【実施例】
【0370】
[00141]以下の実施例は、当業者に、本明細書に記載の化合物、組成物、物品、デバイスおよび/または方法の作製法および評価法に関して、完全な開示および説明を提供するものであり、本開示の単なる例示を意図しており、本発明の範囲の限定を意図するものではない。数(例えば、量、温度など)に関して正確さを確保する努力は行ったが、ある程度の誤差および偏差は考慮されるべきである。他に明記しない限り、部は重量部であり、温度は摂氏(℃)または周囲温度であり、圧力は大気圧またはその付近である。
【0371】
[00142]本明細書に記載の開示化合物の調製方法についての種々の方法が、実施例に列挙される。これらの方法は様々な調製法を例証するために提供され、本開示をこれらの列挙された方法のいずれかに限定することは意図しない。したがって、本開示を知得した当業者は、列挙された方法を改変し、開示された1種以上の化合物を調製するために異なる方法を利用することを容易に行い得る。以下の態様は、例証に過ぎず、本開示の範囲の限定を意図するものではない。温度、触媒、濃度、反応体組成物、および他の処理条件は、変化させることができ、本開示が属する分野の当業者であれば、所望の錯体を得るための適切な反応体および条件を容易に選択することができる。
1.実施例1
[00143]白金錯体PtON12は次のスキームによって調製した:
【0372】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0373】
[00144]1−(3−メトキシフェニル)−1H−インダゾール1の合成:
【0374】
【化68】
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【0375】
[00145]磁気撹拌棒を備えた乾燥圧力チューブに、1H−インダゾール(3.54g、30mmol、1.0当量)、1−ヨード−3−メトキシベンゼン(8.07g、36mmol、1.2当量)、CuI(0.29g、1.5mmol、0.05当量)、K
2CO
3(13.37g、63mmol、2.1当量)およびtrans−1,2−シクロヘキサンジアミン(0.65g、6mmol、0.2当量)を追加した。次いで、チューブをグローブボックスに入れ、トルエン溶媒(40mL)を添加した。混合物を窒素で5分間バブリングし、次いでチューブを密封した。チューブをグローブボックスから取り出し、混合物を油浴中で3日間105〜115℃で撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、酢酸エチルで希釈し、次いで濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてヘキサン/酢酸エチル(20:1〜10:1)を使用)を通して精製し、所望の産物を無色の液体6.62g(収率98%)として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 3.85 (s, 3H), 6.98 (dd, J=8.0, 2.0Hz, 1H), 7.25-7.30 (m, 2H), 7.35 (dd, J=8.0, 1.6Hz, 1H), 7.49 (t, J=8.0Hz, 2H), 7.86 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.89 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.37 (s, 1H).
13C NMR (DMSO-d
6, 100MHz): δ 55.40, 107.75, 110.59, 112.42, 114.12, 121.49, 121.70, 125.10, 127.55, 130.48, 135.69, 138.13, 140.83, 160.13.
[00146]3−(1H−インダゾール−1−イル)フェノール2の合成:
【0376】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0377】
[00147]1−(3−メトキシフェニル)−1H−インダゾール1(6.50g、28.98mmol)含有臭化水素酸(45mL、48%)の溶液を、窒素雰囲気下、23時間還流させた(110〜120℃)。次いで、混合物を周囲温度に冷却し、K
2CO
3含有水溶液を用いて、ガスが発生しなくなるまで中和した。次いで沈殿物を濾取し、水で数回洗浄した。回収した固体を空気中で乾燥すると、生成物として茶色の固体5.70g(収率94%)が得られた。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 6.63 (dd, J=8.4, 2.0Hz, 1H), 7.00-7.03 (m, 2H), 7.08 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.20 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.31 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.65 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.70 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 9.67 (bs, 1H).
13C NMR (DMSO-d
6, 100MHz): δ 109.08, 110.54, 112.45, 113.63, 121.48, 121.61, 125.05, 127.42, 130.41, 135.48, 138.02, 140.72, 158.35.
