特許第6807934号(P6807934)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6807934
(24)【登録日】2020年12月10日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】スプライス式電気コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 24/58 20110101AFI20201221BHJP
   H01R 13/639 20060101ALI20201221BHJP
   H01R 13/641 20060101ALI20201221BHJP
【FI】
   H01R24/58
   H01R13/639 A
   H01R13/641
【請求項の数】13
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-540398(P2018-540398)
(86)(22)【出願日】2017年4月25日
(65)【公表番号】特表2019-515413(P2019-515413A)
(43)【公表日】2019年6月6日
(86)【国際出願番号】CN2017081863
(87)【国際公開番号】WO2017186097
(87)【国際公開日】20171102
【審査請求日】2018年11月19日
(31)【優先権主張番号】16104820.0
(32)【優先日】2016年4月27日
(33)【優先権主張国】HK
(73)【特許権者】
【識別番号】518270285
【氏名又は名称】林学文
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】林学文
【審査官】 高橋 裕一
(56)【参考文献】
【文献】 実開平03−024285(JP,U)
【文献】 実開平05−053153(JP,U)
【文献】 特開2013−232324(JP,A)
【文献】 特開2015−049717(JP,A)
【文献】 特開2008−269941(JP,A)
【文献】 特開昭60−150569(JP,A)
【文献】 実開昭58−109185(JP,U)
【文献】 特開2001−298785(JP,A)
【文献】 実開昭58−159186(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R12/00−12/91
H01R13/56−13/72
H01R24/00−24/86
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタ本体と、前記コネクタ本体に対し挿抜接続される接続部材を含み、
前記コネクタ本体は、筐体、前記筐体の内部に設けられて磁力で吸引する磁性部材、及び前記筐体に嵌設される導電部材を含み、
前記筐体は、当接面、前記当接面と垂直な2つの端面、前記当接面に設けられて他のコネクタとの当接時の位置決めに用いられる位置決め部材、前記2つの端面に開設される第1挿入孔及び第2挿入孔を含み、
前記接続部材は、前記第1挿入孔及び前記第2挿入孔を通って前記導電部材に電気的に接続され、
前記導電部材の一部は、前記筐体の当接面において外部に露出されており、2つのスプライス式コネクタの当接面を互いに当接させると、外部に露出した前記導電材の一部が互いに電気的に接続されることを特徴とするスプライス式コネクタ。
【請求項2】
前記位置決め部材は位置決め孔と位置決めスタッドを含み、前記位置決め孔と前記位置決めスタッドは同一寸法であることを特徴とする請求項1に記載のスプライス式コネクタ。
【請求項3】
前記磁性部材は、球体状又は柱状であることを特徴とする請求項1に記載のスプライス式コネクタ。
【請求項4】
前記磁性部材の先端において、前記当接面には接続孔が開設されており、前記接続孔は前記磁性部材の先端を露出可能とすることを特徴とする請求項1に記載のスプライス式コネクタ。
【請求項5】
前記導電部材は第1電極板群と第2電極板群を含み、前記第1電極板群と前記第2電極板群は電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載のスプライス式コネクタ。
【請求項6】
