特許第6811330号(P6811330)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6811330オブジェクトの表示方法及びオブジェクトの表示装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6811330
(24)【登録日】2020年12月16日
(45)【発行日】2021年1月13日
(54)【発明の名称】オブジェクトの表示方法及びオブジェクトの表示装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/18 20060101AFI20201228BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20201228BHJP
   H04N 5/66 20060101ALI20201228BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20201228BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20201228BHJP
【FI】
   H04N7/18 D
   G06F3/0484 150
   H04N5/66 D
   G09G5/38 A
   G09G5/00 550C
【請求項の数】20
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2019-539288(P2019-539288)
(86)(22)【出願日】2018年1月10日
(65)【公表番号】特表2020-511021(P2020-511021A)
(43)【公表日】2020年4月9日
(86)【国際出願番号】CN2018072023
(87)【国際公開番号】WO2018133712
(87)【国際公開日】20180726
【審査請求日】2019年7月19日
(31)【優先権主張番号】201710042302.9
(32)【優先日】2017年1月20日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519061479
【氏名又は名称】杭州海康威視数字技術股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Hangzhou Hikvision Digital Technology Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】董茂飛
【審査官】 鈴木 隆夫
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−159520(JP,A)
【文献】 特開2000−339923(JP,A)
【文献】 特開2004−151820(JP,A)
【文献】 特開2007−174589(JP,A)
【文献】 特開2013−179498(JP,A)
【文献】 特開2014−229103(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/18
G06F 3/0484
G09G 5/00
G09G 5/38
H04N 5/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子デバイスに適用されるオブジェクトの表示方法であって、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップと、
存在していると監視されたときに、現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップと、
抽出されたオブジェクトを前記第1の表示領域と異なる第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、を含み、
1つのオブジェクトが1つのサブ領域に対応し、
前記現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップは、
現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、前記参照オブジェクトが現在監視された目標ビデオフレーム以前の目標ビデオフレームから抽出された前記予め設定されるタイプのオブジェクトであるステップを含む、ことを特徴とするオブジェクトの表示方法。
【請求項2】
前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップは、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行うステップと、
オブジェクト検出の検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクトの表示方法。
【請求項3】
前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行うステップの前に、さらに、
前記複数のビデオデータに対応するビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするか否かを判定するステップと、
判定結果が否定であると、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を継続するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項2に記載のオブジェクトの表示方法。
【請求項4】
判定結果が肯定であると、前記ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行った検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項3に記載のオブジェクトの表示方法。
【請求項5】
前記抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートし、前記オブジェクトの配列の順番を取得するステップと、
前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクトの表示方法。
【請求項6】
前記第2の表示領域のサブ領域は縦方向に配置され、
記配列の順番に従って前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトをクリアし、前記第1のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も上方のサブ領域に表示し、前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含み、
或いは、
前記第2の表示領域のサブ領域は横方向に配置され、
記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も左方のサブ領域における第2のオブジェクトをクリアし、前記第2のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の左方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も右方のサブ領域に表示し、前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含む
ことを特徴とする請求項に記載のオブジェクトの表示方法。
【請求項7】
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
オブジェクト選別命令を取得し、前記オブジェクト選別命令には選別されるオブジェクトの目標タイプを含んでいるステップと、
前記オブジェクト選別命令に基づいて、前記第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定するステップと、
前記第2の表示領域から前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアするステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクトの表示方法。
【請求項8】
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得するステップと、
前記第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチし、前記目標ビデオデータには前記第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを含んでいるステップと、
サーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させるステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクトの表示方法。
【請求項9】
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
前記オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定するステップと、
前記第2の表示領域におけるオブジェクトが表示されているサブ領域に、前記オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1にオブジェクトの表示方法。
【請求項10】
電子デバイスに適用されるオブジェクトの表示装置であって、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視し、存在していると監視された場合に、抽出モジュールをトリガーするための監視モジュールと、
現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、前記参照オブジェクトが現在監視された目標ビデオフレーム以前の目標ビデオフレームから抽出された前記予め設定されるタイプのオブジェクトである前記抽出モジュールと、
抽出されたオブジェクトを前記第1の表示領域と異なる第2の表示領域のサブ領域に表示するための表示モジュールと、を含み、
1つのオブジェクトが1つのサブ領域に対応することを特徴とするオブジェクトの表示装置。
【請求項11】
前記監視モジュールは、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行うためのオブジェクト検出サブユニットと、
オブジェクト検出の検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するための目標ビデオフレーム確定サブユニットと、を含む
ことを特徴とする請求項10に記載のオブジェクトの表示装置。
【請求項12】
前記オブジェクトの表示装置は、さらに、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行う前に、前記複数のビデオデータに対応するビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするか否かを判定し、判定結果が否定である場合にオブジェクト検出サブユニットをトリガーするための判定モジュールと、を含む
ことを特徴とする請求項11に記載のオブジェクトの表示装置。
【請求項13】
前記オブジェクトの表示装置は、さらに、
判定モジュールによる判定結果が肯定である場合には、前記ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行った検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するための確定モジュールを含む
ことを特徴とする請求項12に記載のオブジェクトの表示装置。
【請求項14】
前記表示モジュールは、
予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートし、前記オブジェクトの配列の順番を取得するための配列順番確定サブユニットと、
前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するためのオブジェクト表示サブユニットと、を含む
