(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6807509
(24)【登録日】2020年12月10日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】家族計画用品の強度と密閉性の測定装置
(51)【国際特許分類】
G01N 3/00 20060101AFI20201221BHJP
G01N 3/56 20060101ALI20201221BHJP
G01N 3/10 20060101ALI20201221BHJP
G01M 3/04 20060101ALI20201221BHJP
A61F 6/04 20060101ALI20201221BHJP
【FI】
G01N3/00 K
G01N3/56 N
G01N3/10
G01M3/04 K
A61F6/04
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-42058(P2020-42058)
(22)【出願日】2020年3月11日
【審査請求日】2020年7月29日
(31)【優先権主張番号】201911073164.6
(32)【優先日】2019年11月5日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519250899
【氏名又は名称】済寧貝拉灯具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】張朋会
【審査官】
外川 敬之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2004−340723(JP,A)
【文献】
特開2004−020562(JP,A)
【文献】
特開平08−086715(JP,A)
【文献】
国際公開第2019/207598(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 6/04
G01N 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の中には下方に開口した底部空間を含み、前記底部空間の中にはコンドームを固定できる固定装置が設置され、前記固定装置は前記底部空間の上壁に回転可能に装着されたスプラインスリーブを含み、前記スプラインスリーブには駆動歯車が固定的に設置され、前記スプラインスリーブの中には昇降軸がスライド可能に連結され、前記昇降軸の中には中空水管が設置され、前記昇降軸の下側には固定軸が設置され、前記固定軸の外周には連結ブロックが固定的に設置され、前記連結ブロックの外周には環状空間が設置され、前記固定軸の中には駆動空間が設置され、前記昇降軸が前記駆動空間の上壁とスライド可能に連結され、前記昇降軸の底側には前記駆動空間とスライド可能に連結された回転盤が固定的に設置され、前記駆動空間の外周にはさらにスライド空間が設置され、前記スライド空間の内壁内部には六つの伸縮棒がスライド可能に連結され、前記伸縮棒の片側には伸縮ブロックが固定的に設置され、前記伸縮棒の他側には前記駆動空間の内壁とスライド可能に連結された押しブロック固定的に設置され、前記押しブロックが前記回転盤とスライド可能に連結され、各前記伸縮棒にはそれぞれ連結棒が固定的に設置され、前記連結棒には凹棒と凸棒とがそれぞれ回転可能に連結され、各前記凹棒が隣接する前記凸棒とスライド可能に連結され、前記凹棒と隣接する前記凸棒とが小型ばねによって連結され、前記底部空間の上壁には動力空間が設置され、前記動力空間の上側には頂部空間が設置され、前記動力空間と前記頂部空間との間には前記駆動歯車の回転を駆動できる動力装置が設置され、前記底部空間の左右側壁には昇降空間が対称になるように設置され、前記昇降空間と前記頂部空間の中には前記固定軸を上下に移動させられる昇降装置が設置され、前記本体の中にはさらに水を噴出できる噴水装置が設置され、前記本体の左右側面にはブラケットが対称になるように且つ固定的に設置され、前記ブラケットの底面には台座が固定的に設置され、前記台座の中にはコンドームの性能を測定できる測定装置が設置されていることを特徴とする家族計画用品の強度と密閉性の測定装置。
【請求項2】
前記動力装置は前記動力空間の中に固定的に装着された固定モータを含み、前記固定モータの中にはモータ軸が伝動可能に連結され、前記モータ軸の上下側にはモータ歯車と伝動歯車とがそれぞれラチェットにより連結され、前記伝動歯車と前記モータ歯車の中のラチェットは方向が反対であることを特徴とする請求項1に記載の家族計画用品の強度と密閉性の測定装置。
【請求項3】
