(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6810864
(24)【登録日】2020年12月16日
(45)【発行日】2021年1月13日
(54)【発明の名称】風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライト
(51)【国際特許分類】
F03D 3/02 20060101AFI20201228BHJP
F03D 80/00 20160101ALI20201228BHJP
F03D 9/11 20160101ALI20201228BHJP
F21S 9/04 20060101ALI20201228BHJP
【FI】
F03D3/02 A
F03D80/00
F03D9/11
F21S9/04 100
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-28864(P2020-28864)
(22)【出願日】2020年2月21日
【審査請求日】2020年7月18日
(31)【優先権主張番号】201911045692.0
(32)【優先日】2019年10月30日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519354278
【氏名又は名称】臨海市啓致灯具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】劉捷
【審査官】
所村 陽一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2016−194255(JP,A)
【文献】
中国実用新案第204384762(CN,U)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプ支柱及び前記ランプ支柱の上端面に位置する固定ブロックを含み、前記ランプ支柱の中には作動空間が設置され、前記ランプ支柱の頂部の外端面にはランプシェードが固定的に設置され、前記ランプシェードが環状になるように設置され、前記ランプ支柱の外端面には前記ランプシェードの下側に位置する電球柱が固定的に設置され、前記電球柱が左右対称に設置され、前記電球柱の外端壁には電球が固定的に設置され、前記電球によって照明を提供でき、前記ランプシェードの外端面には環状板が固定的に設置され、前記環状板の上端面には磁石が固定的に設置され、前記磁石が前記環状板に沿って円周方向に八個設置され、前記固定ブロックの中には第一空き空間が設置され、前記第一空き空間が上下方向に貫通しており、前記第一空き空間の中には電流転換器が固定的に設置され、前記電流転換器が上方へ前記第一空き空間の外側に伸びており、前記固定ブロックの上端の中には環状空間が固定的に設置され、前記環状空間の中には第一スライダがスライド可能に設置され、前記第一スライダが左右対称に設置され、前記固定ブロックの中には第二空き空間が設置され、前記第二空き空間の中には固定ロッドが固定的に設置され、前記固定ロッドの左右端面が前記第一スライダの内端面に固定的に連結され、前記第一スライダの外端面には回転ロッドが固定的に設置され、前記回転ロッドには風当て板が前後対称且つ固定的に設置され、前記回転ロッドの中には前記風当て板の後側に位置する第三空き空間が固定的に設置され、前記第三空き空間の中には第一回転軸が回転可能に設置され、前記第一回転軸の外端面には羽根が固定的に設置され、前記羽根が前記第一回転軸に沿って円周方向に四本設置され、風が吹く時、前記羽根が回転して前記磁石の間での磁束を切り、生じた電流が前記電流転換器によって前記電球に電力を提供して照明を提供し、風が異なる方向から吹く時、前記風当て板の回転によって前記第一スライダを駆動して回転させ、こうして風が始終に前記羽根に対する垂直状態を保持し、より高効率に風力エネルギーを利用でき、
