特許第6804119号(P6804119)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6804119
(24)【登録日】2020年12月4日
(45)【発行日】2020年12月23日
(54)【発明の名称】メガネ装着式照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21L 4/00 20060101AFI20201214BHJP
   F21V 21/088 20060101ALI20201214BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20201214BHJP
   F21V 21/30 20060101ALI20201214BHJP
   G02C 11/04 20060101ALI20201214BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20201214BHJP
【FI】
   F21L4/00 623
   F21V21/088 100
   F21V23/04 400
   F21V21/30 110
   G02C11/04
   F21Y115:10
【請求項の数】11
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2019-527310(P2019-527310)
(86)(22)【出願日】2017年11月21日
(65)【公表番号】特表2020-513650(P2020-513650A)
(43)【公表日】2020年5月14日
(86)【国際出願番号】KR2017013217
(87)【国際公開番号】WO2018097564
(87)【国際公開日】20180531
【審査請求日】2019年5月21日
(31)【優先権主張番号】10-2016-0156307
(32)【優先日】2016年11月23日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】510310439
【氏名又は名称】デントゾーン カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】クー,チャ・ヒョン
【審査官】 鈴木 貴雄
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3140809(JP,U)
【文献】 韓国実用新案第1989−0009467(KR,Y1)
【文献】 特開2012−189970(JP,A)
【文献】 特開2003−263918(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0127250(US,A1)
【文献】 米国特許第06764194(US,B1)
【文献】 登録実用新案第3171527(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3178405(JP,U)
【文献】 米国特許第06974226(US,B2)
【文献】 特開2015−058221(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3170242(JP,U)
【文献】 実開平07−007016(JP,U)
【文献】 特開平07−272524(JP,A)
【文献】 特開2003−059302(JP,A)
【文献】 特開2004−054192(JP,A)
【文献】 実開昭55−106901(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21L 4/00
F21V 21/088
F21V 21/30
F21V 23/04
G02C 11/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メガネのフロント部分に装着される照明装置であって、
第1のハウジング部と、
前記第1のハウジング部の前面に形成される照明部と、
前記第1のハウジング部の後方に離隔成される第2のハウジング部と、
前記第1のハウジング部の下部に突出して形成され、前記照明装置を前記メガネに装着させる第1の装着部と、
前記第2のハウジング部の下部に突出して形成され、前記第1の装着部と離隔され、前記照明装置を前記メガネに装着させる第2の装着部と、
前記第1のハウジング部と前記第2のハウジング部の間で前記第1のハウジング部と前記第2のハウジング部を連結し、前記離隔された第1の装着部及び第2の装着部が近接するように弾性力を提供する結合クリップと、を含む照明装置。
【請求項2】
前記結合クリップは、
前記第1のハウジング部の後面に結合される第1のクリップ部と、
