【実施例】
【0041】
以下に、実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0042】
製造例1
常法により、市販のニコチンアミドモノヌクレオチドと澱粉を均一に混合し、硬カプセルに充填して、1カプセル当たり、ニコチンアミドモノヌクレオチド25mg、澱粉320mgを含むカプセル剤を製造した。
【0043】
製造例2
常法により、市販のニコチンアミドモノヌクレオチドと澱粉を均一に混合し、硬カプセルに充填して、1カプセル当たり、ニコチンアミドモノヌクレオチド50mg、澱粉292mgを含むカプセル剤を製造した。
【0044】
製造例3
常法により、市販のニコチンアミドモノヌクレオチドと澱粉を均一に混合し、硬カプセルに充填して、1カプセル当たり、ニコチンアミドモノヌクレオチド100mg、澱粉195mgを含むカプセル剤を製造した。
【0045】
製造例4
常法により、市販のニコチンアミドモノヌクレオチドと澱粉を均一に混合し、硬カプセルに充填して、1カプセル当たり、ニコチンアミドモノヌクレオチド150mg、澱粉145mgを含むカプセル剤を製造した。
【0046】
製造例5
常法により、下記処方に示した市販のニコチンアミドモノヌクレオチド、レスベラトロール等の各成分を均一に混合し、硬カプセルに充填して、1カプセル当たり、ニコチンアミドモノヌクレオチド5mg、レスベラトロール10mgを含む下記処方からなるカプセル剤を製造した。
処方
レスベラトロール 10mg
βニコチンアミドモノヌクレオチド 5mg
豚プラセンタ 1mg
コラーゲン 10mg
ヒアルロン酸 0.125mg
エラスチン 0.013mg
セラミド 0.013mg
長命草 0.125mg
ビタミンC 10mg
アミノ酸ミックス 1.25mg
ビタミンミックス 1.25mg
澱粉 201.225mg
ステアリン酸カルシウム 5mg
微粒二酸化ケイ素 5mg
合計 250mg
【0047】
実施例1
製造例1で製造したカプセル剤を、疲れ目の症状がある被験者14名(男性7名、女性7名、39〜73歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、疲れ目の症状について表1に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は9名であった。各基準に対する評価人数の結果を表1に示す。
【0048】
実施例2
製造例1で製造したカプセル剤を、かすみ目の症状がある被験者8名(男性3名、女性5名、48〜73歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、かすみ目の症状について表1に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は4名であった。各基準に対する評価人数の結果を表1に示す。
【0049】
実施例3
製造例1で製造したカプセル剤を、ドライアイの症状がある被験者6名(男性3名、女性3名、48〜73歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、ドライアイの症状について表1に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は1名であった。各基準に対する評価人数の結果を表1に示す。
【0050】
実施例4
製造例1で製造したカプセル剤を、被験者13名(男性8名、女性5名、39〜73歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、視力について表1に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は8名であった。各基準に対する評価人数の結果を表1に示す。
【0051】
実施例5
製造例1で製造したカプセル剤を、老眼の症状がある被験者10名(男性7名、女性3名、48〜73歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、老眼の症状について表1に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は5名であった。各基準に対する評価人数の結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】
実施例6
製造例2で製造したカプセル剤を、疲れ目の症状がある被験者20名(男性11名、女性9名、38〜78歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、疲れ目の症状について表2に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は15名であった。各基準に対する評価人数の結果を表2に示す。
【0054】
実施例7
製造例2で製造したカプセル剤を、かすみ目の症状がある被験者16名(男性8名、女性8名、38〜78歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、かすみ目の症状について表2に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は11名であった。各基準に対する評価人数の結果を表2に示す。
【0055】
実施例8
製造例2で製造したカプセル剤を、ドライアイの症状がある被験者13名(男性7名、女性6名、38〜78歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、ドライアイの症状について表2に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は9名であった。各基準に対する評価人数の結果を表2に示す。
【0056】
実施例9
製造例2で製造したカプセル剤を、被験者21名(男性12名、女性9名、38〜78歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、視力について表2に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は15名であった。各基準に対する評価人数の結果を表2に示す。
【0057】
実施例10
製造例2で製造したカプセル剤を、老眼の症状がある被験者17名(男性10名、女性7名、43〜78歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、老眼の症状について表2に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は12名であった。各基準に対する評価人数の結果を表2に示す。
【0058】
【表2】
【0059】
実施例11
