(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6805572
(24)【登録日】2020年12月8日
(45)【発行日】2020年12月23日
(54)【発明の名称】再封性パウチ
(51)【国際特許分類】
B65D 33/24 20060101AFI20201214BHJP
G09F 3/02 20060101ALI20201214BHJP
G09F 3/10 20060101ALI20201214BHJP
【FI】
B65D33/24
G09F3/02 M
G09F3/10 B
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-126504(P2016-126504)
(22)【出願日】2016年6月27日
(65)【公開番号】特開2018-2161(P2018-2161A)
(43)【公開日】2018年1月11日
【審査請求日】2019年5月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(72)【発明者】
【氏名】三好 征記
【審査官】
西山 智宏
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3019299(JP,U)
【文献】
特開2016−108024(JP,A)
【文献】
実開平03−114737(JP,U)
【文献】
実開昭60−096242(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D30/00−33/38
B65D67/00−79/02
B65D81/18−81/30
B65D81/38
G09F3/02
G09F3/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端部に内容物取出し口を有するパウチ本体と、このパウチ本体の外面に貼着された粘着ラベルとを備えるパウチにおいて、
前記粘着ラベルが、粘着性を有する粘着シートとその粘着面に部分的に接着した易剥離性シートとで構成されており、
前記易剥離性シートの前記粘着面側には離型剤を塗布することで前記粘着シートと剥離可能に形成され、
前記粘着シートが前記内容物取出し口に向かって凸の線状スリットを有しており、この線状スリットの両端を結ぶ直線と線状スリットとで囲まれた領域を舌片とし、
前記線状スリットを跨いで舌片の内外に渡って前記易剥離性シートが接着されていると共に、前記易剥離性シートには舌片の内部となる領域に粘着シートの線状スリットと略相似形の線状スリットが設けられて、この易剥離性シートの線状スリットと舌片の先端との間で舌片と易剥離性シートが剥離容易とされており、
かつ、粘着ラベルの周縁の、易剥離性シートが存在しない領域がパウチ本体に粘着する粘着領域となっており、
前記舌片がパウチ本体の前記内容物取出し口に向いて配置されている、
ことを特徴とする再封性パウチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一旦開封して内容物取出し口を開いた後、再度この内容物取出し口を閉じて、内容物がこぼれることのないパウチに関する。
【背景技術】
【0002】
このような再封性パウチには、内容物取出し口の近傍にプラスチックパーツやチャックを取り付けて、これらプラスチックパーツやチャックによって開閉自在としたパウチ等が知られている。しかしながら、これらプラスチックパーツやチャックを取り付けたパウチは、その製袋工程や内容物充填工程が複雑でコスト高になったり、あるいはパウチの柔軟性を損なう等の問題がある。
【0003】
これに対して、特許文献1には、パウチ本体の外面に剥離容易に粘着ラベルを貼着して、開口したパウチ本体を折り曲げて、その内容物取出し口を粘着ラベルとパウチ本体の外面との間に挟み込むことによって再封できるパウチが記載されている。このパウチにおいては、パウチ本体の外面に粘着ラベルを貼着するだけなので、その製袋工程や内容物充填工程も簡単であり、また、パウチの柔軟性を損なうこともない。
【0004】
このパウチにおいては、内容物取り出し口を挟み込む際には、まず、粘着ラベルをその端部から剥がす必要がある。しかしながら、粘着ラベルはパウチ本体の外面に密着しているため、その剥離が容易ではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平60−96242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、パウチ本体の外面に粘着ラベルを貼着した再封性パウチであって、一旦開封して開いた内容物取出し口をパウチ本体の外面と粘着ラベルとの間に挟み込んで再封するパウチにおいて、パウチ本体の外面から粘着ラベルを剥離しやすい再封性パウチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、請求項1に記載の発明は、端部に内容物取出し口を有するパウチ本体と、このパウチ本体の外面に貼着された粘着ラベルとを備えるパウチにおいて、