前記第1電極板群は、前記コネクタ本体の長さ方向に順に配列される第1負極板、第1ゲート板及び第1正極板を含み、前記第2電極板群は、前記コネクタ本体の長さ方向に順に配列される第2正極板、第2ゲート板及び第2負極板を含み、
前記第1正極板と前記第2正極板、前記第1負極板と前記第2負極板、前記第1ゲート板と前記第2ゲート板がそれぞれ2つずつ電気的に接続されることを特徴とする請求項5に記載のスプライス式コネクタ。
【請求項7】
前記接続部材は第1接続部材と第2接続部材を含み、前記第1接続部材は、前記第1挿入孔に挿入されて前記第1電極板群と接触し、電気的に接続され、
前記第2接続部材は、前記第2挿入孔に挿入されて前記第2電極板群と接触することを特徴とする請求項5に記載のスプライス式コネクタ。
【請求項8】
前記第1接続部材は、第1正極部、第1負極部及び第1制御部を含み、
前記第1正極部は前記第1正極板と接触して電気的に接続され、前記第1負極部は前記第1負極板と接触して電気的に接続され、前記第1制御部は前記第1ゲート板と接触して電気的に接続され、
前記第2接続部材は、第2正極部、第2負極部及び第2制御部を含み、
前記第2正極部は前記第2正極板と接触して電気的に接続され、前記第2負極部は前記第2負極板と接触して電気的に接続され、前記第2制御部は前記第2ゲート板と接触して電気的に接続されることを特徴とする請求項7に記載のスプライス式コネクタ。
【請求項9】
前記接続部材は、第1端子、第2端子及び接続部材本体を含み、
前記接続部材本体は任意の角度に固定的に屈曲しており、前記角度は正多角形の内角角度であることを特徴とする請求項1に記載のスプライス式コネクタ。
【請求項10】
前記角度は、60度、90度又は120度であることを特徴とする請求項9に記載のスプライス式コネクタ。
【請求項11】
前記接続部材本体は、硬質ゴム、硬質プラスチック又は金属材料からなることを特徴とする請求項9又は10に記載のスプライス式コネクタ。
【請求項12】
前記コネクタの外表面にはLED光源が嵌設されており、前記コネクタに電流が流れると前記LED光源が発光することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のスプライス式コネクタ。
【請求項13】
前記接続部材は、第1端子、第2端子及び接続部材本体を含み、
前記接続部材は、任意の角度に折り曲げられるよう、自由に折り曲げ可能な可撓性材料から形成されることを特徴とする請求項1に記載のスプライス式コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電気コネクタに関し、具体的に、スプライス式電気コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
現在では電子科学技術の急速な発展に伴って、2つ又は2つ以上の電子機器間で電気信号の伝達や転送を実現せねばならないことが多い。電気信号の伝達や転送は電気コネクタを介して実現される。電気コネクタとは電子機器間の接続ユニットであり、機器同士を接続することでこれらの間で電気信号の接続や伝送を実現する。しかし、従来の電気コネクタはいずれも挿抜式接続を用いており、このような接続方式では接続効率が低下してしまう。また、従来の挿抜式接続では1つの電子機器の電気信号を他の複数の機器と共有することはできず、応用が限定的となる。
【0003】
更に、従来のコネクタは構造が単一的であり、ユーザに応じた設計のパーソナライズや変更は不可能である。また、従来のコネクタは作用が単一的であり、見た目にも劣る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、上記の課題を解決するためにスプライス式電気コネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の技術方案によって上記の目的を実現する。
【0006】
スプライス式コネクタであって、コネクタ本体と、前記コネクタ本体に対し挿抜接続される接続部材を含み、前記コネクタ本体は、筐体、前記筐体の内部に設けられて磁力を吸引する磁性部材、及び前記筐体に嵌設される導電部材を含み、前記筐体は、当接面、前記当接面と垂直な2つの端面、前記当接面に設けられて他のコネクタとの当接時の位置決めに用いられる位置決め部材、前記2つの端面に開設される第1挿入孔及び第2挿入孔を含み、前記接続部材は、前記第1挿入孔及び前記第2挿入孔を通って前記導電部材に電気的に接続される。
