特許第6808063号(P6808063)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6808063振動式導管用のドライバ、センサ及びブレースバー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6808063
(24)【登録日】2020年12月10日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】振動式導管用のドライバ、センサ及びブレースバー
(51)【国際特許分類】
   G01F 1/84 20060101AFI20201221BHJP
【FI】
   G01F1/84
【請求項の数】12
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-548711(P2019-548711)
(86)(22)【出願日】2017年3月7日
(65)【公表番号】特表2020-510204(P2020-510204A)
(43)【公表日】2020年4月2日
(86)【国際出願番号】US2017021089
(87)【国際公開番号】WO2018164670
(87)【国際公開日】20180913
【審査請求日】2019年10月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】500205770
【氏名又は名称】マイクロ モーション インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】特許業務法人 有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スキンクル, デイヴィッド
【審査官】 森 雅之
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2007/0234822(US,A1)
【文献】 特許第3803822(JP,B2)
【文献】 特公昭61−4045(JP,B2)
【文献】 特公平4−22209(JP,B2)
【文献】 特許第2704768(JP,B2)
【文献】 特公平8−20295(JP,B2)
【文献】 特開平6−26905(JP,A)
【文献】 特許第5222995(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01F1/84
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
流量計(5)の振動式導管(130a、130b)に取外し可能に取付け具にて取り付けられるように構成されたブレースバー(140、140'、140a、140a')であって、
取付け具は機械的な取付け具であり、ブレースバーは振動式導管(130a、130b)の周りに再配置可能であり、
振動式導管(130a、130b)に接する形状及び寸法の端部領域(150a、150b)を含むブレースバー本体(141a)と、
振動式導管(130a、130b)及びブレースバー本体(141a)の周りに配置され、ブレースバー本体(141a)に固定可能なストラップ(151)を含み
ブレースバー本体(141a)の中央部と振動式導管(130a、130b)との間にストラップ(151)の接触点を作成するサイズ及び寸法の少なくとも1つの突起(155)をブレースバー本体(141a)上に含み、突起(155)の大きさによって、留め具(152)がストラップ(151)をブレースバー本体(141a)に固定するときに実現される引込み張力の範囲が決定される、ブレースバー(140、140'、140a、140a')。
【請求項2】
流量計(5)の振動式導管(130a、130b)に取外し可能に取付け具にて取り付けられるように構成されたブレースバー(140、140'、140a、140a')であって、
取付け具は機械的な取付け具であり、ブレースバーは振動式導管(130a、130b)の周りに再配置可能であり、
ブレースバー本体(141)と、
ブレースバー本体(141)に固定可能な少なくとも1つの端部(142、142’)を備
更に、ブレースバー本体(141)及び少なくとも1つの端部(142、142’) の内面(147)に配置された少なくとも1つの隆起部(148)を備え、該少なくとも1つの隆起部(148)は、振動式導管(130a、130b)に取り付けられたときに振動式導管に接触するように構成される、ブレースバー(140、140'、140a、140a')。
【請求項3】
ブレースバー本体(141)及び少なくとも1つの端部(142、142’)によって規定される少なくとも1つの開口部(146、146’)を備え、該少なくとも1つの開口部(146、146’)は、振動式導管(130a、130b)が通過できる大きさに構成され、
ブレースバー本体(141)及び少なくとも1つの端部(142、142’)は、振動式導管(130a、130b)にクランプするように構成されている、請求項2に記載のブレースバー(140、140'、140a、140a')。
