【文献】
Huawei Technologies,Vision on 5G Radio Access Technologies[online], 3GPP workshop 2015-09-17_18_RAN_5G RWS-150006,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/workshop/2015-09-17_18_RAN_5G/Docs/RWS-150006.zip>,2015年 9月
【文献】
Samsung,UE Specific CRC & Tail bit for HS-SCCH,3GPP TSG-RAN WG1#24 R1-020390,2002年 2月19日,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_24/Docs/Zips/R1-02-0390.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
トランシーバ、プロセッサ、およびメモリを備える、識別情報を搬送するための装置であって、前記トランシーバおよび前記メモリは両方とも、前記プロセッサに接続され、前記メモリはプログラムのセットを記憶し、前記プロセッサは、前記メモリ内に記憶されている前記プログラムを呼び出すように構成され、それにより、識別情報を搬送するための前記装置は請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行する装置。
入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ、およびメモリを備えるシステムチップであって、前記メモリはプログラムのセットを記憶し、前記プロセッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムを呼び出すように構成され、それにより、識別情報を搬送するための装置は請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するシステムチップ。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施形態は、Polar符号SCL復号法(polar code SCL decoding)の実行時にブラインド検出の複雑度を下げるかまたは早期停止率(early stop rate)を高めながら、識別情報を搬送する既存の方式では比較的少数の端末しか識別され得ないという問題を解決する、識別情報を搬送するための方法および装置を実現する。
【0007】
本出願の実施形態において提供される特定の技術的解決方法は次のとおりである。
【0008】
第1の態様によれば、識別情報を搬送するための方法が提供される。この方法は、基地局によって、符号化対象ビットで識別情報を搬送するために使用され得るビット配置を決定するステップと、識別情報をビット配置に追加するステップと、Polar符号符号化モードで、識別情報を搬送する符号化対象ビットを符号化するステップと、符号化されたPolar符号を端末に送信するステップとを含む。識別情報を搬送するために使用され得るビット配置は固定ビットの配置を含み、固定ビットは復号プロセスにおいて誤り訂正を実行するために端末によって使用され、識別情報は端末を識別するために使用される。このようにして、識別情報を搬送することができるビットの長さは伸長され、ビットによって表され得る識別情報の長さは他のオーバーヘッドを持ち込むことなく増大させることができ、識別情報によって識別され得る端末の数はしかるべく増大させられ得る。これは、将来の大規模アクセスアプリケーションシナリオの要求条件を満たすことをサポートするものである。
【0009】
可能な設計において、基地局による、ビット配置への識別情報の追加は、次のようにして実装され得る、すなわち、そのビット配置がアイドル状態であるときに識別情報をそのビット配置に置くステップ、またはそのビット配置がアイドル状態でないときにスクランブリング方式で識別情報をそのビット配置に追加するステップで実装され得る。このようにして、識別情報は固定ビットとして直接使用され、したがって、固定ビットは元の誤り訂正機能の役割を果たすことができ、固定ビットの配置は識別情報を搬送するために使用され得る。
【0010】
可能な設計において、符号化対象ビットは情報ビットを含み、情報ビットはソース情報ビットとソース情報ビットに対応する巡回冗長検査CRC情報ビットとを含む。ビット配置は、CRC情報ビットの配置をさらに含む。
【0011】
可能な設計において、基地局による、ビット配置への識別情報の追加は、次のようにして実装され得る、すなわち、基地局によって、指定されたマッピング関係に基づき識別情報をビット配置に追加するステップで実装され得る。
【0012】
可能な設計において、基地局による、指定されたマッピング関係に基づくビット配置への識別情報の追加は、次のようにして実装され得る、すなわち、基地局によって、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルするステップと、基地局によって、識別情報の第2の部分を固定ビットにスクランブルするステップ、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときには、第2の部分を固定ビットの配置に置くステップとで実装されるものとしてよく、第1の部分は第2の部分と異なるか、または第1の部分と第2の部分との間に共通部分がある。このようにして、識別情報はCRC
ビットにスクランブルされ、それにより、信頼度が改善され、端末の復号精度が改善され得る。これに基づき、識別情報のより多くが固定ビットで搬送され、したがって、識別情報を搬送するためのビットの長さは伸長され得る。第1の部分および第2の部分は、識別情報の一部であるかまたは全部であってよい。
【0013】
可能な設計において、基地局による、指定されたマッピング関係に基づくビット配置への識別情報の追加は、代替的に次のようにして実装され得る、すなわち、基地局によって、すべての識別情報を固定ビットにスクランブルするステップ、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときにすべての識別情報を固定ビットの配置内に置くステップで実装され得る。
【0014】
可能な設計において、基地局による、指定されたマッピング関係に基づくビット配置への識別情報の追加は、代替的に次のようにして実装され得る、すなわち、基地局によって、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルするステップと、基地局によって、識別情報の第2の部分を
少なくとも1回繰り返し、繰り返された第2の部分を固定ビットに順次スクランブルするステップ、または、固定ビットの配置がアイドル状態であるときに、第2の部分を少なくとも1回繰り返し、繰り返された第2の部分を固定ビット配置に順次置くステップとで実装されるものとしてよく、第1の部分は第2の部分と異なるか、または第1の部分と第2の部分との間に共通部分がある。このようにして、識別情報を搬送するステップの信頼度は、反復搬送方式で改善される。
【0015】
可能な設計において、基地局による、ビット配置への識別情報の追加は、次のようにして実装され得る、すなわち、基地局によって、ビット配置の信頼度に基づきランク付けを実行するステップと、識別情報を搬送するためにビット配置から高信頼度ビット配置を順次選択するステップとで実装され得る。
【0016】
可能な設計において、基地局による、
指定されたマッピング関係に基づくビット配置への識別情報の追加は、次のようにして実装され得る、すなわち、基地局によって、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビットの配置に追加するステップで実装されてよく、識別情報を
繰り返す回数は、固定ビットの配置の信頼度の降順で連続的に増大する。このようにして
、低信頼度の固定ビットの配置に追加され
る識別情報は、少なくとも1回繰り返され、端末の復号成功率を高める。
【0017】
固定ビットを選択するルールは、信頼度に基づきランク付けを実行する前述の方式に限定されていないものとしてよい。ランク付けは、
代替的に、PW、Polar符号化行列における行重み、Polarサブチャネルの自然な順序、または同様のものに基づき実行されてもよい。短縮を通じてレートマッチングが実行されるときに、短縮されたサブチャネルの連続番号が固定ビットとして使用される。これらの固定ビットの信頼度は非常に高く、これらの固定ビットはマッピング時に優先的に選択され得る。
【0018】
可能な設計において、識別情報の、CRC
ビットにスクランブルされ、Polarサブチャネルの自然な順序で後側配置に対応する、部分も、最高の信頼度/最大の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットに優先的にスクランブルされる。たとえば、最後のCRCビットにスクランブルされた識別情報も、最高の信頼度/最高の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットにスクランブルされる。
【0019】
可能な設計において、識別情報は、最高の信頼度/最大の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットにスクランブルされる。
【0020】
可能な設計において、ユーザ識別情報の長さがCRCの長さより短いときに、
識別情報は、CRC情報ビットの自然な順序で前のCRC情報ビットに優先的にスクランブルされる。
【0021】
可能な設計において、識別情報はRNTIである。
【0022】
可能な設計において、識別情報は、端末の連続番号であるか、または端末グループのグループ番号である。
【0023】
識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号と対応関係があるか、または端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号のサブセットと対応関係があるものとしてよい。この対応関係は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部の、線形符号化などの符号化であってよい。代替的に、識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部に関係する疑似乱数であってもよい。たとえば、RNTIは、様々なランダムシーケンスを生成するためのシードまたは初期値として使用されてもよい。
【0024】