前記ランプ支柱の右端壁には前記ランプシェードの下側に位置する噴霧器が固定的に設置され、前記噴霧器の下端面には噴霧ノズルが固定的に設置され、前記噴霧ノズルが十一個設置され、前記作動空間の中には前記噴霧器の下側に位置するピストンシリンダーが固定的に設置され、前記ピストンシリンダーの中にはピストン空間が設置され、前記ピストン空間の中には第二スライダがスライド可能に設置され、前記第二スライダと前記ピストン空間の底壁とが第一バネによって連結され、前記第一バネが左右対称に設置され、前記第二スライダの下端面にはピストンロッドが固定的に設置され、前記ピストンロッドが下方へ前記ピストン空間の外側に伸びており、前記ピストンシリンダーには一方向液入り弁が固定的に設置され、前記ピストンシリンダーには前記一方向液入り弁の右側に位置する一方向液出弁が固定的に設置され、前記ピストンシリンダーには前記一方向液出弁の右側に位置する第一抜き孔が固定的に設置され、前記第一抜き孔の中には水出管が固定的に設置され、前記水出管が外へ伸びて前記噴霧器の下端面と固定的に連結され、前記第二スライダが上下方向にスライドして前記ピストン空間の中の水を前記一方向液出弁を介して押し出し、水が前記水出管によって前記噴霧器の中に入り、そして前記噴霧器によって噴霧化された後に、前記噴霧ノズルによって噴出され、温度を下げる効果を達し、
前記ランプ支柱の頂部には前記第一空き空間の下側に位置する第二抜き孔が固定的に設置され、前記第二抜き孔が上下方向に貫通しており、前記ランプ支柱には前記電球柱の内端面に位置する第三抜き孔が固定的に設置され、前記電流転換器の下端面には電流伝達線が固定的に設置され、前記電流伝達線が下方へ伸びて前記第二抜き孔を貫通しており、前記第二抜き孔が両側へ伸びて前記電球柱の内端面に固定的に連結され、こうして電流を前記電球柱の中に伝達し、
前記作動空間の内底壁にはモーターが固定的に設置され、前記モーターには第二回転軸が伝動可能に連結され、前記第二回転軸には第一傘歯車が固定的に設置され、前記作動空間の前後内壁には前記第二回転軸の上側に位置する第三回転軸が回転可能に設置され、前記第三回転軸には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車が前記第一傘歯車と噛み合っており、前記作動空間の前後内壁には前記第三回転軸の上側に位置する第四回転軸が回転可能に設置され、前記第四回転軸にはカムが固定的に設置され、前記第四回転軸と前記第三回転軸とがベルトプーリによって伝動可能に連結され、前記カムの外端面が前記ピストンロッドの下端面と当接しており、
前記作動空間の内底壁には前記モーターの左側に位置する蓄電池が固定的に設置され、前記電流伝達線が前記蓄電池の上端面に固定的に連結され、前記蓄電池の右端面にはスライダ箱が固定的に設置され、前記スライダ箱の中にはスライダ空間が設置され、前記スライダ空間の中には第三スライダがスライド可能に設置され、前記第三スライダの底壁と前記スライダ空間の左内壁とが第二バネによって連結され、前記第三スライダの中には第四抜き孔が設置され、前記第四抜き孔が左右方向に貫通しており、前記第四抜き孔の中には電流伝達器が固定的に設置され、前記スライダ箱の中には前記スライダ空間の下側に位置する第一スライド溝が固定的に形成され、前記第一スライド溝が上下方向に貫通しており、前記第三スライダの下端面には連結ロッドが固定的に設置され、前記連結ロッドが前記第一スライド溝を貫通して下方に伸びており、前記第三スライダが右方へ前記モーターと接触するまでスライドした時、前記電流伝達器によって前記蓄電池の中の電流を前記モーターの中に伝達し、前記モーターを始動し、
前記ランプ支柱の底部には前記連結ロッドの下側に位置する第二スライド溝が形成され、前記第二スライド溝の中には第四スライダがスライド可能に設置され、前記第四スライダの上端面と前記連結ロッドの下端面とが固定的に連結され、前記第四スライダの左端面と前記第二スライド溝の左内壁とが第三バネによって連結され、前記ランプ支柱の右底壁には踏板が固定的に設置され、前記踏板の中には第三スライド溝が形成され、前記第三スライド溝の中には第五スライダがスライド可能に設置され、前記第五スライダの下端面と前記第三スライド溝の底壁とが第四バネによって連結され、前記第五スライダの左端面と前記第四スライダの右端面とが第一引き紐によって連結され、前記踏板の中には前記第三スライド溝の右側に位置する第四スライド溝が形成され、前記第四スライド溝が上方へ貫通しており、前記第四スライド溝の中にはスライド板がスライド可能に設置され、前記スライド板の下端面と前記第四スライド溝の底壁とが第五バネによって連結され、前記スライド板の下端面と前記第五スライダの下端面とが第二引き紐によって連結されており、
前記電流伝達器が弾性材料によって作られたものであることを特徴とする風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は風力エネルギー分野に関わり、具体的には風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライトである。
