【文献】
【777NEXT】「スキルアバターループガチャ」登場!,ゲームエイト,2018年 6月15日,[online], 2018年11月21日検索,URL,https://game8.jp/777next/177070
【文献】
北斗の拳,パチスロ攻略,2008年 4月16日,[online], 2018年11月21日検索, 2008年4月16日時点のウェブアーカイブ,URL,https://web.archive.org/web/20080416080122/http://slot.ab-cafe.com/z_hokuto.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記継続抽選実行手段は、前記権利に基づいて前記媒体抽選が実行された場合に、決定された前記継続抽選の前記当選確率に基づいて、前記継続抽選が非当選となるまで前記継続抽選を実行する、
請求項1または2に記載のコンピュータプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[実施形態]
本発明の実施形態にかかるゲームシステム1について、
図1〜
図4を参照して説明する。ゲームシステム1は、
図1に示すとおり、サーバ装置2とゲーム装置3とを備える。
【0015】
<ゲームの説明>
サーバ装置2により、ゲーム装置3で実行される下記のゲームが提供される。具体的には、ゲーム装置3では、ユーザがタッチパッド350を介して仮想ゲーム空間上のプレイヤキャラクタを操作して進行する複数のステージ(以下、「クエスト」という。)を備える所定のゲームが実行される。
【0016】
本実施形態において、ゲーム装置3にて実行されるゲームには、ユーザが操作するプレイヤキャラクタが敵キャラクタであるモンスターを討伐するクエストパートがある。例えば、ゲーム中の1つのクエストでは、制限時間内にプレイヤキャラクタがモンスターを討伐すればそのクエストのクリア条件が満たされる。このクエストは、ユーザがタッチパッド350を操作することで進行する。
【0017】
また、このゲームには、前記クエストパートのほか、媒体抽選(ガチャ)が実行されるパート(以下、「ガチャパート」という。)がある。
【0018】
このガチャパートでは、複数種類のゲーム媒体のうちからいずれかのゲーム媒体が選択される。具体的には、ガチャパートでは、ユーザがゲームを有利に進めることができるよう、装備あるいはキャラクタなどのゲーム媒体に関する情報とユーザの識別情報とを関連づけるためのガチャが実行される。
【0019】
また、本実施形態においてガチャで選択されるゲーム媒体はキャラクタである。また、ユーザに付与されるキャラクタには、それぞれパラメータとして希少度(レアリティ)が設けられている。本実施形態では、キャラクタに設定されるレアリティとして、ノーマル、レア、激レア、超激レアの4種類が設けられている。各キャラクタには、いずれか1つのレアリティが設定されている。
【0020】
通常ガチャは、ユーザにより抽選要求(ガチャ要求)がなされたことを契機として、複数種類のキャラクタが記憶された抽選リスト(ガチャリスト)に基づいて実行される。
【0021】
以下では、ガチャによって選択されたキャラクタに関する情報とユーザの識別情報とを関連づけ、ユーザの識別情報が関連づけられたキャラクタに関する情報を当該ユーザのゲーム装置3に送信することを、「キャラクタをユーザに付与する」という場合がある。
【0022】
<ハードウェア構成>
図1を参照して、サーバ装置2のハードウェア構成および機能的構成、ならびに前記ゲームが実行されるゲーム装置3のハードウェア構成および機能的構成について説明する。
【0023】
なお、ゲーム装置3には、そのゲーム装置3に対応づけてユーザアカウントが付与される。このユーザアカウントはユーザアカウント情報(ユーザの識別情報)として管理される。
【0024】
ゲーム装置3が通信ネットワーク4を介してサーバ装置2と通信を行う場合には、そのゲーム装置3からユーザの識別情報が送信される。送信されたユーザの識別情報は、サーバ装置2において所定の認証がなされる。これにより、サーバ装置2とゲーム装置3との通信が可能となる。
【0025】
また、ユーザには、ゲームをプレイするにあたってゲームアカウントが付与される。ゲームアカウントは、ゲームアカウント情報として管理される。
【0026】
<サーバ装置2のハードウェア構成>
サーバ装置2は、
図1のとおり、制御部20、記憶部21、およびネットワークインターフェース22を備える。
【0027】