ことを特徴とする請求項10に記載のオブジェクトの表示装置。
【請求項15】
前記第2の表示領域のサブ領域は縦方向に配置され、
前記オブジェクト表示サブユニットは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示するための第1の表示サブモジュールと、
前記オブジェクトには、サブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定し、存在していると判定した場合に第1の更新サブモジュールをトリガーするための第1のオブジェクト判定サブモジュールと、
最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトをクリアし、前記第1のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も上方のサブ領域に表示し、前記第1のオブジェクト判定サブモジュールをトリガーするための前記第1の更新サブモジュールと、を含み、
或いは、
前記第2の表示領域のサブ領域は横方向に配置され、
前記オブジェクト表示サブユニットは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示するための第2の表示サブモジュールと、
前記オブジェクトには、サブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定し、存在していると判定した場合に第2の更新サブモジュールをトリガーするための第2のオブジェクト判定サブモジュールと、
最も左方のサブ領域における第2のオブジェクトをクリアし、前記第2のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の左方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も右方のサブ領域に表示し、前記第2のオブジェクト判定サブモジュールをトリガーするための前記第2の更新サブモジュールと、を含む
ことを特徴とする請求項14に記載のオブジェクトの表示装置。
【請求項16】
前記オブジェクトの表示装置は、さらに、
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、選別されるオブジェクトの目標タイプを含んでいるオブジェクト選別命令を取得するための選別命令取得モジュールと、
前記オブジェクト選別命令に基づいて、前記第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定するためのオブジェクト確定モジュールと、
前記第2の表示領域から前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアするためのクリアモジュールと、を含む
ことを特徴とする請求項10に記載のオブジェクトの表示装置。
【請求項17】
前記オブジェクトの表示装置は、さらに、
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得するためのビデオ再生命令取得モジュールと、
前記第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチするためのサーチモジュールであって、前記目標ビデオデータには前記第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを含んでいるサーチモジュールと、
サーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させるための再生モジュールと、を含む
ことを特徴とする請求項10に記載のオブジェクトの表示装置。
【請求項18】
前記オブジェクトの表示装置は、さらに、
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、前記オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定するためのデバイス情報確定モジュールと、
前記第2の表示領域におけるオブジェクトが表示されているサブ領域に、前記オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するためのデバイス情報表示モジュールと、を含む
ことを特徴とする請求項10に記載のオブジェクトの表示装置。
【請求項19】
プロセッサと、通信インタフェースと、メモリと、通信バスとを備える電子デバイスであって、
プロセッサと、通信インタフェースと、メモリは通信バスによって互いに通信し、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、
プロセッサは、メモリに記憶されているプログラムを実行することによって、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のオブジェクトの表示方法を実現するように構成される
ことを特徴とする電子デバイス。
【請求項20】
コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記記録媒体にコンピュータプログラムが記録されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサに実行されることによって、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のオブジェクトの表示方法を実現するように構成される
ことを特徴とする記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2017年01月20日に中国特許庁に提出された、出願番号が201710042302.9であり、発明の名称が「オブジェクトの表示方法及びオブジェクトの表示装置」である中国特許出願に基づき優先権を主張する。ここで、該出願の全ての内容をここに援用する。
【0002】
本願は画像表示技術の分野に関し、特にオブジェクトの表示方法及びオブジェクトの表示装置に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、複数のビデオキャプチャデバイスから複数のビデオデータを取得し、表示領域に表示させることで、ユーザが各ビデオデータを視聴するようにすることは一般的である。
【0004】
取得されたビデオデータに対応するシナリオの特性に基づいて、ユーザは、通常、ナンバープレートや、顔などの特定タイプのオブジェクトにより注目する。ユーザが注目するオブジェクトは、一般的に画像内の一部であるため、視聴時に不便になる。特に画像の内容が比較的に複雑である場合に、不便さがより顕著になる。したがって、どのようにユーザの視聴の利便性を向上させるかは、差し迫った問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、ユーザに注目されているオブジェクトを目立つように表示させることで、ユーザの視聴の利便性を高めることができるオブジェクトの表示方法およびオブジェクトの表示装置を提供することを目的とする。具体的に、以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
電子デバイスに適用されるオブジェクトの表示方法であって、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップと、
存在していると監視されたときに、現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップと、
抽出されたオブジェクトを前記第1の表示領域と異なる第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、を含み、
1つのオブジェクトが1つのサブ領域に対応し、
前記現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップは、
現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、前記参照オブジェクトが現在監視された目標ビデオフレーム以前の目標ビデオフレームから抽出された前記予め設定されるタイプのオブジェクトであるステップを含む、オブジェクトの表示方法。
【0007】
好ましくは、前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップは、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行うステップと、
オブジェクト検出の検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップと、を含む。
【0008】
好ましくは、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行う前に、さらに、
前記複数のビデオデータに対応するビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするか否かを判定するステップと、
判定結果が否定であると、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を継続するステップと、を含む。
【0009】
好ましくは、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、さらに、
判定結果が肯定であると、前記ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行った検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップを含む。
【0011】
好ましくは、前記抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートし、前記オブジェクトの配列の順番を取得するステップと、
前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、を含む。
【0012】
好ましくは、前記第2の表示領域のサブ領域は縦方向に配置され、前記の前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトをクリアし、前記第1のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も上方のサブ領域に表示し、前記の前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含み、
或いは、
前記第2の表示領域のサブ領域は横方向に配置され、前記の前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も左方のサブ領域における第2のオブジェクトをクリアし、前記第2のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の左方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを、最も右方のサブ領域に表示し、前記の前記オブジェクトにサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含む。
【0013】
好ましくは、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
オブジェクト選別命令を取得し、前記オブジェクト選別命令には選別されるオブジェクトの目標タイプを含んでいるステップと、
前記オブジェクト選別命令に基づいて、前記第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定するステップと、
前記第2の表示領域から前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアするステップと、を含む。
【0014】
好ましくは、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得するステップと、
