特許第6805864号(P6805864)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6805864
(24)【登録日】2020年12月8日
(45)【発行日】2020年12月23日
(54)【発明の名称】表示プログラム、表示方法及び表示装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/9035 20190101AFI20201214BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20201214BHJP
【FI】
   G06F16/9035
   G06Q30/02 312
【請求項の数】11
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2017-24444(P2017-24444)
(22)【出願日】2017年2月13日
(65)【公開番号】特開2018-132839(P2018-132839A)
(43)【公開日】2018年8月23日
【審査請求日】2019年11月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】朱 偉
【審査官】 原 秀人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−070710(JP,A)
【文献】 特開2004−310417(JP,A)
【文献】 特開2001−282805(JP,A)
【文献】 特開2013−084048(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0280123(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/9035
G06Q 30/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユーザが関心を持つワードであって、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第1のワード群として記憶部に記憶し、第2のユーザが関心を持つワードであって、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第2のワード群として記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶した前記第1のワード群のうち指定された時に対応する第3のワード群を表示するとともに、前記第2のワード群のうち指定された前記時に対応する第4のワード群を表示する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする表示プログラム。
【請求項2】
前記第1のワード群、前記第2のワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされた場合に、前記第3のワード群に含まれるワード、前記第4のワード群に含まれるワードの表示態様を設定された重み付けに応じた表示態様で表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示プログラム。
【請求項3】
前記第3のワード群又は前記第4のワード群に含まれる特定のワードと同じワードが前記第2のワード群又は前記第1のワード群に含まれる場合に、前記特定のワードを基準とする共通するワードの方向を表示する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示プログラム。
【請求項4】
前記共通するワードの方向は、ワード間を結ぶ結線により表示される、
ことを特徴とする請求項3に記載の表示プログラム。
【請求項5】
前記第1のワード群、前記第2のワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされた場合に、前記特定のワードと前記共通するワードの双方は、設定された重み付けが所定の条件を満たすワードの中から選ばれる、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の表示プログラム。
【請求項6】
それぞれ時に対応付けられた一つ又は複数のワードを有する第5のワード群を追加表示する、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示プログラム。
【請求項7】
前記重み付けは、前記第1のユーザ又は前記第2のユーザの関心度の高さに応じた重み付けである、
ことを特徴とする請求項2に記載の表示プログラム。
【請求項8】
前記表示態様は、前記各ワードを前記重み付けの設定に応じた大きさで表示する表示態様である、
ことを特徴とする請求項2に記載の表示プログラム。
【請求項9】
前記表示態様は、前記各ワードを所定のカテゴリ別に分類して色分け表示する表示態様である、
ことを特徴とする請求項2に記載の表示プログラム。
【請求項10】
第1のユーザが関心を持つワードであって、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第1のワード群として記憶部に記憶し、第2のユーザが関心を持つワードであって、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第2のワード群として記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶した前記第1のワード群のうち指定された時に対応する第3のワード群を表示するとともに、前記第2のワード群のうち指定された前記時に対応する第4のワード群を表示する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする表示方法。
【請求項11】
第1のユーザが関心を持つワードであって、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第1のワード群として記憶部に記憶し、第2のユーザが関心を持つワードであって、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第2のワード群として記憶部に記憶する登録部と、
前記記憶部に記憶した前記第1のワード群のうち指定された時に対応する第3のワード群を表示するとともに、前記第2のワード群のうち指定された前記時に対応する第4のワード群を表示する表示制御部と、
を有することを特徴とする表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示プログラム、表示方法及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、保険外交員などの営業職員は、顧客に対して業務の話をする前に、世間話や雑談をして顧客との信頼関係の構築を行う。例えば、営業職員は、自分自身が興味あることについて情報収集し、情報開示することで顧客の心を開く。また、天気や社会現象、時事は安易な話題となり効果は現れないことが多いため、営業職員は、顧客と共通する話題を見つけて親近感をより深めようと努力する。そのため、営業職員は、顧客との信頼関係構築のために、顧客との共通点に関する情報を収集している。そして、営業職員は、顧客の趣味や趣向、地域などにマッチした話題を提供し、顧客の情報を探り出す話題を提供しようとする。
【0003】
そこで、営業職員は、顧客に提供する話題についての情報を得るために、様々な情報技術を利用している。こうした情報技術として、例えば、各通話者に対して通話中に好みに適した話題情報を提供する話題情報提供システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−115951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば、人の興味や関心も時とともに変化するため、上述の技術では、必ずしも適切な話題が提供できる訳ではない。例えば、顧客の興味や関心が過去、現在、未来によって変化してしまうことがある。このため、営業職員は、顧客に適切な話題を提供できず、顧客との信頼関係の構築に苦心する場合がある。
【0006】
一つの側面では、本発明は、適切な話題の提供を支援できる表示プログラム、表示方法及び表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一つの態様では、表示プログラムは、コンピュータに以下の処理を実行させる。コンピュータは、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第1のワード群として記憶部に記憶し、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第2のワード群として記憶部に記憶する。コンピュータは、前記記憶部に記憶した前記第1のワード群のうち指定された時に対応する第3のワード群を表示するとともに、前記第2のワード群のうち指定された前記時に対応する第4のワード群を表示する。
