(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6803711
(24)【登録日】2020年12月3日
(45)【発行日】2020年12月23日
(54)【発明の名称】光起電装置
(51)【国際特許分類】
H01L 31/05 20140101AFI20201214BHJP
【FI】
H01L31/04 570
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-193252(P2016-193252)
(22)【出願日】2016年9月30日
(65)【公開番号】特開2018-56471(P2018-56471A)
(43)【公開日】2018年4月5日
【審査請求日】2019年7月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000941
【氏名又は名称】株式会社カネカ
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】特許業務法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岡山 祐太
(72)【発明者】
【氏名】川中 詳平
(72)【発明者】
【氏名】吉田 洋介
(72)【発明者】
【氏名】井塚 善之
【審査官】
原 俊文
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2011/0088746(US,A1)
【文献】
特開2005−244046(JP,A)
【文献】
特開2011−077130(JP,A)
【文献】
特開2012−186314(JP,A)
【文献】
国際公開第2013/105472(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 31/04−31/078
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角形の配置領域における第1の辺に沿って配置されるとともに、前記第1の辺に交差する第2の辺方向に配列された複数の光起電セルストリングを含む光起電セルストリング群と、
前記光起電セルストリング群の裏面側に絶縁性基材を介して設けられた端子部と、
前記光起電セルストリング群の第一端に接続され、前記第1の辺の外側を経由して前記光起電セルストリング群の裏面側に延伸し、前記端子部と接続される第1の配線と、
前記光起電セルストリング群の第二端に接続され、前記第1の辺と対向する第3の辺の外側を経由して前記光起電セルストリング群の裏面側に延伸し、前記端子部と接続される第2の配線と、を含み、
前記光起電セルストリング群が、
前記複数の光起電セルストリングの内、隣り合う二つの前記光起電セルストリングの端部を接続し、前記第2の辺又は該第2の辺に対向する第4の辺の外側に配置されたストリング間配線を含む、光起電装置。
【請求項2】
前記四角形は長方形であり、前記第1の辺は、前記長方形の長辺である、
請求項1に記載の光起電装置。
【請求項3】
前記光起電セルストリング群の裏面に位置する前記第1の配線の長さと前記光起電セルストリング群の裏面に位置する前記第2の配線の長さの和が、
前記第1の辺の外側に配置された前記第1の配線の長さと、前記第3の辺の外側に配置された前記第2の配線の長さとの和よりも短い、
請求項1又は2に記載の光起電装置。
【請求項4】
前記光起電セルストリング群の裏面に位置する前記第1の配線の長さと前記光起電セルストリング群の裏面に位置する前記第2の配線の長さの和が、前記第1の辺よりも短い
請求項1又は2に記載の光起電装置。
【請求項5】
前記光起電セルストリング群が含む光起電セルストリングの数は、3以上の奇数である、
請求項1乃至4のいずれかに記載の光起電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光起電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1の
