【文献】
RN 1316494-40-2 REGISTRY 等,DATABASE REGISTRY [ONLINE] Retrieved from STN,2011年 8月12日,検索日 03 APR 2019
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0080】
本発明の実施形態に使用されている原料、装置は全て公知の製品であり、市販品として入手する。
【0081】
実施例1
N−ヒドロキシ−1−((4−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
【0082】
1、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメートの製造
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氷浴下で、N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(10.0g、39.2mmol、南京愛里凱徳化工有限公司製)をジクロロメタン溶液50.0mLに溶解し、次にトリフルオロ酢酸50.0mLを滴下して撹拌した。室温になるまで緩やかに昇温して、2時間撹拌し続けた。次に反応液を濃縮させて、黄色油状物として1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン4−エチルホルメート(5.80g、37.4mmol、収率96%)を得た。
MS (ESI)m/z 156(M+1)+。
【0083】
2、1−((4−ブロモフェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメートの製造
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1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン4−エチルホルメート(2.00g、5.40mmol)とトリエチルアミン(1.09g、10.8mmol)をジクロロメタン(20.0ml)に溶解し、室温で反応液に4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.38g、5.40mmol)を加えた。反応液を室温で2時間撹拌した後、濃縮させて溶媒を除去し、粗製品をカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として1−((4−ブロモフェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(1.51g、4.05mmol、収率75%)を得た。
MS (ESI)m/z 374(M+1)+。
【0084】
3、1−((4−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメートの製造
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1−((4−ブロモフェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(500mg、1.34mmol)、4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−tert−ブチルホルメート(506mg、1.34mmol、南京愛里凱徳化工有限公司製)、ジクロロ[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)(49.0mg、67.0μmol)および炭酸ナトリウム(284mg、2.68mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(12.0ml)に溶解した。窒素ガス保護下で、反応溶液を80℃に加熱して一晩撹拌した。反応終了後、濃縮させて溶媒を除去した。粗製品を水(40.0ml)に溶解し、酢酸エチルで抽出し(40.0ml×3)、有機相を合併し、濃縮させて溶媒を除去し、さらにカラムクロマトグラフィーで精製して白色固体を得た。得られた白色固体をジクロロメタン(3.00ml)に溶解し、氷浴下で、トリフルオロ酢酸(3.00ml)を滴下した。滴下終了後、室温に昇温して1時間反応させ、減圧して溶媒を除去して、1−((4−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(202mg、456μmol、収率34%)を得た。
MS (ESI)m/z 445(M+1)+。
【0085】
4、N−ヒドロキシ−1−((4−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
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氷浴下で、1−((4−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(202mg、456μmol)をジクロロメタン(3.00ml)とメタノール(3.00ml)に溶解し、次に撹拌しながら、ヒドロキシルアミン水溶液(50%、2.00mL)とNaOH(83.1mg、2.10mmol)を加えた。室温になるまで緩やかに昇温して、2時間撹拌し続けた。濃縮させて溶媒を除去し、粗製品を分取液体クロマトグラフィーで精製して、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(14.4mg、33.3μmol、収率7.3%)を得た。
MS (ESI)m/z 432(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.44(s, 1H), 8.31(s, 1H), 8.06(s, 1H), 7.86−7.84(d, J=8.4Hz, 2H), 7.75−7.73(d, J=8.4Hz, 2H), 6.35(s, 1H), 4.39−4.37(m, 1H), 3.64−3.63(d, J=2.8Hz, 2H), 3.23−3.21(d, J=8.8Hz, 2H), 2.87−2.83(m, 2H), 2.29(br, 2H), 2.10−2.09(s, 2H), 2.02−1.97(m, 2H)。
【0086】
実施例2
N−ヒドロキシ−1−((4’−ヒドロキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
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N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−ヒドロキシフェニルボロン酸を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4’−ヒドロキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率3.4%)を得た。
MS (ESI)m/z 375(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 9.80 (s, 1H), 7.85−7.83 (m, 2H), 7.79−7.77 (m, 2H), 7.61−7.59 (d, J=8.7, 2H), 6.90−6.88 (d, J=8.6, 2H), 6.36 (s, 1H), 3.64−3.63 (d, J=2.6, 2H), 3.14−3.11 (t, J=5.6, 2H), 2.32−2.28 (m, 2H)。
【0087】
実施例3
N−ヒドロキシ−1−((3′−フルオロ−4′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
【0088】
1、1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−メチルピペラジンの製造
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氷浴下で、3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(2.00g、9.56mmol)を水5.00mlに溶解し、臭化水素酸の酢酸溶液2.00mlと亜硝酸ナトリウム(663mg、10.5mmol)を加えて、半時間撹拌し、臭化第一銅(4.11g、28.7mmol)を加えて、2時間反応させ、臭化第一銅(2.05g、14.4mmol)を添加して、さらに2時間反応させ、反応液を水200mlに加えて、炭酸カリウム固体を加えて溶液をpH=9−10に調整し、ジクロロメタン(100ml×5)で抽出して、有機相を合併し、乾燥、濃縮、カラムクロマトグラフィー精製を経て、褐色油状物として1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−メチルピペラジン(600mg、2.20mmol、収率23%)を得た。
MS (ESI)m/z 273(M+1)+。
【0089】
2、3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルボロン酸ピナコールエステルの製造
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室温で、1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−メチルピペラジン(500mg、1.83mmol)を1,4−ジオキサン(10.0ml)に溶解し、酢酸カリウム(128mg、1.35mmol)、ジクロロ[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)(50.0mg、183μmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(465mg、1.83mmol)を加えて、窒素ガスで3回置換して、加熱して90℃に昇温し、2時間反応させて、反応液を濃縮させ、カラムクロマトグラフィーで精製し、褐色油状物として3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(300mg、937umol、収率51%)を得た。
【0090】
3、N−ヒドロキシ−1−((3′−フルオロ−4′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
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N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(10.0g、39.2mmol)、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.38g、5.40mmol)および(3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(319mg、1.34mmol)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((3′−フルオロ−4′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(22.2mg、46.9μmol、全収率3.5%)を得た。
MS (ESI)m/z 475(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.25(s, 1 H), 7.92(d, J=7.6Hz, 2H), 7.81(d, J=8.8Hz, 2H), 7.63−7.53(m, 2H), 7.14(t, J=8.8Hz, 1H), 6.36(s, 1H), 3.66(s, 2H), 3.6−3.09(m, 6H), 2.32(s, 2H), 2.24(s, 3H)。
【0091】
実施例4
