特許第6804823号(P6804823)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6804823白金錯体およびデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6804823
(24)【登録日】2020年12月7日
(45)【発行日】2020年12月23日
(54)【発明の名称】白金錯体およびデバイス
(51)【国際特許分類】
   C07F 15/00 20060101AFI20201214BHJP
   C09K 11/06 20060101ALI20201214BHJP
   H01L 51/50 20060101ALI20201214BHJP
【FI】
   C07F15/00 FCSP
   C09K11/06 660
   H05B33/14 B
【請求項の数】31
【外国語出願】
【全頁数】326
(21)【出願番号】特願2014-209149(P2014-209149)
(22)【出願日】2014年10月10日
(65)【公開番号】特開2015-81257(P2015-81257A)
(43)【公開日】2015年4月27日
【審査請求日】2017年10月6日
(31)【優先権主張番号】61/890,545
(32)【優先日】2013年10月14日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/890,580
(32)【優先日】2013年10月14日
(33)【優先権主張国】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】507243142
【氏名又は名称】アリゾナ・ボード・オブ・リージェンツ・オン・ビハーフ・オブ・アリゾナ・ステイト・ユニバーシティー
【氏名又は名称原語表記】Arizona Board of Regents on behalf of Arizona State University
(73)【特許権者】
【識別番号】503055897
【氏名又は名称】ユニバーサル ディスプレイ コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100120112
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100104374
【弁理士】
【氏名又は名称】野矢 宏彰
(72)【発明者】
【氏名】ジアン・リ
(72)【発明者】
【氏名】グイジエ・リ
(72)【発明者】
【氏名】ジェイソン・ブルックス
【審査官】 中島 芳人
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/116231(WO,A1)
【文献】 特開2011−071452(JP,A)
【文献】 特開2012−231135(JP,A)
【文献】 特開2006−232784(JP,A)
【文献】 特開2009−267244(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0172561(US,A1)
【文献】 特表2012−522843(JP,A)
【文献】 特開2013−023500(JP,A)
【文献】 特開2012−079898(JP,A)
【文献】 特開2012−079895(JP,A)
【文献】 特開2013−053149(JP,A)
【文献】 特表2007−519614(JP,A)
【文献】 特開2013−048256(JP,A)
【文献】 特開2010−171205(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/162488(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/130483(WO,A1)
【文献】 特開2007−019462(JP,A)
【文献】 特開2009−267171(JP,A)
【文献】 特開2009−161524(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/112853(WO,A1)
【文献】 特開2007−051243(JP,A)
【文献】 特開2014−019701(JP,A)
【文献】 特開2014−058504(JP,A)
【文献】 特開2014−239225(JP,A)
【文献】 特表2014−520096(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/047616(WO,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第02711999(EP,A1)
【文献】 Hang, Xiao-Chun et al.,Highly Efficient Blue-Emitting Cyclometalated Platinum(II) Complexes by Judicious Molecular Design,Angewandte Chemie, International Edition,2013年 5月,52(26),p.6753-6756
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07F
C09K
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式II2の化合物:
【化1-1】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
5員ヘテロシクリル
【化1-2】
[この文献は図面を表示できません]
が、下記構造
【化1-3】
[この文献は図面を表示できません]
の1つであり、
は、フェニルであり、
は、O、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeR、BH、P(O)H、PH、NH、CRH、CH、SiH、SiHR、BH、またはBRであり、
はNであり、VはCであり、VはCであり、且つVはNであり、
XはNであり、
式II2のR、R、RおよびRはそれぞれ独立して、存在しまたは存在せず、存在する場合、R、R、RおよびRのそれぞれは一、二または三置換体であり、存在するR、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルであり、2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
のR、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルであり、2つ以上のRおよびRが一緒に連結されていてもよく、
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれ独立して、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]

【化5】
[この文献は図面を表示できません]
であり、そして
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
のR、R、およびRは、それぞれ独立して、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルであり、2つ以上のR、R、およびRが一緒に連結されていてもよい)。
【請求項2】
中性電荷を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式II2の化合物:
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
は、フェニルであり、
は、O、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeR、BH、P(O)H、PH、NH、CRH、CH、SiH、SiHR、BH、またはBRであり、
はNであり、VはCであり、VはCであり、且つVはNであり、
XはNであり、
式II2のR、R、RおよびRはそれぞれ独立して、存在しまたは存在せず、存在する場合、R、R、RおよびRのそれぞれは一、二または三置換体であり、存在するR、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルであり、2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
のR、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルであり、2つ以上のRおよびRが一緒に連結されていてもよく、
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
が、下記
【化10-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化10-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化10-3】
[この文献は図面を表示できません]
【化10-4】
[この文献は図面を表示できません]
【化10-5】
[この文献は図面を表示できません]
【化10-6】
[この文献は図面を表示できません]
の1つ
式中、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれ独立して
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルであり、2つ以上のR、R、R、RおよびRが一緒に連結されていてもよいである
【請求項4】
下記構造
【化13-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-3】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-4】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-5】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-6】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-7】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-8】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-9】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-10】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-11】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-12】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-13】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-14】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-15】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-16】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-17】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-18】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-19】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-20】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-21】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-22】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-23】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-24】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-25】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-26】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-27】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-28】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-29】
[この文献は図面を表示できません]
【化13-30】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルであり、2つ以上のR、およびRが一緒に連結されていてもよい)の1つから選択される、化合物。
【請求項5】
請求項1に記載の1種以上の化合物を含む組成物。
【請求項6】
燐光性エミッタ、遅延蛍光性エミッタ、またはその組合せである、請求項1に記載の1種以上の化合物を含むエミッタ。
【請求項7】
請求項1に記載の1種以上の化合物を含むデバイス。
【請求項8】
有機発光ダイオードを含む、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
フルカラーディスプレイを含む、請求項7に記載のデバイス。
【請求項10】
燐光性OLEDデバイスを含む、請求項7に記載のデバイス。
【請求項11】
蛍光性OLEDデバイスを含む、請求項7に記載のデバイス。
【請求項12】
請求項1に記載の1種以上の化合物を含む、光起電力デバイス。
【請求項13】
請求項1に記載の1種以上の化合物を含む、発光ディスプレイデバイス。
【請求項14】
請求項1に記載の1種以上の化合物を含む、発光デバイス。
【請求項15】
式II2:
【化14-1】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
5員ヘテロシクリル
【化14-2】
[この文献は図面を表示できません]
が、下記構造
【化14-3】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
は、フェニルであり、
は、O、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeR、BH、P(O)H、PH、NH、CRH、CH、SiH、SiHR、BH、またはBRであり、
はCであり、VはCであり、VはCであり、且つVはNであり、
XはNであり、
式II2のR、R、RおよびRはそれぞれ独立して、存在しまたは存在せず、存在する場合、R、R、RおよびRのそれぞれは一、二または三置換体であり、存在するR、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルから選択され、2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
のR、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルから選択されて、2つ以上のRおよびRが一緒に連結されていてもよく、
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれ独立して、
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれ独立して
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
のR、R、およびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルから選択され、2つ以上のR、R、およびRが一緒に連結されていてもよい)
の構造を有する、化合物。
【請求項16】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
が、下記
【化21-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化21-2】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
は、それぞれ独立して
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルから選択され、は水素であり、2つ以上のR、R、RおよびRが一緒に連結されていてもよい)
の1つである、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
請求項15に記載の1種以上の化合物を含む組成物。
【請求項18】
燐光性エミッタ、遅延蛍光性エミッタ、またはその組合せである、請求項15に記載の1種以上の化合物を含むエミッタ。
【請求項19】
請求項15に記載の1種以上の化合物を含むデバイス。
【請求項20】
有機発光ダイオードを含む、請求項19に記載のデバイス。
【請求項21】
フルカラーディスプレイを含む、請求項19に記載のデバイス。
【請求項22】
燐光性OLEDデバイスを含む、請求項19に記載のデバイス。
【請求項23】
蛍光性OLEDデバイスを含む、請求項19に記載のデバイス。
【請求項24】
請求項15に記載の1種以上の化合物を含む、光起電力デバイス。
【請求項25】
請求項15に記載の1種以上の化合物を含む、発光ディスプレイデバイス。
【請求項26】
請求項15に記載の1種以上の化合物を含む、発光デバイス。
【請求項27】
【化24-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-3】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、およびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、式−OC(O)Qもしくは−C(O)OQ(式中、Qは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基である)の基、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、ウレイド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、または置換シリルから選択され、2つ以上のR、R、およびRが一緒に連結されていてもよい)
から選択される、化合物。
【請求項28】
請求項27に記載の1種以上の化合物を含む組成物。
【請求項29】
燐光性エミッタ、遅延蛍光性エミッタ、またはその組合せである、請求項27に記載の1種以上の化合物を含むエミッタ。
【請求項30】
請求項27に記載の1種以上の化合物を含むデバイス。
【請求項31】
有機発光ダイオードを含む、請求項30に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、米国特許出願第61/890,545号(発明の名称「PLATINUM COMPLEXES、DEVICES、AND USES THEREOF」)および米国特許出願第61/890,580号(発明の名称「PLATINUM COMPLEXES、DEVICES、AND USES THEREOF」)(両出願とも2013年10月14日に出願されたものであり、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)に対する優先権を主張するものである。
