特許第6810405号(P6810405)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6810405
(24)【登録日】2020年12月15日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】ウオータージェットはつり装置
(51)【国際特許分類】
   E04G 23/08 20060101AFI20201221BHJP
【FI】
   E04G23/08 E
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-218364(P2016-218364)
(22)【出願日】2016年11月8日
(65)【公開番号】特開2018-76687(P2018-76687A)
(43)【公開日】2018年5月17日
【審査請求日】2019年11月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】595094998
【氏名又は名称】エスイーリペア株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390020422
【氏名又は名称】日進機工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100102048
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 光司
(74)【代理人】
【識別番号】100146503
【弁理士】
【氏名又は名称】高尾 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】藤田 全彦
(72)【発明者】
【氏名】野沢 重之
(72)【発明者】
【氏名】村上 俊明
(72)【発明者】
【氏名】古川 真也
【審査官】 西村 隆
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−021811(JP,A)
【文献】 特開2012−007446(JP,A)
【文献】 特開2005−297140(JP,A)
【文献】 特開2012−002047(JP,A)
【文献】 特開2006−289585(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3144811(JP,U)
【文献】 特開2004−291421(JP,A)
【文献】 実開昭62−165898(JP,U)
【文献】 特開平02−303800(JP,A)
【文献】 特開2003−190831(JP,A)
【文献】 特開平06−294221(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G 23/08
E01D 22/00
B26F 3/00
B28D 1/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端部に高圧噴射水ノズルを備えた高圧水パイプを設け、一対のコンクリート面同士が所定間隔を置いて相対面する狭隘部において、前記一対のコンクリート面の少なくとも一方の面に、前記高圧噴射水ノズルからの高圧水を吹き付けてウオータージェットはつり作業が可能なウオータージェットはつり装置であって、
前記一対のコンクリート面夫々に対して突っ張り固定自在な圧接支持部を、前後に一対設けると共に、それらの一対の圧接支持部同士に亘って架設する前後動用移動レールを、前記狭隘部において左右横方向に所定間隔離して一対配設自在で、
前記一対の前後動用移動レール夫々に亘る長さの横方向動用移動レールを、前後移動自在に前記前後動用移動レール夫々に係止連結し、
先端部が上下搖動自在になるように、且つ、前記高圧水パイプの長手方向の中間部を、前記横方向動用移動レールに横方向移動自在に枢支連結してあるウオータージェットはつり装置。
【請求項2】
前記高圧噴射水ノズルは、その噴射方向の異なるものと取替え自在に前記高圧水パイプに取り付けてある請求項1に記載のウオータージェットはつり装置。
【請求項3】
前記横方向動用移動レールに対する高圧水パイプの枢支連結部は、前記高圧水パイプの先端部を左右搖動自在にする左右枢支機構を設けてある請求項1または2に記載のウオータージェットはつり装置。
【請求項4】
前記横方向動用移動レールに対する高圧水パイプの枢支連結部を、前記横方向動用移動レールに沿って移動可能な非ロック状態と、移動不能にするロック状態とに切り換え自在なロック切り換え機構を設けてある請求項1〜3のいずれか1項に記載のウオータージェットはつり装置。
【請求項5】
前記ロック切り換え機構は、遠隔操作自在に構成してある請求項4に記載のウオータージェットはつり装置。
【請求項6】