図14には、長方形の配置領域における第1の辺に沿って複数の太陽電池が直列に接続された太陽電池セルストリングを複数開示しており、この複数の太陽電池セルストリングは、第1の辺に交差する第2の辺の方向に配列されている。複数の太陽電池セルストリングの内、隣り合う二つの太陽電池セルストリングは、ストリング間配線により接続されており、このストリング間配線は第2の辺、及び第2の辺と対向する辺に設けられている。複数の太陽電池セルストリング群の一端と他端は、それぞれ逆方向から第2の辺の外側に引き回された引き回し配線により、裏面側の端子部に接続されている。このような構成により、正極、負極の端子を一つの端子部に設ける構成を実現していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−244046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の光起電装置では、小型化が難しかった。即ち、従来の光起電装置では、引き回し配線とストリング間配線とが同じ第2の辺の外側に配置されているため、これらの絶縁を確保するためには、引き回し配線とストリング間配線とを十分に距離を隔てて配置する必要があり、その結果として小型化が難しかった。
【0005】
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、光起電装置の小型化を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示に係る光起電装置は、四角形の配置領域における第1の辺に沿って配置されるとともに、前記第1の辺に交差する第2の辺方向に配列された複数の光起電セルストリングを含む光起電セルストリング群と、前記光起電セルストリング群の裏面側に絶縁性基材を介して設けられた端子部と、前記光起電セルストリング群の第一端に接続され、前記第1の辺の外側を経由して前記光起電セルストリング群の裏面側に延伸し、前記端子部と接続される第1の配線と、前記光起電セルストリング群の第二端に接続され、前記第1の辺と対向する第3の辺の外側を経由して前記光起電セルストリング群の裏面側に延伸し、前記端子部と接続される第2の配線と、を含み、前記光起電セルストリング群が、前記複数の光起電セルストリングの内、隣り合う二つの前記光起電セルストリングの端部を接続し、前記第2の辺又は該第2の辺に対向する第4の辺の外側に配置されたストリング間配線を含む。
【0007】
(2)上記(1)における光起電装置では、前記四角形は長方形であり、前記第1の辺は、前記長方形の長辺であってもよい。
【0008】
(3)上記(1)〜(2)における光起電装置では、前記光起電セルストリング群の裏面に位置する前記第1の配線の長さと前記第2の配線の長さの和が、前記第1の辺の外側に配置された前記第1の配線の長さと、前記第3の辺の外側に配置された前記第2の配線の長さとの和よりも短くてもよい。
【0009】
(4)上記(1)〜(2)における光起電装置では、前記光起電セルストリング群の裏面に位置する前記第1の配線の長さと前記第2の配線の長さの和が、前記第1の辺よりも短くてもよい。
【0010】
(5)上記(1)〜(4)における光起電装置では、前記光起電セルストリング群が含む光起電セルストリングの数は、3以上の奇数であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は本実施形態に係る光起電装置の光起電セルストリングの概略を示す裏面側から見た斜視図である。
【
図2】
図2は本実施形態に係る光起電装置の概略を示す裏面図である。
【
図3】
図3は本実施形態に係る光起電装置の概略を示す裏面図である。
【
図4】
図4は本実施形態に係る光起電装置の概略を示す裏面図である。
【
図5】
図5は本実施形態に係る光起電装置の概略を示す裏面図である。
【
図6】
図6は本実施形態に係る光起電装置の概略を示す裏面側から見た分解斜視図である。
【
図7】
図7は本実施形態に係る光起電装置の概略を示す裏面側から見た斜視図である。
【
図8】
図8は本実施形態に係る光起電装置の概略を示す表面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示の実施形態について、図面を用いて以下に説明する。
【0013】
図1は、本実施形態に係る光起電装置の光起電セルストリングの概略を示す裏面側からみた斜視図である。本実施形態においては、第1の光起電セルストリング11が、6つの太陽電池セル(1A〜1F)を含む。各太陽電池セルは受光面と裏面とを有している。受光面には第1の光起電セルストリング11の伸びる方向に2本の受光面側バスバー電極が形成されている。また、裏面には第1の光起電セルストリング11の伸びる方向に2本の裏面側バスバー電極が形成されている。受光面側バスバー電極および裏面側バスバー電極はそれぞれ、負極、正極として作用する。
