【実施例】
【0022】
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0023】
[実施例1、2][比較例1、2]
表1に示す組成の頭皮保護剤を調製し、頭皮に調整した頭皮保護剤を塗布した。染毛剤として有効成分がアミノフェノール、トルエンジアミン、レゾルシンを含有したアルカリ溶液1剤と、過酸化水素を有効成分として含有する2剤とを混合した。混合した染毛剤をコームブラシにより毛髪に塗布し20分間放置後水洗した。表1に示す評価項目について、下記に示す方法で評価した。表中の数値は重量%を表す。
【0024】
〈使用後のヒリヒリ感〉
10名のパネラーの頭皮のヒリヒリ感を比較した。
評価基準
「5」 ヒリヒリ感がないと回答したパネラーが9名以上
「4」 ヒリヒリ感がないと回答したパネラーが7〜8名
「3」 ヒリヒリ感がないと回答したパネラーが4〜6名
「2」 ヒリヒリ感がないと回答したパネラーが2〜3名
「1」 ヒリヒリ感がないと回答したパネラーが1名以下
【0025】
〈使用後の頭皮の炎症〉
10名のパネラーの頭皮の炎症を比較した。
評価基準
「5」 炎症していないと回答したパネラーが9名以上
「4」 炎症していないと回答したパネラーが7〜8名
「3」 炎症していないと回答したパネラーが4〜6名
「2」 炎症していないと回答したパネラーが2〜3名
「1」 炎症していないと回答したパネラーが1名以下
【0026】
〈染毛後の洗い流し性〉
染毛後の水洗がしやすいか否かを10名のパネラーで評価した。
評価基準
「5」 水洗がしやすいと回答したパネラーが9名以上
「4」 水洗がしやすいと回答したパネラーが7〜8名
「3」 水洗がしやすいと回答したパネラーが4〜6名
「2」 水洗がしやすいと回答したパネラーが2〜3名
「1」 水洗がしやすいと回答したパネラーが1名以下
【0027】
〈染着防止効果〉
染毛後10名のパネラーの頭皮に染毛剤が染着しているか評価した。
評価基準
「5」 染着がほとんど無く、ほぼ完全に染着防止効果が認められたと回答したパネラ ーが9名以上
「4」 染着がほとんど無く、ほぼ完全に染着防止効果が認められたと回答したパネラ ーが7〜8名
「3」 染着がほとんど無く、ほぼ完全に染着防止効果が認められたと回答したパネラ ーが4〜6名
「2」 染着がほとんど無く、ほぼ完全に染着防止効果が認められたと回答したパネラ ーが2〜3名
「1」 染着がほとんど無く、ほぼ完全に染着防止効果が認められたと回答したパネラ ーが1名以下
【0028】
【表1】
【0029】
[実施例3〜9、比較例3]
表2に示す組成の頭皮保護剤を調整した。なお、頭皮保護剤のPHはPH調整剤として、実施例3,4、比較例3はグルコン酸―グルコン酸塩、実施例5〜7はクエン酸―クエン酸塩、実施例8はリンゴ酸により、表2に記載した値に調整した。得られた頭皮保護剤のヒリヒリ感、炎症緩和効果を、染毛剤のパッチテストに準拠して評価した。評価結果を表2に示す。
【0030】
<ヒリヒリ感、炎症緩和効果テスト方法>
10名のパネラーの腕の内側に6cm×6cmの処理区内を設定し、実施例、および比較例のいずれかの頭皮保護剤(0.05g)を均一に塗布した。その後、各処理区内に実施例1で使用した染毛剤と同一の染毛剤を10円硬貨大にうすくぬり、頭皮保護剤によるヒリヒリ感の緩和効果、48時間放置後の炎症緩和効果を比較した。
【0031】
〈使用後のヒリヒリ感〉
10名のパネラーにより染毛剤塗布区内のヒリヒリ感を比較した。
評価基準
「5」 ヒリヒリ感がないと回答したパネラーが9名以上
「4」 ヒリヒリ感がないと回答したパネラーが7〜8名
「3」 ヒリヒリ感がないと回答したパネラーが4〜6名
「2」 ヒリヒリ感がないと回答したパネラーが2〜3名
「1」 ヒリヒリ感がないと回答したパネラーが1名以下
【0032】
〈使用後の炎症〉
10名のパネラーにより染毛剤塗布区内の炎症を比較した。
評価基準
「5」 炎症していないと回答したパネラーが9名以上
「4」 炎症していないと回答したパネラーが7〜8名
「3」 炎症していないと回答したパネラーが4〜6名
「2」 炎症していないと回答したパネラーが2〜3名
「1」 炎症していないと回答したパネラーが1名以下
【0033】
【表2】