前記第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチし、前記目標ビデオデータには前記第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを含んでいるステップと、
サーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させるステップと、を含む。
【0015】
好ましくは、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
前記オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定するステップと、
前記第2の表示領域における前記オブジェクトが表示されているサブ領域に、前記オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するステップと、を含む。
【0016】
電子デバイスに適用されるオブジェクトの表示装置であって、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視し、存在していると監視された場合に、抽出モジュールをトリガーするための監視モジュールと、
現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、前記参照オブジェクトが現在監視された目標ビデオフレーム以前の目標ビデオフレームから抽出された前記予め設定されるタイプのオブジェクトである抽出モジュールと、
抽出されたオブジェクトを前記第1の表示領域と異なる第2の表示領域のサブ領域に表示するための表示モジュールと、を含み、1つのオブジェクトが1つのサブ領域に対応することを特徴とするオブジェクトの表示装置。
【0017】
好ましくは、前記監視モジュールは、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行うオブジェクト検出サブユニットと、
オブジェクト検出の検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するための目標ビデオフレーム確定サブユニットと、を含む。
【0018】
好ましくは、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示装置は、さらに、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行う前に、前記複数のビデオデータに対応するビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするか否かを判定し、判定結果が否定である場合にオブジェクト検出サブユニットをトリガーするための判定モジュールと、を含む。
【0019】
好ましくは、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示装置は、さらに、
判定モジュールによる判定結果が肯定である場合には、前記ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行った検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するための確定モジュールを含む。
【0021】
好ましくは、前記表示モジュールは、
予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートし、前記オブジェクトの配列の順番を取得する配列順番確定サブユニットと、
前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するためのオブジェクト表示サブユニットと、を含む。
【0022】
好ましくは、前記第2の表示領域のサブ領域は縦方向に配置され、前記オブジェクト表示サブユニットは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示するための第1の表示サブモジュールと、
前記オブジェクトには、サブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定し、存在していると判定した場合に第1の更新サブモジュールをトリガーするための第1のオブジェクト判定サブモジュールと、
最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトをクリアし、前記第1のオブジェクトの以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も上方のサブ領域に表示し、前記第1のオブジェクト判定サブモジュールをトリガーするための前記第1の更新サブモジュールと、を含み、
或いは、
前記第2の表示領域のサブ領域は横方向に配置され、前記オブジェクト表示サブユニットは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示するための第2の表示サブモジュールと、
前記オブジェクトには、サブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定し、存在していると判定した場合に第2の更新サブモジュールをトリガーするための第2のオブジェクト判定サブモジュールと、
最も左方のサブ領域における第2のオブジェクトをクリアし、前記第2のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の左方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も右方のサブ領域に表示し、前記第2のオブジェクト判定サブモジュールをトリガーするための前記第2の更新サブモジュールと、を含む。
【0023】
好ましくは、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示装置は、さらに、
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、選別されるオブジェクトの目標タイプを含んでいるオブジェクト選別命令を取得するための選別命令取得モジュールと、
前記オブジェクト選別命令に基づいて、前記第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定するためのオブジェクト確定モジュールと、
前記第2の表示領域から前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアするクリアモジュールと、を含む。
【0024】
好ましくは、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示装置は、さらに、
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得するためのビデオ再生命令取得モジュールと、
前記第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチするためのサーチモジュールであって、前記目標ビデオデータには前記第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを含んでいるサーチモジュールと、
サーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させる再生モジュールと、を含む。
【0025】
好ましくは、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示装置は、さらに、
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、前記オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定するためのデバイス情報確定モジュールと、
前記第2の表示領域におけるオブジェクトが表示されているサブ領域に、前記オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するためのデバイス情報表示モジュールと、を含む。
【0026】
上記目的を達するためには、本願の実施形態は、さらに、プロセッサと、通信インタフェースと、メモリと、通信バスを備える電子デバイスを提供している。そのうち、プロセッサと、通信インタフェースと、メモリは通信バスによって互いに通信する。
メモリはコンピュータプログラムを記憶するように構成される。
プロセッサは、メモリに記憶されているプログラムを実行することによって、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップと、
存在していると監視されたときに、現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップと、
抽出されたオブジェクトを前記第1の表示領域と異なる第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
1つのオブジェクトが1つのサブ領域に対応することと、
を実現するように構成される。
【0027】
好ましくは、前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップは、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行うステップと、
オブジェクト検出の検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップと、を含む。
【0028】
好ましくは、前記方法は、前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行う前に、更に、
前記複数のビデオデータに対応するビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするか否かを判定するステップと、
判定結果が否定であると、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を継続するステップと、を含む。
【0029】
好ましくは、前記方法は、さらに、
判定結果が肯定であると、前記ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行った検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップを含む。
【0030】
好ましくは、前記現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップは、
現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、前記参照オブジェクトが現在監視された目標ビデオフレーム以前の目標ビデオフレームから抽出された前記予め設定されるタイプのオブジェクトである。
【0031】
好ましくは、前記抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートし、前記オブジェクトの配列の順番を取得するステップと、
前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、を含む。
【0032】
好ましくは、前記第2の表示領域のサブ領域は縦方向に配置され、前記の前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトをクリアし、前記第1のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない1つのオブジェクトを最も上方のサブ領域に表示し、前記の前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含み、
或いは、
前記第2の表示領域のサブ領域は横方向に配置され、前記の前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も左方のサブ領域における第2のオブジェクトをクリアし、前記第2のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の左方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も右方のサブ領域に表示し、前記の前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含む。
