(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
物品を収納する複数の収納部と、前記収納部に搬入する物品又は前記収納部から搬出する物品を支持する支持部と、前記支持部と前記収納部との間で物品を搬送する搬送装置と、前記搬送装置を制御する制御装置と、を備えた物品収納設備であって、
第1検出エリアにおける検出対象物の存在を検出すると共に、前記第1検出エリアとは異なる第2検出エリアにおける前記検出対象物の存在を検出する検出システムを備え、
前記搬送装置は、前記支持部に対して物品を移載するための移載位置を含む走行経路に沿って走行自在な走行台車と、前記走行台車に支持されると共に、前記走行台車が前記移載位置に位置する状態で前記支持部に対して物品を移載する移載装置と、を備え、
前記制御装置は、前記検出システムにより前記第1検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合には、前記移載装置による前記支持部に対する物品の移載動作を制限し、前記検出システムにより前記第2検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合には、前記移載装置による前記支持部に対する物品の移載動作を制限すると共に、前記走行台車の走行動作を制限し、
前記第1検出エリアは、前記移載装置による前記支持部に対する物品の移載動作に伴う前記移載装置及び移載対象の物品の移動軌跡に干渉し得る前記検出対象物の位置を含むように設定され、
前記第2検出エリアは、前記走行台車の走行軌跡に干渉し得る前記検出対象物の位置を含むように設定される物品収納設備。
前記制御装置は、前記移載装置による前記支持部に対する物品の移載動作中に、前記検出システムにより、前記第1検出エリア又は前記第2検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合には、前記移載装置の移載動作を停止させる請求項1に記載の物品収納設備。
前記制御装置は、前記走行台車の走行動作中に、前記検出システムにより前記第2検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合には、前記走行台車の走行動作を停止させる請求項1又は2に記載の物品収納設備。
前記制御装置は、前記走行台車の走行動作中に、前記検出システムにより前記第2検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合に、前記走行台車が前記移載位置を含むように設定される対象エリアに位置する場合には前記走行台車の走行動作を停止させ、前記走行台車が前記対象エリアの外部に位置する場合には前記走行台車の前記対象エリアへの進入を禁止する請求項1又は2に記載の物品収納設備。
【発明を実施するための形態】
【0012】
物品収納設備の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0013】
図1及び
図2に示すように、物品収納設備1は、物品Wを収納する複数の収納部10と、収納部10に搬入する物品W又は収納部10から搬出する物品Wを支持する支持部20と、支持部20と収納部10との間で物品Wを搬送する搬送装置30と、搬送装置30を制御する制御装置40(
図5参照)と、を備えている。物品収納設備1は収納棚2を備えており、1つの収納棚2に複数の収納部10が形成されている。
図1に示すように、ここでは、水平面において複数の収納部10(1つの収納棚2に形成される複数の収納部10)が並ぶ方向を第1水平方向Xとし、水平面において第1水平方向Xに直交する方向(すなわち、第1水平方向X及び鉛直方向Zの双方に直交する方向)を第2水平方向Yとしている。
【0014】
図1及び
図2に示すように、1つの収納棚2に形成される複数の収納部10は、第2水平方向Yの同じ位置において、鉛直方向Zに複数段且つ第1水平方向Xに複数列配置されている。すなわち、収納棚2は、棚横幅方向が第1水平方向Xとなり且つ棚奥行方向が第2水平方向Yとなる向きで設置されている。収納棚2は、鉛直方向Zに延びる複数の支柱11と、第2水平方向Yに延びる複数の腕木12(支持部材の一例)とを備えている。腕木12は、第2水平方向Yに並ぶ一対の支柱11のそれぞれに固定されている。支柱11には、複数の腕木12が鉛直方向Zに間隔を空けて取り付けられており、収納部10は、支柱11によって第1水平方向Xに区画されると共に、腕木12によって鉛直方向Zに区画されている。物品Wは、第1水平方向Xに離間して配置された一対の腕木12によって下方から支持された状態で、収納部10に収納される。ここでは、物品Wは、パレット及びパレットに載置された荷で構成されている。収納棚2は、第2水平方向Yに対向するように一対設けられており、搬送装置30が備える後述する移載装置32は、一対の収納棚2のいずれの収納部10に対しても物品Wを移載可能に構成されている。なお、収納棚2には、物品Wが収納部10から収納棚2の外側に落下することを防止する等、安全性を向上するためのネット80が取り付けられている。
【0015】
物品収納設備1は、少なくとも1つの支持部20を備える。ここでは、
図2に示すように、物品収納設備1は、第1支持部21、第2支持部22、第3支持部23、及び第4支持部24の、複数の支持部20を備えている。このように複数の支持部20を物品収納設備1が備える場合には、一部の支持部20を、収納部10に搬入する物品Wを支持する搬入部として用い、残りの支持部20を、収納部10から搬出する物品Wを支持する搬出部として用いることができる。なお、少なくともいずれかの支持部20が、その時々の物品収納設備1の状態に応じて、搬入部及び搬出部のいずれとしても用いられる構成とすることもできる。