第2の態様によれば、識別情報を搬送するための方法が提供される。この方法は、端末によって、基地局によって送信された符号化されたPolar符号を受信し、Polar符号内の固定ビットの配置を決定するステップと、端末によって、識別情報の一部または全部を固定ビットの配置に追加するステップと、端末によって、識別情報を搬送する固定ビットに基づきPolar符号を復号するステップとを含み、識別情報は、端末を識別するために使用される。このようにして、識別情報を搬送することができるビットの長さは伸長され、ビットによって表され得る識別情報の長さは他のオーバーヘッドを持ち込むことなく増大させることができ、識別情報によって識別され得る端末の数はしかるべく増大させられ得る。これは、将来の大規模アクセスアプリケーションシナリオの要求条件を満たすことをサポートするものである。
【0025】
可能な設計において、端末による、固定ビットの配置への識別情報の一部または全部の追加は、次のようにして実装され得る、すなわち、端末によって、識別情報の一部または全部を固定ビットにスクランブルするステップ、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときに識別情報の一部または全部を固定ビットの配置内に置くステップで実装され得る。このようにして、識別情報は固定ビットとして直接使用され、したがって、固定ビットは元の誤り訂正機能の役割を果たすことができ、固定ビットの配置は識別情報を搬送するために使用され得る。
【0026】
可能な設計において、端末による、固定ビットの配置への識別情報の一部または全部の追加は、次のようにして実装され得る、すなわち、端末によって、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビットに順次スクランブルするステップ、または、固定ビットの配置がアイドル状態であるときに、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビット配置に順次置くステップで実装され得る。
【0027】
可能な設計において、識別情報はRNTIである。
【0028】
可能な設計において、識別情報は、端末の連続番号であるか、または端末グループのグループ番号である。
【0029】
可能な設計において、識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号と対応関係があるか、または端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号のサブセットと対応関係があるものとしてよい。この対応関係は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部の、線形符号化などの符号化であってよい。代替的に、識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部に関係する疑似乱数であってもよい。たとえば、RNTIは、様々なランダムシーケンスを生成するためのシードまたは初期値として使用されてもよい。
【0030】
第3の態様によれば、識別情報を搬送するための装置が実現され、識別情報を搬送するための装置は、第1の態様における基地局の動作および第1の態様の可能な設計を実装する機能を有する。この機能はハードウェアによって実装され得るか、またはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0031】
可能な設計において、識別情報を搬送するための装置は、符号化対象ビットで識別情報を搬送するために使用され得るビット配置を決定するように構成されている、決定ユニットであって、識別情報を搬送するために使用され得るビット配置は固定ビットの配置を含み、固定ビットは復号プロセスにおいて誤り訂正を実行するために端末によって使用され、識別情報は端末を識別するために使用される、決定ユニットと、識別情報を決定ユニットによって決定されるビット配置に追加するように構成されている、搬送ユニットと、Polar符号符号化モードで、識別情報を搬送する符号化対象ビットを符号化するように構成されている、符号化ユニットと、符号化ユニットによって符号化されたPolar符号を端末に送信するように構成されている、送信ユニットとを備える。このようにして、識別情報を搬送することができるビットの長さは伸長され、ビットによって表され得る識別情報の長さは他のオーバーヘッドを持ち込むことなく増大させることができ、識別情報によって識別され得る端末の数はしかるべく増大させられ得る。これは、将来の大規模アクセスアプリケーションシナリオの要求条件を満たすことをサポートするものである。
【0032】
可能な設計において、搬送ユニットは、そのビット配置がアイドル状態であるときに識別情報をそのビット配置に置くか、またはそのビット配置がアイドル状態でないときにスクランブリング方式で識別情報をそのビット配置に追加するように構成される。このようにして、識別情報は固定ビットとして直接使用され、したがって、固定ビットは元の誤り訂正機能の役割を果たすことができ、固定ビットの配置は識別情報を搬送するために使用され得る。
【0033】
可能な設計において、符号化対象ビットは情報ビットを含み、情報ビットはソース情報ビットとソース情報ビットに対応する巡回冗長検査CRC情報ビットとを含む。ビット配置は、CRC情報ビットの配置をさらに含む。
【0034】
可能な設計において、搬送ユニットは、指定されたマッピング関係に基づき識別情報をビット配置に追加するように構成される。
【0035】
可能な設計において、搬送ユニットは、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルし、識別情報の第2の部分を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときには、第2の部分を固定ビットの配置に置くようにさらに構成され、第1の部分は第2の部分と異なるか、または第1の部分と第2の部分との間に共通部分がある。第1の部分および第2の部分は、識別情報の一部であるかまたは全部であってよい。このようにして、識別情報はCRC
ビットにスクランブルされ、それにより、信頼度が改善され、端末の復号精度が改善され得る。これに基づき、識別情報のより多くが固定ビットで搬送され、したがって、識別情報を搬送するためのビットの長さは伸長され得る。
【0036】
可能な設計において、搬送ユニットは、すべての識別情報を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときにすべての識別情報を固定ビットの配置内に置くようにさらに構成される。
【0037】
可能な設計において、搬送ユニットは、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルし、識別情報の第2の部分を
少なくとも1回繰り返し、繰り返された第2の部分を固定ビットに順次スクランブルするか、または、固定ビットの配置がアイドル状態であるときに、第2の部分を少なくとも1回繰り返し、繰り返された第2の部分を固定ビット配置に順次置くようにさらに構成され、第1の部分は第2の部分と異なるか、または第1の部分と第2の部分との間に共通部分がある。このようにして、識別情報を搬送するステップの信頼度は、反復搬送方式で改善される。
【0038】
可能な設計において、搬送ユニット
は、ビット配置の信頼度に基づき、ランク付けを実行し、識別情報を搬送するためにビット配置から高信頼度ビット配置を順次選択するようにさらに構成される。
【0039】
固定ビットを選択するルールは、信頼度に基づきランク付けを実行する前述の方式に限定されていないものとしてよい。ランク付けは、
代替的に、PW、Polar符号化行列における行重み、Polarサブチャネルの自然な順序、または同様のものに基づき実行されてもよい。短縮を通じてレートマッチングが実行されるときに、短縮されたサブチャネルの連続番号が固定ビットとして使用される。これらの固定ビットの信頼度は非常に高く、これらの固定ビットはマッピング時に優先的に選択され得る。
【0040】
可能な設計において、識別情報の、CRC
ビットにスクランブルされ、Polarサブチャネルの自然な順序で後側配置に対応する、部分も、最高の信頼度/最大の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットに優先的にスクランブルされる。たとえば、最後のCRCビットにスクランブルされた識別情報も、最高の信頼度/最高の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットにスクランブルされる。
【0041】
可能な設計において、識別情報は、最高の信頼度/最大の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットにスクランブルされる。
【0042】
可能な設計において、ユーザ識別情報の長さがCRCの長さより短いときに、
識別情報は、CRC情報ビットの自然な順序で前のCRC情報ビットに優先的にスクランブルされる。
【0043】
可能な設計において、識別情報はRNTIである。
【0044】
可能な設計において、識別情報は、端末の連続番号であるか、または端末グループのグループ番号である。
【0045】
識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号と対応関係があるか、または端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号のサブセットと対応関係があるものとしてよい。この対応関係は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部の、線形符号化などの符号化であってよい。代替的に、識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部に関係する疑似乱数であってもよい。たとえば、RNTIは、様々なランダムシーケンスを生成するためのシードまたは初期値として使用されてもよい。
【0046】
第4の態様によれば、識別情報を搬送するための装置が実現され、識別情報を搬送するための装置は、第2の態様における端末の動作および第2の態様の可能な設計を実装する機能を有する。この機能はハードウェアによって実装され得るか、またはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0047】