[00148]2−(3−(1H−インダゾール−1−イル)フェノキシ)−9−(ピリジン−2−イル)−9H−カルバゾール(配位子ON12)の合成
【0378】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0379】
[00149]磁気撹拌棒を備えた乾燥Shlenckチューブに、3−(1H−インダゾール−1−イル)フェノール2(630mg、3.0mmol、1.0当量)、2−ブロモ−9−(ピリジン−2−イル)−9H−カルバゾール(1163mg、3.6mmol、1.2当量)、CuI(57mg、0.3mmol、0.1当量)、ピコリン酸(74mg、0.6mmol、0.2当量)およびK
3PO
4(1273mg、6.0mmol、2.0当量)を添加した。チューブを排気し、窒素をバックフィルした。排気およびバックフィル操作は、さらに2回繰り返した。次いで、溶媒DMSO(9mL)を窒素保護下に添加した。混合物を油浴中で90〜100℃の温度で3日間撹拌し、次いで周囲温度に冷却させた。水を添加して固体を溶解させた。混合物を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてヘキサン/酢酸エチル(10:1〜5:1〜3:1)を使用)を通して精製し、所望の生成物である配位子ON12を無色の固体1200mg(収率88%)として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 7.05-7.08 (m, 1H), 7.15 (dd, J=8.4, 2.0Hz, 1H), 7.24 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.32-7.36 (m, 2H), 7.42-7.47 (m, 3H), 7.52-7.59 (m, 2H), 7.61 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.77-7.83 (m, 3H), 7.86 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.07 (td, J=7.6, 2.0Hz, 1H), 8.23 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.29 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.66 (dd, J=5.2, 1.6Hz, 1H).
13C NMR (DMSO-d
6, 100MHz): δ 102.73, 110.40, 111.12, 113.54, 115.66, 116.09, 119.05, 120.28, 120.22, 121.26, 121.56, 121.82, 122.12, 123.24, 125.16, 126.02, 127.64, 131.09, 136.02, 138.01, 139.35, 139.53, 139.94, 140.98, 149.52, 150.45, 154.58, 158.62.
[00150]白金錯体PtON12の合成:
【0380】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0381】
[00151]磁気撹拌棒を備えた乾燥圧力チューブに、配位子ON12(1080mg、2.39mmol、1.0当量)、K
2PtCl
4(1040mg、2.51mmol、1.05当量)、
nBu
4NBr(77mg、0.24mmol、0.1当量)および酢酸溶媒(143mL)を添加した。混合物を窒素で30分間バブリングし、次いでチューブを密封した。混合物を室温で16時間撹拌し、次いで油浴中で105〜115℃の温度でさらに3日間撹拌し、その後、周囲温度に冷却させた。水(285mL)を添加し、混合物を室温で5分間、撹拌した。沈殿物を濾取し、水で3回洗浄した。次いで、固体を減圧下、空気中で乾燥させた。回収した固体を、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてジクロロメタンを使用)を通して精製し、所望の生成物PtON12を茶色の固体1177mg(収率76%)として得た。白金錯体1170mgを昇華(275℃、3.2×10
−6torr)させると、600mgの化合物が黄色結晶として得られた。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 7.03 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.26 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.35 (t, J=8.4Hz, 1H), 7.42 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.44-7.51 (m, 3H), 7.77 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.86 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.91 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.08 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.12 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.17 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.26 (td, J=8.4, 1.6Hz, 1H), 8.33 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.49 (d, J=8. 4Hz, 1H), 8.92 (s, 1H), 9.41 (d, J=4.8Hz, 1H).
13C NMR (DMSO-d
6, 100MHz): δ 100.20, 106.12, 110.95, 111.18, 112.36, 112.41, 115.02, 115.70, 115.86, 116.14, 119.99, 120.52, 122.98, 123.04, 124.37, 124.55, 125.22, 127.92, 130.77, 136.07, 137.44, 137.97, 139.92, 141.84, 147.21, 147.65, 152.22, 152.25, 152.32.