【0033】
好ましくは、前記方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
オブジェクト選別命令を取得し、前記オブジェクト選別命令には選別されるオブジェクトの目標タイプを含んでいるステップと、
前記オブジェクト選別命令に基づいて、前記第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定するステップと、
前記第2の表示領域から前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアするステップと、を含む。
【0034】
好ましくは、前記方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得するステップと、
前記第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチし、前記目標ビデオデータには前記第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを含んでいるステップと、
サーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させるステップと、を含む。
【0035】
好ましくは、前記方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
前記オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定するステップと、
前記第2の表示領域におけるオブジェクトが表示されているサブ領域に、前記オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するステップと、を含む。
【0036】
上記目的を達するためには、本願の実施形態は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供している。前記記録媒体にコンピュータプログラムが記録されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサに実行されることによって、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップと、
存在していると監視されたときに、現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップと、
抽出されたオブジェクトを前記第1の表示領域と異なる第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
1つのオブジェクトが1つのサブ領域に対応することと、を実現する。
【0037】
好ましくは、前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップは、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行うステップと、
オブジェクト検出の検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップと、を含む。
【0038】
好ましくは、前記方法は、前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行う前に、さらに、
前記複数のビデオデータに対応するビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするか否かを判定するステップと、
判定結果が否定であると、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を継続するステップと、を含む。
【0039】
好ましくは、前記方法は、さらに、
判定結果が肯定であると、前記ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行った検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップを含む。
【0040】
好ましくは、前記現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップは、
現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、前記参照オブジェクトが現在監視された目標ビデオフレーム以前の目標ビデオフレームから抽出された前記予め設定されるタイプのオブジェクトである。
【0041】
好ましくは、前記抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートし、前記オブジェクトの配列の順番を取得するステップと、
前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、を含む。
【0042】
好ましくは、前記第2の表示領域のサブ領域は縦方向に配置され、前記の前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトをクリアし、前記第1のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない1つのオブジェクトを最も上方のサブ領域に表示し、前記の前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含み、
或いは、
前記第2の表示領域のサブ領域は横方向に配置され、前記の前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も左方のサブ領域における第2のオブジェクトをクリアし、前記第2のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の左方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も右方のサブ領域に表示し、前記の前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含む。
【0043】
好ましくは、前記方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
オブジェクト選別命令を取得し、前記オブジェクト選別命令には選別されるオブジェクトの目標タイプを含んでいるステップと、
前記オブジェクト選別命令に基づいて、前記第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定するステップと、
前記第2の表示領域から前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアするステップと、を含む。
【0044】
好ましくは、前記方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得するステップと、
前記第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチし、前記目標ビデオデータには前記第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを含んでいるステップと、
サーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させるステップと、を含む。
【0045】
好ましくは、前記方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
前記オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定するステップと、
前記第2の表示領域におけるオブジェクトが表示されているサブ領域に、前記オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するステップと、を含む。
【0046】
本願の実施形態では、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視し、肯定である場合には、現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示し、これにより、ユーザが注目しているオブジェクトを画面から抽出して表示することで、ユーザの視聴時の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
本願の実施形態および先行技術の技術案をより明確に説明するために、以下に実施形態および先行技術に使用される図面を簡単に説明するが、明らかに、以下に説明される図面は単に本願のいくつかの実施形態によるものに過ぎなく、当業者にとっては創造的な労力を行わない場合は、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【0048】
図1図1は本願の一実施形態によるオブジェクトの表示方法の模式的な第1のフローチャートである。
図2図2は本願の一実施形態による目標ビデオフレームを確定するための模式的なフローチャートである。
図3図3は本願の一実施形態によるオブジェクトの表示時の表示インタフェースの模式図である。
図4図4は本願の一実施形態による抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示する模式的なフローチャートである。
図5】(a)は本願の一実施形態による各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示する模式図である。(b)は本願の一実施形態によるナンバープレートBが第2の表示領域のサブ領域に更新される模式図である。(c)は本願の一実施形態によるナンバープレートBが第2の表示領域のサブ領域に更新される模式図である。(d)は本願の一実施形態によるナンバープレートBがユーザに選択される場合のオブジェクトの更新の模式図である。
図6図6は本願の一実施形態によるオブジェクトの表示方法の模式的な第2のフローチャートである。
図7図7は本願の一実施形態によるオブジェクトの表示方法の模式的な第3のフローチャートである。
図8図8は本願の一実施形態による目標ビデオデータを再生するときの表示インタフェースの模式図である。
図9図9は本願の一実施形態によるオブジェクトの表示方法の模式的な第4のフローチャートである。
図10図10は本願の一実施形態によるオブジェクトの表示装置の模式的構成図。
図11図11は本願の一実施形態による電子デバイスの模式的構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
本願の目的、技術案、および利点をより明確にするために、以下、図面を参照ながら、実施形態により本願を詳細に説明する。無論、記載される実施形態はただ本願に係る実施形態の一部だけであり、実施形態の全てではない。本願の実施形態に基づいて、当業者が進歩性のある労働を必要とせずに得られる他の実施形態は何れも本願の請求の範囲に入る。
【0050】
従来技術の課題を解決するために、本願の実施形態はオブジェクトの表示方法及びオブジェクトの表示装置を提供する。
【0051】
以下、先ず本願の実施形態に係るオブジェクトの表示方法を説明する。
なお、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法はデスクトップコンピュータや、タブレットコンピュータなどの電子デバイスに適用される。それらは、全て実現可能である。
【0052】
図1に示すように、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、電子デバイスに適用され、以下のステップを含んでよい。
S101において、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視し、存在していると監視されると、ステップS102を実行する一方、存在しないと監視されると、任意の操作を行わない。
