【文献】
山下 洋平 他,”3次元胸部CT画像を用いたびまん性肺疾患に対する類似画像検索”,信学技報,2014年,MI2013−125
【文献】
Sushravya Raghunath et al.,"Quantitative Stratification of Diffuse Parenchymal Lung Diseases",PLOS One,2014年,Volume 9, Issue 3 ,e93229
【文献】
武部 浩明 他,”病変の性状と3次元分布に基づくCT画像に対する類似症例画像検索”,信学技報,2017年,PRMU2017−35、SP2017−1
【文献】
Alex M. Aisen et al.,"Automated Storage and Retrieval of Thin-Section CT Images to Assist Diagnosis: System Description and Preliminary Assessment",Radiology,2003年,vol. 228, Number 1,pp.265-270
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の座標と前記第2の座標との間の距離に基づいて、前記診断対象の医用画像に類似する医用画像を、検索対象の医用画像の中から検索することを特徴とする請求項3に記載の類似症例画像検索プログラム。
前記臓器領域は肺野領域であり、右肺について算出した前記第1の座標と前記第2の座標との間の距離と、左肺について算出した前記第1の座標と前記第2の座標との間の距離との合計値に基づいて、前記診断対象の医用画像に類似する医用画像を、検索対象の医用画像の中から検索することを特徴とする請求項4に記載の類似症例画像検索プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
【0013】
[第1の実施形態]
<CT画像処理システムのシステム構成>
はじめに、第1の実施形態における類似症例画像検索装置を含むCT画像処理システムについて説明する。
図1は、CT画像処理システムの一例を示す図である。
【0014】
CT画像処理システム100は、CT(Computed Tomography)装置110と類似症例画像検索装置120と画像データベース(以下、データベースをDBと略す)130とを有する。CT装置110と類似症例画像検索装置120とは配線111を介して接続されており、両装置間では各種データの送受信が行われる。また、類似症例画像検索装置120と画像DB130とは配線112を介して接続されており、両装置間においても各種データの送受信が行われる。
【0015】
CT装置110は、放射線等を利用して患者の体内を走査し、コンピュータを用いて処理することで、医用画像として、患者のスライス画像であるCT画像を生成する(以下、このような処理を“CT画像を撮影する”と称する)。CT装置110は、撮影したCT画像を類似症例画像検索装置120に送信する。
【0016】
類似症例画像検索装置120には、類似症例画像検索プログラムがインストールされており、類似症例画像検索プログラムがコンピュータにより実行されることで、類似症例画像検索装置120は類似症例画像検索部140として機能する。
【0017】
類似症例画像検索部140は、登録部141と、検索部142と、表示制御部143とを有する。登録部141は、CT装置110において撮影されたCT画像を、画像DB130に格納するとともに、当該CT画像について、分布特徴量(詳細は後述)を算出し、特徴量情報DB150に格納する。
【0018】
検索部142は、CT装置110において撮影された診断対象のCT画像について分布特徴量を算出する。また、検索部142は、特徴量情報DB150の検索対象の中から、算出した分布特徴量に類似する分布特徴量を検索することで、診断対象のCT画像の症例に類似する類似症例のCT画像を検索する。また、検索部142は、検索したCT画像を識別する識別子を表示制御部143に通知する。
【0019】
表示制御部143は、読影医等が、診断対象のCT画像について比較読影を行うための表示画面を表示する。表示画面には、診断対象のCT画像を表示するための表示機能が含まれる。また、表示画面には、読影医等が、診断対象のCT画像の症例に類似する類似症例のCT画像を検索するための指示機能が含まれる。更に、表示画面には、検索部142からの通知に基づいて画像DB130から読み出したCT画像を、診断対象のCT画像と対比表示するための対比表示機能が含まれる。
【0020】
画像DB130は、CT装置110において撮影されたCT画像を格納する。また、画像DB130、格納したCT画像を、類似症例画像検索装置120からの指示に基づき、類似症例画像検索装置120に送信する。
【0021】
<類似症例画像検索装置のハードウェア構成>
次に、類似症例画像検索装置120のハードウェア構成について説明する。
図2は、類似症例画像検索装置のハードウェア構成を示す図である。
図2に示すように、類似症例画像検索装置120は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を備える。CPU201とROM202とRAM203とは、いわゆるコンピュータを形成する。
【0022】
また、類似症例画像検索装置120は、補助記憶装置204、接続装置205、表示装置206、操作装置207、ドライブ装置208を備える。なお、類似症例画像検索装置120の各ハードウェアは、バス209を介して相互に接続されている。
【0023】
CPU201は、補助記憶装置204に格納された各種プログラム(例えば、類似症例画像検索プログラム等)を実行する。
【0024】
ROM202は不揮発性メモリである。ROM202は、補助記憶装置204に格納された各種プログラムをCPU201が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する主記憶部として機能する。具体的には、ROM202は、BIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する。
【0025】
RAM203は揮発性メモリであり、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等を含む。RAM203は、補助記憶装置204に格納された各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される、作業領域を提供する主記憶部である。
【0026】
補助記憶装置204は、類似症例画像検索装置120にインストールされた各種プログラムや、各種プログラムが実行されることで生成されるデータ等を記録するコンピュータ読み取り可能な補助記憶部である。特徴量情報DB150は、補助記憶装置204において実現される。
【0027】
接続装置205は、CT装置110及び画像DB130と接続され、CT装置110及び画像DB130との間で、各種データの送受信を行う。表示装置206は、表示制御部143による制御のもとで、読影医等が診断対象のCT画像について比較読影を行う際に用いる表示画面を表示する。操作装置207は、読影医が類似症例画像検索装置120に対して行う各種操作を受け付ける。
【0028】
ドライブ装置208は記録媒体210をセットするためのデバイスである。ここでいう記録媒体210には、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。あるいは、記録媒体210には、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
