(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御情報を送信することはさらに、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を使用して、前記制御チャネルをスクランブルすることを含む請求項1記載の方法。
前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを含み、前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されるシンボルの数のインジケーションを含む請求項1記載の方法。
前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを含み、前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されるシンボルの数のインジケーションを含む請求項6記載の方法。
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を使用して、前記制御チャネルを逆スクランブルするように構成されている請求項11記載の装置。
前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを含み、前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されるシンボルの数のインジケーションを含む請求項11記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示のさまざまな態様は、添付図面を参照して以下により十分に記載される。しかしながら、本開示は、異なる多くの形態で具体化され、本開示を通じて示されたいかなる具体的な構成または機能にも限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が十分で完全であり、本開示の範囲を当業者に十分に伝達できるように提供される。本明細書における教示に基づいて、当業者は、本開示の範囲は、独立して実施されようが、あるいは、本開示の任意の他の態様と組み合わされようが、本明細書で示された開示の態様をカバーすることが意図されていることを認識すべきである。例えば、本明細書に記載された任意の数の態様を用いて装置が実施され、方法が実現されうる。さらに、本開示の範囲は、別の構成、機能、または、本明細書に記載された開示のさまざまな態様またはそれ以外が追加された構成および機能を用いて実現されるこのような装置または方法をカバーすることが意図されている。本明細書で示された開示のあらゆる態様は、特許請求の範囲の1または複数の要素によって具体化されうる。
【0016】
「典型的である」という単語は「例、事例、あるいは実例として役立つ」ことを意味するために本明細書で使用される。本明細書において「典型的」と記載されるいかなる態様も、他の態様に対して好適であるとか、有利であると必ずしも解釈される必要はない。
【0017】
(典型的な無線通信システム)
本明細書に記載された技術は、例えば符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワーク等のような様々な無線通信ネットワークのために使用される。「システム」、「ネットワーク」という用語は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))および低チップ・レート(LCR)を含んでいる。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、例えばグローバル・システム・フォー・モバイル通信(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、例えば、イボルブドUTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実施することができる。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。ロング・ターム・イボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された組織からの文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された組織からの文書に記載されている。
【0018】
シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、送信機側においてシングル・キャリア変調を利用し、受信機側において周波数領域等値化を利用する技術である。SC−FDMAは、OFDMAシステムと同様の性能および同じ全体複雑さを有する。しかしながら、SC−FDMA信号は、その固有のシングル・キャリア構造のために、より低い平均ピーク対電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、送信電力効率の観点において、低PAPRがモバイル端末に大いに有益となるアップリンク通信において、特に大きな注目を集めた。それは現在、3GPP LTEおよびイボルブドUTRAにおけるアップリンク多元接続スキームのための動作前提である。
【0019】
アクセス・ポイント(“AP”)は、ノードB、ラジオ・ネットワーク・コントローラ(“RNC”)、イボルブド・ノードB(“eノードB”または“eNB”)、基地局コントローラ(“BSC”)、基地トランシーバ局(“BTS”)、基地局(“BS”)、トランシーバ機能(“TF”)、ラジオ・ルータ、ラジオ・トランシーバ、基本サービス・セット(“BSS”)、拡張サービス・セット(“ESS”)、ラジオ基地局(“RBS”)、または、その他いくつかの用語として知られているか、備えているか、または実現されうる。
【0020】
アクセス端末(“AT”)は、アクセス端末、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、ユーザ機器(“UE”)、ユーザ局、またはその他いくつかの用語として知られているか、または、実現されうるか、または、備えうる。いくつかの実施において、アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(“SIP”)電話、無線ローカル・ループ(“WLL”)局、携帯情報端末(“PDA”)、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、局(“STA”)、あるいは無線モデムに接続されたその他いくつかの適切な処理デバイスを備えうる。したがって、本明細書で教示された1または複数の態様は、電話(例えば、セルラ電話またはスマート・フォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブル・コンピューティング・デバイス(例えば、情報携帯端末)、エンタテイメント・デバイス(例えば、音楽またはビデオ・デバイス、または衛星ラジオ)、全地球測位システム・デバイス、あるいは無線媒体または有線媒体によって通信するように構成されたその他任意の適切なデバイスに組み入れられうる。いくつかの態様では、ノードは無線ノードである。このような無線ノードは、例えば、有線または無線による通信リンクによる(例えば、インターネットまたはセルラ・ネットワークのような広域ネットワークのような)ネットワークへの、または、ネットワークのための接続を提供しうる。
【0021】
図1に示すように、1つの態様にしたがった多元接続無線通信システムが例示される。アクセス・ポイント100(AP)は、1つのグループはアンテナ104、106を含み、別のグループはアンテナ108、110を含み、さらに別のグループはアンテナ112、114を含む複数のアンテナ・グループを含みうる。
