【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、最初の請求項の技術的な特徴を示すチャックを利用して本発明によって達成される。
【0009】
より具体的には、本発明の実施形態によると、チャックは、回転軸(main axis of rotation)を備えた回転スピンドルを有する工作機械用、詳細には旋盤用に設けられる。チャックは、例えば工作物などの対象物を、回転軸に対して関連する位置に位置決めするように構成される。チャックはその上に対象物が位置決めされた状態で慣性主軸を有する。チャックは、ある慣性主軸が、チャック上に設置された対象物の位置とは関係なく、例えば軸外の位置とは関係なく工作物の回転軸とほぼ一致するように、またはさらにはぴったり一致するように構成される。実施形態によると、チャックは、チャックを工作物に設置するための設置手段を備えるベースプレートを備えている。実施形態によると、第1の回転可能プレートが、回転軸に対して偏心式にベースプレート上に設置されており、また、工作物の回転軸に対してずらされるように回転軸に平行に位置決めされた第1の回転軸を有している。その上に対象物が位置決めされた状態のチャックの慣性主軸を整列させるためにバランス取り手段が設けられることで、この慣性主軸はスピンドルの回転軸とほぼ一致、またはさらにはぴったり一致する。チャックには、第1の回転可能プレートをベースプレートに固定するように構成された保持機構が備わっている。回転軸に対して対象物の位置を変化させるために作動機構が設けられており、これは第1の回転可能プレートを第1の回転軸の周りで回転の第1の角度にわたって角変位(回転移動)させるように構成される。本発明の実施形態によると、チャックは、対象物を受けるように構成された第2の回転可能プレートを備える。第2の回転可能プレートは、第1の回転軸に対して偏心式に第1の回転可能プレート上に設置されており、保持機構を利用して第1のプレート上に固定される。作動機構は、回転軸に対して対象物の位置を変えることができるように、第2の回転可能プレートを第2の回転軸の周りで第2の回転の角度にわたって角変位させるように構成されており、それによって第2の回転軸が第1の回転軸に対してずらされており、また第2の回転軸は回転軸および第1の回転軸に対して平行に延びている。
【0010】
第1および/または第2のディスクを回転させることによって回転軸に対して対象物の位置が変えられた場合でも、そのような構成は、チャックの慣性主軸およびそこに位置決めされた対象物を回転軸に沿って維持することを可能にすることがわかっているため、そのそれぞれの回転軸の周りで角変位させることができるそのような第1および第2の偏心式に位置決めされた回転可能プレートを設けることによって、対象物が新たな位置にずらされた後、回転軸上で再度チャックのバランス取りをする必要なしに回転軸に対して対象物の位置を正確に変えることができる。これは、回転軸上で対象物と共にチャックの均衡を保つ(バランス取りする)ように構成されたバランス取り手段を利用することによって達成される。バランス取り手段を設けることによって、チャックの各プレートが、そのそれぞれの軸上でバランス取りされ、これにより対象物と組み合わせたチャックの質量中心が、対象物の全ての関連する位置に関して回転軸上でバランス取りされることを可能にし、且つ対象物を組み合わせたチャックの回転軸が、回転軸と実質的に整列されること、またはさらには整列されることを可能にすることがさらに保証され得る。結果として、チャックのバランスは、第1および/または第2の回転可能プレートの角変位によって影響を受けることがなく、これは各々の回転可能プレートの慣性主軸がその回転軸と整列されたならば、プレートがいかなる選択された角度まで回転されてもその質量中心は移動しないためであり、これにより対象物が新たな位置に移動される毎に回転軸上で再度チャックのバランス取りをする必要なしに対象物を様々な位置に移動させることを可能にする。