【請求項4】
ブレースバー本体(141)を少なくとも1つの端部(142、142’)に固定するように構成された少なくとも1つの機械的留め具(143)を含む、請求項2に記載のブレースバー(140、140'、140a、140a')。
【請求項5】
ストラップ(151)によって画定された複数の開口部(153)と、
ブレースバー本体(141a)によって画定された穴(154)とを備え、
留め具(152)は複数の開口部(153)及び穴(154)を通過するように構成されて、ストラップ(151)及びブレースバー本体(141a)を振動式導管(130a、130b)に固定する、請求項に記載のブレースバー(140、140'、140a、140a')。
【請求項6】
ブレースバー本体(141a)の内面(157)に配置された少なくとも1つの隆起部(148)を備え、少なくとも1つの隆起部(148)は、振動式導管(130a、130b)に取り付けられたときに振動式導管(130a、130b)に接触するように構成される、請求項に記載のブレースバー(140、140'、140a、140a')。
【請求項7】
振動式導管(130a、130b)に取付け具にて取外し可能に取り付けられる流量計(5)のセンサアセンブリ(130a、130b)の構成要素(14、14a、16、16'、16a、16a')であって、
取付け具は機械的な取付け具であり、
コイル部分(164、170)と、
磁石部分(165、171)とを備え、
構成要素は振動式導管(130a、130b)の周りに再配置可能であり、
コイル部分(164)は第1の部分(161)と第2の部分(161’)を備え、第1の部分及び第2の部分(161、161’)は、振動式導管(130a、130b)の1つの周囲にクランプするように構成され
磁石部分(165)は、第1の部分(161)及び第2の部分(161’)を含み、第1の部分(161)及び第2の部分(161’)は、振動式導管(130a、130b)の1つの周りをクランプするように構成され
第1の部分(161)の内面は、第1の部分(161)と振動式導管(130a、130b)の1つとの間の接触面を減少させるように構成された少なくとも1つの隆起部を含み
第2の部分(161’)の内面は、第2の部分(161’)と振動式導管(130a、130b)の1つとの間の接触面を減らすように構成された少なくとも1つの隆起部を含む、構成要素(14、14a、16、16'、16a、16a')。
【請求項8】
構成要素はドライバ(14、14a)を含む、請求項に記載の構成要素(14、14a)。
【請求項9】
構成要素はピックオフセンサ(16、16'、16a、16a')を含む、請求項に記載の構成要素(16、16'、16a、16a')。
【請求項10】
少なくとも1つの留め具(162)は、第1の部分(161)をコイル部分(164)の第2の部分(161’)に固定し、
少なくとも1つの留め具(162)は、第1の部分(161)を磁石部分(165)の第2の部分(161’)に固定する、請求項に記載の構成要素(14、16、16')。
【請求項11】
コイル部分(170)は、振動式導管(130a、130b)の1つにコイル部分(170)を外接して取り付けるように構成されたストラップ(173)を含み、
磁石部分(171)は、磁石部分(171)を振動式導管(130a、130b)の1つに外接して取り付けるように構成されたストラップ(173)を含む、請求項に記載の構成要素(14a、16a、16a')。
【請求項12】
流量計を形成する方法であって、
少なくとも1つの振動式導管を有するセンサアセンブリを提供する工程と、
ブレースバー、ドライバ及びピックオフの少なくとも1つを少なくとも1つの振動式導管に取外し可能に取り付ける工程とを備え
ブレースバー、ドライバ及びピックオフの少なくとも1つの内面(147)に少なくとも1つの隆起部(148)を配置し、該少なくとも1つの隆起部(148)は、振動式導管に取り付けられたときに振動式導管に接触するように構成される、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下に記載される実施形態は、振動式センサに関し、より詳細には、センサアセンブリの振動式導管用のドライバ、センサ及びブレースバーに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、振動式デンシトメータやコリオリ式流量計などの振動センサが一般に知られており、またこれらは、流量計の導管を流れる物質に関する質量流量及びその他の情報を測定するために使用されている。例示的なコリオリ式流量計については、米国特許第4109524号明細書、米国特許第4491025号明細書、米国再発行特許第31450号に開示されている。これらの流量計は、直線形状もしくは湾曲形状の1つ以上の導管を備えるメータアセンブリを有する。たとえば、コリオリ式質量流量計の導管構成はそれぞれ、単純な屈曲、ねじり、又は結合タイプであり得る一連の自然振動モードを有する。各導管が好ましいモードで振動するように、これらを駆動することができる。流量計を通過する流れがないとき、導管に加えられる駆動力により、導管に沿った全ての点は同じ位相で、又はゼロ流動において測定される時間遅延である小さな「ゼロオフセット」で振動される。