記憶部21およびネットワークインターフェース22は、バス200を介してサーバ装置2の制御部20に接続される。
【0028】
制御部20は、サーバ装置2の動作を制御する。
【0029】
記憶部21は、主にHDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)で構成される。
【0030】
記憶部21には、例えば、ゲーム装置3にてプレイされるゲームを実行するためのゲームプログラムを配信するための配信プログラムおよびデータが記憶される。
【0031】
ネットワークインターフェース22は、サーバ装置2とゲーム装置3との間でデータを送受信するために、通信ネットワーク4に接続される。
【0032】
<サーバ装置2の制御部20の機能的構成>
サーバ装置2の制御部20は、
図1のとおり、本発明のコンピュータプログラムを実行することにより、照合手段201、媒体抽選実行手段202、継続抽選実行手段203、および通信手段204として機能する。
【0033】
<照合手段201の説明>
照合手段201は、ゲーム装置3から送信されるユーザの識別情報を用いて、ユーザアカウントの認証を行う。
【0034】
<媒体抽選実行手段202の説明>
媒体抽選実行手段202は、通信手段204を介してゲーム装置3から後述のガチャ要求情報を受信したことを契機としてガチャを実行する。
【0035】
具体的には、媒体抽選実行手段202は、ガチャリストからキャラクタを選択し、選択されたキャラクタに関する情報を生成する。このキャラクタに関する情報は、ユーザの識別情報と関連づけられる。
【0036】
なお、ユーザがガチャを要求した場合(
図2および
図3における「ガチャる!」がタッチされた場合)には、媒体抽選実行手段202は、ユーザによる1回のガチャ要求で1体のキャラクタを選択する。
【0037】
また、媒体抽選実行手段202は、ユーザの識別情報に関連づけられたキャラクタに関する情報を記憶部21に記憶するとともに、通信手段204を介してゲーム装置3へ送信する。
【0038】
<継続抽選実行手段203の説明>
継続抽選実行手段203は、ガチャが要求されたことを契機として、後述の継続抽選を実行するか否かを決定するための実行可否抽選を実行する。本実施形態では、この実行可否抽選には、例えば、10%の確率で当選する。
【0039】
そして、継続抽選実行手段203は、実行可否抽選に当選したときに、継続抽選の当選確率を抽選で決定する。継続抽選の当選確率は、例えば、10%、20%、50%、80%のうちから選択される。本実施形態では、継続抽選の当選確率として、10%の当選確率が選択される確率は70%、20%の当選確率が選択される確率は25%、10%の当選確率が選択される確率は4%、80%の当選確率が選択される確率は1%である。
【0040】
また、継続抽選実行手段203は、実行可否抽選に当選したときであって、ユーザによりガチャが要求されたときに、継続してガチャを実行する権利をユーザの識別情報と関連づけるか否かを決定するための継続抽選を実行する。
【0041】
そして、継続抽選に当選した場合に、
図3のとおり、「継続抽選に当選したよ!」の文字と、「ガチャる!(無料)」の仮想操作ボタンがゲーム装置3の液晶画面340に表示される。このように、継続抽選に当選した場合には継続してガチャを実行する権利がユーザの識別情報に関連づけられる。これにより、継続してガチャを実行する権利がユーザに付与される。
【0042】
この権利に基づいてユーザがガチャを要求した場合には、媒体抽選実行手段202がガチャを実行するとともに、継続抽選実行手段203が、選択された継続抽選の当選確率に基づいて、再度の継続抽選を実行する。すなわち、継続抽選実行手段203は、いったん実行可否抽選に当選した場合には、継続抽選が非当選となるまで、ガチャが要求されたことを契機として継続抽選を実行する。
【0043】
なお、継続抽選実行手段203は、継続抽選が非当選となった場合には、つぎにユーザによってガチャ要求がなされたときに、再度、実行可否抽選を行う。
【0044】
<通信手段204の説明>
通信手段204は、ゲーム装置3との間で、ユーザの識別情報、ゲームプログラム、ゲームアカウント情報、および課金アイテムなどのゲームデータなどを送受信する。
【0045】
また、通信手段204は、ガチャ要求情報をゲーム装置3から受信する。通信手段204が受信したガチャ要求情報は媒体抽選実行手段202へ送信される。
【0046】
また、通信手段204は、媒体抽選実行手段202が生成したキャラクタに関する情報、および継続してガチャを実行する権利に関する情報をゲーム装置3へ送信する。
【0047】
