(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6807500
(24)【登録日】2020年12月10日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】チオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備
(51)【国際特許分類】
C12M 1/34 20060101AFI20201221BHJP
C12Q 1/26 20060101ALN20201221BHJP
【FI】
C12M1/34 E
!C12Q1/26
【請求項の数】7
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2019-149189(P2019-149189)
(22)【出願日】2019年8月15日
【審査請求日】2019年12月6日
(31)【優先権主張番号】201910637037.8
(32)【優先日】2019年7月15日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519354290
【氏名又は名称】済寧奇康包装有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】胡徳栄
【審査官】
中野 あい
(56)【参考文献】
【文献】
特開昭64−067177(JP,A)
【文献】
特開2007−240528(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C12M 1/00−3/10
C12Q 1/00−3/00
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
主に測定機を含み、前記測定機の中には測定空間が設置され、前記測定空間の中には実験を支持できる測定機構が設置され、前記測定空間の下端壁の中には装置に動力を提供できる駆動機構が設置され、前記駆動機構は駆動空間を含み、前記駆動空間の下端壁にはモータが設置され、前記モータの上端には上端が前記測定空間の中に位置している駆動軸が伝動できるように連結され、前記駆動軸には第一スプロケットと、駆動板と、第一ベルトプーリとがスライドできるように連結され、前記駆動空間の左端壁にはそれぞれ前記第一スプロケットと前記第一ベルトプーリとを支持する二つの支持板が固定され、前記第一スプロケットの中には電磁空間が設置され、前記電磁空間の中には前記電磁空間の中に固定された第一電磁石及び前記電磁空間の中でスライドできる第二電磁石が設置され、前記第一電磁石と前記第二電磁石とが連結ばねにより連結され、前記第一ベルトプーリの中には上方に開口した伝動孔が設置され、前記駆動軸には駆動盤がスプラインにより連結され、前記駆動板の中には下方に開口した環状空間が設置され、前記環状空間の中にはスライドブロックが二つ設置され、前記スライドブロックの下端には下端が前記駆動盤と連結された駆動ロッドが固定され、前記駆動盤の中には下方に開口した押出孔が設置され、前記押出孔の中には下端が前記伝動孔の中に位置している伝動ロッド及び前記伝動ロッドを復帰させることができる押出ばねが設置され、前記駆動板の下端面には下端が前記第一電磁石と吸引する又は反発することができる磁石ロッドが固定され、前記駆動板の下端面にはまた下端が上側の前記支持板と連結された支持ばねが固定され、
前記測定機の中にはまたキャリアーを洗浄して乾かすことができる洗浄機構が設置され、前記測定空間の上端壁の中にはまたキャリアーに所要の薬剤又は測定サンプルを添加できる添加機構が設置され、前記洗浄機構の作業を通じて、他の因子の実験に対する妨害を減らせ、実験の正確性を保証することを特徴とするチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備。
【請求項2】
前記測定機構は前記測定空間の下端壁に回転できるように連結された支持ブロックを含み、前記支持ブロックの中には下方に開口した回転空間が設置され、前記駆動軸の上端が前記回転空間の中に位置し、且つ前記駆動軸の上端には回転ブロックが固定され、前記回転ブロックの中には前記回転空間を連通するばね溝が二つ形成され、前記ばね溝の中にはばねブロック及び前記ばねブロックを復帰させることができる伸縮ばねが設置され、前記支持ブロックの中にはまた前記測定空間及び前記回転空間を連通するスライド孔が二つ設置され、前記スライド孔の中には一端が前記測定空間の中に位置している台形ロッドが設置され、前記測定空間の中にはまた前記台形ロッドを前記スライド孔の中に戻せる環状ブロックが設置され、前記環状ブロックの右端には下端が前記駆動板と連結された連結ロッドが固定され、前記支持ブロックの上端には伝動盤が固定され、前記伝動盤の中には回転溝が二つ形成され、前記回転溝の前後端壁の間には回