【発明の効果】
【0008】
適切な話題の提供を支援できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施例1についての概要を説明するための図である。
図2図2は、キーワード抽出方法の一例を説明するための図である。
図3図3は、話題提供画面の一例を示す図である。
図4図4は、実施例1に係る表示システムの概略的な構成の一例を示す図である。
図5図5は、サーバ装置の構成の一例を示す図である。
図6図6は、ユーザ情報DBのデータ構成の一例を示す図である。
図7図7は、ユーザ情報DBの関心事情報のデータ構成の一例を示す図である。
図8図8は、顧客情報DBのデータ構成の一例を示す図である。
図9図9は、顧客情報DBの関心事情報のデータ構成の一例を示す図である。
図10図10は、類似語DBのデータ構成の一例を示す図である。
図11図11は、地域情報のデータ構成の一例を示す図である。
図12図12は、家族構成情報のデータ構成の一例を示す図である。
図13図13は、世の中のキーワード情報のデータ構成の一例を示す図である。
図14図14は、ユーザAのワード情報ファイルのデータ構成の一例を示す図である。
図15図15は、顧客Bのワード情報ファイルのデータ構成の一例を示す図である。
図16図16は、ユーザと顧客の興味キーワードの時系列表示の一例を示す図である。
図17図17は、共通ワード情報ファイルのデータ構成の一例を示す図である。
図18図18は、共通の興味キーワードを結線で表示した場合の時系列表示の一例を示す図である。
図19図19は、世の中のワード情報ファイルのデータ構成の一例を示す図である。
図20図20は、共通ワード情報ファイルのデータ構成の一例を示す図である。
図21図21は、世の中のキーワードを追加した場合の時系列表示の一例を示す図である。
図22図22は、スライドバーを過去に動かした場合の時系列表示の一例を示す図である。
図23図23は、顧客プロファイル情報表示画面の一例を示す図である。
図24図24は、実施例1の表示処理の一例を示すフローチャートである。
図25図25は、興味キーワードとともに画像を表示する場合の時系列表示の一例を示す図である。
図26図26は、興味キーワードに代えて画像を表示する場合の時系列表示の一例を示す図である。
図27図27は、表示プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて、本願の開示する表示プログラム、表示方法及び表示装置の実施例を詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下の実施例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせてもよい。
【0011】
本実施形態では、ユーザとして保険外交員などの営業職員が、顧客との共通点を視覚化するために利用する場合を例に説明する。
【実施例1】
【0012】
図1は、実施例1についての概要を説明するための図である。図1に示すように、本実施例に係る表示装置(サーバ装置12、図4参照)は、例えば、営業職員情報データベース(以下、データベースをDBと表す場合がある。)、顧客情報DB、及び、類似語DBを含む。営業職員情報DBと顧客情報DBには、それぞれ時間付きの情報が含まれている。ここで、時間付きの情報とは、例えば、それぞれ時に対応付けられた興味キーワードであり、「ドラマ」(現在)、「ダイエット」(現在)、「サッカー」(現在)、及び、「舞台」(現在)などである。本実施例に係る表示装置は、営業職員情報DBと顧客情報DBとから、それぞれ時に対応付けられた複数の興味キーワード(以下、単にキーワード、ワードという場合もある。)を抽出して登録する。
【0013】
本実施例に係る表示装置は、営業職員情報DBから抽出して登録した複数の興味キーワードを、ユーザの登録ワード群(第1のワード群)として記憶部に記憶する。本実施例に係る表示装置は、顧客情報DBから抽出して登録した複数の興味キーワードを、顧客の登録ワード群(第2のワード群)として記憶部に記憶する。本実施例に係る表示装置は、記憶部に記憶したユーザの登録ワード群のうち指定された時に対応するユーザの表示ワード群(第3のワード群)を表示する。本実施例に係る表示装置は、顧客の登録ワード群のうち指定された時に対応する顧客の表示ワード群(第4のワード群)を表示する。本実施例に係る表示装置は、例えば、図1に示すように、ユーザである営業職員が使用する端末に対して、ユーザと顧客の過去、現在、未来の興味キーワードのうち、指定された時として現在の興味キーワードをそれぞれ表示する。このため、本実施例に係る表示装置によれば、例えば、ユーザは、ユーザと顧客との興味キーワードを過去、現在、未来に対応付けて把握することができる。また、本実施例に係る表示装置によれば、人の興味や関心も時とともに変化すること等を考慮することもできるので、適切な話題の提供を支援することができる。
【0014】
また、本実施例に係る表示装置では、ユーザの登録ワード群、顧客の登録ワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされる。この場合に、本実施例に係る表示装置は、ユーザの表示ワード群に含まれるワード、顧客の表示ワード群に含まれるワードの表示態様を、設定された重み付けに応じた表示態様で表示することができる。例えば、本実施例に係る表示装置は、図1に示すように、「ドラマ」、「ダイエット」、「サッカー」、及び、「舞台」などの興味キーワードを、それぞれの重み付けに応じた文字サイズ(フォントの大きさ)で表示することができる。重み付けとしては、例えば、ユーザや顧客の各ワードへの関心度の高さを用いることができる。顧客の各ワードへの関心度については、例えば、ライフイベントや記事に対する顧客の反応の記録などを利用して計算することができる。
【0015】
また、本実施例に係る表示装置は、ユーザ又は顧客の表示ワード群に含まれる特定のワードと同じワードが、顧客又はユーザの登録ワード群に含まれる場合に、その特定のワードを基準とする共通するワードの方向を表示することができる。例えば、図1に示すように、共通するワードの方向は、ワード間を結ぶ結線により表示することができる。これにより、ユーザは顧客との共通点を視覚的に確認することができ、顧客との共通点が過去、現在、未来のどの時点のものと共通しているかも容易に確認することができる。
【0016】
図2は、キーワード抽出方法の一例を説明するための図である。図2に示すように、本実施例に係る表示装置は、ユーザの登録ワード群と顧客の登録ワード群との間で共通する興味キーワードについて、単純な文字列の比較ではなく、類似語DB等を利用して共通点を抽出する。なお、図2に示したキーワード抽出方法の各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0017】
プロフィール情報は、例えば、趣味、地域、家族構成、所有品等についての情報が挙げられる。また、関心事情報は、例えば、話題に対する顧客の反応についての情報が挙げられる。顧客の反応の情報は、例えば、ユーザが顧客を訪問した際に提供した話題に対する顧客の反応の記録から、それぞれ時に対応付けられた複数のキーワードが抽出され、タグ情報化して記憶部に記憶される。
【0018】
また、趣味の情報は、例えば、過去の趣味及び現在の趣味についての記録を利用できる。趣味の情報は、単純な文字列の比較ではなく、類似語DB等を利用して共通点が抽出される。具体的には、例えば、「ダイエット」は、「健康」と類似のキーワードとして認識されることにより、共通点として抽出される。
【0019】
地域の情報は、例えば、現在の住所、出身地、及び、過去に行った場所などの記録を利用できる。地域の情報は、例えば、ユニークな地域コードを使用して共通エリアが抽出される。具体的には、例えば、「大田区」と「品川区」とは、共通エリアとして「東京都」が抽出される。
【0020】
家族構成の情報は、例えば、要介護の親の有無、単身家族、及び、子育て等の記録を利用できる。家族構成の情報は、例えば、顧客と営業職員の家族構成を比較し、過去、現在、未来を含めて共通点が抽出される。具体的には、例えば、「小学生がいる」と「大学生がいる」という情報から、過去、現在、未来を含む共通点として、「子育て」や「中学受験」というキーワードが抽出される。
【0021】
所有品の情報は、例えば、営業職員が顧客を訪問した際に目に留まるような「車」や「ゴルフクラブ」などの所有品の記録を利用できる。所有品の情報は、例えば、顧客の所有品と営業職員の趣味とが比較され、共通点が抽出される。
