特許第6811666号(P6811666)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6811666
(24)【登録日】2020年12月17日
(45)【発行日】2021年1月13日
(54)【発明の名称】計測装置
(51)【国際特許分類】
   G01N 23/204 20060101AFI20201228BHJP
【FI】
   G01N23/204
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-63745(P2017-63745)
(22)【出願日】2017年3月28日
(65)【公開番号】特開2018-165697(P2018-165697A)
(43)【公開日】2018年10月25日
【審査請求日】2019年12月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】柿木 浩一
(72)【発明者】
【氏名】▲濱▼口 涼吉
(72)【発明者】
【氏名】林原 浩文
(72)【発明者】
【氏名】塚本 泰介
【審査官】 嶋田 行志
(56)【参考文献】
【文献】 特開平02−259497(JP,A)
【文献】 特開昭64−091092(JP,A)
【文献】 特開平03−002693(JP,A)
【文献】 特表2001−502801(JP,A)
【文献】 特開平06−288939(JP,A)
【文献】 特開平02−098694(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 23/00−23/2276
G21C 17/00−17/14
G21C 19/00−19/50
G21C 23/00
G21F 9/00− 9/36
JSTPlus/JST7580/JSTChina(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中性子線源とホウ素とを含んだ液体中のホウ素の濃度を計測する計測装置であって、
熱中性子検出器を有するホウ素濃度測定用のプローブと、
中性子線を遮蔽する材料により構成され、かつ少なくとも前記ホウ素を含んだ第2の液体が内部に供給されるとともに、前記プローブの前記熱中性子検出器を覆う遮蔽部と、
を備え
前記プローブの中性子線源と前記熱中性子検出器とが前記遮蔽部内の前記第2の液体内に配置されることを特徴とする計測装置。
【請求項2】
前記液体中の前記中性子線源を除去して、前記液体から前記第2の液体を生成するとともに、生成した前記第2の液体を前記遮蔽部の内部に供給する中性子線源除去部を備えることを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
【請求項3】
前記液体中の前記中性子線源の濃度を測定する中性子線源測定部を備え、
前記中性子線源測定部により前記中性子線源の濃度が測定された前記液体を前記第2の液体とすることを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホウ素を含んだ液体のホウ素の濃度を計測する計測装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液体中のホウ素の濃度を測定する計測装置として、液体中に速中性子を放出する中性子線源と、速中性子が液体中で変換されてなる熱中性子の数を測定する熱中性子検出器と、を備える計測装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示された計測装置は、ホウ素が他の元素に比べて、熱中性子を捕獲する能力が高いことに着目して、液体中のホウ素の濃度を計測する装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−350369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の計測装置は、熱中性子検出器が液体中の熱中性子の数を測定するために、計測装置外からの中性子線が作用する環境下では、ホウ素の濃度の計測誤差が増加する傾向であった。
【0005】
本発明は上述した課題を解決するものであり、計測装置外からの中性子線が作用する環境下での液体中のホウ素の濃度の計測誤差を抑制することができる計測装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、第1の発明の計測装置は、中性子線源とホウ素とを含んだ液体中のホウ素の濃度を計測する計測装置であって、熱中性子検出器を有するホウ素濃度測定用のプローブと、中性子線を遮蔽する材料により構成され、かつ少なくとも前記ホウ素を含んだ第2の液体が内部に供給されるとともに、前記プローブの前記熱中性子検出器を覆う遮蔽部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この計測装置は、中性子線を遮蔽する材料により構成され、かつホウ素濃度測定用のプローブの熱中性子検出器を覆う遮蔽部を備えている。この結果、計測装置は、遮蔽部内の熱中性子検出器に計測装置外からの中性子線が作用することを抑制することができる。