前記横方向動用移動レールに対する前記高圧水パイプの枢支連結部は、前記横方向動用移動レールの下側に配設して、吊下げ支持させてある請求項3〜5のいずれか1項に記載のウオータージェットはつり装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、先端部に高圧噴射水ノズルを備えた高圧水パイプを設け、一対のコンクリート面同士が所定間隔を置いて相対面する狭隘部において、前記一対のコンクリート面の少なくとも一方の面に、前記高圧噴射水ノズルからの高圧水を吹き付けてウオータージェットはつり作業が可能なウオータージェットはつり装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、前記ウオータージェットはつり装置は、一対のコンクリート面の内の一方の面に、高圧噴射水ノズルからの高圧水を吹き付け可能な高圧水パイプの長手方向中間部に、高圧噴射水ノズルを設けた高圧水パイプの先端側を上下左右に搖動自在にする枢支部を設け、その枢支部を狭隘部の外側で支持する支持枠体を設置したり、他方のコンクリート面に載置可能な反力支持台に前記枢支部を取り付けたりすることが考えられていた(適当な文献が見当たらない)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前者の方法では、枢支部を狭隘部の外側で支持する支持枠体の設置に多くの手間がかかるばかりか、大型化し、しかも、高圧噴射水ノズルから枢支部までの距離が長くなるために、ノズルからの高圧噴射水の噴射反力により高圧水パイプがふら付きやすくなるという欠点がある。
一般的に、前記狭隘部においては、ウオータージェットはつり作業を行う必要のあるのは、一対のコンクリート面の内の上側の面が多く、従って後者の場合、前記反力支持台は下側のコンクリート面に載置して使用される。
そのために、ウオータージェットはつり作業を行うと、下側のコンクリート面の上や、反力支持台の上にコンクリート破片が落下して堆積し、その堆積したコンクリート破片を除去してからでないと反力支持台を移動させるのが困難で、高圧水パイプを2次元方向に移動させて広範囲にわたってウオータージェットはつり作業を行うことができなくなるという問題が生じる。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、ウオータージェットはつり作業を行うに伴ってコンクリート破片が落下しても、高圧水パイプを容易に2次元方向に移動させて広範囲に亘って作業をできやすくする装置を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の特徴構成は、先端部に高圧噴射水ノズルを備えた高圧水パイプを設け、一対のコンクリート面同士が所定間隔を置いて相対面する狭隘部において、前記一対のコンクリート面の少なくとも一方の面に、前記高圧噴射水ノズルからの高圧水を吹き付けてウオータージェットはつり作業が可能なウオータージェットはつり装置であって、前記一対のコンクリート面夫々に対して突っ張り固定自在な圧接支持部を、前後に一対設けると共に、それらの一対の圧接支持部同士に亘って架設する前後動用移動レールを、前記狭隘部において左右横方向に所定間隔離して一対配設自在で、前記一対の前後動用移動レール夫々に亘る長さの横方向動用移動レールを、前後移動自在に前記前後動用移動レール夫々に係止連結し、先端部が上下搖動自在になるように、且つ、前記高圧水パイプの長手方向の中間部を、前記横方向動用移動レールに横方向移動自在に枢支連結したところにある。
【0006】
本発明の第1の特徴構成によれば、左右の横方向に所定間隔離して配設する一対の前後動用移動レールは、それらの前後に一対設けた圧接支持部で、一対のコンクリート面夫々に対して突っ張り固定された状態で、一対の前後動用移動レールに亘って横方向動用移動レールが前後に移動でき、その上で、先端部が上下搖動自在になるように、且つ、前記高圧水パイプの長手方向の中間部を、前記横方向動用移動レールに横方向移動自在に枢支連結してあるために、結局、高圧水パイプの先端の高圧噴射水ノズルは、上下に搖動させてノズルによる高圧水噴射方向を調整できながら、少なくとも一対の前後動用移動レールで囲まれた範囲内で自由に2次元方向に移動できる。
また、左右の横方向に所定間隔離して配設する一対の前後動用移動レールは、夫々、前後方向に沿っているために、例えば、横方向動用移動レールを一対前後に離間させて配設するのに比べて、狭隘部の奥まで挿入しやすく、従って、一対の前後動用移動レールを狭隘部の奥まで挿入させることで、横方向動用移動レールの移動範囲が決まると共に、高圧噴射水ノズルの移動範囲も簡単に決められる。
しかも、高圧噴射水ノズルからの水噴射反力は、前記一対の前後動用移動レール夫々の前後に一対設けた圧接支持部で受けるために、高圧水の噴射に伴いコンクリート破片が落下しても、圧接支持部や高圧水パイプの枢支部には堆積しにくく、高圧噴射水ノズルの移動の妨げにはなりにくい。