[00152]
図2は、PtON12の室温でのCH
2Cl
2中の放射スペクトルおよび77Kでの2−メチルテトラヒドロフラン中の放射スペクトルを示す。
2.実施例2
[00153]白金錯体PtON12−tBuは次のスキームによって調製した:
【0382】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0383】
[00154]2−(3−(1H−インダゾール−1−イル)フェノキシ)−9−(4−tert−ブチルピリジン−2−イル)−9H−カルバゾール(配位子ON12−tBu)の合成:
【0384】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0385】
[00155]磁気撹拌棒を備えた乾燥Shlenckチューブに、3−(1H−インダゾール−1−イル)フェノール2(630mg、3.0mmol、1.0当量)、9−(4−tert−ブチルピリジン−2−イル)−2−ブロモ−9H−カルバゾール(1365mg、3.6mmol、1.2当量)、CuI(57mg、0.3mmol、0.1当量)、ピコリン酸(74mg、0.6mmol、0.2当量)およびK
3PO
4(1273mg、6.0mmol、2.0当量)を添加した。チューブを排気し、窒素をバックフィルした。排気およびバックフィル操作は、さらに2回繰り返した。次いで、DMSO溶媒(9mL)を窒素による保護下に添加した。混合物を油浴中で90〜100℃の温度で3日間撹拌し、次いで周囲温度に冷却させた。水を添加して固体を溶解させた。混合物を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてヘキサン/酢酸エチル(10:1〜5:1)を使用)を通して精製し、所望の産物である配位子ON12−tBuを無色の固体1378mg(収率90%)として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 1.17 (s, 9H), 7.05-7.08 (m, 1H), 7.13 (dd, J=8.4, 2.0Hz, 1H), 7.19 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.29 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.34 (dd, J=5.6, 1.2Hz, 1H), 7.37-7.42 (m, 4H), 7.53-7.54 (m, 2H), 7.57 (s, 1H), 7.73 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.78 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.81 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.18 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.25 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.50 (d, J=4.8Hz, 1H).
13C NMR (DMSO-d
6, 100MHz): δ 29.93, 34.74, 101.50, 110.41, 111.15, 111.77, 113.13, 115.70, 116.34, 116.37, 119.21, 119.82, 120.12, 121.11, 121.53, 121.78, 121.84, 123.20, 125.19, 125.90, 127.58, 131.12, 136.01, 137.97, 139.42, 139.91, 141.08, 149.34, 150.61, 155.25, 158.09, 162.96.
[00156]白金錯体PtON12の合成
【0386】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
[00157]磁気撹拌棒を備えた乾燥圧力チューブに、配位子ON12−tBu(1300mg、2.56mmol、1.0当量)、K
2PtCl
4(1114mg、2.68mmol、1.05当量)、
nBu
4NBr(83mg、0.26mmol、0.1当量)および酢酸溶媒(153mL)を添加した。混合物を窒素で30分間バブリングし、次いでチューブを密封した。混合物を室温で17時間撹拌し、次いで油浴中で105〜115℃の温度でさらに3日間撹拌し、その後、周囲温度に冷却させた。水(306mL)を添加し、混合物を室温で5分間撹拌した。沈殿物を濾取し、水で3回洗浄した。次いで、固体を減圧下、空気中で乾燥させた。回収した固体を、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてジクロロメタンを使用)を通して精製し、所望の生成物PtON12−tBuを黄色の固体1564mg(収率87%)として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 1.41 (s, 9H), 7.01 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.25 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.34 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.42 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.47 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.51-7.55 (m, 2H), 7.77 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.85 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.91 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.08 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.13 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.19 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.49 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.94 (s, 1H), 9.29 (d, J=6.4Hz, 1H).
