【実施例】
【0010】
以下、図面と共に本発明によるレバーディテント解除機構の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を用いて説明する。
図1は、本発明によるレバーディテント解除機構の電磁クラッチ101及びモータ70がオフの時の状態を示している。
すなわち、符号70で示されるモータは、その回転軸71が第1減速機72を介してスリップクラッチ74の入側75に接続されている。
【0011】
前記スリップクラッチ74の出側76は、第2減速機77に接続され、前記第2減速機77は、ディテントレバー3を有するディテントプレート80の軸心81に接続されている。
前記ディテントプレート80の軸心81には、ディテントレバー3が設けられており、このディテントレバー3を矢印Aの方向に往復回転させることができるように構成されている。
【0012】
前記ディテントプレート80の外周には、少なくとも1個又は複数の突起40が形成され、この突起40は、1個に限らず複数個でもできる。
前記ディテントプレート80の隣接位置には、ディテントシャフト41が配設され、このディテントシャフト41の後端側41aには、固定ケース90との間にバネ21が縮小した状態でディテントシャフト41の軸心81の回りに配設されている。
【0013】
前記ディテントシャフト41の先端部41bは、前記突起40と係合するように構成されていることにより、ディテントプレート80の回転を停止させることができるように構成されている。
【0014】
また、前記ディテントシャフト41の後端側41aに設けられた軸41cは、前記固定ケース90を可動自在に貫通して可動板95に固定されている。
前記可動板95は図示しない筐体に設けられた固定板100に対して第1ギャップG
1を介して可動式に配設され、前記可動板95と前記固定板100とによって電磁クラッチ101が構成されている。
【0015】
次に、前述の構成において、
図1及び
図2の構成の動作について述べる。
まず、
図1において、前記モータ70が停止し、かつ、周知の前記電磁クラッチ101がオフの状態においては、前記第1ギャップG
1が
図2で示す第2ギャップG
2よりも広くなっているため、前記可動板95が矢印Bの方向に沿って前記固定ケース90と前記後端部41a間のバネ21の付勢によって、前記ディテントシャフト41の先端部41bが前記ディテントプレート80の外周の突起40と係合するため、前記レバー3の回転は防止される。
【0016】
次に、
図1の状態で、モータ20を回転させると、その回転は、前記第1減速機72から前記スリップクラッチ74及び第2減速機77を介して前記ディテントプレート80に伝達される。
前述の状態では、前記モータ70のオンと同時に前記電磁クラッチ101がオンとなっているため、前記可動板95は前記固定板100側に対して、図示しない電磁手段を介して磁気吸引され、前記第2ギャップG
2が前記第1ギャップG
1よりも小さくなる。
【0017】
前述の動作により、前記ディテントシャフト41は、前記各ギャップG
1,G
2のG
1−G
2分の距離だけ、前記固定板100側へ後退するため、前記突起40と前記先端部41bとの係合(
図1の状態)が解除(
図2の状態)され、前記ディテントプレート80は前記モータ70の回転に応じて前記レバー3及びディテントプレート80の回転を行うことができるように構成されている。
【0018】
また、前述のレバーディテント解除機構は、例えば、飛行機等のオートスロットルに適用することができ、前述の
図2のようにモータ70によってディテントプレート80を回転することができるため、このモータ70の回転制御を、図示しないスロットル制御部によって制御することができ、飛行機等の自動速度制御を行うことができ、ディテントレバー3による手動操作は不要となる。
【0019】
また、前述の
図1の状態のように、前記モータ70及び電磁クラッチ101がオフで、前記ディテントプレート80が所定範囲のみしか回転できない状態では、前記ディテントレバー3の手動操作によって手動スロットル操作を行うことができる。
【0020】
尚、本発明によるレバーディテント解除機構の要旨とするところは、次の通りである。
すなわち、モータ70の回転軸71に対して、直接的又は間接的に接続されたスリップクラッチ74と、前記スリップクラッチ74に直接的又は間接的に接続されディテントプレート80付のディテントレバー3と、前記ディテントプレート80の外周に少なくとも1個設けられた突起40と、前記ディテントプレート80に隣接するディテントシャフト41と、前記ディテントシャフト41の後端側41aに設けられたバネ21及び電磁クラッチ101と、を備え、前記電磁クラッチ101のオフ時には、前記ディテントシャフト41の先端部41bは前記突起40と係合し、前記電磁クラッチ101のオン時には、前記ディテントシャフト41の先端部41bは前記突起40と非係合となり、前記ディテントレバー3は前記モータ70により回転できるようにした構成であり、また、前記先端部41bは、テーパ状にとがっており、前記ディテントシャフト41の後端側41aに接続された軸41cが前記電磁クラッチ101の可動板95に接続され、前記電磁クラッチ101のオン時に前記ディテントシャフト41が前記バネ21のバネ力に抗して後退するようにした構成である。
尚、前述の構成では、第1、第2減速機72,77を用いた場合について述べたがダイレクトモータによって省略できる。