(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記熱溶着・冷却搬送モジュールは、上側バンドヒーター、下側バンドヒーター、上側加熱モジュール、下側加熱モジュール、上側冷却モジュール、下側冷却モジュール、伝動輪グループ、第一の駆動輪、第二の駆動輪、第一の駆動装置および第二の駆動装置を有し、
前記上側バンドヒーターと前記下側バンドヒーターが、前記伝動輪グループに周設され、
前記上側バンドヒーターと前記下側バンドヒーターが、前記充気ガイドロッドの空気出力端に対して対称に配設され、
前記上側バンドヒーターと前記下側バンドヒーターの間には、エアクッションフィールの搬送経路が形成され、
前記上側加熱モジュール、前記上側冷却モジュールおよび前記第一の駆動輪が前記上側バンドヒーターの搬送方向に順次に設置され、
前記下側加熱モジュール、前記下側冷却モジュールおよび前記第二の駆動輪が、前記下側バンドヒーターの搬送方向に順次に設置され、
前記上側加熱モジュールと前記下側加熱モジュールが、前記充気ガイドロッドの空気出力端に対して対称に配設され、
前記上側冷却モジュールと前記下側冷却モジュールが、前記充気ガイドロッドの空気出力端に対して対称に配設され、
前記第一の駆動輪と前記第二の駆動輪が、前記充気ガイドロッドの空気出力端に対して対称に配設され、
前記第一の駆動輪と前記第二の駆動輪が前記第二の駆動装置に駆動されて回転し、
前記上側バンドヒーターが前記第一の駆動輪に従い伝動し、前記下側バンドヒーターが前記第二の駆動輪に従い伝動し、
前記伝動輪グループが前記ハウジングに回転可能に接続され、
前記第一の駆動装置がガイドレール機構を介して前記上側加熱モジュールを前記下側加熱モジュールに向かって往復させるように駆動し、前記上側加熱モジュールが前記下側加熱モジュールに対して近づくことと、離れることとを可能にし、
前記熱溶着・冷却搬送モジュールは駆動機構をさらに有し、
前記駆動機構が、前記上側冷却モジュールを前記下側冷却モジュールに向かって往復させるように駆動し、前記上側冷却モジュールが前記下側冷却モジュールに対して近づくことと、離れることとを可能にする、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の緩衝材用エアークッション製造機。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、緩衝材用エアークッション製造機を提供して上記した少なくとも一つの技術問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一つの態様によれば、緩衝材用エアークッション製造機を提供し、この緩衝材用エアークッション製造機は、ハウジングと、ハウジングに設けられるロール、ガイドロッド、充気ガイドロッド、および熱溶着・冷却搬送モジュールとを備え、熱溶着・冷却搬送モジュールと水平面となす角度は20°〜50°であり、ガイドロッドは、上側ロールフィルムガイドロッドと、下側ロールフィルムガイドロッドとを有し、充気ガイドロッドは、曲がった形になされており、充気ガイドロッドの空気入力端が所在する水平面は上側ロールフィルムガイドロッドの上側接平面と下側ロールフィルムガイドロッドの下側接平面との間に位置し、充気ガイドロッドの空気出力端は、熱溶着・冷却搬送モジュールの入口端と平行して対向する。
【0005】
本発明において、緩衝エアバッグマシンの重要な部品である熱溶着・冷却搬送モジュールは、水平面と20°〜50°の角をなして、エアバッグマシンの横方向の空間が大幅に減少され、マシン全体の体積が減少される。曲がった形になされる充気ガイドロッドは、エアクッションフィールの密封側(充気経路)の一部の張力をリリースして、エアクッションフィールの密封側が熱溶着されるときに、しわがよって湾曲することを防止し、熱溶着の品質を向上することができる。そして、上側ロールフィルムガイドロッドと下側ロールフィルムガイドロッドは、二つのエアクッションフィールの間につながっている充気経路を塞ぐことができ、既にガスに満ちたがまだシールされていないエアクッションフィールにおけるガスは前に動くことが防止することができ、充気エリアを、密封する高気圧エリアに形成させ、充気エリアの圧力の強さを確保し、熱溶着されたエアクッションフィールの圧力の強さを確保する。
【0006】
いくつかの実施態様において、ロールは、筒体、固定軸、軸受、第一の環状体、および第二の環状体を有し、固定軸の一端は、ハウジングに固定され、第一の環状体は固定軸に環装され、第二の環状体は固定軸に環装され、第二の環状体は固定軸に回転可能に接続され、筒体は軸受を介して固定軸に回転可能に接続され、第二の環状体の外周は筒体の内壁に接触し、筒体は第二の環状体を動かして同期的に回転させ、第一の環状体の側面は第二の環状体の側面と接触する。これにより、筒体にロールフィルム消耗品が周設され、筒体の回転は第二の環状体を動かして同期的に回転させ、第二の環状体の側面は第一の環状体の側面と接触するため、第二の環状体と第一の環状体との間に、一定の周方向摩擦力が発生して、当該周方向摩擦力は、筒体、第二の環状体の一定減衰回転を確保することができ、ロールフィルムに一定の張力が与えられる。
【0007】
いくつかの実施態様において、筒体にメタルドームが設けられてもよい。これにより、メタルドームはロールフィルム消耗品のスリーブを挟むことができ、ロールフィルム消耗品が回転期間においてジャンプして、その後の充気熱溶着に影響を及ぼすことを防止する。
【0008】
