特許6805793IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

圧縮機に関し、特に、圧縮機構へ潤滑油を供給するための給油構造に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ここで、開閉弁はインジェクション通路(90)の途中に設けられるので、インジェクション通路(90)の圧縮室への開口部と開閉弁との間が比較的大きな死容積(圧縮に関与せず吐出後に冷媒が残る容積)になる。圧縮機では、吸入行程、圧縮行程、吐出行程がこの順に繰り返し行われるが、死容積が大きいと吐出行程が完了して次の圧縮行程が開始されるときに該死容積から圧縮室へ冷媒が逆流して再膨張し、圧縮室への吸入冷媒が少なくなるために圧縮機の効率が低下してしまう。 本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、中間インジェクションを行う圧縮機において、インジェクション通路が死容積になることで圧縮機の効率が低下するのを抑えることである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

第1の発明の圧縮機は、底部に潤滑油を貯留するケーシング(11)と、ケーシング(11)内に設けられ、冷媒を吸入して圧縮するための圧縮室(31)が内部に形成された圧縮機構(30)と、圧縮途中の圧縮室(31)に冷媒を導入するためのインジェクション通路(90)と、インジェクション通路(90)に設けられ、該インジェクション通路(90)を開閉する弁機構(91)と、インジェクション通路(9・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、圧縮機構(30)の動作中に、インジェクション動作を行うか行わないかに関わらず、給油通路(80)からインジェクション通路(90)を通って潤滑油が圧縮室(31)へ供給されるように構成したことにより、該インジェクション通路(90)が死容積になるのを抑えられるから、トータルの死容積を小さくし、圧縮機の効率が低下するのを抑えられる。 第1の発明によれば、インジェクション通路(90)における弁機構(91)の下流に圧縮室(31)へ向かう冷媒の流通だけを許容するように開閉する逆止弁(95)を設け、給油通路(80)を、逆止弁(95)の開閉状態によらずインジェクション通路(90)に逆止弁(95)の下流側で連通するようにしたことにより、インジェクション通路(90)における逆止弁(95)の下流側に常に潤滑油が流通し、死容積が低減されるから、圧縮機の効率が低下するのを簡単な構成でより確実に抑えられる。 第2の発明によれば、駆動軸の第1通路(81)と圧縮機構(30)の第2通路(82)を通ってインジェクション通路(90)へ流入してから圧縮室(31)に供給されるようにしたことにより、各発明と同様にインジェクション通路(90)を潤滑油が流れるので、死容積を小さくして圧縮機の効率低下を抑えられる。 第3の発明によれば、ケーシング(11)の底部に溜まった潤滑油がケーシング(11)外の管体(100)を通ってインジェクション通路(90)へ流入してから圧縮室(31)へ供給されるようにしたことにより、各発明と同様にインジェクション通路(90)を潤滑油が流れるので、死容積を小さくして圧縮機の効率低下を抑えられる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明の実施形態1に係るスクロール圧縮機の構成を示す縦断面図である。

【図2】図2は、図1のII−II線断面図である。

【図3】図3は、インジェクション通路及び給油通路の合流部分を示す拡大断面図である。

【図4】実施形態2に係るスクロール圧縮機の構成を示す縦断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 スクロール圧縮機   11 ケーシング   23 駆動軸   30 圧縮機構   31 圧縮室   80 給油通路   81 第1通路   82 第2通路   90 インジェクション通路   91 弁機構   95 逆止弁   100 パイプ(管体)  

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