(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ダイナミゼーション支柱がナットをさらに備え、前記ナットが前記シャフトの前記第1のねじ部に固定されるように構成される、請求項1に記載のダイナミゼーション支柱。
前記スリーブが前記スリーブの一端に配置された複数の雌ねじをさらに備え、前記スリーブの前記複数の雌ねじが創外固定器に固定されるように構成される、請求項1に記載のダイナミゼーション支柱。
前記保持ピンの長手方向の溝が約3.5mm〜約7mmの長さを有し、前記保持ピン孔および前記保持ピンの両方とも約3.2mmの直径を有する、請求項1に記載のダイナミゼーション支柱。
前記スリーブが前記スリーブの一端に配置された複数の雌ねじをさらに備え、前記スリーブの前記複数の雌ねじが創外固定器に固定されるように構成される、請求項12に記載のダイナミゼーション支柱。
前記ダイナミゼーション支柱が内部の構成要素をさらに備え、前記内部の構成要素が前記スリーブの前記第1のセクション内に配置されるように構成される、請求項12に記載のダイナミゼーション支柱。
前記スリーブの前記第1のセクションの端部が狭窄部を備え、前記狭窄部が前記内部の構成要素と接触しており、前記内部の構成要素を前記スリーブの前記第1のセクション内に固定する、請求項23に記載のダイナミゼーション支柱。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本開示は、一般に、創外固定棒および支柱の分野に関する。より具体的には、本開示の創外固定支柱は、対応する創外固定器のダイナミゼーションを提供することができる。本開示の実施形態は、好都合には、創外固定支柱の付勢部材のシャフトおよびスリーブに対する異なる程度の圧縮動作を提供することができる。このような機構は、好都合には、対応する創外固定器において、異なる程度または量のダイナミゼーションを提供することができる。
【0018】
本開示の実施形態による創外固定支柱は、種々の構成要素を備えることができる。
図1は、本開示のある実施形態による創外固定支柱のスリーブ1100を示す。
図1に示すように、スリーブ1100は、円筒形状を有し得る。スリーブ1100は、内側の凹み1102を備えることができる。内側の凹み1102は、スリーブ1100の第1の端部1112に孔1110を備えることができる。したがって、創外固定支柱の他の構成要素は、孔1110を通って内側の凹み1102に収容され得る。
【0019】
内側の凹み1102は、第1のセクション1104および第2のセクション1106をさらに備えることができる。第1のセクション1104は、第2のセクション1106の直径よりも大きい直径を有し得る。その結果、第1のセクション1104にかみ合い得るか、またはそうでなければ固定され得る機構は、第2のセクションに入ることも、または移ることもできない。さらに、内側の凹み1102は、ショルダ1103を備えることができる。第1のセクション1104内に配置された付勢部材などの他の構成要素は、ショルダ1103に対して付勢することができる。内側の凹み1102は、約30mm〜約35mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、内側の凹み1102は、約31.6mmの長さを有し得る。内側の凹み1102の第1のセクション1104は、約15mm〜約25mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、内側の凹み1102の第1のセクション1104は、約19.3mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、第1のセクション1104は、約12.7mm〜約14.3mmの直径を有し得る。内側の凹み1102の第2のセクション1106は、約10mm〜約15mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、内側の凹み1102の第2のセクション1106は、約12.3mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、第2のセクション1106は、約9.5mm〜約11.1mmの直径を有し得る。
【0020】
創外固定支柱のスリーブ1100は、保持ピン孔1108をさらに備えることができる。保持ピン孔1108は、内側の凹み1102の第2のセクション1106を貫通するようにスリーブ1100に沿って配置され得る。保持ピン孔1108は、スリーブ1100のいずれかの側に2つの対応する孔を備えることができる。保持ピン孔1108は、約3mm〜約4mmの直径を有し得る。いくつかの実施形態では、保持ピン孔1108は、約3.18mmの直径を有し得る。
【0021】
創外固定支柱のスリーブ1100は、スリーブ1100の第2の端部1116に狭窄部1114をさらに備えることができる。第2の端部1116は、孔1110が内側の凹み1102に配置される前述の第1の端部1112の反対側であり得る。複数の雌ねじ1118は、スリーブ1100の第2の端部1116に配置され得る。複数の雌ねじ1118は、創外固定支柱が創外固定器に固定されることを可能にすることができる。例えば、創外固定支柱は支持構造体に固定され得る。支持構造体は、複数のリングを備えることができる。創外固定支柱は、直接支持構造に固定され得、または創外固定支柱は、次に、支持構造体に固定されるねじ式棒に固定され得る。複数の雌ねじ1118は、約8mm〜約12mmの長さに及び得る。いくつかの実施形態では、複数の雌ねじ1118は、約9mmの長さに及び得る。
【0022】
スリーブ1100は、約15.9mm〜約17.5mmまたは約15mm〜約17mmの直径と、約35mm〜約50mmの長さとを有し得る。いくつかの実施形態では、スリーブ1100は、約42mmの長さを有し得る。スリーブ1100の狭窄部1114は、約10mm〜約13mmの幅と、約8mm〜約12mmの長さとを有し得る。狭窄部1114は、約9.5mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、スリーブ1100は、狭窄部1114に鋸歯状の表面1115をさらに備えることができる。鋸歯状の表面1115は、レンチが回転または他の操作が容易になるようにスリーブ1100に対して固定されるための接触点を提供することができる。狭窄部1114は、例えば、2〜6の鋸歯状の表面1115を備えることができる。鋸歯状の表面1115は、約6mmの長さを有し得る。
【0023】
本開示の実施形態による創外固定支柱は、シャフトをさらに備えることができる。
図2は、本開示のある実施形態による創外固定支柱のシャフト2200を示す。シャフト2200は、スリーブ1100の内側の凹み1102内に少なくとも部分的に配置される寸法に作られ得、および/または配置されるように構成され得る内部セクション2202を備えることができる。内部セクション2202は、内側の凹み1102の第2のセクション1106の直径と内側の凹み1102の第1のセクション1104の直径との両方よりも小さい直径を有し得る。したがって、シャフト2200の内部セクション2202は、スリーブ1100の孔1110を通ってスリーブ1100の第1のセクション1104と第2のセクション1106との両方に収容され得る。内部セクション2202は、約20mm〜約28mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、内部セクション2202は、約24.5mmの長さを有し得る。内部セクション2202は、約6mm〜約9mmの直径を有し得る。いくつかの実施形態では、内部セクション2202は、約7.94mmの直径を有し得る。
【0024】