<ゲーム装置3のハードウェア構成>
ゲーム装置3は、
図1のとおり、スピーカ330、液晶画面340、およびタッチパッド350が内蔵される、例えば、スマートフォンなどの端末装置である。このゲーム装置3において、サーバ装置2から配信されたゲームに関するゲームプログラムおよびデータに基づいてゲームが進行する。
【0048】
また、ゲーム装置3は、サーバ装置2との間で、インターネットあるいはLANなどの通信ネットワーク4を介して互いにデータ通信をすることができる。
【0049】
ゲーム装置3は、制御部30、記憶部31、ネットワークインターフェース32、オーディオ処理部33、グラフィック処理部34、および操作部35を備える。
【0050】
記憶部31、ネットワークインターフェース32、オーディオ処理部33、グラフィック処理部34、および操作部35は、バス300を介して、制御部30に接続される。
【0051】
制御部30は、ゲーム装置3の動作を制御する。
【0052】
記憶部31は、主にHDD、RAMおよびROMで構成される。記憶部31には、例えば、ゲームを実行するためのゲームプログラムおよびデータが記憶される。
【0053】
ネットワークインターフェース32は、ゲーム装置3とサーバ装置2との間でデータを送受信するために、通信ネットワーク4に接続される。これにより、ゲーム装置3にゲームプログラムおよびゲームデータがダウンロードされる。
【0054】
オーディオ処理部33は、制御部30の指示に従ってデジタルのゲーム音声を再生および合成する。また、オーディオ処理部33には、スピーカ330が接続される。ゲーム音声は、スピーカ330から出力される。
【0055】
グラフィック処理部34は、制御部30の指示に従って仮想ゲーム空間およびプレイヤキャラクタなどを含むゲーム画像を動画形式で描画する。グラフィック処理部34にて動画形式に描画されたゲーム画像は、ゲーム画面として液晶画面340に表示される。
【0056】
操作部35には、ユーザからの操作信号が入力される。本実施形態において操作部35には、入力位置検出装置であるタッチパッド350を介してユーザからの操作信号が入力される。ユーザはタッチパッド350をタッチすることによって、キャラクタの選択、クエストの選択、あるいは、プレイヤキャラクタの操作等を行う。
【0057】
<ゲーム装置3の制御部30の機能的構成>
ゲーム装置3の制御部30は、
図1のとおり、サーバ装置2からダウンロードされたゲームプログラムを実行することで、ゲーム実行手段301、抽選要求手段302、および通信手段303として機能する。
【0058】
<ゲーム実行手段301の説明>
ゲーム実行手段301は、ユーザによるタッチパッド350の操作に基づいて、クエストパートおよびガチャパートを備えるゲームをゲーム装置3に実行させる。
【0059】
具体的には、ゲーム実行手段301は、ゲームデータに含まれるゲーム空間オブジェクトおよびテクスチャなどのデータを記憶部31から読み出し、二次元または三次元の仮想ゲーム空間を生成する。
【0060】
また、ゲーム実行手段301は、仮想ゲーム空間にプレイヤキャラクタを配置する。そして、ゲーム実行手段301は、ユーザによるタッチパッド350の操作、および、ゲームの進行状況に応じて、仮想ゲーム空間におけるプレイヤキャラクタの行動を制御する。
【0061】
また、ゲーム実行手段301は、仮想ゲーム空間、プレイヤキャラクタ、および仮想操作ボタンをゲーム画面として液晶画面340に表示するための情報を生成する。これらの情報に従って、グラフィック処理部34が液晶画面340上にゲーム画像を描画する。
【0062】
例えば、液晶画面340には、
図2、
図3のとおり、画面上部から「ユーザランク」、「宝石数」などが表示される。なお、この宝石は、ユーザが購入することにより、または、ログインボーナスなどにより、ユーザに付与される。
【0063】
<抽選要求手段302の説明>
抽選要求手段302は、ユーザの操作に基づいてガチャ要求を行う。ガチャ要求が行われると、抽選要求手段302はガチャ要求情報を生成する。このガチャ要求情報は通信手段303を介してサーバ装置2へ送信される。
【0064】
具体的には、「ガチャる!」が選択された場合には、10個の宝石が消費されてガチャ要求情報が生成される。このガチャ要求情報をサーバ装置2が受信することにより、サーバ装置2にてガチャが実行される。
【0065】
なお、継続抽選に当選したことに基づいてユーザが「ガチャる!」を選択した場合には、抽選要求手段302は、宝石を消費することなく、ガチャ要求情報を生成する。
【0066】
<通信手段303の説明>
