特許第6810414号(P6810414)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6810414
(24)【登録日】2020年12月15日
(45)【発行日】2021年1月6日
(54)【発明の名称】貝係止具検出方法及び貝係止具検出装置
(51)【国際特許分類】
   A01K 61/54 20170101AFI20201221BHJP
【FI】
   A01K61/54
【請求項の数】6
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2019-149453(P2019-149453)
(22)【出願日】2019年8月16日
(62)【分割の表示】特願2016-25279(P2016-25279)の分割
【原出願日】2016年2月12日
(65)【公開番号】特開2019-216736(P2019-216736A)
(43)【公開日】2019年12月26日
【審査請求日】2019年9月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】398000288
【氏名又は名称】株式会社むつ家電特機
(73)【特許権者】
【識別番号】508188237
【氏名又は名称】精研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100144749
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 正英
(74)【代理人】
【識別番号】100076369
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 正治
(72)【発明者】
【氏名】杉山 弘昭
(72)【発明者】
【氏名】豊沢 幸克
【審査官】 大谷 純
(56)【参考文献】
【文献】 特開平04−299929(JP,A)
【文献】 特開平11−056104(JP,A)
【文献】 特開平11−215930(JP,A)
【文献】 特開平10−150878(JP,A)
【文献】 国際公開第02/051243(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 61/00−61/65、61/80−63/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦ロープへ差し込まれた貝係止具が、所定位置に到来したことを検出する貝係止具検出方法であって、
貝係止具は縦ロープの軸方向に所定間隔で差し込まれ、縦ロープ貫通して軸方向両端側が縦ロープの側方に突出しており、
縦ロープを貫通している貝係止具のうちの一本の貝係止具が縦ロープ送り出し方向先方の所定位置に設けてある検出爪に到達すると、当該一本の貝係止具をセンサーで検出し、
前記センサーは、一本の貝係止具が、横に離れている検出爪に跨って到達すると当該貝係止具を検出し、
一本の貝係止具が検出されると縦ロープが前記所定間隔分ずつ送り出されて、当該縦ロープに差し込まれている後続の貝係止具が一本ずつ前記検出爪に到達すると、到達した貝係止具が前記センサーで順次検出され、
前記縦ロープの所定間隔分ずつの送り出し及び貝係止具の送り出しと、センサーによる後続貝係止具の検出が繰り返される、
ことを特徴とする貝係止具検出方法。
【請求項2】
請求項1記載の貝係止具検出方法において、
一本の貝係止具が支持爪に支持されると揺動体が作動し、
センサーは揺動体の作動を検知して、一本の貝係止具が支持爪に支持されたことを検出する、
ことを特徴とする貝係止具検出方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の貝係止具検出方法において、
貝係止具がセンサーで検出されると、当該貝係止具の軸方向両端側の突出部を、係止具送り出し手段の保持具で挟持して、当該貝係止具を縦ロープごと貝取付け部に送り出す、
ことを特徴とする貝係止具検出方法。
【請求項4】
縦ロープに差し込まれた貝係止具が、所定位置に到達したことを検出する貝係止具検出装置であって、
貝係止具は縦ロープに所定間隔で差し込まれており、各貝係止具は縦ロープに貫通されて軸方向両端側が縦ロープの側方に突出しており、
縦ロープを縦向きで送り出すロープ搬送機構と、送り出される縦ロープの送り出し方向先方に設けられた検出爪と、送り出される縦ロープに差し込まれている一本の貝係止具が検出爪に到達したことを検出するセンサーを備え、
検出爪は一本の貝係止具の軸方向両端側が跨って到達することができるように横に離れており、
ロープ搬送機構は一本の貝係止具が検出爪に到達したことがセンサーで検出されると縦ロープを前記所定間隔分ずつ送り出し、センサーはその送り出しにより送り出される貝係止具が検出爪に到達したことを検出し、この繰り返しにより縦ロープに差し込まれた貝係止具を順次検出できる、
ことを特徴とする貝係止具検出装置。
【請求項5】
請求項記載の貝係止具検出装置において、
一本の貝係止具が支持爪に支持されると作動する揺動体があり、
センサーは揺動体の作動を検知して、一本の貝係止具が支持爪に支持されたことを検出できる、
ことを特徴とする貝係止具検出装置。
【請求項6】
請求項又は請求項記載の貝係止具検出装置において、
センサーで検出された貝係止具を次の作業工程に送り出す係止具送り出し手段を備え、
係止具送り出し手段は、センサーで所定位置に到達したことが検出された貝係止具の軸方向両側の突出部を挟持する保持具を備え、挟持した貝係止具を縦ロープごと次の作業工程である合流ラインの貝取付け部に送り出す駆動手段と連動しており、保持具は貝係止具がセンサーで検出されるたびに当該貝係止具を保持し、
駆動手段は前記保持具が貝係止具を保持するたびに、前記貝取付け部に送り出す、
ことを特徴とする貝係止具検出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホタテ貝や牡蠣などの各種貝類を、縦ロープに差し込まれた貝係止具に取り付ける貝取付け方法、孔あき貝取付け方法、貝取付け装置及び孔あき貝取付け装置に関し、特に、貝を貝保持体の所定位置に位置合わせする貝位置合わせ方法及び貝位置合わせ装置、貝の耳に差込み孔を形成する差込み孔形成方法及び差込み孔形成装置、並びに、縦ロープに差し込まれた貝係止具が所定位置に到達したことを検出する貝係止具検出方法及び貝係止具検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
貝の養殖方法として耳吊り養殖が知られている。耳吊り養殖の一例として、ホタテ貝を養殖する場合の例を図27(a)〜(c)に示す。ホタテ貝の耳吊り養殖は図27(a)に示すように、縦ロープAに差し込んで貫通させた樹脂製の貝係止具Bの両端を、ホタテ貝Cの耳Jにあけた孔(差込み孔)Fに差し込んでホタテ貝Cを縦ロープAに取り付け、この貝付きの縦ロープAを海中に吊下げて養殖する方法である。貝付きの縦ロープAは、両端にブイDが取付けられた横ロープEに多数本取付けられて海中に吊り下げられる。
【0003】
一例として図27(a)〜(c)に示す貝係止具Bは、細長の軸部Gの長手方向両端にホタテ貝Cを係止するための貝止め突起Hと、両貝止め突起Hの内側にハ字状に設けられたロープ止め突起Iを備えたものである。貝係止具Bには、貝止め突起Hが軸部Gの一端側にのみ設けられたものや、両端の貝止め突起Hが逆向きに突設したものなど、図示したもの以外にも種々のものがある。
【0004】
従来、貝への孔あけ作業は、本件発明者が先に開発したモータ式の孔あけ機(特許文献1)を使用して自動的に行われ、縦ロープへの貝係止具の差込み作業は、本件発明者が先に開発したピンセッター(非特許文献1)を用いて自動的に行われていた。他方、ピンセッターで縦ロープに差し込まれた貝係止具に貝を取り付ける装置はないため、貝の取付け作業(貝取付け作業)は作業員が一個ずつ手作業で行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−154405号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】「株式会社むつ家電特機ホームページ 製品紹介『係止具差込み手段』(http://www.mutsukaden.com/?page_id=477)」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
貝係止具に取り付ける貝の数は、作業者一人当たり、一日数千個にのぼるため、この貝取付け作業は大変な重労働であった。また、孔あけ作業、差込み作業、貝取付け作業は別々に行われていたため、作業効率が悪かった。さらに、貝取付け作業は作業者がゴム手袋をつけて一個ずつ手作業で行うが、取り付ける貝の数が多いため、作業を続けているうちにゴム手袋が破れて貝係止具が作業員の指に刺さるなど、作業負担が大きかった。
【0008】
本件出願人は、本件出願に先立ち、従来、個別に行われていた貝への孔あけ作業、縦ロープへの貝係止具の差込み作業、縦ロープに差し込まれた貝係止具を貝の孔に差し込む貝取付け作業を、一連の流れの中で自動的に行うことができ、二個の貝への同時孔あけや二個の貝の貝係止具への同時取付けを行うことができ、作業者の作業負担を大幅に軽減することのできる貝取付け方法、孔あき貝取付け方法、貝取付け装置及び孔あき貝取付け装置を開発した。
【0009】
本発明の解決課題は、前記貝取付け方法、孔あき貝取付け方法、貝取付け装置及び孔あき貝取付け装置による孔あけ作業や差込み作業、貝取付け作業といった各種作業をより高精度に行えるようにするための、貝位置合わせ方法及び貝位置合わせ装置、差込み孔形成方法及び差込み孔形成装置、並びに、貝係止具検出方法及び貝係止具検出装置を提供することにある。なお、本願において貝Cを取り付けるとは、貝係止具Bの軸部Gが貝Cの差込み孔Fに差し込まれ、当該貝Cが当該貝係止具Bの貝止め突起Hに係止されることを意味する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
[貝位置合わせ方法]
本発明の貝位置合わせ方法は、貝把持体で把持された貝を、所定位置に位置合わせする貝位置合わせ方法であって、前記貝把持体による貝の把持を瞬間的に解除し、前記貝把持体による貝の把持が解除されているときに、当該貝の側方に押し具を接触させ、前記貝に接触した状態の押し具を水平又は略水平に移動させることによって、当該貝を水平又は略水平に移動させ、当該貝をその移動方向先方に設けられた添え板に当接させることによって、当該貝を所定位置に位置合わせする方法である。
【0011】
[貝位置合わせ装置]
本発明の貝位置合わせ装置は、貝把持体で把持された貝を、所定位置に位置合わせする貝位置合わせ装置であって、前記貝把持体による貝の把持を瞬間的に解除する把持解除機構と、前記貝把持体による貝の把持が解除されているときに、当該貝の位置を合わせる位置合わせ手段を備え、前記位置合わせ手段は、少なくとも前記貝の側方を押す押し具と、当該押し具で押される貝を押し具の押し方向反対側から支える添え板と、前記押し具を回転させる回転機構と、前記押し具を水平又は略水平に移動させる水平移動機構を備え、前記回転機構は前記押し具を回転させて貝に接触させることができ、前記水平移動機構は貝に接触した状態の押し具を水平又は略水平に移動させることができ、前記回転機構によって押し具を貝の側方に接触させ、前記貝の側方に接触させた押し具を前記水平移動機構によって水平又は略水平に移動させ、当該貝をその移動方向先方に設けられた前記添え板に当接させることによって、当該貝を所定位置に位置合わせすることができるようにしたものである。
【0012】
[差込み孔形成方法]