前記第1のクリップ部の上端から下部に折り曲げられて形成され、前記第1のクリップ部と対応して形成され、前記第2のハウジング部の前面に結合される第2のクリップ部と、を含む請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記結合クリップは、
前記第1のクリップ部の下端から上部に切開されて形成される第1の切開部と、
前記第2のクリップ部の下端から上部に切開されて形成される第2の切開部と、をさらに含む請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記照明装置は、
前記第1のハウジング部及び前記第2のハウジング部のうちいずれかに備えられるメインボードと、
前記第1のハウジング部及び前記第2のハウジング部のうちの他方に備えられるバッテリと、
前記第1の切開部及び前記第2の切開部を通して前記結合クリップを通過して前記メインボードと前記バッテリを電気的に接続する導電線とをさらに含む請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記照明装置は、
前記第1のクリップ部が結合されるように、前記第1のハウジング部の後面に形成される第1のクリップ結合部と、
前記第2のクリップ部が結合されるように、前記第2のハウジング部の前面に形成される第2のクリップ結合部と、
前記第1の切開部と対応して形成され、前記導電線が通過するように、前記第1のクリップ結合部に形成される第1の溝と、
前記第2の切開部と対応して形成され、前記導電線が通過するように前記第2のクリップ結合部に形成される第2の溝とをさらに含む請求項4に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1のハウジング部の上端及び前記第2のハウジング部の上端に加えられる外圧に応じて前記結合クリップの弾性力が解除され、前記メガネから装着が解除される請求項1に記載の照明装置。
【請求項7】
前記照明装置は、
前記第1のハウジング部の後面で前記結合クリップの両側に形成される第1の補助結合部と、
前記第2のハウジング部の前面で前記結合クリップの両側に前記第1の補助結合部と対応して形成され、前記第1の補助結合部と結合する第2の補助結合部とをさらに含む請求項1に記載の照明装置。
【請求項8】
前記照明装置は、
前記第1のハウジング部の前面に形成される固定結合部と、
前記照明部の後面に形成され、前記固定結合部に第1の方向及び前記第1の方向と反対方向である第2の方向に回転可能に形成される回転結合部と、
前記照明部の後面に前記第1の方向に沿って形成され、凸部及び凹部が繰り返し形成される接点部と、
前記第1のハウジング部の前面に形成され、前記回転結合部の回転に応じて前記凹部に係止されて前記回転結合部を段階的に固定させる接点固定部と、をさらに含む請求項1に記載の照明装置。
【請求項9】
前記接点部は、前記照明部の発光素子と電気的に接続され、
前記接点固定部は、前記第1のハウジング部のメインボードと電気的に接続され、
前記接点部及び前記接点固定部は、導電性材料で構成される請求項8に記載の照明装置。
【請求項10】
前記接点部は、前記照明部の後面で一側に第1の長さを有して形成される第1の接点部及び他側に第1の長さよりも短い長さである第2の長さを有して形成される第2の接点部を含み、
前記接点固定部は、前記第1の接点部の凹部に係止される第1の接点固定部及び前記第2の接点部の凹部に係止される第2の接点固定部を含む請求項9に記載の照明装置。
【請求項11】
前記第1の接点部及び前記第2の接点部は、前記第1の方向と平行するように配置され、各上端が前記第1の方向と平行な軸の同じ位置に配置され、前記照明部が既に設定された角度以上に回転する場合、前記第2の接点部と前記第2の接点固定部間の電気的接続が解除される請求項10に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メガネに装着して照明を提供する照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ユーザの頭に固定されてユーザの視野方向に照明を提供する装置としては、帽子に固定される照明装置、ヘアバンドに取付けられる照明装置などがある。
【0003】
しかしながら、このような照明装置の場合は、ユーザが照明装置を使用するたびに帽子やバンドを着用しなければならないという欠点がある。
【0004】