図2に示すように、第1支持部21及び第2支持部22は、収納棚2に対して第1水平方向Xに隣接する位置に設けられている。一方、第3支持部23及び第4支持部24は、収納棚2において一部の収納部10に代えて設けられている。すなわち、第3支持部23及び第4支持部24は、収納棚2の第1水平方向Xの配置領域内に設けられている。
【0016】
図2に示すように、搬送装置30は、支持部20に対して物品Wを移載するための移載位置P(以下、「支持部20に対応する移載位置P」という。)を含む走行経路Rに沿って走行自在な走行台車31と、走行台車31に支持されると共に、走行台車31が移載位置Pに位置する状態で支持部20に対して物品Wを移載する(搬送装置30と支持部20との間で物品Wを移載する)移載装置32と、を備えている。走行経路Rは、収納棚2の前方を第1水平方向Xに延びるように形成されており、移載位置Pは、支持部20の第1水平方向Xの配置位置に応じて設定される。ここでは、一対の収納棚2の間に走行経路Rが形成されている。
図2に示すように、第1支持部21及び第2支持部22は第1水平方向Xの同じ位置に配置されているため、第1支持部21に対応する移載位置Pと第2支持部22に対応する移載位置Pとは同じ位置である。同様に、第3支持部23及び第4支持部24は第1水平方向Xの同じ位置に配置されているため、第3支持部23に対応する移載位置Pと第4支持部24に対応する移載位置Pとは同じ位置である。走行経路Rには、収納部10に対して物品Wを移載するための移載位置(以下、「収納部10に対応する移載位置」という。)も含まれ、移載装置32は、移載対象の収納部10に対応する移載位置に走行台車31が位置する状態で、収納部10に対して物品Wを移載する(搬送装置30と収納部10との間で物品Wを移載する)。収納部10に対応する移載位置は、収納部10の第1水平方向Xの配置位置に応じて設定される。
【0017】
搬送装置30は、更に、移載装置32を昇降(鉛直方向Zに沿って移動)させる昇降装置33を備えている。昇降装置33は、移載装置32を支持する昇降体35を備えており、昇降体35を昇降させることで移載装置32を昇降させる。走行台車31が移載対象の支持部20に対応する移載位置Pに位置すると共に昇降体35が移載対象の支持部20に対応する高さ(鉛直方向Zの位置)に昇降した状態で、移載装置32が支持部20に対して物品Wを移載する。また、走行台車31が移載対象の収納部10に対応する移載位置に位置すると共に昇降体35が移載対象の収納部10に対応する高さに昇降した状態で、移載装置32が収納部10に対して物品Wを移載する。本実施形態では、移載装置32は、物品Wを下方から支持する載置体34を第2水平方向Yに出退移動自在に備えており、載置体34を支持部20側又は収納部10側に突出させた状態で昇降体35を昇降させることで、支持部20又は収納部10に対して物品Wが移載される。
【0018】
本実施形態では、搬送装置30は、スタッカークレーンである。具体的には、下部レール37が走行経路Rに沿うように床部に設けられており、走行台車31は、下部レール37に案内されて走行経路Rに沿って走行する。走行台車31にはマスト36(ここでは、一対のマスト36)が立設されており、昇降体35は、マスト36に案内されて昇降する。また、下部レール37よりも鉛直方向Zの上側には、走行経路Rに沿うように上部レール38が設けられており、走行台車31の走行時には、上部レール38によって搬送装置30の上部が走行経路Rに沿った移動を案内される。
図1に示す例では、複数のドグ70が走行経路Rに沿って並ぶように床部に設けられており、搬送装置30には、ドグ70を検出するドグ検出センサ71が設けられている。制御装置40は、ドグ検出センサ71の検出情報に基づき、走行台車31の走行位置の情報を取得することができる。
【0019】
図5に示すように、搬送装置30は、制御装置40により制御されるモータとして、走行用モータM1、移載用モータM2、及び昇降用モータM3を備えている。制御装置40は、各種センサ(例えば、レーザ距離計やロータリエンコーダ等)の検出情報に基づきこれらのモータの駆動を制御することで、搬送装置30を制御する。具体的には、制御装置40は、走行用モータM1の駆動を制御して走行台車31の走行動作を制御する走行制御部51と、移載用モータM2の駆動を制御して移載装置32の移載動作(本実施形態では、載置体34の出退動作)を制御する移載制御部52と、昇降用モータM3の駆動を制御して昇降装置33の昇降動作(本実施形態では、昇降体35の昇降動作)を制御する昇降制御部53と、を備えている。搬送装置30は、制御装置40による制御を受けて、支持部20に支持されている物品Wを支持部20から搬出して収納部10に搬入することで、当該物品Wを収納棚2に入庫する。また、搬送装置30は、制御装置40による制御を受けて、収納部10に収納されている物品Wを収納部10から搬出して支持部20に搬入することで、当該物品Wを収納棚2から出庫する。
【0020】
搬送装置30と支持部20との間で物品Wを移載する際には、当該支持部20に対応する移載位置Pに移動するように走行台車31の走行動作が制御されると共に、当該支持部20に対応する高さに昇降体35が昇降するように昇降装置33の昇降動作が制御される。なお、支持部20に対応する高さには、下側高さと、下側高さよりも高い上側高さとがあり、支持部20から搬送装置30に物品Wを移載する際には、昇降体35は支持部20に対応する下側高さに昇降するように制御され、搬送装置30から支持部20に物品Wを移載する際には、昇降体35は支持部20に対応する上側高さに昇降するように制御される。また、搬送装置30と収納部10との間で物品Wを移載する際には、当該収納部10に対応する移載位置に移動するように走行台車31の走行動作が制御されると共に、当該収納部10に対応する高さに昇降体35が昇降するように昇降装置33の昇降動作が制御される。なお、収納部10に対応する高さには、下側高さと、下側高さよりも高い上側高さとがあり、収納部10から搬送装置30に物品Wを移載する際には、昇降体35は収納部10に対応する下側高さに昇降するように制御され、搬送装置30から収納部10に物品Wを移載する際には、昇降体35は収納部10に対応する上側高さに昇降するように制御される。