【0029】
なお、補助記憶装置204に格納される各種プログラムは、例えば、配布された記録媒体210がドライブ装置208にセットされ、該記録媒体210に記録された各種プログラムがドライブ装置208により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置204に格納される各種プログラムは、接続装置205を介してネットワークからダウンロードされることでインストールされてもよい。
【0030】
<表示画面の表示例>
次に、表示制御部143により表示装置206に表示される表示画面について説明する。
図3及び
図4は、類似症例画像検索装置の表示画面の一例を示す第1及び第2の図である。
【0031】
図3に示すように、表示画面300には、CT装置110により撮影された診断対象のCT画像を表示する、診断対象画像表示領域310が含まれる。
【0032】
また、表示画面300には、診断対象画像表示領域310に表示された診断対象のCT画像の症例に類似する類似症例のCT画像を検索する際の検索条件を指定する、検索条件指定領域320が含まれる。
【0033】
検索条件指定領域320は、診断対象のCT画像より抽出される異常陰影のうち、所定の種類の異常陰影について算出された分布特徴量に基づいて、特徴量情報DB150の検索対象を検索することを、読影医等が指定するための指定領域である。
【0034】
なお、第1の実施形態において、CT装置110により撮影されたCT画像より抽出される陰影は、画像特徴量に基づいて、5種類の異常陰影または1種類の通常陰影のいずれかに分類されるものとする。5種類の異常陰影には、“浸潤影”、“すりガラス影”、“蜂巣影”、“嚢胞影”、“粒状影”が含まれるものとする。検索部142では、このうち、5種類の異常陰影のいずれかを読影医等が指定した場合に、当該指定した異常陰影について算出した分布特徴量に基づいて、特徴量情報DB150の検索対象を検索する。
【0035】
また、表示画面300には、検索ボタン330が含まれる。検索ボタン330は、検索部142に対して、検索条件に基づく検索を指示するためのボタンである。
【0036】
また、表示画面300には、検索結果表示領域340が含まれる。検索結果表示領域340には、診断対象のCT画像について算出した分布特徴量に基づいて、特徴量情報DB150の検索対象を検索した検索結果が表示される。
【0037】
また、表示画面300には、類似症例検索結果表示領域350が含まれる。類似症例検索結果表示領域350には、検索結果表示領域340に表示された検索結果のうち、読影医等により指定されたCT画像が表示される。
【0038】
図3(a)は、表示画面300の診断対象画像表示領域310に、CT装置110により撮影された診断対象のCT画像が表示された様子を示している。
【0039】
図3(b)は、表示画面300の診断対象画像表示領域310に、診断対象のCT画像が表示された状態で、検索条件指定領域320において、検索条件が指定された様子を示している。
図3(b)の例は、検索条件として、“浸潤影”、“すりガラス影”が指定されたことを示している。
【0040】
図3(b)に示す状態で、読影医等により検索ボタン330が押圧されると、
図4に示す表示画面300に遷移する。
【0041】
図4(a)は、検索ボタン330が押圧されたことで、検索部142により、特徴量情報DB150の検索対象を検索することで得られた検索結果である、CT画像の識別子等が検索結果表示領域340に表示された様子を示している。
【0042】
図4(a)に示すように、検索結果表示領域340に表示される検索結果には、情報の項目として、“ID”、“サムネイル”、“類似度”が含まれる。“ID”には、検索部142により検索された各CT画像を識別するための識別子が格納される。“サムネイル”には、“ID”により識別されるCT画像のサムネイル画像が表示される。“類似度”には、検索部142により検索された各CT画像の、診断対象のCT画像との分布特徴量の類似度が格納される。なお、検索結果表示領域340に表示される複数の検索結果は、類似度の高い順に配列されているものとする。
【0043】
図4(b)は、検索結果表示領域340に表示された検索結果のうち、読影医等により所定の検索結果が選択され、選択された検索結果に対応するCT画像が、類似症例検索結果表示領域350に表示された様子を示している。
【0044】
具体的には、
図4(b)の例は、類似度が最も高い検索結果(ID=“ID001”)が選択されて、対応するCT画像(類似症例のCT画像)が類似症例検索結果表示領域350に表示された様子を示している。これにより、読影医等は、診断対象のCT画像の症例に類似する類似症例のCT画像を参照しながら、診断対象のCT画像について診断を行う比較読影を行うことができる。
【0045】
なお、表示画面300の表示内容は
図3、
図4に示したものに限定されず、例えば、診断対象の患者の患者情報が表示されてもよい。あるいは、類似症例検索結果表示領域350に表示されたCT画像に対応付けて画像DB130に格納された各種情報が表示されてもよい。
【0046】
<特徴量情報DB及び画像DB>
次に、特徴量情報DB150に格納される特徴量情報及び画像DB130に格納されるCT画像情報の詳細について説明する。
図5は、特徴量情報DBに格納される特徴量情報の一例を示す図である。
【0047】
図5に示すように、特徴量情報500には、情報の項目として、“ID”、“サムネイル画像”、“種類”、“個数”、“分布特徴量”が含まれる。
【0048】
“ID”には、画像DB130に格納されたCT画像を識別するための識別子が格納される。“サムネイル画像”には、CT画像のサムネイル画像のファイル名が格納される。“種類”には、CT画像より抽出された陰影の種類を示す情報が格納される。上述したとおり、第1の実施形態では、CT画像より抽出された陰影は、5種類の異常陰影または1種類の通常陰影のいずれかに分類される。このため、“種類”には、5種類の異常陰影と、1種類の通常陰影とが格納される(なお、ここでは便宜上、異常陰影1〜5としている)。“個数”には、CT画像において、各種類の陰影と識別された後述するブロックの数が格納される。
【0049】
また、“分布特徴量”には、CT画像より抽出された各陰影の座標(x,y)であって、“個数”に格納された数に応じた数の座標が格納される。なお、“分布特徴量”に格納される座標は、CT画像を、所定形状の画像に写像した場合の、写像後の画像における各陰影の座標を指す。所定形状の画像とは、肺野領域内(臓器領域内)の第1の部位(中枢部位)と、該第1の部位とは発生部位が組織的に異なる第2の部位(末梢部位)のいずれの部位に異常陰影が分布しているのかが識別可能となる形状を有する画像である。なお、第1の実施形態において、所定形状の画像は、長方形の画像として説明する。
【0050】
図6は、画像DBに格納されるCT画像情報の一例を示す図である。
図6に示すように、CT画像情報600には、情報の項目として、“ID”、 “画像”、“患者情報”、“診断結果”、“診断者”が含まれる。
【0051】
“ID”には、画像DB130に格納されたCT画像を識別するための識別子が格納される。“画像”には、CT画像ファイルのファイル名が格納される。“患者情報”には、CT画像が撮影された患者についての詳細情報(患者ID、氏名、年齢、性別等)が格納される。“診断結果”には、CT画像についての診断結果が格納される。“診断者”には、対応するCT画像について、診断を行った読影医を識別するためのIDが格納される。
【0052】