前記昇降装置は前記頂部空間の上下側壁と前記動力空間の上壁との間に回転可能に装着された貫通軸を含み、前記貫通軸には大型歯車が固定的に設置され、前記貫通軸の底側には前記モータ歯車と噛み合った従動歯車が固定的に設置され、前記頂部空間の上下側壁と前記昇降空間の上壁との間には縦軸が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記頂部空間の中において前記縦軸には前記大型歯車と噛み合った対称歯車がそれぞれ固定的に設置され、前記縦軸の底側にはローラが固定的に設置され、前記ローラの中には前記環状空間とスライド可能に連結された連結スライドロッドがスライド可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の家族計画用品の強度と密閉性の測定装置。
【請求項4】
前記噴水装置は前記底部空間の上側に設置された水箱を含み、前記水箱の後側壁には加水口が設置され、前記水箱と前記スプラインスリーブとは揚水ポンプによって連結されていることを特徴とする請求項1に記載の家族計画用品の強度と密閉性の測定装置。
【請求項5】
前記測定装置は前記台座の中に設置された測定空間を含み、前記測定空間の左右側には開口スライド溝が対称になるように形成され、前記開口スライド溝の底側には連動空間が設置され、前記連動空間と前記開口スライド溝とは引っ掛かり溝によって連結され、前記開口スライド溝の中には測量棒がスライド可能に連結され、前記測量棒の中には前記引っ掛かり溝とスライド可能に連結できる台形ブロックがスライド可能に連結され、前記台形ブロックと前記測量棒とは台形ブロックばねによって連結され、前記連動空間の左右側壁と前記台座の右側面との間には親ねじが回転可能に連結され、前記親ねじの右側にはつまみが固定的に設置され、前記連動空間の中において前記親ねじには押しブロックが左右対称になるように且つねじ山により連結され、前記連動空間の中にはそれぞれ昇降ブロックがスライド可能に連結され、前記昇降ブロックと前記押しブロックとがスライド可能に連結され、前記昇降ブロックの上面には前記引っ掛かり溝とスライド可能に連結された復帰ブロックが固定的に設置され、前記測定空間の後側壁には排水口が設置され、前記測定空間の中において前記測量棒にはばねブロックが固定的に設置され、前記ばねブロックと前記測定空間とは連結ばねによって連結されていることを特徴とする請求項1に記載の家族計画用品の強度と密閉性の測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は家族計画用品分野を取り上げて、具体的には家族計画用品の強度と密閉性の測定装置である。
【背景技術】
【0002】
コンドームは、ゴム(ラテックス)やポリウレタンの薄膜でできた避妊具であり、先端部は精液を溜めるための小さな袋状突起を有するものが多い。避妊具として、コンドームはほかの避妊手段に比べて使用が便利で、副作用がない。また、避妊の成功率は通常85%で、特別な訓練を受けたユーザーは避妊の成功率を98%にすることができる。コンドームを生産した後、抜取検査を行わなければならない。また、強度測定も行う必要がある。しかし、従来の検査手段は、一回で強度または密閉性の一つしか測定できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107560795号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は家族計画用品の強度と密閉性の測定装置を提供し、従来技術における上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、本願は以下の技術プランを提供する:本願に記載の家族計画用品の強度と密閉性の測定装置は、本体を含み、前記本体の中には下方に開口した底部空間を含み、前記底部空間の中にはコンドームを固定できる固定装置が設置され、前記固定装置は前記底部空間の上壁に回転可能に装着されたスプラインスリーブを含み、前記スプラインスリーブには駆動歯車が固定的に設置され、前記スプラインスリーブの中には昇降軸がスライド可能に連結され、前記昇降軸の中には中空水管が設置され、前記昇降軸の下側には固定軸が設置され、前記固定軸の外周には連結ブロックが固定的に設置され、前記連結ブロックの外周には環状空間が設置され、前記固定軸の中には駆動空間が設置され、前記昇降軸が前記駆動空間の上壁とスライド可能に連結され、前記昇降軸の底側には前記駆動空間とスライド可能に連結された回転盤が固定的に設置され、前記駆動空間の外周にはさらにスライド空間が設置され、前記スライド空間の内壁内部には六つの伸縮棒がスライド可能に連結され、前記伸縮棒の片側には伸縮ブロックが固定的に設置され、前記伸縮棒の他側には前記駆動空間の内壁とスライド可能に連結された押しブロック固定的に設置され、前記押しブロックが前記回転盤とスライド可能に連結され、各前記伸縮棒にはそれぞれ連結棒が固定的に設置され