【実施例1】
【0014】
図1は、本発明に係る電力変換装置の筐体と配置位置関係を示した図である。本発明の電力変換装置筐体100は、太陽光パネルPLと、太陽光パネルPLを搭載、支持するための架台BBの間に形成される空間を利用して設置される。このため直射日光を受けず、かつ風通しのよい位置に配置される。箱型の筐体は長手方向に延伸する箱型の形状とされている。因みに筐体は、長手方向の長さは例えば2.5(m)、短手方向の長さは例えば0.9(m)、高さが例えば0.7(m)といった大きさであり、太陽光パネルPLと架台BBにより形成される日陰空間に配置可能である。
【0015】
図2は、本発明の電力変換装置が適用される太陽光発電サイトの一例を示している。
【0016】
図2の太陽光発電サイトは、架台B上に搭載、支持された複数の太陽光パネルPLにより形成されており、各太陽光パネルPLの直流出力は端子TD1,TD2間に得られている。またこの太陽光発電サイトには、架台BBの下部空間を利用して太陽光パネルPLの直流出力を電力系統の三相交流に変換する
図1の電力変換装置筐体100が設置されている。後述するが、箱型形状の電力変換装置筐体100は複数の電力変換ユニットU(図示ではU1,U2)を収納しており、各電力変換ユニットUは、各太陽光パネルPLの直流出力端子TL1,TL2に接続される直流入力端子TD1,TD2と、交流出力端子TA1,TA2を備えている。なお、太陽光パネルPL1の直流出力端子TL1,TL2は、例えば電力変換ユニットU1の直流入力端子TD1,TD2と対応付けて接続され、太陽光パネルPL2の直流出力端子TL1,TL2は例えば電力変換ユニットU2の直流入力端子TD1,TD2と対応付けて接続される。あるいは複数の太陽光パネルPLの直流出力端子TL1,TL2がそれぞれ共通接続されて電力変換ユニットUの直流入力端子TD1,TD2と接続される。
【0017】
図3は、電力変換装置筐体100内における複数の電力変換ユニットUの接続例を示している。
【0018】
電力変換装置筐体100についての対外部接続は、複数の太陽光パネルPLの直流出力端子TL1,TL2に接続された直流入力端子TD1,TD2と、高圧三相の電力系統の各相に接続される三相交流出力端子TU,TV,TWで行われる。直流入力端子TD1,TD2には、低圧直流入力が印加され、三相交流出力端子TU,TV,TWからは高圧三相出力が与えられる。
【0019】
また三相交流出力は、中性点Nにおいてアース接続されるY結線とされ、箱型形状の電力変換装置筐体100の長手方向の一方端側に三相交流出力端子TU,TV,TWが集約配置され、立方体状の電力変換装置筐体100の長手方向の他方端側に中性点Nが配置されている。なお直流入力端子TD1,TD2の配置位置について、特に限定をしないが、図示の例では箱型形状の電力変換装置筐体100の長手方向の他方端の中性点N側に配置した例を示している。また図示の例では、直流入力端子TD1,TD2に直流遮断器MCCBを設置した例を示している。また図示の例では、複数の太陽光パネルPLの直流出力端子TL1,TL2がそれぞれ共通接続されて、電力変換ユニットUの共通に設けられた直流入力端子TD1,TD2と接続されている。
【0020】
電力変換装置筐体100内では、三相交流出力端子TU,TV,TWと中性点Nの間の各相をそれぞれ複数の電力変換ユニットUで構成している。図の例では各相は8台の電力変換ユニットUで構成されており、W相で例示すると、中性点N側から順次UWI,UW2,UW3,UW4,UW5,UW6,UW7,UW8を配置している。この配置は他の相も同じである。
【0021】
また電力変換装置筐体100内では、各相が8台の電力変換ユニットUで構成された電力変換ユニット群が、電力変換装置筐体100の高さ方向に多段配置されている。図示の例では、U,V,Wの各相の電力変換ユニット群について、U相を下段,V相を中間段,W相を上段に配置した3段重ね構造を採用している。
【0022】