シャフト2200は、シャフト2200の第1の端部2208に、第1のねじ部2204と第2のねじ部2206とを備えることができる。第1のねじ部2204は、その上に第1の雄ねじ2218を有することができ、第2のねじ部2206は、その上に第2の雄ねじ2220を有することができる。第2のねじ部2206は、第2のねじ部2206の一端で第1のねじ部2204と接し、第2のねじ部2206の反対端で内部セクション2202と接することができる。いくつかの実施形態では、第2のねじ部2206は、第1のねじ部2204よりも大きい直径を有し得る。第1のねじ部2204は、約15mm〜約25mmの長さを有し得、第2のねじ部2206は、約8mm〜約15mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、第1のねじ部2204は、約22mmの長さを有し得、第2のねじ部2206は、約11mmの長さを有し得る。第1のねじ部2204は、約6mm〜約8mmの直径を有し得、第2のねじ部2206は、約6mm〜約8mmの直径を有し得る。
【0025】
いくつかの実施形態では、第1のねじ部2204と第2のねじ部2206とは、異なる直径および異なるねじ山寸法を有し得る。このような実施形態は、好都合には、第1のねじ部2204上に固定された機構が第2のねじ部2206内に前進すること、またはその逆を防ぐ。いくつかの実施形態では、第1のねじ部2204と第2のねじ部2206とは、同じ直径および同じねじ山寸法を有し得る。このような実施形態は、好都合には、創外固定支柱の構成要素のより容易な製造を提供することができる。しかし、このような実施形態では、第1のねじ部2204または第2のねじ部2206に対してねじを切られたある機構を特定の位置に固定することが必要なことがある。
【0026】
創外固定支柱のシャフト2200は、内部セクション2202内に環状インデンテーション2212をさらに備えることができる。環状インデンテーション2212は、シャフト2200の第2の端部2210の近くに配置され得る。環状インデンテーション2212は、内部セクション2202の周囲に沿って、約2mm〜約2.5mmインデンテーションを備えることができる。
【0027】
創外固定支柱のシャフト2200は、保持ピンの長手方向の溝2214をさらに備えることができる。保持ピンの長手方向の溝2214は、シャフト2200の内部セクション2202を貫通するようにシャフト2200に沿って配置され得る。保持ピンの長手方向の溝2214は、シャフト2200の内部セクション2202のいずれかの側に2つの対応する溝を備えることができる。保持ピンの長手方向の溝2214は、約3.5mm〜約7mmの長さを有し得、保持ピン孔1108は、保持ピンの長手方向の溝2214と少なくとも部分的に整列し得る寸法に作られ得る。
【0028】
創外固定支柱のシャフト2200は、付勢ピンの長手方向の溝2216をさらに備えることができる。付勢ピンの長手方向の溝2216は、シャフト2200の内部セクション2202を貫通するようにシャフト2200に沿って配置され得る。付勢ピンの長手方向の溝2216は、シャフト2200の内部セクション2202のいずれかの側に2つの対応する溝を備えることができる。付勢ピンの長手方向の溝2216は、約3.5mm〜約7mmの長さを有し得る。付勢ピンの長手方向の溝2216は、シャフト2200の第1の端部2208のより近くに配置され得る一方、保持ピンの長手方向の溝2214は、シャフト2200の第2の端部2210のより近くに配置され得る。
【0029】
本開示の実施形態による創外固定支柱は、ブッシュをさらに備えることができる。
図3Aおよび
図3Bは、本開示のある実施形態による創外固定支柱のブッシュ3300を示す。
図3Aおよび
図3Bに示すように、ブッシュ3300は、実質的に円筒構造を有し得る。ブッシュ3300は、主要セクション3306と環状リップ3302とを備えることができる。環状リップ3302は、ブッシュ3300の第1の端部3304に配置され得る。環状リップ3302は、環状リップ3302の操作および取り扱いがより容易になるように拡張領域を備えることができる。
【0030】
主要セクション3306は、約12.7mm〜約14.3mmの直径と約7mm〜約10mmの長さとを有し得る。いくつかの実施形態では、主要セクション3306は、約8.5mmの長さを有し得る。環状リップ3302は、約19mm〜約25mmの直径と約2mm〜約5mmの長さまたは厚さとを有し得る。いくつかの実施形態では、環状リップ3302は、約4mmの長さを有し得る。環状リップ3302は、スリーブ1100の内側の凹み1102の第1のセクション1104の直径と少なくとも同じかそれよりも大きい直径を有し得る。このように、環状リップ3302は、内側の凹み1102に入ることもできず、そうでなくてもかみ合うこともできない。対照的に、主要セクション3306は、スリーブ1100の内側の凹み1102の第1のセクション1104内に収容される寸法に作られ得、および/または収容されるように構成され得る。
【0031】
ブッシュ3300は、ブッシュ3300の長さを通って延びる通路3312をさらに備えることができる。複数の雌ねじ3308は、通路3312内に配置され得、約7mm〜約10mmの長さに及び得る。いくつかの実施形態では、複数の雌ねじは、約7.5mmの長さに及び得る。複数の雌ねじ3308は、ブッシュ3300の第1の端部3304からブッシュ3300の第2の端部3310に向けて延びることができる。複数の雌ねじ3308は、ブッシュ3300の第2の端部3310までずっと延びることができない。複数の雌ねじ3308は、シャフト2200の第2のねじ部2206の第2の雄ねじ2220とかみ合うように構成され得る。動作中、ブッシュ3300は、下げられるか、そうでなければシャフト2200の第1の端部2208を通って配置され得る。通路3312の直径は、シャフト2200の第1のねじ部2204の直径よりも大きくてもよい。したがって、ブッシュ3300は、第1のねじ部2204を直接摺動することができる。第2のねじ部2206および通路3312は、ブッシュ3300の雌ねじ3308がシャフト2200の第2の雄ねじ2220に対して固定され、または締付けられ得る寸法に作られ得る。
【0032】
ブッシュ3300は、通路3312の一部であり得る非ねじ領域3314をさらに備えることができる。非ねじ領域3314は、ブッシュ3300の第2の端部3316に配置され得る。非ねじ領域3314は、内部セクション2202の少なくとも一部をその中に収容する寸法に作られ得、および/または収容されるように構成され得る。非ねじ領域3314は、約3mm〜約9mmの深さを有し得る。いくつかの実施形態では、非ねじ領域3314は、約5mmの深さを有し得る。
【0033】
ブッシュ3300は、第2の端部3316に少なくとも1つのッチ3318をさらに備えることができる。ノッチ3318は、特定の形状の小さなインデンテーションを備えることができる。例えば、いくつかの実施形態では、ノッチ3318は、三角形の形状を有し得る。ノッチ3318は、ブッシュ3300が回転するとき、機械または感覚のフィードバックを提供し得る。ノッチ3318が創外固定支柱の別の構成要素に接触すると、使用者は「カチッという音(クリック)」または他の感覚のフィードバックを感じることができる。例えば、感覚フィードバックを受け取ると、第2の端部3316での1つのッチ3318の存在は、ブッシュ3300に1つの全回転が行われたことを示すことができる。いくつかの実施形態では、ノッチ3318は、V字形またはC字形ノッチであり得る。V字形ノッチは、好都合には、ブッシュ3300の回転に支障をきたすことなく、または問題を引き起こすことなく、必要量の感覚フィードバックを提供することができる。ノッチ3318は、材料を横切ってずっと延びることができない。いくつかの実施形態では、追加ノッチがあり得る。第2の端部3316に配置されたノッチ3318の位置および数に応じて、感覚フィードバックは使用者に追加の情報を提供することができる。例えば、1つノッチは、ブッシュ3300が360度回転したことを示すことができ、各1つの全回転がもたらされると、停止して「クリック」する。別の例として、2つの等間隔のッチは、感覚フィードバックまたは「クリック」が感じられるたびに、ブッシュ3300が半回転または180度回転したことを示すことができる。別の例として、4つの等間隔のッチは、感覚フィードバックまたは「クリック」が感じられるたびに、ブッシュ3300が4分の1回転または90度回転したことを示すことができる。ノッチ3318はまた、好都合には、ブッシュ3300を特定の位置に置くことができ、ブッシュ3300の望ましくないまたは偶発的な回転を防ぐことができる。