図1では、おのおののアンテナ・グループについて2本のアンテナしか示されていない。しかしながら、おのおののアンテナ・グループについて、それより多くのまたはそれより少ないアンテナが利用されうる。アクセス端末116(AT)はアンテナ112、114と通信している。ここで、アンテナ112、114は、順方向リンク120でアクセス端末116へ情報を送信し、逆方向リンク118でアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末122(AT)はアンテナ106、108と通信している。ここで、アンテナ106、108は、順方向リンク126でアクセス端末122へ情報を送信し、逆方向リンク124でアクセス端末122から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、通信リンク118、120、124および126は、通信のために異なる周波数を使用しうる。例えば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用されるものとは異なる周波数を使用しうる。
【0022】
通信するように設計された領域および/またはアンテナのおのおののグループは、しばしば、アクセス・ポイントのセクタと称される。1つの態様では、おのおののアンテナ・グループは、アクセス・ポイント100によってカバーされる領域のセクタ内のアクセス端末へ通信するように設計される。
【0023】
順方向リンク120、126による通信では、アクセス・ポイント100の送信アンテナは、別のアクセス端末116、122のための順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用することができる。さらに、有効範囲領域にわたってランダムに散在するアクセス端末へ送信するためにビームフォーミングを用いるアクセス・ポイントは、全てのアクセス端末へ単一のアンテナによって送信するアクセス・ポイントよりも、近隣のセル内のアクセス端末に対して少ない干渉しかもたらさない。
【0024】
図2は、複数入力複数出力(MIMO)システム200における(アクセス・ポイントとしても知られている)送信機システム210および(アクセス端末としても知られている)受信機システム250の態様のブロック図である。送信機システム210では、多くのデータ・ストリーム用のトラフィック・データが、データ・ソース212から送信(TX)データ・プロセッサ214に提供される。1つの態様では、データ・ストリームはおのおのの、それぞれの送信アンテナを介して送信されうる。TXデータ・プロセッサ214は、おのおののデータ・ストリームのトラフィック・データをフォーマットし、このデータ・ストリームのために選択された特定の符号化スキームに基づいて符号化し、インタリーブして、符号化されたデータを提供する。
【0025】
おのおののデータ・ストリームの符号化されたデータは、OFDM技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。パイロット・データは一般に、既知の手法で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用されうる。おのおののデータ・ストリームについて多重化されたパイロットおよび符号化されたデータは、データ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、BPSK、QPSK、M−PSK、あるいはM−QAM等)に基づいて変調(例えば、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、プロセッサ230によって実行される命令群によって決定されうる。
【0026】
すべてのデータ・ストリームの変調シンボルは、(例えば、OFDMのために)変調シンボルをさらに処理するTX MIMOプロセッサ220に提供される。TX MIMOプロセッサ220はその後、NT個の変調シンボル・ストリームを、NT個の送信機(TMTR)222a乃至222tへ提供する。ある態様では、TX MIMOプロセッサ220は、データ・ストリームのシンボル、および、そのシンボルが送信されるアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用する。
【0027】
おのおのの送信機222は、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。送信機222a乃至222tからのNT個の変調信号は、その後、NT個のアンテナ224a乃至224tからそれぞれ送信される。
【0028】
受信機システム250では、送信された変調信号がN
R個のアンテナ252a乃至252rによって受信され、おのおののアンテナ252からの受信信号が、それぞれの受信機(RCVR)254a乃至254rへ提供されうる。受信機254はおのおの、それぞれの受信信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、および、ダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを得る。さらに、これらサンプルを処理して、対応する「受信」シンボル・ストリームを提供する。
【0029】
RXデータ・プロセッサ260は、N
R個の受信機254からN
R個のシンボル・ストリームを受信し、受信したN
R個のシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、N
T個の検出済みシンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ260は、さらに、検出された各シンボル・ストリームを復調、デインタリーブ、および復号し、データ・ストリームのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ260による処理は、送信機システム210におけるTX MIMOプロセッサ220およびTXデータ・プロセッサ214によって実行されるものと相補的である。
【0030】
プロセッサ270は、上述したように、どの事前符号化行列を使用するのかを定期的に決定する。さらに、プロセッサ270は、行列インデクス部およびランク値部を備えた逆方向リンク・メッセージを規定することができる。これら逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信データ・ストリームに関する様々なタイプの情報を含みうる。逆方向リンク・メッセージは、多くのデータ・ストリームのトラフィック・データをデータ・ソース236から受け取るTXデータ・プロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a乃至254rによって調整され、基地局210へ送り戻される。
【0031】
送信機システム210では、受信機システム250からの変調信号が、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータ・プロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信された逆方向リンク・メッセージを抽出する。さらに、プロセッサ230は、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符号化行列を使用するかを決定するために、この抽出されたメッセージを処理する。
【0032】