これを改善するためにメガネに固定する照明装置が開発されているが、メガネと一体型に構成されてメガネ自体を着用しなければならないという問題が依然として存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第6974226号公報(2005.12.13)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、メガネに着脱及び付着が可能な照明装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る照明装置は、メガネに装着する照明装置であって、第1のハウジング部、前記第1のハウジング部の前面に形成される照明部、第1のハウジング部の後方に離隔して形成される第2のハウジング部、前記第1のハウジング部の下部に突出して形成され、前記照明装置を前記メガネに装着させる第1の装着部、前記第2のハウジング部の下部に突出して形成され、前記第1の装着部と離隔され、前記照明装置を前記メガネに装着させる第2の装着部、及び前記第1のハウジング部と前記第2のハウジング部との間で前記第1のハウジング部と前記第2のハウジング部を連結し、前記離隔された第1の装着部及び第2の装着部が近接するように弾性力を提供する結合クリップを含む。
【0008】
前記結合クリップは、前記第1のハウジング部の後面に結合される第1のクリップ部、及び前記第1のクリップ部の上端から下部に折り曲げられて形成され、前記第1のクリップ部と対応して形成され、前記第2のハウジング部の前面に結合される第2のクリップ部を含むことができる。
【0009】
前記結合クリップは、第1のクリップ部の下端から上部に切開されて形成される第1の切開部、及び第2のクリップ部の下端から上部に切開されて形成される第2の切開部をさらに含むことができる。
【0010】
前記照明装置は、前記第1のハウジング部及び前記第2のハウジング部のうちいずれかに備えられるメインボード、前記第1のハウジング部及び前記第2のハウジング部の他のうち一つに備えられるバッテリ、及び前記第1の切開部及び前記第2の切開部を通じて前記結合クリップを通過して前記メインボードと前記バッテリを電気的に接続する導電線をさらに含むことができる。
【0011】
前記照明装置は、前記第1のクリップ部が結合されるように、前記第1のハウジング部の後面に形成される第1のクリップ結合部、前記第2のクリップ部に結合されるように、前記第2のハウジング部の前面に形成される第2のクリップ結合部、前記第1の切開部と対応して形成され前記導電線が通過するように、前記第1のクリップ結合部に形成される第1の溝、及び前記第2の切開部と対応して形成され前記導電線が通過するように、前記第2のクリップ結合部に形成される第2の溝をさらに含むことができる。
【0012】
前記照明装置は、前記第1のハウジング部の上端及び前記第2のハウジング部の上端に加えられる外圧に応じて前記結合クリップの弾性力が解除されることにより、前記メガネから装着が解除される。
【0013】
前記照明装置は、前記第1のハウジング部の後面で前記結合クリップの両側に形成される第1の補助結合部、及び前記第2のハウジング部の前面で前記結合クリップの両側に前記第1の補助結合部と対応して形成され、前記第1の補助結合部と結合する第2の補助結合部をさらに含むことができる。
【0014】
前記照明装置は、前記第1のハウジング部の前面に形成される固定結合部、前記照明部の後面に形成され、前記固定結合部に第1の方向及び前記第1方向と反対方向である第2の方向に回転可能に形成される回転結合部、前記照明部の後面に前記第1の方向に沿って形成され、凸部及び凹部が繰り返し形成される接点部、及び前記第1のハウジング部の前面に形成され、前記回転結合部の回転に応じて前記凹部に係止されて前記回転結合部を段階的に固定させる接点固定部をさらに含むことができる。
【0015】
前記接点部は、前記照明部の発光素子と電気的に接続され、前記接点固定部は、前記第1のハウジング部のメインボードと電気的に接続され、前記接点部及び前記接点固定部は、導電性材料で構成することができる。
【0016】
前記接点部は、前記照明部の後面で一側に第1の長さを有して形成される第1の接点部及び他側に第1の長さよりも短い長さである第2の長さを有して形成される第2の接点部を含み、前記接点固定部は、第1の接点部の凹部に係止される第1の接点固定部及び前記第2の接点部の凹部に係止される第2の接点固定部を含むことができる。
【0017】
前記第1の接点部及び前記第2の接点部は、前記第1の方向と平行するように配置され、各上端が前記第1の方向と平行な軸の同じ位置に配置され、前記照明部が既に設定された角度以上に回転する場合、第2の接点部と前記第2の接点固定部間の電気的接続が解除される。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施形態によると、結合クリップの弾性力を利用してメガネに着脱及び付着が可能な照明装置を提供することができる。
【0019】
なお、本発明の実施形態によると、照明部の回転角度の調節により照明装置のオン/オフの制御が可能な照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の一実施形態に係るメガネ装着式照明装置の斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係るメガネ装着式照明装置の断面図である。