【0021】
そして、支持部20又は収納部10から搬送装置30に物品Wを移載する際には、載置体34が昇降体35側に引退した引退位置(
図2に示す載置体34の位置)から支持部20側又は収納部10側に突出した突出位置(
図3に示す載置体34の位置)に移動した後、昇降体35が下側高さから上側高さまで上昇し、その後、載置体34が突出位置から引退位置に移動するように、移載装置32の移載動作及び昇降装置33の昇降動作が制御される。これにより、物品Wが支持部20又は収納部10から載置体34にて掬われて、物品Wが支持部20又は収納部10から搬送装置30に移載される。また、搬送装置30から支持部20又は収納部10に物品Wを移載する際には、載置体34が引退位置から突出位置に移動した後、昇降体35が上側高さから下側高さまで下降し、その後、載置体34が突出位置から引退位置に移動するように、移載装置32の移載動作及び昇降装置33の昇降動作が制御される。これにより、物品Wが載置体34から支持部20又は収納部10に降ろされて、物品Wが搬送装置30から支持部20又は収納部10に移載される。なお、走行台車31の走行時には、載置体34は引退位置に引退した状態に維持される。
【0022】
制御装置40は、CPU等の演算処理装置を備えると共にメモリ等の周辺回路を備え、これらのハードウェアと、演算処理装置等のハードウェア上で実行されるプログラムとの協働により、制御装置40の各機能が実現される。上述したように、制御装置40は、走行制御部51、移載制御部52、及び昇降制御部53を備えると共に、後述する動作制限部50を更に備えるが、制御装置40が備えるこれら複数の機能部は、少なくとも論理的に区別されるものであり、物理的には必ずしも区別される必要はない。制御装置40は、搬送装置30に設けられても、搬送装置30とは独立に設けられてもよい。また、制御装置40の一部の機能が搬送装置30に設けられ、制御装置40の残りの機能が搬送装置30とは独立に(すなわち、搬送装置30と通信可能な別の装置に)設けられる構成とすることもできる。
図5では制御装置40がこのように構成される場合を想定しており、制御装置40が、互いに通信可能に構成された第1制御装置41及び第2制御装置42を備えている。そして、搬送装置30とは独立に設けられる第1制御装置41が動作制限部50を備え、搬送装置30に設けられる第2制御装置42が走行制御部51、移載制御部52、及び昇降制御部53を備えている。
【0023】
次に、本開示の要部である搬送装置30の動作制限処理について説明する。
図5に示すように、制御装置40は、搬送装置30の動作制限処理を実行する動作制限部50を備えており、動作制限部50は、物品収納設備1に設けられた検出システム60による検出結果の情報を取得して、当該検出結果に応じた形態の動作制限を実行するように構成されている。
【0024】
図1、
図3、及び
図4に示すように、物品収納設備1は、第1検出エリアA1における検出対象物D(
図2参照)の存在を検出すると共に、第1検出エリアA1とは異なる第2検出エリアA2における検出対象物Dの存在を検出する検出システム60を備えている。詳細は後述するが、第1検出エリアA1や第2検出エリアA2は支持部20の周辺に設定される。支持部20は、作業者等(作業者、作業者が操縦するフォークリフト、作業者が手押し移動させるハンドリフト等)が支持部20に対して物品Wを移載可能に(すなわち、支持部20に物品Wを搬入すること及び支持部20から物品Wを搬出することが可能に)構成されており、検出システム60は、作業者等を検出対象物Dとして、第1検出エリアA1や第2検出エリアA2における検出対象物Dの存在を検出する。
【0025】
第1検出エリアA1は、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作に伴う移載装置32及び移載対象の物品Wの移動軌跡(移載装置32及び移載対象の物品Wが移動する空間)に干渉し得る検出対象物Dの位置を含むように設定される。ここで、「干渉し得る」とは、検出対象物Dの特定の動作(例えば、作業者が腕を横に伸ばす動作)によって干渉する可能性があることを意味する。移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作には、移載装置32による支持部20への物品Wの搬入動作と、移載装置32による支持部20からの物品Wの搬出動作とが含まれる。上述したように、本実施形態では、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作は、載置体34を引退位置から突出位置に移動させる突出動作、昇降体35を下側高さ及び上側高さの一方から他方まで昇降させる昇降動作、及び、載置体34を突出位置から引退位置まで移動させる引退動作の各動作を順に実行する動作であり、移載装置32が昇降装置33と協働して支持部20に対して物品Wを移載する。移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作に伴う移載装置32及び移載対象の物品Wの移動軌跡に干渉し得る検出対象物Dの位置が、走行台車31の走行軌跡に干渉し得る検出対象物Dの位置でもある場合には(すなわち、第2検出エリアA2に含まれる場合には)、当該位置を除外するように第1検出エリアA1が設定される。すなわち、第1検出エリアA1と第2検出エリアA2とは互いに重複しないように設定される。