1つの態様では、論理無線通信チャネルが、制御チャネルおよびトラフィック・チャネルに分類されうる。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャストするためのダウンリンク(DL)チャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を備えうる。ページング制御チャネル(PCCH)は、ページング情報を転送するDL論理制御チャネルである。マルチキャスト制御チャネル(MCCH)は、1またはいくつかのマルチキャスト・トラフィック・チャネル(MTCH)のための、マルチメディア・ブロードキャストおよびマルチメディア・サービス(MBMS)スケジューリングと、制御情報とを送信するために使用されるポイント・トゥ・マルチポイントDL論理制御チャネルである。一般に、ラジオ・リソース制御(RRC)接続を確立した後、MBMSを受信したユーザ端末によってのみMCCHが使用されうる。専用制御チャネル(DCCH)は、専用制御情報を送信するポイント・トゥ・ポイント双方向論理制御チャネルであり、RRC接続を有するユーザ端末によって使用される。論理トラフィック・チャネルは、ユーザ情報の転送のために、1つのユーザ端末に特化されたポイント・トゥ・ポイント双方向チャネルである専用トラフィック・チャネル(DTCH)を備えうる。さらに、論理トラフィック・チャネルは、トラフィック・データを送信するポイント・トゥ・マルチポイントDLチャネルであるマルチキャスト・トラフィック・チャネル(MTCH)を備えうる。
【0033】
伝送チャネルは、(DL)チャネルとアップリンク(UL)チャネルとに分類される。DL伝送チャネルは、ブロードキャスト・チャネル(BCH)、ダウンリンク共有データ・チャネル(DL−SDCH)、およびページング・チャネル(PCH)を備えうる。PCHは、ユーザ端末における節電をサポートするために利用され(すなわち、不連続受信(DRX)サイクルが、ネットワークによってユーザ端末へ示されうる)、セル全体にわたってブロードキャストされ、他の制御/トラフィック・チャネルのために使用されうる物理レイヤ(PHY)リソースにマップされうる。UL伝送チャネルはランダム・アクセス・チャネル(RACH)、要求チャネル(REQCH)、アップリンク共有データ・チャネル(UL−SDCH)、および複数のPHYチャネルを備えうる。
【0034】
PHYチャネルは、DLチャネルおよびULチャネルのセットを備えうる。DL PHYチャネルは以下を備えうる。共通パイロット・チャネル(CPICH)、同期チャネル(SCH)、共通制御チャネル(CCCH)、共有DL制御チャネル(SDCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、共有UL割当チャネル(SUACH)、アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、DL物理共有チャネル(DL−PSDCH)、UL電力制御チャネル(UPCCH)、ページング・インジケータ・チャネル(PICH)、および負荷インジケータ・チャネル(LICH)を備えうる。UL PHYチャネルは以下を備えうる。物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)、チャネル品質インジケータ・チャネル(CQICH)、アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、アンテナ・サブセット・インジケータ・チャネル(ASICH)、共有要求チャネル(SREQCH)、UL物理共有データ・チャネル(UL−PSDCH)、およびブロードバンド・パイロット・チャネル(BPICH)。
【0035】
(クロス・サブフレーム制御チャネル設計)
図3は、例えば、LTE規格(“Rel−8”)のリリース8で、無線通信において使用されうる送信リソース構造を例示する。1つの態様では、下記に述べられた送信リソース構造は、FDDに適切でありうる。ダウンリンク送信リソース300は、10ミリ秒のラジオ・フレーム302(“F1”、“F2”等と示される)の時間単位に分割されうる。おのおののラジオ・フレーム302はさらに、10の1ミリ秒のサブフレーム304(“SF0”、“SF1”等と示される)に細分割されうる。おのおののサブフレームは、2つの0.5ミリ秒のスロット306に分割される。おのおののスロット306は、通常のサイクリック・プレフィクス長さの場合、7つのOFDMシンボルを含みうる。あるいは、拡張されたサイクリック・プレフィクスの場合、6つのOFDMシンボルを含みうる。周波数領域では、送信リソースは、12のサブキャリアの単位にグループ化される。1つのスロットの持続時間について、12のサブキャリアからなる1単位は、リソース・ブロック(RB)308として知られている。そして、1つのOFDMシンボルの持続時間について、1つのサブキャリアからなる1単位は、リソース要素(RE)310として知られている。
【0036】
TDDのために適切な送信リソース構造の別の実施形態では、10ミリ秒のラジオ・フレーム302は、2つの5ミリ秒の半フレームを備えうる。おのおのの半フレームは、5つの1ミリ秒のサブフレーム304を有する。サブフレーム304は、ダウンリンク送信のために指定されたサブフレームと、アップリンク送信のための指定されたサブフレームと、ダウンリンク・パイロット時間スロット(DwPTS)、アップリンク・パイロット時間スロット(UpPTS)、およびガード期間(GP)を備える特別なサブフレームとを含む。
【0037】
図3に戻って、RE312は、例えば基準シグナリングのような特別な目的のために確保されうる。1つの態様では、RE314は、例えば物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または物理制御フォーマット・インジケータ・チャネル(PCFICH)のような制御シグナリンの送信のために確保されうる。残りのRE316は、主として、例えば物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のようなデータ送信のために使用されうる。1つの態様では、ダウンリンク制御チャネルは、制御チャネル領域318として例示されるように、サブフレーム304内の最初の1、2、または3つのOFDMシンボルを占有するように構成されうる。PCFICHは一般に、各サブフレームにおける制御チャネル情報の送信のために使用されうるOFDMシンボルの数を示す制御フォーマット・インジケータ(CFI)を含む。PDCCHは一般に、UEまたはUEのグループのためのリソース割当を含みうるダウンリンク制御情報(DCI)を備える。1つの態様では、PDCCHは、サブフレームにおけるリソース・ブロックを、特定のUEのために、PDSCH送信へ割り当てうる。PDCCHは、ネットワーク構成に依存して、(例えば、DCIフォーマット0、DCIフォーマット1A等のような)さまざまなメッセージ・フォーマットを用いて構成されうる。
【0038】
1つの態様によれば、ダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)および関連付けられたデータ・チャネル(例えば、PDSCH)が、ダウンリンク送信中、同じサブフレームを占有しうる。したがって、UE250によって受信された制御チャネルの復号は、近隣セルからの強い干渉がある場合には困難となりうる。
【0039】
1つのアプローチでは、セルは、干渉を回避するためにサブフレームを分割しうる。1つの実施形態によれば、異なるeNB210は、時分割多重化(TDM−)タイプのシステムにおいて、異なるサブフレームを利用するように構成されうる。したがって、他のセルまたは送信機からの干渉は、異なるセルが、異なる時間において送信および/または受信するように、タイミングを調整することによって回避されうる。1つの態様では、分割は、固定されているか、予め設定されているか、半固定的であるか、または、シグナリングによって動的に設定されうる。
【0040】
別のアプローチでは、eNB210は、制御チャネル・リソース割当のクロス・サブフレーム・シグナリングを実行するように構成されうる。eNB210は、関連付けられたデータ・チャネルが送信される間のサブフレームとは異なるサブフレームの間に、制御チャネルからのリソース割当をシグナルするように構成されうる。