図3】本発明の一実施形態に係る結合クリップの斜視図である。
図4】本発明の一実施形態に係る第1のハウジング部、第2のハウジング部及び結合クリップ間の結合関係を示すための図である。
図5】本発明の一実施形態に係る第1のハウジング部及び照明部の結合関係を示すための図である。
図6】本発明の一実施形態に係る照明装置の実際の使用例を示すための図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付の図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳しく説明するが、本発明はこれらの実施形態により限定されるものではない。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態によるメガネ装着式照明装置の斜視図であって、図1の(a)は、照明装置10を前方から見た斜視図であり、図1の(b)は、照明装置10を後方から見た斜視図である。また、図2は、図1での照明装置10をA-A'線で切って矢印方向に見た本発明の一実施形態に係るメガネ装着式照明装置の断面図である。
【0023】
図1及び図2を参照すると、本発明の一実施形態に係るメガネ装着式照明装置10は、第1のハウジング部100、第2のハウジング部200、照明部300、第1の装着部400、第2の装着部500及び結合クリップ600を含む。
【0024】
第1のハウジング部100は、内部に一定の空間を含んで形成することができる。具体的に、第1のハウジング部100は、例えば、角が丸い六面体形状を有する外部枠である。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第1のハウジング部100は、六面体形状の以外の他の形状に形成することができる。
【0025】
また、第1のハウジング部100は、表面に照明装置10の電源を制御することができる電源ボタン101を含むことができる。具体的に、ユーザは、第1のハウジング部100の表面に位置する電源ボタン101で照明のオン/オフ(on/off)を制御することができる。
【0026】
また、第1のハウジング部100は、表面に照明装置10の残りバッテリを表示することができるバッテリ表示部102を含むことができる。この際、バッテリ表示部102は、例えば、LEDのような照明装置である。具体的に、バッテリ表示部102は、複数の照明装置で構成され、残りのバッテリ量と比例する個数の照明装置をオン(on)にして残りバッテリを表示することができる。
【0027】
また、図示してはいないが、第1のハウジング部100は、表面に照明装置10の照明の明るさを調節することができる照明調節部を含むことができる。この際、照明調節部は、例えば、第1のハウジング部100の左右側面に設置されるタッチスクリーン(touch screen)であってもよい。具体的に、ユーザは、照明調節部をタッチして照明の明るさを段階的に向上させることができる。また、照明装置10の照明の明るさが最も明るい段階である場合、ユーザは照明調節部をタッチして照明の明るさを最も暗い段階に調節することができる。
【0028】
第2のハウジング部200は、第1のハウジング部100の後方に離隔して形成される。具体的に、第2のハウジング部200は、例えば、角が丸い六面体形状を有し、内部に一定の空間を含む外部枠である。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第2のハウジング部200は、六面体形状の以外の他の形状に形成することができる。
【0029】
照明部300は、第1のハウジング部100の前面に形成される。具体的に、照明部300は、第1のハウジング部100の前面に円筒状に形成することができる。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、照明部300は、円筒状の以外の他の形状に形成することができる。
【0030】
また、照明部300は、例えば、上下に回転可能に第1のハウジング部100に結合される。ただし、照明部300の上下回転は一例であり、他の方向に回転するように結合することができ、照明部300と第1のハウジング部100間の結合については図5に詳細に説明する。
【0031】
また、照明部300は、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)のような発光素子を含み、照明部300の前方に照明を提供することができる。具体的に、照明部300は、照明装置10に含まれたバッテリから電力が供給されて前方に照明を提供することができる。
【0032】