なお、画像DBに格納されるCT画像についての診断は、CT画像の撮影時に行われても、撮影後の所定のタイミングで行われてもよい。また、診断結果に加えて、当該患者に対する処置の内容や処置後の状態等の各種情報を診断結果と対応付けて格納してもよい。
【0053】
<類似症例画像検索装置の登録部の機能構成>
次に、類似症例画像検索装置120の各部(登録部141、検索部142、表示制御部143)のうち、登録部141と検索部142について順次詳細を説明する。はじめに、登録部141の詳細について説明する。
【0054】
図7は、類似症例画像検索装置の登録部の機能構成の一例を示す図である。
図7に示すように、登録部141は、陰影抽出部710と分布変換部720とを有する。
【0055】
読影医等が登録部141を起動し、患者情報を入力した後に、CT装置110にて当該患者についてのCT画像の撮影が行われると、登録部141の陰影抽出部710及び分布変換部720が動作する。
【0056】
陰影抽出部710は、CT装置110により撮影されたCT画像(例えば、ファイル名=“IMAGE001”)を取得し、IDを付したうえで患者情報ととともに、画像DB130に格納する。また、陰影抽出部710は、取得したCT画像から陰影を抽出する陰影抽出処理を行う。
【0057】
具体的には、陰影抽出部710は、まず、CT画像を、指定された大きさのグリッドに区切ることで、部分画像(以下、“ブロック”と称す)を生成する。また、陰影抽出部710は、生成したブロックごとに、ブロック内に含まれる各画素の輝度値を統計処理することで算出される多次元ベクトルを、画像特徴量として抽出する。更に、陰影抽出部710は、抽出した多次元ベクトルに基づいて、各ブロックが、いずれの陰影(浸潤影、すりガラス影、蜂巣影、嚢胞影、粒状影、通常)に該当するかを識別する。
【0058】
なお、抽出した多次元ベクトルに基づいて、各ブロックがいずれの陰影に該当するかを識別するにあたり、陰影抽出部710は、予めそれぞれの陰影(浸潤影、すりガラス影、蜂巣影、嚢胞影、粒状影、通常)を示す代表ベクトルを算出しているものとする。陰影抽出部710は、各ブロックより抽出した多次元ベクトルと、予め算出したそれぞれの陰影を示す代表ベクトルとの距離を算出することで、最も距離が短い代表ベクトルに対応する陰影を識別する。
【0059】
陰影抽出部710は、識別した陰影のブロックの数を、陰影の種類ごとにカウントし、CT画像のID及びサムネイル画像とともに、特徴量情報500に格納する。
【0060】
分布変換部720は、輪郭抽出部721、境界点抽出部722、非線形写像部723、異常陰影ブロック写像部724、分布特徴量算出部725を有する。分布変換部720が有する各部721〜725が動作することで、分布変換部720は、陰影抽出部710により生成されたCT画像内の各ブロックを、長方形の画像に写像するとともに、写像後の画像における各ブロックの座標を算出する。
【0061】
具体的には、輪郭抽出部721は輪郭抽出処理を行い、CT画像より肺野領域の輪郭を抽出する。また、輪郭抽出部721は、抽出した輪郭を縮小することで得られる縮小輪郭(第1の縮小輪郭と称する)を抽出する。更に、輪郭抽出部721は、抽出した第1の縮小輪郭を縮小することで得られる第2の縮小輪郭を抽出する。以下、同様に、輪郭抽出部721は、第nの縮小輪郭(nは3以上の整数)まで抽出する。
【0062】
境界点抽出部722は、輪郭抽出部721により抽出された肺野領域の輪郭から、中枢部位と末梢部位とを分けるための境界点を抽出する境界点抽出処理を行う。境界点抽出部722は、CT画像内の左右の肺野領域それぞれから、中枢部位の両端部を示す境界点を2点、末梢部位の両端部を示す境界点を2点抽出する。
【0063】
なお、境界点抽出部722は、第1乃至第nの縮小輪郭についても同様の処理を行い、それぞれの縮小輪郭から、中枢部位の両端部を示す境界点を2点、末梢部位の両端部を示す境界点を2点抽出する。
【0064】
非線形写像部723は非線形写像処理を行い、輪郭抽出部721により抽出された肺野領域の輪郭のうち、中枢部位の輪郭を、中枢部位の両端部を示す境界点が、長方形の画像の輪郭の2つの頂点位置に配置されるように写像する。また、非線形写像部723は、輪郭抽出部721により抽出された肺野領域の輪郭のうち、末梢部位の輪郭を、末梢部位の両端部を示す境界点が、長方形の画像の輪郭の他の2つの頂点位置に配置されるように写像する。
【0065】
更に、非線形写像部723は、第1乃至第nの縮小輪郭についても、同様の方法により、縮小長方形の輪郭に写像する。なお、縮小長方形の輪郭とは、長方形の画像の輪郭を縮小することで得られる輪郭である。
【0066】
異常陰影ブロック写像部724は、写像部の一例であり、異常陰影ブロック写像処理を行い、非線形写像部723により写像された肺野領域の輪郭及び第1乃至第nの縮小輪郭の間に位置する各ブロックを、長方形の画像に写像する。異常陰影ブロック写像部724は、肺野領域の輪郭及び第1乃至第nの縮小輪郭に対する各ブロックの位置関係が、写像の前後において維持されるように、各ブロックを長方形の画像に写像する。
【0067】
分布特徴量算出部725は、算出部の一例であり、分布特徴量算出処理を行い、異常陰影ブロック写像部724により写像された各ブロックの、写像後の位置(長方形の画像におけるx座標及びy座標)を、分布特徴量として算出する。また、分布特徴量算出部725は、CT画像のIDと対応付けて特徴量情報500に格納する。
【0068】
<類似症例画像検索装置の登録部の処理の具体例>
次に、類似症例画像検索装置120の登録部141による各処理の具体例について説明する。はじめに、登録部141の陰影抽出部710による陰影抽出処理について説明する。
図8は、陰影抽出部による陰影抽出処理の具体例を示す図である。
【0069】
図8(a)は、陰影抽出部710がCT装置110より取得した、CT画像の一例を示している。
図8(a)に示すように、CT画像800には、患者の右肺の肺野領域810と、患者の左肺の肺野領域820とが含まれる。CT画像800上のグリッド(例えば、グリッド830等)は、陰影抽出部710により生成されたブロックを示している。
【0070】
図8(b)は、陰影抽出部710により、生成された各ブロックがいずれの陰影に該当するかを識別した様子を示している。
図8(b)に示す各ブロックのうち、太線で示したブロック(例えば、ブロック840、850)は、異常陰影(例えば、浸潤影)と識別されたブロックであることを示している。一方、太線で示したブロック(例えば、ブロック840、850)以外のブロックは、通常陰影と識別されたブロックであることを示している。
【0071】
続いて、分布変換部720の輪郭抽出部721による輪郭抽出処理について説明する。
図9は、分布変換部による輪郭抽出処理の具体例を示す図である。
図9(a)は、分布変換部720の輪郭抽出部721により輪郭抽出処理が行われる前のCT画像800を示している。一方、
図9(b)は、分布変換部720の輪郭抽出部721が、CT画像800より肺野領域810、820を抽出し、肺野領域810、820の輪郭911、912を抽出した様子を示している。
【0072】
続いて、分布変換部720の境界点抽出部722による境界点抽出処理について説明する。
図10は、分布変換部による境界点抽出処理の具体例を示す図である。分布変換部720の境界点抽出部722は、左右の肺野領域810、820について、それぞれ重心を算出し、更に、算出した重心の中点1011を算出する(
図10(a)参照)。
【0073】
また、境界点抽出部722は、中点1011を中心とする所定サイズの楕円1021を求め、肺野領域810、820の輪郭911、912との交点を算出する(
図10(b)参照)。
【0074】
