特許第6804430号(P6804430)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社日立製作所の特許一覧

<>
  • 特許6804430-エレベーター用制御装置 図000002
  • 特許6804430-エレベーター用制御装置 図000003
  • 特許6804430-エレベーター用制御装置 図000004
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6804430
(24)【登録日】2020年12月4日
(45)【発行日】2020年12月23日
(54)【発明の名称】エレベーター用制御装置
(51)【国際特許分類】
   B66B 3/02 20060101AFI20201214BHJP
【FI】
   B66B3/02 T
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-231279(P2017-231279)
(22)【出願日】2017年11月30日
(65)【公開番号】特開2019-99324(P2019-99324A)
(43)【公開日】2019年6月24日
【審査請求日】2020年2月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110002365
【氏名又は名称】特許業務法人サンネクスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 勇来
(72)【発明者】
【氏名】星野 孝道
(72)【発明者】
【氏名】加藤 可奈子
【審査官】 三宅 達
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2017/013763(WO,A1)
【文献】 国際公開第2014/115402(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 3/00−3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
昇降路内を昇降動作する乗りかごの昇降に応じてパルスを出力するエンコーダからの信号に基づいて前記乗りかごの位置を示す位置データを算出するコントローラと、
前記昇降路内に設けられる被検出体の上端の補正位置データおよび前記被検出体の下端の補正位置データを記憶するメモリと、を備え、
前記コントローラは、
記被検出体を検出可能な前記乗りかごに設けられる検出センサが前記被検出体の端部を検出したときに、算出した位置データに基づいて前記被検出体の下端または上端のいずれを前記検出センサが検出したかを判定し、前記検出センサで検出された端部に対応する前記メモリに記憶される補正位置データを用いて前記乗りかごの現在の位置データを補正し、
補正した後の位置データを前記メモリに記憶し、
前記乗りかごの現在の位置データと、直近に補正した位置データとの大小関係に基づいて、前記被検出体の下端または上端のいずれを前記検出センサが検出したかを判定する、
ことを特徴とするエレベーター用制御装置。
【請求項2】
昇降路内を昇降動作する乗りかごの昇降に応じてパルスを出力するエンコーダからの信号に基づいて前記乗りかごの位置を示す位置データを算出するコントローラと、
前記昇降路内に設けられる被検出体の上端の補正位置データおよび前記被検出体の下端の補正位置データを記憶するメモリと、を備え、
前記コントローラは、
前記被検出体を検出可能な前記乗りかごに設けられる検出センサが前記被検出体の端部を検出したときに、算出した位置データに基づいて前記被検出体の下端または上端のいずれを前記検出センサが検出したかを判定し、前記検出センサで検出された端部に対応する前記メモリに記憶される補正位置データを用いて前記乗りかごの現在の位置データを補正し、
前記乗りかごの現在の位置データと直近に補正した位置データとの差が予め定める値よりも大きいと判定した場合、前記乗りかごの現在の位置データを補正する、
ことを特徴とするエレベーター用制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はエレベーター用制御装置に関し、例えばエンコーダからの信号に基づいて乗りかごの位置データを算出するエレベーター用制御装置に適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
多くのエレベーターでは、着床制御、異常監視など、様々な機能の実現のため、巻上機、ガバナ等に設置したエンコーダから発生されるパルス信号を用いて、乗りかごの位置を算出している。主ロープと巻上機との間、ガバナロープとガバナとの間に滑りが生じる場合、エンコーダのパルス信号による乗りかごの算出位置が実際の位置とずれるおそれがある。そのため、乗りかごの算出位置を補正する技術が考案されている。
【0003】