【0007】
更に、前記位置決め部材は位置決め孔と位置決めスタッドを含み、前記位置決め孔と前記位置決めスタッドは同一寸法である。
【0008】
更に、前記磁性部材は、球体状又は柱状である。
【0009】
更に、前記磁性部材の先端において、前記当接面には接続孔が開設されており、前記接続孔は前記磁性部材の先端を露出可能とする。
【0010】
更に、前記導電部材は第1電極板群と第2電極板群を含み、前記第1電極板群と前記第2電極板群は電気的に接続される。
【0011】
更に、前記第1電極板群は、前記コネクタ本体の長さ方向に順に配列される第1負極板、第1ゲート板及び第1正極板を含み、前記第2電極板群は、前記コネクタ本体の長さ方向に順に配列される第2正極板、第2ゲート板及び第2負極板を含み、前記第1正極板と前記第2正極板、前記第1負極板と前記第2負極板、前記第1ゲート板と前記第2ゲート板がそれぞれ2つずつ電気的に接続される。
【0012】
更に、前記接続部材は第1接続部材と第2接続部材を含み、前記第1接続部材は、前記第1挿入孔に挿入されて前記第1電極板群と接触し、電気的に接続され、前記第2接続部材は、前記第2挿入孔に挿入されて前記第2電極板群と接触する。
【0013】
更に、前記第1接続部材は、第1正極部、第1負極部及び第1制御部を含み、前記第1正極部は前記第1正極板と接触して電気的に接続され、前記第1負極部は前記第1負極板と接触して電気的に接続され、前記第1制御部は前記第1ゲート板と接触して電気的に接続され、前記第2接続部材は、第2正極部、第2負極部及び第2制御部を含み、前記第2正極部は前記第2正極板と接触して電気的に接続され、前記第2負極部は前記第2負極板と接触して電気的に接続され、前記第2制御部は前記第2ゲート板と接触して電気的に接続される。
【0014】
更に、前記接続部材は、第1端子、第2端子及び接続部材本体を含み、前記接続部材本体は任意の角度に固定的に屈曲しており、前記角度は正多角形の内角角度である。
【0015】
更に、前記角度は、60度、90度又は120度である。
【0016】
更に、前記接続部材本体は、硬質ゴム、硬質プラスチック又は金属材料からなる。
【0017】
更に、前記コネクタの外表面にはLED光源が嵌設されており、前記コネクタに電流が流れると前記LED光源が発光する。
【0018】
更に、前記接続部材は、第1端子、第2端子及び接続部材本体を含み、前記接続部材は、任意の角度に折り曲げられるよう、自由に折り曲げ可能な可撓性材料から形成される。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、以下の有益な効果が得られる。即ち、本発明で提供するスプライス式コネクタは、コネクタ本体と、前記コネクタ本体に対し挿抜接続される接続部材を含む。2つの同一の前記コネクタ本体は、2つの前記磁性部材の吸引力及び前記位置決めスタッと前記位置決め孔との係合によって迅速な接続が可能である。
【0020】
また、前記接続部材を様々な角度や長さに設定することで、複数の前記コネクタ本体と前記接続部材を異なる幾何学形状にスプライス接続し、コネクタとすることが可能なほか、アクセサリとして使用することも可能である。
【0021】
なお、図面は本発明を更に理解するために提供する。図面は明細書の一部を構成しており、以下の具体的実施形態と合わせて本発明を説明するために用いるが、本発明を限定するとの主旨ではない。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、本発明の実施例1で提供するスプライス式コネクタにおけるコネクタ本体の構造を示す図である。
図2図2は、図1のA−A方向の断面図である。
図3図3は、図1に記載するスプライス式コネクタを2つスプライス接続した場合の断面構造を示す図である。
図4図4は、本発明の実施例2で提供するスプライス式コネクタの連結構造を示す図である。
図5図5は、本発明の実施例3で提供するスプライス式コネクタの連結構造を示す図である。
図6図6は、本発明の実施例4で提供するスプライス式コネクタの連結構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に、本発明の実施例にかかる図面を組み合わせて本発明の実施例における技術方案につき明瞭簡潔に述べる。なお、言うまでもなく、記載する実施例は本発明の実施例の一部にすぎず、全てではない。また、本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的労働を要することなく取得するその他あらゆる実施例が本発明の保護の範囲となる。
