(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6807517
(24)【登録日】2020年12月10日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックス
(51)【国際特許分類】
A23F 3/06 20060101AFI20201221BHJP
【FI】
A23F3/06 Z
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-81166(P2020-81166)
(22)【出願日】2020年5月1日
【審査請求日】2020年7月7日
(31)【優先権主張番号】201911220544.8
(32)【優先日】2019年12月3日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520154748
【氏名又は名称】平湖市聚頂包装有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】栄丹
【審査官】
吉岡 沙織
(56)【参考文献】
【文献】
特開2003−182782(JP,A)
【文献】
中国実用新案第208264927(CN,U)
【文献】
実開平03−007325(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23F
A23L
B65D
A47J
Japio−GPG/FX
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の中には上方に開口した保存空間が左右対称になるように設置され、前記保存空間の頂側には上方に開口した密閉溝が形成され、前記保存空間の底壁には取り出し空間が左右対称になるように設置され、前記取り出し空間同士は駆動空間によって連通され、前記駆動空間と前記取り出し空間との間には茶葉取りブロックの凹み部にある茶葉を取り出す取り装置が設置され、前記取り装置は前記駆動空間の後側壁に固定的に装着された動力モータを含み、前記動力モータの中には前記駆動空間の前側壁と回転可能に連結されたモータ軸が伝動可能に連結され、前記モータ軸にはラチェットが固定的に設置され、前記モータ軸には回転盤が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記回転盤の中には引掛り針が回転可能に連結され、前記モータ軸には反対方向に形成された引き出し溝が前後対称になるように且つ固定的に形成され、前記モータ軸が正回転することしか前側にある前記ラチェットによって前側の前記引掛り針と前側の前記回転盤とを回転させられなく、前記モータ軸が逆回転することしか後側の前記ラチェットによって後側の前記引掛り針と後側の前記回転盤とを回転させられなく、前記取り出し空間の片側壁にはT型スライド溝が形成され、前記T型スライド溝の中にはそれぞれT型ブロックがスライド可能に連結され、前記T型ブロックと前記T型スライド溝との間には連結ばねが連結され、各前記T型ブロックの片側には昇降板が固定的に設置され、前記昇降板と前記駆動空間とは支持ばねによって連結され、各前記昇降板の頂面には妨害板が左右対称になるように且つ固定的に設置され、前記妨害板の頂面にはゴムパッドが固定的に設置され、前記昇降板の中には落下口が左右対称になるように設置され、各前記昇降板の頂面には連結棒が固定的に設置され、前記連結棒の頂面には前記保存空間の底壁と前記取り出し空間の頂壁とスライド可能に連結された茶葉取りブロックが固定的に設置され、各前記昇降板にはそれぞれ従動棒がヒンジで連結され、各前記回転盤にはそれぞれ連動棒がヒンジで連結され、前側の前記連動棒と左側の前記従動棒とはスライド可能に連結され、且つ前側の前記連動棒と左側の前記従動棒との間には小型ばねが連結され、後側の前記連動棒と右側の前記従動棒とはスライド可能に連結され、且つ後側の前記連動棒と右側の前記従動棒との間にはもう一つの前記小型ばねが連結され、前記保存空間の中にはさらに茶葉を乾燥できる乾燥装置が設置され、前記保存空間の間には動力空間が設置され、前記動力空間の頂壁には昇降溝が形成され、前記昇降溝の左右両側には伝動空間が設置され、前記伝動空間と、前記昇降溝と、前記動力空間との間には密閉作用を果たせる蓋装置が設置され、前記蓋装置から茶葉を入れられることを特徴とする二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックス。