【0022】
なお、本実施例に係る表示装置は、図1に示した画面上でいずれかのキーワードが選択されると、選択されたキーワードに応じたコンテンツを表示することができる。図3は、話題提供画面の一例を示す図である。図3に示すように、本実施例に係る表示装置は、キーワードでコンテンツを検索し、又は、キーワード及び時情報でアーカイブ検索し、検索結果に応じて話題提供画面を表示する。これにより、営業職員は、例えば、互いの興味や共通点を確認することで、顧客との共通点に関連する話題を顧客に提供することができる。
【0023】
[システム構成例]
次に、実施例1に係る表示システム10の一例を説明する。図4は、実施例1に係る表示システムの概略的な構成の一例を示す図である。図4に示すように、表示システム10は、ユーザ端末11と、サーバ装置12とを有する。本実施例では、サーバ装置12が表示装置に対応する。
【0024】
表示システム10は、キーワードを時系列に表示して共通点を視覚化するシステムである。ユーザ端末11は、サーバ装置12とネットワークNを介して通信可能に接続されている。かかるネットワークNの一態様としては、有線又は無線を問わず、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)、移動体通信網などの任意の種類の通信網を採用できる。
【0025】
ユーザ端末11は、ユーザである営業職員が所持する装置である。例えば、ユーザ端末11は、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末装置である。営業職員は、ユーザ端末11を用いてサーバ装置12にアクセスし、顧客のプロフィール情報等を表示させることができる。さらに、営業職員は、時に対応付けられたキーワードを顧客のプロフィール情報等から抽出して表示させ、共通点を視覚的に確認することもできる。
【0026】
サーバ装置12は、それぞれ時に対応付けられた複数のワードを表示して共通点を視覚化する表示サービスをユーザに提供するコンピュータである。表示サービスは、1台のコンピュータにより提供してもよく、また、複数台のコンピュータによるコンピュータシステムにより提供してもよい。なお、本実施例では、表示サービスを1台のサーバ装置12により提供する場合の一例を説明する。
【0027】
[サーバ装置]
次に、実施例1に係るサーバ装置12の構成について説明する。図5は、サーバ装置の構成の一例を示す図である。図5に示すように、サーバ装置12は、通信部20と、記憶部21と、制御部22とを有する。なお、サーバ装置12は、図5に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
【0028】
通信部20は、他の装置との間で通信制御を行うインタフェースである。通信部20は、ネットワークNを介して他の装置と各種情報を送受信する。通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現することができる。
【0029】
記憶部21は、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部21は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。また、記憶部21は、データの記憶及び提供を行う外部サーバであってもよい。
【0030】
記憶部21は、各種プログラムを記憶する。また、記憶部21は、各種プログラムで用いられる各種データ、及び、制御部22での処理に用いる情報を記憶する。記憶部21は、ユーザ情報DB30と、顧客情報DB31と、類似語DB32とを有する。例えば、ユーザ情報DB30や顧客情報DB31は、それぞれのプロフィール情報及び関心事情報など、時間付きの情報を記憶する。また、類似語DB32は、例えば、地域情報及び家族構成情報などの各種情報を記憶する。
【0031】
ユーザ情報DB30について説明する。図6は、ユーザ情報DB30のデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、ユーザ情報DB30は、例えば、ユーザID(Identification)、ユーザ名、生年月日、年齢、地域コード(住所)、住所といった項目を有する。また、ユーザ情報DB30は、例えば、地域コード(出身地)、出身地、電話番号、メールアドレス、世帯情報、家族構成、過去の趣味、現在の趣味、及び、関心事情報といった項目を有する。ユーザ情報DB30は、例えば、ユーザIDごとに1レコードとして記憶する。ユーザIDは、ユーザを一意に識別する識別子である。地域コード(住所)は、住所に対応した地域を識別する識別子である。地域コード(出身地)は、出身地に対応した地域を識別する識別子である。世帯情報は、未婚か既婚かを区別する情報である。なお、図6に示したユーザ情報DB30の各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0032】
ここで、図7を用いてユーザ情報DB30の関心事情報について説明する。図7は、ユーザ情報DBの関心事情報のデータ構成の一例を示す図である。図7に示すように、ユーザ情報DBの関心事情報は、例えば、ユーザID、ユーザワードID、キーワード、分類、時系ID、時、及び、関心度といった項目を有する。ユーザワードIDは、ユーザの興味キーワードを一意に識別する識別子である。キーワードは、ユーザの興味キーワードを示す情報である。分類は、キーワードが属する分類を示す情報である。時系IDは、キーワードに対応付けられた、過去、現在、未来などの「時」を識別する識別子であり、例えば、ファイルのタイムスタンプ等から得た情報を用いることができる。時は、キーワードに対応付けられた時系IDが示す時についての情報である。関心度は、キーワードに対するユーザの関心度を示す情報である。なお、図7は、ユーザAの関心事情報を格納した場合の一例である。また、図7に示した関心事情報の各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0033】
次に、顧客情報DB31について説明する。図8は、顧客情報DB31のデータ構成の一例を示す図である。図8に示すように、顧客情報DB31は、例えば、顧客ID、顧客名、生年月日、年齢、地域コード(住所)、住所といった項目を有する。また、顧客情報DB31は、例えば、地域コード(出身地)、出身地、電話番号、メールアドレス、世帯情報、家族構成、過去の趣味、現在の趣味、所有品、及び、関心事情報といった項目を有する。顧客情報DB31は、例えば、顧客IDごとに1レコードとして記憶する。顧客IDは、顧客を一意に識別する識別子である。地域コード(住所)は、住所に対応した地域を識別する識別子である。地域コード(出身地)は、出身地に対応した地域を識別する識別子である。世帯情報は、未婚か既婚かを区別する情報である。なお、図8に示した顧客情報DB31の各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0034】
ここで、図9を用いて顧客情報DB31の関心事情報について説明する。図9は、顧客情報DBの関心事情報のデータ構成の一例を示す図である。図9に示すように、顧客情報DBの関心事情報は、例えば、顧客ID、顧客ワードID、キーワード、分類、時系ID、時、及び、関心度といった項目を有する。顧客ワードIDは、顧客の興味キーワードを一意に識別する識別子である。キーワードは、顧客の興味キーワードを示す情報である。分類は、キーワードの分類を示す情報である。時系IDは、キーワードに対応付けられた、過去、現在、未来などの「時」を識別する識別子であり、例えば、ファイルのタイムスタンプ等から得た情報を用いることができる。時は、キーワードに対応付けられた時系IDが示す時についての情報である。関心度は、キーワードに対する顧客の関心度を示す情報である。関心度は、例えば、ユーザが顧客を訪問した際に提供した話題に対する顧客の反応に基づく情報を用いることができる。なお、図9は、顧客Bの関心事情報を格納した場合の一例である。また、図9に示した関心事情報の各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0035】
続いて、類似語DB32について説明する。図10は、類似語DB32のデータ構成の一例を示す図である。図10に示すように、類似語DB32は、例えば、ワードID、キーワード、類似語コード、類似語、及び、類似度といった項目を有する。ワードIDは、キーワードを一意に識別する識別子である。キーワードは、ワードIDに対応するキーワードを示す情報である。類似語コードは、類似語を識別する識別子である。類似語は、キーワードに対応する類似語を示す情報である。類似度は、対応するキーワードと類似語との類似度を示す情報である。例えば、キーワード「ダイエット」の類似語は、「健康」というワードが対応付けられている。また、キーワードは、複数の類似語と対応付けられてもよい。例えば、キーワード「ピアノ」の類似語は、「音楽」、「コンサート」、「楽器」など複数の類似語が対応付けられている。なお、図10に示した類似語DB32の各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0036】