本発明の差込み孔形成方法は、貝の耳にドリル刃で貝係止具を差込むための差込み孔を形成する差込み孔形成方法において、貝把持体で貝を把持し、前記貝を把持した貝把持体に前記貝を押さえつける方向の力を加えることによって、当該貝把持体で把持された貝に前記ドリル刃が接触しても当該貝が動かないようにし、前記貝把持体で動かないように把持された貝の耳に前記ドリル刃によって差込み孔を形成する方法である。
【0013】
本発明の差込み孔形成方法は、貝把持体で貝を把持し、前記貝把持体で把持された貝の耳に前記ドリル刃によって差込み孔を形成し、前記ドリル刃での差込み孔の形成時に発生する貝の切削粉を前記ドリル刃の近傍に配置された切削粉除去手段で除去する方法である。
【0014】
前記差込み孔形成方法において、切削粉除去手段は、ドリル刃での差込み孔の形成時に発生する貝の切削粉を吸引することによって当該切削粉除去手段の排出通路に取り込むとともに、その取り込んだ切削粉を排出通路の先方側から排出通路外に排出することもできる。
【0015】
前記切削粉除去手段で切削粉を除去しながら差込み孔を形成する差込み孔形成方法において、貝を把持した貝把持体に当該貝を押さえつける方向の力を加えることによって、当該貝把持体で把持された貝に前記ドリル刃が接触しても、当該貝が動かないようにし、前記貝把持体で動かないように把持された貝の耳に、前記ドリル刃によって差込み孔を形成することもできる。
【0016】
[差込み孔形成装置]
本発明の差込み孔形成装置は、貝の耳にドリル刃で貝係止具を差込むための差込み孔を形成する差込み孔形成装置において、前記貝を把持する貝把持体と、前記貝把持体を支持する把持体支持手段と、前記把持体支持手段の一部を押圧する押圧手段と、前記貝把持体で把持された貝の耳に差込み孔を形成するドリル刃を備え、前記押圧手段は、前記貝を把持した貝把持体に前記貝を押さえつける方向の力を加えることができ、前記貝把持体は、前記押圧手段によって貝を押さえつける方向の力が加えられると、前記ドリル刃が貝に接触しても当該貝が動かないように保持することができ、前記ドリル刃は、貝把持体で動かないように把持された貝の耳に差込み孔を形成することができるようにしたものである。
【0017】
本発明の差込み孔形成装置は、貝の耳にドリル刃で貝係止具を差込むための差込み孔を形成する差込み孔形成装置において、前記貝を把持する貝把持体と、前記貝把持体で把持された貝の耳に差込み孔を形成するドリル刃と、前記ドリル刃の近傍に配置され、当該ドリル刃での差込み孔の形成時に発生する貝の切削粉を除去する切削粉除去手段を備えたものとすることもできる。
【0018】
前記差込み孔形成装置において、切削粉除去手段は、少なくとも切削粉が通過可能な排出通路と、当該排出通路の先方に連結された吸引手段を備え、前記吸引手段は、ドリル刃での差込み孔形成時に発生する貝の切削粉を排出通路内に取り込んで、当該排出通路の先方側から排出通路外に排出できるようにしてもよい。
【0019】
前記差込み孔形成装置において、貝把持体を支持する把持体支持手段と、前記把持体支持手段の一部を押圧する押圧手段を備え、前記押圧手段は、前記貝を把持した貝把持体に前記貝を押さえつける方向の力を加えることができ、前記貝把持体は、前記押圧手段によって貝を押さえつける方向の力が加えられると、前記ドリル刃が貝に接触しても当該貝が動かないように保持することができ、前記ドリル刃は、貝把持体で動かないように把持された貝の耳に差込み孔を形成できるようにしてもよい。
【0020】
[貝係止具検出方法]
本発明の貝係止具検出方法は、縦ロープに挿し込まれた貝係止具が所定位置に到達したことを検出する貝係止具検出方法であって、前記縦ロープの搬送方向先方に二以上の揺動体が設けられ、前記揺動体は、一端側が下がると他端側が上がるように軸支され、前記二以上の揺動体の上方又は下方に、揺動体が所定距離よりも接近したこと又は所定距離よりも離れたことを検知するセンサーが設けられ、前記揺動体の一端側に縦ロープに差し込まれた貝係止具が到達することによって、二以上の揺動体の一端側が下がるとともに他端側が上がり、前記センサーが、前記二以上の揺動体が所定距離よりもセンサーに接近したこと又は所定距離よりもセンサーから離れたことを検知すると、貝係止具が所定位置に到達したと判断されるようにした方法である。
【0021】
前記貝係止具検出方法において、センサーが、縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向両端部寄りの位置に間隔をあけて設けられた二つの揺動体の双方が所定距離よりもセンサーに接近したこと又は所定距離よりもセンサーから離れたことを検知すると、貝係止具が所定位置に到達したと判断されるようにすることもできる。
【0022】
[貝係止具検出装置]
本発明の貝係止具検出装置は、縦ロープに挿し込まれた貝係止具が所定位置に到達したことを検出するものであって、前記縦ロープの搬送方向先方に設けられた二以上の揺動体と、前記揺動体が所定距離も接近したこと又は所定距離よりも離れたことを検知するセンサーを備え、前記揺動体は、一端側が下がると他端側が上がるように軸支され、前記揺動体の一端側に縦ロープに差し込まれた貝係止具が到達することによって、二以上の揺動体の一端側が下がるとともに他端側が上がり、前記センサーが、前記二以上の揺動体が所定距離よりもセンサーに接近したこと又は所定距離よりもセンサーから離れたことを検知すると、貝係止具が所定位置に到達したと判断されるようにしたものである。
【0023】
前記貝係止具検出装置において、二つの揺動体は、縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向両端部寄りの位置に間隔をあけて設けることができる。
【0024】
[貝取付け方法]
本願における貝取付け方法は、縦ロープに差し込まれた細長の貝係止具に貝を取り付ける貝取付け方法であって、貝に差込み孔を形成する貝準備ラインと、縦ロープに貝係止具を差し込む係止具準備ラインと、係止具準備ラインで縦ロープに差し込まれた貝係止具に、貝準備ラインで差込み孔が形成された貝を取り付ける合流ラインを備え、前記貝準備ラインにて、当該貝準備ラインに設けられた貝把持体に貝をセットし、当該貝把持体にセットされた貝を所定位置に位置合わせし、位置合わせされた貝に少なくとも貝係止具の端部が挿通可能な大きさの差込み孔を形成し、差込み孔を形成した貝を前記合流ラインに送り込み、前記係止具準備ラインにて、前記縦ロープを搬送し、当該縦ロープに貝係止具を所定間隔で複数本差し込み、前記貝係止具が差し込まれた縦ロープを前記合流ラインに送り込み、前記合流ラインにて、差込み孔が形成された貝を前記縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向外側に配置して、当該貝係止具の長手方向端部が貝の差込み孔に臨むようにし、当該貝係止具の長手方向外側に配置された貝を合流ラインに設けられたプッシャーで押して当該貝係止具の長手方向端部側からその中心方向に移動させることによって、縦ロープに差し込まれた貝係止具に貝を取り付ける方法である。なお、本願において、貝を押すとは、貝そのものを直接押すことのみならず、貝を保持する部材を押すことによって貝を間接的におすことも含む意味である。
【0025】
前記貝取付け方法は、前記合流ラインにて、差込み孔が形成された貝の当該差込み孔に細長のガイド管を挿通し、当該ガイド管の先端部を当該差込み孔の出口側よりも外側まで突出させ、前記ガイド管の先端部で縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向端部を保持し、前記ガイド管で貝係止具の長手方向端部を保持した状態で、当該ガイド管が挿通された貝をガイド管に沿って貝係止具の中心方向にスライドさせ、当該貝をガイド管から貝係止具に移動させることによって、縦ロープに取り付けられた貝係止具に貝を取り付けるようにしてもよい。
【0026】
前記貝取付け方法は、貝準備ラインを二条設け、前記両貝準備ラインのそれぞれにて、貝準備ラインに設けられた貝把持体に貝をセットし、当該貝把持体にセットされた貝を所定位置に位置合わせし、位置合わせされた貝に少なくとも貝係止具の端部が挿通可能な大きさの差込み孔を形成し、差込み孔を形成した貝を前記合流ラインに送り込み、前記合流ラインにて、差込み孔が形成された貝のうち一方の貝を前記縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向一方の外側に配置して、当該貝係止具の長手方向一端部が一方の貝の差込み孔に臨み、他方の貝を前記縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向他方の外側に配置して、当該貝係止具の長手方向他端部が他方の貝の差込み孔に臨むようにし、前記貝係止具の長手方向両外側に配置された両貝を当該貝係止具の長手方向両端部側からその中心方向に移動させることによって、縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向両端側に貝を一つずつ取り付けるようにすることもできる。
【0027】
前記貝取付け方法は、貝準備ラインを二条設け、前記両貝準備ラインのそれぞれにて、貝準備ラインに設けられた貝把持体に貝をセットし、当該貝把持体にセットされた貝を所定位置に位置合わせし、位置合わせされた貝に少なくとも貝係止具の端部が挿通可能な大きさの差込み孔を形成し、差込み孔を形成した貝を前記合流ラインに送り込み、前記合流ラインにて、差込み孔が形成された貝の当該差込み孔に細長のガイド管を挿通し、その先端部を当該差込み孔の出口側よりも外側まで突出させ、前記両ガイド管のうち、一方のガイド管の先端部で縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向一端側を保持するとともに、他方のガイド管の先端部で当該貝係止具の他端側を保持し、前記両ガイド管で貝係止具の長手方向両端部を保持した状態で、当該ガイド管が挿通された両貝をガイド管に沿って貝係止具の中心方向にスライドさせ、当該両貝をガイド管から貝係止具に移動させることによって、縦ロープに取り付けられた貝係止具の長手方向両端側に貝を一つずつ取り付けるようにすることもできる。
【0028】
前記貝取付け方法は、貝係止具に貝を取り付けたのち、縦ロープを先方に搬送することによって、貝が取り付けられた貝係止具を先方へ送り出すとともに、当該縦ロープに差し込まれた次の貝係止具を合流ラインに送り込むようにすることもできる。
【0029】
[孔あき貝取付け方法]
本願における孔あき貝取付け方法は、縦ロープに差し込まれた細長の貝係止具に差込み孔を備えた貝を取り付ける孔あき貝取付け方法であって、差込み孔を備えた貝を、縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向外側に配置して、当該貝係止具の長手方向端部が貝の差込み孔に臨むようにし、前記貝係止具の長手方向外側に配置された貝を当該貝の外側に配置されたプッシャーで押して当該貝係止具の長手方向端部側からその中心方向にスライドさせることによって、縦ロープに取り付けられた貝係止具に貝を取り付ける方法である。
【0030】
前記孔あき貝取付け方法は、貝の差込み孔に細長のガイド管を挿通し、その先端部を当該差込み孔の出口側よりも外側まで突出させ、前記ガイド管の先端部で縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向端部を保持し、前記ガイド管で貝係止具の長手方向端部を保持した状態で、当該ガイド管が挿通された貝をガイド管に沿って貝係止具の中心方向にスライドさせ、当該貝をガイド管から貝係止具に移動させることによって、縦ロープに取り付けられた貝係止具に貝を取り付けるようにすることもできる。
【0031】