【0002】
[0002]本発明は白金錯体および白金錯体を含むデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]光を吸収および/または放射することができる化合物は、多種多様な光学およびエレクトロルミネセントデバイス、例えば、光吸収デバイス(ソーラーおよび光感応デバイスなど)、有機発光ダイオード(OLED)、光放射デバイス、または光の吸収と放射の両方が可能なデバイスにおいておよびバイオ用途のマーカーとして理想的に使用に適する化合物となり得る。多くの研究により、有機および有機金属材料を光学およびエレクトロルミネセントデバイスに使用するための発見と最適化が検討されてきた。一般にこの分野の研究は、いくつかの目標を達成することが目的とされており、その目標としては、吸収および放射効率の向上ならびに処理能力の改善が含まれる。
【0004】
[0004]光学およびエレクトロオプティカル材料に向けられた研究の著しい進歩にもかかわらず、現在利用可能な材料の多くに不都合な点がいくつかあり、特に、処理能力が乏しく、放射または吸収効率が悪く、安定性が十分でない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
[0005]このように、光学的放射および吸収用途において改善された性能を示す新規材料が必要とされている。それゆえ、そのような化合物、組成物およびそれらを含むデバイスを本明細書に開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[0006]本開示は、ディスプレイおよび光学機器のエミッタとして役立ち得る白金化合物に関する。
【0007】
[0007]本明細書では式IおよびIIの化合物が開示される:
【0008】
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
【0009】
(式中、
は、5員ヘテロシクリル、ヘテロアリール、カルベン、またはN−複素環カルベンであり、
、L、およびLは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルベン、またはN−複素環カルベンであり、
は、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、
およびAは、それぞれ独立して、存在しまたは存在せず、存在する場合、それぞれ独立してO、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeR、またはBRであり、
、V、VおよびVは、それぞれPtに配位し、独立してN、C、P、BまたはSiであり、
、Y、YおよびYは、それぞれ独立して、C、N、OまたはSであり、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せである)。
【0010】
[0008]一態様において、式Iには、式IAが含まれる:
【0011】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
【0012】
(式中、Aは、式IのAである)。
【0013】
[0009]他の態様において、式IIには、式IIAおよび式IIBが含まれる:
【0014】
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
【0015】
(式中、
Aは、式IIのAであり、
【0016】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
【0017】
は、それぞれ独立して、
【0018】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
【0019】
であり、
【0020】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
【0021】
は、
【0022】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【0023】
であり、
R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のR、R、RおよびRが一緒に連結されていてもよい)。
【0024】
[0010]また本明細書に開示の1種以上の化合物を含む組成物も本明細書に開示される。
【0025】
[0011]さらに本明細書に開示の1種以上の化合物または組成物を含むデバイス(例えば、OLED)も本明細書に開示される。
【0026】
[0012]本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、本発明のいくつかの非限定的態様を示し、詳細な説明の記載とともに本発明の原理を説明するものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】[0013]白金錯体を含むデバイスを示す図である。
図2】[0014]PtON12の室温でのCHCl中の放射スペクトルおよび77Kでの2−メチルテトラヒドロフラン中の放射スペクトルを示す図である。
図3】[0015]PtON12−tBuの室温でのCHCl中の放射スペクトルおよび77Kでの2−メチルテトラヒドロフラン中の放射スペクトルを示す図である。
図4】[0016]PtON13の室温でのCHCl中の放射スペクトルおよび77Kでの2−メチルテトラヒドロフラン中の放射スペクトルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
[0017]さらなる態様が、一部は以下に続く説明で述べられ、一部は説明から明らかであるかまたは本開示の実施により知得され得るであろう。添付の特許請求の範囲で特に指摘されている構成および組合せによって、利点が認識され、取得されるであろう。先の一般的な説明および後の詳細な説明は、例示的および例証的なものに過ぎず、限定的なものではないことが理解されるべきである。
【0029】
[0018]本開示は、以下の発明の詳細な説明およびそれに含まれる実施例を参照してより容易に理解することができる。
【0030】
[0019]本発明の化合物、デバイスおよび/または方法を開示または記載する前に、それらが特に明記が無い限り、特定の合成方法に限定されず、また特に明記のない限り、特定の試薬に限定されず、したがって当然のことながら変動し得ることが理解されるべきである。また本明細書で使用する専門用語は、特別な態様を記述する目的のためのものに過ぎず、限定を意図するものではないことが理解されるべきである。本明細書の記載の方法および材料と同様または等価の方法および材料はいずれも本開示の実施または試験に使用することができるが、例示的方法および材料を本明細書に記載する。
【0031】
[0020]本明細書および添付の特許請求の範囲において使用するとき、単数形「a」、「an」および「the」は、他に明記のない限り、複数の言及物も含む。したがって、例えば「成分」についての言及には、2つ以上の成分の混合物も含まれる。
【0032】
[0021]本明細書で使用するとき、用語「場合に応じて」または「場合により」は、続いて記述される事象または状況が起こるまたは起こらない可能性があり、したがってその記述は、事象または状況が起こる場合と起こらない場合とを含むことを意味する。
【0033】
[0022]本開示の組成物を調製するために使用される成分に加えて、本明細書に開示された方法で使用される組成物自体も開示される。これらおよび他の材料が本明細書に開示され、これらの材料の組合せ、部分集合、相互作用、グループなどが開示されるとき、これらの化合物の個々の様々な個別および集合的な組合せならびに順列への言及が明示的に開示されていないとしても、それぞれが具体的に本明細書で企図され、記述されていると理解される。例えば、特定の化合物が開示および議論され、その化合物を含むいくつかの分子に対していくつかの修飾がなされ得ることが議論されている場合、化合物およびその修飾の可能な個々および全ての組合せおよび順列が、特に矛盾が示されない限り、具体的に企図される。したがって、分子A、BおよびCの分類が開示され、ならびに分子D、EおよびFの分類および分子の組合せA−Dの例が開示される場合、それぞれが個々に列挙されていなくても、それぞれ個別および集合的に組合せの意味を包含しており、A−E、A−F、B−D、B−E、B−F、C−D、C−EおよびC−Fも開示されると考えられる。同様に、それらの任意の部分集合または組合せも開示される。したがって、例えばA−E、B−FおよびC−Eの小グループも開示されると考えられる。この概念は、これらに限定されるものではないが、本発明の組成物の作製方法および使用方法の工程を含む、本出願の全ての態様に適用される。したがって、種々の実施可能な付加的工程が存在する場合、これらの付加的工程のそれぞれが、本発明の方法の任意の特定の実施形態または実施形態の組合せとともに実施し得ることが理解される。
【0034】
[0023]本明細書で参照するとき、連結原子は、2つの基、例えばNとCの基を接続することができる。連結基は、一態様において、本明細書のA、Aおよび/またはAとして開示される。連結原子は、場合に応じて、原子価が許容されるならば、他の結合した化学部分を有し得る。例えば一態様において、酸素が一旦2つの基(例えば、Nおよび/またはC基)に結合されて原子価が満たされるとき、他のいずれのさらなる結合した化学基も有しないであろう。別の態様において、炭素が連結原子であるとき、2つのさらなる化学部分がその炭素に結合し得る。適切な化学的部分としては、限定されないが、水素、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、=O、ハロゲン、ニトロ、アミン、アミド、チオール、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、およびヘテロシクリルが挙げられる。
【0035】
[0024]本明細書で使用される用語「環式構造」などの用語は、限定されないが、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびヘテロシクリルを含む任意の環式化学構造を指す。
【0036】
[0025]本明細書で使用するとき、用語「置換(された)」は、有機化合物の許容可能な全ての置換を含むことが企図される。広い態様においては、許容可能な置換基には、有機化合物の非環式および環式、分岐および非分岐、炭素環式および複素環式、芳香族性および非芳香族性の置換基が含まれる。例証的な置換基としては、例えば、下記に記載するものが挙げられる。許容され得る置換基は1つ以上あり得、適切な有機化合物に対して同じであっても異なっていてもよい。本開示の目的に関して、ヘテロ原子(例えば、窒素)は、ヘテロ原子の原子価を満たす水素置換基および/または任意の許容可能な本明細書に記載の有機化合物の置換基を有し得る。本開示は、有機化合物の許容され得る置換基に関していかなる意味でも限定を意図しない。さらに、用語「置換」または「で置換(された)」には、そのような置換が、置換される原子および置換基の許容可能な原子価に従うものであり、置換によって安定な化合物(例えば、自発的に変換、例えば、転位、環化、脱離することのない化合物)に帰着することを条件とするとの含意を有する。さらに一定の態様においては、明らかに矛盾が示されない限り、個々の置換基が場合によりさらに置換されていてもよい(つまり、さらに置換されていても置換されていなくてもよい)ことが企図される。
【0037】
[0026]様々な用語の定義において、「A」「A」「A」および「A」は、本明細書において、様々な特定の置換基を表す一般的な記号として使用される。これらの記号は、任意の置換基であり得、本明細書に開示の置換基に限定されず、一例において一定の置換基であると定義されるとき、別の例において別の置換基として定義されてもよい。
【0038】
[0027]用語「アルキル」は、本明細書で使用するとき、分岐または非分岐の1〜24個の炭素原子を有する飽和炭化水素基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、s−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、エイコシル、テトラコシルなどが挙げられる。アルキル基は環状でも非環状でもよい。アルキル基は分岐状でも非分岐状でもよい。アルキル基は、置換されていても置換されていなくてもよい。例えばアルキル基は、限定されないが、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、エーテル、ハライド、ヒドロキシ、ニトロ、シリル、スルホ−オキソ、またはチオールを含む1つ以上の基で置換されていてもよい。「低級アルキル」基は、1〜6個(例えば1〜4個)の炭素原子を有するアルキル基である。
【0039】
[0028]本明細書全体にわたって、「アルキル」は一般に、非置換アルキル基および置換アルキル基の両方を指すために使用される;ただし、置換アルキル基は、本明細書においてアルキル基上の特定の置換基を特定することによっても具体的に言及される。例えば、用語、「ハロゲン化アルキル」または「ハロアルキル」は、詳細には、1つ以上のハライド(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換されたアルキル基を指す。用語「アルコキシアルキル」は、詳細には、下記で記述されている基などの1つ以上のアルコキシ基で置換されたアルキル基を指す。用語「アルキルアミノ」は、詳細には、下記で記述されている基などの1つ以上のアミノ基で置換されたアルキル基を指す。「アルキル」が一例で使用され、特定の用語、例えば「アルキルアルコール」が別の例で使用されるとき、用語「アルキル」が「アルキルアルコール」などの特定の用語にも言及するものでないと示唆することを意味しない。
【0040】
[0029]このやり方は、本明細書に記載の他の基にも使用される。すなわち、例えば用語「シクロアルキル」は、非置換および置換シクロアルキル部分の両方を指し、加えて置換部分は本明細書で具体的に指定されたものであり得る。例えば特定の置換シクロアルキルは、「アルキルシクロアルキル」などとして言及され得る。同様に、置換アルコキシは、詳細に「ハロゲン化アルコキシ」などとして言及される場合があり、特定の置換アルケニルは「アルケニルアルコール」などである場合がある。また一般的用語(例えば、「シクロアルキル」)および特定の用語(例えば、「アルキルシクロアルキル」)を使用する場合、一般的な用語がその特定の用語を含まないものであることを示唆することを意味しない。
【0041】
[0030]用語「シクロアルキル」は、本明細書で使用するとき、少なくとも3つの炭素原子からなる非芳香族炭素環である。シクロアルキル基の例としては、限定されないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボルニルなどが挙げられる。用語「ヘテロシクロアルキル」は上記で定義されるシクロアルキルの一種であり、用語「シクロアルキル」の意味に含まれ、少なくとも1つの環員炭素原子が、例えば限定されないが、窒素、酸素、イオウまたはリンなどのヘテロ原子で置換される。シクロアルキル基およびヘテロシクロアルキル基は、置換されていても置換されていなくてもよい。シクロアルキル基およびヘテロシクロアルキル基は、限定されないが、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、エーテル、ハライド、ヒドロキシ、ニトロ、シリル、スルホ−オキソ、またはチオールを含む1つ以上の基で置換されていてもよい。
【0042】
[0031]用語「ポリアルキレン基」は、本明細書で使用するとき、互いに連結された2つ以上のCH基を有する基である。ポリアルキレン基は、式−(CH−(式中、「a」は2〜500の整数である)によって表すことができる。
【0043】
[0032]用語「アルコキシ」および「アルコキシ」は本明細書で使用するとき、エーテル連結を介して結合されたアルキルまたはシクロアルキル基を指す:すなわち「アルコキシ」基は、−OA(式中、Aは上記で定義されるようなアルキルまたはシクロアルキルである)として定義することができる。また「アルコキシ」には、このアルコキシ基のポリマーも含まれる;つまり、アルコキシはポリエーテル、例えば−OA−OAまたは−OA−(OA−OA(式中、「a」は1〜200の整数であり、A、AおよびAはアルキルおよび/またはシクロアルキル基である)であってもよい。
【0044】
[0033]用語「アルケニル」は、本明細書で使用するとき、2〜24個の炭素原子からなり、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する構造式で表される炭化水素基である。非対称形構造、例えば、(A)C=C(A)は、E異性体およびZ異性体の両方を含むことが意図される。このことは本明細書における非対称アルケンが存在する構造式においてまたは結合記号C=Cによって明示された構造式において推定され得る。アルケニル基は、限定されないが、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール、アルデヒド、アミノ、カルボン酸、エステル、エーテル、ハライド、ヒドロキシ、ケトン、アジド、ニトロ、シリル、スルホ−オキソ、またはチオールを含む1つ以上の基で置換されていてもよい。
【0045】
[0034]用語「シクロアルケニル」は、本明細書で使用するとき、少なくとも3個の炭素原子からなり、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合(つまりC=C)を有する非芳香族炭素環である。シクロアルケニル基の例としては、限定されないが、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、ノルボルネニルなどが挙げられる。用語「ヘテロシクロアルケニル」は上記で定義されるシクロアルケニル基の一種であり、用語「シクロアルケニル」の意味に含まれるが、少なくとも1つの環員炭素原子が、限定されないが、窒素、酸素、イオウまたはリンなどのヘテロ原子で置換されている。シクロアルケニル基およびヘテロシクロアルケニル基は、置換されていても置換されていなくてもよい。シクロアルケニル基およびヘテロシクロアルケニル基は、限定されないが、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール、アルデヒド、アミノ、カルボン酸、エステル、エーテル、ハライド、ヒドロキシ、ケトン、アジド、ニトロ、シリル、スルホ−オキソ、またはチオールを含む1つ以上の基で置換されていてもよい。
【0046】
[0035]用語「アルキニル」は、本明細書で使用するとき、2〜24個の炭素原子からなり、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する構造式で表される炭化水素基である。アルキニル基は、置換されていなくてもよく、限定されないが、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール、アルデヒド、アミノ、カルボン酸、エステル、エーテル、ハライド、ヒドロキシ、ケトン、アジド、ニトロ、シリル、スルホ−オキソ、またはチオールを含む1つ以上の基で置換されていてもよい。
【0047】
