特許第6806711号(P6806711)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ オリオン コーポレーションの特許一覧

特許6806711アルファ2Cアンタゴニストとしての2−(1−ヘテロアリールピペラジン−4−イル)メチル−1,4−ベンゾジオキサン誘導体
<>
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6806711
(24)【登録日】2020年12月8日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】アルファ2Cアンタゴニストとしての2−(1−ヘテロアリールピペラジン−4−イル)メチル−1,4−ベンゾジオキサン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 405/12 20060101AFI20201221BHJP
   C07D 417/12 20060101ALI20201221BHJP
   C07D 405/14 20060101ALI20201221BHJP
   C07D 417/14 20060101ALI20201221BHJP
   C07D 413/12 20060101ALI20201221BHJP
   C07D 513/04 20060101ALI20201221BHJP
   C07D 413/14 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 25/16 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 25/24 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 25/18 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 25/14 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 25/08 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 5/24 20060101ALI20201221BHJP
   A61K 31/496 20060101ALI20201221BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 21/02 20060101ALI20201221BHJP
   A61P 25/02 20060101ALI20201221BHJP
【FI】
   C07D405/12CSP
   C07D417/12
   C07D405/14
   C07D417/14
   C07D413/12
   C07D513/04 343
   C07D413/14
   A61P43/00 111
   A61P25/00
   A61P25/16
   A61P25/24
   A61P25/18
   A61P25/14
   A61P25/08
   A61P25/28
   A61P5/24
   A61K31/496
   A61K31/506
   A61P21/02
   A61P25/02
   A61P43/00 121
【請求項の数】27
【全頁数】74
(21)【出願番号】特願2017-563032(P2017-563032)
(86)(22)【出願日】2016年6月3日
(65)【公表番号】特表2018-520123(P2018-520123A)
(43)【公表日】2018年7月26日
(86)【国際出願番号】FI2016050400
(87)【国際公開番号】WO2016193551
(87)【国際公開日】20161208
【審査請求日】2019年5月9日
(31)【優先権主張番号】20150169
(32)【優先日】2015年6月5日
(33)【優先権主張国】FI
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】300046083
【氏名又は名称】オリオン コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】特許業務法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ショウミン
(72)【発明者】
【氏名】クンプライネン、エサ
(72)【発明者】
【氏名】ピュスチュネン、ヤルモ
(72)【発明者】
【氏名】ポーヤカッリオ、アンチ
(72)【発明者】
【氏名】ハイカライネン、アンシ
【審査官】 二星 陽帥
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第98/043956(WO,A1)
【文献】 特表2012−509302(JP,A)
【文献】 特開昭61−112063(JP,A)
【文献】 特開2002−037778(JP,A)
【文献】 特表平09−511215(JP,A)
【文献】 特開昭48−032890(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 405/12 − 513/04
A61K 31/496− 31/506
A61P 5/24 − 43/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式I:
【化1】
(式中、Aは、N、OおよびSから各々独立して選択される1、2または3個の環ヘテロ原子を含む5員不飽和複素環であって、該複素環は、置換されていないか、または1つの置換基R1で置換されているか、または2つの置換基R1およびR2で置換されているか、または3つの置換基R1、R2およびR3で置換されているか、または4つの置換基R1、R2、R3およびR4で置換されており;
1は、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C=O)−、CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、R56N−、R56N−(C=O)−、R6(C=O)−R5N−、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−N−、またはフェニル−N−であり、該ヘテロシクリルまたはフェニルは、各々独立して(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、オキソまたはフェニル(C1−C6)アルコキシである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されており;
2は、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシまたは(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり;
3は、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシまたは(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり;
4は(C1−C6)アルキルであり;
5はHまたは(C1−C6)アルキルであり;そして
6はHまたは(C1−C6)アルキルであり;
またはR1およびR2は、それらが結合している環原子と一緒に、1つまたは2つのヘテロ原子Nを含む縮合6員不飽和複素環を形成する)
を有する化合物、またはそれらの薬学的に許容され得る塩(ただしAは1,2,3−オキサジアゾール−3−イウム−3−イルではない)。
【請求項2】
化合物が式Ia:
【化2】
の化合物である請求項1記載の化合物。
【請求項3】
環Aが以下の基:
【化3】
(式中、ZはN、OまたはSであり;そして
*を付した原子が親分子部分に結合している)
のいずれかである請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
1が、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C=O)−、CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、R56N−、R56N−(C=O)−、R6(C=O)−R5N−、フェニル−N−、または以下の基:
【化4】
(式中、*を付した原子が親分子部分に結合され;そして
基(1’)〜(11’)は、各々独立して(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、オキソ、またはフェニル(C1−C6)アルコキシである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されている)
のいずれかである請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
環Aが、基(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)または(10)のいずれかであり、基(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)または(10)は、置換されていないか、または1つの置換基R1で置換されているか、または2つの置換基R1およびR2で置換されているか、または3つの置換基R1、R2およびR3で置換されており;
1が、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C=O)−、CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、R56N−(C=O)−、R6(C=O)−R5N−、または基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)、(5’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)または(10’)のいずれかであり、基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)、(5’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)または(10’)は、各々独立して(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、オキソ、またはフェニル(C1−C6)アルコキシである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されており;
2が(C1−C6)アルキルであり;
3が(C1−C6)アルキルであり;
5がHまたは(C1−C6)アルキルであり;そして
6がHまたは(C1−C6)アルキルであり;
またはR1およびR2が、それらが結合している環原子と一緒に、1つのヘテロ原子Nを含む縮合6員不飽和複素環を形成する請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
環Aが、基(1)、(2)、(4)、(7)、(8)、(9)または(10)のいずれかであり、基(1)、(2)、(4)、(7)、(8)、(9)または(10)は、1つの置換基R1で置換されているか、または2つの置換基R1およびR2で置換されているか、または3つの置換基R1、R2およびR3で置換されており;
1が、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、R56N−(C=O)−、または基(2’)、(4’)、(5’)または(9’)のいずれかであり、基(2’)、(4’)、(5’)または(9’)は、各々独立して(C1−C6)アルキルまたはオキソである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されており;
2が(C1−C6)アルキルであり;
3が(C1−C6)アルキルであり;
5が(C1−C6)アルキルであり;そして
6が(C1−C6)アルキルである請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
環Aが、以下の基:
【化5】
(R1が、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C=O)−、CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、R56N−(C=O)−、R6(C=O)−R5N−または基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)、(5’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)または(10’)のいずれかであり、基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)、(5’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)または(10’)は、各々独立して(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、オキソまたはフェニル(C1−C6)アルコキシである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されており;
2が(C1−C6)アルキルであり;
3が(C1−C6)アルキルであり;
5がHまたは(C1−C6)アルキルであり;そして
6がHまたは(C1−C6)アルキルであり;
またはR1およびR2が、それらが結合している環原子と一緒に、1つのヘテロ原子Nを含む縮合6員不飽和複素環を形成する)
のいずれかである請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
環Aが、以下の基:
【化6】
(R1が、R56N−(C=O)−、または基(2’)、(4’)、(5’)または(9’)のいずれかであり、基(2’)、(4’)、(5’)または(9’)は、各々独立して(C1−C3)アルキルまたはオキソである1、2または3つの置換基で任意に置換されており;
2が(C1−C3)アルキルであり;
3が(C1−C3)アルキルであり;
5が(C1−C3)アルキルであり;そして
6が(C1−C3)アルキルである)
のいずれかである請求項7記載の化合物。
【請求項9】
化合物が、(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン、
(S)−2−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ−[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオン、
(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルオキサゾール−4−カルボニトリル、
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アゼチジン−2−オン、
(S)−3−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)オキサゾリジン−2−オン、
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4,4−ジメチルイミダゾリジン−2−オン、
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4,4−トリメチルイミダゾリジン−2−オン、
(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)チアゾール、
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾリジン−2−オン、
(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン、
(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン、
(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル、
(S)−2−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)プロパン−2−オール、
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン、
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン、
(S)−N−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド、
(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2−オン、
(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン、
(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン、
(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン、
1−(4−(4−(((S)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルピロリジン−2−オン、
(S)−2−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,3,4−チアジアゾール、
(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール、
(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン、
(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾリジン−2−オン、
(S)−3−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン、
(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド、
(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン、
(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−メチル−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩、
(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オン、
(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルイソチアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン、
(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルチアゾール−5−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン塩酸塩、
(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)エタノン、
(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N,N−ジメチル−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド、
(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン二塩酸塩、
(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン塩酸塩、
(S)−N−(2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン塩酸塩、
(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン、
(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン、または
(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンである請求項1記載の化合物。
【請求項10】
化合物が、
【化7】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項11】
化合物が、
【化8】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項12】
化合物が、
【化9】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項13】
化合物が、
【化10】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項14】
化合物が、
【化11】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項15】
化合物が、
【化12】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項16】
化合物が、
【化13】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項17】
化合物が、
【化14】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項18】
化合物が、
【化15】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項19】
化合物が、
【化16】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項20】
化合物が、
【化17】
または薬学的に許容され得るその塩である請求項1記載の化合物。
【請求項21】
医薬としての使用のための請求項1〜20のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
アルファ2Cアンタゴニストが有用であると指摘されている障害、状態または疾患の治療における使用のための請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
前記障害、状態または疾患が、ストレスにより伝播される精神疾患、パーキンソン病、鬱病、統合失調症、注意欠陥過活動性障害、心的外傷後ストレス障害、強迫性障害、トゥレットシンドローム、眼瞼けいれんまたは他の限局性筋失調症、精神病を伴う側頭葉てんかん、薬物誘導性精神病、ハンチントン病、性ホルモンのレベルの変動に起因する疾患、パニック障害、アルツハイマー病または軽度認知障害である請求項22記載の化合物。
【請求項24】
請求項1記載の少なくとも1つの化合物の有効量を含むアルファ2Cアンタゴニストが有用であると指摘されている障害、状態または疾患の治療用医薬。
【請求項25】
前記障害、状態または疾患が、ストレスにより伝播される精神疾患、パーキンソン病、鬱病、統合失調症、注意欠陥過活動性障害、心的外傷後ストレス障害、強迫性障害、トゥレットシンドローム、眼瞼けいれんまたは他の限局性筋失調症、精神病を伴う側頭葉てんかん、薬物誘導性精神病、ハンチントン病、性ホルモンのレベルの変動に起因する疾患、パニック障害、アルツハイマー病または軽度認知障害である請求項24記載の治療用医薬。
【請求項26】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の少なくとも1つの化合物および薬学的に許容され得る担体、希釈剤および/または賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項27】
組成物が、さらに少なくとも1つの他の活性成分を含む請求項26記載の医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、薬理学的に活性なアリールピペラジン、またはその薬学的に許容され得る塩およびエステル、およびそれらを含む医薬組成物、およびアルファ2Cアンタゴニストとしてのそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
本技術分野において、アルファアドレナリン作動活性を示す化合物が末梢系および中枢神経系(CNS)の広範囲の疾患および症状の治療のために使用され得ることは一般的に知られ、かつ受け入れられている。
【0003】
アルファアドレナリン受容体は、薬理学的基準にもとづき、アルファ1アドレナリン受容体とアルファ2アドレナリン受容体とに分けることができ、両方ともさらにサブタイプに分けることができる。3つの遺伝子学的にコードされたサブタイプ、すなわち、アルファ2A、アルファ2Bおよびアルファ2Cアドレナリン受容体がヒトにおいて発見されている。4番目の薬理学的に定義されたサブタイプ、すなわち、アルファ2Dアドレナリン受容体がいくつかの他の哺乳類およびげっ歯類において知られている。それは遺伝子学的に定義されているアルファ2Aアドレナリン受容体に対応している。
【0004】
アルファ2アドレナリン受容体サブタイプは、異なる組織分布および機能的役割を有する。例えば、アルファ2Aアドレナリン受容体は様々な組織において広く発現されているが、アルファ2Cアドレナリン受容体は、CNSに集中しており、特定のCNS介在行動応答および生理応答のモジュレーションにおいて役割を果たしていると考えられる。
【0005】
本技術分野においては、上記アルファ2サブタイプのいずれにも非特異的であるいくつかの化合物と、特定のアルファ2サブタイプに特異的であるいくつかの化合物とが知られている。例えば、特許文献1に開示されているアチパメゾールは、非特異的アルファ2アンタゴニストである。アルファ2Cサブタイプの選択的アンタゴニストであり、したがって中枢神経系の疾患の治療に有用である化合物は、例えば、特許文献2および特許文献3に記載されている。
【0006】
治療中の有害事象のリスクを軽減するために、アルファ2アンタゴニストの選択性の増強が望まれている。例えば、非選択的アルファ2アンタゴニストの使用は、血圧、心拍、唾液分泌、消化管分泌物、および不安の増加などの副作用の原因となる。また、必要用量を低減することができるように、アルファ2Cアンタゴニストの強度の増強も望まれている。
【0007】
特許文献4は、低血圧、血管拡張、およびアンタゴニスト特性を有するあるピペラジニルシドノンイミド誘導体を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】欧州特許出願公開第183492号明細書
【特許文献2】国際公開第2009/013390号
【特許文献3】国際公開第2010/058060号
【特許文献4】独国特許出願公告第2241991号明細書
【発明の概要】
【0009】
本開示の目的は、アルファ2Cアンタゴニストが有用であることが指摘されている末梢または中枢神経系の疾患または症状の治療に使用することのできる新規なアルファ2Cアンタゴニストを提供することである。したがって、本開示の目的は、哺乳類の治療においてアルファ2Cアンタゴニストとして使用されるさらなる化合物を提供することである。さらに、今回開示される化合物を含む医薬組成物も提供される。
【0010】
本開示のアルファ2アンタゴニストは、アルファ2Cアドレナリン受容体サブタイプに対する向上された選択性、増強された強度、向上された代謝安定性、および/または向上された溶解性、さらにはより所望の薬物動態および薬理学を有する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示は、一般式I:
【化1】
(式中、Aは、N、OおよびSから各々独立して選択される1、2または3個の環ヘテロ原子を含む5員不飽和複素環であって、該複素環は、置換されていないか、または1つの置換基R1で置換されているか、または2つの置換基R1およびR2で置換されているか、または3つの置換基R1、R2およびR3で置換されているか、または4つの置換基R1、R2、R3およびR4で置換されており;
1は、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C=O)−、CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、R56N−、R56N−(C=O)−、R6(C=O)−R5N−、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−N−、またはフェニル−N−であり、該ヘテロシクリルまたはフェニルは、各々独立して(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、オキソまたはフェニル(C1−C6)アルコキシである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されており;
2は、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシまたは(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり;
3は、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシまたは(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり;
4は(C1−C6)アルキルであり;
5はHまたは(C1−C6)アルキルであり;そして
6はHまたは(C1−C6)アルキルであり;
またはR1およびR2は、それらが結合している環原子と一緒に、1つまたは2つのヘテロ原子Nを含む縮合6員不飽和複素環を形成する)
を有する新規化合物、またはそれらの薬学的に許容され得る塩またはエステル(ただしAは1,2,3−オキサジアゾール−3−イウム−3−イルではない)に関する。
【0012】
一実施態様において、本開示は、化合物が式Ia:
【化2】
である式Iの化合物に関する。
【0013】
一実施態様において、本開示は、環Aが以下の基:
【化3】
(式中、ZはN、OまたはSであり;そして
*を付した原子が親分子部分に結合している)
のいずれかである式Iの化合物に関する。
【0014】
一実施態様において、本開示は、式I(式中、R1は、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C=O)−、CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、R56N−、R56N−(C=O)−、R6(C=O)−R5N−、フェニル−N−、または以下の基:
【化4】
(式中、*を付した原子が親分子部分に結合され;そして
基(1’)〜(11’)は、各々独立して(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、オキソ、またはフェニル(C1−C6)アルコキシである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されている)
の化合物に関する。
【0015】
一実施態様において、本開示は、式Iの化合物であって、環Aが、基(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、(19)、(20)、(21)または(22)のいずれかであり、基(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、(19)、(20)、(21)または(22)は、置換されていないか、または1つの置換基R1で置換されているか、または2つの置換基R1およびR2で置換されているか、または3つの置換基R1、R2およびR3で置換されているか、または4つの置換基R1、R2、R3およびR4で置換されており;
1が、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C=O)−、CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、R56N−、R56N−(C=O)−、R6(C=O)−R5N−、フェニル−N−、または基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)、(5’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)、(10’)または(11’)のいずれかであり、該フェニルまたは基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)、(5’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)、(10’)または(11’)は、各々独立して(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、オキソまたはフェニル(C1−C6)アルコキシである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されており;
