特許第6807772号(P6807772)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6807772-インターホン装置 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6807772
(24)【登録日】2020年12月10日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】インターホン装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 9/00 20060101AFI20201221BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20201221BHJP
【FI】
   H04M9/00 H
   H04M11/00 301
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-29245(P2017-29245)
(22)【出願日】2017年2月20日
(65)【公開番号】特開2018-137545(P2018-137545A)
(43)【公開日】2018年8月30日
【審査請求日】2019年11月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000100908
【氏名又は名称】アイホン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121142
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 恭一
(72)【発明者】
【氏名】丹羽 一樹
【審査官】 田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】 実開平01−126652(JP,U)
【文献】 特開平10−271225(JP,A)
【文献】 特開2017−200066(JP,A)
【文献】 特開2003−259353(JP,A)
【文献】 特開2012−182543(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 9/00− 9/10
H04M 11/00−11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
来訪者が居住者を呼び出すための玄関子機と、前記玄関子機からの呼び出しに居住者が応答するための居室親機とを有するインターホン装置であって、
前記居室親機は、居住者により設定された時間をカウントするタイマと、前記タイマがカウントアップする前に前記玄関子機が呼出操作を受けたら、呼び出しを受けた時点での前記タイマの残時間情報を含むメッセージ音声を生成して前記玄関子機から報音させる親機制御部と、公衆通信網を介して居住者が携行する携帯端末との通信を可能とする外部通信部とを有し、
前記携帯端末により、公衆通信網を介して前記居室親機の前記タイマの時間設定及び変更が可能であることを特徴とするインターホン装置。
【請求項2】
前記居室親機は、前記玄関子機が集音した音声を保存する音声保存部を有し、
前記親機制御部は、前記タイマの残時間を知らせるメッセージ音声を生成して報音した後に、前記玄関子機からメッセージの入力を促す所定のアナウンスを報音させると共に、前記玄関子機が集音した音声を前記音声保存部に保存させることを特徴とする請求項記載のインターホン装置。
【請求項3】
来訪者が居住者を呼び出すための玄関子機と、前記玄関子機からの呼び出しに居住者が応答するための居室親機とを有するインターホン装置であって、
前記居室親機は、来訪者が宅配業者であるか判別するための所定のガイダンスメッセージを含むメッセージ音声を記憶するメッセージ音声記憶部と、
前記玄関子機が集音した来訪者のメッセージ内容から宅配業者であるかどうか判別するメッセージ判別部と、
居住者により設定された時間をカウントするタイマと、
前記メッセージ音声を選択して前記玄関子機から報音させる親機制御部とを有し、
前記親機制御部は、前記タイマがカウントアップする前に前記玄関子機が呼出操作を受けたら、前記ガイダンスメッセージを前記玄関子機から報音させ、
その後、前記メッセージ判別部が前記玄関子機が集音した来訪者の音声情報から来訪者が宅配業者であると判断したら、その時点での前記タイマの残時間情報を含むメッセージ音声を生成して前記玄関子機から報音させ、
宅配業者でないと判定したら、タイマの残時間を含まない特定のメッセージ音声を選択して前記玄関子機から報音させることを特徴とするインターホン装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、来訪者が居住者を呼び出すためのインターホン装置に関し、特に宅配業者に対応可能としたインターホン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