可能な設計において、識別情報を搬送するための装置は、基地局によって送信された符号化されたPolar符号を受信し、Polar符号内の固定ビットの配置を決定するように構成されている受信ユニットと、識別情報の一部または全部を受信ユニットによって受信された固定ビットの配置に追加するように構成されている搬送ユニットであって、識別情報は、装置を識別するために使用される、搬送ユニットと、識別情報を搬送する固定ビットに基づきPolar符号を復号するように構成されている復号ユニットとを備える。このようにして、識別情報を搬送することができるビットの長さは伸長され、ビットによって表され得る識別情報の長さは他のオーバーヘッドを持ち込むことなく増大させることができ、識別情報によって識別され得る端末の数はしかるべく増大させられ得る。これは、将来の大規模アクセスアプリケーションシナリオの要求条件を満たすことをサポートするものである。
【0048】
可能な設計において、搬送ユニットは、識別情報の一部または全部を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときに識別情報の一部または全部を固定ビットの配置内に置くように構成される。このようにして、識別情報は固定ビットとして直接使用され、したがって、固定ビットは元の誤り訂正機能の役割を果たすことができ、固定ビットの配置は識別情報を搬送するために使用され得る。
【0049】
可能な設計において、搬送ユニットは、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビットに順次スクランブルするか、または、固定ビットの配置がアイドル状態であるときに、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビット配置に順次置くように構成される。
【0050】
可能な設計において、識別情報はRNTIである。
【0051】
可能な設計において、識別情報は、端末の連続番号であるか、または端末グループのグループ番号である。
【0052】
可能な設計において、識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号と対応関係があるか、または端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号のサブセットと対応関係があるものとしてよい。この対応関係は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部の、線形符号化などの符号化であってよい。代替的に、識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部に関係する疑似乱数であってもよい。たとえば、RNTIは、様々なランダムシーケンスを生成するためのシードまたは初期値として使用されてもよい。
【0053】
第5の態様によれば、識別情報を搬送するための装置が実現され、識別情報を搬送するための装置は、第1の態様における基地局の動作および第1の態様の可能な設計を実装する機能を有する。この機能はハードウェアによって実装され得るか、またはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0054】
可能な設計において、識別情報を搬送するための装置は、トランシーバ、プロセッサ、およびメモリを備え、トランシーバおよびメモリは両方とも、プロセッサに接続される。メモリはプログラムのセットを記憶し、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムを呼び出すように構成され、それにより、識別情報を搬送するための装置は、第1の態様または第1の態様の可能な任意の設計における方法を実行する。
【0055】
第6の態様によれば、識別情報を搬送するための装置が実現され、識別情報を搬送するための装置は、第2の態様における
端末の動作および第2の態様の可能な設計を実装する機能を有する。この機能はハードウェアによって実装され得るか、またはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0056】
可能な設計において、識別情報を搬送するための装置は、トランシーバ、プロセッサ、およびメモリを備え、トランシーバおよびメモリは両方とも、プロセッサに接続される。メモリはプログラムのセットを記憶し、プロセッサはメモリに記憶されているプログラムを呼び出すように構成され、それにより、識別情報を搬送するための装置は、第2の態様または第2の態様の可能な任意の設計における方法を実行する。
【0057】
本出願の実施形態において提供される識別情報を搬送するための方法および装置によれば、符号化対象ビットは、Polar符号符号化モードで符号化され、符号化プロセスにおいて、識別情報は、Polar符号で固定ビットの配置に追加され、それにより、ビットによって表され得る識別情報の長さは、他のオーバーヘッドを持ち込むことなく増大させることができ、識別情報によって識別され得る端末の数は、しかるべく増大させられ得る。これは、将来の大規模アクセスアプリケーションシナリオの要求条件を満たすことをサポートするものである。
【発明を実施するための形態】
【0059】
本出願の目的、技術的解決方法、および利点をより明確にするために、以下では、添付図面を参照しつつ本出願をさらに説明する。明らかに、説明されている実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなくむしろ一部にすぎない。創造的労力を費やすことなく本出願の実施形態に基づいて当業者が得る他のすべての実施形態は、本出願の保護の範囲内に収まるものとする。
【0060】
本出願の実施形態は、識別情報を搬送する既存の方式では比較的少数の端末しか識別され得ないという問題を解決する、識別情報を搬送するための方法および装置を実現する。符号化対象ビット(bit)は、Polar符号(polar code)符号化で符号化され、符号化プロセスにおいて、識別情報は、Polar符号で固定ビットの配置に追加され、それにより、ビットによって表され得る識別情報の長さは、他のオーバーヘッドを持ち込むことなく増大させることができ、識別情報によって識別され得る端末の数は、しかるべく増大させられ得る。これは、将来の大規模アクセスアプリケーションシナリオの要求条件を満たすことをサポートするものである。
【0061】
図2に示されているように、本出願の実施形態
に適用されるシステムアーキテクチャは、基地局
101および端末
102を含む。基地局
101は、端末
102に対してワイヤレス通信機能を提供するために無線アクセスネットワーク内に配備される装置である。基地局
101は、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイント、
および同様のものを含むものとしてよく、異なる無線アクセス技術、たとえば、LTEシステムまたは5G通信システムなどのより可能な通信システムとともにシステムに適用されてよい。基地局
101は、代替的に、基地局の機能を有する別のネットワークデバイスであってもよく、特に、デバイス間(英語:Device-to-Device、略語:D2D)通信における
基地局として
機能する端末であってよい。端末
102は、ワイヤレス通信機能を有する様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、またはコンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、および様々な形態のユーザ機器(英語:User Equipment、略語:UE)、移動局(英語:Mobile Station、略語MS)、および同様のものを含み得る。
【0062】
本出願の実施形態において使用される符号化モードは、Polar符号符号化モードである。次に、Polar符号符号化モードについて具体的に説明する。
【0063】
Polar符号符号化モードは、高性能、低複雑度、および柔軟なレートマッチング方式を特徴とする。
図3に示されているように、8×8のPolar符号符号化行列が表示されており、そこでは、入力される符号化対象ビットは、ベクトル(0, 0, 0, U4, 0, U6, U7, U8)によって表され、符号化行列
を使用することによって符号化が実行された後に得られるビットは、ベクトル(Y1, Y2, Y3, Y4, Y5, Y6, Y7, Y8)によって表される。符号化対象ビットベクトルは、2つの部分に分割される、すなわち、U
4、U
6、U
7、およびU
8などの、
図3においてDataビットとしてマークされる情報ビットと、0、0、0、および0などの、
図3においてFrozenビットとしてマークされる固定ビットとに分割され得る。出願では、情報ビットは送信端にのみ知られていればよいが、固定ビットは送信端と受信端の両者に知られる必要がある。固定ビットは、受信端の復号プロセスにおいて誤り訂正を実行し、情報ビット配置を復号する成功率を改善するために使用される。それに加えて、Polar符号の分極効果により、符号化対象ビット内の各ビットの信頼度は、分極特性を有し、誤り確率は異なるビット配置に応じて変わる。ランク付け列は、
図3においてRankとしてマークされ、このランク付け列は異なるビット配置の信頼度ランク付けを表し、ランク数は小さければ小さいほど、高い信頼度を示す。通常、情報ビットは、復号性能を改善するために、比較的高い信頼度を有する配置に置かれる。
【0064】
図2に示されているシステムアーキテクチャに基づき、
図4に示されているように、本出願の実施形態において提供される識別情報を搬送するための方法のプロセスは次のとおりである。
【0065】
ステップ401:基地局が、符号化対象ビットで識別情報を搬送するために使用され得るビット配置を決定する。
【0066】
識別情報を搬送するために使用され得るビット配置は固定ビットの配置を含み、固定ビットは復号プロセスにおいて誤り訂正を実行するために端末によって使用される。符号化対象ビットは情報ビットを含み、情報ビットはソース情報ビットとソース情報
ビットに対応するCRC情報ビットとを含む。任意選択で、識別情報を搬送するために使用され得るビット配置は、CRC情報ビットの配置をさらに含み得る。
【0067】
ステップ402:基地局は、識別情報を、識別情報を搬送するために使用され得るビット配置に追加する。
【0068】
識別情報は、端末を識別するために使用される。普通、識別情報はRNTIである。
【0069】
任意選択で、ビット配置がアイドル状態であるときに、基地局は、明示的な方式で識別情報をビット配置に置くか、またはビット配置がアイドル状態でないときに、基地局は、スクランブリング方式など暗示的な方式で識別情報をビット配置に追加する。
【0070】
特に、固定ビットは、復号プロセスにおいて誤り訂正を実行し、情報ビット配置を復号する成功率を改善するために端末によって使用される。基地局および端末は、固定ビットの配置をあらかじめネゴシエートする必要があり、端末は、固定ビット内の内容を学習する必要がある。したがって、識別情報の一部または全部は、固定ビットとして固定ビットのアイドル配置内に間接的に置かれ得る。