【背景技術】
【0002】
風景ライトは観光地で照明用の灯具で、砂浜の風景ライトがその一つで砂浜で散歩する人に照明を提供する。しかし、今の砂浜の風景ライトの多くは浜辺の海風を十分に利用しなく、これは資源浪費になり、また機能が単一で、砂浜で歩く人に他のサービスを提供できなく、従い、上記の問題を解決するために、風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライトが必要となり、上記の欠点に対して本願発明は改善を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105423189号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の解決しようとする問題は風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライトを提供することによって上記の問題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術的プランによって実現される。
【0006】
本願発明の風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライトは、ランプ支柱及び前記ランプ支柱の上端面に位置する固定ブロックを含み、前記ランプ支柱の中には作動空間が設置され、前記ランプ支柱の頂部の外端面にはランプシェードが固定的に設置され、前記ランプシェードが環状になるように設置され、前記ランプ支柱の外端面には前記ランプシェードの下側に位置する電球柱が固定的に設置され、前記電球柱が左右対称に設置され、前記電球柱の外端壁には電球が固定的に設置され、前記電球によって照明を提供でき、前記ランプシェードの外端面には環状板が固定的に設置され、前記環状板の上端面には磁石が固定的に設置され、前記磁石が前記環状板に沿って円周方向に八個設置され、前記固定ブロックの中には第一空き空間が設置され、前記第一空き空間が上下方向に貫通しており、前記第一空き空間の中には電流転換器が固定的に設置され、前記電流転換器が上方へ前記第一空き空間の外側に伸びており、前記固定ブロックの上端の中には環状空間が固定的に設置され、前記環状空間の中には第一スライダがスライド可能に設置され、前記第一スライダが左右対称に設置され、前記固定ブロックの中には第二空き空間が設置され、前記第二空き空間の中には固定ロッドが固定的に設置され、前記固定ロッドの左右端面が前記第一スライダの内端面に固定的に連結され、前記第一スライダの外端面には回転ロッドが固定的に設置され、前記回転ロッドには風当て板が前後対称且つ固定的に設置され、前記回転ロッドの中には前記風当て板の後側に位置する第三空き空間が固定的に設置され、前記第三空き空間の中には第一回転軸が回転可能に設置され、前記第一回転軸の外端面には羽根が固定的に設置され、前記羽根が前記第一回転軸に沿って円周方向に四本設置され、風が吹く時、前記羽根が回転して前記磁石の間での磁束を切り、生じた電流が前記電流転換器によって前記電球に電力を提供して照明を提供し、風が異なる方向から吹く時、前記風当て板の回転によって前記第一スライダを駆動して回転させ、こうして風が始終に前記羽根に対する垂直状態を保持し、より高効率に風力エネルギーを利用できる。
【0007】
有益なように、前記ランプ支柱の右端壁には前記ランプシェードの下側に位置する噴霧器が固定的に設置され、前記噴霧器の下端面には噴霧ノズルが固定的に設置され、前記噴霧ノズルが十一個設置され、前記作動空間の中には前記噴霧器の下側に位置するピストンシリンダーが固定的に設置され、前記ピストンシリンダーの中にはピストン空間が設置され、前記ピストン空間の中には第二スライダがスライド可能に設置され、前記第二スライダと前記ピストン空間の底壁とが第一バネによって連結され、前記第一バネが左右対称に設置され、前記第二スライダの下端面にはピストンロッドが固定的に設置され、前記ピストンロッドが下方へ前記ピストン空間の外側に伸びており、前記ピストンシリンダーには一方向液入り弁が固定的に設置され、前記ピストンシリンダーには前記一方向液入り弁の右側に位置する一方向液出弁が固定的に設置され、前記ピストンシリンダーには前記一方向液出弁の右側に位置する第一抜き孔が固定的に設置され、前記第一抜き孔の中には水出管が固定的に設置され、前記水出管が外へ伸びて前記噴霧器の下端面と固定的に連結され、前記第二スライダが上下方向にスライドして前記ピストン空間の中の水を前記一方向液出弁を介して押し出し、水が前記水出管によって前記噴霧器の中に入り、そして前記噴霧器によって噴霧化された後に、前記噴霧ノズルによって噴出され、温度を下げる効果を達する。