、前記連結棒には凹棒と凸棒とがそれぞれ回転可能に連結され、各前記凹棒が隣接する前記凸棒とスライド可能に連結され、前記凹棒と隣接する前記凸棒とが小型ばねによって連結され、前記底部空間の上壁には動力空間が設置され、前記動力空間の上側には頂部空間が設置され、前記動力空間と前記頂部空間との間には前記駆動歯車の回転を駆動できる動力装置が設置され、前記底部空間の左右側壁には昇降空間が対称になるように設置され、前記昇降空間と前記頂部空間の中には前記固定軸を上下に移動させられる昇降装置が設置され、前記本体の中にはさらに水を噴出できる噴水装置が設置され、前記本体の左右側面にはブラケットが対称になるように且つ固定的に設置され、前記ブラケットの底面には台座が固定的に設置され、前記台座の中にはコンドームの性能を測定できる測定装置が設置されている。
【0006】
上記の技術プランに基づき、前記動力装置は前記動力空間の中に固定的に装着された固定モータを含み、前記固定モータの中にはモータ軸が伝動可能に連結され、前記モータ軸の上下側にはモータ歯車と伝動歯車とがそれぞれラチェットにより連結され、前記伝動歯車と前記モータ歯車の中のラチェットは方向が反対である。
【0007】
上記の技術プランに基づき、前記昇降装置は前記頂部空間の上下側壁と前記動力空間の上壁との間に回転可能に装着された貫通軸を含み、前記貫通軸には大型歯車が固定的に設置され、前記貫通軸の底側には前記モータ歯車と噛み合った従動歯車が固定的に設置され、前記頂部空間の上下側壁と前記昇降空間の上壁との間には縦軸が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記頂部空間の中において前記縦軸には前記大型歯車と噛み合った対称歯車がそれぞれ固定的に設置され、前記縦軸の底側にはローラが固定的に設置され、前記ローラの中には前記環状空間とスライド可能に連結された連結スライドロッドがスライド可能に連結されている。
【0008】
上記の技術プランに基づき、前記噴水装置は前記底部空間の上側に設置された水箱を含み、前記水箱の後側壁には加水口が設置され、前記水箱と前記スプラインスリーブとは揚水ポンプによって連結されている。
【0009】
上記の技術プランに基づき、前記測定装置は前記台座の中に設置された測定空間を含み、前記測定空間の左右側には開口スライド溝が対称になるように形成され、前記開口スライド溝の底側には連動空間が設置され、前記連動空間と前記開口スライド溝とは引っ掛かり溝によって連結され、前記開口スライド溝の中には測量棒がスライド可能に連結され、前記測量棒の中には前記引っ掛かり溝とスライド可能に連結できる台形ブロックがスライド可能に連結され、前記台形ブロックと前記測量棒とは台形ブロックばねによって連結され、前記連動空間の左右側壁と前記台座の右側面との間には親ねじが回転可能に連結され、前記親ねじの右側にはつまみが固定的に設置され、前記連動空間の中において前記親ねじには押しブロックが左右対称になるように且つねじ山により連結され、前記連動空間の中にはそれぞれ昇降ブロックがスライド可能に連結され、前記昇降ブロックと前記押しブロックとがスライド可能に連結され、前記昇降ブロックの上面には前記引っ掛かり溝とスライド可能に連結された復帰ブロックが固定的に設置され、前記測定空間の後側壁には排水口が設置され、前記測定空間の中において前記測量棒にはばねブロックが固定的に設置され、前記ばねブロックと前記測定空間とは連結ばねによって連結されている。
【発明の効果】
【0010】
本願発明は自動的に加工済みのコンドームに対して強度や引っ張り性、密閉性などの検査を行い、コンドームが摩擦された後に安定しているかどうかを確認するために強度検査を行い、コンドームが異なる人に適用するかどうかを確認するために引っ張り性検査を行い、また、避妊の成功を保証するために密閉性検査を行い、これらの検査でコンドームの品質をより精確に測定でき、従来の単一機能しか有さない測定装置に比べて、機能が多様であり、その他、機械装置を利用して作業を行うため、安定性が保証される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜3をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜3を参照し、本願に記載の家族計画用品の強度と密閉性の測定装置は、本体21を含み、前記本体21の中には下方に開口した底部空間47を含み、前記底部空間47の中にはコンドームを固定できる固定装置101が設置され、前記固定装置101は前記底部空間47の上壁に回転可能に装着されたスプラインスリーブ33を含み、前記スプラインスリーブ33には駆動歯車32が固定的に設置され、前記スプラインスリーブ33の中には昇降軸51がスライド可能に連結され、前記昇降軸51の中には中空水管52が設置