【0014】
第1の光起電セルストリング11内の隣接する太陽電池セルは第1のストリング配線31により直列接続される。すなわち、一の太陽電池セルの受光面側バスバー電極(負極)は、隣接する太陽電池セルの裏面側バスバー電極(正極)と接続される。これにより、第1の光起電セルストリング11内の複数の太陽電池セルは第1のストリング配線31により直列接続されている。
【0015】
第1の光起電セルストリング11の一端に設けられた第1の太陽電池セル1Aは、後述する端子部の正極に電気的に接続される。第1の光起電セルストリング11の他端に設けられた第6の太陽電池セル1Fは、他の光起電セルストリングなどを介して、後述する端子部の負極に電気的に接続される。
【0016】
図2は、本実施形態に係る光起電装置の概略を示す裏面図である。
図8は、本実施形態に係る光起電装置の概略を示す表面図である。
【0017】
図2、8に示すように、光起電装置100は、第1の光起電セルストリング11と、第2の光起電セルストリング12と、第3の光起電セルストリング13とを有している。この第2の光起電セルストリング12と第3の光起電セルストリング13は、上述した第1の光起電セルストリング11と同様に、複数の太陽電池セルと、この複数の太陽電池セルを直列接続する第2のストリング配線32、第3のストリング配線33とを含む。なお、
図2、8においては、便宜上、第1のストリング配線31、第2のストリング配線32、第3のストリング配線33のそれぞれを1本の線で表示しているが、
図1に示すように、各ストリング配線が、2本の受光面側バスバー電極と裏面側バスバー電極とからなる構成としてもよく、各ストリング配線を構成するバスバー電極の本数は、本図面に限定されない。
【0018】
これら第1の光起電セルストリング11、第2の光起電セルストリング12、第3の光起電セルストリング13は、四角形の配置領域20に配置されており、この四角形における第1の辺21に沿って配置されている。また、第1の光起電セルストリング11、第2の光起電セルストリング12、第3の光起電セルストリング13は、第1の辺21に交差する第2の辺22方向に配列されている。
【0019】
第1の光起電セルストリング11と第2の光起電セルストリング12は、第2の辺22の外側に配置された第1のストリング間配線41により電気的に接続されている。また、第2の光起電セルストリング12と第3の光起電セルストリング13とは、第2の辺22に対向する第4の辺24の外側に配置された第2のストリング間配線42により電気的に接続されている。
【0020】
このようにして、複数の光起電セルストリングが電気的に接続された光起電セルストリング群50が構成されている。なお、四角形の配置領域20は、この光起電セルストリング群50に外接する四角形の内、面積が最小の四角形であり、例えば正方形、長方形、平行四辺形などを含む。本実施形態における配置領域20は、光起電セルストリング群50に外接する長方形である。
【0021】
この光起電セルストリング群50は第一端51と第二端52とを有している。本実施形態においては、第一端51が、第1の光起電セルストリング11に含まれる第1の太陽電池セル1Aから引き出された第1のストリング配線31の端部であり、第二端52が、第3の光起電セルストリング13に含まれる第7の太陽電池セル3Fから引き出された第3のストリング配線33の端部である。
【0022】
光起電セルストリング群50の裏面側には絶縁性基材80が設けられており、この絶縁性基材80の更に裏面側には端子部60が設けられている。端子部60は正極60Aと負極60Bとを有している。光起電セルストリング群50の第一端51は、第1の配線71によって、端子部60の正極60Aに電気的に接続され、第二端52は、第2の配線72によって、端子部60の負極60Bに電気的に接続される。ここで、第1の配線71は、長方形の配置領域20における第1の辺21の外側を経由して、絶縁性基材80の裏面側、即ち光起電セルストリング群50の裏面側に延伸している。第2の配線72は、第1の辺21と対向する第3の辺23の外側を経由して、絶縁性基材80の裏面側に延伸している。