また、類似語DB32は、さらに、地域情報及び家族構成情報を有する。ここで、図11及び図12を用いて、地域情報及び家族構成情報について説明する。図11は、地域情報のデータ構成の一例を示す図である。図11に示すように、地域情報は、例えば、地域コード、地域名、エリア1、及び、エリア2といった項目を有する。地域コードは、地域を識別する識別子である。地域名は、地域コードに対応する地域の名称を示す情報である。エリア1は、地域コードに対応する地域が含まれるエリアを示す情報である。エリア2は、エリア1よりも広い範囲であり、さらに、エリア3、エリア4、…のように、さらに広い範囲についての情報を含むことができる。また、エリア1,2は、それぞれ複数の地域名及びエリア1を含めた共通エリアとすることができる。例えば、地域名「大田区」と「品川区」とは、エリア1「東京」に含まれる。また、例えば、エリア1の「東京都」とエリア1の「神奈川県」とは、エリア2「関東」に含まれる。なお、地域名「大田区」及び「品川区」のように、エリア1及びエリア2について、どちらも共通する場合には、より狭い範囲である「東京都」を地域情報とすることができる。なお、図11に示した地域情報の各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0037】
図12は、家族構成情報のデータ構成の一例を示す図である。図12に示すように、家族構成情報は、例えば、家族コード、家族構成員、及び、キーワードといった項目を有する。家族コードは、家族構成員を識別する識別子である。家族構成員は、家族コードに対応する家族構成員を示す情報である。キーワードは、家族構成員に対応するキーワードを示す情報である。家族構成員とキーワードとの関係は、例えば、以下のような例が挙げられる。例えば、「単身」には、「仕事、趣味、結婚」が対応付けられる。また、例えば、「配偶者」には、「出産、住宅、仕事、所得税」が対応付けられる。また、例えば、「乳幼児」には、「育児、出産、幼稚園、保育園、住宅」が対応付けられる。また、例えば、「小学生」には、「子育て、習い事、中学受験、住宅」が対応付けられる。また、例えば、「中学生」には、「子育て、部活動、高校受験、習い事」が対応付けられる。また、例えば、「高校生」には、「大学受験、部活動、留学、英会話」が対応付けられる。また、例えば、「大学生」には、「就職、留学、英会話、資格取得」が対応付けられる。また、例えば、「老親」には、「介護、年金、相続、病院、老人ホーム」が対応付けられる。なお、図12に示した家族構成情報の各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。また、各家族構成員に対応するキーワードは、ユーザが自由に選択して設定することもできる。
【0038】
また、記憶部21は、さらに、世の中のキーワード情報を記憶してもよい。図13は、世の中のキーワード情報のデータ構成の一例を示す図である。図13に示すように、世の中のキーワード情報は、その時々のトレンドワード等であり、キーワードを識別するワードコード、キーワード、分類、時系ID、時、及び、関心度といった項目を有する。世の中のキーワード情報は、例えば、ワードコードごとに1レコードとして記憶する。なお、図13に示した世の中のキーワード情報の各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0039】
図5の説明に戻る。制御部22は、サーバ装置12を制御する。制御部22は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部22は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。
【0040】
制御部22は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部22は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。例えば、制御部22は、登録部50と、作成部51、表示制御部52とを有する。登録部50は、抽出されたキーワードの登録や、各種情報の入力等を受け付ける。登録部50は、受け付けた情報等を記憶部21の対応する各種データベースや各種ファイルに記憶する。作成部51は、各種DB及びデータファイル等からデータを取得し、各種データに基づいて、処理に必要なデータファイルや画面データ等を作成する。表示制御部52は、各種の情報の表示を制御する。
【0041】
登録部50は、ユーザ端末11からアクセスを受け付けると、表示制御部52に対して、アクセス元のユーザ端末11に各種の操作画面の情報を送信してアクセス元のユーザ端末11に操作画面を表示させる指示を出力する。登録部50は、ユーザ端末11に表示されたログイン画面において、ユーザIDの入力を受け付けて、ユーザのログインを受け付ける。また、登録部50は、ログインを受け付けると、表示制御部52に対して、例えば、顧客の選択画面を表示させる指示を出力する。
【0042】
以下、例えば、ユーザIDが「0001」である「ユーザA」がログインし、顧客の選択画面において顧客IDが「0002」である「顧客B」を選択した場合を一例として、各機能部を説明する。
【0043】
登録部50は、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第1のワード群として記憶部21の作業領域に記憶し、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第2のワード群として記憶部21に記憶する。例えば、登録部50は、「ユーザA」の登録ワード群(第1のワード群)をユーザ情報DB30から読み出して記憶部21の作業領域に記憶し、「顧客B」の登録ワード群(第2のワード群)を顧客情報DB31から読み出して記憶部21の作業領域に記憶する。
【0044】
作成部51は、登録部50によって登録されたワード群に基づいて、ユーザと顧客のそれぞれのワード情報ファイルを作成する。ここで、図14を用いて、ユーザのワード情報ファイルについて説明する。図14は、ユーザAのワード情報ファイルのデータ構成の一例を示す図である。図14に示すように、ユーザAのワード情報ファイルは、ユーザの登録ワード群についての情報を格納する。具体的には、ユーザAのワード情報ファイルは、例えば、ユーザID、ユーザワードID、ユーザの登録ワード、及び、時系IDといった項目を有する。ユーザIDは、ユーザを一意に識別する識別子である。なお、ここでは、ユーザIDは、ユーザAのユーザIDとなっている。ユーザワードIDは、ユーザの登録ワードを一意に識別する識別子である。ユーザの登録ワードは、ユーザの登録ワード群に含まれるワードを示す情報である。時系IDは、ユーザの登録ワードに対応付けられた、過去、現在、未来などの「時」を識別する情報である。なお、図14に示したユーザAのワード情報ファイルの各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0045】
次に、図15を用いて、顧客のワード情報ファイルについて説明する。図15は、顧客Bのワード情報ファイルのデータ構成の一例を示す図である。図15に示すように、顧客Bのワード情報ファイルは、顧客の登録ワード群についての情報を格納する。具体的には、顧客Bのワード情報ファイルは、例えば、顧客ID、顧客ワードID、顧客の登録ワード、及び、時系IDといった項目を有する。顧客IDは、顧客を一意に識別する識別子である。なお、ここでは、顧客IDは、顧客Bの顧客IDとなっている。顧客ワードIDは、顧客の登録ワードを一意に識別する識別子である。顧客の登録ワードは、顧客の登録ワード群に含まれるワードを示す情報である。時系IDは、顧客の登録ワードに対応付けられた、過去、現在、未来などの「時」を識別する情報である。なお、図15に示した顧客Bのワード情報ファイルの各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0046】
