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特許6807498波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6807498
(24)【登録日】2020年12月10日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器
(51)【国際特許分類】
   F03B 13/16 20060101AFI20201221BHJP
   E02B 9/08 20060101ALI20201221BHJP
   G08B 21/08 20060101ALI20201221BHJP
【FI】
   F03B13/16
   E02B9/08
   G08B21/08
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-144939(P2019-144939)
(22)【出願日】2019年8月6日
【審査請求日】2019年8月9日
(31)【優先権主張番号】201910580580.9
(32)【優先日】2019年6月28日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519326220
【氏名又は名称】青島克▲か▼文具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】屠敏杰
【審査官】 所村 陽一
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2011/0298215(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F03B 13/16
E02B 9/08
G08B 21/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
警報箱を含み、前記警報箱の中には下方に開口したスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中にはスライドロッドがスライドできるように取り付けられ、前記スライドロッドの底面には固定台が固定的に取り付けられ、前記スライドチャンバの上方には上方に開口した昇降チャンバが設置され、前記昇降チャンバの中には昇降ロッドがスライドできるように取り付けられ、前記昇降ロッドの頂面にはライトが固定的に取り付けられ、前記昇降ロッドの下方には前記ライトを通電させて光らせることができる通電機構が設置され、前記スライドチャンバの左右両側には前記昇降ロッドと前記ライトとを上下方向に移動連動させることができる移動機構が設置され、前記昇降ロッドの底面には第一通電ブロックが固定的に取り付けられ、前記第一通電ブロックと前記昇降チャンバとがスライドできるように取り付けられ、前記昇降チャンバの左側内壁の中には第二通電ブロックが固定的に取り付けられ、前記移動機構は前記昇降ロッドを上方に移動連動させ、それによって前記第一通電ブロックが前記第二通電ブロックに貼り付き、前記通電機構が通電し、前記警報箱の左右両側には回転チャンバが設置され、前記回転チャンバの前側内壁の中には伝動ロッドが回転できるように取り付けられ、前記伝動ロッドには連結ロッドが固定的に取り付けられ、前記連結ロッドには固定ロッドが固定的に取り付けられ、前記固定ロッドの前後両側には浮きボールが固定的に固定的に取り付けられ、前記回転チャンバの後側には発電機構が設置され、前記浮きボールは海面で上下に浮動し、それによって前記伝動ロッドが回転し、前記伝動ロッドが回転することによって前記発電機構が発電することを特徴とする波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器。
【請求項2】
前記警報箱には浮動ブロックが固定的に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器。
【請求項3】
前記発電機構は前記回転チャンバの後側に設置されたラチェット歯車チャンバを含み、前記伝動ロッドが後方に伸びて前記ラチェット歯車チャンバの前側内壁を貫通しており、前記伝動ロッドの後側面にはラチェット歯車が固定的に取り付けられ、前記ラチェット歯車チャンバの後側内壁の中には発電器が固定的に取り付けられ、前記発電器と前記ラチェット歯車との間には動力ロッドが固定的に取り付けられ、前記発電器の後側には蓄電池が設置され、前記蓄電池と前記発電器との間には第一電線が連結されていることを特徴とする請求項1に記載の波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器。
【請求項4】