2が、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシまたは(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり;
3が、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシまたは(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり;
4が(C1−C6)アルキルであり;
5がHまたは(C1−C6)アルキルであり;そして
6がHまたは(C1−C6)アルキルであり;
またはR1およびR2が、それらが結合している環原子と一緒に、1つまたは2つのヘテロ原子Nを含む縮合6員不飽和複素環を形成する化合物に関する。
【0016】
一実施態様において、本開示は、式Iの化合物であって、環Aが、基(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)または(10)のいずれかであり、基(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)または(10)は、置換されていないか、または1つの置換基R1で置換されているか、または2つの置換基R1およびR2で置換されているか、または3つの置換基R1、R2およびR3で置換されており;
1が、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C=O)−、CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、R56N−(C=O)−、R6(C=O)−R5N−、または基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)、(5’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)または(10’)のいずれかであり、基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)、(5’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)または(10’)は、各々独立して(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、オキソまたはフェニル(C1−C6)アルコキシである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されており;
2が(C1−C6)アルキルであり;
3が(C1−C6)アルキルであり;
5がHまたは(C1−C6)アルキルであり;そして
6がHまたは(C1−C6)アルキルであり;
またはR1およびR2が、それらが結合している環原子と一緒に、1つのヘテロ原子Nを含む縮合6員不飽和複素環を形成する化合物に関する。
【0017】
一実施態様において、本開示は、式Iの化合物であって、環Aが、基(1)、(2)、(4)、(7)、(8)、(9)または(10)のいずれかであり、基(1)、(2)、(4)、(7)、(8)、(9)または(10)は、置換されていないか、または1つの置換基R1で置換されているか、または2つの置換基R1およびR2で置換されているか、または3つの置換基R1、R2およびR3で置換されており;
1が、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、R56N−(C=O)−、または基(2’)、(4’)、(5’)または(9’)のいずれかであり、基(2’)、(4’)、(5’)または(9’)は、各々独立して(C1−C6)アルキルまたはオキソである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されており;
2が(C1−C6)アルキルであり;
3が(C1−C6)アルキルであり;
5が(C1−C6)アルキルであり;そして
6が(C1−C6)アルキルである化合物に関する。
【0018】
一実施態様において、本開示は、式Iの化合物であって、環Aが、以下の基:
【化5】
(R1が、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C=O)−、CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、R56N−(C=O)−、R6(C=O)−R5N−または基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)、(5’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)または(10’)のいずれかであり、該基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)、(5’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)または(10’)は、各々独立して(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、オキソまたはフェニル(C1−C6)アルコキシである1、2、3または4つの置換基で任意に置換されており;
2が(C1−C6)アルキルであり;
3が(C1−C6)アルキルであり;
5がHまたは(C1−C6)アルキルであり;そして
6がHまたは(C1−C6)アルキルであり;
またはR1およびR2が、それらが結合している環原子と一緒に、1つのヘテロ原子Nを含む縮合6員不飽和複素環を形成する)
のいずれかである化合物に関する。
【0019】
一実施態様において、本開示は、式Iの化合物であって、環Aが、次の基:
【化6】
(R1が、R56N−(C=O)−、または基(2’)、(4’)、(5’)または(9’)のいずれかであり、該基(2’)、(4’)、(5’)または(9’)は、各々独立して(C1−C6)アルキルまたはオキソである1、2または3つの置換基で任意に置換されており;
2が(C1−C6)アルキルであり;
3が(C1−C6)アルキルであり;
5が(C1−C6)アルキルであり;そして
6が(C1−C6)アルキルである)
のいずれかである化合物に関する。
【0020】
一実施態様において、本開示は、式Iの化合物であって、(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン、(S)−2−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ−[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオン、(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルオキサゾール−4−カルボニトリル、(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アゼチジン−2−オン、(S)−3−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)オキサゾリジン−2−オン、(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4,4−ジメチルイミダゾリジン−2−オン、(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4,4−トリメチルイミダゾリジン−2−オン、(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)チアゾール、(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾリジン−2−オン、(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン、(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン、(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル、(S)−2−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)プロパン−2−オール、(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン、(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン、(S)−N−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド、(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2−オン、(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン、(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン、(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン、1−(4−(4−(((S)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルピロリジン−2−オン、(S)−2−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,3,4−チアジアゾール、(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール、(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン、(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾリジン−2−オン、(S)−3−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン、(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド、(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン、(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−メチル−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩、(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オン、(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルイソチアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン、(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルチアゾール−5−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン塩酸塩、(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)エタノン、(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N,N−ジメチル−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド、(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン二塩酸塩、(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン塩酸塩、(S)−N−(2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン塩酸塩、(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン、(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン、または(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンである化合物に関する。
【0021】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化7】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0022】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化8】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0023】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化9】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0024】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化10】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0025】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化11】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0026】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化12】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0027】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化13】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0028】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化14】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0029】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化15】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0030】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化16】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0031】
一実施態様において、本開示は、化合物が、
【化17】
またはその薬学的に許容され得る塩である
式Iの化合物に関する。
【0032】
本明細書において用いられる用語は、以下に示す定義を有する。
【0033】
以下の定義において用いられる用語「少なくとも1つ」は、1つまたは数個、例えば1つを意味する。
【0034】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「ヒドロキシ」は、−OH基を意味する。
【0035】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「オキソ」は、置換基として結合される=O基を意味する。
【0036】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「(C1−C6)アルキル」は、直鎖または分岐鎖部分を有し、1、2、3、4、5または6個の炭素原子を含む飽和炭化水素基を意味する。(C1−C6)アルキルの代表的な例としては、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチルおよびn−ヘキシルなどが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0037】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「(C1−C3)アルキル」は、直鎖または分岐鎖部分を有し、1、2または3個の炭素原子を含む飽和炭化水素基を意味する。(C1−C3)アルキルの代表的な例としては、メチル、エチル、n−プロピルおよびiso−プロピルなどが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0038】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「(C1−C6)アルコキシ」は、酸素原子に結合された本明細書において定義される(C1−C3)アルキル基を意味する。(C1−C6)アルコキシの代表的な例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシ、iso−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、2,2−ジメチルプロポキシ、3−メチルブトキシおよびn−ヘキソキシなどが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0039】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「ヒドロキシ(C1−C6)アルキル」は、本明細書において定義される(C1−C6)アルキル基に結合された本明細書において定義される少なくとも1つのヒドロキシ基を意味する。ヒドロキシ(C1−C6)アルキルの代表的な例としては、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2−ジヒドロキシエチル、1−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシ−1−メチルエチルおよび1−ヒドロキシ−1−メチルプロピルなどが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0040】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル」は、本明細書において定義される(C1−C6)アルキル基に結合された本明細書において定義される少なくとも1つの(C1−C6)アルコキシ基を意味する。数個の(C1−C6)アルコキシ基がある場合、それらの(C1−C6)アルコキシ基は同じであってもまたは異なっていてもよい。(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルの代表的な例としては、メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2,2−ジメトキシエチル、1−メチル−2−プロポキシエチル、1−メトキシ−1−メチルエチルおよび4−メトキシブチルなどが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0041】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「(C1−C6)アルキル−(C=O)」は、カルボニル基に結合した本明細書において定義される(C1−C6)アルキル基を意味する。(C1−C6)アルキル−(C=O)の代表的な例としては、アセチル、エチルカルボニル、プロピルカルボニルおよびイソプロピルカルボニルが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0042】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「(C1−C6)アルコキシ−(C=O)」は、カルボニル基に結合した本明細書において定義される(C1−C6)アルコキシ基を意味する。(C1−C6)アルコキシ−(C=O)の代表的な例としては、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニルおよびイソプロポキシカルボニルなどが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0043】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「フェニル(C1−C6)アルコキシ」は、本明細書において定義される(C1−C6)アルコキシ基に結合したフェニル基を意味する。フェニル(C1−C6)アルコキシの代表的な例としては、フェニルメトキシ、2−フェニルエトキシおよび3−フェニルプロポキシなどが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0044】
本明細書においてそれ自体または他の基の一部として用いられる場合、用語「ヘテロシクリル」は、NおよびOからそれぞれ独立して選択される1個または2個の環ヘテロ原子を含む4、5または6員の飽和または不飽和単環式基、またはNおよびOからそれぞれ独立して選択される1個または2個の環ヘテロ原子を含む9または10員の飽和または不飽和二環式基を意味する。ヘテロシクリルの代表的な例としては、アゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、オキサゾリジン−3−イル、イミダゾリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、ピラゾール−1−イル、イソインドリン−2−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリミジン−2−イルおよびピリミジン−4−イルなどが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0045】
本明細書において用いられる場合、「本開示の化合物」という表現は、式Iの化合物を意味する。
【0046】
本開示による「薬学的に許容され得る塩」は、治療学的に活性、非毒性、塩基および酸の塩の形態を含み、該式Iの化合物が、有機および無機塩基および酸の両方と形成することができる。薬学的に許容され得る塩基付加塩、例えば金属またはアミン塩の代表的な例としては、アンモニウム塩、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムおよび亜鉛の塩、N−メチル−D−グルカミン等の有機塩基との塩、ヒドラバミン塩、およびアルギニン、リシンなどのアミノ酸との塩が挙げられるが、それらに限定されるものではない。薬学的に許容され得る酸付加塩の代表的な例としては、塩化物、臭化物、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、スルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、ギ酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩、アスコルビン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩などが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0047】
適用する場合、薬学的に許容され得るエステルは、製薬の分野において慣用の薬学的に許容され得る酸を用いて既知の方法により製造することができ、遊離型の薬理学的特性を保持するものである。これらのエステルの非限定的な例としては、脂肪族または芳香族アルコールとのエステルが挙げられる。薬学的に許容され得るエステルの代表的な例としては、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルおよびベンジルエステルなどが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
【0048】
本開示は、式Iの化合物の全ての可能な幾何異性体、例えばシスおよびトランス異性体、ならびに式Iの化合物の全ての可能な光学異性体、例えばジアステレオマーおよびエナンチオマーを含む。さらに、本開示は、その範囲内に、個々の異性体と、ラセミ混合物などのそれらの任意の混合物とのすべてを含む。個々の異性体は、出発物質の対応する異性体を用いて得てもよく、従来の分離方法にしたがって最終化合物の製造後に分離してもよい。エナンチオマーなどの光学異性体のそれらの混合物からの分離については、例えば分別結晶化または分取キラルクロマトグラフィーなどの従来の分割方法を使用することができる。
【0049】
本発明の化合物は、適切な出発物質を用いて、文献で既知の方法に類似した、または文献で既知の方法による、多様な合成経路によって製造することができる。本明細書における方法において使用される出発物質は、いずれも商業的に入手可能であるか、または文献に既知の合成経路により製造することができる。
【0050】
通常、式Iの化合物は、次のスキーム1に類似した方法、またはスキーム1により製造することができる。
【化18】
【0051】
例えば、ベンゾジオキサン部分を含む適切な出発物質は、式(X):
【化19】
(式中、Lは、ハロゲンなどの離脱基である)
の化合物である。式Xの化合物は、既知の方法により製造することができる。
【0052】
式Iの残りの半分、つまり式Yの化合物を含むピペラジン環は、例えば、スキーム2、3、4および5に説明される方法を用いて製造することができる。
【0053】
【化20】
スキーム2において、R1は例えば、基(1’)、(2’)、(3’)、(4’)または(10’)の1つである。
【0054】
【化21】
スキーム3において、R1は、アルコキシ基(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキルまたは(C1−C6)アルコキシ−(C=O)−などの一部の非環式部分である。
【0055】
【化22】
スキーム4において、出発物質Wは、例えば国際公開第2004/083235号に記載されているように製造することができる。経路1において、R1は、基(2’)、(3’)または(4’)の1つである。経路2において、R1は、R6(C=O)−R5N−または基(2’)である。経路3において、R1は、(C1−C6)アルキル−(C=O)−またはR56N−(C=O)−である。経路4において、R1は、基(6’)、(7’)、(8’)または(9’)の1つである。
【0056】
【化23】
スキーム5において、R1は、基(6’)である。スキーム2〜5において、基(2’)、(3’)、(4’)、(6’)、(7’)、(8’)、(9’)、(10’)、R5およびR6は上記と同じである。
【0057】
当業者は、上述した反応において任意の出発物質または中間体は、必要な場合、本技術分野において既知の方法で保護され得ることを理解する。任意に保護された官能性は、その後当該技術分野において既知の方法で脱保護され得る。
【0058】
上述した合成経路は、式Iの化合物の製造を説明することを意図しており、製造がそれらに限定されることを意味するものではない。すなわち、当業者の一般的な知識の範囲内である他の可能な合成方法も存在する。
【0059】
式Iの化合物は、所望により、本技術分野において既知の方法を用いてその薬学的に許容され得る塩またはエステルの形態に変換され得る。
【0060】
本開示は、以下の実施例により、より具体的に説明される。実施例は、ただ説明を目的とするものであって、特許請求の範囲に記載した本発明の範囲を限定するものではない。
【0061】
順相および逆相フラッシュクロマトグラフィーは、CombiFlash機器を使い捨てRedsepカラム(テレダイン(Teledyne)ISCO)と一緒に用いて行った。分取HPLC精製は、XBridge Prep C18(5μm、30×150mm)カラムを備えたウォーターズ分取HPLC/MS自動精製システムを用いて行った。典型的には、0.1%ギ酸との水/アセトニトリルのグラジエントを溶離液として用いた。超音波加熱は、バイオタージ(Biotage)社の超音波反応器を用いて行った。生成物の構造は、1H NMRで確認した。スペクトルはBruker Avance 400機器で測定した。LC−MS分析はWaters Acuity USLC/MS/MSとTQ検出器を用いて行った。キラルHPLC分析については、ダイオードアレイ検出器を備えたAgilent 1100−シリーズHPLC機器を用いた。
【0062】
以下の一般的な略語が使用される:EtOA=酢酸エチル、TFA=トリフルオロ酢酸、ACN=アセトニトリル、EtOH=エタノール、AcOH=酢酸、IPA=イソプロピルアルコール、DMSO−d6=重水素化ジメチルスルホキシド、CDCl3=重水素化クロロホルム、DIPEA=N,N−ジイソプロピルエチルアミン、DCM=ジクロロメタン、DMF=N,N−ジメチルホルムアミド、MeOH=メタノール、THF=テトラヒドロフラン、TBAF=フッ化テトラヒドロアンモニウム、TBDMS−Cl=塩化tert−ブチルジメチルシラン、HCl=塩酸、PCC=ピリジニウムクロロ−クロメート、MTBE=メチルtert−ブチルエーテル、Pd/C=パラジウム炭素、Pd2(dba)3=tris−(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)、RuPhos=2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジイソプロポキシビフェニル、LiHMDS=リチウムヘキサメチルジシラジド、DMAP=4−ジメチルアミノピリジン、(Boc)2O=ジ−tert−ブチルジカルボネート、NMP=N−メチル−2−ピロリドン、TEA=トリエチルアミン、EDC HCl=1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、LAH=水素化リチウムアルミニウム、RT=室温、MW=超音波、LC−MS=液体クロマトグラフィー−質量分析、HPLC=高性能液体クロマトグラフィー。
【0063】
本開示の化合物の製造
一般的手法A1
ピペラジン−1−イル誘導体(1当量)をACNに溶解した。DIPEA(1当量)を加え、その後、K2CO3(1.5当量)および(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(1〜1.4当量)を加えた。バイアルに窒素をフラッシュし、密封した。反応混合物を超音波において120℃で4時間加熱した。溶媒を減圧下で除去した。その手法は、塩基としてDIPEAまたはK2CO3のみを用いて行った。
【0064】
一般的手法A2
ピペラジン−1−イル誘導体(1当量)を窒素下でDMFに溶解した。(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシンまたは(1〜1.4当量)およびNa2CO3またはK2CO3(1.5〜2.5当量)を加え、反応混合物を100〜120℃で3〜4時間加熱した。反応混合物をRTまで冷却し、1M HCl溶液を加えた。混合物をMTBEで抽出した。水相のpHをNa2CO3で10に調整し、その後、EtOAcで抽出した。EtOAc相をブラインで洗浄し、減圧下で濃縮した。
【0065】
実施例1:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン
工程1:1,5−ジメチル−3,4−ジニトロ−1H−ピラゾール
100%H2SO4の溶液(30ml)に、発煙HNO3(30ml)を0℃で加え、その後、0℃で15分間撹拌した。1,5−ジメチル−1H−ピラゾール(10.0g、104.02mmol)を0℃で30分間かけて加えた。得られた反応混合物をRTまで温め、100℃で6時間加熱した。反応混合物を冷却し、氷に注ぎ、得られた混合物を一晩撹拌した。沈殿(7.0g)をろ過し、水で洗浄し、真空乾燥した。粗生成物をさらに精製することなく次工程に用いた。
【0066】
工程2:4−(1,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
1,5−ジメチル−3,4−ジニトロ−1H−ピラゾール(7.0g、37.6mmol)のイソプロパノール(150ml)溶液に、1−Bocピペラジン(21.0g、112.88mmol)をRTで加え、得られた反応混合物を140℃で48時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。生成物を、溶離液として2%MeOH/DCMを用いるフラッシュカラムで精製し、淡黄色の固体3.3gを得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 326.2.
【0067】
工程3:4−(4−アミノ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(1,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3.0g、9.23mmol)のTHF:MeOH(1:1)(25ml)溶液に、H2O(5ml)、Fe(3.1g、55.38mmol)およびNH4Cl(2.96g、55.38mmol)をRTで加え、得られた反応混合物を70℃で4時間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。生成物を、溶離液として3%MeOH/DCMを用いるフラッシュカラムで精製し、淡茶色の固体2.0gを得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 296.2.