【請求項2】
前記乾燥装置は前記保存空間の左右側壁に左右対称になるように設置された乾燥空間を含み、前記乾燥空間の中にはそれぞれ取り外し可能な外し板が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックス。
【請求項3】
前記蓋装置は前記動力空間の底壁に固定的に装着された底壁モータを含み、前記底壁モータの中にはモータ親ねじが伝動可能に連結され、前記モータ親ねじには昇降ブロックがねじ山で連結され、前記昇降ブロックと前記昇降溝とはスライド可能に連結され、前記昇降ブロックの中には昇降棒がスライド可能に連結され、前記昇降棒の左右両側には位置制限ブロックが対称になるように且つ固定的に設置され、前記位置制限ブロックが前記昇降ブロックとスライド可能に連結され、前記昇降棒の頂面には蓋が固定的に設置され、前記蓋の中にはネジ山ブロックが左右対称になるように且つねじ山で連結され、前記ネジ山ブロックの底面には従動歯車が固定的に連結され、前記従動歯車にはそれぞれシールリングが固定的に設置され、前記昇降ブロックの左右両側面には駆動スライド溝が対称になるように形成され、前記駆動スライド溝の中にはそれぞれ駆動ブロックがスライド可能に連結され、前記駆動ブロックと前記駆動スライド溝とは圧縮ばねによって連結され、前記駆動ブロックにはヒンジ棒がヒンジで連結され、前記ヒンジ棒には昇降ラックがヒンジで連結され、前記昇降ラックは前記動力空間の頂壁と前記伝動空間の底壁とスライド可能に連結され、各前記伝動空間の前後側壁には従動軸が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記従動軸の前側にはそれぞれ前記昇降ラックと噛み合った小型歯車が固定的に設置され、前記従動軸の後側にはウォームホイールが固定的に設置され、前記伝動空間の上下側壁には縦軸が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記縦軸の底側には前記ウォームホイールと噛み合ったウォームが固定的に設置され、前記縦軸には主動歯車が固定的に設置され、前記主動歯車は前記伝動空間の片側壁と前記密閉溝の片側壁とスライド可能に連結され、前記主動歯車は前記従動歯車と噛み合うことができることを特徴とする請求項1に記載の二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックス。
【請求項4】
前記取り出し空間の底壁には前方に開口した前記引き出し溝が形成され、前記引き出し溝の中には引き出しがスライド可能に連結され、前記引き出しの中には上方に開口した内部空間が左右対称になるように且つ固定的に設置され、前記内部空間は前記取り出し空間と連通できることを特徴とする請求項1に記載の二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックス。
【請求項5】
前記圧縮ばねが常に圧縮状態にあり、前記茶葉取りブロックの凹み部が前記取り出し空間と連通した時、前記茶葉取りブロックの凹み部がちょうど前記保存空間と連通しないことを特徴とする請求項3に記載の二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は物品保存技術分野を取り上げて、具体的には二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックスである。
【背景技術】
【0002】
茶葉は乾製品であり、水分を吸収して湿気ることで変質しやすく、水分と異臭に対して強い吸着性を持つ一方、香りが非常に立ちやすい。材質から言うと、茶缶は通常、錫や鉄、セラミック、ガラス、紙などのタイプがある。茶葉を適切に保存できていない場合、水分や温度、湿度、光、酸素などの要因の作用下で生化学反応が起こるため、茶葉の品質に影響し、そのため、保存する際に使用容器と保存法は制限されている。