【0041】
図4は、本開示のある態様にしたがってeNB210によって実行されうる典型的な動作400を例示する。402では、eNB210は、第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるために、第1のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を送信しうる。1つの実施形態では、eNB210のプロセッサ230は、第1のサブフレームをサブフレームnとして、1または複数の第2サブフレームをサブフレームmとして認識しうる。プロセッサ230は、サブフレームmの間、PDSCHのためのリソース割当をシグナルするために、サブフレームnの間、送信のための制御チャネル(例えば、PCFICHおよびPDCCH)を生成しうる。TX MIMOプロセッサ220は、サブフレームnの間、制御チャネルを送信しうる。1つの態様では、eNB210は、サブフレームnにおいて、PDCCHによって、1または複数のサブフレームmの間、(例えば、PDFICHのように)制御のために使用されるシンボル期間の数をシグナルしうる。
【0042】
1つの態様では、eNB210は、第2のサブフレームにおいて割り当てられたリソースを示すビットを備える制御チャネルを生成しうる。例えば、eNB210は、サブフレームまたはインタレースに関してターゲット割当を示すために、通常は、さまざまなPDCCHフォーマットで確保されているビットを有するPDCCHを生成しうる。
【0043】
他の態様では、eNB210は、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を用いて、制御チャネルをスクランブルしうる。1つの実施形態では、eNB210のTX MIMOプロセッサ220は、PDCCH情報をスクランブルするために、RNTI値に基づいて、スクランブリング・シーケンスを用いうる。1つの態様では、eNB210は、例えば、LTE Rel−8のために指定されたRNTI値を示すテーブル7.1−1によって示されるように、例えば、16進数値FFF4−FFFDのように、Rel−8による使用のために確保されたRNTI値を用いて、PDCCHをスクランブルしうる。
【0045】
404では、eNB210が、第2のサブフレームの間に、ダウンリンク・データ・チャネルを送信しうる。1つの実施形態では、送信機MIMOプロセッサ220が、サブフレームnにおいてシグナルされた割り当てられたリソースを用いて、サブフレームmの間に、PDSCHコンテンツを送信しうる。
【0046】
態様では、eNB210は、第2のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を再送信しうる。1つの実施形態では、第2のサブフレームの間、eNB210は、Rel−8ダウンリンク送信と同じサブフレームで、制御チャネル(例えば、PCFICHおよびPDCCH)およびデータ・チャネル(例えば、PDSCH)を送信しうる。例えば、サブフレームmでは、eNB210は、特定のUE250またはUE250のグループのための特定のPDCCHを反復しうる。ここで、反復されたPDCCHのコンテンツは、サブフレームnでシグナルされたPDCCHと同じである。eNB210はまた、サブフレームmでPCFICHコンテンツを反復しうる。
【0047】
図5は、本開示のある態様にしたがって、UE250によって実行されうる典型的な動作500を例示する。502では、UE250が、第1のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を受信する。ここで、制御情報は、第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てる。1つの態様では、制御チャネルはさらに、少なくとも第3のサブフレームで、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるように構成されうる。1つの実施形態では、UE250のRXデータ・プロセッサ260は、サブフレームmの間、PDSCHのためのリソース割当をシグナルする制御チャネル(例えば、PCFICHおよびPDCCH)をサブフレームnの間に受信しうる。1つの態様では、UE250は、サブフレームnにおいて、PDCCHによって、1または複数のサブフレームmの間、(例えば、PCFICHのように)制御のために使用されるシンボル期間の数を示すシグナリングを受信しうる。
【0048】
1つの態様では、UE250は、第2のサブフレームにおいて割り当てられたリソースを示すビットを備える制御チャネルを受信しうる。例えば、UE250は、サブフレームまたはインタレースに関するターゲット割当を示すために、通常はさまざまなPDCCHフォーマットで確保されるビットを有するPDCCHを受信しうる。態様では、これら確保されたビットのうちのいくつかは、PDCCH制御情報が適用されるサブフレームmの将来の割当を示すために再定義されうる。それゆえ、UE250は、通常確保されているこれらのビットが、制御情報のためにターゲット割当をシグナルしうることを認識するように構成されうる。
【0049】
態様では、UE250は、制御シグナリングおよびリソース割当を取得するために、制御チャネルを復号しうる。UE250は、復号された制御チャネルが、現在のサブフレームnのためであるか、別のサブフレーム(単数または複数)mのためであるかを判定するために、クロス・サブフレーム・ビットをチェックしうる。制御チャネルが現在のサブフレームnに関連することをクロス・サブフレーム・ビットが示す場合、UE250は、Rel−8にしたがうようにして、ダウンリンク・データ・チャネルを復号することを試みる。制御チャネルが別のサブフレーム(単数または複数)mに関連していることをクロス・サブフレーム・ビットが示す場合、UE250は、サブフレーム(単数または複数)mの間、PDSCHを復号することを試みうる。
【0050】
しかしながら、1つの態様では、レガシーRel−8 UEは、PDCCHを適切に復号することに失敗しうる。例えば、レガシーUEは、再定義されたビットを含む、制御情報をPCFICHで受信しうる。これは、異なるサブフレーム内のPDSCHにおけるデータに関連する将来のサブフレーム割当を示す。しかしながら、レガシーUEは、受信した制御情報が、同じサブフレームに適合すると仮定しうる。それゆえ、同じサブフレームには、関連付けられたデータ・チャネルは存在しないので、レガシーUEは、巡回冗長検査(CRC)に失敗し、PDCCHを復号することに失敗しうる。1つの態様では、この失敗した復号は、有利に利用されうる。制御情報は、異なるサブフレームmのために向けられうるので、この失敗した復号によって、レガシーUEは、現在のサブフレームnの間、受信した制御情報を無視しうる。それゆえ、この態様を利用する実施形態は、レガシーUEとの下位互換性を有しうる。
【0051】
別の態様では、UE250は、RNTIを用いて、制御チャネルを逆スクランブルしうる。1つの実施形態では、UE250のRXデータ・プロセッサ260は、PDCCH情報を逆スクランブルするために、RNTI値に基づいて、逆スクランブリング・シーケンスを使用しうる。態様では、UE250は、例えば、Rel−8によって使用されるために確保されたRNTI値のように、Rel−8において使用されるものとは異なるRNTI値を用いてPDCCHを逆スクランブルしうる。したがって、レガシーRel−8 UEは、制御チャネルを適切に逆スクランブルすることに失敗しうる。それゆえ、レガシーUEは、制御チャネルを無視しうる。そして、受信された制御情報は、現在のサブフレームnに適用されないだろう。
【0052】