いくつかの実施態様において、熱溶着・冷却搬送モジュールは、上側バンドヒーター、下側バンドヒーター、上側加熱モジュール、下側加熱モジュール、上側冷却モジュール、下側冷却モジュール、伝動輪グループ、第一の駆動輪、第二の駆動輪、第一の駆動装置および第二の駆動装置を有してもよく、上側バンドヒーターと下側バンドヒーターは、伝動輪グループに周設され、上側バンドヒーターと下側バンドヒーターは、充気ガイドロッドの空気出力端に対して対称に配設され、上側バンドヒーターと下側バンドヒーターとの間にエアクッションフィールの搬送経路が形成され、上側加熱モジュール、上側冷却モジュールおよび第一の駆動輪は、上側バンドヒーターの搬送方向に順次に設置され、下側加熱モジュール、下側冷却モジュールおよび第二の駆動輪は、下側バンドヒーターの搬送方向に順次に設置され、上側加熱モジュールと下側加熱モジュールは、充気ガイドロッドの空気出力端に対して対称に配設され、上側冷却モジュールと下側冷却モジュールは、充気ガイドロッドの空気出力端に対して対称に配設され、第一の駆動輪と第二の駆動輪は、充気ガイドロッドの空気出力端に対して対称に配設され、第二の駆動装置は、第一の駆動輪と第二の駆動輪の回転を駆動し、第一の駆動輪は上側バンドヒーターを伝動させるように駆動し、第二の駆動輪は下側バンドヒーターを伝動させるように駆動し、伝動輪グループとハウジングは回転可能に接続され、第一の駆動装置は、ガイドレール機構を介して上側加熱モジュールを下側加熱モジュールに対して往復させるように駆動し、上側加熱モジュールが下側加熱モジュールに対して近づくことと、離れることとを可能にし、熱溶着・冷却搬送モジュールは駆動機構をさらに備えており、駆動機構は、上側冷却モジュールを下側冷却モジュールに対して往復させるように駆動し、上側冷却モジュールが下側冷却モジュールに対して近づくことと、離れることとを可能にする。これにより、第一の駆動輪と第二の駆動輪は、摩擦力によって上側バンドヒーターと下側バンドヒーターを伝送させ、ロールフィルムを充気ガイドロッドに通し、充気ガイドロッドはロールフィルムに充気し、充気済みのエアクッションフィールは上側バンドヒーターと下側バンドヒーターとの間に入り、エアクッションフィールは上伝送帯と下伝送帯との間に伝送され、上側加熱モジュールと下側加熱モジュールは、充気済みのエアクッションフィールをヒールシールすることができ、上側冷却モジュールと下側冷却モジュールは、エアクッションフィールのヒールシール口を冷却して定型する。充気ガイドロッドのブレードは充気済みのガスクッションフィルムに口を開けて、ガスクッションフィルムが後ろに送られることを確保し、駆動機構は、上側冷却モジュールを下側冷却モジュールから離れるように駆動するとき、上側冷却モジュールと下側冷却モジュールとの間のエアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーターと下側バンドヒーターを交換したりすることができ、駆動機構は、上側冷却モジュールを下側冷却モジュールと接触するように駆動するとき、ガスクッションフィルムにヒールシール口を冷却して定型することを完成することができる。
【0009】
いくつかの実施態様において、駆動機構は、ベース、押圧ブロック、少なくとも一つの第一のばね、カムおよびハンドルを含んでもよく、第二の駆動輪の回転軸はベースに挿設されベースに回転可能に接続され、ベースはハウジングに取り付けられ、第一の駆動輪の回転軸は、押圧ブロックに挿設され押圧ブロックに回転可能に接続され、ベースの上部に少なくとも一つの第一の凹部が設けられ、押圧ブロックの底部に第一の凹部の位置に対応する少なくとも一つの第二の凹部が設けられ、第一のばねの一端は第一の凹部に位置し、他端は第二の凹部に位置し、第一のばねは圧縮状態になり、押圧ブロックの底部に複数の位置決めロッドが設けられ、ベースの上部に複数の第三の凹部が設けられ、位置決めロッドが第三の凹部に位置して第三の凹部と遊合し、押圧ブロックはベースの上部に位置し、カムは押圧ブロックの上部に設けられ、ハンドルによってカムを回転させ、上側冷却モジュールは接続ロッドによって押圧ブロックに設けられる。これにより、ハンドルを持ち上げて、カムを回転させ、このとき、ベースの上の押圧ブロックは第一のばねの弾性作用によって持ち上げられ、第一の駆動輪と上側冷却モジュールは押圧ブロックによって動かされて持ち上げられ、第一の駆動装置は上側加熱モジュールを上に運動させるように駆動し、このとき、上側バンドヒーターは下側バンドヒーターから離れ、上側バンドヒーターと下側バンドヒーターとの間のエアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーターと下側バンドヒーターを交換したりすることができる。ハンドルを押して、押圧ブロックは下に運動してベースに当接し、このとき、第一の駆動輪は第二の駆動輪に向けて運動し、上側冷却モジュールは下側冷却モジュールに向けて運動し、これにより、ガスクッションフィルムが伝送され、ヒールシールと冷却定型を実現する。
【0010】
いくつかの実施態様において、駆動機構は、ベース、押圧ブロック、二つの第一のばね、第一の横梁、第二の横梁、係止部、カムおよびハンドルを備えてもよく、第二の駆動輪の回転軸は、ベースに挿設されベースに回転可能に接続され、ベースはハウジングに設けられ、第一の駆動輪の回転軸は押圧ブロックに挿設され押圧ブロックに回転可能に接続され、押圧ブロックの底部に複数の位置決めロッドが設けられ、ベースの上部に複数の第三の凹部が設けられ、位置決めロッドが第三の凹部に位置して第三の凹部と遊合し、押圧ブロックはベースの上部に位置し、第一の横梁は押圧ブロックの上部に設けられ、第一の横梁の両端は押圧ブロックの両側の外に延びて、第二の横梁はベースの底部に設けられ、第二の横梁の両端はベースの両側の外に延びて、第一の横梁と第二の横梁は平行に配置され、一方の第一のばねの一端は第一の横梁の一端に設けられ、当該一方の第一のばねの他端は第二の横梁の一端に設けられ、他方の第一のばねの一端は第一の横梁の他端に設けられ、当該他方の第一のばねの他端は第二の横梁他端に設けられ、第一のばねは伸張状態になっており、係止部は、縦ロッドと横ロッドとを備えており、縦ロッドと横ロッドはL型に接続され、縦ロッドは第一の横梁に設けられ、カムは横ロッドの下に位置し、ハンドルはカムを回転させ、上側冷却モジュールは接続ロッドを介して押圧ブロックに設けられる。