伝統的な保存方法は、茶葉を簡易な茶筒に入れるだけで、茶筒の蓋を開けて茶葉を取り出すことが頻繁であるため、長期間にわたって茶葉の劣化が発生しやすく、また、お茶を入れる際、毎回同じコップを使用しても、茶葉の使用量が違うと茶の濃淡も異なる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第101665177号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックスを提供し、従来技術における上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、以下の技術プランを提供する:本願発明の二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックスは、本体を含み、前記本体の中には上方に開口した保存空間が左右対称になるように設置され、前記保存空間の頂側には上方に開口した密閉溝が形成され、前記保存空間の底壁には取り出し空間が左右対称になるように設置され、前記取り出し空間同士は駆動空間によって連通され、前記駆動空間と前記取り出し空間との間には
茶葉取りブロックの凹み部にある茶葉を取り出す取り装置が設置され、前記取り装置は前記駆動空間の後側壁に固定的に装着された動力モータを含み、前記動力モータの中には前記駆動空間の前側壁と回転可能に連結されたモータ軸が伝動可能に連結され、
前記にモータ軸にはラチェットが固定的に設置され、前記モータ軸には回転盤が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記回転盤の中には引掛り針が回転可能
に連結され、前記モータ軸には反対方向に形成された引き出し溝が前後対称になるように且つ固定的に形成され、前記モータ軸が正回転することしか前側にある前記ラチェットによって前側の前記引掛り針と前側の前記回転盤とを回転させられなく、前記モータ軸が逆回転することしか後側の前記ラチェットによって後側の前記引掛り針と後側の前記回転盤とを回転させられなく、前記取り出し空間の片側壁にはT型スライド溝が形成され、前記T型スライド溝の中にはそれぞれT型ブロックがスライド可能に連結され、前記T型ブロックと前記T型スライド溝との間には連結ばねが連結され、各前記T型ブロックの片側には昇降板が固定的に設置され、前記昇降板と前記駆動空間とは支持ばねによって連結され、各前記昇降板の頂面には妨害板が左右対称になるように且つ固定的に設置され、前記妨害板の頂面にはゴムパッドが固定的に設置され、前記昇降板の中には落下口が左右対称になるように設置され、各前記昇降板の頂面には連結棒が固定的に設置され、前記連結棒の頂面には前記保存空間の底壁と前記取り出し空間の頂壁とスライド可能に連結された茶葉取りブロックが固定的に設置され、各前記昇降板にはそれぞれ従動棒がヒンジで連結され、各前記回転盤にはそれぞれ連動棒がヒンジで連結され、前側の前記連動棒と左側の前記従動棒とはスライド可能に連結され、且つ前側の前記連動棒と左側の前記従動棒との間には小型ばねが連結され、後側の前記連動棒と右側の前記従動棒とはスライド可能に連結され、且つ後側の前記連動棒と右側の前記従動棒との間にはもう一つの前記小型ばねが連結され、前記保存空間の中にはさらに茶葉を乾燥できる乾燥装置が設置され、前記保存空間の間には動力空間が設置され、前記動力空間の頂壁には昇降溝が形成され、前記昇降溝の左右両側には伝動空間が設置され、前記伝動空間と、前記昇降溝と、前記動力空間との間には密閉作用を果たせる蓋装置が設置され、前記蓋装置から茶葉を入れられる。
【0006】
好ましくは、前記乾燥装置は前記保存空間の左右側壁に左右対称になるように設置された乾燥空間を含み、前記乾燥空間の中にはそれぞれ取り外し可能な外し板が設置されている。
【0007】