N−ヒドロキシ−1−((4′−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
【0092】
1、4−(4−ブロモフェニル)ベンゼンスルホン酸の製造
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氷浴下で、4−ブロモビフェニル(10.0g、42.9mmol)をジクロロメタン(100mL)に溶解し、次にクロロスルホン酸(6.53g、55.8mmol)を緩慢に滴下した。室温に昇温して1時間反応させた。反応液を濾過して、白色固体として4−(4−ブロモフェニル)ベンゼンスルホン酸(11.5g、36.7mmol、収率86%)を得た。
【0093】
2、4−(4−ブロモフェニル)ベンゼンスルホニルクロリドの製造
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4−(4−ブロモフェニル)ベンゼンスルホン酸(10.5g、33.5mmol)を塩化チオニル(60.0mL)に溶解し、80℃に加熱して4時間反応させ、反応液を氷水(300mL)に緩慢に滴下して、酢酸エチル(100mL×2)で抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濃縮させて白色固体として4−(4−ブロモフェニル)ベンゼンスルホニルクロリド(11.5g、34.7mmol、収率100%)を得た。
【0094】
3、1−(4−(4−ブロモフェニル)フェニル)スルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメートの製造
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1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(5.38g、34.7mmol)をテトラヒドロフラン(80.0mL)と水(80.0mL)に溶解し、重炭酸ナトリウム固体(11.9g、139mmol)と4−(4−ブロモフェニル)ベンゼンスルホニルクロリド(11.5g、34.7mmol)を加えて撹拌しながら、1時間反応させた。反応液を濃縮させて、酢酸エチル(100mL×2)で抽出し、有機層を合併して、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させて白色固体として1−(4−(4−ブロモフェニル)フェニル)スルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(10.5g、3.3mmol、収率67%)を得た。
【0095】
4、1−[4−[4−[4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル]フェニル]スルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメートの製造
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1−(4−(4−ブロモフェニル)フェニル)スルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(3.00g、6.66mmol)をトルエン(30.0mL)に溶解し、炭酸セシウム固体(3.25g、9.99mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2,4,6−トリイソプロピルビフェニル(200mg、6.66mmol)、トリス(ジベンジリデンインデンアセトン)ジパラジウム(200mg、6.66mmol)、および4−(2−メトキシエチル)ピペラジン(1.44g、9.99mmol)を加えて、窒素ガス保護下で、100℃に昇温して4時間反応させ、反応液を濾過して、濾液で濃縮させ、カラムクロマトグラフィーで精製して、淡黄色固体として1−[4−[4−[4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル]フェニル]スルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(2.50g、4.62mmol、収率69%)を得た。
【0096】
5、N−ヒドロキシ−1−((4′−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
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1−[4−[4−[4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル]フェニル]スルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(2.00g、3.89mmol)をメタノール(20.0mL)とジクロロメタン(20.0mL)に溶解し、ヒドロキシルアミン水溶液(6.19g、117mmol)を加えて、10分間撹拌し、水酸化ナトリウム固体(779mg、19.5mmol)を加えて、室温で1.5時間反応させた。反応液に水20mLを加えて、ジクロロメタン(50ml×5)で抽出し、有機相を合併して、乾燥させて濃縮させ、カラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(800mg、1.60mmol、収率41.08%)を得た。
MS (ESI)m/z 502(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 10.67(br, 1H), 8.82(br, 1H), 8.14(s, 0.5 H), 7.89−7.87(m, 2H), 7.80−7.78(m, 2H), 7.68−7.66(m, 2H), 7.09(d, J=8.8Hz, 2H), 6.36(s, 1H), 3.46(s, 4H), 3.27(s, 3H), 3.14−3.10(m, 2H), 2.94−2.91(m, 6H), 2.28(s, 2H)。
【0097】
実施例5
N−ヒドロキシ−1−(4−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステル(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−(4−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率18%)を得た。
MS (ESI)m/z 458(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 10.80(br, 1H), 8.57(d, J=2.4Hz, 1H), 8.15(s, 2H), 7.99(d, J=2.8Hz, 2H), 7.91(d, J=9.2Hz, 2H), 7.80(d, J=8.8Hz, 2H), 6.98(d, J=8.8Hz, 2H), 6.36(s, 1H), 3.65(s, 6H), 3.14 (t, J=1.6Hz, 2H), 2.62−2.60(m, 4H), 2.36−2.32(m, 4H)。
【0098】
実施例6
N−ヒドロキシ−1−(4′−(4−エチルピペラジン−1−イル−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび1−((4’−(4−メチルエチルピペラジン−1−イル)ベンゼンボロン酸ピナコールエステル(上海書亜医薬科技有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−(4′−(4−エチルピペラジン−1−イル−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率13%)を得た。
MS (ESI)m/z 471(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ =10.67(br, 1H), 8.82(br, 1H), 8.15(s, 1H), 7.88(d, J=8.8Hz, 2H), 7.80(d, J=3.6Hz, 2H), 7.67(d, J=8.8Hz, 2H), 7.10(d, J=8.8Hz, 2H), 6.37(s, 1H), 3.64(s, 2H), 3.40(s, 4H), 3.12(t, J=5.6Hz, 2H), 3.03(s, 4H), 2.88(d, J=7.2Hz, 2H), 2.28(s, 2H), 1.18(t, J=7.2Hz, 2H)。
【0099】
実施例7
N−ヒドロキシ−1−((2−フルオロ−4′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモ−3−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)ボロン酸ピナコールエステル(韶遠化学科技(上海)有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((2−フルオロ−4′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率2.6%)を得た。
MS (ESI)m/z 475(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ =10.63(br, 1H), 8.75(s, 1H), 7.77(t, J=2Hz, 1H), 7.64(t, J=6Hz, 2H), 7.53 (d, J=1.6Hz, 2H), 7.51 (d, J=1.2Hz, 2H), 7.08(d, J=9.2Hz, 2H), 6.38(s, 1H), 3.70 (d, J=2.4Hz, 2H), 3.37−3.20(m, 4H), 3.20(t, J=5.6Hz, 2H), 2.64−2.63(m, 4H), 2.35(s, 3H), 2.34−2.32(m, 2H)。
【0100】
実施例8
N−ヒドロキシ−1−((4′−((ジメチルアミノ)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−(N,N−ジメチルアミノメチル)フェニルボロン酸ピナコールエステル塩酸塩(百霊威科技有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−((ジメチルアミノ)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率20.1%)を得た。
MS (ESI)m/z 416(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.27(s, 1H), 7.93(d, J=7.6Hz, 2H), 7.85(d, J=8.8Hz, 2H), 7.76(d, J=8.0Hz, 2H), 7.52(d, J=8.4Hz, 2H), 6.33(s, 1H), 3.67(d, J=2.4Hz, 2H), 3.14(t, J=5.6Hz, 2H), 2.44(s, 6H), 2.27(s, 2H)。
【0101】
実施例9
N−ヒドロキシ−1−((4′−(3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび(4−(3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル)ホウ酸(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率5.6%)を得た。
MS (ESI)m/z 471(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.21(s, 1H), 7.85(d, J=8.4Hz, 2H), 7.77(d, J=8.4Hz, 2H), 7.64 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.06(d, J=8.8Hz, 2H), 6.33(s, 1H), 3.72−3.64(m, 4H), 3.12(t, J=5.6Hz, 2H), 2.61(s, 3H), 2.42(s, 3H), 2.28(s, 2H), 1.16(s, 3H)。
