【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を実現するために、本発明の第1態様の技術的手段は、調理器具に用いられる材料洗浄装置であって、上部には材料供給口と、洗浄用キャビティへ気流を送ることにより材料投入を補助する空気供給口とが設けられ、底部には材料排出口が設けられる前記洗浄用キャビティと、前記材料供給口と連通し、前記洗浄用キャビティに洗浄対象材料を搬送する材料搬送管と、入力端が水源及び空気源に接続可能に設置され、出力端が前記洗浄用キャビティ内まで延伸し、且つ前記洗浄用キャビティに対して上下に移動可能に設置される洗浄用導入管と、前記材料排出口に設けられるとともに前記洗浄用導入管の出力端に接続され、それにより前記洗浄用導入管が前記材料排出口を連動して開閉させる、洗浄用密封アセンブリとを含み、前記洗浄用密封アセンブリには、前記洗浄用導入管の出力端及び前記洗浄用キャビティの内部空間と連通する搬送孔が設けられる、材料洗浄装置を提供する。
【0007】
本発明の第1態様の技術的手段で提供する材料洗浄装置は、洗浄用キャビティに材料供給口、空気供給口、及び材料排出口が設けられており、材料供給口が材料搬送管に接続され、自動的に材料を洗浄用キャビティ内に送り込むことができ、これにより材料の自動搬送を実現する。空気供給口は、空気源(例えば、空気ポンプ、空気ブロワーなど)に接続可能に設置され、気流と重力の作用で材料を材料排出口から排出することができ、これにより材料の自動投入を実現する。材料排出口には洗浄用導入管と連通する洗浄用密封アセンブリが設けられており、洗浄用導入管が三方継手を介して空気源及び水源に接続されることにより、洗浄用キャビティに、材料の洗浄に用いられる水流と、材料及び水がうねり、摩擦、回転などの動きをするよう促進するために用いられる気流とを送り、これにより材料の洗浄を実現する。すなわち、気流撹拌で空気や水を吹き付けて米を水洗いする効果を実現し、機械撹拌に比べて、気流撹拌は構造がより簡単で、洗浄がより衛生的で、且つ洗浄用密封アセンブリが、材料排出口を開閉する材料排出弁機能も有するため、製品の集積度を向上させ、製品のサイズが小さくなり、製品の構造が簡素化される。また、材料供給口と空気供給口とを別々に設置する構造は、両者を1つに統合する技術的手段と比べて、空気圧式材料投入の機能を満たす上に、材料供給用動力源の選択範囲(例えば、材料の搬送に風力を使用できる以外、重力、水力又はその他の外力を使用しても材料の自動搬送を実現できる)を広げるだけではなく、空気供給口に接続される空気源の位置の選択範囲(例えば、炊飯器を例とすると、炊飯器本体の内部に位置してもよく、炊飯器の蓋に位置してもよい)も拡大し、これにより、異なる製品の具体的な構造及びマーケット指向に応じて合理的に設計することができ、調理器具の性能及び構造をさらに最適化する。
【0008】
また、本発明で提供する上記技術的手段の材料洗浄装置は、さらに以下のような付加的な技術的特徴を有してもよい。
【0009】
上記技術的手段において、前記洗浄用密封アセンブリは、前記搬送孔が設けられ、且つ前記材料排出口の形状に適合するハウジングと、前記ハウジングの頂部に取り付けられ、且つ前記洗浄用導入管の出力端に接続されるとともに前記洗浄用導入管及び前記ハウジングの内部空間と連通するジョイントとを含む。
【0010】
洗浄用密封アセンブリは、ハウジング及びジョイントを含み、ハウジングは材料排出口の形状に適合するため、材料排出口を開閉することができ、密封機能を実現し、ジョイントは、ハウジングの頂部に取り付けられ、洗浄用導入管の出力端に接続(ネジ接続など)され、且つハウジングの内部空間及び洗浄用導入管と連通し、これにより洗浄用導入管が洗浄用密封アセンブリに水及び空気を供給することを保証し、ハウジングに搬送孔が設けられることにより、洗浄用密封アセンブリが洗浄用キャビティへ水流及び気流を送ることを保証する。さらに、ジョイントは、ハウジングと一体型構造を形成してもよく、ジョイントがハウジング内部に水及び空気を供給することを保証できればよい。