【0008】
有益なように、前記ランプ支柱の頂部には前記第一空き空間の下側に位置する第二抜き孔が固定的に設置され、前記第二抜き孔が上下方向に貫通しており、前記ランプ支柱には前記電球柱の内端面に位置する第三抜き孔が固定的に設置され、前記電流転換器の下端面には電流伝達線が固定的に設置され、前記電流伝達線が下方へ伸びて前記第二抜き孔を貫通しており、前記第二抜き孔が両側へ伸びて前記電球柱の内端面に固定的に連結され、こうして電流を前記電球柱の中に伝達する。
【0009】
有益なように、前記作動空間の内底壁にはモーターが固定的に設置され、前記モーターには第二回転軸が伝動可能に連結され、前記第二回転軸には第一傘歯車が固定的に設置され、前記作動空間の前後内壁には前記第二回転軸の上側に位置する第三回転軸が回転可能に設置され、前記第三回転軸には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車が前記第一傘歯車と噛み合っており、前記作動空間の前後内壁には前記第三回転軸の上側に位置する第四回転軸が回転可能に設置され、前記第四回転軸にはカムが固定的に設置され、前記第四回転軸と前記第三回転軸とがベルトプーリによって伝動可能に連結され、前記カムの外端面が前記ピストンロッドの下端面と当接している。
【0010】
有益なように、前記作動空間の内底壁には前記モーターの左側に位置する蓄電池が固定的に設置され、前記電流伝達線が前記蓄電池の上端面に固定的に連結され、前記蓄電池の右端面にはスライダ箱が固定的に設置され、前記スライダ箱の中にはスライダ空間が設置され、前記スライダ空間の中には第三スライダがスライド可能に設置され、前記第三スライダの底壁と前記スライダ空間の左内壁とが第二バネによって連結され、前記第三スライダの中には第四抜き孔が設置され、前記第四抜き孔が左右方向に貫通しており、前記第四抜き孔の中には電流伝達器が固定的に設置され、前記スライダ箱の中には前記スライダ空間の下側に位置する第一スライド溝が固定的に形成され、前記第一スライド溝が上下方向に貫通しており、前記第三スライダの下端面には連結ロッドが固定的に設置され、前記連結ロッドが前記第一スライド溝を貫通して下方に伸びており、前記第三スライダが右方へ前記モーターと接触するまでスライドした時、前記電流伝達器によって前記蓄電池の中の電流を前記モーターの中に伝達し、前記モーターを始動する。
【0011】
有益なように、前記ランプ支柱の底部には前記連結ロッドの下側に位置する第二スライド溝が形成され、前記第二スライド溝の中には第四スライダがスライド可能に設置され、前記第四スライダの上端面と前記連結ロッドの下端面とが固定的に連結され、前記第四スライダの左端面と前記第二スライド溝の左内壁とが第三バネによって連結され、前記ランプ支柱の右底壁には踏板が固定的に設置され、前記踏板の中には第三スライド溝が形成され、前記第三スライド溝の中には第五スライダがスライド可能に設置され、前記第五スライダの下端面と前記第三スライド溝の底壁とが第四バネによって連結され、前記第五スライダの左端面と前記第四スライダの右端面とが第一引き紐によって連結され、前記踏板の中には前記第三スライド溝の右側に位置する第四スライド溝が形成され、前記第四スライド溝が上方へ貫通しており、前記第四スライド溝の中にはスライド板がスライド可能に設置され、前記スライド板の下端面と前記第四スライド溝の底壁とが第五バネによって連結され、前記スライド板の下端面と前記第五スライダの下端面とが第二引き紐によって連結されている。
【0012】
有益なように、前記電流伝達器が弾性材料によって作られたものである。
【発明の効果】
【0013】
本願発明の効果は:本願発明の風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライトは砂浜の風を利用して砂浜で散歩する人に照明を提供でき、砂辺の海風を十分に利用し、省エネルギーと排出削減を実現し、本願発明はまた風の吹く方向によって羽根の角度を変えられ、こうして海風が始終に鉛直状態を保持し、高効率に海風を利用してエネルギーを生み出せ、人がライトの下方に立つ時、本願発明はまた水煙を噴き出せ、風景ライトの周りの温度を下げて通行人が涼しく感じられる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に