【0102】
実施例10
N−ヒドロキシ−1−((4′−(ピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)ホウ酸ピナコールエステル(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(ピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率11.3%)を得た。
MS (ESI)m/z 443(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.21(s, 1H), 7.85(d, J=8.4Hz, 2H), 7.77(d, J=8.4Hz, 2H), 7.64 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.06(d, J=8.8Hz, 2H), 6.33(s, 1H), 3.72−3.64(m, 4H), 3.12(t, J=5.6Hz, 2H), 2.61(s, 3H), 2.42(s, 3H), 2.28(s, 2H), 1.16(s, 3H)。
【0103】
実施例11
N−ヒドロキシ−1−((4′−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび(4−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)ホウ酸(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率7.4%)を得た。
MS (ESI)m/z 483(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 7.86(d, J=8.6, 2H), 7.78(d, J=8.0, 2H), 7.64(d, J=8.9, 2H), 7.05(d, J=8.9, 2H), 6.36(s, 1H), 3.65−3.64(m, 2H), 3.21−3.16(m, 4H), 3.14−3.12(t, J=5.7, 2H), 2.69−2.67(m, 4H), 3.42−3.29(m, 2H), 1.68−1.65(m, 1H), 0.46−0.44(m, 2H), 0.37−0.35(m,2H)。
【0104】
実施例12
N−ヒドロキシ−1−((4′−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
【0105】
1、2−(4−ブロモフェニル)−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモベンゼン酢酸(2.00g、9.30mmol)をジクロロメタン(50.0mL)に溶解し、次にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.61g、27.9mmol、4.87mL)、1−エチル−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.57g、18.6mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.51g、18.6mmol)およびジメチルアミン(2.10g、46.5mmol)を加えて撹拌して2時間反応させた。反応液を水50.0mLに注入して、ジクロロメタンで2回抽出し、有機相を合併して、濃縮させ、カラムクロマトグラフィーで精製して、無色油状物として2−(4−ブロモフェニル)−N,N−ジメチルアセトアミド(2.00g、8.26mmol、収率88.82%)を得た。
【0106】
2、2−(4−ブロモフェニル)−N,N−ジメチルエチルアミンの製造
[この文献は図面を表示できません]
氷浴下で、2−(4−ブロモフェニル)−N,N−ジメチルアセトアミド(2.00g、8.26mmol)をテトラヒドロフラン(50.0mL)に溶解し、テトラヒドロリチウムアルミニウム(245mg、6.44mmol)を加えて、1時間反応させた。1NNaOHを加えて反応をクエンチさせ、濾過して、濾液を濃縮させ、カラムクロマトグラフィーで精製して、無色油状物として2−(4−ブロモフェニル)−,N,Nジメチルエチルアミン(800mg、3.51mmol、収率65.30%)を得た。
【0107】
3、4−((N,N−ジメチルアミノ)エチル)フェニルボロン酸ピナコールエステルの製造
[この文献は図面を表示できません]
室温で、2−(4−ブロモフェニル)−N,N−ジメチルエチルアミン(800mg、3.51mmol)を1.4−ジオキサン(10.0mL)に加え、次にビス(ピナコラト)ジボロン(891mg、3.51mmol)、酢酸カリウム(369mg、5.27mmol)、ジクロロ[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)(80.0mg、3.51mmol)を加え、窒素ガス保護下で、90℃に昇温して2時間反応させた。反応液を濃縮させて、カラムクロマトグラフィーで精製して、褐色油状物として4−(N、Nジメチル−エチルアミノ)フェニルボロン酸ピナコールエステル(500mg、1.82mmol、収率51.76%)を得た。
【0108】
4、N−ヒドロキシ−1−((4′−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(10.0g、39.2mmol)、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.38g、5.40mmol)および(4−(2−(ジメチルアミノ)エチル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(369mg、1.34mmol)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(30.5mg、71.0μmol、全収率5.3%)を得た。
MS (ESI)m/z 430(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.29(s, 0.7H), 7.91(d, J=8.8Hz, 2H), 7.84(d, J=8.4Hz, 2H), 7.69 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.40(d, J=8.0Hz, 2H), 6.34(s, 1H), 3.76−3.66(m, 4H), 3.13(t, J=5.2Hz, 2H), 3.02−2.90(m, 4H), 2.59(s, 6H), 2.28(s, 2H)。
【0109】
実施例13
N−ヒドロキシ−1−((6−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)ピリジン−3−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、6−ブロモピリジン−3−スルホニルクロリドおよび4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(韶遠化学科技(上海)有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((6−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)ピリジン−3−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率12.6%)を得た。
MS (ESI)m/z 458(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.87(s, 1H), 8.24(s, 1H), 8.14−8.02(m, 3H), 7.06(d, J=9.2Hz, 2H), 6.34(s, 1H), 3.71(s, 2H), 3.33(s, 4H), 3.19(t, J=5.2Hz, 2H), 2.67(s, 4H), 2.59−2.34(m, 3H), 2.27(s, 2H)。
【0110】
実施例14
N−ヒドロキシ−1−((4−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
【0111】
1、1−((4−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメートの製造
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1−((4−ブロモ)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(1.00g、2.67mmol)をDMF(12.0mL)と水(4.00mL)に溶解し、4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−tert−ブチルホルメート(1.00mg、2.67mmol、南京愛里凱徳化工有限公司製)、ジクロロ[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)および炭酸ナトリウムを加えて
、窒素ガス保護下で80℃で撹拌しながら3時間反応させた。酢酸エチル(60.0mL)と水(40.0mL)を反応液に加えて有機層を抽出して分離し、次に酢酸エチル(40.0mL×2)で抽出し、有機層を合併して、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に、溶媒を蒸発除去した。カラムクロマトグラフィーで精製して、1−((4−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(1.45g、2.17mmol、収率81%)を得た。
【0112】
2、1−((4−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート塩酸塩の製造
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1−((4−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(1.45g、2.17mmol)をジクロロメタン(20.0mL)に溶解し、濃塩酸(12N)5.00mLを加えて、室温で1時間撹拌した。反応液から溶媒を蒸発除去して、1−((4−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート塩酸塩(1.22g、2.54mmol、収率95%)を得た。
【0113】
3、1−((4−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメートの製造
[この文献は図面を表示できません]
1−((4−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート塩酸塩(400mg、900μmol)を1,2−ジクロロエタン(12.0mL)に溶解した。ホルムアルデヒド水溶液(40%、338mg、4.50mmol)とトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(936mg、4.50mmol)を加えて、室温で撹拌しながら3時間反応させた。ジクロロメタン(40.0mL)と水(20.0mL)を反応液に加えて有機層を分離し、次にジクロロメタンで抽出した(20mL×2)。次に有機相を合併して飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、回転蒸発させた後、カラムクロマトグラフィーで精製して、製品として1−((4−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(345mg、87.0μmol、収率11.5%)を得た。