これにより、ハンドルを持ち上げて、カムを回転させ、カムは横ロッドを強引に持ち上げて、このとき、ベースの上の押圧ブロックも持ち上げられ、第一の駆動輪と上側冷却モジュールは押圧ブロックによって動かされて持ち上げられ、第一の駆動装置は上側加熱モジュールを上に運動させるように駆動し、このとき、上側バンドヒーターは下側バンドヒーターから離れ、上側バンドヒーターと下側バンドヒーターとの間のエアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーターと下側バンドヒーターを交換したりすることができる。ハンドルを押して、横ロッドは二つの第一のばねの張力作用によって下の運動し、押圧ブロックも下に運動してベースに当接し、このとき、第一の駆動輪は第二の駆動輪に向けて運動し、上側冷却モジュールは下側冷却モジュールに向けて運動し、これにより、上側バンドヒーターを下側バンドヒーターに密着させ、エアクッションフィールを動かして伝送させ、エアクッションフィールに対するヒールシールと冷却定型を実現する。二つの第一のばねの張力によって、第一の駆動輪が常に第二の駆動輪に向ける圧力を受けて、上側バンドヒーターと下側バンドヒーターは常に密着していることを確保する。また、第一の駆動輪は、十分な摩擦力があって上側バンドヒーターを伝動させ、第二の駆動輪は、十分な摩擦力があって下側バンドヒーターを伝動させ、滑ることを防止する。第一の駆動輪と第二の駆動輪は磨損した場合、半径が小さくなるが、二つの第一のばねは自動的に第一の駆動輪を第二の駆動輪に向けて引いて、上側バンドヒーターを下側バンドヒーターに常に密着させることを確保する。
【0011】
いくつかの実施態様において、ガイドレール機構は、昇降ブロック、第一のリニアガイドレール、第二のリニアガイドレール、ガイドレールボード、および2組のボルトと第二のばねを有してもよく、ガイドレールボードに方形開口が開設され、昇降ブロックは方形開口を通って上下に往復し、第一のリニアガイドレールはガイドレールボードに設けられ、第一のリニアガイドレールは方形開口の一側に位置し、第二のリニアガイドレールはガイドレールボードに設けられ、第二のリニアガイドレールは方形開口の他側に位置し、第一のリニアガイドレールに第一のスライダが設けられ、第一のスライダは第一のリニアガイドレールに沿って上下に往復し、第二のリニアガイドレールに第二のスライダが設けられ、第二のスライダは第二のリニアガイドレールに沿って上下に往復し、上側加熱モジュールは昇降ブロックに設けられ、昇降ブロックに従って上下に往復し、第一の駆動装置の駆動軸に固定ブロックが設けられ、ボルトは昇降ブロックを貫通して固定ブロックにねじこまれ、ボルトは第二のばねに嵌められ、第二のばねはボルトのナットと昇降ブロックとの間に位置し、ガイドレールボードはハウジングに設けられる。これにより、第一の駆動装置は、昇降ブロックおよび上側加熱モジュールを第一のリニアガイドレール、第二のリニアガイドレールに沿って上下に往復させるように駆動することができる。第一のリニアガイドレールと第二のリニアガイドレールの横への変位が制限されるので、昇降ブロックは上昇したり降下したりするとき、横に揺れず、昇降ブロックはガイドレールボードの方形開口に位置するので、上昇期間において、昇降ブロックと方形開口の上縁と接触すると、第一の駆動装置は停止、方形開口の上縁は、昇降ブロックが慣性による垂直のジャンプを吸収することができ、降下期間において、昇降ブロックと方形開口の下縁と接触すると、第一の駆動装置は停止、方形開口の下縁は、昇降ブロックが慣性による垂直のジャンプを吸収することができる。昇降ブロック71は上昇または降下する期間において、横に揺れなく、第一の駆動装置が停止した後に、昇降ブロックは垂直にジャンプしなく、昇降ブロックにおける上側加熱モジュールの熱溶着効果を確保する。また、第二のばねは昇降ブロックを固定ブロックにしっかりと押し付け、これにより、昇降ブロックが第一の駆動装置と同期的に降下する期間において、昇降ブロックが自由落下運動しないとともに、第二のばね76は、第一の駆動装置が昇降ブロック71と直接剛性接続して、ぶつかって脱調することを防止し、上側加熱モジュールに安定した下向きの圧力を与えることができる。
【0012】
いくつかの実施態様において、第一の駆動輪および第二の駆動輪はラバーホイールであってもよい。これにより、ラバーホイールによって上側バンドヒーターと下側バンドヒーターの伝動を駆動し、上側バンドヒーターと下側バンドヒーターは接着したとき、二つのラバーホイールは押し合って変形状態になり、ラバーホイールの、上側バンドヒーターおよび下側バンドヒーターとの接触面積を向上して、伝動の摩擦力を向上し、第一の駆動輪と下第二の駆動輪の空回りを防止することができる。
【0013】
いくつかの実施態様において、上側加熱モジュールに断熱板が設けられてもよい。これにより、断熱板は上側加熱モジュールによる外への熱輻射を有効的に減少し、上側加熱モジュールの熱損失の速度を緩め、上側加熱モジュールの温度が上昇する時間を縮めて、昇温した上側加熱モジュールが比較的安定している温度をキープすることを可能にし、エアクッションフィールに対する熱溶着効率と熱溶着効果を向上する。
【0014】
いくつかの実施態様において、充気ガイドロッドの空気入力端に少なくとも一つの充気孔が設けられ、充気ガイドロッドの空気出力端と緩衝エアバッグマシンの送風機と接続し、充気ガイドロッドの空気出力端に着脱可能なブレードが取り付けられる。これにより、充気ガイドロッドにおける充気孔はロールフィルム消耗品に充気し、ブレードは充気済みのガスクッションフィルムに口を開けて、ガスクッションフィルムが後ろに送られることを確保し、しかも、着脱可能なブレードの交換と取り付けが便利である。
【0015】
