(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
膨張完了時に車体側に配置される車体側パネルと、乗員側に配置される乗員側パネルと、を有し、前記車体側パネルと前記乗員側パネルとの外周縁相互を結合させることにより外周壁を形成されて、前記車体側パネルに形成されるガス流入口から、内部に膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成されるとともに、折り畳まれて収納部位に収納され、前記ガス流入口の周縁を前記収納部位側に取り付けられる構成のエアバッグであって、
該エアバッグが、前記外周壁を形成するバッグ本体と、該バッグ本体の膨張完了時の外周側に配置される規制部材と、を備える構成とされ、
該規制部材が、前記エアバッグの膨張完了時に、前記バッグ本体において、前記車体側パネルと前記乗員側パネルとの外周縁相互を結合させている結合部位付近から前記ガス流入口側にかけての領域を、自由膨張状態よりも外形寸法を小さくして縮小させるように、規制可能な構成とされ、
前記規制部材が、前記車体側パネルと前記乗員側パネルとの外周縁相互を結合させている前記結合部位よりも、内周形状を小さく設定される環状体から、構成され、
前記車体側パネルにおける前記ガス流入口側の領域が、前記規制部材の内周縁から突出するように張り出す張出壁部を、構成していることを特徴とするエアバッグ。
膨張完了時に車体側に配置される車体側パネルと、乗員側に配置される乗員側パネルと、を有し、前記車体側パネルと前記乗員側パネルとの外周縁相互を結合させることにより外周壁を形成されて、前記車体側パネルに形成されるガス流入口から、内部に膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成されるとともに、折り畳まれて収納部位に収納され、前記ガス流入口の周縁を前記収納部位側に取り付けられる構成のエアバッグであって、
該エアバッグが、前記外周壁を形成するバッグ本体と、該バッグ本体の膨張完了時の外周側に配置される規制部材と、を備える構成とされ、
該規制部材が、前記エアバッグの膨張完了時に、前記バッグ本体において、前記車体側パネルと前記乗員側パネルとの外周縁相互を結合させている結合部位付近から前記ガス流入口側にかけての領域を、自由膨張状態よりも外形寸法を小さくして縮小させるように、規制可能な構成とされ、
前記規制部材が、前記車体側パネルと前記乗員側パネルとの外周縁相互を結合させている前記結合部位よりも、内周形状を小さく設定される環状体から、構成され、
前記乗員側パネル及び前記車体側パネルが、平らに展開した状態の外形形状を略同一とした略円形状として、構成され、
前記規制部材が、可撓性を有したシート体からなる円環状として、外周縁側を前記乗員側パネルに結合させるとともに、前記バッグ本体の膨張完了時に、内周縁側を前記車体側パネル側に位置させるように、構成されていることを特徴とするエアバッグ。
前記エアバッグが、前記外周縁側を前記乗員側パネルの外周縁側に向け、かつ、前記内周縁側を前記乗員側パネルの中央側に向けた状態として、前記外周縁側を前記乗員側パネルに結合させた状態の前記規制部材を、前記内周縁側を前記車体側パネル側に配置させるように反転させた状態で、折り畳まれて収納部位内に収納される構成であることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のエアバッグでは、規制部材を、エアバッグの内部において、ガス流入口の近傍に配設させる構成であることから、インフレーターから吐出されてガス流入口から流入する膨張用ガスが、規制部材の影響を受けてエアバッグ内に流入する場合があり、エアバッグを円滑かつ迅速に膨張させる点に問題が生じる虞れがあった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、円滑かつ迅速に膨張させることができて、膨張完了形状を規制部材により的確に規制可能なエアバッグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るエアバッグは、膨張完了時に車体側に配置される車体側パネルと、乗員側に配置される乗員側パネルと、を有し、車体側パネルと乗員側パネルとの外周縁相互を結合させることにより外周壁を形成されて、車体側パネルに形成されるガス流入口から、内部に膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成されるとともに、折り畳まれて収納部位に収納され、ガス流入口の周縁を収納部位側に取り付けられる構成のエアバッグであって、
エアバッグが、外周壁を形成するバッグ本体と、バッグ本体の膨張完了時の外周側に配置される規制部材と、を備える構成とされ、