【0114】
4、1−((4−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−(N−ヒドロキシ)ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
1−((4−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(345mg、750μmol)をジクロロメタン(5.00mL)とメタノール(5.00mL)に溶解した。0℃に降温した後、ヒドロキシルアミン水溶液(50%、2.00mL)と水酸化ナトリウム(150mg、3.76mmol)を加えて、室温に昇温して3時間撹拌した。塩酸(1N)を用いて反応液pHを中性に調整した後、回転蒸発させて、メタノールで製品を溶解した。濃縮させた後、分取高速液体クロマトグラフィーで精製して、製品として1−((4−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−(N−ヒドロキシ)ホルムアミド(44.5mg、200μmol、収率7.28%)を得た。
MS (ESI)m/z 446(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.18(s, 1H), 8.04(s, 1H), 7.85−7.83(d, J=8.4Hz, 2H), 7.75−7.73(d, J=8.8Hz, 2H), 6.36(s, 1H), 4.20−4.15(m, 1H), 3.64−3.63(d, J=2.8Hz, 2H), 3.13−3.10(t, J=6.0Hz, 2H), 2.94−2.91(d, J=11.6Hz, 2H), 2.27−2.25(m, 2H), 2.20(s, 3H), 2.18−2.04(m, 2H), 2.04−1.98(m, 4H)。
【0115】
実施例15
N−ヒドロキシ−1−((4′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)ホウ酸ピナコールエステル(韶遠化学科技(上海)有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率6.1%)を得た。
MS (ESI)m/z 457(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 7.87−7.85(d, J=8.4Hz, 2H), 7.84−7.82(d, J=9.2Hz, 2H), 7.79−7.77(d, J=8.4Hz, 2H), 7.06−7.04(d, J=8.8Hz, 2H), 6.73−6.71(m, 1H), 4.93−4.90(m, 1H), 3.46−3.37(m, 2H), 3.26−3.23(m, 4H), 2.75−2.73(m, 1H), 2.52−2.50(m, 4H), 2.26(s, 3H), 1.83−1.79(m, 1H), 1.64−1.61(m, 1H)。
【0116】
実施例16
N−ヒドロキシ−1−((4−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
1−((4−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート塩酸塩と無水酢酸を原料として、実施例14と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率14.9%)を得た。
MS (ESI)m/z 474(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.45(s, 1H), 8.05(s, 1H), 7.84−7.83(d, J=8.4, 1H), 7.75−7.73(d, J=8.4Hz, 2H), 6.36(s, 1H), 4.26−4.20(m, 1H), 3.64−3.63(d, J=2.8Hz, 2H), 3.12−3.10(t, J=2.4Hz, 2H), 3.02−2.99(d, J=11.6Hz, 2H), 2.43(s, 3H), 2.36−2.23(m, 4H), 2.28−2.05(m, 4H)。
【0117】
実施例17
N−ヒドロキシ−1−((4−(6−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
【0118】
1、1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4−(2−メトキシエチル)ピペラジンの製造
[この文献は図面を表示できません]
5−ブロモ−2−クロロピリジン(1.00g、5.19mmol)、1−(2−メトキシエチル)ピペラジン(899mg、6.23mmol)および炭酸カリウム(1.08g、8.00mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(50.0mL)に溶解し、70℃に加熱して一晩撹拌した後、溶媒を蒸発除去し、カラムクロマトグラフィーで精製して、1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4−(2−メトキシエチル)ピペラジン(500mg、1.66mmol、収率32%)を得た。
MS (ESI)m/z 300(M+1)+。
【0119】
2、1−((4−(6−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)フェニル)スルホニル)−N−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−1,2−,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4−(2−メトキシエチル)ピペラジン(450mg、1.50mmol)をエタノール15.0mLに溶解し、クロロ[(4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン)−2−(2−アミノビフェニル)]パラジウム(II)(45.8mg)、酢酸カリウム(441mg、4.50mmol)および2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル(28.6mg、60.0μmol)を加えて、窒素ガス保護下で80℃に昇温して2時間反応させた。さらに1−((4−ブロモフェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート(655mg、1.47mmol)と炭酸カリウム(610mg、4.41mmol)を加えて、100℃に昇温して一晩反応させた。反応終了後、溶媒を蒸発除去し、カラムクロマトグラフィーで精製して、1−((4−(6−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)フェニル)スルホニル)−N−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(170mg、290μmol、収率20%)を得た。
MS (ESI)m/z 586(M+1)+。
【0120】
3、N−ヒドロキシ−1−((4−(6−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
1−((4−(6−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)フェニル)スルホニル)−N−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(170mg、290μmol)を塩酸(0.1N、10.0mL)に加えて、室温で一晩撹拌した後、分取高速液体クロマトグラフィーで精製して、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4−(6−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(25.6mg、46.8μmol、収率16.1%)を得た。
MS (ESI)m/z 502(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.52 (d, J=2.6Hz, 1H), 7.95(dd, J=2.6,8.9Hz, 1H), 7.86(d, J=8.6, 2H), 7.78(d, J=8.6, 2H), 6.96(d, J=9.0, 1H), 6.32(m, 1H), 3.65−3.61(m, 6H), 3.54−3.52(t,J=5.48,2H), 3.25(s,3H), 3.11(t, J=5.5, 2H), 2.79−2.77(m, 6H), 2.28−2.25(m, 2H)。
【0121】
実施例18
N−ヒドロキシ−1−((4′−((ジエチルアミノ)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび(4−((ジエチルアミノ)メチル)フェニル)ボロン酸ピナコールエステル(上海畢得医薬科技有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−((ジエチルアミノ)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率7.1%)を得た。
MS (ESI)m/z 444(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.25(s, 0.4H), 7.95−7.93(m, 2H), 7.87−7.85(m, 2H), 7.81−7.79(m, 2H), 7.61−7.59(m, 2H), 6.33(s, 1H), 4.14(s. 2H), 3.66(d, J=4.0Hz, 2H), 3.14(t, J=4.0Hz, 2H), 2.95−2.90(m, 4H), 2.27(s, 2H), 1.16(t, J=8.0Hz, 6H)。
【0122】
実施例19
N−ヒドロキシ−1−((4′−(ピペリジン−1−イルメチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−(ピペリジンメチル)ベンゼンボロン酸ピナコールエステル(百霊威科技有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(ピペリジン−1−イルメチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率5.1%)を得た。
MS (ESI)m/z 456(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.4(s, 1H), 7.93(d, J=8.2Hz, 2H), 7.84(d, J=8.0Hz, 2H), 7.71(d, J=8.0Hz, 2H), 7.43(d, J=8.0Hz, 1H), 6.36(s, 1H), 3.66(m, 4H), 3.14(t, J=6.0Hz, 2H), 2.32−2.35(m, 6H), 1.49−1.52(m, 4H), 1.39−1.41(m, 2H)。
【0123】
実施例20
N−ヒドロキシ−1−((4′−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリダゾール−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−(4−メチル−1−ピペラジンメチル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリダゾール−4−ホルムアミド(全収率5.5%)を得た。
