【課題を解決するための手段】
【0010】
2自由度リストおよび関連方法を伴う手術ツールを提供する。開示された手術ツールは、低侵襲手術で使用されるときに特に有益であってもよい。多くの実施形態では、中間リスト部材は、シャフトに対して直角な第1軸の周囲で回転するよう、器具シャフトの遠位端と枢動可能に連結され、エンドエフェクタ本体は、第1軸に対して直角な第2軸の周囲で回転するよう、中間部材に枢動可能に連結される。そのような2自由度リストは、外科医の手首の自然な動作を模倣する方法でエンドエフェクタ本体を関節動作させ、それにより、エンドエフェクタ本体の所望量の操縦性を提供するために使用することができる。多くの実施形態では、中間部材は、細長い形状を有する。細長い形状は、作動構成要素、例えば、器具シャフトに対してエンドエフェクタ本体を関節動作させる作動構成要素、およびエンドエフェクタ本体に対して1つ以上のエンドエフェクタ特徴を関節動作させる作動構成要素(例えば、制御ケーブル、駆動シャフト)の経路指定のために、隣接領域を空けておく。多くの実施形態では、2自由度リストは、制御ケーブルを誘導するための内部通路を含む。そのような内部通路は、第1および第2軸の周囲での枢動中に制御ケーブル張力の変化を阻止するように構成することができる。
【0011】
例示的実施形態は、リンク張力部材を介して、リスト関節動作を提供する。多くの実施形態では、エンドエフェクタが内部手術空間内で配向されることを可能にするように、エンドエフェクタが、2自由度継手を介して細長いシャフトの遠位端と連結される。例示的実施形態では、張力部材の対向移動が、シャフトに対してエンドエフェクタを角度配向させ、張力部材とエンドエフェクタとの間の摺動界面が、張力部材の張力の変化を阻止するよう、エンドエフェクタの配向との相関関係において張力部材の位置を変化させる。張力部材の張力のそのような変化を阻止することによって、例えば、対向張力部材が、共通線形駆動機構(例えば、モータ駆動型キャプスタン)を共有する状態で、張力部材がリンクペアとして使用されるときに、手術ツール構成要素の不利な制御ケーブルの緩みおよび/または過大応力が回避されてもよい。リンクペアの中の張力部材を作動させることにより、シャフトに対するエンドエフェクタの円滑で反応の良い関節動作を提供してもよい。リンク張力部材によりリスト関節動作はまた、シャフトの遠位での手術ツールの長さを短縮するために使用することもでき、それは、密閉身体空間内のアクセス、身体構造へのアクセスの角度、および身体構造の可視性を向上させてもよい。
【0012】
角度を通してトルクを伝達するための機構、角度を通してトルクを伝達するための機構を備える低侵襲手術ツール、および関連方法も提供される。開示された機構は、例えば、2自由度リストを介して器具シャフトに取り付けられる手術用エンドエフェクタのシャフト駆動型作動機構にトルクを伝達するために、使用することができる。多くの手術用途(例えば、多くの低侵襲手術用途)では、外科医の手首の(しばしば比較的急速な)自然な動作を模倣するよう、2自由度リストを介して器具シャフトの遠位端に取り付けられる手術用エンドエフェクタを備える、手術ツールを使用することが有益であってもよい。回転可能なシャフト駆動でエンドエフェクタを作動させることによって、狭いシャフトを通して、高レベルの力を組織に適用することができる。例えば、高い締め付け力を生成するよう、エンドエフェクタの締め付けジョーを関節動作させるために、そのようなシャフト駆動型機構を使用することができる。例示的実施形態は、球端部がソケット角度を制約するように一緒に連結され、ソケットを横断するピンがトルクを伝える、比較的単純な二重ボールソケット継手システムを使用して、低侵襲手術ツールの角度を成すリストを通して十分なトルクを伝達することができる。この単純配設は、例えば、手術器具で使用するための小型化に役立つ。この単純配設はまた、60度を超える角度を通してトルクを伝達するツールの信頼性も向上させ、それにより、器具シャフトに対するエンドエフェクタの実質的な再配向を可能にしてもよい。多くの実施形態では、駆動シャフトおよび被駆動シャフトの回転速度は、駆動シャフトおよび被駆動シャフトが非平行であるときでさえも実質的に等しく、それは、角度を通したトルクの円滑な伝達を提供するのに役立ってもよい。
【0013】
第1の側面では、低侵襲手術ツールが提供される。手術ツールは、その間に孔を伴って近位端および遠位端を有する、管状器具シャフトと、エンドエフェクタ本体を含むエンドエフェクタと、シャフトの遠位端と枢動可能に連結され、エンドエフェクタ本体と枢動可能に連結される、中間リスト部材と、エンドエフェクタ本体を配向させ、エンドエフェクタを作動させるよう、シャフトの孔を通して遠位に延在する作動システムとを含む。器具シャフトは、器具シャフト軸を有する。シャフトに対する中間本体の枢動は、シャフトに対して第1軸の周囲で中間部材を配向させる。中間部材に対するエンドエフェクタ本体の枢動は、中間部材に対して第2軸の周囲でエンドエフェクタ本体を配向させる。第1軸は、シャフト軸に対して直角である。第2軸は、第1軸に対して直角である。中間部材は、第1軸に沿った外部幅と、第2軸に沿った外部長さとを有する。長さは、中間部材が細長い断面を有するように、幅とは有意に異なる。作動システムの一部分は、シャフトとエンドエフェクタ本体との間の中間部材の細長い断面から横方向に分離される。
【0014】
中間部材は、1つ以上の追加の特徴および/または特性を含むことができる。例えば、中間部材の幅は、中間部材の長さの4分の1未満となり得る。第1軸および第2軸は、同一平面上である2mm以内にあり得る。第1軸および第2軸は、同一平面上にあり得る。中間部材は、器具シャフトとエンドエフェクタ本体との間で作動システムの制御ケーブルを誘導するための内部通路を含むことができる。
【0015】
手術ツールは、1つ以上の追加の構成要素を含むことができる。例えば、手術ツールは、シャフトを中間部材に枢動可能に連結する第1の継手と、中間部材をエンドエフェクタ本体に枢動可能に連結する第2の継手とを含むことができる。第1の継手が、作動システムの横方向に分離した部分がない、シャフトとエンドエフェクタ本体との間の中央領域内に配置されるように、第1の継手は、中間部材の幅以内で第1軸に沿って延在する、単一の枢動シャフトを含むことができる。第2の継手は、第2軸に沿って分離される、第1および第2の同軸枢動シャフトを含むことができる。中間部材は、器具シャフトとエンドエフェクタ本体との間、および第2の継手の同軸枢動シャフトの間で、作動システムの制御ケーブルを誘導するための内部通路を含むことができる。手術ツールは、器具シャフトと固定して連結され、第1軸の周囲で回転するために中間部材と枢動可能に連結される、支持部材を含むことができる。支持部材は、器具シャフトの孔とエンドエフェクタ本体との間に送られる作動システムの制御ケーブルを誘導するための内部通路を含むことができる。ガイド表面は、第1および第2軸の周囲での枢動中にケーブル張力の変化を阻止するよう、制御ケーブルを拘束することができる。
【0016】