いくつかの実施態様において、ハウジングに充気シートは設けられ、充気シートにスロットが設けられ、充気ガイドロッドの空気出力端はスロットに挿入されてスロットに着脱可能に接続する。これにより、充気ガイドロッドは挿入接続の方式で充気シートに取り付けられ、充気ガイドロッドを修理または交換する(例えば、ブレードを交換する)ことが必要であるとき、充気ガイドロッドをスロットから取り出せば取り外しことを実現し、充気ガイドロッドを取り付ける必要であるとき、充気ガイドロッドをスロットに挿入すればよく、これにより、充気ガイドロッドを速くハウジングに着脱することを可能にし、充気ガイドロッドの修理または交換の効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施形態に係る緩衝材用エアークッション製造機の構造概略図である。
【
図2】
図1に示される緩衝材用エアークッション製造機の側面構造概略図である。
【
図3】
図2に示される緩衝材用エアークッション製造機の、一部のケーシングが隠された構造概略図である。
【
図4】
図3に示される緩衝材用エアークッション製造機の、後ケーシングが隠された構造概略図である。
【
図5】
図1に示される緩衝材用エアークッション製造機の、筒体が隠された構造概略図である。
【
図6】
図5に示される緩衝材用エアークッション製造機の、A箇所の拡大構造概略図である。
【
図7】
図1に示される緩衝材用エアークッション製造機の側面構造概略図である。
【
図8】
図1に示される緩衝材用エアークッション製造機における、充気ガイドロッドの構造概略図である。
【
図9】
図8に示される充気ガイドロッドの側面構造概略図である。
【
図10】
図1に示される緩衝材用エアークッション製造機における、充気ガイドロッドと充気シートとの接続構造概略図である。
【
図11】
図1に示される緩衝材用エアークッション製造機における駆動機構の構造概略図である。
【
図12】
図11に示される駆動機構のB方向に沿う構造概略図である。
【
図13】
図1に示される緩衝材用エアークッション製造機における上側加熱モジュールの構造概略図である。
【
図14】
図1に示される緩衝材用エアークッション製造機におけるガードレールの構造概略図である。
【
図15】
図14に示されるガードレールのF方向に沿う構造概略図である。
【
図16】
図1に示される緩衝材用エアークッション製造機における駆動機構の他の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面に基づいて本発明をさらに詳しく説明する。
【0018】
図1ないし
図15は本発明の一実施態様に係る緩衝材用エアークッション製造機の構造を概略的に示す。
【0019】
図1ないし
図15に示されるように、緩衝材用エアークッション製造機は、ハウジング1、ロール、ガイドロッド、充気ガイドロッド4、および熱溶着・冷却搬送モジュールを備える。
【0020】
図1、
図5および
図6に示されるように、ロールは、筒体21、固定軸22、軸受23、第一の環状体24、および第二の環状体25を備える。
【0021】
図6に示されるように、固定軸22の左端は、ハウジング1に固定され、第一の環状体24は、固定軸22に環装され、固着されて回転不可である。第二の環状体25は、固定軸22に環装され、固定軸22に回転可能であり、第一の環状体24の側面は第二の環状体25の側面に接触し、第二の環状体25が回転する場合、第一の環状体24と第二の環状体25との間に周方向の摩擦減衰力が発生することができる。
図1に示されるように、筒体21は、軸受23を介して固定軸22に回転可能に接続し、軸受23の外輪は筒体1の内壁に当接し、軸受23の外輪は筒体1と同期的に回転可能であり、すなわち、筒体1は固定軸22を中心に回転することができ、第二の環状体25の外輪は筒体21の内壁に当接し、すなわち、筒体21は第二の環状体25を動かして同期的に回転させることができる。筒体1にロールフィルム消耗品が周設され回転するとき、筒体1の回転は第二の環状体25を動かして同期的に回転させることができ、第二の環状体25の側面は第一の環状体24の側面と接触するため、第二の環状体25と第一の環状体24との間に、一定の周方向摩擦力が発生して、当該周方向摩擦力は、筒体1、第二の環状体25の一定減衰回転を確保することができ、ロールフィルムに一定の張力が与えられる。
【0022】
図7に示されるように、筒体21にメタルドーム26が取り付けられ、メタルドームの一端は筒体21に固定され、他端は持ち上げられ、メタルドーム26はロールフィルム消耗品のスリーブを挟むことができ、ロールフィルム消耗品が回転期間においてジャンプして、その後の充気熱溶着に影響を及ぼすことを防止する。
【0023】
図1および
図2に示されるように、ガイドロッドは、上側ロールフィルムガイドロッド31と、下側ロールフィルムガイドロッド32とを備えており、上側ロールフィルムガイドロッド31は下側ロールフィルムガイドロッド32とともにハウジング1に取り付けられる。
【0024】
図2に示されるように、本実施形態において、上側ロールフィルムガイドロッド31と下側ロールフィルムガイドロッド32は、斜めに配設され、充気ガイドロッド4の横向きの着脱をやすくすることができる。他の実施形態において、上側ロールフィルムガイドロッド31と下側ロールフィルムガイドロッド32は垂直に配設されてもよい。
【0025】
図1および
図2に示されるように、ロールフィルムが通って後の工程に送られるように、上側ロールフィルムガイドロッド31と下側ロールフィルムガイドロッド32との間に隙間がある。そして、上側ロールフィルムガイドロッド31と下側ロールフィルムガイドロッド32は、二つのエアクッションフィールの間につながっている充気経路を塞ぐことができ、既にガスに満ちたがまだシールされていないエアクッションフィールにおけるガスは前に動くことが防止することができ、充気エリアを、密封する高気圧エリアに形成させ、充気エリアの圧力の強さを確保し、熱溶着されたエアクッションフィールの圧力の強さを確保する。
【0026】
図9に示されるように、充気ガイドロッド4は、曲がった形になされており、左側は空気入力端であり、右側は空気出力端である。充気ガイドロッド4の内部に充気経路が成形され、充気ガイドロッド4の空気入力端に少なくとも一つの充気孔41が成形され、充気ガイドロッド4の空気出力端と緩衝エアバッグマシンの送風機12と接続して(