【0068】
工程4:4−(4−(3,3−ジメチル−2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−アミノ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.0g、3.38mmol)のトルエン(30ml)溶液に、Et3N(0.71ml、5.01mmol)および3,3−ジメチルジヒドロフラン−2,5−ジオン(0.52g、4.06mmol)をRTで加えた。得られた反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応混合物を濃縮し、水を加えた。その後、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。その生成物を、溶離液として3%MeOH/DCMを用いるCombi flashで精製し、淡黄色の固体0.7gを得た。LC−MS(ES+)[M+1]:406.3。
【0069】
工程5:1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン塩酸塩
4−(4−(3,3−ジメチル−2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.7g、1.73mmol)の1,4−ジオキサン(5ml)溶液に、1,4−ジオキサン−HCl(4M、30ml)を0℃で加え、RTで4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。生成物を、n−ペンタンおよびジエチルエーテルの粉砕により精製し、黄色の固体0.43gを得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 306.0.
【0070】
工程6:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオンを、一般手法A1に従い、1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン・HCl(100mg、0.293mmol)、DIPEA(0.051ml、0.293mmol)、K2CO3(60.6mg、0.439mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(67.0mg、0.293mmol)およびACN(1.4ml)を用いて製造した。生成物を、溶離液としてDCM中2%MeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーで精製し、油状物51mgを得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 454.2, 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36-1.49 (m, 6H) 1.92-2.04 (m, 3H) 2.51-2.68 (m, 6H) 2.69-2.73 (m, 2H) 2.97-3.16 (m, 4H) 3.62-3.73 (m, 3H) 3.90-4.06 (m, 1H) 4.21-4.37 (m, 2H) 6.75-6.96 (m, 4H).
【0071】
実施例2:(S)−2−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオン
工程1:4−(4−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルは、中間実施例1の工程4におけるように、4−(4−アミノ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.5g、5.08mmol)、無水フタル酸(0.9g、6.09mmol)、Et3N(1.06ml、7.62mmol)およびトルエン(40ml)を用いて製造した。生成物を、溶離液としてDCM中3%MeOHを用いるCombi flashで精製し、800mgの淡黄色の固体を得た。LC-MS(ES+) [M+1]: 426.2
【0072】
工程2:2−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオン塩酸塩
2−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオン塩酸塩は、中間実施例1の工程5におけるように、4−(4−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.8g、1.88mmol)、1,4−ジオキサン−HCl(4M、30ml)および1,4−ジオキサン(5ml)を用いて製造した。生成物をn−ペンタンおよびジエチルエーテルの粉砕により精製し、0.45gの淡黄色の固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 326.0
【0073】
工程3:(S)−2−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオン
(S)−2−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオンを、一般手法A1に従い、2−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオン・HCl(100mg、0.276mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(63.3mg、0.276mmol)、DIPEA(0.048ml、0.276mmol)、K2CO3(57,3mg、0.415mmol)およびACN(1.4ml)を用いて製造した。生成物を、溶離液としてDCM中2%MeOHを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、64mgの黄色がかった油状物を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 474.2,
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.96-2.09 (m, 3H) 2.43-2.72 (m, 6H) 3.11 (t, 4H) 3.70 (s, 3H) 3.86-4.01 (m, 1H) 4.17-4.35 (m, 2H) 6.73-6.92 (m, 4H) 7.74-7.88 (m, 2H) 7.89-8.02 (m, 2H).
【0074】
実施例3:(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルオキサゾール−4−カルボニトリル
工程1:2−アミノ−3,3−ジクロロアクリロニトリル
2,2−ジクロロアセトニトリル(5.0g、45.47mmol)およびアセトンシアノヒドリン(4.56ml、50.03mol)のEt2OおよびACNの混合液(25ml、1:4)の氷冷撹拌溶液に、KCN(60mg、0.909mmol)を加え、0℃で10時間撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させた。Et2O(15ml)および活性炭(300mg)を加え、混合物を10分間撹拌し、セライトパッドを通してろ過し、Et2O(5ml)で洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮し、4.1gの茶色の固体を得た。
【0075】
工程2:N−(2,2−ジクロロ−1−シアノビニル)アセトアミド
2−アミノ−3,3−ジクロロアクリロニトリル(4.0g、29.20mmol)の無水酢酸(5.51ml、58.41mmol)および酢酸(0.08ml、1.46mmol)の混合溶液を、RTで16時間撹拌した。反応混合物をDCM(200ml)で希釈し、水(2×100ml)で洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で乾燥した。生成物を、冷Et2Oの粉砕により精製し、3.6gの明るい茶色の固体を得た。
【0076】
工程3:4−(4−シアノ−2−メチルオキサゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
N−(2,2−ジクロロ−1−シアノビニル)アセトアミド(4.5g、25.14mmol)のACN(100ml)の氷冷撹拌溶液に、Et3N(7.0ml、50.28mmol)およびピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(5.6g、30.17mmol)を加え、RTで16時間撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣をEtOAc(400ml)で希釈し、10%NaHCO3水溶液(2×100ml)で洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。生成物を、シリカゲル100〜200メッシュでカラムクロマトグラフィーにより精製し、石油エーテル中40%EtOAcで溶出し、2.1gのオフホワイトの固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 293.2
【0077】
工程4:2−メチル−5−(ピペラジン−1−イル)オキサゾール−4−カルボニトリル塩酸塩
4−(4−シアノ−2−メチルオキサゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.549g、1.88mmol)のEtOAc(10ml)溶液に、1,4−ジオキサン−HCl(4M、2.3ml)を加え、反応混合物を一晩撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、生成物をMTBEの粉砕により精製して340mgの白色固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 193.1
【0078】
工程5:(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルオキサゾール−4−カルボニトリル
(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルオキサゾール−4−カルボニトリルは、一般手法A1に従い、2−メチル−5−(ピペラジン−1−イル)オキサゾール−4−カルボニトリル・HCl(150mg、0.655mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(150mg、0.655mmol)、DIPEA(0.114ml、0.655mmol)、K2CO3(136mg、0.982mmol)およびACN(1.4ml)を用いて製造した。生成物を、ヘプタン中EtOAcの10〜70%グラジエントを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、82mgの無色の油状物を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 342.2,
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.34 (s, 3H) 2.58-2.84 (m, 6H) 3.50-3.63 (m, 4H) 3.97-4.09 (m, 1H) 4.25-4.39 (m, 2H) 6.77-6.96 (m, 4H).
【0079】
実施例4:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アゼチジン−2−オン
工程1:3−オキソプロパン酸エチル
3,3−ジエトキシプロパン酸エチル(2.0g、10.51mmol)のTHF(5.0ml)撹拌溶液に、4.0M HCl(20.0ml)を0℃で加えた。添加後、反応混合物をRTまで温め、8時間撹拌した。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、有機層をNa2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して0.3gの無色の油状物を得た。粗生成物は、さらに精製することなく次工程に使用した。
【0080】
工程2:4−(4−((3−エトキシ−3−オキソプロピル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−((3−エトキシ−3−オキソプロピル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルは、中間実施例3の工程3におけるように、4−(4−アミノ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3.0g、10.17mmol)、3−オキソプロパン酸エチル(1.18g、10.17mmol)、NaCNBH3(0.96g、15.25mmol)および1,2−ジクロロエタン(100ml)を用いて製造した。生成物を、100〜200メッシュシリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、2%MeOH/DCMで溶出し、1.2gの茶色の液体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 396.3
【0081】
工程3:4−(1,5−ジメチル−4−(2−オキソアゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−((3−エトキシ−3−オキソプロピル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert-ブチル(1.5g、3.79mmol)の乾燥THF(25.0ml)溶液に、MeMgBr(ジエチルエーテル(1.9ml)中3.0M)を0℃で加えた。反応混合物をRTで8時間撹拌した。反応混合物をNH4Clでクエンチし、その後、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。生成物を、100〜200メッシュシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製し、2%MeOH/DCMで溶出して0.13gの茶色の固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 350.3
【0082】
工程4:1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)アゼチジン−2−オン TFA
4−(1,5−ジメチル−4−(2−オキソアゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.37g、1.06mmol)のDCM(5.0ml)溶液に、TFA(0.35ml)を0℃で加え、RTで16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。生成物を、n−ペンタンの粉砕により精製し、0.360gの薄茶色の液体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 250.1
【0083】
工程5:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アゼチジン−2−オン
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アゼチジン−2−オンは、一般手法A1に従い、1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)アゼチジン−2−オンTFA(200mg、0.700mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(160mg、0.700mmol)、DIPEA(0.122ml、0.700mmol)、K2CO3(145mg、1.050mmol)およびACN(4ml)を用いて製造した。生成物を、溶離液としてDCM中MeOHの2〜4%グラジエントを用いてフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、71mgの油状物を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 396.2,
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.15 (s, 3H) 2.54-2.77 (m, 6H) 3.01-3.24 (m, 6H) 3.44-3.54 (m, 2H) 3.59 (s, 3H) 3.95-4.13 (m, 1H) 4.23-4.42 (m, 2H) 6.76-6.97 (m, 4H).
【0084】
実施例5:(S)−3−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)オキサゾリジン−2−オン
工程1:(アリルオキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン
プロプ−2−エン−1−オール(10g、172.41mmol)のDMF(100ml)氷冷撹拌溶液に、イミダゾール(23.4g、344.82mmol)およびTBDMS−Cl(31.1g、206.89mmol)を加えた。反応混合物をRTで16時間撹拌した。反応混合物を水(600ml)でクエンチし、ジエチルエーテル(2×300ml)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して、15.0gの油状物を得た。粗生成物をさらに精製することなく次工程に使用した。
【0085】
工程2:2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)アセトアルデヒド
(アリルオキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(1.0g、172.31mmol)のジエチルエーテルおよびt−BuOHの溶液に、水中のNaIO4を室温で加え、その後0℃でOsO4(水中0.02M)を加えた。得られた反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をNa2SO3で0℃でクエンチし、ジエチルエーテル(2×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を水およびブラインで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して1.0gの粗生成物を液体として得た。粗生成物をさらに精製することなく次工程に使用した。
【0086】
工程3:4−(4−((2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−アミノ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.338mmol)の1,2−ジクロロエタン(5.0ml)の氷冷撹拌溶液に、2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)アセトアルデヒド(58mg、3.389mmol)を加え、10分間撹拌した。NaBH(OAc)3(143mg、0.677mmol)を反応混合物に分割して加え、反応を室温で16時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。生成物を、溶離液として石油エーテル中の酢酸エチルを用いるフラッシュカラムにより精製し、50mgの所望の生成物を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 454.4
【0087】
工程4:4−(4−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−((2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.87g、1.92mmol)のTHF(10ml)の氷冷撹拌溶液に、TBAF(2.88ml、2.88mmol)を加え、0℃→RTで2時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。生成物を、溶離液として石油エーテル中の酢酸エチルを用いるフラッシュカラムにより精製し、520mgの所望の生成物を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 340.3
【0088】
工程5:4−(1,5−ジメチル−4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.0g、2.949mmol)の乾燥DMF(10ml)溶液に、密封管において、DIPEA(2.11ml、11.799mmol)およびCDI(1.43g、8.849mmol)をRTで加えた。反応混合物を100℃まで16時間加熱した。反応混合物を水(80ml)でクエンチし、EtOAc(2×60ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を水、ブラインで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。生成物を、溶離液として水およびMeOH中酢酸アンモニウムを用いるCombi−flashにより精製し、440mgの固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 366.2
【0089】
工程6:3−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)オキサゾリジン−2−オン塩酸塩
3−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)オキサゾリジン−2−オン塩酸塩は、中間実施例1の工程5におけるように、4−(1,5−ジメチル−4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(400mg、1.095mmol)および1,4−ジオキサン−HCl(4M、20ml)を用いて製造した。生成物を、n−ペンタンでの粉砕により精製し、330mgの黄色固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 266.3
【0090】
工程7:(S)−3−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)オキサゾリジン−2−オン
(S)−3−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)オキサゾリジン−2−オンは、一般手法A2に従い、3−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)オキサゾリジン−2−オン・HCl(132mg、0.437mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(100mg、0.437mmol)、Na2CO3(69.4mg、0.655mmol)およびDMF(2ml)を用いて製造した。生成物を、溶離液として、0.1%HCOOH/ACNを用いる逆相フラッシュクロマトグラフィーにより精製し、53.4mgの白色固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 414.2,
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.13 (s, 3H) 2.50-2.85 (m, 6H) 3.06-3.30 (m, 4H) 3.63 (s, 3H) 3.78-3.91 (m, 2H) 4.02 (dd, 1H) 4.25-4.42 (m, 2H) 4.43-4.54 (m, 2H) 6.78-6.94 (m, 4H).
【0091】
実施例6:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4,4−ジメチルイミダゾリジン−2−オン
工程1:(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバミン酸ベンジル
2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール(3.0g、33.65mmol)のDCM(200ml)の撹拌溶液に、NaHCO3水溶液(8.4g、100.95mmol、100mlの水中)を0℃で加え、トルエン中50%wt−CbzCl(11.4g、33.65mmol)を15分かけて滴下した。添加後、反応混合物をRTまで温め、16時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、有機層をNa2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。生成物を、溶離液として、石油エーテル中20%酢酸エチルを用いるフラッシュカラムにより精製し、4.2gの無色の油状物を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 224.2
【0092】
工程2:(2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)カルバミン酸ベンジル
(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)カルバミン酸ベンジル(4.0g、17.91mmol)のDCM(40.0ml)撹拌溶液に、PCC(7.72g、35.83mmol)およびシリカゲル(10.0g)を0℃で加え、その後、RTで16時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、セライトパッドを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。生成物を、溶離液として、石油エーテル中20%酢酸エチルを用いるフラッシュカラムにより精製し、2.1gの淡黄色の液体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 222.2
【0093】
工程3:4−(4−((2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−メチルプロピル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−((2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−メチルプロピル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルは、中間実施例3の工程3におけるように、4−(4−アミノ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.5g、5.08mmol)、(2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)カルバミン酸ベンジル(1.12g、5.08mmol)、NaBH(OAC)3(2.15g、10.17mmol)および1,2−ジクロロエタン(50ml)を用いて製造した。生成物を、100〜200メッシュシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製し、石油エーテル中40%EtOAcで溶出し、2.2gの茶色の液体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 501.4
【0094】
工程4:4−(4−((2−アミノ−2−メチルプロピル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−((2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−2−メチルプロピル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.0g、4.00mmol)のEtOAc(60ml)溶液に、10%Pd−C(1.0g)をRTで加え、反応混合物をH2ガスでバルーン圧下、18時間攪拌して水素化した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。生成物を、n−ペンタンおよびジエチルエーテルでの粉砕により精製し、0.7gの茶色固体を得た。
【0095】
工程5:4−(4−(3,3−ジメチル−5−オキソピラゾリジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−((2−アミノ−2−メチルプロピル)アミノ)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.6g、1.63mmol)のDCM(30ml)溶液に、Et3N(0.46ml、3.27mmol)を0℃で加え、その後トリホスゲン(0.16g、0.54mmol)を加え、RTで2時間撹拌した。反応混合物をaq.NaHCO3でクエンチし、DCMで希釈し、合わせた有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、その後、減圧下で濃縮した。生成物を、エーテル/ペンタンで洗浄することにより精製し、0.2gのオフホワイトの固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 393.3
【0096】
工程6:1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−4,4−ジメチルイミダゾリジン−2−オン塩酸塩
1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−4,4−ジメチルイミダゾリジン−2−オン塩酸塩は、中間実施例1の工程5におけるように、4−(4−(3,3−ジメチル−5−オキソピラゾリジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.5g、1.27mmol)、1,4−ジオキサン−HCl(4M、30ml)およびジオキサン(5ml)を用いて製造した。生成物を、n−ペンタンおよびジエチルエーテルでの粉砕により精製し、390mgのオフホワイトの固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 293.1
【0097】
工程7:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4,4−ジメチルイミダゾリジン−2−オン
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4,4−ジメチルイミダゾリジン−2−オンは、一般手法A2に従い、1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−イミダゾリジン−2−オン・HCl(137mg、0.417mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(100mg、0.437mmol)、Na2CO3(69.4mg、0.655mmol)およびDMF(2ml)を用いて製造した。生成物を、溶離液として、0.1%HCOOH/ACNを用いる逆相フラッシュクロマトグラフィーにより精製し、36.6mgの白色固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 441.3,
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.38 (s, 6H) 2.12 (s, 3H) 2.49-2.82 (m, 6H) 3.07-3.29 (m, 4H) 3.44 (s, 2H) 3.61 (s, 3H) 4.00 (dd, 1H) 4.25-4.39 (m, 2H) 4.48 (s, 1H) 6.72-7.00 (m, 4H).