【0011】
上記技術的手段において、前記洗浄用密封アセンブリは、前記ハウジングの底部に取り付けられ、前記ジョイントに対向して設けられ、噴水口が前記調理器具の調理室と連通し、且つ前記ジョイントとの相対移動が可能である噴霧ヘッドをさらに含み、前記洗浄用導入管は、上下に移動するとき、前記ハウジングを連動して上下に移動させると同時に、前記ジョイントを連動して前記噴霧ヘッドに対して相対移動させることにより、前記ハウジングが前記材料排出口を閉じるとき、前記噴霧ヘッドを前記ジョイントから隔離させるとともに、前記ハウジングが前記材料排出口を開くとき、前記噴霧ヘッドを前記ジョイントと連通させる。
【0012】
洗浄用密封アセンブリは噴霧ヘッドをさらに含み、当該噴霧ヘッドは、ハウジングの底部に取り付けられ、ジョイントに対向して設けられ、その噴水口が調理室と連通するため、調理室にミストを噴射することができ、調理中のこぼれを防止して気泡を破壊する作用を奏する。したがって、洗浄用密封アセンブリは、密封機能、空気供給機能、及び水供給機能を有する上に、こぼれを防止する機能をさらに有し、これにより洗浄用密封アセンブリの集積度を向上させ、製品の構造が簡素化される。
【0013】
具体的には、噴霧ヘッドが、ジョイントに対して相対移動してジョイントと連通すると、調理室にミストを噴射して、こぼれの防止、気泡の破壊を行い、こぼれを防止する機能を実現し、このとき、ハウジングがちょうど材料排出口を開き、且つ噴霧ヘッドを用いてより均一にミストを噴射することができるため、こぼれを防止して気泡を破壊する効果がより高い。噴霧ヘッドがジョイントに対して相対移動し、ひいてはジョイントから隔離されると、噴霧ヘッドが閉じられ(一定の圧力を有する水流のみ噴霧ヘッドに入ることができ、さらに噴射され、したがって噴霧ヘッドがジョイントから隔離されたとき、噴霧ヘッドは閉じた状態にある)、このとき、ハウジングが材料排出口を閉じ、材料洗浄装置が洗浄プロセスを行うことができ、且つ噴霧ヘッドが閉じられて噴霧ヘッドでの水漏れによる水の損失又は空気の損失を避け、洗浄プロセスが正常に行われることを保証する。
【0014】
ジョイントが噴霧ヘッドに対して相対移動を行う具体的な方法については、噴霧ヘッドをハウジングに固定し、ジョイントをハウジングに移動可能に取り付けて、ジョイントのハウジングに対する移動によりそれの噴霧ヘッドとの相対移動を実現してもよく、ジョイントをハウジングに固定し、噴霧ヘッドをハウジングに移動可能に取り付けて、噴霧ヘッドのハウジングに対する移動によりそれとジョイントとの相対移動を実現してもよく、無論、噴霧ヘッド及びジョイントの両者をハウジングに移動可能に取り付けて、両者のハウジングに対する移動により、噴霧ヘッドとジョイントとの相対移動を実現してもよい。
【0015】
上記技術的手段において、前記洗浄用密封アセンブリは、前記ハウジング内に位置し、前記ハウジングが前記材料排出口を開くとき、前記ジョイントを前記噴霧ヘッドと連通させる弾性部材をさらに含む。
【0016】
ハウジング内には弾性部材が設けられるため、ハウジングが材料排出口を閉じると、弾性部材は弾性変形して弾性力による位置エネルギーを蓄え、このとき、洗浄用導入管及び洗浄用キャビティはそれぞれジョイント及びハウジングに作用力を加えて、噴霧ヘッドを閉じるようにジョイントと噴霧ヘッドとを分離させることができ、ハウジングが材料排出口を開くと、洗浄用キャビティがハウジングに加えた作用力がなくなり、弾性部材は、弾性力による位置エネルギーを放出して変形から復元し、さらにジョイントを噴霧ヘッドに当接させ、ジョイントを噴霧ヘッドと連通させることにより、噴霧ヘッドを開くと同時に、ジョイントと洗浄用キャビティの内部接続を中断するため、洗浄用導入管から流出する水は噴霧ヘッドによりミストの形で調理室内に入り、気泡を破壊し、こぼれを防止する。したがって、ハウジング内に弾性部材を設置することにより、噴霧ヘッドが自動的に開くことを実現し、密封機能及びこぼれ防止機能の実現を保証するだけではなく、製品の構造を簡素化し、構想も非常に巧妙である。好ましくは、弾性部材は、弾性が高く、変形量が大きく、且つ安価であるバネである。
