(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6809683
(24)【登録日】2020年12月14日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】園芸生産物を振り分けるための装置
(51)【国際特許分類】
B65G 11/02 20060101AFI20201221BHJP
B65G 47/14 20060101ALI20201221BHJP
【FI】
B65G11/02
B65G47/14 A
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-559580(P2017-559580)
(86)(22)【出願日】2016年5月24日
(65)【公表番号】特表2018-516823(P2018-516823A)
(43)【公表日】2018年6月28日
(86)【国際出願番号】IB2016053028
(87)【国際公開番号】WO2016189456
(87)【国際公開日】20161201
【審査請求日】2019年4月22日
(31)【優先権主張番号】102015000018556
(32)【優先日】2015年5月28日
(33)【優先権主張国】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】516365943
【氏名又は名称】ユニテック エス.ピー.エー.
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ベネデッティ, ルカ
【審査官】
宮部 菜苗
(56)【参考文献】
【文献】
特開昭57−102417(JP,A)
【文献】
特開2008−019092(JP,A)
【文献】
欧州特許出願公開第02684461(EP,A2)
【文献】
特開2001−354318(JP,A)
【文献】
特開昭58−125516(JP,A)
【文献】
実開昭52−146173(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 11/00−11/20、47/00−47/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上流ステーションに接続できる取り込み領域(2)から、下流ステーションに接続できる排出領域(3)への輸送用の輸送流体により推進される園芸生産物を振り分けるための装置であって、
成形された床(5)用の支持フレーム(4)を備え、前記成形された床(5)が、第1の端部(5a)が前記取り込み領域(2)にあり、前記第1の端部(5a)の反対に配置されている第2の端部(5b)が前記排出領域(3)にあるように配置されており、前記成形された床(5)が、平行配置で前記領域(2、3)の間に配置されている複数のレーン(6)を備え、前記複数のレーン(6)が、前記レーン(6)の各々の底部(6a)に沿って通過している前記園芸生産物を、徐々に移送して整列させるための実質的にV字形の横断面を有する、装置において、
前記レーン(6)の前記底部(6a)に向かって前記輸送流体を運ぶために、実質的に前記第2の端部(5b)にあり、一対の隣接する前記レーン(6)の間に配置されている、少なくとも1つの補助方向転換要素(7)を備え、
前記少なくとも1つの補助方向転換要素(7)が、実質的に前記第2の端部(5b)において、それぞれの前記隣接するレーン(6)から突出するピラー(8)からなり、前記レーン(6)の前記底部(6a)に向かって前記輸送流体を運ぶために、前記ピラー(8)の前記レーン(6)に向けられた面(9)が、実質的に半円筒形の表面を有することを特徴とする、装置。
【請求項2】
実質的に前記第2の端部(5b)において隣接する前記レーン(6)のそれぞれの対の間に配置されている、複数の前記補助方向転換要素(7)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第2の端部(5b)においてそれぞれの前記レーン(6)に接続された少なくとも1つの放出チャネル(10)を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
それぞれの前記レーン(6)に接続されており、対応する前記方向転換要素(7)の下流に配置された複数のチャネル(10)を備えることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記成形された床(5)が、それぞれの前記レーン(6)の前記底部(6a)に向かって、通過中の前記園芸生産物の前記移送を助けるために、それぞれの前記レーン(6)の入口に配置された少なくとも1つのシュート(11)を備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記成形された床(5)が、対応する前記レーン(6)の前記それぞれの入口に配置された複数の前記シュート(11)を備えることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記床(5)が実質的に、前記レーン(6)を形成するように折り曲げられた金属板によって構成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、園芸生産物を振り分けるための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