【0098】
実施例7:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4,4−トリメチルイミダゾリジン−2−オン
工程1:4−(1,5−ジメチル−4−(3,4,4−トリメチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−(4,4−ジメチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.7g、1.78mmol)のDMF(20ml)溶液に、60%NaH(0.43g、17.85mmol)を0℃で加え、同じ温度で15分間撹拌し、MeI(0.11ml、1.78mmol)を加えた。反応混合物を徐々にRTまで温め、2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。蒸発残渣をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。生成物を、溶離液として、DCM中2%MeOHを用いフラッシュカラムで精製し、0.3gの粘着性のある液体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 407.3
【0099】
工程2:1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4,4−トリメチル−イミダゾリジン−2−オン塩酸塩
1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4,4−トリメチルイミダゾリジン−2−オン塩酸塩は、中間実施例1の工程5におけるように、4−(1,5−ジメチル−4−(3,4,4−トリメチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.3g、0.74mmol)、1,4−ジオキサン−HCl(4M、30ml)およびジオキサン(5ml)を用いて製造した。生成物を、n−ペンタンおよびジエチルエーテルでの粉砕により精製し、180mgのオフホワイトの固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 307.3
【0100】
工程3:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4,4−トリメチルイミダゾリジン−2−オン
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4,4−トリメチルイミダゾリジン−2−オンは、一般手法A2に従い、1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4,4−トリメチルイミダゾリジン−2−オン・HCl(150mg、0.437mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(100mg、0.437mmol)、Na2CO3(69.4mg、0.655mmol)およびDMF(2ml)を用いて製造した。生成物を、溶離液として、0.1%HCOOH/ACNを用いる逆相フラッシュクロマトグラフィーにより精製し、36.6mgの白色固体を得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 455.3,
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.31 (s, 6H) 2.05-2.11 (m, 3H) 2.53-2.75 (m, 6H) 2.77 (s, 3H) 3.15 (t, 4H) 3.34 (s, 2H) 3.61 (s, 3H) 4.00 (dd, 1H) 4.27-4.37 (m, 2H) 6.78-6.92 (m, 4H).
【0101】
実施例8:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)チアゾール
工程1:2,4−ジブロモチアゾール−5−カルバルデヒド
チアゾリジン−2,4−ジオン(15.0g、128mmol)、POBr3(183.6g、640mmol)およびDMF(10.8ml、140.9mmol)の混合物を75℃まで1時間加熱し、その後100℃で5時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、CH2Cl2で希釈し、飽和NaHCO3溶液で洗浄し、ろ過して濃縮した。蒸発残渣を石油エーテルで粉砕し、8.0gの2,4−ジブロモチアゾール−5−カルバルデヒドを黒色固体として得た。
【0102】
工程2:(2,4−ジブロモチアゾール−5−イル)メタノール
2,4−ジブロモチアゾール−5−カルバルデヒド(8.0g、29.5mmol)のメタノール溶液に、NaBH4(1.16g、29.5mmol)を0℃で加え、反応を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、飽和NH4Cl溶液でクエンチし、0.1N NaOH溶液で塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を乾燥し(Na2SO4)、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(石油エーテル中30%EtOAc)での蒸発残渣の精製により、6.0gの(2,4−ジブロモチアゾール−5−イル)メタノールを黄色固体として得た。
【0103】
工程3:(4−ブロモチアゾール−5−イル)メタノール
(2,4−ジブロモチアゾール−5−イル)メタノール(15.0g、54.9mmol)のメタノール(400mL)溶液に、10%Pd/C(1.12g)を、その後Na2CO3(13.0g)を室温で加えた。反応混合物を60psiで2日間、室温で水素化した。反応混合物をろ過し、酢酸エチルで洗浄し、濃縮した。蒸発残渣のカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中30%EtOAc)での精製により、9.3gの(4−ブロモチアゾール−5−イル)メタノールを黄色液体として得た。
【0104】
工程4:4−ブロモ−5−(メトキシメチル)チアゾール
水素化ナトリウム(1.67g、69.97mmol、60%)を乾燥n−ペンタンで洗浄し、真空下で乾燥した。乾燥THF(300mL)を加え、混合物を氷/水浴で冷却した。(4−ブロモチアゾール−5−イル)メタノール(9.0g、46.7mmol)のTHF(100mL)溶液を滴下し、反応混合物を30分間撹拌した。ヨウ化メチル(7.9g、56.0mmol)を0℃で加え、反応混合物を4時間室温で撹拌した。氷冷水を加え、混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥し(Na2SO4)、濃縮した。4−ブロモ−5−(メトキシメチル)チアゾールを含む蒸発残渣をさらに精製することなく次工程に直接用いた。茶色液体。8.0g。
【0105】
工程5:5−(メトキシメチル)−4−(ピペラジン−1−イル)チアゾール
4−ブロモ−5−(メトキシメチル)チアゾール(3.5g、16.8mmol)およびピペラジン(1.74g、20.2mmol)のトルエン混合物をアルゴンで20分間脱気した。混合物にt−BuONa(3.23g、33.6mmol)を、その後Pd2(dba)3(0.77g、0.84mmol)、RuPhos(0.78g、1.68mmol)を室温で加え、反応混合物を12時間加熱還流し、反応混合物をろ過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(20%MeOH/CH2Cl2)での蒸発残渣の精製により、0.4gの5−(メトキシメチル)−4−(ピペラジン−1−イル)チアゾールを茶色固体として得た。m/z [M+1]: 214.1.
【0106】
工程6:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]−ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)チアゾール
(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)チアゾールは、一般手法A1に従い、5−(メトキシメチル)−4−(ピペラジン−1−イル)チアゾール(0.10g、0.47mmol)、K2CO3(0.097g、0.70mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.107g、0.47mmol)およびアセトニトリル(1.25ml)を用いて製造した。一般的な手法でワークアップした後、蒸発残渣をEtOAcおよび水の混合液に入れた。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。蒸発残渣は、溶離液として、ヘプタン中20〜80%EtOAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.080gの(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]−ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)チアゾールを半固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.62-2.70 (3 H, m), 2.71-2.79 (3 H, m), 3.22-3.29 (4 H, m), 3.39 (3 H, s), 4.03 (1 H, dd), 4.31-4.38 (2 H, m), 4.55 (2 H, s), 6.81-6.91 (4 H, m), 8.55 (1 H, s).
【0107】
実施例9:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾリジン−2−オン
工程1:4−(1,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
1,5−ジメチル−3,4−ジニトロ−1H−ピラゾール(0.30g、1.6mmol)のイソプロパノール(12ml)の溶液に、1−ピペラジンカルボン酸tert−ブチル(0.85g、4.8mmol)を加え、混合物をマイクロ波反応器において140℃で16時間加熱した。溶媒を蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中20〜50%EtOAc)での蒸発残渣の精製により、0.29gの4−(1,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを黄色の油状物として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 326.4.
【0108】
工程2:4−(4−アミノ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(1,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.26g、3.87mmol)のTHF(14ml)、MeOH(16ml)および水(8ml)の混合溶液に、NH4Cl(2.07g、38.7mmol)を加え、混合物を氷浴で冷却した。亜鉛粉末(2.53g、38.7mmol)を加え、混合物を室温で撹拌した。15分後、反応混合物をEtOAc(50ml)で希釈し、ろ過した。沈殿をEtOAcで洗浄し、ろ液をブラインで洗浄し、(Na2SO4)で乾燥し、濃縮した。蒸発残渣をジクロロメタンにとり、ろ過し、溶液を濃縮した。ジクロロメタン−ヘプタンへの再溶解と、続く溶媒の蒸発により、1.04gの4−(4−アミノ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを灰色固体として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 296.6.
【0109】
工程3:4−(1,5−ジメチル−4−(2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−アミノ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.21g、0.71mmol)のTHF(7ml)溶液に、2−クロロエチルイソシアネート(0.073ml、0.85mol)を加えた。3時間後、カリウムtert−ブトキシド(0.16g、1.42mmol)を加え、得られた混合物を室温で3.5時間撹拌した。NH4Clの飽和溶液(5ml)を反応混合物に加え、THFを蒸発させた。残渣をジクロロメタン(10ml)および水(10ml)との間で分配し、水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、濃縮して0.25gの4−(1,5−ジメチル−4−(2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを油状物として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 365.3.
【0110】
工程4:1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾリジン−2−オン
4−(1,5−ジメチル−4−(2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.24g、0.67mmol)をトリフルオロ酢酸(3.5ml)と混合し、得られた溶液を室温で3時間撹拌した。トリフルオロ酢酸の蒸発により、0.44gの1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾリジン−2−オンのビス−トリフルオロ酢酸塩を油状物として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 265.5.
【0111】
工程5:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾリジン−2−オン
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾリジン−2−オンは、一般手法A1に従い、1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾリジン−2−オンのビス−トリフルオロ酢酸塩(0.10g、0.20mmol)、ジ−イソプロピルエチルアミン(0.035ml、0.20mmol)、K2CO3(0.056g、0.41mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.047g、0.20mmol)およびアセトニトリル(1ml)を用いて製造した。生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜10%MeOH)により精製し、0.060gの(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾリジン−2−オンを黄味がかった固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.99 (3 H, s), 2.53-2.64 (5 H, m), 3.96-3.06 (4 H, m), 3.34-3.39 (2 H, m), 3.48-3.56 (2 H, m), 3.54 (3H, obs.s), 3.96 (1H, dd), 4.27-4.32 (1 H, m), 4.36 (1 H, br s), 6.44 (1 H, s), 6.78-6.89 (4 H, m).
【0112】
実施例10:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
工程1:1−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3,3−ジエトキシプロパン−1−オン
3,3−ジエトキシプロパン酸ナトリウム(6.41g、34.8mmol、欧州特許出願公開第1426366号明細書に記載されたように製造された)のジメチルホルムアミド(70ml)の懸濁液に、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(8.0g、41.8mmol)、1−ヒドロキシベンゾールトリアゾール(6.35g、47.0mmol)および1−ベンジルピペラジン(4.0ml、34.8mmol)を加えた。3日後、DMFを真空で乾燥し、水(50ml)を残渣に加えた。混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO3およびブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。オレンジ色の油状蒸発残渣のフラッシュクロマトグラフィー(10〜100%EtOAc−ヘプタン)での精製により、4.71gの1−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3,3−ジエトキシプロパン−1−オンを黄色油状物として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 321.6.
【0113】
工程2:1−ベンジル−4−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
0℃の1−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3,3−ジエトキシプロパン−1−オン(4.7g、14.7mmol)のクロロホルム(40ml)溶液に、トリフルオロ酢酸(14ml)および水(14ml)の混合物を加え、混合物を激しく撹拌した。24時間後、クロロホルム(40ml)を加え、溶液のpHを6〜7に5M NaOHを加えることにより調整した。相を分離し、水相をジクロロメタン(50ml)で抽出した。合わせた有機相を乾燥(Na2SO4)し、乾固するまで濃縮した。得られた黄色の油状の蒸発残渣をEtOH(70ml)に溶解し、溶液にメタンスルホン酸(0.095ml、1.47mmol)および2−ヒドラジノピリジン(1.60g、14.7mmol)を加えた。17時間後、ピリジン(1.4ml)を加え、混合物を蒸発乾固した。蒸発残渣をピリジン(70ml)にとり、オキシ塩化リン(2.70ml、29.0mmol)を加えた。19時間後、反応混合物を乾固するまで濃縮した。得られた茶色の糊状物に、EtOAc(60ml)および水(25ml)を加え、しばらく撹拌した後、相を分離した。水層を5M NaOHの添加により明らかに塩基性とし、溶液をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(MeOH−ジクロロメタン)での蒸発残渣の精製により、0.23gの1−ベンジル−4−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを茶色の油状物として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 320.2.
【0114】
工程3:1−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
1−ベンジル−4−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン(0.23g、0.72mmol)の酢酸(14ml)溶液を、フロー反応器(ターレスナノ社、H−Cube、Pd/C−カラム、フロー速度1ml/分、80℃、80バール、H2−圧)においてフレッシュPd/C−カラムで2回実行を繰り返し水素化した。溶媒を蒸発させ、得られた黄色の油状物をNaHCO3およびジクロロメタンの混合液に入れた。相を分離し、水相を最初にジクロロメタンで、次に20%イソプロパノール−EtOAc−混合液で抽出した。合わせた有機相を乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン中1〜15%MeOH+2%トリエチルアミン)での蒸発残渣の精製により、0.049gの1−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを茶色の油状物として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 230.1.
【0115】
工程4:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンは、一般手法A1に従い、1−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン(0.047g、0.21mmol)、ジ−イソプロピルエチルアミン(0.036ml、0.21mmol)、K2CO3(0.028g、0.21mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.047g、0.21mmol)およびアセトニトリル(0.9ml)を用いて製造した。生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜10%MeOH+2%トリエチルアミン)により精製し、0.006gの(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを黄色の油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.60-2.67 (3 H, m), 2.67-2.77 (3 H, m), 2.95-2.96-3.06 (4 H, m), 4.00 (1 H, dd), 4.27-4.34 (2 H, m), 5.88 (1 H, d), 6.80-6.90 (4 H, m), 7.20 -7.24 (1 H, m), 7.57 (1 H, d), 7.77-7.87 (2 H, m), 8.55 (1 H, ddd).
【0116】
実施例11:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン
工程1:4−ベンジルピペラジン−1−カルボチオイル塩酸塩
トリホスゲン(4.4ml、57mmol)のTHF(40ml)の0℃の溶液に、1−ベンジルピペラジン(9.7ml、57mmol)のTHF(35ml)溶液を35分間かけて、添加中5℃以下の反応温度を保ちながら加えた。反応混合物を0℃で撹拌した。1.5時間後、反応混合物をろ過し、沈殿を冷ジエチルエーテル(2×10ml)で洗浄した。沈殿を乾燥することにより17gの粗4−ベンジルピペラジン−1−カルボチオイル塩酸塩を黄色味がかった固体として得た。
【0117】
工程2:5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル
粗4−ベンジルピペラジン−1−カルボチオイル塩酸塩(2.0g、6.9mmol)のエタノール(8ml)溶液に、トリエチルアミン(0.96ml、6.9mmol)を加え、溶液を0℃に冷却した。ヒドラジン一水和物(0.67ml、13.7mmol)を、反応温度を4℃以下に保ちながら加えた。反応混合物を氷浴上で自然に温まるのに任せた。24時間後、HCl−エタノール溶液(塩化チオニル(2.5ml、34.3mmol)をエタノール(10ml)に0℃で加えることにより調製した)を、反応容器を氷浴で冷却しながら反応混合物に加えた。10分後、エチル−2−クロロアセトアセテート(1.9ml、13.7mmol)を加え、反応混合物を室温で3日間撹拌した。溶媒を蒸発させ、1M HCl(20ml)をいくらかの水と共に加えて硫黄元素以外の物質を溶解した。硫黄の沈殿を水で洗浄し、合わせた水層をEtOAc(70ml)で洗浄した。水層のpHを、飽和NaHCO3および5M NaOHを用いて10に調整した。塩基性の水溶液をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、溶媒を蒸発させた。油状の蒸発残渣をジクロロメタン−ヘプタン混合液に溶解した。溶媒を蒸発させることにより、1.75gの粗5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルを茶色の固体として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 330.3.
【0118】
工程3:3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル
5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(1.3g、4.0mmol)のDMF(13ml)の0℃の溶液に、水素化ナトリウム(0.22g、5.54mmol、鉱物油中60m−%分散液)を加えた。20分後、ヨードメタン(0.30ml、4.8mmol)を加え、冷却浴を取り除いた。4時間後、水(40ml)を加え、混合物をEtOAc(3×30ml)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、乾固するまで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(MeOH−ジクロロメタン)での油状蒸発残渣の精製により、0.4gの3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルを黄味がかった固体として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 343.8.
【0119】
工程4:(3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メタノール
3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(0.4g、1.17mmol)のTHF(4ml)の0℃の溶液に、水素化リチウムアルミニウム(0.044g、1.17mmol)を加え、反応混合物を0℃で撹拌した。2時間後、混合物を室温にし、さらに5時間後、水素化リチウムアルミニウム(0.022g、0.59mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物に水(70μl)、15%NaOH(70μl)および水(0.2ml)を加えた。1時間後、沈殿をろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液を水およびブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を蒸発させて、0.26gの(3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メタノールを白色固体として得、さらに精製することなく用いた。LC-MS (ES+) [M+1]: 301.3.
【0120】
工程5:1−ベンジル−4−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン
(3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メタノール(0.26g、0.87mmol)のDMF(3ml)の0℃の溶液に、水素化ナトリウム(0.045g、1.13mmol、鉱物油中60m−%分散液)を加えた。20分後、ヨードメタン(0.054ml、0.87mmol)を加えた。冷却浴を1.5時間後に取り除いた。6時間後、水素化ナトリウム(0.030g、0.75mmol)およびヨードメタン(0.010ml、0.16mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。NH4Clの飽和溶液を加え、混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶液を蒸発させて、0.22gの出発物質とメチル化生成物との混合物を含む油状物を得た。
【0121】
0℃のDMF(2.4ml)中の粗生成物に、水素化ナトリウム(0.029g、0.73mmol)を加えた。10分後、ヨードメタン(0.046ml、0.73mmol)を加え、混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、室温で2時間撹拌した。水を加え、沈殿をろ過し、洗浄(水)し、真空オーブン(30℃)で乾燥した。収量0.088g、1−ベンジル−4−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジンを白色固体として。LC-MS (ES+) [M+1]: 315.2.
【0122】
工程6:1−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン
1−ベンジル−4−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン(0.087g、0.28mmol)およびギ酸(0.021ml、0.55mmol)のメタノール(1.4ml)溶液に、ギ酸アンモニウム(0.174g、2.77mmol)および10%Pd/C(0.059g、0.055mmol)を加えた。混合物を加熱還流した。2.5時間後、反応混合物を冷却し、セライトパッドを通してろ過した。ろ過ケーキをMeOHおよびギ酸の混合液で洗浄した。ろ液を濃縮乾固し、蒸発残渣をジクロロメタンおよび飽和NaHCO3の混合液に入れた。相を分離し、水相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を蒸発させて0.018gの1−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジンを濁った油状物として得、次工程にそのまま使用した。LC-MS (ES+) [M+1]: 224.9.