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸と前記回転溝の端壁とが捻りばねにより連結され、前記回転軸には回転板が固定され、前記回転板には吸盤が固定され、前記吸盤にはキャリアーとしてのシャーレが吸着され、前記伝動盤の中にはまた従動空間が設置され、前記従動空間の前後端壁の間には従動軸が回転できるように連結され、前記従動軸には従動輪が固定され、前記従動輪の上下両側にはいずれも前記従動輪と接触する従動ロッドが設置され、前記従動ロッドの一端が前記回転溝の中に位置し、前記回転軸にはまた前記従動ロッドと接触する摩擦輪が固定され、下側の前記従動ロッドの右端には下端が前記測定空間の中に位置している摩擦ブロックが固定され、前記測定空間の下端壁にはまた外部空間に連通する排水パイプが設置され、前記排水パイプの中には電磁スイッチが設置されていることを特徴とする請求項1に記載のチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備。
【請求項3】
前記洗浄機構は前記駆動空間の左右端壁の中に位置している伝動空間を含み、前記伝動空間の下端壁には伝動軸が回転できるように連結され、前記伝動軸には第二スプロケットが固定され、二つの前記第二スプロケットと前記第一スプロケットとがチェーンにより連結され、左側の前記伝動軸の上端には第一ベベルギヤが固定され、前記第一ベベルギヤの左端には第二ベベルギヤが噛み合われ、前記第二ベベルギヤの中心部には左端が左側の前記伝動空間の左端壁と連結されたベルト軸が固定され、前記ベルト軸には第二ベルトプーリが固定され、左側の前記伝動空間の上端壁の中には外部空間と前記測定空間とを連通する通風空間が設置され、前記通風空間の中には濾過網と加熱管とが固定され、前記通風空間の中にはまた支持ロッドが固定され、前記通風空間の中にはまた前記支持ロッドを貫通する旋転軸が設置され、前記旋転軸には第一ベルトにより前記第二ベルトプーリと連結された第三ベルトプーリが固定され、前記旋転軸にはまた旋転輪とファン羽根とが固定され、前記通風空間の後端壁の中には前方に開口した密封空間が設置され、前記測定機の中にはまた前記通風空間を貫通し、且つ前記密封空間と連通するスライド空間が設置され、前記スライド空間の中には前記旋転輪と接触するスライド板が設置され、前記スライド板の左端が前記密封空間の中に位置し、前記密封空間の中には前記通風空間を密封でき、且つ前記スライド板と連結された密封板が設置され、右側の前記伝動軸の上端にはカムが固定され、右側の前記伝動空間の上端壁の中には伸縮空間が設置され、前記伸縮空間の下端壁の右側が前記伝動空間と連通し、前記伸縮空間の中にはピストンと前記ピストンを復帰させることができる圧縮ばねとが設置され、前記ピストンの下端には下端が右側の前記伝動空間の中に位置している推動板が固定され、前記伸縮空間の左端壁が前記測定空間と連通し、且つ前記伸縮空間の上端壁には外部空間と連通した入水パイプが設置され、前記入水パイプの中には揚水ポンプが設置され、右側の前記伝動空間の中にはまた左端が前記摩擦ブロックと接触する摩擦板が設置され、前記摩擦板の右端には固定ブロックが固定され、前記固定ブロックの左端には左端が右側の前記伝動空間の左端壁と連結された復帰ばねが固定されていることを特徴とする請求項2に記載のチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備。
【請求項4】
前記添加機構は下圧空間を含み、前記下圧空間の下端壁の中にはまた左方に開口した移動空間が設置され、前記駆動空間の後端壁の中には上端壁が前記下圧空間と連通した連結空間が設置され、前記連結空間の下端壁には上端が前記下圧空間の中に位置している螺旋軸が回転できるように連結され、前記螺旋軸の下端には第二ベルトにより前記第一ベルトプーリと連結された第四ベルトプーリが固定され、前記螺旋軸の上端には移動板がネジ山で連結され、前記下圧空間の中には下圧板が二つ設置され、上側の前記下圧板の上端には上端が前記移動板を貫通している下圧ロッドが固定され、下側の前記下圧板の下端面には下端が前記移動空間の中に位置している下圧ブロックが四つ固定され、前記移動板と上側の前記下圧板とが二つの下圧ばねにより連結され、下側の前記下圧板と前記下圧空間の下端壁とが二つのリミットばねにより連結され、前記移動空間の右端壁には電磁ブロックが固定され、前記電磁ブロックの左端面には移動ロッドが固定され、前記移動ロッドには前記電磁ブロックと吸引し合う又は反発し合うことができる移動ブロックがスライドできるように連結され、前記移動空間の下端壁には薬剤又はサンプルを収容できる収容ケースが四つ固定され、前記移動ブロックの中には前方に開口し、且つ上下端壁が前記移動ブロックを貫通した持ち上げ空間が設置され、前記持ち上げ空間の中には持ち上げブロックが設置され、前記持ち上げ空間の左右端壁の中にはいずれも前記持ち上げ空間と連通した持ち上げ溝が形成され、前記持ち上げブロックの左右両端にはいずれも一端が前記持ち上げ溝の中に位置している持ち上げ板が設置され、前記持ち上げ溝の下端壁には上端が前記持ち上げ板と連結された持ち上げばねが固定され、前記持ち上げブロックの中にはまた押圧空間が設置され、前記押圧空間の中には電磁板が二つ設置され、二つの前記電磁板の間には下端が前記移動空間の中に位置しているドロッパーが設置され、前記移動空間の下端壁の右側が測定空間と連通し、前記測定機の左側には前記移動空間を密封できるL型板が設置され、前記移動板の下端面にはまた下圧柱が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備。