前記移動機構は前記スライドチャンバの左右両側に連通するように設置された歯車チャンバを含み、前記歯車チャンバの後側には噛み合いチャンバが設置され、前記歯車チャンバと前記噛み合いチャンバとの間には回転ロッドが回転できるように取り付けられ、前記回転ロッドの前側面には歯車が固定的に取り付けられ、前記歯車と前記スライドロッドとが噛み合っており、前記回転ロッドの後側面には第一傘歯車が固定的に取り付けられ、前記噛み合いチャンバの上方にはネジ山チャンバが設置され、前記ネジ山チャンバの頂壁の中には前記噛み合いチャンバの頂壁を貫通しているネジロッドが回転できるように取り付けられ、前記ネジロッドの底面には第二傘歯車が固定的に取り付けられ、前記第二傘歯車と前記第一傘歯車とが噛み合っており、前記ネジ山チャンバの中にはネジ山ブロックがスライドできるように取り付けられ、前記ネジ山ブロックと前記ネジロッドとがネジ山によって取り付けられ、前記ネジ山ブロックの片側面には移動ロッドが固定的に取り付けられ、前記移動ロッドが上方に伸びて前記警報箱の頂面を貫通しており、前記移動ロッドと前記警報箱とがスライドできるように取り付けられ、左右両側の前記移動ロッドの間には中間ロッドが固定的に取り付けられ、前記中間ロッドと前記昇降ロッドとがスライドできるように取り付けられ、前記昇降ロッドには止めブロックが上下対称的に、且つ固定的に取り付けられ、前記中間ロッドが上下両側の前記止めブロックの間に位置していることを特徴とする請求項1に記載の波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器。
【請求項5】
前記通電機構は前記昇降チャンバの中に回転できるように取り付けられた回転ブロックを含み、前記回転ブロックの中には矩形チャンバが設置され、前記矩形チャンバの中には補助ブロックがスライドできるように取り付けられ、前記補助ブロックは矩形であり、補助ロッドと前記回転ブロックとがスライドできるように取り付けられ、前記補助ロッドと前記補助ブロックとが固定的に取り付けられ、前記第二通電ブロックと前記蓄電池との間には第二電線が連結されていることを特徴とする請求項3に記載の波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器。
【請求項6】
前記昇降チャンバの中には動力チャンバが連通するように設置され、前記矩形チャンバには前記動力チャンバが固定的に取り付けられ、前記動力チャンバの左側内壁の中にはモーターが固定的に取り付けられ、前記モーターの右向きの出力軸の右側面にはモーターロッドが固定的に取り付けられ、前記モーターロッドの右側面には第四傘歯車が固定的に取り付けられ、前記第四傘歯車が第三傘歯車と噛み合っており、前記第一通電ブロックと前記モーターとの間には第三電線が連結されていることを特徴とする請求項5に記載の波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器。
【請求項7】
前記固定台にはヒンジロッドが左右対称的にヒンジで連結され、前記警報箱の中にはリミットロッドが左右対称的にヒンジで連結され、前記リミットロッドの中にはリミットチャンバが設置され、前記リミットチャンバと前記ヒンジロッドとがスライドできるように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器。
【請求項8】
前記固定台は防腐材料で作られ、質量が大きいことを特徴とする請求項1に記載の波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は警報器技術分野に関わり、具体的には波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器である。
【背景技術】
【0002】
波動エネルギーは海洋エネルギーの具体的な形態の一つであれば、海洋エネルギーの中で一番主要なエネルギーの一つであり、波動エネルギーへの開発と利用はエネルギーの危機を緩和することと環境汚染を減少することに非常に重要であり、波動エネルギーで発電することは波のエネルギーを動力として電気エネルギーを生み出すのである。一般的に、海洋保護区の警報器は海洋が潮の満ちた時の状態を早期に警戒を出せなく、それは従業員は潮の満ちた時にも海洋保護区で仕事をし、一定程度の危険性があり、また一般的な海洋保護区の警報器は波のエネルギーを利用して発電する機能を備えていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104766448号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器を提供し、既存技術にある上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例の波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