【0017】
無論、弾性部材は、スプリングピースなどの他の弾性構造であってもよく、ここでは逐一列挙しない。ハウジング内に弾性部材を設置せず、その他の構造によって、ジョイントと噴霧ヘッドとの相対移動を実現してもよく、さらにジョイントと噴霧ヘッドとの連通又は中断を実現し、例えば、洗浄用キャビティの下方に噴霧ヘッドに接続される弾性部材を設置し、洗浄用導入管が上方へ移動して材料排出口を閉じると、弾性部材が引き伸ばされて変形することにより、噴霧ヘッドをジョイントから分離する。洗浄用導入管が下方へ移動して材料排出口を開くと、弾性部材は変形から復元するか又は圧縮されて変形することにより、ジョイントが噴霧ヘッドと連通し、また他の方案もあるが、ここでは逐一列挙しない。これらの技術的手段は、いずれも本発明の設計思想と主旨から逸脱せず、本発明の目的を実現できるため、いずれも本発明の保護範囲内のものである。
【0018】
上記技術的手段において、前記ジョイントは、前記ハウジングに移動可能に取り付けられ、且つその下端には位置制限突起が設けられ、前記噴霧ヘッドは、前記ハウジングに固定的に取り付けられ、前記弾性部材は、前記ジョイントに嵌設され、且つその上下の両端がそれぞれ前記ハウジング及び前記位置制限突起に当接して圧縮状態にあり、前記洗浄用導入管が上方へ移動すると、前記ハウジングは前記材料排出口を閉じ、前記洗浄用導入管が下方へ移動すると、前記ハウジングは前記材料排出口を開く。
【0019】
ジョイントがハウジングに移動可能に取り付けられることにより、ジョイントはハウジングに対して移動することができ、ジョイントと噴霧ヘッドとの相対移動を保証する。ジョイントの下端には位置制限突起が設けられ、ジョイントがハウジングから抜け落ちないことを保証する。弾性部材はジョイントに嵌設され、且つその上下の両端がそれぞれハウジング及び位置制限突起に当接することにより、弾性部材が抜け落ちないことを保証するだけでなく、弾性部材の変形方向がジョイントの移動方向と一致することも保証して、弾性部材の使用上の信頼性をさらに向上させる。弾性部材が圧縮状態にあることで、ハウジングが材料排出口を開くとき、弾性部材がジョイントに下向きの作用力を加えることを保証し、噴霧ヘッドがハウジングに固定的に取り付けられているため、弾性部材はジョイントを噴霧ヘッドに密着させることができ、噴霧ヘッドとジョイントとの連通を実現する。洗浄用導入管が上方へ移動するとき、ハウジングが材料排出口を閉じ、それにより洗浄用キャビティ及び洗浄用導入管がそれぞれハウジング及びジョイントに下向き及び上向きの作用力を加えるため、ハウジング及びジョイントは、弾性部材に押圧力を加えて、弾性部材をさらに圧縮変形させると同時に、ジョイントと噴霧ヘッドとの分離を実現し、これにより噴霧ヘッドを閉じ、洗浄用キャビティと連通する。洗浄用導入管が下方へ移動するとき、ハウジングが材料排出口を開き、それにより洗浄用キャビティがハウジングに加えた作用力がなくなるため、弾性部材が変形から復元して、ハウジングを上方へ押圧し、ハウジングが噴霧ヘッドを連動してジョイントに対して上方へ移動させることにより、ジョイントを噴霧ヘッドに密着させ、これにより噴霧ヘッドを開いて、調理室と連通する。
【0020】
上記技術的手段において、前記ハウジングは、前記ジョイントが取り付けられ、且つ前記搬送孔が設けられる上蓋と、前記上蓋の下端に接続される底蓋とを含み、前記噴霧ヘッドが前記底蓋に取り付けられて前記底蓋を貫通し、前記上蓋及び/又は前記底蓋の形状は前記材料排出口に適合する。
【0021】
