(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6808135
(24)【登録日】2020年12月11日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】ごみ処理施設用の乾燥ゴミの半自動処理装置
(51)【国際特許分類】
B09B 3/00 20060101AFI20201221BHJP
B09B 5/00 20060101ALI20201221BHJP
【FI】
B09B3/00 304H
B09B3/00 Z
B09B5/00 M
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-202697(P2019-202697)
(22)【出願日】2019年11月7日
【審査請求日】2020年3月30日
(31)【優先権主張番号】201910679702.X
(32)【優先日】2019年7月26日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519320963
【氏名又は名称】済寧延貝塑膠有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】楼碧云
【審査官】
岡田 三恵
(56)【参考文献】
【文献】
特開2000−061425(JP,A)
【文献】
特表2013−542072(JP,A)
【文献】
特表2007−516077(JP,A)
【文献】
特開平08−196930(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B09B 3/00
B09B 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ごみ処理施設用の乾燥ゴミの半自動処理装置であって、主体を含み、前記主体の中には洗浄空間が設置され、前記洗浄空間の中には乾燥ゴミを洗浄できる洗浄部品が設置され、前記洗浄部品は、前記洗浄空間の中に回転可能に設置され且つ乾燥ゴミを洗浄できる撹拌盤を含み、前記洗浄空間の中には洗浄後の乾燥ゴミをろ過できる濾過盤がスライド可能に装着され、
前記洗浄空間の右側には粉砕空間が設置され、前記粉砕空間の中には乾燥ゴミを粉砕できる粉砕部品が設置され、前記粉砕部品は前記粉砕空間の中に回転可能に設置された旋転盤を含み、前記粉砕空間において前記旋転盤の下側には昇降盤がスライド可能に装着され、前記旋転盤と前記昇降盤とが互いに回転することで、洗浄部品から送られてきた乾燥ゴミを粉砕でき、前記粉砕空間の下側には伝動空間が設置され、前記伝動空間と前記粉砕空間との間には第一ネジ山棒が回転可能に装着され、前記第一ネジ山棒と前記昇降盤とがネジ山により連結され、前記第一ネジ山棒が回転すると、昇降盤が連動して乾燥ゴミを粉砕するサイズを上下に調節でき、
前記粉砕空間の下側には圧縮空間が設置され、前記粉砕空間と前記圧縮空間とが連通され、前記圧縮空間の中には粉砕後の乾燥ゴミをブロックに圧縮する圧縮部品が設置され、前記圧縮部品は前記圧縮空間の中に水平摺動可能に装着された押圧棒を含み、前記圧縮空間の下側には下方に開口した転落空間が設置され、前記圧縮空間の上壁の中には昇降液圧シリンダが固定的に装着され、前記昇降液圧シリンダのピストンプッシュロッドには上プッシュ板が固定的に装着され、前記圧縮空間の下側には第一復帰空間が設置され、前記第一復帰空間の中には下プッシュ板がスライド可能に装着され、上プッシュ板は前記下プッシュ板の上の乾燥ゴミを下に押し動かすことができ、前記第一復帰空間の左側内壁の中には前記第一復帰空間と連通した押送空間が設置され、前記押送空間の中には第一押し棒がスライド可能に装着され、前記第一押し棒は前記下プッシュ板の上の乾燥ゴミを右へ押し動かして前記転落空間から送り出し、