【0026】
第2検出エリアA2は、走行台車31の走行軌跡(走行台車31が移動する空間)に干渉し得る検出対象物Dの位置を含むように設定される。上述したように、走行台車31は、支持部20に対応する移載位置Pを含む走行経路Rに沿って走行自在に構成されており、走行経路Rに沿って走行する走行台車31の走行軌跡に干渉し得る検出対象物Dの位置を含むように第2検出エリアA2が設定される。なお、走行台車31の走行時には、移載装置32、昇降装置33、マスト36、モータ(M1〜M3)等の、搬送装置30における走行台車31以外の部分も走行経路Rに沿って移動する。そのため、走行台車31の走行時に搬送装置30における走行台車31以外の部分に検出対象物Dが干渉し得る場合には、第2検出エリアA2を、走行台車31の走行動作に伴う当該部分の移動軌跡に干渉し得る検出対象物Dの位置も含むように設定するとよい。また、走行台車31の走行時に搬送対象の物品W(搬送装置30によって搬送されている物品Wであり、ここでは、引退位置の載置体34に支持されている物品W)に検出対象物Dが干渉し得る場合には、第2検出エリアA2を、走行台車31の走行動作に伴う搬送対象の物品Wの移動軌跡に干渉し得る検出対象物Dの位置も含むように設定するとよい。すなわち、第2検出エリアA2は、走行台車31の走行動作に伴う搬送装置30及び搬送対象の物品Wの移動軌跡に干渉し得る検出対象物Dの位置を含むように設定することができる。
【0027】
図1、
図3、及び
図4に示すように、検出システム60は、測域センサ61(スキャナ式レンジセンサ)を用いて、第1検出エリアA1や第2検出エリアA2における検出対象物Dの存在を検出するように構成されている。測域センサ61は、赤外線レーザ等の検出光によって支持部20の周囲を走査することで、支持部20の周囲に存在する物体の距離及び方向(測域センサ61から物体までの距離、及び、測域センサ61から見た物体の方向)を測定する。例えば、測域センサ61を作業者の腰の高さに応じた高さに配置することで、支持部20の周囲に存在する作業者の距離及び方向を測定することが可能となる。検出システム60に設けられる判定部又は動作制限部50に設けられる判定部は、測域センサ61の配置位置と、測域センサ61が測定した物体の距離及び角度とに基づき、第1検出エリアA1や第2検出エリアA2に検出対象物Dが存在するか否かを判定する。
図1に示す例では、支持部20には、支持部20における物品Wを下方から支持する支持体25の高さまで第1柵81が設けられており、測域センサ61は第1柵81に取り付けられている。
図1では、支持体25の高さが固定される固定式の荷受け台を支持部20として用いる場合を例示しているが、支持体25が昇降可能に構成される昇降式の荷受け台や、旋回台を備えた旋回式の荷受け台等を支持部20として用いることもできる。
【0028】
本実施形態では、以下のように第1検出エリアA1を設定している。
図3及び
図4に示すように、支持部20の配置領域の平面視(鉛直方向Z視)での外縁における、作業者等による物品Wの移載を可能とするために開放された部分を「開放外縁」として、第1検出エリアA1は、平面視で、開放外縁からの距離が設定距離以下となる領域に設定される。ここでは、開放外縁には上述した第1柵81が設けられており(
図1参照)、
図3及び
図4における第1柵81が設けられている直線部分が開放外縁に相当する。
【0029】
図1及び
図3に示すように、第1支持部21については、第1支持部21の配置領域の平面視での外縁における、当該配置領域の第1水平方向Xにおける収納棚2側とは反対側の端部を区画する部分と、当該配置領域の第2水平方向Yにおける走行経路R側とは反対側の端部を区画する部分とが、開放外縁であり、当該開放外縁のそれぞれからの距離が設定距離以下となる領域(但し、第2検出エリアA2として設定される部分を除く、以下同様。)が第1検出エリアA1として設定されている。一方、第2支持部22については、第2支持部22の配置領域の平面視での外縁における、当該配置領域の第2水平方向Yにおける走行経路R側とは反対側の端部を区画する部分に、第1柵81よりも高い第2柵82(進入防止柵)が設けられている。第2柵82は、作業者の不用意な進入を防止可能な高さを有している。これにより、第2支持部22については、第2支持部22の配置領域の平面視での外縁における、当該配置領域の第1水平方向Xにおける収納棚2側とは反対側の端部を区画する部分のみが、開放外縁であり、当該開放外縁からの距離が設定距離以下となる領域が第1検出エリアA1として設定されている。また、
図4に示すように、第3支持部23や第4支持部24については、支持部20の配置領域の平面視での外縁における、当該配置領域の第1水平方向Xにおける両側の端部を区画する部分と、当該配置領域の第2水平方向Yにおける走行経路R側とは反対側の端部を区画する部分とが、開放外縁であり、当該開放外縁のそれぞれからの距離が設定距離以下となる領域が第1検出エリアA1として設定されている。
【0030】
また、本実施形態では、以下のように第2検出エリアA2を設定している。
図3及び
図4に示すように、第2検出エリアA2は、平面視で、支持部20の開放外縁(ここでは、支持部20の配置領域の第1水平方向Xにおける端部を区画する開放外縁に限る。)における走行経路R側の端部からの距離が設定距離以下となる領域に設定される。ここでは、走行経路Rの周囲における収納部10や支持部20が配置されていない部分には第2柵82が設けられており、第1柵81と第2柵82との接続部が、支持部20の開放外縁における走行経路R側の端部に相当する。