作成部51の説明に戻る。作成部51は、記憶部21に記憶した第1のワード群のうち指定された時に対応する第3のワード群を表示するとともに、第2のワード群のうち指定された同じ時に対応する第4のワード群を表示する画面データを作成する。例えば、作成部51は、ユーザAの登録ワード群と顧客Bの登録ワード群に基づいて、それぞれの興味変移を過去、現在、未来に応じた時系列に表示する画面データを作成する。作成部51は、ユーザAの登録ワード群と顧客Bの登録ワード群のうち、指定された時に対応するワードを、それぞれユーザAの表示ワード群(第3のワード群)と顧客Bの表示ワード群(第4のワード群)として選択する。そして、作成部51は、ユーザAと顧客Bの興味変移として、それぞれの表示ワード群を時系列に表示する画面データを作成する。
【0047】
作成部51は、表示ワード群の選択の基準として、例えば、ユーザ登録ワード群と顧客の登録ワード群とのうち、現在を中央にして表示領域に表示可能な量のワードを、それぞれの表示ワード群として選択する。図16は、ユーザと顧客の興味キーワードの時系列表示の一例を示す図である。図16に示すように、例えば、作成部51は、顧客の興味変移として、ワード1を過去に、ワード2を現在に、ワード3を未来に対応させ、ユーザの興味変移として、ワード3を過去に、ワード1を現在に、ワード2を現在に対応させるように作成する。なお、スライドバーM2,M3は、ユーザによる時の指定を受け付けるものである。
【0048】
また、作成部51は、類似語DB32を参照して、ユーザAと顧客Bのそれぞれの登録ワード群から、趣味、地域、家族、及び、所有品などについて、共通するキーワードを抽出する。このとき、作成部51は、ユーザの登録ワード群、及び、顧客の登録ワード群に基づいて、共通するキーワードについての情報を含む、共通ワード情報ファイルを作成してもよい。
【0049】
図17は、共通ワード情報ファイルのデータ構成の一例を示す図である。図17に示すように、共通ワード情報ファイルは、ユーザAと顧客Bに共通するキーワードについての情報として、例えば、顧客ID、顧客ワードID、顧客の登録ワード、ユーザID、ユーザワードID、及び、ユーザの登録ワードといった項目を有する。なお、図17に示した共通ワード情報ファイルの各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。例えば、共通ワード情報ファイルには、それぞれの登録ワードに対応付けられた時系IDや分類等の情報が含まれていてもよい。
【0050】
作成部51は、ユーザ又は顧客の表示ワード群に含まれる特定のワードと同じワードが、ユーザ又は顧客の登録ワード群に含まれる場合に、特定のワードを基準とする共通するワードの方向を画面データに追加することができる。共通するワードの方向は、例えば、ワード間を結ぶ結線により表示される。すなわち、作成部51は、ユーザと顧客のそれぞれの興味変移を時系列に表示する画面データに、共通するキーワード(登録ワード)同士を結んだ結線を追加することができる。図18は、共通の興味キーワードを結線で表示した時系列表示の一例を示す図である。図18に示すように、例えば、作成部51は、顧客のワード1(過去)とユーザのワード1(現在)との間を線で結ぶ結線と、顧客のワード2(現在)とユーザのワード2(現在)との間を線で結ぶ結線とを画面データに追加する。なお、図18の画面データには、図16と同様にスライドバーM2,M3も表示される。
【0051】
また、作成部51は、特定のワードと共通するワードの双方を、設定された重み付けが所定の条件を満たすワードの中から選ぶことができる。所定の条件とは、例えば、10段階の重み付けを設定した場合に、重み付けが5以上であるワードのみを選ぶことができる。これにより、ユーザや顧客がどのキーワードに対して最も興味を示しているかをユーザに理解しやすく表現することができる。
【0052】
また、作成部51は、それぞれの興味変移を時系列に表示する画面データについて、それぞれのワードの表示態様を設定された重み付けに応じた表示態様に変更することができる。例えば、作成部51は、それぞれのワードについて、関心度に応じた文字サイズに更新する。このとき、作成部51は、各ワードに対する関心度の高さに応じた文字サイズ(フォントの大きさ)を選択して画面データを作成することができる。
【0053】
作成部51は、それぞれ時に対応付けられた一つ又は複数のワードを有する第5のワード群を画面データに追加することができる。第5のワード群は、例えば、世の中のキーワード等である。作成部51は、例えば、それぞれ時に対応付けられた世の中のキーワードを、世の中のキーワード情報から読み出して世の中の登録ワード群として記憶部21の作業領域に記憶する。そして、作成部51は、世の中の登録ワード群のうち表示するキーワードを表示ワード群(第5のワード群)として画面データに追加する。
【0054】
このとき、作成部51は、世の中の登録ワード群に基づいて、世の中のワード情報ファイルを作成することができる。図19は、世の中のワード情報ファイルのデータ構成の一例を示す図である。図19に示すように、世の中のワード情報ファイルは、例えば、世の中のワードID、世の中の登録ワード、及び、時系IDといった項目を有する。世の中のワードIDは、世の中の登録ワードを一意に識別する識別子である。なお、図19に示した世の中のワード情報ファイルの各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0055】
また、作成部51は、ユーザの登録ワード群、顧客の登録ワード群、及び、世の中の登録ワード群に基づいて、共通ワード情報ファイルを作成してもよい。図20は、共通ワード情報ファイルのデータ構成の一例を示す図である。図20に示すように、共通ワード情報ファイルは、例えば、顧客ID、顧客ワードID、顧客の登録ワード、時系ID(顧客)、ユーザID、ユーザワードID、ユーザの登録ワード、及び、時系ID(ユーザ)といった項目を有する。さらに、共通ワード情報ファイルは、世の中のワードID、世の中の登録ワード、及び、時系ID(世の中)といった項目を有する。時系ID(顧客)は、顧客の登録ワードに対応する時系IDである。時系ID(ユーザ)は、ユーザの登録ワードに対応する時系IDである。時系ID(世の中)は、世の中の登録ワードに対応する時系IDである。なお、図20に示した共通ワード情報ファイルの各項目は、一例であり、その他の項目を有していてもよい。
【0056】
図21は、世の中のキーワードを追加した場合の時系列表示の一例を示す図である。図21に示すように、作成部51は、図16に示したユーザと顧客の興味キーワードの時系列表示の画面データに、世の中の表示ワード群をユーザと顧客のそれぞれの表示領域に追加する。例えば、作成部51は、ワード5を未来に対応する位置に、ワード6を現在に対応する位置に追加する。
【0057】
また、作成部51は、登録部50がユーザによる時を示すスライドバーM2,M3の移動を受け付けると、スライドバーM2,M3の位置に応じて、興味キーワードを表示させる画面データを作成することができる。図22は、スライドバーを過去に動かした場合の時系列表示の一例を示す図である。図22に示すように、作成部51は、現在を中央にして表示領域内に表示した表示ワード群を、時を示すスライドバーM2,M3の位置に応じて移動させることができる。例えば、登録部50が、ユーザによるスライドバーM2,M3の移動を受け付けると、作成部51は、スライドバーM2,M3の位置に応じた時に対応するように、表示させるユーザの表示ワード群と顧客の表示ワード群を順次選択し、画面データを作成する。
【0058】
このとき、スライドバーM2,M3は独立して動かせてもよい。例えば、スライドバーM2の位置が現在を示し、スライドバーM3の位置が過去を示す場合、作成部51は、顧客の興味変移については現在に対応付けられた表示ワード群を表示し、ユーザの興味変移については過去に対応付けられた表示ワード群を表示する画面データを作成する。なお、移動により表示領域外に出ていくワードについては表示させなくてよい。また、キーワード同士を結ぶ結線が表示されている場合、移動により表示領域外に出ていく結線は切れていてもよい。
【0059】
また、作成部51は、登録部50がユーザによるキーワードの選択を受け付けると、選択されたキーワードに基づく時代の情報を表示する画面データを作成することができる。
【0060】
表示制御部52は、操作画面など各種の画面をユーザ端末11に表示させる。例えば、表示制御部52は、入力されたユーザIDのユーザが担当する顧客のプロフィール情報やプロファイル情報をユーザ端末11に表示させる。
【0061】
表示制御部52は、記憶部21に記憶した第1のワード群のうち指定された時に対応する第3のワード群を表示するとともに、第2のワード群のうち指定された同じ時に対応する第4のワード群を表示する。例えば、表示制御部52は、上記のように作成された画面データをユーザ端末11に出力し、ユーザ端末11の画面に表示させる。例えば、表示制御部52は、ユーザAの登録ワード群と顧客Bの登録ワード群のうち、指定された時に対応するワードを、それぞれユーザAの表示ワード群(第3のワード群)と顧客Bの表示ワード群(第4のワード群)として、顧客プロファイル情報表示画面上に表示する画面データをユーザ端末11に出力する。