【0034】
いくつかの実施形態では、ブッシュ3300は、低摩擦材料を含むことができる。例えば、ブッシュ3300はPEEKプラスチックを含むことができる。低摩擦材料を含むブッシュ3300は、好都合には、創外固定支柱の金属の構成要素に対してより滑らかな回転を提供することができる。
【0035】
本開示の実施形態による創外固定支柱は、ナットをさらに備えることができる。
図4は、本開示のある実施形態による創外固定支柱のナット4400を示す。ナット4400は、約3mm〜約7mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、ナット4400は、約5mmの長さを有し得る。ナット4400の中央の凹み4402は、約5mm〜約10mmの直径を有し得る。いくつかの実施形態では、中央の凹み4402は、約6mmの直径を有し得る。雌ねじ4404は、中央の凹み4402内に配置され得る。雌ねじ4404は、第1のねじ部2204の第1の雄ねじ2218とかみ合う寸法に作られ得、および/またはかみ合うように構成され得る。このように、ナット4400の雌ねじ4404は、シャフト2200の第1の雄ねじ2218に対して固定され得、および/または締付けられ得る。
【0036】
本開示のナット4400は、任意の数の特定の形状であり得る。いくつかの実施形態では、
図4に示すように、ナット4400は、六角形の形状を有し得る。しかし、五角形または長方形のような他の形状もまた適切であり得る。ナット4400の形状はまた、好都合には、レンチのような操作デバイスと相互作用する平らな表面を提供することができる。例えば、レンチは、六角ナット4400の平らな表面と接触して、ナット4400の回転または操作を容易にすることができる。
【0037】
上記のように、いくつかの実施形態では、第1のねじ部2204および第2のねじ部2206は、同じ直径と同じねじ山寸法とを有し得る。このような実施形態は、好都合には、創外固定支柱の構成要素のより容易な製造を提供することができる。しかし、このような実施形態では、ナット4400が第2のねじ部2206内に前進することを防ぐために、ナット4400などのある機構を第1のねじ部2204に沿った特定の位置に固定することが必要なことがある。ナット4400の固定は、溶接、ピン止め、または化学保持剤(例えば、Locktight
TM)によって達成することができる。
【0038】
図5Aは、本開示の部分的に組み立てられた創外固定支柱5000を示す。
図5Aに示すように、Teflon
TMO−リング5800などのリング5800を、シャフト5200の環状インデンテーション5212内に配置することができる。組み立て時にリング5800を創外固定支柱5000内に固定して、容易に装置から取り外すことができないように、リング5800を環状インデンテーション5212内に挿入および/または配置することができる。いくつかの実施形態では、リング5800はCリングであり得る。いくつかの実施形態では、リング5800は、低摩擦材料を含むことができるか、または低摩擦材料から製造され得る。例えば、リング5800は、周囲の構成要素に対する低摩擦相互作用を提供することができるプラスチック(例えば、PEEK)から構成され得、好都合には、外力が及ぼされるとシャフト5200がスリーブ5100に対して動くようにより滑らかなダイナミゼーションを提供することができる。
【0039】
付勢ピン5700は、シャフト5200の付勢ピンの長手方向の溝5216に挿入され得る。
【0040】
シャフト5200は、内部セクション5202の少なくとも一部がスリーブ5100の内側の凹み5102の第2のセクション5106内に収容されるように、スリーブ5100に挿入され得る。スリーブ5100はまた、第1のセクション5104を備えることができる。本開示の実施形態は、好都合には、保持ピン孔5108と保持ピンの長手方向の溝5214とを備え、保持ピン孔5108は、保持ピンの長手方向の溝5214の少なくとも一部と整列することができる。このように、保持ピン5600は、保持ピン孔5108と保持ピンの長手方向の溝5214との両方を通って挿入され得る。保持ピン5600は、約3.2mmの直径と約15.8mmの長さとを有し得る。いくつかの実施形態では、保持ピン5600は、スリーブ5100の保持ピン孔5108と同じ直径を有し得る。
【0041】
いくつかの実施形態では、挿入された保持ピン5600は、スリーブ5100の両側、スリーブ5100の内側の凹み5102の第2のセクション5106、およびシャフト5200の保持ピンの長手方向の溝5214を通って延びることができる。動作中、上記のように挿入された保持ピン5600は、シャフト5200が創外固定支柱の長手方向の軸に沿った並進運動の自由度しか有し得ないように、シャフト5200をスリーブ5100内に固定することができる。シャフト5200に利用できる並進運動の自由度は、保持ピンの長手方向の溝5214の長さによって制限され得る。シャフト5200の並進運動の自由度は、創外固定支柱に利用できるダイナミゼーションの程度または量に対応することができる。ダイナミゼーションは、シャフト5200に加えられる圧縮力の量に基づいて与えられ得る。
【0042】
図5Aに示すように、本開示の創外固定支柱は、ブッシュ5300を備えることができる。ブッシュ5300は、シャフト5200に対して固定され得る。例えば、複数の雌ねじ5308が、シャフト5200の第2のねじ部5206に対して固定され得る。ブッシュ5300の主要セクション5306は、スリーブ5100の内側の凹み1102の第1のセクション1104内に配置され得る。いくつかの実施形態では、ブッシュ5300の第1の端部5304は、ナット5400と接触することができる。ブッシュ5300は、ナット5400と接触することができない。ブッシュ5300の第2の端部5316は、付勢ピン5700と接触することができる。シャフト5200の内部セクション5202の一部および/またはシャフト5200の第2のねじ部5206の一部は、ブッシュ5300の非ねじ領域5314内に配置され得る。
【0043】
ブッシュ5300の環状リップ5302は、ブッシュ5300のより容易な操作を可能にすることができる。例えば、環状リップ5302の回転は、全体としてブッシュ5300の回転をもたらすことができ、シャフト5200の第2のねじ部5206の長さに沿ったブッシュ5300の移動をもたらすことができる。第2のねじ部5206に対するブッシュ5300の位置に応じて、多かれ少なかれ第2の雄ねじ5220が、ブッシュ5300の非ねじ領域5314内に配置され得る。さらに、第2のねじ部5206に対するブッシュ5300の位置に応じて、多かれ少なかれダイナミゼーションを創外固定支柱に与えることができる。ブッシュ5300が完全に締付けられると、環状リップ5302は、スリーブ5100のある部分と接触することができる。完全に締付けられた状態では、創外固定支柱は、ほとんどまたは全くダイナミゼーションを利用できない。完全に締付けられた状態では、シャフト5200は、スリーブ5100に対してほとんどまたは全く移動しないかまたは並進運動の自由度がない。
【0044】
図5Aに示すように、本開示の創外固定支柱は、ナット5400を備えることができる。ナット5400は、シャフト5200の第1のねじ部5204に対して固定され得る。ナット5400の雌ねじ5404は、第1のねじ部5204の第1の雄ねじ5218に対して締付けられ得る。第2のねじ部5206のより大きい直径は、ナット5400がシャフト5200の長さに沿ってさらに締付けられることを防ぐことができる。ナット5400が第1のねじ部5204のつけ根に固定されると、ナット5400は、好都合には、ブッシュ5300を第2のねじ部5206に対する位置に固定され得る。ナット5400は、ブッシュ5300と接触することができる。実際に、ナット5400は、ブッシュ5300が過度に緩められるか、そうでなければ第2のねじ部5206から取り外されることを防ぐ。いくつかの実施形態では、ナット5400の第1のねじ部5204に沿った位置が固定され得る。ナット5400を第1のねじ部5204に対して固定することは、溶接または固定ピンの使用を含む異なる方法によって達成され得る。