【請求項5】
前記第一スプロケットの毎回の回転の始まりから終わりまで、前記第一電磁石が常に前記磁石ロッドの下側に位置し、前記第一電磁石と前記第二電磁石とが同じ時刻にひとつだけ磁性を生み出せることを特徴とする請求項1に記載のチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備。
【請求項6】
前記摩擦板と前記測定機との間の摩擦力は前記復帰ばねの弾力より小さいことを特徴とする請求項3に記載のチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備。
【請求項7】
前記下圧ロッドと前記移動板との間の摩擦力は二つの前記持ち上げばねの弾力と二つの前記リミットばねとの弾力の和より大きいことを特徴とする請求項4に記載のチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は測定技術分野を取り上げて、具体的にはチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備である。
【背景技術】
【0002】
チオレドキシン還元酵素の活性を測定することは、腫瘍ができるかどうかを判断する直接の手段であり、そのため、医者にとってチオレドキシン還元酵素の活性の測定は重要である。
現段階で、チオレドキシン還元酵素の活性を測定する時、多種類の薬剤を添加する必要があり、また過程において主に測定者の手動添加に頼り、測定結果に影響を与える因子がそれなりに増加し、測定結果の正確性を妨害し、測定の効率もはるかに下がる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第103857690号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明はチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備を提供し、測定に対する影響因子が多いことと測定の効率が低いことなどの問題を解消し、測定に対する影響因子を減らし、測定の効率を上げる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランによって実現される。
【0006】
チオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備は、主に測定機を含み、前記測定機の中には測定空間が設置され、前記測定空間の中には実験を支持できる測定機構が設置され、前記測定空間の下端壁の中には装置に動力を提供できる駆動機構が設置され、前記駆動機構は駆動空間を含み、前記駆動空間の下端壁にはモータが設置され、前記モータの上端には上端が前記測定空間の中に位置している駆動軸が伝動できるように連結され、前記駆動軸には第一スプロケットと、駆動板と、第一ベルトプーリとがスライドできるように連結され、前記駆動空間の左端壁にはそれぞれ前記第一スプロケットと前記第一ベルトプーリとを支持する二つの支持板が固定され、前記第一スプロケットの中には電磁空間が設置され、前記電磁空間の中には前記電磁空間の中に固定された第一電磁石及び前記電磁空間の中でスライドできる第二電磁石が設置され、前記第一電磁石と前記第二電磁石とが連結ばねにより連結され、前記第一ベルトプーリの中には上方に開口した伝動孔が設置され、前記駆動軸には駆動盤がスプラインにより連結され、前記駆動板の中には下方に開口した環状空間が設置され、前記環状空間の中にはスライドブロックが二つ設置され、前記スライドブロックの下端には下端が前記駆動盤と連結された駆動ロッドが固定され、前記駆動盤の中には下方に開口した押出孔が設置され、前記押出孔の中には下端が前記伝動孔の中に位置している伝動ロッド及び前記伝動ロッドを復帰させることができる押出ばねが設置され、前記駆動板の下端面には下端が前記第一電磁石と吸引する又は反発することができる磁石ロッドが固定され、前記駆動板の下端面にはまた下端が上側の前記支持板と連結された支持ばねが固定され、
前記測定機の中にはまたキャリアーを洗浄して乾かすことができる洗浄機構が設置され、前記測定空間の上端壁の中にはまたキャリアーに所要の薬剤又は測定サンプルを添加できる添加機構が設置され、前記洗浄機構の作業を通じて、他の因子の実験に対する妨害を減らせ、実験の正確性を保証する。