【0123】
工程7:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン
(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジンは、一般手法A1に従い、1−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン(0.017g、0.076mmol)、ジ−イソプロピルエチルアミン(0.016ml、0.091mmol)、K2CO3(0.016g、0.114mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.017g、0.076mmol)およびアセトニトリル(0.4ml)を用いて製造した。生成物を、逆相フラッシュクロマトグラフィー(0.1%NH4OH−アセトニトリル)により精製し、0.0047gの(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(4−(メトキシメチル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジンを茶色の油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.19 (3 H, s), 2.60-2.68 (3 H, m), 2.68-2.79 (3 H, m), 3.14- 3.25 (4 H, m), 3.32 (3 H, s), 3.64 (3 H, s), 4.01 (1 H, dd), 4.19 (2 H, s), 4.29-4.38 (2 H, m), 6.79-6.92 (4 H, m).
【0124】
実施例12:(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル
工程1:1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル
3−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(0.40g、1.17mmol)(実施例11の工程1〜2に記載したようにして得られた)およびギ酸(0.088ml、2.33mmol)のMeOH(6ml)溶液に、ギ酸アンモニウム(0.74g、11.7mmol)および10%Pd/C(0.250g、0.23mmol)を加えた。反応混合物を45℃で撹拌した。2.5時間後、反応混合物を冷却し、セライトパッドを通してろ過した。ろ過ケーキをMeOHとギ酸との混合液で洗浄した。ろ液を濃縮乾固し、蒸発残渣をジクロロメタンおよび飽和NaHCO3の混合液に入れた。相を分離し、水相をジクロロメタンおよびEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を蒸発させて0.22gの1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルを茶色の凝固油状物として得、次工程にそのまま使用した。LC-MS (ES+) [M+1]: 253.1.
【0125】
工程2:(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル
(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルは、一般手法A1に従い、1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(0.22g、0.87mmol)、ジ−イソプロピルエチルアミン(0.18ml、1.05mmol)、K2CO3(0.180g、1.31mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.20g、0.87mmol)およびアセトニトリル(2.9ml)を用いて製造した。生成物を、逆相フラッシュクロマトグラフィー(0.1%HCOOH−アセトニトリル)により精製し、0.11gの(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルを黄味がかった油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.35 (3 H, t), 2.46 (3 H, s), 2.59-2.81 (6 H, m), 3.20-3.30 (4 H, m), 3.67 (3 H, s), 4.01 (1 H, dd), 4.28 (2 H, q), 4.31-4.37 (2 H, m), 6.79-6.91 (4 H, m).
【0126】
実施例13:(S)−2−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)プロパン−2−オール
(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(0.1g、0.25mmol)(実施例12におけるように得た)のTHF(1ml)溶液に、臭化メチルマグネシウム(0.83ml、2.50mmol、ジエチルエーテル中3M 溶液)を含むTHF(1.5ml)溶液を加えた。3.5時間後、臭化メチルマグネシウム(0.83ml、2.50mmol、ジエチルエーテル中3M 溶液)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。飽和NH4Cl(10ml)と氷の混合物を加え、層を分離した。水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、蒸発させた。逆相カラムクロマトグラフィー(0.1%NH4OH−アセトニトリル)での蒸発残渣の精製により、0.093gの(S)−2−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)プロパン−2−オールを白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.48 (6 H, s), 2.23 (3 H, s), 2.59-2.68 (3 H, m), 2.68-2.77 (3 H, m), 3.03-3.15 (4 H, m), 3.69 (3 H, s), 4.02 (1 H, dd), 4.26-4.36 (2 H, m), 6.80-6.89 (4 H, m), 7.78 (1 H, br s)
【0127】
実施例14:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン
工程1:4−(1,5−ジメチル−4−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−アミノ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.2g、0.68mmol)(実施例9の工程1〜2におけるように得た)およびトリエチルアミン(0.11ml、0.81mmol)のジクロロメタン(2.5ml)の0℃の溶液に、塩化4−クロロブチリル(0.083ml、0.75mmol)を滴下した。混合物を室温で撹拌した。30分後、ジクロロメタン(15ml)を加え、混合物を飽和NaHCO3で洗浄した。水相をジクロロメタンで再度抽出した。合わせた有機相を乾燥(Na2SO4)し、溶媒を蒸発させた。残った赤みを帯びた泡をTHF(7ml)に溶解し、水素化ナトリウム(0.035g、0.88mmol、鉱物油中60m−%分散液)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物に、飽和NH4Cl(10ml)を加え、相を分離した。水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を蒸発させて0.25gの4−(1,5−ジメチル−4−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを油状物として得、次工程にそのまま用いた。LC-MS (ES+) [M+1]: 364.4.
【0128】
工程2:1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン
4−(1,5−ジメチル−4−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.25g、0.68mmol)をトリフルオロ酢酸(4ml)と混合し、得られた溶液を室温で1時間撹拌した。トリフルオロ酢酸を蒸発させた。蒸発残渣をアンモニア溶液の添加により塩基性とした。水相をジクロロメタンと、10〜20%イソプロパノール−EtOAc混合液とで分けて抽出した。すべての有機相を合わせ、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を蒸発させて0.15gの1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−2−オンを赤色固体として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 264.6.
【0129】
工程3:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−2−オンは、一般手法A1に従い、1−(1,5−ジメチル−3−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン(0.14g、0.54mmol)、ジ−イソプロピルエチルアミン(0.095ml、0.55mmol)、K2CO3(0.15g、1.09mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.125g、0.55mmol)およびアセトニトリル(1.4ml)を用いて製造した。溶媒を蒸発させた後、無機物質をジクロロメタンへの溶解により取り除き、飽和NaHCO3で洗浄した。蒸発残渣を、逆相フラッシュクロマトグラフィー(0.1%NH4OH−アセトニトリル)により精製し、0.15gの(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.07 (3 H, s), 2.10-2.21 (2 H, m), 2.51 (2 H, t), 2.57-2.66 (3 H, m), 2.66-2.76 (3 H, m), 3.04-3.18 (4 H, m), 3.60-3.68 (5 H, m), 4.00 (1 H, dd), 4.28-4.38 (2 H, m), 6.80-6.90 (4 H, m).
【0130】
実施例15:(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン
(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾリジン−2−オン(0.1g、0.24mmol)(実施例9の工程1〜5に報告されているように得た)のDMF(1ml)の0℃の溶液に、水素化ナトリウム(0.015g、0.36mmol、鉱物油中60m−%分散液)を加えた。1時間後、ヨードメタン(0.030ml、0.49mmol)を加えた。1.5時間後、飽和NH4Cl(4ml)および水(1ml)を加え、得られた混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を蒸発させた。逆相カラムクロマトグラフィー(NH4OH−アセトニトリル)での蒸発残渣の精製により、0.032gの(S)−1−(3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オンを白色粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.09 (3 H, s), 2.55-2.65 (3 H, m), 2.65-2.75 (3 H, m), 2.86 (3 H, s), 3.09-3.20 (4 H, m), 3.38-3.46 (2 H, m), 3.55-3.64 (5 H, m), 4.00 (1 H, dd), 4.27-4.37 (2 H, m), 6.79-6.91 (4 H, m)
【0131】
実施例16:(S)−N−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド
工程1:4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(4.8g、25.8mmol)およびジ−イソプロピルアミン(4.5ml、25.8mmol)のDMF(20mL)の溶液に、3,4−ジクロロ−1,2,5−チアジアゾール(2.0g、12.9mmol)を室温で加えた。得られた反応混合物を100℃まで16時間加熱した。反応混合物を水(100ml)でクエンチし、EtOAc(3×20ml)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAcおよび石油エーテル)での蒸発残渣の精製により、2.7gの4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを白色固体として得た。
【0132】
工程2:4−(4−アミノ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(4.0g、13.15mmol)の乾燥THF(24ml)の撹拌溶液に、LiHMDS(THF中1M)(13.8ml、13.807mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をNH4Cl溶液(20ml)でクエンチし、EtOAc(3×30ml)で抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、ろ過し、減圧下で濃縮した。蒸発残渣をMeOHおよびNEt3に溶解し、加熱して16時間還流した。反応混合物を減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/石油エーテル)での蒸発残渣の精製により1.5gの4−(4−アミノ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを淡黄色の固体として得た。
【0133】
工程3:4−(4−アセトアミド−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−アミノ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.2g、4.22mmol)のピリジンの撹拌溶液に、DMAP(103mg、0.85mmol)およびAc2O(0.62ml、6.33mmol)を室温で加えた。反応混合物を80℃まで16時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、蒸発残渣をEtOAcに溶解した。その溶液を水およびブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/石油エーテル)での蒸発残渣の精製により、0.58gの4−(4−アセトアミド−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを淡黄色の固体として得た。
【0134】
工程4:N−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)アセトアミドのトリフルオロ酢酸塩
4−(4−アセトアミド−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(420mg、1.284mmol)のCH2Cl2の氷冷溶液に、TFA(0.4ml、5.136mmol)を加え、混合物を室温で6時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。蒸発残渣のn−ペンタンでの粉砕により、0.51gのN−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)アセトアミドのトリフルオロ酢酸塩を淡黄色の固体として得た。m/z 228.1 [(M-TFA)+H]+
【0135】
工程5:(S)−N−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド
(S)−N−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)アセトアミドは、一般手法A2に従い、N−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)アセトアミドのトリフルオロ酢酸塩(0.10g、0.29mmol)、Na2CO3(0.078g、0.73mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.074g、0.32mmol)およびDMF(1.5ml)を用いて製造した。蒸発残渣を、逆相カラムクロマトグラフィー(0.1%NH4OH−アセトニトリル)により精製し、0.037gの(S)−N−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)アセトアミドを白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.43 (3 H, br s), 2.64-2.83 (6 H, m), 3.20-3.30 (4 H, m), 4.00-4.07 (1 H, m), 4.28-4.38 (2 H, m), 6.80-6.93 (4 H, m), 7.51 (1 H, br s)
【0136】
実施例17:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2−オン
工程1:2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
ピロリドン(20.0g、235.0mmol)のCH3CN(200mL)溶液に、(Boc)2O(54.4ml、244.4mmol)およびDMAP(2.86g、23.5mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/石油エーテル)での蒸発残渣の精製により、25gの2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを黄色油状物として得た。
【0137】
工程2:3,3−ジメチル−2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.0g、10.8mmol)の乾燥THF(24.0mL)の撹拌溶液に、LiHMDS(THF中1M)(13.8ml、32.4mmol)を−78℃で加えた。反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、その後、乾燥THF中のMeI(4.0ml、64.8mmol)を−78℃で添加した。反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、その後、室温で16時間撹拌した。反応混合物をNH4Cl溶液(20.0mL)でクエンチし、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×20mL)、ブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/石油エーテル)での蒸発残渣の精製により、1.0gの3,3−ジメチル−2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルをオフホワイトの粘性のある固体として得た。
【0138】
工程3:3,3−ジメチルピロリジン−2−オン
3,3−ジメチル−2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.0g、9.378mmol)のジオキサン(25.0mL)の氷冷撹拌溶液に、ジオキサン中HClの溶液(25.0mL)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。蒸発残渣のn−ペンタンでの粉砕により、2.0gの3,3−ジメチルピロリジン−2−オンを茶色のゴム状の固体として得、さらに精製することなく、そのまま用いた。
【0139】
工程4:4−(4−(3,3−ジメチル−2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
3,3−ジメチルピロリジン−2−オン(1.96g、17.3mmol)のジオキサン溶液に、K3PO4(8.37g、39.5mmol)を加え、30分間撹拌した。その後、4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(4.0g、13.2mmol)(実施例16の工程1におけるように製造)、CuI(2.5g、13.2mmol)およびN1,N2−ジメチルエチレン−1,2−ジアミン(0.4ml、3.9mmol)を、反応混合物に室温で加えた。反応混合物を密封管中で100℃で16時間加熱した。反応混合物をセライトパッドを通してろ過し、EtOAc(40.0mL)で洗浄し、ろ液を減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル中EtOAc)での蒸発残渣の精製により、0.15gの4−(4−(3,3−ジメチル−2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルをオフホワイトの固体として得た。
【0140】
工程5:3,3−ジメチル−1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩
4−(4−(3,3−ジメチル−2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.393mmol)のHCl−ジオキサン(25.0mL)溶液を0℃→RTで3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。蒸発残渣のn−ペンタンでの粉砕により、0.12gの3,3−ジメチル−1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩をオフホワイトの固体として得た。m/z [M+1]: 282.2
【0141】
工程6:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2−オン
(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2−オンは、一般手法A2に従い、3,3−ジメチル−1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン(0.074g、0.26mmol)、Na2CO3(0.042g、0.39mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.066g、0.29mmol)およびDMF(1ml)を用いて製造した。蒸発残渣を、逆相カラムクロマトグラフィー(0.1%NH4OH−アセトニトリル)で精製し、0.039gの(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2−オンを白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.26 (6 H, s), 2.07 (2 H, t), 2.59-2.69 (3 H, m), 2.69-2.77 (3 H, m), 3.31-3.41 (4 H, m), 3.78 (2 H, t), 4.02 (1 H, dd), 4.29-4.36 (2 H, m), 6.81-6.91 (4 H, m)
【0142】
実施例18:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン
工程1:4−(4−(ピリミジン−2−イルアミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(4.0g、13.1mmol)(実施例16の工程1におけるように製造)のトルエン溶液に、2−アミノピリミジン(1.5g、15.7mmol)およびNaOtBu(1.89g、19.7mmol)を室温で加えた。その溶液をアルゴンで30分間脱気した。Pd2(dba)3(0.602g、0.65mmol)およびRuphos(0.61g、1.3mmol)を反応混合物に加えた。反応混合物を密封管内で100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、セライトパッドを通してろ過し、その後EtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル中EtOAc)での蒸発残渣の精製により、0.6gの4−(4−(ピリミジン−2−イルアミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを淡黄色の固体として得た。m/z [M+1]: 364.2
【0143】
工程2:4−(ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンの塩酸塩
4−(4−(ピリミジン−2−イルアミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.4g、1.1mmol)のHCl−ジオキサン(20.0mL)の氷冷撹拌溶液を、室温まで3時間温めた。反応混合物を減圧下で濃縮した。蒸発残渣のn−ペンタンでの粉砕により、0.40gの4−(ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンの塩酸塩をオフホワイトの固体として得た。m/z [M+1]: 264.1
【0144】
工程3:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン
(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンは、一般手法A2に従い、4−(ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンの塩酸塩(0.130g、0.43mmol)、Na2CO3(0.115g、1.08mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.109g、0.48mmol)およびDMF(1.5ml)を用いて製造した。生成物を、反応混合物を冷却し、ろ過することにより単離した。水で沈殿を洗浄し、次いで真空オーブン(30℃)で乾燥することにより、0.090gの(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンを黄味がかった固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.64-2.86 (6 H, m), 3.26-3.33 (4 H, m), 4.00-4.08 (1 H, m), 4.30-4.38 (2 H, m), 6.82-6.91 (4 H, m), 6.94 (1 H, t), 7.63 (1 H, br s), 8.61 (2 H, d)
【0145】
実施例19:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン
工程1:4−(4−(ピリミジン−4−イルアミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3.0g、9.868mmol)(実施例16の工程1)のトルエン溶液に、ピリミジン−4−アミン(0.935g、9.868mmol)およびNaOtBu(1.47g、14.802mmol)を室温で加えた。溶液をアルゴンで30分間脱気した。Pd2(dba)3(451mg、0.493mmol)を、次いでRuPhos(460mg、0.986mmol)を室温で加え、反応混合物を密封管内で100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、セライトパッドを通してろ過し、ついでEtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル中EtOAc)での蒸発残渣の精製により、0.70gの4−(4−(ピリミジン−4−イルアミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを淡黄色の固体として得た。
【0146】
工程2:4−(ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンの塩酸塩
4−(4−(ピリミジン−4−イルアミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.7g、1.92mmol)のHCl−ジオキサン(20.0mL)の氷冷撹拌溶液を、室温まで3時間温めた。反応混合物を減圧下で濃縮した。蒸発残渣のn−ペンタンでの粉砕により、0.50gの4−(ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンの塩酸塩を淡黄色の固体として得た。m/z [M+1]: 264.1
【0147】
工程3:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン
(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンは、一般手法A2に従い、4−(ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンの塩酸塩(0.20g、0.67mmol)、Na2CO3(0.177g、1.67mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.168g、0.73mmol)およびDMF(2ml)を用いて製造した。蒸発残渣を、逆相カラムクロマトグラフィー(0.1%NH4OH−アセトニトリル)により精製し、0.023gの(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンを白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.66-2.88 (6 H, m), 3.24-3.32 (4 H, m), 4.00-4.09 (1 H, m), 4.29-4.41 (2 H, m), 6.82-6.92 (4 H, m), 7.62 (1 H, m), 8.19 (1 H, dd), 8.60 (1 H, d), 8.83 (1 H, d).