また、境界点抽出部722は、楕円1021と輪郭911、912との交点を、中枢部位の両端を示す境界点1031、1032、1051、1052として抽出する(
図10(c)参照)。
【0075】
また、境界点抽出部722は、輪郭911の全長に所定係数(α)をかけあわせることで長さL1を算出し、輪郭911上の位置であって、境界点1051から反時計回りに長さL1離れた位置を特定する。また、輪郭911上の位置であって、境界点1031から時計回りに長さL1離れた位置を特定する(
図10(d))。
【0076】
同様に、境界点抽出部722は、輪郭912の全長に所定係数(α)をかけあわせることで長さL2を算出し、輪郭912上の位置であって、境界点1052から時計回りに長さL2離れた位置を特定する。また、輪郭912上の位置であって、境界点1032から反時計回りに長さL2離れた位置を特定する(
図10(d))。
【0077】
また、境界点抽出部722は、境界点1031から時計回りに長さL1離れた位置を境界点1071、境界点1051から反時計回りに長さL1離れた位置を境界点1072として抽出する(
図10(e))。また、境界点抽出部722は、境界点1032から反時計回りに長さL2離れた位置を境界点1073、境界点1052から時計回りに長さL2離れた位置を境界点1074として抽出する(
図10(e))。
【0078】
更に、境界点抽出部722は、輪郭911のうち、境界点1031と境界点1051とを両端部とする輪郭1081を、右肺の中枢部位の輪郭として抽出する。また、境界点抽出部722は、輪郭911のうち、境界点1071と境界点1072とを両端部とする輪郭1082を、右肺の末梢部位の輪郭として抽出する。
【0079】
また、境界点抽出部722は、輪郭912のうち、境界点1032と境界点1052とを両端部とする輪郭1083を、左肺の中枢部位の輪郭として抽出する。また、境界点抽出部722は、輪郭912のうち、境界点1073と境界点1074とを両端部とする輪郭1084を、左肺の末梢部位の輪郭として抽出する。
【0080】
続いて、分布変換部720の非線形写像部723による非線形写像処理について説明する。
図11は、分布変換部による非線形写像処理の具体例を示す図である。
図11(a)に示すように、分布変換部720の非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1081を、長方形の画像1110の輪郭の一部である固定輪郭に写像する。具体的には、中枢部位の両端部を示す境界点1031、1051が、長方形の画像1110の輪郭の2つの頂点1111、1112に配置されるように、輪郭1081を写像する。
【0081】
また、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1082を、長方形の画像1110の輪郭の一部である他方の固定輪郭に写像する。具体的には、末梢部位の両端部を示す境界点1071、1072が、長方形の画像1110の輪郭の2つの頂点1113、1114に配置されるように、輪郭1082を写像する。
【0082】
なお、写像するにあたり非線形写像部723は、輪郭1081、1082よりサンプル点を等間隔で抽出し、各サンプル点が写像先で等間隔になるように写像する(
図11(b)の丸印参照)。
【0083】
また、
図11(a)に示すように、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1083を、長方形の画像1120の輪郭の一部である固定輪郭に写像する。具体的には、中枢部位の両端部を示す境界点1032、1052が、長方形の画像1120の輪郭の2つの頂点1121、1122に配置されるように、輪郭1083を写像する。
【0084】
また、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1084を、長方形の画像1120の輪郭の一部である他方の固定輪郭に写像する。具体的には、末梢部位の両端部を示す境界点1073、1074が、長方形の画像1120の輪郭の2つの頂点1123、1124に配置されるように、輪郭1084を写像する。
【0085】
なお、写像するにあたり非線形写像部723は、輪郭1083、1084よりサンプル点を等間隔で抽出し、各サンプル点が写像先で等間隔になるように写像する(
図11(b)の丸印参照)。
【0086】
また、
図11(a)に示すように、非線形写像部723は、境界点1051と境界点1072との間の輪郭1131を、長方形の画像1110の輪郭の一部である固定輪郭に写像する。具体的には、境界点1051と境界点1072が、長方形の画像1110の輪郭の2つの頂点1112、1114に配置されるように、輪郭1131を写像する。
【0087】
また、非線形写像部723は、境界点1031と境界点1071との間の輪郭1132を、長方形の画像1110の輪郭の一部である他方の固定輪郭に写像する。具体的には、境界点1031と境界点1071が、長方形の画像1110の輪郭の2つの頂点1111、1113に配置されるように、輪郭1132を写像する。
【0088】
なお、写像するにあたり非線形写像部723は、輪郭1131、1132よりサンプル点を等間隔で抽出し、各サンプル点が写像先で等間隔になるように写像する(
図11(b)の丸印参照)。
【0089】
同様に、非線形写像部723は、境界点1052と境界点1074との間の輪郭1133を、長方形の画像1120の輪郭の一部である固定輪郭に写像する。具体的には、境界点1052と境界点1074が、長方形の画像1120の輪郭の2つの頂点1122、1124に配置されるように、輪郭1133を写像する。
【0090】
また、非線形写像部723は、境界点1032と境界点1073との間の輪郭1134を、長方形の画像1120の輪郭の一部である他方の固定輪郭に写像する。具体的には、境界点1032と境界点1073が、長方形の画像1120の輪郭の2つの頂点1121、1123に配置されるように、輪郭1134を写像する。
【0091】
なお、写像するにあたり非線形写像部723は、輪郭1133、1134よりサンプル点を等間隔で抽出し、各サンプル点が写像先で等間隔になるように写像する(
図11(b)の丸印参照)。
【0092】
また、
図11(c)に示すように、非線形写像部723は、右肺の第1の縮小輪郭1141及び左肺の第1の縮小輪郭1142についても上記と同様の処理を行い、縮小長方形1150、1160の輪郭の一部である縮小固定輪郭に写像する。ここで、右肺では、境界点1031、1051、1071、1072に対応する点を縮小輪郭1141上で、それぞれの点に最も近い点として求める。また、左肺でも、境界点に対応する点を同様に求める。なお、写像するにあたり非線形写像部723は、右肺の第1の縮小輪郭1141及び左肺の第1の縮小輪郭1142よりサンプル点を等間隔で抽出する。そして、非線形写像部723は、各サンプル点が縮小長方形1150、1160の輪郭の一部である縮小固定輪郭において等間隔になるように写像する。
【0093】
更に、非線形写像部723は、右肺の第2乃至第nの縮小輪郭及び左肺の第2乃至第nの縮小輪郭についても同様の処理を行い、右肺の第2乃至第n及び左肺の第2乃至第nの縮小長方形の輪郭の一部である縮小固定輪郭にそれぞれ写像する。なお、写像するにあたり非線形写像部723は、右肺の第2乃至第nの縮小輪郭及び左肺の第2乃至第nの縮小輪郭よりサンプル点を等間隔で抽出する。そして、非線形写像部723は、各サンプル点が、第2乃至第nの縮小長方形の輪郭の一部である縮小固定輪郭それぞれにおいて等間隔になるように写像する。
【0094】
続いて、分布変換部720の異常陰影ブロック写像部724による異常陰影ブロック写像処理について説明する。