規制部材が、エアバッグの膨張完了時に、バッグ本体において、車体側パネルと乗員側パネルとの外周縁相互を結合させている結合部位付近からガス流入口側にかけての領域を、自由膨張状態よりも外形寸法を小さくして縮小させるように、規制可能な構成とされていることを特徴とする。
【0007】
本発明のエアバッグでは、バッグ本体の膨張完了形状を規制する規制部材が、バッグ本体の外周側に配置される構成であることから、ガス流入口を経てバッグ本体内に流入する膨張用ガスは、規制部材の影響を受けることなく、バッグ本体内に流入することとなり、膨張用ガスによって、バッグ本体を円滑かつ迅速に膨張させることができる。また、規制部材は、バッグ本体において、車体側パネルと乗員側パネルとの外周縁相互を結合させている結合部位付近からガス流入口側にかけての領域を、自由膨張状態よりも外形寸法を小さくして縮小させるように、規制する構成とされていることから、エアバッグの膨張完了時に、規制部材に規制されて、バッグ本体が、車体側パネルにおけるガス流入口近傍の領域を縮小させつつ、乗員側パネルをガス流入口から離隔させるように、嵩高く膨張することとなる。そのため、バッグ本体の膨張完了形状を、規制部材によって、的確に規制することができて、バッグ本体を、迅速に厚く膨張させることができる。
【0008】
したがって、本発明のエアバッグでは、円滑かつ迅速に膨張させることができて、膨張完了形状を規制部材により的確に規制することができる。
【0009】
また、本発明のエアバッグにおいて、規制部材を、車体側パネルと乗員側パネルとの外周縁相互を結合させている結合部位よりも、内周形状を小さく設定される環状体として、構成すれば、車体側パネルにおいて、結合部位付近からガス流入口側にかけての領域を、規制部材の内周側により、全周にわたって縮小させるように規制することができることから、規制部材の規制により、バッグ本体を、ガス流入口の周囲の領域を全周にわたって縮小させるように膨張させることができ、バッグ本体の膨張完了形状を一層安定して規制することが可能となって、好ましい。
【0010】
さらに、上記構成のエアバッグにおいて、乗員側パネル及び車体側パネルを、平らに展開した状態の外形形状を略同一とした略円形状として、構成し、
規制部材を、可撓性を有したシート体からなる円環状として、外周縁側を乗員側パネルに結合させるとともに、バッグ本体の膨張完了時に、内周縁側を車体側パネル側に位置させるように、構成することが、好ましい。
【0011】
エアバッグをこのような構成とすれば、内周縁よりも周長の大きな外周縁側を、乗員側パネルに結合させるだけで、規制部材をバッグ本体に連結させることができ、エアバッグの製造が容易となる。また、エアバッグの膨張完了時に、バッグ本体が、車体側パネルにおけるガス流入口の周縁の領域を平面状とし、かつ、車体側パネルにおいて規制部材の内周縁から突出している内周縁近傍の領域を大きく膨らませて収納部位側に突出させるように、規制部材により膨張完了形状を規制されることとなる。そのため、膨張を完了させたバッグ本体において、この規制部材から突出している車体側パネルの内周縁近傍の領域が、収納部位の周縁との間に隙間を生じさせないように、収納部位の周縁側に向かって突出するような態様となり、膨張を完了させたバッグ本体が、収納部位の周縁から大きく浮き上がることを、規制できて、好ましい。
【0012】
さらに具体的には、外周縁側を乗員側パネルの外周縁側に向け、かつ、内周縁側を乗員側パネルの中央側に向けた状態として、外周縁側を乗員側パネルに結合させた状態の規制部材を、内周縁側を前記車体側パネル側に配置させるように反転させた状態で、エアバッグを、折り畳んで、収納部位内に収納させる構成とすれば、規制部材を反転させない場合と比較して、バッグ本体への規制部材の結合作業が容易となり、また、エアバッグの折畳作業性も良好となることから、エアバッグを容易に製造することが可能となって、好ましい。
【0013】
さらにまた、上記構成のエアバッグにおいて、バッグ本体内に、乗員側パネルの中央付近と、車体側パネルにおけるガス流入口の周縁部位と、を連結させるテザーを、配設させる構成とすれば、バッグ本体が、乗員側パネルをガス流入口に対して過度に離隔させるように膨張することを防止できると同時に、膨張完了時の乗員側パネルを略平面状とすることができて、乗員側パネルにおける広い平面状の領域により、乗員を円滑に受け止めることができる。また、バッグ本体の膨張完了時に、テザーにより、ガス流入口の周縁の領域の平面状態と、その周囲の領域(規制部材の内周縁近傍領域)の収納部位側への突出状態と、を、一層的確に維持することが可能となって、膨張を完了させたバッグ本体が、収納部位の周縁から大きく浮き上がることを、一層、的確に規制できて、好ましい。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態では、エアバッグとして、ステアリングホイールWに搭載される運転席用のエアバッグ装置Mに使用されるエアバッグ20を、例に採り、詳細に説明する。ステアリングホイールWは、