前記孔あき貝取付け方法は、差込み孔を備えた貝を、縦ロープに差し込まれた一本の貝係止具の長手方向両外側に一つずつ配置して、当該貝係止具の長手方向一端部が一方の貝の差込み孔に臨み、貝係止具の長手方向他端部が他方の貝の差込み孔に臨むようにし、前記貝係止具の長手方向外側に配置された両貝を当該貝係止具の長手方向端部側からその中心方向にスライドさせることによって、縦ロープに取り付けられた貝係止具の長手方向両端側に貝を一つずつ取り付けるようにすることもできる。
【0032】
前記孔あき貝取付け方法において、二つの貝のそれぞれの差込み孔にガイド管を一本ずつ挿通し、両ガイド管の先端部をそれぞれの差込み孔の出口側よりも外側まで突出させ、前記両ガイド管のうち、一方のガイド管の先端部で縦ロープに差し込まれた貝係止具の長手方向一端側を保持するとともに、他方のガイド管の先端部で当該貝係止具の他端側を保持し、前記両ガイド管で貝係止具の長手方向両端部を保持した状態で、当該ガイド管が挿通された両貝をそれぞれのガイド管に沿って貝係止具の中心方向にスライドさせ、当該両貝をガイド管から貝係止具に移動させることによって、縦ロープに取り付けられた貝係止具の両端に貝を一つずつ取り付けるようにすることもできる。
【0033】
[貝取付け装置]
本願における貝取付け装置は、縦ロープに差し込まれた細長の貝係止具に貝を取り付ける装置であって、貝に差込み孔を形成する貝準備ラインと、縦ロープに貝係止具を差し込む係止具準備ラインと、係止具準備ラインで縦ロープに差し込まれた貝係止具に、貝準備ラインで差込み孔が形成された貝を取り付ける合流ラインを備え、前記貝準備ラインは、貝を搬送する貝搬送手段と、当該貝搬送手段で搬送される貝を所定位置に合わせる位置合わせ手段と、当該位置合わせ手段で位置合わせされた貝に差込み孔をあける孔あけ手段を備え、前記貝搬送手段は、合流ラインに送り込まれた貝係止具の長手方向端部が当該貝の差込み孔に臨むように、当該貝係止具の長手方向外側に貝を配置可能であり、前記係止具準備ラインは、縦ロープを先方へ搬送するロープ搬送機構と、当該縦ロープに貝係止具を差し込む係止具差込み手段を備え、前記合流ラインは、前記縦ロープに差し込まれた貝係止具を保持して所定位置に送り出す係止具送り出し手段と、貝準備ラインから送り込まれて貝係止具の長手方向外側に配置された貝を押して前記係止具送り出し手段で送り出された貝係止具の長手方向端部側からその中心方向にスライドさせるプッシャーを備えたものである。
【0034】
前記貝取付け装置は、合流ラインに、貝の差込み孔に差し込み可能であるとともに、前記貝係止具の端部を保持可能なガイド管が設けられ、プッシャーは、前記ガイド管が差込み孔に挿通され、その差込み孔の出口側よりも外側に突設された先端部で前記貝係止具の端部が保持された状態で、貝をガイド管に沿って貝係止部の中心方向にスライドさせることができるようにしてもよい。
【0035】
前記貝取付け装置は、貝搬送手段、位置合わせ手段、孔あけ手段及びプッシャーが二組設けられ、前記両貝搬送手段は、合流ラインに送り込まれた貝係止具の長手方向一端部が一方の貝の差込み孔に臨み、貝係止具の長手方向他端部が他方の貝の差込み孔に臨むように、当該貝係止具の長手方向両外側に貝を一つずつ配置可能であり、前記両プッシャーは、前記両貝を前記貝係止具の長手方向両端部側からその中心方向にスライドさせることができるものとしてもよい。
【0036】
前記貝取付け装置は、貝搬送手段、位置合わせ手段、孔あけ手段、ガイド管及びプッシャーが二組設けられ、前記ガイド管のうち、一方のガイド管の先端部で前記貝係止具の一端側を保持可能であり、他方のガイド管の先端部で当該貝係止具の他端側を保持可能であり、前記両プッシャーは、前記ガイド管が挿通された両貝をそれぞれのガイド管に沿って貝係止具の中心方向にスライドさせ、当該両貝をガイド管から貝係止具に移動させることができるものとしてもよい。
【0037】
前記貝取付け装置は、貝搬送手段は、回転体と、当該回転体に複数組設けられる貝把持体と、回転体を回転させる駆動手段を備え、前記貝把持体は間隔をあけて対向配置された二枚の把持片を備え、前記二枚の把持片が互いに近づく方向に移動することによって両把持片間にセットされる貝を把持可能であり、互いに離れる方向に移動することによって両把持片間にセットされる貝を解放可能なものとすることもできる。
【0038】
前記貝取付け装置は、回転体の回転方向外側に、貝把持体に近づく方向及び貝把持体から離れる方向に往復移動可能な移動体が設けられ、前記移動体のうち前記回転体に対向する面に、貝把持体の把持片間にセットされた貝の側方を支持する側方支持具が突設され、前記移動体が貝把持体に近づく方向に移動すると、前記側方支持具が二枚の把持片の側方に配置され、当該把持片間にセットされる貝の側方を支持可能なものとすることもできる。
【0039】
前記貝取付け装置は、位置合わせ手段は、貝搬送手段の貝把持体にセットされた貝の側方に配置される添え板と、当該貝把持体にセットされた貝を前記添え板側に押す押し具を備えたものとすることができる。
【0040】
前記貝取付け装置において、添え板は、移動体のうち回転体に対向する面に突設され、前記移動体が貝把持体に近づく方向に移動すると、前記添え板が貝把持体の側方に配置され、当該貝把持体にセットされる貝の側方を支持可能なものとすることもできる。
【0041】
[孔あき貝取付け装置]
本願における孔あき貝取付け装置は、縦ロープに差し込まれた細長の貝係止具に差込み孔を備えた貝を取り付ける孔あき貝取付け装置であって、差込み孔を備えた貝を搬送して、当該貝の差込み孔が前記貝係止具の長手方向端部に臨むように、当該貝係止具の長手方向外側に配置することのできる貝搬送手段と、前記貝係止具の長手方向外側に配置された貝を押して前記貝係止具の長手方向端部側からその中央方向にスライドさせるプッシャーを備えたものである。
【0042】
前記孔あき貝取付け装置は、貝の差込み孔に差し込み可能であるとともに、前記貝係止具の端部を保持可能なガイド管をさらに備え、プッシャーは、前記ガイド管が差込み孔に挿通され、その差込み孔の出口側よりも外側に突設された先端部で前記貝係止具の端部が保持された状態で、貝をガイド管に沿って貝係止部の中心方向にスライドさせることができるようにしてもよい。
【0043】
前記孔あき貝取付け装置は、貝搬送手段とプッシャーが二組設けられ、前記両貝搬送手段は、貝係止具の長手方向一端部が一方の貝の差込み孔に臨み、貝係止具の長手方向他端部が他方の貝の差込み孔に臨むように、当該貝係止具の長手方向両外側に貝を一つずつ配置可能であるようにしてもよい。
【0044】
前記孔あき貝取付け装置において、貝搬送手段とガイド管とプッシャーが二組設けられ、前記ガイド管のうち、一方のガイド管の先端部で前記貝係止具の一端側を保持可能であり、他方のガイド管の先端部で当該貝係止具の他端側を保持可能であり、前記両プッシャーは、前記ガイド管が挿通された両貝をそれぞれのガイド管に沿って貝係止具の中心方向にスライドさせ、当該両貝をガイド管から貝係止具に移動させることができるものとしてもよい。
【発明の効果】
【0045】
[貝位置合わせ方法及び貝位置合わせ装置]
本発明の貝位置合わせ方法及び貝位置合わせ装置には、次の効果がある。
(1)押し具を回転させて位置合わせをする場合、押し具の回転力が強いと貝がその回転方向に押されて傾くことがあるが、回転させて貝の側方に接触させた押し具を水平又は略水平に移動させて位置を合わせるので、貝が傾きにくい。
(2)貝を所定位置に確実に位置合わせすることができるので、その後の工程で差込み孔を形成する際に、差込み孔を所定位置に正確に形成することができる。
【0046】
[差込み孔形成方法及び差込み孔形成装置]
本発明の差込み孔形成方法及び差込み孔形成装置には、次の効果がある。
(1)貝把持体に貝を押さえつける方向の力を加えるようにした場合、貝把持体による貝の把持が強固となり、貝にドリル刃が接触しても貝が動かず、真っ直ぐな差込み孔を正確な位置に形成することができる。真っ直ぐな差込み孔を形成することで、貝係止具を確実に差込むことができ、波の動きによって大きな外力がかかる海中での貝や貝係止具の脱落事故を防止することができる。
(2)差込み孔の形成時に生じる貝の切削粉を除去するようにした場合、ドリル刃に切削粉が付着することによる動作不良や、差込み孔に切削粉が残存することによる貝の取付け不良を防止することができる。
(3)貝把持体に貝を押さえつける方向の力を加えるようにするとともに、差込み孔の形成時に生じる貝の切削粉を除去するようにした場合、真っ直ぐな差込み孔を正確な位置に確実に形成することができる。
【0047】
[貝係止具検出方法及び貝係止具検出装置]
本発明の貝係止具検出方法及び貝係止具検出装置には、次の効果がある。
(1)揺動体が一つの場合、貝係止具が上下方向に傾いたり前後方向や左右方向にずれたりしていても、貝係止具の一部が揺動体に載ってその揺動体を押し下げれば、センサーが所定距離よりもセンサーに接近した或いは所定距離よりもセンサーから離れたことを検出し、貝係止具が所定位置に到達したと誤判断することがあるが、揺動体を二以上とした場合、貝係止具が一の揺動体に載っただけでは、貝係止具が所定位置に到達したとは判断しないため、前述のような誤作動は生じにくい。
(2)二つの揺動体を貝係止具の長手方向端部寄りの位置に間隔をあけて設けておけば、貝係止具の全体の位置を検出することができるため、より正確な位置検出が可能である。
【0048】
本願における貝取付け方法には、次の効果がある。
(1)貝への差込み孔の形成、縦ロープへの貝係止具の差込み、貝係止具への貝の取付けを、一連の流れの中で自動的に行うため、従来の方法に比べて、作業効率がよい。
(2)作業者が一つ一つ貝を取り付ける必要がないため、作業者の作業負担を大幅に軽減することができる。
(3)貝の位置合わせが自動的に行われるため、差込み孔を所定位置に確実に形成することができる。
(4)貝を貝係止具の長手方向端部側からその中心方向にスライドさせるだけであるため、作業速度が速い。
(5)貝係止具の長手方向両端に配置した貝を、貝係止具の長手方向両端部側からその中央方向にスライドさせる場合、一度に貝係止具の両端に貝を取り付けられるため、作業効率がよい。
(6)貝係止具の長手方向端部を保持したガイド管に沿って貝をスライドさせる場合、貝を貝係止具に確実に移動させることができる。
(7)貝準備ラインを二条設けて、貝係止具の長手方向両端を保持したそれぞれのガイド管に沿って貝をスライドさせるようにした場合、一度に貝係止具の両端に貝を取り付けられるため、作業効率がよい。
(8)貝の取付け後に縦ロープを先方に搬送し、貝取付け後の貝係止具を送り出す(排出する)とともに、次の貝係止具への貝の取付け準備を行うようにした場合、貝取付け作業を連続的に行うことができるため、作業効率がよい。
【0049】
本願における孔あき貝取付け方法には、次の効果がある。
(1)貝を貝係止具の長手方向端部側からその中心方向にスライドさせるだけであるため、作業速度が速い。
(2)貝係止具の長手方向端部を保持したガイド管に沿って貝をスライドさせる場合、貝を貝係止具に確実に移動させることができる。
(3)貝係止具の長手方向両端に配置した貝を、貝係止具の長手方向両端部側からその中央方向にスライドさせる場合、一度に貝係止具の両端に貝を取り付けられるため、作業効率がよい。
(4)貝係止具の長手方向両端を保持したそれぞれのガイド管に沿って貝をスライドさせるようにした場合、一度に貝係止具の両端に貝を取り付けられるため、作業効率がよい。
(5)既に差込み孔が形成されており、貝係止具に貝が差し込まれているような場合(貝準備ラインや係止具準備ラインで行われる作業が既に完了しているような場合)には、貝係止具への貝の取付けだけを効率よく行うことができる。
【0050】
本願における貝取付け装置には、次の効果がある。
(1)貝準備ラインと係止具準備ラインと合流ラインを設け、貝への差込み孔の形成、縦ロープへの貝係止具の差込み、貝係止具への貝の取付けを、一連の流れの中で自動的に