【0148】
実施例20:(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン
工程1:1−(チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン
4−ブロモチアゾール(10.0g、60.97mmol)の1,4−ジオキサン溶液に、ピロリドン(4.63mL、60.97mmol)、N1,N2−ジメチルエチレンジアミン(1.98ml、18.29mmol)、CuI(11.61g、60.97mmol)およびK3PO4(25.88g、121.95mmol)をRTで加え、混合物を100℃まで16時間加熱した。反応混合物をろ過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(石油エーテル中15%EtOAc)での蒸発残渣の精製により、4.5gの1−(チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オンを茶色の固体として得た。m/z [M+1]:169.1
【0149】
工程2:1−(5−ブロモチアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン
1−(チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン(6.5g、168.0mmol)の1,2−ジクロロエタン(150mL)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(8.16g、46.4mmol)を0℃で加え、得られた反応混合物を1時間撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、混合物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を乾燥(Na2SO4)し、減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル中20%EtOAc)での蒸発残渣の精製により、6.0gの1−(5−ブロモチアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オンを茶色の固体として得た。m/z [M+1]:247.0
【0150】
工程3:4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)チアゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Pd(OAc)2(0.054g、0.02mmol)、RuPhos(0.340g、0.06mmol)およびCs2CO3(5.14g、15.78mmol)を、N2下で脱気したt−BuOH(60ml)に加えた。得られた混合物に、1−(5−ブロモチアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン(3.0g、12.14mmol)および1−Bocピペラジン(2.71g、14.57mmol)を加えた。混合物をN2下で16時間還流した。反応混合物を室温まで冷却し、MTBEで希釈した。混合物をセライトパッドを通してろ過し、ろ液を蒸発乾固した。カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2中2%MeOH)での蒸発残渣の精製により、2.0gの4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)チアゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを淡黄色の固体として得た。m/z [M+1]:353.2.
【0151】
工程4:1−(5−(ピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩
4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)チアゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.60g、1.70mmol)の1,4−ジオキサン(5ml)溶液に、1,4−ジオキサン中HClの溶液(20ml)を0℃で加え、混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。蒸発残渣のn−ペンタンおよびジエチルエーテルでの粉砕により、0.45gの1−(5−(ピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩をオフホワイトの固体として得た。m/z [M+1]: 253.1.
【0152】
工程5:(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン
(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オンは、一般手法A2に従い、1−(5−(ピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩(0.150g、0.52mmol)、Na2CO3(0.138g、1.30mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.131g、0.57mmol)およびDMF(1.7ml)を用いて製造した。蒸発残渣を、逆相カラムクロマトグラフィー(0.1%NH4OH−アセトニトリル)で精製し、0.125gの(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.16-2.25 (2 H, m), 2.51-2.57 (2 H, m), 2.61-2.77 (6 H, m), 2.96-3.05 (4 H, m), 3.81 (2 H, t), 3.98-4.05 (1 H, m), 4.27-4.35 (2 H, m), 6.81-6.91 (4 H, m), 8.39 (1 H, s).
【0153】
実施例21:1−(4−(4−(((S)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルピロリジン−2−オン
工程1:4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−アミノ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(10.0g、35.08mmol)(実施例16の工程1〜2におけるように製造)の乾燥THF(100mL)の氷冷撹拌溶液に、NaH(60%)(3.50g、87.7mmol)を加え、15分間撹拌した。反応混合物に4−ブロモブチリルクロライド(4.90ml、42.1mmol)を滴下し、混合物をRTで16時間撹拌した。反応混合物を冷水でクエンチし、EtOAc(3×150ml)で抽出し、水(2×100ml)で洗浄した。有機層を乾燥(Na2SO4)し、減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル中50%EtOAc)での蒸発残渣の精製により、8.0gの4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを淡黄色の固体として得た。m/z [M+1]:354.2.
【0154】
工程2:4−(4−(3−メチル−2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(500mg、1.42mmol)の乾燥THF(10mL)攪拌溶液に、リチウムジイソプロピルアミド(THF中2M)(0.9ml、1.70mmol)を−78℃で加えた。反応混合物を−78℃で1時間撹拌した。MeI(0.14ml、2.12mmol)を加え、撹拌を−78℃で3時間続けた。反応混合物をNH4Cl溶液(40mL)でクエンチし、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、次いで乾燥(Na2SO4)し、減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/石油エーテル)での蒸発残渣の精製により、0.15gの4−(4−(3−メチル−2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを粘性のある半固体として得た。m/z [M+1]:368.2
【0155】
工程3:3−メチル−1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩
4−(4−(3−メチル−2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.41mmol)のHCl−ジオキサン(10.0mL)攪拌溶液を0℃→RTで3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。蒸発残渣のn−ペンタンでの粉砕により、0.115gの3−メチル−1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩をオフホワイトの固体として得た。m/z [M+1]:268.1
【0156】
工程4:(1−(4−(4−(((S)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルピロリジン−2−オン
(1−(4−(4−(((S)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルピロリジン−2−オンは、一般手法A2に従い、3−メチル−1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩(0.10g、0.33mmol)、Na2CO3(0.080g、0.76mmol)、(2R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(0.090g、0.40mmol)およびスルホラン(1ml)を用いて製造した。蒸発残渣を、逆相カラムクロマトグラフィー(NH4OH−アセトニトリル)により精製し、0.027gの(1−(4−(4−(((S)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルピロリジン−2−オンを油状固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.30 (3 H, s), 1.70-1.9 (1 H, m), 2.39-2.49 (1 H, m), 2.59-2.77 (7 H, m), 3.31-3.42 (4 H, m), 3.74-3.83 (2 H, m), 4.00-4.05 (1 H, m), 4.29-4.36 (2 H, m), 6.81-6.91 (4 H, m).
【0157】
実施例22:(S)−2−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,3,4−チアジアゾール
工程1:(S)−4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
一般手法A1を用いて、ACN(14ml)中、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.23g、6.59mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(1.51g、6.59mmol)およびK2CO3(1.37g、9.89mmol)から製造した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、1.32gの(S)−4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 335.4 (M+1)+.
【0158】
工程2:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン二塩酸塩
MeOH(10ml)中の(S)−4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.32g、3.95mmol)を、1,4−ジオキサン(5.92ml、23.7mmol)中の4M HClで3時間室温で処理した。溶媒を留去し、残渣をEt2Oで粉砕し、1.16gの(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン二塩酸塩を得た。m/z = 235.3 (M+1)+.
【0159】
工程3:(S)−2−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,3,4−チアジアゾール
(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン二塩酸塩(0.20g、0.65mmol)、2−ブロモ−1,3,4−チアジアゾール(0.16g、0.98mmol)およびDIPEA(0.45ml、0.34g、2.60mmol)のNMP(4ml)の混合物をMW反応器で3時間、150℃で加熱した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発乾固した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、53mgの(S)−2−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,3,4−チアジアゾールを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.62-2.82 (6H, m), 3.52-3.67 (4H, m), 4.00-4.08 (1H, m), 4.27-4.39 (2H, m), 6.79-6.93 (4H, m), 8.46 (1H, s).
【0160】
実施例23:(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール
工程1:4−(5−(メトキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.20g、4.22mmol、国際公開第2004/006846号に従って製造)のTHF(10ml)の溶液を0℃まで冷却し、60%NaH分散液(0.25g、6.33mmol)で処理した。30分後、MeI(0.39ml、0.90g、6.33mmol)を加え、0℃で撹拌し、15分間維持した。得られた混合物をRTで一晩撹拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた抽出液を水およびブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発乾固させて1.17gの粗4−(5−(メトキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 1.48 (9H, s), 3.40-3.48 (4H, m), 3.49-3.55 (4H, m), 3.50 (3H, s), 4.55 (2H, s).
【0161】
工程2:5−(メトキシメチル)−3−(ピペラジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール塩酸塩
EtOAc(10ml)中の粗4−(5−(メトキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.17g、3.92mmol)を、1,4−ジオキサン(4.90ml、19.6mmol)中4M HClで処理した。得られた混合物をRTで一晩撹拌し、蒸発乾固させた。残渣をEt2Oで粉砕し、0.86gの5−(メトキシメチル)−3−(ピペラジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール塩酸塩を得た。m/z = 199.2 (M+1)+.
【0162】
工程3:(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール
一般手法A1を用いて、ACN(4ml)中、5−(メトキシメチル)−3−(ピペラジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール塩酸塩(0.20g、0.85mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(0.20g、0.85mmol)、K2CO3(0.18g、1.28mmol)、およびDIPEA(0.22ml、0.17g、1.28mmol)から製造し、0.10gの(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−5−(メトキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾールを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.56-2.78 (6H, m), 3.46-3.54 (7H, m), 3.99-4.06 (1H, m), 4.29-4.36 (2H, m), 4.54 (2H, s), 6.81-6.91 (4H, m).
【0163】
実施例24:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン
工程1:4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(4ml)中2−ピロリジノン(0.14ml、0.15g、1.80mmol)を60%NaH分散液(72mg、1.80mmol)で処理した。30分後、4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.50g、1.64mmol、国際公開第2004/083235号に従って製造)を加えた。RTで一晩撹拌した後、混合物を60℃まで4時間加熱した。得られた混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、81mgの4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 354.4 (M+1)+.
【0164】
工程2:1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩
EtOAc(1ml)中の4−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(81mg、0.23mmol)を、1,4−ジオキサン(0.43ml、1.72mmol)中4M HClでRTで5日間処理した。得られた混合物を蒸発乾固させて75mgの粗1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩を得た。m/z = 254.2 (M+1)+.
【0165】
工程3:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン
一般手法A1を用いて、ACN(1ml)中、粗1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オン塩酸塩(75mg、0.26mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(59mg、0.26mmol)、およびDIPEA(0.14ml、0.10g、0.78mmol)から製造し、10mgの(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピロリジン−2−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.18-2.30 (2H, m), 2.57 (2H, t), 2.60-2.78 (6H, m), 3.32-3.43 (4H, m), 3.87 (2H, t), 3.98-4.07 (1H, m), 4.28-4.37 (2H, m), 6.81-6.91 (4H, m).
【0166】
実施例25:(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾリジン−2−オン
工程1:1−(5−ブロモ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾリジン−2−オン
THF(10ml)中の2−アミノ−5−ブロモ−[1,3,4]チアジアゾール(0.30g、1.67mmol)を2−クロロエチルイソシアネート(0.14ml、0.18g、1.67mmol)で処理した。1時間後、LHMDS(0.47g、2.83mmol)を加え、撹拌を3日間続けた。MeOHを加え、溶媒を蒸発させた。残渣をEtOAcに溶解し、水およびブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発させた。残渣をDCMで粉砕し、0.25gの1−(5−ブロモ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾリジン−2−オンを得た。m/z = 251.2 (M+1)+.
【0167】
工程2:(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾリジン−2−オン
2−プロパノール(5ml)中の1−(5−ブロモ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾリジン−2−オン(0.16g、0.64mmol)、(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン二塩酸塩(0.20g、0.64mmol)、およびDIPEA(0.56ml、0.42g、3.21mmol)の混合物を、21時間150℃でマイクロ波加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣をEtOAcに溶解し、水およびブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、31mgの(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾリジン−2−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.61-2.79 (6H, m), 3.45-3.55 (4H, m), 3.69 (2H, t), 3.98-4.07 (1H, m), 4.15-4.22 (2H, m), 4.28-4.36 (2H, m), 5.11 (1H, br s), 6.80-6.92 (4H, m).
【0168】
実施例26:(S)−3−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン
工程1:4−(4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
密封管において、4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(4.00g、13.2mmol)およびオキサゾリジン−2−オン(1.14g、13.2mmol)のジオキサン(40ml)溶液に、CuI(25mg、0.14mmol)、N1,N2−ジメチルエチレン−1,2−ジアミン(0.14ml、0.12g、1.32mmol)およびK3PO4(5.58g、212.3mmol)をRTで加えた。反応混合物を100℃まで16時間加熱した。混合物をセライトパッドを通してろ過し、蒸発乾固した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.70gの4−(4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 356.2 (M+1)+.
【0169】
工程2:3−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン塩酸塩
4−(4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.70g、1.97mmol)のジオキサン(10m、40mmol)中4M HClの氷冷撹拌溶液を、RTで2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をペンタンで粉砕し、0.55gの3−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン塩酸塩を得た。m/z = 256.0 (M+1)+.
【0170】
工程3:(S)−3−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン
一般手法A1を用いて、ACN(2ml)において、3−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン塩酸塩(0.11g、0.39mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(0.10g、0.43mmol)およびK2CO3(0.11g、0.78mmol)から製造し、74mgの(S)−3−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.60-2.79 (6H, m), 3.37-3.48 (4H, m), 3.98-4.06 (1H, m), 4.13 (2H, t), 4.27-4.38 (2H, m), 4.56 (2H, t), 6.81-6.92 (4H, m).
【0171】
実施例27:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド
工程1:4−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸メチル
MeOH(150ml)中の4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(10.0g、32.8mmol)をTEA(7.20ml、5.23g、49.3mmol)で処理し、アルゴンで15分間脱気した。(BINAP)PdCl2を反応混合物に加え、加圧容器で、CO(100psi)下、16時間100℃で撹拌した。反応混合物をRTまで冷却し、セライトパッドを通してろ過し、メタノールで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮し、粗化合物を得、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、1.30gの4−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸メチルを得た。m/z = 329.2 (M+1)+.
【0172】
工程2:4−(4−カルバモイル−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
密封管において、NH3ガスをMeOH(25ml)中に20分間−30℃で吹き込み、4−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸メチル(0.70g、2.13mmol)を加えた。反応混合物を90℃で16時間加熱し、冷却して蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.50gの4−(4−カルバモイル−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 314.2 (M+1)+.
【0173】
工程3:4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩
4−(4−カルバモイル−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.55g、1.76mmol)の1,4−ジオキサン(10ml、40mmol)中4M HClの氷冷撹拌溶液をRTまで温め、16時間撹拌し、蒸発乾固させた。残渣をペンタンで粉砕し、0.55gの4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩を得た。m/z = 214.1 (M+1)+.
【0174】
工程4:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド
一般手法A1を用いて、ACN(2ml)において、4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩(0.15g、0.60mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(0.17g、0.72mmol)およびK2CO3(0.21g、1.50mmol)から製造し、88mgの(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミドを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 2.54-2.70 (6H, m), 3.37-3.47 (4H, m), 3.94-4.02 (1H, m), 4.28-4.42 (2H, m), 6.78-6.90 (4H, m), 7.84 (1H, br s), 8.18 (1H, br s).
【0175】
実施例28:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン
工程1:4−(4−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−(2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.20g、0.56mmol)のTHF(10ml)の冷撹拌溶液に、60%NaH分散液を加え、得られた混合物を0℃で30分間撹拌した。MeI(40μl、0.68mmol)を反応混合物に加え、RTで6時間撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥し、濃縮して粗化合物を得、フラッシュクロマトグラフィーによる精製により、0.14gの4−(4−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 369.2 (M+1)+.
【0176】
工程2:1−メチル−3−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オン塩酸塩
4−(4−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.2g、0.54mmol)を氷冷した1,4−ジオキサン(10ml、40mmol)中の4M HClに加え、RTまで温め、2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をペンタンで粉砕し、0.11gの1−メチル−3−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オン塩酸塩を得た。m/z = 269.1 (M+1)+.
【0177】
工程3:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン
一般手法A1を用いて、ACN(2ml)において、1−メチル−3−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オン塩酸塩(60mg、0.20mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(54mg、0.24mmol)およびK2CO3(68mg、0.49mmol)から製造し、34mgの(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.60-2.78 (6H, m), 2.91 (3H, s), 3.41-3.49 (4H, m), 3.50-3.57 (2H, m), 3.83-3.90 (2H, m), 3.99-4.06 (1H, m), 4.29-4.37 (2H, m), 6.81-6.91 (4H, m).
【0178】
実施例29:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−メチル−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩
工程1:4−(4−(メチルカルバモイル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
メチルアミンガスをTHF(25ml)に20分間−30℃で吹き込み、その後、4−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸メチル(700mg、2.13mmol)を加え、反応混合物を90℃で16時間、密封管内で加熱した。反応混合物を濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.60gの4−(4−(メチルカルバモイル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 328.2 (M+1)+.
【0179】
工程2:N−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩
4−(4−(メチルカルバモイル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.65g、1.99mmol)を氷冷した1,4−ジオキサン(15ml、60mmol)中4M HClに加え、得られた混合物をRTで16時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をペンタンで粉砕し、0.54gのN−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩を得た。m/z = 228.2 (M+1)+.
【0180】
工程3:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−メチル−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩
一般手法A1を用いて、ACN(2ml)において、N−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩(0.15g、0.57mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(0.16g、0.68mmol)およびK2CO3(0.20g、1.42mmol)から製造した。遊離塩基を、Et2O中1M HClでHCl塩に変換し、31mgのN−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 2.79 (3H, d), 3.22-3.66 (7H, m), 3.72-3.87 (1H, m), 3.99-4.13 (3H, m), 4.30-4.40 (1H, m), 4.91-5.02 (1H, m), 6.82-7.02 (4H, m), 8.70-8.83 (1H, m), 11.50 (1H, br s).