図3では、電力変換ユニットUの具体的な回路構成としてUW5の構成例を例示している。他の電力変換ユニットUも同じ構成であるので、ここではUW5の構成のみ説明する。電力変換ユニットUW5は、LLC共振コンバータLLCと、インバータINにより構成されている。
【0023】
このうちLLC共振コンバータLLCは、入力側コンデンサCiと、半導体素子Q1,Q2,Q3,Q4で構成されたフルブリッジ構成のインバータ回路11と、励磁インダクタンス1とリーケージインダクタンス2と共振コンデンサ3が直列接続された絶縁トランス12と、ダイオードD1,D2,D3,D4で構成されたフルブリッジ構成の整流回路13とで構成され、太陽光パネルPLからの直流入力を高周波数の交流に変換した後に再度直流に変換している。
【0024】
インバータINは、コンデンサCと半導体素子Q5,Q6,Q7,Q8で構成されたフルブリッジ構成のインバータ回路14とで構成されている。これによりLLC共振コンバータLLCが与える直流電圧Vd1を電源として交流電圧を発生する。このように、電力変換ユニットUW5は、その入力が太陽光パネルPLからの直流に接続され、その出力が高圧系統側に接続される構成である。
【0025】
また電力変換ユニットUW5は、その交流出力端子TA1,TA2のうち高圧側の端子TA1を隣接する高圧側の電力変換ユニットUW6の交流出力端子TA2に接続し、低圧側の端子TA2を隣接する低圧側の電力変換ユニットUW4の交流出力端子TA1に接続する。かくして、各相を形成する複数の電力変換ユニットUは、その入力側は並列接続され、出力側は直列接続されることで電力系統の高電圧を分担負担している。
【0026】
電力変換装置筐体100内には、
図3に例示したような構成の電力変換ユニットUが複数、相毎に3段重ね構造を採用して配置されている。
図4もまた、電力変換装置筐体100内における電力変換ユニットUの配置例を示しているが、電力変換装置の出力側の各相に交流遮断器を設けている点でのみ
図3と相違している。
【0027】
図5は、
図3あるいは
図4のように構成された電力変換装置筐体100内の複数ユニットの接続により実現される電力変換装置の電気回路の構成を示している。この構成によれば、各電力変換ユニットUの直流入力端子TD1,TD2は並列に接続され、各電力変換ユニットUの交流出力端子TA1,TA2は直列に接続されることで、電力系統の電圧として例えば線間電圧の6.6(kV)を達成している。この例では、各相は8台の電力変換ユニットUにより線間電圧の6.6(kV)を分担しているので、各電力変換ユニットUは800(V)程度の電圧を出力していることになる。なお、制御装置100は、各相の複数の電力変換ユニットU内の半導体素子に対する点弧タイミングを制御している。
図2に図示した電力変換装置筐体100内には、複数の電力変換ユニットUとともに、制御装置100も収納することができる。
【0028】
図1の電力変換装置筐体100内には、複数の電力変換ユニットを収納するが、小スペースでの配置を実現するために以下の対策が有効である。
【0029】
まず電力変換ユニットU自体を小型化することに関して、電力変換ユニットUは
図3などに示したようにLLC共振コンバータLLCと単相インバータINを主要な部品としている。なお、LLC共振コンバータである必要はなく、共振コンバータであってもよい。このことからこれらの部品を配置するに際して、LLCトランス12と絶縁材を介し、下側にLLCトランス12の1次側回路を構成する部品を搭載した下側基板,上側に2次側回路を構成する部品を搭載した上側基板とすることで低圧側と高圧側を分離し、電力変換ユニットUの高さ方向を短縮して低背型の電力変換装置筐体100に適した構造とするのがよい。この構成では、1次側基板と2次側基板の間は支持部材により支持し、LLCトランス12は1次側基板と2次側基板の間に適宜固定御配置されることで、これらの部品により発生した熱は、上下の1次側基板と2次側基板の間に形成された空間を利用して外部排出することが可能である。
【0030】
また、