行えるようにしてあるため、これら作業を別々に行っていた従来に比べて、作業効率がよい。
(2)作業者が一つ一つ貝を取り付ける必要がないため、作業者の作業負担を大幅に軽減することができる。
(3)貝の位置合わせが自動的に行われるようにしてあるため、差込み孔を所定位置に確実に形成することができる。
(4)貝を貝係止具の長手方向端部側からその中心方向にスライドさせるだけであるため、作業速度が速い。
(5)貝係止具の長手方向両端に配置した貝を、貝係止具の長手方向両端部側からその中央方向にスライドさせる場合、一度に貝係止具の両端に貝を取り付けられるため、作業効率がよい。
(6)貝係止具の長手方向端部を保持したガイド管に沿って貝をスライドさせる場合、貝を貝係止具に確実に移動させることができる。
(7)貝搬送手段、位置合わせ手段、孔あけ手段及びプッシャーを二組設け、或いは、貝搬送手段、位置合わせ手段、孔あけ手段、ガイド管及びプッシャーを二組設けて、一度に貝係止具の両端に貝を取り付けられるようにした場合、貝係止具の長手方向に片方ずつ貝を取り付ける場合に比べて作業効率がよい。
【0051】
本願における孔あき貝取付け装置には、次の効果がある。
(1)貝を貝係止具の長手方向端部側からその中心方向にスライドさせるだけであるため、作業速度が速い。
(2)貝係止具の長手方向端部を保持したガイド管に沿って貝をスライドさせる場合、貝を貝係止具に確実に移動させることができる。
(3)貝係止具の長手方向両端に配置した貝を、貝係止具の長手方向両端部側からその中央方向にスライドさせる場合、一度に貝係止具の両端に貝を取り付けられるため、作業効率がよい。
(4)貝搬送手段とプッシャーを二組設け、或いは、貝搬送手段とガイド管とプッシャーを二組設けて、一度に貝係止具の長手方向両端に貝を取り付けられるようにした場合、貝係止具の長手方向に片方ずつ貝を取り付ける場合に比べて作業効率がよい。
(5)既に差込み孔が形成されており、貝係止具に貝が差し込まれているような場合(貝準備ラインや係止具準備ラインで行われる作業が既に完了しているような場合)には、貝係止具への貝の取付けだけを効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
図1】本願における貝取付け装置の一例を示す概要図。
図2】貝搬送手段の一例を示すものであって、(a)は移動体が貝把持体から離れた状態を示す斜視図、(b)は移動体が貝把持体に近づいた状態を示す斜視図。
図3】(a)は図2(a)の平面図、(b)は図2(b)の平面図。
図4】貝セット部と位置合わせ部の平面図。
図5】把持片と側方支持具の位置関係及び押し具と添え板の位置関係の一例を示す斜視図。
図6】位置合わせ手段の一例を示す斜視図。
図7】孔あけ手段の一例を示す斜視図。
図8】(a)はロープ搬送機構の一例を示す平面図、(b)は(a)の正面図。
図9】(a)はロープガイドと揺動体の一例を示す斜視図、(b)は(a)の平面図。
図10】係止具送り出し手段の一例を示す斜視図。
図11】(a)は貝取付けラインの一例を示す平面図、(b)は(a)の斜視図。
図12】ガイド管で貝係止具の端部を保持した状態を示す斜視図。
図13】ガイド管とプッシャーの一例を示す平面図。
図14】(a)〜(d)は位置合わせ時の添え板と押し具の動作説明図。
図15】(a)〜(d)は位置合わせ時の把持片の動作説明図。
図16】(a)〜(c)はセンサーによる揺動体の検知と係止具送り出し手段の動作説明図。
図17】(a)〜(d)は係止具送り出し手段の動作説明図。
図18】(a)〜(d)は貝取付け部の動作説明図。
図19】本願における貝取付け装置の他例を示す概要図。
図20】本発明の貝位置合わせ装置(位置合わせ手段)の他例を示すものであって、(a)は位置合わせ手段の概要説明図、(b)は(a)の手前側の位置合わせ手段の詳細説明図、(c)は(a)の奥側の位置合わせ手段の詳細説明図。
図21図20(b)に示す位置合わせ手段の動作説明図であって、(a)は押し具を回転させる前の状態を示すもの、(b)は押し具を回転させた状態を示すもの、(c)は回転させた押し具を水平又は略水平に移動させる状態を示すもの、(d)は(a)〜(c)における押し具の動作を説明するもの。
図22図20(c)に示す位置合わせ手段の動作説明図であって、(a)は押し具を回転させる前の状態を示すもの、(b)は押し具を回転させた状態を示すもの、(c)は回転させた押し具を水平又は略水平に移動させる状態を示すもの、(d)は(a)〜(c)における押し具の動作を説明するもの。
図23】本発明の差込み孔形成装置(差込み孔形成手段)の一部省略の概略図であって、(a)は斜視説明図、(b)は平面説明図。
図24図23に示す差込み孔形成装置の貝の保持構造の説明図であって、(a)は押し具ヘッドで支持棒を押す前の状態を示すもの、(b)は押し具ヘッドで支持棒を押して貝把持体に貝を押さえる方向の力を加えた状態(貝を強固に保持した状態)示すもの。
図25】切削粉除去手段の概要説明図であって、(a)は切削粉除去手段の前面側の斜視図、(b)は切削粉除去手段の背面側斜視図。
図26】揺動体を二つ設けた貝係止具検出装置の概要説明図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)の平面図。
図27】(a)はホタテ貝の耳吊り養殖の説明図、(b)は縦ロープに差し込まれた貝係止具にホタテ貝を取り付けた状態を示す説明図、(c)は縦ロープに差し込まれた貝係止具にホタテ貝を取り付ける前の状態を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0053】
(実施形態1)
本願における貝取付け方法、孔あき貝取付け方法、貝取付け装置及び孔あき貝取付け装置の一例を、図面を参照して説明する。一例として、図1に示す貝取付け装置は、ホタテ貝(以下、単に「貝」という)Cに差込み孔F(図11(b))を形成する貝準備ラインXと、縦ロープAに貝係止具Bを差し込む係止具準備ラインYと、差込み孔Fが形成された貝Cを縦ロープAに差し込まれた貝係止具Bに取り付ける合流ラインZを備えている。貝準備ラインXでの差込み孔Fの形成作業(孔あけ作業)と、係止具準備ラインYでの縦ロープAへの貝係止具Bの差込み作業は並行して行われる。差込み孔Fが形成された貝C及び貝係止具Bが差し込まれた縦ロープAは前記合流ラインZに送り込まれ、当該合流ラインZにて縦ロープAに取り付けられた貝係止具Bに貝Cが順次取り付けられるようにしてある。貝準備ラインXは貝係止具Bの種類によって一列とすることも二列とすることもできるが、以下では、貝準備ラインXが二列の場合を一例として説明する。
【0054】
[X.貝準備ライン]
前記貝準備ラインXには、複数個の貝Cを搬送可能な貝搬送手段1と、貝搬送手段1で搬送される貝Cを所定位置に合わせる位置合わせ手段2と、位置合わせ手段2で位置合わせされた貝Cに差込み孔Fを形成する孔あけ手段3が設けられている。
【0055】
[貝搬送手段]
前記貝搬送手段1は、図2(a)(b)及び図3(a)(b)に示すように、肉厚円盤状の回転体4と、当該回転体4の内側に配置される複数の貝把持体5を備えている。二つの回転体4は、両端がピロー形軸受6で保持された長軸棒7に間隔をあけて取り付けられ、この長軸棒7が図示しない駆動源によって回転することで図2(a)(b)のT矢印方向に回転するようにしてある。
【0056】
図1に示すように、回転体4には、その回転方向手前から回転方向先方に向けて、貝把持体5に貝Cをセットする領域(本願において「貝セット部」という)S1−貝Cを所定位置に合わせる領域(本願において「位置合わせ部」という)S2−貝に差込み孔Fをあける領域(本願において「孔あけ部」という)S3がこの順番で設けられ、貝把持体5が貝セット部S1−位置合わせ部S2−孔あけ部S3の順に送られるようにしてある。なお、回転体4の孔あけ部S3の先方には、貝取付け部S4が設けられている。貝取付け部S4は合流ラインZに位置する。貝取付け部S4の詳細については後述する。
【0057】
この本実施形態では、一方の回転体4の貝把持体5に貝Cがセットされただけでは回転せず、両回転体4の貝把持体5に貝Cがセットされたときに初めて一ピッチ分同期回転するようにしてある。貝把持体5に貝Cがセットされたか否かは、図示しないセンサーによって検出されるようにしてある。なお、ここでいう一ピッチとは、回転体4に設けられた一つの貝把持体5が、次の領域に移動する距離を意味する。具体的には、貝セット部S1に位置する貝把持体5が次の位置合わせ部S2に移動する距離、或いは、位置合わせ部S2に位置する貝把持体5が次の孔あけ部S3に移動する距離を意味する。回転体4は、孔あけ部S3で差込み孔Fが形成された貝Cを貝取付け部S4に搬送するが、このとき、貝取付け部S4に位置する貝係止具Bの端部が、貝取付け部S4に搬送された貝Cの差込み孔Fに臨むように、貝係止具Bの長手方向外側に配置することができる。
【0058】
図2(a)(b)及び図3(a)(b)に示すように、この実施形態では、八つの貝把持体5が等間隔又は略等間隔で放射状に設けられている。貝把持体5は間隔をあけて対向配置された二枚の把持片5a、5bを備えており、両把持片5a、5bの間に貝Cを一つずつセットできるようにしてある。二枚の把持片5a、5bのうち、外側に位置する把持片5aには、後述する孔あけ手段3のドリル刃25が通過するための切欠き部5x(図5及び図6)が設けられている。それぞれの貝把持体5a、5bは回転体4の外側に取り付けられた把持体支持手段8によって支持されている。一例として図4に示す把持体支持手段8は、基材9と支持棒10と支持棒10の両側方に設けられた押し棒11を備えている。支持棒10の一端は回転体4を貫通して回転体4の内側に突出し、当該突出した端部に回転体寄りの把持片5a(説明の便宜上、本願では、「外側把持片5a」という。また、他方の把持片5bを「内側把持片5b」という)が連結されている。支持棒10の他端は基材9を貫通して基材9の外側に突出し、当該突出した部分に環状の係止鍔12が設けられている。
【0059】
前記把持体支持手段8の外側には、支持棒10を外向きに引張する第一の引張機構13が設けられている。一例として図4に示す第一の引張機構13は、エアシリンダ14とエアシリンダ14のロッド14aに取り付けられた係止リング15を備えたものである。係止リング15には支持棒10が通過するための切欠き15aが設けられている。把持体支持手段8の係止鍔12が係止リング15内に収まった状態で、エアシリンダ14のロッド14aをシリンダチューブ14b内に後退させると、支持棒10に連結された把持片5aが外側に引っ張られて、両把持片5a、5bの間隔(スペースS:図11(a))が広がり、第一の引張機構13による引っ張りを解除することで、元の位置に復帰する(スペースSが狭まる)ようにしてある。なお、第一の引張機構13は、それぞれの貝把持体5ごとに個別に設けられているわけではなく、すべての貝把持体5に共通して用いられるものであり、貝把持体5が入れ替わるたびに、当該入れ替わった貝把持体5の支持棒10を引張できるように構成されている。
【0060】
支持棒10の両側方に設けられた押し棒11は、その一端が回転体4を貫通して回転体4の内側に突出し、当該突出した端部に両把持片5a、5bが連結されている。押し棒11の他端は基材9に固定されている。把持体支持手段8の基材9が後述するプッシャー16(図13)によって内向きに押されると、当該基材9の動きに伴って押し棒11が内側に移動し、押し棒11の先端に固定された両把持片5a、5bが貝Cを保持したまま内側にスライドするようにしてある。両押し棒11の外周には図示しない押し棒ガイドが設けられ、押し棒11で押される貝保持体5が横ずれしないようにしてある。
【0061】