【0003】
物質が導管を流れ始めると、コリオリの力により、導管に沿った各点が異なる位相を有するようになる。たとえば、流量計の入口端部の位相は中央のドライバ位置の位相よりも遅れている一方で、出口の位相は中央のドライバ位置の位相よりも先行している。導管のピックオフが、導管の動きを表す正弦波信号を生成する。ピックオフから出力される信号は、ピックオフ間の時間遅延を判定するために処理される。2つ以上のピックオフ間の時間遅延は、導管を流れる物質の質量流量に比例している。
【0004】
ドライバに接続されたメータ電子機器が、ドライバを作動させ、かつピックオフより受信する信号からプロセス物質の質量流量及び/又は他の特性をも判定するための駆動信号を生成する。ドライバは多くの周知の構成の1つを備えていてもよいが、しかしながら磁石及び対向する駆動コイルが流量計業界においては大きな成功を収めている。所望の導管振幅及び周波数で導管を振動させるために、交流電流が駆動コイルに通される。このドライバの構成に非常に類似した磁石及びコイルの構成としてピックオフを提供することも、当該技術分野においては知られている。
【0005】
通常、ドライバとピックオフセンサは、導管にろう付けされたブラケットを使用して導管に結合される。ブラケットは通常、製造と振動式導管への組み立てに費用がかかり、局所的な熱に敏感な構成部品に高温を導入する複雑なアセンブリである。ブレースバーも通常、導管にろう付けされる。導管が振動しているか、内部圧力または温度が変化している間は、ブラケット又はブレースバーと導管の間のろう付け接合部は、ろう付け内の比較的高い応力と動的な力、またはブラケットを導管に結合する他の材料のために故障する傾向がある。さらに、ろう付け作業が完了すると、導管上の構成備品の位置は固定される。
従って、熱応力を最小限に抑え、修理を可能にし、ドライバ、センサ、ブレースバーの動きを通じてセンサセンブリを調整することを可能にする振動式導管用のセンサアセンブリ、センサブラケット、及びチューブリングを求めるニーズがある。
【発明の概要】
【0006】
流量計の振動式導管に取外し可能に取り付けられるように構成されたブレースバーが提供される。取付け具は機械的取付け具を備え、ブレースバーは振動式導管の周りに再配置可能である。
振動式導管に取外し可能に取り付けられる流量計センサアセンブリの構成要素が提供され、取付け具は機械的取付け具を備え、機械的取付け具はコイル部分と磁石部分を備える。構成要素は振動式導管の周りに再配置可能である。
流量計を形成する方法が提供される。この方法は、少なくとも1つの振動式導管を有するセンサアセンブリを提供するステップと、ブレースバー、ドライバ及びピックオフの少なくとも1つを、少なくとも1つの振動式導管に取り外し可能に取り付けるステップを含む。
【0007】
態様
一態様に従って、ブレースバーは流量計の振動式導管に取外し可能に取り付けられるように構成され、取付け具は機械的取付け具を備え、ブレースバーは振動式導管の周りに再配置可能である。
好ましくは、ブレースバーは、ブレースバー本体と、ブレースバー本体に固定可能な少なくとも1つの端部を備える。
好ましくは、ブレースバーは、ブレースバー本体及び少なくとも1つの端部によって規定される少なくとも1つの開口部を備え、該少なくとも1つの開口部は、振動式導管が通過できる大きさに構成され、ブレースバー本体及び少なくとも1つの端部は、振動式導管にクランプするように構成されている。
【0008】
好ましくは、ブレースバーは、ブレースバー本体の内面に配置された少なくとも1つの隆起部と少なくとも1つの端部を備え、少なくとも1つの隆起部は、振動式導管に取り付けられたときに振動式導管に接触するように構成される。
好ましくは、ブレースバーは、ブレースバー本体を少なくとも1つの端部に固定するように構成された少なくとも1つの機械的留め具を含む。
好ましくは、ブレースバーは、振動式導管に接する形状及び寸法の端部領域を含むブレースバー本体と、振動式導管及びブレースバー本体の周りに配置され、ブレースバー本体に固定可能なストラップを含む。
【0009】
好ましくは、ブレースバーは、ストラップによって画定された複数の開口部と、ブレースバー本体によって画定された穴とを備え、留め具は複数の開口部及び穴を通過するように構成されて、ストラップ及びブレースバー本体を振動式導管に固定する。
好ましくは、ブレースバーは、ブレースバー本体の中央部と振動式導管との間にストラップの接触点を作成するサイズ及び寸法の少なくとも1つの突起をブレースバー本体上に含み、突起の大きさによって、留め具がストラップをブレースバー本体に固定するときに実現される引込み張力の範囲が決定される。
好ましくは、ブレースバーは、ブレースバー本体の内面に配置された少なくとも1つの隆起部を備え、少なくとも1つの隆起部は、振動式導管に取り付けられたときに振動式導管に接触するように構成される。