器は、警報箱を含み、前記警報箱の中には下方に開口したスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中にはスライドロッドがスライドできるように取り付けられ、前記スライドロッドの底面には固定台が固定的に取り付けられ、前記スライドチャンバの上方には上方に開口した昇降チャンバが設置され、前記昇降チャンバの中には昇降ロッドがスライドできるように取り付けられ、前記昇降ロッドの頂面にはライトが固定的に取り付けられ、前記昇降ロッドの下方には前記ライトを通電させて光らせることができる通電機構が設置され、前記スライドチャンバの左右両側には前記昇降ロッドと前記ライトとを上下方向に移動連動させることができる移動機構が設置され、前記昇降ロッドの底面には第一通電ブロックが固定的に取り付けられ、前記第一通電ブロックと前記昇降チャンバとがスライドできるように取り付けられ、前記昇降チャンバの左側内壁の中には第二通電ブロックが固定的に取り付けられ、前記移動機構は前記昇降ロッドを上方に移動連動させ、それによって前記第一通電ブロックが前記第二通電ブロックに貼り付き、前記通電機構が通電する。
【0006】
前記警報箱の左右両側には回転チャンバが設置され、前記回転チャンバの前側内壁の中には伝動ロッドが回転できるように取り付けられ、前記伝動ロッドには連結ロッドが固定的に取り付けられ、前記連結ロッドには固定ロッドが固定的に取り付けられ、前記固定ロッドの前後両側には浮きボールが固定的に取り付けられ、前記回転チャンバの後側には発電機構が設置され、前記浮きボールは海面で上下に浮動し、それによって前記伝動ロッドが回転し、前記伝動ロッドが回転することによって前記発電機構が発電する。
【0007】
上記の技術プランに基づいて、前記警報箱には浮動ブロックが固定的に取り付けられている。
【0008】
上記の技術プランに基づいて、前記発電機構は前記回転チャンバの後側に設置されたラチェット歯車チャンバを含み、前記伝動ロッドが後方に伸びて前記ラチェット歯車チャンバの前側内壁を貫通しており、前記伝動ロッドの後側面にはラチェット歯車が固定的に取り付けられ、前記ラチェット歯車チャンバの後側内壁の中には発電器が固定的に取り付けられ、前記発電器と前記ラチェット歯車との間には動力ロッドが固定的に取り付けられ、前記発電器の後側には蓄電池が設置され、前記蓄電池と前記発電器との間には第一電線が連結されている。
【0009】
上記の技術プランに基づいて、前記移動機構は前記スライドチャンバの左右両側に連通するように設置された歯車チャンバを含み、前記歯車チャンバの後側には噛み合いチャンバが設置され、前記歯車チャンバと前記噛み合いチャンバとの間には回転ロッドが回転できるように取り付けられ、前記回転ロッドの前側面には歯車が固定的に取り付けられ、前記歯車と前記スライドロッドとが噛み合っており、前記回転ロッドの後側面には第一傘歯車が固定的に取り付けられ、前記噛み合いチャンバの上方にはネジ山チャンバが設置され、前記ネジ山チャンバの頂壁の中には前記噛み合いチャンバの頂壁を貫通しているネジロッドが回転できるように取り付けられ、前記ネジロッドの底面には第二傘歯車が固定的に取り付けられ、前記第二傘歯車と前記第一傘歯車とが噛み合っており、前記ネジ山チャンバの中にはネジ山ブロックがスライドできるように取り付けられ、前記ネジ山ブロックと前記ネジロッドとがネジ山によって取り付けられ、前記ネジ山ブロックの片側面には移動ロッドが固定的に取り付けられ、前記移動ロッドが上方に伸びて前記警報箱の頂面を貫通しており、前記移動ロッドと前記警報箱とがスライドできるように取り付けられ、左右両側の前記移動ロッドの間には中間ロッドが固定的に取り付けられ、前記中間ロッドと前記昇降ロッドとがスライドできるように取り付けられ、前記昇降ロッドには止めブロックが上下対称的に、且つ固定的に取り付けられ、前記中間ロッドが上下両側の前記止めブロックの間に位置している。
【0010】
上記の技術プランに基づいて、前記通電機構は前記昇降チャンバの中に回転できるように取り付けられた回転ブロックを含み、前記回転ブロックの中には矩形チャンバが設置され、前記矩形チャンバの中には補助ブロックがスライドできるように取り付けられ、前記補助ブロックは矩形であり、補助ロッドと前記回転ブロックとがスライドできるように取り付けられ、前記補助ロッドと前記補助ブロックとが固定的に取り付けられ、前記第二通電ブロックと前記蓄電池との間には第二電線が連結されている。
【0011】
上記の技術プランに基づいて、前記昇降チャンバの中には動力チャンバが連通するように設置され、前記矩形チャンバには前記動力チャンバが固定的に取り付けられ、前記動力チャンバの左側内壁の中にはモーターが固定的に取り付けられ、前記モーターの右向きの出力軸の右側面にはモーターロッドが固定的に取り付けられ、前記モーターロッドの右側面には第四傘歯車が固定的に取り付けられ、前記第四傘歯車が第三傘歯車と噛み合っており、前記第一通電ブロックと前記モーターとの間には第三電線が連結されている。
