(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
顧客から預かったタイヤを外部の倉庫へ集荷させ、前記顧客からの前記タイヤの引渡要求に応じて当該顧客のタイヤを前記倉庫から配送させる店舗に設置された店舗端末と、
前記店舗から集荷されたタイヤを保管し、前記引渡要求に応じて当該タイヤを前記店舗へ配送する倉庫に設置された倉庫端末と、
前記店舗端末及び前記倉庫端末とネットワークを介して接続され、前記店舗端末及び前記倉庫端末とのやり取りを制御し、前記タイヤの保管情報を管理するデータベースを有する管理サーバと、
を備えるタイヤ保管サービスシステムであって、
前記管理サーバは、
前記店舗端末から、予め申込書に割り当てられ、前記店舗の識別情報を含む管理番号、及び、保管先の倉庫情報を含む集荷依頼を受信し、
前記集荷依頼に基づき、前記受信した前記管理番号及び前記倉庫情報を含み、ステータスを集荷依頼済みとしたタイヤ保管情報を生成して、前記データベースに保存し、
前記倉庫端末からの発行要求に応じて、前記ステータスが集荷依頼済みであるタイヤ保管情報について集荷指示書を発行し、
前記タイヤが前記集荷指示書に基づいて前記店舗から前記倉庫へ集荷された後、前記倉庫端末から前記タイヤに関するタイヤ状態情報と前記管理番号を指定した更新要求を受信し、当該指定された管理番号に対応する前記タイヤ保管情報に指定されたタイヤ状態情報を追加し、前記ステータスを保管中として前記データベースを更新する
タイヤ保管サービスシステム。
【背景技術】
【0002】
自動車のタイヤには、通常装着されるタイヤである夏タイヤと、積雪道路用のスタッドレスタイヤ等の冬タイヤとがある。そして、1台の自動車に対して冬季と冬季以外とで装着するタイヤを使い分けることが多い。そのため、夏タイヤの使用中は冬タイヤを保管しておき、冬タイヤを使用する冬季には夏タイヤを保管する必要がある。つまり、タイヤには交換サイクルがある。そこで、冬季以外の通常の期間には、装着していない冬タイヤを預かって倉庫に保管し、冬季には倉庫に保管した冬タイヤを取り出し、夏タイヤを冬タイヤに交換し、交換した夏タイヤを冬タイヤの代わりに倉庫に保管するという、タイヤの保管サービスが普及しつつある。
【0003】
ここで、タイヤの保管サービスに関連する先行技術として例えば以下の特許文献1から特許文献5が挙げられる。
【0004】
特許文献1には、自動車のタイヤを預かり、保管した後に返却する管理を行う預かりタイヤ管理システムに関する技術が開示されている。特許文献1にかかる預かりタイヤ管理システムは、ユーザからタイヤを預かる事業所が備える事業所端末と、事業所端末と通信ネットワークを介して通信可能に接続された管理サーバとを具備する。そして、管理サーバは、事業所端末から送信された、タイヤの預け入れを依頼する預け入れ依頼情報を受信し、預け入れ依頼情報ごとに識別コードを付与し、識別コードと関連付けて預け入れ依頼情報を記憶する。併せて、管理サーバは、識別コードを事業所端末に通知する。そして、倉庫内の複数の保管スペースのそれぞれに付された保管スペースコードが、収容可能なタイヤのサイズ条件と関連付けて記憶された保管スペーステーブルを参照し、預け入れ依頼情報に含まれるタイヤサイズ・本数情報に基づいて保管スペースを決定し、その保管スペースコードを預け入れ依頼情報と共に記憶するものである。
【0005】
特許文献2には、オフシーズンタイヤ保管サービスを支援するシステムに関する技術が開示されている。特許文献2にかかるサーバ装置は、端末から預かり伝票の発行の依頼を受け付けたときにタイヤ保管契約情報を生成し、端末から集荷依頼を受け付けたときにタイヤ保管契約情報に基づいて集荷情報を生成し、端末から配送依頼を受け付けたときに集荷情報に基づいて配送情報を生成する。サーバ装置70は、生成したタイヤ保管契約情報、集荷情報、配送情報を依頼元の端末に閲覧させる。特に、特許文献2にかかる端末は、顧客と運営事業者との間のタイヤ保管契約の内容を記した預かり伝票の発行を依頼する伝票発行依頼メッセージであって、顧客の連絡先、保管対象となるタイヤに関わる情報、およびタイヤ保管契約の終了日を依頼情報として含む伝票発行依頼メッセージ、または、顧客と前記運営事業者との間のタイヤ保管契約の更新を依頼する更新依頼メッセージであって、該当のタイヤ保管契約の預かり番号および更新後のタイヤ保管契約の終了日を依頼情報として含む更新依頼メッセージを前記サーバ装置に送信するものである。
【0006】
特許文献3には、自動車のシーズンタイヤの交換及び保管サービスを支援するシステムに関する技術が開示されている。特許文献3にかかるタイヤ保管サービス支援システムは、ユーザの自動車のタイヤを第1種類のタイヤから第2種類のタイヤに交換し、該第1種類のタイヤを再使用のため保管するサービスを提供するディーラに関連して設けられたウェブサイトと、前記保管されるタイヤに関する情報を前記ユーザと関連付けて記憶するデータベースと、を備え、前記ウェブサイトは、前記ユーザによるアクセスに応じて前記データベースを検索し、該ユーザのために保管している前記タイヤに関する情報を提供するページを作成し、前記ユーザに送信するよう構成されている。