【0071】
任意選択で、基地局は、指定されたマッピング関係に基づき識別情報をビット配置に追加する。特に、指定されたマッピング関係は、限定はしないが、次のいくつかのマッピング関係を含み得る。
【0072】
1.基地局は、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルし、識別情報の第2の部分を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときには、明示的な方式で第2の部分を固定ビットの配置に置き、第1の部分は第2の部分と異なるか、または第1の部分と第2の部分との間に共通部分がある。
【0073】
2.基地局は、すべての識別情報を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときに明示的な方式ですべての識別情報を固定ビットの配置内に置く。
【0074】
この場合、基地局は、CRC情報ビットを使用することによってスクランブリングを実行し得ない。確かに、基地局は、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルする、すなわち、繰り返しスクランブリングを実行するものとしてよい。
【0075】
3.基地局は、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルする。
【0076】
基地局は、識別情報の第2の部分を
少なくとも1回繰り返し、繰り返された第2の部分を固定ビットに順次スクランブルするか、または、固定ビットの配置がアイドル状態であるときに、基地局は、第2の部分を少なくとも1回繰り返し、繰り返された第2の部分を固定ビット配置に順次置く。第1の部分は第2の部分と異なるか、または第1の部分と第2の部分との間に共通部分がある。
【0077】
基地局が、識別情報を固定ビットの配置に追加するときに、識別情報を
繰り返す回数は、固定ビットの配置の信頼度の降順に連続的に増大する。たとえば、識別情報は、1回繰り返され、次いで、信頼度が最も高い固定ビットの配置に追加されるか、または、識別情報は、2回繰り返され、次いで、信頼度が2番目に高い固定ビットの配置に追加されるか、または、識別情報は、3回繰り返され、次いで、信頼度が比較的低い固定ビットの配置に追加される。
【0078】
確かに、本出願のこの実施形態では、識別情報を搬送するために固定ビットの配置を選択するときに、固定ビットをランク付けする方式は、信頼度に基づきランク付けを実行する前述の方式に限定され得ない。たとえば、ランク付けは、Polar重み方式または同様のもので実行され得る。Polar重み方式は、Polar符号符号化行列の構造特性に基づきランクを決定する方式であり、一方法は次のとおりである。
【0079】
符号化対象ビットの連続番号は、0〜(N-1)のN個の数値であり、N個の数値は、2進数モードで<B0, B1, _, Bn-1>であると仮定される。一例としてN=8を使用すると、連続番号0は<000>として表され、連続番号1は<001>として表され、連続番号2は<010>として表され、などとなる。各連続番号に対応するPolar重みは、2進数モードに基づき計算され、計算式は
【0081】
である。前述の例において、連続番号0のPolar重みはW
0=0*2^(0*(1/4))+0*2^(1*(1/4))+0*2^(2*(1/4))=0であり、連続番号1のPolar重みはW
1=1*2^(0*(1/4))+0*2^(1*(1/4))+0*2^(2*(1/4))=1である。Wの値は大きければ大きいほど、高いランクを示すか、または高い「信頼度」として理解されてよく、
図3のRankの小さい値に対応する。
【0082】
任意選択で、識別情報を固定ビットにスクランブルするか、または識別情報を固定ビットの配置に置くときに、基地局は、識別情報をスクランブルするか、または置く固定ビットの配置から信頼度が比較的高いビット配置を選択し、それにより、端末の復号精度は改善され得る。
【0083】
ステップ403:基地局は、Polar符号符号化モードで、識別情報を搬送する符号化対象ビットを符号化し、符号化されたPolar符号を端末に送信する。
【0084】
ステップ402において、可能な実装プロセスは、次のステップ(1)から(4)を含む。
【0085】
(1)基地局は、最初に、ソース情報ビットに対してCRC符号化を実行し、符号化された情報ビットは、ソース情報ビットとCRC情報ビットとを含む。
【0086】
(2)基地局は、すべての識別情報をCRC情報ビットにスクランブルする。
【0087】
確かに、識別情報の長さは、CRC情報ビットの長さより長いものとしてよい。この場合、識別情報の長さが、Kとして表され、CRC情報ビットの長さが、Lとして表されるとすると、次のステップ(4)において、識別情報の長さがLである第1の部分は、CRC情報ビットにスクランブルされ、識別情報の長さが(K-L)である第2の部分は、固定ビットの配置に追加される。
【0088】
(3)基地局は、ソース情報ビットとスクランブルした後に得られるCRC情報ビットとを連接して、連接情報ビットを形成する。
【0089】
(4)基地局は、識別情報の第2の部分を固定ビットの配置に追加する。
【0090】
固定ビットの配置がアイドル状態である場合、第2の部分は固定ビットの配置に直接置かれる、すなわち、第2の部分は固定ビットとして使用される。固定ビットの配置がアイドル状態でない場合、すなわち、固定ビットが存在している場合、第2の部分は固定ビットにスクランブルされ得る。
【0091】
前述の可能な実装プロセスに加えて、ステップ402に対して複数の他の可能な実装プロセスがあり得る。主な考え方は、識別情報を搬送するために使用されるビット配置はCRC情報ビットの配置および固定ビットの配置を含み、識別情報を搬送するために使用されるビット配置
は、識別情報を搬送するために使用される
CRC情報ビットの既存の配置と比較して明らかに拡張されるというものである。言い換えれば、識別情報を搬送することができる符号化対象ビットの長さが延長される。
【0092】
識別情報を搬送するために使用されるすべてのビット配置において、識別情報を搬送するためのビット配置は、次の優先度に基づき選択される、すなわち、CRC情報のビットの配置、次いで、信頼度に基づき固定ビットの配置をランク付けすることによって得られるビット配置の順に選択され得る。言い換えれば、CRC情報ビットの配置が、最初に、CRC情報ビットの配置によって搬送され得る最大長に基づき識別情報を搬送するために選択され、次いで、固定ビットの配置が、識別情報を搬送するために信頼度の降順で順次選択される。代替的に、配置は、識別情報を搬送するために、識別情報を搬送するために使用されるすべてのビット配置からランダムに選択され得る。
【0093】
識別情報の、CRC情報ビットの配置で搬送される第1の部分、および識別情報の、固定ビットの配置で搬送される第2の部分は、互いに異なり、互いに補完し合うものとしてよい。言い換えれば、識別情報の2つの分割された部分は、CRC情報ビットの配置および固定ビットの配置でそれぞれに搬送され、第1の部分と第2の部分との間に重なり合う部分があり得る、すなわち、重なり合う部分は繰り返し搬送される。第1の部分および第2の部分は、識別情報の一部であるかまたは全部であってよい。
【0094】
ここまでで、基地局側で識別情報をスクランブルする方式が説明された。符号化されたPolar符号が端末に送信された後、端末は、受信されたPolar符号を復号する。それに対応して、
図4に示されている識別情報を搬送するための方法に基づき、
図5に示されているように、本出願の一実施形態は、スクランブル方式で識別情報を搬送するための別の方法を提供する。
【0095】
ステップ501:端末は、基地局によって送信された符号化されたPolar符号を受信し、Polar符号内の固定ビットの配置を決定する。
【0096】
任意選択で、Polar符号を受信した後、端末は、最初に、逆マッピングプロセスおよび復調プロセスを実行する。
【0097】
ステップ502:端末は、識別情報の一部または全部を固定ビットの配置に追加し、識別情報は、端末を識別するために使用される。
【0098】
特に、端末は、あらかじめ、
符号化プロセスにおいて識別情報の各部分を搬送するために
基地局によって使用されるビット配置を取得し、取得された情報に基づき識別情報を固定ビットの対応する配置に追加する。基地局が識別情報をCRC情報ビットの配置にも追加した場合、ステップ503の後に、端末は、識別情報の、CRC情報ビットの配置に追加された部分に基づきCRC情報ビットを逆スクランブルする。
【0099】
ステップ503:端末は、識別情報を搬送する固定ビットに基づきPolar符号を復号する。
【0100】
任意選択で、ステップ502において、端末は、識別情報の一部または全部を固定ビットの配置に追加し、この追加は、次のような可能な実装され得る。
【0101】
端末は、識別情報の一部または全部を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときに明示的な方式で識別情報の一部または全部を固定ビットの配置内に置く。
【0102】
任意選択で、端末は、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビットに順次スクランブルするか、または、固定ビットの配置がアイドル状態であるときに、端末は、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビット配置に順次置く。
【0103】
固定ビットを選択するルールは、信頼度に基づきランク付けを実行する前述の方式に限定されていないものとしてよい。ランク付けは、
代替的に、Polar重み(英語:Polar Weight、略語:PW)、Polar符号化行列における行重み、Polarサブチャネルの自然な順序、または同様のものに基づき実行されてもよい。短縮(shorten)を通じてレートマッチングが実行されるときに、短縮されたサブチャネルの連続番号が固定ビットとして使用される。これらの固定ビットの信頼度は比較的高く、これらの固定ビットはマッピング時に優先的に選択され得る。
【0104】
代替的に、識別情報は、最高の信頼度/最大の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットにスクランブルされ得る。
【0105】
代替的に、識別情報の、CRC