【0008】
また、第2の発明の計測装置は、第1の発明において、前記液体中の前記中性子線源を除去して、前記液体から前記第2の液体を生成するとともに、生成した前記第2の液体を前記遮蔽部の内部に供給する中性子線源除去部を備えることを特徴とする。
【0009】
この計測装置は、液体中の中性子線源を除去して遮蔽部の内部に第2の液体を供給する中性子線源除去部を備えるので、液体中の中性子線源の影響を受けることなく、ホウ素の濃度を計測することができる。
【0010】
また、第3の発明の計測装置は、第1の発明において、前記液体中の前記中性子線源の濃度を測定する中性子線源測定部を備え、前記中性子線源測定部により前記中性子源の濃度が測定された前記液体を前記第2の液体とすることを特徴とする。
【0011】
この計測装置は、液体中の中性子線源の濃度を測定する中性子線源測定部を備えるので、計測結果を液体中の中性子線源の濃度で修正することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、計測装置外からの中性子線が作用する環境下での液体中のホウ素の濃度の計測誤差を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、実施形態1に係る計測装置の概略図である。
図2図2は、実施形態1に係る計測装置の構成図である。
図3図3は、実施形態1に係る計測装置の計測部の構成図である。
図4図4は、実施形態2に係る計測装置の概略図である。
図5図5は、実施形態2に係る計測装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0015】
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る計測装置の概略図である。図2は、実施形態1に係る計測装置の構成図である。図3は、実施形態1に係る計測装置の計測部の構成図である。
【0016】
実施形態1に係る計測装置1は、中性子線が存在する位置に配置されて、計測装置1外からの中性子線が作用する環境下に設置される。計測装置1は、計測箇所100の中性子線源とホウ素とを含んだ液体L1のホウ素の濃度を測定する装置である。
【0017】
実施形態1において、計測装置1は、加圧水型原子炉の格納容器内に配置される。実施形態1に係る計測装置1の計測箇所100の液体L1は、加圧水型原子炉の一次冷却水であるが、沸騰水型原子炉の冷却水又は原子炉燃料を冷却する燃料プールの冷却水でも良い。また、計測箇所100は、中性子線源とホウ素とを含んだ液体L1を有する設備、領域であればよく、格納容器、一次冷却水系統、燃料プール以外の設備、領域とすることもできる。
【0018】
実施形態1において、液体L1は、測定対象であり、ウランや超ウラン元素、及びその核分裂によって生成した放射性核種等の中性子線源を含み、中性子線減速材として用いられるホウ素が溶解した軽水である。計測箇所100は、一時冷却水を循環する一次冷却系の任意の箇所である。
【0019】
計測装置1は、図1及び図2に示すように、計測箇所100の液体L1を取り込む循環路10と、液体L1中の中性子線源を除去して第2の液体L2を生成する中性子線源除去部20と、第2の液体L2中のホウ素の濃度を計測する計測部30とを備える。
【0020】
循環路10は、計測箇所100の液体L1を取り込んで中性子線源除去部20に導きかつ計測後の第2の液体L2を計測箇所100に戻すものである。循環路10は、計測箇所100の液体L1を取り込んで中性子線源除去部20に導く供給管11と、計測部30によりホウ素の濃度が測定された第2の液体L2を計測箇所100に導く排出管12と、供給管11に設けられたポンプ13とを備える。供給管11及び排出管12は、内側に液体L1,L2を通すことが可能な筒状の配管であり、計測箇所100に着脱自在である。
【0021】
ポンプ13は、液体L1,L2を供給管11と排出管12との内側に通して、液体L1,L2を計測箇所100と計測部30との間で循環させるものである。実施形態1において、ポンプ13は、供給管11の計測箇所100と中性子線源除去部20との間に配置されて、計測箇所100の液体L1を計測部30に圧送する位置に配置されているが、ポンプ13の位置は、液体L1,L2を計測箇所100と計測部30との間で循環可能な位置であれば、計測箇所100と中性子線源除去部20との間に限定されない。