【0007】
特許文献4には、自動車のシーズンタイヤの交換及び保管サービスを支援するシステムにおいて、ユーザのためにタイヤを保管する倉庫等で使用できるようなタイヤの保管具に関する技術が開示されている。特に、特許文献4には、タイヤ保管サービスは、交換前に自動車等に装着されていたタイヤを、再交換を行うまでディーラが適切な環境下に保管しておくサービスである、との記載がある。
【0008】
特許文献5には、ユーザにより指定された物品をレンタル倉庫を利用して保管すると共に必要に応じてその物品を配送するレンタル倉庫システムに関する技術が開示されている。特許文献5にかかるレンタル倉庫システムは、サーバコンピュータおよび倉庫を備える。ユーザコンピュータは、ネットワークを介してサーバコンピュータに接続する。ユーザは、ユーザコンピュータを用いて、家財品を倉庫に預け入れる依頼、倉庫に預けてある家財品をユーザ宅に配送する依頼、家財品をオークション販売する依頼、または家財品を廃棄する依頼をサーバコンピュータに通知する。サーバコンピュータは、受信した依頼に基づいて対応する作業を実行するための指示を出力する。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
【0017】
<発明の実施の形態1>
はじめに、本発明の実施の形態1にかかるタイヤ保管サービスシステムの特徴の一部及びその効果を説明する。但し、本発明の実施の形態にかかる特徴及び効果は、以下に限定されず、本明細書等の全体に記載されていることはもちろんである。
【0018】
まず、本発明の実施の形態1にかかるタイヤ保管サービスシステムは、顧客から預かったタイヤを外部の倉庫へ集荷させ、前記顧客からの前記タイヤの引渡要求に応じて当該顧客のタイヤを前記倉庫から配送させる店舗に設置された店舗端末と、前記店舗から集荷されたタイヤを保管し、前記引渡要求に応じて当該タイヤを前記店舗へ配送する倉庫に設置された倉庫端末と、前記店舗端末及び前記倉庫端末とネットワークを介して接続され、前記店舗端末及び前記倉庫端末とのやり取りを制御し、前記タイヤの保管情報を管理するデータベースを有する管理サーバと、を備えるタイヤ保管サービスシステムである。前記管理サーバは、前記店舗端末から、予め申込書に割り当てられ、前記店舗の識別情報を含む管理番号、及び、保管先の倉庫情報を含む集荷依頼を受信し、前記集荷依頼に基づき、前記受信した前記管理番号及び前記倉庫情報を含み、ステータスを集荷依頼済みとしたタイヤ保管情報を生成して、前記データベースに保存し、前記倉庫端末からの発行要求に応じて、前記ステータスが集荷依頼済みであるタイヤ保管情報について集荷指示書を発行し、前記タイヤが前記集荷指示書に基づいて前記店舗から前記倉庫へ集荷された後、前記倉庫端末から前記顧客の顧客情報と前記管理番号を指定した更新要求を受信し、当該指定された管理番号に対応する前記タイヤ保管情報に指定された顧客情報を追加し、前記ステータスを保管中として前記データベースを更新する。
【0019】
ここで、タイヤ保管サービスには、以下のような特徴がある。
(a)店舗と倉庫のタイヤのやり取り自体には必ずしも顧客情報は必要とされず、遅くとも返送依頼時までに顧客情報と保管中のタイヤとの対応がDBに管理されていればよい。
(b)夏及び冬タイヤは数か月以上保管されるため、タイヤの集荷後であれば顧客情報の登録時間を比較的確保し易い。
【0020】
そこで、本発明の実施の形態では、予め各店舗に割り当てられた一意な管理番号(店舗識別情報を含む)を用いることで、集荷依頼時には詳細な情報を入力させることなく、集荷業務を開始し、倉庫に保管するタイヤと管理番号とを対応付けてDBで管理する。そして、顧客からのタイヤの返送依頼時には顧客が管理番号を把握していることは期待できないため、タイヤの返送依頼時までには管理番号と顧客情報とを対応付けてDBに管理するものである。
【0021】
これにより、店舗側での作業負担を軽減しつつ、顧客の問合せに対して迅速に対応することができる。
【0022】
(システムの構成)
続いて、本発明の実施の形態について、以下に具体的に説明を行う。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるタイヤ保管サービスシステム1000の全体構成を示すブロック図である。タイヤ保管サービスシステム1000は、顧客140の自動車130のタイヤを店員120が店舗100で受け取り、当該タイヤを倉庫200へ配送してタイヤ保管庫230に保管させるタイヤ預かり業務と、顧客140からの要求に応じて店員120が倉庫200に保管されている顧客140のタイヤを店舗100まで返送させて、顧客140の来店時にタイヤを引き渡すタイヤ返送業務と、を支援する情報システムである。