図1〜6をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
【
図1】
図1は本願発明の風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライトの全体構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0016】
下記に附図説明と実施例を合わせて本願発明についてさらなる説明を行い、本願発明は以下の実施例を含むが以下の実施例に限定されたものではない。
【0017】
附
図1〜6に示すように、風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライトであって、ランプ支柱10及び前記ランプ支柱10の上端面に位置する固定ブロック25を含み、前記ランプ支柱10の中には作動空間11が設置され、前記ランプ支柱10の頂部の外端面にはランプシェード21が固定的に設置され、前記ランプシェード21が環状になるように設置され、前記ランプ支柱10の外端面には前記ランプシェード21の下側に位置する電球柱19が固定的に設置され、前記電球柱19が左右対称に設置され、前記電球柱19の外端壁には電球20が固定的に設置され、前記電球20によって照明を提供でき、前記ランプシェード21の外端面には環状板32が固定的に設置され、前記環状板32の上端面には磁石31が固定的に設置され、前記磁石31が前記環状板32に沿って円周方向に八個設置され、前記固定ブロック25の中には第一空き空間27が設置され、前記第一空き空間27が上下方向に貫通しており、前記第一空き空間27の中には電流転換器24が固定的に設置され、前記電流転換器24が上方へ前記第一空き空間27の外側に伸びており、前記固定ブロック25の上端の中には環状空間29が固定的に設置され、前記環状空間29の中には第一スライダ30がスライド可能に設置され、前記第一スライダ30が左右対称に設置され、前記固定ブロック25の中には第二空き空間49が設置され、前記第二空き空間49の中には固定ロッド48が固定的に設置され、前記固定ロッド48の左右端面が前記第一スライダ30の内端面に固定的に連結され、前記第一スライダ30の外端面には回転ロッド26が固定的に設置され、前記回転ロッド26には風当て板28が前後対称且つ固定的に設置され、前記回転ロッド26の中には前記風当て板28の後側に位置する第三空き空間47が固定的に設置され、前記第三空き空間47の中には第一回転軸22が回転可能に設置され、前記第一回転軸22の外端面には羽根23が固定的に設置され、前記羽根23が前記第一回転軸22に沿って円周方向に四本設置され、風が吹く時、前記羽根23が回転して前記磁石31の間での磁束を切り、生じた電流が前記電流転換器24によって前記電球20に電力を提供して照明を提供し、風が異なる方向から吹く時、前記風当て板28の回転によって前記第一スライダ30を駆動して回転させ、こうして風が始終に前記羽根23に対する垂直状態を保持し、より高効率に風力エネルギーを利用できる。
【0018】
有益なように、前記ランプ支柱10の右端壁には前記ランプシェード21の下側に位置する噴霧器33が固定的に設置され、前記噴霧器33の下端面には噴霧ノズル34が固定的に設置され、前記噴霧ノズル34が十一個設置され、前記作動空間11の中には前記噴霧器33の下側に位置するピストンシリンダー15が固定的に設置され、前記ピストンシリンダー15の中にはピストン空間16が設置され、前記ピストン空間16の中には第二スライダ69がスライド可能に設置され、前記第二スライダ69と前記ピストン空間16の底壁とが第一バネ68によって連結され、前記第一バネ68が左右対称に設置され、前記第二スライダ69の下端面にはピストンロッド14が固定的に設置され、前記ピストンロッド14が下方へ前記ピストン空間16の外側に伸びており、前記ピストンシリンダー15には一方向液入り弁70が固定的に設置され、前記ピストンシリンダー15には前記一方向液入り弁70の右側に位置する一方向液出弁67が固定的に設置され、前記ピストンシリンダー15には前記一方向液出弁67の右側に位置する第一抜き孔66が固定的に設置され、前記第一抜き孔66の中には水出管35が固定的に設置され、前記水出管35が外へ伸びて前記噴霧器33の下端面と固定的に連結され、前記第二スライダ69が上下方向にスライドして前記ピストン空間16の中の水を前記一方向液出弁67を介して押し出し、水が前記水出管35によって前記噴霧器33の中に入り、そして前記噴霧器33によって噴霧化された後に、前記噴霧ノズル34によって噴出され、温度を下げる効果を達する。