【0062】
図23は、顧客プロファイル情報表示画面の一例を示す図である。図23に示すように、表示制御部52は、画面データ(例えば図16)をユーザ端末11に出力し、ユーザAの表示ワード群と顧客Bの表示ワード群として、顧客プロファイル情報表示画面上に表示させる。
【0063】
また、表示制御部52は、顧客とユーザに共通する興味キーワードを結線で表示することもできる。表示制御部52は、例えば、画面データ(例えば図18)をユーザ端末11に出力し、ユーザと顧客に共通する興味キーワード同士を結んだ結線を、図23の顧客プロファイル情報表示画面上に表示させることができる。
【0064】
また、表示制御部52は、変更された画面データをユーザ端末11に出力し、それぞれのワードの表示態様を設定された重み付けに応じた表示態様に変更することができる。例えば、表示制御部52は、各ワードに対する関心度の高さに応じた文字サイズ(フォントの大きさ)で、図23の顧客プロファイル情報表示画面上に表示させることができる。
【0065】
また、表示制御部52は、世の中のキーワードを追加して表示させることもできる。例えば、表示制御部52は、画面データ(例えば図21)をユーザ端末11に出力し、図23の顧客プロファイル情報表示画面の表示領域内に世の中の表示ワード群を時系列に表示させる。
【0066】
また、図23の顧客プロファイル情報表示画面上の表示領域の左右にはスライドバーM2,M3が表示されている。ユーザによるスライドバーM2,M3の移動に応じて、表示制御部52は、画面データ(例えば図22)をユーザ端末11に出力し、スライドバーM2,M3の位置に応じた過去、現在、未来の興味キーワードを表示させることができる。
【0067】
このとき、スライドバーM2,M3は独立して動かせてもよい。例えば、スライドバーM2の位置が現在を示し、スライドバーM3の位置が過去を示す場合、表示制御部52は、顧客の興味変移については現在に対応付けられた表示ワード群を表示し、ユーザの興味変移については過去に対応付けられた表示ワード群を表示する。なお、移動により表示領域外に出ていくワードについては表示させなくてよい。また、キーワード同士を結ぶ結線が表示されている場合、移動により表示領域外に出ていく結線は切れていてもよい。
【0068】
表示制御部52は、登録部50がユーザによるキーワードの選択を受け付けると、選択されたキーワードに基づく時代の情報を表示させることができる。
【0069】
なお、図23の顧客プロファイル情報表示画面には、その他の情報を表示することもできる。例えば、興味キーワードに関連して、顧客のライフイベントに関する興味を数値化して表示してもよい。ライフイベントとしては、具体的には、例えば、結婚、出産、育児、住宅、大学、及び、介護等が挙げられる。
【0070】
また、上記のように時系列に表示されたそれぞれの興味キーワードに基づいて、図23の顧客プロファイル情報表示画面から、例えば、図3に示したように、顧客の関心が高いと予測される話題を提供する画面を表示させることができる。図3に示した話題提供画面では、ユーザの興味キーワードに関連する話題と、顧客の興味キーワードに関連する話題と、ユーザと顧客に共通する興味キーワードに関連する話題とを表示させることができる。これにより、ユーザが顧客を訪問する際に、互いの興味や共通点を確認することで、顧客との共通点に関連する話題を顧客に提供することができる。
【0071】
[処理の流れ]
次に、本実施例に係るサーバ装置12の動作について説明する。図24は、実施例1の表示処理の一例を示すフローチャートである。表示処理では、ログインしたユーザが特定の顧客を選択すると処理が開始される。ここで、例えば、ユーザIDが「0001」である「ユーザA」がログインして操作し、顧客IDが「0002」である「顧客B」を選択した場合について説明する。
【0072】
まず、登録部50は、操作するユーザAと選択された顧客Bについて、ユーザ情報DB30及び顧客情報DB31から、時に対応付けられた(時間付きの)複数のキーワードを受け付ける。登録部50は、受け付けた複数のキーワードを、ユーザAの登録ワード群と顧客Bの登録ワード群として、それぞれ記憶部21に登録する(ステップS11)。このとき、作成部51は、それぞれの登録ワード群に基づいて、図14に示したユーザAのワード情報ファイル、及び、図15に示した顧客Bのワード情報ファイル等を作成することができる。
【0073】
次に、作成部51は、ユーザAの登録ワード群と顧客Bの登録ワード群とに基づいて、図16に示したように、それぞれの興味変移を過去、現在、未来に応じた時系列に表示する画面データを作成する(ステップS12)。
【0074】
続いて、作成部51は、類似語DB32を参照して、ユーザAと顧客Bのそれぞれの登録ワード群から、趣味、地域、家族、及び、所有品などについて共通するキーワードを抽出する(ステップS13)。このとき、作成部51は、それぞれの登録ワード群に基づいて、例えば、図17に示した共通ワード情報ファイルを作成することができる。
【0075】
作成部51は、図18に示したように、それぞれの興味変移を時系列に表示する画面データに、共通するキーワード同士を結んだ結線を追加する(ステップS14)。
【0076】
作成部51は、それぞれの興味変移を時系列に表示する画面データにおいて、それぞれのキーワードについて、関心度に応じた文字サイズに更新する(ステップS15)。
【0077】
作成部51は、図13に示した世の中のキーワード情報を参照し、それぞれ時に対応付けられた複数のキーワードを抽出して登録を受け付け、世の中の登録ワード群として記憶部21に記憶させる。作成部51は、世の中の登録ワード群を画面データに追加する(ステップS16)。このとき、作成部51は、世の中の登録ワード群に基づいて、図19に示した世の中のワード情報ファイルを作成することができる。なお、世の中のキーワードを追加で表示しない場合は、ステップS16の処理を省略する。
【0078】
表示制御部52は、ユーザAと顧客Bの興味変移について、指定された時に対応する表示ワード群を表示する画面データ(例えば図16)を、ユーザ端末11に出力する(ステップS17)。そして、表示制御部52は、ユーザAの登録ワード群と顧客Bの登録ワード群のうち、指定された時に対応するキーワードを、それぞれユーザAの表示ワード群(第3のワード群)と顧客Bの表示ワード群(第4のワード群)として表示させる。また、世の中のキーワードを追加で表示する場合、表示制御部52は、世の中の登録ワード群のうち、指定された時に対応するキーワードを世の中の表示ワード群(第5のワード群)として追加して表示させる。世の中の表示ワード群は、例えば、それぞれユーザAの表示ワード群と、顧客Bの表示ワード群とに追加して表示される。
【0079】
ここで、表示制御部52は、登録部50がユーザによるスライドバーM2,M3の移動を受け付けると、対応する画面データ(例えば図22)をユーザ端末11に出力する。そして、表示制御部52は、スライドバーM2,M3の位置が示す時に対応するように、ユーザの表示ワード群と顧客の表示キーワード群の表示を変更する(ステップS18)。また、世の中のキーワードを追加で表示する場合、ユーザの表示ワード群、顧客の表示キーワード群、及び、世の中の表示ワード群の表示を変更する。これにより、時に対応付けられたキーワードを表示して共通点を視覚化できる。
【0080】
さらに、登録部50がユーザによるキーワードの選択を受け付けると、表示制御部52は、対応する画面データをユーザ端末11に出力し、選択されたキーワードに基づく時代の情報を表示させ(ステップS19)、処理を終了する。
【0081】
また、上記のように時系列に表示されたそれぞれの興味キーワードに基づいて、例えば、図3に示したように、顧客の関心が高いと予測される話題について画面に表示させることができる。図3に示した話題提供画面では、ユーザの興味キーワードに関連する話題と、顧客の興味キーワードに関連する話題と、ユーザと顧客に共通する興味キーワードに関連する話題とを表示させることができる。これにより、ユーザが顧客を訪問する際に、互いの興味や共通点を確認することで、顧客との共通点に関連する話題を顧客に提供することができる。
【0082】
[効果]
このように、サーバ装置12は、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第1のワード群として記憶部21に記憶し、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第2のワード群として記憶部21に記憶する。また、サーバ装置12は、記憶部21に記憶した第1のワード群のうち指定された時に対応する第3のワード群を表示するとともに、第2のワード群のうち指定された同じ時に対応する第4のワード群を表示することができる。その結果、サーバ装置12は、適切な話題の提供を支援できる。