【0007】
好ましくは、前記測定機構は前記測定空間の下端壁に回転できるように連結された支持ブロックを含み、前記支持ブロックの中には下方に開口した回転空間が設置され、前記駆動軸の上端が前記回転空間の中に位置し、且つ前記駆動軸の上端には回転ブロックが固定され、前記回転ブロックの中には前記回転空間を連通するばね溝が二つ形成され、前記ばね溝の中にはばねブロック及び前記ばねブロックを復帰させることができる伸縮ばねが設置され、前記支持ブロックの中にはまた前記測定空間及び前記回転空間を連通するスライド孔が二つ設置され、前記スライド孔の中には一端が前記測定空間の中に位置している台形ロッドが設置され、前記測定空間の中にはまた前記台形ロッドを前記スライド孔の中に戻せる環状ブロックが設置され、前記環状ブロックの右端には下端が前記駆動板と連結された連結ロッドが固定され、前記支持ブロックの上端には伝動盤が固定され、前記伝動盤の中には回転溝が二つ形成され、前記回転溝の前後端壁の間には回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸と前記回転溝の端壁とが捻りばねにより連結され、前記回転軸には回転板が固定され、前記回転板には吸盤が固定され、前記吸盤にはキャリアーとしてのシャーレが吸着され、前記伝動盤の中にはまた従動空間が設置され、前記従動空間の前後端壁の間には従動軸が回転できるように連結され、前記従動軸には従動輪が固定され、前記従動輪の上下両側にはいずれも前記従動輪と接触する従動ロッドが設置され、前記従動ロッドの一端が前記回転溝の中に位置し、前記回転軸にはまた前記従動ロッドと接触する摩擦輪が固定され、下側の前記従動ロッドの右端には下端が前記測定空間の中に位置している摩擦ブロックが固定され、前記測定空間の下端壁にはまた外部空間に連通する排水パイプが設置され、前記排水パイプの中には電磁スイッチが設置されている。
【0008】
好ましくは、前記洗浄機構は前記駆動空間の左右端壁の中に位置している伝動空間を含み、前記伝動空間の下端壁には伝動軸が回転できるように連結され、前記伝動軸には第二スプロケットが固定され、二つの前記第二スプロケットと前記第一スプロケットとがチェーンにより連結され、左側の前記伝動軸の上端には第一ベベルギヤが固定され、前記第一ベベルギヤの左端には第二ベベルギヤが噛み合われ、前記第二ベベルギヤの中心部には左端が左側の前記伝動空間の左端壁と連結されたベルト軸が固定され、前記ベルト軸には第二ベルトプーリが固定され、左側の前記伝動空間の上端壁の中には外部空間と前記測定空間とを連通する通風空間が設置され、前記通風空間の中には濾過網と加熱管とが固定され、前記通風空間の中にはまた支持ロッドが固定され、前記通風空間の中にはまた前記支持ロッドを貫通する旋転軸が設置され、前記旋転軸には第一ベルトにより前記第二ベルトプーリと連結された第三ベルトプーリが固定され、前記旋転軸にはまた旋転輪とファン羽根とが固定され、前記通風空間の後端壁の中には前方に開口した密封空間が設置され、前記測定機の中にはまた前記通風空間を貫通し、且つ前記密封空間と連通するスライド空間が設置され、前記スライド空間の中には前記旋転輪と接触するスライド板が設置され、前記スライド板の左端が前記密封空間の中に位置し、前記密封空間の中には前記通風空間を密封でき、且つ前記スライド板と連結された密封板が設置され、右側の前記伝動軸の上端にはカムが固定され、右側の前記伝動空間の上端壁の中には伸縮空間が設置され、前記伸縮空間の下端壁の右側が前記伝動空間と連通し、前記伸縮空間の中にはピストンと前記ピストンを復帰させることができる圧縮ばねとが設置され、前記ピストンの下端には下端が右側の前記伝動空間の中に位置している推動板が固定され、前記伸縮空間の左端壁が前記測定空間と連通し、且つ前記伸縮空間の上端壁には外部空間と連通した入水パイプが設置され、前記入水パイプの中には揚水ポンプが設置され、右側の前記伝動空間の中にはまた左端が前記摩擦ブロックと接触する摩擦板が設置され、前記摩擦板の右端には固定ブロックが固定され、前記固定ブロックの左端には左端が右側の前記伝動空間の左端壁と連結された復帰ばねが固定されている。
【0009】
