特許第6813732号(P6813732)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6813732
(24)【登録日】2020年12月22日
(45)【発行日】2021年1月13日
(54)【発明の名称】知能防犯ロック安全警報装置
(51)【国際特許分類】
   E05B 45/06 20060101AFI20201228BHJP
   E05B 17/18 20060101ALI20201228BHJP
   E05B 45/10 20060101ALI20201228BHJP
   E05B 63/14 20060101ALI20201228BHJP
   G08B 13/02 20060101ALI20201228BHJP
【FI】
   E05B45/06 C
   E05B17/18 Z
   E05B45/10
   E05B63/14 A
   G08B13/02 Z
【請求項の数】8
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-144945(P2019-144945)
(22)【出願日】2019年8月6日
【審査請求日】2019年8月9日
(31)【優先権主張番号】201910637785.6
(32)【優先日】2019年7月15日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520437009
【氏名又は名称】義烏瑪奇科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】高美善
【審査官】 家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】 特許第6051972(JP,B2)
【文献】 実開平01−119759(JP,U)
【文献】 実開昭57−174656(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 15/00−17/20
E05B 45/00−45/14
E05B 63/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外殻を含み、前記外殻の中には第一伝動チャンバーと第二伝動チャンバーと第三伝動チャンバーとスペアチャンバーとが設置され、前記外殻の中にはまた移動チャンバーと停電チャンバーとが設置され、前記第一伝動チャンバーの中には封鎖警報機構と叩き防止機構とが設置され、前記停電チャンバーの中には停電機構が設置され、前記スペアチャンバーの中にはスペアの開き機構が設置され、前記封鎖警報機構は、左端が第一伝動チャンバーの左端壁を貫通し且つ左右に移動できるシリンダー軸を含み、前記シリンダー軸の中には右方に開口した鍵孔が設置され、前記第一伝動チャンバーの右端壁には前記シリンダー軸にかぶせた中空軸が回転できるように連結され、前記シリンダー軸と前記中空軸の中にはいずれも幾つかの押し栓チャンバーが設置され、前記押し栓チャンバーの中にはチャンバーの中で上下に移動でき且つ初期位置の全部異なる押し栓が設置され、上側の前記押し栓の下端と下側の前記押し栓の上端とにはいずれも阻み板が固定的に設置され、前記阻み板と前記押し栓チャンバーの端壁との間にはいずれも二つの伸ばしバネが固定され、前記中空軸の左端には大スプロケットが固定され、前記第二伝動チャンバーの左チャンバー壁には右端が前記第二伝動チャンバーの右端壁を貫通した第一伝動軸が回転できるように連結され、前記第一伝動軸の左端には小スプロケットが設置され、前記大スプロケットと前記小スプロケットとがチェーンにより連結され、前記第一伝動軸の右端には第三伝動チャンバーの中に位置した第一ベベルギアが設置され、前記第三伝動チャンバーの上下チャンバー壁の間には第二伝動軸が回転できるように連結され、前記第二伝動軸の上端には第一ラック歯車が設置され、前記第二伝動軸には前記第一ベベルギアと噛み合った第二ベベルギアが固定され、前記第二伝動軸の下端には第一縄輪が設置され、前記第一伝動チャンバーの右チャンバー壁の中には阻みブロックチャンバーが設置され、前記阻みブロックチャンバーの中には阻みブロックが設置され、前記阻みブロックの上端面がロープにより前記第一縄輪と連結され、間違った鍵が前記鍵孔に挿入されまた前記シリンダー軸を叩いた時に、撮影装置が動作し始め、それに前記阻みブロックが下降して前記シリンダー軸を保護する役割を果たすことを特徴とする知能防犯ロック安全警報装置。