近年、各階床に、乗りかごの停止位置を特定するための遮蔽板が1枚取り付けられ、遮蔽板を検出するためのかご位置検出装置が乗りかごに取り付けられているエレベーターにおいて、エレベーター制御装置は、停止する目的階床の遮蔽板の下端部または上端部を検出すると遮蔽板の高さ方向の半分の長さの距離を移動して停止するように着床制御を行う技術が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016−124692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、遮蔽板を用いて、乗りかごの着床制御は行うことができるが、異常監視などの他の制御に要する乗りかごの算出位置における実際の位置とのずれを補正することができない。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、乗りかごの算出位置を適切に補正することができるエレベーター用制御装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明においては、昇降路内を昇降動作する乗りかごの昇降に応じてパルスを出力するエンコーダからの信号に基づいて前記乗りかごの位置を示す位置データを算出するコントローラと、前記昇降路内に設けられる被検出体の上端の補正位置データおよび前記被検出体の下端の補正位置データを記憶するメモリと、を備え、前記コントローラは、記被検出体を検出可能な前記乗りかごに設けられる検出センサが前記被検出体の端部を検出したときに、算出した位置データに基づいて前記被検出体の下端または上端のいずれを前記検出センサが検出したかを判定し、前記検出センサで検出された端部に対応する前記メモリに記憶される補正位置データを用いて前記乗りかごの現在の位置データを補正し、補正した後の位置データを前記メモリに記憶し、前記乗りかごの現在の位置データと、直近に補正した位置データとの大小関係に基づいて、前記被検出体の下端または上端のいずれを前記検出センサが検出したかを判定するようにした。また、本発明においては、昇降路内を昇降動作する乗りかごの昇降に応じてパルスを出力するエンコーダからの信号に基づいて前記乗りかごの位置を示す位置データを算出するコントローラと、前記昇降路内に設けられる被検出体の上端の補正位置データおよび前記被検出体の下端の補正位置データを記憶するメモリと、を備え、前記コントローラは、前記被検出体を検出可能な前記乗りかごに設けられる検出センサが前記被検出体の端部を検出したときに、算出した位置データに基づいて前記被検出体の下端または上端のいずれを前記検出センサが検出したかを判定し、前記検出センサで検出された端部に対応する前記メモリに記憶される補正位置データを用いて前記乗りかごの現在の位置データを補正し、前記乗りかごの現在の位置データと直近に補正した位置データとの差が予め定める値よりも大きいと判定した場合、前記乗りかごの現在の位置データを補正するようにした。
【0008】
上記構成によれば、乗りかごの実際の位置に対応するように乗りかごの位置データを補正できるので、乗りかごの位置に係る制御を高精度に行うことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、信頼性の高い乗りかごの位置を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】第1の実施の形態によるエレベーターの全体構成の一例を示す図である。
図2】第1の実施の形態によるメモリに格納される情報の一例を示す図である。
図3】第1の実施の形態による乗りかご位置補正処理に係るフローチャートの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0012】
(1)第1の実施の形態
図1は、第1の実施の形態によるエレベーターの全体構成の一例を示す。
【0013】
本実施の形態におけるエレベーターは、乗りかご1がカウンタウェイト2と主ロープ3で連結されている、いわゆるつるべ式のエレベーターである。モータ4が主ロープ3を駆動することにより、乗りかご1が昇降路内を昇降する。
【0014】
モータ4には、巻上機ブレーキ5が設けられ、巻上機ブレーキ5が動作することで、モータ4の回転が阻止される。
【0015】
ガバナロープ6は、乗りかご1の昇降に伴い牽引され、ガバナ7を回転させる。ガバナ7には、エンコーダ8が設けられ、エンコーダ8は、ガバナ7と共に回転してパルス信号を発生する。
【0016】
乗りかご1の上部には、検出センサ9が設けられ、検出センサ9は、各階床位置に設置された被検出体10を検出可能である。被検出体10としては、ドアゾーンの判定などのために設けられている遮蔽板、エレベータードアなど、既に設けられている設備を被検出体として採用してもよいし、専用の被検出体を新たに採用してもよい。
【0017】
制御盤11は、エレベーター用制御装置の一例であり、制御コントローラ12および安全コントローラ13を含んで構成される。制御コントローラ12は、モータ4およびブレーキ5に動作指令を出力し、乗りかご1の昇降運転(昇降動作)を制御する。
【0018】
安全コントローラ13は、エンコーダ8および検出センサ9と接続され、これらの信号に基づいて、乗りかご1の位置(位置データ)および速度(速度データ)を常時算出する。安全コントローラ13は、乗りかご1の超過(行き過ぎ)、過速等の異常状態を検出した場合には、モータ4およびブレーキ5への電源供給を遮断し、乗りかご1を制動状態にする。
【0019】