園芸生産物への需要は、現在避けられない要件となっている費用抑制を保証しながら、それと同時に市場の絶え間なく増加する(そして厳しい)需要に対応できる、大企業によって満たされることがますます多くなっている。
【0003】
この課題に応じることを可能にするために、この分野の企業は、少なくとも部分的に自動化された、単位時間内に大量の対象生産物を輸送、点検および/または包装でき、作業者の役割を工程の単純な監督に限定する大規模な設備を擁する。
【0004】
さらに、この関係において、特定の果実(または別の特定の園芸生産物)の処理を意図している場合であっても、このタイプの装置は、通常、大量の処理対象生産物が供給されるが、それらの生産物は収穫産地から直接到達し、この理由から非常に不均一であることが留意されるべきである。
【0005】
この状況は、例えばチェリーの輸送、点検および処理のための装置において生じる。
【0006】
これらの装置は、事実、通常、様々なサイズのチェリーが入っているクレートが供給され、これらはローディングステーションに選別されずに投入され、そこで、それらのチェリーは後続の工程に割り当てられたステーションに向けてそれらを随伴する水流に当たる。
【0007】
例えば、この水流(実際にはチェリーと混合された)が行き当たる最初のステーションの1つには、2つまたは3つから成る塊でそれらのそれぞれの茎によってまだ結合されているチェリーを分離する役割がある。これは、この分離が実施されなかったとしたら、一度に1つのチェリーを取り扱いおよび/または処理するように設計された後続のステーションにおいて、塊が閉塞または詰まりを引き起こす可能性があるためである。
【0008】
いずれにしても、個々のチェリーに対する加工、点検または他の処理を実際に行うことができるようにするためには、ローディングステーションの下流に、水流によって随伴される選別されていない大量のチェリーを均一に振り分けることができる少なくとも1つの装置を設けることが必要であることが留意されるべきである。
【0009】
より正確には、後続の工程の実行を可能にするために、これらの装置は、下流に配置された複数のチャネルにチェリーを誘導する必要があり、ここで、チェリーは、整然とした一様な複数の列に前後に整列して到着しなければならない。
【0010】
これは、非効率的で費用が掛かり、かつ/または、果実が障壁および間仕切によって画定された経路に従う必要があるシステムに振り分けが委ねられることが多いため、製造会社に対して解決するのが容易ではない問題を提起する。これらの要素は流れに影響を及ぼし、チェリーを複数のチャネルに向けて転向させることを可能にし、所望の結果を得るが、これには、時に激しく、多くの場合、果実のうち許容できない割合を修復不能に損傷させる衝撃に、チェリーを晒すという代償を払うしかない。
【発明の概要】
【0011】
本発明の目的は、例えばチェリーのような選別されていない大量の園芸生産物を効率的に振り分けることを可能にする装置を提供することにより、上記の問題を解決することである。
【0012】
この目的の範囲内で、本発明の目的は、衝撃または損傷に晒すことなく、例えばチェリーのような選別されていない大量の園芸生産物を振り分けることを可能にする装置を提供することである。
【0013】
本発明の別の目的は、チェリーまたは他の園芸生産物を、整然とした一様な複数の列に前後に整列させて、下流のステーションに誘導することを可能にする装置を提供することである。
【0014】
本発明の別の目的は、低コストで園芸生産物を振り分けることを可能にする装置を提供することである。
【0015】
本発明の別の目的は、高い動作信頼性を保証し、市販の要素および材料を元にして容易に入手でき、安全に適用できる装置を提供することである。
【0016】
この目的は、ならびに、以下でさらに明らかになるこれらの目的および他の目的は、上流ステーションに接続できる取り込み領域から、下流ステーションに接続できる排出領域への輸送用の輸送流体により推進される園芸生産物を振り分けるための装置によって達成され、当該装置は、成形された(contoured)床用の支持フレームを備え、成形された床が、第1の端部が取り込み領域にあり、第1の端部の反対に配置されている第2の端部が排出領域にあるように配置されており、成形された床が、平行配置で領域の間に配置されている複数のレーンを備え、複数のレーンが、レーンの各々の底部に沿って通過している園芸生産物を、徐々に移送して整列させるための実質的にV字形の横断面を有することを特徴とする。
【0017】
本発明のさらなる特徴および利点は、添付図面に非限定的な例として示された、本発明による装置の好ましいが限定的ではない実施形態の説明からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図3】
図2の線III−IIIに沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
引用図面を特に参照すると、参照符号1は、園芸生産物が、上流ステーションに接続できる取り込み領域2から、下流ステーションに接続できる排出領域3へと輸送流体によって推進されている間に園芸生産物を振り分けるように意図されている装置を全体的に示している。