【0023】
店舗100は、店員120が顧客140からタイヤを受け付け、預かったタイヤを外部の倉庫200へ集荷するまで一時的に預かり、顧客140からのタイヤの引渡要求に応じて倉庫200から返送されたタイヤを受け取り、顧客140に対して配送させてタイヤを引き渡す場所である。店舗端末110は、店舗100に設置された情報処理端末であり、店員120により操作される。店舗端末110は、ネットワークNと接続されたコンピュータ装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ等である。
【0024】
倉庫200は、店舗100から集荷されたタイヤを倉庫担当者220がタイヤ保管庫230に保管し、引渡要求に応じて倉庫担当者220がタイヤをタイヤ保管庫230から取り出して店舗100へ配送する場所である。倉庫端末210は、倉庫200に設置された情報処理端末であり、倉庫担当者220により操作される。倉庫端末210は、ネットワークNと接続されたコンピュータ装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ等である。
【0025】
尚、店舗端末110及び倉庫端末210のそれぞれは、図示しない構成として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等のメモリ、ハードディスクやネットワークNを介して外部とデータの送受信を行うための通信部を備える。ハードディスクには、OS(Operating System)や上述したクライアントソフトウェア等が記憶されている。CPUは、店舗端末110等のそれぞれにおける各種処理、メモリ、通信部及びハードディスクへのアクセス等を制御する。店舗端末110等は、CPUがハードディスクに記憶されたOS及び各種プログラム等を読み込み、実行する。これにより、CPUは、少なくとも上述したタイヤ保管サービスシステム1000の店舗端末110又は倉庫端末210の機能を実現する。
【0026】
尚、店舗端末110は、説明の便宜上1台のみ記載しているが、これに限定されず、1店舗当たり複数台存在してもよい。そして、店舗100も複数存在し得ることはもちろんである。また、倉庫端末210は、説明の便宜上1台のみ記載しているが、これに限定されず、1倉庫当たり複数台存在してもよい。そして、倉庫200も複数存在し得ることはもちろんである。
【0027】
タイヤ保管サービスシステム1000は、店舗端末110と倉庫端末210と管理サーバ300とを備えるものである。店舗端末110及び倉庫端末210は、上述の通りである。管理サーバ300は、店舗端末110及び倉庫端末210とネットワークNを介して接続され、店舗端末110及び倉庫端末210からの要求に応じて応答を行うことで、店舗端末110及び倉庫端末210とのやり取りを制御する。そして、管理サーバ300は、制御部310と、記憶部320とを備える。記憶部320は、タイヤ保管情報321を管理するデータベースを有する記憶装置である。
【0028】
制御部310は、店舗端末110から、予め申込書に割り当てられ、店舗の識別情報を含む管理番号、及び、保管先の倉庫情報を含む集荷依頼を受信する。そして、制御部310は、集荷依頼に基づき、タイヤ保管情報321を生成して、データベースに保存する。ここで、タイヤ保管情報321には、管理番号、集荷依頼元の店舗情報、タイヤの保管先の倉庫情報、タイヤの保管状態を示すステータス、タイヤの溝や硬度又はホイル等の状態を示すタイヤ状態、依頼者である顧客情報等を含む。そして、スタータスには、例えば、集荷依頼済み、タイヤ保管中、返却依頼済み、返却済み、お客様引渡済み、処分済み等が含まれる。
【0029】
制御部310は、倉庫端末210からの発行要求に応じて、ステータスが「集荷依頼済み」であるタイヤ保管情報321について集荷指示書を発行する。そして、制御部310は、タイヤが集荷指示書に基づいて店舗100から倉庫200へ集荷された後、倉庫端末210から顧客140の顧客情報と管理番号を指定した更新要求を受信し、当該指定された管理番号に対応するタイヤ保管情報321に指定された顧客情報を追加し、ステータスを「タイヤ保管中」としてデータベースを更新する。
【0030】