ここで、安全コントローラ13は、乗りかご1の安全を確保(安全機能を果たす)すべく、制御コントローラ12とは独立したコントローラであり、制御コントローラ12が乗りかご1の位置の算出に用いないエンコーダ8からの信号(パルス)に基づいて、乗りかご1の位置を算出する。
【0020】
しかしながら、ガバナロープ6とガバナ7との間に滑りが生じたり、ガバナロープ6が振動したりする場合、エンコーダ8のパルス信号に基づいて算出した乗りかご1の位置が実際の位置とずれるおそれがある。また、エレベーターが超高層ビルに設けられている場合において、乗りかご1が超高速で移動している際に減速したときには、乗りかご1の移動方向を誤判定してしまうおそれもある。
【0021】
そこで、安全コントローラ13は、検出センサ9からの信号に基づいて、乗りかご1の現在の位置データ(現在位置データ)を補正する。
【0022】
なお、安全コントローラ13の機能(処理)の一部または全部は、図示は省略するCPU(Central Processing Unit)がメモリにプログラムを読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現されてもよいし、専用の回路などのハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。また、安全コントローラ13の機能の一部または全部は、安全コントローラ13と通信可能なコンピュータにより実現されてもよい。付言するならば、制御コントローラ12についても同様である。
【0023】
図2は、本実施の形態による安全コントローラ13が備えるメモリに格納される情報の一例を示す。
【0024】
安全コントローラ13は、エンコーダ8からのパルス信号に基づいて算出した乗りかご1の位置を現在位置データ14として記憶する。また、安全コントローラ13は、検出センサ9が被検出体10の下端または上端を検出するときの位置である被検出体位置データ16を記憶している。
【0025】
被検出体位置データ16は、被検出体10ごとに設けられる下端の補正位置データおよび上端の補正位置データの一例であり、階床ごとにそれぞれ下端データおよび上端データから構成され、予め(例えば据え付け調整時に)記憶されている。
【0026】
また、安全コントローラ13は、後述の処理手順に沿って、被検出体位置データ16に基づいて現在位置データ14を補正する。安全コントローラ13は、補正後の現在位置データ14を前回補正位置データ15(直近に補正した位置データ)として記憶する。
【0027】
以上が、本実施の形態におけるエレベーターの概略構成である。
【0028】
図3は、本実施の形態による現在位置データを補正する処理(乗りかご位置補正処理)に係るフローチャートである。乗りかご位置補正処理は、周期的に実行され、その周期は十分短い。以降、本実施の形態をステップごとに説明する。
【0029】
ステップS101:安全コントローラ13は、エンコーダ8の信号(エンコーダ信号)に基づいて、現在位置データ14を更新する。その後、安全コントローラ13は、ステップS102の処理を行う。
【0030】
ステップS102:安全コントローラ13は、検出センサ9が被検出体10の端部を検出したか否かを判定する。より具体的には、安全コントローラ13は、検出センサ9が非検出状態から検出状態に切り替わったことをもって、被検出体10の端部を検出したと判定する。安全コントローラ13は、検出したと判定した場合、ステップS103に処理を移し、検出していないと判定した場合、乗りかご位置補正処理を終了する。
【0031】
ステップS103:安全コントローラ13は、現在位置データ14と前回補正位置データ15との差が所定値以上であるか否か判定をする。所定値は、予め被検出体10間の距離(本例では、階床間の距離)より短い値で定めておく。安全コントローラ13は、現在位置データ14と前回補正位置データ15との差が所定値未満であると判定した場合、検出センサ9が同じ被検出体10の端部を繰り返し検出している可能性(チャタリングが発生している可能性)があるので、不要に現在位置データ14を補正しないようにするために、乗りかご位置補正処理を終了する。他方、安全コントローラ13は、現在位置データ14と前回補正位置データ15との差が所定値以上であると判定した場合、ステップS104に処理を移す。
【0032】
ステップS104:安全コントローラ13は、現在位置データ14と前回補正位置データ15との大小関係を判定する。安全コントローラ13は、現在位置データ14の方が大きいと判定した場合、ステップS105に処理を移し、現在位置データ14の方が大きくないと判定した場合、ステップS106に処理を移す。
【0033】
ステップS105:現在位置データ14が前回補正位置データ15より大きいことから、乗りかご1の現在位置は、前回、検出センサ9が被検出体10を検出した位置よりも高く、ステップS102で検出センサ9が検出した被検出体10の端部は、下端であると判断できる。したがって、安全コントローラ13は、現在位置データ14を被検出体位置データ16の当該階の下端データ(下端位置)に変更する。その後、安全コントローラ13は、ステップS107の処理を行う。
【0034】