【0010】
一態様に従って、流量計のセンサアセンブリの構成要素は、振動式導管に取付け具にて取外し可能に取り付けられ、取付け具は機械的な取付け具であり、コイル部分と磁石部分とを備え、構成要素は振動式導管の周りに再配置可能である。
好ましくは、構成要素はドライバを含む。
好ましくは、構成要素はピックオフセンサを含む。
好ましくは、コイル部分は第1の部分と第2の部分を備え、第1の部分及び第2の部分は、振動式導管の1つの周囲にクランプするように構成され、磁石部分は、第1の部分及び第2の部分を含み、第1の部分及び第2の部分は、振動式導管の1つの周りをクランプするように構成される。
【0011】
好ましくは、少なくとも1つの留め具は、第1の部分をコイル部分の第2の部分に固定し、少なくとも1つの留め具は、第1の部分を磁石部分の第2の部分に固定する。
好ましくは、第1の部分の内面は、第1の部分と振動式導管の1つとの間の接触面を減少させるように構成された少なくとも1つの隆起部を含み、第2の部分の内面は、第2の部分と振動式導管の1つとの間の接触面を減らすように構成された少なくとも1つの隆起部を含む。
好ましくは、コイル部分は、振動式導管の1つにコイル部分を外接して取り付けるように構成されたストラップを含み、磁石部分は、磁石部分を振動式導管の1つに外接して取り付けるように構成されたストラップを含む。
【0012】
一態様に従って、流量計を形成する方法は、少なくとも1つの振動式導管を有するセンサアセンブリを提供する工程と、ブレースバー、ドライバ及びピックオフの少なくとも1つを少なくとも1つの振動式導管に取外し可能に取り付ける工程を備える。
好ましくは、少なくとも1つのブレースバー、ドライバ及びピックオフは、ストラップにて少なくとも1つの振動式導管にて取り付けられる。
好ましくは、少なくとも1つのブレースバー、ドライバ及びピックオフは、クランプにて少なくとも1つの振動式導管にて取り付けられる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
同じ符号は全ての図面上の同じ要素を表す。図面は必ずしも縮尺通りでないことは理解されるだろう。
図1】実施形態に従った振動式メータを示す。
図2】他の実施形態に従った振動式メータを示す。
図3】実施形態に従ったブレースバーを示す。
図4図3のブレースバーの分解図である。
図5】他の実施形態に従ったブレースバーを示す。
図6図5のブレースバーの分解図である。
図7図5及び図6のブレースバーの断面平面図である。
図8】実施形態に従ったクランプカラーを示す。
図9図8のクランプカラーの一部破断図である。
図10】実施形態に従ったドライバ及び/又はピックオフ取付け具を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1乃至図10及び以下の説明は特定の実施例を記載して、センサアセンブリ、ブレースバー、ドライバ及びピックアップセンサの実施形態における最良の形態を創出かつ使用する方法を当業者に教示する。本発明の原理を教示することを目的として、いくつかの従来の態様を簡略化又は省略している。当業者は、これらの実施例の変形例が本明細書の範囲内にあることを理解する。当業者であれば、以下に説明する特徴を様々な方法で組み合わせて、実施形態の複数の変形例を形成できることを理解する。結果として、以下に説明する実施形態は後述する特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲及びその均等物によってのみ限定される。
【0015】
以下に詳細に説明するように、ブレースバー、ドライバ、及びピックオフセンサは、振動式導管に取り付けられたセンサアセンブリの一部であってもよい。振動式導管は、センサセンブリの一部を構成してもよい。図1及び図2は、実施形態に従った振動計5を示す。図1に示すように、振動計5はセンサアセンブリ10とメータ電子機器20を備える。センサアセンブリ10は、通過するプロセス材料の質量流量及び密度に応答し得る。メータ電子機器20は、リード線を介してセンサアセンブリ10に接続され、密度、質量流量、及び経路26上の温度情報、ならびに他の情報を提供する。コリオリ流量計構造が記載されるが、本発明は振動管密度計、音叉密度計などとして実施できることは当業者には明らかであろう。
【0016】
センサアセンブリ10は、一対のマニホールド12、12'、フランジ11、11'、一対の平行な振動式導管130a、130b、ドライバ14、及び二対のピックオフアセンブリ100、100'を含む。振動式導管130a、130bは、2つの本質的に真っ直ぐな入口脚部及び出口脚部を有し、両脚部は振動式導管取り付けブロックで互いに向かって収束する。振動式導管130a、130bは、それらの長さに沿って2つの対称位置で曲がり、長さ全体にわたって本質的に平行である。ブレースバー140、140’は、各振動式導管130a、130bがその周りを振動する軸W及びW’を規定するのに役立つ。振動式導管130a、130bの入口脚部及び出口脚部は、振動式導管取り付けブロックに固定的に取り付けられ、これらのブロックは、マニホールド12、12'に固定的に取り付けられている。これにより、センサアセンブリ10を通る連続した閉じた材料経路が提供される。