【0083】
また、サーバ装置12では、第1のワード群、第2のワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされた場合に、第3のワード群に含まれるワード、第4のワード群に含まれるワードの表示態様を設定された重み付けに応じた表示態様で表示できる。その結果、サーバ装置12は、それぞれのワードに対する重み付けを視覚化できる。
【0084】
また、サーバ装置12では、第3のワード群又は第4のワード群に含まれる特定のワードと同じワードが第2のワード群又は第1のワード群に含まれる場合に、特定のワードを基準とする共通するワードの方向を表示することができる。その結果、サーバ装置12は、共通するワードをユーザに解りやすく視覚化して表示することができる。
【0085】
また、サーバ装置12では、共通するワードの方向は、ワード間を結ぶ結線により表示することができる。その結果、サーバ装置12は、共通するワードをユーザにさらに解りやすく視覚化して表示することができる。
【0086】
また、サーバ装置12では、第1のワード群、第2のワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされた場合に、特定のワードと共通するワードの双方は、設定された重み付けが所定の条件を満たすワードの中から選んで表示することができる。その結果、サーバ装置12は、共通するワードをユーザに解りやすく視覚化して表示することができる。
【0087】
また、サーバ装置12では、それぞれ時に対応付けられた一つ又は複数のワードを有する第5のワード群を追加表示することができる。その結果、サーバ装置12は、時に対応付けられたキーワードを世の中の情報等とも対比させて、共通点を視覚化できる。
【0088】
また、サーバ装置12では、重み付けとして、第1のユーザ又は第2のユーザの関心度の高さに応じた重み付けを設定することができる。その結果、サーバ装置12は、それぞれのワードに対する関心の度合いを視覚化できる。
【0089】
また、サーバ装置12では、表示態様として、各ワードを重み付けの設定に応じた大きさで表示することができる。その結果、サーバ装置12は、それぞれのワードに対する重み付けをユーザに解りやすく視覚化できる。
【0090】
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、登録部50と作成部51を統合させてもよい。また、図示した各処理は、上記の順番に限定されるものではなく、処理内容を矛盾させない範囲において、同時に実施してもよく、順序を入れ替えて実施してもよい。
【0091】
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(又はMPU、Micro Controller Unit(MCU))等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
【実施例2】
【0092】
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、開示の技術は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
【0093】
上記の実施例1では、過去、現在、未来についての情報を時の情報として対応付ける例について説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、年月日情報そのもの、年齢、年代(10代、20代など)、及び、属性(学生、社会人、独身など)についての情報を時の情報として対応付けてもよい。これにより、ユーザによる選択の幅が広がり、より適切な話題の提供を支援することができる。
【0094】
また、上記の実施例1では、表示態様として、それぞれのキーワードを設定された重み付けに応じた文字サイズで表示する例について説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、各ワードを重み付けの設定に応じた色の濃淡や色の種類で表示することができる。これにより、表示領域内に収まるキーワードの量を均一にしながら、それぞれのキーワードに対する関心度の高さを反映させることができる。
【0095】
また、上記の実施例1では、設定された重み付けに応じた表示態様で表示する例について説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、重み付けとは別に、各ワードを所定のカテゴリ別に分類して色分け表示することもできる。カテゴリとしては、例えば、趣味、又は、世の中の流行などである。これにより、趣味に関するキーワードなのか、世の中の流行なのかなどをユーザに認識させることが可能となる。
【0096】
このように、サーバ装置12では、表示態様として、各ワードを所定のカテゴリ別に分類して色分け表示することができる。その結果、サーバ装置12は、それぞれのワードが属するカテゴリをユーザに解りやすく視覚化できる。
【0097】
また、上記の実施例1では、世の中のキーワード情報から抽出したキーワードを追加して表示する例について説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、世の中のキーワードとして、ニュースや流行キーワードから抽出したキーワードを追加して表示することもできる。流行キーワードは、例えば、ツイッター(Twitter)(登録商標)やブログ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)等の情報サービスから抽出してもよい。これにより、世の中のトレンドを反映するキーワードと、ユーザや顧客の興味変移とを対比させることができる。
【0098】
また、上記の実施例1では、興味キーワードを時系列に表示する例について説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、興味キーワードとともに関連する画像を表示することもできる。図25は、興味キーワードとともに画像を表示する場合の時系列表示の一例を示す図である。図25に示すように、それぞれのキーワードに関連する画像を、各キーワードの上下左右などの近傍に表示することができる。これにより、ユーザに対して興味キーワードを視覚的により理解しやすく表示することができる。
【0099】
また、例えば、興味キーワードに代えて関連する画像を表示することもできる。図26は、興味キーワードに代えて画像を表示する場合の時系列表示の一例を示す図である。図26に示すように、それぞれのキーワードに関連する画像を、各キーワードに代えて表示することができる。これにより、ユーザに対して興味キーワードを視覚的に理解しやすくし、かつ、効率的に表示領域に表示することができる。
【0100】
[表示プログラム]
また、上記の各実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することもできる。そこで、以下では、上記の各実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。図27は、表示プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
【0101】
図27に示すように、コンピュータ300は、CPU310、HDD320、RAM330を有する。これら310〜330の各部は、バス340を介して接続される。
【0102】
HDD320には上記各実施例のサーバ装置12の各処理部と同様の機能を発揮する表示プログラム320Aがあらかじめ記憶される。例えば、上記実施例の登録部50、作成部51、及び、表示制御部52と同様の機能を発揮する表示プログラム320Aを記憶させる。なお、表示プログラム320Aについては、適宜分離してもよい。
【0103】
また、HDD320は、各種データを記憶する。例えば、HDD320は、OSや各種データを記憶する。
【0104】
そして、CPU310が、表示プログラム320AをHDD320から読み出して実行することで、実施例の登録部50、作成部51、及び、表示制御部52と同様の動作を実行する。すなわち、表示プログラム320Aは、実施例の登録部50、作成部51、及び、表示制御部52と同様の動作を実行する。
【0105】
なお、上記した表示プログラム320Aについては、必ずしも最初からHDD320に記憶させることを要しない。例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
【0106】
さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ300に接続される「他のコンピュータ(又はサーバ)」などにプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