好ましくは、前記蓋装置は前記動力空間の底壁に固定的に装着された底壁モータを含み、前記底壁モータの中にはモータ親ねじが伝動可能に連結され、前記モータ親ねじには昇降ブロックがねじ山で連結され、前記昇降ブロックと前記昇降溝とはスライド可能に連結され、前記昇降ブロックの中には昇降棒がスライド可能に連結され、前記昇降棒の左右両側には位置制限ブロックが対称になるように且つ固定的に設置され、前記位置制限ブロックが前記昇降ブロックとスライド可能に連結され、前記昇降棒の頂面には蓋が固定的に設置され、前記蓋の中にはネジ山ブロックが左右対称になるように且つねじ山で連結され、前記ネジ山ブロックの底面には従動歯車が固定的に連結され、前記従動歯車にはそれぞれシールリングが固定的に設置され、前記昇降ブロックの左右両側面には駆動スライド溝が対称になるように形成され、前記駆動スライド溝の中にはそれぞれ駆動ブロックがスライド可能に連結され、前記駆動ブロックと前記駆動スライド溝とは圧縮ばねによって連結され、前記駆動ブロックにはヒンジ棒がヒンジで連結され、前記ヒンジ棒には昇降ラックがヒンジで連結され、前記昇降ラックは前記動力空間の頂壁と前記伝動空間の底壁とスライド可能に連結され、各前記伝動空間の前後側壁には従動軸が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記従動軸の前側にはそれぞれ前記昇降ラックと噛み合った小型歯車が固定的に設置され、前記従動軸の後側にはウォームホイールが固定的に設置され、前記伝動空間の上下側壁には縦軸が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記縦軸の底側には前記ウォームホイールと噛み合ったウォームが固定的に設置され、前記縦軸には主動歯車が固定的に設置され、前記主動歯車は前記伝動空間の片側壁と前記密閉溝の片側壁とスライド可能に連結され、前記主動歯車は前記従動歯車と噛み合うことができる。
【0008】
好ましくは、前記取り出し空間の底壁には前方に開口した前記引き出し溝が形成され、前記引き出し溝の中には引き出しがスライド可能に連結され、前記引き出しの中には上方に開口した内部空間が左右対称になるように且つ固定的に設置され、前記内部空間は前記取り出し空間と連通できる。
【0009】
好ましくは、前記圧縮ばねが常に圧縮状態にあり、前記茶葉取りブロックの凹み部が前記取り出し空間と連通した時、前記茶葉取りブロックの凹み部がちょうど前記保存空間と連通しない。
【発明の効果】
【0010】
本願発明の有益効果は:本願発明は従来の茶缶と比べて、二種類の茶葉を保存できるため、所要の茶缶の数を減らせ、また、本願発明はネジ山蓋とシールリングを同時に使用して二重密閉を行い、茶葉の乾燥度を保証でき、さらに乾燥剤を加えることも可能であり、よりよく茶葉の乾燥度を保証でき、その他、本願発明で毎回お茶を入れる時に茶葉を定量に取り出せ、即ち毎回入れたお茶の濃淡が同じである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜3をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【
図1】
図1は本願発明の全体全断面の正面構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜3を参照し、本願発明の二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックスは、本体21を含み、前記本体21の中には上方に開口した保存空間22が左右対称になるように設置され、前記保存空間22の頂側には上方に開口した密閉溝26が形成され、前記保存空間22の底壁には取り出し空間51が左右対称になるように設置され、前記取り出し空間51同士は駆動空間56によって連通され、前記駆動空間56と前記取り出し空間51との間には
茶葉取りブロック43の凹み部にある茶葉を取り出す取り装置101が設置され、前記取り装置101は前記駆動空間56の後側壁に固定的に装着された動力モータ72を含み、前記動力モータ72の中には前記駆動空間56の前側壁と回転可能に連結されたモータ軸71が伝動可能に連結され、
前記モータ軸71にはラチェット67が固定的に設置され、前記モータ軸71には回転盤66が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記回転盤66の中には引掛り針65が回転可能に連