作動ツールは、1つ以上の付加的な特徴および/または特性を含むことができる。作動システムの横方向に分離した部分は、エンドエフェクタの第1の作動機構を駆動するための第1の回転可能駆動シャフトを含むことができる。第1の駆動シャフトは、中間部材の第1の側面に隣接して通過するよう、エンドエフェクタ本体と孔との間に送ることができる。作動システムの横方向に分離した部分はさらに、エンドエフェクタの第2の作動機構を駆動するための第2の回転可能駆動シャフトを含むことができる。第2の駆動シャフトは、中間部材の第2の側面に隣接して通過するよう、エンドエフェクタ本体と孔との間に送ることができ、第2の側面は、第1の側面の反対側にある。作動システムの配向部分は、第1および第2軸の周囲で器具シャフトに対するエンドエフェクタ本体の配向を変化させるように動作可能となり得る。配向部分は、その配向を変更するようエンドエフェクタに適用される力が、作動システムによって孔を通して近位に伝達されるように、後方駆動可能となり得る。エンドエフェクタの作動は、前記エンドエフェクタの継手の関節動作を含むことができる。
【0017】
別の側面では、低侵襲手術ツールを製造するための方法が提供される。方法は、器具シャフトの細長い方向と非平行に配向される第1軸の周囲で回転するために、中間部材を器具シャフトに枢動可能に連結するステップと、第1軸および細長い方向と非平行に配向される第2軸の周囲で回転するために、エンドエフェクタを中間部材に枢動可能に連結するステップと、作動機構をエンドエフェクタと連結するステップとを含む。作動機構は、2次元で細長い方向に対してエンドエフェクタの配向を変化させるように動作可能である。作動機構の少なくとも一部分は、中間部材の外側を通過し、中間部材の少なくとも1つの側面から分離されるよう、エンドエフェクタと器具シャフトの孔との間に送られる。
【0018】
低侵襲手術ツールを製造するための方法では、器具シャフトに連結され、エンドエフェクタが連結される中間部材は、1つ以上の付加的な特徴および/または特性を含むことができる。例えば、第1軸は、第2軸に垂直となり得る。第1軸または前記第2軸のうちの少なくとも1つは、器具シャフトの細長い方向に垂直となり得る。中間部材は、第1軸の方向の外部幅と、第1軸の方向の幅よりも大きい第2軸の方向の最大外部長さとを有することができる。中間部材は、外部長さの3分の1未満である、第1軸方向の最大外部幅を有することができる。中間部材は、エンドエフェクタ本体と器具シャフトの孔との間に送られる制御ケーブルを誘導するための内部通路を含むことができる。ガイド表面は、第1および第2軸の周囲での枢動中にケーブル張力の変化を阻止するよう、制御ケーブルを拘束することができる。
【0019】
方法は、さらなるステップを含むことができる。例えば、方法はさらに、中間部材の内部通路を通してエンドエフェクタ制御ケーブルを送るステップを含むことができる。方法はさらに、その配向を変更するようエンドエフェクタに適用される力が、作動システムによって孔を通して近位に伝達されるように、器具シャフトに対するエンドエフェクタ本体の配向を変化させることによって、作動機構を後方駆動するステップをさらに含むことができる。エンドエフェクタの作動は、エンドエフェクタの継手を関節動作させるステップを含むことができる。
【0020】
別の側面では、低侵襲手術方法が提供される。方法は、低侵襲開口または天然口を介して、ツールの手術用エンドエフェクタを内部手術部位まで挿入するステップと、エンドエフェクタを支持するツールのシャフトに対して第1軸の周囲で中間部材を配向させるよう、第1の継手の周囲でツールのシャフトに対してツールの中間部材を枢動させるステップと、中間部材に対して第2軸の周囲でエンドエフェクタを配向させるよう、第2の継手の周囲で中間部材に対してエンドエフェクタを枢動させるステップと、孔と中心継手から横方向にオフセットされたエンドエフェクタとの間を通過する、作動システム構成要素を用いて、エンドエフェクタを機械的に作動させるステップとを含む。第1の継手および第2の継手のうちの1つは、ツールの断面の中心部分内に配置される、中心に位置する継手である、中心継手を含む。方法では、エンドエフェクタの作動は、エンドエフェクタの継手を関節動作させるステップを含むことができる。
【0021】
別の側面では、低侵襲手術ツールが提供される。手術ツールは、細長い第1のリンクと、第2のリンクと、第2のリンク上に配置される4つの取付特徴と、4つの張力部材とを含む。細長い第1のリンクは、遠位端と、近位端と、その間に画定される第1のリンク軸とを有する。第1のリンクは、軸方向孔を有する。第2のリンクは、第1軸および第2軸の周囲で第2のリンクを配向させるよう、前記第1のリンクの遠位端と枢動可能に連結される。第1および第2軸は、第1のリンク軸と非平行である。第1軸は、第2軸と非平行である。4つの張力部材は、張力部材の対向軸方向移動が、第1および第2軸の周囲で第1のリンクに対して第2のリンクを角度配向させるように、第1のリンクの孔の内側から取付特徴まで遠位に延在する。張力部材と取付特徴との間の界面は、張力部材の張力の変化を阻止するよう、第1のリンクに対する第2のリンクの角度配向との相関関係において、第2のリンクに対して張力部材の位置を変化させる。
【0022】
第1および第2軸は、1つ以上の付加的な特性を有することができる。例えば、第1および第2の軸は、非交差型となり得る。第1および第2軸は、種々の距離で、例えば、2mm以下で分離することができる。第1軸は、第1のリンク軸に対して直角となり得て、第2軸は、前記第1軸に対して直角となり得る。
【0023】
張力部材のそれぞれは、張力部材の運動を選択的に制約するよう、対応する取付特徴と相互作用することができる。例えば、張力部材のそれぞれは、第2のリンクが前記第1軸の周囲で枢動するときに、取付特徴のうちの1つに対して第1の関連中心の周囲で枢動することができる。張力部材のそれぞれは、第2のリンクが前記第2軸の周囲で枢動するときに、取付特徴のうちの1つに対して第2の関連中心の周囲で枢動することができる。張力部材は、取付特徴に摺動可能に係合することができる。界面は、円形断面および曲線界面軸を有する、曲線円筒表面を含むことができ、円形断面は、断面中心を画定し、曲線界面軸は、曲率中心を画定する。第1および第2の関連中心のそれぞれは、断面中心または曲率中心に対応することができる。
【0024】
取付特徴は、湾曲部分を備えることができる。例えば、取付特徴のそれぞれは、湾曲部分を備えることができる。張力部材のそれぞれは、第2のリンクが第1および第2軸のうちの1つの周囲で枢動するときに、湾曲部分に対して、かつそれに沿って摺動するよう、湾曲部分のうちの1つを摺動可能に受容するように構成される、取付ラグを備えることができる。湾曲部分のそれぞれは、第1軸または第2軸と垂直な平面内にある、中心線を備えることができる。湾曲部分のそれぞれは、その曲線中心線の周囲の第1の曲率半径と、その曲線中心線の固定曲率中心とを有することができる。固定曲率中心のそれぞれは、第1軸または第2軸のうちの少なくとも1つを含む平面内に位置することができる。湾曲部分の中心線のそれぞれは、第1軸または第2軸のうちの少なくとも1つを含む平面に接することができる。
【0025】