図3に示すように、第1支持部21及び第2支持部22については、1つの第2検出エリアA2が設定され、第3支持部23及び第4支持部24については、2つの第2検出エリアA2が設定されている。なお、第1検出エリアA1や第2検出エリアA2の大きさを定める上述した設定距離は、例えば、作業者の腕の長さに応じた距離とすることができる。このように設定距離を設定することで、第1検出エリアA1又は第2検出エリアA2に進入している作業者が腕を横に伸ばす動作を行う状況において、作業者と搬送装置30(或いは搬送対象や移載対象の物品W)との接触を防止することが可能となる。
【0031】
制御装置40は、検出システム60により第1検出エリアA1において検出対象物Dの存在が検出された場合には、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作を制限する。また、制御装置40は、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作を制限すると共に、走行台車31の走行動作を制限する。本実施形態では、制御装置40は、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、更に昇降装置33の昇降動作を制限する。なお、制御装置40は、検出対象物Dの少なくとも一部が第1検出エリアA1において検出された場合に、第1検出エリアA1において検出対象物Dの存在が検出されたと判定し、検出対象物Dの少なくとも一部が第2検出エリアA2において検出された場合に、第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出されたと判定する。また、制御装置40は、例えば検出対象物Dが第1検出エリアA1と第2検出エリアA2とに跨って存在する場合のように、第1検出エリアA1及び第2検出エリアA2の双方において検出対象物Dの存在が検出された場合には、第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出されたと判定する。
【0032】
物品Wの移載動作の制限は、検出対象物Dの存在が検出された第1検出エリアA1又は第2検出エリアA2に対応する支持部20(当該第1検出エリアA1又は当該第2検出エリアA2が設定された支持部20)に対して行われ、他の支持部20に対する物品Wの移載動作は基本的に制限されない。本実施形態では、移載装置32が昇降装置33と協働して支持部20に対して物品Wを移載するため、「移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作を制限する」という場合の「移載動作」には、支持部20に対して物品Wを移載するための昇降装置33の昇降動作(具体的には、上述した上側高さ及び下側高さの一方から他方への昇降体35の昇降動作)も含まれる。すなわち、検出システム60により第1検出エリアA1又は第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作に付随する昇降装置33の昇降動作も動作制限の対象となる。
【0033】
移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作の制限は、例えば、移載動作を停止(即時に停止、又は減速させて停止)させること、移載動作の一部の動作のみ(例えば、載置体34の突出動作のみ)を禁止すること、移載動作を禁止すること、新たな移載動作を禁止すること(すなわち、現在実行中の移載動作の完了後に移載動作を禁止すること)等により行われる。後にフローチャートを参照して説明するように、本実施形態では、制御装置40は、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作中に、検出システム60により、第1検出エリアA1又は第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、移載装置32の移載動作を停止(ここでは、即時に停止)させるように構成されている。また、制御装置40は、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作中以外の状態で、検出システム60により、第1検出エリアA1又は第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、移載装置32による支持部20に対する移載動作を禁止するように構成されている。
【0034】
走行台車31の走行動作の制限は、例えば、走行動作を停止(即時に停止、又は減速させて停止)させること、対象エリアBへの進入を禁止すること、走行動作を禁止すること等により行われる。ここで、対象エリアBは、移載位置Pを含むように設定されるエリア(走行経路Rにおける一部の領域)である。
図2に示すように、本実施形態では、走行経路Rには、第1水平方向Xの一方側から順に、第1走行エリアC1、第2走行エリアC2、第3走行エリアC3、及び第4走行エリアC4が設定されている。第1走行エリアC1は、第1支持部21及び第2支持部22に対応する移載位置Pを含むように設定されるエリアであり、第1支持部21又は第2支持部22に設定された第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、第1走行エリアC1が対象エリアBに設定される。また、第3走行エリアC3は、第3支持部23及び第4支持部24に対応する移載位置Pを含むように設定されるエリアであり、第3支持部23又は第4支持部24に設定された第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、第3走行エリアC3が対象エリアBに設定される。
【0035】
