(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6805080
(24)【登録日】2020年12月7日
(45)【発行日】2020年12月23日
(54)【発明の名称】ワーク組立装置及びワーク組立方法
(51)【国際特許分類】
B23K 11/11 20060101AFI20201214BHJP
B23P 19/04 20060101ALI20201214BHJP
B23P 19/00 20060101ALI20201214BHJP
【FI】
B23K11/11 593A
B23K11/11 570Z
B23P19/04 B
B23P19/00 304E
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-104057(P2017-104057)
(22)【出願日】2017年5月26日
(65)【公開番号】特開2018-199138(P2018-199138A)
(43)【公開日】2018年12月20日
【審査請求日】2019年11月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000157083
【氏名又は名称】トヨタ自動車東日本株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101878
【弁理士】
【氏名又は名称】木下 茂
(72)【発明者】
【氏名】飯塚 貴洋
【審査官】
山下 浩平
(56)【参考文献】
【文献】
実開平6−83173(JP,U)
【文献】
特開平9−193859(JP,A)
【文献】
特開2005−161520(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2015/0144601(US,A1)
【文献】
特開2003−62690(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23K 11/00 − 11/36
B23P 19/00 − 19/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークの仮付け工程の際、ワークエリアにおいて前記ワークを固定するクランプ装置と、前記ワークエリアにおいて前記ワークを溶接する溶接手段と、複数の爪部を有し、前記ワークに形成された穴に上方から爪部を挿入することにより該ワークを把持し、該ワークを上下移動可能なマテハン装置とを備えるワーク組立装置であって、
前記クランプ装置は、少なくとも2本の筒状の位置決めピンを有し、
前記ワークの増打ち工程の際、前記マテハン装置は、前記ワークを把持した状態で、前記クランプ装置の上方から、さらに前記爪部を前記位置決めピンに挿入することにより前記ワークを配置することを特徴とするワーク組立装置。
【請求項2】
前記クランプ装置が有する前記位置決めピンは、仮想矩形の一対角線上の頂点にそれぞれ配置され、且つ前記ワークエリアを挟んだ両側に1本ずつ配置され、前記マテハン装置が有する前記爪部は、前記仮想矩形の4つの頂点にそれぞれ配置され、前記仮想矩形の中心を軸に90°または180°回転可能となされるとともに、前記ワークエリアを挟んだ両側に2本ずつ配置されていることを特徴とする請求項1に記載されたワーク組立装置。
【請求項3】
複数の部材からなるワークの仮付け工程の後、増打ち工程を行うワーク組立方法であって、
ワークエリアにおいて仮付け治具上にワークを配置するステップと、
クランプ装置により前記ワークを固定するステップと、
前記ワークを溶接により仮付けするステップと、
前記クランプ装置による固定を解除するステップと、
複数の爪部を有するマテハン装置により、前記ワークに形成された穴に上方から前記爪部を挿入して該ワークを把持し、持ち上げるステップと、
前記仮付け治具を退避させるステップと、
前記ワークエリアにおいて、前記マテハン装置により前記ワークを下降し、前記ワークを把持した状態で、さらに爪部を前記クランプ上に設けられた少なくとも2本の筒状の位置決めピンに挿入し、前記ワークを配置するステップと、
前記ワークに対し溶接の増打ちを行うステップと、
を備えることを特徴とするワーク組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワーク組立装置及びワーク組立方法に関し、例えば、複数の鉄板部材からなるワークをスポット溶接により組み立てる際、従来よりもスペースの削減、及びコスト削減を実現することのできるワーク組立装置及びワーク組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、鉄板部材からなる複数のワークを一つの形状に組み立てる場合、先ず、仮付け用のライン(スペース)において、各ワークを支持する支持手段を多数有する仮付け治具上に前記各ワークをセットする。次いでアーム先端でスポット溶接を行う溶接ロボットにより、各ワーク同士を仮付けする。
【0003】
仮付け工程が終了すると、マテハン(マテリアル・ハンドリング)機器により仮付け済ワークを持ち上げて増打ち用のライン(スペース)に移動し、ライン上に配置されたワーク支持手段である増打ち治具上にセットする。次いで、溶接ロボットにより、仮付け済ワークに対し増打ちを行い、ワーク組立を行っている。