図12は、分布変換部による異常陰影ブロック写像処理の具体例を示す図である。上述したとおり、分布変換部720の異常陰影ブロック写像部724は、非線形写像部723により写像された長方形の画像1110、1120の輪郭及び第1乃至第nの縮小輪郭の間に位置する各ブロックを、長方形の画像1110、1120に写像する。このとき、異常陰影ブロック写像部724は、長方形の画像1110、1120の輪郭及び第1乃至第nの縮小輪郭に対する各ブロックの位置関係が、写像の前後において維持されるように、各ブロックを長方形の画像1110、1120に写像する。
【0095】
図12を用いて具体的に説明する。
図12(a)の符号1210は、CT画像800の一部を拡大して示した画像であり、サンプル点1211、1212は、右肺の第1の縮小輪郭上のサンプル点であり、サンプル点1221、1222は、右肺の第2の縮小輪郭上のサンプル点である。また、ブロックXは、サンプル点1211、1212、1221、1222により囲まれた位置にあるブロックである。
【0096】
異常陰影ブロック写像部724は、ブロックXを写像するにあたり、ブロックXを囲むサンプル点1211〜1222のうち、距離の近い点3点(サンプル点1212、1221、1222)を抽出する(
図12(a)参照)。また、異常陰影ブロック写像部724は、非線形写像部723により写像された写像先のサンプル点1212’、1221’、1222’の、長方形の画像1110上の位置を特定する(
図12(b)参照)。なお、
図12(b)の符号1210’は、長方形の画像1110の一部を拡大して示した画像である。
【0097】
更に、異常陰影ブロック写像部724は、3つのサンプル点1212、1221、1222に対するブロックXの相対位置を算出する。異常陰影ブロック写像部724は、算出した相対位置が維持されるように、ブロックXを長方形の画像1110に写像する(
図12(b)参照)。
【0098】
異常陰影ブロック写像部724は、肺野領域810、820内の全てのブロックを、同様の方法により長方形の画像1110、1120に写像する。
【0099】
続いて、分布変換部720の分布特徴量算出部725による分布特徴量算出処理について説明する。
図13は、分布変換部による分布特徴量算出処理の具体例を示す図である。異常陰影ブロック写像部724が、肺野領域810、820内の全てのブロックについて、長方形の画像1110、1120に写像した後、分布特徴量算出部725は、異常陰影の長方形の画像1110、1120上での座標を算出する。
【0100】
図13において、長方形の画像1110、1120上のブロック840、850等は、それぞれ、異常陰影ブロック写像部724によりCT画像800より抽出された異常陰影のブロック840、850等の写像後の位置を示している。分布特徴量算出部725は、長方形の画像1110、1120上における各異常陰影のブロック840、850等の座標を算出し、分布特徴量として特徴量情報500に格納する。
【0101】
<類似症例画像検索装置の検索部の機能構成>
次に、類似症例画像検索装置120の各部(登録部141、検索部142、表示制御部143)のうち、検索部142の詳細について説明する。
【0102】
図14は、類似症例画像検索装置の検索部の機能構成の一例を示す図である。
図14に示すように、検索部142は、陰影抽出部1410と分布変換部1420と照合部1430とを有する。
【0103】
読影医等が検索部142を起動し、患者情報を入力した後に、CT装置110にて当該患者についてのCT画像の撮影が行われると、表示制御部143は、撮影されたCT画像を診断対象のCT画像として表示画面300に表示する。表示制御部143により表示画面300が表示され、読影医等により各種指示が入力されることで、検索部142の陰影抽出部1410、分布変換部1420、照合部1430が動作する。
【0104】
なお、陰影抽出部1410及び分布変換部1420は、診断対象のCT画像について処理を行うことのほかは、
図7に示した登録部141の陰影抽出部710及び分布変換部720が行う処理と同様の処理を行うため、ここでは説明を省略する。
【0105】
照合部1430は照合処理を行い、診断対象のCT画像に基づいて算出された、異常陰影の分布特徴量と、特徴量情報DB150の検索対象(画像DB130に格納された各CT画像に含まれる異常陰影の分布特徴量)との間の総合類似度を算出する。照合部1430は、右肺について算出した類似度と、左肺について算出した類似度とを足し合せることで、合計値(総合類似度)を算出する。また、異常陰影の種類が複数の場合、照合部1430は、異常陰影の種類ごとに類似度を算出し、各種類の異常陰影について算出した類似度を足し合せることで、合計値(総合類似度)を算出する。ただし、検索条件として、特定の種類の異常陰影が指定されていた場合には、指定された種類の異常陰影について算出した類似度を総合類似度とする。第1の実施形態において、照合部1430は、例えば、Earth Mover’s Distanceを用いて分布特徴量の類似度を算出する。
【0106】
また、照合部1430はソート処理を行い、特徴量情報DB150の検索対象に対応付けられたID等について、総合類似度の高い順にソートする。これにより、診断対象のCT画像について算出した分布特徴量に類似する分布特徴量が検索されたことになる。更に、照合部1430は、総合類似度の高い検索対象に対応付けられたID等を検索結果として、表示制御部143に通知する。
【0107】
<類似症例画像検索装置の検索部の処理の具体例>
次に、類似症例画像検索装置120の検索部142による各処理のうち、照合部1430による照合処理の具体例について説明する。
図15は、照合部による照合処理の具体例を示す図である。
【0108】
図15において、CT画像1500は、陰影抽出部1410がCT装置110より取得した診断対象のCT画像の一例である。また、長方形の画像1510、1520は、診断対象のCT画像1500より抽出された異常陰影のブロックを、分布変換部1420が写像した後の状態を示している。分布変換部1420は、長方形の画像1510、1520内の異常陰影の各ブロック(例えば、ブロック1540、1550)の座標を、分布特徴量として算出する。
【0109】
一方、CT画像800は、登録部141により分布特徴量が格納されたCT画像であって、照合部1430がCT画像1500との総合類似度を算出する対象となるCT画像である。照合部1430は、特徴量情報DB150より分布特徴量を読み出して総合類似度を算出するが、ここでは説明を分かり易くするため、読み出した分布特徴量に対応するCT画像800を示している。
【0110】
図15において、長方形の画像1110、1120は、CT画像800より抽出された異常陰影のブロックを、分布変換部720が写像した後の状態を示している。照合部1430は、長方形の画像1110、1120内の異常陰影の各ブロック(例えば、ブロック840、850)の座標を、分布特徴量として特徴量情報DB150より読み出す。
【0111】
図15に示すように、照合部1430は、診断対象のCT画像1500のうちの右肺の長方形の画像1510より算出した分布特徴量と、CT画像800のうちの右肺の長方形の画像1110より算出した分布特徴量との間の類似度を算出する。具体的には、長方形の画像1510内の異常陰影の各ブロック(例えば、ブロック1540)と、長方形の画像1110内の異常陰影の各ブロック(例えば、ブロック840)との間の距離D1を、Earth Mover’s Distanceにより算出する。
【0112】