【0017】
フランジ11、11'が測定対象のプロセス材料を搬送するプロセスライン2に接続されている場合(入口側フランジ11への接続のみが示されている)、プロセス材料は、フランジ11のオリフィスを通ってセンサアセンブリ10の入口に入り、マニホールド12を通って振動式導管130a、130bに導かれる。マニホールド12内で、材料は分割され、振動式導管130a、130bを通って送られる。振動式導管130a、130bを出ると、プロセス材料は、ブロック及びマニホールド12'内で単一の流れに再結合され、その後、出口側フランジ11'を通ってプロセスライン(図示せず)に送られる。
【0018】
振動式導管130a、130bは、夫々曲げ軸W−W及びW'−W'の周りで実質的に同じ質量分布、慣性モーメント及びヤング率を有するように選択され、振動式導管取り付けブロックに適切に取り付けられる。これらの曲げ軸はブレースバーを通る。振動式導管のヤング率は温度によって変化し、この変化が流量と密度の計算に影響するため、抵抗温度検出器(RTD)などの温度センサ15が振動式導管(130a、130b、または両方)に取り付けられ、振動式導管130bの温度を連続的に測定する。振動式導管130bの温度、従って振動式導管を通過する所与の電流に対してRTDに現れる電圧は、振動式導管130bを通過する材料の温度によって支配される。RTDに現れる温度依存電圧は、、メータ電子機器20による周知の方法で使用されて、振動式導管温度の変化による振動式導管130bの弾性率の変化を補償する。RTDは、リード22によってメータ電子機器20に接続され得る。
【0019】
振動式導管130a、130bの両方は、ドライバ14により、夫々の曲げ軸W−W及びW'−W'に関して反対方向に駆動されて、これは流量計の第1の位相外れ曲げモードと呼ばれる。このドライバ14は、振動式導管130aに取り付けられた磁石及び振動式導管130bに取り付けられた対向コイルなど、多くの周知の構成の何れか1つを備えてもよく、該コイル内を振動式導管130a、130bを振動させるために交流電流が流れる。適切な駆動信号が、メータ電子機器20により、リード21を介してドライバ14に印加される。
【0020】
メータ電子機器20は、左右のピックオフアセンブリ100、100'から夫々リード23、23'に現れる左右のセンサ信号を受信する。リード23、23'はピックオフセンサ16、16'に接続されている。メータ電子機器20は、リード21上にドライバ14に現れる駆動信号を生成し、振動式導管130a、130bを振動させる。メータ電子機器20は、左右のピックオフセンサ信号を処理して、センサアセンブリ10を通過する材料の質量流量と密度を計算する。この情報は、他の情報とともに、信号として経路26を介してメータ電子機器20によって印加される。
【0021】
図2は実施形態に従った流量計5について、図1と同じ一般的な特徴を示す。しかし、図1は、クランプに関連する実施形態によるドライバ14、ピックオフセンサ16、16'、及びブレースバー140、140'を示している。一方、図2はストラッピングに関連する実施形態によるドライバ14a、ピックオフセンサ16a、16a'、及びブレースバー140a、140a'を示す。流量計5で使用するためのストラップ付き構成要素とクランプ付き構成要素の組み合わせが考えられ、これは実施形態の範囲内であることに留意すべきである。クランプ手段を利用するドライバ14、ピックオフセンサ16、16'、及びブレースバー140、140'の実施形態は、図3図4図8及び図9にさらに示されている。ストラップ手段を利用するドライバ14a、ピックオフセンサ16a、16a'、及びブレースバー140a、140a'の実施形態は、図5乃至図7及び図10にさらに示されている。
【0022】
クランプされたブレースバー
図3及び図4は、ブレースバー140、140'の実施形態を示す。これらのブレースバーはまた、図1に示される。ブレースバー140、140'は複数の部分から形成される。一実施形態において、ブレースバー本体141は、第1及び第2の端部142、142'に係合している。端部142、142'はブレースバー本体141に固定可能である。