【請求項2】
前記開き機構は下端が前記阻みブロックチャンバーの下端壁を貫通し且つ前記スペアチャンバーの中に位置した上下に移動できる直角支持ブロックを含み、前記阻みブロックチャンバーの中にはまた前記直角支持ブロックの上端面と接触した電磁石が設置され、前記阻みブロックの下端壁には上端の前記直角支持ブロックと連結された連結バネが固定され、前記直角支持ブロックの下端には第一ラックが固定され、前記スペアチャンバーの左チャンバー壁にはカム軸が回転できるように連結され、前記カム軸の左端には第二ラック歯車が設置され、前記カム軸の右端にはカムが設置され、前記第一ラックが前記第二ラック歯車と噛み合うように連結され、前記スペアチャンバーの中には前記スペアチャンバーと前記第一伝動チャンバーとを貫通したスリーブが設置され、前記スリーブの中には左右に移動できるスペアシリンダー軸が設置され、前記スペアシリンダー軸の中には右方に開口したスペア鍵孔が設置され、前記スペアシリンダー軸には同じく幾つの前記押し栓チャンバーが設置され、前記押し栓チャンバーの中には前記押し栓チャンバーの中で上下に移動でき且つ初期位置が異なるスペア押し栓がいずれも設置され、上側の前記スペア押し栓の下端と下側の前記スペア押し栓の上端とには前記阻み板がいずれも固定され、前記阻み板と前記押し栓チャンバーの端壁との間には二つの前記伸ばしバネがいずれも固定されていることを特徴とする請求項1に記載の知能防犯ロック安全警報装置。
【請求項3】
前記停電機構は前記シリンダー軸の左端に固定され且つ前記移動チャンバーに位置した従動歯車を含み、前記移動チャンバーの左チャンバー壁には二つの弾性バネが固定的に連結され、前記弾性バネの右端が前記シリンダー軸と接触し、前記移動チャンバーの中の左チャンバー壁には前記シリンダー軸の上側に位置した第三伝動軸が回転できるように連結され、前記第三伝動軸の右端には第二縄輪が設置され、前記第三伝動軸の左端には伝動歯車が固定され、前記停電チャンバーの中の前後チャンバー壁の間には回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸には連結ロッドが固定的に連結され、前記連結ロッドの左端と前記第二縄輪との間が引き縄により連結され、前記連結ロッドの右端と前記停電チャンバーの下チャンバー壁とが伸縮バネにより連結され、前記停電チャンバーの上チャンバー壁の中には通電チャンバーが設置され、前記通電チャンバーの中の左側には電源が設置され且つ右側には導電ブロックが設置され、前記通電チャンバーの下チャンバー壁の中には下方に開口し且つ前記停電チャンバーと連通された押しチャンバーが設置され、前記押しチャンバーの中には台形ロッドが設置され、前記台形ロッドの下端が前記停電チャンバーの中に位置し且つ前記台形ロッドの下端には押し板が固定され、前記押し板の下端面が前記連結ロッドと接触し、前記導電ブロックの上端面には導線が連結され、前記導線の右端には前記第一伝動チャンバーの右チャンバー壁の中に位置した前記撮影装置が連結され、前記導電ブロックの右側には右端が前記通電チャンバーと前記第二伝動チャンバーと前記第三伝動チャンバーとを貫通し且つ前記第一ラック歯車と噛み合うように連結された第二ラックが設置されていることを特徴とする請求項1に記載の知能防犯ロック安全警報装置。
【請求項4】
前記叩き防止機構は前記移動チャンバーの左端壁に固定されたモーターを含み、前記モーターの右端には右端が前記移動チャンバーの右端壁を貫通したモーター軸が動力が伝達できるように連結され、前記モーター軸の右端には第三ラック歯車が固定され、前記第一伝動チャンバーの右端壁には固定板が設置され、前記第一伝動チャンバーの中には下端が前記固定板を貫通し且つ前記第三ラック歯車と噛み合うように連結された第三ラックが設置され、前記第三ラックの上端が回転歯車と噛み合っており、前記第一伝動チャンバーの左端壁には前記中空軸の左側に位置した圧力誘導スイッチが設置されていることを特徴とする請求項1に記載の知能防犯ロック安全警報装置。
【請求項5】
前記弾性バネの弾力は前記シリンダー軸がチャンバー壁の間でスライドする時に受けた摩擦力の総和より大きいことを特徴とする請求項3に記載の知能防犯ロック安全警報装置。
【請求項6】