尚、このように仮付け工程と増打ち工程とを別々のラインで行う(ワークを支持する治具を替える)のは、仮付け治具では多数の支持手段を有するために、溶接ロボットのアーム先端がワーク裏側に進入できず、増打ちができないためである。
【0004】
しかしながら、前記のような方法では、仮付け用のスペース(ライン)と、増打ち用のスペース(ライン)が必要になることから、溶接ロボット等がライン毎に必要となり、コストが嵩張るという課題があった。また、省スペース化の要求もあった。
この課題を解決する方法として、仮付け用のラインと増打ち用のラインとを共用化することが考えられる。この場合について、
図5を用いて説明する。
【0005】
先ず、
図5(a)に示すようにライン上に配置された仮付け治具51上に複数板からなるワークWをセットし、それらをクランプ装置52により押さえ固定する。そして、溶接ロボット53により仮付け処理を行う。尚、仮付け治具51には、図示するように多数の支持手段51aが設けられているため、溶接ロボット53のアーム先端がワークW裏側へ進入することが困難であり、この状態で増打ちを行うことはできない。
【0006】
仮付けが完了すると、
図5(b)に示すように、クランプ装置52による押さえ付けを解除し、マテハン装置54により仮付け済ワークWを持ち上げる。
その間に、仮付け治具51を作業スペース60から退避スペース61にベルト搬送により移動する。
仮付け治具51を移動させると、
図5(c)に示すように待機スペース62から増打ち治具55をベルト搬送により作業スペース60に移動する。そして、マテハン装置54により図示するようにワークWを増打ち治具55上にセットし、クランプ装置52により固定し、溶接ロボット53により増打ち作業を行う。
このような方法によれば、従来2本のラインを1本のラインにすることができ、作業の効率化、及び装置にかかるコストの低減を実現することができる。
【0007】
一方、特許文献1には、マテハン装置によりワークを増打ち治具上に配置するとともに、ワークを把持した状態で、増打ちを行う方法が開示されている。
この特許文献1に開示された方法によれば、マテハン装置によりワークを、その上側から支持するため、増打ち治具における支持手段を削減でき、コストを低減することができる。また、マテハン装置の移動が必要ないため、サイクルタイムを短縮することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2000−61647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前記のように、
図5に示した組立方法にあっては、一つのラインで仮付け工程と増打ち工程とを行うことができるため、省スペース化だけでなく溶接ロボット53やクランプ装置52、マテハン装置54の共用ができ、装置にかかるコストを大幅に低減することができる。
しかしながら、従来同様、仮付け治具51と増打ち治具55の2つの治具が必要であり、また、治具の退避スペースもそれぞれ必要となるため、十分に省スペース化がなされているとは言えなかった。
【0010】
また、特許文献1に開示された方法にあっても、仮付け治具と増打ち治具の2つの治具が必要であるため、その退避スペースが必要となり、十分な省スペース化を図ることができないという課題があった。
【0011】
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、複数の部材からなるワークを溶接して組み立てるワーク組立方法において、従来よりも十分な省スペース化が実現でき、かつコストを低減することのできるワーク組立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記した課題を解決するために、本発明に係るワーク組立装置は、ワークの仮付け工程の際、ワークエリアにおいて前記ワークを固定するクランプ装置と、前記ワークエリアにおいて前記ワークを溶接する溶接手段と、複数の爪部を有し、前記ワークに形成された穴に上方から爪部を挿入することにより該ワークを把持し、該ワークを上下移動可能なマテハン装置とを備えるワーク組立装置であって、前記クランプ装置は、少なくとも2本の筒状の位置決めピンを有し、前記ワークの増打ち工程の際、前記マテハン装置は、前記ワークを把持した状態で、前記クランプ装置の上方から、さらに前記爪部を前記位置決めピンに挿入することにより前記ワークを配置することに特徴を有する。
尚、前記クランプ装置が有する前記位置決めピンは、仮想矩形の一対角線上の頂点にそれぞれ配置され、且つ前記ワークエリアを挟んだ両側に1本ずつ配置され、前記マテハン装置が有する前記爪部は、前記仮想矩形の4つの頂点にそれぞれ配置され、前記仮想矩形の中心を軸に90°または180°回転可能となされるとともに、前記ワークエリアを挟んだ両側に2本ずつ配置されていることが望ましい。
また、前記ワークとの距離を検出することにより、前記マテハン装置の爪部が前記位置決めピンに正しく挿入されているかを検出するセンサを備えることが望ましい。
【0013】