502では、UE250は、第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルを受信しうる。1つの実施形態では、RXデータ・プロセッサ260は、サブフレームnでシグナルされた割り当てられたリソースを用いて、サブフレームmの間に、PDSCHコンテンツを受信しうる。
【0053】
1つの実施形態によれば、UE250はさらに、第2のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を受信しうる。例えば、UEは、サブフレームnで送信され、サブフレームmで再送信されたPDCCHを受信しうる。上述したように、レガシーUEは、リソースのクロス・サブフレーム割当を示す、サブフレームnの間に受信した制御情報を無視しうる。したがって、レガシーUEは、サブフレームmで受信されたダウンリンク・データ・チャネルのための制御情報を持たないかもしれない。それゆえ、Rel−8の態様にしたがうように、レガシーUEは、サブフレームmで再送信されたPDCCHを受信し、PDCCHを、サブフレームmのPDSCHデータ・チャネルへ適用しうる。繰り返すが、この態様を利用する実施形態は、レガシーUEとの下位互換性を持ちうる。
【0054】
図6は、本開示のある態様にしたがって、eNB602によるUE604への典型的な送信600を例示するタイミング図である。一例において、システム情報ブロック(例えば、システム情報ブロック・タイプ1、すなわち、“SIB1”)は、偶数のシングル周波数ネットワーク(SFN)ラジオ・フレームの間に、5つのサブフレーム608毎に送信されうる。SIB1情報は、例えばPDSCHのようなデータ・チャネルにマップされうる。この例において、UE604は、PDSCHを復号するために、制御チャネルPCFICHおよびPDCCHで制御情報を復号する必要はない。上述したように、異なる電力クラスを有するeNB210の場合、強い干渉は、制御チャネルの復号を困難にしうる。それゆえ、この例によれば、eNB602は、5番目のサブフレームのための制御情報をシグナルするために、5つのサブフレーム毎以外のサブフレームを利用しうる。1つの態様では、サブフレーム606の間、eNB602は、5番目のサブフレーム608の間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるために、制御情報610を送信しうる(ここで、割当は、矢印612によって示される)。サブフレーム608の間、eNB602は、サブフレーム606の間に送信されたものと同じ制御情報610を送信しうる。1つの態様では、eNB602は、レガシーRel−8システムとの互換性のために、SIB1のPDCCHを反復しうる。クロス・サブフレーム許可612と、UE604によって適用された時間との間に、暗黙的なタイミング関係が存在しうる。SIB1の場合、UE604は、直後のSIB1送信機会において、クロス・サブフレーム許可612を適用しうる。eNB602はさらに、5番目のサブフレーム608の間、ダウンリンク・データ・チャネル614を送信しうる。
【0055】
図7は、本開示のある態様にしたがってeNB210によって実行されうる典型的な動作700を例示する。702では、eNB210は、PDSCHのために、後のサブフレームmにおいてリソースを割り当てるための制御情報を生成しうる。1つの態様では、例えば、PDCCHフォーマット1Aのように、PDCCHフォーマットで確保されたビットが、後のサブフレームmにおいて割当を示すために再使用されうる。この割当は、クロス・サブフレーム割当および/またはPCFICH値でありうる。704では、eNB210が、RNTIを用いて制御情報をスクランブルしうる。ここで、RNTIは、Rel−8で使用されているものとは異なるRNTI値である。それゆえ、スクランブルされた制御情報は、Rel−9およびRel−9以降をサポートするUEによってのみ復号されうる。706では、eNB210は、第1のサブフレームの間、PDCCHで制御情報を送信しうる。708では、eNB210は、割り当てられたリソースを用いて、後のサブフレームmの間、PDSCHでデータを送信しうる。それに加えて、後のサブフレームmの間、eNB210はオプションとして、710において、後のサブフレームmの間に送信されたPDCCHで制御情報を反復しうる。
【0056】
データ送信が送られたサブフレーム以外のサブフレームの間、制御チャネルを用いてリソース割当をシグナルする方法が、アップリンク送信のために利用されうることが注目される。1つの態様では、eNB210は、第4のサブフレームの間、アップリンク送信のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、第3のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を送信しうる。eNB210は、第3のサブフレームの間、制御チャネルを用いて、持続的に割り当てられたアップリンク・リソースをシグナルしうる。1つの態様では、UE250は、第4のサブフレームの間、割り当てられたアップリンク・リソースを用いて、アップリンク・データ・チャネルを送信しうる。アップリンク・リソースは、後のサブフレームの間、定期的に複数回数、持続的に割り当てられうる。
【0057】
本明細書に記載されたシステムおよびネットワーク要素に関し、例えば「レガシー」、「Rel−8」、「Rel−8−互換のみ」、「R8」、「旧式」、および類似の用語のような文言は、例えば、UEのように、LTEリリース8規格をサポートするが、例えばLTEリリース9のようなさらなる規格はサポートしない場合があることが認められる。例えば、「非レガシー」、「R9」、「R9+」、「Rel−9」、「Rel−9+」、「Rel−9以降」、または「新式」、および類似の用語のような文言は、少なくともLTEリリース9およびその後のリリースをサポートするネットワーク要素UEに関連して使用されうることがさらに認められる。非レガシーUEはさらに、LTEリリース8との下位互換性をも持ちうる。
【0058】
本明細書で使用される場合、用語「判定すること(determining)」は、さまざまな動作を含む。例えば、「判定すること」は、計算、コンピューティング、処理、導出、調査、ルックアップ(例えば、テーブル、データベース、または他のデータ構造内のルックアップ)、確認等を含むことができる。また、「判定すること」は、受信(例えば、情報の受信)、アクセス(例えば、メモリ内のデータへのアクセス)等を含むことができる。また、「判定すること」は、解決、選択、選定、確立等を含むことができる。
【0059】
本明細書に記載されるように、アイテムのリストのうちの「少なくとも1つ」と称する文言は、単数を含むこれらアイテムのうちの任意の組み合わせを称する。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーすることが意図されている。
【0060】
上述した方法のさまざまな動作は、対応する機能を実行することが可能な任意の適切な手段によって実行されうる。これら手段は、限定される訳ではないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含むさまざまなハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含みうる。
【0061】
本開示に関連して説明されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ信号(FPGA)もしくはその他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリート・ゲートもしくはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または本明細書で説明される機能を実行するように設計されたその任意の組み合わせを用いて実施または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとすることができるが、代替案では、プロセッサを、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または順序回路とすることができる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