一実施形態において、機械的締結具143は、端部142、142'の穴144を通過し、ブレースバー本体141のねじ穴145と係合するボルトである。端部142、142'がブレースバー本体141に固定されると、第1及び第2の開口部146、146'が画定される。これらの開口部146、146'は、振動式導管130a、130bが通過することができるサイズ及び寸法を有する。ねじ式締結具が示されているが、圧入固定手段及び/又はばねクリップも考えられる。ブレースバー140、140'は、金属、プラスチック、複合材料、及びそれらの組み合わせから作られてもよい。一実施形態では、機械的締結具143は、ブレースバー140、140'にクランプ力を与えて、振動式導管130a、130b上にロックする。図3は、開口部146、146'の内面147が実質的に平坦であることを示している。図4は、内面147が少なくとも1つの隆起部148を有し、ブレースバー140、140'と振動式導管130a、130bとの接触面を減らすことができることを示しており、これは、チューブの長さ及び/又はセンサのサイズの最小化を可能にし、最小長の振動式導管構成でのより大きなモード分離を可能にするために用いられる。2つの別個のスプリットを有する3ピースのブレースバーが示されているが、曲げ軸W−W、W’−W'に実質的に垂直に配向された1つのスプリットが存在する2ピースブレースバーも考えられることに留意されたい。
【0023】
ストラップされたブレースバー
図5乃至図7は、ブレースバー140a、140a'の実施形態を示す。これらのブレースバーはまた、図2に示される。ブレースバー140a、140a'は複数の部分から形成される。一実施形態において、ブレースバー本体141aは、振動式導管130a、130bに係合するサイズ及び寸法を有する。特に、端部領域150a、150bは、振動式導管130a、130bとの当接を可能にするような形状及び寸法である。丸い振動式導管130a、130bの場合、端部領域150a、150bは、振動式導管130a、130bの外半径に等しい半径で丸くなっている。円形以外の振動式導管130a、130bの他の形状が考えられ、当業者によって理解されるように、端部領域150a、150bの形状はそれに応じて調整され得る。ストラップ151は、振動式導管130a、130b及びブレースバー本体141aの周りに配置される。留め具152は、ストラップ151によって画定される穴153を通過し、ブレースバー本体141aによって画定される穴154も通過して、振動式導管130a、130bの周りにストラップ151を固定する。示される実施形態にて、機械的留め具152はストラップ151に対する力を提供して、振動式導管130a、130bの周りにストラップ151を引っ張る。
【0024】
図7は、ブレースバー本体141aの形状が、引込み距離D1を調整するように構成され、それにより、留め具152が所望の範囲内にあるときにストラップ151に加えられる張力が一貫して予測可能であることを示している。D1を増加させることにより、張力は増加する。更に、突起155は、振動式導管130a、130bとブレースバー本体141aの中央部分との間にストラップ151の接触点を作成するようにサイズ及び寸法が設定され、従って引き込み機能を画定する。突起155がブレースバー本体141aから延びる程度を増加させることにより、留め具152が締結されるときにストラップ151に加えられる張力が増加する。D1の大きさ及び突起155の形状、サイズ及び位置を調整することにより、留め具152が固定されたときに、所望且つ再現可能な引き込み張力の範囲が得られる。
【0025】
図示されたブレースバー本体141aは、突起155を超えて延びる管接触領域を有する。これにより、接触面積が増加するため、接合強度が向上しますが、必須ではない。幾つかの実施形態において、チューブ接触領域は、突起155を超えて延びていなくてもよい。幾つかの実施形態において、留め具152は所定のトルク値で締結され、この実施形態にてストラップ151の下方の隙間は、ストラップの弾性的な伸長が荷重を発生させるために必要である。
代替の構成は、形成後にストラップを一緒にリベットで留めること、及びチューブ間でアセンブリの周りを包むストラップタイでストラップに張力を掛けることを含む。他の実施形態は、図示のストラップの代わりにストラップタイを利用することを含む。ストラップタイについては、ドライバとピックオフセンサに関連して以下でさらに説明する。
【0026】
留め具152はナット158上に螺合するボルトとして示されるが、一実施形態においては留め具152は、圧入締結手段及び/又はばねクリップ、または当該技術分野で知られている他の機械的留め具であってもよい。
ブレースバー本体141a及びストラップ151は、金属、プラスチック、複合材料、及びそれらの組み合わせから作製され得る。ブレースバー本体141aの内面157は、ブレースバー本体141aの振動式導管130a、130bへの接触面を減少させる少なくとも1つの隆起部分(図示せず)を有してもよく、該隆起部分を使用して、チューブの長さとセンサのサイズを最小化し、最小長の振動式導管の構成でより大きなモード分離を可能にする。この概念は図4に示される。
【0027】