前記台形ロッドの上昇高さが前記電源を切る高さに達することができることを特徴とする請求項3に記載の知能防犯ロック安全警報装置。
【請求項7】
前記中空軸が回転できる最大角度が、前記第二ラックを左方に運動させることにより前記導電ブロックを前記電源に連通させることができる角度であることを特徴とする請求項3に記載の知能防犯ロック安全警報装置。
【請求項8】
前記伸縮バネの引き力が連結ロッドと第二縄輪とを引く合力以上であることを特徴とする請求項3に記載の知能防犯ロック安全警報装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は防犯ロック分野に関し、具体的には知能防犯ロック安全警報装置である。
【背景技術】
【0002】
この調和の取れた社会の中にでも、幾つか悪念を抱いた人が存在するということは避けがたく、入室窃盗事件が時には発生し、窃盗者はドア鍵をこじ開けて部屋に入ることが多く、安全事故の発生を予防する及び経済損失を下げるため、知能防犯ロックを開発することがとても必要である。
現段階、人々がドア鍵の安全盗難防止設置においてはまだ知能的でなく、ドア鍵に保護作用を果たせなく、タイムリーに窃盗行為を発見し且つタイムリーに警報できなく、ある程度の経済損失をもたらすことが避けがたい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第106869605号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は知能防犯ロック安全警報装置を提供し、盗難防止機能が低いという問題を克服し、盗難防止機能を上げた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術プランを通じて実現する:本願発明の実施例の知能防犯ロック安全警報装置は、外殻を含み、前記外殻の中には第一伝動チャンバーと第二伝動チャンバーと第三伝動チャンバーとスペアチャンバーとが設置され、前記外殻の中にはまた移動チャンバーと停電チャンバーとが設置され、前記第一伝動チャンバーの中には封鎖警報機構と叩き防止機構とが設置され、前記停電チャンバーの中には停電機構が設置され、前記スペアチャンバーの中にはスペアの開き機構が設置され、前記封鎖警報機構は、左端が第一伝動チャンバーの左端壁を貫通し且つ左右に移動できるシリンダー軸を含み、前記シリンダー軸の中には右方に開口した鍵孔が設置され、前記第一伝動チャンバーの右端壁には前記シリンダー軸にかぶせた中空軸が回転できるように連結され、前記シリンダー軸と前記中空軸の中にはいずれも幾つかの押し栓チャンバーが設置され、前記押し栓チャンバーの中にはチャンバーの中で上下に移動でき且つ初期位置の全部異なる押し栓が設置され、上側の前記押し栓の下端と下側の前記押し栓の上端とにはいずれも阻み板が固定的に設置され、前記阻み板と前記押し栓チャンバーの端壁との間にはいずれも二つの伸ばしバネが固定され、前記中空軸の左端には大スプロケットが固定され、前記第二伝動チャンバーの左チャンバー壁には右端が前記第二伝動チャンバーの右端壁を貫通した第一伝動軸が回転できるように連結され、前記第一伝動軸の左端には小スプロケットが設置され、前記大スプロケットと前記小スプロケットとがチェーンにより連結され、前記第一伝動軸の右端には第三伝動チャンバーの中に位置した第一ベベルギアが設置され、前記第三伝動チャンバーの上下チャンバー壁の間には第二伝動軸が回転できるように連結され、前記第二伝動軸の上端には第一ラック歯車が設置され、前記第二伝動軸には前記第一ベベルギアと噛み合った第二ベベルギアが固定され、前記第二伝動軸の下端には第一縄輪が設置され、前記第一伝動チャンバーの右チャンバー壁の中には阻みブロックチャンバーが設置され、前記阻みブロックチャンバーの中には阻みブロックが設置され、前記阻みブロックの上端面がロープにより前記第一縄輪と連結され、間違った鍵が前記鍵孔に挿入されまた前記シリンダー軸を叩いた時に、撮影装置が動作し始め、それに前記阻みブロックが下降して前記シリンダー軸を保護する役割を果たす。
【0006】