図1,2に示すように、ステアリングホイール本体1と、ステアリングホイール本体1の中央のボス部Bの上部に配置されるエアバッグ装置Mと、を備えて構成される。ステアリングホイール本体1は、操舵時に把持する円環状のリング部Rと、リング部Rの略中央に配置されてステアリングシャフトSSに締結されるボス部Bと、ボス部Bとリング部Rとを連結する複数(実施形態の場合、4本)のスポーク部Sと、を備えて構成されている。
【0016】
なお、本明細書では、前後,上下,左右の方向を、特に断らない限り、車両に搭載させた状態のステアリングホイールWの直進操舵時を基準として、ステアリングシャフトSSの軸方向に沿った方向を上下方向として、ステアリングシャフトSSの軸方向と直交して車両の前後方向に略沿う方向を前後方向とし、ステアリングシャフトSSの軸方向と直交して車両の左右方向に略沿う方向を左右方向としている。
【0017】
ステアリングホイール本体1は、
図1,2に示すように、アルミニウム合金等の金属製の芯金2と、芯金2の周囲を被覆する合成樹脂製の被覆層4と、を備えている。芯金2は、リング部R,ボス部B,スポーク部Sの各部を連結するように配置されている。被覆層4は、芯金2におけるリング部Rの部位と各スポーク部Sのリング部R側の部位とに、配設されている。芯金2におけるボス部Bの部位には、ステアリングシャフトSSを挿入させてナットN止めするための鋼製のボス3が、配設されている。また、ステアリングホイール本体1の下部には、ボス部Bの下方を覆う合成樹脂製のロアカバー5が、配設されている。
【0018】
エアバッグ装置Mは、
図2に示すように、折り畳まれてケース11に収納されるエアバッグ20と、エアバッグ20に膨張用ガスを供給するインフレーター9と、折り畳んだエアバッグ20の上方を覆うエアバッグカバー13と、エアバッグ20とインフレーター9とを収納保持するとともにエアバッグカバー13を保持する収納部位としてのケース11と、インフレーター9とともにエアバッグ20をケース11に取り付けるためのリテーナ7と、を備えて構成されている。
【0019】
リテーナ7は、略四角環状の板金製として、エアバッグ20における後述するガス流入口23の周縁24を押えて、エアバッグ20をケース11に取り付けるとともに、インフレーター9をケース11に取り付けるように、四隅に、ケース11にナット止めされる図示しないボルトを備えている。
【0020】
インフレーター9は、上部に複数のガス吐出口9bを備えた円柱状の本体部9aと、本体部9aの外周面から突出するフランジ部9cと、を備えている。フランジ部9cには、リテーナ7の図示しない各ボルトを貫通させる図示しない貫通孔が形成されている。
【0021】
ケース11は、板金製とされるもので、
図2に示すように、上方を開口させた略直方体形状として、ステアリングホイールWのボス部Bの上部に配置されて、折り畳まれたエアバッグ20を収納する収納部位を構成している。ケース11は、インフレーター9の本体部9aを下方から挿入させて取り付ける略長方形状の底壁部11aと、底壁部11aの外周縁から上下に延びる周壁部11bと、を備えて構成されている。周壁部11bの上端には、外方へ延びる取付片11cが、形成され(
図1参照)、この取付片11cには、図示しないホーンスイッチ機構の取付基板が取り付けられている。そして、この図示しない取付基板を利用して、ケース11がステアリングホイールWの芯金2に取付固定され、エアバッグ装置Mが、ステアリングシャフトSSに装着済みのステアリングホイール本体1のボス部Bの上部に搭載されることとなる。また、ケース11の周壁部11bには、リベット14等を利用して、エアバッグカバー13の側壁部13cが、取り付けられている(
図2参照)。実施形態の場合、エアバッグ20とインフレーター9とは、エアバッグ20内に配置させたリテーナ7の図示しないボルトを取付手段として、この図示しないボルトを、エアバッグ20におけるガス流入口23の周縁24に形成される取付孔25、ケース11の底壁部11a、及び、インフレーター9のフランジ部9cを、貫通させて、図示しないナット止めをすることにより、ケース11の底壁部11aに取り付けられている。
【0022】
エアバッグカバー13は、合成樹脂製として、ケース11に収納したエアバッグ20の上方を覆う天井壁部13aと、天井壁部13aの外周縁付近から下方へ延びる略四角筒形状の側壁部13cと、を備えて構成されている。天井壁部13aには、膨張するエアバッグ20に押されて前後両側に開く2枚の扉部13b,13bが、形成されている。
【0023】
エアバッグ20は、
図3,4に示すように、袋状のバッグ本体21と、バッグ本体21内に配置される整流布32と、バッグ本体21内に配置されるテザー38と、バッグ本体21の外周側に配置される規制部材としての規制パネル50と、を備えている。
【0024】