第1の装着部400は、第1のハウジング部100の下部に突出して形成され、照明装置10をメガネ(図示せず)に装着させる役割をする。具体的に、第1の装着部400は、第1のハウジング部100の下部に互いに離隔して突出形成される第1-1の装着部401及び第1-2の装着部402を含むことができる。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第1の装着部400は、左右に長く形成された一つの装着部のみを含むか、或いはその他の形状に形成することができる。
【0033】
第2の装着部500は、第2のハウジング部200の下部に突出して形成され、第1の装着部400と離隔され、照明装置10をメガネに装着させる役割をする。具体的に、第2の装着部500は、第2のハウジング部200の下部に互いに離隔して突出形成される第2-1の装着部501及び第2-2の装着部502を含むことができる。この際、第2-1の装着部501は、第1-1の装着部401と対応する位置に形成され、第2-2の装着部502は、第1-2の装着部402と対応する位置に形成することができる。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第2の装着部500は、左右に長く形成された一つの装着部のみを含むか、或いはその他の形状に形成することができる。
【0034】
一方、第1の装着部400及び第2の装着部500は、互いに離隔して形成され、結合クリップ600から弾性力が提供されて近接することができる。この際、第1の装着部400及び第2の装着部500は、互いに対応する位置に形成されるので、第1の装着部400及び第2の装着部500の間にメガネを含むことにより、照明装置10をメガネに装着させることができる。
【0035】
結合クリップ600は、第1のハウジング部100と第2のハウジング部200の間で第1のハウジング部100と第2のハウジング部200を連結し、離隔された第1の装着部400及び第2の装着部500が近接するように弾性力を提供する。具体的に、結合クリップ600は、一端が第1のハウジング部100と結合し、他端が第2のハウジング部200と結合することにより、第1の装着部400と第2の装着部500を連結することができる。また、結合クリップ600は、第1の装着部400と第2の装着部500を物理的に連結することにより、第1の装着部400と第2の装着部500間の電気的接続も誘導することができる。第1の装着部400と第2の装着部500間の電気的接続については、図5に詳細に説明する。
【0036】
また、結合クリップ600は、第1のハウジング部100の下部及び第2のハウジング部200の下部が近接するように弾性力を提供することができ、これにより、第1のハウジング部100及び第2のハウジング部200の下部にそれぞれ形成された第1の装着部400及び第2の装着部500が互いに近接するようにすることができる。
【0037】
本発明の実施形態によると、結合クリップ600の弾性力を利用してメガネ(図示せず)への着脱及び付着が可能な照明装置10を提供することができる。
【0038】
図3は、本発明の一実施形態に係る結合クリップの斜視図である。
【0039】
図3を参照すると、本発明の一実施形態に係る結合クリップ600は、第1のクリップ部610、第2のクリップ部620、第1の切開部630及び第2の切開部640を含むことができる。
【0040】
第1のクリップ部610は、第1のハウジング部100の後面に結合することができる。具体的に、第1のクリップ部610は、第1のハウジング部100の後面に上端から下端に挿入して結合することができる。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第1のクリップ部610は、他の形態でも第1のハウジング部100の後面に結合することができる。
【0041】
第1の切開部630は、第1のクリップ部610の下端から上部に切開して形成することができる。例えば、第1の切開部630は、第1のクリップ部610の中央下端から中央上部に、長方形の形状に切開して形成することができる。これにより、第1のクリップ部610は、第1の切開部630を挟んで一対の脚を有する形状に形成することができる。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第1の切開部630は、他の形状にも形成することができる。
【0042】
第2のクリップ部620は、第1のクリップ部610の上端から下部に折り曲げられて形成され、第1のクリップ部610と対応して形成され、第2のハウジング部200の前面に結合することができる。具体的に、第2のクリップ部620は、第1のクリップ部610と平面対称に形成することができる。また、第2のクリップ部620は、第2のハウジング部200の前面に上端から下端に挿入して結合することができる。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第2のクリップ部620は、他の形態でも第2のハウジング部200の前面に結合することができる。