取付特徴は、取付ラグを備えることができる。例えば、取付特徴のそれぞれは、取付ラグを備えることができる。張力部材のそれぞれは、第2のリンクが第1および第2軸のうちの1つの周囲で枢動するときに、湾曲部分が取付ラグ内で摺動するように、取付ラグのうちの1つによって摺動可能に受容されるように構成される、湾曲部分を備えることができる。取付ラグのそれぞれは、第1軸または第2軸と平行に配向される接続穴軸を有することができる。各接続穴軸は、第1軸または第2軸のうちの少なくとも1つを含む平面内に位置することができる。湾曲部分のそれぞれは、第1軸または第2軸に垂直な平面内にある、曲線中心線を備えることができる。湾曲部分のそれぞれは、その曲線中心線の周囲の第1の曲率半径と、その曲線中心線の固定曲率中心とを有することができる。固定曲率中心のそれぞれは、第1軸または第2軸のうちの少なくとも1つを含む平面内に位置することができる。湾曲部分の中心線のそれぞれは、第1軸または第2軸のうちの少なくとも1つを含む平面に接することができる。
【0026】
対角線上に対向した張力部材を一緒に対合することができ、共通して作動させることができる。例えば、取付特徴のそれぞれは、第1のリンク軸に沿って見たときに第1および第2軸からオフセットすることができ、取付特徴のうちの1つは、第1のリンク軸に沿って見たときに第1および第2軸によって画定される各四分円の中に配置される。第1の対角線上に対向した一対の張力部材は、第1の対角線上に対向した一対のうちの第1の張力部材から第1の対角線上に対向した一対のうちの第2の張力部材まで延在する、少なくとも1つのケーブルによって作動させることができ、少なくとも1つのケーブルは、第1のキャプスタンに巻き付けられる。第2のリンクに対する第1の対角線上に対向した一対の張力部材の変化する位置は、張力部材が球面中心継手で取付特徴に連結された場合に課される、少なくとも1つのケーブルの張力における振動を阻止することができる。第2の対角線上に対向した一対の張力部材は、第2の対角線上に対向した一対のうちの第1の張力部材から第1の対角線上に対向した一対のうちの第2の張力部材まで延在する、少なくとも1つのケーブルによって作動させることができ、少なくとも1つのケーブルは、第2のキャプスタンに巻き付けられる。第2のリンクに対する第2の対角線上に対向した一対の張力部材の変化する位置は、張力部材が球面中心継手で取付特徴に連結された場合に課される、少なくとも1つのケーブルの張力における振動を阻止することができる。第1の対角線上に対向した一対の張力部材は、第2の対角線上に対向した一対の張力部材とは異なり、第2のキャプスタンは、第1のキャプスタンとは異なる。
【0027】
別の側面では、手術ツールが提供される。手術ツールは、細長い第1のリンクと、複数の制御ケーブルと、第2のリンクと、複数のインターフェースアセンブリとを備える。細長い第1のリンクは、遠位端と、近位端と、およびその間に画定される第1のリンク軸とを有する。第1のリンクは、軸方向の孔を有する。複数の制御ケーブルは、第1のリンクの近位端に隣接して配置される制御ケーブル作動アセンブリから、第1のリンクの孔の内側で遠位に延在する。第2のリンクは、第1軸および第2軸の周囲で第2のリンクを配向させるよう、第1のリンクの遠位端と枢動可能に連結される。第1および第2軸は、第1のリンク軸と非平行である。第1軸は、第2軸と非平行である。各インターフェースアセンブリは、制御ケーブルの軸方向移動が、第1および第2軸の周囲で第1のリンクに対して第2のリンクを角度配向させるように、制御ケーブルのうちの1つを第2のリンクと連結する。インターフェースアセンブリのうちの1つは、湾曲部分の長さと、湾曲部分を摺動可能に受容するようにサイズ決定される取付ラグ穴を有する取付ラグとを有する。取付ラグは、第2のリンクが第1軸の周囲で回転するときに湾曲部分の周囲で回転し、第2のリンクが第2軸の周囲で回転するときに湾曲部分に対して、かつそれに沿って摺動する。
【0028】
多くの実施形態では、複数の制御ケーブルは、4本の制御ケーブルを備える。インターフェースアセンブリのそれぞれは、取付ラグが、第2のリンクが第1軸の周囲で回転するときに湾曲部分の周囲で回転し、第2のリンクが第2軸の周囲で回転するときに湾曲部分に対して、かつそれに沿って摺動するように、湾曲部分の長さと、湾曲部分を摺動可能に受容するようにサイズ決定される取付ラグ穴を有する取付ラグとを備えることができる。
【0029】
別の側面では、手術ツールを製造するための方法が提供される。方法は、第1のリンクの細長い方向と非平行に配向される第1軸の周囲で回転するように、および第1のリンクの細長い方向および第1軸の両方と非平行に配向される第2軸の周囲で回転するように、第2のリンクを第1のリンクに枢動可能に連結するためのステップと、張力部材を、第2のリンク上に配置される4つの取付特徴のそれぞれと連結するステップと、張力部材を作動させることによって、2次元で第1のリンクに対して第2のリンクの角度配向を制御するように動作可能である作動機構と張力部材のそれぞれを連結するステップとを含む。取付特徴のそれぞれは、第1のリンクの細長い方向に沿って見たときに第1および第2軸からオフセットされる。取付特徴のうちの1つは、第1のリンクの細長い方向に沿って見たときに第1および第2軸によって画定される各四分円の中に配置される。張力部材のそれぞれは、張力部材の軸方向移動が軸の周囲で第1のリンクに対して第2のリンクを角度配向するように、第1のリンクの孔の内側から第2のリンクの取付特徴のうちの1つまで遠位に延在する。張力部材と取付特徴との間の界面は、張力部材の張力の変化を阻止するよう、第1のリンクに対する第2のリンクの角度配向との相関関係において、第2のリンクに対して張力部材の位置を変化させる。
【0030】
張力部材のそれぞれを作動機構と連結するステップは、付加的なステップ、例えば、張力部材の第1の張力部材を第1の制御ケーブルと連結するステップを含むことができる。張力部材の第2の張力部材を、第2の制御ケーブルと連結することができ、第2の張力部材は、第1の張力部材と対角線上に対向する。第1および第2の制御ケーブルは、作動機構の第1のキャプスタンと連結することができる。張力部材の第3の張力部材を、第3の制御ケーブルと連結することができる。張力部材の第4の張力部材を、第4の制御ケーブルと連結することができ、第4の張力部材は、第3の張力部材と対角線上に対向する。第3および第4の制御ケーブルは、作動機構の第2のキャプスタンと連結することができる。
【0031】
別の側面では、手術器具が提供される。手術器具は、第1のリンクと、取付特徴を備える第2のリンクと、第1および第2のリンクを連結する継手と、取付ラグを備える張力部材とを備える。取付特徴は、湾曲部分を備える。継手は、第1の平面内で画定される第1軸の周囲および第2の平面内で画定される第2軸の周囲で回転する。第1および第2軸は、相互に平行であり、相互からオフセットされる。取付ラグは、取付特徴に連結される。取付ラグは、張力部材が第1軸の周囲で継手を回転させると、湾曲部分の周囲で回転する。取付ラグは、作動部材が第2軸の周囲で回転すると、湾曲部分に対して、かつそれに沿って摺動する。
【0032】