前記洗浄部品はまた前記洗浄空間の下壁の中に固定的に装着された撹拌モータを含み、前記撹拌モータの上側の出力軸が前記撹拌盤と固定的に装着され、前記濾過盤の下面には連結ブロックが固定的に装着され、前記連結ブロックには連動空間が設置され、前記洗浄空間の両側内壁の中には昇降空間が左右対称に設置され、前記昇降空間の下側内壁の中には昇降モータが左右対称に固定的に装着され、左右の前記昇降モータの上側の出力軸には第二ネジ山棒が左右対称に固定的に装着され、左側の前記第二ネジ山棒は右側の前記第二ネジ山棒より長く、前記第二ネジ山棒には持上げ棒がネジ山により装着され、前記持上げ棒と前記連動空間とがスライド可能に連結され且つ前記持上げ棒は前記連動空間に対して相対的にスライドし、
前記主体の中には揺動空間が設置され、前記揺動空間と前記洗浄空間との間にはリンク空間が連通するように設置され、前記揺動空間の後ろ側内壁の中には押送モータが固定的に装着され、前記押送モータの前側の出力軸には旋転輪が固定的に装着され、前記旋転輪にはリンクが回転可能に装着され、前記リンクが前記リンク空間の中で上下に揺動し、前記リンクの左面にはスライドブロックがヒンジで装着され、前記押送モータを起動して前記旋転輪を回転連動させ、前記旋転輪の回転がリンクを揺動連動させ、前記濾過盤が乾燥ゴミを濾過する時、前記リンクが揺動して前記スライドブロックを前記濾過盤の上で左右にスライド連動させ、前記濾過盤の上の乾燥ゴミが前記粉砕空間の内部まで押し込まれ、
前記洗浄部品はまた前記主体の左側面と前記洗浄空間の下壁との間に連通するように設置された出水管を含み、前記出水管の中には制御バルブが固定的に装着され、前記主体の上側面と前記洗浄空間の上壁との間には連通した進水管が設置され、
前記洗浄空間の上側内壁と前記主体の上面との間にはホッパーが設置され、
前記粉砕部品はまた前記伝動空間の右側内壁と前記主体の右側面との間に回転可能に装着されたハンドルを含み、前記ハンドルの左面には第一傘歯車が固定的に装着され、前記第一ネジ山棒の下面には第二傘歯車が固定的に装着され、前記第二傘歯車と前記第一傘歯車とが噛み合っており、前記粉砕空間の内部の上壁の中には粉砕モータが固定的に装着され、前記旋転盤には乾燥ゴミ穴が設置され、乾燥ゴミは前記乾燥ゴミ穴から落ち込み、前記主体において前記粉砕空間にはスライド空間が左右対称に設置され、前記昇降盤と前記スライド空間とがスライド可能に連結され、
前記圧縮部品はまた前記押送空間の下側に設置された第二復帰空間を含み、前記第二復帰空間の左側内壁の中には電磁石が固定的に装着され、前記第二復帰空間の中には第二押し棒がスライド可能に装着され、前記第二押し棒の左面には永久磁石が固定的に装着され、前記通電磁石と前記永久磁石との間にはばねが設置され、前記下プッシュ板にはフックレバーが固定的に装着され、前記上プッシュ板の底壁と前記第一復帰空間との間には圧縮ばねが設置され、乾燥ゴミが前記圧縮空間の中に落ち入り、前記主体において前記圧縮空間の右側内壁の中には押圧液圧シリンダが固定的に装着され、前記押圧液圧シリンダの出力軸の左面が前記押圧棒の右面と固定的に連結され、前記主体において前記押送空間の左側には押送液圧シリンダが固定的に装着され、前記押送液圧シリンダの出力軸の右面と前記第一押し棒の左面とが固定的に連結され、粉砕された乾燥ゴミが前記圧縮空間の中に落ちると、前記押圧液圧シリンダが起動して前記押圧棒を左に移動連動させて乾燥ゴミを圧縮し、前記昇降液圧シリンダを起動し、前記昇降液圧シリンダが前記上プッシュ板を下に運動連動させ、前記上プッシュ板が乾燥ゴミと前記下プッシュ板を下方に移動連動させ、前記フックレバーが前記第二押し棒を引っ掛けるとき、前記上プッシュ板が元の場所へ戻り、前記押送液圧シリンダが起動し、前記第一押し棒が前記下プッシュ板における乾燥ゴミを前記転