[0036]用語「シクロアルキニル」は、本明細書で使用するとき、少なくとも7個の炭素原子で構成され、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する、非芳香族炭素環である。シクロアルキニル基の例としては、限定されないが、シクロヘプチニル、シクロオクチニル、シクロノニニルなどが挙げられる。用語「ヘテロシクロアルキニル」は、上記で定義されるシクロアルケニルの一種であり、用語「シクロアルキニル」の意味に含まれ、環の少なくとも1つの炭素原子が、限定されないが、窒素、酸素、イオウまたはリンなどのヘテロ原子で置換されている。シクロアルキニル基およびヘテロシクロアルキニル基は、置換されていても置換されていなくてもよい。シクロアルキニル基およびヘテロシクロアルキニル基は、限定されないが、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール、アルデヒド、アミノ、カルボン酸、エステル、エーテル、ハライド、ヒドロキシ、ケトン、アジド、ニトロ、シリル、スルホ−オキソ、またはチオールを含む1つ以上の基で置換されていてもよい。
【0048】
[0037]用語「アリール」は、本明細書で使用するとき、任意の炭素系芳香族基を含有する基であり、限定されないが、ベンゼン、ナフタレン、フェニル、ビフェニル、フェノキシベンゼンなどを含む基である。用語「アリール」には「ヘテロアリール」も含まれ、「ヘテロアリール」は、1つのヘテロ原子が芳香族基の環内に組み込まれた芳香族基を含む基として定義される。ヘテロ原子の例としては、限定されないが、窒素、酸素、イオウおよびリンが挙げられる。同様に、用語「非ヘテロアリール」も、用語「アリール」に含まれ、ヘテロ原子を含有しない芳香族基を含有する基と定義される。アリール基は、置換されていても置換されていなくてもよい。アリール基は、限定されないが、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール、アルデヒド、アミノ、カルボン酸、エステル、エーテル、ハライド、ヒドロキシ、ケトン、アジド、ニトロ、シリル、スルホ−オキソ、またはチオールを含む1つ以上の基で置換されていてもよい。用語「ビアリール」は特定の種類のアリール基であり、「アリール」の定義に含まれる。ビアリールは、ナフタレンのように縮合環構造を介して一緒に結合されたまたはビフェニルのように1つ以上の炭素−炭素結合を介して結合された2つのアリール基を指す。
【0049】
[0038]用語「アルデヒド」は、本明細書で使用するとき、式−C(O)Hで表される。本明細書全体にわたって、「C(O)」は、カルボニル基(つまり、C=O)の簡略化した表記法である。
【0050】
[0039]用語「アミン」または「アミノ」は、本明細書で使用するとき、式−NA(式中、AおよびAは、独立して水素またはアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基を指す)によって表される。
【0051】
[0040]用語「アルキルアミノ」は、本明細書で使用するとき、式−NH(−アルキル)(式中、アルキルは本明細書に記載されるとおりである)で表される。代表的な例としては、限定されないが、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、ブチルアミノ基、イソブチルアミノ基、(sec−ブチル)アミノ基、(tert−ブチル)アミノ基、ペンチルアミノ基、イソペンチルアミノ基、(tert−ペンチル)アミノ基、ヘキシルアミノ基などが挙げられる。
【0052】
[0041]用語「ジアルキルアミノ」は、本明細書で使用するとき、式−N(−アルキル)(式中、アルキルは本明細書に記載されるとおりである)で表される。代表的な例としては、限定されないが、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジイソブチルアミノ基、ジ(sec−ブチル)アミノ基、ジ(tert−ブチル)アミノ基、ジペンチルアミノ基、ジイソペンチルアミノ基、ジ(tert−ペンチル)アミノ基、ジヘキシルアミノ基、N−エチル−N−メチルアミノ基、N−メチル−N−プロピルアミノ基、N−エチル−N−プロピルアミノ基などが挙げられる。
【0053】
[0042]用語「カルボン酸」は、本明細書で使用するとき、式−C(O)OHによって表される。
【0054】
[0043]用語「エステル」は、本明細書で使用するとき、式−OC(O)Aまたは−C(O)OA(式中、Aは、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る)によって表される。用語「ポリエステル」は、本明細書で使用するとき、式−(AO(O)C−A−C(O)O)−または−(AO(O)C−A−OC(O))−(式中、AおよびAは、独立して、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基を指し、「a」は1〜500の整数である)によって表される。「ポリエステル」は、少なくとも2つのカルボン酸基を有する化合物と、少なくとも2つのヒドロキシル基を有する化合物との間の反応によって生じる基を記述するために使用される用語である。
【0055】
[0044]用語「エーテル」は、本明細書で使用するとき、式AOA(式中、AおよびAは、独立して、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基を指す)によって表される。用語「ポリエーテル」は、本明細書で使用するとき、式−(AO−AO)−(式中、AおよびAは、独立して、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基を指し、「a」は1〜500の整数である)によって表される。ポリエーテル基の例としてはポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシドおよびポリブチレンオキシドが挙げられる。
【0056】
[0045]用語「ハライド」は、本明細書で使用するとき、ハロゲンであるフッ素、塩素、臭素およびヨウ素を指す。
【0057】
[0046]用語「ヘテロシクリル」は、本明細書で使用するとき、単環式および多環式非芳香族環系、「ヘテロアリール」は本明細書で使用するとき、単環式および多環式芳香族環系であって、少なくとも1つの環員が炭素以外である環系を指す。用語「ヘテロシクリル」としては、アゼチジン、ジオキサン、フラン、イミダゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、モルホリン、オキサゾール、オキサゾール(例えば、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,5−オキサジアゾールおよび1,3,4−オキサジアゾール)、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、テトラジン(例えば、1,2,4,5−テトラジン)、テトラゾール(例えば、1,2,3,4−テトラゾールおよび1,2,4,5テトラゾール)、チアジアゾール(例えば、1,2,3−チアジアゾール、1,2,5−チアジアゾールおよび1,3,4−チアジアゾール)、チアゾール、チオフェン、トリアジン(例えば、1,3,5−トリアジンおよび1,2,4−トリアジン)、トリアゾール(例えば、1,2,3−トリアゾール、1,3,4−トリアゾール)などが挙げられる。
【0058】
[0047]用語「ヒドロキシル」は、本明細書で使用するとき、式−OHによって表される。
【0059】
[0048]用語「ケトン」は、本明細書で使用するとき、式AC(O)A(式中、AおよびAは、独立して、本明細書で記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る)によって表される。
【0060】
[0049]用語「アジド」は、本明細書で使用するとき、式−Nによって表される。
【0061】
[0050]用語「ニトロ」は、本明細書で使用するとき、式−NOによって表される。
【0062】
[0051]用語「ニトリル」は、本明細書で使用するとき、式−CNによって表される。
【0063】
[0052]用語「シリル」は、本明細書で使用するとき、式−SiA(式中、A、AおよびAは、独立して、水素、または本明細書で記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る)によって表される。
【0064】
[0053]用語「スルホ−オキソ」は、本明細書で使用するとき、式−S(O)A、−S(O)、−OS(O)または−OS(O)OA(式中、Aは、水素、または本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリール、またはヘテロアリール基であり得る)によって表される。本明細書全体にわたって、「S(O)」はS=Oの簡略化した表記法である。用語「スルホニル」は、本明細書で使用するとき、式−S(O)(式中、Aは、水素、または本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る)によって表されるスルホ−オキソ基を指す。用語「スルホン」は、本明細書で使用するとき、式AS(O)(式中、AおよびAは独立して、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る)によって表される。用語「スルホキシド」は、本明細書で使用するとき、式AS(O)A(式中、AおよびAは独立して、本明細書に記載されるようなアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る)によって表される。
【0065】
[0054]用語「チオール」は、本明細書で使用するとき、式−SHによって表される。
【0066】
[0055]「R」、「R」、「R」、「R」、「R」(式中、nは整数である)は、本明細書で使用するとき、独立して、水素または上記に列挙される1つ以上の基を含み得る。例えば、Rが直鎖アルキル基である場合、アルキル基の水素原子の1つは、場合により、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルキル基、ハライドなどによって置換されていてもよい。選択されている基に応じて、第1の基は第2の基に組み込まれていてもよく、あるいは、第1の基は第2の基に懸垂(すなわち、結合)していてもよい。例えば、句「アミノ基を含むアルキル基」において、アミノ基は、アルキル基の骨格内に組み込まれる場合がある。あるいは、アミノ基はアルキル基の骨格に結合していてもよい。選択されている基の性質により、第1の基が第2の基に組み込まれるかまたは結合するかが決定される。
【0067】
[0056]本明細書で使用するとき、本開示の化合物は「場合により置換された」部分を含有し得る。一般的に、用語「置換(された)」は、用語「場合により」に先行されていてもいなくても、指定された部分の1つ以上の水素が適切な置換基と置換されていることを意味する。他に示されない限り、「場合により置換された」基は、その基のそれぞれの置換可能位置に適切な置換基を有することができ、任意の所与の構造の2つ以上の位置が特定の群から選択される2つ以上の置換基で置換可能であるとき、置換基は全ての位置で同じであっても異なってもよい。本開示で構想される置換基の組合せは、安定または化学的に可能な化合物の形成に帰着する組合せであることが好ましい。さらに、一定の態様においては、明らかに矛盾が示されない限り、個々の置換基が場合によりさらに置換されていてもよい(つまり、さらに置換されていても置換されていなくてもよい)ことが企図される。
【0068】
[0057]いくつかの態様において、化合物の構造は、下記式によって表すことができる:
【0069】
【化8】
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【0070】
この式は、下記式と等価であると理解される:
【0071】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
【0072】
[0058]式中、nは通常、整数である。すなわち、Rは、5つの独立した置換基Rn(a)、Rn(b)、Rn(c)、Rn(d)、Rn(e)を表すと理解される。「独立した置換基」は、R置換基がそれぞれ独立して定義し得ることを意味する。例えば、一例において、Rn(a)がハロゲンである場合、Rn(b)は必ずしもその例においてハロゲンである必要はない。
【0073】
[0059]R、R、R、R、R、R、Rなどに対して複数の言及が、本明細書に開示および記載の化学構造および部分においてなされる。明細書におけるR、R、R、R、R、R、Rなどに関する任意の記述は、それぞれR、R、R、R、R、R、Rなどに関する任意の構造または部分に適用可能である。
1.化合物
[0060]有機材料を利用した光電子デバイスは、多数の理由のためにますます望ましくなっている。そのようなデバイスを作るために使用される材料の多くは相対的に安価であり、有機光電子デバイスは無機デバイスよりも費用的に有利となり得る。さらに有機材料の固有の特性(例えば、柔軟性)により、有機光電子デバイスは、特定の用途(例えば、フレキシブル基板上の組立)に良好に適するものとなり得る。有機光電子デバイスの例としては、有機発光デバイス(OLED)、有機光トランジスタ、有機光電池、および有機光検出器が挙げられる。OLEDにおいて、有機材料は、従来の材料を上回る性能を有し得る。例えば、有機放射層が光を発する波長は、適切なドーパントを用いることにより、一般的に容易に調整し得る。
【0074】
[0061]一般に化学構造の変化は化合物の電子構造に影響し、それに伴って化合物の光学特性(例えば、放射および吸収スペクトル)が変動する。したがって、本開示の化合物は、特定の放射または吸収特性が所望される特定の用途に適合または調整することができる。本開示の金属化合物の光学特性は、金属中心を取り囲む配位子の構造を変化させることにより調整することができる。例えば、電子供与性置換基または電子吸引性置換基を有する配位子を備える金属化合物は、一般に放射スペクトルおよび吸収スペクトルを含む様々な光学特性を示し得る。
【0075】
[0062]燐光性四配座白金錯体は電気的に生成される一重項および三重項励起子(excition)の両方を保有し、100%の内部量子効率を達成し得ることから、これらの錯体はOLEDの放射材料の良好な候補となる。いくつかの場合において、白金錯体(例えば、四配座白金錯体)の配位子には「放射部分」と「補助部分」とがある。安定な置換基、例えば、共有結合性基、アリールまたヘテロ芳香族置換基などを放射部分に導入する場合、「最高被占分子軌道」(HOMO)エネルギー準位、「最低空分子軌道」(LUMO)エネルギー準位、またはその両方が変化し得る。このように、HOMOとLUMOの間のエネルギーギャップは調整することができる。したがって、燐光性の四配座白金錯体の放射スペクトルは、その程度を小さくまたは大きくなるように変化させて、放射スペクトルがより狭くまたはより広くなるように、放射スペクトルが青色のシフトもしくは赤色のシフトを示すことができるように、またはその組合せとなるようにすることができる。
【0076】
[0063]そのような開示された錯体の放射は、例えば、配位子構造を改変することによって、例えば、紫外から近赤外の範囲で調整し得る。別の態様において、開示された錯体は、可視スペクトルの大部分にわたって放射することができる。特定の例において、開示された複合体は、約400nmから約700nmまでの範囲にわたる光を発することができる。別の態様では、開示された錯体は、従来の放射性錯体を上回る改善された安定性および効率を有する。さらに別の態様では、開示された錯体は、例えばバイオ用途、抗癌剤、有機発光ダイオード(OLED)のエミッタ、またはそれらの組合せにおける発光標識として役立ち得る。別の態様において、開示された錯体は、発光デバイス、例えば、コンパクト蛍光灯(CFL)、発光ダイオード(LED)、白熱灯およびそれらの組合せにおいて有用であり得る。
【0077】
[0064]化合物は、さらにデバイスにおいて有用な他の公知の放射メカニズムを有し得る。
【0078】
[0065]本明細書には白金を含む化合物または化合物錯体が開示される。用語「化合物」または「化合物錯体」は、本明細書で交換可能に使用される。一態様において、本明細書に開示の化合物は、中性電荷を有する。
【0079】
[0066]本明細書に開示の化合物は望ましい特性を呈することができ、適当な配位子の選択によって調整可能な放射スペクトル、吸収スペクトル、またはその両方を有し得る。別の態様において、本開示は、本明細書で具体的に列挙された化合物、構造またはその部分のうちのいずれか1つ以上を除外することができる。
【0080】
[0067]本明細書に開示される化合物は、多種多様な範囲の光学およびエレクトロオプティカルデバイス、例えば、限定されないが、光吸収デバイス(ソーラーおよび光感応デバイスなど)、有機発光ダイオード(OLED)、光放射デバイス、または光の吸収と放射の両方が可能なデバイスなどにおいておよびバイオ用途のマーカーとして使用に適したものである。
【0081】
[0068]上記で概略を説明したように、開示される化合物は白金錯体である。一態様において、本明細書に開示の化合物は、フルカラーディスプレイなどのOLED用途のホスト材料として使用し得る。
【0082】
[0069]本明細書に開示される化合物は、様々な用途で有用である。発光材料として、化合物は、有機発光ダイオード(OLED)、発光デバイスおよびディスプレイ、および他の発光デバイスに有用であり得る。
【0083】
[0070]別の態様において、本化合物は、従来材料と比較して光学デバイス(例えば、有機発光デバイス)における効率性の改善、操作寿命の改善、またはその両方をもたらし得る。
【0084】
[0071]本開示の化合物は、様々な方法、例えば、限定されないが、本明細書の実施例に記載の方法を使用して作製し得る。
【0085】
[0072]本明細書では式IおよびIIの化合物が開示される:
【0086】
【化10】
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【0087】
(式中、Lは、5員ヘテロシクリル、ヘテロアリール、カルベン、またはN−複素環カルベンであり、
、L、およびLは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルベン、またはN−複素環カルベンであり、
およびAは、それぞれ独立して、存在しまたは存在せず、存在する場合、独立してO、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeR、またはBRであり、
、V、VおよびVは、それぞれPtに配位し、独立してN、C、P、BまたはSiであり、
、Y、YおよびYは、それぞれ独立して、C、N、OまたはSであり、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せである)。
【0088】
[0073]一態様において、式Iには、式IAが含まれる:
【0089】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
【0090】
(式中、Aは、式IのAである)。
【0091】
[0074]一態様において、式IIは、式IIAまたは式IIBの構造を有する。
【0092】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
【0093】
(式中、
Aは、式IIのAであり、
【0094】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
【0095】
はそれぞれ独立して、
【0096】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
【0097】
を含み、
【0098】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【0099】