別の側面では、角度を通してトルクを伝達するための機構が提供される。機構は、その間に画定される連結軸を伴う第1端および第2端を備える、連結部材と、連結ピンと、駆動軸および遠位端を有する、駆動シャフトと、近位端および被駆動を有する、被駆動シャフトとを含む。連結部材の第1端は、容器を備える。連結ピンは、容器を横断して延在する。駆動シャフト遠位端は、容器内で受容される。駆動シャフト遠位端は、駆動シャフトの回転が連結ピンを介した連結部材の回転を生じるように、連結軸と駆動軸との間の角度の範囲の全体を通して、連結ピンを受容するスロットを備える。被駆動シャフトの近位端は、連結軸の周囲での連結部材の回転が被駆動軸の周囲での被駆動シャフトの回転を生じるように、連結部材の第2端と連結される。駆動シャフトは、駆動軸と被駆動軸との間の角度が、シャフトの回転中に変化するときに、駆動軸と前記連結軸との間、および被駆動軸と連結軸との間で、対応する角度を維持するよう、被駆動シャフトと連結される。
【0033】
角度を通してトルクを伝達するための機構は、1つ以上の付加的な特徴を含むことができ、および/または1つ以上の付加的な特性を有することができる。例えば、機構はさらに、駆動シャフトを連結ピンと連結するようにクロスピンを備えることができる。クロスピンは、前結ピンと直角に配向させ、駆動シャフトに対する回転のために載置することができる。駆動シャフト遠位端の外面は、球面を備えることができる。駆動シャフトの外面は、その間での球面枢動中に相互に対して駆動シャフトおよび容器を軸方向に拘束するよう、連結部材の容器とインターフェースすることができる。容器は、駆動シャフト球面とインターフェースする球面を備えることができる。駆動シャフト遠位端は、一式の球面歯車の歯を備えることができ、被駆動シャフト近位端は、駆動軸と連結軸との間、および被駆動軸と連結軸との間で、実質的に同等の角度を維持するよう、駆動シャフトの歯車の歯とインターフェースする、一式の球面歯車の歯を備えることができる。多くの実施形態では、駆動シャフトおよび駆動シャフトの歯車の歯、または被駆動シャフトおよび被駆動シャフトの歯車の歯のうちの少なくとも一方は、一体化して形成される。多くの実施形態では、機構は、60度を超える角度を通してトルクを伝達するように動作可能である。
【0034】
別の側面では、角度を通してトルクを伝達するための機構が提供される。機構は、遠位端および駆動軸を有する、駆動シャフトと、近位端および被駆動軸を有する、被駆動シャフトと、駆動軸の周囲での駆動シャフトの回転が、被駆動軸の周囲での被駆動シャフトの回転を生じるように、駆動シャフト遠位端および被駆動シャフト近位端のそれぞれと連結される、連結部材とを含む。駆動シャフト遠位端および被駆動シャフト近位端のうちの少なくとも1つは、突起部を備える。連結部材は、その間に画定される連結軸を伴う駆動容器および被駆動容器を画定する、管状構造を備える。駆動容器または被駆動容器のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの突起部を受容し、駆動シャフトと被駆動シャフトとの間の角度の範囲を通して少なくとも1つの突起部を収容するように構成される、スロットを備える。突起部は、駆動シャフトと被駆動シャフトとの間で回転運動を伝えるようスロットと相互作用する。駆動シャフト遠位端は、駆動軸と被駆動軸との間の角度がシャフトの回転中に変化するときに、駆動軸と連結軸との間、および被駆動軸と連結軸との間で、対応する角度を維持するよう、被駆動シャフト近位端に係合する。多くの実施形態では、機構は、60度を超える角度を通してトルクを伝達するように動作可能である。
【0035】
多くの実施形態では、駆動シャフトおよび被駆動シャフトが連結部材に対して拘束されるように、駆動シャフトおよび被駆動シャフトは、連結部材とインターフェースする。例えば、駆動シャフト遠位端および被駆動シャフト近位端のそれぞれは、各シャフトについて、前記シャフト軸と連結軸との間に画定される交点が、シャフト軸に沿って、かつ連結軸に沿って軸方向に付加されるように、それぞれ、駆動容器および被駆動容器と相互作用する外面を備えることができる。駆動シャフト遠位端および被駆動シャフト近位端の外面は、球面を備えることができる。駆動容器および被駆動容器は、球面を備えることができる。
【0036】
多くの実施形態では、駆動シャフト遠位端および被駆動シャフト近位端は、インターフェースする歯車の歯を備える。例えば、駆動シャフト遠位端は、駆動軸の周囲に延在する駆動シャフトの歯車の歯の表面を備えることができ、被駆動シャフト近位端は、被駆動軸の周囲に延在する被駆動シャフトの歯車の歯の表面を備えることができ、駆動シャフトの歯車の歯の表面は、角度の間の対応性を維持するよう、被駆動シャフトの歯車の歯の表面に係合することができる。多くの実施形態では、駆動シャフトおよび駆動シャフトの歯車の歯の表面、または被駆動シャフトおよび被駆動シャフトの歯車の歯の表面のうちの少なくとも一方は、一体化して形成される。多くの実施形態では、駆動シャフトの歯車の歯の表面は、駆動軸から放射状に延在する駆動シャフトの歯車の歯の外形によって画定され、被駆動シャフトの歯車の歯の表面は、被駆動軸から放射状に延在する被駆動シャフトの歯車の歯の外形によって画定され、駆動シャフトの歯車の歯の表面は、駆動/連結器角度と被駆動/連結器角度との間で実質的な等価を維持するよう、被駆動シャフトの歯車の歯の表面に係合する。多くの実施形態では、駆動シャフトの歯車の歯の表面は、駆動軸の周囲で駆動シャフトの歯車の歯の外形を回転させることによって画定される、外旋表面を備え、被駆動シャフトの歯車の歯の表面は、被駆動軸の周囲で被駆動シャフトの歯車の歯の外形を回転させることによって画定される、外旋表面を備える。
【0037】
別の側面では、低侵襲手術ツールが提供される。手術ツールは、器具シャフトと、遠位端および駆動軸を有する、駆動シャフトと、近位端および被駆動軸を有する、被駆動シャフトと、駆動および被駆動シャフトの回転速度が、駆動軸および被駆動軸が非平行であるときに実質的に平等であるように、駆動シャフトを被駆動シャフトと連結する連結部材と、エンドエフェクタの配向を、器具シャフトに対して2次元で変化させることができるように、器具シャフトと連結されるエンドエフェクタとを含む。駆動シャフトは、器具シャフト内で回転するために載置される。エンドエフェクタは、被駆動軸の周囲での被駆動シャフトの回転が、関節動作特徴の関節動作を生じるように、被駆動シャフトと連結される特徴を備える。
【0038】
多くの実施形態では、駆動シャフトは、連結部材と軸方向かつ回転可能に連結され、被駆動シャフトは、連結部材と軸方向かつ回転可能に連結され、駆動シャフトは、被駆動シャフトに係合する。例えば、連結部材は、その間に画定される連結軸を伴う第1端および第2端を備えることができ、駆動シャフト遠位端は、駆動軸の周囲での駆動シャフトの回転が、連結軸の周囲での連結部材の回転を生じるように、連結部材の第1端と軸方向かつ回転可能に連結することができる。被駆動シャフト近位端は、連結軸の周囲での連結部材の回転が、被駆動軸の周囲での被駆動シャフトの回転を生じるように、連結部材の第2端と軸方向かつ回転可能に連結することができる。駆動シャフト遠位端は、駆動軸および被駆動軸の間の角度がシャフトの回転中に変化するときに、駆動軸と連結軸との間、および被駆動軸と連結軸との間で、対応する角度を維持するよう、被駆動シャフト近位端に係合することができる。駆動シャフト遠位端は、球面歯車の歯を備えることができ、被駆動シャフト近位端は、駆動シャフトの歯車の歯に係合する球面歯車の歯を備えることができる。多くの実施形態では、駆動シャフトおよび駆動シャフトの歯車の歯、または被駆動シャフトおよび被駆動シャフトの歯車の歯のうちの少なくとも一方は、一体化して形成される。