更なる技術プランとしては、前記開き機構は下端が前記阻みブロックチャンバーの下端壁を貫通し且つ前記スペアチャンバーの中に位置した上下に移動できる直角支持ブロックを含み、前記阻みブロックチャンバーの中にはまた前記直角支持ブロックの上端面と接触した電磁石が設置され、前記阻みブロックの下端壁には上端の前記直角支持ブロックと連結された連結バネが固定され、前記直角支持ブロックの下端には第一ラックが固定され、前記スペアチャンバーの左チャンバー壁にはカム軸が回転できるように連結され、前記カム軸の左端には第二ラック歯車が設置され、前記カム軸の右端にはカムが設置され、前記第一ラックが前記第二ラック歯車と噛み合うように連結され、前記スペアチャンバーの中には前記スペアチャンバーと前記第一伝動チャンバーとを貫通したスリーブが設置され、前記スリーブの中には左右に移動できるスペアシリンダー軸が設置され、前記スペアシリンダー軸の中には右方に開口したスペア鍵孔が設置され、前記スペアシリンダー軸には同じく幾つの前記押し栓チャンバーが設置され、前記押し栓チャンバーの中には前記押し栓チャンバーの中で上下に移動でき且つ初期位置が異なるスペア押し栓がいずれも設置され、上側の前記スペア押し栓の下端と下側の前記スペア押し栓の上端とには前記阻み板がいずれも固定され、前記阻み板と前記押し栓チャンバーの端壁との間には二つの前記伸ばしバネがいずれも固定されている。
【0007】
更なる技術プランとしては、前記停電機構は前記シリンダー軸の左端に固定され且つ前記移動チャンバーに位置した従動歯車を含み、前記移動チャンバーの左チャンバー壁には二つの弾性バネが固定的に連結され、前記弾性バネの右端が前記シリンダー軸と接触し、前記移動チャンバーの中の左チャンバー壁には前記シリンダー軸の上側に位置した第三伝動軸が回転できるように連結され、前記第三伝動軸の右端には第二縄輪が設置され、前記第三伝動軸の左端には伝動歯車が固定され、前記停電チャンバーの中の前後チャンバー壁の間には回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸には連結ロッドが固定的に連結され、前記連結ロッドの左端と前記第二縄輪との間が引き縄により連結され、前記連結ロッドの右端と前記停電チャンバーの下チャンバー壁とが伸縮バネにより連結され、前記停電チャンバーの上チャンバー壁の中には通電チャンバーが設置され、前記通電チャンバーの中の左側には電源が設置され且つ右側には導電ブロックが設置され、前記通電チャンバーの下チャンバー壁の中には下方に開口し且つ前記停電チャンバーと連通された押しチャンバーが設置され、前記押しチャンバーの中には台形ロッドが設置され、前記台形ロッドの下端が前記停電チャンバーの中に位置し且つ前記台形ロッドの下端には押し板が固定され、前記押し板の下端面が前記連結ロッドと接触し、前記導電ブロックの上端面には導線が連結され、前記導線の右端には前記第一伝動チャンバーの右チャンバー壁の中に位置した前記撮影装置が連結され、前記導電ブロックの右側には右端が前記通電チャンバーと前記第二伝動チャンバーと前記第三伝動チャンバーとを貫通し且つ前記第一ラック歯車と噛み合うように連結された第二ラックが設置されている。
【0008】
更なる技術プランとしては、前記叩き防止機構は前記移動チャンバーの左端壁に固定されたモーターを含み、前記モーターの右端には右端が前記移動チャンバーの右端壁を貫通したモーター軸が動力が伝達できるように連結され、前記モーター軸の右端には第三ラック歯車が固定され、前記第一伝動チャンバーの右端壁には固定板が設置され、前記第一伝動チャンバーの中には下端が前記固定板を貫通し且つ前記第三ラック歯車と噛み合うように連結された第三ラックが設置され、前記第三ラックの上端が回転歯車と噛み合っており、前記第一伝動チャンバーの左端壁には前記中空軸の左側に位置した圧力誘導スイッチが設置されている。
【0009】
更なる技術プランとしては、前記弾性バネの弾力は前記シリンダー軸がチャンバー壁の間でスライドする時に受けた摩擦力の総和より大きい。
【0010】
更なる技術プランとしては、前記台形ロッドの上昇高さが前記電源を切る高さに達することができる。
【0011】
更なる技術プランとしては、前記中空軸が回転できる最大角度が、前記第二ラックを左方に運動させることにより前記導電ブロックを前記電源に連通させることができる角度である
【0012】
更なる技術プランとしては、前記伸縮バネの引き力が連結ロッドと第二縄輪とを引く合力以上である
【発明の効果】
【0013】