好ましくは、前記添加機構は下圧空間を含み、前記下圧空間の下端壁の中にはまた左方に開口した移動空間が設置され、前記駆動空間の後端壁の中には上端壁が前記下圧空間と連通した連結空間が設置され、前記連結空間の下端壁には上端が前記下圧空間の中に位置している螺旋軸が回転できるように連結され、前記螺旋軸の下端には第二ベルトにより前記第一ベルトプーリと連結された第四ベルトプーリが固定され、前記螺旋軸の上端には移動板がネジ山で連結され、前記下圧空間の中には下圧板が二つ設置され、上側の前記下圧板の上端には上端が前記移動板を貫通している下圧ロッドが固定され、下側の前記下圧板の下端面には下端が前記移動空間の中に位置している下圧ブロックが四つ固定され、前記移動板と上側の前記下圧板とが二つの下圧ばねにより連結され、下側の前記下圧板と前記下圧空間の下端壁とが二つのリミットばねにより連結され、前記移動空間の右端壁には電磁ブロックが固定され、前記電磁ブロックの左端面には移動ロッドが固定され、前記移動ロッドには前記電磁ブロックと吸引し合う又は反発し合うことができる移動ブロックがスライドできるように連結され、前記移動空間の下端壁には薬剤又はサンプルを収容できる収容ケースが四つ固定され、前記移動ブロックの中には前方に開口し、且つ上下端壁が前記移動ブロックを貫通した持ち上げ空間が設置され、前記持ち上げ空間の中には持ち上げブロックが設置され、前記持ち上げ空間の左右端壁の中にはいずれも前記持ち上げ空間と連通した持ち上げ溝が形成され、前記持ち上げブロックの左右両端にはいずれも一端が前記持ち上げ溝の中に位置している持ち上げ板が設置され、前記持ち上げ溝の下端壁には上端が前記持ち上げ板と連結された持ち上げばねが固定され、前記持ち上げブロックの中にはまた押圧空間が設置され、前記押圧空間の中には電磁板が二つ設置され、二つの前記電磁板の間には下端が前記移動空間の中に位置しているドロッパーが設置され、前記移動空間の下端壁の右側が測定空間と連通し、前記測定機の左側には前記移動空間を密封できるL型板が設置され、前記移動板の下端面にはまた下圧柱が固定されている。
【0010】
好ましくは、
前記第一スプロケットの毎回の回転の始まりから終わりまで、前記第一電磁石が常に前記磁石ロッドの下側に位置し、前記第一電磁石と前記第二電磁石とが同じ時刻にひとつだけ磁性を生み出せる。
【0011】
好ましくは、前記摩擦板と前記測定機との間の摩擦力は前記復帰ばねの弾力より小さい。
【0012】
好ましくは、前記下圧ロッドと前記移動板との間の摩擦力は二つの前記持ち上げばねの弾力と二つの前記リミットばねとの弾力の和より大きい。
【発明の効果】
【0013】
該装置は構成が簡単で、操作が便利であり、該装置が測定する時、サンプル又は薬剤の添加を自動で完成でき、人が手動で添加する必要がなく、他の因子の測定に対する影響を減らし、測定の正確性を上げ、また測定の始めと終わりの時、シャーレを洗浄して乾かし、シャーレのきれいさを保証し、測定に対する影響を減らし、機械の伝動によって測定の効率を上げられる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に
図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
【
図2】
図2は本発明の実施例の駆動機構の部分断面の正面拡大構成模式図
【
図3】
図3は本発明の実施例の連結空間の全断面の左面拡大構成模式図
【
図4】
図4は本発明の実施例の移動ブロックの全断面の正面拡大構成模式図
【
図5】
図5は本発明の実施例の伝動盤の全断面の正面拡大構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1〜5に記載のチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備の機械構成図を参照し、チオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備は、主に測定機88を含み、前記測定機88の中には測定空間51が設置され、前記測定空間51の中には実験を支持できる測定機構106が設置され、前記測定空間51の下端壁の中には装置に動力を提供できる駆動機構104が設置され、前記駆動機構104は駆動空間70を含み、前記駆動空間70の下端壁にはモータ34が設置され、前記モータ34の上端には上端が前記測定空間51の中に位置している駆動軸35が伝動できるように連結され、前記駆動軸35には第一スプロケット36と、駆動板69と、第一ベルトプーリ80とがスライドできるように連結され、前記駆動空間70の左端壁にはそれぞれ前記第一スプロケット36と前記第一ベルトプーリ80とを支持する二つの支持板33が固定され、前記第一スプロケット36の中には電磁空間58が設置され、前記電磁空間58の中には前記電磁空間58の中に固定された第一電磁石62及び前記電磁空間58の中でスライドできる第二電磁石59が設置され、前記第一電磁石62と前記第二電磁石59とが連結ばね60により連結され、前記第一ベルトプーリ80の中には上方に開口した伝動孔63が設置され、前記駆動軸35には駆動盤84がスプラインにより連結され、前記駆動板69の中には下方に開口した環状空間82が設置され、前記環状空間82の中にはスライドブロック83が二つ設置され、前記スライドブロック83の下端には下端が前記駆動盤84と連結された駆動ロッド85が固定され、前記駆動盤84の中には下方に開口した押出孔66が設置され、前記押出孔66の中には下端が前記伝動孔63の中に位置している伝動ロッド64及び前記伝動ロッド64を復帰させることができる押出ばね65が設置され、前記駆動板69の下端面には下端が前記第一電磁石62と吸引する又は反発することができる磁石ロッド67が固定され、前記駆動板69の下端面にはまた下端が上側の前記支持板33と連結された支持ばね68が固定され、前記測定機88の中にはまたキャリアーを洗浄して乾かすことができる洗浄機構105が設置され、前記測定空間51の上端壁の中にはまたキャリアーに所要の薬剤又は測定サンプルを添加できる添加機構107が設置され、前記洗浄機構の作業を通じて、他の因子の実験に対する妨害を減らせ、実験の正確性を保証する。