落空間まで落とした後、前記第一押し棒を前記押送空間へ戻らせ、前記通電磁石を通電させ、前記通電磁石が前記永久磁石を吸引し、前記永久磁石が前記第二押し棒を左方に移動連動させることで、前記フックレバーが前記第二押し棒を引っ掛けなくなり、前記圧縮ばねが前記下プッシュ板を元の位置まで弾き戻すことを特徴とするごみ処理施設用の乾燥ゴミの半自動処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は日用品分野に関し、具体的にはごみ処理施設用の乾燥ゴミの半自動処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ゴミ分類問題は間髪を入れず、その中に、乾燥ゴミは専用空間が大きく、利用率が低く、直接に埋めると分解にくく、細菌を生じて環境を汚染しやすいなどの問題が有り、しかも人口が多いほど乾燥ゴミが生じられ、それだけ大量な乾燥ゴミの処理を人力だけに頼るのは現実にふさわしくない。埋め立て処理による環境汚染が日々ひどくなってくる今、新しいものを発明して、乾燥ゴミの細菌繁殖問題や、分解にくい問題や、占用面積が大きく土壌を汚染するなどの問題を解決する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第1283531号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の目的はごみ処理施設用の乾燥ゴミの半自動処理装置を提供し、現有技術の上記欠点を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ごみ処理施設用の乾燥ゴミの半自動処理装置であって、主体を含み、前記主体の中には洗浄空間が設置され、前記洗浄空間の中には乾燥ゴミを洗浄できる洗浄部品が設置され、前記洗浄部品は、前記洗浄空間の中に回転可能に設置され且つ乾燥ゴミを洗浄できる撹拌盤を含み、前記洗浄空間の中には洗浄後の乾燥ゴミをろ過できる濾過盤がスライド可能に装着され、
前記洗浄空間の右側には粉砕空間が設置され、前記粉砕空間の中には乾燥ゴミを粉砕できる粉砕部品が設置され、前記粉砕部品は前記粉砕空間の中に回転可能に設置された旋転盤を含み、前記粉砕空間において前記旋転盤の下側には昇降盤がスライド可能に装着され、前記旋転盤と前記昇降盤とが互いに回転することで、洗浄部品から送られてきた乾燥ゴミを粉砕でき、前記粉砕空間の下側には伝動空間が設置され、前記伝動空間と前記粉砕空間との間には第一ネジ山棒が回転可能に装着され、前記第一ネジ山棒と前記昇降盤とがネジ山により連結され、前記第一ネジ山棒が回転すると、昇降盤が連動して乾燥ゴミを粉砕するサイズを上下に調節でき、
前記粉砕空間の下側には圧縮空間が設置され、前記粉砕空間と前記圧縮空間とが連通され、前記圧縮空間の中には粉砕後の乾燥ゴミをブロックに圧縮する圧縮部品が設置され、前記圧縮部品は前記圧縮空間の中に水平摺動可能に装着された押圧棒を含み、前記圧縮空間の下側には下方に開口した転落空間が設置され、前記圧縮空間の上壁の中には昇降液圧シリンダが固定的に装着され、前記昇降液圧シリンダのピストンプッシュロッドには上プッシュ板が固定的に装着され、前記圧縮空間の下側には第一復帰空間が設置され、前記第一復帰空間の中には下プッシュ板がスライド可能に装着され、上プッシュ板は前記下プッシュ板の上の乾燥ゴミを下に押し動かすことができ、前記第一復帰空間の左側内壁の中には前記第一復帰空間と連通した押送空間が設置され、前記押送空間の中には第一押し棒がスライド可能に装着され、前記第一押し棒は前記下プッシュ板の上の乾燥ゴミを右へ押し動かして前記転落空間から送り出す。
【0006】