は、
【0100】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【0101】
を含み、
R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のR、R、RおよびRが一緒に連結されていてもよい)。
【0102】
[0075]一態様において、式Iには、式I1−I15が含まれる:
【0103】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【0104】
[0076]一態様において、式IIには、式II1−II15が含まれる:
【0105】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【0106】
[0077]式I1−I15およびII1−II15において、
XおよびYは、それぞれ独立して、N、P、P=O、CR、CH、SiR、SiH、GeR、GeH、Z、ZまたはZ(ここでZ、ZおよびZは、それぞれ独立して連結基である)であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のR、2つ以上のR、2つ以上のR、2つ以上のRまたはそれらの任意の組合せが一緒に連結されていてもよい。
【0107】
[0078]一態様において、本明細書に開示の式Iには、対称形の式I16と非対称形の式I17−I28とが含まれる:
【0108】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【0109】
[0079]一態様において、本明細書に開示の式IIには、対称形の式II16と非対称形の式II17−II28とが含まれる:
【0110】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
【0111】
[0080]式I16−I28および式II16−II28において、
、Y、YおよびYは、それぞれ独立してC、N、OまたはSであり、
XおよびYは、それぞれ独立してN、P、P=O、CR、CH、SiR、SiH、GeRまたはGeHであり、
Z、ZおよびZは、それぞれ独立して連結基であり、
【0112】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0113】
は、それぞれ独立して、
【0114】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0115】
であり、
【0116】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0117】
は、
【0118】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【0119】
であり、
R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のR、2つ以上のR、2つ以上のR、2つ以上のRまたはそれらの任意の組合せが一緒に連結されていてもよい。
【0120】
[0081]一態様において、本開示に例証される任意の式に関して、
【0121】
【化25】
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【0122】
(本明細書でZ、ZおよびZとしても参照される)
は、独立して下記構造
【0123】
【化26】
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【0124】
の1つ以上を含むことができ、ここでnは0〜3である。
【0125】
[0082]一態様において、nは0である。別の態様において、nは1である。さらに別の態様において、nは2である。さらに別の態様において、nは3である。
【0126】
[0083]一態様において、Lは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールの単環式、二環式または三環式構造である。一態様において、Lは、置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールの単環式、二環式または三環式構造である。一態様において、Lは、非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールの単環式、二環式または三環式構造である。
【0127】
[0084]一態様において、5員ヘテロシクリルを含む本明細書に開示された任意の式
【0128】
【化27】
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【0129】
(つまり、開示された化合物の一部)
は、下記構造:
【0130】
【化28】
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【0131】
の1つ以上を含むことができる。本明細書に記載されたRおよびRの1つ以上は、
【0132】
【化29】
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【0133】
に結合したものでもよいことが理解される。
【0134】
[0085]一態様において、Rは、適切であれば、一、二、三または四置換体を表すことができ、ここでRはそれぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。例えば、Rは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、ここで、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。別の例において、Rは、置換または非置換アリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。別の例において、Rは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールである。別の態様において、Rは水素である。
【0135】
[0086]一態様において、Rは、適切であれば、一、二、三または四置換体を表すことができ、ここでRはそれぞれ、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。例えば、Rは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。別の例において、Rは、置換または非置換アリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。別の例において、Rは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールである。別の態様において、Rは水素である。
【0136】
[0087]一態様において、Rは、適切であれば、一、二、三または四置換体を表すことができ、ここでRは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。例えば、Rは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。別の例において、Rは、置換または非置換アリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。別の態様において、Rは水素である。
【0137】
[0088]一態様において、Rは、適切であれば、一、二、三または四置換体を表すことができ、ここでRは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。例えば、Rは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。別の例において、Rは、置換または非置換アリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。別の態様において、Rは水素である。
【0138】
[0089]一態様において、Rは、適切であれば、一、二、三または四置換体を表すことができ、ここでRは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。例えば、Rは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。別の例において、Rは、置換または非置換アリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。別の態様において、Rは水素である。
【0139】
[0090]一態様において、Rは、適切であれば、一、二、三または四置換体を表すことができ、ここでRは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。例えば、Rは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、2つ以上のRが場合により一緒に連結されていてもよい。別の例において、Rは、置換または非置換アリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、適切であれば、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。別の態様において、Rは水素である。
【0140】
[0091]一態様において、R、R、R、R、R、Rの少なくとも2つが一緒に連結されている。一態様において、R、R、R、R、およびRの少なくとも2つまたはR、R、R、およびRの少なくとも2つが一緒に連結されている。別の態様では、2つのRが一緒に連結されている。別の態様では、2つのRが一緒に連結されている。別の態様では、2つのRが一緒に連結されている。別の態様では、2つのRが一緒に連結されている。別の態様では、2つのRが一緒に連結されている。別の態様では、2つのRが一緒に連結されている。さらに別の態様では、RおよびRが一緒に連結されている。さらに別の態様では、RおよびRが一緒に連結されている。さらに別の態様では、RおよびRが一緒に連結されている。さらに別の態様では、RおよびRが一緒に連結されている。さらに別の態様では、RおよびRが一緒に連結されている。さらに別の態様では、RおよびRが一緒に連結されている。R、R、R、R、R、およびRの間の連結の他の全ての順列が同様に可能である。
【0141】
[0092]一態様においては、少なくとも1つのRが存在する。別の態様においては、Rは存在しない。
【0142】
[0093]一態様においては、Rは一置換体である。別の態様において、Rは二置換体である。さらに別の態様において、Rは三置換体である。
【0143】
[0094]一態様において、Rは少なくともYに接続されている。別の態様において、Rは少なくともYに接続されている。さらに別の態様において、Rは少なくともYに接続されている。一態様において、Rは少なくともYおよびYに接続されている。一態様において、Rは少なくともYおよびYに接続されている。一態様において、Rは少なくともYおよびYに接続されている。一態様において、RはY、YおよびYに接続されている。
【0144】
[0095]一態様において、Rは二置換体であり、複数のRが一緒に連結されている。複数のRが一緒に連結されるとき、得られる構造は、本明細書に記載の5員環構造の一部を含む環状構造となり得る。例えば、環状構造は、YとYの二置換体であり、複数のRが一緒に連結されるときに形成され得る。また環状構造は、YとYの二置換体であり、複数のRが一緒に連結されるときに形成され得る。また環状構造は、YとYの二置換体であり、複数のRが一緒に連結されるときに形成され得る。
【0145】
[0096]一態様において、Rはそれぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。一態様において、少なくとも1つのRは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。
【0146】
[0097]一態様においては、少なくとも1つのRが存在する。別の態様においては、Rは存在しない。
【0147】
[0098]一態様においては、Rは一置換体である。別の態様において、Rは二置換体である。さらに別の態様において、Rは三置換体である。
【0148】
[0099]一態様において、Rはそれぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。一態様において、少なくとも1つのRは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。
【0149】
[00100]一態様においては、少なくとも1つのRが存在する。別の態様においては、Rは存在しない。
【0150】
[00101]一態様においては、Rは一置換体である。別の態様において、Rは二置換体である。さらに別の態様において、Rは三置換体である。
【0151】
[00102]一態様において、Rはそれぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。一態様において、少なくとも1つのRは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。
【0152】
[00103]一態様においては、少なくとも1つのRが存在する。別の態様においては、Rは存在しない。
【0153】
[00104]一態様においては、Rは一置換体である。別の態様において、Rは二置換体である。さらに別の態様において、Rは三置換体である。
【0154】
[00105]一態様において、Rはそれぞれ独立して、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。一態様において、少なくとも1つのRは、置換または非置換アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のRが一緒に連結されていてもよい。
【0155】
[00106]一態様において、Rは少なくともYに接続されている。別の態様において、Rは少なくともYに接続されている。さらに別の態様において、Rは少なくともYに接続されている。一態様において、Rは少なくともYおよびYに接続されている。一態様において、Rは少なくともYおよびYに接続されている。一態様において、Rは少なくともYおよびYに接続されている。一態様において、RはY、YおよびYに接続されている。
【0156】
[00107]一態様において、Rは二置換体であり、複数のRが一緒に連結されている。複数のRが一緒に連結されるとき、得られる構造は、本明細書に記載の5員環構造の一部を含む環状構造となり得る。例えば、環状構造は、YとYの二置換体であり、複数のRが一緒に連結されるときに形成され得る。また環状構造は、YとYの二置換体であり、複数のRが一緒に連結されるときに形成され得る。また環状構造は、YとYの二置換体であり、複数のRが一緒に連結されるときに形成され得る。
【0157】
[00108]一態様において、
【0158】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0159】
は、それぞれ独立して、構造:
【0160】
【化31-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0161】
【化31-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0162】
【化31-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0163】
【化31-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0164】
【化31-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0165】
を有し、
ここで
【0166】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0167】
は、それぞれ独立して、
【0168】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0169】
であり、
R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換または非置換の水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のR、R、R、RおよびRが一緒に連結されていてもよい。
【0170】
[00109]一態様において、
【0171】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0172】
は、それぞれ独立して、構造:
【0173】
【化35-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0174】
【化35-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0175】
【化35-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0176】
を有し、
、Y、Y、Y、Y、Y、YおよびYは、それぞれ独立して、C、N、OまたはSであり、
Uは、O、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeR、BR、NH、PH、HP=O、CH、CHR、SiH、GeH、SiHR、GeHRまたはBHであり、
、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換または非置換の水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト(amercapto)、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、場合により2つ以上のR、2つ以上のR、2つ以上のR、2つ以上のR、2つ以上のRまたはそれらの任意の組合せが一緒に連結され、場合によりRおよびRが連結され=Oまたは環状構造を形成する。
【0177】
[00110]一態様において、RおよびRは、連結して環状構造
【0178】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0179】
を形成する。
【0180】
[00111]別の態様において、Rは、それぞれ独立して、1つ以上の下記構造を有する。別の態様において、Rは、それぞれ本明細書に具体的に列挙されていないそれらの他の構造または部分を含むことができ、本発明は具体的に列挙されたそれらの構造または部分に限定されることを意図されない:
【0181】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0182】
(式中、
は、S、N、またはCRであり、ここでRおよびRは、独立して、置換または非置換の水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、チオール、アミノ、ハロゲン、またはアルコキシであり、
は、O、S、P(O)R、PR、NR、CR、SiR、BH、P(O)H、PH、NH、CRH、CH、SiH、SiHRBH、C(O)、C2アルキル、またはC2アルケニルであり、ならびに
は、置換または非置換の水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルである)。
は、それぞれ独立して本明細書のいずれかで記載されるR、R、R、R、およびRで置換され得ることを理解されたい。