図3において、各相を形成する複数の電力変換ユニットUについて電力変換装置筐体100の水平方向に配置し、かつ相毎に3段に高さ方向に配置し、単相インバータ側を左右で電気的に接続することで階調構成を実現する。8ユニットを1相とし、電力変換装置筐体100の縦方向にU,V,W相を構成する。各相の電力変換ユニットU群の片側が系統への高圧三相出力、逆側がY接続における中性点となる。中性点は高抵抗を介して接地し、低圧の電位となる。中性点側に太陽光からの直流入力とブレーカ(MCCB)を配置することで絶縁距離の短縮が可能となる。
図4に示すように高圧三相出力側には高圧気中負荷開閉器(LBS)を配置することが可能であるが、
図3のように高圧気中負荷開閉器(LBS)を電力変換装置筐体100内に備えず別構造としても良い。
【0031】
以上の構成を採用することにより、
図1に示すように太陽光パネルPLの下に設置可能な低背型の盤構造を実現することができる。
図1の構成を採用する本発明に係るパワーコンディショニングシステムPCSによれば、高圧への昇圧と連系を可能とするトランスの機能を備えたパワーコンディショニングシステムPCSが太陽光パネルPL近傍に設置可能となるため、従来と比較して太陽光パネルからの直流配線の短縮による配線の損失低減が実現できる。高圧出力配線は従来よりも長くなるが、高圧三相出力であるため高圧配線損失の上昇は直流配線損失の低減効果と比較して十分に小さく抑えることができる。
【0032】
図1に示す本発明の電力変換装置筐体100は、太陽光パネルの下に設置可能であるため、従来の屋外盤やコンテナで考慮が必要であった日射に対する冷却は緩和可能となる。
【0033】
本発明では屋外設置であることからさらに、高圧端子が存在する電力変換装置筐体100内の汚損を防ぐために盤内(筐体内)と盤外(筐体外)との熱交換器を設け、盤内の外気との密閉を実現することで盤内の絶縁距離の短縮を実現する。
【0034】
図6は、電力変換装置筐体100と内部の三相電力変換ユニット群1Aの実装関係を示した図である。電力変換装置筐体100の内部に配置される三相電力変換ユニット群1Aは、各相の電力変換ユニット群1AU,1AV,1AWを高さ方向に配置した3段重ね構造のものである。三相電力変換ユニット群1Aは、電力変換装置筐体100内に収納された時に、外殻である電力変換装置筐体100との間で、前後左右に空間を形成するように配置されている。この時に形成される空間は長手方向に対して右側空間SPR、左側空間SPL、前側空間SPF、後側空間SPBである。なお上側空間、下側空間を形成することは適宜行われてよい。
【0035】
図7は、これらの空間を利用した電力変換装置筐体100の内部における冷却構造のうち、左側空間SPLの構造例を例示している。また説明の都合上、左側空間SPLと前側空間SPFおよび後側空間SPBの間を離して記述している。なお、冷却構造は左側空間SPLや右側空間SPRに設けられる以外にも、三相電力変換ユニット群1Aのy軸方向の任意の場所に挿入されている構成でもよいが、メンテナンス性や冷却効率を考慮すると左側空間SPLや右側空間SPRに設けることが好ましい。
【0036】
図7において、左側空間SPLには、xz平面にハッチングを付して示した外気導入口70と、yz平面にハッチングを付して示した外気排出口71が設けられている。また、熱交換器60に隣接する領域に、風胴73が形成されている。外気導入口70は風胴73のxz平面に形成されており、風胴73が熱交換器60と接するyz平面上の薄墨を付した面は熱交換器60に空気が導入されるよう開口部74にされている。
【0037】
熱交換器60はヒートパイプ式とされている。ヒートパイプ式の熱交換器60は、
図10で詳述するようにz軸方向に設けられた仕切り板23により、上下に分かれており、上フィン21と下フィン22で構成されている。上フィン21(第2のフィン領域)および下フィン22(第1のフィン領域)は、仕切り板23によって上フィン21および下フィン22をそれぞれ通る空気が互いに拡散することを防いでいる。
【0038】
仕切り板23による本実施例の冷却構造によれば、図示のように外気WOおよび内気WIの2つの空気流路が形成される。