【0181】
実施例30:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オン
工程1:4−(4−(2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3.18g、10.4mmol)およびイミダゾリジン−2−オン(1.50g、17.4mmol)の1,4−ジオキサン(30ml)溶液に、CuI(3.32g、17.4mmol)、N1,N2−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(0.54ml、0.44g、5.22mmol)およびK3PO4(5.55g、26.2mmol)をRTで加え、反応混合物を100℃まで16時間加熱した。反応混合物をセライトパッドを通してろ過し、EtOAcで洗浄し、ろ液を濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーを用いて精製し、0.30gの4−(4−(2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 355.2 (M+1)+.
【0182】
工程2:1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オン塩酸塩
4−(4−(2−オキソイミダゾリジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.6g、1.97mmol)を氷冷した1,4−ジオキサン(10ml、40mmol)中4M HClに加え、RTまで温め、2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をペンタンで粉砕し、0.54gの1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オン塩酸塩を得た。m/z = 255.1 (M+1)+.
【0183】
工程3:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オン
一般手法A1を用いて、ACN(2ml)において、1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オン塩酸塩(0.10g、0.34mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(95mg、0.41mmol)、およびK2CO3(0.12g、0.86mmol)から製造し、13mgの(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)イミダゾリジン−2−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.59-2.79 (6H, m), 3.41-3.51 (4H, m), 3.63 (2H, t), 3.96-4.07 (3H, m), 4.28-4.38 (2H, m), 5.16 (1H, br s), 6.80-6.91 (4H, m).
【0184】
実施例31:(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルイソチアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン
工程1:(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチル−4−ニトロイソチアゾール
DMF(3ml)中の(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン二塩酸塩(0.14g、0.45mmol)、5−ブロモ−3−メチル−4−ニトロ−1,2−チアゾール(0.10g、0.45mmol)、およびDIPEA(0.25ml、0.19g、1.44mmol)の混合物をRTで45分間撹拌した。混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発させて0.17gの(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチル−4−ニトロイソチアゾールを得た。m/z = 377.2 (M+1)+.
【0185】
工程2:(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルイソチアゾール−4−アミン
実施例32の工程3に記載したように、THF(3ml)、MeOH(3ml)および水(1ml)において、(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチル−4−ニトロイソチアゾール(0.16g、0.43mmol)、NH4Cl(0.23g、4.25mmol)およびZn細粉(0.28g、4.25mmol)から製造し、0.15gの(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルイソチアゾール−4−アミンを得た。m/z = 347.6 (M+1)+.
【0186】
工程3:(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルイソチアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オン
(S)−5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルイソチアゾール−4−アミン(0.15g、0.43mmol)のDCM(4ml)溶液を、4−クロロブチリルクロリド(53μl、67mg、0.48mmol)およびTEA(72μl、53mg、0.52mmol)で処理した。得られた混合物をRTで反応が完了するまで撹拌した。混合物をDCMで希釈し、1M HCl、飽和NaHCO3溶液、水およびブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発させた。残渣をTHF(4ml)に溶解し、60%NaH分散液(52mg、1.30mmol)を加えた。得られた混合物を中間体が消費されるまで撹拌した。水を加え、混合物をEtOAcで抽出した。合わせた抽出物を水およびブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.10gの(S)−1−(5−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルイソチアゾール−4−イル)ピロリジン−2−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.10-2.31 (2H, m), 2.20 (3H, s), 2.41-2.78 (8H, m), 3.10-3.31 (4H, m), 3.40-3.53 (1H, m), 3.67-3.80 (1H, m), 3.97-4.05 (1H, m), 4.25-4.36 (2H, m), 6.80-6.91 (4H, m).
【0187】
実施例32:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルチアゾール−5−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン塩酸塩
工程1:4−ブロモ−2−メチル−5−ニトロチアゾール
4−ブロモ−2−メチルチアゾール(40.0g、168.8mmol)の濃H2SO4(400ml)撹拌溶液に、濃HNO3(100ml)をゆっくりと0℃で加え、その後、RTで3時間撹拌した。反応混合物を氷冷水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を乾燥し、蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、28gの4−ブロモ−2−メチル−5−ニトロチアゾールを得た。m/z = 223.0 (M+1)+.
【0188】
工程2:4−(2−メチル−5−ニトロチアゾール−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−ブロモ−2−メチル−5−ニトロチアゾール(30.0g、135.1mmol)の2−プロパノール(300ml)溶液に、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(27.7g、148.6mmol)をRTで加え、その後、50℃で8時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、21.2gの4−(2−メチル−5−ニトロチアゾール−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 229.1 (M-Boc+1)+.
【0189】
工程3:4−(5−アミノ−2−メチルチアゾール−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
THF(15ml)、MeOH(7ml)および水(7ml)中の4−(2−メチル−5−ニトロチアゾール−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.00g、3.04mmol)およびNH4Cl(1.63g、30.4mmol)の0℃の混合物をZn細粉(1.99g、30.4mmol)で処理し、0℃で5分間撹拌し、その後、RTで1時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、セライト床を通してろ過し、ブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発させ、0.60gの4−(5−アミノ−2−メチルチアゾール−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 299.2 (M+1)+.
【0190】
工程4:4−(5−(3,3−ジメチル−2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)−2−メチルチアゾール−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(5−アミノ−2−メチルチアゾール−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.8g、9.39mmol)のトルエン(60ml)溶液に、Et3N(1.96ml、1.42g、14.1mmol)および3,3−ジメチルジヒドロフラン−2,5−ジオン(1.44g、11.3mmol)をRTで加え、110℃で18時間加熱還流した。反応混合物を濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.20gの4−(5−(3,3−ジメチル−2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)−2−メチルチアゾール−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 409.2 (M+1)+.
【0191】
工程5:3,3−ジメチル−1−(2−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)ピロリジン−2,5−ジオン塩酸塩
4−(5−(3,3−ジメチル−2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)−2−メチルチアゾール−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(10ml、40mmol)中4M HClの0℃の溶液を、RTで2時間撹拌し、蒸発乾固し、残渣を1:5のペンタン:Et2Oで粉砕し、125mgの3,3−ジメチル−1−(2−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)ピロリジン−2,5−ジオン塩酸塩を得た。m/z = 309.2 (M+1)+.
【0192】
工程6:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルチアゾール−5−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン塩酸塩
一般手法A1を用いて、ACN(2ml)において、3,3−ジメチル−1−(2−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)ピロリジン−2,5−ジオン塩酸塩(60mg、0.17mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(48mg、0.21mmol)、およびK2CO3(60mg、0.44mmol)から製造し、29mgの(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルチアゾール−5−イル)−3,3−ジメチルピロリジン−2,5−ジオン塩酸塩を遊離塩基のHCl塩への変換後に得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 1.42 (6H, d), 2.61 (3H, s), 2.75 (2H, s), 3.02-3.23 (3H, m), 3.26-3.39 (2H, m), 3.40-3.54 (2H, t), 3.74-3.92 (3H, m), 4.11-4.20 (1H, m), 4.23-4.31 (1H, m), 5.28-5.36 (1H, m), 6.84-6.95 (4H, m), 13.38 (1H, br s).
【0193】
実施例33:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)エタノン
工程1:4−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸
4−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸メチル(1.20g、3.65mmol、実施例27の工程1)のTHF(25ml)および水(5ml)溶液に、LiOH・H2O(0.31g、7.32mmol)を0℃で分けて加えた。反応混合物をRTで3時間撹拌した。混合物を水で希釈し、クエン酸で酸性とし、EtOAcで抽出した。有機層を乾燥させ、蒸発乾固させ、1.00gの4−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸を得た。m/z = 313.2 (M-1)-.
【0194】
工程2:4−(4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸(1.10g、3.50mmol)のDCM(50ml)溶液に、N,O−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(0.51g、5.25mmol)、DMAP(0.86g、7.00mmol)およびEDC・HCl(1.00g、5.23mmol)を0℃で加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、水で洗浄し、乾燥し、蒸発乾固させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.80gの4−(4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 358.2 (M+1)+.
【0195】
工程3:4−(4−アセチル−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.30g、0.84mmol)のTHF(15ml)溶液に、THF(1.2ml、1.2mmol)中1.0M CH3MgBrを0℃で加え、反応混合物をRTで1時間攪拌させた。反応混合物をNH4Cl溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を乾燥し、蒸発乾固させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.15gの4−(4−アセチル−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 313.2 (M+1)+.
【0196】
工程4:1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)エタノン塩酸塩
4−(4−アセチル−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.15g、0.48mmol)のジオキサン(20ml、80mmol)中4M HClの氷冷撹拌溶液を、RTまで温め、3時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をペンタンで粉砕し、0.15gの1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)エタノン塩酸塩を得た。m/z = 213.1 (M+1)+.
【0197】
工程5:(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)エタノン塩酸塩
一般手法A1を用い、ACN(2ml)において、1−(4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)エタノン塩酸塩(80mg、0.32mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(88mg、0.39mmol)およびK2CO3(0.11g、0.80mmol)から製造し、23mgの(S)−1−(4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)エタノン塩酸塩を遊離塩基のHCl塩への変換後に得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.74 (3H, s), 3.20 (3H, m), 3.34-3.66 (2H, m), 3.74-4.40 (7H, m), 5.37 (1H, br s), 6.83-7.00 (4H, m), 13.65 (1H, br s).
【0198】
実施例34:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N,N−ジメチル−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド
工程1:4−(4−(ジメチルカルバモイル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボン酸メチル(0.70g、2.13mmol)のEtOH(20ml)中33%ジメチルアミンの溶液を、密封管内で90℃で16時間加熱した。反応混合物を濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.35gの4−(4−(ジメチルカルバモイル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 342.2 (M+1)+.
【0199】
工程2:N,N−ジメチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩
4−(4−(ジメチルカルバモイル)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.35g、1.03mmol)および1,4−ジオキサン(20ml、80mmol)中4M HClから、実施例8の工程2に記載されているように製造し、0.28gのN,N−ジメチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩を得た。m/z = 242.2 (M+1)+.
【0200】
工程3:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N,N−ジメチル−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド
一般手法A1を用いて、ACN(2ml)において、N,N−ジメチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩(0.12g、0.43mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(0.12g、0.52mmol)およびK2CO3(0.15g、1.08mmol)から製造し、粗生成物を得た。逆相分取HPLCの後、10mgの(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N,N−ジメチル−1,2,5−チアジアゾール−3−カルボキサミドを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.59-2.78 (6H, m), 2.97 (3H, s), 3.15 (3H, s), 3.41-3.54 (4H, m), 3.97-4.07 (1H, m), 4.27-4.38 (2H, m), 6.80-6.93 (4H, m).
【0201】
実施例35:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン二塩酸塩
工程1:4−(4−(ピリジン−2−イルアミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(4.00g、13.1mmol)のトルエン(100ml)溶液に、2−アミノピリジン(1.01g、15.7mmol)およびNaOtBu(1.89g、19.7mmol)をRTで加えた。混合物をアルゴンで30分間脱気し、Pd2(dba)3およびRuPhosを加えた。反応混合物を密封管内で100℃で16時間加熱した。RTまで冷却した後、混合物をEtOAcでセライトパッドを通してろ過し、蒸発させた。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.70gの4−(4−(ピリジン−2−イルアミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 363.2 (M+1)+.
【0202】
工程2:4−(ピペラジン−1−イル)−N−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン塩酸塩
4−(4−(ピリジン−2−イルアミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.40g、1.10mmol)および1,4−ジオキサン(20ml、80mmol)中4M HClから3時間で製造し、0.40gの4−(ピペラジン−1−イル)−N−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン塩酸塩を得た。m/z = 263.2 (M+1)+.
【0203】
工程3:(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン
一般手法A1を用い、ACN(2ml)において、4−(ピペラジン−1−イル)−N−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン塩酸塩(0.12g、0.40mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(0.11g、0.48mmol)およびK2CO3(0.14g、1.00mmol)から製造し、42mgの(S)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−N−(ピリジン−4−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミンを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.64-2.90 (6H, m), 3.22-3.34 (4H, m), 4.00-4.08 (1H, m), 4.29-4.40 (2H, m), 6.80-6.93 (4H, m), 6.94-6.99 (1H, m), 7.51 (1H, br s), 7.69-7.76 (1H, m), 8.22-8.30 (2H, m).
【0204】
実施例36:(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン塩酸塩
工程1:3−ブロモイソチアゾロ[4,5−b]ピリジン
3−メルカプトピコリノニトリル(1.20g、8.81mmol)のEtOAc(30ml)の撹拌溶液に、臭素(1.20ml、3.73g、20.7mmol)を0℃で滴下した。その後、反応混合物をRTまで1時間かけて温め、次いで6時間還流した。溶媒を蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.30gの3−ブロモイソチアゾロ[4,5−b]ピリジンを得た。m/z = 215.0 (M+1)+.
【0205】
工程2:4−(イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
3−ブロモイソチアゾロ[4,5−b]ピリジン(0.20g、0.93mmol)のIPA(2ml)撹拌溶液に、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.17g、0.93mmol)を加え、得られた混合物を100℃で16時間加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣をNaHCO3溶液に溶解し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥し、蒸発乾固させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.15gの4−(イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 321.1 (M+1)+.
【0206】
工程3:3−(ピペラジン−1−イル)イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン塩酸塩
4−(イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.53g、1.65mmol)のジオキサン(4ml)氷冷撹拌溶液に、ジオキサン(8ml、32mmol)中4M HClを加え、混合物をRTで6時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を1:1のEt2O/ペンタンで粉砕し、0.42gの3−(ピペラジン−1−イル)イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン塩酸塩を得た。m/z = 221.1 (M+1)+.
【0207】
工程4:(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン塩酸塩
一般手法A1を用い、ACN(2ml)において、3−(ピペラジン−1−イル)イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン塩酸塩(0.10g、0.39mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(0.13g、0.55mmol)およびK2CO3(0.14g、1.00mmol)から製造し、45mgの(S)−3−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)イソチアゾロ[4,5−b]ピリジン塩酸塩を遊離塩基のHCl塩への変換後に得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 2.99-3.27 (3H, m), 3.32-3.44 (1H, m), 3.47-3.63 (1H, m), 3.88-4.14 (3H, m), 4.14-4.23 (1H, m), 4.25-4.34 (1H, m), 5.04-5.32 (2H, m), 5.37 (1H, br s), 6.84-6.93 (4H, m), 7.37-7.42 (1H, m), 8.15-8.20 (1H, m), 8.63-8.68 (1H, m), 13.62 (1H. br s).
【0208】
実施例37:(S)−N−(2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]−ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン塩酸塩
工程1:4−(4−((2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)アミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
マイクロ波反応器における、4−(4−クロロ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.00g、3.28mmol)のトルエン(20ml)撹拌溶液に、2−(ベンジルオキシ)−ピリジン−3−アミン(0.72g、3.61mmol)を、次いでNaOtBu(0.63g、6.56mmol)をRTで加え、その後、混合物をArで30分間脱気した。その後、Pd2(dba)3(0.15g、0.16mmol)およびRuPhos(0.15g、0.32mmol)を室温で加え、反応混合物をマイクロ波照射のもと、2時間80℃で加熱した。混合物をセライトパッドを通してろ過し、蒸発乾固させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、0.32gの4−(4−((2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)アミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。m/z = 469.2 (M+1)+.
【0209】
工程2:N−(2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミントリフルオロ酢酸
4−(4−((2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)アミノ)−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.70g、1.49mmol)のDCM(10ml)溶液に、TFA(2ml)を0℃で滴下し、得られた混合物をRTで18時間撹拌した。混合物を蒸発乾固させ、残渣をペンタンで粉砕し、0.60gのN−(2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミントリフルオロ酢酸を得た。m/z = 369.2 (M+1)+.
【0210】
工程3:(S)−N−(2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン塩酸塩
一般手法A1を用い、ACN(2ml)中、N−(2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミントリフルオロ酢酸(0.10g、0.21mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(75mg、0.33mmol)およびK2CO3(83mg、0.60mmol)から製造し、61mgの(S)−N−(2−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)−4−(4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)−1,2,5−チアジアゾール−3−アミン塩酸塩を遊離塩基のHCl塩への変換後に得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): 3.05-4.09 (10H, m), 4.10-4.23 (1H, m), 4.25-4.36 (1H, m), 5.22 (2H, s), 5.25-5.44 (1H, br s), 6.32 (1H, t), 6.86-6.94 (4H, m), 6.95-7.00 (1H, m), 7.27-7.40 (5H, m), 8.17 (1H, s), 8.26-8.33 (1H, m), 13.75 (1H, br s).
【0211】
実施例38:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
工程1:3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−ヒドラジノピリジン(2.0g、18.33mmol)およびEtOH(16mL)をフラスコに入れた。混合物を0℃まで冷却し、3−アミノクロトノニトリル(1.505g、18.33mmol)およびAcOH(2.1ml、36.7mmol)を加えた。反応を3時間加熱還流した。混合物をRTまで冷却し、水(20mL)を加えた。混合物を5M NaOHを用いて塩基性とした。固体をろ過し、水で洗浄した。生成物を30℃の真空オーブンで乾燥し、2.92gの3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンを黄味がかった固体として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 175.4.