【0039】
多くの実施形態では、ツールはさらに、駆動シャフトと連結部材との間の回転運動を伝えるよう、連結部材を駆動シャフトと連結する連結ピンを備える。例えば、ツールはさらに、連結部材の第1端容器と、容器を横断する連結ピンと、容器とインターフェースする、駆動シャフト遠位端の外面と、連結軸と駆動軸との間の角度の範囲の全体を通して連結ピンを受容する、駆動シャフト遠位端スロットとを備えることができる。連結ピンとスロットとの間の相互作用は、駆動シャフトの回転が連結部材の回転を生じるように、駆動シャフトを連結部材と連結することができる。機構はさらに、駆動シャフトを連結ピンと連結するようにクロススピンを備えることができる。クロスピンは、連結ピンと直角に配向させ、駆動シャフトに対する回転のために載置することができる。
【0040】
多くの実施形態では、駆動シャフト遠位端または被駆動シャフト近位端のうちの少なくとも1つは、突起部を備える。連結部材は、連結軸に沿って配置される駆動容器および被駆動容器を画定する、管状構造を備えることができ、駆動容器または被駆動容器のうちの少なくとも1つは、突起部を受容し、駆動軸と被駆動軸との間の角度の範囲を通して突起部を収容するように構成されるスロットを備えることができる。突起部は、駆動シャフトまたは被駆動シャフトのうちの少なくとも1つと連結部材との間の回転運動を伝えるよう、スロットと相互作用することができる。
【0041】
本発明の性質および利点をより完全に理解するために、次の詳細な説明および添付の図面を参照するべきである。本発明の他の側面、目的、および利点は、以下の図面および詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
近位端と遠位端とを有する管状器具シャフトであって、該管状器具シャフトは、該近位端と該遠位端との間に孔を有し、該管状器具シャフトは、器具シャフト軸を有する、管状器具シャフトと、
エンドエフェクタ本体を備えるエンドエフェクタと、
該シャフトの該遠位端と枢動可能に連結され、該エンドエフェクタ本体と枢動可能に連結される中間リスト部材であって、該シャフトに対する該中間部材の枢動は、該シャフトに対して第1軸の周囲に該中間部材を配向し、該中間部材に対する該エンドエフェクタ本体の枢動は、該中間部材に対して第2軸の周囲に該エンドエフェクタを配向し、該第1軸は該シャフト軸を横断し、該第2軸は該第1軸を横断し、該中間部材は、該第1軸に沿った外部幅および該第2軸に沿った外部長さを有し、該長さは、該中間部材が細長い断面を有するように、該幅とは有意に異なる、中間リスト部材と、
該エンドエフェクタ本体を配向し、該エンドエフェクタを作動するように、該シャフトの孔を通して遠位に延在する作動システムであって、該作動システムの一部分は、該シャフトと該エンドエフェクタ本体との間の該中間部材の該細長い断面から横方向に分離されている、作動システムと
を備える、低侵襲手術ツール。
(項目2)
前記中間部材の幅は、該中間部材の長さの4分の1未満である、項目1に記載のツール。
(項目3)
前記第1軸および前記第2軸は、同一平面上で2mm以内にある、項目1に記載のツール。
(項目4)
前記第1軸および第2軸は、同一平面上にある、項目3に記載のツール。
(項目5)
前記シャフトを前記中間部材に枢動可能に連結する第1の継手と、該中間部材を前記エンドエフェクタ本体に枢動可能に連結する第2の継手とをさらに備え、該第1の継手は、該第1の継手が、前記作動システムの前記横方向に分離した部分がない、該シャフトと該エンドエフェクタ本体との間の中央領域内に配置されるように、該中間部材の幅以内で前記第1軸に沿って延在する単一の枢動シャフトを備え、該第2の継手は、前記第2軸に沿って分離される、第1および第2の同軸枢動シャフトを備える、項目1に記載のツール。
(項目6)
前記中間部材は、前記器具シャフトと前記エンドエフェククタ本体との間、および前記第2の継手の前記同軸枢動シャフトの間で、前記作動システムの制御ケーブルを誘導するための内部通路を備える、項目5に記載のツール。
(項目7)
前記器具シャフトと固定して連結され、前記第1軸の周囲で回転するために前記中間部材と枢動可能に連結される支持部材をさらに備え、該支持部材は、該器具シャフトの孔と前記エンドエフェクタ本体との間に送られる前記作動システムの制御ケーブルを誘導するための内部通路を備え、ガイド表面は、前記第1および第2軸の周囲での枢動中にケーブル張力の変化を阻止するように該制御ケーブルを拘束する、項目6に記載のツール。
(項目8)
前記作動システムの前記横方向に分離した部分は、前記エンドエフェクタの第1の作動機構を駆動するための第1の回転可能駆動シャフトを備え、第1の駆動シャフトは、前記中間部材の第1の側面に隣接して通過するように該エンドエフェクタ本体と前記孔との間に送られる、項目1に記載のツール。
(項目9)
前記作動システムの前記横方向に分離した部分は、前記エンドエフェクタの第2の作動機構を駆動するための第2の回転可能駆動シャフトをさらに備え、第2の駆動シャフトは、前記中間部材の第2の側面に隣接して通過するように該エンドエフェクタ本体と前記孔との間に送られ、該第2の側面は、前記第1の側面の反対側にある、項目8に記載のツール。
(項目10)
前記作動システムの配向部分は、前記第1および第2軸の周囲で前記器具シャフトに対する前記エンドエフェクタ本体の配向を変化させるように動作可能であり、前記配向部分は、その配向を変更するよう前記エンドエフェクタ本体に適用される力が、該作動システムによって前記孔を通して近位に伝達されるように後方駆動可能である、項目1に記載のツール。
(項目11)
前記エンドエフェクタの作動は、該エンドエフェクタの継手の関節動作を含む、項目1に記載のツール。
(項目12)
低侵襲手術ツールを製造するための方法であって、
器具シャフトの細長い方向と非平行に配向される第1軸の周囲で回転するために、中間部材を該器具シャフトに枢動可能に連結することと、
該第1軸および該細長い方向と非平行に配向される第2軸の周囲で回転するために、エンドエフェクタを該中間部材に枢動可能に連結することと、
作動機構を該エンドエフェクタと連結することであって、該作動機構は、2次元で該細長い方向に対して該エンドエフェクタの配向を変化させるように動作可能であり、該作動機構の少なくとも一部分は、該中間部材の外側を通過し、該中間部材の少なくとも1つの側面から分離されるように該エンドエフェクタと該器具シャフトの孔との間に送られる、ことと
を含む、方法。
(項目13)
前記第1軸は、前記第2軸に垂直であり、該第1軸または該第2軸のうちの少なくとも1つは、前記器具シャフトの細長い方向に垂直である、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記中間部材は、前記第1軸の方向の外部幅と、該第1軸の方向の幅よりも大きい前記第2軸の方向の最大外部長さとを有する、項目12に記載の方法。
(項目15)