有益的に、前記洗浄部品はまた前記洗浄空間の下壁の中に固定的に装着された撹拌モータを含み、前記撹拌モータの上側の出力軸が前記撹拌盤と固定的に装着され、前記濾過盤の下面には連結ブロックが固定的に装着され、前記連結ブロックには連動空間が設置され、前記洗浄空間の両側内壁の中には昇降空間が左右対称に設置され、前記昇降空間の下側内壁の中には昇降モータが左右対称に固定的に装着され、左右の前記昇降モータの上側の出力軸には第二ネジ山棒が左右対称に固定的に装着され、左側の前記第二ネジ山棒は右側の前記第二ネジ山棒より長く、前記第二ネジ山棒には持上げ棒がネジ山により装着され、
前記持上げ棒と前記連動空間とがスライド可能に連結され且つ前記持上げ棒は前記連動空間に対して相対的にスライドする。
【0007】
前記主体の中には揺動空間が設置され、前記揺動空間と前記洗浄空間との間にはリンク空間が連通するように設置され、前記揺動空間の後ろ側内壁の中には押送モータが固定的に装着され、前記押送モータの前側の出力軸には旋転輪が固定的に装着され、前記旋転輪にはリンクが回転可能に装着され、前記リンクが前記リンク空間の中で上下に揺動し、前記リンクの左面にはスライドブロックがヒンジで装着されている。
【0008】
前記洗浄部品はまた前記主体の左側面と前記洗浄空間の下壁との間に連通するように設置された出水管を含み、前記出水管の中には制御バルブが固定的に装着され、前記主体の上側面と前記洗浄空間の上壁との間には連通した進水管が設置されている。
【0009】
前記洗浄空間の上側内壁と前記主体の上面との間にはホッパーが設置されている。
【0010】
前記粉砕部品はまた前記伝動空間の右側内壁と前記主体の右側面との間に回転可能に装着されたハンドルを含み、前記ハンドルの左面には第一傘歯車が固定的に装着され、前記第一ネジ山棒の下面には第二傘歯車が固定的に装着され、前記第二傘歯車と前記第一傘歯車とが噛み合っており、前記粉砕空間の内部の上壁の中には粉砕モータが固定的に装着され、前記旋転盤には乾燥ゴミ穴が設置され、乾燥ゴミは前記乾燥ゴミ穴から落ち込み、前記主体において前記粉砕空間にはスライド空間が左右対称に設置され、前記昇降盤と前記スライド空間とがスライド可能に連結されている。
【0011】
前記圧縮部品はまた前記押送空間の下側に設置された第二復帰空間を含み、前記第二復帰空間の左側内壁の中には電磁石が固定的に装着され、前記第二復帰空間の中には第二押し棒がスライド可能に装着され、前記第二押し棒の左面には永久磁石が固定的に装着され、前記通電磁石と前記永久磁石との間にはばねが設置され、前記下プッシュ板にはフックレバーが固定的に装着され、前記上プッシュ板の底壁と前記第一復帰空間との間には圧縮ばねが設置され、乾燥ゴミが前記圧縮空間の中に落ち入り、前記主体において前記圧縮空間の右側内壁の中には押圧液圧シリンダが固定的に装着され、前記押圧液圧シリンダの出力軸の左面が前記押圧棒の右面と固定的に連結され、前記主体において前記押送空間の左側には押送液圧シリンダが固定的に装着され、前記押送液圧シリンダの出力軸の右面と前記第一押し棒の左面とが固定的に連結されている。
【発明の効果】
【0012】
本願発明の有益効果は:本願発明は水流を変えることで乾燥ゴミを洗浄して、乾燥ゴミに細菌が繁殖する問題を解決でき、しかも持ち上げ面の傾斜度を変えることで乾燥ゴミをろ過し、揺動棒とスライドブロックとに協働して乾燥ゴミを研磨部品に案内し、上下交差の研磨により乾燥ゴミのサイズを小さくし、分解しやすいように研磨された乾燥ゴミが圧縮部品に落ち、ブロックに圧縮され、肥料として使うことができ、宣伝価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
【
図1】
