(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記記憶部により記憶されている前記第1商品名データに含まれる前記第3商品名が、前記第3商品名に関連付けられている前記店舗IDにより特定される店舗により変更可能である、
請求項3に記載のデータ処理装置。
複数の店舗が発注可能な複数の商品の第1商品名及び/又は前記複数の店舗が在庫管理可能な複数の商品の第1商品名を含む第1商品名データを記憶する記憶部を備えるデータ処理装置において実行されるデータ処理方法であって、
前記複数の店舗の中から店舗を特定する店舗IDを含む店舗IDデータと前記商品に関連するキーワードを含むキーワードデータとを取得する店舗IDキーワード取得ステップと、
前記記憶部により記憶されている前記第1商品名データ、前記店舗IDキーワード取得ステップにおいて取得した前記店舗IDデータ及び前記店舗IDキーワード取得ステップにおいて取得した前記キーワードデータに基づいて、前記第1商品名データに含まれている前記複数の第1商品名の中から前記キーワードデータに含まれている前記キーワードに関連する前記第1商品名を選択することにより選択商品名データを生成する選択商品名データ生成ステップと、
前記選択商品名データ生成ステップにおいて生成した前記選択商品名データを出力する出力ステップと、
を備えており、
前記選択商品名データ生成ステップは、第1店舗IDを含む前記店舗IDデータ及び第1キーワードを含む前記キーワードデータに基づいて生成した前記選択商品名データと、前記第1店舗IDとは異なる第2店舗IDを含む前記店舗IDデータ及び前記第1キーワードを含む前記キーワードデータに基づいて生成した前記選択商品名データとが異なるように、前記選択商品名データを生成し、
前記データ処理装置は、前記商品を発注する商品発注機能及び/又は前記商品の在庫を管理する商品在庫管理機能を備え、前記複数の店舗により利用される、
データ処理方法。
前記記憶部により記憶されている前記第1商品名データに含まれる前記第2商品名が、前記第3商品名に関連付けられている前記店舗IDにより特定される店舗により変更可能である、
請求項8に記載のデータ処理方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の小売店舗支援処理システムでは、サーバが店舗毎に設けられているため、小売店舗支援処理システムのハードウェア構成が複雑になる。
【0006】
そこで、ハードウェア構成を簡素化でき、かつ、新たな手法により利便性の向上を図ることができるデータ処理装置及びデータ処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係るデータ処理装置は、
複数の店舗の中から店舗を特定する店舗IDを含む店舗IDデータと商品に関連するキーワードを含むキーワードデータとを取得する店舗IDキーワード取得部と、
前記複数の店舗が発注可能な複数の前記商品の第1商品名及び/又は前記複数の店舗が在庫管理可能な複数の前記商品の第1商品名を含む第1商品名データを記憶する記憶部と、
前記記憶部により記憶されている前記第1商品名データ、前記店舗IDキーワード取得部により取得された前記店舗IDデータ及び前記店舗IDキーワード取得部により取得された前記キーワードデータに基づいて、前記第1商品名データに含まれている前記複数の第1商品名の中から前記キーワードデータに含まれている前記キーワードに関連する前記第1商品名を選択することにより選択商品名データを生成する選択商品名データ生成部と、
前記選択商品名データ生成部が生成した前記選択商品名データを出力する出力部と、
を備えており、
前記選択商品名データ生成部は、第1店舗IDを含む前記店舗IDデータ及び第1キーワードを含む前記キーワードデータに基づいて生成した前記選択商品名データと、前記第1店舗IDとは異なる第2店舗IDを含む前記店舗IDデータ及び前記第1キーワードを含む前記キーワードデータに基づいて生成した前記選択商品名データとが異なるように、前記選択商品名データを生成し、
データ処理装置は、前記商品を発注する商品発注機能及び/又は前記商品の在庫を管理する商品在庫管理機能を備え、前記複数の店舗により利用される。
【0008】
本発明の一形態に係るデータ処理方法は、
複数の店舗が発注可能な複数の商品の第1商品名及び/又は前記複数の店舗が在庫管理可能な複数の商品の第1商品名を含む第1商品名データを記憶する記憶部を備えるデータ処理装置において実行されるデータ処理方法であって、
前記複数の店舗の中から店舗を特定する店舗IDを含む店舗IDデータと前記商品に関連するキーワードを含むキーワードデータとを取得する店舗IDキーワード取得ステップと、
前記記憶部により記憶されている前記第1商品名データ、前記店舗IDキーワード取得ステップにおいて取得した前記店舗IDデータ及び前記店舗IDキーワード取得ステップにおいて取得した前記キーワードデータに基づいて、前記第1商品名データに含まれている前記複数の第1商品名の中から前記キーワードデータに含まれている前記キーワードに関連する前記第1商品名を選択することにより選択商品名データを生成する選択商品名データ生成ステップと、
前記選択商品名データ生成ステップにおいて生成した前記選択商品名データを出力する出力ステップと、
を備えており、
前記選択商品名データ生成ステップは、第1店舗IDを含む前記店舗IDデータ及び第1キーワードを含む前記キーワードデータに基づいて生成した前記選択商品名データと、前記第1店舗IDとは異なる第2店舗IDを含む前記店舗IDデータ及び前記第1キーワードを含む前記キーワードデータに基づいて生成した前記選択商品名データとが異なるように、前記選択商品名データを生成し、