本願発明の有益効果は:本装置は構造が簡単であり、操作が便利であり、本装置がドアの中に取り付けられることで多層盗難防止の効果を果たすことができ、泥棒が鍵孔から防犯ロックを上げようと、本装置が自動的に撮影装置を開けて影像を部屋の持主の携帯電話の中に送信すると同時に鍵保護装置を開け、鍵が破壊されることを防止し、本装置にはスペア鍵孔が設置され、それに部屋の持主がスペア鍵孔を開けて盗難防止施設を閉じてドアを開けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜5をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本願発明の実施例の構成模式図
図2図2は本願発明の実施例のA―Aの構成模式図
図3図3は本願発明の実施例のB―Bの構成模式図
図4図4は本願発明の実施例のスペアシリンダー軸の構造の局部断面の正視拡大構造模式図
図5図5は本願発明の実施例の押し栓の構造の全断面の正視拡大構造模式図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願発明の実施例の知能防犯ロック安全警報装置は、外殻1を含み、前記外殻1の中には第一伝動チャンバー66と第二伝動チャンバー77と第三伝動チャンバー29とスペアチャンバー52とが設置され、前記外殻1の中にはまた移動チャンバー69と停電チャンバー61とが設置され、前記第一伝動チャンバー66の中には封鎖警報機構72と叩き防止機構63とが設置され、前記停電チャンバー61の中には停電機構62が設置され、前記スペアチャンバー52の中にはスペアの開き機構64が設置され、前記封鎖警報機構72は、左端が第一伝動チャンバー66の左端壁を貫通し且つ左右に移動できるシリンダー軸2を含み、前記シリンダー軸2の中には右方に開口した鍵孔40が設置され、前記第一伝動チャンバー66の右端壁には前記シリンダー軸2にかぶせた中空軸39が回転できるように連結され、前記シリンダー軸2と前記中空軸39の中にはいずれも幾つかの押し栓チャンバー57が設置され、前記押し栓チャンバー57の中にはチャンバーの中で上下に移動でき且つ初期位置の全部異なる押し栓59が設置され、上側の前記押し栓59の下端と下側の前記押し栓59の上端とにはいずれも阻み板74が固定的に設置され、前記阻み板74と前記押し栓チャンバー57の端壁との間にはいずれも二つの伸ばしバネ58が固定され、前記中空軸39の左端には大スプロケット34が固定され、前記第二伝動チャンバー77の左チャンバー壁には右端が前記第二伝動チャンバー77の右端壁を貫通した第一伝動軸24が回転できるように連結され、前記第一伝動軸24の左端には小スプロケット23が設置され、前記大スプロケット34と前記小スプロケット23とがチェーン22により連結され、前記第一伝動軸24の右端には第三伝動チャンバー29の中に位置した第一ベベルギア25が設置され、前記第三伝動チャンバー29の上下チャンバー壁の間には第二伝動軸27が回転できるように連結され、前記第二伝動軸27の上端には第一ラック歯車28が設置され、前記第二伝動軸27には前記第一ベベルギア25と噛み合った第二ベベルギア26が固定され、前記第二伝動軸27の下端には第一縄輪32が設置され、前記第一伝動チャンバー40の右チャンバー壁の中には阻みブロックチャンバー36が設置され、前記阻みブロックチャンバー36の中には阻みブロック38が設置され、前記阻みブロック38の上端面がロープ33により前記第一縄輪32と連結され、間違った鍵が前記鍵孔40に挿入されまた前記シリンダー軸2を叩いた時に、撮影装置30が動作し始め、それに前記阻みブロック38が下降して前記シリンダー軸2を保護する役割を果たす。
【0017】
有益的に、前記開き機構64は下端が前記阻みブロックチャンバー36の下端壁を貫通し且つ前記スペアチャンバー52の中に位置した上下に移動できる直角支持ブロック42を含み、前記阻みブロックチャンバー36の中にはまた前記直角支持ブロック42の上端面と接触した電磁石75が設置され、前記阻みブロック36の下端壁には上端の前記直角支持ブロック42と連結された連結バネ43が固定され、前記直角支持ブロック42の下端には第一ラック68が固定され、前記スペアチャンバー52の左チャンバー壁にはカム軸55が回転できるように連結され、前記カム軸55の左端には第二ラック歯車56が設置され、前記カム軸55の右端にはカム54が設置され、前記第一ラック68が前記第二ラック歯車56と噛み合うように連結され、前記スペアチャンバー52の中には前記スペアチャンバー52と前記第一伝動チャンバー66とを貫通したスリーブ50が設置され、前記スリーブ50の中には左右に移動できるスペアシリンダー軸71が設置され、前記スペアシリンダー軸71の中には右方に開口したスペア鍵孔53が設置され、前記スペアシリンダー軸71には同じく幾つの前記押し栓チャンバー57が設置され、前記押し栓チャンバー57の中には前記押し栓チャンバー57の中で上下に移動でき且つ初期位置が異なるスペア押し栓がいずれも設置され、上側の前記スペア押し栓の下端と下側の前記スペア押し栓の上端とには前記阻み板74がいずれも固定され、前記阻み板74と前記押し栓チャンバー57の端壁との間には二つの前記伸ばしバネ58がいずれも固定されている。
【0018】
有益的に、前記停電機構62は前記シリンダー軸2の左端に固定され且つ前記移動チャンバー69に位置した従動歯車5を含み、前記移動チャンバー69の左チャンバー壁には二つの弾性バネ4が固定的に連結され、前記弾性バネ4の右端が前記シリンダー軸2と接触し、前記移動チャンバー69の中の左チャンバー壁には前記シリンダー軸2の上側に位置した第三伝動軸7が回転できるように連結され、前記第三伝動軸7の右端には第二縄輪8が設置され、前記第三伝動軸7の左端には伝動歯車6が固定され、前記停電チャンバー61の中の前後チャンバー壁の間には回転軸11が回転できるように連結され、前記回転軸11には連結ロッド12が固定的に連結され、前記連結ロッド12の左端と前記第二縄輪8との間が引き縄9により連結され、前記連結ロッド12の右端と前記停電チャンバー61の下チャンバー壁とが伸縮バネ10により連結され、前記停電チャンバー61の上チャンバー壁の中には通電チャンバー18が設置され、前記通電チャンバー18の中の左側には電源15が設置され且つ右側には導電ブロック19が設置され、前記通電チャンバー18の下チャンバー壁の中には下方に開口し且つ前記停電チャンバー61と連通された押しチャンバー16が設置され、前記押しチャンバー16の中には台形ロッド17が設置され、前記台形ロッド17の下端が前記停電チャンバー61の中に位置し且つ前記台形ロッド17の下端には押し板82が固定され、前記押し板82の下端面が前記連結ロッド12と接触し、前記導電ブロック19の上端面には導線20が連結され、前記導線20の右端には前記第一伝動チャンバー29の右チャンバー壁の中に位置した前記撮影装置30が連結され、前記導電ブロック19の右側には右端が前記通電チャンバー18と前記第二伝動チャンバー77と前記第三伝動チャンバー29とを貫通し且つ前記第一ラック歯車28と噛み合
【0019】
有益的に、前記叩き防止機構63は前記移動チャンバー69の左端壁に固定されたモーター49を含み、前記モーター49の右端には右端が前記移動チャンバー69の右端壁を貫通したモーター軸48が動力が伝達できるように連結され、前記モーター軸48の右端には第三ラック歯車47が固定され、前記第一伝動チャンバー66の右端壁には固定板13が設置され、前記第一伝動チャンバー66の中には下端が前記固定板13を貫通し且つ前記第三ラック歯車47と噛み合うように連結された第三ラック46が設置され、前記第三ラック46の上端が回転歯車35と噛み合っており、前記第一伝動チャンバー66の左端壁には前記中空軸39の左側に位置した圧力誘導スイッチ60が設置されている。
【0020】
装置全体の機械動作の順序:
【0021】
1、間違った鍵が鍵孔40に挿入され時、押し栓59が中空軸39とシリンダー軸2との連結を断つことができなく、間違った鍵を回転した時、中空軸39がシリンダー軸2と伴に回転し、それにより大スプロケット34を回転連動させ、それによりチェーン22により大スプロケット34と連結された小スプロケット23を回転連動させ、それにより第一伝動軸24を回転連動させ、第一伝動軸24が回転して第一ベベルギア25を回転連動させ、それにより第一ベベルギア25と噛み合った第二ベベルギア26を回転連動させ、それにより第二伝動軸27を回転連動させ、それにより第一ラック歯車28と第一縄輪32とを回転連動させ、第一ラック歯車28が回転して第二ラック21を左方に運動連動させ、それにより導電ブロック19を左方に移動連動させて電源15と接触させ、この時撮影装置30が動作し始め、第一縄輪32が回転し、ロープ33が緩み、間違った鍵を抜いた後、阻み板38が下降して鍵孔40を阻むことにより鍵を再び挿入されることを防止し、