また、照合部1430は、診断対象のCT画像1500のうちの左肺の長方形の画像1520より算出した分布特徴量と、CT画像800のうちの左肺の長方形の画像1120より算出した分布特徴量との間の類似度を算出する。具体的には、長方形の画像1520内の異常陰影の各ブロック(例えば、ブロック1550)と、長方形の画像1120内の異常陰影の各ブロック(例えば、ブロック850)との間の距離D2を、Earth Mover’s Distanceにより算出する。
【0113】
更に、照合部1430は、各肺ごとに算出した類似度を足し合せることで、総合類似度を算出する。具体的には、照合部1430は、総合類似度として、D=D1+D2を算出する。
【0114】
<CT画像処理システムにおける類似症例画像検索処理>
次に、CT画像処理システム100における類似症例画像検索処理全体の流れについて説明する。
図16は、CT画像処理システムにおける類似症例画像検索処理を示すシーケンス図である。
【0115】
図16に示すように、類似症例画像検索処理は、登録フェーズと検索フェーズとに大別することができる。はじめに、登録フェーズについて説明する。
【0116】
ステップS1601において、CT装置110は、患者のCT画像800を撮影する。CT画像800の撮影に際して、類似症例画像検索装置120には、患者情報が入力される。
【0117】
ステップS1602において、CT装置110は、撮影により得られたCT画像800を、類似症例画像検索装置120の登録部141に送信する。
【0118】
ステップS1603において、登録部141は、CT装置110より送信されたCT画像800を取得し、識別子を付したうえで、患者情報とともに、画像DB130に格納する。なお、登録部141がCT画像800を画像DB130に格納するにあたり、読影医等が、当該CT画像800についての診断を行い、診断結果をあわせて格納するようにしてもよい。
【0119】
ステップS1604において、登録部141は、取得したCT画像800を複数のブロックに分割するとともに、各ブロックについて陰影の種類を識別する。
【0120】
ステップS1605において、登録部141は、陰影の種類が識別された各ブロックを長方形の画像1110、1120に写像することで、分布特徴量を算出する。
【0121】
ステップS1606において、登録部141は、算出した分布特徴量を、CT画像800の識別子と対応付けて、識別した陰影の種類ごとに特徴量情報DB150に格納する。
【0122】
以上で、登録フェーズが完了する。なお、
図16は、登録フェーズにおける患者一人分の処理の例であり、実際には、登録フェーズにおいて、複数患者分の処理が行われるものとする。
【0123】
続いて、検索フェーズについて説明する。ステップS1611において、CT装置110は、診断対象の患者のCT画像1500を撮影する。CT画像1500の撮影に際して、類似症例画像検索装置120には、診断対象の患者の患者情報が入力される。
【0124】
ステップS1612において、CT装置110は、撮影により得られたCT画像1500を、類似症例画像検索装置120の検索部142に送信する。
【0125】
ステップS1613において、検索部142は、CT装置110より送信されたCT画像1500を取得する。また、検索部142は、取得したCT画像1500を表示制御部143に通知する。
【0126】
ステップS1614において、表示制御部143は、表示画面300を表示し、検索部142より通知されたCT画像1500を、表示画面300の診断対象画像表示領域310に表示する。
【0127】
ステップS1615において、表示制御部143は、表示画面300の検索条件指定領域320において指定された検索条件を受け付ける。また、表示制御部143は、表示画面300の検索ボタン330を介して入力された検索指示を受け付ける。
【0128】
ステップS1616において、表示制御部143は、受け付けた検索条件及び検索指示を検索部142に通知する。
【0129】
ステップS1617において、検索部142は、表示制御部143より検索指示の通知を受けると、取得したCT画像1500を複数のブロックに分割し、検索条件に応じた種類の異常陰影のブロック(例えば、ブロック1540、1550)を識別する。
【0130】
ステップS1618において、検索部142は、CT画像1500の各ブロックを長方形の画像1510、1520に写像することで、検索条件に応じた種類の異常陰影のブロック(例えば、ブロック1540、1550)の分布特徴量を算出する。
【0131】
ステップS1619において、検索部142は、特徴量情報DB150より特徴量情報500を読み出す。
【0132】
ステップS1620において、検索部142は、読み出した特徴量情報500に含まれる各検索対象の分布特徴量と、ステップS1618において算出した診断対象のCT画像1500の分布特徴量との間で総合類似度を算出する。また、検索部142は、算出した総合類似度の高い順に、特徴量情報500の各検索対象に対応付けられたID等をソートする。
【0133】
ステップS1621において、検索部142は、総合類似度の高い所定数の検索対象に対応付けられたID等と総合類似度とを、検索結果として、表示制御部143に通知する。
【0134】
ステップS1622において、表示制御部143は、検索部142より通知された検索結果を、検索結果表示領域340に表示する。
【0135】
ステップS1623において、表示制御部143は、検索結果表示領域340において、読影医等により所定の検索結果が選択された場合に、CT画像表示指示として受け付ける。
【0136】
ステップS1624において、表示制御部143は、選択された検索結果に含まれるIDを特定し、特定したIDにより識別されるCT画像800を、画像DB130より読み出す。
【0137】
ステップS1625において、表示制御部143は、読み出したCT画像800を、類似症例検索結果表示領域350に表示する。これにより、読影医等は、診断対象のCT画像1500の症例に類似する類似症例のCT画像800を参照しながら、診断対象のCT画像1500について診断を行うことができる。
【0138】
<類似症例画像検索処理結果>
次に、類似症例画像検索処理の処理結果について説明する。
図17は、類似症例画像検索処理結果の一例を示す図である。
図17において、CT画像1500は診断対象のCT画像であり、CT画像800及びCT画像1700は、登録部141により分布特徴量が特徴量情報DB150に登録されたCT画像である。
【0139】
図17に示すように、診断対象のCT画像1500の場合、異常陰影のブロック(例えば、ブロック1540、1550等)は、肺野領域内の末梢部位に分布している。また、登録部141により分布特徴量が登録されたCT画像のうち、CT画像800については、異常陰影のブロック(例えば、ブロック840、850等)が肺野領域内の末梢部位に分布している。一方、CT画像1700については、異常陰影のブロック(例えば、ブロック1710、1720等)が肺野領域内の中枢部位に分布している。
【0140】
ここで、診断対象のCT画像1500より抽出された異常陰影のブロック(例えば、ブロック1540、1550等)と、CT画像800より抽出された異常陰影のブロック(例えば、ブロック840、850等)との間の距離をD10とする。つまり、距離D10は、異常陰影のブロックのCT画像上の位置に基づいて算出された距離である。
【0141】
また、診断対象のCT画像1500より抽出された異常陰影のブロック(例えば、ブロック1540、1550等)と、CT画像1700より抽出された異常陰影のブロック(例えば、ブロック1710、1720等)との間の距離をD20とする。つまり、距離D20は、異常陰影のブロックのCT画像上の位置に基づいて算出された距離である。
【0142】