【0183】
[00112]別の態様において、Rは1つ以上の下記構造も有し得る。別の態様において、Rは、本明細書に具体的に列挙されていないそれらの他の構造または部分を含むことができ、本開示は具体的に列挙された構造または部分に限定されることを意図されない。
【0184】
[00113]一態様において、R
【0185】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0186】
である。
【0187】
[00114]一態様において、Rは、本明細書に記載されるようなRの構造を有し得る。したがって、Rに関して記載した上記構造は、Rに関する記述としても用い得る。
【0188】
[00115]別の態様において、RとRとは同一である。
【0189】
[00116]一態様において、Aは、Aである。一態様では、Aが存在する。例えば、Aが存在するとき、Aは、O、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeRBH、P(O)H、PH、NH、CRH、CH、SiH、SiHR、BH、またはBRであり得る。例えば、Aは、OまたはS、例えばOであり得る。別の態様では、Aは存在しない。
【0190】
[00117]一態様では、Aが存在する。例えば、Aが存在するとき、Aは、O、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeRBH、P(O)H、PH、NH、CRH、CH、SiH、SiHR、BH、またはBRであり得る。例えば、Aは、OまたはSであり得る。別の態様では、Aは存在しない。
【0191】
[00118]一態様において、Xは、N、P、P=O、CR、CH、SiR、SiH、GeRまたはGeHである。例えば、Xは、NまたはPであり得る。別の例において、Xは、CR、CH、SiR、SiH、GeRまたはGeHであり得る。別の態様において、Xは、Z、ZまたはZであり得る。
【0192】
[00119]一態様において、Yは、N、P、P=O、CR、CH、SiR、SiH、GeRまたはGeHである。例えば、Yは、NまたはPであり得る。別の例において、Yは、CR、CH、SiR、SiH、GeRまたはGeHであり得る。別の態様において、YはZ、ZまたはZであり得る。
【0193】
[00120]一態様において、Lは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルベンまたはN−複素環カルベンであり得る。例えば、Lは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり得る。別の例において、Lは、アリールまたはヘテロアリールであり得る。さらに別の例において、Lは、アリールであり得る。一態様において、Lは、構造
【0194】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0195】
例えば、
【0196】
【化40】
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【0197】
を有し得る。別の態様において、Lは、構造
【0198】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0199】
例えば、
【0200】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0201】
を有し得る。別の態様において、Lは、構造
【0202】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
(式中、QはOまたはSである)
を有し得、例えば
【0204】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0205】
である。別の態様において、Lは、構造
【0206】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0207】
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノまたはチオールである)
を有し得る。一態様において、Vは、N、C、P、B、またはSiであり得る。例えば、Vは、NまたはC、例えばCであり得る。
【0208】
[00121]一態様において、Lは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルベンまたはN−複素環カルベンであり得る。例えば、Lは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり得る。別の例において、Lは、アリールまたはヘテロアリールであり得る。さらに別の例において、Lは、アリールであり得る。一態様において、Lは、構造
【0209】
【化46】
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【0210】
例えば、
【0211】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0212】
を有し得る。別の態様において、Lは、構造
【0213】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0214】
例えば、
【0215】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0216】
を有し得る。別の態様において、Lは、構造
【0217】
【化50】
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【0218】
例えば、
【0219】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0220】
を有し得る。別の態様において、Lは、構造
【0221】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0222】
(式中、QはOまたはSである)
を有し得、例えば
【0223】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0224】
である。別の態様において、Lは、構造
【0225】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0226】
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノまたはチオールである)
を有し得る。一態様において、Vは、N、C、P、B、またはSiであり得る。例えば、Vは、NまたはC、例えばCであり得る。
【0227】
[00122]一態様において、Lは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルベンまたはN−複素環カルベンであり得る。例えば、Lは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり得る。別の例において、Lは、アリールまたはヘテロアリールであり得る。さらに別の例において、Lは、ヘテロアリールであり得る。さらに別の例において、Lは、ヘテロシクリルであり得る。Vは、Lの一部となり得、上記のLの記述に含まれることが意図されていることを理解されたい。一態様において、Lは、構造
【0228】
【化55】
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【0229】
例えば、
【0230】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
を有し得る。さらに別の態様において、Lは、構造
【0232】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
例えば、
【0234】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
を有し得る。さらに別の態様において、Lは、構造
【0236】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
、例えば、
【0238】
【化60】
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【0239】
例えば、
【0240】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0241】
を有し得る。さらに別の態様において、Lは、構造
【0242】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0243】
を有し得る。さらに別の態様では、Lは、構造
【0244】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
を有し得る。さらに別の態様では、Lは、構造
【0246】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
(式中、Qは、O、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeR、BH、P(O)H、PH、NH、CRH、CH、SiH、SiHR、BH、またはBRである)
を有し得る。一態様において、Vは、N、C、P、B、またはSiであり得る。例えば、Vは、NまたはC、例えばNであり得る。
【0248】
[00123]一態様において、本開示で例証される白金錯体のいずれかに関して、式Iは、構造1〜32として下記に集合的に示される構造の1つ以上を含み得る。別の態様において、式Iの構造は、本明細書に具体的に列挙されていないそれらの他の構造または部分を含むことができ、本開示は具体的に列挙された構造または部分に限定されることを意図されない。
【0249】
【化65-1】
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【0250】
【化65-2】
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【0251】
【化65-3】
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【0252】
【化65-4】
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【0253】
【化65-5】
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【0254】
【化65-6】
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【0255】
【化65-7】
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【0256】
【化65-8】
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【0257】
【化65-9】
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【0258】
【化65-10】
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【0259】
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【0260】
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【0261】
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【0262】
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【0263】
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【0264】
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【0265】
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【0266】
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【0267】
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【0269】
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【0270】
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【0271】
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【0272】
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【0273】
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【0274】
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【0275】
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【0276】
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【0277】
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【0278】
【化65-30】
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【0279】
【化65-31】
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【0280】
【化65-32】
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【0281】
【化65-33】
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【0282】
【化65-34】
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【0283】
【化65-35】
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【0284】
【化65-36】
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【0285】
【化65-37】
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【0286】
【化65-38】
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【0287】
【化65-39】
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【0288】
【化65-40】
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【0289】
【化65-41】
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【0290】
【化65-42】
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【0291】
【化65-43】
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【0292】
【化65-44】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
【化65-45】
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【0294】
[00124]一態様において、本開示で例証される白金錯体のいずれかに関して、式IIは、構造1〜60として下記に集合的に示される構造の1つ以上を含み得る。別の態様において、式IIの構造は、本明細書に具体的に列挙されていないそれらの他の構造または部分を含むことができ、本開示は具体的に列挙されたそれらの構造または部分に限定されることを意図されない。
【0295】
【化66-1】
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【0296】
【化66-2】
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【0297】
【化66-3】
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【0298】
【化66-4】
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【0299】
【化66-5】
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【0300】
【化66-6】
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【0301】
【化66-7】
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【0302】
【化66-8】
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【0303】
【化66-9】
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【0304】
【化66-10】
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【0305】
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【0306】
【化66-12】
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【0307】
【化66-13】
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【0308】
【化66-14】
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【0309】
【化66-15】
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【0310】
【化66-16】
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【0311】
【化66-17】
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【0312】
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【0313】
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【0314】
【化66-20】
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【0315】