【0023】
図6は、本実施形態に係る光起電装置の概略を示す裏面側から見た分解斜視図である。
図7は、本実施形態に係る光起電装置の概略を示す裏面側から見た斜視図である。
【0024】
光起電セルストリング群50の裏面側には、上述した絶縁性基材80が配置されており、第1の配線71及び第2の配線72が、絶縁性基材80の裏面側に引き回されている。この絶縁性基材80の存在により、第1の配線71及び第2の配線72と、光起電セルストリング群50の裏面側配線との絶縁を図っている。なお、本実施形態に係る光起電装置100では光起電セルストリング群50の裏面側には、上述した絶縁性基材80が配置されているが、第1の配線71及び第2の配線72として絶縁部材でコートされた配線を用いてもよい。
【0025】
絶縁性基材80、及び第1の配線71、第2の配線72の更に裏面側には、第1の絶縁性シート81が設けられており、第1の絶縁性シート81の略中央部には貫通孔81Aが設けられている。絶縁性基材80の裏面側において、第1の配線71、第2の配線72の端部は裏面側に折り曲げられている。この折り曲げられた端部が第1の絶縁性シート81に設けられた貫通孔81Aに差し込まれ、
図7に示すように、第1の絶縁性シート81の裏面側に設けられた端子部60に接続される。
図7においては、
図6に示した2枚の第1の絶縁シー81と第2の絶縁シート82とが、光起電セルストリング群50を挟み込んだ状態にて、1枚の第1の絶縁シート81として一体化されている。
【0026】
光起電セルストリング群50の表面側には第2の絶縁性シート82とガラス基材83が設けられ、光起電セルストリング群50の表裏面が絶縁材料で覆われる構成となっている。
【0027】
このような構成により、第1の配線71、第2の配線72、第1のストリング間配線41、及び第2のストリング間配線42を、それぞれ長方形の配置領域20における異なる辺の外側に配置することができる。即ち、第1の配線71は長方形の配置領域20における第1の辺21の外側、第2の配線72は第1の辺21と対向する第3の辺23の外側、第1のストリング間配線41は第2の辺22の外側、第2のストリング間配線42は第2の辺22に対向する第4の辺24の外側に配置することができる。その結果として、各配線間の距離を確保しやすい構成となり、光起電装置100の小型化を実現することができる。
【0028】
なお、本実施形態においては第1の辺21、第3の辺23が長方形の配置領域20における長辺であり、第2の辺22、第4の辺24が短辺である構成としているが、
図3に示すように、その逆の構成としても構わない。
図3に示す構成においては、9本の光起電セルストリングを長方形の配置領域20における短辺である第1の辺21に沿って配置し、長辺である第2の辺22の方向に配列している。このような構成においても、光起電セルストリング群50の第一端51を裏面側に引き回す第1の配線71を第1の辺21の外側に配置し、第二端52を裏面側に引き回す第2の配線72を第1の辺21に対向する第3の辺23の外側に配置し、隣り合う二つの光起電セルストリングの端部を接続する複数のストリング間配線44を、第2の辺22の外側、又は第2の辺22と対向する第4の辺24の外側に配置することにより、各配線を長方形の配置領域20における異なる辺の外側に配置することができる。
【0029】
ただし、裏面側の一か所に端子部60を設ける構成において、太陽電池セルの信頼性向上のためには、
図2に示したように、第1の配線71、第2の配線72を配置する第1の辺21、第3の辺23を、長方形の配置領域20における長辺とする構成が望ましい。裏面側に設けられた端子部60に第1の配線71、第2の配線72を接続するためには、これら第1の配線71、第2の配線72を太陽電池セルの裏面側にも配置する必要がある。しかし、これら第1の配線71、第2の配線72を太陽電池セルの裏面側に配置すると、第1の配線71、第2の配線72の厚みに応じた応力が太陽電池セルに加わる恐れがある。そのため、第1の配線71、第2の配線72を長方形の配置領域20における長辺側に設けることにより、太陽電池セルの裏面側に位置する第1の配線71、第2の配線72の長さを短くすることができ、太陽電池セルの信頼性を向上させることができる。また、光起電セルストリングの本数を少なくすることができ、ストリング間配線の本数を少なくすることができるため、製造効率の観点からも望ましい。
