技術分野
加硫ゴムの摩擦性能の評価方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
加硫ゴムには、カーボンブラック、シリカ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、タルク等の充填剤が配合される場合がある。タイヤのトレッドゴムに例示されるように、実用に供される加硫ゴムには、配合された充填剤に起因して、不透明なものが多い。また、加硫ゴムからなるタイヤが走行する路面も、通常は、不透明である。非特許文献1及び2に開示された方法によって、不透明な加硫ゴムと不透明な実路面との接触状態を正確に把握することは、困難である。
また、多数の微細な凹凸を有する路面との摩擦により、加硫ゴムの表面状態が変動する場合がある。例えば、走行中のタイヤでは、トレッドゴムの内部から粘着性物質が滲出して、トレッド表面に付着する。タイヤ表面の粘着性物質は、摩擦性能に影響する。加硫ゴムの表面状態の変動は、実路面での評価結果との齟齬の原因の一つと考えられるが、加硫ゴムの摩擦性能評価結果に、この表面状態の変動による影響を反映しうる評価方法は、未だ提案されていない。
本発明の目的は、加硫ゴムの摩擦性能を、精度よく評価することができる評価方法の提供である。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明に係る摩擦性能評価方法は、
(1)加硫ゴムからなり、その面積が既知の第一測定面を有する第一供試体と、この第一供試体と同じ配合の加硫ゴムからなり、その面積が既知の第二測定面を有する第二供試体と、荷重によりその屈折率又は透明度が変化する特性を有する樹脂組成物からなる第一薄膜及び第二薄膜と、その上面に試験面を備えた試験体とを準備する準備工程、
(2)第一測定面を摩擦処理する処理工程、
(3)・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明に係る評価方法は、加硫ゴムと路面との実接触面積を精度よく算出する工程を含んでいる。この評価方法では、摩擦処理された加硫ゴムの実接触面積の、摩擦処理されていない加硫ゴムの実接触面積に対する比を指標として、加硫ゴムの摩擦性能を評価する。この評価方法で得られる評価結果は、実路面における評価結果と高い精度で相関する。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 図1は、本発明の一評価方法のフローチャートである。
【図2】 図2は、図1の処理工程が示された概略図である。
【図3】 図3は、図1の第一荷重工程及び第二荷重工程を説明する概略図である。
【図4】 図4は、図1の第一計測工程で得られた第一薄膜の撮影画像である。
【図5】 図5は、図1の第二計測工程で得られた第二薄膜の撮影画像である。
2・・・第一供試体
4・・・第二供試体
6・・・第一測定面
8・・・第二測定面
10・・・第一薄膜
12・・・第二薄膜
14・・・試験体
16・・・試験面
18・・・摩擦面
20・・・実接触部
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