距離D10と距離D20とを比較すると、距離D20の方が距離が短い。つまり、CT画像1500における異常陰影のブロックの位置は、CT画像800における異常陰影のブロックの位置よりも、CT画像1700における異常陰影のブロックの位置に類似している。このため、CT画像上の位置に基づいて類似度を算出した場合、CT画像1700の方が、高い類似度が算出されることとなり、CT画像800が類似症例のCT画像として検索されなくなってしまう。
【0143】
ここで、CT画像1500の異常陰影のブロックと、CT画像1700の異常陰影のブロックとは、比較的近い位置に分布しているが、前者は末梢部位に発生した異常陰影であり、後者は中枢部位に発生した異常陰影である。つまり、両者は、発生部位が組織的に異なる異常陰影であり、類似症例のCT画像ではない。
【0144】
一方、CT画像1500の異常陰影のブロックとCT画像の800の異常陰影のブロックとは、比較的離れた位置に分布しているが、両者とも末梢部位に発生した異常陰影である。つまり、発生部位が組織的に同じ異常陰影であり、類似症例のCT画像である。
【0145】
ここで、第1の実施形態における類似症例画像検索装置120の場合、元のCT画像と比較して、中枢部位と末梢部位との間の距離が離れるように各ブロックが写像されたうえで、分布特徴量が算出される。つまり、発生部位が組織的に異なる異常陰影が、より識別しやすくなるようにCT画像の写像が行われて、分布特徴量が算出される。
【0146】
この結果、CT画像1500の分布特徴量とCT画像800の分布特徴量とは類似することとなり、両者に基づいて算出される総合類似度Dは大きくなる。一方、CT画像1500の分布特徴量とCT画像1700の分布特徴量とは非類似となり、両者に基づいて算出される総合類似度D’は小さくなる。つまり、CT画像800が、類似症例のCT画像として検索されることになる。
【0147】
以上の説明から明らかなように、びまん性肺疾患の場合、CT画像上の位置の類否に基づく検索では、類似症例のCT画像の検索が困難であった。これに対して、類似症例画像検索装置120では、発生部位の組織的観点から所定形状の画像に写像したうえで異常陰影の位置(分布特徴量)を算出し、当該分布特徴量を用いてCT画像の検索を行う。これにより、第1の実施形態における類似症例画像検索装置120によれば、びまん性肺疾患について、類似症例のCT画像の検索を可能にする検索技術を提供できる。
【0148】
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、CT画像内の各ブロックを長方形の画像に写像するものとして説明した。しかしながら、写像先は長方形の画像に限定されない。
【0149】
図18は、分布変換部による非線形写像処理の他の一例を示す図である。
図18(a)の例は、CT画像内の各ブロックを台形の画像に写像する場合を示している。
図18(a)の場合、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1081を、中枢部位の両端部を示す境界点1031、1051が、台形の画像1810の輪郭の2つの頂点1811、1812に配置されるように写像する。また、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1082を、末梢部位の両端部を示す境界点1071、1072が、台形の画像1810の輪郭の2つの頂点1813、1814に配置されるように写像する。
【0150】
なお、写像するにあたり非線形写像部723は、輪郭1081、1082よりサンプル点を等間隔で抽出し、各サンプル点が写像先で等間隔になるように写像する。
【0151】
また、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1083を、中枢部位の両端部を示す境界点1032、1052が、台形の画像1820の輪郭の2つの頂点1821、1822に配置されるように写像する。また、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1084を、末梢部位の両端部を示す境界点1073、1074が、台形の画像1820の輪郭の2つの頂点1823、1824に配置されるように写像する。
【0152】
なお、写像するにあたり非線形写像部723は、輪郭1083、1084よりサンプル点を等間隔で抽出し、各サンプル点が写像先で等間隔になるように写像する。
【0153】
また、非線形写像部723は、境界点抽出部722より抽出された輪郭1131を、境界点1051、1072が、台形の画像1810の輪郭の2つの頂点1812、1814に配置されるように写像する。また、非線形写像部723は、境界点抽出部722より抽出された輪郭1132を、境界点1031、1071が、台形の画像1810の輪郭の2つの頂点1811、1813に配置されるように写像する。
【0154】
なお、写像するにあたり非線形写像部723は、輪郭1131、1132よりサンプル点を等間隔で抽出し、各サンプル点が写像先で等間隔になるように写像する。
【0155】
また、非線形写像部723は、境界点抽出部722より抽出された輪郭1133を、境界点1052、1074が、台形の画像1820の輪郭の2つの頂点1822、1824に配置されるように写像する。また、非線形写像部723は、境界点抽出部722より抽出された輪郭1134を、境界点1032、1073が、台形の画像1820の輪郭の2つの頂点1821、1823に配置されるように写像する。
【0156】
図18(b)の例は、CT画像内の各ブロックを2つの曲線と2つの直線により囲まれた所定形状の画像に写像する場合を示している。
図18(b)の場合、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1081を、中枢部位の両端部を示す境界点1031、1051が、所定形状の画像1830の輪郭の2つの頂点1831、1832に配置されるように写像する。
【0157】
また、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1082を、末梢部位の両端部を示す境界点1071、1072が、所定形状の画像1830の2つの頂点1833、1834に配置されるように写像する。
【0158】
なお、写像するにあたり非線形写像部723は、輪郭1081、1082よりサンプル点を等間隔で抽出し、各サンプル点が写像先で等間隔になるように写像する。
【0159】
また、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1083を、中枢部位の両端部を示す境界点1032、1052が、所定形状の画像1840の輪郭の2つの頂点1841、1842に配置されるように写像する。また、非線形写像部723は、境界点抽出部722により抽出された輪郭1084を、末梢部位の両端部を示す境界点1073、1074が、所定形状の画像1840の輪郭の2つの頂点1843、1844に配置されるように写像する。
【0160】
なお、写像するにあたり非線形写像部723は、輪郭1083、1084よりサンプル点を等間隔で抽出し、各サンプル点が写像先で等間隔になるように写像する。
【0161】
また、非線形写像部723は、境界点抽出部722より抽出された輪郭1131を、境界点1051、1072が、台形の画像1830の輪郭の2つの頂点1832、1834に配置されるように写像する。また、非線形写像部723は、境界点抽出部722より抽出された輪郭1132を、境界点1031、1071が、台形の画像1830の輪郭の2つの頂点1831、1833に配置されるように写像する。
【0162】