図2(a)(b)及び図3(a)(b)に示すように、両回転体4の周方向外側には平板状の仕切り板17が設けられ、当該仕切り板17に設けられた開口部17aから回転体4の内側が露出するようにしてある。それぞれの仕切り板17の内側には、貝把持体5に近づく方向及び貝把持体5から離れる方向に往復移動可能な移動体18が設けられている。一例として図5に示す移動体18は、回転体4の貝セット部S1から位置合わせ部S2に及ぶ長さの板材であり、仕切り板17に設けられたエアシリンダ19(図4)によって往復移動するようにしてある。エアシリンダ19の両側方には一端側が移動体18に接続されたガイド棒20が設けられ、移動体18が位置ずれしたり傾いたりしないようにしてある。
【0062】
それぞれの移動体18には、貝セット部S1に位置する貝把持体5の側方(回転体4の回転方向前方及び後方。本願において同じ。)に宛がわれ、当該貝把持体5にセットされた貝Cの側方側を支持する側方支持具21が内向きに突設されている。図5に示す側方支持具21は、間隔をあけて配置された二枚の板材であり、この二枚の板材間に貝把持体5が収まるようにしてある。移動体18は、側方支持具21で貝Cの側方を支持するときには貝把持体5に接近するようにしてあり、回転体4が回転するときには、回転の邪魔にならないように元の位置に復帰するようにしてある。
【0063】
[位置合わせ手段]
前記位置合わせ手段2は、位置合わせ部S2に到達した貝Cを所定位置に位置合わせするための手段である。一例として図5及び図6に示す位置合わせ手段2は、移動体18の側方支持具21と同方向に突設された添え板22と、位置合わせ部S2の上方に配置された押し具23を備えている。添え板22は移動体18に固定された平板状の支持板28に立設されている。添え板22は、移動体18が貝把持体5に接近したときに位置合わせ部S2に位置する貝把持体5の一側方に宛がわれるようにしてある。具体的には、図5の手前側に設けられた添え板22は、移動体18が貝把持体5に接近した状態で、位置合わせ部S2の貝把持体5の一方側(回転体4の回転方向先方側)に宛がわれるようにしてあり、図5の奥側に設けられた添え板22は、移動体18が貝把持体5から離間した状態で、位置合わせ部S2に位置する貝把持体5の一方側(回転体4の回転方向後方側)を支持できるようにしてある。移動体18は、添え板22で貝Cの一側方を支持するときには、貝把持体5に接近するようにしてあり、回転体4が回転するときには、回転の邪魔にならないように貝把持体5から元の位置に復帰するようにしてある。
【0064】
図5及び図6に示すように、押し具23は、回転可能に支持された支持軸23aと、その支持軸23aに設けられた回転ブロック23cと、その回転ブロック23cに固定された側面視く字状の押し片23bを備えたものであり、添え板22と協働して位置合わせ部S2に位置する貝Cを所定位置に位置合わせするものである。押し具23は添え板22によって一側方が支持された貝Cを、添え板22の反対側から押すことのできる向きに設けてある。具体的には、図5の手前側の押し具23は、回転体4の回転方向後方側から添え板22側(回転体4の回転方向先方側)に向けて押し片23bを回動させられるようにしてあり、図5の奥側の押し具23は、回転体4の回転方向先方から添え板22側(回転方向後方側)に向けて押し片23bを回動させられるようにしてある。
【0065】
位置合わせ手段2によって位置合わせをする場合、把持片5a、5bで貝Cを把持した状態では貝Cは動かないため、瞬間的に把持片5a、5bでの貝Cの把持を解除する必要がある。図4に示すように、この実施形態では、位置合わせ部S2の外側に、位置合わせ部S2に位置する貝把持体5の把持片5a、5bを開閉するための第二の引張機構24(把持解除機構)を設け、把持片5a、5bを瞬間的に開閉できるようにしてある。第二の引張機構24は第一の引張機構13と同様の構造であり、第二の引張機構24によって、貝把持体5の係止鍔12が外側に引っ張られると両把持片5a、5b間のスペースSが広がり、第二の引張機構24による引っ張りが解除されると両把持片5a、5b間のスペースSが狭まるようにしてある。第一の引張機構13と同様、第二の引張機構24もすべての貝把持体5に共通して用いられるものであり、貝把持体5が入れ替わるたびに、当該入れ替わった貝把持体5の係止鍔12を引張できるようにしてある。
【0066】
[孔あけ手段]
前記孔あけ手段3は、位置合わせ手段2で位置合わせされた貝Cの耳J(図12)に差込み孔Fを形成するための手段である。一例として図7に示す孔あけ手段3は、モータMと、モータMに保持されたドリル刃25と、モータMを取り付ける基体26と、ドリル刃25が保持された基体26を前進又は後退させるエアシリンダ27を備えている。基体26は、エアシリンダ27のロッド27aを伸長させることによって貝Cに向けて前進し、ロッド27aをシリンダチューブ27b内に戻すことによって後退するようにしてある。この孔あけ手段3は、ドリル刃25を回転させながら基体26を前進させることによって、孔あけ部S3に到達した貝Cに差込み孔Fを形成することができる。
【0067】
孔あけ手段3には、例えば、前記特許文献1に係る帆立貝孔あけ機や、その他のモータ駆動式のドリルを用いることができる。この孔あけ手段3は、動作していないときは仕切り板17の外側の位置で待機し、孔あけ部S3に貝Cが到達したときに、当該貝Cに向けて移動し、差込み孔Fを形成し終わると元の位置に復帰するようにしてある。なお、仕切り板17には孔あけ手段が通過可能な大きさの通孔17b(図2(a)(b))が設けられ、孔あけ手段3の前進又は後退時に、当該孔あけ手段3が通過するようにしてある。
【0068】
[Y.係止具準備ライン]
前記係止具準備ラインYには、縦ロープAを先方へ搬送するロープ搬送機構と、当該縦ロープAに貝係止具Bを差し込む係止具差込み手段(本願において、「ピンセッター」という)29(図1)と、貝係止具Bが差し込まれた縦ロープAをガイドするロープガイド31と、縦ロープAに差し込まれた貝係止具Bの接触によって揺動する揺動体33と、当該揺動体33の近接を検知するセンサー48(図16(a)〜(c))が設けられている。
【0069】
[貝係止具差込み手段(ピンセッター)]
前記ピンセッター29には、例えば、前記非特許文献1に開示のピンセッターを用いることができる。図示は省略するが、このピンセッター29は所定間隔をあけて平行に連結された貝係止具が筒状の芯材にロール状に巻かれたもの(本願において、ロール状に巻かれたものを「フープピン」という)を保持するピンホルダーと、フープピンを平面状に引き出して先方に送る係止具送り部と、当該送り部の先方側に設けられた切断部と、切断部で切断した貝係止具を縦ロープに差し込む差し込み手段を備えている。フープピンは係止具送り部で先方へ送られ、切断部において一本ずつ切断され、差し込み手段によって縦ロープに等間隔又は略等間隔で差し込まれる。
【0070】
[ロープ搬送機構]
前記ロープ搬送機構は、ピンセッター29の側方にセットされて貝係止具Bが差し込まれた縦ロープAを合流ラインZに向けて搬送するものである。一例として図8(a)(b)及び図9(a)(b)に示すロープ搬送機構は、縦ロープAのテンションを調節するためのテンションローラ34と、テンションローラ34の先方に設けられ縦ロープAを支持する駆動ローラ35と、駆動ローラ35の上方に配置された押さえローラ36を備えている。テンションローラ34は下端側が軸支されたアーム61(図1)の先端に設けられ、アーム61の回転に伴って左右(図8(b)の矢印方向)に動くようにしてある。アーム61は手動でも動かせるようにしてあり、アーム61を左右に動かすことによって縦ロープAのテンション調整を行うことができる。駆動ローラ35や押さえローラ36には、縦ロープAのスリップを防止するための滑り止め部材を設けることもできる。滑り止め部材を設ける代わりに、滑りにくい材質製のローラを用いることもできる。この実施形態では、ピンセッター29(図1)で貝係止具Bが差し込まれた縦ロープAはロープ搬送機構に送り出され、テンションローラ34の外側から駆動ローラ35と押さえローラ36の間を通って、縦向きの状態でロープガイド31側へ送り出される。
【0071】
この実施形態のロープ搬送機構は、縦ロープAを一ピッチ分ずつ送り出せるようにしてある。ここでいう一ピッチとは、貝係止具Bの縦ロープAへの差込み間隔を意味する。具体的には、貝Cが取り付けられた貝係止具Bを送り出したときに、同一の縦ロープAに差し込まれた次の貝係止具Bが支持爪39a、40aに到達するようにしてある。
【0072】
[ロープガイド]
前記ロープガイド31は、ロープ搬送機構で送り出された縦向きの縦ロープAを、前後左右にぶれないようにガイドするものである。一例として図9(a)(b)に示すロープガイド31は、縦ロープAの背面側に設けられた背面ガイド37と、縦ロープAの前面側に設けられた前面ガイド38と、背面ガイド37と前面ガイド38の側方に位置する側方ガイド(図示しない)を備えている。背面ガイド37は、間隔をあけて配置された二枚の縦板39、40と、両縦板の間に配置された湾曲背凭れ41を備えている。
【0073】
前記二枚の縦板39、40の下端には、縦ロープAに差し込まれた貝係止具Bを支持可能な支持爪39a、40aが前方へ向けて突設され、支持爪39a、40aに到達した貝係止具Bが両支持爪39a、40aに跨る状態で支持されるようにしてある。背面ガイド37の裏面には、側面視L字状の取付け部材(図16(a)〜(c))42と、当該取付け部材42に取り付けられたブラケット43が設けられ、当該ブラケット43に揺動体33が軸支されている。
【0074】
[揺動体]
前記揺動体33は、平面視略コ字状の可動体44と、可動体44の後方に設けられた平面視長方形のバランス板45と、バランス板45の後方側上面に設けられた錘46を備えている。揺動体33の可動体44は軸材49でブラケット43に軸支され、その軸材49を中心としてバランス板45の長手方向前後がシーソーのように上下するようにしてある。前記取付け部材42の下面には、センサー48が設けられ、バランス板45が所定距離以内に近づいたことを検知できるようにしてある。
【0075】
可動体44は、その前方側に二本の検出爪47a、47b(図10)を備え、それぞれの検出爪47a、47bが前記縦板39、40の下端に設けられた切欠き部39b、40bから縦板39、40よりも前面に突出するようにしてある。前記バランス板45は、貝係止具Bが検出爪47a、47bに載り、前記支持爪39a、40aに到達したときに、検出爪47a、47b側が下がるとともに錘46側が上がって水平又は略水平な状態となるようにしてある。前記センサー48は、バランス板45が当該水平又は略水平状態となったときに、バランス板45が所定距離以内に近づいたこと、すなわち、貝係止具Bが検出爪47a、47bに載り、支持爪39a、40aに到達したことを検知するようにしてある。なお、バランス板45は、貝係止具Bが検出爪47a、47bに載っていない状態(貝係止具Bが支持爪39a、40aに載っていない状態)では錘46側が下がり、検出爪47a、47b側が上がった後ろ下がりの状態となるようにしてある。
【0076】
[Z.合流ライン]
前記合流ラインZには、縦ロープAに差し込まれた貝係止具Bを保持して所定位置に送り出す係止具送り出し手段50と、貝Cの差込み孔Fに差し込み可能であるとともに、貝係止具Bの端部B1を保持可能なガイド管51と、ガイド管51が挿通された貝Cをガイド管51に沿って貝係止具Bの中心方向にスライドさせるプッシャー16が設けられている。ガイド管51には各種材質製のものを用いることができるが、SUS、特に、焼き入れタイプのSUSを用いるのが好ましい。焼き入れタイプのSUSは一般的なSUSよりも硬度が高いため、ガイド管51が曲がりにくく、ガイド管51が曲がって貝Cの差込み孔Fに入らないことによる弊害を防止することができる。貝Cの貝係止具Bへの取付けは、貝取付け部S4で行われる。この貝取付け部S4は、貝セット部S1−位置合わせ部S2−孔あけ部S3を備えた回転体4の一部として、当該孔あけ部S3の先方に設けられた領域である。回転体4は、貝準備ラインXと合流ラインZの双方において貝搬送手段1として機能する。