【0045】
本開示の創外固定支柱は、付勢部材5900をさらに備えることができる。いくつかの実施形態では、付勢部材5900は、ばね(例えば、コイルばね、波形ばねなど)であり得る。使用されるばねは、特定のばね定数を有し得る。例えば、いくつかの実施形態では、付勢部材5900として使用されるばねは、約3.75ポンド/mmのばね定数を有し得る。いくつかの実施形態では、付勢部材5900として使用されるばねは、約3.50ポンド/mm〜約4ポンド/mmのばね定数を有し得る。本明細書では、ばねを例として説明する。本開示の利益を有する当業者は、本明細書に記載のような付勢効果を達成するために使用され得る他の構成要素を理解するであろう。
【0046】
いくつかの実施形態では、ばねなどの付勢部材5900は、シャフト5200の内部セクション5202の周りに配置され得る。例えば、ばねがシャフト5200の内部セクション5202の周りのコイルであり得る。したがって、創外固定支柱が組み立てられると、付勢部材5900は、内部セクション5202の周りおよびスリーブ5100の内側の凹み5102内に配置され得る。さらに、付勢部材5900は、一端で付勢ピン5700と接触するように配置され得、反対端で内側の凹み5102のショルダ5103に対して付勢することができる。付勢部材5900は、圧縮されると拡張力を及ぼし得る。したがって、付勢部材5900は、付勢ピン5700とスリーブ5100とに対して拡張力を及ぼし得る。
【0047】
動作中、ブッシュ5300は、ブッシュ5300の複数の雌ねじ5308がシャフト5200の第2のねじ部5206に対して回転し得るように操作され得る。ブッシュ5300がスリーブ5100に向けて下向きに締付けられる場合、ブッシュ5300は、付勢ピン5700に対して圧縮力または圧力を及ぼすことができ、これは、次に、付勢部材5900に対して圧縮力または圧力を及ぼすことができる。存在する圧縮力の量に応じて、付勢部材5900は、特定の範囲の圧縮を可能にすることができる。
【0048】
保持ピン5600、保持ピン孔5108、および保持ピンの長手方向の溝5214の配置は、スリーブ5100のシャフト5200に対する並進運動を可能にすることができる。したがって、付勢部材5900に対する圧縮力の量は、付勢部材5900に利用できる拡張量に対応することができ、これは、次に、スリーブ5100のシャフト5200に対する並進運動の量に対応することができる。
【0049】
動作中、ブッシュ5300の回転は、創外固定支柱に利用できるダイナミゼーションの量の程度を調整することができる。いくつかの実施形態では、利用できるダイナミゼーションの量は0mm〜3mmに及び得る。さらに、ブッシュ5300の各々の全回転は、創外固定支柱の1mmのダイナミゼーションに対応することができる。ブッシュ5300の各々の全回転は、スリーブ5100とシャフト5200との間の1mmの相対的な並進運動を可能にすることができる。
【0050】
ブッシュ5300が完全に締付けられると、環状リップ5302は、スリーブ5100のある部分と接触することができる。完全に締付けられた状態では、付勢部材5900は、スリーブ5100の内側の凹み5102内で完全に圧縮され得る。シャフト5200は、シャフト5200の第2の端部5210がスリーブ5100の内側の凹み5102の表面に接触し得るように配置され得る。この状態では、ダイナミゼーションは、ほとんどまたは全く創外固定支柱に利用できないかもしれない。スリーブ5100がシャフト5200に対して利用できる並進運動はほとんどまたは全くないかもしれない。
【0051】
ブッシュ5300が完全に緩められると、環状リップ5302はナット5400と接触することができる。完全に緩められた状態では、付勢部材5900は、スリーブ5100の内側の凹み5102内で完全に拡張され得、またはスリーブ5100の内側の凹み5102内に許容されるように拡張され得る。この状態では、創外固定支柱の長手方向の方向に沿った圧縮力がスリーブ5100のシャフト5200に対する移動をもたらすことができる。いくつかの実施形態では、利用できる移動の量は、保持ピンの長手方向の溝5214の長さ、または保持ピン5600が保持ピンの長手方向の溝5214内で利用できる長手方向の移動に対応することができる。
【0052】
本開示の実施形態は、好都合には、創外固定支柱の長さが、ブッシュ5300が締付けられるか、もしくは緩められるか、または第2のねじ部5206に沿ってブッシュ5300がどのくらい締付けられるか、もしくは緩められるかどうかに応じて変わらない創外固定支柱を提供することができる。第2のねじ部5206に沿ってブッシュ5300がどのくらい締付けられるか、または緩められるかどうかに応じて、創外固定支柱は、より多くのダイナミゼーションを提供することができ、またはシャフト5100に対するスリーブ5100の圧縮を可能にすることができる。しかし、非圧縮状態の創外固定支柱の長さは、ブッシュ5300が締付けられるか、または緩められるかどうかに依存しないかもしれない。むしろ、支柱の長さの任意の変化が、それに作用する創外の圧縮力の結果として生じ得る。いくつかの実施形態では、非圧縮状態の創外固定支柱の長さは、約50mmであり得る。許容されるダイナミゼーションの範囲は、約0mm〜約3mmであり得る。創外固定支柱に与えられるダイナミゼーションの範囲は、ブッシュ5300の面/端部とスリーブ5100端部との間の距離によって制限され得る。
【0053】
本開示は、創外固定支柱の種々の実施形態を提供する。
図5Bは、本開示の代替の実施形態を示す。
図5Bの創外固定支柱5000は、上記および
図5Aに示す多くの機構を提供することができる。しかし、
図5Bの例示的な実施形態は、
図5Aの実施形態の保持ピン5600、保持ピン孔5108、および保持ピンの長手方向の溝5214を備えることができない。前記機構の欠如は、好都合には、シャフト5200のスリーブ5100に対するねじり応力またはねじれ結合を防止または軽減することができる。
図5Bの実施形態は、好都合には、シャフト5200のスリーブ5100に対する軸回転を可能にする。
【0054】
図5Bに示すように、実施形態は、シャフト5200のより長い環状インデンテーション5212を提供することができる。環状インデンテーション5212は、約5mmの長さを有し得る。保持リング5802は、ID/ODロック保持リングなどの構成要素であり得る。環状インデンテーション5212のある長さは、それに対して配置された保持リング5802の厚さの幅よりも大きくてもよい。このように、シャフト5200は、スリーブ5100の長手方向の方向に沿って並進運動することができ、一方、環状インデンテーション5212に対して固定された保持リング5802は、シャフト5200がスリーブ5100から完全に引き抜かれ、または取り外されるのを防ぐ。保持リング5802はまた、スリーブ5100の内壁に沿ったインデンテーション内に完全にまたは部分的に固定および/または配置され得る。いくつかの実施形態では、スリーブ5100内のシャフト5200の長手方向の方向に沿った移動量は、少なくとも部分的には、環状インデンテーション5212の長さによって制限され得る。保持リング5802は、スリーブ5100内のシャフト5200の滑らかな並進運動を提供するために、PEEKプラスチックなどの低摩擦材料を含むことができる。
【0055】
図5Cは、本開示の代替の実施形態を示す。
図5Cの創外固定支柱5000は、上記ならびに
図5Aおよび
図5Cに示す多くの機構を提供することができる。しかし、
図5Cの例示的な実施形態は、
図5Aの実施形態の保持ピン5600、保持ピン孔5108、および保持ピンの長手方向の溝5214を含まないかもしれない。前記機構の欠如は、好都合には、シャフト5200のスリーブ5100に対するねじり応力またはねじれ結合を防止または軽減することができる。