ストラップされ且つクランプされたブレースバー140、140'、140a、140a'は、振動式導管130a、130bに機械的に取り付けられ、これにより、ろう付けまたは溶接の必要性を排除する。ろう付けサイクルをなくすことにより、そのようなサイクルの高温から一部の構成要素を保護する必要性に制約されることなく、組立て工程を順序付けることができる。長時間のろう付けサイクルをなくすことで、製造材料の流れも改善される。更に、ここに開示されているブレースバーを取り付けるために必要なスキルのレベルは、適切にろう付けプロセスを実行するためのスキルのレベルよりも可成り低い。ブレースバーの取付けに通常使用されるろう付け工程では、センササブアセンブリを華氏2000度まで上昇させる。この工程は、大きなろう付けオーブンで行われる。ろう付けサイクルの時間(及びオーブンの全負荷を効率的に蓄積する必要性)は、多くの場合、製造工程のボトルネックである。このボトルネックは本実施形態では排除される。更に、ろう付けの必要性を無しで済ますことにより、温度に敏感な構成要素を、工程のより広い範囲の地点に取り付けることができる。最後に、ろう付けサイクル中にブレースバーが誤った位置に置かれたり移動した場合、ろう付けされたブレースバーを取り外したり再加工したりすることができないため、熱変形と不完全なろう付けの流れは、再加工とスクラップをもたらし、費用と時間が掛かる。ストラップされ且つクランプされたブレースバー140、140'、140a、140a'は、製造目的で必要に応じて再配置でき、センサアセンブリ10の振動応答を調整及び/又は最適化するために再配置できる。
【0028】
クランプされたドライバ及びピックアップ
図8及び図9は、ドライバ14及びピックオフセンサ16、16'の実施形態を示す。これらはまた図1に示される。これらの実施形態において、クランプカラー160は第1の部分161と第2の部分161’とで形成され、両部分は留め具162で一緒に保持される。示された実施形態において、留め具162は、第1の部分161のねじ穴163と係合するねじ付きボルトであるが、一実施形態において、留め具162は、圧入締結手段及び/又はばねクリップ、ストラップまたはタイ(以下に記載する)、または当該技術分野で知られている他の任意の機械的留め具とすることができる。第1の部分と第2の部分は大凡対称であるが、異なる分割方向のように、他の形状が考えられる。コイルアセンブリ164が1つの第1の部分161に取り付けられ、一方、隣接する第1の部分161は第1の部分に取り付けられる磁石アセンブリ165を有する。留め具162が締結されると、第1の部分161と第2の部分161’とは一緒にクランプ(固定)され、振動式導管130a、130bに係合する。ブレースバー140、140'と同様に、第1の部分161と第2の部分161’の内面は、第1の部分161と第2の部分161’の振動式導管130a、130bへの接触面を減少させる少なくとも1つの隆起部分(図示せず)を有し、該隆起部分を使用して、チューブの長さとセンサのサイズを最小化し、ドライバ14とピックオフセンサ16、16’をより自由に位置させることができる。
【0029】
ドライバ14は、典型的には図示のようなボイスコイル型装置などの電気的機械装置で振動式導管130a、130bを振動させる。同様の構成がピックオフセンサ16、16'によって利用される。ボイスコイル型ドライバ14又はピックオフセンサ16、16'は、流れ導管130aに取り付けられた磁石及び流れ導管130bに取り付けられた対向コイルなど、多くの周知の構成の1つを備えてもよい。ドライバ14の場合、対向するコイルアセンブリ164に交流電流を流して、両方の導管130a、130bを振動させる。適切な駆動信号がメータ電子機器20によって印加される。ピックオフセンサ16、16'の場合、ドライバ14によって引き起こされる振動により、コイルアセンブリ164は、磁石アセンブリ165の近接及び相対運動の結果として電圧を生成する。この電圧信号はメータ電子機器20に付与される。これらの構成は当該技術分野で周知であり、更なる詳細な記載は簡潔さの目的から省略する。
【0030】
ドライバ14及びピックオフセンサ16、16'は、プラスチック、金属、複合材料又は当該技術分野で公知の適切な材料から構成される。コイルアセンブリ164及び磁石アセンブリ165は、プラスチック、金属、複合材料、または当該技術分野で知られている任意の適切な材料で構成され、夫々の第1の部分161にプレスまたは接着されてもよい。一実施形態において、第1の部分161及びコイルアセンブリ164は、単一部品として構築されてもよい。一実施形態において、第1の部分161及び磁石アセンブリ165は、単一部品として構築されてもよい。一実施形態において、第1の部分161及びコイルアセンブリ164は、別部品として構築されてもよい。一実施形態において、第1の部分161及び磁石アセンブリ165は、別部品として構築されてもよい。ドライバ14及びピックオフセンサ16、16'は、大凡円筒形であるが、代替の実施形態ではあらゆる適切な形状が用いられる。更に、一実施形態において、ピックオフセンサ16、16'は、アセンブリのコイル側とアセンブリの磁石側との間の質量と慣性モーメントが実質的に同じになるように構築されている。
【0031】
ストラップされたドライバ及びピックオフ