ハウジングは、上蓋及び底蓋を含み、ジョイント及び噴霧ヘッドはそれぞれ上蓋及び底蓋に取り付けられ、上蓋には搬送孔が設けられ、搬送孔がハウジングの上部に位置することで、搬送孔が洗浄用キャビティの内部に位置し、さらに洗浄用キャビティの内部空間と連通することを保証する。噴霧ヘッドが底蓋を貫通することで、噴霧ヘッドの噴水口が調理室と連通し、さらに調理室にミストを噴射することを保証する。ハウジングは、ジョイント、弾性部材、及び噴霧ヘッドのメンテナンスと脱着を容易にするように2つの部分から構成され、上蓋、底蓋、又は上蓋及び底蓋の形状は材料排出口に適合し、いずれもハウジングの材料排出口に対する効果的な密封を保証できる。
【0022】
上記技術的手段において、前記上蓋は、前記ジョイントが取り付けられ、且つ下端面には、前記ジョイントの外側に嵌設され、前記ジョイントとの間に隙間を有し、且つ前記底蓋に接続される第1の環状板が設けられる頂蓋と、前記第1の環状板の外側に嵌設され、前記頂蓋の下端面と前記底蓋の上端面との間に位置し、且つ前記材料排出口の形状に適合する密封蓋とを含み、前記第1の環状板には連通孔が設けられており、前記密封蓋は弾性体であり、且つ前記密封蓋には、前記連通孔と連通する前記搬送孔が設けられる。
【0023】
上蓋は、頂蓋及び密封蓋を含み、頂蓋にジョイントが取り付けられることにより、洗浄用密封アセンブリと洗浄用導入管との接続を実現する。頂蓋の下端面には第1の環状板が設けられ、第1の環状板は、ジョイントの外側に嵌設され、ジョイントとの間に隙間を有し、且つ第1の環状板には連通孔が設けられ、ジョイントが噴霧ヘッドから隔離されると、ジョイントの内部通路が第1の環状板とジョイントとの間の隙間を介して連通孔と連通する。密封蓋は第1の環状板の外側に嵌設され、頂蓋の下端面と底蓋の上端面との間に位置し、且つ密封蓋は弾性体であるため、頂蓋の下端面及び底蓋の上端面は密封蓋に垂直方向の押圧力及び一定の水平方向の静止摩擦力を加えて、さらに密封蓋の垂直方向の移動及び水平方向の移動を制限し、第1の環状板により密封蓋が水平に抜け出ないことが確保され、ハウジングの完全性を保証する。また、密封蓋は材料排出口の形状に適合し、即ち、密封蓋により材料排出口を閉じ、密封蓋が弾性体であるため、材料排出口を閉じるときに一定の弾性変形が生じて、材料排出口にさらに密着し、効果的な密封作用を奏し、ハウジングと材料排出口との間にシールリングなどのシールを設置して材料排出口の密封性を向上させる必要がないため、材料洗浄装置の構造を簡素化する。また、弾性体は剛体よりも加工成形が容易であるため、搬送孔が密封蓋に設けられることにより、製品の加工プロセスを簡素化し、且つ搬送孔が連通孔と連通するため、ジョイントが噴霧ヘッドから隔離されるとき、それから流出する気流及び水流が連通孔を経由して搬送孔に入り、さらに洗浄用キャビティ内まで送られる。
【0024】
好ましくは、密封蓋はシリコン蓋であり、シリコンは、密封蓋が一定の形を維持できるように一定の剛性を有し、密封蓋に適量の弾性変形が生じて組立要件及び密封要件を満たすように一定の弾性も有する。
【0025】
上記技術的手段において、前記底蓋の上端面には第2の環状板が設けられ、前記第2の環状板が前記第1の環状板に接続されることにより、前記底蓋を前記頂蓋に接続し、前記密封蓋内には第3の環状板が設けられ、前記第3の環状板が前記第2の環状板の外側に嵌設されて前記第2の環状板の外面に密着し、前記搬送孔は前記第3の環状板の上方に位置する。
【0026】
底蓋の上端面には、第1の環状板に接続(例えば、ネジ接続、係止接続など)される第2の環状板が設けられることにより、底蓋と頂蓋の固定接続を実現する。密封蓋内には第3の環状板が設けられ、第3の環状板は第2の環状板の外側に嵌設され、第2の環状板の外面に密着するため、第2の環状板は密封蓋に対して効果的な位置制限作用を奏し、密封蓋が半径方向に沿って移動することを避け、頂蓋の下端面及び底蓋の上端面が密封蓋に対して上下の位置制限を行い、第2の環状板が密封蓋に対して水平位置制限を行い(ハウジングが円形である場合、頂蓋、底蓋、及び第2の環状板が密封蓋に加えた静止摩擦力により密封蓋の円周方向への回転を制限することもでき)、これにより密封蓋の使用上の信頼性を保証する。搬送孔は、第3の環状板の上方に位置するため、第3の環状板が搬送孔を塞ぐことを避けて、搬送孔と連通孔との連通を保証する。