図5Cの実施形態は、好都合には、シャフト5200のスリーブ5100に対する軸回転を可能にする。
【0056】
示すように、実施形態は、好都合には、リング5800と保持リング5802との両方を備えることができる。上記のように、リング5800は、Teflon
TM O−リングであり得る。リング5800は、ガイドブッシュとして役立つことができる。いくつかの実施形態では、リング5800は、スリーブ5100内のシャフト5200の滑らかな並進運動を提供するために、PEEKプラスチックなどの低摩擦材料を含むことができる。
図5Cの実施形態はまた、保持リング5802を備えることができる。保持リング5802は、シャフト5200の細長い環状インデンテーション5212に配置され得る。環状インデンテーション5212は、約3mm〜約5mmの長さを有し得る。上記のように、保持リング5802は、ID/ODロック保持リングなどの構成要素であり得る。シャフト5200は、スリーブ5100の長手方向の方向に沿って並進運動することができ、一方、環状インデンテーション5212に対して固定された保持リング5802は、シャフト5200がスリーブ5100から完全に引き抜かれ、または取り外されるのを防ぐ。保持リング5802はまた、スリーブ5100の内壁に沿ったインデンテーション内に完全にまたは部分的に固定および/または配置され得る。いくつかの実施形態では、スリーブ5100内のシャフト5200の長手方向の方向に沿った移動量は、少なくとも部分的には、環状インデンテーション5212の長さによって制限され得る。保持リング5802は、スリーブ5100内のシャフト5200の滑らかな並進運動を提供するために、PEEKプラスチックなどの低摩擦材料を含むことができる。
【0057】
図5A、
図5B、および
図5Cからわかるように、本開示の実施形態は、創外固定支柱5000の付勢部材5900の圧縮を提供することができる。付勢部材5900の圧縮は、シャフト5200およびスリーブ5100の互いに関する位置または移動の対応する変化なく生じ得る。その結果、非圧縮状態または外力が及ぼされない状態では、付勢部材5900が圧縮または拡張されるとき、創外固定支柱5000の全長が一定のままであり得る。創外固定支柱5000の長さの任意の変化は、それに作用する創外圧縮力の結果として生じ得る。
【0058】
本開示はまた、
図6Aおよび
図6Bに示されるような創外固定支柱の実施形態を提供する。
図6Aおよび
図6Bに示されるような創外固定支柱の実施形態は、種々の構成要素を備えることができる。
【0059】
いくつかの実施形態では、創外固定支柱は、
図6Aおよび
図6Bに示されるようなスリーブ6100を備えることができる。スリーブ6100は、形が実質的に円筒状であり得る。スリーブ6100は、第1のセクション6104および第2のセクション6106を備え得る内側の凹み6102を備える。第1のセクション6104と第2のセクション6106とは、サイズが異なり得る。いくつかの実施形態では、第1のセクション6104は、第2のセクション6106の直径よりも大きい直径を有し得る。このように、第1のセクション6104に固定され得る構成要素は、第2のセクション6106とかみ合うこともできず、またはそうでなくても収容されることもできない。第1のセクション6104は、約14mmの直径と約11.8mmの長さとを有し得る。第2のセクション6106は、約12.7mmの直径と約25mmの長さとを有し得る。いくつかの実施形態では、内側の凹み6102の長さは約25.2mmであり得、スリーブ6100の長さは約51mmであり得る。
【0060】
スリーブ6100は、第1の端部6112に狭窄部6120をさらに備えることができる。第1の端部6112はまた、孔6110を備えることができる。孔6110は、創外固定支柱の種々の構成要素を収容することを可能にすることができる。スリーブ6100はまた、スリーブ6100の第2の端部6116に配置された複数の雌ねじ6118を備えることができる。第2の端部6116は、孔6110が内側の凹み6102に配置される前述の第1の端部6112とは反対側であり得る。複数の雌ねじ6118は、スリーブ6100の第2の端部6116に配置され得る。複数の雌ねじ6118は、創外固定支柱が創外固定器に固定されることを可能にすることができる。複数の雌ねじ6118は、約14mmの長さに及び得る。
【0061】
スリーブ6100は、スリーブ6100の第2の端部6116に狭窄部6114をさらに備えることができる。スリーブ6100の狭窄部6114は約10mm〜約13mmの幅と約8mm〜約12mmの長さとを有し得る。狭窄部6114は約9.5mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、スリーブ6100は狭窄部6114に鋸歯状の表面6115をさらに備えることができる。鋸歯状の表面6115は、回転または他の操作が容易になり得るように、レンチがスリーブ6100に対して固定されるための接触点を提供することができる。狭窄部6114は、例えば、2〜6の鋸歯状の表面6115を備えることができる。鋸歯状の表面6115は、約6mmの長さを有し得る。
【0062】
図6Aおよび
図6Bに示すように、本開示のいくつかの実施形態はまた、シャフト6200を備えることができる。シャフト6200は、約46mmの長さを有し得る。シャフト6200は、ねじ部6222と内部セクション6226とを備えることができる。
【0063】
ねじ部6222は、複数の雄ねじ6224を備えることができる。複数の雄ねじ6224は、創外固定支柱が創外固定器に固定されることを可能にすることができる。ねじ部6222は、約6mmの直径と約22mmの長さとを有し得る。
【0064】
内部セクション6226は、スリーブ6100の内側の凹み6102内に少なくとも部分的に配置されるように構成され得る実質的に円筒状セクションであり得る。内部セクション6226は、約13.8mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、内部セクション6226の一部は、内側の凹み6102内に配置され得、内部セクション6226の一部は、内側の凹み6102の外側に配置され得る。いくつかの実施形態では、内部セクション6226は、環状突起6228を備えることができる。環状突起6228は、スリーブ6100の内側の凹み6102内に固定され得る拡張領域を提供することができる。環状突起6228は、約12.7mmの直径を有し得る。いくつかの実施形態では、環状突起6228は、内側の凹み6102の第2のセクション6106と同じ直径を有し得る。環状突起6228は、シャフト6200の内部セクション6226に沿って、内部セクション6226の2つのセグメントに分離するか、または画定するように配置され得る。環状突起6228の一方の側は、端部セグメント6230を備えることができ、環状突起6228の反対側は、主要セグメント6232を備えることができる。主要セグメント6232は、ねじ部6222と接続され得る。端部セグメント6230は、内側の凹み6102内に配置され得る。いくつかの実施形態では、主要セグメント6232と端部セグメント6230とは異なる直径および長さを有し得る。主要セグメント6232は約6mmの直径と約35.8mmの長さとを有し得る。端部セグメント6230は約4.7mmの直径と約7.7mmの長さとを有し得る。
【0065】
動作中、シャフト6200は、スリーブ6100に対して並進運動を行うことができる。例えば、圧縮力がシャフト6200に長手方向に加えられる場合、シャフト6200は、スリーブ6100の内側の凹み6102内に移動することができ、またはスリーブ6100の内側の凹み6102内にさらに移動することができる。矛盾なく、シャフト6200に対する圧縮力が減少する場合、シャフト6200はデフォルト位置に戻ることができる。
【0066】