宅配物の取り扱いが増加しているが、統計ではこの内の2割は再配達が占めており物流インフラの負担を増大させている。従来より、集合住宅においては宅配ロッカーが設けられ、居住者が不在であっても再配達をせずに済むシステムがある(例えば、特許文献1参照)が、戸建て住宅に関しては不在票を投函して改めて配達するか、配送センター等の保管場所に宅配物を受取人が取りに行った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−278314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、戸建て住宅への配達に関して受取人が不在であった場合は、宅配業者に対しても、受取人の居住者に対しても負担が発生した。
また、このような負担を軽減するための配達時間を指定するシステムもあるが、指定できる時間は短くても数時間の幅があり、その間であっても受取人は外出しなければならない状況も発生し、宅配業者が指定された時間内に来たとしても不在となってしまう場合があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、宅配物が届く時間帯に受取人の短時間の外出が発生した場合に、配達に来た宅配業者に対して不在票を使用しない再配送を促すことができ、受取人と宅配業者の双方の負担を軽減できるインターホン装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、来訪者が居住者を呼び出すための玄関子機と、玄関子機からの呼び出しに居住者が応答するための居室親機とを有するインターホン装置であって、居室親機は、居住者により設定された時間をカウントするタイマと、タイマがカウントアップする前に玄関子機が呼出操作を受けたら、呼び出しを受けた時点でのタイマの残時間情報を含むメッセージ音声を生成して玄関子機から報音させる親機制御部と、公衆通信網を介して居住者が携行する携帯端末との通信を可能とする外部通信部とを有し、携帯端末により、公衆通信網を介して居室親機のタイマの時間設定及び変更が可能であることを特徴とする。
この構成によれば、宅配業者が配達に来ることが想定される時間帯に、少しの間留守にする場合に、不在となる時間を想定してタイマ設定することで、宅配物を届けに来た宅配業者が玄関子機を呼出操作すると、タイマの残時間を含むメッセージ、例えば「あと5分で帰宅します、5分後以降に来て頂けますか」のメッセージを玄関子機から報音させることができる。配達に来た宅配業者がこのようなメッセージを聞くことで、不在票を投函することなく近所を回ってから再配達に応じる可能性があり、居住者は再配達依頼を行う手間を減らし、また宅配業者は日を改めて再配達する手間を減らせることが可能となる。
【0007】
更に、外出先からタイマ設定やタイマ設定時間の変更ができるため、予定した時間に帰宅できない場合に宅配業者に迷惑を掛けなくて済む。
【0008】
請求項の発明は、請求項に記載の発明において、居室親機は、玄関子機が集音した音声を保存する音声保存部を有し、親機制御部は、タイマの残時間を知らせるメッセージ音声を生成して報音した後に、玄関子機からメッセージの入力を促す所定のアナウンスを報音させると共に、玄関子機が集音した音声を音声保存部に保存させることを特徴とする。
この構成によれば、例えば音声生成部が生成したメッセージ「あと5分で帰宅します、5分後以降に来て頂けますか」を報音した後、例えば「このメッセージに応じて頂ける場合は、伝言をお願いします」のアナウンスを報音することで、その後保存された宅配業者のメッセージから帰宅した居住者は宅配業者のその後の行動を把握でき、対処し易い。
【0009】
請求項の発明は、来訪者が居住者を呼び出すための玄関子機と、玄関子機からの呼び出しに居住者が応答するための居室親機とを有するインターホン装置であって、居室親機は、来訪者が宅配業者であるか判別するための所定のガイダンスメッセージを含むメッセ
ージ音声を記憶するメッセージ音声記憶部と、玄関子機が集音した来訪者のメッセージ内容から宅配業者であるかどうか判別するメッセージ判別部と、居住者により設定された時間をカウントするタイマと、メッセージ音声を選択して玄関子機から報音させる親機制御部とを有し、親機制御部は、タイマがカウントアップする前に玄関子機が呼出操作を受けたら、ガイダンスメッセージを玄関子機から報音させ、その後、メッセージ判別部が玄関子機が集音した来訪者の音声情報から来訪者が宅配業者であると判断したら、その時点でのタイマの残時間情報を含むメッセージ音声を生成して玄関子機から報音させ、宅配業者でないと判定したら、タイマの残時間を含まない特定のメッセージ音声を選択して玄関子機から報音させることを特徴とする。