【0062】
本明細書で開示された方法は、説明された方法を達成するための1または複数のステップまたは動作を備える。方法ステップおよび/または動作は、特許請求の範囲のスコープから逸脱せずに相互に置換することができる。言い換えると、ステップまたは動作の特定の順序が指定されていない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用は、特許請求の範囲のスコープから逸脱せずに変更されうる。
【0063】
記載された機能は、ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、ファームウェアで、またはこれら任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェア・モジュールは、当該技術分野において周知の任意の形態のコンピュータ読取可能な記憶媒体に存在しうる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる利用可能な任意の媒体である。例として、限定することなく、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望のプログラム・コード手段を命令群またはデータ構造の形式で搬送または格納するために使用され、しかも、コンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。ディスク(diskおよびdisc)は、本明細書で使用される場合、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、diskは、通常は磁気的にデータを再生し、discは、レーザを用いて光学的にデータを再生する。ソフトウェア・モジュールは、単一の命令または複数の命令を備えることができ、複数の異なるコード・セグメント上で、異なるプログラムの間で、および複数の記憶媒体にまたがって分散させることができる。記憶媒体を、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込めるように、プロセッサに結合することができる。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。
【0064】
したがって、ある態様は、本明細書に記載された動作を実行するためのコンピュータ・プログラム製品を備えうる。例えば、このようなコンピュータ・プログラム製品は、格納された(および/またはエンコードされた)命令群を有するコンピュータ読取可能な媒体を備える。これら命令群は、本明細書において記載された動作を実行するために、1または複数のプロセッサによって実行されることが可能である。ある態様の場合、コンピュータ・プログラム製品は、パッケージング・マテリアルを含みうる。
【0065】
ソフトウェアまたは命令群は、送信媒体を介しても送信される。例えば、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。
【0066】
さらに、本明細書で説明された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段を、適宜、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードし、かつ/または他の形式で入手することができることを了解されたい。例えば、そのようなデバイスを、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合することができる。あるいは、本明細書に記載されたさまざまな方法は、(例えば、RAMや、ROMや、例えばCDまたはフロッピー(登録商標)ディスク等のような物理記憶媒体である)記憶手段によって提供され、これによって、記憶手段がデバイスへ接続または提供されると、ユーザ端末および/または基地局が、さまざまな方法を取得できるようになる。さらに、本明細書で説明された方法および技法をデバイスに提供するために、その他任意の適切な技法を利用することができる。
【0067】
特許請求の範囲は、上述した正確な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。さまざまな修正、変更、および変形を、特許請求の範囲の範囲から逸脱せずに、前述した方法および装置の構成、動作、および詳細において実施することができる。
【0068】
前述したものは、本開示の態様に向けられているが、これら開示のその他およびさらなる態様が、本願の基本的な範囲から逸脱することなく考案され、この範囲は、以下に示す特許請求の範囲によって決定される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 無線通信のための方法であって、
第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるために、第1のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を送信することと、
前記第2のサブフレームの間、前記ダウンリンク・データ・チャネルを送信することと、
を備える方法。
[2] 前記第2のサブフレームの間、前記制御チャネルで制御情報を再送信すること、をさらに備える[1]に記載の方法。
[3] 前記制御チャネルは、前記第2のサブフレームにおいて割り当てられたリソースを示すビットを備える、[1]に記載の方法。
[4] 前記制御チャネルはさらに、少なくとも第3のサブフレームで、前記ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるように構成された、[1]に記載の方法。
[5] 前記制御情報を送信することはさらに、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を用いて前記制御チャネルをスクランブルすることを備える、[1]に記載の方法。
[6] 第4のサブフレームの間、アップリンク送信のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、第3のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を送信すること、をさらに備える[1]に記載の方法。
[7] 前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを備え、
前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されたシンボルの数を示すインジケーションを備える、[1]に記載の方法。
[8] 無線通信のための方法であって、
第1のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を受信することと、ここで、前記制御情報は、第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てる、
前記第2のサブフレームの間、前記ダウンリンク・データ・チャネルを受信することと、
を備える方法。
[9] 前記第2のサブフレームの間、前記制御チャネルで制御情報を受信すること、をさらに備える[8]に記載の方法。
[10] 前記制御チャネルは、前記第2のサブフレームにおいて割り当てられたリソースを示すビットを備える、[8]に記載の方法。