【0022】
中性子線源除去部20は、供給管11からの液体L1が供給される容器21と、容器21内に設けられたフィルタ22とを備える。実施形態1において、フィルタ22は、容器21内の空間を計測箇所100寄りの第1の空間21Aと、計測部30寄りの第2の空間21Bとに区画している。第1の空間21Aは、計測箇所100からの液体L1が供給される。フィルタ22は、第1の空間21A内の液体L1内の中性子線源を吸着して、第2の液体L2であるホウ素が溶解した軽水を第2の空間21Bに向けて透過する。
【0023】
第2の空間21Bは、中性子線源が除去されかつホウ素が溶解した軽水である第2の液体L2で満たされる。フィルタ22は、例えば、中性子線源を吸着するイオン交換樹脂、又はゼオライト系等の無機吸着材により構成されている。また、フィルタ22は、ホウ素が溶解した液体に浸漬されて、ホウ素を飽和する状態まで吸着したイオン交換樹脂又は無機吸着材により構成されても良い。中性子線源除去部20は、フィルタ22により中性子線源を除去した第2の液体L2を計測部30に供給する。
【0024】
計測部30は、供給管11と排出管12とが連結した容器である遮蔽部31と、遮蔽部31内に配置されたホウ素濃度検出用のプローブ32と、濃度算出装置33とを備える。
【0025】
遮蔽部31は、中性子線を遮蔽する材料により構成される。遮蔽部31は、供給管11と排出管12とが連結している。遮蔽部31は、中性子線源除去部20により中性子線源が除去された第2の液体L2が供給管11を通して内部に供給される。遮蔽部31は、プローブ32の熱中性子検出器32Cを覆っている。遮蔽部31は、内部の第2の液体L2を、排出管12を通して遮蔽部31外である計測箇所100に排出する。遮蔽部31は、供給管11及び排出管12と連結する開口31A,31B以外が密閉されている。実施形態1において、遮蔽部31を構成する中性子線を遮蔽する材料は、ホウ素を含有した高密度ポリエチレンであるが、本発明ではこれに限定されない。
【0026】
プローブ32は、図3に示すように、内部が密閉された筒状のガイドパイプ32Aと、中性子線源32Bと、熱中性子検出器32Cとを備える。ガイドパイプ32Aは、遮蔽部31内の第2の液体L2内に配置される。
【0027】
中性子線源32Bは、ガイドパイプ32A内に配置されかつ第2の液体L2内に速中性子を放出する。熱中性子検出器32Cは、ガイドパイプ32A内に配置されかつ速中性子が第2の液体L2内で変換されて成る熱中性子の数を計測する。熱中性子検出器32Cは、計測結果を濃度算出装置33に出力する。熱中性子検出器32Cは、遮蔽部31により計測装置1外の中性子線が作用することが規制される位置に配置されている。
【0028】
濃度算出装置33は、熱中性子検出器32Cの計測結果等に基づいて、第2の液体L2のホウ素の濃度を算出する。濃度算出装置33は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インタフェース装置とを有し、コンピュータプログラムを実行可能なコンピュータである。濃度算出装置33の演算処理装置は、ROMに記憶されているコンピュータプログラムをRAM上で実行することにより、濃度算出装置33の機能を実現する。
【0029】
計測装置1は、ポンプ13で計測箇所100から抽出した計測対象の液体L1を、中性子線源除去部20を通過させた後、計測部30に流入させ、計測部30を通過した第2の液体L2を計測箇所100に戻す。計測装置1は、計測対象の液体L1を順次経路内に流し、中性子線源除去部20を通過させて中性子源を除去した後、計測部30でホウ素濃度を計測することで、液体L1のホウ素濃度を連続的に計測する。
【0030】
以上説明したように、実施形態1の計測装置1は、中性子線を遮蔽する材料で構成されかつ第2の液体L2が内部に供給される遮蔽部31によりプローブ32の熱中性子検出器32Cを覆っているため、遮蔽部31の外部の中性子線がプローブ32の熱中性子検出器32Cにより計測されることを抑制できる。この結果、計測装置1は、遮蔽部31内のプローブ32に計測装置1外の中性子線が作用することを抑制することができ、計測装置1外からの中性子線が作用する環境下において、第2の液体L2即ち液体L1中のホウ素の濃度の計測誤差を抑制することができる。
【0031】
また、実施形態1の計測装置1は、液体L1中の中性子線源を除去して遮蔽部31の内部に供給する中性子線源除去部20を備えるので、プローブ32の熱中性子検出器32Cが液体L1中の中性子線源を計測することを抑制できる。この結果、計測装置1は、液体L1中の中性子線源の影響を受けることなく、ホウ素の濃度を計測することができる。
【0032】