バッグ本体21は、それぞれ、外形形状を略円形として、膨張完了時に車体側(ステアリングホイールW側)に配置される車体側パネル22と、乗員側に配置される乗員側パネル27と、を有し、車体側パネル22と乗員側パネル27との外周縁22a,27a相互を結合させることにより袋状とされている(
図4,5参照)。すなわち、バッグ本体21は、エアバッグ20において、車体側パネル22と乗員側パネル27との外周縁22a,27a相互を結合させることにより形成される外周壁21aを、構成している。車体側パネル22における略中央には、
図3,5に示すように、バッグ本体21の内部に膨張用ガスを流入させるためのガス流入口23が、円形に開口して形成されている。ガス流入口23の周縁24には、エアバッグ20(バッグ本体21)をケース11に取り付けるための取付孔25が、4個形成されている。乗員側パネル27における中央付近の領域は、膨張完了時に乗員を受け止めることとなる乗員受止予定部27bを構成している。そして、バッグ本体21は、リテーナ7を利用して、ガス流入口23の周縁24を、ケース11側(ケース11の底壁部11a)に取り付けられる構成である。このバッグ本体21は、車体側パネル22と乗員側パネル27との外周縁22a,27a相互を縫合糸を用いて縫着(結合)させることにより、袋状とされるもので、外周縁22a,27a相互を結合(縫着)させている結合部位28を、外周側に露出させないように反転させた状態で、ステアリングホイールWに搭載される構成である。また、実施形態では、バッグ本体21は、平らに展開した状態での外径寸法D1(
図5参照)を、ステアリングホイールWにおけるリング部Rのリング径D2(
図1参照)よりも大きく設定されている。具体的には、バッグ本体21は、平らに展開した状態での外径寸法D1を、リング部Rのリング径D2の5/3程度に設定されている。
【0025】
バッグ本体21内に配置される整流布32は、ガス流入口23の上方を覆うとともに、ガス流入口23から流入した膨張用ガスGを、前後両側へ整流可能に、前後方向の両端側に開口32a,32bを配設させた略筒状として構成されている(
図4,7参照)。実施形態の場合、この整流布32は、
図5に示す整流布用素材33から構成されることとなる。整流布用素材33は、ガス流入口23の周囲に取り付けられる略円形の取付部34と、取付部34から左右両側に張り出すように形成される略扇形状の本体部35,35と、を備えている。取付部34には、ガス流入口23及び取付孔25に対応して、開口(図符号省略)が、形成されている。そして、整流布32は、取付部34をガス流入口23の周縁24に結合(縫着)させた状態で、本体部35,35の先端相互を結合(縫着)させることにより、前後両側に開口32a,32bを設けた略筒状とされている。
【0026】
バッグ本体21内に配置されるテザー38は、
図4,7に示すように、乗員側パネル27の中央付近(乗員受止予定部27bの部位)とガス流入口23の周縁24の部位とを連結するように、配設されている。このテザー38は、バッグ本体21の膨張完了時における乗員側パネル27のガス流入口23からの離隔距離を規制して、バッグ本体21の膨張完了形状を規制するもので、実施形態の場合、乗員側パネル27側と車体側パネル22側とにそれぞれ配置されるテザー用基布40,44から、構成されている。乗員側パネル27側に配設されるテザー用基布40は、
図5に示すように、乗員側パネル27の中央付近に連結される連結部41と、連結部41の左縁側と右縁側とからそれぞれ延びる帯状のテザー本体42L,42Rと、を備えている。車体側パネル側に配設されるテザー用基布44は、
図5に示すように、ガス流入口23の周縁24に結合される略円形の連結部45と、連結部45の左縁側と右縁側とからそれぞれ伸びる帯状のテザー本体46L,46Rと、を備えている。連結部45には、ガス流入口23及び取付孔25に対応して、開口(図符号省略)が、形成されている。テザー38は、
図4に示すように、各テザー本体42L,42R,46L,46Rの先端42a,46a相互を結合(縫着)させることにより、構成されるもので、実施形態の場合、各テザー本体42L,42R,46L,46Rを、整流布32よりも左右の外方に位置させるように、構成されている。このテザー38を配設させることにより、エアバッグ20(バッグ本体21)の膨張完了時に、乗員側パネル27の中央付近の領域である乗員受止予定部27bは、ガス流入口23からの離隔距離を規制されて、略平板状に配置されることとなる(
図4,7参照)。
【0027】
規制部材としての規制パネル50は、可撓性を有したシート体から構成されるもので、
図5に示すように、外形形状を円環状とされている。この規制パネル50は、エアバッグ20の膨張完了時に、バッグ本体21において、車体側パネル22と乗員側パネル27との外周縁22a,27a相互を結合させている結合部位28付近からガス流入口23側にかけての領域を、自由膨張状態よりも外形寸法を小さくして縮小させるように、規制する構成とされている。具体的には、規制パネル50は、外周縁50aと内周縁50bとをともに中心を一致させた同心円状として構成される円環状とされるもので、