【0043】
第2の切開部640は、第2のクリップ部620の下端から上部に切開して形成することができる。具体的に、第2の切開部640は、第1の切開部630と平面対称に形成することができる。したがって、第2の切開部640は、第2のクリップ部620の中央下端から中央上部に、長方形の形状に切開して形成することができる。これにより、第2のクリップ部620は、第2の切開部640を挟んで一対の脚を有する形状に形成することができる。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第2の切開部640は、他の形状にも形成することができる。
【0044】
図4は、本発明の一実施形態に係る第1のハウジング部、第2のハウジング部及び結合クリップ間の結合関係を示すための図である。具体的に、図4の(a)は、第2のハウジング部200を前方から見た図であり、図4の(b)は、第1のハウジング部100を後方から見た図である。
【0045】
図4を参照すると、本発明の一実施形態に係る照明装置10は、第1のクリップ結合部110、第2のクリップ結合部210、第1の溝120、第2の溝220、第1の補助結合部130及び第2の補助結合部230をさらに含むことができる。
【0046】
また、図示してはいないが、本発明の一実施形態に係る照明装置10は、メインボード、バッテリ及び導電線をさらに含むことができる。具体的に、メインボードは、照明部300に含まれた発光素子を制御するためのものであり、第1のハウジング部100及び第2のハウジング部200のうちいずれかに備えることができる。
【0047】
また、バッテリは、例えば、メインボード及び照明部300のうち少なくとも一つに電源を提供するものであり、第1のハウジング部100及び第2のハウジング部200のうちの他方に備えることができる。
【0048】
また、導電線は、例えば、第1の切開部630及び第2の切開部640を通じて結合クリップ600を通過してメインボードとバッテリを電気的に接続するためのものである。
【0049】
第1のクリップ結合部110は、第1のクリップ部610が結合されるように、第1のハウジング部100の後面に形成することができる。具体的に、第1のクリップ結合部110は、第1のクリップ部610と対応する形状を有するように形成され、第1のクリップ部610が第1のハウジング部100に挿入して結合されるように形成することができる。もし、第1のクリップ部610が一つの面形態で形成される場合、第1のクリップ結合部110は、第1のクリップ結合部110と第1のハウジング部100との間に面形態を挿入できるように形成することができる。
【0050】
第2のクリップ結合部210は、第2のクリップ部620が結合されるように、第2のハウジング部200の前面に形成することができる。具体的に、第2のクリップ結合部210は、第2のクリップ部620と対応する形状を有するように形成され、第2のクリップ部620が第2のハウジング部200に挿入して結合されるように形成することができる。もし、第2のクリップ部620が二つの脚の形態で形成される場合、第2のクリップ結合部210は、第2のクリップ結合部210と第2のハウジング部200との間に脚形態を挿入できるように形成することができる。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第1のクリップ結合部110及び第2のクリップ結合部210は、他の形態でも形成することができる。
【0051】
第1の溝120は、第1の切開部630と対応して形成され、導電線が通過するように、第1のクリップ結合部110に形成することができる。具体的に、第1の溝120は、第1のクリップ結合部110の中央上端から中央下部に、第1の切開部630の形状と対応する形状に切開して形成することができる。例えば、第1の溝120は、第1のクリップ結合部110の中央上端から中央下部に、長方形の形状に形成することができる。
【0052】
第2の溝220は、第2の切開部640と対応して形成され、導電線が通過するように、第2のクリップ結合部210に形成することができる。具体的に、第2の溝220は、第2のクリップ結合部210の中央上端から中央下部に、第2の切開部640の形状と対応する形状に切開して形成することができる。例えば、第2の溝220は、第2のクリップ結合部210の中央上端から中央下部に、長方形の形状に形成することができる。この場合、導電線は、第1の切開部630、第1の溝120、第2の溝220及び第2の切開部640を通過してメインボードとバッテリを電気的に接続することができる。ただし、上述した第1の溝120及び第2の溝220の形態は、発明の説明のための一例であり、第1の溝120及び第2の溝220は、他の形態でも形成することができる。