【0017】
有益的には、前記測定機構106は前記測定空間51の下端壁に回転できるように連結された支持ブロック71を含み、前記支持ブロック71の中には下方に開口した回転空間61が設置され、前記駆動軸35の上端が前記回転空間61の中に位置し、且つ前記駆動軸35の上端には回転ブロック78が固定され、前記回転ブロック78の中には前記回転空間61を連通するばね溝が二つ形成され、前記ばね溝75の中にはばねブロック74及び前記ばねブロック74を復帰させることができる伸縮ばね77が設置され、前記支持ブロック71の中にはまた前記測定空間51及び前記回転空間61を連通するスライド孔79が二つ設置され、前記スライド孔79の中には一端が前記測定空間51の中に位置している台形ロッド73が設置され、前記測定空間51の中にはまた前記台形ロッド73を前記スライド孔79の中に戻せる環状ブロック72が設置され、前記環状ブロック72の右端には下端が前記駆動板69と連結された連結ロッド81が固定され、前記支持ブロック71の上端には伝動盤76が固定され、前記伝動盤76の中には回転溝30が二つ形成され、前記回転溝30の前後端壁の間には回転軸37が回転できるように連結され、前記回転軸37と前記回転溝30の端壁とが捻りばね97により連結され、前記回転軸37には回転板32が固定され、前記回転板32には吸盤38が固定され、前記吸盤38にはキャリアーとしてのシャーレ31が吸着され、前記伝動盤76の中にはまた従動空間101が設置され、前記従動空間101の前後端壁の間には従動軸102が回転できるように連結され、前記従動軸102には従動輪103が固定され、前記従動輪103の上下両側にはいずれも前記従動輪103と接触する従動ロッド99が設置され、前記従動ロッド99の一端が前記回転溝30の中に位置し、前記回転軸37にはまた前記従動ロッド99と接触する摩擦輪98が固定され、下側の前記従動ロッド99の右端には下端が前記測定空間51の中に位置している摩擦ブロック100が固定され、前記測定空間51の下端壁にはまた外部空間に連通する排水パイプ39が設置され、前記排水パイプ39の中には電磁スイッチ108が設置されている。
【0018】
有益的には、前記洗浄機構105は前記駆動空間70の左右端壁の中に位置している伝動空間25を含み、前記伝動空間25の下端壁には伝動軸27が回転できるように連結され、前記伝動軸27には第二スプロケット26が固定され、二つの前記第二スプロケット26と前記第一スプロケット36とがチェーン28により連結され、左側の前記伝動軸27の上端には第一ベベルギヤ24が固定され、前記第一ベベルギヤ24の左端には第二ベベルギヤ23が噛み合われ、前記第二ベベルギヤ23の中心部には左端が左側の前記伝動空間25の左端壁と連結されたベルト軸21が固定され、前記ベルト軸21には第二ベルトプーリ22が固定され、左側の前記伝動空間25の上端壁の中には外部空間と前記測定空間51とを連通する通風空間18が設置され、前記通風空間18の中には濾過網11と加熱管20とが固定され、前記通風空間18の中にはまた支持ロッド17が固定され、前記通風空間18の中にはまた前記支持ロッド17を貫通する旋転軸16が設置され、前記旋転軸16には第一ベルト29により前記第二ベルトプーリ22と連結された第三ベルトプーリ14が固定され、前記旋転軸16にはまた旋転輪19とファン羽根15とが固定され、前記通風空間18の後端壁の中には前方に開口した密封空間12が設置され、前記測定機88の中にはまた前記通風空間18を貫通し、且つ前記密封空間12と連通するスライド空間3が設置され、前記スライド空間3の中には前記旋転輪19と接触するスライド板10が設置され、前記スライド板10の左端が前記密封空間12の中に位置し、前記密封空間12の中には前記通風空間18を密封でき、且つ前記スライド板10と連結された密封板13が設置され、右側の前記伝動軸27の上端にはカム41が固定され、右側の前記伝動空間25の上端壁の中には伸縮空間47が設置され、前記伸縮空間47の下端壁の右側が前記伝動空間25と連通し、前記伸縮空間47の中にはピストン46と前記ピストン46を復帰させることができる圧縮ばね45とが設置され、前記ピストン46の下端には下端が右側の前記伝動空間25の中に位置している推動板40が固定され、前記伸縮空間47の左端壁が前記測定空間51と連通し、且つ前記伸縮空間47の上端壁には外部空間と連通した入水パイプ48が設置され、前記入水パイプ48の中には揚水ポンプ49が設置され、右側の前記伝動空間25の中にはまた左端が前記摩擦ブロック100と接触する摩擦板42が設置され、前記摩擦板42の右端には固定ブロック44が固定され、前記固定ブロック44の左端には左端が右側の前記伝動空間25の左端壁と連結された復帰ばね43が固定されている。