通信手段303は、例えば、サーバ装置2からゲームに関するゲームプログラムなどの情報を受信する。
【0067】
また、通信手段303は、例えば、ユーザの操作に基づいて、ユーザの識別情報、ゲームアカウント情報、新たなゲームデータのダウンロード要求情報、およびガチャ要求情報などの情報をサーバ装置3へ送信する。
【0068】
<継続抽選処理の説明>
以下、
図4を参照して、本発明の継続抽選処理について説明する。なお、後述の制御手段および処理手順は一例であり、本発明の実施形態はこれらには限られない。処理手順等は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が可能である。
【0069】
まず、ゲーム装置3の抽選要求手段302が、ユーザの操作に基づいて、ガチャ要求を行う(ステップS1)。
【0070】
ついで、媒体抽選実行手段202が、ガチャ要求情報を受信したことに基づいて、ガチャを実行する(ステップS2)。
【0071】
そして、媒体抽選実行手段202が、ガチャリストの中からキャラクタを選択し、選択されたキャラクタの情報とユーザの識別情報とを関連づける。これにより、ガチャによって選択されたキャラクタがユーザに付与される(ステップS3)。
【0072】
ついで、継続抽選実行手段203が、継続抽選実行状態となっているか否かを判定する(ステップS4)。この継続抽選実行状態とは、以前にガチャが実行されたときに実行可否抽選に当選しており、かつ、継続抽選に非当選となっていない状態である。
【0073】
継続抽選実行状態となっていると判定された場合(S4:YES)には、処理は後述のステップS7へ進む。
【0074】
一方、継続抽選実行状態となっていないと判定された場合(S4:NO)には、継続抽選実行手段203が、実行可否抽選を実行し、実行可否抽選に当選したか否かを判定する(ステップS5)。
【0075】
実行可否抽選に当選しなかったと判定された場合(S5:NO)には、本発明の継続抽選処理は終了する。
【0076】
一方、実行可否抽選に当選したと判定された場合(S5:YES)には、継続抽選実行手段203は、継続抽選の当選確率を選択する(ステップS6)。
【0077】
ついで、継続抽選実行手段203が、選択された当選確率に基づいて継続抽選を実行し、継続抽選に当選したか否かを判定する(ステップS7)。
【0078】
継続抽選に当選したと判定された場合(S7:YES)には、媒体抽選実行手段202が、継続してガチャを実行する権利をユーザの識別情報に関連づける。これにより、継続してガチャを実行する権利がユーザに付与される(ステップS8)。その後、本発明の継続抽選処理は終了する。
【0079】
一方、継続抽選に当選しなかったと判定された場合(S7:NO)には、媒体抽選実行手段202が、ガチャの結果、すなわち、実行可否抽選に当選してから継続抽選が非当選となるまでのガチャで選択された全キャラクタの情報をゲーム装置3へ送信する。この情報を受信して、ゲーム実行手段201が、全キャラクタのリストをゲーム画面として表示する(ステップS9)。その後、本発明の継続抽選処理は終了する。
以上の手順により、本発明の継続抽選処理が実行される。
【0080】
以上をまとめると、本実施形態のコンピュータプログラムは、
サーバ装置2を、
ユーザによってガチャが要求されたことを契機としてガチャを実行して、複数種類のキャラクタが記憶されたガチャリストからキャラクタを選択し、選択されたキャラクタをユーザの識別情報と関連づける媒体抽選実行手段202、および
ガチャが要求されたことを契機として、継続してガチャを実行する権利をユーザの識別情報に関連づけるか否かを決定するための継続抽選を実行する継続抽選実行手段203、
として機能させ、
継続抽選実行手段203は、継続抽選に当選した場合に、ガチャを実行する権利をユーザの識別情報と関連づける。
【0081】
<発明の効果>
本実施形態のコンピュータプログラムによれば、興趣のあるガチャを実行することができる。
【0082】
[他の実施形態]
前記実施形態では、一度実行可否抽選に当選し、継続抽選の当選確率が選択されるとその後の継続抽選でも同じ当選確率によって継続抽選が実行される例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、継続抽選実行手段が、継続抽選を実行する際に、毎回継続抽選の当選確率を決定してもよい。
【0083】
また、ログインの連続回数によって、実行可否抽選および継続抽選の少なくともいずれか一方の当選確率が高くなってもよい。この場合には、ユーザに毎日ログインしようという動機を持たせることができる。