MS (ESI)m/z 471(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ =7.93(d, J=8.0Hz, 2H), 7.84(d, J=8.0Hz, 2H), 7.71(d, J=8.0Hz, 2H), 7.43(d, J=8.0Hz, 2H),6.36(s, 1H), 3.66−3.67(d, J=4.0Hz, 2H), 3.52(s, 1H), 3.14−3.17(m, 2H), 2.4−2.42(m, 6H), 2.32−2.37(m, 4H), 2.19(s, 3H)。
【0124】
実施例21
N−ヒドロキシ−1−((4′−(モルホリンメチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−(4−モルホリンメチル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(モルホリンメチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率6.3%)を得た。
MS (ESI)m/z 458(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 7.93(d, J=8.0Hz, 2H), 7.84(d, J=8.0Hz, 2H), 7.72(d, J=8.0Hz, 2H), 7.45(d, J=8.0Hz, 2H), 6.36(s, 1H), 3.66(s, 1H), 3.57−3.60(m, 4H), 3.52(s, 4H), 3.13−3.16(m, 2H), 2.38(m, 4H), 2.31(s, 2H)。
【0125】
実施例22
N−ヒドロキシ−1−((4′−((2−(ジメチルアミノ)エチル)アミノホルミル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび(ジメチルアミノ)エチル)アミノホルミル)フェニル)ホウ酸(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−((2−(ジメチルアミノ)エチル)アミノホルミル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率7.8%)を得た。
MS (ESI)m/z 473(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.6(s, 1H), 7.98−8.01(m, 4H), 7.86−7.89(m, 4H), 6.37(s, 1H), 3.67(m, 2H), 3.40−3.43(m, 2H), 3.14−3.17(m, 2H), 2.56−2.58(m, 2H), 2.29−2.31(m, 8H)。
【0126】
実施例23
N−ヒドロキシ−1−((3′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)ホウ酸(韶遠科技(上海)有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((3′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率1.6%)を得た。
MS (ESI)m/z 457(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.16(s, 1H), 7.92−7.89(m, 2H), 7.34(d, J=8.0Hz, 1H), 7.19−7.23(m, 1H), 6.99−7.05(dd, J=8.0,2.0Hz, 1H), 6.36(s, 1H),3.65(d, J=3.2, 2H), 3.26−3.24(m,5H), 3.13(t, J=5.6Hz, 2H), 2.48−2.44(m, 3H), 2.36−2.28(m, 2H), 2.23(s, 3H)。
【0127】
実施例24
N−ヒドロキシ−1−((4−(6−(4−メチル−1,4−ジアザヘプタン−1−イル)ピリジン−3−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド、1−メチル−1,4−ジアザヘプタンおよび2,5−ジブロモピリジンを原料として、実施例17と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4−(6−(4−メチル−1,4−ジアザヘプタン−1−イル)ピリジン−3−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率7.8%)を得た。
MS (ESI)m/z 472(M+1)+。
1H NMR (400 MHz, DMSO)δ=8.53 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.24 (s, 1.4H), 7.92 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.76 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.36 (s, 1H), 3.83 (s, 2H), 3.65 (d, J = 6.5 Hz, 4H), 3.12 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 2.73 (s, 2H), 2.61 (s, 2H), 2.33 (t, J = 8.4 Hz, 5H), 1.96 (s, 2H).
【0128】
実施例25
N−ヒドロキシ−1−((2′−((ジメチルアミン)メチル−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび2−(N,N−ジメチルメチレン)フェニルボロン酸(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((2′−((ジメチルアミン)メチル−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率5.9%)を得た。
MS (ESI)m/z 416(M+1)+。
1H NMR(400 MHz, DMSO)δ=10.70 (s, 1H), 8.14 (s, 0.8H),7.84 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.74–7.52 (m, 3H), 7.44 (td, J = 13.0, 7.3 Hz, 2H), 7.30 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.37 (s, 1H), 3.70 (d, J = 2.5 Hz, 2H), 3.53 (s, 2H), 3.18 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 2.30 (s, 2H), 2.17 (s, 6H).
【0129】
実施例26
N−ヒドロキシ−1−(((4′−(4−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモビフェニル、1−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジンを原料として、実施例4と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−(((4′−(4−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率8.4%)を得た。
MS (ESI)m/z 529(M+1)+。
1H NMR (400 MHz, DMSO)δ=10.73 – 10.62 (m, 1H), 8.88 – 8.78 (m, 1H), 8.14 (s, 0.7H), 7.87 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.78 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.66 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.06 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.36 (s, 1H), 3.64 (s, 2H), 3.32 (d, J = 13.7 Hz, 12H), 3.12 (t, J = 5.6 Hz, 3H), 2.31 (s, 2H), 1.15 (s, 6H).
【0130】
実施例27
N−ヒドロキシ−1−((4′−((メチルピペリジン−4−イル)アミン)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモビフェニル、1−メチルピペリジン−4−アミンを原料として、実施例4と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−((メチルピペリジン−4−イル)アミン)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率0.5%)を得た。
MS (ESI)m/z 471(M+1)+。
1H NMR (400 MHz, DMSO)δ=10.68 (s, 1H), 10.47 (s, 1H), 8.83 (s, 0.8H), 7.81 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.74 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 6.73 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 6.36 (s, 1H), 6.18 (s, 1H), 3.62 (s, 2H), 3.47 (d, J = 50.1 Hz, 2H), 3.11 (t, J = 5.6 Hz, 4H), 2.72 (s, 3H), 2.30 (s, 2H), 2.09 (d, J = 13.0 Hz, 2H), 1.74 (d, J = 9.7 Hz, 2H).
【0131】
実施例28
N−ヒドロキシ−1−((4′−((メチルピペリジン−4−イル)アミン)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモビフェニル、1−メチルピペリジン−4−アミンを原料として、実施例4と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−((メチルピペリジン−4−イル)アミン)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率2.7%)を得た。
MS (ESI)m/z 471(M+1)+。
1H NMR (400 MHz, DMSO)δ=10.47 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.79 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.73 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.52 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.70 (dd, J = 13.8, 5.3 Hz, 3H), 5.96 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.90 (dd, J = 8.4, 3.9 Hz, 1H), 3.51 – 3.21 (m, 4H), 2.85 (d, J = 11.9 Hz, 2H), 2.73 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 2.27 (s, 3H), 2.21 (t, J = 10.7 Hz, 2H), 1.92 (d, J = 10.9 Hz, 2H), 1.79 (s, 1H), 1.66 – 1.56 (m, 1H), 1.46 (dd, J = 20.8, 10.0 Hz, 2H).