ユーザに注目されるビデオデータ画像におけるオブジェクトを取得するために、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視する。そのうち、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータは、ビデオキャプチャデバイスにより収集されたビデオデータであってもよく、ビデオキャプチャデバイスによりリアルタイムで収集されるビデオデータであってもよい。そして、各ビデオキャプチャデバイスはそれぞれ一つのビデオデータに対応する。
上記の第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視することは、オブジェクト検出の方式によって、複数のビデオデータに予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているかを確定することでもよい。図2を参照して、S101は、以下のステップを含んでよい。
【0053】
S1011において、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行う。
【0054】
S1012において、オブジェクト検出の結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定する。
【0055】
オブジェクトがビデオデータのビデオフレーム内に存在しているので、オブジェクト検出の方式によって、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行う。そのうち、該予め設定されるタイプは顔、ナンバープレートまたは行動オブジェクトの少なくとも1つであってもよい。この行動オブジェクトは動的なオブジェクトである。ビデオフレームに対してオブジェクト検出を行う技術は、従来のオブジェクト検出の技術のいずれかであってもよく、ここでその詳細な説明を省略する。
オブジェクト検出を行う後に、検出結果に応じて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定する。
現在では、ビデオキャプチャデバイスは、例えばネットワークカメラや、アナログカメラなどの様々なタイプのものがある。そのうち、一部のタイプのビデオキャプチャデバイスは予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするが、もう一部のタイプのビデオキャプチャデバイスは予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートしない。したがって、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、ステップS1011の前に、さらに、
複数のビデオデータに対応するビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするか否かを判定し、判定結果が否定であると、ステップS1011を継続する一方、判定結果が肯定であると、ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行った検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップを含む。
ビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートしないと、電子デバイスにより、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行い、オブジェクト検出の検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定する。
ビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートすると、ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行い、オブジェクト検出の検出結果を電子デバイスに送信する。電子デバイスは該検出結果を受信し、該検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定する。
【0056】
S102において、現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出する。
【0057】
予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在していると監視された場合は、現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出する。そのうち、目標ビデオフレームからオブジェクトを抽出する技術は従来の抽出技術のいずれかであってもよく、ここでその詳細な説明を省略する。
ビデオデータにおいて連続したいくつかの目標ビデオフレームにおける予め設定されるタイプのオブジェクトは、一般的に同じである。例えば、予め設定されるタイプが顔であり、あるビデオデータにおける第1のフレームにオブジェクトAの顔Aが存在しているとすると、オブジェクトAがビデオキャプチャによる監視画面外に移動していない場合には、該顔Aが依然として第2のフレームに存在している。これによって、現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出すると、二つの顔Aが抽出されることになる。
したがって、本願の一実施形態では、重複なオブジェクトの表示を回避するために、上記の現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出することは、
現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出することを含んでよい。
これにより、現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる予め設定されるタイプのオブジェクトのみを抽出する。そのうち、該参照オブジェクトは、現在監視された目標ビデオフレーム以前の目標ビデオフレームから抽出された予め設定されるタイプのオブジェクトである。
例えば、参照オブジェクトがナンバープレートBであり、現在監視された目標ビデオフレームにナンバープレートBとナンバープレートBとが存在しているとすると、ナンバープレートBを抽出する。
【0058】
S103において、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示する。
現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出した後に、予め設定されるタイプに対応するオブジェクト表示機能の起動を行うか否かを判定し、起動を行ったと、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示する一方、起動を行わないと、任意の処理を実行しない。そのうち、1つのオブジェクトが1つのサブ領域に対応する。図3に示すように、図3はオブジェクトの表示時の表示インタフェースの模式図である。図3からわかるように、左側は第2の表示領域であり、右側は第1の表示領域であり、第2の表示領域は第1の表示領域と異なる。
【0059】
本願の一実施形態では、上記の抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示することは、オブジェクトを順番に第2の表示領域のサブ領域に表示することである。図4を参照すると、S103は、以下のステップを含んでよい。
S1031において、予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートし、オブジェクトの配列の順番を取得する。
【0060】
そのうち、該予め設定される規則は、様々な種類がある。以下、詳細に説明する。
第1の種類の予め設定される規則として、オブジェクトが抽出される時間に従って順番に配列する規則である。
たとえば、抽出されたオブジェクトがそれぞれナンバープレートBと、ナンバープレートBとナンバープレートBとであり、抽出された時間がそれぞれ9:00と、9:01と9:02であるとすると、予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートすることで、ナンバープレートBと、ナンバープレートBと、ナンバープレートBとなるオブジェクトの配列の順番を取得する。
第2の種類の予め設定される規則として、オブジェクトに対応するタイプの優先順位に従って配列する規則である。
たとえば、抽出されたオブジェクトがそれぞれナンバープレートBと、ナンバープレートBと、顔Aとであり、オブジェクトに対応するタイプの優先順位について、顔の優先順位がナンバープレートの優先順位より高いであるとすると、予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートすることで、顔Aと、ナンバープレートBと、ナンバープレートBとなるオブジェクトの配列の順番、または顔Aと、ナンバープレートBと、ナンバープレートBとなるオブジェクトの配列の順番を取得する。
【0061】
S1032において、配列の順番に従って、オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示する。
【0062】
オブジェクトの配列の順番を取得した後に、配列の順番に従って、オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示する。
第2の表示領域のサブ領域の配置は様々な方式があるので、配列の順番に従ってオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示する方式も様々なものになる。以下、詳細に説明する。
第1の方式として、第2の表示領域のサブ領域は縦方向に配置され、配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示する。
オブジェクトの数が多いと、全てのオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示することができない場合がある。従って、配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在するか否かを判定する必要がある。
判定結果が肯定であると、サブ領域に表示されていないオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するために、更新の方式によって、サブ領域に表示されていないオブジェクトを第2の表示領域に表示し、オブジェクトには、サブ領域に表示されていないオブジェクトが存在するか否かを判定し続く。前記更新の方式は、具体的に、
最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトをクリアし、前記第1のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も上方のサブ領域に表示する。
もちろん、第2の表示領域のサブ領域が縦方向に配置されるときに、配列の順番に従って、各オブジェクトを上から下に第2の表示領域のサブ領域に表示してもよい。これは実現可能である。ここでは限定されない。
【0063】
例えば、オブジェクトの配列の順番は、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートBであり、第2の表示領域のサブ領域が縦方向に配置されている。
図5(a)に示すように、配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示し、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートBには、複数のサブ領域に表示されていないオブジェクトであるナンバープレートBと、ナンバープレートBが存在していると判定する。
図5(b)に示すように、最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトであるナンバープレートBをクリアし、前記第1のオブジェクトであるナンバープレートB以外の既に表示されている他のオブジェクトであるナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートBを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトであるナンバープレートBを最も上方のサブ領域に表示する。