ビットにスクランブルされ、Polarサブチャネルの自然な順序で後側配置に対応する、部分も、最高の信頼度/最大の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットに優先的にスクランブルされ得る。たとえば、最後のCRCビットにスクランブルされた識別情報も、最高の信頼度/最高の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットにスクランブルされる。
【0106】
代替的に、識別情報の長さがCRCの長さより短いときに、
識別情報は、CRC情報ビットの自然な順序で前のCRC情報ビットに優先的にスクランブルされる。
【0107】
識別情報の共通の表現は、RNTIであるか、または端末の連続番号、端末グループのグループ番号、もしくは同様のものであってよい。以下では、ソース情報ビットがDCIである特定のアプリケーションのシナリオを参照しつつ本出願のこの実施形態を詳しくさらに説明するために識別情報がRNTI
である一例を使用する。
【0108】
RNTI長はXビットであり、CRC長は16ビットであり、ここでXは16より大きいと、仮定される。
図6に示されているように、PDCCH符号化プロセスにおいて、基地局は、最初に、送信対象DCIに対して16ビットCRC符号化を実行し、符号化の後に取得された情報ビットは、DCI情報ビットと16個のCRC情報ビットとを含む。基地局は、RNTIスクランブリングの後にRNTIの、長さが16ビットである部分と16ビットCRC情報とにXOR演算を実行して16ビットCRC情報を取得し、RNTIスクランブリングの後に取得された16ビットCRC情報を前述のDCI情報に連接する。基地局は、RNTIの、長さが(X-16)ビットである他の部分を固定ビットの配置に追加するか、または基地局は、RNTIの、長さがxビットである部分を固定ビットの配置に追加し、長さがxビットである部分と長さが16ビットである部分との間に重なり合う部分があり、長さがxビットである部分は長さが(X-16)ビットである他の部分を含む。基地局は、Polar符号符号化、変調、マッピング、および送信プロセスをスクランブルされた情報ビットと、識別情報を搬送する固定ビットとに実行する。
【0109】
たとえば、RNTIの2つの異なる部分をそれぞれCRC情報ビットおよび固定ビットにスクランブルする実装形態が
図7に示されている。長さがnビットであるDCIは、{a
0, a
1, a
2, _, a
n-1}を含み、これらはPolar符号の符号化対象ビット内の情報ビット{c
0, c
1, c
2, _, c
n-1}にマッピングされる。長さが16ビットであるCRCは{p
0, p
1, p
2, _, p
15}を含む。RNTIの全長がkビットであり、k>16である場合、RNTIのビット0から15は16 CRCビットにスクランブルされる、すなわち、{x
RNTI,0, x
RNTI,1, x
RNTI,2, _, x
RNTI,15}は{p
0, p
1, p
2, _, p
15}にスクランブルされ、{p
0, p
1, p
2, _, p
15}はPolar符号の符号化対象ビット内の情報ビット{c
n, c
n+1, c
n+2, _, c
n+15}にマッピングされ、RNTIの残りの(k-16)個のビット{x
RNTI,16, x
RNTI,17, x
RNTI,18, _, x
RNTI,k}はPolar符号の符号化対象ビット内の固定ビットの配置で搬送される。搬送方式はスクランブリング方式、またはビットを固定ビットのアイドル状態配置に直接置く方式であってよい。
【0110】
識別情報は、代替的に、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号と対応関係があるか、または端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号のサブセットと対応関係があるものとしてよい。この対応関係は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部の、線形符号化などの符号化であってよい。代替的に、識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部に関係する疑似乱数であってもよい。たとえば、RNTIは、様々なランダムシーケンスを生成するためのシードまたは初期値として使用されてもよい。
【0111】
ランク付けは、固定ビットの信頼度に基づき実行されるものとしてよく、信頼度が比較的高い固定ビットの配置は、識別情報を搬送するために選択される。
【0112】
図7から、PDCCHによって表され得るRNTIビットの有効ビット幅は、他のオーバーヘッドを引き起こすことなく拡張され、識別情報によって識別され得る端末の数は増大することが学習され得る。
【0113】
確かに、
図7に示されているRNTIを搬送する方式は一例にすぎない。より可能な実装形態において、たとえば、{x
RNTI,0, x
RNTI,1, x
RNTI,2, _, x
RNTI,15}内のビットのいくつかか、またはすべては固定ビットにスクランブルされ得る。より多くの例は、
図9aから
図9dにおいて具体的に説明されている。要するに、元のCRC情報ビットに加えて、ビットの配置は、また、RNTIを搬送するために使用されてよく、したがって、ビット長がより長いRNTIが搬送され得る。
【0114】
それに対応して、PDCCH復号プロセスが、
図8に示されている。
【0115】
ステップ801:端末はPolar符号を受信し、逆マッピングプロセスおよび復調プロセスを実行する。
【0116】
ステップ802:端末はPDCCH配置を選択
し、識別情報が基地局によって追加された決定済みのビット配置に基づき、
端末はPolar符号内の固定ビットの配置に、端末を識別するために基地局によって端末に割り振られているRNTIを追加し、RNTIを搬送する固定ビットに基づきPolar符号を復号する。
【0117】
ステップ803:CRC情報ビットおよびDCI情報ビットを復号されたPolar符号から抽出する。
【0118】
ステップ804:抽出されたCRC情報ビットに対して逆スクランブルを実行する。このステップは、任意選択である。端末によって決定され、識別情報が基地局によって追加されている配置がCRC情報ビットを含んでいない場合、このステップは省かれる。
【0119】
ステップ805:CRC検査を復号されたDCI情報に対して実行する。
【0120】
ステップ806:CRC検査が成功したかどうかを決定し、成功した場合には、ステップ807を実行し、そうでない場合には、次のPDCCH配置を選択し、ステップ802を実行する。
【0121】
ステップ807:復号されたDCI情報を取得し、プロセスを終了する。
【0122】
既存のPDCCH受信メカニズムにおいて、PDCCHが端末によって要求されているかどうかが、CRC検査が正しいかどうかを決定することによって決定されることに留意する必要があり、したがって、端末は、PDCCH配置を選択するときに毎回CRC検査を実行し、CRC検査に通らない確率は、検査回数が増加するとともに増大する。CRC補助復号(英語:CRC Aided Successive Cancellation List、略語:CA-SCL)が本出願のこの実施形態においてPolar符号復号モードで使用される場合、CRC検査は復号プロセス毎に何回も実行され、それによって、CRC検査に通らない確率が高まる。この点から見て、本出願のこの実施形態において、ステップ
802が実行される前に、次の設計を使用することによって粗選択がPDCCH配置に対して実行され、それにより、
端末によって要求されるある範囲のPDCCH配置
が大きく決定され得る。このようにして、図
8に示されているステップにおけるCRC検査回数は減らされ、CRC検査が全く必要とされないことすらあり、それによって、CRC検査に通らないことに関する問題が軽減される。この設計は、特に次のとおりである。
【0123】
端末は、RNTIを搬送する固定ビットを使用することによって逐次消去(英語:Successive-Cancellation、略語:SC)復号をPolar符号に対して実行し、Polar符号復号プロセスにおけるパスメトリック(path metric)の値を観察して、検出されたPDCCHが端末に属しているかどうかを近似的に決定する。決定原理は、次のとおりである。端末に属しているPDCCHの検出時に取得されたパスメトリックの絶対値は、端末に属していないPDCCHの検出時に取得されたパスメトリック値の絶対値より明らかに小さい。
【0124】
次に、特定の例を参照しつつ識別情報を搬送する様々な可能な方式を説明する。確かに、以下は例にすぎず、本出願のこの実施形態の可能なすべての実装形態を網羅し得ない。
【0125】
次の例では、CRC符号化がDCIに対して実行された後に、CRC長は16ビットであり、Polar符号の長さは64ビットである。RNTIは固定ビットで明示的に搬送され得る、すなわち、RNTIは固定ビットとして直接使用されるか、またはRNTIは固定ビットで暗示的に搬送されるものとしてよい、たとえば、RNTIは固定ビットにスクランブルされる。
【0126】
例1:
図9aに示されているように、基地局は、RNTIのすべてをPolar符号の符号化対象ビット内の固定ビットに追加され、Polar符号化を実行する。
【0127】
DCI情報ビットおよびCRC情報ビットの全長が44ビットである場合、固定ビットの長さは64-44=20ビットである。RNTIの長さは18ビットであり、18ビット配置は固定ビットの配置から選択され、RNTIは選択された18個の固定ビットにスクランブルされるか、または18個の固定ビットの配置がアイドル状態であるときには、RNTIは固定ビットとして直接使用される。RNTIを搬送するために固定ビットの配置を選択するときに、18個の高信頼度ビット配置が選択され得る。この例では、PDCCH上で搬送され得るRNTIの長さは、CRC長、すなわち、16ビットを超えてもよい。
【0128】
端末は、RNTIを受信されたPolar符号内の18個の固定ビットの配置に追加し、RNTIを搬送する固定ビットに基づきPolar符号を復号し、CRC情報ビットを逆スクランブルする。復号結果
に対するCRC検査
が成功する場合、これは正しいPDCCHが見つかったことを示している。
【0129】
例2:
図9bに示されているように、基地局は、RNTIのすべてをPolar符号の符号化対象ビット内の固定ビットの配置に追加し、Polar符号化を実行し、RNTIの値から16ビットを選択して、選択された16ビットをDCIに対応するCRC情報ビットにスクランブルする。
【0130】
この例では、PDCCH上で搬送され得るRNTIの長さは、CRC長、すなわち、16ビットを超えてもよい。
【0131】
端末は、RNTIを使用して受信されたPolar符号内の18個の固定ビットをスクランブルし、スクランブルされた固定ビットに基づきPolar符号を復号し、CRC情報ビットを逆スクランブルする。復号結果