いくつかの実施形態では、本開示は、好都合には、シャフト6200がスリーブ6100の中心軸の周りに自由に回転することができる創外固定支柱を提供することができる。シャフト6200の回転の自由度は、好都合には、ねじれ結合を軽減または防止することができ、ねじれ結合は、シャフト6200がスリーブ6100内で並進運動する性能に逆に作用することができる。
【0067】
本開示のいくつかの実施形態はまた、付勢部材6900を備えることができる。いくつかの実施形態では、付勢部材6900はばねであり得る。使用されるばねは、特定のばね定数を有し得る。例えば、いくつかの実施形態では、付勢部材6900として使用されるばねは、約3.76ポンド/mmのばね定数を有し得る。いくつかの実施形態では、付勢部材6900として使用されるばねは、約3.50ポンド/mm〜約4ポンド/mmのばね定数を有し得る。本明細書では、ばねを例として説明する。本開示の利益を有する当業者は、本明細書に記載の付勢効果を達成するために使用され得る他の構成要素を理解するであろう。
【0068】
いくつかの実施形態では、ばねなどの付勢部材6900は、スリーブ6100の内側の凹み6102の周りに配置され得る。より具体的には、付勢部材6900は、スリーブ6100の内側の凹み6102の第2のセクション6106内に配置され得る。付勢部材6900は、一端で環状突起6228と接触し、反対端で接触機構6920と接触するように配置され得る。さらに、付勢部材6900は、シャフト6200の端部セグメント6230が付勢部材6900の内部を通って延びるように配置され得る。例えば、端部セグメント6230は、付勢部材6900として役立つばねの中空の内部を通って延びることができる。
【0069】
付勢部材6900は、圧縮されると、拡張力を及ぼすことができる。したがって、付勢部材6900は、環状突起6228と接触機構6920とに対して拡張力を及ぼすことができる。
【0070】
上記のように、本開示のいくつかの実施形態はまた、接触機構6920を備えることができる。接触機構6920は、環状突起6922と長手方向のセグメント6924とを備える機械的構成要素であり得る。接触機構6920は、スリーブ6100の内側の凹み6102にかみ合う寸法に作られ得るか、または配置され得る。
【0071】
環状突起6922は、実質的に円形のまたは円盤のような形状を有し得る。環状突起6922は、約12.7mmの直径を有し得る。いくつかの実施形態では、環状突起6922は、内側の凹み6102の第2のセクション6106と同じ直径を有し得る。
【0072】
長手方向のセグメント6924は、環状突起6922から創外固定支柱の長手方向の方向に延びることができる。いくつかの実施形態では、長手方向のセグメント6924は、その中に間隔6926を備えた円筒形状を有し得る。例えば、長手方向のセグメント6924は、前記円筒の中心に凹部または中空の部分を備えた円筒であり得る。間隔6926は、好都合には、シャフト6200端部セグメント6230がその中に収容されることを可能にすることができる。間隔6926は、シャフト6200端部セグメント6230と相補的である寸法に作られ得、および/または形作られ得る。したがって、端部セグメント6230が間隔6926内に完全に配置されると、2つの構成要素の間に確実な嵌合が提供され得る。いくつかの実施形態では、端部セグメント6230が間隔6926内に完全に配置されると、長手方向のセグメント6924は、シャフト6200の環状突起と接触することができる。
【0073】
本開示のいくつかの実施形態はまた、回転機構6940を備えることができる。本開示の回転機構6940は、球状構造の特定の面に沿って特定の断片が取り外された特定のセクションを備えた実質的に球状の構造を備えることができる。その結果、回転機構6940は、回転機構6940の中心6944から距離が異なる複数の平らな表面を有し得る。複数の平らな表面のいずれか1つが、スリーブ6100の内側の凹み6102内の接触機構6920と係合するか、または接触するかに応じて、異なる量のダイナミゼーションが全システムに提供され得る。
【0074】
より具体的には、いくつかの実施形態では、回転機構6940は、複数の表面6942A、6942B、および6942Cを備えることができる。
図6Aおよび
図6Bに示すように、複数の表面6942A、6942B、および6942Cの各々は、回転機構6940の中心6944から異なる距離を有し得る。例えば、表面6942Aは、表面6942Bまたは6942Cのいずれかよりも中心6944からさらに遠くであり得る。したがって、表面6942Aが接触機構6920と接触するように回転機構6940を回転させると、表面6942Bまたは6942Cのいずれかが接触機構6920と接触するときよりも、接触機構6920に大きな圧縮量を提供することができる。その結果、付勢部材6900は、相対的に圧縮され得、ダイナミゼーションはほとんどシステムに与えられないかもしれない。対照的に、表面6942Cは、表面6942Aまたは6942Bのいずれよりも中心6944により近くであり得る。したがって、表面6942Cが接触機構6920と接触するように回転機構6940を回転させると、表面6942Aまたは6942Bのいずれかが接触機構6920と接触するときよりも、接触機構6920に相対的にわずかな圧縮を提供することができる。その結果、付勢部材6900はあまり圧縮されないかもしれず、かなりの量のダイナミゼーションがシステムに与えられるかもしれない。
【0075】
図6Aおよび
図6Bに示すように、本開示の実施形態は、3つの平らな表面6942A、6942B、および6942Cを備えた回転機構6940を備えることができ、機構6940の第4の「側面」は曲面または球面である。しかし、
図6Aおよび
図6Bは、単なる例として提供される。いくつかの実施形態では、回転機構6940は、2つの平らな表面、4つの平らな表面または5つの平らな表面を備えることができ、これらの表面の各々は、接触機構6920と係合するか、または接触するように動作可能であり得る。いくつかの実施形態では、回転特徴6940は、
図6Aおよび
図6Bに示すように、曲面または球面を有し得るか、または有し得ない。回転機構6940上に種々の表面を設けることは、好都合には、中心部6944からの異なる距離を有する異なる表面が接触機構6920と接触することを可能にすることができ、それによって、シャフト6200のスリーブ6100に対する異なる量の利用できるダイナミゼーションまたは異なる量の圧縮を可能にする。利用できるダイナミゼーションまたは圧縮の量は、ばねなどの付勢部材6900がスリーブ6100の内側の凹み6102および空間6926の長さ内の圧縮または拡張から生じ得る。さらに、回転機構6940の回転は、接触機構6920のスリーブ6100の内側の凹み6102内の移動と、空間6926の長さの増加または減少をもたらすことができる。回転機構6940が回転して接触機構6920の特定の表面と係合するとき、接触機構6920は、スリーブ6100の内側の凹み6102内で、長手方向に移動することができる。いくつかの実施形態では、複数の表面6942A、6942B、および6942Cの中心6944からの距離としては、例えば、3.35mm、4.35mm、および5.35mmが挙げられ得る。付勢部材6900が付勢力を及ぼすことができる一方、シャフト6200がスリーブ6100に対して利用できる最大の長手方向の並進運動は、空間6926の長さによって制御および/または制限され得る。
【0076】
図6Aおよび
図6Bに示すように、本実施形態はまた、内部の構成要素6950を備えることができる。内部の構成要素6950は、スリーブ6100の内側の凹み6102の第1のセクション6104内に配置されるように構成された一体化した構成要素であり得る。内部の構成要素6950は、スリーブ6100の第1の端部6112で環状突起6228および狭窄部6120と接触することができる。狭窄部6120は、好都合には、スリーブ6100の内側の凹み6102の第1のセクション6104内に内部の構成要素6950を固定することができる。さらに、内部の構成要素6950はまた、直線ガイドブッシュとして役立つことができる。いくつかの実施形態では、内部の構成要素6950は、PEEKプラスチックなどの低摩擦材料を含むことができるか、および/または低摩擦材料から製造され得る。