従って、高圧水パイプを2次元方向で広範囲に亘って移動させながらウオータージェットはつり作業を、容易にできるようになる。
【0007】
本発明の第2の特徴構成は、前記高圧噴射水ノズルは、その噴射角度の異なるものと取替え自在に前記高圧水パイプに取り付けたところにある。
【0008】
本発明の第2の特徴構成によれば、本発明の第1の特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、高圧噴射水ノズルを、場合によって、噴射角度の異なるものと取り換えれば、ウオータージェットはつり作業をいろんな方向から水を噴射させて、例えば、鉄筋の上側や奥まった部分等のはつり作業の困難な場所でも容易にはつり作業ができるようになる。
【0009】
本発明の第3の特徴構成は、前記横方向動用移動レールに対する高圧水パイプの枢支連結部は、前記高圧水パイプの先端部を左右搖動自在にする左右枢支機構を設けたところにある。
【0010】
本発明の第3の特徴構成によれば、高圧水パイプは、その中間部を横方向動用移動レールに横方向移動自在に枢支連結させてあることで、その先端部の高圧噴射水ノズルが、上下方向に移動できるだけでなく、左右枢支機構により左右に搖動できるために、一層自在に高圧噴射水を、コンクリート面の所定箇所に対する噴射角度を微調整できながら当てることができやすくなる。
【0011】
本発明の第4の特徴構成は、前記横方向動用移動レールに対する高圧水パイプの枢支連結部を、前記横方向動用移動レールに沿って移動可能な非ロック状態と、移動不能にするロック状態とに切り換え自在なロック切り換え機構を設けたところにある。
【0012】
本発明の第4の特徴構成によれば、横方向動用移動レールに対する高圧水パイプの枢支連結部を、必要な時に移動させてウオータージェットはつり作業箇所の変更を自由にできながら、高圧水の噴射時に、ロック切り換え機構により前記横方向動用移動レールに対して移動不能にロック状態にできるために、高圧水の噴射反力で高圧水パイプがふら付いたり、高圧噴射水ノズルが不測に移動してしまう危険性を防止できる。
【0013】
本発明の第5の特徴構成は、前記ロック切り換え機構は、遠隔操作自在に構成したところにある。
【0014】
本発明の第5の特徴構成によれば、ロック切り換え機構は、遠隔操作により切り換えできるために、迅速に高圧水パイプの移動と固定ができ、従って、狭隘部での作業を効率よく行えるようになる。
【0015】
本発明の第6の特徴構成は、前記横方向動用移動レールに対する前記高圧水パイプの枢支連結部は、前記横方向動用移動レールの下側に配設して、吊下げ支持させたところにある。
【0016】
本発明の第6の特徴構成によれば、横方向動用移動レール上に例えコンクリート破片が載ったとしても、吊下げ支持した高圧水パイプの枢支連結部は、横方向動用移動レールに沿って横移動するのを妨げにくくできる。
従って、高圧噴射水ノズルを広範囲に亘って移動させながらウオータージェットはつり作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明のウォータージェットはつり装置を設置した状態の全体側面図である。
図2】本発明のウォータージェットはつり装置を設置する途中の側面図である。
図3】本発明のウォータージェットはつり装置を設置した状態の側面図である。
図4】本発明のウォータージェットはつり装置の下方から見た状態の斜視図である。
図5】本発明のウォータージェットはつり装置の全体斜視図である。
図6】要部斜視図である。
図7】要部一部縦断面図である。
図8】要部斜視図である。
図9】要部の一部縦断面図である。
図10】高圧噴射水ノズルの作用説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、橋梁の床版1とその床版1を支える橋台2との間等の隙間が170mm以上の狭隘部において、上下に相対面するコンクリート面3,4は、定期的に点検してコンクリートの劣化に伴う脱落防止や、微細なマイクロクラック発生の防止、規定される付着力の確保のために、点検して補修施工を行わなければならない。
そこで、図1図9に示すように、一対のコンクリート面3,4同士が所定間隔を置いて相対面する狭隘部に挿入して、劣化したコンクリート面3,4のはつり作業を行うべく、先端部に高圧噴射水ノズル5を備えた高圧水パイプ6を設け、前記一対のコンクリート面3,4の少なくとも一方の面に、高圧噴射水ノズル5からの高圧水を吹き付けてウオータージェットはつり作業が可能なウオータージェットはつり装置を設けてある。
【0019】
前記ウオータージェットはつり装置について詳細に説明する。
ウオータージェットはつり装置における高圧噴射水ノズル5は、φ0.8〜φ1.0の直射ノズルであって、最高吐出圧力245Mpa、最大吐出水量約10〜26リットル/minの超高圧水発生装置(図外)に、高圧水パイプ6が直結されている。
