【実施例】
【0044】
以下の実施例により、本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらに何ら限定されるものではない。
【0045】
複合体の製造
表1の組成でγ−オリザノールと水添大豆レシチンの合計10gをt−ブチルアルコール80gに溶解させた後、液体窒素にて瞬時に凍結し、凍結乾燥装置(東京理化器械製、FDU−2200型)にて凍結乾燥を行った。圧力は10Pa以下、トラップ温度は−80℃とした。このようにして得られた複合体は、いずれも均質な白色の粉末であった。なお、実施例1〜3は本発明の組成の範囲内の複合体であり、比較例1〜2は本発明の組成の範囲外の複合体、比較例3〜4は本発明の組成の範囲内の複合体であるが、水添大豆レシチンのPC純度が実施例とは異なる複合体である。
【0046】
【表1】
【0047】
水分散液の調製・評価
γ−オリザノールの配合量が水分散物に対して0.05重量%になるように、実施例1〜3の複合体を用いて表2の組成で水分散液を調製した(実施例4〜6)。また、同様に比較例1〜4の複合体を用いて表2の組成で水分散液を調製した(比較例5〜8)。得られた水分散液について、下記の方法で、初期分散性、透明感・透過率、分散安定性を評価し、結果は表2の下欄に併記した。
次に、γ−オリザノールの配合量が水分散物に対して0.1重量%になるように、実施例1〜3の複合体を用いて表3の組成で水分散液を調製した(実施例7〜9)。また、同様に比較例1〜4の複合体を用いて表3の組成で水分散液を調製した(比較例9〜12)。得られた水分散液について、下記の方法で、初期分散性、透明感・透過率、分散安定性を評価し、結果は表3の下欄に併記した。
<初期分散性>
得られた水分散液について、調製直後の分散状態を目視で観察し、下記の評価基準で初期分散性を評価した。
○・・・均一に分散されている
×・・・均一に分散されていない
<透明感・透過率>
得られた水分散液を直径3.5cmのガラス瓶に入れ、横から外観を目視で観察し、下記の評価基準で透明感を評価した。また、分光光度計を用いて水分散液の透過率を測定した(セル厚1cm、波長600nm)。
○・・・液の背後が透けて見える
×・・・液の背後が透けて見えない
<分散安定性>
得られた水分散液について、50℃/1ヵ月の保管安定性試験を行い、下記の評価基準で分散安定性を評価した。
○・・・保管後も均一に分散されている
×・・・保管後は均一に分散されていない、又は、沈殿が生じている
【0048】
【表2】
(調製方法)
No.1〜2を70℃で攪拌し、均一に分散後、この液を予め約70℃でNo.3とNo.4を加温溶解させた水相に添加し、ホモミキサーにて攪拌(70℃、5000rpm、20分)した。
【0049】
【表3】
(調製方法)
No.1〜2を70℃で攪拌し、均一に分散後、この液を予め約70℃でNo.3とNo.4を加温溶解させた水相に添加し、ホモミキサーにて攪拌(70℃、5000rpm、20分)した。
【0050】
表2、3の結果より、本発明の複合体を用いて調製したγ−オリザノールを高濃度に含む水分散液は、初期分散性、透明感、分散安定性に優れるものであった。一方、複合体中のγ−オリザノール含有量が少ない比較例1の複合体は、初期分散性は良好なものの透明感がなく、分散安定性も不十分であった。複合体中のγ−オリザノール含有量が多い比較例2の複合体は、初期から分散性が不十分であった。また、比較例3、4の複合体を用いた水分散液も初期から分散性が不十分であり、γ−オリザノール含有量が本発明の範囲内であっても、レシチンのPC含量が異なると、分散性が不十分になることが示唆された。
【0051】
実施例10 美白化粧水
この化粧水は透明性、美白効果に優れ、肌を健やかに保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐことができる。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例1の複合体 0.5
グリセリン 8.0
B部
3−O−エチルアスコルビン酸(VCエチル:日本精化) 1.0
精製水 20.0
BG 5.0
エタノール 3.0
DPG 2.0
メチルグルセス−10 2.0
グリチルリチン酸2K 0.05
シロキクラゲ多糖体(Tremoist−TP:日本精化) 0.01
キサンタンガム 0.05
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
クエン酸 0.1
クエン酸Na pHが4.5になる量
C部
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
B部を混合し粘性な液を調製した。A部、C部を各70℃に加温し、C部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したB部を添加し、均一な液とした。
【0052】
実施例11 美白化粧水
この化粧水は透明感があり、美白効果に優れ、肌を健やかに保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐことができる。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例3の複合体 0.3
グリセリン 6.0
B部
精製水 30.0
DPG 3.0
C部
トラネキサム酸(日本精化) 2.0
精製水 20.0
ナイアシンアミド 0.3
ベタイン 1.0
シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
(Neosolue−Aqulio:日本精化) 0.5
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0053】
実施例12 保湿化粧水
この化粧水は透明度の高い製剤であった。また、肌に潤いを与え、水分蒸散抑制によりみずみずしさを保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐ。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例2の複合体 0.3