【0077】
図6Aおよび
図6Bに示す実施形態で使用され得る追加の機構が、
図6Cに示される。
図6Cに示すように、本開示の実施形態は、回転機構6960と止めねじ6970とを備えることができる。さらに、上記の回転機構6940は、中心チャネル6948を備えることができる。中心チャネル6946は、回転機構6940に沿って第1の孔6947と第2の孔6948とを設けることができる。中心チャネル6946は、回転機構6940の中心6944を通り抜けることができる。回転機構6940は、凹み6945を収容する止めねじをさらに備えることができる。中心チャネル6946と凹み6945を収容する止めねじとは、回転機構6940を内側の凹み6102の第2のセクション6106内に固定して回転させる機構を設けることができる。
【0078】
回転機構6960は、回転機構6940の中心チャネル6946に挿入され得る。すると、回転機構6960は、回転機構6940の回転を容易にすることができる。例えば、回転機構6960は、中心チャネル6946内に配置され得る本体6962と、創外固定支柱の創外に配置され得る頭部6964とを備えることができる。さらに、上記の回転機構6940は、中心チャネル6948を備えることができる。頭部6964は、回転機構6960の回転を容易にし得る形状を有し得る。例えば、頭部6964は、形状として提供された平らな表面がレンチまたは他の道具とかみ合うか、または接続することができる六角形または五角形の形状を有し得る。すると、レンチまたは他の道具は、頭部6964の向きを操作し、次に、回転機構6960を回転させ、次に、回転機構6940を回転させることができる。回転機構6960の回転は、他の手段によって達成され得る。例えば、頭部6964は、道具とかみ合う特定の形状を有し得るインデント6966を有し得る。すると、前記道具の回転は、回転機構6960の回転を容易にすることができる。
【0079】
回転機構6940の中心チャネル6946内の回転機構6960の位置は、止めねじ6970を使用して固定され得る。止めねじ6970は、第2の端部6116の複数の雌ねじ6118によって提供された孔を通ってスリーブ6100の内部に配置され得る。回転機構6940の凹部6945を収容する止めねじは、回転機構6960の凹部6965を収容する止めねじと整列され得る。すると、止めねじ6970は、凹み6945,6956を収容する整列した止めねじ内に締付けられ得るか、または固定され得る。
【0080】
図6A、
図6B、および
図6Cの実施形態は、好都合には、ピンまたは溝のない創外固定支柱を提供する。したがって、小さなピンまたは溝の整列、交換、または別の操作の必要なく、ダイナミゼーションが提供され得る。動作中、施術者は、回転機構6940を回転させるか、または別な方法で操作することによって、創外固定支柱のダイナミゼーションの量を調整することができる。例えば、施術者は、回転機構6960を回転させて回転機構6940の向きを回転させるか、または別な方法で調整することができる。どの表面(例えば、複数の表面6942A、6942B、および6942C)が接触機構6920と接触しているかに応じて、接触機構6920は、スリーブ6100の内側の凹み6102の第2のセクション6106内の異なる位置を有し得る。したがって、第2のセクション6106内の接触機構6920の位置に応じて、異なる量の圧縮が付勢部材6900に及ぼされ得る。
【0081】
大量の圧縮が付勢部材6900に及ぼされると、付勢部材6900は、環状突起6228と接触機構6920との間に完全に圧縮され得る。この状況では、ダイナミゼーションは、ほとんどまたは全く創外固定支柱に提供され得ないか、または利用され得ない。
【0082】
付勢部材6900に及ぼされる圧縮の量がほとんどまたは全くないと、付勢部材6900は、環状突起6228と接触機構6920との間で完全に拡張され得る。この状況では、大量のダイナミゼーションが、創外固定支柱に提供され得るか、または利用され得る。
【0083】
本開示の実施形態は、創外固定器70000の一部として使用され得る創外固定支柱7000を提供する。
図7Aは、本開示の特定の例示的な実施形態による創外固定支柱を備える例示的な創外固定器の透視図を示す。図示のように、創外固定器70000は、4つの創外固定支柱7000を備えることができる。さらに、上記の回転機構6940は、中心チャネル6948を備えることができる。しかし、より少ないか、またはより多くの創外固定支柱7000が利用され得る(例えば、2つ、3つ、5つ、6つ)。
【0084】
創外固定器70000は、骨(図示せず)を囲む第1の創外固定リング70020と第2の創外固定リング70040とを備えることができる。第1の創外固定リング70020と第2の創外固定リング70040とは、創外固定支柱7000によって接続される。創外固定支柱7000は、種々の方法によって創外固定リング70020、70040と接続され得る。いくつかの実施形態では、創外固定支柱7000の各々は、創外固定支柱7000の各端部に取り付けられた第1の接続式ボールジョイント(図示せず)を備えることができる。第1のボール(図示せず)は、溝(図示せず)を通って創外固定リング70020、70040の各々のねじ式開口に通じる第1のボールスタッド(図示せず)を備える。
【0085】
図7Bは、本開示の特定の例示的な実施形態による創外固定支柱7000を備える別の例示的な創外固定器70000の透視図を示す。
図7Aに示す構成要素に加えて、
図7Bの例示的な実施形態は、複数の創外固定棒70060をさらに備えることができる。創外固定棒70060の使用は、第1の創外固定リング70020と第2の創外固定リング70040との間の距離の伸長および調整、第1の創外固定リング70020と第2の創外固定リング70040との間の急速なまたは徐々の長さ調整、ならびに第1の創外固定リング70020、第2の創外固定リング70040、およびその上に固定された種々の創外固定器70000の向きの他の操作などのいくつかの利点を提供することができる。創外固定棒70060は、一端で第1の創外固定リング70020または第2の創外固定リング70040の1つに固定され、そして別の端部で複数の創外固定支柱7000のうちの1つに固定され得る。図示のように、4つの創外固定棒70060が、4つの利用される創外固定支柱7000の各々に対応する1つとともに使用され得る。しかし、創外固定棒70060の数は、変わり得る。例えば、いくつかの実施形態では、創外固定器70000は、創外固定支柱7000の各端部に1つが固定された8つの創外固定棒70060を備えることができる。
【0086】
いくつかの実施形態では、創外固定棒70060は、「急速な、および徐々の調整のための創外固定接続棒」と題し、その全内容が本明細書に組み入れられる米国特許第8,574,232号明細書に記載の創外固定接続棒のものであり得る。その中に記載の創外固定接続棒の創外固定棒70060としての使用は、好都合には、第1の創外固定リング70020と第2の創外固定リング70040との間のより大きい長さを提供することができる。さらに、その中に記載の創外固定接続棒の創外固定棒70060としての使用は、創外固定器を患者に対して組み立てること、または一度患者に固定された創外固定器を調整することがより容易になり得る。
【0087】
米国特許第8,574,232号に開示の創外固定棒70060としての使用は、例としてのみ提供される。本開示の利益を有する当業者は、創外固定棒70060が、米国特許第8,574,232号に開示のものよりも多かれ少なかれの機構を備えることができることを理解するであろう。例えば、いくつかの実施形態では、創外固定棒70060に種々の回転部材または接続式ジョイントを設けることは、好都合には、創外固定器70000およびその中の構成要素のより大きな操作および/または調整を可能にすることができる。他の実施形態では、より少ない接続式ジョイントまたは回転部材を備えた創外固定棒70060を利用することは、好都合には、第1の創外固定リング70020と第2の創外固定リング70040との平行な向きを維持することができる。さらに、創外固定棒70060をより少ない接続式ジョイントまたは回転部材とともに利用することは、好都合には、創外固定支柱7000によって提供されるダイナミゼーションの軸の方向を安定化または維持することができる。