このような構成によれば、ワークの仮付けの際にワークを固定するクランプ装置に、少なくとも2つの筒状の位置決めピンを設け、マテハン装置で把持したワークを前記位置決めピン上にセットするようにしたため、ワークの下方空間が確保され、溶接手段のアーム先端(スポットガン)をワークの下方に侵入させて増打ちすることが可能となる。即ち、従来必要であった増打ち治具が不要となり、また、その退避エリアも不要となる。
したがって、従来よりも十分な省スペース化が実現でき、かつ装置にかかるコストを低減することができる。
【0014】
また、前記した課題を解決するために、本発明に係るワーク組立方法は、複数の部材からなるワークの仮付け工程の後、増打ち工程を行うワーク組立方法であって、ワークエリアにおいて仮付け治具上にワークを配置するステップと、クランプ装置により前記ワークを固定するステップと、前記ワークを溶接により仮付けするステップと、前記クランプ装置による固定を解除するステップと、複数の爪部を有するマテハン装置により、前記ワークに形成された穴に上方から前記爪部を挿入して該ワークを把持し、持ち上げるステップと、前記仮付け治具を退避させるステップと、前記ワークエリアにおいて、前記マテハン装置により前記ワークを下降し、前記ワークを把持した状態で、さらに爪部を前記クランプ上に設けられた少なくとも2本の筒状の位置決めピンに挿入し、前記ワークを配置するステップと、前記ワークに対し溶接の増打ちを行うステップと、を備えることに特徴を有する。
【0015】
このような方法によれば、ワークの下方空間が確保され、溶接手段のアーム先端(スポットガン)をワークの下方に侵入させて増打ちすることが可能となる。即ち、従来必要であった増打ち治具が不要となり、また、その退避エリアも不要となる。
したがって、従来よりも十分な省スペース化が実現でき、かつ装置にかかるコストを低減することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、複数の部材からなるワークを溶接して組み立てるワーク組立方法において、従来よりも十分な省スペース化が実現でき、かつコストを低減することのできるワーク組立方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1(a)〜(c)は、本発明に係るワーク組立装置の構成を示すとともに、ワーク組立方法の各工程を模式的に示す斜視図である。
【
図3】
図3は、位置決めピン付近に設けられる検出センサを示す側面図である。
【
図4】
図4は、本発明に係るワーク組立方法の流れを示すフローである。
【
図5】
図5(a)〜(c)は、従来のワーク組立方法の流れを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明にかかるワーク組立方法の実施の形態につき、図面に基づいて説明する。
図1(a)〜(c)は、本発明に係るワーク組立装置の構成を示すとともに、ワーク組立方法の各工程を模式的に示す斜視図である。
【0019】
図1に示すようにワーク組立装置1は、ベルトコンベアによる搬送機能を持つワークエリア2と、その搬送方向の前後いずれか側に配置される退避エリア3を備える。また、ワーク組立装置1は、仮付け治具4を備え、前記退避エリア3には、ワークエリア2で用いた仮付け治具4が使用後に移動されるようになっている。
尚、前記仮付け治具4は、ワークWを支持するために多数の支持手段4aを有し、これらの先端部は、例えば
図2に示すワークWに複数形成された小穴hに下方から挿入され、ワークWを支持するようになっている。
【0020】
また、
図1(a)に示すように、ワークエリア2の左右両側に配置され、ワークWを固定するための4基のクランプ装置11、12、13、14を備える。本実施形態において、ワークエリア2の一方の側方に2基、他方の側方に2基配置され、ワークWの4隅を押さえ固定する構成となっている。
また、4基のクランプ装置11〜14のうち、対角線上にある2基(本実施形態ではクランプ装置12、13)には、垂直上方に突出する筒状の位置決めピン15、16がそれぞれ設けられている。より詳しくは、前記位置決めピン15、16は、仮想正方形の一対角線上の頂点にそれぞれ配置され、且つ前記ワークエリア2を挟んだ左右両側に1本ずつ配置される。この位置決めピン15、16の機能については後述する。
【0021】
また、ワークエリア2の左右両側には、前記クランプ装置11〜14の他に、溶接ロボット(溶接手段)5、6がそれぞれ配置されている。これら溶接ロボット5、6は、仮付け工程及び増打ち工程において用いられるものであり、ロボットアーム先端にスポットガンを備え、複数の部材(ワーク)を接合するためのスポット溶接を行うようになっている。
【0022】
さらに、
図1(b)、
図1(c)に示すように、ワーク組立装置1にあっては、少なくともワークWを把持し、ワークエリア2の上方に持ち上げることが可能なマテハン装置8を備えている。マテハン装置8は、本実施の形態において4本の爪(爪部)8a、8b、8c、8dを有し、
図2に示すようなワークWに設けられた対応する穴H1、H2、H3、H4にそれぞれ挿入可能(係止可能)とされ、挿入されることでワークWが把持される。
【0023】