[00158]
図3は、PtON12−tBuの室温でのCH
2Cl
2中の放射スペクトルおよび77Kでの2−メチルテトラヒドロフラン中の放射スペクトルを示す。
3.実施例3
[00159]白金錯体PtON12−tBuは次のスキームによって調製することができる:
【0388】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0389】
[00160]4−ブロモ−1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール3の合成
【0390】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0391】
[00161]4−ブロモ−1H−ピラゾール(3674mg、25mmol、1.0当量)、CuI(95mg、0.5mmol、0.02当量)およびK
2CO
3(7256mg、52.5mmol、2.1当量)を、磁気撹拌棒を備えた乾燥圧力チューブに添加した。次いで、trans−1,2−シクロヘキサンジアミン(570mg、5mmol、0.2当量)、1−ヨード−3−メトキシベンゼン(3.57mL、30mmol、1.2当量)およびジオキサン溶媒(50mL)を、窒素充填グローブボックスに添加した。混合物を窒素で5分間バブリングした。チューブを密封した後、グローブボックスから取り出した。その混合物を、100℃の温度で2日間、油浴中で撹拌した。次いで、混合物を周囲温度に冷却し、濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてヘキサンおよび酢酸エチル(20:1〜15:1)を使用)を通して精製し、所望の生成物4−ブロモ−1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール3を無色の粘着液体4.09g(収率65%)として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 3.82 (s, 3H), 6.89-6.92 (m, 1H), 7.39-7.41 (m, 3H), 7.86 (s, 1H), 8.81 (s, 1H).
13C NMR (DMSO-d
6, 100MHz): δ 55.45, 94.92, 104.01, 110.35, 112.54, 128.30, 130.51, 140.26, 141.16, 160.15.
[00162]3−(1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン4の合成
【0392】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
[00163]磁気撹拌棒およびコンデンサを備えた三ツ口フラスコに、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(1230mg、6.0mmol、1.2当量)、Pd
2(dba)
3(183mg、0.2mmol、0.04当量)およびトリシクロヘキシルホスフィンPCy
3(135mg、0.48mmol、0.096当量)を添加した。次いでフラスコを排気させ、窒素をバックフィルした。排気およびバックフィル操作は、さらに2回繰り返した。次いで、4−ブロモ−1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール3(1266mg、5.0mmol、1.0当量)含有ジオキサン(25mL)溶液、およびK
3PO
4(1804mg、8.5mmol、1.7当量)含有H
2O(10mL)溶液を窒素下、シリンジで別個に添加した。混合物を、95〜105℃の温度で24時間、油浴中で撹拌し、周囲温度に冷却し、濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液の有機層を分離し、硫酸ナトリウム(sodium silphate)で乾燥させて、濾過し、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液として最初にヘキサン/酢酸エチル(10:1〜5:1)、次いでジクロロメタン/メタノール(10:1)を使用)を通して精製し、所望の生成物3−(1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン4を茶色の固体1.21g(収率96%)として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 3.85 (s, 3H), 6.90-6.93 (m, 1H), 7.41-7.48 (m, 4H), 8.10 (dt, J=8.0, 2.0Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.45 (dd, J=4.8, 1.6Hz, 1H), 8.98 (d, J=1.2Hz, 1H), 9.13 (s, 1H).
[00164]3−(4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェノール5の合成
【0394】
【化78】
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【0395】
[00165]3−(1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン4(1.20g、4.77mmol)含有臭化水素酸(15mL、48%)の溶液を、窒素雰囲気下、24時間還流させた(110〜120℃)。次いで、混合物を周囲温度に冷却し、K
2CO
3含有水溶液を用いて、ガスが発生しなくなるまで中和した。次いで沈殿物を濾取し、水で数回洗浄した。回収した固体を空気中で乾燥すると、生成物として茶色の固体1.24g(収率99%)が得られた。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 6.59(dt, J=7.2, 2.0Hz, 1H), 7.11-7.17 (m, 3H), 7.38 (dd, J=7.6, 1.6Hz, 1H), 8.07 (dt, J=8.0, 2.0Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.33-8.34 (m, 1H), 8.85 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.90 (s, 1H), 9.78 (bs, 1H).