【0022】
2、シリンダー軸2が叩きを受けた時、シリンダー軸2が中空軸39と一緒に左方に移動し、この時圧力誘導スイッチ60が動作し、それによりモーター63を回転させ、それによりモーター軸48を回転連動させ、それにより第三ラック歯車47を回転連動させ、それにより第三ラック46を上方に運動連動させ、それにより回転歯車35を回転連動させ、最終的に、撮影装置30が動作し、ロープ33が緩むことになり、それにより阻みブロック38を下降させ、
【0023】
3、電磁石75を始動し、直角支持ブロック42が電磁石75と反発することにより下方に運動し、それにより第二ラック68を下方に運動連動させ、それにより第二ラック歯車56を回転連動させ、それによりカム軸55を回転させ、それによりカム56を回転連動させてスペア鍵孔53を露出させ、
【0024】
4、スペア鍵がスペア鍵孔から挿入された時、スペア鍵軸71がスリーブ50との連結を断ち、左方にスペア鍵軸71を押し且つ逆方向に回転した時、第三歯車44が回転歯車37と噛み合い且つ回転し始め、それにより回転歯車37を反転連動させ、それにより中空軸39を反転連動させ、それにより大スプロケット34を反転連動させ、最後に第一縄輪32を反転連動させてロープ33引き戻し、それにより阻みブロック38を引き寄せて上昇させ、阻みブロック38に鍵孔40を露出させ、スペアシリンダー軸71を押すのを止めさせ、リセットバネ51の引っ張り作用のもとでスペアシリンダー軸71が引き戻され、スペア鍵を回転させ、スペア鍵軸71がリセットを完成し、スペア鍵を抜き、電磁石75を閉じ、連結バネ43の支持力の作用のもとで、直角支持ブロック42が上方に運動し、それにより第二ラック68を上方に運動連動させ、それにより第二ラック歯車56を回転連動させ、それによりカム軸55を回転連動させ、それによりカム54を回転連動させてリセットを完成させ、
【0025】
5、正しい鍵が鍵孔40から挿入された時、シリンダー軸2が中空軸39と回転できるように連結され、シリンダー軸2を力押した時、シリンダー軸2が左方に運動し、この時従動歯車5が左方に運動して伝動歯車6と噛み合い、鍵を回転させた時、シリンダー軸2が回転し、従動歯車5を回転連動させ、それにより伝動歯車6を回転連動させ、それにより第三伝動軸7を回転連動させ、それにより巻縄輪8を回転連動させ、それにより引き縄9をきつく引かせ、連結ロッド11が反時計回りに回転し、T型押しブロック17を上方に運動連動させ、それにより導電ブロック19と電源15との連結を断ち、最後に鍵を開き、
【0026】
6、シリンダー軸2への力押しを止め、弾性バネ4の弾力の作用のもとで、シリンダー軸2が右方に運動し、正しい鍵を逆方向に回転してシリンダー軸2のリセットを完成し、伸縮バネ10の作用のもとで、連結ロッド12が回転軸11を中心に回転し、巻縄輪8が反転し、引き縄9が緩み、T型押しブロック17が下降し、リセットを完成する。
【0027】
上記の実施例は本願発明の技術発想と特徴を説明するためのものであり、その目的は本分野に詳しい技術者に本願発明の内容を理解して実施させることであり、それをもって本願発明の保護範囲を限定するものではない。本願発明の精神要旨をもって行う全ての同等変化あるいは修正は、本願発明の保護範囲に含まれる。


【要約】      (修正有)
【課題】泥棒が鍵孔から防犯ロックを上げようとするのを防止する知能防犯ロック安全警報装置を提供する。
【解決手段】知能防犯ロック安全警報装置は、外殻1を含み、前記外殻の中には第一伝動チャンバー66と第二伝動チャンバー77と第三伝動チャンバーとスペアチャンバー29とが設置され、前記外殻の中にはまた移動チャンバー69と停電チャンバー61とが設置され、前記第一伝動チャンバーの中には封鎖警報機構72と叩き防止機構63とが設置され、前記停電チャンバーの中には停電機構が設置され、前記スペアチャンバーの中にはスペアの開き機構64が設置されている。間違った鍵が鍵穴40に挿入され回転されるか、または、シリンダー軸2が叩きを受けると、撮影装置が作動し、その後、間違った鍵を抜くと阻み板38が鍵穴を塞ぐ。スペア鍵を用いて阻み板を元に戻し、正規の鍵を用いることで、知能防犯ロック安全警報装置がリセットされる。
【選択図】図1
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図2
図3
図4
図5