【0053】
第1の補助結合部130は、第1のハウジング部100の後面で結合クリップ600の両側に形成することができる。具体的に、第1の補助結合部130は、左右に長い長方形の形状に突出して形成され、第1のクリップ結合部110の右上に形成される第1-1の補助結合部131を含むことができる。また、第1の補助結合部130は、第2-2の補助結合部232が挿入されるように、内部に長方形の空間を含んで突出形成され、第1のクリップ結合部110の左上に形成される第1-2の補助結合部132を含むことができる。また、第1の補助結合部130は、左右に長い長方形の形状に突出して形成され、第1のクリップ結合部110の左下に形成される第1-3の補助結合部133を含むことができる。また、第1の補助結合部130は、第2-4の補助結合部234が挿入されるように、内部に長方形の空間を含んで陥没形成され、第1のクリップ結合部110の右下に形成される第1-4の補助結合部134を含むことができる。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第1の補助結合部130は、第1-1〜1-4の補助結合部131、132、133、134のうち一部のみを含むことができ、第1-1〜1-4補助結合部131、132、133、134は、他の位置に形成することができる。
【0054】
第2の補助結合部230は、第2のハウジング部200の前面で結合クリップ600の両側に第1の補助結合部130と対応して形成され、第1の補助結合部130と結合することができる。具体的に、第2の補助結合部230は、第1-1の補助結合部131が挿入されるように、内部に長方形の空間を含んで突出形成され、第2のクリップ結合部210の左上に形成される第2-1の補助結合部231を含むことができる。また、第2の補助結合部230は、左右に長い長方形の形状に突出して形成され、第2のクリップ結合部210の右上に形成される第2-2の補助結合部232を含むことができる。また、第2の補助結合部230は、第1-3の補助結合部133が挿入されるように、内部に長方形の空間を含んで陥没形成され、第2のクリップ結合部210の右下に形成される第2-3の補助結合部233を含むことができる。また、第2の補助結合部230は、左右に長い長方形の形状に突出して形成され、第2のクリップ結合部210の左下に形成される第2-4の補助結合部234を含むことができる。ただし、これは、本発明の説明のための一例であり、第2の補助結合部230は、第2-1〜2-4の補助結合部231、232、233、234のうち一部のみを含むことができ、第2-1〜2-4の補助結合部231、232、233、234は、他の位置に形成することができる。
【0055】
本発明の実施形態によると、第1の補助結合部130及び第1の補助結合部130に対応する第2の補助結合部230が互いに結合することによって、結合クリップ600の左右回転を防止することができる。また、本発明の一実施形態によると、第1の補助結合部130及び第2の補助結合部230は、互いに結合するために含む空間を長方形の形状に形成することにより、照明装置10の左右回転または歪みを効率的に防止することができる。
【0056】
一方、照明装置10は、第1のハウジング部100の上端及び第2のハウジング部200の上端に加えられる外圧に応じて結合クリップ600の弾性力が解除されることにより、メガネから装着が解除される。具体的に、第1のハウジング部100の上端及び第2のハウジング部200の上端に外圧が加えられる場合、結合クリップ600の弾性力が解除され、第1のハウジング部100の下端及び第2のハウジング部200の下端は互いに遠ざかる。これにより、第1のハウジング部100の下端に突出して形成された第1の装着部400及び第2のハウジング部200の下部に突出して形成された第2の装着部500も互いに遠ざかり、照明装置10とメガネ間の装着が解除される。
【0057】
図5は、本発明の一実施形態に係る第1のハウジング部及び照明部の結合関係を示すための図である。
【0058】
図5を参照すると、本発明の一実施形態に係る照明装置10は、固定結合部140、回転結合部340、接点部350及び接点固定部150をさらに含むことができる。
【0059】
固定結合部140は、第1のハウジング部100の前面に形成することができ、回転結合部340は、照明部300の後面に形成され、固定結合部140に第1の方向及び第1の方向と反対方向である第2方向に回転可能に形成することができる。
【0060】