[11] 前記制御チャネルはさらに、少なくとも第3のサブフレームで、前記ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるように構成された、[8]に記載の方法。
[12] 前記制御情報を受信することはさらに、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を用いて前記制御チャネルを逆スクランブルすることを備える、[8]に記載の方法。
[13] 第4のサブフレームの間、アップリンク送信のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、第3のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を受信することと、
前記第4のサブフレームにおいて割り当てられたアップリンク・リソースを用いて、アップリンク送信を送ることと、
をさらに備える[8]に記載の方法。
[14] 前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを備え、
前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されたシンボルの数を示すインジケーションを備える、[8]に記載の方法。
[15] 無線通信のための装置であって、
第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるために、第1のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を送信する手段と、
前記第2のサブフレームの間、前記ダウンリンク・データ・チャネルを送信する手段と、
を備える装置。
[16] 前記第2のサブフレームの間、前記制御チャネルで制御情報を再送信する手段をさらに備える、[15]に記載の装置。
[17] 前記制御チャネルは、前記第2のサブフレームにおいて割り当てられたリソースを示すビットを備える、[15]に記載の装置。
[18] 前記制御チャネルはさらに、少なくとも第3のサブフレームで、前記ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるように構成された、[15]に記載の装置。
[19] 前記制御情報を送信する手段はさらに、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を用いて前記制御チャネルをスクランブルする手段を備える、[15]に記載の装置。
[20] 第4のサブフレームの間、アップリンク送信のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、第3のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を送信する手段をさらに備える、[15]に記載の装置。
[21] 前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを備え、
前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されたシンボルの数を示すインジケーションを備える、[15]に記載の装置。
[22] 無線通信のための装置であって、
第1のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を受信する手段と、ここで、前記制御情報は、第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てる、
前記第2のサブフレームの間、前記ダウンリンク・データ・チャネルを受信する手段と、
を備える装置。
[23] 前記第2のサブフレームの間、前記制御チャネルで制御情報を受信する手段、をさらに備える[22]に記載の装置。
[24] 前記制御チャネルは、前記第2のサブフレームにおいて割り当てられたリソースを示すビットを備える、[22]に記載の装置。
[25] 前記制御チャネルはさらに、少なくとも第3のサブフレームで、前記ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるように構成された、[22]に記載の装置。
[26] 前記制御情報を受信する手段はさらに、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を用いて前記制御チャネルを逆スクランブルする手段を備える、[22]に記載の装置。
[27] 第4のサブフレームの間、アップリンク送信のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、第3のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を受信する手段と、
前記第4のサブフレームにおいて割り当てられたアップリンク・リソースを用いて、アップリンク送信を送る手段と、
をさらに備える[22]に記載の装置。
[28] 前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを備え、
前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されたシンボルの数を示すインジケーションを備える、[22]に記載の装置。
[29] 無線通信のための装置であって、
第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるために、第1のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を送信し、
前記第2のサブフレームの間、前記ダウンリンク・データ・チャネルを送信する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと、
を備える装置。
[30] 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第2のサブフレームの間、前記制御チャネルで制御情報を再送信するように構成された、[29]に記載の装置。
[31] 前記制御チャネルは、前記第2のサブフレームにおいて割り当てられたリソースを示すビットを備える、[29]に記載の装置。
[32] 前記制御チャネルはさらに、少なくとも第3のサブフレームで、前記ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるように構成された、[29]に記載の装置。
[33] 前記制御情報を送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサはさらに、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を用いて前記制御チャネルをスクランブルするように構成された、[29]に記載の装置。
[34] 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、第4のサブフレームの間、アップリンク送信のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、第3のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を送信するように構成された、[29]に記載の装置。
[35] 前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを備え、
前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されたシンボルの数を示すインジケーションを備える、[29]に記載の装置。
[36] 無線通信のための装置であって、