前記データ処理装置は、前記商品を発注する商品発注機能及び/又は前記商品の在庫を管理する商品在庫管理機能を備え、前記複数の店舗により利用される。
【0009】
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施例のみを定義する目的で利用されるのであって、前記専門用語によって発明を制限する意図はない。
【0010】
本明細書で使用される「及び/又は」は、一つ又は複数の関連して列挙された構成物のすべての組み合わせを含む。
【0011】
本明細書において、「含む、備える(including)」「含む、備える(comprising)」又は「有する(having)」及びそれらの変形の使用は、記載された特徴、工程、要素、成分、及び/又は、それらの等価物の存在を特定するが、ステップ、動作、要素、コンポーネント、及び/又は、それらのグループのうちの一つ又は複数を含むことができる。
【0012】
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解される意味と同じ意味を有する。
【0013】
一般的に使用される辞書に定義された用語は、関連する技術及び本開示の文脈における意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明示的に定義されていない限り、理想的又は過度に形式的な意味で解釈されることはない。
【0014】
本発明の説明においては、いくつもの技術及び工程が開示されていると理解される。これらの各々は、個別の利益を有し、他に開示された技術の一つ以上、又は、場合によっては全てと共に使用することもできる。従って、明確にするために、本発明の説明では、不要に個々のステップの可能な組み合わせをすべて繰り返すことを控える。しかしながら、本明細書及び特許請求の範囲は、そのような組み合わせがすべて本発明の範囲内であることを理解して読まれるべきである。
【0015】
以下の説明では、本発明の完全な理解を提供するために多数の具体的な例を述べる。しかしながら、当業者は、これらの具体的な例がなくても本発明を実施できることが明らかである。
【0016】
よって、以下の開示は、本発明の例示として考慮されるべきであり、本発明を以下の図面又は説明によって示される特定の実施形態に限定することを意図するものではない。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ハードウェア構成を簡素化でき、かつ、新たな手法により利便性の向上を図ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
(第1の実施形態)
[データ処理装置の構成]
以下に、本発明の第1の実施形態に係るデータ処理装置14の構成について図面を参照しながら説明する。データ処理方法は、データ処理装置14において行われる方法である。
図1は、データ処理装置14の機能ブロック図である。
【0020】
データ処理装置14は、商品を発注する商品発注機能及び/又は商品の在庫を管理する商品在庫管理機能を備えている。データ処理装置14は、複数の店舗により利用される。
【0021】
複数の店舗は、互いに経営が独立している複数の店舗であってもよいし、互いに経営が独立していない複数の店舗であってもよい。ただし、複数の店舗は、互いに経営が独立していることが好ましい。経営が独立する複数の店舗とは、オーナーが異なる複数の店舗を意味する。オーナーが複数の店舗を所有する場合には、複数の店舗を1つの店舗とみなす。オーナーは、1人で店舗を所有していてもよいし、複数人で店舗を所有していてもよい。また、オーナーは、自然人であってもよいし、法人であってもよい。
【0022】
データ処理装置14は、店舗IDキーワード取得部30、記憶部32、選択商品名データ生成部34及び出力部36を備えている。店舗IDキーワード取得部30は、複数の店舗の中から店舗を特定する店舗IDを含む店舗IDデータと商品に関連するキーワードを含むキーワードデータとを取得する。
【0023】
店舗IDは、店舗そのものを特定する識別子であってもよいし、店舗に所属するスタッフを特定する識別子であってもよい。スタッフは、例えば、オーナー、販売員、エンジニアである。店舗IDが店舗に所属するスタッフを特定する識別子である場合、スタッフは、所属する店舗と関連付けられている。
【0024】
キーワードは、商品の正式名称(商品名)ではなく、商品に対して与えられた店舗固有の名称である。商品名は、例えば、数字及びアルファベットの組み合わせである。一方、キーワードは、例えば、商品の特性や外観等に由来する名称であって、ユーザが商品名の代わりに用いる名称である。キーワードは、例えば、数字及びアルファベットの組み合わせである。
【0025】
データは、純粋なデータだけでなく、計算式、マップ、比較器、基準器なども含む。
【0026】
記憶部32は、複数の店舗が発注可能な複数の商品の第1商品名及び/又は複数の店舗が在庫管理可能な複数の商品の第1商品名を含む第1商品名データを記憶する。第1商品名は、例えば、数字及びアルファベットの組み合わせである。第1商品名は、例えば、商品の正式名称である。ただし、第1商品名は、商品の正式名称に限らない。第1商品名は、商品を特定できる名称であればよい。また、第1商品名は、商品に対して与えられた店固有の名称であってもよい。
【0027】