結され、前記モータ軸71には反対方向に形成された引き出し溝57が前後対称になるように且つ固定的に形成され、前記モータ軸71が正回転することしか前側にある前記ラチェット67によって前側の前記引掛り針65と前側の前記回転盤66とを回転させられなく、前記モータ軸71が逆回転することしか後側の前記ラチェット67によって後側の前記引掛り針65と後側の前記回転盤66とを回転させられなく、前記取り出し空間51の片側壁にはT型スライド溝50が形成され、前記T型スライド溝50の中にはそれぞれT型ブロック48がスライド可能に連結され、前記T型ブロック48と前記T型スライド溝50との間には連結ばね49が連結され、各前記T型ブロック48の片側には昇降板47が固定的に設置され、前記昇降板47と前記駆動空間56とは支持ばね54によって連結され、各前記昇降板47の頂面には妨害板46が左右対称になるように且つ固定的に設置され、前記妨害板46の頂面にはゴムパッド45が固定的に設置され、前記昇降板47の中には落下口52が左右対称になるように設置され、各前記昇降板47の頂面には連結棒53が固定的に設置され、前記連結棒53の頂面には前記保存空間22の底壁と前記取り出し空間51の頂壁とスライド可能に
連結された前記茶葉取りブロック43が固定的に設置され、各前記昇降板47にはそれぞれ従動棒70がヒンジで連結され、各前記回転盤66にはそれぞれ連動棒68がヒンジで連結され、前側の前記連動棒68と左側の前記従動棒70とはスライド可能に連結され、且つ前側の前記連動棒68と左側の前記従動棒70との間には小型ばね69が連結され、後側の前記連動棒68と右側の前記従動棒70とはスライド可能に連結され、且つ後側の前記連動棒68と右側の前記従動棒70との間にはもう一つの前記小型ばね69が連結され、前記保存空間22の中にはさらに茶葉を乾燥できる乾燥装置102が設置され、前記保存空間22の間には動力空間59が設置され、前記動力空間59の頂壁には昇降溝30が形成され、前記昇降溝30の左右両側には伝動空間73が設置され、前記伝動空間73と、前記昇降溝30と、前記動力空間59との間には密閉作用を果たせる蓋装置103が設置され、前記蓋装置103から茶葉を入れられる。
【0014】
前記乾燥装置102は前記保存空間22の左右側壁に左右対称になるように設置された乾燥空間63を含み、前記乾燥空間63の中にはそれぞれ取り外し可能な外し板64が設置され、前記外し板64を開ければ前記乾燥空間63に乾燥剤を加えられ、乾燥剤で茶葉が湿気ることを避けられる。
【0015】
前記蓋装置103は前記動力空間59の底壁に固定的に装着された底壁モータ74を含み、前記底壁モータ74の中にはモータ親ねじ75が伝動可能に連結され、前記モータ親ねじ75には昇降ブロック33がねじ山で連結され、前記昇降ブロック33と前記昇降溝30とはスライド可能に連結され、前記昇降ブロック33の中には昇降棒29がスライド可能に連結され、前記昇降棒29の左右両側には位置制限ブロック31が対称になるように且つ固定的に設置され、前記位置制限ブロック31が前記昇降ブロック33とスライド可能に連結され、前記昇降棒29の頂面には蓋32が固定的に設置され、前記蓋32の中にはネジ山ブロック25が左右対称になるように且つねじ山で連結され、前記ネジ山ブロック25の底面には従動歯車24が固定的に連結され、前記従動歯車24にはそれぞれシールリング23が固定的に設置され、前記昇降ブロック33の左右両側面には駆動スライド溝62が対称になるように形成され、前記駆動スライド溝62の中にはそれぞれ駆動ブロック61がスライド可能に連結され、前記駆動ブロック61と前記駆動スライド溝62とは圧縮ばね60によって連結され、前記駆動ブロック61にはヒンジ棒42がヒンジで連結され、前記ヒンジ棒42には昇降ラック41がヒンジで連結され、前記昇降ラック41は前記動力空間59の頂壁と前記伝動空間73の底壁とスライド可能に連結され、各前記伝動空間73の前後側壁には従動軸39が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記従動軸39の前側にはそれぞれ前記昇降ラック41と噛み合った小型歯車40が固定的に設置され、前記従動軸39の後側にはウォームホイール37が固定的に設置され、前記伝動空間73の上下側壁には縦軸36が左右対称になるように且つ回転可能に連結され、前記縦軸36の底側には前記ウォームホイール37と噛み合ったウォーム38が固定的に設置され、前記縦軸36には主動歯車35が固定的に設置され、前記主動歯車35は前記伝動空間73の片側壁と前記密閉溝26の片側壁とスライド可能に連結され、前記主動歯車35は前記従動歯車24と噛み合うことができ、
