた「洗剤」、あるいは「柔軟剤」の表示部が点灯し、洗剤投入部蓋18が閉められた状態でも、使用者が外から容易に認識できる。
【0049】
第二の操作表示部21を洗剤投入部17の近くに設けて、洗剤と柔軟剤に関連した設定ボタンや表示を第二の操作表示部21に配置することにより、洗剤と柔軟剤に関連した内容を近くで操作、確認できるので、操作性が向上し、使い勝手が良くなる。また、自動投入の機能の追加によって、第一の操作表示部16の表示スペースに影響を与えることがないので、追加した機能のボタンを無理に配置することもなく、使い易いレイアウトが可能となる。
【0050】
(第二の操作表示部の説明)
図6に第二の操作表示部21の構成を示す。操作ベース30にタクトスイッチやLED
が実装されたプリント基板31が取り付けられ、プリント基板31を下方から覆うように底部カバー32が設けられ、底部カバー32がビス33により操作ベース30に締結される。操作ベース30には、タクトスイッチを押す可動片や、LEDの発光を表面側に導く導光部が形成され、表面には銘板シート26が貼り付けられる。銘板シート26には、操作ボタンや表示部の印刷が施されるとともに、両面接着テープで操作ベース30に強固に接着され、プリント基板31への水の浸入を防止している。
【0051】
図5に示すように、第二の操作表示部21は、本体1の天面の洗剤投入部17の前方側近傍に設けられる収納部40に収納される。
図7に第二の操作表示部21が収納された縦断面図を示す。第二の操作表示部21は、洗剤投入部17に向かって傾斜して取り付けられる。本実施の形態では、第二の操作表示部21は、少許の角度、洗剤投入部17に向かって傾斜して、さらに詳細には、3°程度下方傾斜して取り付けられる。第二の操作表示部21は、ビス38で本体1に締結された後、ビス隠し39を付け、見栄えの向上を図っている。
【0052】
洗剤投入部17の前方は、液体洗剤や柔軟剤などが滴下する、或いは、使用者が付着した洗剤を洗い流すなどにより、水滴が付き易い場所である。本実施の形態では、第二の操作表示部21は、3°程度下方傾斜させることで、銘板シート26の表面に滴下した水滴は、留まることなく洗剤投入部17側に移動し、洗剤投入部17内に回収される。これにより、水滴が機外に漏れる、或いは、プリント基板に付着することを防止でき、防水性を確保できる。
【0053】
図8に第二の操作表示部21が収納された横断面図を示す。本体1の収納部40の左右辺には、溝部41、42が設けられ、溝部41、42は、洗剤投入部17に向かって傾斜して形成され、洗剤投入部17に連通している。操作ベース30の左右辺は、収納部40の左右辺に密接させているが、銘板シート26に多量の水滴が垂れた場合、左右辺の隙間から収納部40内に水滴が侵入する可能性がある。溝部41、42を形成することにより、水滴が溝部41,42を通って、洗剤投入部17内に回収されるので、機外に漏れる、或いは、プリント基板に付着することが防止でき、防水性を確保できる。
【0054】
図7に示すように、第二の操作表示部21の前辺45には、溝部46が設けられ、本体1の収納部40の左右辺に設けられた溝部41、42に連通している。銘板シート26の前部は、収納部40の前辺47に密接させているが、銘板シート26に多量の水滴が垂れた場合、銘板シート26と前辺47との隙間から収納部40内に水滴が侵入する可能性がある。第二の操作表示部21の前辺45には、溝部46を形成しているので、名板シート26と前辺47との隙間から浸入した水滴は、溝部46から溝部41、42に流れ、洗剤投入部17内に回収されるので、機外に漏れる、或いは、プリント基板に付着することが防止でき、防水性を確保できる。
【0055】
第二の操作表示部21の前辺45は、本体1によって上方から覆われている。銘板シート26は、両面接着テープで操作ベース30に強固に貼り付けることにより、可動片35や導光部37を構成する孔からの水滴の侵入を防止している。銘板シート26は、端面50が露出していると、端面50から吸湿して経年劣化で接着力が低下する虞がある。本実施の形態では、第二の操作表示部21の前辺45は、本体1内に収納することにより、端面50が露出しない構成にすることができる。銘板シート26の左右辺の端面51、52は、収納部40の左右辺で覆い、後辺の端面53は、操作ベース30のリブで覆うことにより、端面51、52、53から吸湿することを防止でき、経年劣化による接着力の低下を防止でき、長期に亘り防水性を確保できる。
【0056】
図6に示すように、底部カバー32には、底面の洗剤投入部17寄りに水抜き孔部55
が設けられる。底部カバー32は、
図7、
図8に示すように、側壁が操作ベース30に密接し、上部から水がかかってもプリント基板31には、水滴が付着しないような防水構造にしている。また、虫が侵入して、プリント基板31の導電部に接触して故障しないように、周囲の隙間は0.5mm程度に抑えている。
【0057】
万一、何らかの原因で、底部カバー32内に水が浸入した場合でも、水抜き孔部55から速やかに排出されるので、プリント基板31の故障を防ぐことができる。水抜き孔部55は、0.5mm角のメッシュ状に形成して、虫の侵入を防止している。そして
図7に示すように、底部カバー32の底面は、洗剤投入部17に向かって3°程度下方傾斜しているので、侵入した水は、少量であっても、水抜き孔部55に集まり、速やかに排出され、プリント基板31の故障を防止することができる。