後にフローチャートを参照して説明するように、本実施形態では、制御装置40は、走行台車31の走行動作中に、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合に、走行台車31が対象エリアBに位置する場合には走行台車31の走行動作を停止(ここでは、減速させて停止)させ、走行台車31が対象エリアBの外部に位置する場合には走行台車31の対象エリアBへの進入を禁止するように構成されている。また、制御装置40は、走行台車31の走行停止中(走行動作の停止中)に、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合に、走行台車31が対象エリアBに位置する場合には走行台車31の走行動作を禁止し、走行台車31が対象エリアBの外部に位置する場合には走行台車31の対象エリアBへの進入を禁止するように構成されている。なお、制御装置40は、走行台車31の少なくとも一部が対象エリアBに位置する場合に、走行台車31が対象エリアBに位置すると判定し、走行台車31の全体が対象エリアBの外部に位置する場合に、走行台車31が対象エリアBの外部に位置すると判定する。
【0036】
昇降装置33の昇降動作の制限は、例えば、昇降動作を停止(即時に停止、又は減速させて停止)させること、昇降動作を禁止すること等により行われる。後にフローチャートを参照して説明するように、本実施形態では、制御装置40は、昇降装置33の昇降動作中に、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合に、走行台車31が対象エリアBに位置する場合には昇降装置33の昇降動作を停止(ここでは、減速させて停止)させ、走行台車31が対象エリアBの外部に位置する場合には昇降装置33の昇降動作を制限しないように構成されている。また、制御装置40は、昇降装置33の昇降停止中(昇降動作の停止中)に、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合に、走行台車31が対象エリアBに位置する場合には昇降装置33の昇降動作を禁止し、走行台車31が対象エリアBの外部に位置する場合には昇降装置33の昇降動作を制限しないように構成されている。
【0037】
次に、本実施形態に係る制御装置40(動作制限部50)により実行される動作制限処理の手順について説明する。
【0038】
図6に示すように、制御装置40は、第1検出エリアA1において検出対象物Dの存在が検出された場合には(ステップ#01:Yes)、第1動作制限処理(ステップ#02)及び動作制限解除処理(ステップ#06)を順に実行する。また、制御装置40は、第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には(ステップ#01:No、ステップ#03:Yes)、第1動作制限処理(ステップ#04)、第2動作制限処理(ステップ#05)、及び動作制限解除処理(ステップ#06)を順に実行する。
【0039】
次に、
図6のステップ#02及びステップ#04の第1動作制限処理について、
図7を参照して説明する。
図7に示すように、制御装置40は、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作中であれば(ステップ#10:Yes)、移載装置32による支持部20に対する移載動作を停止(ここでは、即時に停止)させた後(ステップ#11)、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作の禁止を開始する(ステップ#12)。一方、制御装置40は、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作中以外の状態であれば(ステップ#10:No)、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作の禁止を開始する(ステップ#12)。
【0040】
次に、
図6のステップ#05及び
図9の後述するステップ#33の第2動作制限処理について、
図8を参照して説明する。
図8に示すように、制御装置40は、走行台車31が対象エリアBに位置しない場合(ステップ#20:No)、すなわち、走行台車31が対象エリアBの外部に位置する場合には、走行台車31の対象エリアBへの進入禁止を開始する(ステップ#21)。一方、制御装置40は、走行台車31が対象エリアBに位置する場合には(ステップ#20:Yes)、走行台車31の走行動作中であれば走行動作を停止(ここでは、減速させて停止)させると共に(ステップ#22:Yes、ステップ#23)、昇降装置33の昇降動作中であれば昇降動作を停止(ここでは、減速させて停止)させ(ステップ#24:Yes、ステップ#25)、走行台車31の走行動作及び昇降装置33の昇降動作の禁止を開始する(ステップ#26)。
【0041】
次に、
図6のステップ#06の動作制限解除処理について、
図9を参照して説明する。
図9に示すように、制御装置40は、第1検出エリアA1及び第2検出エリアA2のいずれの検出エリアにおいても検出対象物Dの存在が検出されない場合には(ステップ#30:Yes)、全ての禁止を解除する(ステップ#31)。すなわち、移載装置32による支持部20に対する物品Wの移載動作の禁止を解除すると共に、走行台車31の走行動作及び昇降装置33の昇降動作の禁止中であれば走行台車31の走行動作及び昇降装置33の昇降動作の禁止を解除し、走行台車31の対象エリアBへの進入禁止中であれば走行台車31の対象エリアBへの進入禁止を解除する。一方、第1検出エリアA1において検出対象物Dの存在が検出されている状態で(ステップ#30:No)、検出対象物Dの存在が検出される検出エリアが第1検出エリアA1から第2検出エリアA2に変化した場合には(ステップ#32:Yes)、上述した第2動作制限処理を実行する(ステップ#33)。また、第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出されている状態で(ステップ#30:No)、検出対象物Dの存在が検出される検出エリアが第2検出エリアA2から第1検出エリアA1に変化した場合には(ステップ#32:No、ステップ#34:Yes)、第2動作制限処理での禁止を解除する(ステップ#35)。すなわち、走行台車31の走行動作及び昇降装置33の昇降動作の禁止中である場合には、走行台車31の走行動作及び昇降装置33の昇降動作の禁止を解除し、走行台車31の対象エリアBへの進入禁止中である場合には、走行台車31の対象エリアBへの進入禁止を解除する。