前記底壁モータ74を作動させ、前記昇降ブロック33を下降させ、前記昇降棒29と前記蓋32とが連動して下降し、前記駆動ブロック61が前記駆動スライド溝62の頂側まで運動した時、前記蓋32が前記本体21の頂面と密着し、前記昇降ブロック33が引き続き下降し、前記ヒンジ棒42によって前記昇降ラック41を下降させ、前記従動軸39と、前記小型歯車40と、前記ウォームホイール37と、前記ウォーム38と、前記縦軸36と、前記主動歯車35とを回転させ、前記従動歯車24が連動して回転しながら下降し、前記密閉溝26にねじ込まれ、ここで前記保存空間22に対する密閉を完了とする。
【0016】
前記取り出し空間51の底壁には前方に開口した前記引き出し溝57が形成され、前記引き出し溝57の中には引き出し55がスライド可能に連結され、前記引き出し55の中には上方に開口した内部空間58が左右対称になるように且つ固定的に設置され、前記内部空間58は前記取り出し空間51と連通でき、
手で前記引き出し55を前方へ引きくことで前記引き出し55を開けられ、そして前記内部空間58から茶葉を取り出せる。
【0017】
前記圧縮ばね60が常に圧縮状態にあり、前記茶葉取りブロック43の凹み部が前記取り出し空間51と連通した時、前記茶葉取りブロック43の凹み部がちょうど前記保存空間22と連通しない。
【0018】
初期状態において、蓋32が本体21の頂側に位置し、外し板64を開ければ乾燥空間63に乾燥剤を加えられ、茶葉の湿気ることを避けられる。
【0019】
二種類の茶葉を入れようとする時、一種類の茶葉を左側に入れ、もう一種類の茶葉を右側に入れ、次に底壁モータ74を作動させ、昇降ブロック33を下降させ、昇降棒29と蓋32とが連動して下降し、駆動ブロック61が駆動スライド溝62の頂側まで運動した時、蓋32が本体21の頂面と密着し、昇降ブロック33が引き続き下降し、ヒンジ棒42によって昇降ラック41を下降させ、従動軸39と、小型歯車40と、ウォームホイール37と、ウォーム38と、縦軸36と、主動歯車35とを回転させ、従動歯車24が連動して回転しながら下降し、密閉溝26にねじ込まれ、ここで保存空間22に対する密閉を完了とし、
左側の茶葉を取り出そうとする時、動力モータ72を正回転させ、モータ軸71を回転させ、そして前側のラチェット67と回転盤66とを回転させ、連動棒68と従動棒70とによって昇降板47を移動させ、昇降板47と、連結棒53と、妨害板46と、茶葉取りブロック43とが連動して下降し、茶葉取りブロック43の凹み部にある茶葉が取り出し空間51の中に送られ、そして落下口52から内部空間58の中に落下し、手で引き出し55を前方へ引いて開ければ、内部空間58から茶葉を取り出すことが可能である。
また、右側の茶葉を取り出そうとする時、動力モータ72を逆回転させれば良い。
【0020】
以上の実施例はあくまで本発明の技術的原理と特徴を説明するためのものであり、本分野の技術者に本発明を理解できることと実施できることを目的とし、本発明を限定するためのものではなく、本発明の意義と原則のもとで行われたいかなる修正と、等価置換と改善などは本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【要約】 (修正有)
【課題】本発明は二種類の茶葉を保存できる密閉保存ボックスを提供する。
【解決手段】本体21を含み、前記本体の中には上方に開口した保存空間22が左右対称になるように設置され、前記保存空間の頂側には上方に開口した密閉溝26が形成され、前記保存空間の底壁には取り出し空間51が左右対称になるように設置され、本願発明は従来の茶缶と比べて、二種類の茶葉を保存できるため、所要の茶缶の数を減らせ、また、ネジ山蓋とシールリング23を同時に使用して二重密閉を行い、茶葉の乾燥度を保証でき、さらに乾燥剤を加えることも可能であり、よりよく茶葉の乾燥度を保証でき、その他、毎回お茶を入れる時に茶葉を定量に取り出せ、即ち毎回入れたお茶の濃淡が同じである。
【選択図】
図1