前記中間部材は、前記外部長さの3分の1未満である、前記第1軸方向の最大外部幅を有する、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記中間部材は、前記エンドエフェクタ本体と前記器具シャフトの孔との間に送られる制御ケーブルを誘導するための内部通路を備え、前記ガイド表面は、前記第1および第2軸の周囲での枢動中にケーブル張力の変化を阻止するように該制御ケーブルを拘束し、 前記方法は、該中間部材の該内部通路を通してエンドエフェクタ制御ケーブルを送ることをさらに含む、項目12に記載の方法。
(項目17)
前記エンドエフェクタの配向を変更するように該エンドエフェクタに適用される力が、前記作動システムによって前記孔を通して近位に伝達されるように、前記器具シャフトに対する該エンドエフェクタ本体の配向を変化させることによって、前記作動機構を後方駆動することをさらに含む、項目12に記載の方法。
(項目18)
前記エンドエフェクタの作動は、該エンドエフェクタの継手を関節動作させることを含む、項目12に記載の方法。
(項目19)
低侵襲開口または天然口を介して、ツールの手術用エンドエフェクタを内部手術部位に挿入することと、
該エンドエフェクタを支持する該ツールのシャフトに対して第1軸の周囲で中間部材を配向させるように第1の継手の周囲で該ツールの該シャフトに対して該ツールの該中間部材を枢動させることと、
該中間部材に対して第2軸の周囲で該エンドエフェクタを配向させるように第2の継手の周囲で該中間部材に対して該エンドエフェクタを枢動させることであって、該第1の継手および該第2の継手のうちの1つは、該ツールの断面の中心部分内に配置される、中心に位置する継手を備える、ことと、
該孔と該中心継手から横方向にオフセットされた該エンドエフェクタとの間を通過する、作動システム構成要素を用いて、該エンドエフェクタを機械的に作動させることと
を含む、低侵襲手術方法。
(項目20)
前記エンドエフェクタの作動は、該エンドエフェクタの継手を関節動作させることを含む、項目19に記載の方法。
(項目21)
器具シャフトと、
手術用エンドエフェクタと、
該エンドエフェクタが第1のリスト枢動軸および第2のリスト枢動軸の周囲で該シャフトに対して移動するように、該器具シャフトおよび該エンドエフェクタを連結するリストと
を備え、
該リストは、支持部材と中間部材とを備え、
該中間部材は、第1端と、第2端と、該第1および第2端の間の軸に沿った該中間部材内のスロットとを備え、
該支持部材は、該第1のリスト枢動軸を画定するように、該スロットの内側で該中間部材に枢動可能に連結され、
該第2のリスト枢動軸は、該中間部材の該第1および第2端の間で画定される、手術器具。
(項目22)
遠位端、近位端、および該遠位端と該近位端との間に画定される第1のリンク軸を有する、第1のリンクと、
第2のリンクであって、該第2のリンクは、第1軸および第2軸の周囲で第2のリンクを配向させるように該第1のリンクの該遠位端と枢動可能に連結され、該第1および第2軸は、該第1のリンク軸と非平行であり、該第1軸は、該第2軸と非平行である、第2のリンクと、
該第2のリンク上に配置される4つの取付特徴と、
張力部材の対向軸方向移動が、該第1および第2軸の周囲で該第1のリンクに対して該第2のリンクを角度配向させるように、該第1のリンクから該取付特徴まで遠位に延在する、4つの張力部材であって、該張力部材と該取付特徴との間の界面は、該張力部材の張力の変化を阻止するよう、該第1のリンクに対する該第2のリンクの角度配向との相関関係において、該第2のリンクに対して該張力部材の位置を変化させる、張力部材と
を備える、手術ツール。
(項目23)
前記第1および第2軸は、交差していない、項目22に記載の手術ツール。
(項目24)
前記張力部材のそれぞれは、前記第2のリンクが前記第1軸の周囲で枢動するときに、前記取付特徴のうちの1つに対して第1の関連中心の周囲で枢動し、該張力部材のそれぞれは、該第2のリンクが前記第2軸の周囲で枢動するときに、該取付特徴のうちの1つに対して第2の関連中心の周囲で枢動する、項目23に記載の手術ツール。
(項目25)
前記張力部材は、前記取付特徴に摺動可能に係合し、前記界面は、円形断面および曲線界面軸を有する曲線円筒表面を備え、該円形断面は断面中心を画定し、該曲線界面軸は、曲率中心を画定し、第1および第2の関連中心のそれぞれは、断面中心または曲率中心に対応する、項目24に記載の手術ツール。
(項目26)
前記第1および第2軸は、2mm以下で分離される、項目23に記載の手術ツール。
(項目27)
前記第1軸は、前記第1のリンク軸を横断し、前記第2軸は、該第1軸を横断する、項目22に記載の手術ツール。
(項目28)
前記取付特徴のそれぞれは、湾曲部分を備え、
前記張力部材のそれぞれは、前記第1のリンクが前記第1および第2軸のうちの1つの周囲で枢動するときに、該湾曲部分に対して、かつ該湾曲部分に沿って摺動するように該湾曲部分のうちの1つを摺動可能に受容するように構成される取付ラグを備える、項目22に記載の手術ツール。
(項目29)
前記湾曲部分のそれぞれは、
前記第1軸または前記第2軸と垂直な平面内にある中心線と、
その曲線中心線の周囲の第1の曲率半径およびその曲線中心線の固定曲率中心と
を備える、項目28に記載のツール。
(項目30)
前記固定曲率中心のそれぞれは、前記第1軸または前記第2軸のうちの少なくとも1つを含む平面内にある、項目29に記載の手術ツール。
(項目31)
前記湾曲部分の中心線のそれぞれは、前記第1軸または前記第2軸のうちの少なくとも1つを含む平面に接する、項目29に記載の手術ツール。
(項目32)
前記取付特徴のそれぞれは、取付ラグを備える、項目22に記載のツール。
(項目33)
前記取付ラグのそれぞれは、前記第1軸または前記第2軸と平行に配向される接続穴軸を有する、項目32に記載の手術ツール。
(項目34)
各接続穴軸は、前記第1軸または前記第2軸のうちの少なくとも1つを含む平面内にある、項目33に記載の手術ツール。
(項目35)
前記張力部材のそれぞれは、前記第2のリンクが前記第1および第2軸のうちの1つの周囲で枢動するときに、湾曲部分が前記取付ラグ内で摺動するように、前記取付ラグのうちの1つによって摺動可能に受容されるように構成される、湾曲部分を備える、項目32に記載の手術ツール。
(項目36)
前記取付特徴のそれぞれは、前記第1のリンク軸に沿って見たときに前記第1および第2軸からオフセットされ、前記取付特徴のうちの1つは、前記第1のリンク軸に沿って見たときに前記第1および第2軸によって画定される各四分円の中に配置され、
第1の対角線上に対向した一対の前記張力部材は、前記第1の対角線上に対向した一対のうちの第1の張力部材から前記第1の対角線上に対向した一対のうちの第2の張力部材まで延在する、少なくとも1つのケーブルによって作動させられ、前記少なくとも1つのケーブルは、第1のキャプスタンに巻き付けられ、前記第2のリンクに対する前記第1の対角線上に対向した一対の前記張力部材の変化する位置は、前記張力部材が球面中心継手で前記取付特徴に連結された場合に課される、前記少なくとも1つのケーブルの張力における振動を阻止する、項目22に記載の手術ツール。
(項目37)