したがって本発明の実施形態によるチャックによって、回転軸に対する対象物の各々の移動の後、再度チャックのバランス取りをする必要なしに、例えば工作物などの対象物の動的な精密な位置決めまたは割り出しが可能になる。結果として、スピンドル回転軸に直交する面内での対象物の位置決めは、マイクロメーターの精度で動的に制御することができるため、例えば表面または小型レンズアレイなどの特徴部をマイクロメートルのレンズ間の位置の精度で、軸上で機械加工することができる。結果として、本発明のシステムによって、高い機械加工精度を保証しつつ、基板上で一体型レンズアレイを製造するのに必要とされる時間を有意に短縮することができる。さらに工作物を割り出しすることによって、各々のレンズ面が、切断の間にスピンドル軸に対して連続して移動される。結果として、本発明の使用によって、全ての軸上の機械加工可能な面の幾何学形状、例えば急勾配の縁部スロープ、非球面、自由型、フレネルレンズ、回折構造などを生み出すことができることを保証しつつ、精密な旋削および研磨作業を最適な軸上の切断状況において行うことができる。デバイスは、高精度の作動装置と、計測デバイスとを装備することでミクロン精度のレンズとレンズの位置を保証することができ、作業スピンドルを停止させたり減速させたりさせずに位置決めまたは割り出しを動的に行うことで、作業スピンドルの熱安定性を保証し、且つ位置決めの時間を最小限にすることによって機械加工の時間を最適化することができる。
【0011】
本発明の実施形態によると、対象物の少なくとも1つの位置において、第2の回転軸は回転軸と一致する。例えば第1の回転可能プレートの少なくとも1つの回転の角度に関して、例えば第2の回転軸が回転軸と一致する位置になるように第1の回転可能プレートを回転させることができるように第1および第2のプレートを設置することによって、第2の回転軸は、回転軸とほぼ一致するように、またはさらにはぴったり一致するように配置される。このような構成は、その独自の中心点を含め、対象物上のいかなる地点も、回転軸と整列させることができるように、第2の回転軸と回転軸を整列させることを可能にする。
【0012】
本発明の実施形態によると、保持機構が保持力を生成するために配置される。この方法において、第1および第2の回転可能プレートは、例えばチャックが回転スピンドルに設置される間、回転軸に対する対象物の位置決めを可能にするために所望される位置に固定されてよい。例えば保持機構は、永久磁石または電磁石構成を備えてよく、これは、第1および第2の回転可能プレートを所望される場所に固定するためにチャック上の様々な場所に位置決めされてよい。保持機構はまた、磁石構成の代わりに、またはそれに加えて、第1および第2の回転可能プレートを所望される位置に固定するための吸引力を生成するように、または互いに対してディスクを持ち上げる持ち上げ力を生成するように構成された真空状態を生み出すために空気圧式の構成(装置)を備える場合もある。空気圧式の構成は、例えばポンプを備えることができ、これは例えばチャックを備える工作機械の一部としてチャック上に設けることができるが、またチャックの外側に設けられる場合もある。保持機構は、本発明の実施形態に従って保持力を生成するのに適した当業者に既知の他の要素を利用して実現される場合もあることが提起されている。
【0013】
本発明の実施形態によると、保持機構は、例えばたわみばねなどの軸方向の移動機構を備え、これは例えば第1および第2の回転プレートの、そのそれぞれの回転軸に沿った移動を可能にすることで、回転プレートを互いと、またはベースプレートと係合するように移動させたり、係合から外れるように移動させたりすることができ、その結果、例えば回転プレートを、そのそれぞれの回転軸の周りで互いとまたはベースプレートとの係合から外れるように回転させることができる。
【0014】
本発明の実施形態によると、ディスクは、ころ軸受、空気軸受、静圧軸受などのうちの1つまたは複数によってそのそれぞれの回転軸に対して設置される。
【0015】