【0020】
したがって、装置1は、園芸生産物を整然とした複数の列に整列させ、それらの園芸生産物をこの構成で後続のステーションで使用できるようにするために、輸送流体によって随伴される選別されていない大量の園芸生産物を均一に振り分ける必要性が実際に生じる、園芸生産物の処理および輸送のためのラインの任意の箇所において適用できることが留意されるべきである。
【0021】
好ましい応用例では、輸送流体は水であり、これは重力によっておよび/または加圧されることによって、ラインに沿って園芸生産物を随伴するが、ただし、他の液体(または例えば適切な添加剤と混合された水)によって、または、空気もしくは他の気体によって推進される園芸生産物を振り分けるための装置1を使用することは、本明細書において特許請求される保護範囲を放棄することにならなければ、除外されないことも留意されるべきである。
【0022】
さらに、本明細書の記載において引き続き言及されることが多い本発明の好ましい適用において、園芸生産物がチェリーであることを指定することは適切であると考えられる。
【0023】
例えば、これらの生産物は、2つまたは3つから成る塊でそれらのそれぞれの茎によってまだ結合されているチェリーを分離するために割り当てられている上流ステーションから到着することができる。
【0024】
この場合も、いずれにしても、本明細書で請求される保護は、特定の要件によって必要とされる(および製品の形状によって許容される)場合には、任意のタイプの園芸生産物、したがって他のタイプの果実の振り分け、または野菜の振り分けにも拡張されるものと理解されるべきであることに再び言及すべきである。
【0025】
本発明によれば、装置1は、取り込み領域2に第1の端部5aが配置され、第1の端部5aとは反対側に配置されている第2の端部5bが排出領域3に配置されている成形された床5のための支持フレーム4を備える。
【0026】
成形された床5は、平行配置で領域2,3の間に配置されている(したがって、チェリー移送方向に向けられた)複数のレーン6を備える。
【0027】
フレーム4は、特定の要件に従う任意のものであってもよく、レーン6を実質的に水平状態(チェリーの前進をもっぱら水の推進力に委ねる)または、傾斜状態(好ましくは、チェリーを重力によっても前進させるために下向きに)に保てることが留意されるべきである。
【0028】
レーン6は、各レーン6の底部6aに沿って通過している園芸生産物の漸進的な移送および整列を容易にするように、実質的にV字形の横断面(例えば、
図5参照)を有する。
【0029】
したがって、有用に選択された形状は、最初から意図した目的を達成でき、すなわち、レーン6の相補的に傾斜した壁が、水によって随伴されるチェリーを底部6aに向かって落下させ、そこでチェリーは整然とした複数の列に1つずつ整列することを強いられることに留意すべきである。結果もたらされる構成において、チェリーは、それらが下流工程に送達され、したがって振り分けられるまで移動し続ける。
【0030】
床5によって形作られたレーン6の数は、任意であってもよいことは明らかであり、好ましくは下流ステーションの要件に応じて選択される。
【0031】
都合の良いことに、装置1は、実質的に第2の端部5bにある一対の隣接するレーン6の間に配置された少なくとも1つの補助方向転換要素7を備える。
【0032】
方向転換要素7は、レーン6のそのような底部6aの方へ移動する処理流体(およびそれによって随伴されている園芸生産物)の移送を容易にする。
【0033】
好ましくは、装置1は、実質的に第2の端部5bにある隣接するレーン6のそれぞれの対の間に配置された複数の補助方向転換要素7を備える。さらに具体的には、添付の図面に例としてのみ提案されている解決策のように、隣接するレーン6の各対は、それぞれの補助方向転換要素7の作用を受ける。
【0034】
添付の図をさらに参照すると、例として言及されており、本発明の適用を限定するものではない、相当に実用的な対象となる建設的な解決策において、各補助方向転換要素7は、実質的に床5の第2の端部5bにおいて、それぞれの隣接するレーン6から突出するピラー8を備える。
【0035】
さらに、レーン6に向けられたピラー8の面9は、レーン6の底部6aへ輸送流体を運ぶことを容易にするために実に都合よく輪郭付けされた曲面を有し、したがって、このような装置1の剛性要素との園芸生産物のいかなる衝突も回避される。
【0036】
好ましくは(必須でもなく、限定でもない)、添付図面において提案されている実施形態において、面9は、実質的に半円筒形状を有する(ただし、異なる形状を有し、いずれにせよ本明細書において特許請求される保護範囲内にあるピラー8を備えた方向転換要素7を提供する可能性は、実際には除外されていない)。
【0037】
したがって、実際には、面9の曲線状(例えば、半円筒状)の表面は、面が、そのような流体によって随伴されている園芸生産物と接触することなく(園芸生産物は実際にはレーン6の中心に沿ったままであるため)流体の正しい誘導を容易にし、衝撃または損傷が回避される。
【0038】
有用には、装置1は、第2の端部5bにおいてそれぞれのレーン6に接続された少なくとも1つの放出チャネル10を備える。