第2の対角線上に対向した一対の前記張力部材は、前記第2の対角線上に対向した一対のうちの第1の張力部材から前記第2の対角線上に対向した一対のうちの第2の張力部材まで延在する、少なくとも1つのケーブルによって作動させられ、前記少なくとも1つのケーブルは、第2のキャプスタンに巻き付けられ、前記第2のリンクに対する前記第2の対角線上に対向した一対の前記張力部材の変化する位置は、前記張力部材が球面中心継手で前記取付特徴に連結された場合に課される、前記少なくとも1つのケーブルの張力における振動を阻止し、前記第2の一対の張力部材は、前記第1の一対の張力部材とは異なり、前記第2のキャプスタンは、前記第1のキャプスタンとは異なる、項目36に記載の手術ツール。
(項目38)
遠位端、近位端、および該遠位端と該近位端との間に画定される第1のリンク軸を有する第1のリンクと、
該第1のリンクの該近位端に隣接して配置される制御ケーブル作動アセンブリから遠位に延在する複数の制御ケーブルと、
第1軸および第2軸の周囲で第2のリンクを配向させるように該第1のリンクの該遠位端と枢動可能に連結される第2のリンクであって、該第1および第2軸は、該第1のリンク軸と非平行であり、該第1軸は、該第2軸と非平行である、第2のリンクと、
複数のインターフェースアセンブリであって、各インターフェースアセンブリは、該制御ケーブルの軸方向移動が、該第1および第2軸の周囲で該第1のリンクに対して該第2のリンクを角度配向させるように、該制御ケーブルのうちの1つを該第2のリンクと連結し、該インターフェースアセンブリのうちの1つは、湾曲部分、および該湾曲部分を摺動可能に受容するようにサイズ決定される取付ラグ穴を有する取付ラグを有し、該取付ラグは、該第2のリンクが該第1軸の周囲で回転するときに該湾曲部分の周囲で回転し、該第2のリンクが該第2軸の周囲で回転するときに該湾曲部分に対して、かつ該湾曲部分に沿って摺動する、インターフェースアセンブリと
を含む、手術ツール。
(項目39)
前記複数の制御ケーブルは、4本の制御ケーブルを備え、前記インターフェースアセンブリのそれぞれは、前記取付ラグが、前記第2のリンクが前記第1軸の周囲で回転するときに前記湾曲部分の周囲で回転し、該第2のリンクが前記第2軸の周囲で回転するときに該湾曲部分に対して、かつ該湾曲部分に沿って摺動するように、湾曲部分の長さと、該湾曲部分を摺動可能に受容するようにサイズ決定される取付ラグ穴を有する取付ラグとを備える、項目38に記載の手術ツール。
(項目40)
手術ツールを製造するための方法であって、
第1のリンクの細長い方向と非平行に配向される第1軸の周囲で回転するように、および該第1のリンクの該細長い方向および該第1軸の両方と非平行に配向される第2軸の周囲で回転するように、第2のリンクを該第1のリンクに枢動可能に連結するためのことであって、4つの取付特徴は、該第2のリンク上に配置され、該取付特徴のそれぞれは、該第1のリンクの該細長い方向に沿って見たときに該第1および第2軸からオフセットされ、該取付特徴のうちの1つは、該第1のリンクの該細長い方向に沿って見たときに該第1および第2軸によって画定される各四分円の中に配置される、ことと、
張力部材を該取付特徴のそれぞれと連結することであって、該張力部材のそれぞれは、該張力部材の軸方向移動が該軸の周囲で該第1のリンクに対して該第2のリンクを角度配向させるように、該第1のリンクの孔の内側から該第2のリンクの該取付特徴のうちの1つまで遠位に延在し、該張力部材と該取付特徴との間の界面は、該張力部材の張力の変化を阻止するよう、該第1のリンクに対する該第2のリンクの角度配向との相関関係において、該第2のリンクに対して該張力部材の位置を変化させる、ことと、
該張力部材を作動させることによって、2次元で該第1のリンクに対して該第2のリンクの該配向を制御するように動作可能である作動機構と該張力部材を連結することと
を含む、方法。
(項目41)
前記張力部材のそれぞれを作動機構と連結するステップは、
前記張力部材の第1の張力部材を第1の制御ケーブルと連結するステップと、
前記張力部材の第2の張力部材を第2の制御ケーブルと連結するステップであって、前記第2の張力部材は、前記第1の張力部材と対角線上に対向する、ステップと、
前記第1および第2の制御ケーブルを前記作動機構の第1のキャプスタンと連結するステップと、
前記張力部材の第3の張力部材を第3の制御ケーブルと連結するステップと、
前記張力部材の第4の張力部材を第4の制御ケーブルと連結するステップであって、前記第4の張力部材は、前記第3の張力部材と対角線上に対向する、ステップと、
前記第3および第4の制御ケーブルを前記作動機構の第2のキャプスタンと連結するステップと
を含む、項目40に記載の方法。
(項目42)
第1のリンクと、
取付特徴を備える第2のリンクであって、該取付特徴は湾曲部分を備える、第2のリンクと、
該第1および第2のリンクを連結する継手であって、該継手は、第1軸の周囲および第2軸の周囲で回転し、該第1および第2軸は、非平行であり、相互からオフセットされる、継手と、
取付ラグを備える、張力部材であって、該取付ラグは、該取付特徴に連結され、該取付ラグは、該張力部材が該第1軸の周囲で該継手を回転させると、該湾曲部分の周囲で回転し、該取付ラグは、該張力部材が該第2軸の周囲で該継手を回転させると、該湾曲部分に対して、かつ該湾曲部分に沿って摺動する、張力部材と
を備える、手術器具。
(項目43)
角度を通してトルクを伝達するための機構であって、
連結部材であって、該連結部材は、その間に画定される連結軸を伴う第1端および第2端を備え、該第1端は容器を備える、連結部材と、
該容器を横断して延在する、連結ピンと、
駆動軸、および該容器内で受容される遠位端を有する、駆動シャフトであって、該駆動シャフト遠位端は、該駆動シャフトの回転が該連結ピンを介した該連結部材の回転を生じるように、該連結軸と該駆動軸との間の角度の範囲の全体を通して該連結ピンを受容する、スロットを備える、駆動シャフトと、
近位端、および被駆動軸を有する、被駆動シャフトであって、該被駆動シャフトの該近位端は、該連結軸の周囲での該連結部材の回転が該被駆動軸の周囲での該被駆動シャフトの回転を生じるように、該連結部材の該第2端と連結され、該駆動シャフトは、該駆動軸と該被駆動軸との間の角度が該シャフトの回転中に変化するときに、
該駆動軸と該連結軸との間と、
該被駆動軸と該連結軸との間とで、
対応する角度を維持するよう、該被駆動シャフトと連結される、被駆動シャフトと
を備える、機構。
(項目44)
前記駆動シャフトを前記連結ピンと連結するようにクロスピンをさらに備え、該クロスピンは、該連結ピンを横断し、前記駆動シャフトに対する回転のために載置される、項目43に記載の機構。
(項目45)
前記駆動シャフト遠位端の外面は球面を備え、前記駆動シャフトの外面は、その間での球面枢動中に相互に対して前記駆動シャフトおよび容器を軸方向に拘束するように、前記連結部材の前記容器とインターフェースする、項目43に記載の機構。
(項目46)
前記容器は、前記駆動シャフト球面とインターフェースする球面を備える、項目45に記載の機構。
(項目47)
前記駆動シャフト遠位端はさらに、一式の球面歯車の歯を備え、
前記被駆動シャフト近位端は、
前記駆動軸と前記連結軸との間と、
前記被駆動軸と該連結軸との間とで、