そして、高圧水パイプ6を安定支持しながら高圧噴射水ノズル5を広範囲に亘って移動できるように、前記一対のコンクリート面3,4夫々に対して突っ張り固定自在な圧接支持部7を、前後に一対設けると共に、それらの一対の圧接支持部7同士に亘って架設する前後動用移動レール8を、狭隘部において左右横方向に所定間隔離して一対配設自在で、一対の前後動用移動レール8夫々に亘る長さの横方向動用移動レール9を、前後移動自在に前後動用移動レール8夫々に係止連結し、高圧水パイプ6の長手方向の中間部を、横軸心12周りに上下搖動自在に、且つ、横方向移動自在に横方向動用移動レール9に枢支連結してある。
つまり、高圧水パイプ6の先端の高圧噴射水ノズル5は、上下に搖動させてノズルによる噴射角度を調整できながら、少なくとも一対の前後動用移動レール8で囲まれた範囲内で自由に2次元方向に移動できる。
【0020】
詳細には、図7に示すように、前後動用移動レール8は、アルミニウム押し出し成型品から成る前後フレーム30に支持されるべく一体に取り付けられ、横方向動用移動レール9は、同様にアルミニウム押し出し成型品から成る横フレーム31に支持されるべく一体に取り付けられ、前記前後動用移動レール8に対する横方向動用移動レール9の係止連結部22は、前後動用移動レール8に移動自在に係止する一対のローラ23を設けた係止本体部材24を、2本の連結ピン25で横フレーム31の両端部に取り付けて構成してある。
【0021】
前記横方向動用移動レール9に対する高圧水パイプ6の横軸心12による上下搖動自在な枢支連結部10は、図7図10に示すように、横方向動用移動レール9の下側に配設して、吊下げ支持させてあると共に、高圧水パイプ6の先端部を縦軸心13周りに左右搖動自在にする左右枢支機構11を更に設けてある。
尚、高圧噴射水ノズル5は、高圧水パイプ6の軸心回りには回転不能に固定してあって、高圧水の噴射反力でノズルの向きがふら付かないようにして、安全性を図ってある。
また、図10に示すように、横軸心12回り(r1)及び縦軸心13回り(r2)による高圧水パイプ6の搖動は、上下(R1)及び左右(R2)に搖動自在に構成されている。
【0022】
高圧水パイプ6の取付部は、横方向動用移動レール9に沿って移動可能な非ロック状態と、移動不能にするロック状態とに切り換え自在なロック切り換え機構14を設けてある。
つまり、枢支連結部10に設けた係止ピン15が係止可能な被係止穴16を、横方向動用移動レール9の側面に、所定間隔置きに複数個設けてあり、高圧水の噴射時には、遠隔操作可能なロック切り換え機構14により、係止ピン15を被係止穴16に係止させて、横方向動用移動レール9に対して移動不能にロック状態にして、高圧水の噴射反力で高圧水パイプ6がふら付いたり、高圧噴射水ノズル5が不測に移動してしまう危険性を防止できるように構成してある。尚、ロック切り換え機構14を非ロック状態にすれば、左右枢支機構11は横方向動用移動レール9に対して移動可能になる。
【0023】
前記圧接支持部7は、図2図5図7に示すように、上側のコンクリート面3に圧接自在な第1接当部17と、下側のコンクリート面4に圧接自在な第2接当部18を設け、第2接当部18と前後動用移動レール8との間に上下伸縮ジャッキ19を設け、その上下伸縮ジャッキ19は、操作ロッド20により狭隘部の外側から遠隔で伸縮操作可能に構成してある。
【0024】
前記一対の前後動用移動レール8の先端部下面には、キャスター21を設けて、狭隘部の奥深くまで軽い押し込み操作で簡単にウオータージェットはつり装置全体を挿入できるように構成してある。
【0025】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【0026】
〈1〉 前記高圧噴射水ノズル5は、その噴射角度の異なるものと取替え自在に高圧水パイプ6に取り付けてあってもよい。
〈2〉 前記前後動用移動レール8に対する横方向動用移動レール9の係止連結部22は、前後動用移動レール8に移動自在に係止する一対のローラ23を設けた係止本体部材24を、2本の連結ピン25で横フレーム31の両端部に取り付けるのに代えて、1本の連結ピン25で取り付けてあっても良い。この場合には、左右に配置する1対の前後動用移動レール8の相対的な設置高さが少し異なっていても狭隘部に安定して設置できる効果を発揮できる。
【0027】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0028】
3 コンクリート面
4 コンクリート面
5 高圧噴射水ノズル
6 高圧水パイプ
7 圧接支持部
8 前後動用移動レール
9 横方向動用移動レール
10 枢支連結部
11 左右枢支機構
14 ロック切り換え機構
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10