また、実施形態1の計測装置1は、遮蔽部31内に第2の液体L2を導く供給管11と、遮蔽部31の内部の第2の液体L2を外に導く排出管12とを備え、供給管11及び排出管12が計測箇所100に着脱自在である。この結果、計測装置1は、供給管11と排出管12とを任意の位置に接続することで、任意の位置のホウ素の濃度を計測することができる。
【0033】
[実施形態2]
次に、図4及び図5を参照して、実施形態2に係る計測装置1−2について説明する。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明を省略する。図4は、実施形態2に係る計測装置の概略図である。図5は、実施形態2に係る計測装置の構成図である。
【0034】
実施形態2に係る計測装置1−2は、図4及び図5に示すように、中性子線源除去部20の代わりに中性子線源測定部40を備えていること以外、実施形態1の計測装置1と構成が等しい。
【0035】
中性子線源測定部40は、液体L1中の中性子線源の濃度を測定するとともに、測定後の液体L1を第2の液体L2として計測部30の遮蔽部31内に供給するものである。実施形態2において、液体L1と第2の液体L2とは、同一の液体であり、中性子線源測定部40により中性子線源の濃度が測定された液体L1を第2の液体L2とする。実施形態2において、中性子線源測定部40は、供給管11に設けられているが、排出管12に設けられても良い。中性子線源測定部40は、供給管11からの液体L1が供給される容器41と、容器41内に設けられた中性子線源の濃度検出用のプローブ42とを備える。
【0036】
容器41は、中性子線を遮蔽する材料により構成される。容器41は、供給管11を介して計測箇所100からの液体L1が供給される供給用の開口41Aと、供給管11を介して内部の液体L1を第2の液体L2として計測部30の遮蔽部31内に供給する排出用の開口41Bとが設けられている。容器41は、プローブ42の熱中性子検出器42Bを覆っている。容器41は、開口41A,41B以外が密閉されている。実施形態2において、容器41を構成する中性子線を遮蔽する材料は、実施形態1の遮蔽部31と同様に、ホウ素を含有した高密度ポリエチレンであるが、本発明ではこれに限定されない。
【0037】
プローブ42は、内部が密閉された筒状のガイドパイプ42Aと、ガイドパイプ42A内に収容された熱中性子検出器42Bを備える。ガイドパイプ42Aは、容器41内の液体L1内に配置される。
【0038】
熱中性子検出器42Bは、液体L1中の熱中性子の数を計測する。熱中性子検出器42Bは、測定結果を濃度算出装置33に出力する。熱中性子検出器42Bは、容器41により計測装置1−2外の中性子線が作用することが規制される位置に配置されている。
【0039】
実施形態2に係る計測部30の濃度算出装置33は、プローブ32の熱中性子検出器32Cの計測結果を、プローブ42の熱中性子検出器42Bの測定結果により補正して、計測部30の遮蔽部31内の第2の液体L2のホウ素の濃度を算出する。
【0040】
以上説明したように、実施形態2の計測装置1−2は、実施形態1と同様に、中性子線を遮蔽する材料で構成されかつ第2の液体L2が内部に供給される遮蔽部31によりプローブ32を覆っているため、遮蔽部31の外部の中性子線がプローブ32の熱中性子検出器32Cにより計測されることを抑制できる。この結果、計測装置1−2外からの中性子線が作用する環境下において、第2の液体L2即ち液体L1中のホウ素の濃度の計測誤差を抑制することができる。
【0041】
また、実施形態2の計測装置1−2は、液体L1中の中性子線源の濃度を測定する中性子線源測定部40を備えるので、プローブ32の熱中性子検出器32Cの計測結果を液体L1中の中性子線源の濃度により補正することができる。この結果、計測装置1−2は、液体L1中の中性子線源の影響を考慮して、ホウ素の濃度を計測することができる。
【0042】
また、実施形態2の計測装置1−2は、遮蔽部31内に第2の液体L2を導く供給管11と、遮蔽部31の内部の第2の液体L2を外に導く排出管12とを備え、供給管11及び排出管12が計測箇所100に着脱自在である。この結果、計測装置1−2は、供給管11と排出管12とを任意の位置に接続することで、任意の位置のホウ素の濃度を計測することができる。
【0043】
また、実施形態2の計測装置1−2は、中性子線源測定部40のプローブ42の熱中性子検出器42Bを覆っている容器41が中性子線を遮蔽する材料により構成される。この結果、中性子線源測定部40のプローブ42は、容器41の外部の中性子線を測定することを抑制でき、液体L1中の中性子線源の濃度を正確に測定することができる。
【符号の説明】
【0044】
1,1−2 計測装置
11 供給管
12 排出管
20 中性子線源除去部
31 遮蔽部
32 プローブ
32C 熱中性子検出器
40 中性子線源測定部
L1 液体
L2 第2の液体
図1
図2
図3
図4
図5