選択商品名データ生成部34は、記憶部32により記憶されている第1商品名データ、店舗IDキーワード取得部30により取得された店舗IDデータ及び店舗IDキーワード取得部30により取得されたキーワードデータに基づいて、第1商品名データに含まれている複数の第1商品名の中からキーワードデータに含まれているキーワードに関連する第1商品名を選択することにより選択商品名データを生成する。なお、キーワードに関連する第1商品名が存在しない場合には、選択商品名データ生成部34は、第1商品名が存在しない内容の選択商品名データを生成する。第1商品名とキーワードとの関連性の有無は、例えば、第1商品名が第2商品名及び第3商品名を含む場合には、第2商品名と、店舗IDと、第2商品名とは異なる第3商品名とが関連付けられた第1商品名データに基づいて判定されてもよい。また、第1商品名とキーワードとの関連性の有無は、例えば、機械学習により判定されてもよい。機械学習により判定される場合には、独立する複数の店舗の店舗IDデータに基づいて過去に生成された選択商品名データを教師データとして利用することが挙げられる。独立する複数の店舗の店舗IDデータに基づいて過去に生成された選択商品名データの全てが教師データとして利用されてもよいし、独立する複数の店舗の店舗IDデータに基づいて過去に生成された選択商品名データの一部が教師データとして利用されてもよい。独立する複数の店舗の店舗IDデータに基づいて過去に生成された選択商品名データの一部が教師データとして利用されるとは、例えば、特定の店舗IDデータに基づいて生成された選択商品名データが教師データとして利用されることである。
【0028】
ここで、選択商品名データ生成部34は、第1店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データと、第1店舗IDとは異なる第2店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データとが異なるように、選択商品名データを生成する。選択商品名データが異なるとは、例えば、選択商品名データ生成部34により選択される1以上の商品名データが異なることである。また、選択商品名データ生成部34が複数の第1商品名を並べることにより選択商品名データを生成する場合がある。この場合には、選択商品名データが異なるとは、選択商品名データ生成部34により選択される複数の第1商品名が同じであり、かつ、選択商品名データ生成部34により並べられた複数の第1商品名の順番が異なる場合を含む。これにより、店舗固有の選択商品名データが生成される。
【0029】
なお、選択商品名データ生成部34は、第1店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データと、第1店舗IDとは異なる第2店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データとが同じであるように、選択商品名データを生成する場合があってもよいし、なくてもよい。選択商品名データ生成部34は、第1店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データと、第1店舗IDとは異なる第2店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データとが異なるように、選択商品名データを生成する場合があればよい。
【0030】
出力部36は、選択商品名データ生成部34が生成した選択商品名データを出力する。
【0031】
[効果]
データ処理装置14によれば、データ処理装置14の利便性を向上させることができる。より詳細には、選択商品名データ生成部34は、第1店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データと、第1店舗IDとは異なる第2店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データとが異なるように、選択商品名データを生成する。更に、データ処理装置14は、商品を発注する商品発注機能及び/又は商品の在庫を管理する商品在庫管理機能を備え、複数の店舗により利用される。これにより、店舗が商品を発注する際及び/又は店舗が商品の在庫を管理する際に、店舗は、キーワードを用いて商品を検索することが可能となる。そして、店舗ID毎に固有の選択商品名データが得られるようになる。よって、店舗は、店舗に適した商品の選択商品名データを得ることができる。その結果、データ処理装置14の利便性が向上する。
【0032】
また、データ処理装置14は、例えば、複数の店舗毎にサーバを設けるような構成でなくてもよい。その結果、データ処理装置14のハードウェア構成が簡素化される。ただし、データ処理装置14は、1台のサーバにより構成されていなくてもよい。例えば、記憶部32は、店舗IDキーワード取得部30、選択商品名データ生成部34及び出力部36と物理的に離れた位置に設けられていてもよい。また、記憶部32は、物理的に離れた位置に配置された複数の装置に分離されていてもよい。
【0033】
また、データ処理装置14を実施しているか否かの判断は、以下の手順により行うことができる。具体的には、検証者は、端末を用いて、第1店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータをデータ処理装置14に送信する。応じて、データ処理装置14は、選択商品名データを生成及び出力する。検証者は、端末を用いて、選択商品名データ(以下、第1選択商品名データと称す)を取得する。次に、検証者は、端末を用いて、第1店舗IDとは異なる第2店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータをデータ処理装置14に送信する。応じて、データ処理装置14は、選択商品名データを生成及び出力する。検証者は、端末を用いて、選択商品名データ(以下、第2選択商品名データと称す)を取得する。第1選択商品名データと第2選択商品名データとが異なっていれば、データ処理装置14が実施されている。
【0034】