前記粘着ラベルが、粘着性を有する粘着シートとその粘着面に部分的に接着した易剥離性シートとで構成されており、
前記易剥離性シートの前記粘着面側の面には離型剤が塗布されて前記粘着シートから易剥離とされ、
前記粘着シートが
前記内容物取出し口に向かって凸の線状スリットを有しており、この線状スリットの両端を結ぶ直線と線状スリットとで囲まれた領域を舌片とし、
前記線状スリットを跨いで舌片の内外に渡って前記易剥離性シートが接着されていると
共に、前記易剥離性シートには
舌片の内部となる領域に粘着シートの線状スリットと略相似形の線状スリットが設けられて、この易剥離性シートの線状スリットと舌片の先端との間
で舌片と易剥離性シートが剥離容易とされており、
かつ、粘着ラベルの周縁
の、易剥離性シートが存在しない領域がパウチ本体に粘着する粘着領域
となっており、
前記舌片がパウチ本体の前記内容物取出し口に向いて配置されている、
ことを特徴とする再封性パウチである。
【発明の効果】
【0008】
この再封性パウチは、粘着シートに設けられた線状スリットの先端から、舌片を剥離することができる。このとき、粘着シートには、その線状スリットを跨いで舌片の内外に渡って前記易剥離性シートが接着されているから、容易に剥離を開始することができる。そして、こうして剥離された舌片の先端には粘着シートの粘着面が露出している。
【0009】
こうして線状スリットの先端から開始した剥離を継続すると、易剥離性シートの線状スリットに到達し、この線状スリットの後には、易剥離性シートは粘着シートと共にパウチ外面から剥離される。
【0010】
そして、一旦開封して開いた内容物取出し口をパウチ本体の外面と粘着ラベルとの間に挟み込み、粘着シートの舌片先端の粘着面を内容物取出し口近傍に貼着して固定することにより、パウチを再封することができる。なお、内容物取出し口近傍は舌片先端の粘着面で固定されているに過ぎないから、開封と再封とを何度も繰り返すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、粘着ラベルの具体例に係り、
図1(a)はその断面説明図、
図1(b)は平面説明図、
図1(c)は底面説明図である。
【
図2】
図2は本発明のパウチの具体例に係り、
図2(a)はその正面説明図、
図2(b)は
図2(a)のx−x線における要部拡大説明図である。
【
図3】
図3は開封状態の本発明のパウチの具体例の正面説明図である。
【
図4】
図4は再封状態の本発明のパウチの具体例に係り、
図4(a)はその正面説明図、
図4(b)は
図4(a)のx−x線における要部拡大説明図である。
【
図5】
図5は本発明のパウチの別の具体例の正面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、図面を参照して本発明の具体例を説明する。なお、説明の便宜上、まず、本発明に係る粘着ラベルを説明し、次に、この粘着ラベルを貼着したパウチについて説明する。
【0013】
図1は、粘着ラベルの具体例に係り、
図1(a)はその断面説明図、
図1(b)は平面説明図、
図1(c)は底面説明図である。
【0014】
これらの図から分かるように、粘着ラベル2はその外形が矩形状で、粘着シート21と易剥離性シート22とで構成されている。易剥離性シート22は、粘着シート21の一部に接着されているが、その接着部位については後述する。
【0015】
粘着シート21は、粘着シート基材211の片面に粘着剤層212を積層したものである。易剥離性シート22はこの粘着剤層212に剥離可能に接着されている。
【0016】
なお、粘着シート基材211としては、任意のプラスチックフィルムを使用することができる。例えば、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等である。もちろん、これらフィルムの積層体でもよい。また、紙あるいは紙を含む積層体であってもよい。パウチの使用目的や使用環境に応じて、耐水性や開封と再封との繰り返し回数を考慮してその材質を選択すればよい。
【0017】
また、粘着剤層212は、公知の粘着剤を粘着シート基材211の全面に塗布して形成することが可能である。粘着剤の材質は、公知の粘着剤の中から、粘着ラベル2を貼着するパウチ本体の材質に応じて、十分な接着強度を有し、かつ、開封と再封との繰り返しに耐える粘着剤を選択して使用すればよい。
【0018】
易剥離性シート22としては、粘着剤層212に剥離可能に接着できるものであれば任意のシートを使用できる。例えば、紙、樹脂フィルム、あるいはこれらを積層した積層体を基材とし、その片面に離型剤を塗布したシートを使用することができる。離型剤としては、例えば、公知のシリコーン系離型剤を使用することができる。なお、このように離型剤を塗布した易剥離性シートを使用する場合には、その離型剤層が粘着剤層212に接するように粘着シート21に接着することが望ましい。
【0019】