【0212】
工程2:1−ベンジル−4−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(0.5g、2.87mmol)、N−ベンジル−2−クロロ−N−(2−クロロエチル)エタンアミン(1.0g、4.31mmol)および乾燥DMF(10mL)を窒素下でフラスコに入れた。混合物を冷水浴で冷却し、鉱物油中60%NaH(0.459g、11.48mmol)を加え、次いでRTまで温めた。反応を50℃まで2時間加熱し、次いで、60℃まで2時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、その後、水(50mL)およびEtOAc(50mL)を加えた。相を分離し、水相をEtOAc(50mL)で抽出した。合わせた有機相を、無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾燥させた。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより0〜3%MeOH/EtOAcを用いて精製し、0.407gの1−ベンジル−4−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを黄色油状物として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 334.6.
【0213】
工程3:1−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
1−ベンジル−4−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン(0.472g、1.42mmol)およびEtOH(10mL)を窒素下でフラスコに入れた。混合物を冷水浴で冷却し、濃HCl(0.349ml、4.25mmol)を加えた。空気を窒素流で除去し、10%Pd/C(0.151g、0.142mmol)を加え、その後、ギ酸(0.534ml、14.16mmol)を加えた。混合物を50℃まで窒素雰囲気下で1時間加熱し、その後、70℃まで2時間加熱した。10%Pd/C(0.151g、0.142mmol)のもう1つのバッチと、その後にギ酸アンモニウム(0.893g、14.16mmol)とを加えた。混合物を70℃で窒素雰囲気下3時間加熱した。反応混合物をRTまで冷却し、セライトを通してろ過し、その後、EtOHで洗浄した。ろ液を50%NaOHを加えてpHが10〜11になるまで塩基性とし、その後、水(10mL)を加え、形成した固体を再溶解した。混合物を1時間撹拌し、溶媒のほとんどを蒸発させた。残りの水相を20%IPA/EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾燥させて、0.266gの1−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを固体として得た。生成物をそのまま次工程に使用した。LC-MS (ES+) [M+1]: 244.5.
【0214】
工程4:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
1−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン(0.250g、1.03mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(0.259g、1.13mmol)、Na2CO3(0.163g、1.54mmol)およびDMF(5mL)をフラスコに入れた。混合物を110〜120℃に2時間加熱した。反応をRTまで冷却し、その後、EtOAc(20mL)および水(20mL)を加えた。水相をEtOAc(20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾固させた。粗生成物を逆相クロマトグラフィー(C18)により10〜100%MeCN/0.5%HCO2H溶液を用いて精製し、その後10〜100%MeCN/0.1%NH4OH溶液を用いて別の精製(C18)を行い、0.194gの(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを白色粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.29 (3H, s), 2.56-2.66 (3H, m), 2.66-2.79 (3H, m), 2.91-3.05 (4H, m), 4.00 (1H , dd), 4.23-4.36 (2H, m), 5.70 (1H, s), 6.77-6.93 (4H, m), 7.17 (1H, ddd), 7.76 (1H, ddd), 7.85 (1H, dt), 8.54 (1H, ddd).
【0215】
実施例39:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
工程1:1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−ヒドラジニル−6−メトキシピリジン(1.1g、7.90mmol、Biorg. Med. Chem. Lett. 2011, 21, 2316-2319に従って製造)、3−アミノクロトノニトリル(0.649g、7.90mmol)およびMeOH(14mL)をフラスコに入れた。これにAcOH(2mL)を加え、反応を3時間加熱還流した。混合物をRTまで冷却し、ほぼ乾燥するまで蒸発させた。残渣を飽和NaHCO3溶液(20mL)およびEtOAc(20mL)との間で分配した。水相をEtOAc(10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾固させて、1.525gの1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンを固体として得た。生成物を次工程にそのまま用いた。LC-MS (ES+) [M+1]: 205.5.
【0216】
工程2:1−ベンジル−4−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(0.486g、2.38mmol)、N−ベンジル−2−クロロ−N−(2−クロロエチル)エタンアミン(0.884g、3.81mmol)および乾燥DMF(10mL)を窒素下でフラスコに入れた。混合物を冷水浴で冷却し、鉱物油中60%NaH(0.381g、9.52mmol)を加え、その後、RTまで温めた。反応を60℃で2時間加熱し、その後、80℃で1.5時間加熱した。混合物をRTまで冷却し、その後、水(30mL)およびEtOAc(30mL)を加えた。水相をEtOAc(50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾固させた。粗生成物を、10〜100%EtOAc/ヘプタンを用いるシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、0.380gの1−ベンジル−4−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを黄色油状物として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 364.1.
【0217】
工程3:1−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
1−ベンジル−4−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン(0.370g、1.02mmol)、ギ酸アンモニウム(0.642g、10.18mmol)、ギ酸(0.384ml、10.18mmol)およびEtOH(8mL)を窒素下でフラスコに入れた。ここに10%Pd/C(0.108g、0.102mmol)を加え、反応を70℃に窒素雰囲気下で1時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、窒素を吹き付け、セライトを通してろ過し、その後、EtOH(10mL)で洗浄した。ろ液を蒸発乾固させた。残渣を飽和Na2CO3水溶液(10mL)で希釈し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾固させて0.270gの1−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを黄色油状物として得た。生成物はそのまま次工程に用いた。LC-MS (ES+) [M+1]: 274.4.
【0218】
工程4:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
1−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン(0.244g、0.89mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(0.259g、1.13mmol)、Na2CO3(0.142g、1.34mmol)およびDMF(5mL)をフラスコに入れた。反応を110〜120℃まで3時間加熱した。混合物をRTまで冷却し、1M HCl(15mL)を加えた。この混合物をMTBE(2×10mL)で洗浄した。MTBE相を1M HCl(5mL)で再抽出し、有機相を捨てた。水相をNa2CO3で塩基性とし、EtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾固させた。粗生成物を、10〜100%MeCN/0.1%NH4OH溶液を用いる逆相クロマトグラフィー(C18)により精製し、0.234gの(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(1−(6−メトキシピリジン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.28 (3H, s), 2.51-2.77 (6H, m), 2.93-3.07 (4H, m), 3.94-4.06 (4H, m), 4.23-4.36 (2H, m), 5.67 (1H, s), 6.65 (1H, d), 6.77-6.93 (4H, m), 7.28 (1H, d), 7.64 (1H, t).
【0219】
実施例40:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
工程1:2−ヒドラジニル−6−メチルピリジン塩酸塩
6−クロロ−2−ピコリン(1.71ml、15.68mmol)および水素化ヒドラジン(9.76ml、157mmol)をマイクロ波反応器に入れた。混合物を160℃まで3時間加熱した。反応をRTまで冷却し、その後、氷浴で冷却した。白色結晶をろ過し、高真空で乾燥し、1.05gの2−ヒドラジニル−6−メチルピリジン塩酸塩を白色結晶として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 124.2.
【0220】
工程2:3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−ヒドラジニル−6−メチルピリジン・HCl(0.85g、5.33mmol)、3−アミノクロトノニトリル(0.437g、5.33mmol)およびEtOH(6mL)をフラスコに入れた。ここにAcOH(0.61mL)を加え、反応を5.5時間加熱還流した。混合物をRTまで冷却し、ある程度の溶媒を蒸発させ、その後、残渣を水(40mL)で希釈し、混合物を5M NaOHの添加により塩基性として、しばらくの間混合した。固体をろ過し、水で洗浄した。生成物を30℃の真空オーブンで乾燥し、0.90gの3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンを茶色がかった固体として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 189.3.
【0221】
工程3:1−ベンジル−4−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(0.875g、4.65mmol)、N−ベンジル−2−クロロ−N−(2−クロロエチル)エタンアミン(1.619g、6.97mmol)および乾燥DMF(15mL)を窒素下でフラスコに入れた。反応を冷水浴で冷却し、鉱物油中60%NaH(0.744g、18.59mmol)を加え、次いで室温まで温めた。反応を60℃で3時間加熱した。混合物を室温まで温め、その後、水(60mL)およびEtOAc(60mL)を加えた。水相をEtOAc(60mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(60mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾固させた。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより、30〜100%EtOAc/ヘプタンを用いて精製し、0.795gの1−ベンジル−4−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを黄色油状物として得た。LC-MS (ES+) [M+1]: 348.6.
【0222】
工程4:1−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
1−ベンジル−4−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン(0.685g、1.971mmol)、ギ酸アンモニウム(1.243g、19.71mmol)、ギ酸(0.74ml、19.71mmol)およびEtOH(10mL)を窒素下でフラスコに入れた。これに、10%Pd/C(0.210g、0.197mmol)を加え、反応を70℃まで窒素雰囲気下、1時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、窒素を吹き込み、セライトを通してろ過し、その後EtOH(2×10mL)で洗浄した。ろ液を蒸発乾固させた。残渣を飽和Na2CO3水溶液(10mL)で希釈し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾固させて、0.524gの1−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを黄色油状物として得た。生成物はそのまま次工程に用いた。LC-MS (ES+) [M+1]: 258.5.
【0223】
工程5:(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン
1−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジン(0.514g、1.997mmol)、(R)−2−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン(0.503g、2.00mmol)、Na2CO3(0.318g、3.00mmol)およびDMF(10mL)をフラスコに入れた。反応を110〜120℃まで4時間加熱した。混合物をRTまで冷却し、1M HCl(30mL)を加えた。混合物をMTBE(2×15mL)で洗浄した。MTBE相を1M HCl(10mL)で再抽出し、有機相を廃棄した。水相をNa2CO3で塩基性とし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾固させた。粗生成物を逆相クロマトグラフィー(C18)により、10〜100%MeCN/0.1%NH4OH溶液を用いて精製し、0.234gの(S)−1−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−2−イル)メチル)−4−(3−メチル−1−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペラジンを半固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.28 (3H, s), 2.60 (3H, s), 2.57-2.77 (6H, m), 2.93-3.03 (4H, m), 4.00 (1H, dd), 4.25-4.34 (2H, m), 5.29 (1H, s), 5.68 (1H, s), 6.78-6.91 (4H, m), 7.00-7.06 (1H, m), 7.58-7.69 (2H, m).
【0224】
実験1:インビトロにおけるアルファ2Aおよびアルファ2Cアンタゴニスト活性の測定
ヒトアルファ2Aまたはアルファ2C受容体で安定的にトランスフェクトされたチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞(ツルク大学、フィンランド)を、発現ベクターpCEP−Gα16(モレキュラーデバイシズ、米国)で同時トランスフェクトし、この実験に使用した。細胞を37℃、5%CO2/95%空気雰囲気下で維持した。細胞を、10%FCS、25mM HEPES、100 IU/mlペニシリン、100μg/mlストレプトマイシン、500μg/mlゲネチシンおよび240μg/mlハイグロマイシンBを補足したHAM F−12培地中で培養した。細胞を、0.25%トリプシンおよび1mM EDTAで2週間継代培養した。継代率は、1:5〜1:20であった。増殖培地を2または3日ごとに交換した。すべての細胞培養試薬はギブコ社から入手した。実験の前日に、細胞を黒−壁で透明な底の384−ウェルプレートに、10,000細胞/ウェルの密度で静置した。
【0225】
増殖培地を除去し、細胞を試験化合物およびFLIPRカルシウム6アッセイ試薬(モレキュラーデバイシズ、カリフォルニア州、米国)と共に暗条件下、37℃で2時間インキュベートした。試験化合物(細胞における濃度、100pM〜10μM)を、150mM NaCl、3mM KCl、1.2mM MgCl2、1mM CaCl2、5mMグルコース、20mM HEPESおよび2.5mM プロベネシドからなるProbenecid−Ringer(1.0M NaOHでpH7.4に調整)に溶解した。浸透圧をOsmostat(登録商標)OM−6020オスモメーター(DIC京都第一化学(株)、日本)で322ミリオスモルに調整した。細胞内カルシウムの変化をFLIPRテトラハイスループットセルラースクリーニングシステム(モレキュラーデバイシズ、カリフォルニア州、米国)を用いてモニターし、ScreenWorks バージョン4.0ソフトウェアを用いて表示した。すべての実験は37℃で行った。アゴニズム測定に対して、Probenecid−Ringerに溶解した試験化合物をFLIPR Tetraにより15秒時点で適用した。アンタゴニズムを決定するために、細胞を、100nM アドレナリンまたはノルアドレナリンのいずれかで刺激し、試験化合物をFLIPRカルシウム6アッセイ試薬での実験の2時間前に細胞に加えた。所定の試験化合物に対するIC50値は、0.01nM〜10μMの範囲の用量−応答曲線から決定した。典型的には、各濃度および6つの異なる用量レベルで四重に行った。例えば、結果を得るプレートの数が3つであった場合、したがって、72(4×6×3)ウェルを用量−応答関係を構築するために測定した。試料を485nmで励起し、発光を525nmで515nmのカットオフフィルターを用いて測定した。各ウェルに対して最大値から差し引かれた最小蛍光値を計算に使用した。ScreenWorks バージョン4.0ソフトウェアは、結果を分析するために使用された。アンタゴニスト用量−応答結果のフィッティングは、free Hill等式で行われ、IC50値は、モデル200:y=(A+(B/(1+((x/C)^D))))、(式中、Aは曲線最大値、Bは曲線最小値およびCはEC50値と同じである)を用いIDBS XEでフィッティングした。Dは傾き因子(Hill)である。Kbは、Cheng−Prusoff等式 Kb=A/((B/C)+1)、(式中、AはアンタゴニストのIC50、Bはアゴニストの濃度、CはアゴニストのEC50である)により算出した。結果を表1に示す。
【0226】
【表1】

【0227】
式Iの化合物のインビボでの効果は、国際公開第03/082866号に記載されたように薬理試験により証明することができる。
【0228】
式Iの化合物は、アルファ2Cアンタゴニスト活性を示す。本開示は、したがって、医薬として使用するための化合物を提供する。アルファ2Cアンタゴニストが有用であると指摘されている障害、状態または疾患の治療における使用のための化合物もまた提供される。さらに、アルファ2Cアンタゴニストが有用であると指摘されている障害、状態または疾患の治療方法が提供される。その方法においては、少なくとも1つの式Iの化合物の有効量が、そのような治療を必要とするヒトなどの哺乳類に投与される。アルファ2Cアンタゴニストが有用であると指摘されている障害、状態または疾患の治療のための医薬の製造のための式Iの化合物の使用も提供される。
【0229】
本発明の一実施態様において、上記アルファ2Cアンタゴニストが有用であると指摘されている障害、状態または疾患としては、ストレスにより伝播される精神疾患、パーキンソン病、鬱病、統合失調症、注意欠陥過活動性障害、心的外傷後ストレス障害、強迫性障害、トゥレットシンドローム、眼瞼けいれんまたは他の限局性筋失調症、精神病を伴う側頭葉てんかん、薬物誘導性精神病、ハンチントン病、性ホルモンのレベルの変動に起因する疾患、パニック障害、アルツハイマー病または軽度認知障害;例えば、ストレスにより伝播される精神疾患、パーキンソン病、鬱病、統合失調症、注意欠陥過活動性障害、強迫性障害またはアルツハイマー病;ストレスにより伝播される精神疾患、鬱病または統合失調症などが挙げられる。
【0230】
薬物誘導性精神病の代表的な例としては、特に限定されるものではないが、ドーパミン作動薬の慢性使用に起因する精神病が挙げられる。
【0231】
性ホルモンのレベルの変動に起因する疾患の代表的な例としては、特に限定されるものではないが、月経前症候群やホットフラッシュなどが挙げられる。
【0232】
本開示の化合物は、例えば、経腸的、局所的または非経口的に投与することができ、当該投与に有用であり、当該分野で公知の薬学的に許容され得る希釈剤、担体および/または賦形剤と一緒に、式(I)の少なくとも1つの活性化合物を薬学的に許容され得かつ有効な量で含有するあらゆる医薬製剤を用いて投与できる。このような医薬製剤の製造は、当該分野で公知である。
【0233】
その治療を必要とする対象に投与されるべき治療用量は、投与される化合物、治療される対象の種、年齢および性別、治療される特定の症状、ならびに投与経路や投与方法により変わるが、当業者により容易に決定される。したがって、成体哺乳類に対して、経口投与の典型的な投薬量は、1日当たり、10ng/kg〜100mg/kgであり、非経口投与の典型的な投薬量は、1ng/kg〜10mg/kgである。
【0234】
本開示の化合物は、そのまま、または1つもしくはそれ以上のほかの有効成分と併用して、および/または薬学的に適切な賦形剤を併用して、対象に投与され、各有効成分がそれ自身の組成物に、またはいくつかもしくはすべての有効成分が単一組成物に混合される。適切な医薬賦形剤には、慣例的に使用される賦形剤や処方助剤が挙げられ、例えば増量剤、結合剤、崩壊剤、潤滑剤、溶媒、ゲル形成剤、乳化剤、安定剤、着色料および/または防腐剤が含まれる。
【0235】
本開示の化合物は、一般的に既知の医薬製造法を用いて剤形に製剤化される。剤形としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、坐剤、エマルジョン、懸濁液または溶液などが挙げられる。投与経路やガレン的形式により、製剤中の有効成分の量は、典型的には、0.01重量%と100重量%との間で変えることができる。
【0236】
当業者は、本発明の概念から逸脱することなく、本明細書に記載されている実施態様を改変することができることを理解するであろう。また、当業者は、本開示が、開示した特定の実施態様に限定されるものではなく、本開示の範囲内である実施態様の改変をも包含することを理解するであろう。