【0039】
このうち外気WOに関して、
図7の実線で示す領域73は風洞を形成しており、領域73の上フィン21に面するzy平面は薄墨で示すように開口部74となっている。これにより、内気WIは外気導入口70から風洞73、開口部74、上フィン21(第2のフィン領域)を介して外気排出口71に至る。
【0040】
つまり外気WOは、−Y方向から+Y方向に向かって外気導入口70に導入され、その後風胴73内で+x軸方向に風向を変え、開口部74を介してヒートパイプ式の熱交換器60の上フィン21に導入される。上フィン21を通過した外気は、外気排出口71から排出される。なお、風胴74は左側空間SPLのーx軸方向端面のyz平面まで延伸して設けられていてもよく、その場合、外気導入口70はxz平面以外にもyz平面に設けられ、外気WOがーx軸方向から+x軸方向に風胴74内を流れるようにしてもよい。
【0041】
他方、後側空間SPBには三相電力変換ユニット群1Aを冷却して加熱された内気WI1があり、内気WI1は後側空間SPBの下フィン22と接する領域から下フィン22に進入する。内気WIは、下フィン22によって冷却された後、左側空間SPL内の熱交換器60および風胴73以外の空間を横断して前側空間SPFに流れる。本実施例では、三相電力変換ユニット群1Aの側面側に冷却構造が設けられ、後側空間SPBから熱源となる空気が冷却構造に導入され、冷却された空気を前側空間SBFに導入するために、上述のような内気WIの風路となるが、熱源となる空気が導入される方向および冷却後の空気が排出される方向は、下フィン22に対してどの方向であってもよい。
【0042】
なお、左側空間SPLに対して熱交換器60および風胴73を
図7のように前側空間SPF側でなく後側空間SPB側に設けているのは、前側空間SPF側には種々の配線等を行う必要があり、空間を確保するのに適しているという理由があるが、前側空間SPF側に設けても本発明の冷却効果は得られる。
【0043】
ここで、本実施例の冷却構造において、熱交換器60のx軸方向におけるA−B間の熱分布を
図8に示す。
図7に示したようにAおよびBは、熱交換器60のx軸方向における端部を示している。
【0044】
下フィン22においては、B端側から内気WIが導入され、内気WIは下フィン22により冷却されてA端から左側空間SPL内の熱交換器60および風胴73以外の空間に導出される。よって、下フィン22においては、B端側からA端側に向かって温度が低くなるような温度勾配を示す。
【0045】
一方、上フィン21においては、下フィン22が受熱した熱を受け温度が上昇しているが、外気WOによって冷却されるため、A端側の温度がB端側の温度より低くなる温度勾配を示す。
【0046】
つまり、外気WOが上フィン21を通過するときにヒートパイプ24(不図示)の上部を冷却し、他方内気WIが下フィン22を通過するときにヒートパイプ24(不図示)の下部を加熱することにより、内気WIを冷却している。
【0047】
上フィン21および下フィン22が、
図8に示すような温度勾配を有することで、上フィンおよび下フィン22間でのヒートパイプを介した熱交換の温度差がx軸上の場所によらず略一定であるため、効率よく冷却することが可能となる。
【0048】
なお、外気WOと内気WIは、
図7に示す風向以外にも、外気WOが外気排出口74に+x軸方向から導入され風胴73内において風路が変更され、外気導入口70から排出されるとともに、内気WIは前側空間SPFから下フィン22を介して後側空間SPBに導入される風向であってもよい。すなわち、上フィン21および下フィン22に流れるx軸方向における風向が互いに逆であればよく、この場合、A−B間の温度勾配は、
図8に示した2つの直線の勾配がいずれもマイナスとなり(一点破線21’、22’)、上述のように効率よく冷却することができる。
【0049】
なお、ヒートパイプの設置方法として、上述のボトムヒート以外にも、トップヒートや水平ヒートに対しても適用可能であり、その場合には、上述のようにヒートパイプに冷却および加熱領域が形成されるように外気WOおよび内気WIの風路を形成すればよく、そのための冷却構造の構成を採用すればよい。ここでは、詳細な構成の説明は省く。