製造例3で製造したカプセル剤を、疲れ目の症状がある被験者9名(男性4名、女性5名、42〜74歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、疲れ目の症状について表3に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は6名であった。各基準に対する評価人数の結果を表3に示す。
【0060】
実施例12
製造例3で製造したカプセル剤を、かすみ目の症状がある被験者8名(男性3名、女性5名、42〜79歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、かすみ目の症状について表3に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は5名であった。各基準に対する評価人数の結果を表3に示す。
【0061】
実施例13
製造例3で製造したカプセル剤を、ドライアイの症状がある被験者3名(男性1名、女性2名、42〜63歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、ドライアイの症状について表3に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は3名であった。各基準に対する評価人数の結果を表3に示す。
【0062】
実施例14
製造例3で製造したカプセル剤を、被験者11名(男性4名、女性7名、42〜84歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、視力について表3に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は6名であった。各基準に対する評価人数の結果を表3に示す。
【0063】
実施例15
製造例3で製造したカプセル剤を、老眼の症状がある被験者10名(男性4名、女性6名、42〜84歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、老眼の症状について表3に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は5名であった。各基準に対する評価人数の結果を表3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】
実施例16
製造例4で製造したカプセル剤を、疲れ目の症状がある被験者17名(男性12名、女性5名、42〜77歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、疲れ目の症状について表4に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は13名であった。各基準に対する評価人数の結果を表4に示す。
【0066】
実施例17
製造例4で製造したカプセル剤を、かすみ目の症状がある被験者9名(男性7名、女性2名、51〜77歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、かすみ目の症状について表4に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は7名であった。各基準に対する評価人数の結果を表4に示す。
【0067】
実施例18
製造例4で製造したカプセル剤を、ドライアイの症状がある被験者8名(男性5名、女性3名、42〜70歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、ドライアイの症状について表4に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は7名であった。各基準に対する評価人数の結果を表4に示す。
【0068】
実施例19
製造例4で製造したカプセル剤を、被験者18名(男性13名、女性5名、42〜82歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、視力について表4に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は13名であった。各基準に対する評価人数の結果を表4に示す。
【0069】
実施例20
製造例4で製造したカプセル剤を、老眼の症状がある被験者14名(男性11名、女性3名、48〜82歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、老眼の症状について表4に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は9名であった。各基準に対する評価人数の結果を表4に示す。
【0070】
【表4】
【0071】
実施例21
製造例5で製造したカプセル剤を、疲れ目の症状がある被験者5名(男性3名、女性2名、38〜68歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、疲れ目の症状について表5に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は4名であった。各基準に対する評価人数の結果を表5に示す。
【0072】
実施例22
製造例5で製造したカプセル剤を、かすみ目の症状がある被験者4名(男性2名、女性2名、48〜68歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、かすみ目の症状について表5に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は3名であった。各基準に対する評価人数の結果を表5に示す。
【0073】
実施例23
製造例5で製造したカプセル剤を、被験者5名(男性3名、女性2名、38〜68歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、視力について表5に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は4名であった。各基準に対する評価人数の結果を表5に示す。
【0074】
実施例24
製造例5で製造したカプセル剤を、老眼の症状がある被験者3名(男性2名、女性1名、48〜68歳)に対して、1日当たり2カプセルの用量で2か月間継続して服用してもらい、服用開始から2週間後、1か月後、及び2か月後のそれぞれにおいて、老眼の症状について表5に示す基準にて自己評価をしてもらった。なお、被験者のうち、1日当たり、4〜5時間以上の長時間パソコン等のディスプレイを見る者は2名であった。各基準に対する評価人数の結果を表5に示す。
【0075】
【表5】
【0076】
以上の結果から分かるように、本発明の視覚機能改善剤を服用することにより、視覚機能の改善効果があった(「やや改善した」、「改善した」、「非常に改善した」)とする被験者の割合は非常に高く、これにより本発明の視覚機能改善剤には視覚機能改善効果があることが認められた。