【0088】
図8Aは、骨折のある人の骨の断片を示す。骨は、大腿骨、脛骨、または腓骨であり得る。
図8Aに示すように、骨は1つ以上の骨折を有し得る。例示的な実施形態では、骨折は、治療および治癒を必要とする中軸脛骨骨折であり得る。他の実施形態では、骨は人体の他の部分に属してもよい。
【0089】
図8Bは、骨折のある人の骨を囲む創外固定器80000を示す。
図8Cは、骨折のある人の骨を囲む創外固定器80000の拡大図を示す。図示のように、複数の創外固定支柱8000は、骨を囲む第1の創外固定リング80020と第2の創外固定リング80040とに取り付けられ得、または固定され得る。
図8Bおよび
図8Cに示す創外固定支柱8000は、上に開示および記載した実施形態の任意の1つ、または
図5A、
図5B、
図6A、
図6B、および/または
図6Cに示す実施形態の任意の1つと同じであり得る。示した骨は、大腿骨、脛骨、または腓骨であり得る。他の実施形態では、骨は人体の他の部分に属してもよい。
図8Bおよび
図8Cに示した骨は、人体の種々の骨を表し得るため、ある実施形態では、骨の寸法は、わずかに比例していないことがある。ある実施形態では、創外固定器80000に取り付けられたピン(図示せず)は、治癒を必要とする骨折(例えば人の脛骨)に近い骨と接続される。創外固定器80000の取り付けのために、ピン(図示せず)で人の皮膚および骨に穴を開けるか、または突き刺すことができる。創外固定器8000の骨との接続は、ワイヤ、ピン、スクリュー、および/または棒などの接続子を、中でも皮膚を通って、そして選択された骨の中に、骨を通って、および/または骨の周りに配置することを含むことができる。
【0090】
いくつかの実施形態では、創外固定支柱8000は、好都合には、互いに平行に配置され得る。いくつかの実施形態では、第1の創外固定リング80020と第2の創外固定リング80040とは、互いに平行に配置され得、創外固定支柱8000は、好都合には、第1の創外固定リング80020および第2の創外固定リング80040の平面と直交して配置され得る。このような配置は、好都合には、創外固定支柱8000の方向の長手方向の軸に沿って制御されたダイナミゼーションを提供することができる。
【0091】
図8Dは、骨折のある人の骨を囲む創外固定器80000の別の例示的な実施形態を示す。
図8Eは、骨折のある人の骨を囲む創外固定器80000の拡大図を示す。
図8Bおよび
図8Cに示す構成要素に加えて、
図8Dおよび
図8Eの例示的な実施形態は、複数の創外固定棒80060をさらに備えることができ、創外固定棒80060の各々は、一端で創外固定支柱8000に固定され、別の端部で第1の創外固定リング80020または第2の創外固定リング80040に固定され得る。上記のように、創外固定棒80060は、「急速な、および徐々の調整のための創外固定接続棒」と題し、その全内容が本明細書に組み入れられる米国特許第8,574,232号明細書に記載の創外固定接続棒のものであり得る。その中に記載の創外固定接続棒の創外固定棒80060としての使用は、好都合には、第1の創外固定リング80020と第2の創外固定リング80040との間のより大きい長さを提供することができる。さらに、その中に記載の創外固定接続棒の創外固定棒80060としての使用は、創外固定器を患者に対して組み立てること、または一度患者に固定された創外固定器を調整することがより容易になり得る。
【0092】
上に説明したように、米国特許第8,574,232号に開示の創外固定棒80060としての使用は、例としてのみ提供される。本開示の利益を有する当業者は、創外固定棒80060が、米国特許第8,574,232号に開示のものよりも多かれ少なかれの機構を備えることができることを理解するであろう。例えば、いくつかの実施形態では、創外固定棒80060に種々の回転部材または接続式ジョイントを設けることは、好都合には、創外固定器80000およびその中の構成要素のより大きな操作および/または調整を可能にすることができる。他の実施形態では、より少ない接続式ジョイントまたは回転部材を備えた創外固定棒80060を利用することは、好都合には、第1の創外固定リング80020と第2の創外固定リング80040との平行な向きを維持することができる。さらに、創外固定棒80060をより少ない接続式ジョイントまたは回転部材とともに利用することは、好都合には、創外固定支柱8000によって提供されるダイナミゼーションの軸の方向を安定化または維持することができる。
【0093】
上記からわかるように、本開示は、創外固定支柱の種々の実施形態を提供する。本開示の実施形態は、創外固定支柱内に配置された付勢部材の圧縮を提供することができる。付勢部材の圧縮は、シャフトおよび/またはスリーブの位置または動きに対応する変化なく生じ得る。したがって、調整中に支柱の全長が変化することはないかもしれない。むしろ、付勢力および可動範囲のみを調整することができる。創外固定支柱によって与えられる動きの範囲は、付勢力によって作用され得るが、ブッシュまたは回転機構の位置によって機械的に制限され得る。したがって、付勢部材は、支柱の全長に対応する変化なく圧縮され得る。むしろ、支柱の長さの任意の変化は、それに作用する創外の圧縮力の結果として生じ得る。
【0094】
本開示の利益を有する当業者によって理解されるように、本明細書に含まれる説明から逸脱することなく、創外固定支柱用の他の均等なまたは代替の組成物、デバイス、方法、およびシステムを想定することができる。したがって、示され説明された本開示を実行する方法は、一例にすぎないと解釈されるべきである。
【0095】
当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、構成要素の形状、サイズ、数、および/または配置を種々変更することができる。さらに、デバイスおよび/またはシステムのサイズは、施術者のニーズおよび/または希望に合うようにスケールアップ(例えば、成人の被験者に使用する)またはダウン(例えば、青少年の被験者に使用する)することができる。各開示された方法および方法の工程は、任意の他の開示された方法または方法の工程に関連して、およびいくつかの実施形態による任意の順序で行われ得る。動詞「may」が現れると、それはオプションのかつ/または任意の条件を伝えることを意図しているが、その使用は、特に示さない限り、操作性の欠如を示唆することを意図していない。当業者は、本開示のデバイスおよび/またはシステムを準備および使用する方法を種々変更することができる。
【0096】
また、範囲が設けられた場合、開示された端点は、特定の実施形態によって所望または要求される正確および/または近似として扱われ得る。端点が近似の場合、柔軟性の程度は、範囲の大きさの順序に比例して変わり得る。例えば、一方では、約5〜約50の範囲の文脈における約50の範囲の端点は、50.5を含み得るが52.5または55を含み得ず、他方では、約0.5〜約50の範囲の文脈における約50の範囲の端点は、55を含み得るが60または75を含み得ない。さらに、いくつかの実施形態では、範囲の端点を混合して一致させることが望ましいことがある。
【0097】
創外固定支柱用のデバイスおよび/またはシステムの全部または一部は、使い捨てられるように、役に立つように、交換できるように、および/または取り替えられるように構成および配置され得る。これらの均等物および代替物は、明らかな変更および改変とともに、本開示の範囲内に含まれることが意図される。したがって、先の開示は、添付の特許請求の範囲によって示される本開示の範囲を例示することを意図しているが、限定するものではない。
【0098】
表題、要約、背景、および見出しは、規則に従って、および/または読者の便宜のために提供される。それらには、先行技術の範囲および内容についての承認は含まれず、すべての開示された実施形態に適用できる制限はない。