尚、制御部310の一例としてはCPUが相当し、記憶部320の一例としては、RAM及びROM等のメモリ、ハードディスクが相当する。さらに、管理サーバ300は、図示しない構成として、ネットワークNを介して外部とデータの送受信を行うための通信部を備える。ハードディスクには、OSやWEBサーバプログラム、アプリケーションサーバプログラム、データベース管理プログラム及び本発明の実施の形態にかかる管理サーバ用のサービスプログラム等が記憶されている。CPUは、管理サーバ300における各種処理、メモリ、通信部及びハードディスクへのアクセス等を制御する。管理サーバ300は、CPUがハードディスクに記憶されたOS及び各種プログラム等を読み込み、実行する。これにより、CPUは、少なくとも上述したタイヤ保管サービスシステムの管理サーバの機能を実現する。尚、管理サーバ300は、複数台のコンピュータ装置により負荷分散及び冗長化構成されていてもよい。
【0031】
ネットワークNは、インターネット及びインターネットと接続された携帯電話通信網等の通信回線網であり、公知なものであるため詳細な説明を省略する。
【0032】
(タイヤ集荷処理)
図2は、本発明の実施の形態1にかかるタイヤ集荷処理の流れを示すシーケンス図である。まず前提として、顧客140が自動車130で店舗100に来店する。そして、店員120は、顧客140から自動車130のタイヤを夏タイヤ又は冬タイヤに交換することと、交換により取り外されたタイヤを預ける旨を受け付ける。その際、店員120は、顧客140に所定の申込書に顧客の氏名や住所等の顧客情報等の記入を依頼する。ここで、所定の申込書には、予め店舗内で一意な管理番号が付与されている。つまり、管理番号には、店舗の識別情報が含まれている。また、所定の申込書には、顧客情報、タイヤ状態、預入日等の記入欄があるものとする。そして、店員120は、顧客140から記入済みの申込書を受け取った後、適宜、タイヤやホイルの状態を確認して、タイヤ状態を申込書に記入する。また、そのため、店舗端末110を操作する店員120は、顧客140から自動車130のタイヤ及び申込書を受け付ける(S101)ということになる。尚、店舗100では、集荷までの間、受け付けたタイヤを管理番号と対応付けて一時的に保管するものとする。
【0033】
続いて、店舗端末110は、店員120の操作により集荷依頼を管理サーバ300へ送信する(S102)。このとき、店員120は、店舗端末110の入力インタフェースを介して、申込書に付与された管理番号と、店舗100に関する店舗情報と、タイヤの保管先である倉庫200に関する倉庫情報とを入力する。そして、店舗端末110は、入力された管理番号、店舗情報及び倉庫情報を含めた集荷依頼を示すメッセージをネットワークNを介して管理サーバ300へ送信する。つまり、店員120は、申込書に記入された顧客情報やタイヤ状態等の入力を行う必要がない。
【0034】
その後、管理サーバ300は、店舗端末110からの集荷依頼を受信し、集荷依頼に基づき、顧客140のタイヤを保管するためのタイヤ保管情報321を生成して、前記データベースに保存する(S103)。このとき、管理サーバ300は、タイヤ保管情報321に受信した集荷依頼に含まれる管理番号と、倉庫情報とを含める。また、管理サーバ300は、タイヤ保管情報321のステータスを「集荷依頼済み」とする。そして、管理サーバ300は、生成したタイヤ保管情報321を記憶部320に格納する。
【0035】
続いて、倉庫200における倉庫担当者220は、所定のタイミングで倉庫端末210を操作し、集荷指示書の発行依頼を行う。例えば、倉庫担当者220は、倉庫端末210の入力インタフェースを介して、店舗100、倉庫200及びステータスを「集荷依頼済み」と指定して検索を行い、検索結果に示される管理番号のリストについて、集荷指示書の発行依頼対象を取捨選択し、選択した管理番号に対して集荷指示書の発行依頼の操作を行う。そのため、倉庫端末210は、倉庫担当者220の操作により集荷指示書の発行依頼を管理サーバ300へ送信する(S104)。尚、所定のタイミングとは、例えば、日次又は週次が挙げられるがこれに限定されない。
【0036】
管理サーバ300は、倉庫端末210からの集荷指示書の発行依頼(発行要求)に応じて、ステータスが集荷依頼済みであるタイヤ保管情報について集荷指示書を発行する(S105)。具体的には、管理サーバ300は、倉庫端末210からの集荷指示書の発行依頼を受信し、記憶部320内のタイヤ保管情報321の中から、発行依頼で指定された管理番号を検索し、検索された管理番号について集荷指示書のデータを生成し、生成した集荷指示書のデータを倉庫端末210へ返信する。このとき、発行依頼で指定された管理番号は、ステータスが「集荷依頼済み」のものであるため、管理サーバ300は、管理番号によりステータスが集荷依頼済みであるタイヤ保管情報を特定できることになる。また、集荷指示書には、管理番号、対象の倉庫情報及び店舗情報等が含まれるものとする。
【0037】
その後、倉庫端末210は、管理サーバ300から発行された集荷指示書を受信し、倉庫担当者220の操作により印刷等を行う。そして、倉庫200側において、集荷担当者が集荷指示書に基づいて配送車両により集荷指示書に記載の店舗100へ向かう。そして、集荷担当者は店舗100において管理番号に指定されたタイヤを店員120から受け取る。このとき、集荷担当者はタイヤと共に当該タイヤの申込書も受け取る。そして、集荷担当者は、タイヤと申込書とを配送車両に搭載して倉庫200まで配送する(S106)。