【0012】
上記の技術プランに基づいて、前記固定台にはヒンジロッドが左右対称的にヒンジで連結され、前記警報箱の中にはリミットロッドが左右対称的にヒンジで連結され、前記リミットロッドの中にはリミットチャンバが設置され、前記リミットチャンバと前記ヒンジロッドとがスライドできるように取り付けられている。
【0013】
上記の技術プランに基づいて、前記固定台は防腐材料で作られ、質量が大きい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の有益な効果は:本発明は潮が満ちている時、浮動ブロックの浮力に頼って警報箱を上方に移動連動させ、それによって移動機構は昇降ロッドとライトとを上方に移動連動させ、その後、通電機構の中に第二通電ブロックが第一通電ブロックに貼り付き、蓄電池は第三電線と第二電線とによってライト及びモーターに電力を提供し、それによってライトが光り、また、モーターは回転ブロックによってライトを回転連動させ、潮が満ちている時に、従業員に注意し、従業員の安全を保障でき、発電機構の中の浮きボールは海面を漂い、海面の波によって浮きボールを上下に移動連動させ、発電器によって発電し、電気エネルギーを第一電線によって蓄電池の中に貯蔵し、普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0016】
図1図1は本発明の構成概略図
図2図2は本発明の図1の中のA―A方向の断面構成概略図
図3図3は本発明の図1の中のB―B方向の断面構成概略図
図4図4は本発明の図1の中のCのところの拡大概略図
図5図5は本発明の中の浮動ブロックの平面構成概略図
図6図6は本発明の図1の中のD―D方向の断面構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜6を参照し、本発明の実施例の波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器は、警報箱22を含み、前記警報箱22の中には下方に開口したスライドチャンバ55が設置され、前記スライドチャンバ55の中にはスライドロッド11がスライドできるように取り付けられ、前記スライドロッド11の底面には固定台12が固定的に取り付けられ、前記スライドチャンバ55の上方には上方に開口した昇降チャンバ48が設置され、前記昇降チャンバ48の中には昇降ロッド25がスライドできるように取り付けられ、前記昇降ロッド25の頂面にはライト24が固定的に取り付けられ、前記昇降ロッド25の下方には前記ライト24を通電させて光らせることができる通電機構101が設置され、前記スライドチャンバ55の左右両側には前記昇降ロッド25と前記ライト24とを上下方向に移動連動させることができる移動機構102が設置され、前記昇降ロッド25の底面には第一通電ブロック47が固定的に取り付けられ、前記第一通電ブロック47と前記昇降チャンバ48とがスライドできるように取り付けられ、前記昇降チャンバ48の左側内壁の中には第二通電ブロック45が固定的に取り付けられ、前記移動機構102は前記昇降ロッド25を上方に移動連動させ、それによって前記第一通電ブロック47が前記第二通電ブロック45に貼り付き、前記通電機構101が通電し、前記警報箱22の左右両側には回転チャンバ21が設置され、前記回転チャンバ21の前側内壁の中には伝動ロッド36が回転できるように取り付けられ、前記伝動ロッド36には連結ロッド20が固定的に取り付けられ、前記連結ロッド20には固定ロッド54が固定的に取り付けられ、前記固定ロッド54の前後両側には浮きボール18が固定的に取り付けられ、前記回転チャンバ21の後側には発電機構103が設置され、前記浮きボール18は海面で上下に浮動し、それによって前記伝動ロッド36が回転し、前記伝動ロッド36が回転することによって前記発電機構103が発電する。
【0018】
また、一つの実施例の中に、前記警報箱22には浮動ブロック19が固定的に取り付けられ、
前記浮動ブロック19は前記警報箱22に浮力を提供し、それによって前記警報箱22は海面を漂うことができる。
【0019】
また、一つの実施例の中に、前記発電機構103は前記回転チャンバ21の後側に設置されたラチェット歯車チャンバ34を含み、前記伝動ロッド36が後方に伸びて前記ラチェット歯車チャンバ34の前側内壁を貫通しており、前記伝動ロッド36の後側面にはラチェット歯車35が固定的に取り付けられ、前記ラチェット歯車チャンバ34の後側内壁の中には発電器33が固定的に取り付けられ、前記発電器33と前記ラチェット歯車35との間には動力ロッド37が固定的に取り付けられ、前記発電器33の後側には蓄電池31が設置され、前記蓄電池31と前記発電器33との間には第一電線32が連結され、