複数のサブ領域に表示されていない第1のオブジェクトであるナンバープレートBが存在していると判定し続く。
図5(c)に示すように、最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトであるナンバープレートBをクリアし、前記第1のオブジェクトであるナンバープレートB以外の既に表示されている他のオブジェクトであるナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートBを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトであるナンバープレートBを最も上方のサブ領域に表示する。
【0064】
第2の方式として、第2の表示領域のサブ領域は横方向に配置され、配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示する。
オブジェクトの数が多いと、全てのオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示することができない場合がある。従って、配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在するか否かを判定する必要がある。
判定結果が肯定であると、サブ領域に表示されていないオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するために、更新の方式によって、サブ領域に表示されていないオブジェクトを第2の表示領域に表示し、オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在するか否かを判定し続く。そのうち、前記更新の方式は、具体的に、以下のようなことである。
即ち、最も左方のサブ領域における第2のオブジェクトをクリアし、前記第2のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の左方のサブ領域に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も右方のサブ領域に表示する。
もちろん、第2の表示領域のサブ領域が横方向に配置されるときに、配列の順番に従って、各オブジェクトを右から左に第2の表示領域のサブ領域に表示してもよい。これは実現可能である。ここでは限定されない。
【0065】
第2の表示領域のサブ領域に存在しないオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域へ更新する過程において、ユーザが第2の表示領域のサブ領域における1つのオブジェクトを選択する場合があるので、このときに更新処理を停止し、ユーザが選択を解除した後に更新処理を継続する。ユーザによって選択されたオブジェクトを更新しなく、他のオブジェクトを通常通りに更新してもよい。
例えば、第2の表示領域のサブ領域の縦方向の配置を例として、上記の例示に続くと、図5(b)に示すように、ナンバープレートBを第2の表示領域のサブ領域へ更新し、ナンバープレートBを第2の表示領域のサブ領域へ更新していない場合に、ユーザがナンバープレートBを選択する。
図5(d)に示すように、ナンバープレートBが変更されないまま、ナンバープレートB以外の他のオブジェクトであるナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートB、ナンバープレートBは通常通りに更新される。
【0066】
本願の実施形態では、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視し、肯定である場合に、現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示する。これによって、ユーザが注目しているオブジェクトを画面から抽出して表示することによって、ユーザの視聴時の利便性を向上させる。
【0067】
図1に示す方法に加えて、図6に示すように、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、ステップS103の後に、さらに、以下のステップを含む。
S104において、オブジェクト選別命令を取得する。
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、ユーザは自身のニーズに応じて、表示すべきオブジェクトの目標タイプを選択することができる。例えば、図3に示すように、第2の表示領域のサブ領域に現在表示されているオブジェクトのタイプは行動オブジェクトや、顔や、ナンバープレートである。そのうち、行動オブジェクトが動的なオブジェクトである場合は、ユーザは顔しか選択しなくてもよい。このとき、電子デバイスはオブジェクトの選別命令を取得する。そのうち、オブジェクト選別命令には、選別されるオブジェクトの目標タイプを含んでおり、該目標タイプは顔である。
【0068】
S105において、オブジェクト選別命令に基づいて、第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定する。
【0069】
ユーザの必要な目標タイプに対応するオブジェクトのみを表示するために、予め設定されるタイプから目標タイプ以外のタイプを確定する必要がある。目標タイプ以外のタイプを確定した後に、第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定する。
【0070】
S106において、第2の表示領域から目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアする。
【0071】
目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定した後に、第2の表示領域から目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアする。このとき、第2の表示領域には目標タイプに対応する選別オブジェクトのみが表示されている。
これにより、第2の表示領域から目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアするという方式によって、ユーザに選択される目標タイプのオブジェクトのみを表示するという目的を達する。
【0072】
図1に示す方法に加えて、図7に示すように、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、S103の後に、さらに、以下のステップを含む。
S107において、第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得する。
【0073】
オブジェクトの関連情報をより明確に得るように、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、ユーザが自身のニーズに応じて現在表示されている一つのオブジェクトを選択する。このとき、電子デバイスは第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得する。
【0074】
S108において、第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチする。
【0075】
第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得した後に、第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを含んでいる目標ビデオデータをサーチするために、まず、該第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを確定し、次に、該目標ビデオフレームを再生する時点を確定し、最後に、該再生時点からの予め設定される時間内の目標ビデオデータをサーチする。そのうち、該予め設定される時間は、該再生時点の前後5秒とすることができる。
【0076】
S109において、サーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させる。
【0077】
図8に示すように、図8は目標ビデオデータを再生するときの表示インタフェースの模式図である。第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチした後に、画面分割の操作を行い、その後にサーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させる。そのうち、該画面分割の操作は、第3の表示領域の位置を確定する操作とする。該第3の表示領域は画面上の任意の領域であってもよく、ユーザの選択に応じて確定されるものであってもい。
これにより、ユーザが1つのオブジェクトを選択すると、該オブジェクトに対応する目標ビデオデータが再生され、オブジェクトの関連情報をユーザがより明確に得るようにする。
【0078】
図1に示す方法に加えて、図9に示すように、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、S103の後に、さらに、以下のステップを含む。
S110において、オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定する。
【0079】
第1の表示領域に表示されるためのビデオデータが複数あるので、第2の表示領域のサブ領域に表示される抽出されたオブジェクトがどのビデオキャプチャデバイスによってキャプチャされたビデオデータに存在するかこと、および該ビデオキャプチャデバイスの取付場所などの情報をユーザが明確に得るように、オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定する。そのうち、該デバイス情報は、デバイスモデル、取付場所、およびデバイスチャネルのうちの少なくとも1つを含む。
【0080】
S111において、第2の表示領域におけるオブジェクトが表示されているサブ領域に、オブジェクトに対応するデバイス情報を表示する。
【0081】
オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定した後に、第2の表示領域におけるオブジェクトが表示されているサブ領域に、オブジェクトに対応するデバイス情報を表示する。
これにより、オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するという方式によって、オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスの関連情報をユーザが明確に得るようにする。
【0082】
上記方法の実施形態に対応し、図10に示すように、本願の実施形態により更に提供されるオブジェクトの表示装置は、電子デバイスに適用される。
前記オブジェクトの表示装置は、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視し、存在していると監視された場合に、抽出モジュール1002をトリガーする監視モジュール1001と、
現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するための前記抽出モジュール1002と、
抽出されたオブジェクトを前記第1の表示領域と異なる第2の表示領域のサブ領域に表示するための表示モジュール1003と、を含み、1つのオブジェクトが1つのサブ領域に対応する。
【0083】
本願の実施形態では、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視し、肯定である場合には、現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示し、これにより、ユーザが注目しているオブジェクトを画面から抽出して表示することで、ユーザの視聴時の利便性を向上させることができる。
【0084】
実施態様の一例としては、前記監視モジュール1001は、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行うためのオブジェクト検出サブユニットと、