【0038】
倉庫担当者220は、配送されたタイヤ及び申込書を受け取り、集荷指示書と突き合わせて確認する。そして、倉庫担当者220は、タイヤをタイヤ保管庫230の管理番号と対応付けた所定の場所へ保管し、併せて、倉庫端末210に対して集荷完了の登録を行う。そして、倉庫担当者220は、集荷完了の登録の際に、申込書に記入された管理番号及び顧客情報の入力を行う。すなわち、倉庫端末210は、倉庫担当者220の操作により管理番号及び顧客情報の入力内容を管理サーバ300へ送信する(S107)。
【0039】
(タイヤ状態の入力支援機能)
このとき、倉庫担当者220は、さらに、タイヤ状態を入力することが望ましい。そして、本発明の実施の形態1にかかるタイヤ状態入力画面では、タイヤ状態の入力を支援する機能として、複数のタイヤのうち一部のタイヤ(左前)に対して入力されたタイヤ状態の内容を、残りのタイヤ(右前、左後、右後)におけるタイヤ状態としてコピーして入力させる入力欄が提供されている。
【0040】
図3は、本発明の実施の形態1にかかるタイヤ状態入力画面の例を示す図である。
図3に示すタイヤ状態入力画面では、特定の管理番号に対応するタイヤにおけるタイヤ及びホイルの状態を入力する欄として、左前タイヤ状態入力欄401、右前タイヤ状態入力欄402、左後タイヤ状態入力欄403(不図示)及び右後タイヤ状態入力欄404(不図示)が設けられている。そして、倉庫担当者220は、申込書の記入内容に従って各タイヤのタイヤ状態を入力することとなる。ここでは、左前タイヤ状態入力欄401にタイヤ状態が入力済みであり、右前タイヤ状態入力欄402等には未入力である。そして、当該タイヤ状態入力画面には、左前タイヤ状態入力欄401の下部に、全てに反映ボタン410が設けられている。全てに反映ボタン410は、押下された場合に、左前タイヤ状態入力欄401の入力内容を、他のタイヤのタイヤ状態の入力欄、つまり、右前タイヤ状態入力欄402、左後タイヤ状態入力欄403及び右後タイヤ状態入力欄404へ反映、つまり、コピーするものである。
【0041】
図4は、本発明の実施の形態1にかかるタイヤ状態の入力内容の反映後の例を示す図である。
図4は、
図3に示す入力状態から倉庫担当者220が全てに反映ボタン410を押下した後の状態を示す。つまり、右前タイヤ状態入力欄402、左後タイヤ状態入力欄403及び右後タイヤ状態入力欄404には、左前タイヤ状態入力欄401と同じ入力内容が入力済みとなっていることを示す。
【0042】
本発明の実施の形態にかかるタイヤ保管サービスシステム1000で対象となる自動車のタイヤは4本等の複数本であることから、倉庫担当者220は、申込書の記入内容に従って、各タイヤについて入力する必要がある。但し、同一の自動車における各タイヤの状態は、タイヤメーカやサイズが共通していることがほとんどである。また、タイヤの溝や硬度、ホイルの種類や傷の状態についても共通していることが多い。そのため、全てに反映ボタン410を用いることで、倉庫担当者220は、複数のタイヤ状態の重複入力の負担を軽減することができる。そして、仮に、タイヤの間で状態が異なるとしてもこれらのうちの一部が異なることが多いため、一旦、全てに反映ボタン410により各タイヤに共通の入力内容を反映した後に、異なる部分の入力内容のみを修正すればよい。
【0043】
図2に戻り説明を続ける。管理サーバ300は、タイヤが集荷指示書に基づいて店舗100から倉庫200へ集荷された後、倉庫端末210から顧客140の顧客情報と管理番号を指定した更新要求を受信する。そして、管理サーバ300は、指定された管理番号に対応するタイヤ保管情報321に指定された顧客情報を追加し、ステータスを「タイヤ保管中」としてデータベースを更新する(S108)。これにより、タイヤ保管情報321には、管理番号と対応付けて顧客情報が登録される。そのため、今後、データベースに対して顧客の氏名等により管理番号を検索することができ、保管中のタイヤを特定できる。尚、ステップS107において、顧客情報と併せてタイヤ状態が入力された場合、管理サーバ300は、指定された管理番号に対応するタイヤ保管情報321に、対応するタイヤ状態を追加してデータベースを更新する。
【0044】
(タイヤ返却処理)
図5は、本発明の実施の形態1にかかるタイヤ返却処理の流れを示すシーケンス図である。まず前提として、数か月前に自己の自動車130のタイヤをタイヤ保管サービスシステム1000を介して倉庫200に保管した顧客140が、店舗100の店員120に対して電話等により保管したタイヤの受け取り(再交換)を依頼する(引渡要求)。尚、このとき、顧客140は、通常、数か月前にタイヤを保管した際の管理番号を正確に店員120に伝えることは少なく、大抵の場合、顧客の氏名等を店員120に伝えることとなる。