【0077】
[係止具送り出し手段]
一例として図10に示す係止具送り出し手段50は、固定保持具52と、当該固定保持具52と協働して貝係止具Bを挟持する可動保持具53を備えている。固定保持具52には側面視く字状に窪んだ嵌合凹部52aが設けられ、可動保持具53には、当該嵌合凹部52aに嵌合する嵌合凸部53aが設けられている。可動保持具53は、その一部が支持ブロック30に回転可能に軸支された支持軸32に固定されるとともに、他の一部がエアシリンダ54のロッド54aに接続されている。可動保持具53は、ロッド54aが伸長してシリンダチューブ54bから突出されると、前記支持軸32を回転軸として固定保持具52から離れる方向に回転し、エアシリンダ54のロッド54aがシリンダチューブ54b側に引き戻されると支持軸32を回転軸として固定保持具52に近づく方向に回動するようにしてある。
【0078】
可動保持具53の嵌合凸部53aは、当該可動保持具53が固定保持具52側に回動したときに固定保持具52の嵌合凹部52aに収まり、嵌合凸部53aが嵌合凹部52aに収まることによって、両者の間に配置される貝係止具Bが挟持されるようにしてある。この実施形態では、固定保持具52の嵌合凹部52aの高さを、支持爪39a、40aの位置と一致又は略一致するような高さとしてあり、可動保持具53を固定保持具52側に回動させ、その可動保持具53の嵌合凸部53aを固定保持具52の嵌合凹部52aに収めるだけで、支持爪39a、40aで支持された貝係止具Bを挟持できるようにしてある。
【0079】
係止具送り出し手段50は、待機時には背面ガイド37の背面側に待機するようにしてあり、動作時にのみ駆動手段(図8(a)(b))55によって前方へ移動するようにしてある。この実施形態の係止具送り出し手段50はセンサー48の検知信号によって動作するようにしてある。具体的には、センサー48によって縦ロープAに差し込まれた一本の貝係止具Bが支持爪39a、40a上に載ったことが検知されると、当該検知信号に基づいて係止具送り出し手段50が前進し、支持爪39a、40a上の貝係止具Bを固定保持具52と可動保持具53で挟持し、その挟持状態のまま貝係止具Bを前方へ持ち出して、合流ラインZの取付け部S4(図1)へ送り出すようにしてある。
【0080】
[ガイド管]
前記ガイド管51は、回転体4の孔あけ部S3の先方に設けられた取付け部S4の側方に設けられ、開口した先端部51aで、係止具送り出し手段50で送り出された貝係止具Bの長手方向端部B1を保持するものである。一例として図11(a)(b)及び図12に示すガイド管51は、取付け部S4(図1)に位置する貝Cの差込み孔Fに挿通できる太さであるとともに、貝Cの差込み孔Fの出口側より外側に突出する先端部51aで貝係止具Bの長手方向端部B1を保持できるものである。両ガイド管51は両回転体4の回転方向側方に内向きに設けられ、それぞれの駆動手段56によって内側及び外側に移動するようにしてある。ガイド管51は、取付け部S4に送られた貝係止具Bの長手方向端部と、当該貝係止具Bの長手方向外側に配置される貝Cの差込み孔Fと一列になる位置に配置してある。この実施形態では、ガイド管51に圧力センサー(図示しない)が設けられ、当該圧力センサーで測定される圧力値によって、ガイド管51が貝係止具Bの端部B1を確実に保持したか否かを判定できるようにしてある。なお、ガイド管51は省略することもできる。
【0081】
[プッシャー]
前記プッシャー16は、ガイド管51が挿通された貝Cをガイド管51に沿って貝係止具Bの中心方向に押してスライドさせるものであり、回転体4の取付け部S4の外側に設けられている。一例として図13に示すプッシャー16は、押し出し機構57と当該押し出し機構57の先端側に設けられた把持片支持具58と把持片支持具58を動作させるエアシリンダ59を備えている。把持片支持具58は二枚で一組であり、一方の把持片支持具58aが外側把持片5aの下端に取り付けられ、他方の把持片支持具58bが内側把持片支持具5bの下端に取り付けられている。それぞれの把持片支持具58a、58bには、エアシリンダ59a、59bが接続され、当該エアシリンダ59a、59bによって、把持片支持具58a、58bが貝係止具Bの中心方向にスライドし、その動きに伴って両把持片5a、5bが同方向にスライドするようにしてある。なお、ガイド管51を省略した場合も、プッシャー16によって貝Cを貝係止具Bの中心方向にスライドさせる(水平移動させる)ことができる。
【0082】
プッシャー16によって貝Cを貝係止具Bに取り付けたあと、把持片5a、5bで貝Cを把持した状態では貝Cを送り出せないため、把持片5a、5bでの貝Cの把持を解除する必要がある。この実施形態では、取付け部S4の側方に把持片5a、5bを開閉するための第三の引張機構60(図13)を設け、把持片5a、5bでの貝Cの把持を解除できるようにしてある。第三の引張機構60は第一の引張機構13及び第二の引張機構24と同様の構造であり、第三の引張機構60の係止リング15が把持体支持手段8の係止鍔12に係止された状態で、当該係止鍔12が外側に引っ張られると両把持片5a、5b間のスペースSが広がり、第三の引張機構60による引っ張りが解除されると両把持片5a、5b間のスペースSが狭まるようにしてある。第一の引張機構13や第二の引張機構24と同様、第三の引張機構60もすべての貝把持体5に共通して用いられるものであり、回転体4の回転に伴って貝把持体5が入れ替わるたびに、当該入れ替わった貝把持体5の係止鍔12を引張できるようにしてある。
【0083】
[貝準備ラインの動作]
貝準備ラインXでは、次のような手順で差込み孔Fが形成される。
(1)移動体18を貝把持体5側に移動させ、貝保持体5の側方に側方支持具21が位置する状態(図2(b)及び図3(b)の状態)で、二列ある回転体4の両貝セット部S1に位置する貝把持体5に貝Cをセットする。貝Cは茶色側の面が外側を向くように(両貝把持体5にセットされた貝の白い面同士が対向するように)セットする。
(2)二列ある回転体4の貝セット部S1に位置する両貝把持体5に貝Cがセットされ、当該貝把持体5の把持片5a、5bで貝Cが把持されると、移動体18が貝把持体5に干渉しない位置(図2(a)及び図3(a)の位置)まで移動する。
(3)移動体18が貝把持体5から離れると、回転体4が回転する。この回転により、貝セット部S1に位置していた貝把持体5が位置合わせ部S2に、あとに続く(貝セット部S1の手前に位置していた)貝把持体5が貝セット部S1に送られる。
(4)貝Cが位置合わせ部S2に送られると、移動体18が貝把持体5側に移動し、当該移動体18に設けられた添え板22が、位置合わせ部S2に位置する貝保持体5の側方に宛がわれる(図14(a)及び図15(a))。
(5)添え板22で貝保持体5の側方が支持されると、押し具23が回転し、当該押し具23の押し片23bが、貝保持体5に保持された貝Cの反対側(添え板22の反対側)に宛がわれる(図14(b)及び図15(b))。
(6)前記(5)の状態で、当該貝把持体5の把持片5a、5bが瞬間的に開くと、両把持片5a、5bでの貝Cの把持が解除され、押し具23に押された貝Cが添え板22にあたる位置まで移動する(図14(c)及び図15(c))。把持片5a、5bの解放は一瞬であり、位置合わせが終わった瞬間に位置合わせが完了した貝Cが把持される。
(7)位置合わせが完了した貝Cが把持片5a、5bで把持されると、押し具23が回転して元の位置に復帰する(図14(d)及び図15(d))。
(8)押し具23が元の位置に復帰すると、移動体18が貝把持体5から離れる方向に移動し、回転体4が回転する。この回転により、位置合わせ部S2に位置していた貝把持体5が孔あけ部S3に、貝セット部S1に位置していた貝把持体5が位置合わせ部S2に、あとに続く(貝セット部S1の手前に位置していた)貝把持体5が貝セット部S1に送られる。
(9)貝Cが孔あけ部S3に送られると、ドリル刃25が回転しながら当該貝Cに向けて進行し、当該貝Cの耳Jの部分を貫通して差込み孔Fが形成される。
(10)差込み孔Fが形成されると、ドリル刃25は回転したまま元の位置に復帰する。
(11)ドリル刃25が元の位置に復帰すると、回転体4が回転する。この回転により、孔あけ部S3に位置していた貝把持体5が合流ラインZの貝取付け部S4に、位置合わせ部S2に位置していた貝把持体5が孔あけ部S3に、貝セット部S1に位置していた貝把持体5が位置合わせ部S2に、あとに続く(貝セット部S1の手前に位置していた)貝把持体5が貝セット部S1に送られる。
(12)以上を繰り返すことによって、貝Cへの孔あけ作業を行う。
【0084】
[係止具準備ラインの動作]
係止具準備ラインYでは、次のような手順で縦ロープAに貝係止具Bが差し込まれる。
(1)ピンセッター29において、平面状に引き出されたフープピンが一本ずつ切断され、ピンセッター29の側方の縦ロープAに所定間隔で差し込まれる。
(2)貝係止具Bが差し込まれた縦ロープAは、ロープ搬送機構によってテンションを維持した状態でロープガイド31に向けて搬送される(図16(a))。
(3)搬送された縦ロープAの一本の貝係止具Bが検出爪47a、47bを押し下げて支持爪39a、40aに到達すると、バランス板45の錘46側が持ち上がる(図16(b))。
(4)錘46側が持ち上がると、取付け部材42に設けられたセンサー48によってバランス板45の接近したこと、すなわち、支持爪39a、40aの上に貝係止具Bが到達したことが検知される。
(5)バランス板45の接近が検知されると、合流ラインZの係止具送り出し手段50が支持爪39a、40aの位置まで前進する(図16(c))。
【0085】
[合流ラインの動作]
合流ラインZでは、次のような手順で縦ロープAに差し込まれた貝係止具Bに貝Cが取り付けられる。
(1)前記係止具準備ラインYにおいて、取付け部材42に設けられたセンサー48で、バランス板45の接近が検知されると、背面ガイド37の背面側で待機している係止具送り出し手段50(図16(b)及び図17(a))が、支持爪39a、40aに支持された貝係止具Bの位置まで移動する(図16(c)及び図17(b))。
(2)係止具送り出し手段50が貝係止具Bの位置まで移動すると、可動保持具53が固定保持具52側に回動し(図17(b))、当該貝係止具Bが、固定保持具52の嵌合凹部52aと可動保持具53の嵌合凸部53aの間に挟持される(図17(c))。
(3)係止具送り出し手段50によって支持爪39a、40aの上の貝係止具Bが挟持されると、係止具送り出し手段50が貝取付け部S4まで前進し、当該位置で待機する(図17(d))。
(4)係止具送り出し手段50によって貝係止具Bが貝取付け部S4に送り込まれると、貝取付け部S4に位置する貝Cの差込み孔Fにガイド管51が挿通され(図18(a))、差込み孔Fの出口側より外側に突出した先端部51aで、貝取付け部S4に送り込まれた貝係止具Bの長手方向両端部B1が保持される(図18(b))。このとき、貝係止具Bの保持が不十分な場合やガイド管51が貝係止具Bから外れている場合には、エラーが報知される。
(5)ガイド管51で貝係止具Bの長手方向両端部B1が保持されると、可動保持具53が回動し、係止具送り出し手段50による貝係止具Bの挟持が解除される。
(6)係止具送り出し手段50による貝係止具Bの挟持が解除されると、係止具送り出し手段50が元の位置まで復帰する。