され、前記昇降軸51の下側には固定軸58が設置され、前記固定軸58の外周には連結ブロック59が固定的に設置され、前記連結ブロック59の外周には環状空間60が設置され、前記固定軸58の中には駆動空間67が設置され、前記昇降軸51が前記駆動空間67の上壁とスライド可能に連結され、前記昇降軸51の底側には前記駆動空間67とスライド可能に連結された回転盤66が固定的に設置され、前記駆動空間67の外周にはさらにスライド空間73が設置され、前記スライド空間73の内壁内部には六つの伸縮棒57がスライド可能に連結され、前記伸縮棒57の片側には伸縮ブロック56が固定的に設置され、前記伸縮棒57の他側には前記駆動空間67の内壁とスライド可能に連結された押しブロック65固定的に設置され、前記押しブロック65が前記回転盤66とスライド可能に連結され、各前記伸縮棒57にはそれぞれ連結棒61が固定的に設置され、前記連結棒61には凹棒62と凸棒63とがそれぞれ回転可能に連結され、各前記凹棒62が隣接する前記凸棒63とスライド可能に連結され、前記凹棒62と隣接する前記凸棒63とが小型ばね64によって連結され、前記底部空間47の上壁には動力空間74が設置され、前記動力空間74の上側には頂部空間22が設置され、前記動力空間74と前記頂部空間22との間には前記駆動歯車32の回転を駆動できる動力装置102が設置され、前記底部空間47の左右側壁には昇降空間34が対称になるように設置され、前記昇降空間34と前記頂部空間22の中には前記固定軸58を上下に移動させられる昇降装置103が設置され、前記本体21の中にはさらに水を噴出できる噴水装置104が設置され、前記本体21の左右側面にはブラケット46が対称になるように且つ固定的に設置され、前記ブラケット46の底面には台座45が固定的に設置され、前記台座45の中にはコンドームの性能を測定できる測定装置105が設置されている。
【0014】
前記動力装置102は前記動力空間74の中に固定的に装着された固定モータ50を含み、前記固定モータ50の中にはモータ軸49が伝動可能に連結され、前記モータ軸49の上下側にはモータ歯車25と伝動歯車48とがそれぞれラチェットにより連結され、前記伝動歯車48と前記モータ歯車25の中のラチェットは方向が反対であり、前記モータ軸49が正回転すると前記伝動歯車48を回転させ、前記モータ軸49が逆回転すると前記モータ歯車25を回転させ、また、前記固定モータ50を正回転させると、前記モータ軸49と前記伝動歯車48とが回転し、前記固定モータ50を逆回転させると、前記モータ軸49と前記モータ歯車25とが回転する。
【0015】
前記昇降装置103は前記頂部空間22の上下側壁と前記動力空間74の上壁との間に回転可能に装着された貫通軸27を含み、前記貫通軸27には大型歯車26が固定的に設置され、前記貫通軸27の底側には前記モータ歯車25と噛み合った従動歯車28が固定的に設置され、前記頂部空間22の上下側壁と前記昇降空間34の上壁との間には縦軸24が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記頂部空間22の中において前記縦軸24には前記大型歯車26と噛み合った対称歯車23がそれぞれ固定的に設置され、前記縦軸24の底側にはローラ54が固定的に設置され、前記ローラ54の中には前記環状空間60とスライド可能に連結された連結スライドロッド53がスライド可能に連結され、
前記モータ歯車25が回転すると、前記従動歯車28と、前記貫通軸27と、前記大型歯車26と、前記対称歯車23と、前記縦軸24と、前記ローラ54とを回転させることで、前記連結スライドロッド53と、前記連結ブロック59と、前記固定軸58とが上下に移動する。
【0016】
前記噴水装置104は前記底部空間47の上側に設置された水箱30を含み、前記水箱30の後側壁には加水口29が設置され、前記水箱30と前記スプラインスリーブ33とは揚水ポンプ31によって連結され、
前記揚水ポンプ31を作動させると、前記水箱30の中の水が前記スプラインスリーブ33の中に吸い込まれて前記中空水管52の中に入る。
【0017】
前記測定装置105は前記台座45の中に設置された測定空間36を含み、前記測定空間36の左右側には開口スライド溝76が対称になるように形成され、前記開口スライド溝76の底側には連動空間42が設置され、前記連動空間42と前記開口スライド溝76とは引っ掛かり溝71によって連結され、前記開口スライド溝76の中には測量棒77がスライド可能に連結され、前記測量棒77の中には前記引っ掛かり溝71とスライド可能に連結できる台形ブロック68がスライド可能に連結され、前記台形ブロック68と前記測量棒77とは台形ブロックばね69によって連結され、前記連動空間42の左右側壁と前記台座45の右側面との間には親ねじ38が回転可能に連結され、前記親ねじ38の右側にはつまみ35が固定的に設置され、前記連動空間42の中において前記親ねじ38には押しブロック43が左右対称になるように且つねじ山により連結され、前記連動空間42の中にはそれぞれ昇降ブロック44がスライド可能に連結され、前記昇降ブロック44と前記押しブロック43とがスライド可能に連結され、前記昇降ブロック44の上面には前記引っ掛かり溝71とスライド可能に連結された復帰ブロック70が固定的に設置され、前記測定空間36の後側壁には排水口37が設置され、前記測定空間36の中において前記測量棒77にはばねブロック39が固定的に設置され、前記ばねブロック39と前記測定空間36とは連結ばね41によって連結され、