図5に示すように、外径寸法D3と、開口領域51の内径寸法d1と、を、ともに、平らに展開した状態のバッグ本体21の外径寸法D1より、小さく設定されている。すなわち、規制パネル50は、バッグ本体21において車体側パネル22と乗員側パネル27との外周縁22a,27a相互を結合させている結合部位28よりも、内周形状を小さく設定されている。具体的には、規制パネル50の外径寸法D3は、平らに展開した状態のバッグ本体21の外径寸法D1の7/8程度に設定され、規制パネル50の開口領域51の内径寸法d1は、平らに展開した状態のバッグ本体21の外径寸法D1の1/2程度に設定されている。
【0028】
そして、この規制パネル50は、外周縁50a側を乗員側パネル27の外周縁27a側に向け、かつ、内周縁50b側を乗員側パネル27の中央側に向けた状態とし、かつ、中心を乗員側パネル27の中心と略一致させた状態で、外周縁50aを乗員側パネル27に結合(縫着)させることにより、バッグ本体21に連結されている。規制パネル50の外周縁50aを乗員側パネル27に結合させる結合部位52は、外周縁50aに沿って全域に形成されている。バッグ本体21の膨張完了時には、規制パネル50は、
図3,4に示すように、内周縁50b側を車体側パネル22側に位置させるように、構成されている。実施形態の場合、規制パネル50は、エアバッグ20の膨張完了時に、外周縁50a側を乗員側パネル27に結合させた状態で、反転されて、内周縁50b側を車体側パネル22側に位置させるようにして、バッグ本体21の外周側を覆うこととなる。この規制パネル50は、内周縁50b(開口領域51)の内径寸法d1を、バッグ本体21の外径寸法D1の1/2程度に設定されており、また、外周縁50aの外径寸法D3も、バッグ本体21の外径寸法D1よりも小さく設定されている。そのため、エアバッグ20の膨張完了時に、規制パネル50は、結合部位52の外周側を覆うように反転された状態で、バッグ本体21における乗員側パネル27の外周縁27a近傍の部位から、結合部位28を越えて、車体側パネル22の一部(外周縁22a側の領域)にかけての、外周側を覆うように配置されることとなる。このとき、規制パネル50は、
図4に示すように、断面形状を、中間部位50cを下方に突出させつつ略円弧状に湾曲させるような態様となり、また、内周縁50bの内径寸法d1を、バッグ本体21の外径寸法D1の1/2程度に設定されていることから、内周縁50bの部位で、車体側パネル22における外周縁22a近傍の領域を内側に凹ませるように、車体側パネル22を大きくくびれさせるような態様となって、外周縁22a,27a相互の結合部位28付近からガス流入口23側にかけての領域を、自由膨張状態よりも外形寸法を小さくして縮小させることとなる。さらに、実施形態では、規制パネル50は、外周縁50aの外径寸法D3も、バッグ本体21の外径寸法D1より若干小さく設定されていることから、バッグ本体21は、膨張完了時に、規制パネル50の外周縁50a側の部位によって、車体側パネル22と乗員側パネル27との外周縁22a,27a相互を結合させている結合部位28付近を外方へ突出させることを抑制されることとなる。そのため、バッグ本体21は、規制パネルを備えない状態で膨張を完了させる場合と比較して、外径寸法を若干小さくされつつ、逆に厚さを増すように規制されて、乗員受止予定部27bをガス流入口23から離隔させるように、嵩高く膨張することとなる。
【0029】
詳細に説明すれば、バッグ本体21は、膨張完了時に、乗員側パネル27の外周縁27a近傍の部位から、結合部位28を越えて、車体側パネル22の一部(外周縁22a側の領域)にかけての領域を、外周側を規制パネル50により覆われて外方への突出を規制される被規制壁部29とされて、この被規制壁部29の下端29aを、規制パネル50の内周縁50bと当接させて、最も径を小さくするように、くびれさせることとなる。そして、膨張完了時のバッグ本体21の車体側パネル22において、ガス流入口23側の領域が、規制パネル50の内周縁50bから下方に突出するように張り出す張出壁部30を、構成している。張出壁部30は、
図4に示すように、規制パネル50側(車体側パネル22の外周縁22a側)において湾曲している曲面部位30aと、車体側パネル22の中央側において曲面部位30aから連なるようにして略平面状に構成される平面状部位30bと、を備えている。平面状部位30bは、車体側パネル22の中央側の領域であるガス流入口23の周縁24から構成されるもので、実施形態では、バッグ本体21の膨張完了時に、この平面状部位30bは、乗員側パネル27の乗員受止予定部27bと、略平行に配置されることとなる(
図4参照)。
【0030】