に対するCRC検査
が成功する場合、これは正しいPDCCHが見つかったことを示している。
【0132】
例3:
図9cに示されているように、基地局は、RNTIの一部をPolar符号の符号化対象ビット内の固定ビットの配置に追加し、Polar符号化を実行し、RNTIの残り部分をCRC情報ビットにスクランブルする。
【0133】
たとえば、RNTIの2個の最上位ビットはPolar符号の符号化対象ビット内の固定ビットの配置で搬送され、RNTIの残り16ビットがCRC情報ビットにスクランブルされる。同様に、DCI情報ビットおよびCRC情報ビットの全長が44ビットである場合、固定ビットの配置の長さは64-44=20ビットである。RNTIの長さは18ビットであり、2つのビット配置が固定ビットの配置から選択され、RNTIの2つの最上位ビットが選択された2つの固定ビットで搬送される。RNTIを搬送するために固定ビットの配置を選択するときに、2個の高信頼度ビット配置が選択され得る。この例では、PDCCH上で搬送され得るRNTIの長さは、CRC長、すなわち、16ビットを超えてもよい。
【0134】
端末は、復号時に受信されたPolar符号内の2個の固定ビットの配置に、基地局によって端末に割り振られているRNTIの2つの最上位ビットを追加し、RNTIを搬送する固定ビットに基づきPolar符号を復号し、CRC情報ビットを逆スクランブルする。復号結果
に対するCRC検査
が成功する場合、これは正しいPDCCHが見つかったことを示している。
【0135】
例4:基地局は、RNTIの全部または一部を指定された繰り返し搬送モードによりPolar符号で固定ビットの配置に追加し、Polar符号化を実行する。
【0136】
最初に、基地局は、RNTIの一部を固定ビットに追加されるように選択し、選択された部分を指定された繰り返し搬送モードで固定ビットの配置に追加し、RNTIの残り部分をCRC情報ビットにスクランブルし、Polar符号化を、RNTIを搬送する符号化対象ビットに対して実行する。
【0137】
例3に基づき、
図9dに示されているように、RNTIの2つの最上位ビットが指定された繰り返し搬送モードで3回繰り返されて6個のビットを取得し、6個のビットがPolar符号で固定ビットの配置に追加される場合、RNTIの残り16ビットはCRC情報ビットにスクランブルされる。RNTIを搬送するために固定ビットの配置を選択するときに、6個の高信頼度ビットが選択され得る。この例では、PDCCH上で搬送され得るRNTIの長さは、CRC長、すなわち、16ビットを超えてもよい。
【0138】
端末は、復号時に指定された繰り返し搬送モードで6個の固定ビットの配置に、基地局によって端末に割り振られているRNTIの2つの最上位ビットを追加し、RNTIを搬送する固定ビットに基づきPolar符号を復号し、RNTIの残りのビットを使用することによってCRC情報ビットを逆スクランブルする。復号結果
に対するCRC検査
が成功する場合、これは必要なPDCCHが見つかったことを示している。
【0139】
例5:この例では、最初に、短縮が共通Polarレートマッチング法であることに留意されたい。短縮の特性は、パンクチャリング
された符号化されたビットの値が固定ビットにのみ関係するという特性であり、Polar符号性能に対するパンクチャリングの影響を低減する。典型的な短縮設計では、固定ビットは最後のいくつかの配置に置かれる。
図10に示されているように、最後の2つの符号化されたビットはパンクチャリングされ、Polar符号性能に対するパンクチャリングの影響を低減する。この考え方に基づき、符号化対象ビット内の最後の2つのビットが固定ビットとして設定される。
【0140】
短縮を通じてレートマッチングがPolar符号に対して実行された場合、パンクチャリングされたビットに影響を及ぼす固定ビットの信頼度は通常高い。
図10に示されているように、パンクチャリングされたビットY7およびY8に影響を及ぼす固定ビットは、符号化対象ビットの最後の2つの固定ビットであり、2つの固定ビットの信頼度は通常高い。RNTIをスクランブルするために固定ビット選択するときに、基地局は、優先的に、パンクチャリングされたビットに影響を及ぼす固定ビットを選択する。そのような選択の後、端末がパスメトリック値を比較する前述の方式でPDCCHを決定するときに、正しいPDCCHの検出時に取得されたパス
メトリック値は別の値と比較して著しく低減され、これは端末が正しいPDCCHを見つけるのを助ける。
【0141】
それに加えて、短縮を通じてレートマッチングがPolar符号に対して実行された場合、いくつかの固定ビットの信頼度は、情報ビットの信頼度の前にランク付けされ得る。固定ビットの配置でRNTIを搬送するために、高信頼度固定ビットが優先的に選択されるべきである。
【0142】
図9eに示されているように、RNTIを搬送するために基地局によって選択された固定ビットは、パンクチャリングされたビットに影響を及ぼす固定ビットの配置および信頼度が情報ビットの信頼度より高い固定ビットの配置である。たとえば、基地局は、RNTIの一部をPolar符号の符号化対象ビット内の固定ビットの配置に追加し、Polar符号化を実行し、RNTIの値から16ビットを選択し、選択された16ビットをDCIに対応するCRC情報ビットにスクランブルする。この例では、PDCCH上で搬送され得るRNTIの長さは、CRC長、すなわち、16ビットを超えてもよい。
【0143】
本発明の考え方に基づき、
図11に示されているように、本出願の一実施形態は、識別情報を搬送するための装置1100をさらに実現する。識別情報を搬送するための装置1100は、識別情報を搬送するための前述の方法で基地局の動作を実装する機能を有する。この機能はハードウェアによって実装され得るか、またはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0144】
任意選択で、識別情報を搬送するための装置1100は、決定ユニット1101と、搬送ユニット1102と、符号化ユニット1103と、送信ユニット1104とを備える。
【0145】
決定ユニット1101は、符号化対象ビットで識別情報を搬送するために使用され得るビット配置を決定するように構成され、識別情報を搬送するために使用され得るビット配置は固定ビットの配置を含み、固定ビットは復号プロセスにおいて誤り訂正を実行するために端末によって使用され、識別情報は端末を識別するために使用される。搬送ユニット1102は、識別情報を決定ユニットによって決定されるビット配置に追加するように構成される。符号化ユニット1103は、Polar符号符号化モードで、識別情報を搬送する符号化対象ビットを符号化するように構成される。送信ユニット1104は、符号化ユニットによって符号化されたPolar符号を端末に送信するように構成される。このようにして、識別情報を搬送することができるビットの長さは伸長され、ビットによって表され得る識別情報の長さは他のオーバーヘッドを持ち込むことなく増大させることができ、識別情報によって識別され得る端末の数はしかるべく増大させられ得る。これは、将来の大規模アクセスアプリケーションシナリオの要求条件を満たすことをサポートするものである。
【0146】
任意選択で、搬送ユニット1102は、そのビット配置がアイドル状態であるときに識別情報をそのビット配置に置くか、またはそのビット配置がアイドル状態でないときにスクランブリング方式で識別情報をそのビット配置に追加するように構成される。このようにして、識別情報は固定ビットとして直接使用され、したがって、固定ビットは元の誤り訂正機能の役割を果たすことができ、固定ビットの配置は識別情報を搬送するために使用され得る。
【0147】
任意選択で、符号化対象ビットは情報ビットを含み、情報ビットはソース情報ビットとソース情報ビットに対応する巡回冗長検査CRC情報ビットとを含む。ビット配置は、CRC情報ビットの配置をさらに含む。
【0148】
任意選択で、搬送ユニット1102は、指定されたマッピング関係に基づき識別情報をビット配置に追加するように構成される。
【0149】
任意選択で、搬送ユニット1102は、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルし、識別情報の第2の部分を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときには、第2の部分を固定ビットの配置に置くようにさらに構成され、第1の部分は第2の部分と異なるか、または第1の部分と第2の部分との間に共通部分がある。このようにして、識別情報はCRC
ビットにスクランブルされ、それにより、信頼度が改善され、端末の復号精度が改善され得る。これに基づき、識別情報のより多くが固定ビットで搬送され、したがって、識別情報を搬送するためのビットの長さは伸長され得る。
【0150】
任意選択で、搬送ユニット1102は、すべての識別情報を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときにすべての識別情報を固定ビットの配置内に置くようにさらに構成される。
【0151】
任意選択で、搬送ユニット1102は、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルし、識別情報の第2の部分を
少なくとも1回繰り返し、繰り返された第2の部分を固定ビットに順次スクランブルするか、または、固定ビットの配置がアイドル状態であるときに、第2の部分を少なくとも1回繰り返し、繰り返された第2の部分を固定ビット配置に順次置くようにさらに構成され、第1の部分は第2の部分と異なるか、または第1の部分と第2の部分との間に共通部分がある。第1の部分および第2の部分は、識別情報の一部であるかまたは全部であってよい。このようにして、識別情報を搬送するステップの信頼度は、反復搬送方式で改善される。
【0152】
任意選択で、搬送ユニット1102
は、ビット配置の信頼度に基づき、ランク付けを実行し、識別情報を搬送するためにビット配置から高信頼度ビット配置を順次選択するようにさらに構成される。
【0153】
固定ビットを選択するルールは、信頼度に基づきランク付けを実行する前述の方式に限定されていないものとしてよい。ランク付けは、
代替的に、Polar重み(英語:Polar Weight、略語:PW)、Polar符号化行列における行重み、Polarサブチャネルの自然な順序、または同様のものに基づき実行されてもよい。短縮(shorten)を通じてレートマッチングが実行されるときに、短縮されたサブチャネルの連続番号が固定ビットとして使用される。これらの固定ビットの信頼度は比較的高く、これらの固定ビットはマッピング時に優先的に選択され得る。
【0154】
代替的に、識別情報は、最高の信頼度/最大の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットにスクランブルされ得る。