【0045】
これに応じて、店員120は、店舗端末110の入力インタフェースを介して、管理番号を特定するために顧客の氏名等により検索を行う。
図6は、本発明の実施の形態1にかかる返却依頼入力画面の例を示す図である。
図6に示すように、店員120は、顧客氏名入力欄501に依頼された顧客の氏名等(の一部)を入力する。また、店員120は、受付店舗入力欄502に店舗100を入力する。そして、店員120は、検索ボタン503を押下する。
【0046】
店舗端末110は、店員120の操作により入力された顧客情報及び店舗情報に基づくタイヤ保管情報321の検索要求を管理サーバ300へ送信する(S201)。そして、管理サーバ300は、検索要求に応じて、データベース内を検索し、検索結果を店舗端末110へ返信する(S202)。店舗端末110は、受信した検索結果を画面に表示する。例えば、検索結果が
図6の検索結果表示欄504の表示内容であったものとする。
【0047】
そこで、店員120は、検索結果の中から該当する管理番号についての返却依頼を行う。具体的には、店員120は、返却依頼ボタン505を押下する。店舗端末110は、返却依頼ボタン505の押下に応じて
図7に示す引渡予定入力ダイアログ506を表示する。
図7は、本発明の実施の形態1にかかる引渡予定入力画面の例を示す図である。そして、店員120は、引渡予定日入力欄507に引渡予定日を入力する。また、店員120は、必要に応じて備考入力欄508に文字情報を入力する。そして、店員120は登録ボタン509を押下する。
【0048】
店舗端末110は、店員120の操作により入力された引渡予定日(及び備考欄の文字情報)を含む返却依頼を管理サーバ300へ送信する(S203)。管理サーバ300は、店舗端末110からの返却依頼を受信し、返却依頼に含まれる引渡予定日及び文字情報を、管理番号に対応するタイヤ保管情報321に反映し、ステータスを「返却依頼済み」としてデータベースを更新する(S204)。そして、管理サーバ300は、更新結果を店舗端末110へ返信する(S205)。店舗端末110は、受信した更新結果を画面に表示する。
【0049】
続いて、倉庫200における倉庫担当者220は、所定のタイミングで倉庫端末210を操作し、返却指示書の発行依頼を行う。例えば、倉庫担当者220は、倉庫端末210の入力インタフェースを介して、店舗100、倉庫200及びステータスを「返却依頼済み」と指定して検索を行い、検索結果に示される管理番号のリストについて、返却指示書の発行依頼対象を取捨選択し、選択した管理番号に対して返却指示書の発行依頼の操作を行う。そのため、倉庫端末210は、倉庫担当者220の操作により返却指示書の発行依頼を管理サーバ300へ送信する(S206)。尚、所定のタイミングとは、例えば、日次又は週次が挙げられるがこれに限定されない。
【0050】
管理サーバ300は、倉庫端末210からの返却指示書の発行依頼(発行要求)に応じて、ステータスが返却依頼済みであるタイヤ保管情報について返却指示書を発行する(S207)。具体的には、管理サーバ300は、倉庫端末210からの返却指示書の発行依頼を受信し、記憶部320内のタイヤ保管情報321の中から、返却依頼で指定された管理番号を検索し、検索された管理番号について返却指示書のデータを生成し、生成した返却指示書のデータを倉庫端末210へ返信する。このとき、返却依頼で指定された管理番号は、ステータスが「返却依頼済み」のものであるため、管理サーバ300は、管理番号によりステータスが返却依頼済みであるタイヤ保管情報を特定できることになる。また、返却指示書には、管理番号、対象の倉庫情報、店舗情報、顧客情報及びタイヤ状態等が含まれるものとする。
【0051】
その後、倉庫端末210は、管理サーバ300から発行された返却指示書を受信し、倉庫担当者220の操作により印刷等を行う。そして、倉庫200側において、返却担当者が返却指示書に基づいて配送車両により返却指示書に記載の店舗100へ向かう(S208)。そして、返却担当者は店舗100において管理番号に指定されたタイヤを店員120へ引き渡す(S209)。
【0052】
その後、店員120は、受け取ったタイヤを返却指示書と突き合わせて確認する。そして、店員120は、受け取ったタイヤを管理番号と対応付けて店舗100内の一時的な保管場所に保管する。併せて、店員120は、店舗端末110に対して店舗100への返却完了の登録を行う。つまり、店舗端末110は、店員120の操作により返却完了の旨を送信する。そして、管理サーバ300は、受信した返却完了の旨に応じて、該当する管理番号のタイヤ保管情報321のステータスを「返却済み」としてデータベースを更新する。
【0053】