図4に示されている)、送風機12の吹いた風が充気孔41を介してロールフィルムに充気する。
図8および
図10に示されるように、充気ガイドロッド4の空気出力端に着脱可能なブレード42が取り付けられ、着脱可能なブレード42は、スナップフィット、スロットなどの構造によって充気ガイドロッド4取り付けられ、着脱可能なブレード42の交換と取り付けが便利な構造であればよい。
【0027】
曲がった形になされる充気ガイドロッド4は、エアクッションフィールの密封側(充気経路)の一部の張力をリリースして、エアクッションフィールの密封側が熱溶着されるときに、しわがよって湾曲することを防止し、熱溶着の品質を向上することができる。
【0028】
図2示されるように、充気ガイドロッド4の空気入力端が所在する水平面は上側ロールフィルムガイドロッド31の上側接平面と下側ロールフィルムガイドロッド32の下側接平面との間に位置し、充気ガイドロッド4の空気入力端が上側ロールフィルムガイドロッド31と下側ロールフィルムガイドロッド32との間のロールフィルムにおける充気経路に安定して通ることを確保することができる。
【0029】
図9に示されるように、本実施形態において、充気孔41の数は三であり、他に実施形態において、充気孔41の数と位置は、充気要求、充気ガイドロッド4のサイズによって設置したり変更したりしてもよい。
【0030】
図10に示されるように、充気シート11はボルトによってハウジング1に取り付けられ、充気シート11にスロット111が成形され、充気ガイドロッド4の空気出力端(左端)はスロット111に横向きに挿入して固定されてもよく、スロット111から取り出されてもよい。充気ガイドロッド4は挿入接続の方式で充気シート11に取り付けられ、充気ガイドロッド4を修理または交換する(例えば、ブレードを交換する)ことが必要であるとき、充気ガイドロッド4をスロット111から取り出せば取り外しことを実現し、充気ガイドロッド4を取り付ける必要であるとき、充気ガイドロッド4をスロット111に挿入すればよく、これにより、充気ガイドロッド4を速くハウジング1に着脱することを可能にし、充気ガイドロッド4の修理または交換の効率を向上することができる。
【0031】
図3に示されるように、熱溶着・冷却搬送モジュールは、上側バンドヒーター51、下側バンドヒーター52、上側加熱モジュール53、下側加熱モジュール54、上側冷却モジュール55、下側冷却モジュール56、伝動輪グループ57、第一の駆動輪58、第二の駆動輪59、第一の駆動装置510および第二の駆動装置511を備える。
【0032】
図3に示されるように、上側バンドヒーター51、下側バンドヒーター52、上側加熱モジュール53、下側加熱モジュール54、上側冷却モジュール55、下側冷却モジュール56、伝動輪グループ57、第一の駆動輪58、第二の駆動輪59、第一の駆動装置510および第二の駆動装置511は緩衝エアバッグマシンの重要な部品であり、本実施形態において、熱溶着・冷却搬送モジュール(
図3に示される破線枠)は、従来のように水平に配設されず、斜めに配設される。熱溶着・冷却搬送モジュール(
図3に示される破線枠)は、水平面と35°の角をなして、エアバッグマシンの横方向の空間がよほどに減少され、マシン全体の体積が減少され、エアバッグマシンが占める空間が減少される。他の実施形態において、熱溶着・冷却搬送モジュール(
図3に示される破線枠)は水平面となす角度は、クライアントの要求、マシン全体のサイズによって20〜50°の角におけるいずれかの角とされてもよい。
【0033】
図3に示されるように、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52は、伝動輪グループ57に周設され、伝動輪グループ57はハウジング1に取り付けられており、伝動輪グループ57における各伝動輪は回転可能であり、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52との間にエアクッションフィールの搬送経路が形成され、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52は、充気ガイドロッド4の空気出力端に対して対称に配設され、充気ガイドロッド4の空気出力端は、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52で形成される搬送経路の入口端と平行して対向し、充気済みエアクッションフィールは搬送経路に円滑に入ってその後に熱溶着と冷却を行うことを確保する。
【0034】
図3に示されるように、上側加熱モジュール53、上側冷却モジュール55および第一の駆動輪58は、左から右へ順次に上側バンドヒーター51の搬送方向(
図3のCに示される方向)に設置され、下側加熱モジュール54、下側冷却モジュール56および第二の駆動輪59は、左から右へ順次に下側バンドヒーター52の搬送方向(
図3のCに示される方向)に設置される。
【0035】
図3に示されるように、上側加熱モジュール53と下側加熱モジュール54は、充気ガイドロッド4の空気出力端に対して対称に配設され、搬送経路に入った、充気済みエアクッションフィールを安定に熱溶着することを確保する。
【0036】
図3および
図4に示されるように、下側加熱モジュール54はハウジング1に固定され、第一の駆動装置510は、ガイドレール機構を介して上側加熱モジュール53を下側加熱モジュール54に対して往復させるように駆動し、上側加熱モジュール53が下側加熱モジュール54に対して近づくことと離れることとを可能にし、上側加熱モジュール53と下側加熱モジュール54とが接したとき、充気済みエアクッションフィールを熱溶着し、上側加熱モジュール53は下側加熱モジュール54から離れたとき、エアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52を交換したりすることができる。
【0037】