海面で波が引き起こされると、前記浮きボール18が上方に移動し、前記浮きボール18は前記連結ロッド20によって前記伝動ロッド36を回転連動させ、前記伝動ロッド36は前記ラチェット歯車35によって前記動力ロッド37を回転連動させ、前記動力ロッド37が回転して前記発電器33に動力を与え、それによって前記発電器33が発電し、前記発電器33が発電した後、前記第一電線32によって電気エネルギーを前記蓄電池31の中に貯蔵し、前記浮きボール18が下方に移動すると、前記伝動ロッド36が前記ラチェット歯車35によって前記動力ロッド37を回転連動させなくなる。
【0020】
また、一つの実施例の中に、前記移動機構102は前記スライドチャンバ55の左右両側に連通するように設置された歯車チャンバ30を含み、前記歯車チャンバ30の後側には噛み合いチャンバ39が設置され、前記歯車チャンバ30と前記噛み合いチャンバ39との間には回転ロッド13が回転できるように取り付けられ、前記回転ロッド13の前側面には歯車29が固定的に取り付けられ、前記歯車29と前記スライドロッド11とが噛み合っており、前記回転ロッド13の後側面には第一傘歯車40が固定的に取り付けられ、前記噛み合いチャンバ39の上方にはネジ山チャンバ27が設置され、前記ネジ山チャンバ27の頂壁の中には前記噛み合いチャンバ39の頂壁を貫通しているネジロッド17が回転できるように取り付けられ、前記ネジロッド17の底面には第二傘歯車38が固定的に取り付けられ、前記第二傘歯車38と前記第一傘歯車40とが噛み合っており、前記ネジ山チャンバ27の中にはネジ山ブロック28がスライドできるように取り付けられ、前記ネジ山ブロック28と前記ネジロッド17とがネジ山によって取り付けられ、前記ネジ山ブロック28の片側面には移動ロッド26が固定的に取り付けられ、前記移動ロッド26が上方に伸びて前記警報箱22の頂面を貫通しており、前記移動ロッド26と前記警報箱22とがスライドできるように取り付けられ、左右両側の前記移動ロッド26の間には中間ロッド61が固定的に取り付けられ、前記中間ロッド61と前記昇降ロッド25とがスライドできるように取り付けられ、前記昇降ロッド25には止めブロック23が上下対称的に、且つ固定的に取り付けられ、前記中間ロッド61が上下両側の前記止めブロック23の間に位置しており、
潮が満ちている時、前記浮動ブロック19は前記警報箱22を上方に移動連動させることができ、それによって前記スライドロッド11が前記スライドチャンバ55の中でスライドし、前記スライドロッド11が前記歯車29と前記回転ロッド13とを回転連動させ、前記回転ロッド13が前記第一傘歯車40と前記第二傘歯車38の噛み合いによって前記ネジロッド17を回転連動させ、前記ネジロッド17が回転することによって前記ネジ山ブロック28と前記移動ロッド26とを上方に移動させ、前記移動ロッド26が前記中間ロッド61と前記止めブロック23とによって前記昇降ロッド25を上方に移動連動させ、それによって前記第一通電ブロック47が前記第二通電ブロック45に貼り付く。
【0021】
また、一つの実施例の中に、前記通電機構101は前記昇降チャンバ48の中に回転できるように取り付けられた回転ブロック56を含み、前記回転ブロック56には第三傘歯車53が固定的に取り付けられ、前記回転ブロック56の中には矩形チャンバ51が設置され、前記矩形チャンバ51の中には補助ブロック57がスライドできるように取り付けられ、前記補助ブロック57は矩形であり、補助ロッド50と前記回転ブロック56とがスライドできるように取り付けられ、前記補助ロッド50と前記補助ブロック57とが固定的に取り付けられ、前記第二通電ブロック45と前記蓄電池31との間には第二電線60が連結され、
前記第二通電ブロック45が前記第一通電47に貼り付きた時、前記蓄電池31が前記第二電線60によって前記ライト24を光らせる。
【0022】
また、一つの実施例の中に、前記昇降チャンバ48の中には動力チャンバ52が連通するように設置され、前記矩形チャンバ51には前記動力チャンバ52が固定的に取り付けられ、前記動力チャンバ52の左側内壁の中にはモーター43が固定的に取り付けられ、前記モーター43の右向きの出力軸の右側面にはモーターロッド42が固定的に取り付けられ、前記モーターロッド42の右側面には第四傘歯車41が固定的に取り付けられ、前記第四傘歯車41が前記第三傘歯車53と噛み合っており、前記第一通電ブロック47と前記モーター43との間には第三電線44が連結され、
前記第二通電ブロック45が前記第一通電ブロック47に貼り付きた時、前記蓄電池31が前記第三電線44によって前記モーター43を始動し、前記モーター43が前記モーターロッド42と前記第四傘歯車41とを回転連動させ、前記第四傘歯車41が前記第三傘歯車53との噛み合いによって前記回転ブロック56を回転連動させ、前記回転ブロック56が回転して前記補助ブロック57によって前記昇降ロッド25と前記ライト24とを回転連動させる。