【0030】
更に、
図2に示すような構成を採用することにより、光起電セルストリング群50が含む光起電セルストリング数が3以上の奇数である場合の欠点を克服することができ、光起電装置100の設計自由度を高めることができる。即ち、光起電セルストリング群50が含む光起電セルストリング数が3以上の奇数である場合、光起電セルストリング群50の第一端51、第二端52が、長方形の配置領域20における対角部に生じてしまうため、裏面側の一か所に配置された端子部60と接続するためには、第1の配線71、第2の配線72の長さが長くなってしまう。第1の配線71、第2の配線72の長さが長くなると、長方形の配置領域20における各辺の外側においては第1の配線71、第2の配線72がストリング間配線と近接するリスクが高まり、また、太陽電池セルの裏面側においては太陽電池セルに応力を加えてしまうリスクが高まる。しかし、
図2に示した実施例の構成とすることにより、光起電セルストリング群50が含む光起電セルストリング数が3以上の奇数である場合においても、各配線を長方形の配置領域20における異なる辺の外側に配置する構成と、太陽電池セルの裏面側に位置する第1の配線71、第2の配線72の長さを短くする構成とを両立させることができる。
【0031】
なお、
図4に示すように、裏面側における第1の配線71、第2の配線72を長方形の配置領域20における第1の辺21に対して斜め方向に延伸させ、端子部60に接続させる構成としてもよい。ただし、上述した太陽電池セルの信頼性向上の理由により、裏面側に位置する第1の配線71、第2の配線72の長さの和が、長方形の配置領域20の長辺よりも短い構成であることが望ましい。あるいは、第1の辺21の外側に位置する第1の配線71の長さと第3の辺23の外側に位置する第2の配線72の長さとの和よりも、太陽電池セルの裏面側に位置する第1の配線71、第2の配線72の長さの和が短い構成とすることが望ましい。
【0032】
なお、
図5に示すように、光起電セルストリング群50が含む光起電セルストリング数が偶数であっても構わない。
図5に示す実施例では、
図2に示した実施例の構成に加え、光起電セルストリング群50が更に第4の光起電セルストリング14を含んでいる。第1の光起電セルストリング11と第2の光起電セルストリング12とは第1のストリング間配線41により接続されている。第2の光起電セルストリング12と第3の光起電セルストリング13とは第2のストリング間配線42により接続されている。第3の光起電セルストリング13と第4の光起電セルストリング14とは第3のストリング間配線43により接続されている。
【0033】
このように光起電セルストリング数が偶数の場合、光起電セルストリング群50の第一端51と第二端52とは、それぞれ第4の辺24側から、第1の配線71、第2の配線72によって裏面側に引き回され、端子部60に接続される。第1の配線71は第1の辺21の外側に配置され、第2の配線72は第1の辺21に対向する第3の辺23の外側に配置される。
【0034】
一方、第1のストリング間配線41と第3のストリング間配線43は第2の辺22の外側に配置され、第2のストリング間配線42は第4の辺24の外側に配置される。このような構成により、各配線を異なる辺の外側に配置することができる。
【符号の説明】
【0035】
1A 第1の太陽電池セル、1B 第2の太陽電池セル、1C 第3の太陽電池セル、1D 第4の太陽電池セル、1E 第5の太陽電池セル、1F 第6の太陽電池セル、3F 第7の太陽電池セル、11 第1の光起電セルストリング、12 第2の光起電セルストリング、13 第3の光起電セルストリング、14 第4の光起電セルストリング、20 配置領域、21 第1の辺、22 第2の辺、23 第3の辺、24 第4の辺、31 第1のストリング配線、32 第2のストリング配線、33 第3のストリング配線、41 第1のストリング間配線、42 第2のストリング間配線、43 第3のストリング間配線、44 複数のストリング間配線、50 光起電セルストリング群、51 第一端、52 第二端、60 端子部、60A 正極、60B 負極、71 第1の配線、72 第2の配線、80 絶縁性基材、81 第1の絶縁性シート、81A 貫通孔、82 第2の絶縁性シート、83 ガラス基材、100 光起電装置。