実質的に同等の角度を維持するように、前記駆動シャフトの歯車の歯とインターフェースする、一式の球面歯車の歯を備える、項目43に記載の機構。
(項目48)
前記駆動シャフトおよび該駆動シャフトの歯車の歯、または前記被駆動シャフトおよび該被駆動シャフトの歯車の歯のうちの少なくとも一方は、一体化して形成される、項目47に記載の機構。
(項目49)
前記機構は、60度を超える角度を通してトルクを伝達するように動作可能である、項目43に記載の機構。
(項目50)
角度を通してトルクを伝達するための機構であって、
遠位端および駆動軸を有する、駆動シャフトと、
近位端および被駆動軸を有する、被駆動シャフトであって、該駆動シャフト遠位端または該被駆動シャフト近位端のうちの少なくとも1つは、突起部を備える、被駆動シャフトと、
該駆動軸の周囲での該駆動シャフトの回転が、該被駆動軸の周囲での該被駆動シャフトの回転を生じるように、該駆動シャフト遠位端および該被駆動シャフト近位端のそれぞれと連結される、連結部材であって、該連結部材は、その間に画定される連結軸を伴う駆動容器および被駆動容器を画定する、管状構造を備え、該駆動容器または被駆動容器のうちの少なくとも1つは、該少なくとも1つの突起部を受容し、該駆動シャフトと該被駆動シャフトとの間の角度の範囲を通して該少なくとも1つの突起部を収容するように構成される、スロットを備え、該突起部は、該駆動シャフトと該被駆動シャフトとの間で回転運動を伝えるよう該スロットと相互作用する、連結部材と
を備え、
該駆動シャフト遠位端は、該駆動軸と該被駆動軸との間の角度が該シャフトの回転中に変化するときに、
該駆動軸と該連結軸との間と、
該被駆動軸と該連結軸との間とで、
対応する角度を維持するよう、該被駆動シャフト近位端に係合する、機構。
(項目51)
前記駆動シャフト遠位端および前記被駆動シャフト近位端のそれぞれは、各シャフトについて、前記シャフト軸と前記連結軸との間に画定される交点が、前記シャフト軸に沿って、かつ前記連結軸に沿って軸方向に付加されるように、それぞれ、前記駆動容器および前記被駆動容器と相互作用する外面を備える、項目50に記載の機構。
(項目52)
各外面は、球面を備える、項目51に記載の機構。
(項目53)
各容器は、球面を備える、項目52に記載の機構。
(項目54)
前記駆動シャフト遠位端は、前記駆動軸の周囲に延在する駆動シャフトの歯車の歯の表面を備え、前記被駆動シャフト近位端は、前記被駆動軸の周囲に延在する被駆動シャフトの歯車の歯の表面を備え、前記駆動シャフトの歯車の歯の表面は、前記角度の間の対応性を維持するよう、前記被駆動シャフトの歯車の歯の表面に係合する、項目50に記載の機構。
(項目55)
前記駆動シャフトおよび前記駆動シャフトの歯車の歯の表面、または前記被駆動シャフトおよび前記被駆動シャフトの歯車の歯の表面のうちの少なくとも一方は、一体化して形成される、項目54に記載の機構。
(項目56)
前記駆動シャフトの歯車の歯の表面は、前記駆動軸から放射状に延在する駆動シャフトの歯車の歯の外形によって画定され、前記被駆動シャフトの歯車の歯の表面は、前記被駆動軸から放射状に延在する被駆動シャフトの歯車の歯の外形によって画定され、前記駆動シャフトの歯車の歯の表面は、前記駆動/連結器角度と前記被駆動/連結器角度との間で実質的な等価を維持するよう、被駆動シャフトの歯車の歯の表面に係合する、項目54に記載の機構。
(項目57)
前記駆動シャフトの歯車の歯の表面は、前記駆動軸の周囲で前記駆動シャフトの歯車の歯の外形を回転させることによって画定される、外旋表面を備え、前記被駆動シャフトの歯車の歯の表面は、前記被駆動軸の周囲で前記被駆動シャフトの歯車の歯の外形を回転させることによって画定される、外旋表面を備える、項目54に記載の機構。
(項目58)
前記機構は、60度を超える角度を通してトルクを伝達するように動作可能である、項目50に記載の機構。
(項目59)
器具シャフトと、
遠位端および駆動軸を有する、駆動シャフトであって、該器具シャフト内で回転するために載置される、駆動シャフトと、
近位端および被駆動軸を有する、被駆動シャフトと、
該駆動および被駆動シャフトの回転速度が、該駆動軸および該被駆動軸が非平行であるときに実質的に平等であるように、該駆動シャフトを該被駆動シャフトと連結する連結部材と、
エンドエフェクタの配向を、該器具シャフトに対して2次元で変化させることができるように、該器具シャフトと連結されるエンドエフェクタであって、該被駆動軸の周囲での該被駆動シャフトの回転が、関節動作特徴の関節動作を生じるように、該被駆動シャフトと連結される該特徴を備える、エンドエフェクタと
を備える、低侵襲手術ツール。
(項目60)
前記連結部材は、その間に画定される連結軸を伴う第1端および第2端を備え、
前記駆動シャフト遠位端は、前記駆動軸の周囲での前記駆動シャフトの回転が、前記連結軸の周囲での前記連結部材の回転を生じるように、前記連結部材の第1端と軸方向かつ回転可能に連結され、
前記被駆動シャフト近位端は、前記連結軸の周囲での前記連結部材の回転が、前記被駆動軸の周囲での前記被駆動シャフトの回転を生じるように、前記連結部材の第2端と軸方向かつ回転可能に連結され、
前記駆動シャフト遠位端は、前記駆動軸および前記被駆動軸の間の角度が前記シャフトの回転中に変化するときに、
前記駆動軸と前記連結軸との間と、
前記被駆動軸と前記連結軸との間とで、
対応する角度を維持するよう、前記被駆動シャフト近位端に係合する、項目59に記載のツール。
(項目61)
前記駆動シャフト遠位端は、球面歯車の歯を備え、前記被駆動シャフト近位端は、前記駆動シャフトの歯車の歯に係合する球面歯車の歯を備える、項目60に記載のツール。
(項目62)
前記駆動シャフトおよび前記駆動シャフトの歯車の歯、または前記被駆動シャフトおよび前記被駆動シャフトの歯車の歯のうちの少なくとも一方は、一体化して形成される、項目61に記載のツール。
(項目63)
連結部材の第1端容器と、
前記容器を横断する連結ピンと、
前記容器とインターフェースする、駆動シャフト遠位端の外面と、
前記連結軸と前記駆動軸との間の角度の範囲の全体を通して前記連結ピンを受容する、駆動シャフト遠位端スロットであって、前記連結ピンと前記スロットとの間の相互作用は、前記駆動シャフトの回転が前記連結部材の回転を生じるように、前記駆動シャフトを前記連結部材と連結する、駆動シャフト遠位端スロットと
をさらに備える、項目60に記載のツール。
(項目64)
前記駆動シャフトを前記連結ピンと連結するようにクロススピンをさらに備え、前記クロスピンは、前記連結ピンと直角に配向され、前記駆動シャフトに対する回転のために載置される、項目63に記載のツール。
(項目65)
前記駆動シャフト遠位端または前記被駆動シャフト近位端のうちの少なくとも1つは、突起部を備え、
前記連結部材は、前記連結軸に沿って配置される駆動容器および被駆動容器を画定する、管状構造を備え、
該駆動容器または該被駆動容器のうちの少なくとも1つは、該突起部を受容し、前記駆動軸と前記被駆動軸との間の角度の範囲を通して該突起部を収容するように構成されるスロットを備え、
該突起部は、前記駆動シャフトまたは前記被駆動シャフトのうちの少なくとも1つと該連結部材との間の回転運動を伝えるように該スロットと相互作用する、項目60に記載のツール。