その後、顧客140が来店した際に、店員120は、要求されたタイヤを顧客140に引き渡す。併せて、店員120は、店舗端末110に対して引渡完了の登録を行う。つまり、店舗端末110は、店員120の操作により入力された引渡日を含む引渡登録を送信する(S210)。そして、管理サーバ300は、受信した引渡登録に応じて、該当する管理番号のタイヤ保管情報321に引渡日を追加し、ステータスを「お客様引渡済み」としてデータベースを更新する(S211)。
【0054】
(返却依頼入力支援機能)
上記を踏まえて、本発明の実施の形態の特徴についてさらに説明する。まず、
図6の検索結果表示欄504は、店舗端末110での返送依頼の入力画面である。そして、検索結果表示欄504では、お客様引渡予定日/返却依頼登録欄に返却依頼ボタン505を配置している。これは、この時点では、お客様引渡予定日が未入力であり、代わりに、ユーザに必要となる操作に対応した引渡予定入力ダイアログ506を呼び出すボタンを配置したものである。そのため、引渡予定を入力するユーザが直感的に入力箇所を把握できる。また、引渡予定が入力された後には、引渡予定入力ダイアログ506に代えて、入力された引渡予定日及び備考の文字列とが併せて表示される。この時点では、返却依頼済みであるため、返却依頼ボタン505が不要なためである。
【0055】
(緊急引渡の対応)
さらに、上記の説明では、顧客140は来店の数日前に予めタイヤの引渡を依頼した場合について説明したが、顧客140の都合により事前にタイヤの引渡の連絡ができなかった場合や、パンク等の対応のため緊急で倉庫からタイヤを取り出さなければならない場合があり得る。この場合には、店員120は、
図7の引渡予定入力ダイアログ506の備考入力欄508に緊急引出を要求する旨の文字情報を入力し、登録ボタン509する。この場合、管理サーバ300は、店舗端末110から受信した引渡予定日と備考欄の文字情報とをタイヤ保管情報321に対応付けて保存する。そして、管理サーバ300は、該当する管理番号について検索された際の検索結果を表示する際に、お客様引渡予定日/返却依頼登録欄に、引渡予定日と備考欄の文字情報とをまとめて表示する。これにより、倉庫200側でも倉庫担当者220が文字情報により緊急度合いを把握できる。また、該当のタイヤについて緊急で即時に配送することができる。例えば、店舗100側の担当者が倉庫200に該当のタイヤを受け取りに行くか、倉庫200側が緊急で該当のタイヤを店舗100へ配送することもできる。そのため、備考入力欄508により倉庫200側に緊急度を適切に伝達することができる。
【0056】
(ステータス更新の入力支援機能)
また、本発明の実施の形態にかかる別の特徴について説明する。
図5のステップS210で店員120が引渡登録を行う際の画面及び動作について説明する。
図8は、本発明の実施の形態1にかかる検索結果表示画面の例を示す図である。
図8では、顧客Cのタイヤについて店舗Aが受け付けて倉庫Bに保管されたタイヤ保管情報321の検索結果の例である。ここでは、引渡予定日が入力済み、かつ、ステータスが「返却済み」であり、店員120が顧客へタイヤの引渡後に入力する場合を示す。
図8に示すように、検索結果には引渡入力ボタン510が配置されている。そこで、店員120は、引渡入力ボタン510を押下する。これにより、店舗端末110は、画面に
図9に示すステータス選択画面を表示する。ここでは、引渡登録ボタン511及び処分ボタン512が配置されている。そこで、店員120は、顧客140に無事、タイヤを引き渡せた場合には、引渡登録ボタン511を押下する。これにより、管理サーバ300は、タイヤ保管情報321のステータスを「お客様引渡済み」に更新する。また、顧客140が保管していたタイヤの代わりに新規なタイヤを購入し、取り付けた場合など、配送されたタイヤを処分することとなった場合には、店員120は、処分ボタン512を押下する。これにより、管理サーバ300は、タイヤ保管情報321のステータスを「処分済み」に更新する。
【0057】
このように、タイヤ保管情報321のステータスが「返却済み」である場合には、その後のステータスとしては、「お客様引渡済み」又は「処分済み」のいずれかとなることが多い。そのため、
図9のように、ステータスを「お客様引渡済み」へ直接更新するための引渡登録ボタン511と、ステータスを「処分済み」へ直接更新するための処分ボタン512とを配置することで、店員120は、容易に操作することができ、入力効率が向上する。
【0058】
(ステータス更新の修正支援機能)
一方で、店員120は店舗端末110の操作を誤る場合がある。そこで、タイヤ保管情報321の任意のステータスへ修正する機能について説明する。
図10は、本発明の実施の形態1にかかる検索結果表示画面の例を示す図である。ここでは、検索結果表示画面のステータス欄にステータスチェックボックス513が配置されていることを示す。店員120は、ステータスチェックボックス513を押下する。これにより、店舗端末110は、画面に