また、4本の爪8a〜8dのうち、爪8b、8cの先端は、
図1(c)に一部拡大して示すように、前記したクランプ装置12、13に設けられた筒状の位置決めピン15、16に挿入可能となっている。即ち、
図1(c)に示すようにマテハン装置8は、ワークWを把持した状態で、前記爪8b、8cを位置決めピン15、16に挿入するようにしてワークWの位置決めを行うようになっている。
【0024】
また、
図3に示すように、位置決めピン15、16側に検出センサ20が設けられる。これにより、ワークWが載置された際の位置ずれを検出することができ、より高精度なワーク位置決めを行うことができる。
また、マテハン装置8の4本の爪8a、8b、8c、8dにあっては、仮想正方形(仮想矩形であればよい)の4つの頂点位置に配置されており、仮想正方形の中心を軸にして90°回転可能となされている(仮想長方形の場合は180°回転可能)。そして、90°回転しても対角線上の2本の爪(爪8b、8cの組み合わせ、または爪8a、8dの組み合わせ)が筒状の位置決めピン15、16に挿入されるように構成されている。
【0025】
尚、以上説明したワーク組立装置1の各部は、図示しないコンピュータからなる制御装置によって動作制御される。即ち、制御装置の記憶装置には、ワーク組立装置1の各部を所定の手順で動作させるためのコンピュータプログラムが記録されており、このプログラムが実行されることにより各部が動作するものとなっている。
【0026】
続いて、
図4のフローに基づいて、ワーク組立装置1を用いたワーク組立方法の一連の流れについて説明する。尚、以下の各部の動作は、前記したように図示しない制御装置によって動作制御されるものとする。
先ず、
図1(a)に示すようにワークエリア2に仮付け治具4を配置し、その上にワークWをセットする(
図4のステップS1)。
【0027】
次にクランプ装置11〜14を開から閉状態とし、ワークWの上から押さえつけ固定する。そして、溶接ロボット5、6により仮付け処理を行う(
図4のステップS2)。
仮付け工程が終了すると、クランプ装置11〜14を開き、マテハン装置8によりワークWを把持して持ち上げ(
図4のステップS3)、仮付け治具4を退避エリア3に移動する(
図4のステップS4)。
【0028】
次いで、クランプ装置11〜14を閉じ、位置決めピン15、16をセットする(
図4のステップS5)。
そしてマテハン装置8によりワークWを下降し、マテハン装置8の爪8b、8cを位置決めピン15、16に挿入し、位置決めを行う(
図4のステップS6)。このとき、検出センサ20によってワークWの高さ位置が検出され、位置がずれていた場合にはマテハン装置8の動作によって修正がなされる。
【0029】
ワークWが位置決めピン15、16上にセットされると、マテハン装置8は、そのままワークWを支持した状態とされ(即ち、ワークWの位置を固定する手段として機能する)、溶接ロボット5、6により増打ちを行う(
図4のステップS7)。
次いで、マテハン装置8によりワークWを持ち上げ、90°回転させてワークWを下降し、マテハン装置8の爪8a、8dを位置決めピン15、16に挿入し、位置決めを行う(
図4のステップS8)。このとき、検出センサ20によってワークWの高さ位置が検出され、位置がずれていた場合にはマテハン装置8の動作によって修正がなされる。
そして溶接ロボット5,6により増打ちを行い、組立が完了する(
図4のステップS9)。
【0030】
以上のように、本発明に係る実施の形態によれば、ワークWの仮付けの際にワークWを固定するクランプ装置11〜14に、少なくとも2つの位置決めピン15、16を設け、マテハン装置8で把持したワークWを前記位置決めピン15、16上にセットするようにしたため、ワークWの下方空間が確保され、溶接ロボット5,6のアーム先端をワークWの下方に侵入させて増打ちすることが可能となる。即ち、従来必要であった増打ち治具が不要となり、また、その退避エリアも不要となる。
したがって、従来よりも十分な省スペース化が実現でき、かつ装置にかかるコストを低減することができる。
【0031】
尚、前記実施の形態においては、クランプ装置上に2つの位置決めピンを設けた例を示したが、本発明にあっては、その例に限定されるものではなく、2つ以上の位置決めピンを設けた構成としてもよい。
また、前記実施の形態においては、クランプ装置が有する位置決めピン及びマテハン装置が有する爪部は、仮想正方形の一対角線上の頂点にそれぞれ配置された例を示したが、本発明にあっては、その例に限定されるものではなく、配置される位置は仮想矩形の一対角線上の頂点であればよい。本発明において「矩形」とは、正方形と長方形のいずれかを指すものとし、前記位置決めピン及び爪部は、仮想長方形の一対角線上の頂点にそれぞれ配置された構成としてもよい。
【符号の説明】
【0032】
1 ワーク組立装置
2 ワークエリア
3 退避エリア
4 仮付け治具
5 溶接ロボット(溶接手段)
6 溶接ロボット(溶接手段)
8 マテハン装置
8a 爪(爪部)
8b 爪(爪部)
8c 爪(爪部)
8d 爪(爪部)
11 クランプ装置
12 クランプ装置
13 クランプ装置
14 クランプ装置
15 位置決めピン
16 位置決めピン
20 検出センサ
W ワーク