【0132】
実施例29
N−ヒドロキシ−1−((4′−(4−メチルピペラジニル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造の製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−(4−メチルピペラジニル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(韶遠科技(上海)有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(4−メチルピペラジニル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率9.3%)を得た。
MS (ESI)m/z 457(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.22(s,1H), 7.84(d, J=8.0Hz, 2H), 7.77(d, J=8.0Hz, 2H), 7.63(d, J=8.0Hz, 2H), 7.09(d, J=8.0Hz, 2H), 6.32(s, 1H), 3.63(s, 2H), 3.33−3.32(m, 4H), 3.12−3.10(t, 2H), 2.88−2.87(m, 2H), 2.51(s,3H), 2.27(s, 2H)。
【0133】
実施例30
N−ヒドロキシ−1−((4′−(4−(1−メトキシイソプロピル)ピペラジニル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−(4−(1−メトキシイソプロピル)ピペラジニル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(韶遠科技(上海)有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(4−(1−メトキシイソプロピル)ピペラジニル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率0.93%)を得た。
MS (ESI)m/z 515(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 10.6(br,1H), 8.8(br,1H), 7.84(d, J=8.0Hz, 2H), 7.77(d, J=8.0Hz, 2H), 7.63(d, J=8.0Hz, 2H), 7.03(d, J=7.0Hz, 2H), 6.35(s, 1H), 3.63(s, 2H), 3.60−3.31(m, 2H), 3.29−3.25(m, 3H), 3.22−3.21(m, 4H), 3.12(t,J=6.0Hz,2H), 2.84−2.82(m, 1H), 2.71−2.70(m,4H), 2.30(s,2H), 1.01(d, J=5.0Hz,3H)。
【0134】
実施例31
N−ヒドロキシ−1−((4′−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド、4−ブロモベンゼン酢酸およびジエチルアミン塩酸塩を原料として、実施例12と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率0.16%)を得た。
MS (ESI)m/z 458(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ =7.92(d, J=8.0Hz, 2H), 7.82(d, J=8.0Hz, 2H), 7.70(d, J=8.0Hz, 2H), 7.41(d, J=8.0Hz, 2H), 6.36(s, 1H), 3.65(s, 2H), 3.14(t, J=8.0Hz, 2H), 2.99−2.86 (m, 8H), 2.31 (s, 2H), 1.12(t, J=5.0Hz,6H)。
【0135】
実施例32
N−ヒドロキシ−1−((4−(2−(2−メトキシエチル)イソインドリン−5−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド、5−ブロモ−2−(2−メトキシエチル)イソインドリンを原料として、実施例3と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4−(2−(2−メトキシエチル)イソインドリン−5−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率率4.9%)を得た。
MS (ESI)m/z 458(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ =7.91(d, J=8.0Hz, 2H), 7.85(d, J=8.0Hz, 2H), 7.74−7.70(m, 2H), 7.50(d, J=8.0Hz,2H), 6.33(s, 1H), 4.59(d, J=4.0Hz,4H), 3.70−3.66(m, 4H), 3.51−3.49(m,2H), 3.33 (s,3H), 3.13(t, J=6.0Hz,2H), 2.28(s, 2H)。
【0136】
実施例33
1−((4′−(1−(ジメチルアミノ)エチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−N−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4′−(1−(ジメチルアミノ)エチルフェニルボロン酸(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、1−((4′−(1−(ジメチルアミノ)エチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−N−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率6.0%)を得た。
MS (ESI)m/z 430(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 7.95(d, J=8.0Hz, 2H), 7.86(d, J=8.0Hz, 2H), 7.78(d, J=8.0Hz, 2H), 7.55(d, J=8.0Hz, 2H), 6.33(s, 1H),3.99(s, 1H)3.66(s, 2H), 3.53 (s, 2H), 3.14 (s, 2H), 2.27−2.42(m, 8H), 1.48(d, J=6.4Hz, 3H)。
【0137】
実施例34
1−((4′−((4−エチル(2−メトキシエチル)アミノ)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−N−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
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N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−(エチル(2−メトキシエチル)アミノ)メチルフェニルボロン酸(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、1−((4′−((4−エチル(2−メトキシエチル)アミノ)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−N−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率1.5%)を得た。
MS (ESI)m/z 474(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 7.94(d, J=8.0Hz, 2H), 7.86(d, J=8.0Hz, 2H), 7.73(d, J=8.0Hz, 2H), 7.45(d, J=8.0Hz, 2H), 6.36(s, 1H), 3.66(s, 2H), 3.64 (s, 2H), 3.43(d, J=6.0Hz, 2H), 3.32(s, 3H), 3.14 (d, J=4.8Hz 2H), 2.51−2.64(m, 4H), 2.32(s, 2H), 1.00(t, J=6.8Hz, 3H)。
【0138】
実施例35
1−((4′−(1−(ジエチルアミノ)エチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−N−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
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N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4′−(1−(ジエチルアミノ)エチルフェニルボロン酸(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、1−((4′−(1−(ジエチルアミノ)エチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−N−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率3.97%)を得た。
MS (ESI)m/z 458(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 7.94(d, J=8.0Hz, 2H), 7.84(d, J=8.0Hz, 2H), 7.73(d, J=8.0Hz, 2H), 7.57(d, J=8.4Hz, 2H), 6.33(s, 1H), 4.03(d, J=6.68Hz, 1H), 3.66 (s, 2H), 3.16 (t, J=5.36Hz, 2H), 2.68−2.55 (m, 4H), 2.31 (s, 2H), 1.38 (d, J=6.64Hz, 3H)), 1.01 (t, J=7.0Hz, 6H)。
【0139】
実施例36
1−((4’−(4−アセチルピペラジン)−1−イル)[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−N−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
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N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモビフェニル、4−アセチルピペラジンを原料として、実施例4と類似したステップによって、白色固体として1−((4’−(4−アセチルピペラジン)−1−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−N−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率5.6%)を得た。
MS (ESI)m/z 485(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 7.84(d, J=8.0Hz, 2H), 7.77(d, J=8.0Hz, 2H), 7.64(d, J=8.4Hz, 2H), 7.06(d, J=8.0Hz, 2H), 6.33(s, 1H), 4.03(d, J=6.68Hz, 1H), 3.66 (s, 2H), 3.64 (s, 2H), 3.57 (d, J=4Hz, 4H), 3.24 (s, 2H), 3.18 (s, 2H), 3.10−3.12(m, 2H), 2.27 (s, 2H), 2.04 (s, 3H)。
【0140】
実施例37
N−ヒドロキシ−1−((4−(2−(2−メトキシエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
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N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド、7−ブロモ−2−(2−メトキシエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを原料として、実施例3と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4−(2−(2−メトキシエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率8.8%)を得た。
MS (ESI)m/z 472(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 7.91(d, J=8.0Hz, 2H), 7.84(d, J=8.0Hz, 2H), 7.58(d, J=8.0Hz, 2H), 7.28(d, J=8.4Hz, 1H), 6.33(s, 1H), 4.16(s, 2H), 3.66−3.68(m, 4H), 3.31 (s, 3H), 3.26 (s, 2H), 3.07−3.14 (m, 6H), 2.28(s, 2H)。
【0141】
実施例38
N−ヒドロキシ−1−((4′−((4−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
【0142】
1、4−((4−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジニル)メチル)フェニルボロン酸ピナコールエステルの製造
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4−ブロモメチルフェニルボロン酸ピナコールエステル(1.14g、3.85mmol)、1−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジン(474mg、2.75mmol)をアセトニトリル(20.0mL)に溶解し、炭酸ナトリウム(874mg、8.25mmol)を加えた後、室温で一晩撹拌し、水(50.0mL)を加えて、酢酸エチルで抽出し、有機相を合併した後、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄して、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧して溶媒を蒸発除去した後、カラムクロマトグラフィーで精製して、4−((4−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジニル)メチル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(800mg、2.06mmol、収率75%)を得た。
【0143】
2、N−ヒドロキシ−1−((4′−((4−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−((4−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジニル)メチル)フェニルボロン酸ピナコールエステルを原料として、実施例1と類似したステップによって、N−ヒドロキシ−1−((4′−((4−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率1.6%)を得た。
MS (ESI)m/z 543(M+1)+。
1HNMR (400 MHz, DMSO)δ=10.67 (s, 1H), 8.15 (s, 0.6H), 7.92 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.84 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.72 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.44 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.36 (s, 1H), 3.66 (s, 2H), 3.57 (s, 3H), 3.27 (d, J = 7.8 Hz, 7H), 3.15 (t, J = 5.5 Hz, 3H), 2.78 (s, 4H), 2.31 (s, 2H), 1.23 – 0.98 (m, 6H)。
【0144】
実施例39
N−ヒドロキシ−1−((4′−((4−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド、4−ブロモメチルフェニルボロン酸ピナコールエステルおよび1−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジンを原料として、実施例38と類似したステップによって、N−ヒドロキシ−1−((4′−((4−(1−メトキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率11%)を得た。
MS (ESI)m/z 543(M+1)+。
1HNMR (400 MHz, DMSO)δ=10.47 (s, 1H), 8.20 (s, 1.4H), 7.92 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.85 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.71 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.42 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.73 (dd, J = 8.3, 2.0 Hz, 1H), 4.92 (dd, J = 8.4, 4.0 Hz, 1H), 3.50 (s, 2H), 3.43 (dd, J = 10.6, 7.0 Hz, 2H), 3.23 (s, 3H), 3.20 (s, 2H), 2.74 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 2.57 (d, J = 21.2 Hz, 4H), 2.38 (s, 4H), 1.79 (s, 1H), 1.62 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 0.97 (s, 6H)。
【0145】
実施例40
N−ヒドロキシ−1−((4′−(((2−(ジメチルアミン)エチル)アミン)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド、4−ブロモメチルフェニルボロン酸ピナコールエステルおよびN,N−ジメチルエチレンジアミンを原料として、実施例38と類似したステップによって、N−ヒドロキシ−1−((4′−(((2−(ジメチルアミン)エチル)アミン)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率11%)を得た。
MS (ESI)m/z 459(M+1)+。
1HNMR (400 MHz, DMSO)δ=10.68 (s, 1H), 8.14 (s, 0.4H), 7.96 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.86 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.81 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.65 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.37 (s, 1H), 4.12 (s, 2H), 3.66 (s, 2H), 3.19 – 3.12 (m, 4H), 3.10 (s, 2H), 2.56 (s, 6H), 2.31 (s, 2H)。
【0146】
実施例41
N−ヒドロキシ−1−((4′−((メチル(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ)メチレン)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド、4−ブロモメチルフェニルボロン酸ピナコールエステルおよびN,1−ジメチルピペリジン−4−アミンを原料として、実施例38と類似したステップによって、N−ヒドロキシ−1−((4′−((メチル(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ)メチレン)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率0.45%)を得た。
MS (ESI)m/z 499(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ =10.68(s,1H), 8.83(s,1H), 7.95(d, J=8.0Hz, 2H), 7.86(d, J=8.0Hz, 2H), 7.78(s, 2H), 7.65(br, 2H), 6.36(s, 1H), 4.23(m,2H), 3.67(s, 2H), 3.46(m,2H), 3.15(t, J=6.0Hz, 2H), 2.95(m,2H), 2.70(s,3H), 2.30−2.08(m, 8H)。
【0147】
実施例42
N−ヒドロキシ−1−((4′−((4−(2−メトキシエチル)1−ピペラジニル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド、4−ブロモメチルフェニルボロン酸ピナコールエステルおよび4′−(4−(2−メトキシエチル)1−ピペラジン(南京愛里凱徳化工有限公司製)を原料として、実施例38と類似したステップによって、N−ヒドロキシ−1−((4′−((4−(2−メトキシエチル)1−ピペラジニル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率1.9%)を得た。