【0027】
上記技術的手段において、前記密封蓋内には、さらに前記第2の環状板の上端面に当接する位置制限面が設けられる。
【0028】
密封蓋内に位置制限面を設置することにより、第2の環状板の上端面が位置制限面に当接するため、位置制限面が第2の環状板の上端面に密着することができ(密封蓋が弾性体であるため)、良好な密封作用を奏し、これにより流通孔から流出する水流又は気流が第2の環状板と第3の環状板との間から漏れることを避け、洗浄用密封アセンブリ内部の密封性を効果的に向上させ、さらに第2の環状板と第3の環状板との間を隙間嵌めに設計して、脱着を容易にし、また、第2の環状板と密封蓋が互いに位置制限することにより、ハウジングの安定性をさらに向上させる。
【0029】
上記いずれかの技術的手段において、前記材料洗浄装置は、前記底蓋に取り付けられ、前記噴霧ヘッドの入口に嵌設されるシールをさらに含む。
【0030】
噴霧ヘッドの入口にシールが設置され、ジョイントが噴霧ヘッドと合体し連通するとき、シールに押し付けられることが可能であり、さらに噴霧ヘッドがジョイントと連通するときに両者間の密封性を向上させ、水流が噴霧ヘッドに入るのに十分な圧力を有することを保証し、さらに噴霧ヘッドの噴霧効率、気泡を破壊する効率を向上させる。好ましくは、シールはシールゴムリングとする。
【0031】
上記いずれかの技術的手段において、前記搬送孔の数は複数であり、複数の前記搬送孔は前記ハウジングの円周方向に沿って均一に配置され、及び/又は、前記搬送孔は前記ハウジングの上部に設けられ、且つ前記ハウジングの上部の断面積は上から下へ徐々に大きくなり、及び/又は、前記ハウジングの上部は回転体であり、且つ前記回転体の断面積は上から下へ徐々に変化し、前記搬送孔は、前記回転体に設けられ、全体として細長い形状を呈しており、前記回転体の壁面に沿って回転し、斜めに延伸する。
【0032】
搬送孔の数は複数であり、洗浄用密封アセンブリの気流及び水流を送る効率を向上させ、複数の搬送孔はハウジングの円周方向に沿って均一に配置され、一方では、気流が流出する均一性を向上させて、洗浄用キャビティ内の材料をより均一に撹拌することができ、これにより洗浄効率を向上させ、他方では、ハウジング全体が均衡の取れた力を受け、洗浄用密封アセンブリの安定性を向上させる。
【0033】
搬送孔はハウジングの上部に設けられ、搬送孔と洗浄用キャビティとの効果的な連通を保証し、ハウジングの上部の断面積は上から下へ徐々に大きくなるため、搬送孔が上向きに傾斜することにより、気流を上向きに斜めに噴出させることができ、材料と水のうねりを促進しやすく、さらに空気撹拌の効率を向上させ、洗浄効率を向上させる。
【0034】
ハウジングの上部は、断面積が上から下へ徐々に変化して、上部全体がテーパー状又はボウル状になる回転体であり、回転体には、全体が細長い形状になり、回転体の壁面に沿って回転し、斜めに延伸する搬送孔が設けられ、一方では、水流と気流を回転しながら噴出させることが可能であり、こうすると、搬送孔同士間は隔離されるが、異なる搬送孔から送られる気流は一体に連なることが可能であり、カバーできる範囲がより広く、つまり、限られた数の搬送孔で円周方向範囲内の材料を撹拌することを実現でき、360°死角のない状態を実現し、これにより洗浄効率を向上させる。他方では、気流を噴出するとき、さらに一定の水平成分速度を有するため、材料と水を駆動して回転させることもでき、これにより洗浄効率を向上させる。また、搬送孔のサイズを格段に大きくすることができ、さらに空気搬送効率と水搬送効率を向上させ、搬送孔の数を減らし(例えば、1列の搬送孔を設けるだけで要件を満たせる)、そして外観をより美しくする。また、上記上蓋が頂蓋及び密封蓋を含む技術的手段において、搬送孔が密封蓋に設けられ、且つ上向きに延伸して密封蓋の上端面を貫通する。
【0035】