【0039】
さらにより詳細には、装置1は、それぞれのレーン6に接続され、対応する方向転換要素7の下流に配置された複数のチャネル10(排他的ではないが、好ましくはV字形の断面を有する)を備える。例えば、添付の図のように、チャネル10が各レーン6の下流に配置される。
【0040】
好適には、本発明による装置1は、通過中の園芸生産物を各レーン6の底部6aへ移送することを支援するために、それぞれのレーン6の入口に配置された少なくとも1つのシュート11を備える。
【0041】
より具体的には、装置1は、対応するレーン6のそれぞれの入口に配置された複数のシュート11を備える(したがって、例えば、各レーン6は、添付の図に示す構造的解決策のように、それぞれのシュート11と関連付けることができる)。
【0042】
好ましくは、床5は、レーン6を形成するように折り曲げられた金属板によって実質的に構成され、ピラー8および/またはシュート11はまた、適切に折り曲げられた金属板によって提供されてもよいことに留意されたい。
【0043】
しかしながら、床5(および本発明による装置1の他の構成要素)のために異なる材料を使用することは排除されないことを指摘することは有用である。
【0044】
したがって、本発明による装置の動作は、これまでに記載されたもの(および添付の図面)から明らかである。
【0045】
すでに示されているように、実際、取り込み領域2から排出領域3へと水によって推進されている間に、このようなレーンのV字形の構成によって(および、したがって、それらを形成し、底部6aで実際に一体化する相補的に傾斜した壁によって)、チェリー(または他の園芸生産物)は自動的にレーン6の底部6aに向かって、落下する。
【0046】
たとえいくつかのチェリーが(例えば、水の過剰な推力または下にあるチェリーに当たって跳ね返ることによって)底部6aから遠ざかったまま排出領域3に近づいたとしても、方向転換要素7が、チェリーが所望とは異なる様態(すなわち、レーン6の底部6aに沿った整然とした複数の列に正確に整列されない)で装置1を出るおそれがあるという危険を回避する。
【0047】
図示されているように、方向転換要素7は実際、流体をレーン6の底部6aに向かって再び流れさせ、したがって一切の衝突または劣化なしに(方向転換要素7は実際、移送されている園芸生産物に当たることは決してない)、チェリーはいかなる場合も、所望のように底部6aに向かって移送される。
【0048】
さらに、取り込み領域2に近接して、同じくレーン6の底部6aに向けられたシュート11の存在が、実際に底部6aに向かうチェリーの所望の移送をさらに容易にする。
【0049】
V字形の構成により、底部6aは通路断面が縮小されており、それゆえ、各レーン6内で、少なくとも排出領域3に近接して、チェリーは自動的に整然とした複数の列に整列され、チェリーは、1度に1つずつ、または、多くても並んだ小さな塊で前進する。
【0050】
したがって、この構成では、チェリーはそれぞれのチャネル10(またはいずれにせよ第2の端部5bのそれぞれの部分)に到達し、そこから下流の工程に送達でき、実際にはこの整然とした分散が必要となる。
【0051】
したがって、装置1は、選別されていない大量のチェリー(または他の園芸生産物)を複数の均一な列に振り分けることを可能にする。この結果はまた、移送が単純に重力およびレーン6の壁の傾きによって(随意によるシュート11および方向転換要素7の補助によって)達成されるので、製品を衝突または損傷に晒すことなく達成される。
【0052】
さらに、振り分けおよび移送は、明らかに単純であり、構成要素の数が少なく、簡単な製造工程で容易に得ることができる解決策によって達成され、これは、装置1の低コスト、および、低コストで望ましい目標が達成される可能性を保証することに留意すべきである。
【0053】
実際には、本発明による装置は、レーンの底部に沿って通過中の園芸生産物の漸進的な移送および整列のために、実質的にV字形の横断面を有する複数のレーンを備える、成形された床のための支持フレームを用いることによって、例えばチェリーのような種類の選別されていない大量の園芸生産物を効果的に振り分けることが可能になるため、意図された目的を完全に達成することが分かっている。
【0054】
このようにして考案された本発明は、数多くの修正および変形が可能であり、それらのすべては添付の特許請求項の範囲内にある。すべての詳細は、技術的に等価な他の要素でさらに置き換えてもよい。
【0055】
示されている実施形態の例では、特定の例に関連して与えられた個々の特性は、実際には他の例示的な実施形態に存在する他の異なる特性と交換されてもよい。
【0056】
実際には、使用される材料および寸法は、要求および技術水準に応じて任意であり得る。
【0057】
本出願がその優先権を主張する伊国特許出願第102015000018556号明細書(UB2015A001290)が、参照により本明細書に組み込まれる。
【0058】
任意の特許請求項に記載された技術的特徴の後に参照符号を付している場合、それらの参照符号は、特許請求項の明瞭性を高める目的のためにのみ含まれており、したがって、そのような参照符号は、例としてそのような参照符号によって識別される各要素の解釈に対してなんら限定効果を有しない。