【0019】
有益なように、前記ランプ支柱10の頂部には前記第一空き空間27の下側に位置する第二抜き孔71が固定的に設置され、前記第二抜き孔71が上下方向に貫通しており、前記ランプ支柱10には前記電球柱19の内端面に位置する第三抜き孔18が固定的に設置され、前記電流転換器24の下端面には電流伝達線17が固定的に設置され、前記電流伝達線17が下方へ伸びて前記第二抜き孔71を貫通しており、前記第二抜き孔71が両側へ伸びて前記電球柱19の内端面に固定的に連結され、こうして電流を前記電球柱19の中に伝達する。
【0020】
有益なように、前記作動空間11の内底壁にはモーター45が固定的に設置され、前記モーター45には第二回転軸39が伝動可能に連結され、前記第二回転軸39には第一傘歯車38が固定的に設置され、前記作動空間11の前後内壁には前記第二回転軸39の上側に位置する第三回転軸37が回転可能に設置され、前記第三回転軸37には第二傘歯車36が固定的に設置され、前記第二傘歯車36が前記第一傘歯車38と噛み合っており、前記作動空間11の前後内壁には前記第三回転軸37の上側に位置する第四回転軸13が回転可能に設置され、前記第四回転軸13にはカム12が固定的に設置され、前記第四回転軸13と前記第三回転軸37とがベルトプーリ72によって伝動可能に連結され、前記カム12の外端面が前記ピストンロッド14の下端面と当接している。
【0021】
有益なように、前記作動空間11の内底壁には前記モーター45の左側に位置する蓄電池46が固定的に設置され、前記電流伝達線17が前記蓄電池46の上端面に固定的に連結され、前記蓄電池46の右端面にはスライダ箱51が固定的に設置され、前記スライダ箱51の中にはスライダ空間52が設置され、前記スライダ空間52の中には第三スライダ54がスライド可能に設置され、前記第三スライダ54の底壁と前記スライダ空間52の左内壁とが第二バネ53によって連結され、前記第三スライダ54の中には第四抜き孔50が設置され、前記第四抜き孔50が左右方向に貫通しており、前記第四抜き孔50の中には電流伝達器55が固定的に設置され、前記スライダ箱51の中には前記スライダ空間52の下側に位置する第一スライド溝57が固定的に形成され、前記第一スライド溝57が上下方向に貫通しており、前記第三スライダ54の下端面には連結ロッド60が固定的に設置され、前記連結ロッド60が前記第一スライド溝57を貫通して下方に伸びており、前記第三スライダ54が右方へ前記モーター45と接触するまでスライドした時、前記電流伝達器55によって前記蓄電池46の中の電流を前記モーター45の中に伝達し、前記モーター45を始動する。
【0022】
有益なように、前記ランプ支柱10の底部には前記連結ロッド60の下側に位置する第二スライド溝59が形成され、前記第二スライド溝59の中には第四スライダ61がスライド可能に設置され、前記第四スライダ60の上端面と前記連結ロッド60の下端面とが固定的に連結され、前記第四スライダ61の左端面と前記第二スライド溝59の左内壁とが第三バネ62によって連結され、前記ランプ支柱10の右底壁には踏板44が固定的に設置され、前記踏板44の中には第三スライド溝40が形成され、前記第三スライド溝40の中には第五スライダ65がスライド可能に設置され、前記第五スライダ65の下端面と前記第三スライド溝40の底壁とが第四バネ64によって連結され、前記第五スライダ65の左端面と前記第四スライダ61の右端面とが第一引き紐58によって連結され、前記踏板44の中には前記第三スライド溝40の右側に位置する第四スライド溝43が形成され、前記第四スライド溝43が上方へ貫通しており、前記第四スライド溝43の中にはスライド板42がスライド可能に設置され、前記スライド板42の下端面と前記第四スライド溝43の底壁とが第五バネ41によって連結され、前記スライド板42の下端面と前記第五スライダ65の下端面とが第二引き紐63によって連結されている。