次に、粘着シート21には、これを貫通する線状スリット21xが設けられている。この線状スリット21xは、矩形状粘着ラベル2の外側に向かって凸の形状を有している。この例では、
図1(b)に図示するように、矩形状粘着ラベル2の角部に向かって凸の形状を有している。
【0020】
この線状スリット21xによって、粘着シート21は3つの領域に分けられている。まず、線状スリット21xの外側であって、矩形状粘着ラベル2の外周に位置する外周領域21aである。
【0021】
第2の領域は、線状スリット21xの両端21x1,21x2を結ぶ直線21yと線状スリットとで囲まれた領域21bである。なお、線状スリット21xの両端21x1,21x2を結ぶ直線21yは仮想的な線であるが、
図1(b)においては点線で示している。そして、この第2の領域21bは、パウチ本体の内容物取出し口を挟み込む役割を有している。このため、この領域を「舌片」と呼ぶ。
【0022】
次に、第3の領域は、直線21yと外周領域21aとの間に位置する領域21cである。
【0023】
次に、前記易剥離性シート22は、線状スリット21xを跨いで外周領域21aの一部と舌片21bとに渡って接着されている。
【0024】
また、易剥離性シート22にも、これを貫通する線状スリット22xが設けられている。この線状スリット22xは、舌片21bの内部に位置している必要がある。また、この線状スリット22xは矩形状粘着ラベル2の外側に向かって凸の形状を有していることが望ましい。この例では、易剥離性シート22の線状スリット22xは粘着シート21の線状スリット21xと略相似形で、これら線状スリット22xと線状スリット21xとは、いずれも、矩形状粘着ラベル2の角部に向かって凸の形状を有している。なお、
図1(b)では、線状スリット22xと線状スリット21xとの位置関係を示すため、易剥離性シート22の線状スリット22xを破線で示している。
【0025】
そして、この易剥離性シート22を貼着した領域と線状スリット22x及び線状スリット21xによって、粘着ラベル2の底面は3つの領域に区分されている。
【0026】
まず、第1の領域は、粘着シート21の外周領域21aの周縁に位置する領域で、易剥離性シート22が存在しない領域21dである。このため、この領域21dは粘着剤層212が露出した粘着領域となっている。この粘着領域21dは、粘着ラベル2をパウチ本体の外面に接着して固定する役割を有している。なお、図中、22yは易剥離性シート22の端部を示しており、この領域21dに囲まれた領域22a,22bには易剥離性シート22が存在するため、パウチ本体の外面には接着しない。
【0027】
次に、第2の領域は、粘着領域21dに囲まれた領域のうち、易剥離性シート22の線状スリット22xの凸部側に位置する領域22aである。この領域では、易剥離性シート22が粘着剤層212に剥離容易に接着しており、しかも、この領域22aには、粘着シ
ート21の線状スリット21xが位置している。このため、線状スリット21xから粘着シート21の剥離を開始する際には、粘着シート21の舌片21bを容易に剥離することができる。なお、前述のように、この領域22aはパウチ本体の外面には接着しない領域である。
【0028】
次に、第3の領域は、粘着領域21dに囲まれた領域のうち、易剥離性シート22の線状スリット22xの凸部の反対側に位置する領域22bである。この領域22bでは、易剥離性シート22が粘着剤層212に接着している。この領域のうち領域21(前記線状スリット21xの両端21x1,21x2を結ぶ直線21yと線状スリットとで囲まれた領域)に対応した部位では、粘着シート21の舌片21bを剥離したとき、易剥離性シート22は粘着シート21と共にパウチ本体から剥離される。そして、剥離されなかった部位はパウチ本体の外面には接着していないから、舌片21bを剥離したとき、この部位は、パウチ本体と易剥離性シート22との間で、粘着領域21dに囲まれた袋状の部分を構成する。
【0029】
次に、本発明のパウチを説明する。
図2は本発明のパウチの具体例に係り、
図2(a)はその正面説明図、
図2(b)は
図2(a)のx−x線における要部拡大説明図である。
【0030】
前述のように、本発明のパウチ100は、パウチ本体1の外面に粘着ラベル2を貼着して構成されたものである。パウチ本体1は任意の袋でよいが、内容物取出し口を端部に有するものである必要がある。この例は、表裏のフィルム11,12を周囲でヒートシールすることにより製袋された矩形状の袋で、上部の角に開封線1xを有し、この開封線1xで表裏のフィルム11,12を切断することにより内容物取出し口1yを形成することができる。すなわち、このパウチ本体1は、角部に内容物取出し口1yを有する袋である。
【0031】
そして、粘着ラベル2は、舌片21bがパウチ本体1の内容物取出し口に向くように貼着する必要がある。すなわち、凸の形状の線状スリット21xの凸部が開封線1xを向くように配置される。
【0032】