【0155】
代替的に、識別情報の、CRC
ビットにスクランブルされ、Polarサブチャネルの自然な順序で後側配置に対応する、部分も、最高の信頼度/最大の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットに優先的にスクランブルされ得る。たとえば、最後のCRCビットにスクランブルされた識別情報も、最高の信頼度/最高の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットにスクランブルされる。
【0156】
代替的に、識別情報の長さがCRCの長さより短いときに、
識別情報は、CRC情報ビットの自然な順序で前のCRC情報ビットに優先的にスクランブルされる。
【0157】
任意選択で、識別情報は、RNTI、端末の連続番号、または端末グループのグループ番号である。
【0158】
識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号と対応関係があるか、または端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号のサブセットと対応関係があるものとしてよい。この対応関係は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部の、線形符号化などの符号化であってよい。代替的に、識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部に関係する疑似乱数であってもよい。たとえば、RNTIは、様々なランダムシーケンスを生成するためのシードまたは初期値として使用されてもよい。
【0159】
本発明の考え方に基づき、
図12に示されているように、本出願の一実施形態は、識別情報を搬送するための装置1200をさらに実現し、識別情報を搬送するための装置1200は、識別情報を搬送するための前述の方法で端末の動作を実装する機能を有する。この機能はハードウェアによって実装され得るか、またはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0160】
任意選択で、識別情報を搬送するための装置1200は、受信ユニット1201と、搬送ユニット1202と、復号ユニット1203とを備える。
【0161】
受信ユニット1201は、基地局によって送信された符号化されたPolar符号を受信し、Polar符号内の固定ビットの配置を決定するように構成される。搬送ユニット1202は、識別情報の一部または全部を受信ユニットによって受信された固定ビットの配置に追加するように構成され、識別情報は、装置を識別するために使用される。復号ユニット1203は、識別情報を搬送する固定ビットに基づきPolar符号を復号するように構成される。このようにして、識別情報を搬送することができるビットの長さは伸長され、ビットによって表され得る識別情報の長さは他のオーバーヘッドを持ち込むことなく増大させることができ、識別情報によって識別され得る端末の数はしかるべく増大させられ得る。これは、将来の大規模アクセスアプリケーションシナリオの要求条件を満たすことをサポートするものである。
【0162】
任意選択で、搬送ユニット1202は、識別情報の一部または全部を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときに識別情報の一部または全部を固定ビットの配置内に置くように構成される。このようにして、識別情報は固定ビットとして直接使用され、したがって、固定ビットは元の誤り訂正機能の役割を果たすことができ、固定ビットの配置は識別情報を搬送するために使用され得る。
【0163】
任意選択で、搬送ユニット1202は、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビットに順次スクランブルするか、または、固定ビットの配置がアイドル状態であるときに、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビット配置に順次置くように構成される。
【0164】
任意選択で、識別情報はRNTIである。
【0165】
本発明の考え方に基づき、
図13に示されているように、本出願の一実施形態は、識別情報を搬送するための装置1300をさらに実現し、識別情報を搬送するための装置1300は、識別情報を搬送するための前述の方法設計で基地局の動作を実装する機能を有する。この機能はハードウェアによって実装され得るか、またはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0166】
任意選択で、識別情報を搬送するための装置1300は、トランシーバ1301と、プロセッサ1302と、メモリ1303とを備え、トランシーバ1301およびメモリ1033は両方とも、プロセッサ1302に接続される。メモリ1301はプログラムのセットを記憶し、プロセッサ1302はメモリ1301に記憶されているプログラムを呼び出すように構成され、それにより、識別情報を搬送するための装置1300は、第1の態様または第1の態様の可能な任意の設計における方法を実行する。
【0167】
図13に示されている部分の間の接続の方式は単に可能な一例にすぎないことに留意されたい。代替的に、トランシーバ1301およびメモリ1303は両方とも、プロセッサ1302に接続され、トランシーバ1301およびメモリ1303は互いに接続されないか、または別の可能な接続方式が使用されてもよい。
【0168】
プロセッサ1302は、符号化対象ビットで識別情報を搬送するために使用され得るビット配置を決定するステップであって、識別情報を搬送するために使用され得るビット配置は固定ビットの配置を含み、固定ビットは復号プロセスにおいて誤り訂正を実行するために端末によって使用され、識別情報は端末を識別するために使用される、ステップを実行し、識別情報を
決定されたビット配置に追加し、Polar符号符号化モードで、識別情報を搬送する符号化対象ビットを符号化し、トランシーバ1301を使用することによって
符号化されたPolar符号を端末に送信するように構成される。このようにして、識別情報を搬送することができるビットの長さは伸長され、ビットによって表され得る識別情報の長さは他のオーバーヘッドを持ち込むことなく増大させることができ、識別情報によって識別され得る端末の数はしかるべく増大させられ得る。これは、将来の大規模アクセスアプリケーションシナリオの要求条件を満たすことをサポートするものである。
【0169】
任意選択で、プロセッサ1302は、そのビット配置がアイドル状態であるときに識別情報をそのビット配置に置くか、またはそのビット配置がアイドル状態でないときにスクランブリング方式で識別情報をそのビット配置に追加するように構成される。このようにして、識別情報は固定ビットとして直接使用され、したがって、固定ビットは元の誤り訂正機能の役割を果たすことができ、固定ビットの配置は識別情報を搬送するために使用され得る。
【0170】
任意選択で、符号化対象ビットは情報ビットを含み、情報ビットはソース情報ビットとソース情報ビットに対応する巡回冗長検査CRC情報ビットとを含む。ビット配置は、CRC情報ビットの配置をさらに含む。
【0171】
任意選択で、プロセッサ1302は、指定されたマッピング関係に基づき識別情報をビット配置に追加するようにさらに構成される。
【0172】
任意選択で、プロセッサ1302は、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルし、識別情報の第2の部分を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときには、第2の部分を固定ビットの配置に置くようにさらに構成され、第1の部分は第2の部分と異なるか、または第1の部分と第2の部分との間に共通部分がある。第1の部分および第2の部分は、識別情報の一部であるかまたは全部であってよい。このようにして、識別情報はCRC
ビットにスクランブルされ、それにより、信頼度が改善され、端末の復号精度が改善され得る。これに基づき、識別情報のより多くが固定ビットで搬送され、したがって、識別情報を搬送するためのビットの長さは伸長され得る。
【0173】
任意選択で、プロセッサ1302は、すべての識別情報を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときにすべての識別情報を固定ビットの配置内に置くようにさらに構成される。
【0174】
任意選択で、プロセッサ1302は、識別情報の第1の部分をCRC情報ビットにスクランブルし、識別情報の第2の部分を
少なくとも1回繰り返し、繰り返された第2の部分を固定ビットに順次スクランブルするか、または、固定ビットの配置がアイドル状態であるときに、第2の部分を少なくとも1回繰り返し、繰り返された第2の部分を固定ビット配置に順次置くようにさらに構成され、第1の部分は第2の部分と異なるか、または第1の部分と第2の部分との間に共通部分がある。このようにして、識別情報を搬送するステップの信頼度は、反復搬送方式で改善される。
【0175】
任意選択で、プロセッサ1302
は、ビット配置の信頼度に基づき、ランク付けを実行し、識別情報を搬送するためにビット配置から高信頼度ビット配置を順次選択するようにさらに構成される。
【0176】
固定ビットを選択するルールは、信頼度に基づきランク付けを実行する前述の方式に限定されていないものとしてよい。ランク付けは、
代替的に、Polar重み(英語:Polar Weight、略語:PW)、Polar符号化行列における行重み、Polarサブチャネルの自然な順序、または同様のものに基づき実行されてもよい。短縮(shorten)を通じてレートマッチングが実行されるときに、短縮されたサブチャネルの連続番号が固定ビットとして使用される。これらの固定ビットの信頼度は比較的高く、これらの固定ビットはマッピング時に優先的に選択され得る。
【0177】
代替的に、識別情報は、最高の信頼度/最大の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットにスクランブルされ得る。
【0178】
代替的に、識別情報の、CRC
ビットにスクランブルされ、Polarサブチャネルの自然な順序で後側配置に対応する、部分も、最高の信頼度/最大の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットに優先的にスクランブルされ得る。たとえば、最後のCRCビットにスクランブルされた識別情報も、最高の信頼度/最高の行重み/最高の自然な順序
数で固定ビットにスクランブルされる。
【0179】