オブジェクト検出の検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するための目標ビデオフレーム確定サブユニットと、を含んでよい。
【0085】
実施態様の一例としては、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示装置は、更に、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行う前に、前記複数のビデオデータに対応するビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするか否かを判定し、判定結果が否定である場合にオブジェクト検出サブユニットをトリガーするための判定モジュールと、を含んでよい。
【0086】
実施態様の一例としては、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示装置は、さらに、
判定モジュールによる判定結果が肯定である場合には、前記ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行った検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するための確定モジュールを含んでよい。
【0087】
実施態様の一例としては、前記抽出モジュール1002は、具体的に、
現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出してもよく、そのうち、前記参照オブジェクトが現在監視された目標ビデオフレーム以前の目標ビデオフレームから抽出された前記予め設定されるタイプのオブジェクトである。
【0088】
実施態様の一例としては、前記表示モジュール1003は、
予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートし、前記オブジェクトの配列の順番を取得するための配列順番確定サブユニットと、
前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するためのオブジェクト表示サブユニットと、を含んでよい。
【0089】
実施態様の一例として、前記第2の表示領域のサブ領域は縦方向に配置され、
前記オブジェクト表示サブユニットは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示するための第1の表示サブモジュールと、
前記オブジェクトには、サブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定し、存在していると判定した場合に第1の更新サブモジュールをトリガーするための第1のオブジェクト判定サブモジュールと、
最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトをクリアし、前記第1のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も上方のサブ領域に表示し、前記第1のオブジェクト判定サブモジュールをトリガーするための前記第1の更新サブモジュールと、を含み、
或いは、
前記第2の表示領域のサブ領域は横方向に配置され、
前記オブジェクト表示サブユニットは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示するための第2の表示サブモジュールと、
前記オブジェクトには、サブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定し、存在していると判定した場合に第2の更新サブモジュールをトリガーするための第2のオブジェクト判定サブモジュールと、
最も左方のサブ領域における第2のオブジェクトをクリアし、前記第2のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の左方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていないあるオブジェクトを最も右方のサブ領域に表示し、前記第2のオブジェクト判定サブモジュールをトリガーするための前記第2の更新サブモジュールと、を含んでよい。
【0090】
実施態様の一例としては、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示装置は、さらに、
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、選別されるオブジェクトの目標タイプを含んでいるオブジェクト選別命令を取得するための選別命令取得モジュールと、
前記オブジェクト選別命令に基づいて、前記第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定するためのオブジェクト確定モジュールと、
前記第2の表示領域から前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアするためのクリアモジュールと、を含んでよい。
これにより、第2の表示領域から目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアすることによって、ユーザによって選択される目標タイプのオブジェクトのみを表示するという目的を達する。
【0091】
実施態様の一例としては、本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示装置は、さらに、
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得するためのビデオ再生命令取得モジュールと、
前記第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチするためのサーチモジュールであって、前記目標ビデオデータには前記第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを含んでいるサーチモジュールと、
サーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させるための再生モジュールと、を含んでよい。
これにより、ユーザが1つのオブジェクトを選択すると、該オブジェクトに対応する目標ビデオデータが再生され、オブジェクトの関連情報をユーザがより明確に得るようにする。
【0092】
本願の実施形態により提供されるオブジェクトの表示装置は、さらに、
抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、前記オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定するためのデバイス情報確定モジュールと、
前記第2の表示領域におけるオブジェクトが表示されているサブ領域に、前記オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するためのデバイス情報表示モジュールと、を含んでよい。
これにより、オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するという方式によって、オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスの関連情報をユーザが明確に得るようにする。
【0093】
本願の実施形態は、さらに、図11に示すように、プロセッサ1101と、通信インタフェース1102と、メモリ1103と、通信バス1104とを備える電子デバイスを提供している。そのうち、プロセッサ1101と、通信インタフェース1102と、メモリ1103は通信バス1104によって互いに通信する。
メモリ1103はコンピュータプログラムを記憶するように構成される。
プロセッサ1101は、メモリ1103に記憶されているプログラムを実行することによって、前記オブジェクトの表示方法を実現するように構成される。
前記オブジェクトの表示方法は、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップと、
存在していると監視されたときに、現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップと、
抽出されたオブジェクトを前記第1の表示領域と異なる第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、を含み、1つのオブジェクトが1つのサブ領域に対応する。
【0094】
本願の一つの実施態様としては、前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップは、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行うステップと、
オブジェクト検出の検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップと、を含む。
【0095】
本願のひとつの実施態様としては、本願の実施態様により提供されるオブジェクトの表示方法は、前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行う前に、さらに、
前記複数のビデオデータに対応するビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするか否かを判定するステップと、
判定結果が否定であると、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を継続するステップと、を含む。
【0096】
本願のひとつの実施態様としては、本願の実施態様により提供されるオブジェクトの表示方法は、さらに、
判定結果が肯定であると、前記ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行った検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップを含む。
【0097】
本願のひとつの実施態様としては、前記現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップは、
現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、前記参照オブジェクトが現在監視された目標ビデオフレーム以前の目標ビデオフレームから抽出された前記予め設定されるタイプのオブジェクトであるステップを含む。
【0098】
本願のひとつの実施態様としては、前記抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示されるステップは、
予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートし、前記オブジェクトの配列の順番を取得するステップと、
前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、を含む。
【0099】
本願のひとつの実施態様としては、前記第2の表示領域のサブ領域は縦方向に配置され、
前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトをクリアし、前記第1のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も上方のサブ領域に表示し、前記の前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含み、
或いは、
前記第2の表示領域のサブ領域は横方向に配置され、
前記の前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も左方のサブ領域における第2のオブジェクトをクリアし、前記第2のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の左方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も右方のサブ領域に表示し、前記の前記オブジェクトにサブ領域には表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含む。