MS (ESI)m/z 515(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 7.93(d, J=8.0Hz, 2H), 7.84(d, J=8.0Hz, 2H), 7.71(d, J=8.0Hz, 2H), 7.44(d, J=8.0Hz, 2H), 6.33(s, 1H), 3.66(s, 2H), 3.53 (s, 2H), 3.42−3.45(m, 2H), 3.20 (s, 3H)3.13 (s, 2H), 2.46−2.60(m, 8H), 2.27(s, 2H)。
【0148】
実施例43
1−((4′−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−N−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド、4−ブロモメチルフェニルボロン酸ピナコールエステルおよびN−エチルピペラジンを原料として、実施例38と類似したステップによって、1−((4′−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−N−ヒドロキシ−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ホルムアミド(全収率2.2%)を得た。
MS (ESI)m/z 485(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 7.93(d, J=8.0Hz, 2H), 7.86(d, J=8.0Hz, 2H), 7.73(d, J=8.0Hz, 2H), 7.45(d, J=8.0Hz, 2H), 6.36(s, 1H), 3.66(s, 2H), 3.54 (s, 2H), 3.14 (d, J=4.8Hz 2H), 2.31−2.51(m, 8H), 1.48(t, J=6.8Hz, 3H)。
【0149】
実施例44
N−ヒドロキシ−1−((4′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アザ−4−ホルムアミドの製造
[この文献は図面を表示できません]
N−tert−ブトキシカルボニル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−4−エチルホルメート、4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリドおよび4−(4−メチルピペラジニル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(韶遠科技(上海)有限公司製)を原料として、実施例1と類似したステップによって、白色固体としてN−ヒドロキシ−1−((4′−(4−メチルピペラジン−1−イル)−[1,1′−ビフェニル]−4−イル)スルホニル)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アザ−4−ホルムアミド(全収率4.2%)を得た。
MS (ESI)m/z 471(M+1)+。
1HNMR(400MHz, DMSO)δ = 8.24(s,1H), 7.82(d, J=8.0Hz, 2H), 7.69(d, J=8.0Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.04(d, J=8.0Hz, 2H), 6.29(s, 1H), 3.58(s, 2H), 3.33−3.32(m, 4H), 3.12−3.10(t, 2H), 2.86−2.85(m, 4H), 2.48(s,3H), 2.26(s, 2H)。
【0150】
本発明の有益な効果を説明するために、本発明は以下の試験例を提供する。
【0151】
試験例1 生物学的活性検出
基質の脱アセチル化検出において、本発明の化合物のHDAC阻害活性を検出した。
【0152】
A:デアセチラーゼ6の酵素活性検出(#50076、BPS Bioscience):
HDAC 6で基質におけるアセチル基を除去して、基質を活性化させたところ、後で加えた発色液の作用によって蛍光基を放出でき、その蛍光信号の大きさはHDAC 6の活性を示している。該酵素のIC50検出方法はChuping Xu、 Elisabetta Soragni Improved Histone Deacetylase Inhibitors as Therapeutics for the Neurdegenerative DiseaseFriedreich’s Ataxia: A New Synthetic Routeに開示されている。全反応系(100μL/well)には0.35ng/μLのHDAC 6、20μM基質および各種濃度の化合物が含まれる。37℃で30分間インキュベートした後、その蛍光信号を測定し、得られたデータから化合物の阻害作用を確認し、且つ阻害作用を化合物濃度とともにプロットして、濃度応答曲線を得て、4パラメータモデルに基づいてIC50値をフィッティングした。
【0153】
B:デアセチラーゼ3 酵素活性検出(#50003、BPS Bioscience):
HDAC 3で基質におけるアセチル基を除去して、基質を活性化させたところ、発色液の作用によって蛍光基を放出でき、その蛍光信号の大きさはHDAC 3の活性を示している。該酵素のIC50検出方法はChuping Xu、 Elisabetta Soragni Improved Histone Deacetylase Inhibitors as Therapeutics for the Neurdegenerative DiseaseFriedreich’s Ataxia: A New Synthetic Routeにおいて開示されている。全反応系(100μL/well)には0.16ng/μLのHDAC 3、10μM基質および各種濃度の化合物が含まれる。Ex/Em=360/460で蛍光信号をオンライン検出した。得られたデータから化合物の阻害作用を確認し、且つ阻害作用を化合物濃度とともにプロットして、濃度応答曲線を得て、4パラメータモデルに基づいてIC
50値をフィッティングした。
【0154】
C:デアセチラーゼ1 酵素活性検出:
HDAC 1で基質におけるアセチル基を除去して、基質を活性化させたところ、発色液の作用によって蛍光基を放出でき、その蛍光信号の大きさはHDAC 1の活性を示している。該酵素のIC50検出方法はChuping Xu、 Elisabetta Soragni Improved Histone Deacetylase Inhibitors as Therapeutics for the Neurdegenerative DiseaseFriedreich’s Ataxia: A New Synthetic Routeに開示されている。全反応系(100μL/well)には0.28ng/μLのHDAC1、10μM基質および各種濃度の化合物が含まれる。Ex/Em=360/460で蛍光信号をオンライン検出した。得られたデータから化合物の阻害作用を確認し、且つ阻害作用を化合物濃度とともにプロットして、濃度応答曲線を得て、4パラメータモデルに基づいてIC
50値をフィッティングした。
【0155】
上記方法によって、実施例で製造された化合物について、デアセチラーゼ1、3、6(すなわちHDAC1、HDAC3、HDAC6)に対する酵素活性検出を行い、試験結果を表2に示し、なお、測定された各化合物のIC50は説明したとおり分類されており、表2中:
「+」:測定されたIC
50が500nMより大きい。
「++」:IC
50が500nMより小さく且つ100nMより大きい。
「+++」:IC
50が100nMより小さい。
【0156】
表2 化合物によるHDAC1、HDAC3、HDAC6への阻害活性
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ND:データは検出分析中である。
【0157】
試験結果から明らかなように、本発明の化合物は、優れたヒストンデアセチラーゼ阻害活性を有し、細胞増殖疾患、自己免疫疾患、炎症、神経変性疾患またはウイルス性疾患等、ヒストンデアセチラーゼ活性異常による疾患の予防および/または治療に用いられ得る。
【0158】
試験例2 細胞測定–細胞増殖抑制の測定
材料および試薬
HepG2細胞株、HCT−116細胞株はいずれも中国科学院上海生命科学研究院、DMEM高糖培地とMEM培地はHyclone、ウシ胎仔血清はGibco社、トリプシンはInvitrogen Shanghai、CCK−8キットは碧雲天生物技術研究所(beyotime)、残りの細胞培養皿等の消耗品はすべてコーニング中国公司(Corning China)から購入した。
【0159】
化合物作用前の細胞用意
トリプシンを用いて、対数増殖期にあるHepG2細胞、HCT−116細胞を消化して、均一な細胞懸濁液を得てカウントした後、10%血清含有培地で細胞密度を1500個細胞/ウェルに調整して、96ウェル細胞培養板に播種し、培養体積を200μLにして、37℃、5%CO
2のインキュベータにおいて培養し、実験に用いるまでに、24時間培養した。
【0160】
化合物作用
24時間培養した細胞をインキュベータから取り出し、プレートにおける培養液を吸い取り、1ウェル毎に10%ウシ胎仔血清を含む培地で調製した化合物溶液200μLを加え、濃度毎に5個の平行試験を設置して、DMSOを陰性対照として設置し、37℃、5%CO
2のインキュベータにおいて72時間培養して、CCK−8検出を行った。
【0161】
CCK−8検出
無血清培地とCCK−8溶液を用いて、10:1の割合でCCK−8ワーキング溶液を調製した(該過程において遮光が必要)。
72時間培養した細胞をインキュベータから取り出し、プレートにおける培養液を吸い取り、1ウェル毎にCCK−8ワーキング溶液120μLを加えると同時に、細胞のないウェルにCCK−8ワーキング溶液120μLを加えて空白対照とし、37℃、5%CO
2のインキュベータにおいて1時間培養した(該過程において遮光が必要)。
インキュベータからプレートを取り出して、1ウェルから溶液100μLを吸い取って新しい96ウェルプレートに投入し、450nmで吸光度を読み取った(該過程において遮光が必要)。
【0162】
データ処理
%Cell Viability(細胞活性)=
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Tx:化合物が72時間作用した後、CCK−8により測定した吸光度
C:陰性対照ウェルを72時間培養した後、CCK−8により測定した吸光度
B:空白対照ウェルにおいて、CCK−8により測定した吸光度
【0163】
上記測定に、実施例で製造された化合物を用い、試験結果を表3に示し、なお、測定された各化合物の1回または複数回の最高EC
50は説明したとおり分類されており、表3中
「+」:測定された該化合物のEC
50は100nMより大きい。
「++」:測定された該化合物のEC
50は100nMより小さい。
【0164】
表3 化合物による癌細胞への阻害活性
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ND:未検出分析
【0165】
試験から明らかなように、本発明の化合物は癌細胞に対して顕著な阻害作用を有する。
【0166】
前記のとおり、本発明による式Iに示される新規化合物は、優れたヒストンデアセチラーゼ阻害活性を示し、癌細胞に対して顕著な阻害作用を有し、ヒストンデアセチラーゼ活性異常に関連する疾患の臨床的治療のために新しい薬物を提供する。