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【0316】
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【0317】
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【0318】
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【0319】
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【0320】
【化66-26】
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【0321】
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【0322】
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【0323】
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【0324】
【化66-30】
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【0325】
【化66-31】
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【0326】
【化66-32】
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【0327】
【化66-33】
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【0328】
【化66-34】
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【0329】
【化66-35】
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【0330】
【化66-36】
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【0331】
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【0332】
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【0333】
【化66-39】
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【0334】
【化66-40】
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【0335】
【化66-41】
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【0336】
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【0337】
【化66-43】
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【0338】
【化66-44】
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【0339】
【化66-45】
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【0340】
【化66-46】
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【0341】
【化66-47】
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【0342】
【化66-48】
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【0343】
【化66-49】
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【0344】
【化66-50】
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【0345】
【化66-51】
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【0346】
【化66-52】
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【0347】
【化66-53】
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【0348】
【化66-54】
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【0349】
【化66-55】
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【0350】
【化66-56】
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【0351】
【化66-57】
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【0352】
【化66-58】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
【化66-59】
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【0354】
【化66-60】
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【0355】
2.組成物
[00125]さらに本明細書は、本明細書に開示の1種以上の化合物を含む組成物も開示する。
【0356】
[00126]本明細書に開示の組成物は、さらに、ホスト材料、正孔遮蔽材料、電子輸送材料、正孔輸送材料、正孔注入材料または電子注入材料を含み得る。
【0357】
[00127]本明細書に開示される組成物は、多種多様な範囲の光学およびエレクトロオプティカルデバイス、例えば、光吸収デバイス(ソーラーおよび光感応デバイスなど)、有機発光ダイオード(OLED)、光放射デバイス、または光の吸収と放射との両方が可能なデバイスにおいておよびバイオ用途でのマーカーとして使用に適している。
3.デバイス
[00128]さらに本明細書は、本明細書に開示の1種以上の化合物および/または組成物を含むデバイスを開示する。
【0358】
[00129]一態様において、デバイスは、エレクトロオプティカルデバイスである。エレクトロオプティカルデバイスとしては、限定されないが、光吸収デバイス(ソーラーおよび光感応デバイスなど)、有機発光ダイオード(OLED)、光放射デバイス、または光の吸収と放射との両方が可能なデバイスおよびバイオ用途のマーカーが挙げられる。例えば、デバイスはOLEDであり得る。
【0359】
[00130]OLEDは、電圧がデバイスの両端にかけられるときに光を発する有機薄膜を利用する。OLEDは、フラットパネルディスプレイ、照明およびバックライティングなどの用途で使用するための技術としてますます関心が高まっている。いくつかのOLED材料および構成が、米国特許第5,844,363号、第6,303,238号および同第5,707,745号(参照によってそれらの全体が本明細書に組み込まれる)に記載されている。
【0360】
[00131]一般に、OLEDは、陽極と陰極の間に配置され、陽極と陰極に電気的に接続された少なくとも1つの有機層を含む。電流が加わると、陽極は有機層に正孔を注入し、陰極は電子を注入する。注入された正孔および電子はそれぞれ反対の電荷の電極の方へ移動する。電子と正孔が同じ分子に局在する場合、「励起子」(励起エネルギー状態を有する局在化した電子−正孔対)が形成される。励起子が光放射メカニズムを介して緩和されるときに、光が発せられる。いくつかの場合において、励起子はエキシマまたは励起錯体に局在化され得る。熱緩和のような非放射メカニズムも生じ得るが、一般的には望ましくないとみなされる。
【0361】
[00132]初期のOLEDは、一重項状態(「蛍光」)からの光を発する放射性分子を使用するものであり、例えば、米国特許第4,769,292号(参照によってその全体が組み込まれる)に開示されている。蛍光性の放射は、一般に、10ナノ秒未満の時間枠で生じる。
【0362】
[00133]最近、三重項状態(「燐光」)からの光を発する放射性材料を有するOLEDが実現化された。Baldoら、「Highly Efficient Phosphorescent Emission from Organic Electroluminescent Devices」、Nature、vol. 395、151−154、1998;(「Baldo−I」)およびBaldoら、「Very high−efficiency green organic light−emitting devices based on electrophosphorescence」、Appl. Phys. Lett.、vol. 75、No.3、4−6(1999)(「Baldo−II」)(これらの文献は参照によりその全体が組み込まれる)。燐光は、米国特許第7,279,704号(参照により組み込まれる)の5〜6欄により詳細に記載されている。
【0363】
[00134]燐光性放射分子に関する1つの適用例はフルカラーディスプレイである。そのようなディスプレイの業界標準では、「飽和」色として参照される特定の色を放射するように適合させたピクセルが要請される。特に、これらの標準では、赤色、緑色および青色の飽和ピクセルが要請される。色は、当該分野で周知のCIE座標を使用して測定することができる。本明細書に開示されるそのようなデバイスは、本明細書に開示の1つ以上の化合物または組成物を含む。
【0364】
[00135]OLEDは、当業者に公知の方法で製造することができる。一般に、OLEDは、適切な基板上への個々の層の連続気相蒸着によって製造される。適切な基板としては、例えば、ガラス、無機材料(例えば、ITOもしくはIZO)またはポリマーフィルムが挙げられる。気相蒸着に関しては、慣習的な技術、例えば熱蒸着、化学蒸着(CVD)、物理蒸着(PVD)などを使用してもよい。
【0365】
[00136]代替的プロセスにおいて、有機層は、適切な溶媒中の溶液および分散液を用い、当業者に公知のコーティング技術を使用して、コーティングされ得る。適切なコーティング技術としては、例えばスピンコーティング、鋳造法、ラングミュア−ブロジェット(「LB」)法、インクジェット印刷法、ディップ・コーティング、活版印刷、スクリーン印刷、ドクターブレード印刷、スリット・コーティング、ローラー印刷、逆ローラー印刷、オフセットリソグラフィー印刷、フレキソグラフィック印刷、ウェブ印刷、スプレーコーティング、ブラシまたはパッド印刷によるコーティングなどが挙げられる。言及されたプロセスの中でも、前述の気相蒸着法に加えて、スピンコーティング、インクジェット印刷法および鋳造法が、特に実施が簡単で安価であるという理由で好ましい。OLEDの層をスピンコーティング法、鋳造法またはインクジェット印刷法で得る場合、コーティングは、0.0001〜90重量%の濃度の組成物を、適切な有機溶媒、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトン、アセトニトリル、アニソール、ジクロロメタン、ジメチルスルホキシド、水およびそれらの混合物に溶解させることによって調製した溶液を使用して得ることができる。
【0366】
[00137]本明細書に記載された化合物は、OLEDのような発光デバイスで使用することができる。図1にOLED100の断面図を図示する。OLED100は、基板102、陽極104、正孔輸送材料(HTL)106、光処理材料108、電子輸送材料(ETL)110、および金属陰極層112を含んでいる。陽極104は、典型的にはインジウムスズ酸化物のような透明材料である。光処理材料108は、エミッタおよびホストを含む放射性材料(EML)であってもよい。
【0367】
[00138]様々な態様において、図1に示される1つ以上の層のいずれかは、インジウムスズ酸化物(ITO)、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)、ポリスチレンスルホネート(PSS)、N,N’−ジ−1−ナフチル−N,N−ビフェニル−1,1’−ビフェニル−4,4’ジアミン(NPD)、1,1−ビス((ジ−4−トリルアミノ)フェニル)シクロヘキサン(TAPC)、2,6−ビス(N−カルバゾリル)ピリジン(mCpy)、2,8−ビス(ジフェニルホスホルイル)ジベンゾチオフェン(PO15)、LiF、Alまたはその組合せを含み得る。
【0368】
[00139]光処理材料108は、本開示の1種以上の化合物を、場合によりホスト材料と一緒に含むことができる。ホスト材料は、当該分野で公知の任意の適切なホスト材料であり得る。OLEDの放射色は、光処理材料108の放射エネルギー(光学エネルギーの差)によって決定され、放射化合物、ホスト材料またはそれら両者の電子構造を調整することによって調整することができる。HTL層106中の正孔輸送材料およびETL層110中の電子輸送材料のいずれも、当該分野で公知の任意の適切な正孔輸送体を含むことができる。
【0369】
[00140]本明細書に記載の化合物は、燐光を発することができる。燐光性のOLED(つまり、燐光性のエミッタを備えたOLED)は、通常、他のOLED(例えば、蛍光性のOLED)よりも高いデバイス効率を有する。電子燐光性エミッタに基づく発光デバイスは、Baldoらの国際公開第2000/070655号(OLED、特に燐光性OLEDに関する教示に関して、参照により本明細書に組み込まれる)において詳細に記述されている。
【実施例】
【0370】
[00141]以下の実施例は、当業者に、本明細書に記載の化合物、組成物、物品、デバイスおよび/または方法の作製法および評価法に関して、完全な開示および説明を提供するものであり、本開示の単なる例示を意図しており、本発明の範囲の限定を意図するものではない。数(例えば、量、温度など)に関して正確さを確保する努力は行ったが、ある程度の誤差および偏差は考慮されるべきである。他に明記しない限り、部は重量部であり、温度は摂氏(℃)または周囲温度であり、圧力は大気圧またはその付近である。
【0371】
[00142]本明細書に記載の開示化合物の調製方法についての種々の方法が、実施例に列挙される。これらの方法は様々な調製法を例証するために提供され、本開示をこれらの列挙された方法のいずれかに限定することは意図しない。したがって、本開示を知得した当業者は、列挙された方法を改変し、開示された1種以上の化合物を調製するために異なる方法を利用することを容易に行い得る。以下の態様は、例証に過ぎず、本開示の範囲の限定を意図するものではない。温度、触媒、濃度、反応体組成物、および他の処理条件は、変化させることができ、本開示が属する分野の当業者であれば、所望の錯体を得るための適切な反応体および条件を容易に選択することができる。
1.実施例1
[00143]白金錯体PtON12は次のスキームによって調製した:
【0372】
【化67】
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【0373】
[00144]1−(3−メトキシフェニル)−1H−インダゾール1の合成:
【0374】
【化68】
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【0375】
[00145]磁気撹拌棒を備えた乾燥圧力チューブに、1H−インダゾール(3.54g、30mmol、1.0当量)、1−ヨード−3−メトキシベンゼン(8.07g、36mmol、1.2当量)、CuI(0.29g、1.5mmol、0.05当量)、KCO(13.37g、63mmol、2.1当量)およびtrans−1,2−シクロヘキサンジアミン(0.65g、6mmol、0.2当量)を追加した。次いで、チューブをグローブボックスに入れ、トルエン溶媒(40mL)を添加した。混合物を窒素で5分間バブリングし、次いでチューブを密封した。チューブをグローブボックスから取り出し、混合物を油浴中で3日間105〜115℃で撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、酢酸エチルで希釈し、次いで濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてヘキサン/酢酸エチル(20:1〜10:1)を使用)を通して精製し、所望の産物を無色の液体6.62g(収率98%)として得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 3.85 (s, 3H), 6.98 (dd, J=8.0, 2.0Hz, 1H), 7.25-7.30 (m, 2H), 7.35 (dd, J=8.0, 1.6Hz, 1H), 7.49 (t, J=8.0Hz, 2H), 7.86 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.89 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.37 (s, 1H). 13C NMR (DMSO-d6, 100MHz): δ 55.40, 107.75, 110.59, 112.42, 114.12, 121.49, 121.70, 125.10, 127.55, 130.48, 135.69, 138.13, 140.83, 160.13.
[00146]3−(1H−インダゾール−1−イル)フェノール2の合成:
【0376】
【化69】
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【0377】
[00147]1−(3−メトキシフェニル)−1H−インダゾール1(6.50g、28.98mmol)含有臭化水素酸(45mL、48%)の溶液を、窒素雰囲気下、23時間還流させた(110〜120℃)。次いで、混合物を周囲温度に冷却し、KCO含有水溶液を用いて、ガスが発生しなくなるまで中和した。次いで沈殿物を濾取し、水で数回洗浄した。回収した固体を空気中で乾燥すると、生成物として茶色の固体5.70g(収率94%)が得られた。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 6.63 (dd, J=8.4, 2.0Hz, 1H), 7.00-7.03 (m, 2H), 7.08 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.20 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.31 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.65 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.70 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 9.67 (bs, 1H). 13C NMR (DMSO-d6, 100MHz): δ 109.08, 110.54, 112.45, 113.63, 121.48, 121.61, 125.05, 127.42, 130.41, 135.48, 138.02, 140.72, 158.35.