実施形態では、バッグ本体21を構成する車体側パネル22,乗員側パネル27、整流布32を構成する整流布用素材33、テザー38を構成するテザー用基布40,44、及び、規制パネル50は、それぞれ、ポリエステル糸やポリアミド糸等からなる可撓性を有した織布から、形成されている。
【0031】
次に、実施形態のエアバッグ20の製造について述べる。まず、乗員側パネル27における外周面側に、外周縁50a側を乗員側パネル27の外周縁27a側に向けつつ、乗員側パネル27と中心を一致させるようにして規制パネル50を重ね、規制パネル50の外周縁50aを、結合部位52を形成するように、全周にわたって、乗員側パネル27に、縫合糸を用いて縫着(結合)させる。また、乗員側パネル27における内周面側に、テザー用基布40の連結部41を、縫合糸を用いて縫着(結合)させる。さらに、車体側パネル22における内周面側に、テザー用基布44の連結部45と、整流布用素材33の取付部34とを重ね、ガス流入口23の周縁となる部位で、縫合糸を用いて縫着させ、孔開け加工によりガス流入口23と取付孔25とを形成する。その後、乗員側パネル27と車体側パネル22とを、外周面側を対向させつつ、外周縁22a,27aを一致させるように重ね、外周縁22a,27a相互を、結合部位28を形成するように、縫合糸を用いて縫着(結合)させ、袋状のバッグ本体21を形成する。このバッグ本体21を、結合部位28の縫代を外部に露出させないように、ガス流入口23を利用して反転させた後、テザー用基布40,44におけるテザー本体42L,42R,46L,46Rの先端42a,46a相互を縫合糸を用いて縫着させて、テザー38を形成する。整流布用素材33における本体部35,35の先端相互を縫着させて整流布32を形成し、規制パネル50を、
図6に示すように、内周縁50bを車体側パネル22側に位置させるように反転させれば、エアバッグ20を製造することができる。
【0032】
そして、エアバッグ20の製造後、各取付孔25から図示しないボルトを突出させるようにして、内部にリテーナ7を配置させた状態で、規制パネル50の反転状態を維持させつつ、エアバッグ20を、ケース11内に収納可能に折り畳み、エアバッグ20を、折り崩れしないように、所定の破断可能なラッピング材によりくるんでおく。次いで、リテーナ7の図示しない各ボルトを底壁部11aに貫通させるようにして、ケース11内にエアバッグ20を収納させ、インフレーター9の本体部9aを底壁部11aの下方から挿入させて、フランジ部9cに、リテーナ7の図示しない各ボルトを貫通させて、ナット止めすれば、ケース11に、エアバッグ20とインフレーター9とを取り付けることができる。さらに、ケース11にエアバッグカバー13を被せて、リベット14等を利用して、ケース11にエアバッグカバー13を取り付け、その後、ケース11の取付片11cに、図示しないホーンスイッチ機構を組み付ければ、エアバッグ装置Mを組み立てることができる。このエアバッグ装置Mは、予めステアリングシャフトSSに締結しておいたステアリングホイール本体1に対して、ホーンスイッチ機構の図示しない取付基板を利用して、取り付ければ、車両Vに搭載することができる。
【0033】
エアバッグ装置Mの車両への搭載後、走行中の車両が衝突すれば、インフレーター9が、ガス吐出口9bから膨張用ガスを吐出させるように作動して、エアバッグ20(バッグ本体21)が、膨張用ガスを内部に流入させて膨張し、エアバッグカバー13の扉部13b,13bを押し開き、ケース11から突出して、
図1,2の二点鎖線及び
図7に示すように、ステアリングホイールWの上面側を全面にわたって覆うように、膨張を完了させることとなる。
【0034】
そして、実施形態のエアバッグ装置Mに使用されるエアバッグ20では、バッグ本体21の膨張完了形状を規制する規制部材としての規制パネル50が、バッグ本体21の外周側に配置される構成であることから、ガス流入口23を経てバッグ本体21内に流入する膨張用ガスは、規制パネル50の影響を受けることなく、バッグ本体21内に流入することとなり、膨張用ガスによって、バッグ本体21を円滑かつ迅速に膨張させることができる。また、規制パネル50は、バッグ本体21において、車体側パネル22と乗員側パネル27との外周縁22a,27a相互を結合させている結合部位28付近からガス流入口23側にかけての領域を、自由膨張状態よりも外形寸法を小さくして縮小させるように、規制する構成とされていることから、エアバッグ20の膨張完了時に、規制パネル50に規制されて、バッグ本体21が、車体側パネル22におけるガス流入口23近傍の領域を縮小させつつ、乗員側パネル27をガス流入口23から離隔させるように、嵩高く膨張することとなる。そのため、バッグ本体21の膨張完了形状を、規制パネル50によって、的確に規制することができて、バッグ本体21を、迅速に厚く膨張させることができる。ちなみに、規制パネルを配設させない構成とする場合、エアバッグ20´は、