(第2の実施形態)
[データ処理装置の構成]
以下に、本発明の第2の実施形態に係るデータ処理装置14aの構成について図面を参照しながら説明する。データ処理方法は、データ処理装置14aにおいて行われる方法である。
図2は、データ処理装置14aを備えるデータ処理システム10の機能ブロック図である。
図3は、データ処理装置14aを備えるデータ処理システム10のハードウェア構成を示したブロック図である。
図4は、第1商品名データの一例を示した図である。
【0035】
データ処理システム10は、
図2に示すように、端末12及びデータ処理装置14aを備えている。データ処理装置14aは、商品を発注する商品発注機能及び/又は商品の在庫を管理する商品在庫管理機能を備えている。データ処理装置14aは、複数の店舗により利用される。データ処理装置14aは、例えば、サーバである。ただし、データ処理装置14aは、1つの場所に集約された装置であってもよいし、複数の場所に分散された装置であってもよい。
【0036】
複数の店舗は、互いに経営が独立している複数の店舗であってもよいし、互いに経営が独立していない複数の店舗であってもよい。ただし、複数の店舗は、互いに経営が独立していることが好ましい。経営が独立する複数の店舗とは、オーナーが異なる複数の店舗を意味する。オーナーが複数の店舗を所有する場合には、複数の店舗を一つの店舗とみなす。オーナーは、1人で店舗を所有していてもよいし、複数人で店舗を所有していてもよい。また、オーナーは、自然人であってもよいし、法人であってもよい。本実施形態では、店舗は、1人乗り又は2人乗りの小型車両のケアを主に行う店舗である。1人乗り又は2人乗り小型車両とは、乗車定員が1人又は2人である車両である。乗車定員は、例えば、車検証や説明書等により確認することができる。
【0037】
メンテナンスは、リペア及びケアを含む。リペアは、1人乗り又は2人乗りの小型車両の故障の修理及び/又は損傷の修理である。ケアは、メンテナンスの内のリペアを除く作業である。ケアとは、例えば、日常的に行なうことが好ましい作業であり、例えば、空気圧の点検・補充、ブレーキの遊び調整、バッテリの状態確認、クーラントの補充・交換、オイル/オイルフィルターの点検と交換、灯火器類(ヘッドライト、テールライト、方向指示器など)の点検・交換、エアフィルターの点検と清掃・交換等を含む。ケアは、日常的に行なわれるため、費用は安いが頻度が高い作業である。
【0038】
データ処理装置14aは、
図3に示すように、データ処理装置制御部140、データ処理装置通信部142及びデータ処理装置記憶部144をハードウェア構成として備えている。データ処理装置制御部140は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。データ処理装置通信部142は、データ処理装置14aをインターネット回線に接続するための装置である。データ処理装置通信部142は、例えば、ルータや光回線終端装置である。データ処理装置記憶部144は、例えば、ハードディスク、メモリである。
【0039】
データ処理装置14aは、
図2に示すように、店舗IDキーワード取得部30、記憶部32、選択商品名データ生成部34及び出力部36を備えている。記憶部32は、複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データ(以下、ケア履歴データと称す)を記憶している。記憶部32は、データ処理装置記憶部144である。
【0040】
ケア履歴データは、ケアの履歴に関するデータである。ケア履歴データは、車両IDデータとケア実施日関連データとが関連付けられたデータである。データは、純粋なデータだけでなく、計算式、マップ、比較器、基準器なども含む。
【0041】
車両IDは、1人乗り又は2人乗り小型車両を特定するための識別子である。車両IDデータは、車両を特定するために付与された符号であってもよいし、登録番号であってもよいし、車体番号であってもよいし、符号、登録番号及び車体番号を含んでいてもよい。また、車両IDデータは、車種名を更に含んでいてもよい。
【0042】
ケア実施日関連データとは、ケアを実施したケア実施日に関するデータである。ケア実施日関連データは、ケアを実施したケア実施日であってもよいし、前回にケアを行ってからの経過時間(日数)であってもよい。
【0043】
複数のケア履歴データに含まれる車両IDデータは、複数種類の車両IDデータを含む。これにより、複数のケア履歴データが存在する。また、同一の車両IDデータを含む複数の車両ケア履歴データに含まれる連続する2つのケア実施日同士の間隔が4ヶ月以下である複数のケア履歴データの数は、同一の車両IDデータを含む複数のケア履歴データに含まれる連続する2つのケア実施日同士の間隔が4ヶ月より長い複数のケア履歴データの数より多い。
【0044】
「同一の車両IDデータを含む複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データに含まれる連続する2つのケア実施日同士の間隔が4ヶ月以下である1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データの数は、同一の車両IDデータを含む複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データに含まれる連続する2つのケア実施日同士の間隔が4ヶ月より長い1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データの数より多い」とは、以下の通りである。同一の車両IDデータを含む複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データをケア実施日の順に並べる。