ジグリセリン 3.0
グリセリン 8.0
B部
精製水 40.0
アルギニン 0.05
C部
シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
(Neosolue−Aqulio:日本精化) 1.0
ベタイン 0.5
グリセレス−26 0.2
加水分解ヒアルロン酸 0.01
プルラン 0.5
ヒアルロン酸Na 0.01
ヒドロキシエチルセルロース 0.03
カルボキシビニルポリマー 0.05
アルギニン 0.05
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0054】
実施例13 保湿化粧水
この化粧水は透明性が高く、保湿効果に優れ、肌に潤いを与え、みずみずしさを保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐ。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例3の複合体 0.25
水添レシチン、フィトステロールズ、セラミド2、セラミド3、セラミド6
(Phytopresome−Cera236:日本精化) 0.1
糖脂質、水添レシチン、BG、グリセリン
(Phytopresome−MEL:日本精化) 0.8
BG 5.0
グリセリン 12.0
イノシト−ル 1.0
B部
精製水 20.0
C部
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10
(Neosolue−AquaS:日本精化) 1.0
PEG/PPG/ポリブチレングリコール−8/5/3グリセリン 0.5
グルコシルセラミド 0.5
グルコシルトレハロース 0.5
ポリクオタニウム−51 0.5
アセチルヘキサペプチド−8 0.001
加水分解コラーゲン 0.05
EDTA−2Na 0.05
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0055】
実施例14 浸透化粧水
この化粧水は肌への浸透感があり、潤い、みずみずしさを保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐ。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例3の複合体 0.7
オレイン酸オレイル 0.03
グリセリン 10.0
B部
グルコース 1.0
DPG 3.0
ココイルアルギニンエチルPCA 0.05
ポリリジン 0.05
トリプロピレングリコール 1.0
精製水 20.0
C部
フェノキシエタノール 0.3
プルラン 0.2
エチルヘキシルグリセリン 0.2
アセチルグルコサミン 0.03
ポリHEMAグルコシド 0.05
ポリメタクリロイルリシン 0.05
結晶セルロース末 0.1
ローカストビーンガム 0.03
キトサン 0.05
ヒドロキシエチルセルロース 0.05
ヒアルロン酸Na 0.01
カルボマー 0.06
水酸化K 0.03
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を約70℃に加温し、均一に分散させた。C部を混合、よく攪拌し、均一にしたのち約70℃に加温した。B部をプロペラで攪拌しナノベシクル液を調製した。A部にC部を加え、約70℃でホモミキサーを用い撹拌し、約40℃まで冷却し、B部の混合液を添加した。
【0056】
実施例15 ジェル化粧水
この化粧水は肌への浸透感があり、潤い、みずみずしさを保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐ。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例3の複合体 0.25
グリセリン 10.0
ソルビトール液(70%) 5.0
PEG−10ジメチコン 0.4
B部
グルコース 1.0
DPG 3.0
トリプロピレングリコール 1.0
精製水 20.0
C部
フェノキシエタノール 0.3
プルラン 0.2
エチルヘキシルグリセリン 0.2
ポリHEMAグルコシド 0.05
ポリメタクリロイルリシン 0.05
結晶セルロース末 0.1
ローカストビーンガム 0.03
ヒドロキシエチルセルロース 0.05
カラギーナン 0.05
ヒアルロン酸Na 0.01
カルボマー 0.06
水酸化K 0.05
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を約70℃に加温し、均一に分散させた。C部を混合、よく攪拌し、均一にしたのち約70℃に加温した。B部をプロペラで攪拌しナノベシクル液を調製した。A部にC部を加え、約70℃でホモミキサーを用い撹拌し、約40℃まで冷却し、B部の混合液を添加した。
【0057】
実施例16 保湿化粧水
この化粧水は透明性が高く、保湿効果に優れ、肌に潤いを与え、みずみずしさを保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐ。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例1の複合体 0.9
グリセリン 6.0
PEG−50水添ヒマシ油 0.3
ラウリン酸ポリグリセリル−10 0.2
マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル
(Plandool−MAS:日本精化) 0.05
B部
精製水 20.0
C部
ポリクオタニウム−51 0.5
アセチルヘキサペプチド−8 0.001
加水分解コラーゲン 0.05
EDTA−2Na 0.05
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0058】
実施例17 保湿化粧水