【0024】
実施例1
【0025】
図1図2及び図3を参照する。本発明の実施例1で提供するスプライス式コネクタ1は、コネクタ本体10と、前記コネクタ本体10に対し挿抜接続される接続部材20を含む。
【0026】
前記コネクタ本体10は、筐体11、前記筐体11の内部に設けられて磁力を吸引する磁性部材12、及び前記筐体に嵌設される導電部材13を含む。
【0027】
前記筐体11は、当接面111、前記当接面111と垂直な2つの端面112、前記当接面111に設けられて他のコネクタとの当接時の位置決めに用いられる位置決め部材113、前記2つの端面112に開設される第1挿入孔114及び第2挿入孔115を含む。前記接続部材20は、前記第1挿入孔114及び前記第2挿入孔115を通って前記導電部材13に電気的に接続される。
【0028】
前記当接面111は、長方形、正方形、菱形等の幾何学的に対称な図形とすればよいが、本実施例では長方形とすることが好ましい。本実施例では、前記磁性部材12の先端において、前記当接面111に接続孔110が開設されている。前記接続孔110は、前記磁性部材12の先端を露出可能とする。また、前記磁性部材12の直径は前記接続孔110の直径よりも大きくなっている。前記位置決め部材113は位置決め孔1131と位置決めスタッド1132を含む。また、前記位置決め孔1131と前記位置決めスタッド1132は同一寸法となっている。
【0029】
2つの前記コネクタを当接させる際には、第1コネクタ1aの第1位置決めスタッド1132aが第2コネクタ1bの第2位置決め孔1131bに完全に嵌入可能であるとともに、前記第2コネクタ1bの第2位置決めスタッド1132bが前記第1コネクタ1aの第1位置決め孔1131aに嵌入可能である。これにより、前記第1コネクタ1aの当接面111aと前記第2コネクタの1bの当接面111bが完全に密着可能となる結果、2つの前記コネクタの導電部材13同士が電気的に接続される。
【0030】
前記磁性部材12は球体状又は柱状であり、好ましくは球体状とする。前記導電部材13は、第1電極板群131と第2電極板群132を含む。前記第1電極板群131と前記第2電極板群132の先端は前記当接面111から突出している。また、前記第1電極板群131と前記第2電極板群132の下端は、それぞれ前記第1挿入孔114と前記第2挿入孔115に伸入している。前記第1電極板群131は、前記コネクタ本体10の長さ方向に順に配列される第1負極板1311、第1ゲート板1312及び第1正極板1313を含む。前記第2電極板群132は、前記コネクタ本体10の長さ方向に順に配列される第2正極板1323、第2ゲート板1322及び第2負極板1321を含む。前記第2電極板群132と前記第1電極板群131は対称に設けられている。また、前記第1正極板1313と前記第2正極板1323、前記第1負極板1311と前記第2負極板1321、前記第1ゲート板1312と前記第2ゲート板1322がそれぞれ2つずつ電気的に接続される。
【0031】
前記接続部材20は、第1接続部材21と第2接続部材22を含む。前記第1接続部材21は、第1正極部211、第1負極部212及び第1制御部213を含む。前記第1接続部材21は、前記第1挿入孔114に挿入されて前記第1電極板群131と接触し、電気的に接続される。前記第1正極部211は、前記第1正極板1313と接触して電気的に接続され、前記第1負極部212は前記第1負極板1311と接触して電気的に接続され、前記第1制御部213は前記第1ゲート板1312と接触して電気的に接続される。同様に、前記第2接続部材22は、第2正極部221、第2負極部222及び第2制御部223を含む。前記第2接続部材22は、前記第2挿入孔115に挿入されて前記第2電極板群132と接触する。これにより、前記第2正極部221が前記第2正極板1323と接触して電気的に接続され、前記第2負極部222が前記第2負極板1321と接触して電気的に接続され、前記第2制御部223が前記第2ゲート板1322と接触して電気的に接続される。
【0032】
本発明の一実施例において、前記コネクタ1にはLED光源(図示しない)が嵌設されており、コネクタ1が通電されると前記LED光源が発光する。