代替的に、識別情報の長さがCRCの長さより短いときに、
識別情報は、CRC情報ビットの自然な順序で前のCRC情報ビットに優先的にスクランブルされる。
【0180】
任意選択で、識別情報は、RNTI、端末の連続番号、または端末グループのグループ番号である。
【0181】
識別情報は、代替的に、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号と対応関係があるか、または端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号のサブセットと対応関係があるものとしてよい。この対応関係は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部の、線形符号化などの符号化であってよい。代替的に、識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部に関係する疑似乱数であってもよい。たとえば、RNTIは、様々なランダムシーケンスを生成するためのシードまたは初期値として使用されてもよい。
【0182】
本発明の考え方に基づき、本出願の一実施形態は、識別情報を搬送するための装置1400をさらに実現し、識別情報を搬送するための装置1400は、第2の態様における
端末の動作および第2の態様の可能な設計を実装する機能を有する。この機能はハードウェアによって実装され得るか、またはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0183】
任意選択で、識別情報を搬送するための装置1400は、トランシーバ1401と、プロセッサ1402と、メモリ1403とを備え、トランシーバ1403およびメモリ1401は両方とも、プロセッサ1402に接続される。メモリ1403はプログラムのセットを記憶し、プロセッサ1402はメモリ1403に記憶されているプログラムを呼び出すように構成され、これにより、識別情報を搬送するための装置1400は、識別情報を搬送するための前述の方法を実行する。
【0184】
図14に示されている部分の間の接続の方式は単に可能な一例にすぎないことに留意されたい。代替的に、トランシーバ1401およびメモリ1403は両方とも、プロセッサ1402に接続され、トランシーバ1401およびメモリ1403は互いに接続されないか、または別の可能な接続方式が使用されてもよい。
【0185】
任意選択で、プロセッサ1402は、トランシーバ1401を、基地局によって送信された符号化されたPolar符号を受信し、Polar符号内の固定ビットの配置を決定するようにスケジュールし、識別情報の一部または全部を、
トランシーバ1401によって受信された固定ビットの配置に追加するステップであって、識別情報は、装置を識別するために使用される、ステップを実行し、識別情報を搬送する固定ビットに基づきPolar符号を復号するように構成される。このようにして、識別情報を搬送することができるビットの長さは伸長され、ビットによって表され得る識別情報の長さは他のオーバーヘッドを持ち込むことなく増大させることができ、識別情報によって識別され得る端末の数はしかるべく増大させられ得る。これは、将来の大規模アクセスアプリケーションシナリオの要求条件を満たすことをサポートするものである。
【0186】
任意選択で、プロセッサ1402は、識別情報の一部または全部を固定ビットにスクランブルするか、または固定ビットの配置がアイドル状態であるときに識別情報の一部または全部を固定ビットの配置内に置くようにさらに構成される。このようにして、識別情報は固定ビットとして直接使用され、したがって、固定ビットは元の誤り訂正機能の役割を果たすことができ、固定ビットの配置は識別情報を搬送するために使用され得る。
【0187】
任意選択で、プロセッサ1402は、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビットに順次スクランブルするか、または、固定ビットの配置がアイドル状態であるときに、識別情報の一部または全部を少なくとも1回繰り返し、繰り返された識別情報を固定ビット配置に順次置くようにさらに構成される。
【0188】
任意選択で、識別情報は、RNTI、端末の連続番号、または端末グループのグループ番号である。識別情報は、代替的に、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号と対応関係があるか、または端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号のサブセットと対応関係があるものとしてよい。この対応関係は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部の、線形符号化などの符号化であってよい。代替的に、識別情報は、端末グループのRNTI/連続番号/グループ番号の全部または一部に関係する疑似乱数であってもよい。たとえば、RNTIは、様々なランダムシーケンスを生成するためのシードまたは初期値として使用されてもよい。
【0189】
図4に示されているスクランブリング方式で識別情報を搬送するための方法と同じ発明の考え方に基づき、
図15に示されているように、本出願の一実施形態は、システムチップ1500をさらに実現する。システムチップ1500は、入力インターフェース1501と、出力インターフェース1502と、少なくとも1つのプロセッサ1503と、メモリ1504とを備える。任意選択で、プロセッサ1503およびメモリ1504は、バス1505を使用することによって互いに接続される。プロセッサ1503は、メモリ1504内のコードを実行するように構成され、コードが実行されたときに、プロセッサ1503は
図4における基地局によって実行される方法を実装する。
【0190】
図15に示されているシステムチップ1500は、
図4における前述の方法実施形態で基地局によって実装されるプロセスを実装することができる。繰り返しを避けるため、詳細はここで再び説明されない。
【0191】
図5に示されているスクランブリング方式で識別情報を搬送するための方法と同じ発明の考え方に基づき、
図16に示されているように、本出願の一実施形態は、システムチップ1600をさらに実現する。システムチップ1600は、入力インターフェース1601と、出力インターフェース1602と、少なくとも1つのプロセッサ1603と、メモリ1604とを備える。任意選択で、プロセッサ1603およびメモリ1604は、バス1605を使用することによって互いに接続される。プロセッサ1603は、メモリ1604内のコードを実行するように構成され、コードが実行されたときに、プロセッサ1603は
図5における端末によって実行される方法を実装する。
【0192】
図16に示されているシステムチップ1600は、
図5における前述の方法実施形態で端末によって実装されるプロセスを実装することができる。繰り返しを避けるため、詳細はここで再び説明されない。
【0193】
当業者であれば、本出願の実施形態が方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として実現され得ることを理解するであろう。したがって、本出願では、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せによる実施形態の形態を使用し得る。それに加えて、本出願では、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つまたは複数のコンピュータ使用可能記憶媒体(限定はしないが、ディスクメモリ、CD-ROM、光メモリ、および同様のものを含む)上に実装されるコンピュータプログラム製品の形態を使用し得る。
【0194】
本出願は、本出願の実施形態による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品の流れ図および/またはブロック図を参照しつつ説明されている。フローチャートおよび/またはブロック図内の各処理および/または各ブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図内の処理および/またはブロックの組合せを実装するためにコンピュータプログラム命令が使用され得ることが理解されるであろう。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または別のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサに対して提供されてよく、これにより、コンピュータまたは別のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令が、フローチャート内の1つまたは複数の処理で、および/またはブロック図内の1つまたは複数のブロックで、特定の機能を実装するための装置を生成する。
【0195】
コンピュータまたは別のプログラム可能データ処理デバイスに特定の様式で動作することを指令することができるこれらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読メモリ内に記憶されてよく、これにより、コンピュータ可読メモリ内に記憶される命令は命令装置を含むアーチファクトを生成する。命令装置は、フローチャート内の1つまたは複数の処理で、および/またはブロック図内の1つまたは複数のブロックで、特定の機能を実装する。
【0196】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラム可能データ処理デバイス上にロードされてよく、これにより、コンピュータまたは別のプログラム可能デバイス上で一連のオペレーションおよびステップが実行され、それによって、コンピュータ実装処理を生成する。したがって、コンピュータまたは別のプログラム可能デバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1つまたは複数の処理で、および/またはブロック図内の1つまたは複数のブロックで、特定の機能を実装するためのステップを提供する。
【0197】
本出願のいくつかの
実施形態が説明されたが、当業者であれば、基本的な発明概念を学習した後にこれらの実施形態に対して変更および修正を加えることができる。したがって、以下の請求項は、
実施形態ならびに本出願の範囲内に入るすべての変更および修正を対象とすることを意図されている。
【0198】
明らかに、当業者であれば、本出願の実施形態の
範囲から逸脱することなく、本出願の実施形態に対し様々な修正および変更を加えることができる。本出願は、以下の請求項およびその同等の技術によって定義された保護の範囲内にある限りこれらの修正および変更も対象とすることを意図されている。