このとき、一方のケア実施日から4か月以内の他方のケア実施日が存在する1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データの数は、一方のケア実施日から4か月以内の他方のケア実施日が存在しない1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データの数より多い。以上のように、「同一の車両IDデータを含む複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データに含まれる連続する2つのケア実施日同士の間隔が4ヶ月以下である1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データの数は、同一の車両IDデータを含む複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データに含まれる連続する2つのケア実施日同士の間隔が4ヶ月より長い1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データの数より多い」とは、複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データが、短周期(4ヶ月以下の周期)でケアが行われていることを示すケア実施日関連データを含む1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データを、長周期(4ヶ月より長い周期)でケアが行われていることを示すケア実施日関連データを含む1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データより多く含んでいることを意味する。新車販売及びメンテナンスを行うディーラーは、短周期(4ヶ月以下の周期)でケアが行われていることを示すケア実施日関連データを含む1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データを保有していることが少ない。一方、主にケアを行う店舗は、短周期(4ヶ月以下の周期)でケアが行われていることを示すケア実施日関連データを含む1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データを保有していることが多い。そのため、複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データは、新車販売及びメンテナンスを行うディーラーに関する1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データより主にケアを行う店舗に関する1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データを多く含んでいる。ディーラーとは、特定のメーカーの新車を販売すると共に、特定のメーカーの車両のメンテナンスを行う店舗である。
【0045】
なお、本明細書において、「Aの数がBの数より多い」とは、Bの数が、0であってもよいし、0でなくてもよい。例えば、同一の車両IDデータを含む複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データに含まれる連続する2つのケア実施日同士の間隔が4ヶ月以下である1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データの数は、同一の車両IDデータを含む複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データに含まれる連続する2つのケア実施日同士の間隔が4ヶ月より長い1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データの数より多いとは、同一の車両IDデータを含む複数の1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データに含まれる連続する2つのケア実施日同士の間隔が4ヶ月より長い1人乗り又は2人乗り小型車両ケア履歴データの数が、0であってもよいし、0でなくてもよい。
【0046】
端末12は、店舗が使用する装置である。端末12は、複数の店舗のそれぞれに配置される。端末12は、例えば、据え置き型のパーソナルコンピュータ、持ち運び型のパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット型コンピュータ等の情報処理装置である。店舗のスタッフは、端末12を操作して、商品を発注すること、及び/又は、商品の在庫を管理することができる。また、店舗のスタッフは、端末12を操作して、商品を検索することができる。
【0047】
店舗のスタッフは、端末12を操作することにより、キーワードを入力する。これにより、端末12は、キーワードを含むキーワードデータを取得する。キーワードは、商品の検索のために用いられる文字列である。ユーザは、端末12に音声によりキーワードを入力してもよいし、端末12を手で操作することによりキーワードを入力してもよい。
【0048】
商品は、1人乗り又は2人乗り小型車両のケアに用いられる商品である。1人乗り又は2人乗り小型車両のケアに用いられる商品とは、1人乗り又は2人乗り小型車両の部品である。1人乗り又は2人乗り小型車両のケアに用いられる商品は、例えば、タイヤ、バッテリ、ブレーキシュー、プラグ等の部品の他に、エンジンオイル等の油脂類も含む。
【0049】