この構成によれば、来訪者が応答したメッセージ内容から、宅配業者であると判別したら居住者が戻る時間を通知するため、宅配業者はそれを把握でき、不在票を投函することなく近所を回ってから帰宅時間を見計らって再配達に応じる可能性があり、居住者は再配達依頼を行う手間を減らし、宅配業者は日を改めて再配達する手間を減らせることが可能となる。加えて、来訪者が宅配業者でなければ残時間を含まないメッセージをアナウンスするため、不在であることを通知しないで済む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、宅配業者が配達に来ることが想定される時間帯に、少しの間留守にする場合に、不在となる時間を想定してタイマ設定することで、宅配物を届けに来た宅配業者が玄関子機を呼出操作すると、タイマの残時間を含むメッセージ、例えば「あと5分で帰宅します、5分後以降に来て頂けますか」のメッセージを玄関子機から報音させることができる。そのため、配達に来た宅配業者がこのようなメッセージを聞くことで、不在票を投函することなく近所を回ってから再配達に応じる可能性があり、居住者は再配達依頼をしたり取りに行く手間を減らし、また宅配業者は日を改めて再配達する手間を減らすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係るインターホン装置の一例を示す構成図であり、主要機器をブロック図で示している。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るインターホン装置の一例を示す構成図であり、1は玄関等住戸外に設置されて来訪者が居住者を呼び出すための玄関子機、2は住戸内に設置されて玄関子機1からの呼び出しに応答するための居室親機、3は居住者が携行するスマートフォン等の携帯端末である。玄関子機1と居室親機2とは伝送線L1を介して接続され、携帯端末3と居室親機2とは公衆通信網Nを介して通信を可能としている。
【0013】
玄関子機1は、来訪者を撮像するためのカメラ11、カメラ11の撮像映像を伝送するために変調処理等を行う映像処理部12、通話するためのマイク13及びスピーカ14、マイク13及びスピーカ14を制御する音声制御部15、呼出操作する呼出ボタン16、居室親機2と通信するための子機通信IF17等を備えている。
【0014】
居室親機2は、カメラ11の撮像映像を表示するモニタ21、モニタ21に表示する映像を生成する映像処理部22、通話するためのマイク23a及びスピーカ23b、マイク23a及びスピーカ23bを制御する音声制御部23、応答操作及び後述するタイマ設定操作をはじめ各種操作を行う操作部24、来訪者音声等を保存するメモリ25、音声メッセージから特定の文言を判別するメッセージ判別部26、居室親機2を制御する親機CPU27、玄関子機1と通信するための親機通信IF28、公衆通信網Nを介して携帯端末3と通信する外部通信IF(外部通信部)29等を備えている。
尚、親機CPU27は、居室親機2全体の制御に加えて、設定された時間をカウントするタイマ27a、複数のメッセージ音声を記憶するメッセージ音声記憶部27bを有し、玄関子機1から報音するメッセージ音声の生成や記憶しているメッセージ音声を取り出して玄関子機1から報音させるメッセージ音声制御機能を有している。
【0015】
上記の如く構成されたインターホン装置は次のように動作する。但し、来訪者が玄関子機1から居住者を呼び出し、呼び出しを受けた居住者が居室親機2を操作して応答する動作、更には呼出操作した際にカメラ11が起動して居室親機2のモニタ21に来訪者映像が表示されれる動作は従来と同様であるため説明を省略し、ここでは宅配業者に対応する宅配対応モードに設定された場合の動作を説明する。
【0016】
宅配対応モードは、宅配を指定した時間帯に間もなく入るにも拘わらず短時間の外出をする場合、また既に指定した時間帯に入っているにも拘わらず短時間の外出をする場合に居室親機2の操作部24の所定の操作で設定される。
具体的に、居住者が宅配物を受け取る時間帯を指定することで移行する。宅配業者に配達を指定した時間帯が例えば16時〜18時であって、現在の時刻が16時少し前であったとする。この時刻で、短時間で戻る用事が発生して出かけたい場合、居住者は居室親機2を操作して30分以内に帰宅できると判断してタイマ27aのカウント時間を設定(例えば30分に設定)すると、居室親機2は宅配対応モードに移行する。
【0017】
宅配対応モードに移行した居室親機2は、30分が経過してタイマ27aがカウントアップするまで宅配対応モードが継続される。この間、例えば設定してから25分後(タイマ27aの残時間が5分の時)に、宅配業者が訪れて玄関子機1の呼出ボタン16が押下されると、呼び出しを受けた居室親機2は、親機CPU27の制御により「近所に出かけておりますが、あと5分で戻ります。宅配業者の方は、お待ちいただくか、5分後以降に再配達をお願いします」のメッセージを玄関子機1のスピーカ14から報音させる。
このメッセージは、メッセージ音声記憶部27bに記憶されている文言の所定位置に、タイマ27aの残時間情報を親機CPU27が加えて生成し、報音される。
【0018】
更に、上記メッセージの報音後、宅配業者の対応を居住者が確認できるよう、メッセージ音声記憶部27bが記憶しているメッセージ音声のうち「このメッセージに応じて頂ける場合は、伝言をお願いします」が取り出されて報音される。引き続き親機CPU27は、このメッセージの報音に合わせてメモリ25を録音モードとして、マイク13が集音した宅配業者のメッセージを保存する。
こうして保存された宅配業者のメッセージを帰宅した居住者が再生すれば、再度来て頂けるか把握できる。
【0019】
また、外出した居住者が予定した時間に戻れない場合、携帯端末3からタイマ27aのカウント時間の変更を行うことができる。