【0023】
有益なように、前記電流伝達器55が弾性材料によって作られたものである。
【0024】
本願発明の機械動作の順序は以下の通りである。
【0025】
本願発明は初期状態にある時、スライド板42が第四スライド溝43の内上側に位置し、第五バネ41が緩んだ状態にあり、第二引き紐63が引っ張られた状態にあり、第四バネが圧縮された状態にあり、第一引き紐58が緩んだ状態にあり、第三バネ62が緩んだ状態にあり、第二バネ53が緩んだ状態にあり、第三スライダ54がモーター45と接触していなく、第二スライダ69がピストン空間16の内下側に位置している。
【0026】
1.風が吹く時、風が羽根23を駆動して回転させ、羽根23が回転して磁石31の間での磁束を切る。
2.磁束を切ることを通じて生じた電流が前記電流転換器24に通った後、電流伝達線17によって電球柱19の中に伝達され、電球20に照明用の電力を提供する。
3.風の吹く方向が変わった時、風が風当て板28に当てて風当て板28を駆動して回転させ、風当て板28が回転して回転ロッド26を駆動して回転させ、回転ロッド26が回転して第一スライダ30を駆動して環状空間29の中で回転させ、第一スライダ30が風の吹く方向と垂直になるまで回転を止め、風が吹いてくる時、羽根23に最大の回転速度を保つことができ、より高効率に風力エネルギーを利用できる。
4.生じて残った電流が電流伝達線17によって蓄電池46の中に伝達されて貯蔵される。
5.人が踏板44に立つ時、スライド板42が下方にスライドして第五バネ41を押圧し、スライド板42が下方にスライドして第二引き紐63を緩め、第二引き紐63が緩くなることで第四バネ64を復帰させ、第四バネ64が復帰して第五スライダ65を駆動して上方に移動させ、第五スライダ65が上方へ移動することによって第一引き紐58を引き動かす。
6.第一引き紐58が引き動かされることによって第四スライダ61は右方にスライドし、第四スライダ61のスライドによって連結ロッド60が右方に移動し、連結ロッド60の右方への移動によって第三スライダ54を駆動して右方に移動させ、第三スライダ54が右方へモーター45と接触するまで移動した時、電流伝達器55によって蓄電池46の中の電流をモーター45の中に伝達し、モーター45を始動する。
7.モーター45が起動して第二回転軸39を駆動して回転させ、第二回転軸39の回転によって第一傘歯車38を駆動して回転させ、第一傘歯車38が第二傘歯車36と噛み合っているため、第一傘歯車38の回転で第二傘歯車36は回転し、第二傘歯車36の回転によって第三回転軸37を駆動して回転させ、第三回転軸37と第四回転軸13とがベルトプーリ72によって伝動可能に連結されているため、第三回転軸37の回転によって第四回転軸13は回転する。
8.第四回転軸13の回転によってカム12を駆動して回転させ、カム12の回転によってピストンロッド14が上下方向への運動を止まらずに行い、ピストンロッド14の上下方向への運動によって第二スライダ69の上下方向への運動を行わせてピストン空間16の中の水を押圧する。
9.ピストン空間16の中の水が一方向液出弁67を介して水出管35の中にプッシュされ、そして水出管35によって噴霧器33の中に入り、噴霧器33で水を噴霧化してから噴霧ノズル34によって噴き出し、温度を下げる効果を達する。
10.人が離れた時、本願発明は初期状態に戻る。
【0027】
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。
【要約】
【課題】本発明は風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライトを開示した。
【解決手段】
ランプ支柱及び前記ランプ支柱の上端面に位置する固定ブロックを含み、前記ランプ支柱の中には作動空間が設置され、前記ランプ支柱の頂部の外端面にはランプシェードが固定的に設置され、前記ランプシェードが環状になるように設置され、本願発明の風力エネルギーを利用する砂浜の風景ライトは砂浜の風を利用して砂浜で散歩する人に照明を提供でき、砂辺の海風を十分に利用し、省エネルギーと排出削減を実現し、本願発明はまた風の吹く方向によって羽根の角度を変えられ、こうして海風が始終に鉛直状態を保持し、高効率に海風を利用してエネルギーを生み出せ、人がライトの下方に立つ時、本願発明はまた水煙を噴き出せ、風景ライトの周りの温度を下げて通行人が涼しく感じられる。
【選択図】
図1