【0107】
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
【0108】
(付記1)それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第1のワード群として記憶部に記憶し、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第2のワード群として記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶した前記第1のワード群のうち指定された時に対応する第3のワード群を表示するとともに、前記第2のワード群のうち指定された前記時に対応する第4のワード群を表示する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする表示プログラム。
【0109】
(付記2)前記第1のワード群、前記第2のワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされた場合に、前記第3のワード群に含まれるワード、前記第4のワード群に含まれるワードの表示態様を設定された重み付けに応じた表示態様で表示する、
ことを特徴とする付記1に記載の表示プログラム。
【0110】
(付記3)前記第3のワード群又は前記第4のワード群に含まれる特定のワードと同じワードが前記第2のワード群又は前記第1のワード群に含まれる場合に、前記特定のワードを基準とする共通するワードの方向を表示する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の表示プログラム。
【0111】
(付記4)前記共通するワードの方向は、ワード間を結ぶ結線により表示される、
ことを特徴とする付記3に記載の表示プログラム。
【0112】
(付記5)前記第1のワード群、前記第2のワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされた場合に、前記特定のワードと前記共通するワードの双方は、設定された重み付けが所定の条件を満たすワードの中から選ばれる、
ことを特徴とする付記3又は4に記載の表示プログラム。
【0113】
(付記6)それぞれ時に対応付けられた一つ又は複数のワードを有する第5のワード群を追加表示する、
ことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の表示プログラム。
【0114】
(付記7)前記重み付けは、第1のユーザ又は第2のユーザの関心度の高さに応じた重み付けである、
ことを特徴とする付記2に記載の表示プログラム。
【0115】
(付記8)前記表示態様は、前記各ワードを前記重み付けの設定に応じた大きさで表示する表示態様である、
ことを特徴とする付記2に記載の表示プログラム。
【0116】
(付記9)前記表示態様は、前記各ワードを所定のカテゴリ別に分類して色分け表示する表示態様である、
ことを特徴とする付記2に記載の表示プログラム。
【0117】
(付記10)それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第1のワード群として記憶部に記憶し、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第2のワード群として記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶した前記第1のワード群のうち指定された時に対応する第3のワード群を表示するとともに、前記第2のワード群のうち指定された前記時に対応する第4のワード群を表示する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする表示方法。
【0118】
(付記11)前記第1のワード群、前記第2のワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされた場合に、前記第3のワード群に含まれるワード、前記第4のワード群に含まれるワードの表示態様を設定された重み付けに応じた表示態様で表示する、
ことを特徴とする付記10に記載の表示方法。
【0119】
(付記12)前記第3のワード群又は前記第4のワード群に含まれる特定のワードと同じワードが前記第2のワード群又は前記第1のワード群に含まれる場合に、前記特定のワードを基準とする共通するワードの方向を表示する、
ことを特徴とする付記10又は11に記載の表示方法。
【0120】
(付記13)前記共通するワードの方向は、ワード間を結ぶ結線により表示される、
ことを特徴とする付記12に記載の表示方法。
【0121】
(付記14)前記第1のワード群、前記第2のワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされた場合に、前記特定のワードと前記共通するワードの双方は、設定された重み付けが所定の条件を満たすワードの中から選ばれる、
ことを特徴とする付記12又は13に記載の表示方法。
【0122】
(付記15)それぞれ時に対応付けられた一つ又は複数のワードを有する第5のワード群を追加表示する、
ことを特徴とする付記10〜14のいずれか一つに記載の表示方法。
【0123】
(付記16)前記重み付けは、第1のユーザ又は第2のユーザの関心度の高さに応じた重み付けである、
ことを特徴とする付記11に記載の表示方法。
【0124】
(付記17)前記表示態様は、前記各ワードを前記重み付けの設定に応じた大きさで表示する表示態様である、
ことを特徴とする付記11に記載の表示方法。
【0125】
(付記18)前記表示態様は、前記各ワードを所定のカテゴリ別に分類して色分け表示する表示態様である、
ことを特徴とする付記11に記載の表示方法。
【0126】
(付記19)それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第1のワード群として記憶部に記憶し、それぞれ時に対応付けられた複数のワードの登録を受け付けて第2のワード群として記憶部に記憶する登録部と、
前記記憶部に記憶した前記第1のワード群のうち指定された時に対応する第3のワード群を表示するとともに、前記第2のワード群のうち指定された前記時に対応する第4のワード群を表示する表示制御部と、
を有することを特徴とする表示装置。
【0127】
(付記20)前記第1のワード群、前記第2のワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされた場合に、前記第3のワード群に含まれるワード、前記第4のワード群に含まれるワードの表示態様を設定された重み付けに応じた表示態様で表示する、
ことを特徴とする付記19に記載の表示装置。
【0128】
(付記21)前記第3のワード群又は前記第4のワード群に含まれる特定のワードと同じワードが前記第2のワード群又は前記第1のワード群に含まれる場合に、前記特定のワードを基準とする共通するワードの方向を表示する、
ことを特徴とする付記19又は20に記載の表示装置。
【0129】
(付記22)前記共通するワードの方向は、ワード間を結ぶ結線により表示される、
ことを特徴とする付記21に記載の表示装置。
【0130】
(付記23)前記第1のワード群、前記第2のワード群として登録される各ワードについて重み付けの設定がなされた場合に、前記特定のワードと前記共通するワードの双方は、設定された重み付けが所定の条件を満たすワードの中から選ばれる、
ことを特徴とする付記21又は22に記載の表示装置。
【0131】
(付記24)それぞれ時に対応付けられた一つ又は複数のワードを有する第5のワード群を追加表示する、
ことを特徴とする付記19〜23のいずれか一つに記載の表示装置。
【0132】
(付記25)前記重み付けは、第1のユーザ又は第2のユーザの関心度の高さに応じた重み付けである、
ことを特徴とする付記20に記載の表示装置。
【0133】
(付記26)前記表示態様は、前記各ワードを前記重み付けの設定に応じた大きさで表示する表示態様である、
ことを特徴とする付記20に記載の表示装置。
【0134】
(付記27)前記表示態様は、前記各ワードを所定のカテゴリ別に分類して色分け表示する表示態様である、
ことを特徴とする付記20に記載の表示装置。
【符号の説明】
【0135】
10 表示システム
11 ユーザ端末
12 サーバ装置
20 通信部
21 記憶部
22 制御部
30 ユーザ情報DB
31 顧客情報DB
32 類似語DB
50 登録部
51 作成部
52 表示制御部
N ネットワーク
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