【0050】
以上の冷却構造により、冷却フィンに導入した空気を、冷却フィンを介して効率よく冷却することが可能となる。
【0051】
図9は、電力変換装置筐体100の全体における内気と外気の流れを示している。左側空間SPLから前側空間SPFに流れた内気WIは、その後前側空間SPFから冷却対象である三相電力変換ユニット群1Aの間を後側空間SPBに向かって流れることで三相電力変換ユニット群1Aを冷却するとともに、過熱空気となって再度ヒートパイプ式の熱交換器60に流れる。ここでは図示していないが、前側空間SPFから三相電力変換ユニット群1Aの間を通して後ろ側空間SPBに空気を効率的に循環させるために適宜強制循環させるものであってもよい。
なお右側空間SPRは基本的に左側空間SPLと同じであるので開示を省略している。
【0052】
このように本発明においては、ヒートパイプ式の熱交換器を電力変換装置筐体100の長手方向両側に配置する構造とし、低背型に適した盤内冷却構造を提案している。三相電力変換ユニット群1Aを空冷した内気が左右の熱交換器で冷却されて循環する構成を採用している。なお、上述したように、外気WOおよび内気WIの風向は互いに逆方向であればよい。
【0053】
この場合に採用して好適なヒートパイプ式の熱交換器の一例を
図10に示している。ヒートパイプ式の熱交換器60は、ヒートパイプ24で熱的に連結された上フィン21と下フィン22がその間の仕切り板23によって空気的に断絶された構造となっている。仕切り板23は、熱交換器60をz軸方向において二分するようにxy平面に設けられており、その大きさは熱交換器60のxy平面面積と略同じ又は大きくてもよい。図示の例では、外気WOが上フィン21を通過するときにヒートパイプ24の上部を冷却し、他方内気WIが下フィン22を通過するときにヒートパイプ24の下部を加熱することにより、内気WIを冷却している。なお、上フィン21のフィン間隔を下フィンよりも狭いピッチとし、下フィンの圧損を下げる構造としている。これは、下フィン22を通過した空気は、再度三相電力変換ユニット群1Aに導入され三相電力変換ユニット群1Aを冷却する必要があるため、出来るだけ圧損を低減した方が望ましいからである。なお、圧損に問題ないならば同ピッチでもよい。
【0054】
図11は、右側空間SPRについての具体的な配置例を示した外観図である。右側空間SPRの電力変換装置
図10において、電力変換装置筐体100内にヒートパイプ式の熱交換器60を組み付けた外観を示す。なお、右側空間SPRにおける電力変換装置100側と反対側端部のxz平面には、板が設けられていてもよいが、この図では板を外した状態を記載している。電力変換装置筐体100内側である下フィン22に、三相電力変換ユニット群1A冷却後の温度上昇した空気(内気WI)が入気し、ヒートパイプ24を通して外気側である上フィン21に熱を伝達することによって電力変換装置筐体100内の空気を冷却する構造である。外気WO側である上フィン21は、入気側の外気導入口70がダクトによって外気を断絶して導入し、外気排出口71側にファン75を配置することによって強制空冷の冷却構造としている。下フィン22は三相電力変換ユニット群1Aの強制空冷用のファンにより風が流れる構造を想定しているが、圧損が高い構造となるため、下フィン22部分にもファンを追加する構造としてもよい。また、いずれのファンも軸流ファンを使用する構成を想定しているが、より圧損を大きく許容できる遠心ファンを使用してもよいし、同様の機能を有するものであればよい。また、図示したファンの個数についても、前述したファンの種類や実際の用途に応じて増減させても構わない。
【0055】
なお、本構造では三相電力変換ユニット群1Aを冷却した後の温度上昇した空気が盤背面に当たって、左右のヒートパイプフィンに向かう構造であるため、盤背面及び盤側面も盤外との熱交換の機能を有することで盤内冷却を実現する。