[00148]2−(3−(1H−インダゾール−1−イル)フェノキシ)−9−(ピリジン−2−イル)−9H−カルバゾール(配位子ON12)の合成
【0378】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0379】
[00149]磁気撹拌棒を備えた乾燥Shlenckチューブに、3−(1H−インダゾール−1−イル)フェノール2(630mg、3.0mmol、1.0当量)、2−ブロモ−9−(ピリジン−2−イル)−9H−カルバゾール(1163mg、3.6mmol、1.2当量)、CuI(57mg、0.3mmol、0.1当量)、ピコリン酸(74mg、0.6mmol、0.2当量)およびKPO(1273mg、6.0mmol、2.0当量)を添加した。チューブを排気し、窒素をバックフィルした。排気およびバックフィル操作は、さらに2回繰り返した。次いで、溶媒DMSO(9mL)を窒素保護下に添加した。混合物を油浴中で90〜100℃の温度で3日間撹拌し、次いで周囲温度に冷却させた。水を添加して固体を溶解させた。混合物を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてヘキサン/酢酸エチル(10:1〜5:1〜3:1)を使用)を通して精製し、所望の生成物である配位子ON12を無色の固体1200mg(収率88%)として得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 7.05-7.08 (m, 1H), 7.15 (dd, J=8.4, 2.0Hz, 1H), 7.24 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.32-7.36 (m, 2H), 7.42-7.47 (m, 3H), 7.52-7.59 (m, 2H), 7.61 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.77-7.83 (m, 3H), 7.86 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.07 (td, J=7.6, 2.0Hz, 1H), 8.23 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.29 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.66 (dd, J=5.2, 1.6Hz, 1H). 13C NMR (DMSO-d6, 100MHz): δ 102.73, 110.40, 111.12, 113.54, 115.66, 116.09, 119.05, 120.28, 120.22, 121.26, 121.56, 121.82, 122.12, 123.24, 125.16, 126.02, 127.64, 131.09, 136.02, 138.01, 139.35, 139.53, 139.94, 140.98, 149.52, 150.45, 154.58, 158.62.
[00150]白金錯体PtON12の合成:
【0380】
【化71】
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【0381】
[00151]磁気撹拌棒を備えた乾燥圧力チューブに、配位子ON12(1080mg、2.39mmol、1.0当量)、KPtCl(1040mg、2.51mmol、1.05当量)、BuNBr(77mg、0.24mmol、0.1当量)および酢酸溶媒(143mL)を添加した。混合物を窒素で30分間バブリングし、次いでチューブを密封した。混合物を室温で16時間撹拌し、次いで油浴中で105〜115℃の温度でさらに3日間撹拌し、その後、周囲温度に冷却させた。水(285mL)を添加し、混合物を室温で5分間、撹拌した。沈殿物を濾取し、水で3回洗浄した。次いで、固体を減圧下、空気中で乾燥させた。回収した固体を、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてジクロロメタンを使用)を通して精製し、所望の生成物PtON12を茶色の固体1177mg(収率76%)として得た。白金錯体1170mgを昇華(275℃、3.2×10−6torr)させると、600mgの化合物が黄色結晶として得られた。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 7.03 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.26 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.35 (t, J=8.4Hz, 1H), 7.42 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.44-7.51 (m, 3H), 7.77 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.86 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.91 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.08 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.12 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.17 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.26 (td, J=8.4, 1.6Hz, 1H), 8.33 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.49 (d, J=8. 4Hz, 1H), 8.92 (s, 1H), 9.41 (d, J=4.8Hz, 1H). 13C NMR (DMSO-d6, 100MHz): δ 100.20, 106.12, 110.95, 111.18, 112.36, 112.41, 115.02, 115.70, 115.86, 116.14, 119.99, 120.52, 122.98, 123.04, 124.37, 124.55, 125.22, 127.92, 130.77, 136.07, 137.44, 137.97, 139.92, 141.84, 147.21, 147.65, 152.22, 152.25, 152.32.
[00152]図2は、PtON12の室温でのCHCl中の放射スペクトルおよび77Kでの2−メチルテトラヒドロフラン中の放射スペクトルを示す。
2.実施例2
[00153]白金錯体PtON12−tBuは次のスキームによって調製した:
【0382】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0383】
[00154]2−(3−(1H−インダゾール−1−イル)フェノキシ)−9−(4−tert−ブチルピリジン−2−イル)−9H−カルバゾール(配位子ON12−tBu)の合成:
【0384】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0385】
[00155]磁気撹拌棒を備えた乾燥Shlenckチューブに、3−(1H−インダゾール−1−イル)フェノール2(630mg、3.0mmol、1.0当量)、9−(4−tert−ブチルピリジン−2−イル)−2−ブロモ−9H−カルバゾール(1365mg、3.6mmol、1.2当量)、CuI(57mg、0.3mmol、0.1当量)、ピコリン酸(74mg、0.6mmol、0.2当量)およびKPO(1273mg、6.0mmol、2.0当量)を添加した。チューブを排気し、窒素をバックフィルした。排気およびバックフィル操作は、さらに2回繰り返した。次いで、DMSO溶媒(9mL)を窒素による保護下に添加した。混合物を油浴中で90〜100℃の温度で3日間撹拌し、次いで周囲温度に冷却させた。水を添加して固体を溶解させた。混合物を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてヘキサン/酢酸エチル(10:1〜5:1)を使用)を通して精製し、所望の産物である配位子ON12−tBuを無色の固体1378mg(収率90%)として得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 1.17 (s, 9H), 7.05-7.08 (m, 1H), 7.13 (dd, J=8.4, 2.0Hz, 1H), 7.19 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.29 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.34 (dd, J=5.6, 1.2Hz, 1H), 7.37-7.42 (m, 4H), 7.53-7.54 (m, 2H), 7.57 (s, 1H), 7.73 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.78 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.81 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.18 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.25 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.50 (d, J=4.8Hz, 1H). 13C NMR (DMSO-d6, 100MHz): δ 29.93, 34.74, 101.50, 110.41, 111.15, 111.77, 113.13, 115.70, 116.34, 116.37, 119.21, 119.82, 120.12, 121.11, 121.53, 121.78, 121.84, 123.20, 125.19, 125.90, 127.58, 131.12, 136.01, 137.97, 139.42, 139.91, 141.08, 149.34, 150.61, 155.25, 158.09, 162.96.
[00156]白金錯体PtON12の合成
【0386】
【化74】
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【0387】
[00157]磁気撹拌棒を備えた乾燥圧力チューブに、配位子ON12−tBu(1300mg、2.56mmol、1.0当量)、KPtCl(1114mg、2.68mmol、1.05当量)、BuNBr(83mg、0.26mmol、0.1当量)および酢酸溶媒(153mL)を添加した。混合物を窒素で30分間バブリングし、次いでチューブを密封した。混合物を室温で17時間撹拌し、次いで油浴中で105〜115℃の温度でさらに3日間撹拌し、その後、周囲温度に冷却させた。水(306mL)を添加し、混合物を室温で5分間撹拌した。沈殿物を濾取し、水で3回洗浄した。次いで、固体を減圧下、空気中で乾燥させた。回収した固体を、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてジクロロメタンを使用)を通して精製し、所望の生成物PtON12−tBuを黄色の固体1564mg(収率87%)として得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 1.41 (s, 9H), 7.01 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.25 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.34 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.42 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.47 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.51-7.55 (m, 2H), 7.77 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.85 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.91 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.08 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.13 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.19 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.49 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.94 (s, 1H), 9.29 (d, J=6.4Hz, 1H).
[00158]図3は、PtON12−tBuの室温でのCHCl中の放射スペクトルおよび77Kでの2−メチルテトラヒドロフラン中の放射スペクトルを示す。
3.実施例3
[00159]白金錯体PtON12−tBuは次のスキームによって調製することができる:
【0388】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0389】
[00160]4−ブロモ−1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール3の合成
【0390】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0391】
[00161]4−ブロモ−1H−ピラゾール(3674mg、25mmol、1.0当量)、CuI(95mg、0.5mmol、0.02当量)およびKCO(7256mg、52.5mmol、2.1当量)を、磁気撹拌棒を備えた乾燥圧力チューブに添加した。次いで、trans−1,2−シクロヘキサンジアミン(570mg、5mmol、0.2当量)、1−ヨード−3−メトキシベンゼン(3.57mL、30mmol、1.2当量)およびジオキサン溶媒(50mL)を、窒素充填グローブボックスに添加した。混合物を窒素で5分間バブリングした。チューブを密封した後、グローブボックスから取り出した。その混合物を、100℃の温度で2日間、油浴中で撹拌した。次いで、混合物を周囲温度に冷却し、濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてヘキサンおよび酢酸エチル(20:1〜15:1)を使用)を通して精製し、所望の生成物4−ブロモ−1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール3を無色の粘着液体4.09g(収率65%)として得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 3.82 (s, 3H), 6.89-6.92 (m, 1H), 7.39-7.41 (m, 3H), 7.86 (s, 1H), 8.81 (s, 1H). 13C NMR (DMSO-d6, 100MHz): δ 55.45, 94.92, 104.01, 110.35, 112.54, 128.30, 130.51, 140.26, 141.16, 160.15.
[00162]3−(1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン4の合成
【0392】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
[00163]磁気撹拌棒およびコンデンサを備えた三ツ口フラスコに、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(1230mg、6.0mmol、1.2当量)、Pd(dba)(183mg、0.2mmol、0.04当量)およびトリシクロヘキシルホスフィンPCy(135mg、0.48mmol、0.096当量)を添加した。次いでフラスコを排気させ、窒素をバックフィルした。排気およびバックフィル操作は、さらに2回繰り返した。次いで、4−ブロモ−1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール3(1266mg、5.0mmol、1.0当量)含有ジオキサン(25mL)溶液、およびKPO(1804mg、8.5mmol、1.7当量)含有HO(10mL)溶液を窒素下、シリンジで別個に添加した。混合物を、95〜105℃の温度で24時間、油浴中で撹拌し、周囲温度に冷却し、濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液の有機層を分離し、硫酸ナトリウム(sodium silphate)で乾燥させて、濾過し、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液として最初にヘキサン/酢酸エチル(10:1〜5:1)、次いでジクロロメタン/メタノール(10:1)を使用)を通して精製し、所望の生成物3−(1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン4を茶色の固体1.21g(収率96%)として得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 3.85 (s, 3H), 6.90-6.93 (m, 1H), 7.41-7.48 (m, 4H), 8.10 (dt, J=8.0, 2.0Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.45 (dd, J=4.8, 1.6Hz, 1H), 8.98 (d, J=1.2Hz, 1H), 9.13 (s, 1H).
[00164]3−(4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェノール5の合成
【0394】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0395】
[00165]3−(1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン4(1.20g、4.77mmol)含有臭化水素酸(15mL、48%)の溶液を、窒素雰囲気下、24時間還流させた(110〜120℃)。次いで、混合物を周囲温度に冷却し、KCO含有水溶液を用いて、ガスが発生しなくなるまで中和した。次いで沈殿物を濾取し、水で数回洗浄した。回収した固体を空気中で乾燥すると、生成物として茶色の固体1.24g(収率99%)が得られた。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 6.59(dt, J=7.2, 2.0Hz, 1H), 7.11-7.17 (m, 3H), 7.38 (dd, J=7.6, 1.6Hz, 1H), 8.07 (dt, J=8.0, 2.0Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.33-8.34 (m, 1H), 8.85 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.90 (s, 1H), 9.78 (bs, 1H).