図4に示されるように、本実施形態において、第一の駆動装置510はリニアモーターであり、ハウジング1のケーシングに取り付けられ、ガイドレール機構を介して上側加熱モジュール53を下側加熱モジュール54に対して往復させるように駆動する。他の実施形態において、第一の駆動装置510は、上側加熱モジュール53を下側加熱モジュール54に対して往復させるように駆動する油シリンダまたは空気シリンダであってもよい。
【0038】
図14に示されるように、本実施形態において、ガイドレール機構は、昇降ブロック71、第一のリニアガイドレール72、第二のリニアガイドレール73、ガイドレールボード74、および2組のボルト75と第二のばね76を備えており、ガイドレールボード74に方形開口741が成形され、昇降ブロック71は方形開口741を通って上下に往復する。第一のリニアガイドレール72はガイドレールボード74に固定され、第一のリニアガイドレール72は方形開口741の右側に位置し、第二のリニアガイドレール73はガイドレールボード74に固定され、第二のリニアガイドレール73は方形開口741の左側に位置する。第一のリニアガイドレール72に第一のスライダ721が設けられ、第一のスライダ721は第一のリニアガイドレール72に沿って上下に往復することができ、第二のリニアガイドレール73に第二のスライダ731が設けられ、第二のスライダ731は第二のリニアガイドレール73に沿って上下に往復することができる。昇降ブロック71の右側は第一のスライダ721に固定され、左側は第二のスライダ731に固定され、第一の駆動装置510(リニアモーター)の駆動軸に固定ブロック5101が設けられ、二本のボルト75はそれぞれ昇降ブロック71を貫通して固定ブロック5101にねじこまれる。二本のボルト75は、それぞれ二本の第二のばね76に嵌められ、第二のばね76はボルト75のナットと昇降ブロック71との間に位置し、第一の駆動装置510(リニアモーター)は、昇降ブロック71を第一のリニアガイドレール72、第二のリニアガイドレール73に沿って上下に往復させるように駆動することができる。
図15に示されるように、上側加熱モジュール53は昇降ブロック71に固定され、昇降ブロック71に従って上下に往復して、上側加熱モジュール53は下側加熱モジュール54に対して往復して、上側加熱モジュール53が下側加熱モジュール54に対して近づくことと離れることとを実現する。第一のリニアガイドレール72と第二のリニアガイドレール73の横への変位が制限されるので、昇降ブロック71は上昇したり降下したりするとき、横に揺れず、昇降ブロック71はガイドレールボード74の方形開口741に位置するので、上昇期間において、昇降ブロック71と方形開口741の上縁と接触すると、第一の駆動装置510(リニアモーター)は停止、方形開口741の上縁は、昇降ブロック71が慣性による垂直のジャンプを吸収することができ、降下期間において、昇降ブロック71と方形開口741の下縁と接触すると、第一の駆動装置510(リニアモーター)は停止、方形開口741の下縁は、昇降ブロック71が慣性による垂直のジャンプを吸収することができる。昇降ブロック71は上昇または降下する期間において、横に揺れなく、第一の駆動装置510(リニアモーター)が停止した後に、昇降ブロック71は垂直にジャンプしなく、昇降ブロック71における上側加熱モジュール53の熱溶着効果を確保する。また、二本の第二のばね76は昇降ブロック71を固定ブロック5101にしっかりと押し付け、これにより、昇降ブロック71が第一の駆動装置510(リニアモーター)の回転軸と同期的に降下する期間において、昇降ブロック71が自由落下運動しないとともに、第二のばね76は、第一の駆動装置510(リニアモーター)が昇降ブロック71と直接剛性接続して、ぶつかって脱調することを防止し、上側加熱モジュール53に安定した下向きの圧力を与えることができ、エアクッションフィールに対するヒールシールを完了する。他の実施形態において、ガイドレール機構は、上側加熱モジュール53を下側加熱モジュール54に対して往復させるように駆動できれば、他の機構であってもよい。
【0039】
ガイドレールボード74はハウジング1に固定され、ガイドレール機構はハウジング1のケーシングにある。
【0040】
図13に示されるように、上側加熱モジュール53に断熱板531が設けられ、断熱板531は上側加熱モジュール53による外への熱輻射を有効的に減少し、上側加熱モジュール53の熱損失の速度を緩め、上側加熱モジュール53の温度が上昇する時間を縮めて、昇温した上側加熱モジュール53が比較的安定している温度をキープすることを可能にし、エアクッションフィールに対する熱溶着効率と熱溶着効果を向上する。上側加熱モジュール53は、内部の加熱管によって加熱し、加熱管の内部に加熱コイルが設けられる。上側加熱モジュール53と下側加熱モジュール54とが接しているとき、上側加熱モジュール53の熱は上側バンドヒーター51を介して、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52との間のエアクッションフィールに搬送してヒールシールを実現する。
【0041】
図3に示されるように、上側冷却モジュール55と下側冷却モジュール56は、充気ガイドロッド4の空気出力端に対して対称に配設され、搬送経路の中の充気済みエアクッションフィールを安定に冷却定型することを確保する。
【0042】
図3に示されるように、第一の駆動輪58と下第二の駆動輪59は、充気ガイドロッド4の空気出力端に対して対称に配設され、第二の駆動装置511は、ギア組によって第一の駆動輪58と下第二の駆動輪59を回転させるように駆動し、第一の駆動輪58と下第二の駆動輪59は押し合う状態になっており、第一の駆動輪58の回転は摩擦力によって上側バンドヒーター51を動かして伝動させて、第二の駆動輪59の回転は摩擦力によって下側バンドヒーター52をを動かして伝動させて、第一の駆動輪58と下第二の駆動輪59は反対の方向に回転する。伝動輪グループ57と協働することで、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52との間にエアクッションフィールの搬送経路が形成され、ロールフィルムを搬送経路に導くことができる。第二の駆動装置511はハウジング1に設けられるモーターである。