本発明の実施形態によると、バランス取り手段は、釣り合いおもり構成を備えてよい。釣り合いおもり構成は、チャックの重心が、異なる質量または質量配分を有する対象物に関して回転軸上でバランス取りすることができるように調節可能であってよい。結果として、チャックと対象物の慣性主軸を回転軸と整列させるために回転可能プレートの構成を変えることなく、異なる質量配分を有する置き換え可能な対象物と共にチャックを使用することができる。例えばチャックのバランス取りは、対象物と合わせて、且つ機械加工作業が行われる前に行われることが提起されている。結果として、先に考察したように、チャックは、対象物が新たな位置に移動される毎に再度バランス取りをする必要がなく、これは従来技術の解決策とは対照的である。本発明の実施形態によると、釣り合いおもり構成は調節可能である。例えば釣り合いおもり構成は、対象物と合わせたチャックの所望されるバランス状態を達成するために、釣り合いおもり構成の質量を変更することによって、ならびに/あるいは例えば釣り合いおもりの本体を適合させることによって、すなわち本体の位置を回転軸に平行する方向、高さ方向とも呼ばれる方向に沿って適合させることによって、および/または本体の位置を回転軸に直交する方向、半径方向とも呼ばれる方向に沿って適合させることによって釣り合いおもりの構成を回転軸に対して変更することによって調節されてよい。釣り合いおもりの本体の高さを調節することによって、回転軸の回転中の遠心力から生じる傾斜モーメントが、例えば工作物などの対象物と組み合わせたチャックの慣性主軸を回転軸と一致するように整列させることによって相殺されてよい。釣り合いおもり構成は、釣り合いおもり構成の釣り合いおもりとして金属などの固い材料から作製されたおもりを備えてよい。さらに釣り合いおもり構成は、釣り合いおもり構成の釣り合いおもりとして所定の粘度を有する液体などの流体を含む場合もある。
【0016】
本発明の実施形態によると、釣り合いおもり構成は、複数の釣り合いおもり部分、例えば第1および第2の部分などを備える場合がある。例えば第1の部分は、ベースプレート上の所定の場所に位置決めされてよく、第2の部分は、第1の回転可能プレートの上に、第1の部分の場所に対して所定の場所に位置決めされてよい。釣り合いおもり構成はまた、第3の部分を備える場合もあり、これは、例えば対象物が第2の回転軸と整列されたその独自の慣性主軸を持たない場合、対象物の重量をさらに相殺するために第2の回転可能プレート上に位置決めされてよい。本発明の実施形態による釣り合いおもり構成を設けることによって、チャックの各プレートが、そのそれぞれの軸上でバランス取りされ、これにより対象物と組み合わせたチャックの質量中心が、対象物の全ての関連する位置に関してメインの回転軸上でバランス取りされることを可能にすること、ならびに対象物と組み合わせたチャックの慣性主軸が、回転軸とほぼ整列される、またはさらには整列されることを可能にすることがさらに保証されてよい。結果として、チャックのバランスは、第1および/または第2の回転可能プレートの角変位によって影響を受けないため、対象物が新たな位置に移動される毎にメインの回転軸上で再度チャックのバランス取りをする必要なしに対象物を様々な位置に移動させることを可能にする。
【0017】
本発明の実施形態によると、チャックは、対象物を第2のプレートの上に固定するための対象物設置手段を備える。対象物設置手段は例えば、第2のプレート上に対象物を吸引する空気圧、接着剤などを利用する、例えばボルトなどの任意の1つまたは複数の機械的装着部を備える。
【0018】
本発明の好ましい実施形態によると、第1の回転可能プレートと第2の回転可能プレートの間に、例えば第2のプレートを第1のプレートから持ち上げる持ち上げ力を提供することによって、第1および/または第2の回転可能プレートの、そのそれぞれの回転軸の周りでの角度をより容易に変えることができ、これは、プレート間の接触が緩和される、またはさらには接触がなくなることによって回転可能プレートのロータとステータの間の摩擦が低下するためである。
【0019】