【0084】
また、ログインの連続回数が所定回数以上となった場合に、ガチャ要求がなされたことを契機として、継続抽選実行手段が実行可否抽選および継続抽選を実行してもよい。すなわち、ログインの連続回数が所定回数以上となるまで、継続抽選等が実行されなくてもよい。
【0085】
また、前記とは異なり、実行可否抽選および継続抽選は、イベントの期間内など、所定の期間内に実行されてもよい。
【0086】
また、前記とは異なり、ゲーム結果に基づいて、例えば、ユーザがゲーム中に特定のアイテムを獲得することによって、実行可否抽選および継続抽選の少なくともいずれか一方の当選確率が高くなってもよい。特定のアイテムが、例えば、特定のクエストをクリアすることによって獲得されるアイテムであれば、ユーザにそのクエストをクリアしようという動機を持たせることができる。
【0087】
また、継続抽選に当選するたびに、例えばレアリティの高いキャラクタが当選する確率が徐々に、あるいは、段階的に高くなってもよい。
【0088】
また、ガチャの結果表示の際に、継続抽選の連続当選回数に応じてユーザに称号が付与されてもよい。例えば、継続抽選の連続当選回数が5回以上となった場合には「猛者」、継続抽選の連続当選回数が10回以上となった場合には「王者」などである。
【0089】
また、この場合において、前記実施形態のゲームがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と連動しており、一のユーザがガチャの結果が表示された画像を他のユーザに送信することができるようになっていてもよい。
【0090】
また、前記実施形態では、継続抽選の当選確率はユーザには知らされない例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、ガチャ要求がなされたときのゲーム画面で継続抽選の当選確率がユーザに示唆されてもよい。すなわち、継続抽選の当選確率が所定値よりも高い場合には、ゲーム画面が金色になったりするなどの示唆がなされてもよい。
【0091】
前記実施形態では、継続抽選に当選した場合にはガチャが要求されても宝石が消費されない例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、継続抽選に当選した場合には、1回目のガチャよりも少ない宝石数(例えば5個)でガチャを実行する権利がユーザに付与されてもよい。
【0092】
またさらに、前記実施形態とは異なり、実行可否抽選に当選した場合に実行される抽選は継続抽選でなくてもよい。例えば、ガチャ要求がなされたときに、ユーザがつぎのガチャを要求する場合に消費される宝石数を減少させるか否かの抽選が行われてもよい。この場合において当該抽選に当選し続けた場合には、1回のガチャ要求に消費される宝石数を徐々に減少させることができる。
【0093】
また、継続抽選に当選するたびに、継続抽選の当選確率が上昇してもよく、また、当選確率が下降してもよい。また、継続抽選に当選するたびに、つぎの継続抽選の当選確率を上昇させるか、あるいは、下降させるかを決定する抽選が実行されてもよい。
【0094】
また、前記実施形態とは異なり、ガチャ実行当初から実行可否抽選および継続抽選の当選が確定しているガチャが実行されてもよい。なお、その場合において、その継続抽選の当選確率はあらかじめ決められていてもよく、また、通常の継続抽選と異なる当選確率が用いられてもよい。
【0095】
さらに、ガチャリストの中に、付与されるゲーム媒体として、継続抽選を実行するための権利が含まれていてもよい。
【0096】
前記実施形態では、ガチャによって付与されるゲーム媒体はキャラクタであったが、ゲーム媒体は武器あるいは装備などのアイテム、またはガチャを実行するときなどに消費される宝石などであってもよい。
【0097】
また、前記実施形態では、コンピュータ装置がサーバ装置である例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、一のユーザのゲーム装置がサーバ装置として機能してもよい。この場合には、BLUETOOTH(登録商標)で一方のゲーム装置と他方のゲーム装置とが接続されていてもよい。また、ゲーム装置単体でガチャ、継続抽選等が実行されてもよい。
【0098】
また、前記実施形態においては、ゲーム装置はスマートフォンなどの端末装置である例が記載されているが、本発明は、これには限られない。ゲーム装置は、例えば、ディスプレイおよびコントローラが外部接続される据え置き型のゲーム装置、あるいは、パーソナルコンピュータであってもよい。