(7)ガイド管51で貝係止具Bの長手方向両端部B1が保持され、係止具送り出し手段50が元の位置に復帰すると、貝取付け部S4の側方に配置されたプッシャー16が貝取付け部S4に位置する貝把持体5を貝係止具Bの中心方向にスライドさせ、当該貝把持体5で保持された貝Cをガイド管51から貝係止具Bに移動させる(図18(c))。
(8)貝Cが貝係止具Bに移動すると、ガイド管51が元の位置に復帰して、貝係止具Bのガイド管51による保持が解除される(図18(d))。
(9)ガイド管51による貝係止具5の保持が解除されると、貝取付け部S4に位置する貝把持体5の把持片5a、5bが開き、当該把持片5a、5bによる貝Cの把持が解除される。
(10)把持片5a、5bによる貝Cの把持が解除されると、貝Cが取り付けられた縦ロープAは、元の位置に復帰した係止具送り出し手段50側に引っ張られ、貝取り付け部S4から脱出する。
(11)貝Cを取り付けた縦ロープAが貝取付け部S4から脱出したのち、縦ロープAを一ピッチ分先方に送ると、あとに続く貝係止具Bが支持爪39a、40aに支持され、再び係止具送り出し手段50が動作を開始する。
(12)以降、(1)から(11)の動作を繰り返すことによって、縦ロープAに所定間隔で取り付けられた複数の貝係止具Bに、自動的に貝Cを取り付けることができる。
【0086】
前記動作説明は、ガイド管51を備えた実施形態を一例としている。前述のとおり、ガイド管51は省略することもできる。ガイド管51を省略する場合、ガイド管51に沿って貝Cをスライドさせることはできないが、貝係止具Bの長手方向端部B1が貝Cの差込み孔Fに臨むように、貝把持体5で把持した貝Cを貝係止具Bの長手方向外側に配置し、その状態で、貝Cをプッシャー16で貝係止具Bの中央方向へスライドさせることで貝Cを貝係止具Bに取り付けることができる。ガイド管51を省略することによって、ガイド管51を備えた実施形態に比べて作業速度が速いというメリットがある。ガイド管51を省略する場合も、貝係止具Bの長手方向両端に貝Cを取り付けることができる。この場合、貝係止具Bの長手方向両外側に配置される二つの貝Cは同時に取り付けることもできる。
【0087】
(実施形態2)
本願における貝取付け方法、孔あき貝取付け方法、貝取付け装置及び孔あき貝取付け装置の他例を、図面を参照して説明する。この実施形態の貝取付け方法、孔あき貝取付け方法、貝取付け装置及び孔あき貝取付け装置基本的な構成は前記実施形態1と同様である。異なるのは、貝準備ラインXの位置合わせ手段2の構成(図20図22)、孔あけ部S3における貝の保持構造(図23図24)及び切削粉除去手段を設置した点(図25)、揺動体33を二つにした点(図26)、並びに、係止具準備ラインYのロープ搬送機構の構成(図19)である。以下、実施形態1と同様の部分については説明を省略し、実施形態1との相違部分について説明する。
【0088】
[位置合わせ手段]
この実施形態の位置合わせ手段2は、前記実施形態1における位置合わせ手段2を改良したものであり、実施形態1における位置合わせ手段2の代替手段として利用することができる。一例として図20図22に示す位置合わせ手段2は、間隔をあけて対向配置された仕切り体17の双方の上部に取り付けられている。
【0089】
図20(a)の手前側の位置合わせ手段2は、仕切り体17の上面に固定された固定ブロック62と、仕切り体17の上面の固定ブロック62よりも手前側に設けられた可動ブロック63を備えている。固定ブロック62には丸棒状の連結軸64が設けられ、その連結軸64の一端側(可動ブロック63側)が可動ブロック63を貫通して、その可動ブロック63の端面よりも外側(図20(a)(b)の手前側)に突出するようにしてある。可動ブロック63の端面よりも外側に突出した連結軸64の先端にはL字状のフック65が設けられ、コイルばね66の一端が固定されている。コイルばね66の他端は、可動ブロック63の外側面(図20(a)(b)の手前側の側面)に設けられた固定部67に固定されている。
【0090】
図20(a)(b)に示すように、可動ブロック63には、その肉厚方向に支持軸23aが貫通され、可動ブロック63の内側(図20(a)(b)の奥側)に突出した部分に回転ブロック23cが固定されている。回転ブロック23cには、実施形態1と同様の押し片23bが設けられている。支持軸23aのうち、可動ブロック63の外側に突出した部分には、回動体68が回動可能に設けられている。回動体68の下端側は、エアシリンダ69のロッド69aの先端に固定された平面視コ事情の保持体70で回動可能に保持されている。エアシリンダ69は仕切り体17の外側に固定してある。可動ブロック63の外側面には、回動体68の回動を制限するためのストッパー71が設けられている。
【0091】
図20(a)の奥側の位置合わせ手段2も、手前側の位置合わせ手段2と同様の固定ブロック62と可動ブロック63を備えている。図20(c)に示すように、可動ブロック63には丸棒状の連結軸64が設けられ、その連結軸64の一端側(固定ブロック62側)が固定ブロック62を貫通して、その固定ブロック62の端面よりも外側(図20(a)(c)の奥側)に突出するようにしてある。固定ブロック62の端面よりも外側に突出した連結軸64の先端にはL字状のフック65が設けられ、コイルばね66の一端が固定されている。コイルばね66の他端は、可動ブロック63の外側面(図20(a)の奥側、図20(c)の手前側の側面)に設けられた固定部67に固定されている。
【0092】
図20(c)に示すように、可動ブロック63には、その肉厚方向に支持軸23aが貫通され、可動ブロック63の内側(図20(a)の手前側)に突出した部分に回転ブロック23cが固定されている。回転ブロック23cには、実施形態1と同様の押し片23bが設けられている。支持軸23aのうち、可動ブロック63の外側に突出した部分には、回動体68が回動可能に設けられている。回動体68の下端側は、エアシリンダ69のロッド69aの先端に固定された平面視コ事情の保持体70で回動可能に保持されている。エアシリンダ69は仕切り体17の外側に固定してある。可動ブロック63の外側面には、回動体68の回動を制限するためのストッパー71が設けられている。なお、説明は省略しているが、本実施形態の位置合わせ手段2にも実施形態1と同様の添え板22が設けられている。また、本実施形態の位置合わせ手段2での位置合わせ時の把持片5a、5bの動作(例えば、貝Cの把持の解除動作)など、説明を省略した点については実施形態1の場合と同様である。
【0093】
この実施形態の位置合わせ手段2では、回動体68、エアシリンダ69、保持体70によって回転機構が構成され、可動ブロック62、固定ブロック63、連結軸64、フック65、コイルばね66、固定部67、回動体68、エアシリンダ69、保持体70、ストッパー71によって水平移動機構が構成されているが、回転機構や水平移動機構は前記以外の構成であってもよい。
【0094】
ここで、図20(a)(b)に示す位置合わせ手段2(図20(a)の手前側の位置合わせ手段2)の動作を図21(a)〜(d)を参照して説明し、図20(a)(c)に示す位置合わせ手段2(図20(a)の奥側の位置合わせ手段2)の動作を図22(a)〜(d)を参照して説明する。
【0095】
図21(a)〜(d)に示すように、図20(a)の手前側の位置合わせ手段2は、エアシリンダ69のロッド69aがシリンダチューブ69b外に押し出された状態から図21(a)のP矢印方向へ引き込まれると、回動体68がその下端側68aがストッパー71に当接するまで図21(b)のR1矢印方向に回動する。この回動によって、支持軸23a、回転ブロック23c及び押し片23bが回転し、押し片23bが貝Cに接触する。この状態でエアシリンダ69のロッド69aが更にシリンダチューブ69b側(図21(c)のP矢印方向)へ引き込まれると、可動ブロック63が図21(c)のQ矢印方向へ水平移動して、回転して貝Cに接触した状態の押し片23bがその状態のまま水平移動する。この水平移動により、貝Cが所定位置に位置合わせされる。
【0096】
他方、図20(a)の奥側の位置合わせ手段2は、図22(a)〜(d)に示すように、エアシリンダ69のロッド69aがシリンダチューブ69b内へ引き込まれた状態から図22(a)のP矢印方向へ押し出されると、回動体68がその上端側68bがストッパー71に当接するまで図22(b)のR1矢印方向に回動する。この回動によって、支持軸23a、回転ブロック23c及び押し片23bが回転し、押し片23bが貝Cに接触する。この状態でエアシリンダ69のロッド69aが更に先方(図22(c)のP矢印方向)に押し出されると、可動ブロック63が図22(c)のQ矢印方向へ水平移動して、回転して貝Cに接触した状態の押し片23bがその状態のまま水平移動する。この水平移動により、貝Cが所定位置に位置合わせされる。
【0097】
押し片23bを回動させて貝Cの側方を押すだけでなく、回動させて貝Cの側方に接触させた押し片23bを水平又は略水平に移動させるようにすることで、回動のみの場合に生じることのあった不都合、具体的には、貝Cが押し片23bによって回動方向に押し上げられて傾くという不都合を防止して、正確な位置合わせが可能となる。
【0098】
[貝の保持構造]
この実施形態における、孔あけ部S3における貝の保持構造(図23(a)(b)、図24)は、前記実施形態1における貝Cの保持構造に付加する形で利用することができる。図23(a)(b)は孔あけ部S3の概要説明図である。回転体4(図23(a)(b)では図示を省略)の内側には、貝Cを保持した貝把持体5、当該把持体5の把持片5a、5bを支持する把持片支持具58a、58bが配置されている。一方の把持片支持具58aは、回転体4の外側に設けられた把持体支持手段8の二本の押し棒11の先端側に、他方の把持体支持具58bは、把持体支持手段8の支持棒10の先端側に連結されている。二本の押し棒11の他端はT字状の基材9に固定され、基材9に内向きの力が加わると内側方向に移動するようにしてある。支持棒10の他端側は基材9を貫通して当該基材9の外面よりも外側に突出しており、その突出部分に係止鍔12が設けられている。
【0099】
図23(a)(b)及び図24(a)(b)に示すように、この実施形態では、支持棒10の延長線上にエアシリンダ72が設けられている。エアシリンダ72はブラケット73に固定されている。エアシリンダ72のロッド72aの先端には樹脂製の押し具ヘッド74が設けられ、エアシリンダ72のロッド72aを伸長させる(ロッド72aの突出長を伸ばす)ことによって、図24(b)のように、支持棒10の先端を押し具ヘッド74で押圧できるようにしてある。前記基材9と回転体4の間には、基材9が内側に移動するのを防止するための規制ローラ75が設けられている。規制ローラ75は前記ブラケット73と連結された他のブラケット76に回転可能に軸支されている。
【0100】
エアシリンダ72の先端の押し具ヘッド74で把持片支持具58bを内向きに押圧すると、その押圧力によって把持片5aが内向き(図23(b)のS矢印方向)に押される。このとき、把持片5aが押されることによって当該把持片5aで支持された貝C及び把持片5bが内向き(図23(b)のS1矢印方向)に押されるが、規制ローラ75で、把持片5bを支持する把持片支持具58b及びこれに連結された二本の押し棒11、並びに二本の押し棒11が固定された基材9を内側から押さえることによって、把持片支持具58b及びこれを支持する把持片5bに外向き(図23(b)のT矢印方向)の力が働き、結果的に、把持片5a、5b同士が近接する方向に力が働いて、貝Cが強固に把持され、貝Cにドリル刃25の回転力及び押圧力がかかっても、貝Cが傾かず、正確な孔明けを行うことができる。
【0101】
[切削粉除去手段]