本発明の好ましい実施形態によると、第1および/または第2の回転可能プレートの角変位(角度移動)は、工作機械の作動を中断させることなく行うことができ、これにより対象物を回転軸に対して位置決めする間の工作機械のダウンタイムをかなり短縮させることができる。さらに、工作機械の作動を中断させずに第1および/または第2の回転可能プレートを角変位させることによって、スピンドルの回転が、対象物を位置決めする間一定の速度に維持されることが保証され、これにより機械加工工程に対する熱によるスピンドルの影響(これは機械加工工程の精度に影響を及ぼす可能性がある)を最小限にするために、スピンドルが安定した熱レジームで作動することを保証する。
【0020】
本発明の実施形態によると、チャックは、空気圧式の構成を備える。空気圧式の構成は、対象物を第2の回転可能プレート上に固定するために吸引力、言い換えれば上記に記載したような対抗する持ち上げ力を生成するように構成されてよく、またこれによりそのような実施形態においては、対象物設置手段の一部である。空気圧式の構成は、プレートを互いに対して、およびベースプレートに対して固定するために吸引力を生成するように構成されてよく、またこれによりそのような実施形態においては保持機構の一部である。空気圧式の構成はまた、保持機構によって生成される保持力を上回る持ち上げ力を生成するように設けられる場合もある。例えばポンプを備える空気圧式の構成は例えば、回転可能プレートの間、および/または第1の回転可能プレートとベースプレートの間に加圧空気の薄膜を生成するように、チャック上、例えば第1および/または第2の回転プレート内に設けられた空気軸受を通るように特定の量の加圧空気を誘導し、これにより回転可能プレートの間、および/または第1の回転可能プレートとベースプレートの間に非常に低摩擦の耐荷重性の境界面を提供するように構成される。
【0021】
本発明の実施形態によると、空気圧式の構成には、空気圧式の構成によって生成されるおよび/または空気圧式の構成を通って流れる空気流を制御するための一揃いの(一式の)弁が備わっていてよい。例えば、弁は、第1および/または第2の回転プレート上に設けられた空気軸受を通るように加圧空気を誘導することで、回転可能プレートの間に持ち上げ力が生成されるように構成されてよい。本発明の実施形態によると、一揃いの弁は、制御装置を利用して電子的に制御される。例えば制御装置は、コンピュータデバイスから受信した一揃いの命令に従って制御されてよい。一揃いの命令を利用して制御装置を制御することによって、一揃いの弁、およびこれによりポンプによって生成される持ち上げ力が、手作業が介入することなく自動的に制御されてよい。例えばチャックの少なくとも1つの制御装置を操作するための命令を含むコンピュータソフトウェアプログラムが、一揃いの弁を電子的に制御するために設けられる場合がある。コンピュータソフトウェアプログラムは典型的には、制御装置にあるEPROMまたはEEPROMに記憶されるが、例えばコンピュータハードディスクドライブ、USBスティック、CDなどの任意のコンピュータプログラム製品に記憶される場合もある。
【0022】
本発明の実施形態によると、第1および/または第2の回転可能プレートを角変位させるように構成された作動手段には、少なくとも1つの角度センサまたは変換器が備わっていてよい。角度センサまたは変換器は、第1および/または第2の回転可能プレートの角変位を監視するように構成されてよい。少なくとも1つの角度センサまたは変換器は、例えばアブソリュート回転エンコーダ、インクリメンタルエンコーダ、リゾルバなどの任意の好適なデジタルまたはアナログ式であってよい。
【0023】