【0019】
有益的には、前記添加機構107は下圧空間4を含み、前記下圧空間4の下端壁の中にはまた左方に開口した移動空間109が設置され、前記駆動空間70の後端壁の中には上端壁が前記下圧空間4と連通した連結空間89が設置され、前記連結空間89の下端壁には上端が前記下圧空間4の中に位置している螺旋軸53が回転できるように連結され、前記螺旋軸53の下端には第二ベルト86により前記第一ベルトプーリ80と連結された第四ベルトプーリ87が固定され、前記螺旋軸53の上端には移動板2がネジ山で連結され、前記下圧空間4の中には下圧板6が二つ設置され、上側の前記下圧板6の上端には上端が前記移動板2を貫通している下圧ロッド56が固定され、下側の前記下圧板6の下端面には下端が前記移動空間109の中に位置している下圧ブロック7が四つ固定され、前記移動板2と上側の前記下圧板6とが二つの下圧ばね5により連結され、下側の前記下圧板6と前記下圧空間2の下端壁とが二つのリミットばね57により連結され、前記移動空間109の右端壁には電磁ブロック50が固定され、前記電磁ブロック50の左端面には移動ロッド8が固定され、前記移動ロッド8には前記電磁ブロック50と吸引し合う又は反発し合うことができる移動ブロック55がスライドできるように連結され、前記移動空間109の下端壁には薬剤又はサンプルを収容できる収容ケース9が四つ固定され、前記移動ブロック55の中には前方に開口し、且つ上下端壁が前記移動ブロック55を貫通した持ち上げ空間90が設置され、前記持ち上げ空間90の中には持ち上げブロック54が設置され、前記持ち上げ空間90の左右端壁の中にはいずれも前記持ち上げ空間90と連通した持ち上げ溝92が形成され、前記持ち上げブロック54の左右両端にはいずれも一端が前記持ち上げ溝92の中に位置している持ち上げ板93が設置され、前記持ち上げ溝92の下端壁には上端が前記持ち上げ板93と連結された持ち上げばね91が固定され、前記持ち上げブロック54の中にはまた押圧空間95が設置され、前記押圧空間95の中には電磁板94が二つ設置され、二つの前記電磁板94の間には下端が前記移動空間109の中に位置しているドロッパー96が設置され、前記移動空間109の下端壁の右側が測定空間51と連通し、前記測定機88の左側には前記移動空間109を密封できるL型板1が設置され、前記移動板2の下端面にはまた下圧柱52が固定されている。
【0020】
有益的には、
前記第一スプロケット36の毎回の回転の始まりから終わりまで、前記第一電磁石62が常に前記磁石ロッド67の下側に位置し、前記第一電磁石62と前記第二電磁石59とが同じ時刻にひとつだけ磁性を生み出せる。
【0021】
有益的には、前記摩擦板42と前記測定機88との間の摩擦力は前記復帰ばね43の弾力より小さい。
【0022】
有益的には、前記下圧ロッド56と前記移動板2との間の摩擦力は二つの前記持ち上げばね5の弾力と二つの前記リミットばね57との弾力の和より大きい。
【0023】
装置全体の作動手順は以下の通りである。
【0024】
1、L型板1を移動させ、四つの収容ケース9の中に生理食塩水と、二つ種類の薬剤と、測定待ちのサンプルとを入れ、第一電磁石62が作動せず、第二電磁石59が作動し、この時にモータ34が作動することで第一スプロケット36を回転させ、チェーン28の伝動で二つの第二スプロケット26を回転連動させ、これにより伝動軸27を回転連動させ、これにより第一ベベルギヤ24とカム41とを回転連動させ、第一ベベルギヤ24が回転することで第二ベベルギヤ23を回転連動させ、これによりベルト軸21を回転連動させ、更に第二ベルトプーリ22を回転連動させ、更に第三ベルトプーリ14を回転連動させ、更に旋転軸16を回転連動させ、更にファン羽根15と旋転輪19とを回転連動させ、旋転輪19が回転することでスライド板10を連動させて後方へ運動させ、これにより密封板13を連動させて後方へ運動させて通風空間18を開け、加熱管20が作動し、これにより測定空間51に向けて吹いた風が熱風となり、これにより左側のシャーレ31を乾かし、カム41が回転し、これにより圧縮ばね45の協動で、推動板40の左右運動を実現でき、推動板40が左方へ運動することで摩擦板42を連動させて左方へ運動させ、これにより摩擦ブロック100を左方へ運動させ、これにより右側の従動ロッド99を左方へ運動させ、これにより左側の摩擦輪98を回転させ、これにより二つの回転軸37を回転させ、これにより回転板32を回転させ、これにより二つのシャーレ31をそれぞれ通風空間18と伸縮空間47とに正対させ、揚水ポンプ47を作動させて伸縮空間47の中に水を注ぎ、ピストン46により測定空間51の中に水を噴き、これにより右側のシャーレ31を洗浄する。