端末12は、キーワードを含むキーワードデータ及び店舗IDを含む店舗IDデータをデータ処理装置14aに送信する。店舗IDは、店舗そのものを特定する識別子であってもよいし、店舗に所属するスタッフを特定する識別子であってもよい。スタッフは、例えば、オーナー、販売員、エンジニアである。店舗IDが店舗に所属するスタッフを特定する識別子である場合、スタッフは、所属する店舗と関連付けられている。キーワードは、商品の正式名称(商品名)ではなく、商品に対して与えられた店舗固有の名称である。商品名は、例えば、数字及びアルファベットの組み合わせである型番である。一方、キーワードは、例えば、商品の特性や外観等に由来する名称であって、ユーザが商品名の代わりに用いる名称である。キーワードは、例えば、数字及びアルファベットの組み合わせである。端末12とデータ処理装置14aとは、通信回線により接続されている。通信回線は、無線であってもよいし、有線であってもよいし、有線及び無線の組み合わせであってもよい。
【0050】
店舗IDキーワード取得部30は、複数の店舗の中から店舗を特定する店舗IDを含む店舗IDデータと商品に関連するキーワードを含むキーワードデータとを取得する。店舗IDキーワード取得部30は、データ処理装置制御部140及びデータ処理装置通信部142である。
【0051】
データは、純粋なデータだけでなく、計算式、マップ、比較器、基準器なども含む。
【0052】
記憶部32は、複数の店舗が発注可能な複数の商品の第1商品名及び/又は複数の店舗が在庫管理可能な複数の商品の第1商品名を含む第1商品名データを記憶する。本実施形態では、第1商品名は、第2商品名及び第2商品名とは異なる第3商品名を含んでいる。
【0053】
複数の商品は、1人乗り又は2人乗り小型車両のケアに用いられる。1人乗り又は2人乗り小型車両のケアに用いられる商品とは、1人乗り又は2人乗り小型車両の一部を構成する部品である。1人乗り又は2人乗り小型車両のケアに用いられる商品は、例えば、タイヤ、バッテリ、ブレーキシュー、プラグ等の部品の他に、エンジンオイル等の油脂類も含む。
【0054】
第1商品名は、第2商品名及び第3商品名の上位概念である。第2商品名は、例えば、商品の正式名称である。そのため、複数の店舗は、同一の商品に対して同一の第2商品名を用いる。ただし、第2商品名は、商品の正式名称に限らない。第2商品名は、商品を特定できる名称であればよい。
【0055】
第3商品名は、例えば、商品の正式名称(商品名)ではなく、商品に対して与えられた店固有の名称である。第3商品名は、商品の特性や外観等に由来する名称であって、ユーザが第2商品名の代わりに用いる名称である。第1商品名データでは、1つの第2商品名及び1つの店舗IDに対して複数の第3商品名が関連付けられていてもよい。例えば、第2商品名が「xyz エンジンオイルSAE 10W−40 946ml」である商品の外観が、青いプラボトルである場合を例に挙げる。この場合、店舗IDが「aaa」であるユーザは、「青オイル1040」、「プラボトルオイル1040」、「プラオイル1040」のような店固有の名称で「xyz エンジンオイルSAE 10W−40 946ml」である商品を呼ぶ。そこで、「xyz エンジンオイルSAE 10W−40 946ml」の第2商品名と、「aaa」の店舗IDと、「青オイル1040」、「プラボトルオイル1040」、「プラオイル1040」の第3商品名とが関連付けられている。例えば、「#青オイル1040#プラボトルオイル1040#プラオイル1040」のように「#」を利用して複数の第3商品名が一つにまとめられていてもよい。
【0056】
また、記憶部32により記憶されている第1商品名データに含まれる第3商品名が変更可能である。特に、記憶部32により記憶されている第1商品名データに含まれる第3商品名が、第3商品名に関連付けられている店舗IDにより特定される店舗により変更可能である。変更可能とは、例えば、新たな第3商品名を追加すること、既存の第3商品名を削除すること、既存の第3商品名を変更することである。
【0057】
選択商品名データ生成部34は、記憶部32により記憶されている第1商品名データ、店舗IDキーワード取得部30により取得された店舗IDデータ及び店舗IDキーワード取得部30により取得されたキーワードデータに基づいて、店舗IDキーワード取得部30により取得された店舗IDデータに含まれる店舗IDに関連付けられた第2商品名及び/又は第3商品名の中からキーワードデータに含まれているキーワードに関連する第2商品名及び/又は第3商品名を選択することにより選択商品名データを生成する。選択商品名データ生成部34は、データ処理装置制御部140である。例えば、店舗IDキーワード取得部30が「aaa」を含む店舗IDデータ及び「青オイル1040」を含むキーワードデータを取得した場合、選択商品名データ生成部34は、「xyz エンジンオイルSAE 10W−40 946ml」の第2商品名、及び/又は、「青オイル1040」の第3商品名を選択する。また、「xyz エンジンオイルSAE 10W−40 946ml」以外に「aaa」及び「青オイル1040」と関連する第2商品名及び/又は第3商品名が存在する場合には、選択商品名データ生成部34は、「xyz エンジンオイルSAE 10W−40 946ml」以外に「aaa」及び「青オイル1040」と関連する第2商品名及び/又は第3商品名も選択する。なお、選択商品名データ生成部34は、「aaa」及び「青オイル1040」に近似するキーワードと関連する第2商品名及び/第3商品名を更に選択してもよい。また、選択商品名データ生成部34は、「aaa」及び「青オイル1040」のキーワードを含む第2商品名及び/第3商品名を更に選択してもよい。
【0058】
なお、選択商品名データ生成部34は、複数の第2商品名及び/又は複数の第3商品名を並べた選択商品名データを生成してもよい。複数の第2商品名及び/又は複数の第3商品名の順番は、