[00166]9−(ピリジン−2−イル)−2−(3−(4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェノキシ)−9H−カルバゾール(配位子ON13)の合成
【0396】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0397】
[00167]磁気撹拌棒を備えた乾燥Shlenckチューブに、3−(4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェノール5(475mg、2.0mmol、1.0当量)、2−ブロモ−9−(ピリジン−2−イル)−9H−カルバゾール(776mg、2.4mmol、1.2当量)、CuI(38mg、0.2mmol、0.1当量)、ピコリン酸(49mg、0.4mmol、0.2当量)およびK
3PO
4(819mg、4.0mmol、2.0当量)を添加した。チューブを排気し、窒素をバックフィルした。排気およびバックフィル操作は、さらに2回繰り返した。次いで、溶媒DMSO(10mL)を窒素下で添加した。混合物を油浴中で90〜100℃の温度で3日間撹拌し、次いで周囲温度に冷却させた。水を添加して固体を溶解させた。混合物を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(50:1)を使用)を通して精製し、所望の生成物である配位子ON13を茶−赤色の固体656mg(収率68%)として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 6.92 (dd, J=8.0, 2.4Hz, 1H), 7.04 (dd, J=8.0, 1.6Hz, 1H), 7.28 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.33-7.40 (m, 3H), 7.45 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.52 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.55 (t, J=2.0Hz, 1H), 7.60 (dd, J=7.6, 1.6Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.98-8.03 (m, 2H), 8.16 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.21 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.38 (dd, J=4.4, 1.6Hz, 1H), 8.62 (dd, J=4.4, 1.6Hz, 1H), 8.91 (d, J=2.4Hz, 1H), 9.08 (s, 1H).
13C NMR (DMSO-d
6, 100MHz): δ 102.54, 107.98, 111.12, 112.68, 113.27, 115.75, 119.02, 120.11, 120.19, 121.01, 121.27, 121.79, 122.11, 123.28, 123.87, 125.32, 125.99, 127.66, 131.06, 132.41, 138.90, 139.36, 139.49, 139.97, 140.78, 146.54, 147.62, 149.52, 150.48, 154.81, 158.56.
[00168]9−(ピリジン−2−イル)−2−(3−(4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェノキシ)−9H−カルバゾール白金錯体(PtON13)の合成
【0398】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0399】
[00169]磁気撹拌棒を備えた乾燥圧力チューブに、配位子ON13(600mg、1.25mmol、1.0当量)、K
2PtCl
4(551mg、1.31mmol、1.05当量)、
nBu
4NBr(40mg、0.125mmol、0.1当量)および酢酸溶媒(75mL)を添加した。混合物を窒素充填グローブボックス中、窒素で30分間バブリングした。チューブを密封した後、グローブボックスから取り出した。混合物を室温で17時間撹拌し、次いで油浴中で105〜115℃の温度でさらに3日間撹拌し、周囲温度に冷却させ、水(150mL)を添加した。室温で5分間撹拌した後、沈殿物を濾取し、水で3回洗浄した。次いで、固体を減圧下、空気中で乾燥させた。回収した固体を、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてジクロロメタン/Et3N(100:1〜50:1)を使用)を通して精製し、黄色固体233mgを得て、これをさらに熱昇華により精製して、所望の生成物PtON13を黄色固体50mg(全収率6%)として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz): δ 7.01 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.22 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.28 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.41 (t, J=7.2Hz, 1H), 7.44-7.54 (m, 4H), 7.89 (d, J=8.4, 1H), 8.09(d, J=8.0Hz, 1H), 8.16 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.23-8.30 (m, 3H), 8.55 (d, J=4.8Hz, 1H), 8.76 (s, 1H), 9.15 (d, J=1.2Hz, 1H), 9.35 (d, J=5.2Hz, 1H). 9.51 (s, 1H).