ステップS106:ステップS105とは反対に、現在位置データ14が前回補正位置データ15より小さいことから、ステップS102で検出センサ9が検出した被検出体10の端部は、上端であると判断できる。したがって、安全コントローラ13は、現在位置データ14を被検出体位置データ16の当該階の上端データ(上端位置)に変更する。その後、安全コントローラ13は、ステップS107の処理を行う。
【0035】
ステップS107:安全コントローラ13は、前回補正位置データ15を現在位置データ14に変更する。その後、安全コントローラ13は、乗りかご位置補正処理を終了する。
【0036】
以上のように、安全コントローラ13は、現在位置データ14と前回補正位置データ15との大小関係によって、検出センサ9が被検出体10の下端または上端のいずれを検出したかを判定し、その結果に応じて現在位置データ14を補正する。かかる構成によれば、例えばガバナロープ6とガバナ7との間に滑りが生じ、乗りかご1の走行中に現在位置データ14と実際の乗りかご1との位置がずれても、検出センサ9が被検出体10を検出する度に、現在位置データ14を正しい値に補正することができる。
【0037】
なお、本発明は、上述した内容に限定されるものでない。例えば、エンコーダ8は、ガバナ7に設けられているものとしたが、モータ4に設けられていてもよい。また、エンコーダ8は、制御コントローラ12に接続され、制御コントローラ12が現在位置データ14、前回補正位置データ15、および被検出体位置データ16に相当するデータを備え、同様の乗りかご位置補正処理によってデータを補正してもよい。
【0038】
本実施の形態によれば、被検出体の下端または上端のいずれを検出したかを判別し、乗りかごの位置データ(算出位置)を補正することで、実際の位置に対する算出位置の精度が向上するので、乗りかごの位置に係る制御を高精度に行うことができる。
【0039】
上述した構成によれば、信頼性の高い乗りかごの位置を算出することができる。
【0040】
(2)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明を安全コントローラ13または制御コントローラ12に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のコントローラに広く適用することができる。
【0041】
また上述の実施の形態においては、ステップS103では、現在位置データ14と前回補正位置データ15との差が所定値以上であるか否か判定をする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ステップS103では、現在の検出と前回の検出とが所定時間以上経過しているか否かを判定するようにしてもよいし、同じ被検出体10を何度も読み込んで補正をすることを回避することができるその他の構成を採用してもよい。
【0042】
また上述の実施の形態においては、ステップS104では、現在位置データ14と前回補正位置データ15との大小関係を用いて乗りかごの移動方向(上昇、下降)を判定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、現在位置データ14の変化量(位置データの履歴、パルスの位相差など)から乗りかごの移動方向を判定するようにしてもよいし、乗りかごの移動方向を特定可能なその他の構成を採用してもよい。
【0043】
また上述の実施の形態においては、検出センサ9が乗りかご1の上部に設けられる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、乗りかご1の下部に設けられてもよいし、乗りかご1の中央部に設けられてもよいし、その他の箇所に設けられてもよい。
【0044】
また上述の実施の形態においては、被検出体10が階床間に設けられる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、複数の階床ごとに設けられてもよいし、端階に設けられてもよいし、その他の箇所に設けられてもよい。
【0045】
また上述の実施の形態においては、被検出体10の大きさおよび形状の例を図1に示したが、本発明はこれに限らず、被検出体10の大きさおよび形状については、適宜の大きさおよび形状を採用できる。
【0046】
また上述の実施の形態においては、安全コントローラ13は、補正後の算出位置に基づいて安全に係る制御を行う場合について述べたが、本発明はこれに限らず、安全コントローラ13は、補正後の算出位置を制御コントローラ12に通知するようにしてもよい。この場合、制御コントローラ12は、補正後の算出位置に基づいて各種の制御を行ってもよい。
【0047】
また上述した構成については、本発明の要旨を超えない範囲において、適宜に、変更したり、組み替えたり、組み合わせたり、省略したりしてもよい。
【0048】
また、上記の説明において各機能を実現するプログラム、データ等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【符号の説明】
【0049】
1……乗りかご、2……カウンタウェイト、3……主ロープ、4……モータ、5……巻上機ブレーキ、6……ガバナロープ、7……ガバナ、8……エンコーダ、9……検出センサ、10……被検出体、11……制御盤、12……制御コントローラ、13……安全コントローラ。
図1
図2
図3