【0043】
本実施形態において、第一の駆動輪58は第二の駆動輪59とともにラバーホイールであり、ラバーホイールによって上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52の伝動を駆動し、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52は接着したとき、二つのラバーホイールは押し合って変形状態になり、ラバーホイールの、上側バンドヒーター51および下側バンドヒーター52との接触面積を向上して、伝動の摩擦力を向上し、第一の駆動輪58と下第二の駆動輪59の空回りを防止することができる。他の実施形態において、第一の駆動輪58と下第二の駆動輪59はゴム製であってもよく、押合摩擦力によって上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52を動かして伝動させることができる材質であればよい。
【0044】
図11および
図12に示されるように、上側冷却モジュール55は、駆動機構の駆動によって下側冷却モジュール56に対して往復させるように駆動して上側冷却モジュール55が下側冷却モジュール56に対して近づくことと離れることとを可能にし、上側冷却モジュール55と下側冷却モジュール56とが接したとき、充気済みエアクッションフィールの冷却定型を実現し、上側冷却モジュール55は下側冷却モジュール56から離れたとき、エアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52を交換したりすることができる。
【0045】
図11および
図12に示されるように、本実施形態において、駆動機構は、ベース61、押圧ブロック62、少なくとも一つの第一のばね63、カム64およびハンドル65を備える。第二の駆動輪59の回転軸591は、ベース61に挿設され、軸受によってベース61に回転可能に接続され、ベース61はハウジング1に固定され、第一の駆動輪58の回転軸581は、押圧ブロック62に挿設され、軸受によって押圧ブロック62と回転接続する。
【0046】
図12に示されるように、本実施形態において、ベース61の上部に二つの第一の凹部611が成形され、押圧ブロック62の底部に第一の凹部611の位置に対応する第二の凹部621が成形され、第一のばね63の数も二つであり、第一のばね63の下端は第一の凹部611に位置し、上端は第二の凹部621に位置し、第一のばね63は圧縮状態になり、二つの第一の凹部611は回転軸591の両側に位置する。他の実施形態において、第一の凹部611、第二の凹部621および第一のばね63の数はいずれも一つまた三つ以上であってもよく、第一の凹部611、第二の凹部621および第一のばね63の数は同じである。
【0047】
図12に示されるように、本実施形態において、押圧ブロック62の底部に四本の位置決めロッド622が成形され、四本の位置決めロッド622が押圧ブロック62の四つの隅部に配置され、ベース61の上部に四つの第三の凹部612が成形され、位置決めロッド622が第三の凹部612に挿設され、第三の凹部612と遊合し、位置決めロッド622は第三の凹部612において上下に移動することができる。他の実施形態において、位置決めロッド622および第三の凹部612の数はいずれも一つまた三つ以上であってもよく、位置決めロッド622および第三の凹部612の数は同じである。
【0048】
図11に示されるように、押圧ブロック62はベース61の上部に位置し、カム64は押圧ブロック62の上部に位置し、カム64と押圧ブロック62は接触接続し、ハンドル65は回転軸によってカム64を回転させ、当該回転軸は軸受を介してハウジング1に固定される。D方向に沿ってハンドル65を回して、カム64は同期的に回転する。カム64と押圧ブロック62が接触する半径は大きい順に変化するので、押圧ブロック62は二本の第一のばね63の回復力によって持ち上げられ、第一の駆動輪58も持ち上げられ、この時、上側バンドヒーター51は下側バンドヒーター52から離れ、エアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52を交換したりすることができる。
【0049】
図11に示されるように、上側冷却モジュール55は接続ロッドによって押圧ブロック62に固定され、上側冷却モジュール55は押圧ブロック62とともに持ち上げられ、下側冷却モジュール56から離れ、エアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52を交換したりすることができる。
【0050】
図16および
図17に示されるように、他の実施形態において、駆動機構は、ベース61、押圧ブロック62、二つの第一のばね63、第一の横梁66、第二の横梁67、係止部68、カム64およびハンドル65を備えてもよい。第二の駆動輪59の回転軸591は、ベース61に挿設され、軸受によってベース61に回転可能に接続され、ベース61はハウジング1に固定され、第一の駆動輪58の回転軸581は、押圧ブロック62に挿設され、軸受によって押圧ブロック62と回転接続する。押圧ブロック62の底部に複数の位置決めロッド622が成形され、ベース61の上部に位置決めロッド622の数と同じ数の第三の凹部612が成形され、位置決めロッド622が第三の凹部612に挿設され、第三の凹部612と遊合し、位置決めロッド622は第三の凹部612において上下に移動することができる。押圧ブロック62はベース61の上部に位置し、第一の横梁66は押圧ブロック62の上部に位置し、第一の横梁66の左右両端はそれぞれ押圧ブロック62の両側の外に延びて、第二の横梁67はベース61の底部に位置し、第二の横梁67の左右両端はそれぞれベース61の両側の外に延びて、(