図1は本発明のごみ処理施設用の乾燥ゴミの半自動処理装置の全体構成図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1〜4の示したように、本願発明のごみ処理施設用の乾燥ゴミの半自動処理装置は、主体61を含み、前記主体61の中には洗浄空間15が設置され、前記洗浄空間15の中には乾燥ゴミを洗浄できる洗浄部品80が設置され、前記洗浄部品80は、前記洗浄空間15の中に回転可能に設置され且つ乾燥ゴミを洗浄できる撹拌盤14を含み、前記洗浄空間15の中には洗浄後の乾燥ゴミをろ過できる濾過盤43がスライド可能に装着され、
前記洗浄空間15の右側には粉砕空間28が設置され、前記粉砕空間28の中には乾燥ゴミを粉砕できる粉砕部品81が設置され、前記粉砕部品81は前記粉砕空間28の中に回転可能に設置された旋転盤24を含み、前記粉砕空間28において前記旋転盤24の下側には昇降盤25がスライド可能に装着され、前記旋転盤24と前記昇降盤25とが互いに回転することで、洗浄部品80から送られてきた乾燥ゴミを粉砕でき、前記粉砕空間28の下側には伝動空間47が設置され、前記伝動空間47と前記粉砕空間28との間には第一ネジ山棒27が回転可能に装着され、前記第一ネジ山棒27と前記昇降盤25とがネジ山により連結され、前記第一ネジ山棒27が回転すると、昇降盤25が連動して乾燥ゴミを粉砕するサイズを上下に調節でき、
前記粉砕空間28の下側には圧縮空間34が設置され、前記粉砕空間28と前記圧縮空間34とが連通され、前記圧縮空間34の中には粉砕後の乾燥ゴミをブロックに圧縮する圧縮部品82が設置され、前記圧縮部品82は前記圧縮空間34の中に水平摺動可能に装着された押圧棒35を含み、前記圧縮空間34の下側には下方に開口した転落空間56が設置され、前記圧縮空間34の上壁の中には昇降液圧シリンダ10が固定的に装着され、前記昇降液圧シリンダ10のピストンプッシュロッドには上プッシュ板54が固定的に装着され、前記圧縮空間34の下側には第一復帰空間58が設置され、前記第一復帰空間58の中には下プッシュ板63がスライド可能に装着され、上プッシュ板54は前記下プッシュ板63の上の乾燥ゴミを下に押し動かすことができ、前記第一復帰空間58の左側内壁の中には前記第一復帰空間58と連通した押送空間38が設置され、前記押送空間38の中には第一押し棒52がスライド可能に装着され、前記第一押し棒52は前記下プッシュ板63の上の乾燥ゴミを右へ押し動かして前記転落空間56から送り出す。
【0016】
前記洗浄部品80はまた前記洗浄空間15の下壁の中に固定的に装着された撹拌モータ13を含み、前記撹拌モータ13の上側の出力軸が前記撹拌盤14と固定的に装着され、前記濾過盤43の下面には連結ブロック46が固定的に装着され、前記連結ブロック46には連動空間45が設置され、前記洗浄空間15の両側内壁の中には昇降空間42が左右対称に設置され、前記昇降空間42の下側内壁の中には昇降モータ39が左右対称に固定的に装着され、左右の前記昇降モータ39の上側の出力軸には第二ネジ山棒41が左右対称に固定的に装着され、左側の前記第二ネジ山棒41は右側の前記第二ネジ山棒41より長く、前記第二ネジ山棒41には持上げ棒40がネジ山により装着され、
前記持上げ棒40と前記連動空間45とがスライド可能に連結され且つ前記持上げ棒40は前記連動空間45に対して相対的にスライドし、前記撹拌モータ13を起動して前記撹拌盤14を回転連動させて撹拌を行い、乾燥ゴミの洗浄を強化することができ、左右両側の前記昇降モータ39を起動することで、前記昇降モータ39が前記持上げ棒40を上方に運動させ、従って前記濾過盤43が上方に運動し、右側の前記持上げ棒40が前記第二ネジ山棒41の上側に運動し、左側の前記持上げ棒40が引き続き上方へ前記第二ネジ山棒41の上側まで運動し、前記濾過盤43が傾斜になって乾燥ゴミをろ過する。
【0017】