具体的に、照明部300は、後面に円形に突出して形成される突出部301を含むことができ、回転結合部340は、突出部301の両側面に円形に突出して形成することができる。この際、第1のハウジング部100は、前面に突出部301を含むことができる内部溝103を含むことができ、固定結合部140は、内部溝103の両側面に回転結合部340と結合するように円形に陥没して形成することができる。この際、第1の方向は上側方向であることができ、これにより、第2の方向は下側方向である。ただし、これは、一例であり、第1の方向は、上方向の以外の他の方向であっても良い。
【0061】
接点部350は、照明部300の後面に第2の方向に沿って形成され、凸部及び凹部を繰り返し形成することができる。この際、凸部は、例えば、第1のハウジング部100側に突出して形成される部分であり、凹部は、例えば、照明部300側に陥没して形成される部分である。具体的に、接点部350は、照明部300の後面で一側に上下方向に形成することができる。また、接点部350は、例えば、第1のハウジング部100方向に突出した凸部及び照明部300方向に陥没した凹部が繰り返し形成される凹凸形状である。
【0062】
接点固定部150は、第1のハウジング部100の前面に形成され、回転結合部340の回転に応じて凹部に係止されて回転結合部340を段階的に固定させることができる。具体的に、接点固定部150は、第1のハウジング部100の前方に弾性力を有して突出形成されて凹部に係止することができる。
【0063】
一方、接点部350は、照明部300の発光素子と電気的に接続することができ、接点固定部150は、第1のハウジング100のメインボードと電気的に接続することができる。また、接点部350及び接点固定部150は、導電性材料で構成することができる。この際、接点固定部150が接点部350に係止されることにより、接点部350及び接点固定部150は電気的に接続することができる。また、照明部300の発光素子は、接点部350及び接点固定部150を通じて第1のハウジング100のメインボードと電気的に接続することができる。
【0064】
一方、接点部350は、照明部300の後面で一側に第1の長さを有して形成される第1の接点部351及び他側に第1の長さよりも短い長さである第2の長さを有して形成される第2の接点部352を含むことができ、接点固定部150は、第1の接点部351の凹部に係止される第1の接点固定部151及び第2の接点部352の凹部に係止される第2の接点固定部152を含むことができる。
【0065】
この際、第1の接点固定部151と第1の接点部351間の係止及び第2の接点固定部152と第2の接点固定部352間の係止のうち少なくとも一つの係止が発生する場合、回転結合部340は段階的に固定することができる。
【0066】
一方、第1の接点部351及び第2の接点部352は、第1の方向と平行するように配置され、上端が第1の方向と平行な軸の同じ位置に配置することができる。また、照明部300が既に設定された角度以上に回転する場合、第2の接点部352と第2の接点固定部152間の電気的接続が解除される。
【0067】
具体的に、第1の接点部351の上端及び第2の接点部352の上端は、第1の方向と平行な軸に対して同じ位置に形成されるが、第1の接点部351の下端は、第2の接点部352の下端よりも第1の方向と平行な軸に対して第1の長さと第2の長さの差だけ下方に形成される。また、この際、第1の接点固定部151及び第2の接点固定部152は、第1の方向と平行な軸に対して同じ位置に形成される。したがって、もし照明部300が既に設定された角度以上に回転する場合、第2の接点固定部152は、第2の接点部352の下端よりも下方に位置して第2の接点部352と第2の接点固定部152間の電気的接続が解除される。これにより、照明部300に提供される電源が遮断され、照明部300に含まれる発光素子は電源がオフ(off)になる。
【0068】
図6は、本発明の一実施形態に係る照明装置の実際の使用例を示すための図である。図6を参照すると、本発明の一実施形態に係る照明装置10は、結合クリップの弾性力を利用してメガネの上端に着脱及び付着し、前方に照明を提供することができる。
【符号の説明】
【0069】
10 照明装置
100 第1のハウジング部
101 電源ボタン
102 バッテリ表示部
103 内部溝
110 第1のクリップ結合部
120 第1の溝
130、131、132、133、134 第1の補助結合部
140 固定結合部
150、151、152 接点固定部
200 第2のハウジング部
210 第2のクリップ結合部
220 第2の溝
230、231、232、233、234 第2の補助結合部
300 照明部
301 突出部
340 回転結合部
350、351、352 接点部
400、401、402 第1の装着部
500、501、502 第2の装着部
600 結合クリップ
610 第1のクリップ部
620 第2のクリップ部
630 第1の切開部
640 第2の切開部
図1(a)】
図1(b)】
図2
図3
図4(a)】
図4(b)】
図5(a)】
図5(b)】
図6