【0025】
2、第二電磁石59を制御して作動させず、第一電磁石62と磁石ロッド67とが作動させ、これにより第一電磁石62と磁石ロッド67とが反発し合い、これにより磁石ロッド67が上昇し、これにより駆動板69と連結ロッド81とが上昇し、これにより環状ブロック72が上昇し、これによりばねブロック74がスライド孔79の中に入り、この時、駆動軸35が回転ブロック78と支持ブロック71とを回転連動させ、これにより伝動盤76を回転連動させ、これにより左右の二つのシャーレ31が互いに位置を交換し、また第一電磁石62と磁石ロッド67との作動を止め、第二電磁石59を制御して作動させ、これにより右側のシャーレ31を乾かし、左側のシャーレ31を洗浄し、シャーレ31を乾かした又は洗浄した後、第二電磁石59の作動を止め、第一電磁石62と磁石ロッド67とを作動させ、再び左右両側のシャーレ31の位置を変え、そして第一電磁石62と磁石ロッド67との作動を止め、第二電磁石59を作動させ、この時に揚水ポンプ49が作動しなくなり、左側のシャーレ31を乾かし、乾かすことが終わった後、駆動軸35が作動し、伝動で旋転輪19を回転連動させ、これによりスライド板10と密封板13とを復帰させ、通風空間18を密封し、電磁スイッチ108を入れ、測定空間51の中の水を排出した後に電磁スイッチ108を切り、最後に第二電磁石59の作動を止め、第一電磁石62と磁石ロッド67とが作動して反発し合い、駆動軸35が回転して伝動盤76を回転連動させ、これにより二つのシャーレ31が測定空間51の中に前後に配置され、この時に摩擦ブロック100と摩擦ロッド42とが分離し、捻りばね97が復帰し、これにより摩擦輪98が復帰し、これにより回転板32が復帰する。
【0026】
3、第一電磁石62と磁石ロッド67とを作動させ、これにより第一電磁石62と磁石ロッド67とが吸引し合い、これにより磁石ロッド67が下降し、これにより駆動板69が下降し、これにより駆動盤84が下降し、これにより伝動ロッド64が下降して伝動孔63の中に入り、これにより伝動盤84が第一ベルトプーリ80を回転連動させ、これにより第二ベルト86の伝動で第四ベルトプーリ87を回転連動させ、これにより螺旋軸53を回転連動させ、これにより移動板2を制御して昇降させる。
【0027】
4、移動板2が下降し、まず二つの下圧板6を下降連動させ、これにより下圧ブロック7に持ち上げブロック54を下降連動させ、これによりドロッパー96の下端が収容ケース9の中に入り、二つの電磁板94の吸引し合い又は反発し合いを制御することで、ドロッパー96が収容ケース9の中の薬剤とサンプルとを吸い取ることを制御でき、電磁ブロック50と移動ブロック55との間の磁性の大きさで、移動ブロック55が移動ロッド8に位置するところを制御でき、ドロッパー96が収容ケース9の上側で昇降するたびに、ドロッパー96が右方へ移動して最後側まで至り、下圧柱52の昇降で、ドロッパー96が再び昇降し、これによりドロッパー96の下端が測定空間51の中に入り、これにより二つの電磁板94を制御し、これによりドロッパー96の中の薬剤又はサンプルがシャーレ31の中に滴る。
【0028】
5、伝動盤76の回転を制御することで、ドロッパー96が二つのシャーレ31に同じ薬剤又はサンプルを入れ、加熱管20を開け、測定環境に所要の温度を提供し、シャーレ31の中に薬剤又はサンプルを入れた後に、しばらく待つと、実験対象を観察し、測定の結果を得て、そして洗浄機構105を制御して作動させ、再び二つのシャーレ31を洗浄して乾かす。
【0029】
以上の実施例はあくまで本発明の技術的原理と特徴を説明するためのものであり、本分野の技術者に本発明を理解できることと実施できることを目的とし、本発明を限定するためのものではなく、本発明の意義と原則のもとで行われたいかなる修正と、等価置換と改善などは本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【要約】
【課題】本発明はチオレドキシン還元酵素の活性に対する協同測定設備を開示した。
【解決手段】
主に測定機を含み、前記測定機の中には測定空間が設置され、前記測定空間の中には実験を支持できる測定機構が設置され、前記測定空間の下端壁の中には装置に動力を提供できる駆動機構が設置され、前記駆動機構は駆動空間を含み、前記駆動空間の下端壁にはモータが設置され、前記モータの上端には上端が前記測定空間の中に位置している駆動軸が伝動できるように連結され、該装置が測定する時、サンプル又は薬剤の添加を自動で完成でき、人が手動で添加する必要がなく、他の因子の測定に対する影響を減らし、測定の正確性を上げ、また測定の始めと終わりの時、シャーレを洗浄して乾かし、シャーレのきれいさを保証し、測定に対する影響を減らし、機械の伝動によって測定の効率を上げられる。
【選択図】
図1