【0100】
本願のひとつの実施態様としては、本願の実施態様に提供されるオブジェクトの表示方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
オブジェクト選別命令を取得し、前記オブジェクト選別命令には、選別されるオブジェクトの目標タイプを含んでいるステップと、
前記オブジェクト選別命令に基づいて、前記第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定するステップと、
前記第2の表示領域から前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアするステップと、を含む。
【0101】
本願のひとつの実施態様としては、本願の実施態様により提供されるオブジェクトの表示方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得するステップと、
前記第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチし、前記目標ビデオデータには前記第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを含んでいるステップと、
サーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させるステップと、を含む。
【0102】
本願のひとつの実施態様としては、本願の実施態様により提供されるオブジェクトの表示方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
前記オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定するステップと、
前記第2の表示領域における前記オブジェクトが表示されているサブ領域に、前記オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するステップと、を含む。
【0103】
本願の実施形態では、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視し、肯定である場合には、現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、抽出されたオブジェクトを前記第2の表示領域のサブ領域に表示し、これにより、ユーザが注目しているオブジェクトを画面から抽出して表示することで、ユーザの視聴時の利便性を向上させることができる。
【0104】
本願の実施形態は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供している。前記記録媒体にコンピュータプログラムが記録されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサに実行されることによって、前記オブジェクトの表示方法を実現する。
前記オブジェクトの表示方法は、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップと、
存在していると監視されたときに、現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップと、
抽出されたオブジェクトを前記第1の表示領域と異なる第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、を含み、1つのオブジェクトが1つのサブ領域に対応する。
【0105】
本願のひとつの実施態様では、前記第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視するステップは、
第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行うステップと、
オブジェクト検出の検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップと、を含む。
【0106】
本願のひとつの実施態様では、本願実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行う前に、さらに、
前記複数のビデオデータに対応するビデオキャプチャデバイスが予め設定されるタイプのオブジェクト検出をサポートするか否かを判定するステップと、
判定結果が否定であると、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を継続するステップと、を含む。
【0107】
本願のひとつの実施態様では、本願実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、さらに、
判定結果が肯定であると、前記ビデオキャプチャデバイスにより第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータにおけるビデオフレームに対して、予め設定されるタイプのオブジェクト検出を行った検出結果に基づいて、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを確定するステップを含む。
【0108】
本願のひとつの実施態様では、現在監視された目標ビデオフレームから前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出するステップは、
現在監視された目標ビデオフレームから、参照オブジェクトと異なる前記予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、前記参照オブジェクトが現在監視された目標ビデオフレーム以前の目標ビデオフレームから抽出された前記予め設定されるタイプのオブジェクトであるステップを含む。
【0109】
本願のひとつの実施態様では、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
予め設定される規則に従って、抽出されたオブジェクトをソートし、前記オブジェクトの配列の順番を取得するステップと、
前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、を含む。
【0110】
本願のひとつの実施態様では、前記第2の表示領域のサブ領域は縦方向に配置され、前記の前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを下から上に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も下方のサブ領域における第1のオブジェクトをクリアし、前記第1のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の下方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も上方のサブ領域に表示し、前記の前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含み、
或いは、
前記第2の表示領域のサブ領域は横方向に配置され、
前記の前記配列の順番に従って、前記オブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示するステップは、
前記配列の順番に従って、各オブジェクトを左から右に第2の表示領域のサブ領域に表示するステップと、
前記オブジェクトにはサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップと、
存在していると判定すると、最も左方のサブ領域における第2のオブジェクトをクリアし、前記第2のオブジェクト以外の既に表示されている他のオブジェクトを、その自身が位置しているサブ領域の左方のサブ領域に順に移動させ、サブ領域に表示されていない一つのオブジェクトを最も右方のサブ領域に表示し、前記オブジェクトにサブ領域に表示されていないオブジェクトが存在しているか否かを判定するステップに戻すステップと、を含む。
【0111】
本願のひとつの実施態様では、本願実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
オブジェクト選別命令を取得し、前記オブジェクト選別命令には選別されるオブジェクトの目標タイプを含んでいるステップと、
前記オブジェクト選別命令に基づいて、前記第2の表示領域に現在表示されているオブジェクトから、前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトを確定するステップと、
前記第2の表示領域から前記目標タイプ以外のタイプに属するオブジェクトをクリアするステップと、を含む。
【0112】
本願のひとつの実施態様では、本願実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
第3のオブジェクトに対するビデオ再生命令を取得するステップと、
前記第3のオブジェクトに対応する目標ビデオデータをサーチし、前記目標ビデオデータには前記第3のオブジェクトが位置している目標ビデオフレームを含んでいるステップと、
サーチされた目標ビデオデータを第3の表示領域に再生させるステップと、を含む。
【0113】
本願のひとつの実施態様では、本願実施形態により提供されるオブジェクトの表示方法は、抽出されたオブジェクトを第2の表示領域のサブ領域に表示した後に、さらに、
前記オブジェクトに対応するビデオキャプチャデバイスのデバイス情報を確定するステップと、
前記第2の表示領域におけるオブジェクトが表示されているサブ領域に、前記オブジェクトに対応するデバイス情報を表示するステップと、を含む。
【0114】
本願の実施形態では、第1の表示領域に表示されるための複数のビデオデータに、予め設定されるタイプのオブジェクトを含む目標ビデオフレームが存在しているか否かを監視し、肯定である場合には、現在監視された目標ビデオフレームから予め設定されるタイプのオブジェクトを抽出し、抽出されたオブジェクトを前記第2の表示領域のサブ領域に表示し、これにより、ユーザが注目しているオブジェクトを画面から抽出して表示することで、ユーザの視聴時の利便性を向上させることができる。
【0115】
なお、本明細書において、「第1」及び「第2」等のような関係用語は1つの実物又は操作を他の実物又は操作と区別するためのものであり、必ずしもこれらの実物又は操作同士にいかなるこのような実際の関係又は順序が存在するように要求又は暗示するとは限らない。且つ、用語「含む」、「備える」又はその任意の変形は非排他的包含をカーバすることを意図することにより一連の要素を備える過程、方法、品物又は装置はそれらの要素を備えるだけでなく、更に明確に列挙しない他の要素や、更にこのような過程、方法、品物又は装置に固有される要素も含むことを意図している。より多く制限されない場合、語句「1つの〇〇を備える」によって制限される要素は、前記要素を備える過程、方法、品物又は装置には更に他の同じ要素を備えることを排除するものではない。
【0116】
本明細書における各実施形態はいずれも関連方式で説明されるが、各実施形態同士の同様又は類似の部分は互いに参照すればよく、各実施形態における重点的に説明した箇所はいずれも他の実施形態との相違点である。特に、図10に示すオブジェクトの表示装置の実施形態、図11に示す電子デバイスの実施形態及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体については、図1に示すオブジェクトの表示方法の実施形態と略同様であるため、より簡単に説明したが、関連個所は図1に示すオブジェクトの表示方法の実施形態の説明の一部を参照すればよい。
【0117】
以上の説明は本願の好適な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を制限するためのものではない。本願の主旨及び原則を逸脱しない範囲においてなされるいかなる修正、等価置換、改良等は、いずれも本願の保護範囲内に含まれる。
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