図7の二点鎖線に示すように、実施形態のエアバッグ20におけるバッグ本体21よりも扁平で、かつ、外径寸法を大きくするように膨張することとなる。
【0035】
したがって、実施形態のエアバッグ20では、円滑かつ迅速に膨張させることができて、膨張完了形状を規制部材としての規制パネル50により的確に規制することができる。
【0036】
また、実施形態のエアバッグ20では、規制パネル50が、車体側パネル22と乗員側パネル27との外周縁22a,27a相互を結合させている結合部位28よりも、内周形状(内周縁50b)を小さく設定される環状体として、構成されている。実施形態では、規制パネル50の内周縁50b(開口領域51)が、内径寸法d1を、結合部位28の外径寸法、すなわち、平らに展開した状態のバッグ本体21の外径寸法D1よりも、小さく設定されている。そのため、車体側パネル22において、結合部位28付近からガス流入口23側にかけての領域を、規制パネル50の内周縁50bにより、全周にわたって縮小させるように規制することができることから、バッグ本体21を、規制パネル50の規制により、ガス流入口23の周囲の領域を全周にわたって縮小させるように膨張させることができ、バッグ本体21の膨張完了形状を一層安定して規制することができる。なお、このような点を考慮しなければ、規制部材として、バッグ本体における車体側パネルの外周面側を、結合部位付近からガス流入口側にかけての領域において、部分的につまむようにして、自由膨張状態よりも外形寸法を小さくして縮小させる構成のものを、使用してもよい。
【0037】
さらに、実施形態のエアバッグ20では、バッグ本体21を構成する乗員側パネル27及び車体側パネル22が、平らに展開した状態の外形形状を略同一とした略円形状として、構成され、規制パネル50が、可撓性を有したシート体からなる円環状として、外周縁50a側を乗員側パネル27に結合されるとともに、バッグ本体21の膨張完了時に、内周縁50b側を車体側パネル22側に位置させるように、構成されている。そのため、実施形態のエアバッグ20では、内周縁50bよりも周長の大きな外周縁50a側を、乗員側パネル27に結合させるだけで、規制パネル50をバッグ本体21に連結させることができ、エアバッグ20の製造が容易となる。
【0038】
また、実施形態のエアバッグでは、エアバッグ20の膨張完了時に、バッグ本体21が、車体側パネル22におけるガス流入口23の周縁の領域を平面状とし、かつ、車体側パネル22において規制パネル50の内周縁50bから突出している内周縁50b近傍の領域(張出壁部30の曲面部位30a)を大きく膨らませて収納部位としてのケース11側に突出させるように、規制パネル50により膨張完了形状を規制されることとなる。詳細に説明すれば、円環状のシート体から構成される規制パネル50は、エアバッグ20の膨張完了時には、外周縁50aと内周縁50bとの間の中間部位50cを、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するバッグ本体21により外方(下方)に突出させるようにして、断面形状を、略円弧状とするように、湾曲して配置されることとなり、バッグ本体21において、外周側を規制パネル50に覆われる被規制壁部29が、この規制パネル50の湾曲状態に沿うとともに、規制パネル50の内周縁50bと当接する下端29aを、内方に大きく凹ませる(くびれさせる)ようにして、規制パネル50に外形形状を規制されることとなる。そして、このとき、車体側パネル22において、規制パネル50における内周縁50bの内側(ガス流入口23側)の領域が、張出壁部30として、外方(下方)に向かって突出することとなる。この張出壁部30は、外周縁側において湾曲して膨らんで配置される曲面部位30aと、中央側において略平面状に配置される平面状部位30b(ガス流入口23の周縁24の領域)と、を備える構成である。そのため、膨張を完了させたバッグ本体21において、この規制パネル50から張り出すように突出している張出壁部30が、収納部位としてのケース11の周縁のリング部Rとの間に隙間を生じさせないように、リング部R側に向かって突出するような態様となり、膨張を完了させたバッグ本体21が、
図7に示すように、収納部位としてのケース11の周縁のリング部から大きく浮き上がることを、規制できる。そして、バッグ本体21におけるこの張出壁部30が、リング部Rに近接して配置されることから、乗員の受止時にも、バッグ本体21を、迅速かつ円滑にリング部Rに支持させることが可能となって、乗員を、バッグ本体21により的確に拘束することができる。
【0039】