図17に示されるように)第一の横梁66と第二の横梁67は平行に配置される。
図16に示されるように、一方の第一のばね63の上端は第一の横梁66の左端に固定され、下端は第二の横梁67の左端に固定され、他方の第一のばね63の上端は第一の横梁66の右端に固定され、下端は第二の横梁67の右端に固定され、二つの第一のばね63は伸張状態になっている。
図17に示されるように、係止部68は、縦ロッド681と横ロッド682とを備えており、縦ロッド681と横ロッド682はL型に一体接続する。縦ロッド681の下端は第一の横梁66に固定され(または一体接続)、横ロッド682はカム64の上に位置し、横ロッド682とカム64の上縁と接触接続し、カム64は押圧ブロック62と横ロッド682との間に位置せず、ハンドル65は回転軸よってカム64を回転させる。当該回転軸は軸受を介してハウジング1に固定され、E方向に沿ってハンドル65を回して、カム64は同期的に回転する。カム64と横ロッド682が接触する半径は小さい順に変化するので、カム64は横ロッド682を強引に持ち上げて、第一の駆動輪58も横ロッド682により持ち上げられ、この時、上側バンドヒーター51は下側バンドヒーター52から離れ、エアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52を交換したりすることができる。上側冷却モジュール55は接続ロッドを介して押圧ブロック62に固定され(
図11と同じであり、
図16および
図17に図示せず)、上側冷却モジュール55は押圧ブロック62とともに持ち上げられ、下側冷却モジュール56から離れ、エアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52を交換したりすることができる。E方向の反対方向に沿ってハンドル65を回して、カム64と横ロッド682が接触する半径は大きい順に変化するので、横ロッド682は二つの第一のばね63の張力によって下に運動し、同時に、押圧ブロック62は下に運動してベース61に当接する。このとき、第一の駆動輪58は第二の駆動輪59に向けて運動し、上側冷却モジュール55は下側冷却モジュール56に向けて運動し、上側バンドヒーター51を下側バンドヒーター52に密着させ、エアクッションフィールを動かして伝送させ、エアクッションフィールに対するヒールシールと冷却定型を実現する。二つの第一のばね63の張力によって、第一の駆動輪58が常に第二の駆動輪59に向ける圧力を受けて、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52は常に密着していることを確保する。また、第一の駆動輪58は、十分な摩擦力があって上側バンドヒーター51を伝動させ、第二の駆動輪59は、十分な摩擦力があって下側バンドヒーター52を伝動させ、滑ることを防止する。第一の駆動輪58と第二の駆動輪59は磨損した場合、半径が小さくなるが、二つの第一のばね63は自動的に第一の駆動輪58を第二の駆動輪59に向けて引いて、上側バンドヒーター51を下側バンドヒーター52に常に密着させることを確保する。
【0051】
本実施形態において、上側冷却モジュール55は、駆動機構の駆動によって下側加熱モジュール54に対して往復させるように駆動される。他の実施形態において、他の駆動装置(例えば、モーター、油シリンダ、空気シリンダなど)によって、上側冷却モジュール55を下側加熱モジュール54に対して往復させるように駆動して、上側冷却モジュール55が下側冷却モジュール56に対して近づくことと離れることとを実現することができる。
【0052】
ハウジング1の上部にコントロールパネル13が設けられ、コントロールパネル13は、送風機12、第一の駆動装置510および第二の駆動装置511と電気接続し、送風機12、第一の駆動装置510および第二の駆動装置511の開閉を厳密に制御する。
【0053】
図3に示されるように、ロールフィルム消耗品を筒体21に巻いて、メタルドーム26でロールフィルム消耗品のスリーブを挟んで、ロールフィルム消耗品の自由端を上側ロールフィルムガイドロッド31と下側ロールフィルムガイドロッド32との間に通し、充気ガイドロッド4は、ロールフィルム消耗品の充気経路に挿設される。緩衝材用エアークッション製造機を起動し、充気ガイドロッド4はロールフィルム消耗品に充気し、充気ガイドロッド4における着脱可能なブレード42は充気済みのガスクッションフィルムに口を開けて、充気済みのガスクッションフィルムは上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52との間の充気経路に入って、上側加熱モジュール53と下側加熱モジュール54は、充気済みのガスクッションフィルムを熱溶着し、上側冷却モジュール55と下側冷却モジュール56は、ガスクッションフィルムの熱溶着口を冷却して定型する。熱溶着されるガスクッションフィルムは、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52の伝動によって、C方向に沿って後ろに送られ、出力される。上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52との間のエアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52を交換したりする必要であるとき、上側バンドヒーター51を下側バンドヒーター52から離して、ハンドル65を引くことで、上側バンドヒーター51は下側バンドヒーター52から離れ、第一の駆動輪58は第二の駆動輪59から離れ、これにより、上側バンドヒーター51を下側バンドヒーター52から離して、エアクッションフィールを取り出すたり、上側バンドヒーター51と下側バンドヒーター52を交換したりすることができる。
【0054】
以上は、本発明のいくつかの実施形態に過ぎない。当業者にとっては、本発明の発明概念から逸脱しない限り、様々な変更および改良が可能であることが明らかでり、これらはすべて本発明の保護範囲に含まれる。