図4に示す複数の第2商品の順番に従ってもよいし、店舗IDが「aaa」であるユーザの検索によりヒットした回数が多い商品名が上位に位置する順番であってもよい。選択商品名データ生成部34は、第1店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データ(第1選択商品名データ)と、第1店舗IDとは異なる第2店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データ(第2選択商品名データ)とが異なるように、選択商品名データを生成する。第1選択商品名データと第2選択商品名データとが異なるとは、第1選択商品名データに含まれる第2商品名及び/又は第3商品名と第2選択商品名データに含まれる第2商品名及び/又は第3商品名とが異なる場合、及び、第1選択商品名データに含まれる複数の第2商品名及び/又は複数の第3商品名の順番と第2選択商品名データに含まれる複数の第2商品名及び/又は複数の第3商品名の順番とが異なる場合の両方を含む。これにより、店舗固有の選択商品名データが生成される。
【0059】
出力部36は、選択商品名データ生成部34が生成した選択商品名データを出力する。出力部36は、データ処理装置制御部140及びデータ処理装置通信部142である。応じて、端末は、選択商品名データを受信する。これにより、店舗のスタッフは、選択商品名データに含まれる第2商品名及び/又は第3商品名を認識できる。
【0060】
[効果]
データ処理装置14aによれば、データ処理装置14と同じ理由により、データ処理装置14aの利便性を向上させることができる。また、データ処理装置14aは、データ処理装置14と同じ理由により、データ処理装置14aのハードウェア構成が簡素化される。
【0061】
データ処理装置14aによれば、以下の理由によっても、データ処理装置14aの利便性を向上させることができる。より詳細には、データ処理装置14aでは、第1商品名は、第2商品名及び第2商品名とは異なる第3商品名を含んでいる。選択商品名データ生成部34は、記憶部32により記憶されている第1商品名データ、店舗IDキーワード取得部30により取得された店舗IDデータ及び店舗IDキーワード取得部30により取得されたキーワードデータに基づいて、店舗IDキーワード取得部30により取得された店舗IDデータに含まれる店舗IDに関連付けられた第2商品名及び/又は第3商品名の中からキーワードデータに含まれているキーワードに関連する第2商品名及び/又は第3商品名を選択することにより選択商品名データを生成する。これにより、キーワードに関連する第2商品名及び/又は第3商品名が選択されるようになる。その結果、商品の検索において第2商品名及び/又は第3商品名が利用されるようになる。以上より、データ処理装置14aの利便性を向上させることができる。
【0062】
データ処理装置14aによれば、記憶部32により記憶されている第1商品名データに含まれる第3商品名が変更可能である。第3商品名に利便性の高い名称を付与することが可能となる。その結果、データ処理装置14aの利便性を向上させることができる。
【0063】
データ処理装置14aによれば、記憶部32により記憶されている第1商品名データに含まれる第3商品名が、第3商品名に関連付けられている店舗IDにより特定される店舗により変更可能である。これにより、店舗は、商品に対して与えられた店固有の名称を第3商品に設定できる。その結果、データ処理装置14aの利便性を向上させることができる。
【0064】
データ処理装置14aによれば、記憶部32により記憶されている第1商品名データに含まれる複数の第2商品名は、複数の第2商品名が同一の商品を示す場合に、複数の店舗の間において共通する。そのため、第2商品名は、商品の正式名称であってもよい。
【0065】
ところで、インドネシア等の新興国では、1人乗り又は2人乗り小型車両が広く利用されている。1人乗り又は2人乗りの小型車両を普段の移動手段として利用している人の中には、その小型車両を移動手段としてだけではなく財産として考える人が含まれている。そのような人は、移動手段としての機能及び財産としての価値を維持するために、小型車両をできるだけよい状態に維持するためのケアに熱心である。小型車両は、3人以上乗車可能な車両と異なり、小型である。小型車両は、3人以上乗車可能な車両と異なり、乗車が容易であり、利便性が高い。小型車両は、3人以上乗車可能な車両と異なり、使用頻度が高くなる傾向がある。小型車両は、3人以上乗車可能な車両と異なり、高い頻度でケアが求められる。ここでのケアとは、車両の状態を良好に保つための作業であるメンテナンスの内の故障の修理及び損傷の修理であるリペアを除く作業である。ケアとは、例えば、日常的に行うことが好ましい作業であり、例えば、空気圧の点検・補充、ブレーキの遊び調整、バッテリの状態確認、クーラントの補充・交換、オイル/オイルフィルターの点検と交換、灯火器類(ヘッドライト、テールライト、方向指示器など)の点検・交換、エアフィルターの点検と清掃・交換等を含む。ケアは、日常的に高い頻度で行うため、費用が安いほうが好まれる。しかしながら、小型車両を移動手段としてだけではなく財産として考える人にとっては、このようなケアの品質も重要である。そのため、小型車両を移動手段としてだけではなく財産として考える人は、費用と品質を考慮するため、このようなケアをディーラーではないケアを主に行う店舗などで行うことが多い。小型車両を移動手段としてだけではなく財産として考える人は、ケアを主に行う店舗をより誠実に見積り、又は、評価する。このように、小型車両を移動手段としてだけではなく財産として考える人は、特徴的な思考を有している。また、ケアを主に行う店舗のスタッフも、小型車両を移動手段としてだけではなく財産として考える人と日常的に接しているため、小型車両を移動手段としてだけではなく財産として考える人と同様に特徴的な思考を有している。