特に、実施形態のエアバッグ20は、リング径D2をバッグ本体21の外径寸法D1の3/5程度に設定されるリング径の小さなステアリングホイールWに搭載しているが、膨張完了時に、車体側パネル22が、ステアリングホイールWのリング部Rから浮き上がることを、的確に抑制することができ、リング径の小さなステアリングホイールWに好適である。なお、このような点を考慮しなければ、規制部材として、シート体ではなく、例えば可撓性を有した紐状体を、内径寸法をバッグ本体の結合部位の外径寸法より小さくした環状に構成して、バッグ本体の膨張完了時に、車体側パネル側に配置させるようにして、使用してもよい。
【0040】
また、実施形態では、エアバッグ20は、外周縁50a側を乗員側パネル27の外周縁27a側に向け、かつ、内周縁50b側を乗員側パネル27の中央側に向けた状態として、外周縁50a側を乗員側パネル27に結合させた状態の規制パネル50を、内周縁50b側を車体側パネル22側に配置させるように反転させた状態で、折り畳んで、収納部位としてのケース11に収納させる構成としている。すなわち、実施形態のエアバッグ20では、規制パネル50は、
図6に示すように、外周縁50a側を乗員側パネル27に結合させた後に、反転されて、内周縁50bを車体側パネル22側に位置させる構成である。そのため、単に平らに展開した乗員側パネル27に対して、平らに展開した状態の規制パネル50を重ねれば、平面的な縫製作業(結合作業)により、乗員側パネル27に、規制パネル50外周縁50a側を全周にわたって結合(縫着)させることができて、規制部材(規制パネル50)を反転させない場合と比較して、バッグ本体21への規制パネル50の結合作業が容易となり、また、エアバッグ20の折畳作業性も良好となることから、エアバッグ20を容易に製造することができる。なお、このような点を考慮しなければ、規制パネルを反転させない状態で、外周縁側を乗員側パネルに結合させ、内周縁を車体側パネル側に位置させるようにして、バッグ本体の外周側に配置させる構成としてもよい。
【0041】
さらにまた、実施形態のエアバッグ20では、バッグ本体21内に、乗員側パネル27の中央付近と、車体側パネル22におけるガス流入口23の周縁24と、を連結させるテザー38を、配設させている構成である。そのため、バッグ本体21が、規制パネル50によって嵩高く膨張しても、乗員側パネル27をガス流入口23に対して過度に離隔させるように膨張することを防止できると同時に、膨張完了時の乗員側パネル27を略平面状とすることができて、乗員側パネルにおける広い平面状の領域(乗員受止予定部27b)により、乗員(運転者)を円滑に受け止めることができる。また、テザー38により、ガス流入口23の周縁24の領域から構成される張出壁部30の平面状部位30bを、乗員受止予定部27bと略平行に配置させることができ、さらに、平面状部位30bの周囲の領域(規制パネル50の内周縁50bの近傍領域、すなわち、張出壁部30の曲面部位30a)のケース11側へ突出する湾曲状態と、を、一層的確に維持することが可能となって、膨張を完了させたバッグ本体21が、ケース11の周縁のリング部Rから大きく浮き上がることを、一層、的確に規制できる。なお、このような点を考慮しなければ、内部にテザーを配置させない構成としてもよい。
【0042】
実施形態のエアバッグ20は、バッグ本体21の外径寸法を変更しなくとも、規制パネル50の外形形状(外周縁50aの外径寸法D3や内周縁50bの内径寸法d1)を適宜変更することにより、膨張完了時の形状を調整することができる。例えば、規制パネルの外径寸法を、バッグ本体の外径寸法よりも一層小さく設定すれば、エアバッグを、外径寸法を小さくして、厚さを一層厚くさせるように膨張させることができ、逆に、規制パネルの外径寸法を大きく設定すれば、エアバッグを、外径寸法を大きくして、薄く膨張させることができる。また、規制パネルの内周縁の内径寸法を、外周縁の外径寸法に対して大きく設定すれば(規制パネルを広幅とすれば)、車体側パネルの中間部位を一層大きくくびれさせることができて、膨張完了時のエアバッグのステアリングホイールからの高さを高く(嵩高く)膨張させることができ、逆に、規制パネルの内周縁の内径寸法を、外周縁の外径寸法に対して小さく設定すれば(規制パネルを狭幅とすれば)、車体側パネルの中間部位のくびれ量を少なくして、膨張完了時のエアバッグのステアリングホイールからの高さを低く膨張させることができる。なお、実施形態では、規制パネル50の内周縁50bは、バッグ本体21側に結合されていないが、規制パネルの内周縁の内径寸法を外周縁の外径寸法に対して小さく設定する場合等には、展開膨張時に捲れ上がることを防止して、膨張完了時に、確実に結合部位の外周側を覆わせるために、内周縁をバッグ本体側に部分的に結合させる構成としてもよい。
【0043】
なお、実施形態では、ステアリングホイールに搭載される運転席用のエアバッグ装置に使用されるエアバッグを例に採り説明しているが、本発明のエアバッグを適用可能なエアバッグ装置は、運転席用に限られるものではなく、バッグ本体を、車体側パネルと乗員側パネルとの外周縁相互を結合させて袋状とすれば、助手席用のエアバッグ装置に、本発明のエアバッグを適用してもよい。