前記復帰ブロック70が前記引っ掛かり溝71に引っ掛かっていないと、前記固定軸58が上下に移動して前記ばねブロック39を左右に移動させることで、コンドームが長時間摩擦された後の安定性を測定でき、また、前記つまみ35を回し、前記押しブロック43が連動して右方へ移動し、前記昇降ブロック44と前記引っ掛かり溝71とが自重で下方へスライドすることで、前記復帰ブロック70が前記引っ掛かり溝71から離脱し、この時に前記中空水管52により水をコンドームに吹付け、コンドームが膨張し、即ちコンドームの密閉性を測定でき、コンドームの中の水が増えていくと、前記ばねブロック39が左右側へ移動することで、前記台形ブロック68が前記引っ掛かり溝71に引っ掛かり、前記台形ブロック68は片側面が斜面であるため、片方向へのスライドが可能であり、反対方向へ移動すると位置が制限され、コンドームは水圧を耐えなくて破裂すると、コンドームが前記ばねブロック39により前記測量棒77を移動させることはできず、即ち前記測量棒77の伸びた長さを読み取ることでコンドームの極限弾性がわかるようになる。
【0018】
初期状態において、加水口29から水箱30の中に水を入れ、復帰ブロック70が引っ掛かり溝71の中に位置していない。
【0019】
コンドームにテストを行うには、コンドームを固定軸58と伸縮ブロック56に被り、そして固定モータ50を正回転させることで、モータ軸49と、伝動歯車48と、駆動歯車32と、スプラインスリーブ33と、昇降軸51と、回転盤66とが回転し、六つの押しブロック65を移動させることで、伸縮棒57と伸縮ブロック56とを突き出し、そして伸縮ブロック56は直径が調節されて規格の異なるコンドームに適用でき、続いて、固定モータ50を逆回転させることで、モータ軸49とモータ歯車25とが回転し、従動歯車28と、貫通軸27と、大型歯車26と、対称歯車23と、縦軸24と、ローラ54とを回転させることで、連結スライドロッド53と、連結ブロック59と、固定軸58とが上下に移動し、固定軸58の上下移動によりばねブロック39が連動して左右に移動し、コンドームが長時間摩擦された後の安定性を測定でき、また、つまみ35を回し、押しブロック43が連動して右方へ移動し、昇降ブロック44と引っ掛かり溝71とが自重で下方へスライドすることで、復帰ブロック70が引っ掛かり溝71から離脱し、揚水ポンプ31を作動させ、水箱30の中の水はスプラインスリーブ33に吸い込まれて中空水管52の中に入り、中空水管52により水をコンドームに吹付け、コンドームが膨張し、即ちコンドームの密閉性を測定でき、コンドームの中の水が増えていくと、ばねブロック39が左右側へ移動することで、台形ブロック68が引っ掛かり溝71に引っ掛かり、台形ブロック68は片側面が斜面であるため、片方向へのスライドが可能であり、反対方向へ移動すると位置が制限され、コンドームは水圧を耐えなくて破裂すると、コンドームがばねブロック39により測量棒77を移動させることはできず、即ち測量棒77の伸びた長さを読み取ることでコンドームの極限弾性がわかるようになり、最後に本願発明を復帰させるにはつまみ35を逆方向へ回せば良い。
【0020】
以上の方式により、当該分野の従業員は本願発明の範囲内で作業状況に応じて様々な改変を加えることができる。
【要約】 (修正有)
【課題】本願は家族計画用品の強度と密閉性の測定装置を開示した。
【解決手段】本願に記載の家族計画用品の強度と密閉性の測定装置は、本体を含み、前記本体の中には下方に開口した底部空間を含み、前記底部空間の中にはコンドームを固定できる固定装置が設置され、本願発明は自動的に加工済みのコンドームに対して強度や引っ張り性、密閉性などの検査を行い、コンドームが摩擦された後に安定しているかどうかを確認するために強度検査を行い、コンドームが異なる人に適用するかどうかを確認するために引っ張り性検査を行い、また、避妊の成功を保証するために密閉性検査を行い、これらの検査でコンドームの品質をより精確に測定でき、従来の単一機能しか有さない測定装置に比べて、機能が多様であり、その他、機械装置を利用して作業を行うため、安定性が保証される。
【選択図】
図1