前記主体61の中には揺動空間62が設置され、前記揺動空間62と前記洗浄空間15との間にはリンク空間22が連通するように設置され、前記揺動空間62の後ろ側内壁の中には押送モータ36が固定的に装着され、前記押送モータ36の前側の出力軸には旋転輪20が固定的に装着され、前記旋転輪20にはリンク18が回転可能に装着され、前記リンク18が前記リンク空間22の中で上下に揺動し、前記リンク18の左面にはスライドブロック16がヒンジで装着され、前記押送モータ36を起動して前記旋転輪20を回転連動させ、前記旋転輪20の回転が前記リンク18を揺動連動させ、前記濾過盤43が乾燥ゴミを濾過する時、前記リンク18が揺動して前記スライドブロック16を前記濾過盤43の上で左右にスライド連動させ、前記濾過盤43の上の乾燥ゴミが研磨部品の内部まで送られる。
【0018】
前記洗浄部品はまた前記主体61の左側面と前記洗浄空間15の下壁との間に連通するように設置された出水管11を含み、前記出水管11の中には制御バルブ12が固定的に装着され、前記主体61の上側面と前記洗浄空間15の上壁との間には連通した進水管29が設置され、乾燥ゴミを洗浄するための水が前記進水管29から入り、前記制御バルブ12を開け、乾燥ゴミを洗浄した後の水が前記出水管11から流れ出る。
【0019】
前記洗浄空間15の上側内壁と前記主体61の上面との間にはホッパー17が設置され、処理待ちの乾燥ゴミは前記ホッパー17から注ぐ。
【0020】
前記粉砕部品81はまた前記伝動空間47の右側内壁と前記主体61の右側面との間に回転可能に装着されたハンドル32を含み、前記ハンドル32の左面には第一傘歯車31が固定的に装着され、前記第一ネジ山棒27の下面には第二傘歯車30が固定的に装着され、前記第二傘歯車30と前記第一傘歯車31とが噛み合っており、前記粉砕空間28の内部の上壁の中には粉砕モータ21が固定的に装着され、前記旋転盤24には乾燥ゴミ穴23が設置され、乾燥ゴミは前記乾燥ゴミ穴23から落ち込み、前記主体61において前記粉砕空間28にはスライド空間26が左右対称に設置され、前記昇降盤25と前記スライド空間26とがスライド可能に連結され、前記粉砕モータ21を起動することで前記旋転盤24を回転連動させることができ、前記ハンドル32を手動で動かし、前記ハンドル32が回転して前記第一傘歯車31を回転連動させ、前記第一傘歯車31の回転が前記第二傘歯車30を回転連動させ、従って前記第二傘歯車30が前記第一ネジ山棒27を回転連動させ、従って前記第一ネジ山棒27の回転が前記昇降盤25を前記スライド空間26の中で上下に移動させ、前記旋転盤24が回転し、前記昇降盤25が空間を調整し、互いに協働して乾燥ゴミの粉砕作業を終える。
【0021】
前記圧縮部品82はまた前記押送空間38の下側に設置された第二復帰空間37を含み、前記第二復帰空間37の左側内壁の中には電磁石49が固定的に装着され、前記第二復帰空間37の中には第二押し棒59がスライド可能に装着され、前記第二押し棒59の左面には永久磁石60が固定的に装着され、前記通電磁石49と前記永久磁石60との間にはばね48が設置され、前記下プッシュ板63にはフックレバー53が固定的に装着され、前記上プッシュ板54の底壁と前記第一復帰空間58との間には圧縮ばね57が設置され、乾燥ゴミが前記圧縮空間34の中に落ち入り、前記主体61において前記圧縮空間34の右側内壁の中には押圧液圧シリンダ33が固定的に装着され、前記押圧液圧シリンダ33の出力軸の左面が前記押圧棒35の右面と固定的に連結され、前記主体61において前記押送空間38の左側には押送液圧シリンダ51が固定的に装着され、前記押送液圧シリンダ51の出力軸の右面と前記第一押し棒52の左面とが固定的に連結され、粉砕された乾燥ゴミが前記圧縮空間34の中に落ちると、前記押圧液圧シリンダ33が起動して押圧棒35を左に移動連動させて乾燥ゴミを圧縮し、前記昇降液圧シリンダ10が起動し、前記昇降液圧シリンダ10が前記上プッシュ板54を下に運動連動させ、前記上プッシュ板54が乾燥ゴミと