この化粧水は透明性が高く、保湿効果に優れ、肌に潤いを与え、みずみずしさを保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐ。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例3の複合体 0.2
グリセリン 8.0
リゾレシチン 0.03
環状リゾフォスファチジン酸Na 0.001
B部
精製水 20.0
C部
加水分解コラーゲン 0.05
クエン酸 0.01
クエン酸Na 0.09
EDTA−2Na 0.05
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をプロペラ(500rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0059】
実施例18 透明ジェル
このジェルは、肌への浸透感があるものであった。また肌の潤い、みずみずしさを保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐ。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例2の複合体 0.4
グリセリン 5.0
PPG−6デシルテトラデセス−30 0.2
PEG−30フィトステロール 0.3
Phytopresome−MEL(日本精化) 0.8
精製水 30.0
B部
PEG−4000 0.2
メチルグルセス−10 1.0
ピリドキシン塩酸塩 0.05
エチルヘキシルグリセリン 0.2
フェノキシエタノール 0.4
環状リゾフォスファチジン酸Na 0.001
シロキクラゲ多糖体(Tremoist−TP:日本精化) 0.01
加水分解コラーゲン 0.01
精製水 合計で100となる量
C部
ペンテト酸5Na 0.05
(アクリル酸ジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー0.05
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.15
アルギニン 0.25
精製水 30.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部をプロペラで攪拌しナノベシクル液を調製した。C部を混合時、粘性の液とした。B部を混合し、均一な液とした。C部にA部、B部を加え均一にした。
【0060】
実施例19 保湿化粧水
この化粧水は透明度の高い製剤であり、肌に潤いを与え、水分蒸散抑制によりみずみずしさを保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐ。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例3の複合体 0.3
ジグリセリン 3.0
グリセリン 8.0
B部
精製水 20.0
アルギニン 0.05
C部
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10
(Neosolue−AquaS:日本精化) 1.0
ベタイン 0.5
ポリリジン 0.01
加水分解ヒアルロン酸 0.01
プルラン 0.5
ヒアルロン酸Na 0.01
ヒドロキシエチルセルロース 0.03
キトサン 0.02
カルボキシビニルポリマー 0.05
アルギニン 0.05
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0061】
実施例20 保湿化粧水
この化粧水は透明度の高い製剤であった。また、肌に潤いを与え、水分蒸散抑制によりみずみずしさを保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐ。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例2の複合体 0.8
ジグリセリン 1.0
グリセリン 8.0
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
(Plandool−LG2:日本精化) 0.1
イソステアリン酸フィトステリル
(Plandool−ISS:日本精化) 0.05
ポリソルベート20 0.3
B部
精製水 30.0
C部
マルチトール液 1.0
ベタイン 0.5
α−グルカンオリゴサッカリド 0.1
プルラン 0.5
チューベロース多糖体 0.01
ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテル 0.05
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー 0.05
アルギニン 0.05
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに高圧乳化機(みずほ工業製マイクロフルイダイザー)にて分散させた。冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0062】
実施例21 保湿化粧水
この化粧水は透明度の高い製剤であった。また、肌に潤いを与え、水分蒸散抑制によりみずみずしさを保ち、肌あれや乾燥による小ジワを防ぐ。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例3の複合体 0.2
ジグリセリン 1.0
グリセリン 8.0
ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)
(LUSPLAN PI−DA:日本精化) 0.05
ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2
(Plandool−DP:日本精化) 0.05
B部
精製水 30.0
C部
マンニトール 1.0
PEG−30 1.0
加水分解コラーゲン 0.1
プルラン 0.5
Tremoist−TP(日本精化) 0.01
ヒドロキシエチルセルロース 0.03
カルボキシビニルポリマー 0.05
アルギニン 0.05