【0023】
また、一つの実施例の中に、前記固定台12にはヒンジロッド14が左右対称的にヒンジで連結され、前記警報箱22の中にはリミットロッド16が左右対称的にヒンジで連結され、前記リミットロッド16の中にはリミットチャンバ15が設置され、前記リミットチャンバ15と前記ヒンジロッド14とがスライドできるように取り付けられ、
前記リミットロッド16と前記ヒンジロッド14とが前記警報箱22の安定性を向上させるだけではなく、前記警報箱22が上方に移動する距離を制限する。
【0024】
また、一つの実施例の中に、前記固定台12は防腐材料で作られ、質量が大きく、深度が浅い海洋保護区の区域に安定的に置かれることができる。
【0025】
海面で波が引き起こされると、前記浮きボール18が上方に移動し、前記浮きボール18は前記連結ロッド20によって前記伝動ロッド36を回転連動させ、前記伝動ロッド36は前記ラチェット歯車35によって前記動力ロッド37を回転連動させ、前記動力ロッド37が回転して前記発電器33に動力を与え、それによって前記発電器33が発電し、前記発電器33が発電した後、前記第一電線32によって電気エネルギーを前記蓄電池31の中に貯蔵し、前記浮きボール18が下方に移動すると、前記伝動ロッド36が前記ラチェット歯車35によって前記動力ロッド37を回転連動させなくなり、潮が満ちている時、前記浮動ブロック19は前記警報箱22を上方に移動連動させることができ、それによって前記スライドロッド11が前記スライドチャンバ55の中でスライドし、前記スライドロッド11が前記歯車29と前記回転ロッド13とを回転連動させ、前記回転ロッド13が前記第一傘歯車40と前記第二傘歯車38の噛み合いによって前記ネジロッド17を回転連動させ、前記ネジロッド17が回転することによって前記ネジ山ブロック28と前記移動ロッド26とを上方に移動させ、前記移動ロッド26が前記中間ロッド61と前記止めブロック23とによって前記昇降ロッド25を上方に移動連動させ、それによって前記第一通電ブロック47が前記第二通電ブロック45に貼り付き、前記第二通電ブロック45が前記第一通電47に貼り付きた時、前記蓄電池31が前記第二電線60によって前記ライト24を光らせ、前記蓄電池31が前記第三電線44によって前記モーター43を始動し、前記モーター43が前記モーターロッド42と前記第四傘歯車41とを回転連動させ、前記第四傘歯車41が前記第三傘歯車53との噛み合いによって前記回転ブロック56を回転連動させ、前記回転ブロック56が回転して前記補助ブロック57によって前記昇降ロッド25と前記ライト24とを回転連動させる。
【0026】
本発明の有益な効果は:本発明は潮が満ちている時、浮動ブロックの浮力に頼って警報箱を上方に移動連動させ、それによって移動機構は昇降ロッドとライトとを上方に移動連動させ、その後、通電機構の中に第二通電ブロックが第一通電ブロックに貼り付き、蓄電池は第三電線と第二電線とによってライト及びモーターに電力を提供し、それによってライトが光り、また、モーターは回転ブロックによってライトを回転連動させ、潮が満ちている時に、従業員に注意し、従業員の安全を保障でき、発電機構の中の浮きボールは海面を漂い、海面の波によって浮きボールを上下に移動連動させ、発電器によって発電し、電気エネルギーを第一電線によって蓄電池の中に貯蔵し、普及する価値がある。
【0027】
当業者は明確できることは、本出願の総体精神及び構想から離脱しない限り、上記実施例に各種の変型を行うことができる。それらの変型はいずれも本出願の保護範囲中にカバーすべきである。本出願の保護方案は本出願に添付した特許の請求の範囲を基準とするべきである。
【要約】
【課題】本発明は波動エネルギーを使用する海洋保護区の警報器を開示した。
【解決手段】
警報箱を含み、前記警報箱の中には下方に開口したスライドチャンバが設置され、潮が満ちている時、浮動ブロックの浮力に頼って警報箱を上方に移動連動させ、それによって移動機構は昇降ロッドとライトとを上方に移動連動させ、その後、通電機構の中に第二通電ブロックが第一通電ブロックに貼り付き、蓄電池は第三電線と第二電線とによってライト及びモーターに電力を提供し、それによってライトが光り、また、モーターは回転ブロックによってライトを回転連動させ、潮が満ちている時に、従業員に注意し、従業員の安全を保障でき、発電機構の中の浮きボールは海面を漂い、海面の波によって浮きボールを上下に移動連動させ、発電器によって発電し、電気エネルギーを第一電線によって蓄電池の中に貯蔵する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6