【0066】
本願発明者は、ケアを主に行う店舗における商品発注又は商品在庫管理を検討するにあたり、ケアを主に行う店舗において取り扱われる商品について考察した。ケアを主に行う店舗における商品は、ケアを主に行う店舗において整備される1人乗り又は2人乗り小型車両の部品である。ケアを主に行う店舗において整備される1人乗り又は2人乗り小型車両の部品は、数字とアルファベットとが組み合わされた型番で管理される。そのため、ケアを主に行う店舗のスタッフは、型番を見ただけでは、1人乗り又は2人乗り小型車両のいずれの部品を型番が指すのかを判断しにくい場合がある。
【0067】
一方、ケアを主に行う店舗のスタッフは、前記の通り、特徴的な思考を有する。例えば、商品発注又は商品在庫管理の際に、ケアを主に行う店舗のスタッフに1人乗り又は2人乗り小型車両の部品の型番を適切に入力することを要求することは容易ではない。
【0068】
そこで、本願発明者は、ケアを主に行う店舗のスタッフによる1人乗り又は2人乗り小型車両の部品の呼び方に着目した。すると、本願発明者は、ケアを主に行う店舗のスタッフが、1人乗り又は2人乗り小型車両の部品に型番ではなく店固有の名称を使用することに気が付いた。そこで、本願発明者は、店固有の名称により1人乗り又は2人乗り小型車両の部品を検索できるようにすれば、データ処理装置の利便性を向上させることができることに思い至った。
【0069】
また、本願発明者は、ケアを主に行う店舗のスタッフが店固有の名称により1人乗り又は2人乗り小型車両の部品を検索できる構成をデータ処理装置が備えると、以下の理由により、データ処理装置のハードウェア構成がシンプルになることに気が付いた。より詳細には、データ処理装置は、ケアを主に行う店舗の端末から送信されてくる店固有の名称のデータに基づいて、1人乗り又は2人乗り小型車両の部品を選択することにより、検索結果データを作成する。そのため、ケアを主に行う複数の店舗毎にデータ処理装置が設けられていなくてもよい。その結果、データ処理装置のハードウェア構成がシンプルになる。
【0070】
(その他の実施形態)
本明細書において記載と図示の少なくとも一方がなされた実施形態及び変形例は、本開示の理解を容易にするためのものであって、本開示の思想を限定するものではない。上記の実施形態及び変形例は、その趣旨を逸脱することなく変更・改良され得る。
【0071】
当該趣旨は、本明細書に開示された実施形態に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ(例えば、実施形態及び変形例に跨る特徴の組み合わせ)、改良、変更を包含する。特許請求の範囲における限定事項は当該特許請求の範囲で用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態及び変形例に限定されるべきではない。そのような実施形態及び変形例は非排他的であると解釈されるべきである。例えば、本明細書において、「好ましくは」、「よい」という用語は非排他的なものであって、「好ましいがこれに限定されるものではない」、「よいがこれに限定されるものではない」ということを意味する。
【0072】
なお、データ処理装置14aでは、第1商品名データは、第2商品名と店舗IDと第3商品名とを関連付けたデータである。ただし、第1商品名データは、第2商品名、店舗ID及び第3商品名以外の項目を含んでいてもよい。第2商品名、店舗ID及び第3商品名以外の項目は、例えば、第2商品名の商品の在庫数である。この場合、データ処理装置14aは、第2商品名の商品の在庫数が少なくなった場合に、店舗の端末12に通知することができる。また、第2商品名、店舗ID及び第3商品名に加えて、チェックボックスが設けられてもよい。選択商品名データ生成部34は、チェックボックスにチェックが入れられた第2商品名及び第3商品名を選択しない、又は、チェックボックスにチェックが入れられた第2商品名及び第3商品名を選択する。
【0073】
第1商品名データのデータ構造は、
図4に示したテーブルに限らない。第1商品名データは、複数のテーブルにより構成されていてもよい。
【0074】
データ処理装置14,14aは、商品の発注時に商品の販売額の計算及び記録を行うレジスター機能を備えていてもよい。
【0075】
選択商品名データは、第2商品名を含み、第3商品名を含んでいなくてもよい。この場合、第2商品名は、第1商品名である。また、選択商品名データは、第3商品名を含み、第2商品名を含んでいなくてもよい。この場合、第3商品名は、第1商品名である。そして、店舗は、選択商品名データの第3商品名に対して第2商品名を対応付けてもよい。また、選択商品名データは、第2商品名及び第3商品名を含んでいてもよい。
【0076】
選択商品名データ生成部34は、第1商品名及び第1商品名の商品の画像を含む選択商品名データを生成してもよい。また、選択商品名データ生成部34は、第2商品名及び/又は第3商品名、並びに、第2商品名及び/又は第3商品名の商品を含んでいてもよい。
データ処理装置は、商品を発注する商品発注機能及び/又は商品の在庫を管理する商品在庫管理機能を備え、複数の店舗により利用される。データ処理装置は、選択商品名データ生成部を備える。選択商品名データ生成部は、第1店舗IDを含む前記店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データと、第1店舗IDとは異なる第2店舗IDを含む店舗IDデータ及び第1キーワードを含むキーワードデータに基づいて生成した選択商品名データとが異なるように、選択商品名データを生成する。