13C NMR (DMSO-d
6, 100MHz): δ 98.72, 106.08, 111.03, 112.54, 113.43, 114.95, 115.59, 115.79, 116.16, 119.99, 120.54, 120.62, 122.97, 123.96, 124.56, 124.86, 125.89, 126.90, 127.85, 132.85, 137.32, 137.98, 139.83, 141.80, 145.86, 146.88, 147.49, 148.24, 152.27, 152.46, 152.58.
[00170]
図4は、PtON13の室温でのCH
2Cl
2中の放射スペクトル、および77Kでの2−メチルテトラヒドロフラン中の放射スペクトルを示す。
【0400】
[00171]いくつかの実施形態を記述した。しかしながら、様々な変更が本開示の趣旨および範囲を逸脱することなくなされ得ることが理解される。したがって、他の実施形態も下記の特許請求の範囲の範囲内である。
[発明の態様]
[1]
式Iまたは式IIの化合物:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
L
1は、5員ヘテロシクリル、ヘテロアリール、カルベン、またはN−複素環カルベンであり、
L
2、L
3、およびL
4は、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルベン、またはN−複素環カルベンであり、
L
5は、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、
A
1およびA
2は、それぞれ独立して、存在しまたは存在せず、存在する場合、独立してO、S、S=O、SO
2、Se、NR
3、PR
3、RP=O、CR
1R
2、C=O、SiR
1R
2、GeR
1R
2、BH、P(O)H、PH、NH、CR
1H、CH
2、SiH
2、SiHR
1、BH、またはBR
3であり、
V
1、V
2、V
3およびV
4は、それぞれPtに配位し、独立してN、C、P、BまたはSiであり、
Y
1、Y
2、Y
3およびY
4は、それぞれ独立して、C、CH、N、OまたはSであり、
R
aは、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、R
aは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、もしくは重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR
aが一緒に連結されていてもよく、
R
bは、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、R
bは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR
bが一緒に連結されていてもよく、
R
cは、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、R
cは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR
cが一緒に連結されていてもよく、
R
dは、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、R
dは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR
dが一緒に連結されていてもよく、
R、R
1、R
2およびR
3は、それぞれ独立して、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR、R
1、R
2およびR
3が一緒に連結されていてもよい)。
[2]
式IA、式IIA、式IIB:
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Aは、式IおよびIIで列挙されているA
1であり、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれ独立して、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
である)
の構造を有する、パラグラフ1に記載の化合物。
[3]
中性電荷を有する、パラグラフ1または2に記載の化合物。
[4]
式I1−I15または式II1−II15
【化7-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化7-2】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
XおよびYは、それぞれ独立して、N、P、P=O、CR
1、CH、SiR
1、SiH、GeR
1、GeH、Z、Z
1またはZ
2(ここでZ、Z
1およびZ
2は、それぞれ独立して連結基である)であり、
R
1、R
2、R
3およびR
4は、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R
1、R
2、R
3およびR
4は、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR
3、2つ以上のR
4、またはその両方が一緒に連結されていてもよい)
の1つで表される、パラグラフ1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
[5]
対称形の式I16およびII16、または非対称形の式I17−I28およびII17−II28
【化8-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化8-2】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Y
5、Y
6、Y
7およびY
8は、それぞれ独立してC、N、OまたはSであり、
XおよびYは、それぞれ独立してN、P、P=O、CR
1、CH、SiR
1、SiH、GeR
1またはGeHであり、
Z、Z
1およびZ
2は、それぞれ独立して連結基であり、
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれ独立して、
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
R、R
1、R
2およびR
3は、それぞれ、一、二、三または四置換体であり、R
1、R
2およびR
3は、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR、R
1、R
2およびR
3が一緒に連結されていてもよい)
の1種で表される、パラグラフ1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
[6]
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
(Z、Z
1およびZ
2としても参照される)
は、それぞれ独立して、
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは0〜3である)
である、パラグラフ4または5に記載の化合物。
[7]
5員ヘテロシクリル
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
が、それぞれ独立して、下記構造
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
の1つである、パラグラフ1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
[8]
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
が、それぞれ独立して、下記構造
【化18-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化18-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化18-3】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Y
1、Y
2、Y
3、Y
4、Y
5、Y
6、Y
7およびY
8は、それぞれ独立して、C、N、OまたはSであり、
Uは、O、S、S=O、SO
2、Se、NR
3、PR
3、R
3P=O、CR
1R
2、C=O、SiR
1R
2、GeR
1R
2、BR
3、NH、PH、HP=O、CH
2、CHR
1、SiH
2、GeH
2、SiHR
1、GeHR
1またはBHであり、
R
1、R
2、R
3、R
4およびR
5は、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R
1、R
2、R
3、R
4およびR
5は、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR
1、2つ以上のR
2、2つ以上のR
3、2つ以上のR
4、2つ以上のR
5またはそれらの任意の組合せが一緒に連結されて、2つ以上のR
5が一緒に連結され、R
4およびR
5が連結され=Oまたは環状構造を形成してよい)
の1つである、パラグラフ1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
[9]
【化19】
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が、それぞれ独立して、下記
【化20-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化20-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化20-3】
[この文献は図面を表示できません]
【化20-4】
[この文献は図面を表示できません]
【化20-5】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれ独立して
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
R、R
1、R
2、R
3およびR
4は、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R、R
1、R
2、R
3およびR
4は、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR、R
1、R
2、R
3およびR
4が一緒に連結されていてもよい)
の1つから選択される、パラグラフ1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
[10]
R
aが、それぞれ独立して、下記
【化23】
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(式中、R
8は、O、S、P(O)R
1、PR
1、NR
1、CR
1R
2、SiR
1R
2、BH、P(O)H、PH、NH、CR
1H、CH
2、SiH
2、SiHR
1、BH、C(O)、C2アルキル、またはC2アルケニルである)
から選択される、パラグラフ1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
[11]
下記構造