[00166]9−(ピリジン−2−イル)−2−(3−(4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェノキシ)−9H−カルバゾール(配位子ON13)の合成
【0396】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0397】
[00167]磁気撹拌棒を備えた乾燥Shlenckチューブに、3−(4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェノール5(475mg、2.0mmol、1.0当量)、2−ブロモ−9−(ピリジン−2−イル)−9H−カルバゾール(776mg、2.4mmol、1.2当量)、CuI(38mg、0.2mmol、0.1当量)、ピコリン酸(49mg、0.4mmol、0.2当量)およびKPO(819mg、4.0mmol、2.0当量)を添加した。チューブを排気し、窒素をバックフィルした。排気およびバックフィル操作は、さらに2回繰り返した。次いで、溶媒DMSO(10mL)を窒素下で添加した。混合物を油浴中で90〜100℃の温度で3日間撹拌し、次いで周囲温度に冷却させた。水を添加して固体を溶解させた。混合物を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(50:1)を使用)を通して精製し、所望の生成物である配位子ON13を茶−赤色の固体656mg(収率68%)として得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 6.92 (dd, J=8.0, 2.4Hz, 1H), 7.04 (dd, J=8.0, 1.6Hz, 1H), 7.28 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.33-7.40 (m, 3H), 7.45 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.52 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.55 (t, J=2.0Hz, 1H), 7.60 (dd, J=7.6, 1.6Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.98-8.03 (m, 2H), 8.16 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.21 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.38 (dd, J=4.4, 1.6Hz, 1H), 8.62 (dd, J=4.4, 1.6Hz, 1H), 8.91 (d, J=2.4Hz, 1H), 9.08 (s, 1H). 13C NMR (DMSO-d6, 100MHz): δ 102.54, 107.98, 111.12, 112.68, 113.27, 115.75, 119.02, 120.11, 120.19, 121.01, 121.27, 121.79, 122.11, 123.28, 123.87, 125.32, 125.99, 127.66, 131.06, 132.41, 138.90, 139.36, 139.49, 139.97, 140.78, 146.54, 147.62, 149.52, 150.48, 154.81, 158.56.
[00168]9−(ピリジン−2−イル)−2−(3−(4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェノキシ)−9H−カルバゾール白金錯体(PtON13)の合成
【0398】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0399】
[00169]磁気撹拌棒を備えた乾燥圧力チューブに、配位子ON13(600mg、1.25mmol、1.0当量)、KPtCl(551mg、1.31mmol、1.05当量)、BuNBr(40mg、0.125mmol、0.1当量)および酢酸溶媒(75mL)を添加した。混合物を窒素充填グローブボックス中、窒素で30分間バブリングした。チューブを密封した後、グローブボックスから取り出した。混合物を室温で17時間撹拌し、次いで油浴中で105〜115℃の温度でさらに3日間撹拌し、周囲温度に冷却させ、水(150mL)を添加した。室温で5分間撹拌した後、沈殿物を濾取し、水で3回洗浄した。次いで、固体を減圧下、空気中で乾燥させた。回収した固体を、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてジクロロメタン/Et3N(100:1〜50:1)を使用)を通して精製し、黄色固体233mgを得て、これをさらに熱昇華により精製して、所望の生成物PtON13を黄色固体50mg(全収率6%)として得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): δ 7.01 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.22 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.28 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.41 (t, J=7.2Hz, 1H), 7.44-7.54 (m, 4H), 7.89 (d, J=8.4, 1H), 8.09(d, J=8.0Hz, 1H), 8.16 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.23-8.30 (m, 3H), 8.55 (d, J=4.8Hz, 1H), 8.76 (s, 1H), 9.15 (d, J=1.2Hz, 1H), 9.35 (d, J=5.2Hz, 1H). 9.51 (s, 1H). 13C NMR (DMSO-d6, 100MHz): δ 98.72, 106.08, 111.03, 112.54, 113.43, 114.95, 115.59, 115.79, 116.16, 119.99, 120.54, 120.62, 122.97, 123.96, 124.56, 124.86, 125.89, 126.90, 127.85, 132.85, 137.32, 137.98, 139.83, 141.80, 145.86, 146.88, 147.49, 148.24, 152.27, 152.46, 152.58.
[00170]図4は、PtON13の室温でのCHCl中の放射スペクトル、および77Kでの2−メチルテトラヒドロフラン中の放射スペクトルを示す。
【0400】
[00171]いくつかの実施形態を記述した。しかしながら、様々な変更が本開示の趣旨および範囲を逸脱することなくなされ得ることが理解される。したがって、他の実施形態も下記の特許請求の範囲の範囲内である。
[発明の態様]
[1]
式Iまたは式IIの化合物:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
は、5員ヘテロシクリル、ヘテロアリール、カルベン、またはN−複素環カルベンであり、
、L、およびLは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルベン、またはN−複素環カルベンであり、
は、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、
およびAは、それぞれ独立して、存在しまたは存在せず、存在する場合、独立してO、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeR、BH、P(O)H、PH、NH、CRH、CH、SiH、SiHR、BH、またはBRであり、
、V、VおよびVは、それぞれPtに配位し、独立してN、C、P、BまたはSiであり、
、Y、YおよびYは、それぞれ独立して、C、CH、N、OまたはSであり、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、もしくは重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
は、存在しまたは存在せず、存在する場合、一、二または三置換体であり、Rは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のRが一緒に連結されていてもよく、
R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR、R、RおよびRが一緒に連結されていてもよい)。
[2]
式IA、式IIA、式IIB:
【化2】
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(式中、
Aは、式IおよびIIで列挙されているAであり、
【化3】
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は、それぞれ独立して、
【化4】
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であり、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化6】
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である)
の構造を有する、パラグラフ1に記載の化合物。
[3]
中性電荷を有する、パラグラフ1または2に記載の化合物。
[4]
式I1−I15または式II1−II15
【化7-1】
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【化7-2】
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(式中、
XおよびYは、それぞれ独立して、N、P、P=O、CR、CH、SiR、SiH、GeR、GeH、Z、ZまたはZ(ここでZ、ZおよびZは、それぞれ独立して連結基である)であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR、2つ以上のR、またはその両方が一緒に連結されていてもよい)
の1つで表される、パラグラフ1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
[5]
対称形の式I16およびII16、または非対称形の式I17−I28およびII17−II28
【化8-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化8-2】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
、Y、YおよびYは、それぞれ独立してC、N、OまたはSであり、
XおよびYは、それぞれ独立してN、P、P=O、CR、CH、SiR、SiH、GeRまたはGeHであり、
Z、ZおよびZは、それぞれ独立して連結基であり、
【化9】
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は、それぞれ独立して、
【化10】
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であり、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
R、R、RおよびRは、それぞれ、一、二、三または四置換体であり、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR、R、RおよびRが一緒に連結されていてもよい)
の1種で表される、パラグラフ1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
[6]
【化13】
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(Z、ZおよびZとしても参照される)
は、それぞれ独立して、
【化14】
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(式中、nは0〜3である)
である、パラグラフ4または5に記載の化合物。
[7]
5員ヘテロシクリル
【化15】
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が、それぞれ独立して、下記構造
【化16】
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の1つである、パラグラフ1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
[8]
【化17】
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が、それぞれ独立して、下記構造
【化18-1】
[この文献は図面を表示できません]
【化18-2】
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【化18-3】
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(式中、
、Y、Y、Y、Y、Y、YおよびYは、それぞれ独立して、C、N、OまたはSであり、
Uは、O、S、S=O、SO、Se、NR、PR、RP=O、CR、C=O、SiR、GeR、BR、NH、PH、HP=O、CH、CHR、SiH、GeH、SiHR、GeHRまたはBHであり、
、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR、2つ以上のR、2つ以上のR、2つ以上のR、2つ以上のRまたはそれらの任意の組合せが一緒に連結されて、2つ以上のRが一緒に連結され、RおよびRが連結され=Oまたは環状構造を形成してよい)
の1つである、パラグラフ1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
[9]
【化19】
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が、それぞれ独立して、下記
【化20-1】
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【化20-2】
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【化20-3】
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【化20-4】
[この文献は図面を表示できません]
【化20-5】
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(式中、
【化21】
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は、それぞれ独立して
【化22】
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であり、
R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、一、二、三または四置換体であり、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、置換されていても置換されていなくてもよく、水素、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、重水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、ニトロ、シアノ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、モノもしくはジアリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロアルキル、アラルキル、エステル、ニトリル、イソニトリル、ヘテロアリール、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、スルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、アルキルチオ、スルフィニル、ウレイド、ホスホルアミド、メルカプト、スルホ、カルボキシル、ヒドラジノ、置換シリル、または重合性基、またはそれらの任意の共役体もしくは組合せであり、2つ以上のR、R、R、RおよびRが一緒に連結されていてもよい)
の1つから選択される、パラグラフ1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
[10]
が、それぞれ独立して、下記
【化23】
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(式中、Rは、O、S、P(O)R、PR、NR、CR、SiR、BH、P(O)H、PH、NH、CRH、CH、SiH、SiHR、BH、C(O)、C2アルキル、またはC2アルケニルである)
から選択される、パラグラフ1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
[11]
下記構造
【化24-1】
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【化24-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-3】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-4】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-5】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-6】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-7】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-8】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-9】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-10】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-11】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-12】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-13】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-14】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-15】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-16】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-17】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-18】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-19】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-20】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-21】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-22】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-23】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-24】
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【化24-25】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-26】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-27】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-28】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-29】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-30】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-31】
[この文献は図面を表示できません]
【化24-32】
[この文献は図面を表示できません]
の1つから選択される、パラグラフ1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
[12]
下記構造
【化25-1】
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【化25-2】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-3】
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【化25-4】
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【化25-5】
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【化25-6】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-7】
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【化25-8】
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【化25-9】
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【化25-10】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-11】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-12】
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【化25-13】
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【化25-14】
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【化25-15】
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【化25-16】
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【化25-17】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-18】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-19】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-20】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-21】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-22】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-23】
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【化25-24】
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【化25-25】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-26】
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【化25-27】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-28】
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【化25-29】
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【化25-30】
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【化25-31】
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【化25-32】
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【化25-33】
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【化25-34】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-35】
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【化25-36】
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【化25-37】
[この文献は図面を表示できません]
【化25-38】
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【化25-39】
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【化25-40】
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【化25-41】
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【化25-42】
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【化25-43】
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【化25-44】
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【化25-45】
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【化25-46】
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【化25-47】
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【化25-48】
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【化25-49】
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【化25-50】
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【化25-51】
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【化25-52】
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【化25-53】
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【化25-54】
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【化25-55】
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【化25-56】
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【化25-57】
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【化25-58】
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【化25-59】
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【化25-60】
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の1つから選択される、パラグラフ1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
[13]
パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の1種以上の化合物を含む組成物。
[14]
燐光性エミッタ、遅延蛍光性エミッタ、またはその組合せである、パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の化合物を含むエミッタ。
[15]
パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の1種以上の化合物を含むデバイス。
[16]
有機発光ダイオードを含む、パラグラフ15に記載のデバイス。
[17]
フルカラーディスプレイを含む、パラグラフ15に記載のデバイス。
[18]
燐光性OLEDデバイスを含む、パラグラフ15に記載のデバイス。
[19]
蛍光性OLEDデバイスを含む、パラグラフ15に記載のデバイス。
[20]
パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の1種以上の化合物を含む、光起電力デバイス。
[21]
パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の1種以上の化合物を含む、発光ディスプレイデバイス。
[22]
パラグラフ1〜12のいずれか一項に記載の1種以上の化合物を含む、発光デバイス。
【符号の説明】
【0401】
100 有機発光ダイオード(OLED)
102 基板
104 陽極
106 正孔輸送材料(HTL)
108 光処理材料
110 電子輸送材料(ETL)
112 金属陰極層
図1
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図2
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図3
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図4
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