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに高圧乳化機(みずほ工業製マイクロフルイダイザー)にて分散させた。冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0063】
実施例22 スカルプローション
このローションは透明度の高い製剤であり、頭皮を柔軟にし、頭皮のべたつきやカサつきなどの改善が可能である。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例3の複合体 0.3
グリセリン 4.0
ペンチレングリコール 2.0
マルチトール液 0.5
B部
精製水 50.0
C部
エタノール 10.0
Neosolue−Aqulio(日本精化) 1.0
酢酸トコフェロール 0.05
メントール 0.1
メントキシプロパンジオール 0.05
ベタイン 0.2
ヒドロキシプロピルキトサン液 0.05
ニンジンエキス 0.1
センブリエキス 0.1
タマサキツヅラフジ根エキス 0.003
ピリドキシン塩酸塩 0.05
パンテノール 0.1
PCA−Na 0.1
ペンテト酸5Na 0.05
メチルパラベン 0.1
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0064】
実施例23 スカルプローション
このローションは透明度の高い製剤であり、頭皮を柔軟にし、頭皮のべたつきやカサつきなどの改善が可能である。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
実施例1の複合体 0.3
ペンチレングリコール 2.0
PEG−60水添ヒマシ油 0.3
B部
精製水 50.0
C部
Neosolue−Aqulio(日本精化) 1.0
Tremoist−TP(日本精化) 0.01
ピリドキシン塩酸塩 0.05
リンゴ酸 0.01
カキタンニン 0.005
無水カフェイン 0.001
加水分解コラーゲン 0.05
ペンテト酸5Na 0.05
メチルパラベン 0.1
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0065】
実施例24 スカルプローション
このローションは透明度が高く、保湿感と浸透感に優れ、頭皮の状態を改善し、べたつきやカサつきを抑制できる。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
グリセリン 6.0
実施例3の複合体 0.3
B部
Neosolue−AquaS(日本精化) 0.5
ラフィノース 0.2
アルギニン 0.5
グリシン 0.1
精製水 50.0
C部
エタノール 5.0
メチルパラベン 0.1
メントキシプロパンジオール 0.1
ジカルボエトキシパントテン酸エチル 0.2
カンファー 0.1
ニンジンエキス 1.0
グリコシルトレハロース 0.5
ニコチン酸アミド 1.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
VCエチル(日本精化) 0.3
ヒアルロン酸Na 0.01
Tremoist−SL(日本精化) 0.5
精製水 合計で100となる量
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(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をプロペラ(500rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0066】
実施例25 育毛剤
この育毛剤は透明度が高く、保湿感と浸透感に優れ、頭皮の状態を改善し、べたつきやカサつきを抑制できる製剤であった。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
グリセリン 2.0
実施例2の複合体 0.5
PEG−60水添ヒマシ油 0.3
B部
ベタイン 0.5
精製水 50.0
C部
エタノール 20.0
メントキシプロパンジオール 0.1
オレンジ油 0.05
パンテニルエチルエ−テル 0.2
グルタミン酸 0.1
ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液 0.1
ニンジンエキス 5.0
センブリエキス 1.0
トレハロース 0.5
ニコチン酸アミド 1.0
ピロクトンオラミン 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をホモミキサー(7000rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。
【0067】
実施例26 育毛剤
この育毛剤は透明度が高く、保湿感と浸透感に優れ、頭皮の状態を改善し、育毛効果が期待できる製剤であった。
成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
グリセリン 4.0
BG 3.0
実施例3の複合体 0.1
Phytopresome−MEL(日本精化) 1.0
B部
Neosolue−Aqulio(日本精化) 0.5
DPG 2.0
乳酸 0.1
Tremoist−TP(日本精化) 0.01
精製水 50.0
C部
エタノール 10.0
メントール 0.1
メンチルグリセリルエーテル 0.15
パンテニルエチルエ−テル 0.2
カンファー 0.1
冬虫夏草エキス 1.0
センブリエキス 1.0
加水分解ヒアルロン酸 0.02
環状リゾフォスファチジン酸Na 0.001
トウガラシエキス 0.01
ベタイン 0.3
トレハロース 0.2
シメン−5−オール 0.1
酢酸トコフェロール 0.05
β−グリチルレチン酸 0.05
精製水 合計で100となる量
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(調製方法)
A部、B部を各70℃に加温し、B部をプロペラ(500rpm)で攪拌しながらA部を加え、ナノベシクル液を調製した。さらに冷却後あらかじめ混合したC部を添加し、均一な液とした。