なお、粘着ラベル2は粘着剤層212が露出した前記粘着領域21dで接着する。易剥離性シート22が配置された領域22a,22bでは、粘着ラベル2はパウチ本体1に接着せず、自由な状態である。
【0033】
また、粘着ラベル2は、表側フィルム11と裏側フィルム12のいずれか一方に貼着すればよく、両面に貼着する必要はない。
【0034】
このパウチ100は、開封線1xで表裏のフィルム11,12を切断して内容物取出し口1yを形成する(
図3参照)。こうして開いた内容物取出し口1yから内容物を取り出すことができる。
【0035】
こうして開いたパウチ100は、
図4に示すように再封することができる。すなわち、まず、粘着ラベル2の舌片21bを、パウチ本体1から部分的に剥離する。この剥離は、粘着シート21の線状スリット21xに位置する舌片21bの先端を持って引き上げることにより開始することができる。線状スリット21xは、易剥離性シート22の領域22aの上に位置しているから、ここに位置する舌片21b先端の剥離は容易である。なお、こうして剥離された舌片21bの先端には、粘着剤層212が露出している。
【0036】
次に、この剥離の進行に伴って舌片21bはパウチ本体1から立ち上がり、易剥離性シート22の線状スリット22xに到達する。そして、この線状スリット22xの位置で易剥離性シート22が切断され、易剥離性シート22の領域22bは、舌片21bと共にパウチ本体1から立ち上がる。易剥離性シート22の領域22bはパウチ本体1に接着しておらず、自由な状態にある。したがって、この剥離は、線状スリット21xに沿って易剥離性シート22の領域22aから舌片21bが剥離することによって進行するから、この剥離の進行も容易である。
【0037】
なお、この剥離は、線状スリット21xの両端21x1,21x2まで行うことができるが、必ずしもここまで剥離する必要はない。剥離を前記両端21x1,21x2まで行った場合でも、あるいはその手前で停止した場合でも、易剥離性シート22の領域22bはパウチ本体1に接着しておらず、自由な状態にあるから、パウチ本体1と粘着ラベル2との間で、この領域22bを収容部とする袋状の部分が形成される。
【0038】
次に、パウチ本体1を内容物取出し口1yの近傍で折り曲げた後、内容物取出し口1yを、立ち上がった舌片21bとパウチ本体1との間に差し込む。舌片21bの先端には粘着剤層212が露出しているから、この露出した粘着剤層212によって舌片21bをパウチ本体1の内容物取出し口1y近傍に接着することができる。そしてこのように舌片21bを内容物取出し口1y近傍に接着することにより、内容物取出し口1yを固定して、不用意な開封を防ぐことができる。
【0039】
なお、図示のように内容物取出し口1yが下方を向くように折り曲げた場合には、内容物取出し口1yの近傍に残存する内容物が内容物取出し口1yから排出されることがあるが、こうして排出された内容物はパウチ本体1と粘着ラベル2の舌片21bとの間の前記袋状部分に収容されて、外部にこぼれることを防止できる。
【0040】
以上、上部の角に内容物取出し口を有するパウチ本体1を例として説明したが、もちろん、これに限られない。
図5は、上辺に開封線1xを有するパウチ本体1を使用した例を示すものである。この場合でも、舌片21bがパウチ本体の開封線1xに向くように粘着ラベル2を貼着する必要がある。
【0041】
また、パウチ本体1は、四方シール袋や、三方シール袋、スタンディングパウチ等、任意の形態の袋であってよい。
【0042】
これらパウチ本体1を構成する表裏のフィルム11,12としては、プラスチックフィルム又はプラスチックフィルムを含む積層体を好適に使用することができる。例えば、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、あるいはこれらの積層体である。また、その層構成中に、金属箔や金属蒸着層、あるいは、酸化アルミニウム蒸着層等の無機蒸着層を有するものであってもよい。また、紙を表裏のフィルム11,12とする袋であってもよい。
【0043】
また、これらパウチ本体1に内蔵する内容物も任意であるが、その全量を一度に使い切るものではなく、その一部を消費し、残部をパウチ本体1の内部に保存するものが好適である。例えば、粉末状の内容物、粒状の内容物、液体状の内容物等である。
【符号の説明】
【0044】
100,100’:再封性パウチ
1:パウチ本体
11:表側フィルム 12:裏側フィルム
1x:開封線 1y:内容物取出し口
2:粘着ラベル
21:粘着シート 211:粘着シート基材 212:粘着剤層
21x:線状スリット 21x1,21x2:線状スリットの両端 21y:線状
スリットの両端21x1,21x2を結ぶ直線
21a:外周領域 21b:舌片 21c:直線21yと外周領域21aとの間に位置する領域 21d:粘着領域
22:易剥離性シート
22x:線状スリット 22y:易剥離性シートの端部
22a:粘着領域21dに囲まれた領域のうち、線状スリット22xの凸部側に位置する領域
22b:粘着領域21dに囲まれた領域のうち、線状スリット22xの凸部の反対側に位置する領域