前記下プッシュ板63を下方に移動連動させ、前記フックレバー53が前記第二押し棒59を引っ掛けるとき、前記上プッシュ板54が元の場所へ戻り、前記押送液圧シリンダ51が起動し、前記第一押し棒52が前記下プッシュ板63における乾燥ゴミを前記転落空間56まで落とした後、前記第一押し棒52を前記押送空間38へ戻らせ、前記通電磁石49を通電させ、前記通電磁石49が前記永久磁石60を吸引し、前記永久磁石60が前記第二押し棒59を左方に移動連動させることで、前記フックレバー53が前記第二押し棒59を引っ掛けなくなり、前記圧縮ばね57が前記下プッシュ板63を元の位置まで弾き戻す。
【0022】
使用する時:乾燥ゴミがホッパー17から洗浄空間15の中に落ち、水が進水管29から注ぎ入れられ、撹拌モータ13を起動して撹拌盤14を回転連動させて撹拌を行い、左右両側の昇降モータ39を起動することで、昇降モータ39が持上げ棒40を上方に運動させ、従って濾過盤43が上方に運動し、右側の持上げ棒40が第二ネジ山棒41の上側に運動し、左側の持上げ棒40が引き続き上方へ第二ネジ山棒41の上側まで運動し、濾過盤43が傾斜になって乾燥ゴミをろ過し、押送モータ36を起動して旋転輪20を回転連動させ、旋転輪20の回転がリンク18を揺動連動させ、濾過盤43が乾燥ゴミを濾過する時、リンク18が揺動してスライドブロック16を濾過盤43の上で左右にスライド連動させ、濾過盤43の上の乾燥ゴミが粉砕空間28の内部まで押し込まれ、そして、粉砕モータ21を起動することで旋転盤24を回転連動させることができ、ハンドル32を手動で動かし、ハンドル32が回転して第一傘歯車31を回転連動させ、第一傘歯車31の回転が第二傘歯車30を回転連動させ、従って第二傘歯車30が第一ネジ山棒27を回転連動させ、従って第一ネジ山棒27の回転が昇降盤25をスライド空間26の中で上下に移動させ、旋転盤24が回転し、昇降盤25が空間を調整し、互いに協働して乾燥ゴミの粉砕作業を終え、粉砕された乾燥ゴミが圧縮空間34の中に落ちると、押圧液圧シリンダ33が起動して押圧棒35を左に移動連動させて乾燥ゴミを圧縮し、昇降液圧シリンダ10を起動し、昇降液圧シリンダ10が上プッシュ板54を下に運動連動させ、上プッシュ板54が乾燥ゴミと下プッシュ板63を下方に移動連動させ、フックレバー53が第二押し棒59を引っ掛けるとき、上プッシュ板54が元の場所へ戻り、押送液圧シリンダ51が起動し、第一押し棒52が下プッシュ板63における乾燥ゴミを転落空間56まで落とした後、第一押し棒52を押送空間38へ戻らせ、通電磁石49を通電させ、通電磁石49が永久磁石60を吸引し、永久磁石60が第二押し棒59を左方に移動連動させることで、フックレバー53が第二押し棒59を引っ掛けなくなり、圧縮ばね57が下プッシュ板63を元の位置まで弾き戻して乾燥ゴミの処理作業を終える。
【0023】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明はごみ処理施設用の乾燥ゴミの自動処理装置を開示した。
【解決手段】主体を含み、前記主体の中には洗浄空間が設置され、前記洗浄空間の中には乾燥ゴミを洗浄できる洗浄部品が設置され、前記洗浄部品は、前記洗浄空間の中に回転可能に設置され且つ乾燥ゴミを洗浄できる撹拌盤を含み、前記洗浄空間の中には洗浄後の乾燥ゴミをろ過できる濾過盤がスライド可能に装着され、
前記洗浄空間の右側には粉砕空間が設置され、前記粉砕空間の中には乾燥ゴミを粉砕できる粉砕部品が設置され、前記粉砕部品は前記粉砕空間の中に回転可能に設置された旋転盤を含み、前記粉砕空間において前記旋転盤の下側には昇降盤がスライド可能に装着され、前記旋転盤と前記昇降盤とが互いに回転することで、洗浄部品から送られてきた乾燥ゴミを粉砕でき、前記粉砕空間の下側には伝動空間が設置されている。
【選択図】
図1