第1のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を受信し、ここで、前記制御情報は、第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てる、
前記第2のサブフレームの間、前記ダウンリンク・データ・チャネルを受信する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと、
を備える装置。
[37] 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第2のサブフレームの間、前記制御チャネルで制御情報を受信するように構成された、[36]に記載の装置。
[38] 前記制御チャネルは、前記第2のサブフレームにおいて割り当てられたリソースを示すビットを備える、[36]に記載の装置。
[39] 前記制御チャネルはさらに、少なくとも第3のサブフレームで、前記ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるように構成された、[36]に記載の装置。
[40] 前記制御情報を受信するように構成された少なくとも1つのプロセッサはさらに、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を用いて前記制御チャネルを逆スクランブルするように構成された、[36]に記載の装置。
[41] 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、
第4のサブフレームの間、アップリンク送信のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、第3のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を受信し、
前記第4のサブフレームにおいて割り当てられたアップリンク・リソースを用いて、アップリンク送信を送信する
ように構成された、[36]に記載の装置。
[42] 前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを備え、前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されたシンボルの数を示すインジケーションを備える、[36]に記載の装置。
[43] コンピュータ読取可能な媒体を備える無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ読取可能な媒体は、
第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるために、第1のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を送信することと、
前記第2のサブフレームの間、前記ダウンリンク・データ・チャネルを送信することと、
のためのコードを備える、コンピュータ・プログラム製品。
[44] 前記コードはさらに、前記第2のサブフレームの間、前記制御チャネルで制御情報を再送信するためのコードを備える、[43]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[45] 前記制御チャネルは、前記第2のサブフレームにおいて割り当てられたリソースを示すビットを備える、[43]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[46] 前記制御チャネルはさらに、少なくとも第3のサブフレームで、前記ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるように構成された、[43]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[47] 前記制御情報を送信するためのコードはさらに、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を用いて前記制御チャネルをスクランブルするためのコードを備える、[43]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[48] 前記コードはさらに、第4のサブフレームの間、アップリンク送信のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、第3のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を送信するためのコードを備える、[43]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[49] 前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを備え、
前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されたシンボルの数を示すインジケーションを備える、[43]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[50] コンピュータ読取可能な媒体を備える無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ読取可能な媒体は、
第1のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を受信することと、ここで、前記制御情報は、第2のサブフレームの間、ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てる、
前記第2のサブフレームの間、前記ダウンリンク・データ・チャネルを受信することと
のためのコードを備える、コンピュータ・プログラム製品。
[51] 前記コードはさらに、前記第2のサブフレームの間、前記制御チャネルで制御情報を受信するためのコードを備える、[50]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[52] 前記制御チャネルは、前記第2のサブフレームにおいて割り当てられたリソースを示すビットを備える、[50]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[53] 前記制御チャネルはさらに、少なくとも第3のサブフレームで、前記ダウンリンク・データ・チャネルのためのリソースを割り当てるように構成された、[50]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[54] 前記制御情報を受信するためのコードはさらに、ラジオ・ネットワーク・テンポラリ識別子(RNTI)を用いて前記制御チャネルを逆スクランブルするためのコードを備える、[50]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[55] 前記コードはさらに、
第4のサブフレームの間、アップリンク送信のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、第3のサブフレームの間、制御チャネルで制御情報を受信することと、
前記第4のサブフレームにおいて割り当てられたアップリンク・リソースを用いて、アップリンク送信を送ることと、
のためのコードを備える、[50]に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[56] 前記制御チャネルはさらに、第1および第2の制御チャネルを備え、前記第1の制御チャネルは、前記第2の制御チャネルにおける制御情報のために利用されたシンボルの数を示すインジケーションを備える、[50]に記載のコンピュータ・プログラム製品。