本発明の実施形態によると、作動機構はモータを備えてよい。例えば、作動手段は、第1および/または第2の回転可能プレートを所定の角度で第1および/または第2の回転可能軸の周りで角変位させるように構成されたダイレクトドライブまたはギヤードDCブラシレスモータなどを備える場合がある。本発明の実施形態によると、作動機構は、第1の回転可能プレートおよび/または第2の回転可能プレートの角変位を制御するように構成された制御装置を備える。例えば制御装置は、コンピュータデバイスからの一揃いの命令に従って第1および/または第2の回転可能プレートの角度付きの移動を制御するように構成されてよい。この方法において、第1および/または第2の回転可能プレートの角変位は、コンピュータデバイス上で稼働するコンピュータソフトウェアプログラムを利用して自動的に制御されてよい。コンピュータソフトウェアプログラムは、コンピュータハードディスクドライブ、USBスティック、CDなどのコンピュータプログラム製品に記憶されてよい。
【0024】
本発明の実施形態によると、工作機械のチャックは、工作機械の対応する部分に対して関連する位置に対象物を位置決めするように構成されてよい。例えばチャックは、回転軸に対して関連する位置に工作物を位置決めすることによって、例えばダイヤモンドターニングツールまたはダイヤモンド砥石などの切断工具に対して関連する位置に工作物を位置決めするように構成されてよい。
【0025】
本発明の好ましい実施形態によると、第1の回転可能プレートおよび/または第2の回転可能プレートの回転における何らかの理想との食い違いから生じる位置決め誤差は、ルックアップテーブルまたは補償アルゴリズムを利用して補償される。
【0026】
本発明の好ましい実施形態によると、工作物は、チャックに起因する位置決め誤差を測定し、この位置決め誤差を補償する計測学的方法において使用される。このような方法は例えば、チャックに関連するパラメータ、例えばチャックの構成要素の位置に関連する任意のパラメータを測定し、この測定値に従ってこれに対応するように補償することを含んでよい。
【0027】
本発明の実施形態によると、工作物などの対象物は、例えばチャックが回転軸を回る回転運動をしている間に同時に、例えば工作物を旋削するまたは研磨するなどの作業のために回転軸に対して関連する位置に位置決めされる。
【0028】
本発明の実施形態によると、工作機械は、工作物を旋削するまたは研磨するために準備されてよい。例えば工作機械は、例えばレンズを製造するのに使用される型穴(mould cavity)などの少なくとも1つの穴または一列の穴を工作物の表面に機械加工するように構成されてよい。工作機械には、工作物を回転軸に対して関連する位置に位置決めするために本発明の実施形態によるチャックが備わっていてよい。
【0029】
本発明の実施形態によると、工作物は、本発明の実施形態による工作機械によって生み出すことができる。例えば工作物は、例えばレンズを製造するのに使用される型穴など少なくとも1つの穴または一列の穴を備える場合がある。
【0030】
本発明の実施形態によると、本発明の実施形態によるチャックを有する工作機械から作製された工作物から複製部片(replication piece)が形成されてよい。
【0031】
本発明の実施形態によると、少なくとも1つのレンズが、少なくとも1つの型穴から作製されてよく、この型穴は、本発明の実施形態に従って工作物または複製部片上に設けられてよい。本発明の実施形態によると、レンズはレンズ構成の中に設置されてよく、このレンズ構成は、カメラ、電話、望遠鏡またはレンズ構成を利用する他の装置の中に設置されてよい。
【0032】
本発明はまた、工作物を旋削するまたは研磨するために、本発明によるチャックを備える工作機械の利用(使用)に関する。別の実施形態によると、別のステップにおいて少なくとも1つの穴、例えば型穴、例えばレンズ型が工作物の表面に形成される。別の実施形態によると、別のステップにおいて、少なくとも一列の穴、例えば型穴、例えばレンズ型が工作物の表面に形成される。別の実施形態によると、別のステップにおいて工作物から複製部片が形成される。本発明の実施形態によると、別のステップにおいて、少なくとも1つのレンズが形成される。本発明の実施形態によると、別のステップにおいて、レンズは、レンズ構成の中に設置される。本発明の実施形態によると、レンズ構成は、カメラ、電話機、望遠鏡またはレンズ構成を利用する他の装置の中に設置されてよい。
【0033】
以下の説明および添付される図面を利用して本発明をさらに説明することにする。