【0042】
〔その他の実施形態〕
次に、物品収納設備のその他の実施形態について説明する。
【0043】
(1)上記の実施形態では、制御装置40が、走行台車31の走行動作中に、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合に、走行台車31が対象エリアBに位置する場合には走行台車31の走行動作を停止させ、走行台車31が対象エリアBの外部に位置する場合には走行台車31の対象エリアBへの進入を禁止する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、制御装置40が、走行台車31の走行動作中に、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、走行台車31の走行位置にかかわらず、走行台車31の走行動作を停止させる構成とすることもできる。この場合、走行台車31の走行停止中に、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、制御装置40が、走行台車31の走行位置にかかわらず、走行台車31の走行動作を禁止する構成とすることができる。また、この場合、制御装置40が、昇降装置33の昇降動作中に、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、走行台車31の走行位置にかかわらず、昇降装置33の昇降動作を停止させ、昇降装置33の昇降停止中に、検出システム60により第2検出エリアA2において検出対象物Dの存在が検出された場合には、走行台車31の走行位置にかかわらず、昇降装置33の昇降動作を禁止する構成とすることができる。
【0044】
(2)上記の実施形態では、検出システム60が、測域センサ61を用いて、第1検出エリアA1や第2検出エリアA2における検出対象物Dの存在を検出する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、検出システムが、撮像装置(カメラ)等の測域センサ61以外の検出装置を用いて、第1検出エリアA1や第2検出エリアA2における検出対象物Dの存在を検出する構成とすることもできる。
【0045】
(3)上記の実施形態では、移載装置32が、物品Wを下方から支持する載置体34を第2水平方向Yに出退移動自在に備え、載置体34を支持部20側又は収納部10側に突出させた状態で昇降体35を昇降させることで、支持部20又は収納部10に対して物品Wを移載する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば、移載装置32が、物品Wを第1水平方向Xの両側から挟む一対のクランプ部を第2水平方向Yに出退移動自在に備える構成、移載装置32が、物品Wの上部に設けられた突起部(フランジ部等)を把持する把持部を第2水平方向Yに出退移動自在に備える構成、移載装置32が、物品Wの側面に設けられた被係合部(取っ手等)に係合する係合部(フック等)を第2水平方向Yに出退移動自在に備える構成等とすることもできる。
【0046】
(4)上記の実施形態では、搬送装置30がスタッカークレーンである構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、スタッカークレーン以外の物品搬送装置(例えば、自身の現在位置を認識しながら床面部を自律走行する物品搬送装置)を搬送装置30として用いることもできる。なお、走行経路Rが固定されない物品搬送装置を搬送装置30として用いる場合には、支持部20に対応する移載位置Pを含む走行経路Rが、その時々の物品収納設備1の状態に応じて最適な経路に設定される構成とすることができる。また、上記の実施形態では、搬送装置30が昇降装置33を備える構成を例として説明したが、搬送装置30が昇降装置33を備えない構成とすることもできる。
【0047】
(5)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用すること(その他の実施形態として説明した実施形態同士の組み合わせを含む)も可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
【0048】
〔上記実施形態の概要〕
以下、上記において説明した物品収納設備の概要について説明する。
【0049】
物品を収納する複数の収納部と、前記収納部に搬入する物品又は前記収納部から搬出する物品を支持する支持部と、前記支持部と前記収納部との間で物品を搬送する搬送装置と、前記搬送装置を制御する制御装置と、を備えた物品収納設備であって、第1検出エリアにおける検出対象物の存在を検出すると共に、前記第1検出エリアとは異なる第2検出エリアにおける前記検出対象物の存在を検出する検出システムを備え、前記搬送装置は、前記支持部に対して物品を移載するための移載位置を含む走行経路に沿って走行自在な走行台車と、前記走行台車に支持されると共に、前記走行台車が前記移載位置に位置する状態で前記支持部に対して物品を移載する移載装置と、を備え、前記制御装置は、前記検出システムにより前記第1検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合には、前記移載装置による前記支持部に対する物品の移載動作を制限し、前記検出システムにより前記第2検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合には、前記移載装置による前記支持部に対する物品の移載動作を制限すると共に、前記走行台車の走行動作を制限し、前記第1検出エリアは、前記移載装置による前記支持部に対する物品の移載動作に伴う前記移載装置及び移載対象の物品の移動軌跡に干渉し得る前記検出対象物の位置を含むように設定され、前記第2検出エリアは、前記走行台車の走行軌跡に干渉し得る前記検出対象物の位置を含むように設定される。