図11に示すステータス変更ダイアログ514を表示する。そして、店員120は、ステータス選択欄515の中から所望のステータスを選択し、更新ボタン(不図示)を押下する。これにより、管理サーバ300は、該当する管理番号のタイヤ保管情報321のステータスをステータス選択欄515で選択されたステータスに更新する。
【0059】
尚、タイヤ保管情報321の検索結果表示画面は、店舗端末110に限らず、倉庫端末210でも表示が可能である。そのため、店員120又は倉庫担当者220がタイヤ保管サービスシステム1000に対する操作を誤った場合には、ステータスチェックボックス513を押下してステータス選択欄515の中から任意のステータスを選択することで、タイヤ保管情報321のステータスを柔軟に修正することができる。
【0060】
また、言い換えると、上述した
図9の引渡登録ボタン511及び処分ボタン512は、業務上、選択頻度の高いステータスへ更新するための専用のボタンであり、これにより入力効率を向上させつつ、それ以外にステータスチェックボックス513により任意のステータスを選択できるようにしたことで柔軟性を確保したものといえる。
【0061】
(販売促進支援機能)
続いて、本発明の実施の形態にかかる別の特徴について説明する。ここでは、本発明の実施の形態にかかるタイヤ保管情報を販売促進に用いる場合について説明する。
図12は、本発明の実施の形態1にかかるタイヤ状態検索画面の例を示す図である。
図12では、受付店舗入力欄601に店舗Aを指定し、倉庫入力欄602に倉庫Bを指定し、タイヤ状態入力欄603bに所望のタイヤ状態等の条件を指定した場合を示している。タイヤ状態入力欄603bとしては、例えば、タイヤのセリアルNo.、タイヤメーカー、タイヤの種類、残溝、硬度といったタイヤ状態や、タイヤのステータスが「(タイヤ)保管中」であるか否か等の検索条件を指定することができる。尚、契約満了日範囲入力欄603aには、顧客140とのタイヤ保管契約の満了日の範囲を年月日により指定することができる。つまり、管理サーバ300の記憶部320にデータベースとして登録されているタイヤ保管情報321に対して、上記条件により検索を行う場合を示す。そして、店員120等は、検索ボタン604を押下する。これにより、管理サーバ300は、指定された店舗、倉庫及びタイヤ状態の条件等に基づいてタイヤ保管情報321を検索し、検索結果を店舗端末110の画面に表示させる。
【0062】
図13は、本発明の実施の形態1にかかるタイヤ状態の検索結果の例を示す図である。検索結果表示欄608は、管理番号ごとのタイヤ保管情報がリスト表示されている。そして、店員120は、検索結果表示欄608の任意のレコードを選択して、CSV出力ボタン605、PDF出力ボタン606又は宛名ラベル発行ボタン607を押下する。これにより、管理サーバ300は、選択されたタイヤ保管情報321について押下されたボタンに応じた出力を店舗端末110へ返信する。例えば、CSV出力ボタン605又はPDF出力ボタン606が押下された場合、管理サーバ300は、選択されたレコードについて、CSV形式又はPDF形式のファイルを生成して、店舗端末110へ返信する。また、宛名ラベル発行ボタン607が押下された場合、管理サーバ300は、選択されたレコードについて宛名ラベルの印刷イメージを生成し、店舗端末110の画面に表示させることができる。そのため、店舗端末110は、店員120の操作により選択されたレコードについての宛名ラベルの印刷を行うことができる。
【0063】
そのため、店員120に限らず販売促進の担当者が、タイヤ状態検索画面から店舗情報及び倉庫情報、及び、ステータスを「タイヤ保管中」として指定し、さらに、契約満了日の範囲の指定をした場合、タイヤの保管期限が切れているか、保管期限が間近である顧客の宛名ラベル等を容易に作成することができる。そのため、契約延長等を勧めるためのダイレクトメールの作成を支援できる。
【0064】
また、販売促進の担当者が、タイヤ状態検索画面から店舗情報及び倉庫情報、及び、ステータスを「タイヤ保管中」として指定し、さらに、タイヤ状態の条件を指定した場合、タイヤの残溝が少ない等の顧客の宛名ラベル等を容易に作成することができる。そのため、タイヤ購入等を勧めるためのダイレクトメールの作成を支援できる。
【0065】
<その他の発明の実施の形態>
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【0066】
例えば、本発明の実施の形態は、店舗内のタイヤ保管庫に対しても適用可能である。
【0067】
また、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
【0068】
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。