この実施形態における、切削粉除去手段(図25(a)(b))は、前記実施形態1における孔あけ部S3に付加する形で利用することができる。図25(a)(b)に示す切削粉除去手段は、ドリル刃25で貝Cの耳Jに差込み孔Fをあける際に生じる切削粉を吸引して、除去するためのものである。切削粉を除去することによって、ドリル刃25に切削粉が付着することによる孔あけ不良やドリル刃25を回転させるモータMの故障、切削粉が貝Cに残存することによる貝係止具Bの差込み不良などを防止することができる。
【0102】
この実施形態の切削粉除去手段は、角パイプを連結した排出路77と、当該排出路77の先方に連結された排出ホース78と、当該排出ホース78の先端に連結された吸引手段(図25(b)に示す例は吸引ファン)79を備えている。排出路77の上端側には切削粉を取り込むための取り入れ口80が二カ所設けられている。この実施形態では、排出路77の取り入れ口80が仕切り板17に設けられた通孔17bと対向するように、二枚の仕切り板17の間に配置してある。
【0103】
この実施形態の排出路77には、図25(a)に示すような蓋81を設けることもできる。蓋81を設ける場合、洗浄時に蓋81を外して水で洗い流すことによって、排出路77内の切削粉を除去することができる。排出路77は切削粉を取り込んで、先方に連結された排出ホース78側へ送ることのできるものであれば、これ以外の形状及び構造であってもよい。排出路77は水洗い可能な材質、例えば、SUS、樹脂、ゴムといった材質製とするのが好ましい。排出路77の特に好ましい形状は、切削粉が溜まることなく通過するような形状である。
【0104】
前記排出路77に連結する排出ホース78には、例えば、可撓性を有する既存の塩ビパイプ等を用いることができる。排出ホース78はこれ以外であってもよいが、排出路77と同様、排出ホース78も水洗い可能な材質、例えば、SUS、樹脂、ゴムといった材質製とするのが好ましい。排出路77と排出ホース78は、いずれか一方を省略することもできる。具体的には、排出ホース78に取り入れ口80を設けることによって排出路77を省略することができ、排出路77に吸引手段79を設けることによって排出ホース78を省略することができる。すなわち、排出路77と排出ホース78を組み合わせて、切削粉を排出するための通路(排出通路)とするのみならず、排出路77のみ或いは排出ホース78のみで排出通路とすることもできる。
【0105】
前記吸引ファン79は、切削刃25によって切削された切削片を吸引するものである。この実施形態では、吸引ファン79として既存のACプロペラファン、具体的には、オリエンタルモーター株式会社製のACプロペラファン(型番:MU1238A−11B)を用いている。切削粉を吸引可能なものであればよく、これ以外のものを用いることもできる。この実施形態では、図25(b)のように、排出ホース78を装置の背面側に引き出し、その先端側に吸引ファン79を外向きに取り付けることで、切削粉を装置の背面側に排出できるようにしてある。装置の手前側には作業者がいるため、装置の背面側に排出することで、作業者が切削粉を直接吸い込むのを防止することができる。装置の設置環境によって、切削粉を装置の背面側に排出できない或いは排出し難い場合もあるため、吸引ファン79を着脱式として、排出方向を変えられるようにしておくこともできる。
【0106】
[揺動体]
この実施形態の揺動体33は、前記実施形態1における揺動体33を改良したものであり、実施形態1における揺動体33の代替手段として利用することができる。この実施形態の揺動体33の基本的な構造は、前記実施形態1における揺動体33と同様である。異なるのは、揺動体33を二つにした(揺動体33a、33bにした)点と、それぞれの揺動体33a、33bに一本ずつ検出爪47a、47bを設けた点である。検出を左右独立とすることで、実施形態1の場合よりも、精度の高い検出をできるようにした。
【0107】
一例として図26(a)(b)に示す揺動体33a、33bは、前方側に立ち上がり部82a、82bを備えたバランス板45a、45bと、当該バランス板45a、45bの前面側に設けられた検出爪47a、47bと、バランス板45a、45bの後方側上面に設けられた錘46a、46bを備えている。検出爪47a、47bは、取付け部材42の下面側に突設されたブラケット43a、43bに設けられた軸材49a、49bで軸支され、その軸材49a、49bを中心としてバランス板45a、45bの長手方向前後がシーソーのように上下するようにしてある。それぞれのバランス板45a、45bの錘46a、46b側の下側には、実施形態1と同様のセンサー48a、48bが一つずつ設けられている。
【0108】
実施形態1と同様、それぞれの検出爪47a、47bは、縦板39、40の下端に設けられた切欠き部39b、40bから縦板39、40よりも前面に突出するようにしてある。前記バランス板45a、45bは、貝係止具Bが検出爪47a、47bに載り、前記支持爪39a、40aに到達したときに、検出爪47a、47b側が下がるとともに、錘46a、46b側が上がって水平又は略水平な状態となるようにしてある。前記センサー48a、48bは、バランス板45が当該水平又は略水平状態となったときに、バランス板45が所定距離より離れたこと、すなわち、貝係止具Bが検出爪47a、47bに載り、支持爪39a、40aに到達したことを検知するようにしてある。実施形態1と同様、この実施形態のバランス板45a、45bも、貝係止具Bが検出爪47a、47bに載っていない状態(貝係止具Bが支持爪39a、40aに載っていない状態)では錘46側が下がり、検出爪47a、47b側が上がった後ろ下がりの状態となるようにしてある。
【0109】
この実施形態では、一方のセンサー48a(又はセンサー48b)だけでなく、双方のセンサー48a、48bが、バランス板45が所定距離より離れたこと、すなわち、貝係止具Bが検出爪47a、47bに載り、支持爪39a、40aに到達したことを検知したときに、係止具送り出し手段50(図10図16(a)〜(c)及び図17(a)〜(d)が動作するようにしてある。係止具送り出し手段50の動作は、実施形態1の場合と同様である。このように、両センサー48a、48bのAND信号によって動作するようにすることで、一方のセンサー48a(又はセンサー48b)のみが検知信号を発信しているような場合には、貝係止具Bが傾いている、或いは前後にずれているといった不具合状態にあることを判別することができる。不具合が生じた場合には、装置の全動作を停止させたり、不具合が発生した旨を報知させたりするように設計することもできる。なお、図示は省略するが、センサー48a、48bは、実施形態1と同様、揺動体33a、33bの上側に設けることもできる。
【0110】
[ロープ搬送機構]
この実施形態の係止具準備ラインYのロープ搬送機構は、実施形態1におけるロープ搬送機構を改良したものであり、実施形態1におけるロープ搬送機構の代替手段として利用することができる。この実施形態では、実施形態1(図1参照)におけるテンションローラ34及びアーム61を省略し、貝係止具Bを差し込んだ縦ロープAが駆動ローラ35と押さえローラ36の間に直接送り込まれるようにしてある。縦ロープAは駆動ローラ35を回転させるモータで駆動ローラ35と押さえローラ36の間に送り込める(引き込める)ようにしてある。このようにすることで、実施形態1の場合よりも、合流ラインZへの単位時間当たりの貝係止具Bの送り込み本数が増加し、貝係止具Bへの貝Cの取付け個数も増加するため、実施形態1の場合よりも作業効率が向上する。なお、実施形態1の場合と同様、この実施形態のロープ搬送機構も、縦ロープAを一ピッチ分ずつ送り出せるようにしてある。
【0111】
(その他の実施形態)
前記実施形態では、貝準備ラインXを二列設け、貝係止具Bの長手方向両端に一度に貝Cを取り付ける場合を一例としているが、貝係止具Bには貝止め突起Hが軸部Gの長手方向一端にのみ設けられたものもあり、この場合には、貝準備ラインXは一列設ければよい。また、既に差込み孔Fが形成されている貝Cを縦ロープAに差し込まれた貝係止具Bに取付ける場合、すなわち、孔あけ作業と差込み作業が完了している場合には、貝準備ラインXと係止具準備ラインYでの孔あけや係止具の差込みは省略することができる。また、前記貝準備ラインX、係止具準備ラインY、合流ラインZは、個別に利用することもでき、それぞれのラインに備わっている装置も個別の装置として利用することができる。
【0112】
本願における貝取付け装置及び孔あき貝取付け装置は、その特性上、使用時或いはメンテナンス時に海水や水に接する機会が多いものであるため、これら装置を構成する部材はSUS等の錆びない或いは錆びにくい材質を用いるのが好まし。また、可能な限り、装置を構成する部品は取替え可能なものとするのが好ましい。
【0113】
なお、前記実施形態で説明した構成は一例であり、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で、異なる構成とすることもできる。
【符号の説明】
【0114】
1 貝搬送手段
2 位置合わせ手段
3 孔あけ手段
4 回転体
5 貝把持体
5a 把持片(外側把持片)
5b 把持片(内側把持片)
5x 切欠き部
6 ピロー形軸受
7 長軸棒
8 把持体支持手段
9 基材
10 支持棒
11 押し棒
12 係止鍔
13 第一の引張機構
14 エアシリンダ
14a ロッド
14b シリンダチューブ
15 係止リング
15a 切欠き
16 プッシャー
17 仕切り体
17a 開口部
17b 通孔
18 移動体
19 エアシリンダ
20 ガイド棒
21 側方支持具
22 添え板
23 押し具
23a 支持軸
23b 押し片
23c 回転ブロック
24 第二の引張機構
25 ドリル刃
26 基体
27 エアシリンダ
27a ロッド
27b シリンダチューブ
28 支持板
29 係止具差込み手段(ピンセッター)
30 支持ブロック
31 ロープガイド
32 支持軸
33 揺動体
33a、33b 揺動体
34 テンションローラ
35 駆動ローラ
36 押さえローラ
37 背面ガイド
38 前面ガイド
39 縦板
39a 支持爪
39b 切欠き部
40 縦板
40a 支持爪
40b 切欠き部
41 湾曲背凭れ
42 取付け部材
43 ブラケット
43a、43b ブラケット
44 可動体
45 バランス板
45a、45b バランス板
46 錘
46a、46b 錘
47a、47b 検出爪
48 センサー
49 軸材
49a、49b 軸材
50 係止具送り出し手段
51 ガイド管
51a ガイド管の先端部
52 固定保持具
52a 嵌合凹部
53 可動保持具
53a 嵌合凸部
54 エアシリンダ
54a ロッド
54b シリンダチューブ
55 駆動手段
56 駆動手段
57 押し出し機構
58、58a、58b 把持片支持具
59、59a、59b エアシリンダ
60 第三の引張機構
61 アーム
62 固定ブロック
63 可動ブロック
64 連結軸
65 フック
66 コイルばね
67 固定部
68 回動体
68a (回動体の)下端側
69 エアシリンダ
69a (エアシリンダの)ロッド
69b (エアシリンダの)シリンダチューブ
70 保持体
71 ストッパー
72 エアシリンダ
72a (エアシリンダの)ロッド
72b (エアシリンダの)シリンダチューブ
73 ブラケット
74 押し具ヘッド
75 規制ローラ
76 ブラケット
77 排出路
78 排出ホース
79 吸引手段(吸引ファン)
80 取り入れ口
81 蓋
82a、82b 立ち上がり部
A 縦ロープ
B 貝係止具
B1 (貝係止具の)端部
C ホタテ貝(貝)
D ブイ
E 横ロープ
F 差込み孔
G 軸部
H 貝止め突起(アゲ)
I ロープ止め突起
J 耳
M モータ
S 両把持片の間隔(スペース)
S1 貝セット部
S2 位置合わせ部
S3 孔あけ部
S4 貝取付け部
X 貝準備ライン
Y 係止具準備ライン
Z 合流ライン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27