【0050】
この構成によれば、第1検出エリアや第2検出エリアにおいて作業者等(作業者や、作業者が操縦するフォークリフト等)の検出対象物の存在が検出された場合には、搬送装置の動作が制限されるため、第1検出エリアや第2検出エリアを支持部の周辺に適切に設定することで、支持部における作業者等と搬送装置(或いは搬送対象や移載対象の物品、以下同様。)との接触の防止対策を強化することが可能となる。この際、支持部の周辺を開閉扉付きの柵で囲む必要はないため、作業者等の作業性の低下を抑制することもできる。
【0051】
その上で、上記の構成によれば、互いに性質の異なる第1検出エリアと第2検出エリアとを設定し、いずれの検出エリアにおいて検出対象物の存在が検出されたかに応じて搬送装置の動作制限の形態を異ならせることで、搬送装置による物品搬送効率の低下を抑制することができる。補足説明すると、走行台車の走行軌跡に干渉し得る検出対象物の位置を含むように設定される第2検出エリアにおいて検出対象物が検出された場合には、移載装置による支持部に対する物品の移載動作及び走行台車の走行動作の双方を制限することで、作業者等と搬送装置との接触を防止することが可能となる。一方、移載装置による支持部に対する物品の移載動作に伴う移載装置及び移載対象の物品の移動軌跡に干渉し得る検出対象物の位置を含むように設定される第1検出エリアにおいて検出対象物が検出された場合には、移載装置による支持部に対する物品の移載動作を制限することで作業者等と搬送装置との接触を防止しつつ、走行台車の走行動作は制限しないことで、支持部に対する物品の移載動作以外の動作を搬送装置に行わせることができる。この結果、例えば、1種類の検出エリアを設定し、当該検出エリアにおいて検出対象物が検出された場合には一律に移載装置による支持部に対する物品の移載動作及び走行台車の走行動作の双方を制限する場合に比べて、第1検出エリアにおいて検出対象物が検出された場合には走行台車の走行動作の制限を行わない分、搬送装置による物品搬送効率の向上を図ることができる。
【0052】
以上のように、上記の構成によれば、作業者等の作業性の低下や搬送装置による物品搬送効率の低下を抑制しつつ、支持部における作業者等と搬送装置との接触の防止対策を強化することが可能な物品収納設備を実現することができる。
【0053】
ここで、前記制御装置は、前記移載装置による前記支持部に対する物品の移載動作中に、前記検出システムにより、前記第1検出エリア又は前記第2検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合には、前記移載装置の移載動作を停止させる構成とすると好適である。
【0054】
この構成によれば、移載装置による支持部に対する物品の移載動作中に第1検出エリア又は第2検出エリアに作業者等が進入した状況において、作業者等と搬送装置との接触を防止しやすくなる。
【0055】
また、前記制御装置は、前記走行台車の走行動作中に、前記検出システムにより前記第2検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合には、前記走行台車の走行動作を停止させる構成とすると好適である。
【0056】
この構成によれば、走行台車の走行中に第2検出エリアに作業者等が進入した状況において、作業者等と搬送装置との接触を防止しやすくなる。
【0057】
また、前記制御装置は、前記走行台車の走行動作中に、前記検出システムにより前記第2検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合に、前記走行台車が前記移載位置を含むように設定される対象エリアに位置する場合には前記走行台車の走行動作を停止させ、前記走行台車が前記対象エリアの外部に位置する場合には前記走行台車の前記対象エリアへの進入を禁止する構成とすると好適である。
【0058】
この構成によれば、作業者等と搬送装置との接触が起こり得ないエリア(移載位置から離れたエリア)を除外するように対象エリアを設定することで、走行台車の走行動作中に第2検出エリアに作業者等が進入した状況において、走行台車が対象エリアに位置する場合には走行台車の走行動作を停止させることで作業者等と搬送装置との接触を防止し、走行台車が対象エリアの外部に位置する場合には、走行台車の走行動作を停止させずに対象エリアの外部において走行台車の走行動作を継続することができる。よって、走行台車が対象エリアの外部に位置する場合にも走行台車の走行動作を停止させる場合に比べて、搬送装置による物品搬送効率の向上を図ることができる。
【0059】
また、前記搬送装置は、前記移載装置を昇降させる昇降装置を更に備え、前記制御装置は、前記検出システムにより前記第2検出エリアにおいて前記検出対象物の存在が検出された場合には、更に前記昇降装置の昇降動作を制限する構成とすると好適である。
【0060】
この構成によれば、搬送装置が昇降装置を備える場合であっても、作業者等と搬送装置との接触を防止することが可能となる。
【0061】
本開示に係る物品収納設備は、上述した各効果のうち、少なくとも1つを奏することができれば良い。