上記いずれかの技術的手段において、前記材料洗浄装置は、駆動部材と、前記駆動部材に接続される伝達アセンブリとをさらに含み、前記伝達アセンブリは、前記洗浄用導入管に接続されて前記洗浄用導入管を連動して上下に移動させることにより、前記洗浄用導入管が前記洗浄用密封アセンブリを連動して上下に移動させる。
【0036】
上記技術的手段において、前記材料洗浄装置は、前記伝達アセンブリと協働し、前記伝達アセンブリの移動幅を制限する位置制限部材をさらに含む。
【0037】
上記技術的手段において、前記伝達アセンブリは、前記駆動部材の出力軸に接続される歯車と、前記洗浄用導入管を連動して上下に移動させるように、前記歯車と噛み合って前記洗浄用導入管に接続され、且つ垂直方向に沿って延伸するラックスライダーとを含み、前記位置制限部材は、前記ラックスライダーの上方への移動幅を制限するように、前記ラックスライダーの上方に位置する。
【0038】
駆動装置で洗浄用導入管を駆動して上下に移動させ、製品の自動化度をさらに高め、駆動装置が洗浄用導入管を駆動して上下に移動させるとき、洗浄用導入管が洗浄用密封アセンブリを連動して上下に移動させ、さらに材料排出口を開閉する。位置制限部材は伝達アセンブリと協働して、伝達アセンブリの移動幅を制限でき、さらに洗浄用導入管が上下に過度に移動して製品の構造を破壊すること又は他の悪影響(例えば、洗浄用導入管が上方へ過度に移動して、洗浄用密封アセンブリと洗浄用キャビティとの間に摩擦、摩耗、さらには変形などが発生する)を及ぼすことを避ける。
【0039】
具体的には、駆動装置は、駆動部材及び伝達アセンブリを含み、伝達アセンブリは歯車及びラックスライダーを含み、歯車は駆動部材(モータなど)の出力軸に接続され、モータシャフトの回転に伴って回転し、ラックスライダーは歯車と噛み合って垂直方向に沿って延伸するため、歯車が回転するとき、ラックスライダーを連動して垂直方向に沿って上下に移動させ、さらに洗浄用導入管の上下移動を実現する。位置制限部材は、ラックスライダーの上方に位置するため、ラックスライダーが上方へ移動する幅に対して位置制限することができ、さらに洗浄用導入管が上方へ過度に移動することにより洗浄用密封アセンブリと洗浄用キャビティとの間に摩擦、摩耗、さらには変形などを生じさせることを避ける。無論、伝達アセンブリは、歯車・ラックスライダーのような構造に限定されず、他の形態であってもよく、ここでは逐一列挙しない。
【0040】
本発明の第2態様の技術的手段は、調理室を有する調理本体と、洗浄用キャビティの材料排出口が前記調理室と連通し、前記洗浄用キャビティ内に送り込まれた材料を洗浄し、洗浄後の材料を前記調理室に送り込む第1態様の技術的手段のいずれか1つに記載の材料洗浄装置とを含む、調理器具を提供する。
【0041】
本発明の第2態様の技術的手段で提供する調理器具は、第1態様の技術的手段のいずれか1つに記載の材料洗浄装置を含むため、上記いずれか1つの技術的手段が有する全ての有益な効果を有し、ここでは詳細な説明を省略する。
【0042】
上記技術的手段において、前記調理本体は、釜体及び蓋体を含み、前記調理室を囲むように前記蓋体で前記釜体に蓋をし、前記材料洗浄装置は前記蓋体に設けられる。
【0043】
洗浄用キャビティの材料排出口を開くときに調理室と連通するように、材料洗浄装置を蓋体に設置することにより、洗浄用キャビティ内の材料がスムーズに調理室内に入って調理され、構造がよりコンパクトで、合理的になる。
【0044】
好ましくは、材料洗浄装置の洗浄用キャビティと調理器具の蓋体は一体型構造とし、こうすると、製品の組立効率を向上させるだけでなく、且つ吸気管、排気ダクト、給水ダクト、及び汚水ダクトと洗浄用キャビティとの間の組立、マッチングの精度及び密封接続の信頼性をさらに保証でき、製品の使用上の信頼性を保証する点において有利である。
【0045】
上記いずれかの技術的手段において、前記調理器具は炊飯器である。
【0046】
無論、炊飯器に限らず、電気圧力鍋、電気煮鍋、電気蒸し鍋などであってもよい。