図10は、ドライバ14a及びピックオフセンサ16a、16a'の実施形態を示す。これらはまた図2にも示される。これらの実施形態にて、ピックオフセンサ16a、16a'は夫々、ストラップ173で導管130a、130bに夫々固定されたコイル部分170及び磁石部分171から作られている。示される実施形態にて、ストラップ173は、導管130a、130b、並びにコイル部分170及び磁石部分171の1つに巻き付いて、夫々の部分170、171を夫々の導管130a、130bに固定するストラップタイである。ひだ部分174は、ストラップ173の弛みを取り除き、夫々の部分170、171を夫々の導管130a、130bに固定するのに十分な張力を提供する。ひだスタイルのストラップに加えて、ロッキングタイ、ビーズタイ、解放可能なタイ、はしごスタイルのタイ、平行進入ケーブルタイ、ティアオフタイ、及び当該技術分野で知られている他のタイまたはストラップなどの他のストラップが考えられる。ストラップは、プラスチック、ナイロン、ポリマー、金属、布地、複合材、それらの組み合わせ、及び当該技術分野で知られている他の任意の材料から作られてもよい。ストラップ173は、緩めたり締め直したりすることができる。一実施形態において、ストラップ173は、破損によってのみ取り外し可能である。一実施形態では、ストラップ173は交換可能であってもよい。
示されたコイル部分170及び磁石部分171の形状は、丸い領域175を備えた大凡長方形であるが、他の形状が考えられる。
【0032】
他の実施形態について説明したのと同じやり方で、ドライバ14aは、典型的には図示のようなボイスコイル型装置などの電気的機械装置で振動式導管130a、130bを振動させる。同様の構成がピックオフセンサ16a、16a'によって利用される。ボイスコイル型ドライバ14a又はピックオフセンサ16a、16a'は、流れ導管130aに取り付けられた磁石及び流れ導管130bに取り付けられた対向コイルなど、多くの周知の構成の1つを備えてもよい。ドライバ14aの場合、コイル部分170内のコイルに交流電流が流され、これにより両方の導管130a、130bが振動する。適切な駆動信号がメータ電子機器20によって印加される。ピックオフセンサ16a、16a'の場合、ドライバ14aによって引き起こされる振動により、コイル部分170は、磁石部分171の近接及び相対運動の結果として電圧を生成する。この電圧信号はメータ電子機器に付与される。これらの構成は当該技術分野で周知であり、更なる詳細な記載は簡潔さの目的から省略する。
【0033】
ドライバ14a及びピックオフセンサ16a、16a'は、プラスチック、金属、複合材料又は当該技術分野で公知の適切な材料から構成される。
開示された実施形態のブレースバー140、140'、140a、140a、クランプカラー160、コイル部分及び磁石部分170、171及び他の部分は、あらゆる適切な製造工程で形成され得る。例えば、ブレースバー140、140'は、押し出し成形または圧延成形されたビレットから形成されてもよいが、これに限定されない。クランプカラー160の直径は、広く入手可能な棒材の寸法又はほぼその寸法になるように選択することができる。クランプカラー160の外面は、旋盤上で棒材または他の適切な材料を回転させることにより更に形成されてもよい。機械加工操作、EDM、ウォータージェット、3D印刷、射出成形、プラスチックまたは金属、鋳造、及び当該技術分野で知られている他の製造工程が考えられる。
【0034】
例えば、旋盤及び他の類似の製造工程は、高い処理能力で、クランプカラー160の外面の寸法を安価かつ厳密に制御することができる。例えば、コイル部分及び磁石部分170、171を形成する際に、鋳造後のミリングを使用してもよい。クランプカラー160は、ろう付け、溶接、接着剤の使用などの任意の適切な方法でコイルアセンブリ164及び磁石アセンブリ165に固定することができる。
【0035】
上記の実施形態の詳細な説明は、本出願の範囲内にあるべき、本発明者らによって企図されているすべての実施形態の包括的な説明ではない。事実、当業者であれば、上述した実施形態の特定の要素は、さらなる実施形態を作成するために様々に組み合わせ、又は、なくすことができ、そのようなさらなる実施形態が本出願の範囲及び教示の中に入ることは認識されよう。上述した実施形態は、本発明の範囲及び教示内の追加の実施形態を作成するために全体的に又は部分的に組み合わせることができることも、当業者には諒解されよう。
【0036】
このように、特定の実施形態が説明の目的で記載されているが、関連技術の熟練者が認識するように、種々の均等な修正が本記載の範囲内で可能である。ここに付与された開示は他のセンサ、センサブラケット及び導管に適用され得て、上記の記載及び添付の図面に示す実施形態に適用されるのではない。従って、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲から決定されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
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図7
図8
図9
図10