【化24-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-3】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-4】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-5】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-6】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-7】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-8】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-9】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-10】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-11】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-12】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-13】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-14】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-15】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-16】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-17】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-18】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-19】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-20】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-21】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-22】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-23】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-24】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-25】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-26】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-27】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-28】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-29】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-30】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-31】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-32】
[この文献は図面を表示できません]
の1つから選択される、パラグラフ1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
[12]
下記構造
【化25-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-3】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-4】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-5】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-6】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-7】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-8】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-9】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-10】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-11】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-12】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-13】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-14】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-15】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-16】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-17】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-18】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-19】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-20】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-21】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-22】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-23】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-24】
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【化25-25】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-26】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-27】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-28】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-29】
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【化25-30】
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【化25-35】
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【化25-39】
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【化25-48】
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【化25-49】
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【化25-50】
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【化25-51】
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【化25-52】
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【化25-53】
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【化25-54】
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【化25-55】
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【化25-56】
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【化25-57】
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【化25-58】
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【化25-59】
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【化25-60】
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の1つから選択される、パラグラフ1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
[13]
パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の1種以上の化合物を含む組成物。
[14]
燐光性エミッタ、遅延蛍光性エミッタ、またはその組合せである、パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の化合物を含むエミッタ。
[15]
パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の1種以上の化合物を含むデバイス。
[16]
有機発光ダイオードを含む、パラグラフ15に記載のデバイス。
[17]
フルカラーディスプレイを含む、パラグラフ15に記載のデバイス。
[18]
燐光性OLEDデバイスを含む、パラグラフ15に記載のデバイス。
[19]
蛍光性OLEDデバイスを含む、パラグラフ15に記載のデバイス。
[20]
パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の1種以上の化合物を含む、光起電力デバイス。
[21]
パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の1種以上の化合物を含む、発光ディスプレイデバイス。
[22]
パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の1種以上の化合物を含む、発光デバイス。