【0033】
実施例2
【0034】
本発明の実施例2で提供するスプライス式コネクタの連結構造を示す図4を参照する。実施例2のコネクタは実施例1の前記コネクタ1とほぼ同様であるが、接続部材20aが、第1端子201a、第2端子202a及び接続部材本体203aを含むとの点において主に異なっている。前記第1端子201aと前記第2端子202aは同様に設けられ、いずれも前記第1接続部材21/前記第2接続部材22と同様に設けられている。前記接続部材本体203aは90度に屈曲しており、4つの前記接続部材20aと4つの前記コネクタ本体10を順に接続することで正方形が構成される。前記接続部材本体203aは、硬質ゴム、硬質プラスチック又は金属材料からなる。
【0035】
実施例3
【0036】
本発明の実施例3で提供するスプライス式コネクタの連結構造を示す図5を参照する。
【0037】
実施例3のコネクタは実施例2の前記コネクタとほぼ同様であるが、前記接続部材本体203bが60度に屈曲している点で主に異なっている。3つの接続部材20bと3つの前記コネクタ本体10を順に接続することで、正三角形が構成される。
【0038】
実施例4
【0039】
本発明の実施例4で提供するスプライス式コネクタの連結構造を示す図6を参照する。
【0040】
実施例4のコネクタは実施例2の前記コネクタとほぼ同様であるが、前記接続部材本体203cが120度に屈曲している点で主に異なっている。6つの接続部材20cと3つの前記コネクタ本体10を順に接続することで、正六角形が構成される。
【0041】
本発明で提供するスプライス式コネクタは上記の実施例に限らない。本発明の他の実施例では、前記接続部材20を各種電子機器に接続可能な接続ケーブルとする。或いは、本発明の別の実施例において、前記接続部材20は任意の角度に折り曲げられるよう、自由に折り曲げ可能な可撓性材料から形成してもよい。
【0042】
本発明によれば、以下の有益な効果が得られる。即ち、本発明で提供するスプライス式コネクタ1は、コネクタ本体10と、前記コネクタ本体10に対し挿抜接続される接続部材20を含む。2つの同一の前記コネクタ本体10は、2つの前記磁性部材12の吸引力及び前記位置決めスタッド1132と前記位置決め孔1131との係合によって迅速な接続が可能である。
【0043】
また、前記接続部材20を様々な角度や長さに設定することで、複数の前記コネクタ本体10と前記接続部材20を異なる幾何学形状にスプライス接続し、コネクタとすることが可能なほか、アクセサリとして使用することも可能である。
【0044】
当業者にとって明らかなように、本発明は上記の例示的実施例の内容に限定されず、本発明の精神又は基本的特徴を逸脱しないことを前提に、その他の具体的形式でも実現可能である。よって、あらゆる観点において、実施例は限定的なものではなく例示的なものとみなすべきである。本発明の範囲は上記の説明ではなく添付の特許請求の範囲により限定されるため、特許請求の範囲に含まれる等価の意味及び範囲のあらゆる変形が本発明に包括される。また、請求項内のあらゆる符号は、関連の請求項を限定するものとみなすべきではない。
【0045】
また、本明細書は実施形態に基づいて記載したが、各実施形態が独立した技術方案を1つだけ含むとの意味ではない。明細書における上記のような記載形式は明瞭化を意図したものにすぎず、当業者は明細書を全体として捉えるべきである。また、各実施例の技術方案を適切に組み合わせることで、当業者が理解可能な他の実施形態を構成してもよい。
【符号の説明】
【0046】
1 電気コネクタ
10 コネクタ本体
20 接続部材
11 筐体
12 磁性部材
13 導電部材
111 当接面
112 端面
113 位置決め部材
114 第1挿入孔
115 第2挿入孔
110 接続孔
1131 位置決め孔
1132 位置決めスタッド
131 第1電極板群
132 第2電極板群
1311 第1負極板
1312 第1ゲート板
1313 第1正極板
1323 第2正極板
1322 第2ゲート板
1321 第2負極板
21 第1接続部材
22 第2接続部材
211 第1正極部
212 第1負極部
213 第1制御部
221 第2正極部
222 第2負極部
223 第2制御部
201 第1端子
202 第2端子
203 接続部材本体
図1
図2
図3
図4
図5
図6