具体的に、外出先から携帯端末3を操作して居室親機2との接続操作を行うことで、公衆通信網Nを介してインターネット通信で居室親機2にアクセスでき、その後タイマ27aのカウント時間変更ページを開くことで変更操作を行うことができる。この変更操作で、親機CPU27の制御でタイマカウント時間が変更され、例えば宅配業者が来る前に上記時間から15分延長されたとすると、上記「近所に出かけておりますが、あと5分で戻ります。宅配業者の方は、お待ちいただくか、5分後以降に再配達をお願いします」のメッセージが、「近所に出かけておりますが、あと20分で戻ります。宅配業者の方は、お待ちいただくか、20分後以降に再配達をお願いします」と、延長した時間に基づいてスピーカ14から報音される。
【0020】
また、宅配業者が1度来た後に延長されたとすると、報音するメッセージが親機CPU27の制御で自動変更され、最初にタイマ設定してから35分後に再び宅配業者が来たとすると、変更設定した残時間が10分であるため、例えば「帰宅時間が遅れています。あと10分で帰宅します。宅配業者の方は、10分後以降に再配達をお願いします」が報音される。尚、これらのメッセージは、メッセージ音声記憶部27bに記憶されている。また、このとき居室親機2のタイマ27aを操作するためのソフトウェアは予め携帯端末3にインストールされている。
【0021】
このように、宅配業者が配達に来ることが想定される時間帯に、少しの間留守にする際に、不在となる時間を想定してタイマ27aを設定することで、宅配物を届けに来た宅配業者が玄関子機1を呼出操作すると、タイマ27aの残時間を含むメッセージ、例えば「あと5分で帰宅します、5分後以降に来て頂けますか」のメッセージが玄関子機1から報音される。配達に来た宅配業者がこのメッセージを聞くことで、不在票を投函することなく近所を回ってから再配達に応じる可能性があり、居住者は再配達依頼を行う手間を減らし、また宅配業者は日を改めて再配達する手間を減らることが可能となる。
また、タイマ27aの残時間を報音した後に、宅配業者の対応を確認するメッセージを報音して音声を保存することで、帰宅した居住者は宅配業者のその後の行動を把握でき、対処し易い。
更に、タイマ27aを設定して外出した居住者は、外出先からタイマ27aの設定時間を変更できるため、予定した時間に帰宅できない場合に宅配業者に迷惑を掛けなくて済む。
【0022】
更に、メッセージ判別部26を使用することで、次のように動作させることができる。メッセージ判別部26を使用する場合、宅配対応モード状態において更にメッセージ選択モードが選択される。このメッセージ選択モードの選択も、操作部24の操作により設定される。
メッセージ判別部26は、判別する文言として宅配業者名が登録されており、玄関子機1が集音した来訪者のメッセージを読み取り、メッセージに登録されている文言が含まれている場合は宅配業者であると判定する。
【0023】
メッセージ選択モードが選択された状態で、玄関子機1が呼出操作を受けると、親機CPU27の制御で最初に「どちら様ですか」のガイダンスメッセージが玄関子機1のスピーカ14から報音される。
この問いかけのメッセージを受けた来訪者から、例えば「○○急便です」と応答があったら、メッセージ判別部26がその音声メッセージの中に、登録されている文言があるか判別し、登録されている宅配業者名である場合は宅配業者であること判定する。親機CPU27は、宅配業者であるとの判定を受けて、上記と同様に「近所に出かけておりますが、あと5分で戻ります。宅配業者の方は、お待ちいただくか、5分後以降に再配達をお願いします」のメッセージを報音する制御を実施する。その後の流れは上述した通りである。
【0024】
一方、来訪者の応答メッセージに宅配業者と判別する文言がない場合は宅配業者ではないとメッセージ判別部26により判別され、親機CPU27はそれを受けて上記タイマ27aの残時間情報を含むメッセージは報音せず、用意している他のメッセージ例えば「ただいま手が離せませんメッセージをお願いします」をメッセージ音声記憶部27bから選択して取り出し、玄関子機1のスピーカ14から報音させる。その後、玄関子機1のマイク13が集音する音声がメモリ25に保存される。
【0025】
このように、来訪者の音声から来訪者を判別して、宅配業者でない場合は、報音するメッセージを帰宅時間を報音しない内容に変更することで、不在であることを通知せずに済む。加えて、要件を伺うメッセージを報音することで、来訪者の要件を保存するため、来訪者と居住者の双方にとって都合が良い。
【0026】
尚、上記実施形態では、タイマ27aの残時間を含むメッセージを報音した後、対応を確認するためのメッセージの入力を促すアナウンスを報音させているが、訪問者が宅配業者である判別ができていない場合はこのメッセージは報音しなくても良い。タイマ27aの残時間を含むメッセージを報音するだけでも良い。
【符号の説明】
【0027】
1・・玄関子機、2・・居室親機、3・・携帯端末、13・・マイク、14・・スピーカ、16・・呼出ボタン、24・・操作部、25・・メモリ(音声保存部)、26・・メッセージ判別部、27・・親機CPU(親機制御部)、27a・・タイマ、27b・・メッセージ音声記憶部、29・・外部通信IF、N・・公衆通信網。
図1