なお、写像するにあたり非線形写像部723は、輪郭1131、1132よりサンプル点を等間隔で抽出し、各サンプル点が写像先で等間隔になるように写像する。
【0163】
また、非線形写像部723は、境界点抽出部722より抽出された輪郭1133を、境界点1052、1074が、台形の画像1840の輪郭の2つの頂点1842、1844に配置されるように写像する。また、非線形写像部723は、境界点抽出部722より抽出された輪郭1134を、境界点1032、1073が、台形の画像1840の輪郭の2つの頂点1841、1843に配置されるように写像する。
【0164】
このように、写像先の画像は、CT画像内において分布する異常陰影が、肺野領域内の中枢部位に分布しているのか、末梢部位に分布しているのかが識別可能となる形状を有する画像であれば、長方形の画像に写像するのと同様の効果が得られる。つまり、発生部位の組織的観点から算出した異常陰影の位置(分布特徴量)を用いて検索を行うことができるため、びまん性疾患について、類似症例のCT画像の検索を可能にする検索技術を提供できる。
【0165】
[その他の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態では、CT画像内のブロックを写像する所定形状の画像の縦横比について特に言及しなかったが、“縦の長さ<横の長さ”を満たしていれば、任意の縦横比を適用することが可能である。
【0166】
また、上記第1及び第2の実施形態では、中枢部位及び末梢部位の輪郭を、所定形状の画像の輪郭の一部として、縦の固定輪郭に写像するものとして説明した。しかしながら、中枢部位及び末梢部位の輪郭を、所定形状の画像の輪郭の一部として、横の固定輪郭に写像するようにしてもよい。写像先において、中枢部位の輪郭と末梢部位の輪郭とが、互いに対向する位置の固定輪郭に写像されていれば、同様の効果が得られるからである。ただし、この場合、所定形状の画像の縦横比は、“縦の長さ>横の長さ”を満たすことが必要となる。
【0167】
また、上記第1及び第2の実施形態では、特徴量情報500とCT画像情報600とを異なるDBに分けて格納する場合について説明したが、特徴量情報500とCT画像情報600とは、同じDBに格納してもよい。
【0168】
また、上記第1及び第2の実施形態では、検索指示を受け付けてから診断対象のCT画像1500について分布特徴量を算出するものとして説明したが、診断対象のCT画像1500の分布特徴量は、検索指示を受け付ける前に算出しておいてもよい。
【0169】
また、上記第1及び第2の実施形態では、びまん性肺疾患のCT画像に適用する例を説明したが、びまん性の疾患であれば、肺以外の臓器の疾患についてのCT画像に適用してもよい。
【0170】
また、上記第1及び第2の実施形態では、医用画像としてCT画像を表示する場合について説明したが、CT画像以外の医用画像(例えば、MRI(Magnetic resonance imaging)画像)を表示する場合に適用してもよい。
【0171】
なお、開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
びまん性疾患の診断において、医用画像における臓器領域内の異常陰影の位置に基づいて類似症例の医用画像を検索する場合に、
前記異常陰影が前記臓器領域内の第1の部位に分布しているのか、該第1の部位とは異常陰影の発生部位が組織的に異なる第2の部位に分布しているのかが識別可能となるように、前記医用画像における前記臓器領域を、所定形状の画像に写像し、
写像後の前記異常陰影の前記所定形状の画像内での位置を算出する、
処理をコンピュータに実行させるための類似症例画像検索プログラム。
(付記2)
前記医用画像における前記臓器領域を、前記第1の部位と前記第2の部位との距離が離れるように写像することを特徴とする付記1に記載の類似症例画像検索プログラム。
(付記3)
診断対象の前記医用画像における前記臓器領域を、前記所定形状の画像に写像した場合の、該臓器領域内の前記異常陰影の該所定形状の画像内での位置を示す第1の座標と、
検索対象の医用画像における臓器領域を、前記所定形状の画像に写像した場合の、該臓器領域内の異常陰影の該所定形状の画像内での位置を示す第2の座標と、
に基づいて、前記診断対象の医用画像に類似する医用画像を、検索対象の医用画像の中から検索する処理をコンピュータに実行させる付記1または2に記載の類似症例画像検索プログラム。
(付記4)
前記第1の座標と前記第2の座標との間の距離に基づいて、前記診断対象の医用画像に類似する医用画像を、検索対象の医用画像の中から検索することを特徴とする付記3に記載の類似症例画像検索プログラム。
(付記5)
前記臓器領域は肺野領域であり、右肺について算出した前記第1の座標と前記第2の座標との間の距離と、左肺について算出した前記第1の座標と前記第2の座標との間の距離との合計値に基づいて、前記診断対象の医用画像に類似する医用画像を、検索対象の医用画像の中から検索することを特徴とする付記4に記載の類似症例画像検索プログラム。
(付記6)
前記臓器領域の輪郭のうち、前記第1の部位に対応する第1の輪郭を、前記所定形状の画像の輪郭の一部である第1の固定輪郭に写像し、前記第2の部位に対応する第2の輪郭を、前記所定形状の画像の輪郭のうち前記第1の輪郭に対向する位置の第2の固定輪郭に写像することを特徴とする付記1に記載の類似症例画像検索プログラム。
(付記7)
前記臓器領域の輪郭を縮小した縮小輪郭のうち、前記第1の部位に対応する第1の縮小輪郭を、前記所定形状の画像の輪郭を縮小した縮小輪郭の一部である第1の縮小固定輪郭に写像し、前記第2の部位に対応する第2の縮小輪郭を、前記所定形状の画像の輪郭を縮小した縮小輪郭のうち、前記第1の縮小固定輪郭に対向する位置の第2の縮小固定輪郭に写像することを特徴とする付記6に記載の類似症例画像検索プログラム。
(付記8)
前記臓器領域の輪郭と、前記臓器領域の輪郭を縮小した前記縮小輪郭との間の領域を、該輪郭及び該縮小輪郭との位置関係が維持されるように、前記所定形状の画像に写像することを特徴とする付記7に記載の類似症例画像検索プログラム。
(付記9)
前記臓器領域の輪郭を縮小したn番目の縮小輪郭と、前記臓器領域の輪郭を更に縮小した(n+1)番目の縮小輪郭との間の領域を、該n番目の縮小輪郭及び該(n+1)番目の縮小輪郭との位置関係が維持されるように、前記所定形状の画像に写像することを特徴とする付記7に記載の類似症例画像検索プログラム。
(付記10)
びまん性疾患の診断において、医用画像における臓器領域内の異常陰影の位置に基づいて類似症例の医用画像を検索する類似症例画像検索装置であって、
前記異常陰影が前記臓器領域内の第1の部位に分布しているのか、該第1の部位とは異常陰影の発生部位が組織的に異なる第2の部位に分布しているのかが識別可能となるように、前記医用画像における前記臓器領域を、所定形状の画像に写像する写像部と、
写像後の前記異常陰影の前記所定形状の画像内での位置を算出する算出部と
を有することを特徴とする類似症例画像検索装置。
(付記11)
びまん性疾患の診断において、医用画像における臓器領域内の異常陰影の位置に基づいて類似症例の医用画像を検索する場合に、
前記異常陰影が前記臓器領域内の第1の部位に分布しているのか、該第1の部位とは異常陰影の発生部位が組織的に異なる第2の部位に分布しているのかが識別可能となるように、前記医用画像における前記臓器領域を、所定形状の画像に写像し、
写像後の前記異常陰影の前記所定形状の画像内での位置を算出する、
処理をコンピュータが実行する類似症例画像検索方法。
【0172】
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。